真田宗司
スッ
白良浜 遠矢
あ、しもたブラウザ変えたから文字色が
三上 もも
ずももも
雨宮レイ
さささっ
白良浜 遠矢
よいしょ
GM
ええと、皆さんお集りですかな
いらっしゃいますな
では始めて参りましょう
白良浜 遠矢
はーい!
GM
ちょっと2週?連続で空いてしまって失礼しました
雨宮レイ
はいー!
【♪月の光】
GM
前回は
雨宮とトモキが、予備校で不可思議な体験をしたところまででした
トモキ
塾で謎の行動を取る二人組。
雨宮レイ
私とトモキくんが恥ずかしかったのは憶えてる
トモキ
あとなんか竜王(?)に目を付けられた
雨宮レイ
大変なことに…
真田宗司
竜仲間なのに…
GM
本日は、白良浜からスタート
白良浜 遠矢
おっ。


【♪Your Affection】
GM
桜田門から地下鉄とJRを乗り継ぎ、23区の端を目指す。
白良浜 遠矢
地下鉄の壁や流れる風景を見ながら、遠いな…… と思っている。
GM
17時を回り、ラッシュアワーの一歩手前、少しばかり人の数が増えて来た車内では、座る席は空いておらずつり革につかまっての移動。
高架を走る電車だが、周囲はそれを上回る高層建築が立ち並び、視界は狭い。
隣には、艶やかな黒髪、ノースリーブの女性。
彼女はその道中もひっきりなしに白良浜に話しかけ続ける。
世間話やネット、ゲーム、テレビの話など、話題が尽きることなどないように。
もしかしたら、一度も口を閉じていないのではないか、と思うほど。
白良浜 遠矢
矢継ぎ早に話しかけられて、一歩退きながらぼそぼそと応える。
故郷が消えたあの時から、こんなに話しかけられたことはない。どうしていいか困る。
飯島
電車の走行音や車内のアナウンスに紛れそうになる白良浜の言葉が発せられる度、「ん、なに?」と聞き取ろうと耳を白良浜の顔面に目いっぱい近づけては離れる。
白良浜 遠矢
「わ、うわ、その、……近いです、」
どうしていいかとても困る。
飯島
思わずのけぞる白良浜に対し、しかしその声も聞き取れず女性は更に「え?」などと距離を詰めたり。
白良浜 遠矢
先生! 【血の欲望】でエゴ判定したいです!
GM
そう来るかw
いいよ、どうぞ
白良浜 遠矢
2d6 【血の欲望】8
DiceBot : (2D6) → 7[4,3] → 7
雨宮レイ
おいしそうだったんだね…
GM
流されたなw
白良浜_の罪を+1して(罪:2->3)
絆で踏みとどまらないと大変なことになるぜぇ
白良浜 遠矢
至近距離にある、女の香り。鼻をくすぐる髪、生命の気配……。 不意に、己の中の無視していたかったものが、疼いた。
絆判定して踏みとどまります。
GM
どうぞ、がんばれ
白良浜 遠矢
かつて助けてくれた少女の体温を思い出し、古い記憶にすがる。
GM
OK
白良浜 遠矢
【助けてくれた少女】の絆(7)で判定。
2d6
DiceBot : (2D6) → 11[6,5] → 11
あれま。
GM
ヒューッ
雨宮レイ
ああー
三上 もも
はわわ
白良浜 遠矢
変なとこですみません 華麗にエゴ判定だけで成功するとは……>表
白良浜 遠矢
「……、」 気づくと、彼女の首筋を凝視している。
GM
えーと
ちょおおおっと待ってね
【♪Awakening】
三上 もも
ああ~~~このBGM好き~~~
真田宗司
緊張感!
GM
エゴである欲望のままに行動してしまう、とだけあるので
噛み付こうとするのかな?
白良浜 遠矢
そうなりますね。
首筋から目が離せなくなる。彼女の肩に手を伸ばして、口を開き、歯を……
飯島
白良浜の言葉を聞き取ろうと横顔を向ける彼女は、未だその白良浜の変異に気付かず。
雨宮レイ
積極的ィ!
三上 もも
耽美ィ!
GM
といったところで、
【♪STOP】
飯島
ごとん、というおおきな音と、車両がぐわんと揺れる。
白良浜の声を聴くために、身を軽く折って態勢を崩していた彼女は、
「おおっと!」
という声と共に大きく態勢を崩し、白良浜の牙から遠のいた。
『この先、大きく揺れることがございます―――』
車内アナウンスが聞こえる。
白良浜 遠矢
思わずよろめき、―――その瞬間、己が何をしようとしていたのかに気づく。
雨宮レイ
電車さんのナイスアシスト
【♪Your Affection】
白良浜 遠矢
「ひっ、」 いま、自分は、彼女に、―――衆人環視の中で、彼女に、何を。
飯島
「遅いわ、アホー!」
天井のスピーカーがあると思しきあたりに罵声を浴びせる。
白良浜 遠矢
「あ、あ、あ、」 彼女から飛びのき、頭を抱えて座席のそばにうずくまる。はたから見れば突然体調の悪い人か不審者だ。
飯島
「……まったく」
「ちょっとちょっと、大丈夫?」
荒々しく鼻息を吐き出し、そんな白良浜の様子を見た彼女が慌てて白良浜に駆け寄り、尋ねる。
「もしかして、酔った?さっきからなんか元気なかったもんねぇ」
背中をさすりながら、
「ごめんねぇ、アタシお喋りに夢中で気付いてあげられなくて」
白良浜 遠矢
「す、すみません、……だい、じょうぶ、大丈夫です……」 彼女の手から逃れようとしながら、うずくまったまま応える。
「いえ……」 ぷるぷる。
GM
※リプレイが上がったことで、彼女の名前を思い出した。飯島だった
真田宗司
忘れられる飯島さん
GM
『―――お待たせをいたしました。次は狂言町。狂言町。降り口、進行方向右側です』
車内アナウンス。
「ちょうど着くみたいだね。我慢できる?」
白良浜 遠矢
こくこくと頷く。
GM
そして、電車は徐々に速度を落としていった。
電車を降り、階段を下り―――。
「改札出たら、ちょっとどっかで休んでいこうか」
ハンドバッグからスマホを取り出しながら、飯島が問う。
白良浜 遠矢
まだ少し、顔を上げるのが怖い。いつも以上に俯いて、頷く。
飯島
「OK。どうせヤっさんはまだ現場だろうし、適当に遅れる言い訳しとくから―――」
などと頼もしい笑顔でウィンク一つ。
飯島が返したところで。
【♪How much_】
GM
「おーぅ、お疲れさん。こっちだ、こっち」
折しも二人が通ろうとしていた改札の向こうから、声。
見ると、シワの浮いたスーツの上によれよれのトレンチコートを着た中年の男が、力の抜けた笑顔でへらへらとこちらへ手を振っていた。
その声を聴いた途端、飯島の顔がうんざりと歪む。
「うーわ、ヤっさんすげー。最悪のタイミング」
「え、え、何?バイトくんのこと忘れてたのフォローしようと思ったのに、なんでそんなツレなくされるの、僕」
せっかくお迎えに来たのに……。
などと呟く男の前を、
「いえー、べっつにー」
適当にスマホを自動改札に翳した飯島が、ツンとした顔で通り抜ける。
GM
「やぁやぁ、ようこそ、えーと」
胸ポケットから手帳を取り出し、何やら確認してから
「白良浜くん。僕が八街(やちまた)だ。遠いところ、悪いねぇ」
なんだか眠そうな、とぼけた顔をした中年男は、そう言ってへらりと笑い、右手を差し出した。
白良浜 遠矢
「あ、……えっと、その、よろしくお願いします」 なんとか顔を上げ、手を差し出す。
八街
「どうもどうも。仲良くしようねぇ」
その手を取り、軽く上下に振る。
白良浜 遠矢
されるがままにしている。
飯島
「彼。ちょっと具合が悪いみたいなんで、どっかで休もうかと思ってたんすけど」
白良浜 遠矢
「あっ、いえ、大丈夫です、なおってきたから、」
八街
「あれ、そうなの?まぁまぁ、と言ってもいきなり現場じゃ大変だろうし、どっか涼しいサ店でだべろうよ」
飯島
「現場、もういーんすか?」
適当なノリの上司に呆れたような顔で飯島がツッコむ。
八街
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。もう所轄に任せてきたから。僕らの検分はおしまい。あとは鑑識さんが上げてくれるネタをあとでつまませてもらうとしようよ」
ささ、早くいこう、と促し、男は勝手に歩き始めてしまった。
飯島
それをため息一つで暫し見送り、
「白良浜くん、大丈夫?」
どどんとふ
「白良浜 遠矢」がログインしました。
飯島
飯島が尋ねる。
おかえりーーーー
白良浜 遠矢
大丈夫?と聞かれていたが大丈夫じゃないのはPCはPCでもパソコンのほうだった ただいま!
三上 もも
おかえりなさI! 
雨宮レイ
両方の意味で!おかえりなさーい
白良浜 遠矢
「大丈夫です」こくこくと頷く。
飯島
頷きを返し、
「それじゃいこっか。あんな感じの上司だけどさ。まぁ仕事はそれなりにしっかりやるから。白良浜くんもまぁ、テキトーにね」
歩き出した。
白良浜 遠矢
「は……、はい」
少し距離を置いてその後ろに続く。

【♪Alone】
八街
「っはーーーーーーーー。あー、生き返るなぁ。いよいよようやく、夏って感じだねぇ。もう暑くってさぁ、オジサンばてばてだよ」
ゆったりとしたBGMが流れる喫茶店は、快適に冷やされ、外の暑さを忘れさせてくれる。
駅の近くの喫茶店に入った三人。
目の前の席に腰掛けた八街は、脱いだトレンチコートを臨席の背もたれに適当に放り出し、
ウェイトレスが置いて行ったおしぼりで手、顔、首までしっかりと拭き上げながら、そう漏らした。
飯島
その様子に、うわ、と小さく漏らし、
白良浜 遠矢
大人びた雰囲気の喫茶店は、普段あまり入らない場所だ。落ち着かない様子で周囲をちらちら見ている。
飯島
「もう太陽ギラギラなのに、そんな野暮ったいコートなんか着てるからっすよ」
呆れた声で飯島が呻く。
八街
「いやでも、これはやっぱり刑事のアイデンティティってやつだからさ。―――ああ、白良浜くん、何でも好きなもの頼んでね。オジサン、奢るから」
適当につまみ出したメニューを白良浜の前に放り出し、促す。
白良浜 遠矢
「は、はい」 クリームソーダ頼む。
飯島
「どーせ経費で落とすだけでしょうに。アタシはアイスとー、あとモンブランパフェで」
雨宮レイ
そのチョイスに夢を差し上げたい
真田宗司
クリームソーダうまいからね
三上 もも
クリームソーダ飲みたい…
白良浜 遠矢
過度に高そうでなく・飲んだことないものでなく・涼しそうな・飲み物、というチョイス。>クリームソーダ
真田宗司
チェリー付きで
白良浜 遠矢
もちろん。>チェリー
GM
やがて、届けられた注文の品をそれぞれに味わいながら、しばし、適当な世間話。
とはいえ黙りがちな白良浜は、主に二人のしょうもない会話を聞いているだけだったかもしれない。
そして、白良浜の目の前の緑色の炭酸飲料が半分ほど減り、飯島がすっかりパフェを平らげた頃。
八街
「さて、と」
何本目かの煙草を揉み消し、八街が仕切り直すように声を出し、身を乗り出した。
ちなみに、新しい煙草に火を点ける度に飯島が「未成年の前!」と咎めていたのは、少し滑稽だった。
「それじゃ、そろそろお仕事の話、しよっか」
白良浜 遠矢
「あ、いえ、大丈夫です……」 その様子をもしょもしょと止める白良浜の図。
「は、はい」 背筋を伸ばす。
八街
「まぁ、そう硬くならずに。―――えーと、白良浜くんに手伝ってほしいのは、彼女―――恋(れん)ちゃんのアシスタントね」
白良浜 遠矢
「アシスタント」
「写真とか、整理したりとか、ですか」
八街
「うーん、ちょっと違うけど、まぁそんな感じかな。恋ちゃん、アレ、持ってきてくれた?」
飯島
「ファーストネームで呼ぶなっての……。ハイハイ、持って来ましたよ」
言い、携えていた紙袋から封筒を取り出した。
八街
机の上に放り出されたそれを、うん、ありがとう、と指で押さえ、
「白良浜くんはさ、インターネットとかよくやる感じ?」
白良浜 遠矢
「その、詳しいとかじゃないですけど、普通には使います」
八街
「そうかー。さすが、若者。いやー、オジサンもうそういうのてんでニガテでさぁ。スマホとかも支給はされてるんだけど、設定っていうの?ああいうのは全部ウチの若いのに任せっきり。やっぱり、本当のボタンをこうポチポチやってる方がわかりやすくって―――」
飯島
「ヤっさん、脱線」
どうでも良い自分語りに入り込みそうになる八街を引き戻す。
八街
「ああ、ごめんごめん」
へら、と特に反省も見えないヘラヘラ顔で笑い、
「じゃぁさ、やっぱり動画とか、アングラっぽいのとかも見てる感じなんだ?」
「ああ、別にそれでどうこう、ってんじゃないよ。もちろん違法ダウンロードとか、ってのはアレだけど」
どう?と尋ねる。
白良浜 遠矢
「動画とかは、見てます。アングラっぽいの、は、分からないですけど、」
八街
「そうかそうか。まぁ、健全なところでね。ひとつ頼むね。最近条例とか色々うるさいでしょ?―――じゃぁさ」
ちろ、と視線を白良浜の顔に向ける。
「グロいのとかは、大丈夫?」
唐突に不穏な言葉が飛び出す。
同時、男の手が目の前の封筒の封紐に掛けられる。
飯島
「ちょっとヤっさん、いきなり彼に見せる気?」
躊躇なくそれを解き始めた八街に、飯島が少し慌てたように制止する。
白良浜 遠矢
「好きでは……、ないですけど、大丈夫では、あります」
八街
「そうか、助かるよ。じゃぁ一つ見てもらおうかな」
白良浜 遠矢
己の中の獣を刺激するので、好き好んで見たくはない。そういう意味では、少し苦手かもしれない。
八街
白良浜の答えを聞く前に、既にあらかた解かれてしまっていた封を完全に解ききり、八街は封筒を傾けると、中身がたちまち滑り出した。
【♪Omen】
三上 もも
不穏な音楽が流れてきてびくっとなったアカウントがこちらです
飯島
「っちょ……」
白良浜 遠矢
その動きにつられて、滑り出したものに目がいく。
GM
尚も留めようとする飯島の声も空しく、その中身―――いくつかの紙片は滑らかな机の上を滑り、白良浜の眼前に散らばった。
それは、数点の写真と、スケッチ。
写真は、人体のどこかの部分をそれぞれ写したもの。
しかしそれらはどこかが欠損、或いは破損しているものであり、中には顔面といった刺激の強いものもある。
スケッチは、それらとは一見何も関係も無いような、映画のパンフレットのラフスケッチなどで見られるような、カギ爪であるとか、牙であるとか、どこか現実性の無い、しかし剣呑な雰囲気を持った部位を描いたものだった。
白良浜 遠矢
「……っ、」息を呑む。
八街
「……大丈夫?」
八街が問う。
白良浜 遠矢
「は、はい。少し驚いただけで」
八街
「それは良かった」
頷き。
「これが、恋ちゃんの仕事」
そういえば、白良浜が霞が関のオフィスを尋ねた時、彼女はこのスケッチを行っていた。
白良浜 遠矢
「仕事……、」 その後のインパクト強すぎる事態のせいで記憶が薄れているが、そういえば、こんなスケッチを見たような気がする。
「事件の調査とか、ですか?……あの、これは?」 スケッチを指さす。
八街
うん、と八街は頷く。
「このホトケさん」
指で写真の方を示し、
「その様子から、その凶器を推定し、それをスケッチとして描き出す。まぁ一種の特殊能力?みたいな感じ、っていうと若者ウケ良いかな?」
凶器、と八街は口にした。
白良浜 遠矢
「…………凶器、」
八街
しかし、スケッチに描かれているのはそれも、例えばナイフであるとか、ドラマであればよく見る銃器といったものではなく。
「そうは見えないかな?」
白良浜 遠矢
「…………こんな街中に、出るんですか。クマとか、……イノシシとか」
八街
「いやぁ、そんな話は聞かないなぁ」
肩を竦める。
白良浜 遠矢
「では…………、これは、」
八街
「誰も見たことがない。……でも、居るんだ。『こういう何か』がね」
男の言葉に、静かな喫茶店の中、その机の周囲だけ、どこか空気が重くなったように感じた。
かもしれない。
ってところでお時間だし〆ようかしら
白良浜 遠矢
「……っ、」 胸の辺りを押さえ、俯いて震えだす。
雨宮レイ
おつかれさまでしたー!
白良浜 遠矢
ぎゅう、と心臓を握りしめた手に、服に皺が寄った。
おつかれさまでしたー!

GM
おつかれさまでした!
次回はこのシーンの続き少しやって、先生のところいくよ!
三上 もも
お疲れさまでした!
白良浜 遠矢
はーい!
GM
今回、白良浜は良い感じにエゴ判定、絆判定をもってきてくれました
惜しくも絆はうまくいかなかったけれど、あんな感じに積極的に狙って行くときっとイイと思います
白良浜 遠矢
あのシーンはやらずにいられなかった
真田宗司
お疲れ様でした!
GM
素晴らしかった!
白良浜 遠矢
ありがとうございます!


白良浜 遠矢
ひょっこい
雨宮レイ
しゅたっ!
真田宗司
どさっ
三上 もも
ころんっ
【♪月の光】
GM
toiuwake
というわけデェェェェェイ!
ずっと非常口だった画面も喫茶店となり、その喫茶店で、白良浜と中年刑事&パンク女絵師がだべっているところでした
白良浜 遠矢
喫茶「非常口」
雨宮レイ
なんだかありそうな店名…
トモキ
日常に疲れた人たちが通いそう。あと怪しいせぇるすまんがいそう。
白良浜 遠矢
いそう。
GM
てなわけで


【♪Omen】
GM
白良浜と男たちの間のテーブル上には、著しく損傷した遺体とゴシックなスケッチが散らばっている。
「お冷おつぎしまーーーッ……?!?!」
水を注ぎに来たウェイトレスが、それを見たのか息を呑み、それでも辛うじて水を注いで去って行くのにひらひらとへらへらと手を振りつつ、男が白良浜に振り返る。
白良浜 遠矢
突然のグロ画像されたウェイトレスさんが今回の災難で賞
雨宮レイ
かわいそうに…
トモキ
バックヤードで話題になってるな。
雨宮レイ
ウェイトレス「あの三人組絶対ヤバいって…」ヒソヒソ
白良浜 遠矢
問答無用で巻き込まれる白良浜
真田宗司
ヤバい人の1人
八街
「いやぁ。今の若者はこういうのもネットで見慣れたモン、って認識はあったけど。
すごいね、全然いけちゃうクチなんだ?」
白良浜 遠矢
「……好きでは、ない……、です、けど。それより、『こういうもの』が存在する、って」
八街
「そりゃぁね。普通はこういったものはボクらが表に出ないようにお片付けしてるからねぇ。たまーにリークしちゃう困ったマスコミさんもいるけどさ」
僕らと彼ら、基本的に仲悪いから、と男は肩をすくめた。
白良浜 遠矢
「普通は、って。こんなことが、何度もある、んですか」
「……いる、って。いるかもしれない、じゃなくて、いるって、確信しているんですか」
「だって、見ているひとは、いないんでしょう」
八街
「んん?」
これまでソファの背もたれにだらしなく身体を預けていた男が、テーブルに身を乗り出してくる。
「ずいぶんと『そこ』に食いつくんだねぇ。まるで、『いる』方がいい、『いる』ことを期待している、って感じ?」
それか、と続ける。
「……それか、キミ自身が、『いる』って確信している、とか?」
白良浜 遠矢
びく、と肩を震わせる。
八街
やる気のないとぼけた顔のまま、しかし白良浜を見やる眠たそうな目。
その瞳だけがぎらり、と光を放ったような気がした。
飯島
「はいはい、悪い職業癖出てるよ、ヤっさん」
白良浜 遠矢
「その、だって……、恐ろしい、じゃないですか。『いる』のだとしたら」
「『そんなもの』が、『いる』のだとしたら」 俯いた目にそのとき過ぎったのは、恐怖というよりも、『嫌悪』に近かった。

トモキ
自分がそんな物になっているなんて、思いたくないよね……
雨宮レイ
元人間は大変そうだ…
真田宗司
ネイティブ化け物な人たちは気楽ですね…
雨宮レイ
先生こそネイティブじゃないですか~♪
トモキ
先生は割と人と魔の境目でうまくバランスとってやってそうな感じ。
真田宗司
キミらよりは人に近いと思うんだ…
白良浜 遠矢
わかる。>バランスとって
トモキ
私とレイちゃんはだいぶ人間演じるのが雑な感じ。
真田宗司
鬼社会あるし
雨宮レイ
本当に雑でしたな我々
トモキ
だって演じるのめんどくせぇんだもん……
雨宮レイ
生きるために人間に混ざろうとはしてるけど根本的には下の生き物だと思ってるから…
トモキ
ももちゃんは……上手く演じている気があまりしないけど不思議ちゃんで片付けられてうまくやってる感じ。(勝手なイメージです)
真田宗司
かわいいは正義


GM
おっと、そうくるなら飯島の言葉をちょっと引っ込めて。
「……さっきも言ったよね。僕らが『こういうの』を隠そうとしても、それをスッパ抜いちゃう人はいる、って」
「でも、そういう人たちの反応ってのは、ほぼ間違いなく、『こんなものはウソ』、なんだよなぁ」
視線を卓上の写真へと落とし、参るよなぁ、といった風に頭をがりがりと掻く。
白良浜 遠矢
「っ、」 後ずさるように、身を引く。
GM
「でも、キミは『いる』ということをほぼ前提に話しているように見えるんだけど……興味深いな」
白良浜 遠矢
「ちが……、」
八街
身を引く白良浜を、逃がさぬ、とばかりに再び上がった視線が射貫く。
では、そこで改めて。
飯島
「はいはい、悪い職業癖出てるよ、ヤっさん」
さすがに人目を気にしてか、写真とイラストを回収していた飯島が、手に持った数枚の紙で上司のセットされた頭を叩く。
「そりゃ、ファンタジーとかオカルトに夢見ちゃうお年頃でしょー?彼くらいの年なら」
真田宗司
白良浜くんが誘導尋問されている
飯島
「アタシもわかるなー。こういうのが『ある』って思った方が、世界が少し色づいて見えるものなんだよね」
雨宮レイ
白良浜くん一番気弱そうなのに、大変な人に捕まって…
トモキ
やめて彼のMPはもうゼロよ
三上 もも
生きて…
八街
「あ、そういうこと?」
白良浜 遠矢
はあ、と息を吐く。
飯島
「そういうこと。ヤっさんはオッサンなんだから、青少年と話す時はもう少し、彼らの心境を慮って当たらないと。ねぇ?」
言って、飯島がニカっと笑う。
雨宮レイ
というか、白良浜くんが人外のなんかだって確信をもって巻き込んだわけじゃないのかな
白良浜 遠矢
電車内の一幕を見るに、実はスカッとバレているような気もしますな。
雨宮レイ
一応裏取りをしようとしてるって感じなのかな どちらにしろ怖いだろうな白良浜くん…
【♪Like a dream come true】
白良浜 遠矢
「すみ、ません……、ありがとうございます。写真を見たときより、怖かったかも」と、ぎこちなく笑ってみせる。
GM
唐突な衝撃画像から、なんとなく緊迫した空気が流れていた場が、飯島の笑顔と言葉でほんの少しほぐれた気がした。
飯島
「でしょー?ごめんねぇ、このオッサン、そういうとこ全然気が利かないんだから。こんなんだから、未だに嫁も来ないのよ」
八街
「あ、あ。そういうこと言っちゃう?キズ付くなぁ、僕」
白良浜 遠矢
ふふ、と気弱そうに微笑む。
真田宗司
飯島の姐さんがやさしくフォロー
白良浜 遠矢
白良浜「あ、そういう手があったのか……」ってなってる >ファンタジーやオカルトに夢見ちゃうお年頃
真田宗司
というアメとムチ戦略にまんまとひっかかるのであった
雨宮レイ
まさにいい警官と悪警官…
GM
それから暫し、中年と女性の漫才のやり取りがあって―――
八街
「ああ、それでバイトの話だったね、ごめん」
白良浜 遠矢
「は、はい」
八街
中年が白良浜に向き直って、わずかに居住まいを正す。
「仕事の内容は、恋ちゃんのアシスタント」
ぴ、と横の女性を指で差す。
「僕らの仕事が何か、というのは知っているかな?」
ちなみに、と男が尋ねた。
白良浜 遠矢
「えっと、あの、こういう事件の資料を整理したりとか……、さっきの、スケッチを描いたりとか」
八街
「お、知ってたか。そうそう、資料編纂課、ね。まさしくその通りなんだ」
男が嬉しそうに頷く。
「もちろん普段はあの地下のお座敷に籠っているんだけど、如何せん閑職というのがみんなに知られててねぇ」
白良浜 遠矢
「警察にもそういう…… 閑職? みたいなのって、あるんですね」
八街
「まぁねぇ。普通の会社にも、窓際っていうの?そういうのってあるじゃない?どんな組織にもそういうところがあるもんなんだよねぇ。ま、適当にのんびりしたい僕にとっちゃ天職みたいなもんだけど」
へらへらと笑う八街と、給料ゲロ安いけどね、とうなだれる飯島。
「で、まぁ事件があったりすると、現地の生の現場でその資料を作ったり、恋ちゃんのスケッチで鑑識の手伝いなんかもしてるんだ」
白良浜 遠矢
一人で暮らしていようと、社会経験的には高校生にすぎない。街のお廻りさんと、ニュースの中で命を賭ける警察官のイメージしかない。
「生の現場……」
八街
「で、キミには、そこで資料作成する僕や、特にスケッチする恋ちゃんの手伝いをしてほしいワケ」
「荷物持ちみたいなことも頼むと思うけれど、他には―――そうだな、恋ちゃんや僕が見落としてる証拠物件とかあったら、指摘する、とか」
白良浜 遠矢
「指摘?」
八街
うん、と頷く。
白良浜 遠矢
漫画家のアシスタントのようなのを想像していたら、話が本格的になってきた。
八街
「どうしても僕ら二人だけじゃ―――ああ、まぁもう一人いるんだけどね、まぁとにかく見落としとかあったらさ、怒られちゃうワケよ。主に僕が」
「責任者なんだから、当然でしょ」
じっとりとした目で睨む飯島を気にもせず、八街はへらへらと笑う。
「そこを、えーと……白良浜くんのさ、若い感性とガッツで、こうズバっと拾ってほしいワケ」
トモキ
もうひとり。
雨宮レイ
さらに白良浜くんをいじめる人が増えちゃうの…?
真田宗司
ブラックバイトですね
三上 もも
たくましく生きてほしい。三上からは以上です…。
白良浜 遠矢
「わか、りました。その、他の人の目が入ると気づくこともある、ということ、ですよね?」
八街
「うん、そうそう。スゴいねぇ、まとめるのが上手だ、彼。きっと成績とかも優秀なんだろうね」
飯島
「指摘されまくって、ヤっさんの首が飛んじゃいそうですね」
変わらずへらへらと笑う八街に、横から飯島がぐさりと刺す。
「まぁ、ヤっさんはなんか大げさに言ってるけどサ、基本的にはアタシの画材とか運んでくれるだけでいいから。あまり大変そうだなー、とか考えずに気楽にいこうよ」
真田宗司
素人に鑑識の真似事させる時点で怪しさ爆発…
白良浜 遠矢
「は、はい」
八街
「うんうん。じゃ、まぁそんな感じで。早速いこうか」
言って、八街がおもむろに席を立つ。
白良浜 遠矢
「は、はい。よろしく、お願いします」この青年、給料の話を聞き忘れている。あかんやつだ。
飯島
「いや、ヤっさん、まだお給金の話してないじゃん。そこ適当にしちゃダメっすよ」
白良浜 遠矢
「あっ」
あっ…… って顔する。この聞き忘れは、完全に素であったらしい。
真田宗司
お役所系のバイトって給料やっすいんだよなぁ
雨宮レイ
飯島さん優しい
八街
「いいよ、そこは後で恋ちゃんと話して決めといて。そもそも予算ほとんど残ってないし、それ全部あげちゃうくらいでいいでしょ」
飯島
「うーわ、テキトー。てか、アタシの画材どうなるんすか。こないだ切った領収書、まだ受理されてないんすから」
などとどたばたしながら、三人は店を出たのだった。
【♪STOP】


月が見ている

【動画シリーズ】

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ニコニコ動画

【リプレイ】

序章  第一章 第二章 企画 第三章 後夜祭

【続編】

【使用素材など】

「BEAST BIND~魔獣の絆R.P.G.」は井上純弌・藤波智之/
F.E.A.R.(有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ)の著作物です。