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こちらには『蒼天のシラユリ』
ネタバレがあります。

また、展開にそこそこ大きめの改変が入り、
シナリオから離れてしまっています。
絶対にプレイ参考にはしないでくださいね!

本編見る!
八重山 アカネ
こんばんはシラユリ!
エミーリア
今日は最終回へ向けて希の独白劇場から?
獨芹 希
一時間半喋り倒せばいい?

獨芹 希
「私は……片瀬希の……コピーというべきかな」
エミーリア
「片…瀬……?」
獨芹 希
「獨芹はね、旧姓なんだ」
片瀬 瑞彩
「で……でも私、知らない」
八重山 アカネ
「ああそういう、じゃなくて。コピーってどういうことよ。
あたしらも何度も死体ができてるみたいだけど、それとは違うのよね、その口ぶり」
獨芹 希
「そうだね。
今の私はシラユリが作ったものなんだ。
だから元々は片瀬希だったけれど、今はよく……分からないな」
エミーリア
「シラユリさんが、作った……」
脳みそついてけない
獨芹 希
「どこから話そうか」
八重山 アカネ
「最初からよろしく、久しぶりに訳わかんないって感覚を味わってるわ。
いい加減、訳わかんないことにも慣れたつもりだったんだけどね」
獨芹 希
「では、私が知る最初からだ。
『私』は娘と一緒に、シラユリに呼ばれてこの世界にやって来たんだよ。
娘の……瑞彩と一緒に。
そして、『私』は騎士に、瑞彩は『姫』になった」
八重山 アカネ
「……」背筋を伸ばしているのがしんどくなってきたのか、近くの物に身をあずけ、それでも先程のやさぐれた姿勢ではなく、じっと聞く体勢に入っている。
エミーリア
加奈と二人で腰掛けて、話を聞く
獨芹 希
「『私』たちは戦った。一緒に元の世界に戻るために。
だけれど、『私』は何も知らなかった。
瑞彩が痛みを負って戦っていることも、シラユリと話して、その心を知ったことも。
瑞彩は、何も言わずに痛みに耐えて、戦い抜いた。
『私』たちは役目を果たした」
八重山 アカネ
「初対面ってのもあれだけど……。親子、ってのもエグいわね」
エミーリア
「シラユリさんと、話したんですか?」
獨芹 希
「そう言っていたよ。その時の『私』は……信じてやれなかったけどね」
片瀬 瑞彩
「…………」
獨芹 希
「そして『私』は世界に帰った。
当然、瑞彩もそうすると思っていた。
けれどね、瑞彩はここに残ることを選んだ」
エミーリア
「何故……」
獨芹 希
「それは、本人にしか分からないけれど。
瑞彩はその時の『私』に理由を教えてはくれなかったからね。
そして今の瑞彩はきっとその時のことを覚えていない」
八重山 アカネ
「知らないって、言ってたものね。あんたが親だってことも」
片瀬 瑞彩
「……私は、目が覚めたときシラユリと一緒にいたわ。
最初に話しかけてくれたのがシラユリだった」
獨芹 希
「きっと『姫』だった君が、そう望んだんだろうね。
戦う武器ではなく、シラユリとの対話を」
エミーリア
「一体、どんなお話を」
片瀬 瑞彩
「シラユリは、泣いてた。
もう殺したくない、食べたくない、滅ぼしたくないって」
エミーリア
「食べたくない……」
片瀬 瑞彩
「仲良くなっても、助けてあげても、みんなシラユリの心なんか知らないで、憎んで、乱暴して、死んじゃったりいなくなってしまったり。
シラユリはずっと一人だったの。
だから私は、ずっと一緒にいることにしたのよ」
獨芹 希
「シラユリについて詳しく話した方がいいだろうね」
瑞彩の背を抱く。
KP
希さんの話しそびれた。
八重山 アカネ
「そりゃあね。こっちからしたら、敵にしか思えない。
喰われて、壊されて、殺されて。わけも分かんないままにさ」
エミーリア
「でも、そうではなかった。そういうことですよね?」
八重山 アカネ
「言葉が通じなかった、話せなかった、事情が分からなかった。
そういうことよね」
伊藤 加奈
「……」
黙って有栖の髪を撫でている。
獨芹 希
「さっきも言ったとおり、シラユリはクトゥルフを倒すために作られたロボットだ。
作ったのは今から1000年後の人類だよ。
シラユリは世界を救うために生み出された12体のうちの一体なんだ」
エミーリア
「1000年……後!?」
八重山 アカネ
「千年後ぉ? 随分途方もないのね。平安時代じゃないの、あたしら」
獨芹 希
「ああ。今から1000年後、全ての世界は死に絶えた」
獨芹 希
希の本に書いてあることも本人が喋りるから情報量多いぞ!
エミーリア
本当は死んだ後で調べることになったのか

獨芹 希
「平行世界、というものを知っているかな」
エミーリア
「言葉や概念としては知っていますけど……」
八重山 アカネ
「一応。真面目な方はよく分かんなかったけど、漫画に出る方なら」
獨芹 希
「理解はそれでも構わないよ。
全ての平行世界が邪神によって死を迎える直前、人間は、いかなる犠牲を払ってもこの結末を変えようとしたんだ」
エミーリア
「邪神は、すべての平行世界に存在しているんですか」
獨芹 希
「そうだよ。
それらはいずれ、宇宙ごと全てを破壊するんだ」
八重山 アカネ
「平行世界って互いに観測不可能なんでしょ。エグくない? それぞれ違う選択の結果なのに、必ず同じ地点に同じ邪神がいるなんて。
運命みたいなもんじゃない」
獨芹 希
「そうだね、運命と言ってもいい。
だからそれを変えるには膨大な犠牲が必要だったんだ」
エミーリア
「私たちが、あの廃墟で見た映像……」
アカネの顔を思わず見やる
八重山 アカネ
僅かに首を揺らして頷く。
そろそろ自分自身の体重を支えきれなくなりつつある人間の仕草だ。
獨芹 希
「世界を滅ぼした邪神を模して作られた、12体のロボット」
伊藤 加奈
「椅子、上から運んできますわね。
あと、何か飲み物も」
八重山 アカネ
「ああ、ありがと」
エミーリア
「私が行ってくるよ。加奈は有栖ちゃんのそばにいてあげて」
言って、階段へ向かう
伊藤 加奈
「……ありがとうございます、お姉様……」
八重山 アカネ
「助かるわ。そろそろ重病人の気分」
片瀬 瑞彩
「そ、それじゃあ、私も……」
獨芹 希
「瑞彩。君はここにいなさい」
エミーリア
「そうだよ、瑞彩ちゃん。きっとあなたにとっても大切な話だから」
やんわりと押し留めて
獨芹 希
きっと信頼はまだ得られ切っていないだろうし、瑞彩が何かをするかも知れないから動かさない判断をしたよ。
エミーリア
じゃぁ【STR】17で椅子と飲み物担いで降りてくるよ
八重山 アカネ
ツヨーイ
伊藤 加奈
ハヤーイ

KP
椅子を並べ、それぞれの手にいつものラムネが行き渡った頃、希は話をづける。
獨芹 希
「ありがとう、エミーリア。気が利かなくてすまない。
私は随分と人間としての感覚を失っているようで、こういうことは苦手なんだ」
エミーリア
「大丈夫ですよ。バイトで慣れてますから」
獨芹 希
「シラユリは戦うときに搭乗者の命を奪う。だがそれだけではないんだ。
搭乗者が生きている世界そのものも喰らうんだよ。
一度戦うごとに……ね。
八十億人の人間、その全てを。
全ての惑星を。宇宙そのものを」
エミーリア
「えっ?」
八重山 アカネ
「はぁ?」
エミーリア
「それじゃ、本末転倒じゃないですか!?」
八重山 アカネ
「それじゃあ、これまで何度も何度も世界が死んでるってわけ?」
獨芹 希
「そうだ」
八重山 アカネ
「ああクソ、途方もなさすぎてわけわかんなくなってきた。じゃあ何、それで最後に一つでも世界が残りゃあ勝ちってわけ?」
八重山 アカネ
「思った以上にクソでかい犠牲じゃないのよ。人の命とか生贄とか、そんなのが吹っ飛ぶくらいにバカみたいにでかい。人の命の重さどうこうがバカになるくらい」
獨芹 希
「ああ。12体のうち一体でも邪神を倒すことができれば……」
獨芹 希
「他の並行宇宙全てが書き換わり、その時のみ邪神の進軍は止まる。
それがただの一瞬だとしても、1000年後の未来が変わる結果になり得るのならと、彼らは1000年前である今この時に12体の機体を送ってきたんだ」
八重山 アカネ
「てか、燃費悪くない? なんでそんなクソ燃費悪いのよ」
獨芹 希
「もとが邪神だからね」
苦笑する。
エミーリア
「宇宙を滅ぼすほどの邪神に対するためには、それだけのエネルギーが必要だということ……」
八重山 アカネ
「同じ穴の貉ってわけ……」
獨芹 希
「そして、その時の人類にはもはやそれしか方法がなかったんだ」
八重山 アカネ
「しかも倒せてようやく、一瞬進軍を止める程度。つっくづくエグいわね。スピリチュアルのホラ吹きどもも、既存宗教の連中も、そこまでデカい話思いつかなかったわよ」
エミーリア
「……1,000年前の今、ここで邪神を倒したとして。
シラユリさんを生み出した彼らの存在する未来は、変わるんですか?
SFとかだと、結局歴史が分岐してしまって、意味はないとか、映画か何かで見たことがありますけど」
獨芹 希
「変わるかも知れない。変わらないかも知れない。
それでも分岐した一つの世界でも生き残れば。
そこからまた無限に世界は広がり息を吹き返すだろう……
彼らはそう考えたのだろうね」
エミーリア
マーベル・シネマティック・ユニバースのLOKIみたいな話になってきた
八重山 アカネ
「ったく、諦めらんないってのも傍迷惑な話ね……。つくづく」
獨芹 希
「諦めたら世界が終わるんだ。
いかなる犠牲を払っても足掻こうと考えるのは不自然な話ではないと、私も思うよ」
エミーリア
「どうせ世界が終わってしまうなら、一か八か……」
八重山 アカネ
「そうね、同感。人間そんなもんだもの。千年前の人間を何人殺そうが、目の前のことが大事」
エミーリア
R-Typeみたいな話になってきた
八重山 アカネ
「で、正直呑み込めてないけどそれは置いといて。シラユリはその一体で、世界殺しながら戦って、戦わせてきたってことよね」
片瀬 瑞彩
「そんなことをしなきゃいけないと分かっていたなら、
どうして、その人たちはどうしてシラユリに心なんか持たせたの。
辛いに決まってるじゃない。哀しいに決まってるじゃない。
ひどいわ」
エミーリア
「戦い続ける、その目的と意思を維持するため……?」
獨芹 希
「分からない。
ただ、心を持っていたのはシラユリ一体だけのようなんだ。
もしかすると、それぞれに様々な特徴を持たせたのかも知れないね」
片瀬 瑞彩
「ループ、する時。
死体が残るでしょ」
エミーリア
「……うん」
八重山 アカネ
「ええ」
片瀬 瑞彩
「あれも、死体を起点にして他の平行世界、『その人が死んでいない世界』を重ねて、まるごと書き換えるの。
そして、起点だけは残るの……
他の全部をなかったことにして」
八重山 アカネ
「ああ、そういう……? あれが、起点だったってわけ」
エミーリア
「じゃぁ、今の私は、元の私とは違うということ?」
片瀬 瑞彩
こくんと頷く。
八重山 アカネ
「死ぬたびに死んでない世界を持ってきて、埋め合わせるってわけ」
片瀬 瑞彩
「そのたびにシラユリは命を削っているのよ」
エミーリア
「いともたやすく行われるえげつない行為……」
伊藤 加奈
「お話が膨大すぎてくらくらしてきましたわ」
八重山 アカネ
「話デカ。そういうもんだって思って受け止めんの棚上げにでもしないと、話が進みゃしない」
獨芹 希
「だから言っただろう? 騎士にこの話をすべきではないと。
騎士が戦えなくなったとき、そのペアは戦う力を失い、役目を果たすこともできずに散ってしまう。ただただ膨大な犠牲を払ってね……」
八重山 アカネ
「逆よ逆。半端に伏せるから話がややこしくなんのよ」
獨芹 希
「そう、だろうか?」
八重山 アカネ
「だってそうでしょ。結局隠し切れずにこうなってんだから」
伊藤 加奈
「教えられても分かる気がいたしませんけど。負けないように戦えばいいんですのよね!?」
片瀬 瑞彩
「…………」(ちょっと視線がきつい)
エミーリア
「でも、それができないほど相手は強い……」
瑞彩の視線に気付いて、慌てて割り込む
「知っていた方が良いか、そうでないか……
それは、人に寄っても変わるでしょうね。そして、一度知ってしまったらもう戻せないわけですし。
とりあえず伏せておこう、というのも理解はできます」
八重山 アカネ
「ま、そうね。そう思った経緯は分からなくもないわ、ここまで聞けば」
片瀬 瑞彩
「……」
KP
物言いたげな瑞彩を、やんわりと希が止めた。
獨芹 希
「私たちはそう判断した。だから伏せさせてもらっていた」
エミーリア
「そして、私たちはもう知ってしまった。
お話を聞いた以上、これ以上一度でも倒れるわけにはいかない。……少なくとも私はそう思いますけれど」
片瀬 瑞彩
「そうよ……
もうシラユリは限界」
エミーリア
「でも、正直なところ、邪神を倒す方法はあるのかな? ただ闇雲に戦うしかないの?
何か弱点とか……
瑞彩ちゃん。
あなたは、シラユリさんとお話ができるのよね?
そこまで、シラユリさんの現状のことを知っているわけだし」
KP
瑞彩はこくんと頷いた。
エミーリア
「となれば、シラユリさんの意見、考えも聞いてみたいわ。何より1番の当事者なのだから」
言って、静かに佇むばかりの巨躯を見上げる
八重山 アカネ
「その前に……、話がそれてるけど。希と瑞彩はそれからどうなったの? コピーってどういうことよ」
エミーリア
「そういえば、そうですね。
何故瑞彩ちゃんは記憶を失ったのか、何故、もう一度希さんは現れたのか」
獨芹 希
「……
瑞彩は、戦い抜いて『生まれ変わって』いるからだろうね」
エミーリア
「そういえば。
役目を果たした、って言ってましたよね。
ということは、一度は邪神を倒したということですか?」
獨芹 希
「いいや。一月戦えば役目は解かれる。そんな話は聞いたことがあるだろう?」
エミーリア
「ああ……そちらの方ですか」
八重山 アカネ
「同じ場所に、生まれ変わることを選んだ……」
獨芹 希
「おそらくそういう事なんだろうね」
八重山 アカネ
「それどういう話なわけ? 『姫』の限界?」
獨芹 希
「『そういう決まり』なんだけれど、おそらくそれが、シラユリと人が接していられる限界なんじゃないかな」
エミーリア
「理屈ではない、と」
獨芹 希
「希は、役目を果たして元の世界に戻ることを望んだ。
けれど娘は来なかった。
それで希は、私を残したんだ。
娘を見守るために、ずっとともにいられる存在として。
ずいぶん前のことさ」
八重山 アカネ
「……どうやって作ったの?」
獨芹 希
「この煉獄に存在するあらゆる物と同じように。
体を再現し、魂を切り分けた。私はシラユリでもあるんだ。
今まで自覚がなかったけれどね」
片瀬 瑞彩
「……え……」
エミーリア
「そ、そんなことが……」
八重山 アカネ
「聞けば分かった気にはなるけど、理解は難しいわね……。さっきからずーっとそうだけどさ」
獨芹 希
「理解する必要はないよ。
私は人間ではない。
ただ瑞彩を守るために生まれた存在なんだ」
獨芹 希
『そして きみたちもまもるために』
エミーリア
「……?』
彼女の様子が変わったような気がして、首を傾げた
八重山 アカネ
「……シラユリ?」
獨芹 希
『ずっと ずっと きみたちのこえは
ぼくにきこえていたんだ』
エミーリア
「ようやく……お話できたわね」
八重山 アカネ
「そう。ようやく話せたわね。最初からこうできていたらよかった。いや、最初にこうされても、呑めなかったかもしれないけど。

人間、納得ってやつが何より大事なんだから。
納得させる程の嘘がつけなけりゃ、いつかここまで来るのよ」
伊藤 加奈
「そうですわね。わけがわからないよりは……
って、シラユリが希?? もうわけがわかりませんわ」
獨芹 希
『きみたちは これいじょうぼくにのれば しんでしまう』
『きみたちを もうのせたくないんだ』
KP
希の声に重なるようにして、声が聞こえる。
八重山 アカネ
「そう……。あんたも因果ね」
エミーリア
「……ありがとう。
その前に、一つだけ。
あなたにも、随分と無理をさせてしまったわ。
知らなかったこととはいえ、ごめんなさいね」
シラユリ
『ありがとう……
いままで ぼくのはなしをきいてくれたのは みずさだけだった』
『せかいをまもるために
ぼくはたくさんのせかいをこわし ひとをころした』
八重山 アカネ
「そうね。聞こえなかった。いや、……最初っから、思ってなかった。あんたに心があるなんて。
信じていれば、もうちょっと早く話せたのかもね。もしかしたら、だけどさ」
エミーリア
「私は、思ってましたけど」
小さく苦笑する
「なんとなく、ですけどね」
片瀬 瑞彩
「…………」
八重山 アカネ
「だって、ロマンチストっぽいんだもの。リア。
まさかガチだなんて思わないじゃない」
エミーリア
「そ、そうですか?」
心外、という顔
シラユリ
『もう ぼくは だれの いのちも うばわない。
すべてを まもると きめたんだ』
エミーリア
「そうね、ありがとう」
KP
本当はここで分岐があるんだけど
ここで分岐提示したらふたりに張り倒されそう。
シラユリが。
エミーリア
乗るのやめるかどうかか
KP
そう。
エミーリア
「でも。
もう、邪神は目を覚ましてしまった」
シラユリ
『そうだね だから』
八重山 アカネ
「そりゃいいけどさ、使命はどうすんのよ。あと目の前のアレ。邪神」
シラユリ
『ぼくは ひとりでいく』
エミーリア
「ダメよ」
キッパリと
シラユリ
『どうして?』
エミーリア
「やっぱり、あなたと話せてよかった」
八重山 アカネ
「ちょっと、リア。話を進めんのが早くない?」
エミーリア
「あれ? 私はアカネさんも同じかと思ってたんですけど」
八重山 アカネ
「聞かずに同じって思われてもね。こっちの話も聞いてもよくない?」
エミーリア
「ご、ごめんなさい」
伊藤 加奈
「違うんですの?」
八重山 アカネ
「つまりそれってアレでしょ。シラユリが一人で突っ込んで、邪神を倒すなり倒さないなりすりゃ、シラユリはいなくなる。そうすりゃ、あたしらは無事に帰れるし、これ以上世界は滅ばない。誰も死なない。
千年後に世界が滅ぶかもしれないけど、知ったこっちゃない」
シラユリ
「…………」
エミーリア
「それ以前に、今邪神が目覚めてしまったなら、今のこの世界も滅んでしまうんじゃ……」
エミーリア
って思ったけど違うのかな
シラユリ
『だいじょうぶだよ なつはおわらせない』
八重山 アカネ
「そう、そこんとこどうなの?
あんたがアレどうにかして、あたしらは無事に戻れるわけ?
そこんとこはっきりさせときたいのよ。どうなの、シラユリ?」
片瀬 瑞彩
「それができるならっ!
とっくにやってるわよっ!」
シラユリ
『……きみたちは まもるよ……』
八重山 アカネ
「どっちにしろ、あたしらがこのまま死ぬ気で乗って、死ぬなりアレ倒すなりして、それが千年後の勝機に繋がる可能性なんてほとんどない。一瞬だもの。
ここで戦い抜かないとこれまでの犠牲が無駄になる? それ、これから殺される世界にも言える?
それなら、ここで降りてしまえば、あたしらは無事に済むかもしれないって方が、アリだと思うけど? リア、そこんとこどうなの?」
エミーリア
「うーん……」
腕組みをして、考える
八重山 アカネ
「少なくともあたしは、千年後より今が大事よ。千年後より、別の世界より、今、ここが」
獨芹 希
「シラユリ。君が言う気がないのなら私から言わせてもらうけど。
12体のうち、残ったのはこのシラユリだけだ」
エミーリア
「それじゃ、シラユリさんまで失われたら……」
獨芹 希
「終わりだ」
八重山 アカネ
「あ、そ。それなら余計に、勝機なんてほとんどないじゃない」
エミーリア
「それなら。
私が、乗るよ」
巨躯を見上げて告げる
「シラユリさん一人で行くよりは、いくらかマシでしょう?」
八重山 アカネ
「だから勝手に返事しないでよリア。あんた、死にたいわけ?」
エミーリア
「死にたくはないですよ。
でも、ここで逃げて、全てが―――加奈やみんなの未来が終わってしまうなら。
今日を生きる―――それなら、今がその時だと、私は思うから」
八重山 アカネ
「でも、あいつを倒せた奴なんていない。大した手段もなく、結局闇雲に殴り掛かるしかないんでしょ。
それなら、ここで降りるのが賢いと思うけど?」
エミーリア
「うーん……
でも、どのみち同じだっていうなら
私は、進みたい。
アカネさん、今が大切なのは私も同じ。
私にとっての今は、たぶん『今この時』だから。
アカネさんや、加奈は、逃げて。
もし、応援だけでもしてもらえたら、嬉しいけど」
困ったように微笑む
八重山 アカネ
「あ、そう……。ったく。この死にたがりめ」震える両腕に力を入れて椅子から身を起こし、大きく息を吐く。
「付き合うわよ。今日が、生きるがどうだって言ったって、大したことなんてしてこなかった。それなら偶には、納得のために死ぬってのも、クソだけどアリだわ」
エミーリア
「えっ」
驚いた顔で声を漏らす
八重山 アカネ
「殺された世界からは恨まれてるだろうけど、恨みを買うのには慣れてる。どうせ生きるのなんて自己満足のため。
それなら、今までにない自己満足が手に入るチャンスのために、一世一代の賭けってのも悪くない」
エミーリア
「い、いいんですか?」
八重山 アカネ
「よくないかもね。さっきから頭が痛すぎて死にたくなってるんだわ、きっと」
エミーリア
「あ、それなんですけど。
ねぇ、シラユリさん」
巨躯に語りかける
「その負担、私にも肩代わりさせてもらえるようにできないかな?」
獨芹 希
「『姫』の苦痛は想像を絶するものだよ。
それを受けながら戦おうというのかい?」
エミーリア
「でも、今まで有栖ちゃんやアカネさんは、それを受け止めてきたんですよね?」
シラユリ
『そうだよ』
エミーリア
「じゃぁ、最後くらい、いいじゃないですか」
いっそ……
KP
いっそみんなで行くのもアリじゃないのかと思ってしまうKPw
エミーリア
戦隊ロボみたいに5人で乗るの?
それも面白いな、とは思うけど
KP
雰囲気がわちゃわちゃするかもしれん
八重山 アカネ
わちゃわちゃしそう
あとやっぱりシラユリ乗るのは「二人」が一番美しいとは思う

八重山 アカネ
「やめときなさいよ。リア、あんたがメインでしょ。痛みで照準が逸れたら困る」
エミーリア
「でも……アカネさんもうヘロヘロじゃないですか」
言い方
「それなら、少しでも長く戦えるようにした方が……」
八重山 アカネ
「ヘロヘロでもレーザー撃つくらいはできるわよ」
シラユリ
『どうしても たたかおうというんだね』
エミーリア
「ええ。私はそのつもり」
八重山 アカネ
「まあね」
シラユリ
『きみたちの かくごは つよいんだね』
八重山 アカネ
「今更ハードル上げないでよ」
エミーリア
「一人で行こうっていうなら、天井開けてあげないから」
KP
シラユリは黙り込んだ。
シラユリ
『ぼくは かみさまを もして つくられた ロボット
 かみさま は ひとに しんじてもらえると つよくなる』
『いまの ぼくは せいぜい ちきゅうを すくうことしか できないけど
 それでも ぼくを しんじてくれる?』
エミーリア
「それなら、私たちのことも信じてくれる? あなたに乗って戦うことしかできない、オクトーバーフェストのバイトだけど。
後パルクールを少々」
八重山 アカネ
「そこが強いのよ」
エミーリア
「えっ」
伊藤 加奈
うんうん、と頷いている。
八重山 アカネ
「それならこっちこそ、スピリチュアルヒーリングだか適当にホラ吹いて、ちゃんと生きれば生きられる人間に無意味な慰めだけを与えて、金を巻き上げて、死ぬまで見てたような人間だけど。
それでも信じていいわけ?」
シラユリ
『しんじるよ ぼくのともだち』
『ずっといっしょにたたかってくれた ともだち』
エミーリア
「なら、私もあなたを信じる」
八重山 アカネ
「久しぶりに聞いたわ、その言葉。いいわよ、信じる。
大体スケールがでかいのよスケールが。こっちにとっちゃ地球なんて全世界よ。
つまりそれって、世界を救えるってことでしょうが」
エミーリア
「そうですね。
その点では、私たちもあなたも同じ思いでしょう」
八重山 アカネ
アカネが自分自身を説得するのに時間が掛かって、長くなりもうして失礼しました
エミーリア
アカネさんはリアと違ってリアリストだから
八重山 アカネ
世界とか千年後よりも今の自分が大事だから、ここで普段のアカネだと普通に「じゃあ降りる」って言っちゃいますからね
伊藤 加奈
「その……信じるの、って、乗ってなくても大丈夫ですの?」
シラユリ
『しんじて くれるなら』
伊藤 加奈
「それじゃ、ここで応援しても、お姉様方の助けになるって事かしら!」
シラユリ
『かな』
片瀬 瑞彩
「シラユリを思う気持ちは、私の方が強いわ!」
シラユリ
『みずさ』
エミーリア
「あはは……
うん、それはすごく嬉しいし、きっと届く」
獨芹 希
「私も、ここで最後までサポートさせて貰うよ。声が届く限りはね。
その時が来るまでは」
八重山 アカネ
「ありがと。煽ててくれたらちょっとは気分よくなれそう。
……ところで、信じるって熟成されたヤンデレの想い、ってか重いでもいいわけ?」
エミーリア
「なんか、さっきからそんなこと言ってますけど。
アカネさん、何か思い当たることあるんですか?」
八重山 アカネ
「ヤンデレって話聞かないのよ、基本。自分の都合のいいものだけ見たがるわけ。で、そういう所に都合のいい夢をお出しするのが、スピリチュアルヒーラー。
つまり、親の顔より見たこの言動ってこと……」
エミーリア
「じゃぁ、アカネさん専門家じゃないですか」
八重山 アカネ
「だからヤなのよ、だから。今は都合のいい夢お出ししてる場合じゃないでしょうが」
エミーリア
「それでも、発破になるなら、歓迎しますよ」
片瀬 瑞彩
「誰がヤンデレよ……」
八重山 アカネ
「完全にヤンデレじゃないのよ」

KP
シラユリに灯がともる。
巨人は目覚める。
コックピットが開いて、『騎士』と『姫』を招く。
エミーリア
「……いよいよ最後の出撃、ですね」
スカーフを抜いて、その場で衣服を脱ぎ捨てる
下着姿の上から、スーツを纏い
八重山 アカネ
「ええ。
応援、しなさいよね」
伊藤 加奈
「頑張って下さいですわ! 有栖もきっと、応援してますから!」
KP
加奈の腕の中、有栖は静かに目を閉じている。祈りを捧げているかのように。
エミーリア
「うん」
八重山 アカネ
殆ど支えきれない体重を、前傾し、脚を自重で振り出すことで、いつものように大股で足を掛ける。
今度は憎しみではなく、決意で。

一世一代の賭けで、美しい明日をもぎ取るために。
エミーリア
「行ってくるね」
八重山 アカネ
「行ってくるわ」
エミーリア
「瑞彩ちゃん」
片瀬 瑞彩
「はい……」
エミーリア
「私、ヤンデレとかって、よくわからないけど。
それだけ、思いが強いってことでしょう?」
片瀬 瑞彩
「……私は、シラユリが好き。
シラユリを、守って」
エミーリア
ん、と頷き
「二人の想い、知ることができたから。
頑張るよ」
言って、搭乗用リフトに乗る
八重山 アカネ
首を揺らして頷く。
「精々頑張るわ」
獨芹 希
「地球の運命を頼んだよ、二人とも。
発進準備を開始する。瑞彩、サポートを」
片瀬 瑞彩
「はい、希……さん……」
エミーリア
シラユリの胸元から、コクピットを覗き込み
「シラユリさん、私、ロボットを操縦するもの、って思ってたからだと思うんだけれど。
このレバーとかペダルじゃなくて、もっと直感的に操縦できるようにできる?」
モビルトレースシステムにできる?
シラユリ
『きみが そうのぞむなら』
エミーリア
「ぜひお願い」
KP
あなたがシートに腰掛けると、全身を痛みが襲う。
エミーリア
いででで
KP
シラユリがあなたを喰らっているのだ。
それは耐えがたく、全身を引き裂かれるような痛みだった。
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1
エミーリア
「な、なるほど……これが」
1D100<=73 正気度ロール (1D100<=73) > 91 > 失敗
[ エミーリア・マルガレータ・ヨハンナ・マリア・草加 ] SAN : 73 → 72
KP
おそらくこの痛みを背負ったままで戦うことなどできはしない。
八重山 アカネ
「てか、そこまでどうにかなるなら、痛みだけでもなんとかしてよ、シラユリ」
エミーリア
「だ、大丈夫……」
片手を挙げる
「アカネさんや有栖ちゃんは、これに耐えてきたんでしょう?
なら、やってやるまでですよ」
八重山 アカネ
「こっちに負担返して、シラユリ。やっぱりこれじゃ無理よ。戦うどころじゃない」
KP
そうだなーーーーーどうしようかなーーーーー
エミーリア
スポ根 根性論でどうにかなるなら、Gガンのように戦うが
KP
エミーリアの体から痛みが消えた。
エミーリア
「……あっ。
アカネ、さん」
八重山 アカネ
「任せなさいよ。あんたにばっかりいい面させてらんないわ。
前まで……、こうしてきた、でしょ」
その声は擦れ、血が滲むような痛みを湛えている。
エミーリア
「ありがとうございます……」
八重山 アカネ
「いいのよ。どうせ無謀な賭けなんだから……、せめて、足掻いてみたいじゃない。勝率、上げてみたいじゃない。
だから、任せなさい」
エミーリア
「……わかりました」
KP
『それじゃあ いこうか』
『きみたちが このなつの さきへ いくために』

KP
コックピットの入り口が閉じる。
しばらく静寂が漂い、あなた達の目の前に『Hello my friend. 』という文字が浮かんだ。
八重山 アカネ
「……そうか。あんた、最初から言ってたわね」軋む声で、息を吐く。
「友達、だって」
エミーリア
「こちらこそ、改めて、よろしくシラユリさん」
その文字列に、微笑みで返す
意識の中で、背中の翼を広げる
シラユリ
『いっしょに がんばろう リア アカネ』
エミーリア
「ええ。一緒に、この先へ」
八重山 アカネ
「ええ。よろしく……、シラユリ」
その文字に、絶えず引き裂かれる指先で、触れる。呼ぶ。
あの時のように。
エミーリア
広げた翼を、一打ちする
KP
コックピット内が微かな光に包まれ、システムが起動し始める。
一瞬、ガクンと機体が揺れるが、緑色の粒子と共に立ち上がった。
同時、あなた方を包むコックピットの内装が変容する。
あなたが思い描いたとおりの、意志を反影させるにふさわしいかたちに。
エミーリア
開いた天井の先、狭い通路の向こうの夏の青を見上げる
同時に、傷だらけの白い巨躯の首も見上げるだろう
八重山 アカネ
周囲にあるのはもはや水晶球とカードではなく、厳つい機械と威嚇的なジャケットでもなく、ただただ、小さな椅子と机だった。
友達と、語らう場所だ。
エミーリア
『それじゃぁ』
『行ってきます』
言って、小さく身を屈める
パルクールの跳躍のための溜め
八重山 アカネ
『行ってきます』
どこか懐かしい雰囲気を纏った椅子にもたれ、声を吐く。
伊藤 加奈
『いってらっしゃいませー!』
片瀬 瑞彩
『無事で……』
獨芹 希
『射出準備完了。頼んだよ、ふたりとも』
八重山 アカネ
『ええ、頼まれた』
エミーリア
そのまま、身を解き放つと瞬時に白い機体は掻き消える
シラユリ
シラユリは射出口へと加速しながら駆け上がる。
光速の勢いで地上に飛び出すと、シラユリは緑色の粒子コラジンをまとい、空を飛ぶ。
その粒子ははじめて出会った時と比べて数が少ない。
八重山 アカネ
あーーーー!? コラジンだったのかなるほどォ!? >緑色の粒子
シラユリ
説明入れ損ねちゃった
八重山 アカネ
無事に全部終わったら説明してもらうんだからねッ(フラグ)>シラユリ
エミーリア
狭い通路を、螺旋を描くように身を捻りながら一気に駆け上がった
シラユリ
『もっと たかく』
『もっと』
『もっと――』
KP
それでも、シラユリは飛ぶ。
空を超え、地球を越え、宇宙へと――シラユリは飛び続ける。
エミーリア
その想いに、自らの想いを重ねる
開かれた翼は、機械のそれではなく、元となった存在に似た蝙蝠に似た被膜の翼
しかし、それすらも内から噴き出す緑の粒子に吹き散らされ、現れるのは白い羽毛を湛えた翼
それで幾度も大気打ち、空を駆け上がる
宇宙へと
KP
青い蒼い星――地球。あなたの眼下にはその惑星が見える。
呼吸は――できる。それがシラユリの中にいるからか、
死後の世界だからなのかは分からない。
八重山 アカネ
机の向こうに広がる光景に、ふと、美しい、と思った。
素直に、ただ美しい。

シラユリ
『せいしんが ただしきとき クトゥルフが よみがえるのなら』
『ただしいほしを つぶしてしまえばいいんだよ』
エミーリア
「正しい星?」
獨芹 希
『火星と水星と木星だ。とんでもないことを考えるな』
KP
雑音の向こうで希が苦笑した。
八重山 アカネ
「はっ、なにそれ。スケールでっか。クソデカ」
エミーリア
「……それ、壊しちゃって大丈夫なの?」
伊藤 加奈
『やるしかないのですわ! ちょっとお空が寂しくなるだけですわ!』
八重山 アカネ
「デカすぎてついてけない。重力おかしくなんないの? それ」
エミーリア
「……星を3つも無くしちゃって、お仕事大丈夫ですか?」
アカネに。
星占い的な意味で
KP
大問題だわw
八重山 アカネ
「いいわよ、無事に帰れたらきっと足洗う。もうちょっと恨み買わない仕事にするわ」
エミーリア
その言葉に、思わず噴き出す
「それじゃ、問題無いですね」
八重山 アカネ
「でしょう?」ふっと、笑う。
エミーリア
そして、表情を引き締め
「アカネさん、方角を」
宇宙に方角、なんてナンセンスだけど
KP
シラユリに不可能はない!
八重山 アカネ
「OK。星図展開するわ。
まさか、本物の星図を展開することになるなんてね。
星影追跡装置スタートラッカー起動。4時の方角。目標速度──」
KP
卓上の星図はそのままエミーリアの感覚に『方角』を知らせる。
エミーリア
指し示されたマーカーへと、頭を、身を巡らせ
身を、再び小さく縮めると
背部に収束した緑の粒子を弾けさせると、地上からかろうじて見えていたであろう白い点は一瞬で緑と白の線となって夜空を駆けて行った

KP
以下次号!
エミーリア
お疲れ様でした!
八重山 アカネ
お疲れ様でしたーーー! アカネの過去(現在)を話す機会がなかったからまとめてぶっちゃけちゃった
片瀬 瑞彩
誰がヤンデレですか。
八重山 アカネ
ヤンデレでしょ。
エミーリア
まだまだ、過去を明かしてもらわなきゃ
バンドマンのこととか
KP
戦闘中の過去話は死亡フラグでは!?
割とアカネさんの立場的に洒落にならん。
八重山 アカネ
大丈夫フラグはいっぱい立てれば折れる!
この際フラグを立てまくろう
エミーリア
ここから星壊して回るのかぁ
我々ウラシマ効果めっちゃ受けそう
絶対視界の中赤方偏移起こしてるよね
ていうか超光速で行かないと
KP
とんでもねー力業だけど、「邪神倒す」事だけが大事らしい。
八重山 アカネ
とんでもねー力業すぎて最高。
KP
辺獄だからだいじょうぶだいじょうぶ。
なんならドリームランドの宇宙みたいに距離とか関係ない可能性すらある。
八重山 アカネ
スイングバイ繰り返して速度上げまくってランデブーして破壊しようぜ
エミーリア
破壊しながらそれぞれの惑星の周回軌道に乗ってフライバイして次の星に向かえばいい
八重山 アカネ
ああービジュアルが大層ダイナミックになりそうでいい
エミーリア
宇宙規模のパルクールだ
八重山 アカネ
なるほど!!!!
KP
なるほど!?
八重山 アカネ
ここでパルクールと星占い両方拾うの最高では
KP
そのために二人が選ばれたんだな。
八重山 アカネ
そういうことですな。
エミーリア
加速減速Gがとんでも無いことになりそう
KP
シラユリの中にいればへーきへーき
八重山 アカネ
シラユリに受けて貰おう>G
KP
その辺全部引き受けてくれるから。
エミーリア
ていうか我々質量エネルギー全部移動エネルギーに変わってるよね
八重山 アカネ
よし! 早めに終わらせて頂いたし風呂入って寝ます! ありがとうございました
KP
といったところで、本日終了でーす!
エミーリア
お疲れ様でしたー!
KP
おやすみなさーい!
八重山 アカネ
おやすみなさいませー!

ひとこと
KP
いよいよラストフライト。
この先に何が待っているのか、もう誰にも分からない……!


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