【♪月影のワヤン】
白良浜 遠矢
えっほっほ
雨宮レイ
ほいさっさ
GM
おそろいかしら
トモキ
二回分のログが貯まっていることに気が付いてエクトプラズムを吐く我
三上 もも
おそろいです~
白良浜 遠矢
エクトプラズムゥゥゥ
押し戻そう
GM
ぽあー
真田宗司
エクト出ちゃった。。。
GM
(水木しげる的エクトプラズム
では参りましょうか
GM
前回は、プチビルド回でした
先生と三上が駅で別れ、雨宮とトモキが繁華街でカミングアウトをしていた頃、白良浜は中年刑事とお姉さんと一緒に現場へと向かっていました
白良浜 遠矢
おっ我の出番かなのそのそ


【♪Reasoning】
トモキ
ライドウ感溢れるBGM
GM
狂言町の繁華街はずれの喫茶店を出て、繁華街を横切る。
そう大きくもない通りを渡ると、打って変わって閑静な住宅街といった趣の街へと切り替わる。
八街
「あ、そうだ」
低温加熱式の電子タバコの水蒸気を吐き出しながら、中年男が後ろを歩く白良浜を振り返る。
白良浜 遠矢
あまり得意な場所ではない。静かな住宅街は、住人たちが自分を排除しようとしているような、そんな気にとらわれる。
肩身狭そうにしながらついていく途中、声をかけられて肩を跳ねさせる。
「は、はい」
白良浜 遠矢
立ち絵をオンにし忘れるの図
GM
そんな挙動不審な白良浜を暫く見やってから、何かに思い当たったのか、中年男が苦笑、だろうか。
口元を少しだけ歪めて小さく笑う。
八街
「静かな住宅街、ってさ、なんかうすら寒くてイヤだよねぇ」
果たして白良浜が抱える得体の知れぬ不安を言い当てたかのような言葉だった。
「こんな時間だもん。人もいっぱいいるはずなのにさ」
白良浜 遠矢
「うすら、寒い?」 まるで、言い当てられたかのような。わずかに表情が強張るのを、目の前の男が気づかぬはずはないだろう。
「治安がいいとか、安心できるとかじゃ、なくて?」
八街
「いやぁー」
電子タバコを指に挟んだままの手、その親指でこめかみをこりこりと掻き、
「それもどうかわからんのよなぁ」
「例えば、今ここで強盗とか、起きたりするとするじゃない?」
突然、物騒な言葉が飛び出す。
「白良浜くんがさ、刃物持った強盗に襲われて、危険だったりするわけよ」
白良浜 遠矢
「は、はい」
八街
「そんな目にあったらさ、白良浜くんならどうする?」
「この、住宅街の真ん中でさ」
前を向いたまま、猫背の背中ごしに尋ねる。
白良浜 遠矢
「逃げ……て、交番とかに、行くと、思います」 たぶん。……たぶん。それでいいはずだ。
八街
「うんうん、模範的な回答。でも交番には『現在パトロールに出かけています』の札が下がっていた、と。そしたら?」
白良浜 遠矢
「えっ?……え、っと……」 答えに窮する。
「コンビニへ駆け込んで、110番通報する、とか……」
飯島
「回りくどいんすよ。白良浜くん困ってるじゃないすか。あと、路上喫煙禁止っすから。ここ」
八街
「閑静な住宅街の真ん中に、コンビニね。……いやいや、まぁいいとしよう」
飯島のキツめの視線に中年は慌てて皮肉めいた笑みを引っ込めた。
「模範的といえば実に模範的な回答なんだけど、ちょっと意外だったな。普通、助けを求めるとかしない?叫ぶ、とかさ。住宅街の真ん中なんだぜ?」
白良浜 遠矢
「えっ、あ……、その……、考えませんでした」
八街
「いやいや、うん、まぁいいんだよ」

白良浜 遠矢
叫ぶのワンフレーズでSIRENを思い出してしまうアレ
GM
振り向く屍人にすかさずツルハシフルスイング
真田宗司
<おーい
三上 もも
そんなゲームだったんだ…


八街
「確かに、少し回りくどかったな、ごめんよ。まぁ、なんだ。俺が言いたかったのは、たぶんそんなことをしても助けに出てくるひとなんて、まぁなかなかいないんだろうな、ってこと」
白良浜 遠矢
そう、考えなかった。なぜなら、真っ先に考えたのは、刃物の恐怖でも、強盗に殺されることでもなく──
傷つけられたとき、自分が何をするかわからない、と、そのことだったのだから。
「……」
八街
「昔から、核家族化だの、無関心だの、付き合いの希薄化だの、色々言われてきたけどさ。何でか知らないけど最近は、こういう住宅街じゃ本当に外で人を見ることが少なくなったな、って思うよ」
沈黙する白良浜に気付かずか、男は語る。
白良浜 遠矢
「……、そう……、ですね」
八街
「人が住んでる建物だらけ、なのになぁ。なんかそのギャップがさ、こう……うすら寒いような感じがしてくるんだよな」
「でもま、悪いことばかりでもないか。……こうして堂々と煙草やれるし」
白良浜 遠矢
「堂々と?」 横からツッコミをもらっていたような。
飯島
「やっさん……」
飯島が凄む。
身長も高く、クールな印象の飯島が威嚇すると、それなりの迫力だ。
八街
「えぇ……これプルームテックだよ……?こんなスッカスカな代物、昔のパイポとかわんないよ」
白良浜 遠矢
プルームテックw
GM
子供のように口を尖らせる八街に、尚も説教を垂れる飯島を見ながら彼らについて行くと、やがて前方に一つのものが見えて来た。
それは、進む道を遮るように張られた黄色い帯。
表面には『立ち入り禁止』『警視庁』『KEEP OUT』の黒い字が並ぶ。

雨宮レイ
わーこれ雨宮トモキ組と鉢合わせしそう…
トモキ
コソコソ
真田宗司
いうこと聞かない生徒しかいない…
白良浜 遠矢
ば、バイトだから悪くないもん
トモキ
問題児クラスだった
雨宮レイ
えっへっへ
三上 もも
先生、ぼくがいます!(?)
真田宗司
ももちゃんだけか…でもリンゴニキいるしな…


白良浜 遠矢
二人の後ろに隠れるようにして、恐々とそれを見ている。
GM
近づいて行くと、帯の向こうで直立していた制服姿の警官がこちらを認め、敬礼。
八街
「ああ、どうも、こんちは。何度も出たり入ったりしてごめんなさいね」
GM
ゆるりと片手を上げてそれに応え、八街、飯島と続いて帯をくぐる。
潜り終わった飯島は、白良浜がくぐりやすいよう、
帯を支えてくれる。
白良浜 遠矢
「あ、ありがとうございます」
恐る恐る帯をくぐる。
八街
「いえいえー」
猫のような笑顔。
GM
帯をくぐり少し歩くと、
そこはスーパーマーケット前のコインパーキングだった。
数人の私服、制服の警官と、ドラマで見たことがあるような『鑑識』と白字の入ったベストを身に着けた警官がいた。
しかしいわゆる現場検証は済んでしまったのか、彼らは皆機材などを片付け終わり、立ち去ろうとしているかのように見える。
その中の一人、スーツ姿に白手袋の男……刑事だろうか?―――がこちらを見やると、顔をしかめ、わざとらしい舌打ちを一つ。
白良浜 遠矢
二人の後ろに隠れる。
GM
「……死霊課が。わざわざ戻って来て何の用だ?」
忌々し気に吐き捨てる。
八街
「いやぁ……。黴臭い地下室に籠ってばっかだったもんで。たまに現場に出られると、つい嬉しくなって足がついつい現場に向いちゃうんですよ。……何度も」
対して八街はへらへらと笑いながら、流す。
GM
「……現場荒らすんじゃねぇぞ」
大きな舌打ちをもう一つ鳴らし、男は部下と思しき警官と共に去っていった。
その際、飯島と八街の背後に隠れる白良浜に、訝しむ、というより睨むような視線を巡らせることを忘れずに。
白良浜 遠矢
視線を避けるように、頭を引っ込める。
飯島
「ごめんねぇ」
しばし、去る男の背に物音立てぬよう、しかし怒りの籠ったキレのある動きで中指を立てていた飯島が、詫びる。
白良浜 遠矢
「あ、いえ、いいです、大丈夫」と言いながら、隠れたまま。
GM
「まぁ、ただでさえナワバリ意識の強い警察の中で、ウチは特に警視庁の窓際族だから。鼻につくんでしょ」
「ま、これで仕事もしやすくなったし、いいでしょ」
それじゃ、始めようか、と八街が示す現場。
そこは、いささか異様な有様だった。
【♪Omen】
GM
歪んだ看板、砕かれたアスファルト。
何か重たいものに激しくつぶされたようにひしゃげた、駐車場に止められていたと思しき乗用車のボンネットには、大穴が開いていた。
その自動車の前には、黒く塗れた地面。
その地面をよく見れば、砕かれた石の白の中に垣間見える色から、その液体が何か赤い色を持ったものと知れる。
白良浜 遠矢
ごくり、と息を呑む。
GM
その周囲には、白いチョークの線。
歪んだ線は、どこか人の形めいていたが、それにしては面積が小さい……というより、下半身がまるごと欠けているような。
八街
「オロクさんはもう運ばれてっちゃってるけど、レンちゃん、いけるかな?」
飯島
「そっすねー。まぁ、あちこち痕跡は残っているし、まぁいけるっしょ」
GM
そんな惨状を前に、二人は淡々としたものだ。
八街
「それじゃ、白良浜くん」
白良浜 遠矢
「は、はい」
八街
「僕たちの仕事は、レンちゃんが仕事しやすいように、手助けすることだ」
バッグから、画材と思しきものを取り出し始める飯島を示し、八街が言う。
「彼女には、ちょっとした特技があってね」
GM
瞬く間にスケッチの準備を終えた飯島は、早くも紙面に鉛筆を走らせ始める。
彼女が向かっているのは、ひしゃげた看板。
連続するさらさらという音の中で、見る間に無残な看板が描き出されてゆき、しかし今目の前には何もないはずのそこに、何かが衝突して看板を破壊してゆく様が現れ始めた。
八街
「状況をスケッチすることで、そこで何があったのか、をスケッチとして描き出すことができるんだ」
ズバ抜けた観察力&想像力、ってところかね、と八街。
「彼女が描き出しやすいように、何かヒントになるものを、現場から探す。それが僕たちの仕事だ」
白良浜 遠矢
アシスタント的なことをやるのかと思ったら、少し意外な仕事だった。
「ヒントになるもの……」
八街
「何でもいいよ。気になるもの、変わったもの、
あまり肩に力入れずにさ、リラックスして当たってみてよ」
GM
ここに来て、ようやく明かされた、仕事の内容。
それは、なんとも奇妙なものだった。
というわけで、白良浜は技や能力値などを使用してヒント探しをすることができます。
白良浜 遠矢
一般市民にとっては、ある意味変わったものだらけだ。
《発見》Lv2で何かないか探してみよう。
・こっそり《魔物知識:人狼》Lv1で魔物の仕業っぽいものがないか探してみます。
GM
OK
まずどちらから行きますか
白良浜 遠矢
ではまず発見から。
GM
どうぞ
使用するのは人間能力値です
白良浜 遠矢
4d6 【感情】6・《発見》Lv2
DiceBot : (4D6) → 15[3,4,5,3] → 15
3と3を選択して6。
GM
OK
駐車場のそこここに残る、破壊の痕跡を探る。
どれも、人間が手にした道具、例えばバットや工具であるとか、そうしたものを使用したレベルの破壊とは思えない。
これほどの規模の破壊を行おうと思ったなら、重機の力でも借りないことには、到底不可能であると思える。
しかし、重機が備えているキャタピラなどといった、そうした痕跡は見られなかった。
不意に現れた、唐突な破壊の痕跡。
人間の技の範疇である、発見という能力からは、とにかくその破壊の痕跡が通常の環境下で起こりえないミステリーめいた現象であることがわかった。
といったところ。
お次は、魔物知識でしたな?
白良浜 遠矢
yes。
GM
では、どうぞ
白良浜 遠矢
3d6 【知性】5
DiceBot : (3D6) → 11[5,1,5] → 11
うーん、こっちはギリギリダメだ!
GM
【罪】、がもしあれば、一時的に能力値を上昇させる、スキルを上昇させることができるぞ
白良浜 遠矢
振った後にも使えるんでしたっけ?>【罪】
GM
できます
能力値を上げるなら、1につき1
スキルを上昇させる場合も、1につき1、つまり追加でダイス振れます
その代わり【人間性】が1につき1下がります
白良浜 遠矢
では、【罪】を1使って【知性】5 → 6に上げ、1と5で6で成功にします。
【人間性】48 → 47。
あ、ちゃうわ、49 → 48だ
GM
OK,こっちで調整します
白良浜_の【人間性】を-1して(【人間性】:49->48)
白良浜_の【罪】を-1して(【罪】:3->2)
己の中の、秘めた知識、或いは感覚を以て
あっ

GM
ごめん、ちょっとGM離席!
白良浜 遠矢
あっ?
白良浜 遠矢
いってらっしゃいませ!
判定直後に「あっ」だったので何かしくじったのかと思った


GM
秘めた知識、或いは感覚を以て、探る。
人間、或いは人間に化けた己が頼りがちな視覚ではなく、決して直接的なものではない肌の触覚、或いは嗅覚。
そうした感覚が、この狭い駐車場の中へと蜘蛛が巣を広げるように、張り巡らされて行く。
白良浜 遠矢
「……」
GM
飯島が紙面に鉛筆を走らせる音は、まるで轟音であるかのように聞こえ、彼女や八街が身じろぎする際の衣擦れの音までが、感じ取れる。
その感覚の糸に、ふと、何かが降れた。
そちらには、件のひしゃげた自動車。
白良浜 遠矢
俯くように、視線を下に落とす。そして、視覚以外の感覚を開く。
眼に映っているのは地面ばかり。だが、感覚は全方位を辿る。
GM
ボンネットに無残に開いた穴は、シャーシにまで突き抜け、更にその下のアスファルトまで穿つ。
その穴の中。
何か、ひどく小さなものではあるが、確かにそこに何かがあるのを感じた。
それは、白い、石の欠片めいたもの。
一見、砕かれたアスファルトの一部とも見えるそれは、しかし何か異様な気めいたものを放っているように感じられた。
白良浜 遠矢
うつむいたままそちらへ向かう。微かに恐れを感じながら、それを拾い上げてみる。
GM
それは、その見た目から想像するよりもずしりと重い。
骨―――だろうか・
或いは、化石か。
そんな白い欠片が、白良浜の手の中に転がった。
といったところで、本日は〆させていただきましょうか

雨宮レイ
すすっ
白良浜 遠矢
ススッス
トモキ
スシ
真田宗司
テンプラ
雨宮レイ
スキヤキ
三上 もも
キツネウドン
GM
お待たせをいたしました
【♪月の光】


GM
前回のビースト
八街に連れられ訪れた壮絶な事件現場で、白良浜は得体の知れぬ気配をまとった、骨の欠片を見つけた。
【♪Omen】
GM
その石灰質にも見えるその白い塊は、白良浜の手の中でころりと転がる。
それ自体は、まったくただの白い石ころにしか見えない。
だがそれから漂って来る気配は、明らかに異質で、しかしどこか荘厳さすら感じさせる奇妙な気配を纏っていた。
白良浜 遠矢
それが何か、を魔物知識で調べることはできますか?
GM
ふむ
OKでございます
白良浜 遠矢
では《魔物知識:人狼》で。
3d6:【知性】5
GM
どうぞ!
白良浜 遠矢
3d6
DiceBot : (3D6) → 17[6,6,5] → 17
GM
高い
もう少しでオーメンだった
三上 もも
オーメン(初見)
白良浜 遠矢
何かする余地のないどうしようもなさ
GM
罪を2使って、ダイス二個追加すればあるいは……!
白良浜 遠矢
そこまではしません
GM
OK
では、異様な気配がするその石ころを、白良浜は不思議そうに見つめた。
八街
「白良浜くん、何か見つけたかい?」
白良浜 遠矢
「あ……、あの、」 異様な気配がするそれを、アシスタントの本来の仕事として、彼に差し出そう。
やっさんかっこいいな!
八街
「ん……」
八街はそれを受け取り、暫く手の中で転がしてみる。
「これは……石、かな」
「いや、それにしては軽い、か」
白良浜 遠矢
「骨……、かも、しれません」あった場所についても説明する。
八街
白良浜に示された乗用車の下に開いたアスファルトの穴の中を、覗き込む。
「ふーむ」
「それで」
立ち上がり、白い石を適当に弄びながら、八街は視線は放り上げ、落ちてくる石へ向けたまま、白良浜へと問う。
「どんな感じかな?この現場は」
「キミは、どう思う?」
白良浜 遠矢
「へっ?」
思ってもみなかったことを聞かれて驚く。
「ど、んな感じって……」
八街
「ああ、いやまぁ」
「そう深く考えずに。ちょっと肩の力を抜くためにもさ、クイズだよ」
「この現場を見て、キミはここでどんなことがあった、と想像する?」
クイズというより、推理ゲームか、と頭を掻く
白良浜 遠矢
「どんな……、」 周囲を見回す。
真っ先に想像したのは──、 獣だ。巨大な獣が、恐るべき膂力を振るい、道路や車を紙きれのごとく破壊して回る姿を、自分は、想像した。
だが、その想像を口にしてはならない、とも思った。
「その……、隕石でも落ちたのかと、思いました」
ならない、と思うのもまた、己にやましい所があるからなのだ。そんな想像を特撮にかぶれた高校生が口にすることなど、誰も咎めまいに。
八街
こつん
白い石が、取り損ねた八街の受け手をすり抜けて、地面に落ちた音。
彼は、ぽかんとした表情で白良浜のことを見やり―――
GM
【♪Signs Of Love】
八街
「あっはっはっは」
不意に、笑った。
白良浜 遠矢
「えっ?……え?」 何か変なことでも言ったのかと目を白黒させる。変なことは、たぶん、言わなかったはずだが。
雨宮レイ
今日も翻弄される白良浜くん…
真田宗司
そういう星の下に…
八街
ひとしきり笑ったあとで
「いや、いやいやいや、失敬」
「なるほどねぇ、隕石……なるほど、なるほど」
なおもくっくっ、と笑いを堪えながら、彼は笑ったことを詫びた。
「いやはや、最近の若い子の想像力もなかなか突拍子が無くて、面白いね」
白良浜 遠矢
「す、すみません……?」
八街
シークレットダイス
「いやいや、いいんだよ。そういうちょっと違った視点を持つというのも、捜査には重要なことだからね」
「そして、その答えを口にできるかどうか、についてよく考えること、言い出せる思い切りや勇気というものは、人生において何よりも重要だ」
八街は白良浜に白い石を放った。
白良浜 遠矢
「わっ」慌ててキャッチ。
八街
「それは、キミが持っていていいよ」
白良浜 遠矢
「えっ?……でも、これ、証拠品じゃ」
八街
「隕石の記念にね」
「大丈夫、大丈夫。おじさんがうまく誤魔化しとくから」
そして中年のウィンク
白良浜 遠矢
「あの、飯島さんに、見せなくても?」
八街
「うーん。まぁ、大丈夫なんじゃない?」
小さく肩を竦める。
飯島
「もしもしー?自分ひとりに仕事さして、二人で何こそこそやってるんすかー?」
白良浜 遠矢
「うわっ」びっくり。
飯島
気付けば、白良浜の背後に飯島が不満気な顔で立っていた。
八街
「あー、レンちゃん。ちょうどいいところに。……終わった?」
飯島
「終わりましたよー。とりあえず、標識のとこの一枚だけすけどね」

雨宮レイ
飯島さんもいる
真田宗司
サブカル感
三上 もも
すみません、ちょっとだけ体調がしんどいので0時に終わっていただけると幸い(ぺちょ)
白良浜 遠矢
あらら、お大事に
また急にズガーーーンと冷えましたからねぇ
最近寒くてならんよ
三上 もも
この寒さはいけない
雨宮レイ
おおう、おだいじにして…
真田宗司
おだいじにぬくもって…
トモキ
クナイプのバスソルト・リンデンバウムがマジお勧め
雨宮レイ
聞くだけで気持ちよさそう…
白良浜 遠矢
あのデカい容器のやつですな 使ったことないけどいいのかあ
トモキ
あれは「あったか」のバフがつくのだ
いやいやマジで。
白良浜 遠矢
ほほう
手元の激安入浴剤がなくなったら検討しようかしら
真田宗司
冬の入浴剤はよき
トモキ
風呂入ってるときは特に何も感じないが、あがって体拭いて服着た途端、「あれ、あったかい……!?」となる。
リアル世界であんなあからさまなバフを感じることはそうないからびっくりしたぞ。
三上 もも
いいなぁ…
クナイプのハンドクリームもよきもののイメージが
雨宮レイ
ほほう…試してみようかな


白良浜 遠矢
手の中には白い石があるままだ。驚いてそのまま振り返るので、手の中にある石の存在も飯島にわかるだろう。
飯島
「あれ?白良浜くん、それ何?」
白良浜 遠矢
「あの、それが……」どこにあったかについて話す。
飯島
「ほう!?」
「どれどれ、お姉さんに見してみ?」
白良浜の手から白い石をふんだくる。
白良浜 遠矢
「うわっ」ふんだくられる。
飯島
そのまま彼女は、それを ほほう、だの、ふむ、だの、なるほど、だのと唸りながら眺めてから、白良浜に示された乗用車の場所へと行き、しゃがみこんで同じようにしばし唸る。
八街
「あらら。残念だったねぇ。記念の隕石」
白良浜 遠矢
「あ、いえ、元々そのために探したものですし……」
八街
「マジメだなー、キミは」
のんびりとそう呟いてから
「それで、どう、レンちゃん。どんな感じ?」
飯島へと声を掛ける。
飯島
「うーん」
問われた飯島は立ち上がり、二人のそばへ。
「ちっと修正が必要すかね」
言い、二人の前でスケッチブックを広げてみせた。
白良浜 遠矢
「?」 スケッチブックを見る。
飯島
白というよりはクリーム色の紙面には、鉛筆が走ったいくつもの線。
そこには、彼らのすぐそばにあるひしゃげた標識が描かれていた。
しかし、それだけではなく。
ひしゃげた標識の、まさにそのひしゃげた箇所に、『異物』の姿が描かれていた。
例えるならば、鱗の生えた鞭。
三角形の鱗が整然と並んだその鞭の姿は、まるで蛇のよう。
いや、描かれた標識の大きさや、ひしゃげた箇所の大きさから考えると、それはむしろ大蛇。
いや、それに収まる大きさだろうか。
鱗の生えた丸太がしなり、標識をひしゃげさせている、その瞬間が描き出されたいた。
白良浜 遠矢
「―――っ、」 息を呑む。想像した『獣』でこそなかったが、それは巨大な獣に相違ない。
飯島
そして、彼女は取り出した消しゴムで以て、ざざぁ、とその『丸太』の部分を消して行く。
ある程度白さを取り戻したところで、今度は鉛筆に持ち替え、再びその紙面に走らせてゆく。
時折、確かめ比較するように標識の方へと目をやり、そして時折手の中の白い石を見やりながら、黒い線を重ねてゆく。
八街
「面白いでしょ?彼女」
紙面を見つめる白良浜の肩を、ぽんと叩きつつ八街。
白良浜 遠矢
「へっ? ええと、あの」コメントに困っている。
八街
「現状とさ、遺留品を改めるだけで、『そこで何があったのか』を想像して描き出すことができるんだ」
「所詮は想像」
「でも、僕は少なくともこれまで彼女の『想像』が外れたところを見たことは無いね」
「ただの観察力、ってレベルじゃぁない。第六感……超能力、っていうのかねぇ。こういうのも」
白良浜 遠矢
「超能力……」
八街
「今度、キミも描いてもらうかい?似顔絵」
白良浜ににやりと笑う。
白良浜 遠矢
「い、いえ。遠慮しときます。その…………幽霊とかいたらこわいから……」
八街
「ふふふ、やっぱり面白いな、キミは」
などとやっていると、不意に鉛筆が紙面を走る音が止まった。
飯島
「ふーむ。こんな感じすかねぇ」
改めて、飯島がスケッチブックを二人の方へと向ける。
そこに描き出されていたのは、先ほどと変わらぬひしゃげた標識と―――
そこに食い込む、骨、だった。
白良浜 遠矢
「修正されてる……」 蛇が。
飯島
先ほどの『丸太』が大蛇であるとするならば、まるでその鱗、皮、肉を全て取り去ってしまった―――蛇骨、とでもいうのだろうか。
しなり形を反らせた背骨と、そこから無数に生えた肋を備えた骨の巨大な鞭が、標識をひしゃげさせていた。
「どうも、標識のあちこちが鋭くデコボコしてたのが気になってたんすよねぇ。でも、やらかしたのが骨、ってんならこんな感じかと」
八街
八街は、それを覗き込み、ほう、ふむふむと顎を撫でてから、白良浜を三度ちらりと見やった。
「白良浜君は、どう思う?これ」
白良浜 遠矢
「えっ? その、どう思うって……」
八街
「そのまんまの意味だよ。この現場で起きたこととして、彼女はコレを描いた。……それをどう思うか、ってこと」
白良浜 遠矢
「こんなの……、どこから出てきたんでしょうか」
八街
「ふむ」
「キミは、どこから出て来たと思う?」
白良浜 遠矢
「……」 わからない、とただ首を振る。
八街
八街は、もうひとつふむ、と鼻を鳴らした。
「……やはり、面白いなキミは」
「実に面白い」
白良浜 遠矢
「……?」
八街
「……普通、我々のようないい年をした大人―――しかも一人は現職の警察官だ―――それがこんなことを言い出し始めたら、まず出てくるのは『何を言ってるんだ』『頭がおかしいのか』だと思うんだけどね」
「まるで、そういったことが存在することが当たり前であるかのように、全て受け入れてしまっているように見えるよ」
白良浜 遠矢
「―――っ」 息を呑む。そうだ。そのはずだった。さっきまでは、そうしていたのに。
八街
気が付くと、八街は正面から白良浜の顔を見つめていた。
白良浜 遠矢
彼女の「能力」の存在を、受け入れたがために、その後に描かれたものまで、否定するのを忘れていた。
八街
これまではまるで興味がさして無いかのように、視線を合わせることもなく、ふらふらとしていた雰囲気のその目が、白良浜の目を射抜いていた。
白良浜 遠矢
「……っ、その、……真面目に言うから、そういうこともあるのかなって、」 必死で目線を下に落とし、俯く。いつもそうしていたように。
八街
焦り、加熱する白良浜の脳髄を凍てつかせるような八街の視線を、白良浜は反らした視界の外に感じていた。
といったところで、ちょと24時過ぎちゃったけど今日はこれまで!

真田宗司
ライフのPB茶碗蒸しは具が大きくてオススメ
トモキ
先生の人間性が0だ
真田宗司
!?
ほんとだ、野獣先生
白良浜 遠矢
フルーツ葛バーがうまいっ こんばんは!
雨宮レイ
先生とうとう人間をやめておしまいに
白良浜 遠矢
血と肉もマイナスになってる ゾンビだ
真田宗司
かゆい…うま…
トモキ
斬っても問題ないな
それ言うなら雨宮もゾンビ化……
雨宮レイ
アッほんとだ 生きてないわ
トモキ
雨宮、お前だったのか。教室で見たあの骨龍は……
雨宮レイ
ダブル雨宮システム…
真田宗司
雨宮、お前もABを冠するんだ
三上 もも
AB宮さん
雨宮レイ
A宮と
B宮…
真田宗司
あみや…びーみや…

八街
お待たせしました
GM
失礼
真田宗司
唐突に始まるおっさんの司会
【♪月の光】
白良浜 遠矢
おっ始まるぞ
本日も高知名物カツオチーズ(まとめ買いした)をキメて準備万端
雨宮レイ
今日も白良浜くんがいじめられちゃうんですか?
トモキ
あらおいしそう
雨宮レイ
私のおやつはベビースター
白良浜 遠矢
むっちゃおいしいです
トモキ
おっさんたちにウリウリされる
三上 もも
いいな
白良浜 遠矢
うりうりされちゃう
雨宮レイ
うりうり
真田宗司
瓜瓜
三上 もも
おやつ用の空気おいしいな~~~!!!(負け惜しみ)
白良浜 遠矢
カツオチーズな~~んで全国販売してないんだろうもぐもぐ
【♪Omen】
真田宗司
空気(0カロリー)
白良浜 遠矢
水と並んでローカロリーなおやつだ
トモキ
二重に流れちゃってるな。出直すー
白良浜 遠矢
あらら
雨宮レイ
おやつ用の空気…
GM
すみません、アル中で指が震えて二重に再生してしまいました
雨宮レイ
理由ゥ~~~
真田宗司
おーめぇーん…
三上 もも
あらら…
GM
たぶん、今後新しい曲流しても、ずっとOmenがバックに流れ続けてしまうと思いますので、リログしていただけると幸い
白良浜 遠矢
こちらも入りなおします
真田宗司
了解です
雨宮レイ
じゃリログしてきまーす
GM
このどどんとふ独特の仕様とも、もう間もなくでおさらばです
三上 もも
さみしい
白良浜 遠矢
ずっと背景にオーメン ホラーでは?(ただいま)
真田宗司
ただおか
雨宮レイ
ただおか!
GM
皆さま大変失礼いたしました
トモキ
誰だ忠岡
三上 もも
忠岡忠吉さん(適当)
真田宗司
出席をとるぞー、A宮、B宮、東、苧環、白良浜、忠岡、三上
白良浜 遠矢
違和感が消滅した
トモキ
クラスメイトだったのかーなーんだ
三上 もも
いろいろPC増えてるなぁ…。
雨宮レイ
知らないうちにPCが増える卓


【♪Omen】
八街
白良浜の正面には、八街。
これまでのいかにも昼行燈然とした中年の、脱力したような体はそのままに、しかしその眠そうな視線は白良浜の目を射抜いていた。
その身をすくませる視線は、ついぞ忘れていた、この男が刑事であるという事実を思い出させるには充分な迫力を秘めていた。
白良浜 遠矢
俯く。視線を逸らす。必死で目線を下に落として、地面を見て、いつもそうしてきたように。
それなのに、視線が離れない。力すら感じる視線が、離れてくれない。
「……その……、真面目に言うから、引き込まれてしまって、あの、どうして、そんな怖い顔、するんですか……?」
八街
「それは、なんとなく判っているんじゃぁないのかい?」
白良浜 遠矢
「なにが、ですか……?」
八街
※すみません、ちょっとお待ちを
白良浜 遠矢
はーい
真田宗司
きっと警察署長から電話
八街
「僕が、キミがどういう存在かを知っているから、ということにだよ」
白良浜 遠矢
「!」 はっきりと顔が強張る。知っている? 知っている、だって?
『そういうもの』 の存在を知っている、それだけではなく?

── 知られている?
八街
八街はコートの内側をまさぐると、くしゃくしゃになった煙草のソフトケースを取り出し、そこからはみ出している吸い口を一つくわえて引き抜く。
トモキ
我らのような尻尾隠す気がない組ならともかく、白良浜くん知られてるの怖いねぇ
カマかけてるだけかもしんないけどさ
雨宮レイ
我々も知られてそうだなあ
トモキ
まあ知られてるんだろうね
やっべえお仕置き部隊に狩られちゃう
八街
更に取り出したいかにも安そうな100円ライターで以てそれに火をつけ、一口、含んだ紫煙を肺に落とし込むと
「白良浜、遠矢くん」
煙と共に、改めるように名を呼んだ。
白良浜 遠矢
「……はい」 諦めて、顔を上げる。僅かに俯く癖はそのままで。 どこまで、何を、知られている?
どうして。いつ。何を見られた。どうすればいい。
八街
「成陵学園、高等部。2年B組。出席番号は23番。親元を離れて一人暮らし」
白良浜 遠矢
頭の中は混乱と焦燥で一杯だ。混乱と、焦燥と、―――絶望。
八街
「成績は良くもなく、悪くもなく。クラスでもあまり目立つことは無く、どちらかというと大人しい性格……というより、影が薄い」
咥え煙草にかすかにくぐもった声で、何を見るでもなくつらつらと白良浜の個人情報を読み上げる。
真田宗司
さんざんな言われようAgain
雨宮レイ
容赦ない評価
白良浜 遠矢
「……はい。前に出るの……、苦手で」
八街
「ああ、うん。わかるよ。キミくらいの年頃は、社会との距離感ってやつを測り見に付ける、微妙な時期だ」
そういうこともあるさ、と細く煙を吐く。
「だが、キミの場合は、むしろなんというか……自分を表に出すのが人一倍怖い、とでもいうのか」
白良浜 遠矢
「何が……、言いたいんですか」
飯島
飯島は、妙な雰囲気の二人を訝し気な表情で伺っている。
だが、己の上司が醸し出す妙に迫力のある言葉に、口を挟んでくる様子はない。
八街
「先月」
「キミ、バイトをクビになっているよね?」
白良浜 遠矢
「……はい」
八街
「何があったのか、聞かせてもらえるかな?」
あー、いや
やめよう、もっとザクザクいこう
白良浜 遠矢
ZAGZAG
三上 もも
ちょっと気になるやつだ(ドローカル)
八街
「何でも」
一度、大きく吸い込み、これまでのものより濃い紫煙を吐き出す。
「同僚のバイトの女子に、襲い掛かった、とか」
※GMが捏造しました。
 狂言町に来る電車の中で、飯島にそうしそうになったように、女の血にかられてこう……
白良浜 遠矢
※ナイス捏造

トモキ
3o7q@
三上 もも
あらやだ
トモキ
アラヤダ 動揺のあまり方言が
真田宗司
方言とは
トモキ
ソラリラス とか ミカカ 的な
白良浜 遠矢
カナ刻印のないキーボードに変えてしまってもはや読めない
真田宗司
てっきり刀語かとおもったZE
三上 もも
解読班ーーー!!!


八街
たまたまバックヤードで二人きりになった女子のうなじに釣られて、肩をガシー!
ちょっと勢い余って制服もちょっとだけ破けちゃったりしてる相手を壁に押し付けながら~みたいな?
そんな感じでいいかしら?
白良浜 遠矢
めっちゃOKです
八街
ありがとうw
では、そんな感じの忌まわしい記憶が、白良浜の脳裏にフラッシュバックした、と。
もちろん、吾に返って本当の意味での大ごとにはなりませんでした=、と

雨宮レイ
意外と肉食系な白良浜くん
血食系?
真田宗司
肉食(食的な意味で)
雨宮レイ
わーい なかまだー
白良浜 遠矢
肉食(物理)
白良浜 遠矢
ハイブリッドだから血も肉もどっちもオーケイなかんじ >肉食系?
雨宮レイ
余さず食べるのはえらいですね
トモキ
理解できないものを押さえつけておくなんてどだい無理な話さ……さあ受け入れるんだ……


白良浜 遠矢
「……っ、……違うんです。いえ、違わないけど、……女の子と二人になるのって、慣れてなくて、それだけで、」
八街
「うぇぇ?」
眉を顰めた飯島が思わず声を漏らすのが聞こえた。
「対象の少女は、ほんの少しの擦過傷と、軽度の打撲……」
「女の子と二人になるのに慣れていないと、襲っちゃうのかい?」
白良浜 遠矢
ぐっと目をつむり、記憶を意識から逸らす。そう、──今日も。
八街
「証言によれば、かなり突然のことであったみたいだけど、まぁこれは『表向きの』証言としておいておいて―――」
白良浜 遠矢
「……その、つい、ドキドキしちゃって、……彼女とか、いたことないし……、もちろん、悪いことしたって、分かってるんですよ、刑事さん、」
真田宗司
やだこのクラス血なまぐさい
雨宮レイ
ドキドキ(おいしそうで)
八街
しどろもどろの白良浜の言葉を、煙をくゆらせながら、目を閉じて聞いていた八街は、
不意に開いた目で以て、三度白良浜を射抜き
「―――キミ、牙、生えているんだって?」
言い放った。
白良浜 遠矢
「──っ、」 
凍った。
言おうとしていた言葉が、詰まる。
何も言えない。言葉が出ない。はくはくと口を閉じたり開いたりするだけで、思考が空回りする。
八街
「こっちは『裏向きの』少女の証言。彼女に迫り、熱病に浮かされたようなキミの開いた口の中には、牙、が生えていたと」
白良浜 遠矢
無意識に、手が口元を隠す。
見られた。
見られて、いた。
見られて、いた―――!
八街
「加えて、彼女の肩の擦過傷。まぁ、それこそ表向きにはできないからそう書面には記載されているけどね。どちらかというと、それは裂傷に近いものだった、って話だ」
「人の爪じゃぁ、なかなかそういう傷はつくモンじゃぁない」
白良浜 遠矢
「あ……、あ、」 無意識に、一歩後ろに下がる。
八街
短くなった煙草を小さく弾いてアスファルトへと落とし、踏み消す。
じゃり、という音が響いた。
「もう、わかるだろう?」
白良浜 遠矢
見られていた。知られてしまった。どうする。──どうする。
いっそ、──いっそ、今ここで牙を剥いて、この男の口を封じて。いや、だめだ。それはだめだ。
八街
「僕たちは、警察官だ。市民と社会を守るための組織の者だ」
「その活動の中には、キミのようなモノによる脅威に抗するものも含まれる」
白良浜 遠矢
「知って……、いたん、ですね。最初から」
肩を落とす。初めて、俯くのを完全にやめ、きちんと顔を上げた。
八街
白良浜の脳裏に、あの地下の黴臭いオフィスで飯島が起こしていたスケッチが思い出されるかもしれない。
その中には、無残に食い荒らされたような死体もあった。
そして、そのすぐ近くには、それを創り出したと思しき獰猛な牙のスケッチ。
自分のそれと同じような―――
八街は、ほんの小さくだが、首肯した。
「事件の発生を未然に防ぐのも、僕たちの職務だからね」
白良浜 遠矢
「問答無用で捕まえたりしなかったのは、様子見のつもりですか?」
八街
「いきなり逮捕だなんて、そんなドラマみたいなこと、本物の警察はできないんだよ」

三上 もも
な、なんだtt>表
雨宮レイ
現行犯のときしか即逮捕はできなかったはず?
なんか令状とかなんとかそういうのが要るらしい…?
真田宗司
逆スリのテクニックで「あっ!ポケットに白い粉が!」
八街
言い訳のできない現行犯なら、逮捕が可能。
そうでないなら、被害届などの届けを元に捜査を進めて、嫌疑が固まった段階で検察に報告して逮捕状を請求、晴れて認められて発行されたらようやく着手。
白良浜 遠矢
あかんやつじゃないスか>証拠捏造
八街
「えーと、あの、アレ、なんだっけ?男と男が一人同志でケンカする……」
「タイマンですか?」
「大麻ァ!?23時41分、緊急逮捕!」
真田宗司
自供じゃあしかたないねぇ


八街
場の雰囲気からすれば、いささか的外れなような台詞を、しかし八街は真面目な顔で吐いた。
「キミにかかる嫌疑があるとすれば、それはせいぜい―――いや、せいぜいというのは語弊があるかな。まぁとにかく、暴行未遂、障害、くらいなもんだ」
白良浜 遠矢
「普通の人が知らないようなモノを、対象にしているのに?」
八街
「それも現行犯ではないし、当の被害者から被害届も出されていないしね」
白良浜 遠矢
「……僕を、どうするつもりですか」
八街
白良浜の言葉に、うーん、と困ったように頭を掻く。
「僕の今の物言いから、なんとなく想像はつくと思うんだけど」
「この日本―――まぁ話に聞いたところでは世界中でそうらしいんだけどね、実は、キミみたいな存在は割とそこら中にいるんだよ」
白良浜 遠矢
「──え?」 
ぽかん。
思わず、相対している男のことも忘れて周囲を見回す。
雨宮レイ
そこら中=教室の中とか
白良浜 遠矢
いるねぇ
真田宗司
最低4人はいるねえ…
八街
「昔からね。―――昔話とかさ、怪談とか。ああいうのも当時の人がそういうものに出くわした記録なんかが残ったものなんだろうね」
「もちろん僕たちみたいな普通の人間に比べたら数はよほど少ないみたいだけど」
「でも、だからかな?その大半は実はあまり目立たないように社会に溶け込んで生活しているもんなんだ」
「某宗教の親玉とかも、実はそうらしいよ。政治的な部分もあるから、あまり詳しくは話せないけどね」
「で、だ」
トモキ
メガテンかな?? 
白良浜 遠矢
「……知りませんでした。こんなものが、他にもいるなんて」
「はい」
八街
「そういうワケでね。本当におとなしく『人として』生活してる彼らについてはさ、便宜上『一般市民』と変わらないワケなのさ」
白良浜 遠矢
「人として……」
八街
「まぁ、その気になったら人間なんかよりよほど強い力を出せるのが多いから、まぁ、僕たち警察としては、一応監視だけに留めている、てのが実情だ」
「ま、ヤクザ屋さんみたいなものかな?」
ちょっと言葉おかしいな。まぁいいや

トモキ
我々はヤクザだったのか
雨宮レイ
ヤクザ…(ももちゃんを見る)
三上 もも
パラリラパラリラ
おうおうねえちゃんまぶいやんけ。ちょっと俺とどこか行かない?
こうなればいいんですね。
真田宗司
それ別集団や…
三上 もも
アッハイ
トモキ
シタッパーズだ


八街
「それが、ひとまず『キミをいきなり取り押さえなかった理由』ってヤツさ」
白良浜 遠矢
「……今回声をかけてくださったのも、監視の一環ですか?」
八街
「まぁ、それもあるけれど」
「ひとまず監視、というか監察の結果、キミが少なくともメンタルは普通の高校生だ、ってことがなんとなく判ったんでね、一応社会の仕組みというやつを教えておきたかった、ってところかな」
「キミのような存在は、人に比べて情緒が不安定なところがよく見られる」
「そもそも人ではない存在を、無理やり人の社会に押し込めて暮らそう、ってんだから、そりゃぁ無理もないさ」
「それがまかり間違って暴走した日にゃぁ、周囲の人たちも被害に会う危険があるし、何よりキミのためにならない」
白良浜 遠矢
「人では、ない……」 そう言われると、奇妙な感じがする。少なくとも自分は人間で、……人間だったはずだ。
八街
「覚えておくんだ。僕たちのような組織は、キミが今知った『本当の社会』の中では、極めておとなしい方なんだ、ってことをね」
「僕たちは、人や、人であろうとする者たちの生活と社会を守ることが職務だ。だが、中にはキミたちのような存在を私利私欲のためやビジネスに利用しよう、って輩もいる。だが、それはまだマシな方で―――」
「人だけ、の社会を守ることが職務だったり、使命だったりする連中もいる。そいつらに知られたなら、キミは間違いなくこれまでの日常を捨てることになる。−−−いきなり住んでいるところごと更地にされたりしなければね」
「僕ぁ、そのテの過激な連中とはお友達になりたくはないけれどね。例え同じ公務員であったとしても」
白良浜 遠矢
「……」
八街
八街はもう一つ頭を掻いた。
「ちょっと脅かしすぎたかな?」
白良浜 遠矢
「……いえ。ありがとうございます」 爪先を揃えて、頭を下げる。
知らなかったことを、教えてもらうことができた。漫然と怖れていたことが、少しなりとも具体的になった。なにより──
── なにより、自分のほかにこういうものがいて、うまくやっているのなら。
自分もうまくやれるかもしれないと、初めてそう思えた。
八街
【♪A Corner of Memory】
八街
「まぁ、うん」
白良浜の素直な態度と礼に、少し照れたように誤魔化す。
三上 もも
この曲はエモい気分になりますね…
雨宮レイ
なんだかいい話になった
真田宗司
いいおっさんだった…
八街
「とにかく忘れないでくれ。少なくとも僕たちは、人であろうとする者の味方だ。年頃なりのものも含めて、色々悩みもあるだろうけれど、何かあれば気軽に相談してくれていい。……せっかくの縁だからね」
白良浜 遠矢
「はい。……改めて、よろしくお願いします」どうしたものか一瞬迷って、手を差し出した。
利き手だ。人に向かって差し出すのは、まだ少し怖い。
三上 もも
うん…
やっさん…
八街
控えめに差し出されたその手を、八街は小さく漏らした笑いと共に勢いよく、そして強く握ると、やや大げさに振った。
白良浜 遠矢
「わっ」 ちょっとびっくりして、見せた年相応の表情。
飯島
「なーんか、いい話っすねぇ」
「やっさん、何か本当のおまわりさんみたい」
八街
「僕ぁおまわりさんなの、正真正銘の」
飯島
「どうかなー。いっつも昼行燈みたいで、ふらふらしてるしなぁ」
そう八街をからかってから、白良浜に向き直る。
「白良浜クン、改めてよろしくね。アタシは飯島 恋。レンでいいよ」
言い、手を差し出した。
「アタシも、そこらへんの裏事情ってヤツは、少しは知ってるから。やっさんに話しにくい恋の悩みとかは、アタシに振ってくれていいよ」
白良浜 遠矢
「はい、よろしくお願いしま…… えっ? 恋??」 驚いてちょっと顔を赤くする。
恋をする。そんなこともあるのだろうか。さっきはあんなことを言ったが、ずっと人を遠ざけてきて、考えたこともなかった。
三上 もも
wooooooo
(コイバナの気配を察知したけどhooooo!のほうが良かった気がする)
GM
戸惑う白良浜と、それをまたからかう飯島。
若者のやりとりに頭を掻いて苦笑する八街。
張り詰めていた空気が、少し和らいだような気がした。
ってところで、今日は〆ておこうか。
白良浜 遠矢
お疲れさまでした! いいはなしや
三上 もも
おつかれさまでした!!!
真田宗司
お疲れ様でした!現場で繰り広げられるハートフル人外ドラマ
雨宮レイ
おつかれさまでしたー!

飯島
【♪月の光】
GM
なんでいきなり飯島なんだ
真田宗司
まさかの姐さん乱入
雨宮レイ
姐さんから始まるのか
GM
あとはともきか
とりあえず時間も押しているし
どどんとふ
「トモキ」がログインしました。
トモキ
マージナルヒーローズの部屋に入っちゃってた馬鹿はこちらです! 
三上 もも
あるある!
GM
なんだ、R18したいのか
トモキ
しねーーーよ
雨宮レイ
あらまあ
トモキ
イツモノ作ってたんだよイツモノ! 
三上 もも
R-18なつかしい
GM
1年?もうちょい前?
三上 もも
もう2年ぐらい前のような感じ
ステラナイツと同時期でしたっけ?
GM
いや、ステラの前だな
三上 もも
でしたっけ(鳥頭)
※以前にマージナルヒーローズで18禁展開ありのTRPGをしたことがあるのだ。
 ついでに言えば、『イツモノ』とはトモキの中のヒトが毎度作っているプレイログ(つまりコレ)のことである。


八街
【♪specialist】
GM
前回のビースト
白良浜は、八街から思いもよらぬことを聞かされた。
この世界には自分のような存在が他にも多くあること
それらは人に潜み、生きていること
八街らは、そんな彼らの『犯罪』を取り締まる警察の部署であること
衝撃の告白後、三人は改めて『特異な』現場検証を続けた。
小一時間ほども続けていると、気が付けばもう空はくらくなっていた。
白良浜 遠矢
ふと空を見上げると、もう空が暗くなっている。
八街
「ふーむ。まぁ、だいたいそんなところかな?」
八街が何本目とも知れぬ煙草の煙を吐き出しながら言った。
飯島
「っすねー。ココで拾えるイメージは、大方描けたと思うっす」
スケチブックをめくりながら、飯島。
その紙面には、いくつものパーツに分かれてはいたが、その部分部分を想像で結びつけるとするならば、骨の龍、だろうか。
「あとはまー、オフィス戻って
全体像をまとめてみる感じすかね」
白良浜 遠矢
その紙面を見て、骨の龍について考えている。
「あの、そうしたら僕は?」オフィスに戻ってからも仕事があるのかどうか聞く。
八街
「うーん、そうだな」
「まぁ、今日のところは特にやってもらうこともないし、現地解散でもいいよ。オフィスの紹介も終わってるみたいだし、いつでも来られるよね?」
白良浜 遠矢
「はい」
八街
「うん、じゃぁオッケー。今日は色々あったし、疲れただろう?帰ってゆっくり休みなよ」
白良浜 遠矢
「……あの、ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします」
そう言って、小さく頭を下げる。
八街
「うん、こちらこそ」
八街はそう言って、白良浜の下げられた頭に照れたように首の後ろを掻きながら、
「所詮ただの人間である僕たちと違って、その間に立つキミのような者だからこそ気付くということもあると思う。世界のあり方を知った今ならば、特にね」
「何か気付いたことがあったら、何でも構わない。僕たちに教えてほしい」
白良浜 遠矢
「はい」
飯島
「ヒマだったらいつでも遊びに来ていいからね」
白良浜 遠矢
「あ、遊びに、ですか?」
飯島
「まぁ、自分らのオフィスなら、どうせ誰もケアしてないし、学生がいたってヘーキだよ。ふらっと気楽においでよ」
「キミの話や能力なんかのことも、聞いてみたいし。こう、なんていうの?創作意欲を掻き立てられるってやつ?」
八街
「一応、警察組織ではあるんだけどなぁ、ウチ」
少しだけ困ったように頬を掻く八街。
「まぁ、いいか。それじゃとりあえず、今日は解散!……誘惑の多い街だけど、寄り道せずにまっすぐに帰るんだよ?」
白良浜 遠矢
「はい、ありがとうございました」少しだけ顔を上げて、帰路につくのであった。
雨宮レイ
寄り道しろというフラグ…
白良浜 遠矢
おっと寄り道しろというフリだった?
三上 もも
おっと!?
真田宗司
先生のいうこと聞く子がいない…
三上 もも
せんせー!
雨宮レイ
しれーっとまだ家に帰らない二人とかいるしなあ


月が見ている

【動画シリーズ】

Youtube

ニコニコ動画

【リプレイ】

序章  第一章 第二章 企画 第三章 後夜祭

【続編】

【使用素材など】

「BEAST BIND~魔獣の絆R.P.G.」は井上純弌・藤波智之/
F.E.A.R.(有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ)の著作物です。