こんばんは
高瀬川の和樹
ゆうやけこやけでこんばんは!
ヴェロニカ
今週もやってまいりました
シロ
きたぞ!!
高瀬川の和樹
美少女GM今日も見参
語り手
名前引き継ぎありすぎ
高瀬川の和樹
わかりすぎ
風馬
コッコ
語り手
ケッコ
春日 晴姫
こけっこ
シロ
カッコ
メガテンにDXか……
高瀬川の和樹
括弧

語り手
今は古書店の前
風馬はここから離れた場所、釧路湿原の宝ヶ丘展望台で、木雨の姿を見たのでした
シロ
「くしろしつげんの、てんぼぉだい……にいけばいいのか」
語り手
シャーリーの力でならば、みんなが飛んで行けるでしょう
おっと
ご案内が先走った
高瀬川の和樹
「さてと、そんじゃ久々に車を出…… ん?」
シロ
「くるまはくーらんとがカッチカチなんじゃないのか?」
ゆり
「ハハハ……ごめんなさいね、役立たずで」
高瀬川の和樹
「いっぺん直してもらって…… っつっても、この雪か。下手すりゃ浸水するわな」
風馬
「ゆりはやくたたずじゃないぞ」
シロ
「うーん。このみちをたどってけばいいのか」
地図見てる。
シャーリーに先導して貰って道案内できないかなぁ。
ま……まく?
シャーリー
せんせーふしぎが3人分しか出せません~!
語り手
ああっと
っていうか
この店に帰るとこで一度シーン閉じようと思って忘れてた
風馬
おおっと
語り手
決して今足りなかったから、補充させようと言うわけではありませんよ
高瀬川の和樹
あるある 何ならゆめも含めて全部存在忘れていた
シロ
シーン? 幕間? ナンデスカソレハ
語り手
と言うわけで、幕間処理を挟みましょう
風馬
幕間!
高瀬川の和樹
まくあい!
シャーリー
まくあい!

幕間
シロ
和樹と風馬4にしとくね
あと1あればなー
シャーリー
じゃあ私も風馬くん4にしてターンエンド。
語り手
淡雪からみなさまへ、1ずつ上げます
[ 語り手 ] ゆめ : 20 → 0
高瀬川の和樹
ここは淡雪とのつながりを2→3にして、感情を対抗→信頼に変更。(5)
お狐さま&ゆりを3→4。(8)
シロを3→4。(8)
合計で16+5=21消費。残4
[ 高瀬川の和樹 ] ゆめ : 25 → 4
シロ
超丁寧。
シロは3→4がふたつで16点消費ね。
シャーリー
こちらも8消費して残り5です。
[ シャーリー ] ゆめ : 13 → 5
風馬
シロ→3
ゆり→4
淡雪→4
で21
[ 風馬 ] ゆめ : 24 → 3


語り手
続きまして、シーン時間帯ですが
もうだいぶ夕方長いのですが、美しいのでこのまま夕方で続けましょう
高瀬川の和樹
美しいので賛成
登場
語り手
見た目は途切れていませんが、皆さん搭乗処理をお願いいたします
登場です
飛行機には乗らないでください
シロ
シャーリーに搭乗すればいいの?
[ シロ ] おもい : 18 → 37
[ シロ ] ふしぎ : 64 → 87
半変身のままいくよ
[ シロ ] おもい : 37 → 35
高瀬川の和樹
合体!
[ 高瀬川の和樹 ] ふしぎ : 44 → 64
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 43 → 60
んでそうですな~ 人間いないし…… と思ったけど咲ちゃんいるし人間になるか。おもいから4払います。
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 60 → 56
風馬
完全変身!
[ 風馬 ] ふしぎ : 31 → 54
[ 風馬 ] おもい : 36 → 57
[ 風馬 ] ふしぎ : 54 → 52
[ 風馬 ] おもい : 57 → 55
シャーリー
えーっと、こっちは大きな翼状態で。
[ シャーリー ] ふしぎ : 34 → 52
[ シャーリー ] ふしぎ : 52 → 67
[ シャーリー ] ふしぎ : 67 → 52
[ シャーリー ] おもい : 42 → 57

シロ
咲ちゃん一応人間なんだよね。
語り手
人間ですね
シロ
ノウンマンになってるからへーきへーき!!
オミミくらいへーきへーき!
語り手
これからのことを思えば平気平気

語り手
では三度改めまして
シロ
はーい、シャーリーが全員に《翼を生やす》のは大変だから
つながりがない咲ちゃんには翼はやしてもらってー
ふたりで先導して貰ったと言うことで《みちおくり》できないかな?
どうしよう…
語り手
URAWAZA!
いいでしょう
シャーリー
つながりがある人間限定なんですよこの能力(小声)
シロ
ッ!
基本繋がりのないにんげんには手出しできない我々
シャーリー
というわけでGMここで咲ちゃんとのつながり生やしてくださいお願いします。
つながりがないと鳥なにもできない
シロ
みちのけも運搬コストはすっごく安いけどつながりがないとできなーい
風馬
さすがに背中に乗っけられるサイズのもものけがおらんしな
語り手
表がオーバーフローだ
高瀬川の和樹
おぉっと
何かまとめて値を2倍にしよう(?)
語り手
ふーむ
高瀬川の和樹
でも確かに咲ちゃんとのつながりは欲しい、どこかのNPCチームとまとめてもらうとか?
シャーリー
ルルブに書かれてることはなるべく順守したいので……。
高瀬川の和樹
コンポンウサイヌヒトチームにするとか
シロ
めっちゃ纏められた
語り手
よし
オーバーフローしたのでオーバーフローさせました(進次郎
皆さんへ1ずつ繋がりを生やしました
表をご覧ください
シロ
オーバーフローはあくまでこの表で、だからね!
ルール上なにも問題ない!!
語り手
そう言うことですね
次からN PCの管理をシンプルにしましょうね
はい
高瀬川の和樹
わーい 感情何ですか? こちらからは「保護」でいきます
語り手
咲からは信頼です
高瀬川の和樹
ありがとう咲ちゃん
シロ
シロからは「がんばれ」で
風馬
こちらも保護かな
高瀬川の和樹
シャーリーさん親ツバメに呼ばれてちょっと離席だそうです
その間にこちらも水分補給
シャーリー
親ツバメの呼び出しから帰ってきました。
こちらも保護で~
語り手
ははーい
繋がりの名目を記入する欄が欲しいな、この表
シロ
わたしはチップに書いてるよ
手元に画像がないんで、数値上げ下げするときに他からコピーしてきて差替えなきゃなんないけどね。
語り手
そうするのが手っ取り早いね>チップ
高瀬川の和樹
あくまで表は一覧で、詳細はシートで管理しねぇってことなんでしょうね
語り手
ですな

語り手
と言うわけで、咲は雪で埋まってしまった道を見て、途方に暮れています
「でも、こんな雪の中をどうやって釧路湿原まで……」
高瀬川の和樹
「どうしたもんかな。電車もねぇ、歩くにゃ途方もなさすぎる……」
「せめて、道でもあらぁな」
シャーリー
「(和樹さん……電車使うんですね……)」
ごめん、突っ込みたかった。
高瀬川の和樹
「?」
シャーリー
「いえ……電車使うんだなって思いまして……」和樹さんの視線に。
高瀬川の和樹
「? そりゃ使うだろ。まぁ、電車のある街も限られちゃいるが……」
「きっと電車も止まっちゃってるよ……」
高瀬川の和樹
「そうだなぁ。この雪じゃあな」
やっぱり……
シャーリー
やっぱこの河童さん人間では?
高瀬川の和樹
何がツッコミどころなのか分かってないあたりだいぶん人間
シャーリー
川に捨てられてたの?
高瀬川の和樹
電車使うっていうかスマホにモバイルSuica入ってそう>和樹
シャーリー
あの記念の東京駅が描いてあるSuicaも並んで買ってそう
高瀬川の和樹
買いそびれて「まぁいいか」なんて言ってそう>東京駅Suica

風馬
「シャーリー、みんなで飛べるか?」
シャーリー
「……たぶん……」
つばさをあげるみちおくり
シャーリー
8×5だから40で行けるか……?
で、自分も《つばさ》を使うから42かな?
語り手
咲とシャーリーだけ先行して、シロが《みちおくり》でついていけますよ
風馬
《がらくた行列》すれば半額にしてなんなら全員飛ばせるけどもw
シャーリー
お、じゃあそうしましょうか。
シロ
それもいいなwにぎやか
風馬
ささめが迎撃してきそうw
語り手
地対空つららミサイル
シロ
《百鬼夜行》の付喪神版かー
風馬
でもシロのふしぎもうなってるから
先行して《みちおくり》でもいいな……
シロ
ぶいんぶいん
凍った川が道みたいになってるからその上歩いて行こーよ
(※釧路川凍っても下流れてっから上歩いちゃダメ)
高瀬川の和樹
アブナイアブナイ
普段なら《みずのみち》できるんだけどなあ
シロ
カッチカチだからねしかたないね
《みちおくり》はコスト12で全員ハコベマス
でも行ったことないところだから先導いたほうがいいとおもうので
ふーちゃんも飛んで、案内して貰えば良いんじゃないかな!
シャーリー
そうだそうだ~!
8×2+2かな!
風馬
じゃあシャーリーといっしょに飛ぶか!
シロ
咲ちゃんを飛ばすかどうかは好み次第と言うことで
風馬
果たして人間に上空の気温に耐えられるかな
シロ
ううむたしかにッ

高瀬川の和樹
「たぶんか……。ううん、変な所で遭難する訳にもいかんな。普段なら、水を辿って何人か運べるんだが……」
「とぶ?水?」
シャーリー
「(……河童ってすごいんですね……)」
咲はみんなが言う言葉に、首を傾げます
高瀬川の和樹
「ああ、そうか。咲にゃあ詳しいわけはまだ話しとらなんだのか」
風馬
「みちがゆきに埋まってるからな」
「???」
シャーリー
「……空の道なら問題ないですよ……?」
「空の道?」
高瀬川の和樹
「ああ。俺達も、木雨ほどじゃあないが、何かと出来るのさ。見てるといい」
「びっくりすんなよ。そんなもんだと思っとけ」
シャーリー
「……例えば」ここで《つばさをあげる》を使用します。
風馬くんと咲ちゃん対象で。
んで自分も《つばさ》を使用するのでさらに2点ふしぎを消費します。
[ シャーリー ] ふしぎ : 36 → 34
風馬
「コッ」
「え?……うわわ」
みんなの前で、咲の背中から大きな白い翼が開きました
風馬
「これでさきもとべるな」
ばささっと浮遊
高瀬川の和樹
「ああ。シロ、後を追っかけてくれ!」
「道を!」
「ふわふわして……あ、足がつかないよ」
咲は、慌ててシャーリーにしがみつきます
風馬
「ささめのところにいくぞ」
語り手
シャーリーとそれにしがみついた咲、風馬が空を風を切って飛びます
シャーリー
「大丈夫ですよ……なんとかなります……」

シロ
「わんっ!」
吠えて獣に戻る
「そらのみちかぁー、いいなぁ。こっちはユキのみちだ」
高瀬川の和樹
「いいじゃねぇか雪の道。踏みしめた所に道が出来るぜ」
語り手
それを上に見ながら、雪から生まれたような白い小さな獣が雪の上を真っ直ぐに駆けて行きます
シロ
勇ましく雪山を掘り進む。
そのうちユキがめくれ上がり、でっかい雪まくりが先頭を進む。
ある程度大きくなった雪まくりは勝手に道の脇によって雪兎や雪だるまに変形。道案内のように並ぶ。
上空の三羽を追って、どこまでも白い道を行く。
語り手
和樹と、ちびぎつねさまを抱っこしたゆりは、シロの後を雪の上を滑るようにして駆けます
シロ
あ、コスト払ってなかった
[ シロ ] ふしぎ : 87 → 75
ふえるよ
高瀬川の和樹
おお、かわいい>勝手に雪兎になっていく 神秘!って感じでいいなあ
風馬
こうして第二第三の木雨が……
シロ
おともだちになればいいじゃない!
いっそスキーで行けば良いよ(道組)
釧路ならスケートでも良いけどさ

NPCズ
語り手
そういえば
お父さんたちはお留守番で大丈夫かな?
シロ
つながりがあるから連れて行くことはできるよ
高瀬川の和樹
とはいえメンツが多すぎるし留守番してもらう方がいいかな? シーンの風景的に
シロ
語り手大変かなって……
高瀬川の和樹
あんまり大人数でワイノワイノエッサホイサ行くのもなんですし
語り手
それもあるし、大勢で追っかけたら、木雨がびっくりしちゃうかなw
高瀬川の和樹
確かにw
シロ
全部終わってから道辿ってきてくれても良いしねー
高瀬川の和樹
やっぱりベースキャンプを守っておいてもらおう
語り手
「俺たちは、留守居にさせてもらうぜ」
「鹿角の連中が、大勢で詰めかけてみろ。返って閉じこもらせちまうぜ」
とか
シロ
まあそれはそう。
語り手
「雪の中で凍りつきそうになっていた、今を動かし始めたのは、外から来たお前たちだ。任せるぜ」
ツクハ
「私たちは、霊穴霊道の封を開く支度を整えておこう」
シロ
「うん、まかせろーーー!」
「みんなすごいから、ぜったいだいじょぶ!」
高瀬川の和樹
「ああ、そっちは頼んだぜ」

シャーリー
「人間は空を飛びたいんじゃないんですか……?」
「夢でなら飛んだことあるけど……」
寒さでほっぺたを真っ赤にした咲が、目を白黒とさせながら、呟きます
シャーリー
「一緒ですよ……」
風馬
「やっぱりシャーリーと一緒の方が飛びやすいな」
「さきもはばたけばとべるぞ」
シャーリー
「飛べます……」
「て、手を離さないでね……」
シャーリー
「はい……」
咲は、最初はおっかなびっくりに
シャーリーの腕にしがみついていましたが、段々と大きく与えられた翼を広げると、たちまちにその翼は風を掴み、滑り始めました
「うわ、うわわ……」
「と、飛んでる……?」
シャーリー
「……はい……」
「……飛べてる?」
最初はこわばっていた咲の顔も、段々とほころび
いつしか、シャーリーとは指の先で繋がっているだけで、自分の翼で飛び始めました
「こんなことができるなんて……」
風馬
「風が気持ちいいだろ」寒い
「気持ちいい……けど、寒いし冷たいよ~」
「でも、楽しい!」
シャーリー
「……良かったです……」
シロ
つ、つばさもらってる時は半分鳥になっているようなものだし! きっとモフモフになってる!!
語り手
そのおかげで楽しむ余裕が。

高瀬川の和樹
「さぁて、俺らも遅れんようにせにゃなぁ!」
スノーボードのスタイルで、シロを追いかけて真っ白な道の上を滑ってゆく。
高瀬川の和樹
Q: なぜスノボ A: 和樹スノボやりそう感ある
シロ
にあいそう
語り手
似合う
シロ
ゆりさんスキーしない?
ソリでもよくってよ
ユキで作ったシカにひいてもらうソリと、スキーに乗るのとどっちがいいかなぁ
シロ
「やほーーーぅ!」
シロは喜び道をひた走っています。
ゆり
ゆりは、お店の近くに立てかけられていたソリの上に乗っています
ちびぎつねさまを抱っこしたまま、引き攣った顔で、よく跳ねるソリの上で正座しています
こおってる
高瀬川の和樹
それは人がのるやつじゃなくて雪とか荷物をアレするやつでは……>お店の近くのソリ
シャーリー
www
シロ
引っ張るとすぐ転げちゃう奴
ゆり
なのでカチコチに固まってます
高瀬川の和樹
コチーン
せっかくなおったのにまた凍る
シロ
ユキのそりに乗ればいいのに。
※おしりつめたい

ちびきつねさま
「雪遊びは楽しいねぇ、ゆり」
ゆり
「動くんじゃないわよ、落っこちるわよ」
語り手
町の中を進んでいったみんなの前で、風景は段々と変わってゆき
気がつくと、林の中を真っ直ぐに抜ける道に変わっていました

語り手
空からは、真っ白な雪の原の中を、黒々と川が曲がりくねって走っているのが見えます
風馬は、それがさっき見た景色と似てきたことに気づくでしょう
「すごい、川がぐにゃぐにゃに曲がってる……」
シャーリー
「わぁ……」
風馬
「すごくひろいな……」
「さっきのとこだ……ささめはこのちかくにいたぞ」
「木雨?どこ?」
風馬
きょろきょろと探す
語り手
見下ろす雪の中、四角く切り取られたように開けた場所が見えます
風馬
「あそこか!」
シャーリー
「近いですか……?」
語り手
風馬がそちらへと意識を向けると、
自然と翼が動き、そちらへと滑り降りて行きます
風馬
「シャーリー、さき、こっちだ!」
シャーリー
「……はい……」
「わわ、待って……」
咲も、ぎこちなく風馬について行きます

シロ
「お、ちかいのか?」
上空の三羽が弧を描き始めたのを見て少し足を緩める。
高瀬川の和樹
「お、っと」少しつんのめりながら速度を合わせる。
シロ
空気読んで少し遅れていこ。
シロ
咲が何か言ったら地上組来ようかな!
高瀬川の和樹
賛成!

語り手
近づいてくると、果たしてそこに、白い着物の姿がひとつ、見えてきました
風馬
「ささめー!」
「つれてきたぞー」
木雨
その白い湿原を眺めていたその女の子は、不意に空から呼びかけられて、振り向きました
風馬
自分は通り過ぎる
あとは若いお二人で
木雨
「な、何だ?」
通り過ぎて行った風馬を、何事かと見送ります
シャーリー
「……ふふ……」シャーリーも通り過ぎるか~!
高瀬川の和樹
カッ、と靴を鳴らして立ち止まり、少し距離を置いてその様子を見守る。
その片手にはあの傘。
「木雨~~~!」
木雨
「今度は何……うわ」
また呼ばれて、そちらを見上げると、みるみる大きくなってゆく咲の姿
「これ、どうやって止まるの~~~?」
シロ
だきついたらとまるんじゃない?(適当)
語り手
咲は、降りてゆくスピードそのままに、展望台の上へ、どうにか足をつけると
雪が積もった木の床の上をスルスルと滑り
「木雨、止めて~!」
木雨
「咲!?え、ちょっと……うわぁ!」
語り手
木雨に突っ込んでしまった咲は、二人一緒に板の上を滑り、展望台の横に積もった雪の中にずぼんと飛び込んでしまいました
高瀬川の和樹
「あーあー、突っ込んじまったなぁ。まぁでも拒絶する暇もない、これくらいが丁度いいな」
シロ
「ヨシ!!」
なんかとくいげ
風馬
「2人とも見えなくなったな」
語り手
二人が突っ込んだ雪の上に、さらに揺らされた木からどさどさと雪が落ち
シロ
「あっ」
語り手
静かになりました
シロ
「よくないぃ!」
走って行って掘り起こそう。
シロ
下手すると死ぬやつだこれ
高瀬川の和樹
「って、あぁ、おいおい」慌てて一緒に走っていく。
風馬
さすがに降りよう
シャーリー
ひゅー(下降音)
シロ
「わぁぁぁみんなたすけてぇぇぇぇ!」
いっしょーけんめー掘ってる
語り手
シロが慌てて雪山に取り付いて、前足でシャカシャカと雪をかき始めると
突然、その前でズボ、と手が生えました
そしてもう一本、ズボ
洋服の袖の腕と、着物の袖の腕が、手がかりを探してバタバタと動きます
シャーリー
一生懸命手で探してま……つべたい!!!
語り手
シロがさらに少し掘り進めたところで、2本の腕はお互いにはっしと捕まえると
「っぷは!」
木雨
「ぷはっ」
語り手
二人の頭が生えました
高瀬川の和樹
「おおい、生きてるか、咲。あとつぶれてねぇか木雨」
「だ、大丈夫……起こして~」
風馬
「ゆきだるまみたいだな」
ゆり
「まったくもう……霜焼けになっても知らないわよ」
シロ
「やける! やけたらたいへん!!」
語り手
やがて、みんなに助けられて、ようやく咲が、そして木雨が雪山から掘り出されました
高瀬川の和樹
「えれぇ目に遭ったなぁ。生きてるか?」
「あ~~~~、びっくりした。うん、大丈夫」
木雨
「びっくりしたのは、こっちだ!」
高瀬川の和樹
「そりゃそうだわな。いきなり空から突っ込んでくるとは思うまい」
木雨
「思うか!何なんだ、お前たちは!」
言いながら、木雨は咲の服についた雪を払ってやります
シロ
「おとどけだ!!」
木雨
「何がだ!」
風馬
「せっかにきいたんだ」
シロ
ナイスツッコミだ!!
風馬
しばしツッコミタイム

木雨
「お前たちの言っていることは、何から何までわからない!」
「眠っていた咲まで起こして、タダで済むと思っていないだろうな」
高瀬川の和樹
「まぁ、落ち着きな。いい手が見つかったんで、ちと話をしにきたのさ」
「お前も溶けずに済み、町も春を迎えられる、そうなるかもしれん手がな」
言って、持ってきた傘からとんとんと雪を払う。
木雨
その言葉に、怒っていた木雨の顔が、いつものようにすっと涼やかなものになりました
「要らない心配だ」
「町は、もう雪と氷に閉ざされた。もう春は来ない」
「命乞いにでも来たのかと思ったが、まさか私をそんな嘘で騙そうとは」
高瀬川の和樹
「……それでいいのか、木雨」
「それでいいのかよ、木雨。咲を眠らせ、町を雪と氷に閉ざし、人っ子一人通らんようにして」
「お前、独りだろうがよ」
木雨
「咲とは……いつだって、夢で会える」
「咲も眠っていれば、雪の中で、私と一緒に遊べる」
シロ
「ずーっとねたままでいたら、おなかすいてしんじゃうぞ!!」
木雨
「おなかがすく……?なんだそれは」
シロ
「はるがこないと!! おはながさけないじゃないか!!」
木雨
シロの素直な言葉に、木雨は一瞬小さく息を飲みました
高瀬川の和樹
「拾ったぜ、押し花。咲がお前に見せてくれた花だったか。この湿原に、咲く花だったか」
木雨
その言葉に、木雨ははっとした顔で懐を探ります
「無い……。お前、私の押し花をどこに」
おしばな
シャーリー
説得が大人だ……。
高瀬川の和樹
シロと和樹がコンビネーションしてる
高瀬川の和樹
いま淡雪が持ってるんだっけ?
シャーリー
でしたっけ?
語り手
あ、そうか
シロ
じゃあもってきた!
語り手
じゃぁ淡雪も来てないとね
あ、シロが持ってくる?
淡雪も実はついてきていた、でもいいw
シロ
落とし物かも知れないからね。持ってきたことにしよ。
淡雪さんがいても良いけど、なんか怖がってかたくなにならないかな?
語り手
なるほどw
高瀬川の和樹
淡雪がいると対立しちゃいそうだし、シロが持ってくるのがシーン的に美しそう
語り手
では、出かける時にシロに手渡したことにしよう
シロ
勢いで説明と丁寧な大人の補足。
勢いの方は説明になってないわ。

シロ
ではモッフモフの中から丁寧に押された花を、本に挟んだまま渡そ。
本の題名は「ゆき」で!!
木雨
「何だ、これは」
シロ
「おとしものだ!!」
高瀬川の和樹
「開いてみな。潰れちまうからそうしてたんだ」
木雨
「……」
木雨は怪訝そうな顔でその本を受け取り、慣れない手つきでそれを開いてみます
綺麗にパカ、と割れたその本のページには小さな押し花
だいなし
高瀬川の和樹
一瞬 バカ に見えて台無し
シロ
ひどーい
木雨
綺麗にバカ、と書いてあるのか
高瀬川の和樹
達筆な字で
木雨
淡雪のささやかな攻撃
風馬
思ったw
シロ
ゆうやけこやけっぽいけど淡雪っぽくはないw
高瀬川の和樹
確かにw
語り手
もう展開がシリアス漫画の巻末おまけギャグ漫画なんよ
シロ
つぼにはまってしまっていけないねぇ(めっちゃ笑ってる)
真っ白な本だからでっかく書けるよ。
高瀬川の和樹
シロがすみつぼにはまっちゃった!
クロ
ああっ!
語り手
墨壺にひたひたに漬けたシロをクイックルの先っぽにつけて、淡雪によるショドーのワザマエである
クロ
ペタペタペタペタ
高瀬川の和樹
ゆうこや学園

木雨
「……!私の……」
本を放り出して、押し花を手に取ります
シロ
本をキャッチ
高瀬川の和樹
本は守られた!
「……大事だったんだな。なぁ、どうしてここに来た? 夢の中で咲と遊ぶだけなら、ここでなくてもよかったろう」
木雨
「……」
「ね、木雨」
押し花を胸に抱いた木雨に、咲が声をかけます
「持っててくれたんだね、その押し花」
シャーリー
可愛いねぇ
腐った私「いい百合だなぁ」 純粋な私「美しい友情ですね!」
高瀬川の和樹
表のシーンがな、めちゃくちゃかわいいんじゃな
シロ
もう、木雨に冬じゃない風景見せてあげたい。
季節歪めちゃダメって言ってたけど、スマホで見せるとか言う手があるじゃないか!!

「マフラーも」
「見たかったんだよね、本当のお花」
木雨
「……」
「咲が、見せてあげたい、って言った」
「咲が私に見せてあげたい、その景色を私も見てみたかったんだ」
「でも、私は見ることができない」
「夢の中で、咲にいろんなものを見せてあげたりはできても、私はその花を本当に見ることはできないんだ……」
高瀬川の和樹
「……なぁ、木雨。嘘じゃねぇんだ、嘘なんて言わねぇよ。皆でどうしようか延々と考えてたし話してた、その間も一度の一度も、嘘でお前を丸め込もうなんて話は出なかったよ」

そう言って、持ってきた傘を開き、雪を降らせるその傘を木雨の頭上に差し掛けます。
高瀬川の和樹
出てなかった、はず。>嘘で丸め込もう
シロ
たぶん……
語り手
開いた傘の中から、はらはらと細かな雪が降ります
木雨の白い髪や着物の上に落ちた雪は、溶けることなく花びらのように重なって行きます
木雨
「雪……?雪が降る、傘?」
高瀬川の和樹
「外の雪女に聞いてきたよ、どうすりゃあいいかってさ。そいつは自分の手元にだけ、ずっと雪を降らせてた」
シャーリー
ありがとう(成仏)
シロ
溶けないで!!
風馬
雪女は幽霊ではない

高瀬川の和樹
「これは、少しだけ雪が降るように、力を篭めただけの傘だ。でも、町を全部冬にしちまえるお前の力なら、自分の手元に冬をとどめておくことだって、できるはずだ」
「お前の所にだけ、冬があればいいんだ」
その傘を木雨にそっと差し出します。
木雨
「……お前たちは、私を、祓いに来たんじゃ無いのか」
「町を、雪と氷に閉じ込めた私を」
「邪魔な私を」
高瀬川の和樹
「そう決めたなら、こんなに長く悩まんかったさ」ふ、と、微かに笑む。
「そんなこと、絶対思うわけない!」
シロ
「だれも!! そんなこと」
「いってないぞ!!!」プンスカ
「はなしきいてくれないこまったやつ とはおもってたけど」(ボソ)
高瀬川の和樹
「そう決めなんだから、こうしてる」
笑みながら肩をすくめるその様子は、少し自分自身に戸惑っているようでもあった。
シャーリー
「……違いますよ……」
「……助けに来たんです」
風馬
「くももゆるすっていってたぞ」
木雨
「私は……咲を一人にしたくなかったんだ」
傘を、そっと受け取り
「でも、私は春になれば、溶けて消えてしまう」
「だから、ほんの少し」
「ほんの少しだけ、雪が続いてくれればと」
魂の兄弟
高瀬川の和樹
ヒーホー……。(真・3のジャアクフロストを思い出すホー)
シロ
あー……
高瀬川の和樹
魂の兄弟……。
シロ
(どこまで見たか分かんないからなんもいえないなっておもった)
高瀬川の和樹
(遭遇はしたけどその後のアレはまだアレしてないとこだホー)

木雨
「でも、春にならなければ、花は咲かない」
「私は、春になれば溶けて消える」
「私は、咲と一緒にその花を見ることはできないのだな……」
「咲を、困らせてしまった」
高瀬川の和樹
「お前は咲のことを想ったんだろう。そうだろうとは思っていたよ。お前の面、好き勝手に悪さをしてるようにゃ、見えなかった」
「そうせにゃならないと、心を決めてる面だった」
木雨
「咲のマフラーに、押し花。今度は傘」
「いろいろなものをもらったが、この小さな傘と雪では、私を留めることはできないだろう」
「雪と氷は、春が来れば消えるもの。そんなこと、わかっていたはずなのにな」
「もう、咲を困らせるのは、やめるよ……」
高瀬川の和樹
「……なあ、木雨。お前は前に、糸と人の、つながりの力を借りた」
「今度はその人が暮らす、町の、空と地の力を、ひとつ借りてみちゃあどうだい」
木雨
「力を、借りる?」
「そうだよ!この人たち、すごい不思議なことができるの!」
「それで、木雨も助けてくれるって!」
シロ
「そうだぞ!!」
風馬
「てつだうぞ!」
高瀬川の和樹
「ああ。この町の言い伝えが言ってたよ、この町には大きな力を持った穴があるんだってな。あの蜘蛛は、その穴を守ってた蜘蛛だ」
シャーリー
「できます……」
シャーリー
できらぁ!
高瀬川の和樹
「お前がこの町の空と地から生まれたんなら、繋がってるはずだ。その穴ともな」
風馬
穴兄……いえなんでもないです
シロ
なんか酷いこと言いかけてる…
風馬
ここは清く正しいゆうやけこやけ
高瀬川の和樹
でも木雨ちゃん立場的に霊穴にズニュる方だしなあ
シロ
そうよbbtじゃないのよ!!
シャーリー
百合とか言い始めてごめんなさい(土下座)

木雨
「くも……」
「私が、私になる時、何か声が聞こえたような気がする」
「それが、そうなのか……」
高瀬川の和樹
「ああ、きっとそうさ」
木雨
「私は、溶けずにあることができるのか……?」
高瀬川の和樹
「なあ蜘蛛よ、まだ見てるか? この木雨に、ちょっと力を貸しちゃあくれんか」
「俺達ぁ、こいつを許したいんだ。お前がそう言ったっていうようにな」
和樹は直接見てないのでだいぶん伝☆聞
シロ
えっどこどこ? 空を見上げる。
語り手
和樹が、そう言ってみんなが空を見上げた時
シャーリー
空を見ようねぇ。
語り手
ずっと分厚く空を覆っていた雲が、まるでヒビが入るように、ほんの少しだけ、割れました
シャーリー
ぎゃん!?
シロ
sanチェックしてる人がいる
シャーリー
1d100<=70 SANチェック (1D100<=70) > 38 > 成功
よし!!!
風馬
「そらがわれた」
語り手
そこから差し込むのは、細いオレンジ色の光
ゆうやけこやけの色
差し込んだその光は、不思議にふわふわと揺れながら、オレンジ色に光る糸のようになって、漂いみんなのところへと伸びてきたのです

語り手
という風景のところで今日は締めましょう

ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。