GM
では、先生から。
真田宗司
ほい
GM
先生は、輪荷参道へと向かう
わにさんどうってなに
稲荷だよ
真田宗司
久しぶりに山の中を進むようで少し気分がいい
三上 もも
DL達の前で……。
雨宮 レイ
GMが自問自答してる
GM
見たような気がする
白良浜 遠矢
案外ありそう>わにさんどう
GM
境内の側から向かうと、社殿などと比べると規模の小さな稲荷があり、その傍らには石灯籠。
その向こうに、赤の群れが見えてきた。
真田宗司
きょろきょろしながら天野先生の姿を探しましょう
「鳥居か…まさかこんなところにはいないと思うが」
GM
昼間でも薄暗いであろうその周囲には、人影は無かった。
真田宗司
何か感じたりもないですかね
GM
せめても、とばかりに一つ焚かれた街灯が、赤の並びを僅かに照らし、その連なる鳥居の隧道の内側が黒々と、まるで誘い込むように開いている。
感じるかといえば、むしろ何も感じないことに、先生は違和感を覚えるかもしれない
真田宗司
「それにしても、静かだな」
GM
そう、静かすぎる。
比較的人に近しい存在の鬼である真田は、こうした社、特に境内は
その祭神のいわば『結界』が敷かれているもので、勘の鋭い者であれば、人間であってもその静謐な空気を感じることができる。
そういえば、この境内にはそれが無い。
まるで、社という空間を真似ただけの箱庭であるかのように。
真田宗司
「妙だな、由緒ある神社のはずだが…」
GM
そう、これほどの歴史を讃えた社にあって、そのようなことはあるはずがない。
トモキ
神なき社か
雨宮 レイ
まあありそうなお話
あそっか模造品だからってことか
トモキ
レイさん住んじゃえば
雨宮 レイ
乗っとるか!!!!!
真田宗司
「奥に進んでみよう、社はあるのか?」
GM
鳥居をくぐって進む?
真田宗司
くぐります
GM
赤黒い隧道へと足を踏み入れる。
いくつもの鳥居は途切れることなく続く。
真田宗司
ずんずん進んでいきましょう
GM
進む。
階段を降り続ける。
降る。
降る。
真田宗司
「長いな…」
GM
先刻見た案内によれば、数十メートルも進めば、踊り場のようなつづら折れへと辿り着くはず。
トモキ
広そうだよここ! やったね
真田宗司
ドラゴンもすっぽり入れる参道
雨宮 レイ
寝返り落下防止柵つきとはいいですね
真田宗司
「…いや、いくらなんでも長すぎる」と来た道を振り返ります
GM
振り返る。
赤黒い隧道がどこまでも連なる上り階段がそこにあった。
直線に続くその果てには、消失点すら見える。
真田宗司
「普通じゃ、ないよな」
一旦足を止めましょう
鳥居の隙間から外を覗いてみます
GM
鳥居の隙間からは、黒々とした森が広がっている。
そして、足を止めた真田は、
自らに白い光が掛かっていることに気付く。
真田宗司
「光?どこから…」見上げる
GM
見上げれば、そこには鳥居の隙間から覗く、真円の月。
真田宗司
「気が付けば夜…な、わけはないな」
GM
黒い緑の枝葉の向こうに満月が見えるその光景。
それを目にした真田はSANチェック、ではなく【人間能力値】のいずれかで判定
白良浜 遠矢
17時過ぎって十数分でスポンと陽落ちるけどな
劇中の季節忘れたけど…
三上 もも
何月だっけ……。
トモキ
さすがに真上に満月はおかしい
GM
夏前だったような気がするけれど、今はもう春
白良浜 遠矢
それは確かに>真上
トモキ
そいつはド夜中だ
真田宗司
たまには【感情】
2d6 (2D6) > 8[6,2] > 8
無事失敗
雨宮 レイ
インテリジェンスじゃないから…
真田宗司
森の中でエモくなってたの
白良浜 遠矢
インテリジェンス先生じゃなくてエモーショナル先生
GM
では、真田は一瞬強烈な目眩に襲われる。
それはまるで、己がブレるような感覚。
真田宗司
「!?」
GM
己の中に、二つの記憶が混在する。
真田宗司
「なん…だ…?」
GM
一つはあの月夜、何者かを追跡していた記憶。
そしてもう一つは、己がこれまで人間の世界で教師として生活してきた記憶。
しかしそのどちらも、途中で途切れている。
森の記憶は、何者かを追い詰め強烈な閃光を見たその瞬間かrなお記憶が。
人間としての記憶は、ある程度の部分から急激に朧げに。
雨宮 レイ
お、とうとう先生にも記憶のテコ入れが
白良浜 遠矢
やったね
GM
ギッコギッコ(テコ入れ)
三上 もも
せんせぇ……。
真田宗司
「お…れ…は…何を…光が…」
何か膨らみを探すように額に手を当てて呻きます
GM
【変身】する感じ?
もとい、【変身】解除か
真田宗司
誰もいないし、しちゃおっかな
GM
では、触れる額に、求めるその感触は無い。
しかし探るその指先に応えるように、己の内から力の高まりと共に、本当の姿が現れだす。
真田宗司
では音叉を鳴らしたり服を燃やしたり響いたりすることなく【人間性】を下げます
GM
知ってる、先生は弦の鬼だもんね
真田宗司
1d6 (1D6) > 1
system
[ 真田宗司 ] 【人間性】 : 45 → 44
GM
お、コスパ良い
トモキ
さすがだ
真田宗司
鍛えてますから(シュ
GM
やっぱり燃えてるじゃないかー
真田宗司
「お…お…」
雨宮 レイ
脱いだ
GM
真の姿を現した真田の肌に、これまで以上に周囲の異様な気がまとわりつく。
真田宗司
「…静かな場所は嫌いじゃない…だが、ここは不快だ」
GM
それは、森の中のあの瞬間、閃光の中で味わったような、何かを内へと力づくで閉じ込めようとでもいうかのように、血に肉に絡みつく。
取り囲む赤黒い隧道が、膨れ上がる真田の気配を押し込めようとするように、迫る。
そんな錯覚を覚える。
真田宗司
「何が気に食わない、何がいる?」ふん、と丹田に力を籠めます
GM
丹田で練り上げられる気に、鳥居たちが軋みを上げる。
己を閉じ込め、押し込めようとするこの鳥居も、今ならば容易く砕くことができそうだ。
真田宗司
特に戦闘とかじゃなく普通に筋肉すればいいんですかね?
GM
はい、筋肉でいいです
三上 もも
>>筋肉<<
トモキ
マッソォ
真田宗司
先生インテリタイプなんだけどな
雨宮 レイ
筋肉しといてなにをおっしゃる
真田宗司
「道を開けろ」手近な鳥居をつかんで力を込める
GM
押しやられるその力に、木製の鳥居は見る間に軋み、歪んでゆく。
よく知る木以上の柔軟さを見せ、歪みゆく鳥居。
その有様は、もはやバルーンアートのチューブに似て。
しかしすぐに限界が訪れる。
更に押し込めば、鳥居は涼やかな音を立てて砕け散った。
真田宗司
「他愛もない」
GM
それは真田の手がかかる部分のみならず、周囲全体へと及び、生じた亀裂は垣間見える空と月にまで及び
薄ガラスが割れるような音を立て、真田に降り注いだ。
雨宮 レイ
先生のマッスルが世界を壊す…
白良浜 遠矢
インテリとマッスルは相反しないので……
トモキ
そうね
真田宗司
「………」破片自体はものともせずに見届けましょう
GM
割れた空間のその向こうから、都会特有の白味がかった空が覗き、
周囲からは都道を走るものと思われる車の行き交う音が聞こえてきた。
真田宗司
「やはりまがい物か…」おっとこのままだとまずいかな
GM
先刻と変わらぬ隧道の中にあって、しかし見上げればすぐ上につい今し方己が踏み入れた小さな社が、見下ろせばほんの少し進んだところにつづら折れの踊り場が見える。
一般人=アンノウンマンが見たら、マモノリアリティショックを発症する
真田宗司
一旦森の中に身を隠そう…
GM
そして、森の中へと進む真田の脳裏には、更にもう一つの記憶。
あの日、狂言町の住宅街で見た戦闘の記憶が蘇っていた。
雨宮 レイ
まずい、夜遊びがばれてしまった
白良浜 遠矢
イヤーン☆>戦闘の記憶
トモキ
バレタァ
GM
といったところで、今度は白良浜に振ろう
真田宗司
「骨の龍…」
「…狼?」バトンタッチ
白良浜 遠矢
バトンいただきます

トモキ
アニメっぽい場面転換
真田宗司
シーン切丸がサボるから…
トモキ
えっ、
何だか今いわれのないそしりを受けたような気が
真田宗司
鬼だしねしょうがないね
雨宮 レイ
鬼の気配を感じたのかもしれない
トモキ
なんだかムカッとしたが気のせいか……
それもこれもみんな鬼が悪い。




月が見ている

【動画シリーズ】

【リプレイ】

序章  第一章 第二章 企画 第三章 後夜祭

【続編】

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「BEAST BIND~魔獣の絆R.P.G.」は井上純弌・藤波智之/
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