TRPGリプレイ ゆうやけこやけ 第十二話『旅するゆうこや』鹿角 十七


ここはゆうこやでありメガテンではありません
語り手
語り手はおります
高瀬川の和樹
河童もおります
佐倉 光
いるよ
交渉できそうな奴いるかなぁ。
シロ
よいせっ
高瀬川の和樹
「交渉? 何かくれんのかい?」
佐倉 光
「妖鬼か……酒とか、カロリーメイトとか」
「あんたなんか変に偏ったステしてんな」
高瀬川の和樹
「ああ、美味いよなあれ。飯代わりには味気ねぇが。偏ってる? そうかい?」まあ偏ってるよね
シャーリー
ぬっ
高瀬川の和樹
こんばんぬー
佐倉 光
「妖鳥だ」
「レベルも見えんし、仲魔にすんのは無理っぽいなぁ」
高瀬川の和樹
「さてと、こっからは俺達の時間だぜ」
風馬
とり!
高瀬川の和樹
こんばんとり!
シャーリー
「幼鳥……?」
シロ
「あっちでふーちゃんの方見て「怪異??」とかってくびひねってるひといたぞ」
シャーリー
「小さな鳥……?」
風馬
いつかおおきなシャンタク鳥に
シロ
「こんばんわ」
語り手
シャンタク装備して空が飛べるようになりました
高瀬川の和樹
「ああ、ありゃ俺達を分類しすぎて素直に向き合えんくなった連中だぁな」
シロ
たぶん淡雪さんは秘神かなんか
高瀬川の和樹
淡雪さん秘神は間違いない

語り手
境内に、目覚めを呼ぶ鶏の第一声がのびやかに響きました
咲は、その様子を目をまんまるにして見つめています
シロ
「わぁ!」
高瀬川の和樹
「おお」耳に指入れてふさぎながら
シロ
「あさだぞぉーーーーー」
語り手
「えっえっ」
突然現れたみんなの姿に、咲は目を丸い目をもっと大きく開いて、驚いています
高瀬川の和樹
「おうおう驚いたか。なぁに、ここは夢ん中だ。こんなこともあらぁな」
シロ
こんにちは めざめのししゃ です
シャーリー
「……おはようございます……」
高瀬川の和樹
「俺らはお前を起こしに来たのさ。早く起きんと昼になるぜ」
超便利ツール
高瀬川の和樹
あっ語り手がちらかったつながりチップを片付けてくれてる ありがとうございます
シャーリー
地味に毎回三点リーダー打つのめんどくさい(後悔ポイント)
シロ
コピペするのですっ
シャーリー
「なるほど……です……」
シロ
ウィンドウズならウィンドウズキ―とVを押すとクリップボード呼び出せるから、駆使すると便利だよ。
シャーリー
「確かに……これは……便利ですね……?」
おぉ~~~!!!知らなかった!!!
シロ
私も今年になって知りました。ちょうべんり。
シャーリー
いいこと聞いた。言ってみるものだなぁ。

シロ
「にんげんはとーみんしないんだろ! おきなきゃだめだぞー」
近づいて手をぐいぐい引っ張れる?
語り手
「えっえっ」
「どういうこと?あなたたち誰?」
シロ
「シロだぞ!! あさだぞ!!」
シャーリー
「シャーリー……です……」
高瀬川の和樹
「この町の人間だよ。ちょっとお前に用事があってね」
シロ
耳まるだしだわ。まあよかろ。
高瀬川の和樹
「訳がわからんだろうが、お前が今どこにいて何をしてるか、分かるかい」
「えっと……」
「ここはいつものお社の境内でしょ?で、私は、えーっと」
「そうだ、雪―――木雨と遊んでた」
高瀬川の和樹
「そうだ、遊んでた。いつから遊んでて、いまはいつなのか、分かるかい」
「何度寝て何度起きたか。友達たちが帰ってくるのはいつか」
「分かるかい」
「今は……春休みでしょ?」
シャーリー
「……」
「みんなは春休みが終わったら、帰ってくるから」
シロ
「はるやすみおわるまでねるのか?」
シャーリー
「寝すぎです……」
確認
高瀬川の和樹
語り手ー、確認ですが本来の時間軸では春休みはもう終わってるで合ってますか? それとも本来の時間軸でもまだ春休み?
途中で訂正が入ったのでようわからんくなっちゃった
語り手
失礼しました
春休みは、暦の上ではそろそろ終わっていてもよさそうな日付ですね

高瀬川の和樹
「春休みが終わるまで、あと何日か、分かるかい」
「あと、もういくつ数えたらいいか」
「え、えぇっと……」
咲は、なんとなく上を見上げながら、考えるようにしてから
「そんな、色々たくさん言われたらわからないよ」
そう答えますが、咲はどこか狼狽えるような、そんな様子です
高瀬川の和樹
「ああ、悪い悪い。でも、分かるだろう。もう春休みは終わったよ」
「え?でも、私ここで木雨と遊んで……」
シロ
「ずーっと遊んでたのか? 何して?」
「あれ?昨日の晩御飯、なんだっけ……。テレビ何見たっけ……」
「木雨と、かくれんぼしたり……」
「あれ?でも木雨は雪だるま……」
シロ
「ニンゲンはさむいとこにずっといたら、しもやけになっちゃうんじゃないのか?」
バトン
高瀬川の和樹
おとなっぽいアプローチをかましたので次はこども&少年組にバトンタッチ
シロ
彼女的にはずっとここで木雨と遊んでいた認識なのか。
高瀬川の和樹
ぽいですなあ

「そうだよ。風邪だってひいちゃうから、暗くなったら帰らなきゃ」
シャーリー
「……カラスが鳴ったら帰りましょう……ですね」
「あれ?でも私、今日お母さんに会ったっけ……」
「ゆうやけこやけ、いつ見たっけ」
シロ
「みんなたいへんなんだぞ!」
「大変?」
シャーリー
「雪が……ずっと止まなくて……」
シロ
「ちょっとだけふってほしかったゆきが、ずっとずっとになっちゃって、みんなうまっちゃって、とけちゃって」
シャーリー
「……そうです」
シロ
「ぜーんぶゆきのしただ!」
シャーリー
ありがとうコピペ……。
「雪なら、ずっと……でも、少ししか降ってない……」
空を見上げると、ちらほらとした雪
シロ
「だからぁ、おきろよぉぉぉ! ここゆめなんだよ!!」
「ここが、夢?」
咲は、何か思い出そうとしているのか、瞳がふわふわと揺れます
風馬
「こーけこっこー!」2度目
高瀬川の和樹
「まあまあ、落ち着きな。咲ちゃん、お前は寝ているんだよ。ゆうやけこやけもない、朝もない、ずっと、ずうっと雪の中」
「それは、夢だろう?」
「起きなけりゃあ、みんなが心配するよ」
シロ
咲の目の前で女の子の姿がくるんと丸まって
でっかい毛玉になってのしかかります。
顔ぺろぺろ。
「そんな、なんで」
「思い出せない……うわ」
シロ
ペシペシペシペシ
いっそびっくりしてもよろしくてよ!
高瀬川の和樹
ここらへんで《みちおくり》で咲ちゃんを夢の外へ連れ出せないかな
なるほど?
シロ
あー、できたらスマート。
シャーリー
特に何も力になれそうにないので和樹さんを見守ってます。
では、
畳み掛けるようなみんなの声に、咲の瞳は揺れ
不意に、ざっという音
見ると、境内の周りを覆っていた雪の一部、境内から続く参道の方へと、一つの長い道が伸びていました
シロ
《みちおくり》のコスト12でよろしい?
語り手
はい、ノーマルコストで良いです
シロ
つながりがあれば何人でもとなっているので、咲のつながりを取得したいんだけど、なんかと共有?
もしくはここでは条件なし?
語り手
そうですね、条件なしで良いです
直接こころに触れているので
シロ
よしっ。
「こっちだ!」
できあがった道を先に駆け出す。
走った後に雪のウサギが生えて一緒に走り出す。
雪から生じた無数のウサギが道を辿って続く。
木々にはほんのりとオレンジ色の灯。
ウサギの瞳はななかまど、耳はササ。
高瀬川の和樹
めっっちゃ描写かっこいい
シャーリー
ゆきうさぎ可愛い~!
シロ
やっと出番だからちょっと張り切った。
高瀬川の和樹
「ほら、咲ちゃん。あっちが帰り道だよ」
語り手
さっきのしかかられた時に咄嗟に掴んでいたシロの長い毛を掴んだまま、咲はまるで重さが無いように宙を引き摺られて参道を行きます
見る間に境内は遠ざかり
気がつくと、目の前には見慣れた石の鳥居が一つ
その向こうには、どこか日の光を思わせる光が見えます
シロ
皆が道を辿ってたどり着いたら、シレッと半変身に戻るよ。
シロ
んしょ
風馬
「コッ」道を追いかけるように飛んで着地
語り手
みんなはその鳥居をくぐり抜け
気がつくと、境内に立っていました
周りは、深い雪
空からは、見るからに重たそうな雪がいくつも降ってきています
高瀬川の和樹
咲ちゃんがいるかすぐに確認します。
シロ
「ふー、走ったー」
シャーリー
すっごい可愛い……。
語り手
みんなの前には、糸の絡んだお社が一つ
和樹が周りを改めると、不意に きぃ、という小さな音
そちらを見ると、お社の木戸が開き、1人の女の子が立っていました
肩や頭に、白い糸が少し絡みついていましたが、それは気がつくとふわりと風に乗ってか消えてゆきます
風馬
「起きたか」
高瀬川の和樹
「お帰り、咲」
シロ
「おはよー!」
シャーリー
「おはよう……ございます……」
「えっと……おはよう?」
「ここ、どこ……?」
シロ
「くものおうちだ!!」
高瀬川の和樹
「起きられて何よりだ。ここはお社の境内さ、腹は減ってないかい? 喉は乾いてないか?」
そう尋ねられた時、咲のお腹が大きく鳴りました
「なんだか、すごい減ってる」
シャーリー
「(よく判らないけど……和樹さんはお母さんだったんです……?)」
手厚いから……。
シロ
「(ニンゲンぽい)」
減るのか。そりゃ脱出できてよかったな。
木雨ちゃんが人間の生命活動や生理現象にまで気がまわってないのは危なかったな。
高瀬川の和樹
「だよな。ずっと寝てたんだ、無理もねえ。すまん淡雪、ゆり、言い出しといて何だが、何かねえか?」
ゆり
「そう突然に言われてもね……カロリーメイトくらいしか無いわよ」
ゆりが巾着から黄色い箱を取り出します
風馬
(あるのか)
高瀬川の和樹
「起き抜けにカロメは重てぇな……。とりあえず淡雪、お前んちに戻れるか?」
「飯もだが、水を補給してやらにゃ」
淡雪
「そうですわね……」
シャーリー
「ですね……」
高瀬川の和樹
「で、そのついでに状況説明といこうぜ」
カロリーメイト
シャーリー
カロメ食べたい……。
シロ
「起き抜けのカロリーメイトは重い」という感想が言える河童。
カロリーメイトはやっぱチョコ味がいいな!
高瀬川の和樹
しかもカロリーメイトをカロメと略す河童
シャーリー
個人的にはプレーンやメープルが好き。
高瀬川の和樹
我フルーツ味派
なんだこの盛大に分かれる派閥
風馬
コンポタ(ドリンク)
シャーリー
プレーンお亡くなりになってバニラが入ったんですよ……。
シロ
あ、そうなんだ!
シャーリー
だから実質私はメープル派……。

シャーリー
暖かい白米のことを考えてぐぅ、とおなかが鳴く。
ちびきつねさま
「それが良かろうね」
シロ
「おなかすいた!!」
語り手
そうして、みんなは咲を連れて古書店までゆきの道を帰るのでした
シロ
てくてく
そりゃびっくりすることだろうね。
語り手
その道行で、咲は町の様子を見て、大変に驚いていましたが
まだ起きたばかりで頭が働かないのか、また雪道の大変さもあって、黙ってついてくるのでした
高瀬川の和樹
大変そうならおぶってやります。>咲ちゃん
シロ
シロはいちおうまだヨーカイだってことばれてない前提でくうきよむことにした。
《みちおくり》してあげたほうが良かったかな? ってちらちら見るけど。
語り手
では、途中で和樹におぶわれて
カーチャンムーブ
高瀬川の和樹
和樹は昏睡明けの人間に対処しているつもりなんだけど、結果としてムーブがお母さんになっとる
シャーリー
シロちゃん可愛いねぇ……。
お母さんなんですよ。
シロ
おかーさんだな。
シャーリー
おなかすいてない?おみずのんだ?大丈夫?
みたいな。
シロ
それが真っ先に出るあたりがね。ほんと。

語り手
ようやく、お店にたどり着いたのでした
風馬
「もどったぞ!」店内に入って一声
ニハル
「あ、帰って来た!」
お店の前で待っていたのはニハル
高瀬川の和樹
「おう、ただいま」
言いながら、ちらちらと空を気にしている。咲の体力が回復したら早々に話をしなければ。
ニハル
「おかえりー!みんなー、みんなが帰ってきたよー」
ガタガタという戸を開けて中へと声をかけると
シャーリー
ニハルが動いてるって感動、なんか慣れないな……。
ツヅミ
「あー!おかえりなさい!」
シャーリー
「ただいま……です……」
カイト
「おかえり!大丈夫だった?」
語り手
中へと入ると、柔らかな暖かさがみんなを包みます
冷え切った肌が、少し痒くなるほど
高瀬川の和樹
「おう、なんとかな。かくかくしかじかで一人増えた」
コンポンウサイヌチームに手短にわけを説明。
ツクハ
「なるほど、そやつが元凶……いや、なんでもない」
シロ
「いじめちゃだめだからな!」
高瀬川の和樹
「それは引っ込めてくれよ。今更ホシ探しもそぐわねぇや」
語り手
「どうやら、根っこは押さえたらしいな」
奥の番台のところに座っていた瑞樹も、和樹の無事な姿に少し微笑んで。
高瀬川の和樹
「おう、まあ、油断はならんが、少しは話が進んださ」親父にそう言われ、なんだか座りの悪そうな照れくさい顔で。
風馬
「それより食べ物だ」
ニハル
「食べ物?」
淡雪
「わたくし、何かお腹に入れられるものを見繕って参りますわね」
淡雪はそう言って、台所へと姿を消します
「えっと……」
高瀬川の和樹
「粥か何か消化にいいやつで頼む。あと、ぬるい茶か水もできれば」
咲は、どこか所在なげに視線を彷徨わせます
シャーリー
「……白米も……」ちゅん。
風馬
「あわゆきのごはんはうまいぞ」
高瀬川の和樹
「おう、もう少ししたらあいつが何か用意してくれるからな」咲ちゃんを安心させるように声をかけましょう。
「うん……」
シャーリー
「白米は……正義……です……」
高瀬川の和樹
なんせ一気にメンツが増えに増えたし、そりゃ落ち着かないよねっていう。
シロ
てきとうに絵本を取って読んでる。
『ゆき』を持ってきて、「おぼえた!」って言いながら音読してる。
たまにデッチアゲしながら。
何故か本屋の看板から現れたのが妖怪一味になってる。
シャーリー
かわいい。
語り手
「おぅ、咲ちゃんてのかい?遠慮はいらねぇよ。まぁこっち来て座りな。外は寒かったろう」
瑞樹が座布団を一つ、ちゃぶ台の前に放ると、咲はおずおずとそちらへと向かい、その上に小さく正座しました
高瀬川の和樹
その言い回しに、こういう時に親父には勝てんな、と頭を掻く。
11人いる!
シロ
いっぱいいるもんなぁここ。
高瀬川の和樹
そうなんですよ しらんひとめっちゃいっぱいwith分からない状況
そりゃ落ち着かなさMAX
シロ
旧チームとNPCで6、今のチームが5
11人いる!
風馬
賑やか!
高瀬川の和樹
いつのまにか一人増えてるかも!
シロ
正確には12人とたくさん。
そいつが犯人だよ!
あ、綴もいた。じゃあ13人だ。
シャーリー
今日の私はごはんの話しない(素振り)

語り手
そうして、みんなで咲に刺激を与えないよう、何でもないような話をしながら、でもツクハだけは腕組みで目を閉じて黙ったまま、しばらくすると
淡雪
「お待たせいたしました」
台所への戸が開き、淡雪がポットを持って現れました
高瀬川の和樹
「おう、すまんな」
その後ろには、淡雪と揃いの割烹着を着た綴が盆を持って現れます
淡雪
「ちょうど冷やご飯がありましたから、お茶漬けにいたしましょう。そのまま召し上がられる方も、お湯で少し温めて召し上がってくださいな」
綴から盆を受け取り、みんなの前にそれぞれ茶碗に冷やご飯を入れて、置きます
高瀬川の和樹
「助かるぜ、丁度いい」
シロ
「ごーはーん!」
「あの、こちらもよろしかったら、どうぞ」
綴が、お皿に持った緑色のお漬物をみんなの真ん中に置きます
ニハル
「野沢菜だ!ひゃっほー!」
シャーリー
「柴漬けもあります……」
高瀬川の和樹
「いいね、丁度良く塩も入る」
カイト
「えっと、おれは……」
淡雪
「カイトさんも、少しだけ菜葉を乗せて、お湯をかけてどうぞ」
カイト
淡雪にそう勧められると
「うん……」
どこかぎこちなく、目を逸らしながらお茶碗を受け取ります
風馬
「どうした?」
カイト
「ううん、なんでもないよ……」
風馬
じーっ
高瀬川の和樹
「……まぁ、呑めんわなあ、色々と」
語り手
「おぅ、お前らが出てる間にちっとつまませてもらったが、相変わらずこいつの漬物はよく浸かってる。遠慮なく食いな」
ツヅミ
「瑞樹さん、たまに淡雪の家、自分ちみたいに言うよね」
シロ
「すっぱ!!」
口を×にしてる。
ゆり
「暖かいお茶漬け、いいわねぇ。淡雪さん、あたしも手伝うわ」
淡雪
「ありがとうございます」
語り手
そして、みんなはしばし、軽食を楽しむのでした
風馬
「片づけるときはオレも手伝うぞ」
語り手
「さ。咲ちゃんも食いな」
瑞樹が箸を差し出すと、それを受け取って、咲も箸をつけ始めました
淡雪
「はい、ありがとうございますね」
風馬に微笑んで頭を下げます
シャーリー
偉いなぁ……。
「……手伝い……ます」
淡雪
「はい、ありがとうございます」
「母様、わたしも」
高瀬川の和樹
みんなと入れ替わるようなタイミングで、こまごまとしたことを手伝っています。同時には咲ちゃんの傍を空けないようにしている。
シャーリー
和樹カーチャン……。
「あの、わたしも」
咲もなんとなく片付けに加わり
高瀬川の和樹
「ああすまんな、起き抜けだろうし無理はするなよ」
「うん、ありがとう、ございます」
シロ
シロは邪魔しないという最大のお手伝いをしてた!
シロ
説明もややこしくなるから口出さない!
ニハル
「シロちゃん、ご本読もう」
シロ
「よむーーーー!」
ツヅミ
「あ、読んで読んで」
シロ
ニハルちゃんは字が読めるゆうしゅうなもののけ……!
シャーリー
「ハルは人とお関わりしてきたから!」
シロ
ニハルにシロにツヅミか……
モコモコトリオだな。
シャーリー
モコモコ……。
語り手
ようやく落ち着いたところで
「……それで」
残った野沢菜の茎のところをくきくきと食べながら、瑞樹が口を開きます
「どういった話になってんだい?」
ゆり
「どう、って言われてもねぇ」
ゆりが、ちゃぶ台の上を布巾で拭きながら和樹をちらりと見ます
高瀬川の和樹
まず瑞樹向けに状況を掻い摘んで説明します。雪の原因のこと、木雨のこと、眠っていた咲ちゃんをお社から救い出してきたこと。
それから咲ちゃんに向き直る。
「咲ちゃん。驚くかもしれんが、いまのこの雪の原因は、咲ちゃんが遊んでいた雪だるま… 木雨なんだ」と、話し始めます。
「えっ」
シャーリー
驚くよね……って顔してます。
高瀬川の和樹
「春が来たら、雪だるまは溶けちまう。咲ちゃん、もう少しだけ雪が降れば、木雨と一緒に居られればって、お願いしただろう」
なるべく言葉に刺々しさが混じらぬよう、誰かを糾弾しないように、慎重に言葉を選んでいく。
「うん……少し、思った、かも」
「友達、みんな春休みでどっか行っちゃったから」
高瀬川の和樹
「ここに一人っきりで、寂しかったんだよな」
「友達が帰ってくるまで、もうちょっとだけ一緒にいてほしかった」
「……」
咲は、座った膝の上でスカートの裾をキュ、と握って俯きました
「ごめんなさい……」
語り手
町の人が墨にされているところは、咲にも話しますか?
高瀬川の和樹
そこは話しません。
語り手
わかりました
高瀬川の和樹
「咲ちゃんが謝ることじゃないよ。木雨だって、咲ちゃんと一緒にいたかったんだろうさ。それで、雪を降らせたんだ」
「ずっと一緒にいられるようにね」
「そう、だったのかな……」
風馬
「消えたくないって言ってた。あいつも」
「そうなんだ……」
高瀬川の和樹
「きっと、そうだよ。木雨に聞いてみないと、分からないけどね」
「私、木雨にもかわいそうなこと、しちゃったのかな……」
「ただの雪だるまのままだったら、溶けちゃうことも、怖くなかったよね」
シャーリー
「冬になったら……また会えます……」
高瀬川の和樹
「そんなことないさ。……友達だったんだろう、冬の間だけでも。一緒にいたいって思うのは、当然だ」
「……なあ、咲ちゃん。ひとつ、お願いがあるんだ」ふっと、真剣な顔になって。
俯いていた咲は、和樹のその言葉に、顔を上げます
高瀬川の和樹
「このままじゃ、町の人たちが困っちまう。咲ちゃんの友達たちだって、帰ってこられない」
「もう一度、木雨と話をしてほしいんだ。木雨は、俺達の話じゃ、聞いてくれないからさ」
「頼むよ」
「……」
「雪を降らせるのをやめて、って?」
高瀬川の和樹
「ああ、本当はな。俺達としちゃあ、それがいい。木雨には無茶を言ってるって、分かるよ。咲ちゃんにもな」
「でも、このままじゃあいられないんだ」
穏やかだった口調に少し素が覗く。誤魔化さず、まっすぐに咲の横顔を見ている。
「……」
咲は、また俯きました
風馬
「ゆきがふらなくても、とけないようにできないのか?」
ツクハ
「そうだ」
腕組みで黙っていたツクハが口を開きます
高瀬川の和樹
「おん?」
ツクハ
「その願いを伝えるということは、取りも直さず、その木雨だかに溶けていなくなれということだ。この町を救う代わりにな」
「あり続けたいという意識を持った彼奴が、それに応じるとは考えにくいな」
語り手
「お前なぁ」
瑞樹が渋った顔で
「言い方てもんがあるだろうよ」
困ったように頭を掻きながら
ツクハ
「なんだ。私は間違ったことは言っていないぞ」
高瀬川の和樹
「いや、そうだよ、親父。誤魔化しても仕方ねぇ。だがな」
「あいつは頑なだった。そうありたいというより、そうあらにゃあならんという面だった。だからこそ、なんでそうあらにゃあならんのか、話す価値があると思ったんだ」
ツクハ
「そもそもが友のためだった。ならば友のために消えろと。そういうことか」
「ツクハさん、それは……」
シロ
「なんかひどい」
咲は、ますますうなだれます
風馬
「さきは、きさめにきえてほしくないよな」
シャーリー
「……咲さん……」
「……。……。……でも」
高瀬川の和樹
「いんや、間違ってない。酷ぇが、その通りだ。両方が取れんから困ってるのよ」
「……わたし、どうしたらいいんだろう」
俯く咲の顔から、雫が一つ、二つスカートに落ちて染みを作りました
ゆり
「咲ちゃん、大丈夫、落ち着いてね」
ゆりが背中を摩ってやりながらハンカチを咲に手渡します
風馬
「なんで両方とれないんだ?」
高瀬川の和樹
「そりゃ春が来んと町や俺達ぁ困るが、春が来たら雪は解けちまうからだろう」
ちびきつねさま
「ふうむ」
「風馬は何か、思うところがあるのかい」
風馬に抱っこされたちびぎつねさまが、風馬を見上げながら言いました
高瀬川の和樹
「ああ悪い、畳みかけ過ぎたな」
ゆり
「そうよ。こんな女の子1人の小さい肩に、色々乗っかっちゃってるようなもんなんだから。少し手加減しなさいよ。特にあんた」
ツクハ
「な、なんだ。私のせいだというのか」
シャーリー
「ご飯食べて落ち着きましょう……」ツクハちゃんに。
風馬
「寒くなきゃいけないなら、れーとーこがあるぞ」
「冷凍庫……」
風馬
「前の町にいたゆきおんなもとけなかったぞ」
シャーリー
???「えあこんもあるよ!」
高瀬川の和樹
キングフロスト方式か??
風馬
溶けないどころかラーメン食ってたしな
シャーリー
「らーめんおいしいよ?」
高瀬川の和樹
「こらこら、内輪もめすんな。……冷凍庫なあ。なあ親父よ」
カイト
「ゆきが拾ってきた雪だるま、冷凍庫に入れてお母さんに怒られてた」
ちびきつねさま
「ふむ、そうだねぇ」
風馬の言葉にちびぎつねさまが唸ります
語り手
「おぅ、なんだ倅」
高瀬川の和樹
「親父と淡雪たちは、前に霊穴の力を借りて、あの蜘蛛を神にまで上げたんだろう」
語り手
「ああ、そんなこともあったっけな」
高瀬川の和樹
「春が来りゃあ雪は解けるのが道理、自然が移ろえば俺達も移ろうのが道理だ。だがそこに、人間がやるように横槍を通すこたぁできんかね。小さな雪だるまひとつ、それこそ冷凍庫じゃねえが、もう一度この地の力を借りて、例外にしてやることはよ」
「エコじゃねぇって、怒られるかもしれんがね……」
語り手
「あ~~~~」
瑞樹が、腕組みをして唸ります
「どうなんだろうな。なぁ、その辺りどうなんだ?神様がたとしてはよ」
淡雪とちびぎつねさまに顔を向けます
淡雪
「…できるかもしれません。ですが……」
ちびきつねさま
「ううん。その場しのぎがせいぜい、かもしれないね」
淡雪の言葉を、ちびぎつねさまが継ぎます
「自然というのは、この星が生命を得てから幾星霜、気が遠くなるほどの時間をかけて作り上げてきた仕組みなのだよ」
「ここで神がかりを得て、少し捻じ曲げたところで、そう遠くない内に、元の通りになってしまうことだろう」
シロ
「あいつに、なっとくしてもらわないとだめってことか?」
高瀬川の和樹
「そうか、ならんなあ」
風馬
「そうか……」
ちびきつねさま
「まぁ、待ちなさい」
高瀬川の和樹
「おん」
ちびきつねさま
「わたしは、木雨そのものをそうしたものに作り替えるというのは、あまりに難しい、と言っただけだよ」
「けれど、ねぇ、風馬」
風馬
「きつね?」
ちびきつねさま
「風馬が先に口にしたように、夏には溶けていなくなるはずの雪妖の雪女の子が、夏を平気で過ごしている、というところも私たちは見ているんだ」
「ここは一つ、先人の知恵というやつをお借りしてみるというのは、どうだろうね」
「あの、雪女の子にね」
ずーむしちゃう
風馬
エアコン女召喚するんか!?
高瀬川の和樹
おお、まさかのえあこん娘召喚なのか
二話連携は意外 面白いな
シロ
よべばいいんだな!?
何回かそれやろうとはしてたんだけど、フラグが立ってなかった。
高瀬川の和樹
ですなあ フラグが立ってなかったっぽい
ちびきつねさま
まぁ物理的には呼ばなくてもw
高瀬川の和樹
オンライン通話か? オンラインなのか?
Zoomするのか?
シャーリー
Zoom
シロ
ちょっといまからとほで ながののあたりにいってくるから いっかげつくらいまって!!
シャーリー
一ヶ月でたどり着けるの?
シロ
一応直線になるから少しは早くなるよ。
風馬
青函トンネル走破
シャーリー
おぉ~!
シロ
あとはどの程度不思議なトンネル扱いになるかだw

ちびきつねさま
「ゆり」
ゆり
「何よ」
ちびきつねさま
「その、なんかたぷたぷいう板で、その、電話とかできるのだろう?」
シャーリー
「(たぷたぷ……)」かわいい……。
ゆり
「たぷたぷ……スマホって言いなさいよ」
シロ
「ぶんめーのイタ」
高瀬川の和樹
「うぇ? 電話か? 先方の番号が分からんよ、お方様、あー、いや、神社の番号なら分かるか?」
ゆり
「そうね、神社だしググれば出てくるでしょ」
言って、懐からスマホを取り出すゆり
風馬
「そうか、電話するんだな」
科学万能
シロ
あっちの妖怪達は一応電話使えるのよね。そういえば。
高瀬川の和樹
ゆりも持っとんかいスマホ
ゆり
そりゃ持ってますよ
シロ
人間の道具に触れるなら判定っていうルールはもう息をしていないw
ゆり
伊香保でも使ってたよw
高瀬川の和樹
そうだっけ?w
忘れたZE
ゆり
駐車場探したり、温泉宿探したり
シャーリー
強いんだよな、和樹さんとゆりさんが。
人間力高すぎなのよ。
高瀬川の和樹
この二人人間じゃない??
ゆり
これってゆうこや?
いいえ、旅するゆうこやです
シャーリー
au

ゆり
「ええ、そうね。えーと、二和神社、群馬、と……」
「あったわ。掛けるわよ?いい?」
高瀬川の和樹
「おう、頼む」
ゆり
「スピーカーにするわね……OK、いいわよ」
言って、操作したスマホをみんなの前に置きます
シャーリー
「いつ見ても不思議な機械です……」
語り手
呼び出し音が鳴ること、しばし
『はい。二和神社社務所です』
男の子の声が聞こえました
風馬
「しのぶ!」
語り手
『わ』
突然の声に、相手が少し驚いた様子
『その声……風馬くん!?』
風馬
「ああ、オレだ」
しのぶ
『どうしたの?なんだか、久しぶりみたいな感じ』
嬉しそうな声が聞こえます
『まだ旅を続けてるの?』
風馬
「ゆきのなかにいるぞ」
なかにいる
高瀬川の和樹
※ ゆきのなかにいる ※
シャーリー
元ネタなんでしたっけ?
しのぶ
ウィザードリィ
シャーリー
いしのなかにいるか!
高瀬川の和樹
YES!

しのぶ
『雪?そっか、北の方に行ってるの?』
風馬
「和樹の生まれた町だ」
しのぶ
『へぇ~。和樹さん北の方の生まれだったんだね』
風馬
そろそろ電話の目的を忘れるよ
しのぶ
『それで、どうしたの?何かお土産話?』
風馬
「えーと、きつねが、ゆりに電話をたのんだ」
高瀬川の和樹
「おう、ちと聞きたいことがあってな」よこはいり
シロ
「セッちゃん! せっちゃんとおはなし! したい!!」
風馬
あとはたのんだ!
しのぶ
『わ』
『え、ええと、和樹さんと、シロちゃん?』
『どうも、ご無沙汰してます!』
電話の向こうで、ごん、という音
お辞儀して電話台に頭をぶつけたような
高瀬川の和樹
「あ、おい、大丈夫か。えらい音がしたぜ」
シャーリー
「痛そうな音がしました……」
シロ
「あつくなってもとけないのどーやってるか!! ききたい!! ごぶさた!!」
ごぶさたってなんだろう。
しのぶ
『うう、大丈夫です。え、何ですか?なぞなぞ?』
高瀬川の和樹
「あーあーあー、いきなり話しても訳がわからんだろ」重苦しかった雰囲気が、少し和むような気がした。
シロ
必死で伝えようとしているが伝達力が絶望である。
高瀬川の和樹
「その答えは雪花、じゃねえが、雪花に話を聞きてぇのよ。今まさに、そのことで困っててな」
しのぶ
『雪花ちゃんですか?ちょうど今境内に遊びに来てますけど……代わりましょうか』
高瀬川の和樹
「おう、頼む」
というとこでちょうど0時ですな
シャーリー
雪花ナイス……。
しのぶ
『わかりました。ちょっと待ってくださいね』
電話口の向こうで、雪花ちゃーーん、という声が聞こえました
語り手
というところで、今日は締めまあしょう
高瀬川の和樹
はーい、お疲れ様でした!
風馬
お疲れ様でした!
シャーリー
はーい!
お疲れ様でした!
シロ
おつかれさま!
シロと高瀬川の和樹の中の人トーク
シロ
ずーっと描きたい絵があるのですよ。
高瀬川の和樹
ほほう
シロ
ゆうこやの河童親子!
高瀬川の和樹
えっそれめちゃくちゃ見たい!!!!!!!!
和樹&瑞樹もなんだかんだで思い入れあるんですよ
シロ
めちゃくちゃ描きたいのに構図が浮かばなくて。
子供状態の瑞樹が大人の和樹を撫でるシーンがとても印象的でねー
描きてぇ!! ってなってしばらくこねていたんだけど、なかなかうまくゆかなくて~!
高瀬川の和樹
そう、見た目が逆転しているのにどうしようもなく「瑞樹の方が親」なんですよね 語り手が回してくれる瑞樹がとても親父らしくて好きなんです
和樹の「親父には勝てない」発言はPL含めた実感です
シロ
なるほどー
高瀬川の和樹
現代的な服装で片手にVAPEの和樹と、もう少し簡素な服装で煙管持った瑞樹が一緒に酒を酌み交わしてる構図なんかどうでしょう(提案)>絵
シロ
とうとう言っちまったから描こう……
高瀬川の和樹
わーーい
シロ
ここ二ヶ月? ほどぐねぐねしてました。
自キャラのも描きたいのあるけど、具体的な構図が浮かばない!!
言ってしまったら「満足してもう描かない」になってしまう可能性があるから言えなかったんや……
高瀬川の和樹
ああーーー わかる
あるんですよね共有して盛り上がって終わっちゃって描かない……
でも見たい
高瀬川の和樹
因みに見た目が逆転しているのは、瑞樹は「子供の姿を取ったもののけたちの中での大人枠、人間の営みを遠くから見ているもののけ」なのに対して、和樹は「文明社会の人間の傍に、そっと現れる隣人」だからですね
シロ
河童親子好きだよ!!
高瀬川の和樹
ありがとうございます!!
和樹は人間社会に染まってから見た目が大人になった設定です。
シロ
瑞樹のことはきつねさんが「頼れるけどいまいち食えんなー」って思ってます。
高瀬川の和樹
親父まさにそういう位置づけですよね 喰えない親父
シロ
和樹のことはふわふわのいきものが「すごいなー」っておもってます。
高瀬川の和樹
よくわからん言い回しを連発してごめんなシロちゃん もののけらしからぬ物言いに毎回ツッコミくれるので助かってます。
シロ
やっぱり突然変異でおさらがついちゃった人間だよ彼!
あんなツッコミでよろしければいくらでもこすらせていただきます。
高瀬川の和樹
ツッコミ貰えるので和樹の方がもののけとして変だぜ!!っていうのを示せるRPできて楽しいです
シロ
ふわふわのいきものは最後まで妖怪のところにいたいなぁと思う所存。
高瀬川の和樹
ふわふわのいきものは一番妖怪側で、それだけに視点が光っていていいかんじ
今回のPC面子、全員視点が違っていて面白いんですよね
人間に染まりきっている和樹、人間社会のことを知っているようで本当の意味では理解していない風馬、少し俯瞰的なシャーリー、一番妖怪側にいるシロ
風馬くんの中の人と、風馬くんが 《どうぐがたり》で飛行機操縦する話あったらアツいよな、って話をしてました。
シロ
何でそんな状況になるんだろう。
でも飛行機に乗って空を飛んだら、彼の望みもある意味叶うんだなぁ。
高瀬川の和樹
旅するゆうこや・沖縄編 をしようとしたら何らかの緊急事態が発生したとか>何でそんな状況
あ、確かに。>飛行機に乗って空を飛んだら
シロ
《どうぐがたり》で空を飛べるなら、それは彼の本質を変えぬまま飛べるということで、それはそれでアツいよなぁ。
高瀬川の和樹
そうそう 鶏ではない彼の本質でむしろ飛ぶのならそれはとてもアツい
シロ
それが彼の望みであるかどうか、ってところはあるにせよ……
高瀬川の和樹
それは悩ましいところ……
あと飛行機のコクピットのあのややこしいパネルを静かに操作していく姿はなんかもう単純にアツいよねっていう 彼は冷静なところとゴネる時はひたすらゴネ倒すところの同居が魅力的だと思っているので
シロ
ああー、そうね、そう。冷静なんだけど時々凄く子供。
高瀬川の和樹
冷静で静かなのに「大人の結論」に納得してしまわない「子供」さがあるのがとても好き
シロ
シャーリーに翼を貰って飛んだときも夢が叶ったと言えるんだけど、なんというか別方向で。
パネルを操作しているのに、それが一体何をしているのかはよく分かっていないまま、使い方は分かるから使える……っての、人間離れしているなぁ。
高瀬川の和樹
そうなんですよね 冷静だけど大人ではない、人間の道具を使えるけど本質は分かっていない、っていうあの立ち位置
それが和樹と近いようで決定的に遠い
シロ
根本的に違うんですよねー。好き。
高瀬川の和樹
そうそう、ぱっとみは近しいようでいて根本的に異なるのほんと好き
和樹は今回周囲にもののけしかいないのもあり(咲ちゃん除く)、「もののけである自分」を意識した話運びをしているんですが、でも物言いの前提がどうしようもなく人間なんですよね、彼。
シロ
今回の咲ちゃんが脱出した直後の「お腹空いてない? 水いる?」がすげー好きです。
そこ真っ先に心配するの人間っぽい!! って。
高瀬川の和樹
そう そうなんですよね 超常的事象から目覚めたあとに心配するのがそれ? っていう
しかもまず水分と塩分を補給して、そこから消化にいいものから食わせないと…… まで気を回してますからね 人間
シロ
このひと人間だやっぱり
高瀬川の和樹
やっぱり半魔どころか人間な気がする
シロ
むしろ河童として振る舞うと疲れちゃうまでいってない!?
高瀬川の和樹
河童としてふるまっているはずなのに気づくと人間に戻る
シロ
今回の話で一回くらい、人間力で親父を感心させて欲しいと思った外野であっった。
高瀬川の和樹
あーーー そのシーンがあったら熱いですな
いまのところ精神的にはやっぱり親父の方が親父で、和樹は若いんですよね、色々と
シロ
そうそう、でも和樹だって親父の知らない土地で色々経験を積んで、大人になって里帰りしてるんだし!
高瀬川の和樹
ですな!
シロ
あの親父なかなか強靱だから、なかなか「やるな!」って思ってくれなさそうだけどw
是非やって欲しいな!
高瀬川の和樹
人間から遠いもののけって、経験が長くて俯瞰的な代わりに停滞する、みたいなところはあると思うので、人間の尺度と速度で経験を積んだ和樹の力でどこかで!
シロ
ああー、そうそう、割と今回のメンバー軽やかに変遷していきそう感あるしなぁ。
高瀬川の和樹
そうそう。軽やかに成長し変遷していきそうなんですよね。
シロ
全体的に『若い』
高瀬川の和樹
そうそう 「若い」 それそれ



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ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。