こちらにはキルキルイキル
ネタバレがあります。

 最終回 ■■■■■ 2022/5/24 ■■■■■
世界が終わる日

海野 迅
時間か
渡川 京
お時間ですね
酔っ払いのデータ作ってる場合じゃない
海野 迅
どうしよう、意味ないけどダイス振ろうか。
渡川 京
せっかくですし振ってみましょうか。
海野 迅
1d6 (1D6) > 2
渡川 京
1d6 (1D6) > 2
海野 迅
そうかぁー
そういうこともあるかなと思っていたんだ。
渡川 京
溶けたな
海野 迅
それで振ってみたんだけどね、正直。
渡川 京
最後まできれいなダイス目でしたね。
おおお、背景ありがとうございます
海野 迅
物悲しいな。
※崩れ落ちた瓦礫に埋もれた部屋の写真
渡川 京
描写どちらから切り出しましょう?
海野 迅
とりあえず書き始めまーす。
渡川 京
お願いしまーす

※♪『千夜一夜』
海野 迅
眠っているような気もする。起きているような気もする。
さっき、メールを送った気がする。何のメールだっただろう。
「ああ、おれ、眠って?」
そういえば誰かが喋りかけてくれるような気がして、声を出す。
渡川 京
「ああ、眠っていた」
声は重なるようでいて重ならないようでもあった。どこからか、ずっと、遠く波が寄せては返す音がする。
海野 迅
目を開けば、瓦礫の山が見える。その向こうに深淵の青。
渡川 京
生まれる前に聴く音は、海の音に似ているのだという。
それなら、幕が閉じる時に聞こえるあの音も、きっと海の音なのだろう。
窓の向こうに見えていたあの山の景色は、もう青の果てに沈んでしまった。
海野 迅
背後の扉はもう、開かない。まるであの日のように錆付いて。
きっと自分もあの青に溶ける。溶けて、なくなる。
元から何もなかったみたいに。
渡川 京
「──、」
口を開いて、誰かの名を呼んだ気がした。
海野 迅
同時に、誰かの声を思い出した。
「聞いているか」
虚空に話しかけた。
虚空? そうだっただろうか?
「俺はここにいるぞ」
渡川 京
「聞いてる。聞こえてる」
波に紛れて返る声は、穏やかな響きをしていた。
誰かの、座り込む誰かの影。
「俺は、ここにいる」
海野 迅
とても親しい誰かの声だ。そして、自分の声だ。
「なあ、覚えているか」
「お前はお前で、俺は俺だった」
馬鹿なことを言っているな、と思ったが、そうとしか言葉が見つからなかった。
この波の音を聴いていると、酷く眠い。
渡川 京
「ああ、覚えている」
「俺は俺で、お前はお前だった」
海野 迅
「間に合ったんだ……」
「扉が閉る前に、俺は」
何かをしなくてはならなくて、ぎりぎりのところで意思を持ってボタンを押して。
そのとき何かとても恐ろしかった気がする。
何をしなくてはならなくて、何を畏れていたのか、口にするのははばかられた。
何故か口にしてはいけないと思えた。
誰かのために、自分のために。
「俺は、おれたちを残したくて」
海野 迅
覚醒しようかな
ぼやぼや状態でなんとなくぼやけたままで続ける?
渡川 京
一度覚醒しますか
海野 迅
秘密は喋らないからなッッ
渡川 京
なくていいのよッ 最後にもう一度名前を…… 名前をね…… 呼びたいですし
海野 迅
ああ、それはそうだな、それは必要

渡川 京
瓦礫の山を、窓の向こうから射す場違いなほどに明るい光が照らしていた。白々と悲しく。
窓辺に座り込む影は、穏やかに、ああ、と頷いた。
海野 迅
「そこにいたのか」
懐かしい誰かに手を伸ばす。
手という物があるかどうかももうあやふやだったが。
渡川 京
ふ、と影が振り返った。
短く切った黒髪。そばかす顔。厚ぼったい顔立ち。少しだけ低い背丈。
「ああ。そこにいたのか、迅」
海野 迅
「そうだな、俺たちが離れるわけなかった」
眩しそうに目を細めた。相手の姿が急に見えるようになった。
「こんなんじゃ友達も呼べないな。片付けでもするか?」
「京」
随分と久しぶりに名を呼んだ気がした。
渡川 京
「ああ」ふっと京は微笑んだ。
「あのテーブル、どこかに埋まってないか?」
海野 迅
その姿は、いつも鏡の中に映る自分そのものでありながら、ずっと優しげなのだ。
「だなー、俺って非力だからそういうの無理だわ」
「その辺のヤツ積んで椅子にしようぜ」
言いながら床に落ちている瓦礫を適当に均す。
渡川 京
「それは俺もどっこいどっこいだ。そうだな、椅子があればいいか」
海野 迅
ソファあったっけこの部屋
ないか
渡川 京
なさそう
渡川 京
座れそうな箱やら何やらを適当に積んで、どうにか向かい合う椅子の形を作る。
「これでいい」
海野 迅
「コンビニで酒でも買っとくんだったなー」
「ま、いいか……」
瓦礫の中なのに粉じんやホコリが全くないのは、やはり現実ではないからなのか。
それとも砕けた物は全て海へ還ってゆくからなのだろうか。

海野 迅
「多分なんだけどな?」
渡川 京
「ああ」
海野 迅
「今寝たらもう起きないんじゃねぇかって気がすんのよ」
おそらく言うまでもなく知っていることを口にした。
あえて「海野迅」として会話がしたかったのだ。
渡川 京
「ああ……、そうだな。きっと」
「きっと、今日が世界の終わる日なんだ」
海野 迅
「世界が、か」
「それは、違うさ」
渡川 京
「違う?」
海野 迅
「俺たちが消えても世界は続く。何事もなかったみたいに……」
渡川 京
「ああ……、そうだな。あたりまえに、世界は続いていく」
海野 迅
「つーのも悔しいけどな」
渡川 京
「まあな」
海野 迅
「けど、だから俺は嬉しい」
渡川 京
「嬉しい?」
海野 迅
「お前の写真ありったけ発掘して、動画にして、面白いのはバラまいといた」
「どれくらいの人が見るのかなぁ、あれ」
渡川 京
その言い方に、くしゃりと笑った。
「はは。その言い方だと、何をばらまかれたのか少し不安になる」
「さあな。誰も見ないかもしれないし、十年くらい後に、ふっと誰かが見るかもしれない」
海野 迅
「この写真を撮った写真家は誰なんだ、作品はこれしかないのか?」
「そんな悔しがるヤツが出たら最高だな」
渡川 京
「いいなそれ。夢がある」
海野 迅
「あとついでに、俺たちの体験談、まとめて動画サイトにぶん投げた」
「それ観たヤツが、あの虫野郎をぶっ倒してくれたら言うことないな」
渡川 京
「最高だな。……本気にするやつ、いるかな。そうでなくても、」
「誰かが寝物語にでも聞いてくれたらいい」
海野 迅
「誰かのトラウマにでも酒飲み話でもなんでも、残りゃいい」
喋っているうちに記憶が少しずつ戻ってくる。姉との再会、京との生活、初めてこの部屋を自覚したとき。あの忌まわしい日のこと……
渡川 京
「ああ。それがいい」
瓦礫の中に埋まったスマートフォンが、一瞬だけ不意に液晶を光らせて、何かの曲名を表示した。

「千夜一夜」。
後から後へとつづられ続けてきた、来歴さだまらぬ寝物語たち。
海野 迅
リアルで聴いてた
渡川 京
曲名がちょうどよかったなと
※このときBGMに流していたのが『千夜一夜』という曲だった。
海野 迅
「そうやって、誰かの記憶に残れば、俺たちは生きてるみたいなもんだろ」
渡川 京
少しずつ戻ってくる記憶は穴を開けながら、それでも古い映画のフィルムを巻くように、ぱらぱらと映像を映し出す。
「……」
「そうだな」
「それがいい」
「できれば、もう少し歌っていたかったけどな」
海野 迅
「歌か……」
渡川 京
歩きながら、話しながら、記憶をたぐりながら、記憶を紡ぎながら。
穴の開いていく記憶で、思考で、ずっと歌っていたような気がする。

俺たちはここにいると。
「ああ」
海野 迅
立ち上がって、瓦礫の山を掘り返す。
「ここがリアルじゃないなら、出てきてくれても良いんじゃないのか」
「こう、強く願ったら、みたいなやつで」
……あった。
びっくりするほどあっさりと、ギターが出てきた。
埃にまみれているが、弦は切れていない。
渡川 京
「鳴らせそうだな」
海野 迅
埃を払い落として、丁寧に調弦をする。
渡川 京
その姿を、懐かしそうに目を細めながら見ている。
海野 迅
そういえば、歌の動画は作らなかったな、と思った。
何だか、気恥ずかしかったし。黒歴史は、ちょっと。
渡川 京
「ああ、それなら俺が上げといた。残ってる分全部」
海野 迅
「……マジで?」
渡川 京
「マジだ」くすりと、少し楽しそうに笑った。
海野 迅
「……」
「……」
不思議だ、驚いていない。死ぬほど恥ずかしいのは確かだが。
「覚えてろ」
渡川 京
「その頼みは聞けそうにないな」
外から射す光に、弦がきらりと光った。
眩しそうに、迅の手元を見ている。
海野 迅
弦に指を滑らせて、優しく奏でる。
海の音に合わせるようにゆっくりと。
渡川 京
その音に、静かに声を合わせる。
迅はああ言ったけど、やはり今日は俺達にとって世界が終わる日で。
世界が終わる日は、こうやって歌っていたかった。

迅と。
海野 迅
裏で色々探してますっ
渡川 京
はーい!
海野 迅
何かいい感じの海の絵そちらにありませんか
渡川 京
ああーちょっと探します
こんなんでしたら

※♪クロノ・クロスより 『RADICAL DREAMERS ~盗めない宝石~』
海野 迅
「海ってさぁ、ずっと恐ろしかった」
「溺れそうで、二度と戻ってこれなさそうで」
歌の合間、なんとなくギターをつま弾きながら呟く。
「お前がずっと、遠くに行ってしまいそうな気がして」
今までに何度も口にした不安。
「それでも目を開けたら目の前にいつでもお前がいたから、ずっと、俺は生きてこられた」
「ありがとうな、あの時、俺を止めてくれて」
※♪クロノ・クロスより 『夢のかけら』
海野 迅
「ああ、もう、何を言ってるんだ。頭の中がぐちゃぐちゃだ」
渡川 京
「こっちこそ。ありがとう、あの時止まってくれて」
「迅はずっと怖がっていた。ずっと、俺を守ってくれていた」
「遠くへ行かないように」
海野 迅
歌詞がある歌ずっと流しているとつらいかなぁと思って一周で終わってしまったけど、なんか良いシーンとってしまったようですまないと思っているッ
渡川 京
いえいえしんみりしていいと思うんですよ
曲が変わったタイミングがメチャよかった
海野 迅
「俺は怖がってなんて」
渡川 京
迅さん泣いてる!!
海野 迅
「こえーよ当たり前だろうが」
「……誰だって死ぬのはこえーんだよ」
誰が、とは口に出さない。
渡川 京
「……」
「迅」
海野 迅
「おう」
渡川 京
「お前がいたから、俺は生きてこれた」
「今だって、そう思ってるよ」
渡川 京
水槽回顧ひっかけようとしてうまく浮かばなかった
海野 迅
「じゃあ、お互い様ってこった」
「俺だってお前がいなきゃ生きてねぇよ」
周囲で瓦礫が静かに水へと落ちて砕けてゆく。
「ま、オマケの人生も悪くなかったし」
「傷跡バッチリ残せたし」
「初ダイビングにはコーチが付きそうだし」
「頼むぞ、相棒」
渡川 京
「そうだな」
「……そうだな」
穏やかに笑うその眼から、つう、と涙が落ちた。
海野 迅
呼応するように涙がこぼれる。
海野 迅
京くんダイビング経験あるのかどうかは、しらない。
と考えると結構言っちゃいけないことが漏れてるぞ。
渡川 京
案外キルキル本編終わった後だったらどこかでやっててもおかしくなさそう いろんなとこ行っていろんな経験してそうだし。
海野 迅
それならよし!!
渡川 京
最終回だし薄々と察してしまっててもいい?
海野 迅
いいよ! 迅からは言わないけど、漏れててももうおかしくないし。
自ら察しても、それが理由で今更砕けはしないだろうし、もう結果は同じだからきっと許されるよ……
こちらから言った方が良ければ言うけど
渡川 京
あ、いやこっちから言いたい ちょっと考えてます

渡川 京
「……迅。俺は……、お前と一緒に、ここまで歩いてこられて」
「本当に、よかったんだ」
海野 迅
「ああ」
渡川 京
「最初はお前の寂しさだったかもしれないけど、でも」
「俺の手を取ってくれたのは、お前だ」
海野 迅
「……」
「……? おい、おれは」
渡川 京
「お前の友人として生まれて死ぬのも、本当に悪くなかったんだ」
海野 迅
「それは……」
どういう意味だ。
「おい。待て」
渡川 京
「どうした?」
海野 迅
「それは、違う。断固違う。訂正させろ」
「俺は寂しがりじゃないし、あーいや違う、そうじゃない」
「お前は俺じゃないし、俺もお前じゃない、うー、なんか違うな」
「待て、俺はバカなんだ。説明させるな」
「あの時言ったろ。俺は俺で、お前はお前だ。お前は京なんだ」
「だからそういう、あやふやなもんじゃない。断固違う」
海野 迅
EDU低いんだよっ
渡川 京
少し驚いたように目を開いて、それからまた穏やかに微笑んだ。
「……そうだな」
「お前は迅で、俺は京だ」
噛みしめるように、呟いて。
「そうだな」
海野 迅
「そう! そうだ!」
「何当たり前のこと言ってやがる」
言いながらも、少し心が軽くなった。
「まあなんつーか、俺もお前もいるか、そうじゃなきゃ、俺もお前も幽霊みたいなもんだ。同じ事だ、つまりは」
渡川 京
「幽霊か。あの虫野郎を祟りでもできたらよかったんだが」
海野 迅
「お、今からでもやるか。どうやって祟れば良いんだ。幽霊レベル1だからな、わかんねぇ」
「心霊話なんて溢れてるからなぁ、俺たちもそうなったっておかしくないな!」
渡川 京
「心霊写真にでも映るか? 大体たねを知ってるから盛り上がらないがな」
海野 迅
「お、それも面白そうだ」
渡川 京
「ああ。後ろでピースしてやろう」
海野 迅
「あいつびびるかな? あの、……」
ダメだ……思い出せない。
「……あいつだよ、あいつ。あのお節介」
どうお節介だったかも穴だらけだ。
「あーくそ、これじゃ心霊写真にも写れないぞ」
確か、誰かに会わせてくれたのだ。
渡川 京
「ああ……、いたな。何だったか……、驚いて、色々あって」
「それから、懐かしい人に会えたんだった」
海野 迅
少し面倒で、しかしとても楽しかったことだけを覚えている。
気付けば部屋にはもう壁などなく、さっきギターをほりだした瓦礫も見えない。
「懐かしい……」
目の前の相棒は、なんていったっけ。
渡川 京
目の前にはただただ、終わりのない海だけが広がっていた。
「ああ……。懐かしい……」
訥々とした、穏やかな、声の響き。
海野 迅
「おい……聞こえるか」
渡川 京
「ああ…… 聞こえる」
海野 迅
おれはなんていったっけ。俺は、ずっと、自分の存在に不安を……違う。
渡川 京
海は、燃えるような赤になって沈んでいく。
海野 迅
さっきまで抱えていたギターは、砂のように砕けて海へと流れ落ちていった。
渡川 京
それでも、傍らに相棒がいる。
海野 迅
手を差し出す。
きっとそこにいる。
渡川 京
その手を取る。
そこにいる。
海野 迅
「お前はここにいるよ」
渡川 京
「ああ、俺はここにいる」
「お前は、ここにいる」
海野 迅
「そうだ、俺はお前と、ここにいる」
渡川 京
「ああ。お前は俺と、ここにいる」
海野 迅
恐怖も砕けて海へと流れ落ちてゆく。さらさらと、微かな音を立てて。
渡川 京
燃えるような赤い海に一番星。辺りはゆっくりと闇へと落ちていく。
そして、静かに目を閉じた。
海野 迅
このシーン、しめます?
渡川 京
しめますー
海野 迅
終わろう……
渡川 京
うん……

海野 迅
歌う。静かに、あの日。例え短くとも供に生きると誓った日に歌った歌を。
渡川 京
──歌う。世界が終わる日を歩んだあの歌を。
共に。
海野 迅
体が沈む。深い水の底へ。
生まれる前のように暖かく、優しい水底へ。
渡川 京
沈む。深い水の底へ。
自分が生まれた場所へ。
system
[ 海野 迅 ] > SAN : 1 → 0
system
[ 渡川 京 ] > SAN : 1 → 0
渡川 京
迅さんが空白になっちゃった……
海野 迅
こっち空白にする必要はなかった。立ち絵非表示にすれば良かったんだなー
渡川 京
空白になっちゃったのドラマチックでドキっとしたんですけど、ココフォリアは空白にするとトリサンが出ちゃうのが難ですね
海野 迅
くっ、やはり顔なしにしないと顔出るw

海野 迅
動画サイトに、不思議な出来事を淡々と語った動画が流れたのはそれから少し経った後のこと。
ほとんどの人は、ただの作り話と笑っただろう。
その真実を知る人は涙してくれたかも知れない。
彼らの家に遺されたなにかを見たかもしれない。
しかしそれはまた、別の物語。
※♪ロックマンダッシュ2より『泣いていいよ』
海野 迅
とりあえずここまで…
渡川 京
あ、ラストにタイトルコール入れてもいいですか?
海野 迅
お願いしますっていうかいつもの写真か日記ないかなって期待してたり
渡川 京
おっ、やるやる

渡川 京


── 渡川京、海野迅 
 長い旅の終わりに。

 二十三歳、夏。


「キルキルイキル」

 ──後日談 end.




それから……

 アフタートーク

※ここからはアフタートーク。
海野 迅
終わってしまったなぁ……
渡川 京
終わったなぁ………
(京のシートに<LOST>の文字を入れながら)
海野 迅
ああ、私も入れとかないとな
2022/5/23 LOST
渡川 京
2022/5/23 LOST

渡川 京
感慨がすごいというか泣きすぎて鼻の奥がツーーーンとしますね……
海野 迅
泣いていいよ!
大体去年の夏の終わり頃だったのかな、やったの。
渡川 京
だったはず。確か夏に始まったので。
海野 迅
そっかー、ほぼ一年とは言わないけどそのくらい。
渡川 京
そうそう。確か初回が2021年9月かそこらだったような
そうなるとそれなりに長い時間を歩んできたなあ…… と思います。
海野 迅
いやあ、TRPGやっててこんなに副産物作ったの初めてだなぁ。
いつも長編だからゲーム内で色々発散するんで、感情そんなにはみ出ることなかったんですよね。
京君が一人旅に出たのと、マリトッツォ一緒に食べたのが完全にトリガーでした。
渡川 京
わーそう考えると水槽回顧通過してよかった。マリトッツォ登場OKしてもらえてよかった。
海野 迅
多分アレがなかったら、今ほどのめり込んでなかった気がしますね。
渡川 京
いい後日談になりましたもんね、あれ。
こちらは普段短編が多い関係で、なんやかや後日談を話して盛り上がったりすることはあったんですけど、それでもここまで色々作ったのははじめてでした。一ヶ月に一度歩んでいけたのも大きかったなぁ。
海野 迅
マリトッツォで「こいつらの仲良し日常もっと見たいわ!」ってなったし
暗い話書いてしまうトリガーが引かれたのは水槽回顧のせい。
何年ぶりに小説書いたやら。
渡川 京
このあと何が遺されたのかはぼかしますけど、動画見た六甲くん視点の後日談はちょっと書きたいなぁ
海野 迅
本当に色々ありがとうございました。
渡川 京
こちらこそ、一年近くも一緒に歩んでくださって、本当にありがとうございました。
カエデさん、舞さんもありがとう!
海野 迅
ありがとう!!
渡川 京
奇妙な京都クロスオーバーのあの回はほんとに長尺で色々やれて楽しかった
海野 迅
あれはねー、楽しかったな。
あんなに関係ない話絡める気なかったのに、カエデさんが丁寧に拾ってくれたから調子に乗ってしまいました!
カエデさんにも中のヒトにも感謝だ。
そしてカエデさん巻き込んで本当に済まない。
渡川 京
そう、カエデさんがめちゃめちゃ丁寧に拾って下さって カエデさんにも中の方にも本当に感謝しています。
巻き込んだまま沈んでいってしまってごめんな。
全てが終わった後でメールを受け取って「んなろぉおおおお」ってなってな……
海野 迅
動画纏めたからよろしく! って

海野 迅
ちなみにたぶんクトゥルフのキャラクター、というかTRPGでロストしたの初めてじゃないかな。
渡川 京
なんと、TRPG通しての初LOSTでありましたか
海野 迅
今までなんだかんだで死んだことはないんだよね。
渡川 京
普段あんまりCoCしてらっしゃらないですもんね
長編だとあんまりLOSTとはならないし
海野 迅
そうそう、なんだかんだ助けが入るし。
ああ、もしかすると天羅とかで死んだことはあるかもだけど、エンディングで、とかだしな。
CoCもそんなに怖いシナリオやったことないからなー
一番酷い末路だったのが今メガテンに出てるおっさんかな。
渡川 京
こちらは初LOSTではないんですけど、いうてそんなに数いないし、今回は一年歩んだ末のLOSTなので感慨がほんとにすごいですね……
おっさんごめんな……(唯一生き残った顔)
海野 迅
こんなじっくり死までたどったらもう、悔しい哀しいとかじゃなくて、「成仏したな」って感じだ。>迅&京
渡川 京
わかるんですよ 「終わった」って感じ
長編の終わりを見届けたかのような感じ
ちょっと寂しくて名残惜しくて、でも終わったな、っていう
海野 迅
実際長いよー。9ヶ月くらい? 小説書いてエチュードやって。
毎度ガチエチュードでよく纏まったな! って。
それだけ互いにキャラがしっかり固まってて魅力的だったからなぁ。楽しかったなぁ。
渡川 京
本編が2021/8/6、初回が2021/9/25ですね
海野 迅
最初すぐ終わっちゃうかなって思ってたな。
序盤結構景気良く削れてたし。
渡川 京
そう、京の初期SANが低かったのと、最初でいきなり31→23まで行きましたからね
海野 迅
「低い方に揃うのかー」って愕然とした記憶。せめて平均してくれよって思った。
渡川 京
京のPOWが9だったばかりに。
海野 迅
うそだ! 京そんなに弱くなかったぞ!
精神的には絶対迅より強靱だったぞ!
渡川 京
開き直ったら結構強くて前向きな一面が出てきたんですよね。PLもちょっと意外というか、やってみると変わるものだなぁと思います。でもきっと迅さんのおかげでもある。
海野 迅
こっちはチャラ男だった筈がいつの間にか繊細な頑固者に……
京の部屋が汚かったからこんな事に!
渡川 京
事に!
そう、迅さんが繊細で几帳面でちょっと頑固者なの、意外な感じで好きでした
海野 迅
プレイ中に生える性格や趣味、いいよね! b
渡川 京
ですね!
迅さんが月一で手入れしていた包丁とか、ギターとか、京のカメラやバイクとか、わりと物品が印象的でもありましたね
海野 迅
あー、そんなのあったなー。
ちょこちょこ関係ない小芝居して、後で運が良ければ全力で拾う!
そしたらなんか伏線ぽくて美味しい!!
って感じでやってたら、なんか良い感じにはまったなぁ。
渡川 京
うんうん
二人の恰好が案外同じなところとかさ……
海野 迅
イラストの奇跡とかもね。
そうそうそれ
渡川 京
何度でも言うけど、これは、ほんとのほんとに偶然なんですよ……
海野 迅
もう何度も言うわ。多分今後こんな奇跡起きないだろう。
渡川 京
さすがにここまでの奇跡はそうそう起きなそう
海野 迅
いや、ある程度こんな展開になるかな、そうだったら面白いからこうしようって、逆にしたり被せたり、考えはするけど
意図しないところでかぶるの凄すぎじゃないか! って
渡川 京
そうそう、合わせよう!とか、面白いからこうしよう!はあるけど
事前に見て描いたとかそういうこともないんですよ だって直前まで画面も見ないで必死こいて描いてたもん それでこれですよ 奇跡
海野 迅
こっちのメーカーも丁度良い黒子とかそばかすとか
服とか!!
渡川 京
そう、ここまで同じ顔があるのすごかった>そちらのメーカー
「迅さん本来のすがただ!!!!!!」ってなった
海野 迅
ありがたやありがたや。
渡川 京
ありがたい ほんとありがたい 迅さん本来の姿出てきてめちゃくちゃイメージ固まりましたもの
ショートストーリーの彼女の話、彼女とこの顔で話してたんだなっていう
海野 迅
ああー、そうだな
渡川 京
そうそう
海野 迅
モトカノさんにもメール送ったよ、きっと……
渡川 京
きっと彼女の所にも一通のメールが届いてますよ…… 見るよ……
海野 迅
「いい男見つけろよ!」って。
渡川 京
「馬鹿」って目を伏せて、一筋涙をこぼして笑うんでしょう。
海野 迅
切ない……
京君は実家に連絡しなかったのかな?
渡川 京
六甲くんはきっと彼らの家に行くし、彼女は迅さんのために泣くし、京は……
京はそういうとき、なんだか握ったまま沈んでいってしまいそうです。送られないままメールがスマートフォンに残っていそう。
大学の友人に宛てた文章とか、実家に連絡しようとした痕跡とか、何かしらあるんですけど、なんか京は握っていってしまうんですよ。窓辺で穏やかに座っていた、その背中に呑み込んでしまう人。
海野 迅
こっちには最後の最後で吐き出させたくせにこのやろぉぉ
渡川 京
ごめんな!
海野 迅
最後の最後で京が握って沈んじゃうのか
この歌(RADICAL DREAMERS ~盗めない宝石~)は遺された誰かが二人を想って歌ってるんだよきっと。
渡川 京
それこそ元彼女かもしれませんね。彼女も音楽やるので。>この歌
海野 迅
なんかもうなんとなくメインに書けない。
渡川 京
わかる。
顔出せない
六甲くん視点の話と、京が握ったままだったスマートフォンに遺されていた大学の友人宛ての文章については書けそうなら書きたいなぁ
海野 迅
見たいなぁ!!
こちらはちまちま動画作ろ…・・・

 女神転生雑談

※ここからなんとなく女神転生トークへ。
渡川 京
サマナーコンビもいい対照で好きなんですよね
海野 迅
良い感じにデコボコですからねー。
渡川 京
そうそう。
佐倉 光
波照間さんがまともにやってくれるから、暴走しても良いな!
割とそんなノリでやっております。
渡川 京
暴走しても…… イイヨ!(PL)
海野 迅
あと思わぬところで崩れる波照間さんが好きです By.中の人
ヘンにノリのいいとことか。
渡川 京
真面目だけどたまにぶっとぶのやってて面白い。PLが面白そうなこと起きるとすぐノるせいもありますが。出目とか。
海野 迅
ちゃんとした正当サマナーでありながら、たまに予想外で面白いです。
渡川 京
最近ちょっとエンジェルとの間で立場が危ういです。
海野 迅
ある意味ラミアさんよりクセが強いから……
渡川 京
今回の件で更にプンスコ度合いが上がりそうだし……>エンジェルさん
海野 迅
でも、あのエンジェルさんとしっかり者でツッコミ役のアラミタマと波照間のトリオも、好きだよ!!
渡川 京
わーいありがとうございます!
海野 迅
胃薬をあげるよ!
渡川 京
佐倉さんとラミアねぇさんのいろんな意味で仲いいの好き
海野 迅
ラミアさんと別れたくないんですよねー。
レベルオーバーしたら背後霊になって貰おうかな。
背後霊……《守護天使》のこと。
渡川 京
そうなんですよね。ラミアねぇさんには背後霊としてもぜひ居てほしいなぁ。
こちらは《守護天使》ないからレベルオーバーすると素直にお別れになっちゃうんですよね。きっとまたキャラクターもりもり悪魔との新しい出会いがあるだろうとは思いますが。
(第一話のユニコーンとのあれそれも楽しかったし)
海野 迅
別れた悪魔達も魔界で元気にやってるだろうし、またばったり異界で出会うかも知れないし
きっとまた逢えるよ!
渡川 京
いつかまたどこかで会ったら面白いですね。交渉決裂はやめてな!(マシンオペしようとして盛大にファンブルした顔)
海野 迅
ダイス様の機嫌を損ねたのなら仕方ない。
渡川 京
ダイス様に泡盛を献上せんかったのがいけなかったのかなぁ……
海野 迅
ダイス目まで責任もてんからな!
ああ、ダイスも飲まないと駄目と。
渡川 京
ダイスをいいかんじに酔わせないと。
海野 迅
そしたらふらふらして、クリティカルがうっかりファンブルになるかもしれないな!
渡川 京
そっちー!?
GMの出目がファンブルになるならいいんだけど
海野 迅
よしみんなに飲ませれば良いんだ。そしたら平等!
渡川 京
みんなふらふらになって話が進まない!
つまり平和
あっでも穂坂ちゃんに飲ませたら全方位《マハラギ》されそう
海野 迅
やめて綺麗な川と渡し守が見えちゃう。
波照間の全方位《マハンマ》と穂坂の《マハラギ》と洞川の《セクシービーム》と春日の《反撃》が乱れ飛ぶ!
佐倉 光
逃げよっと。
渡川 京
カオスぅううう!! 全滅しかねん
波照間 紅
「あははははははは」(乱射)
佐倉 光
《守護天使》!!!」
渡川 京
酔っ払いのせいで発動する《守護天使》
佐倉 光
そんなんでラスト一枚の【命運】切りたくないです。
渡川 京
まったくだ。
波照間 紅
こちらもそんなのでマハンマ弾使い切りたくはない。
佐倉 光
そうだよマハンマ弾は無限じゃないんだよ。
波照間 紅
そうなんですよ。しょっぱな敵に撃たれてその凶悪さをこちらの身で思い知りましたが。
佐倉 光
あれは悪魔を殺す武器を人間に向けたらどうなるかっていう、教訓でしたね……
波照間 紅
まったくだ……
あと、ウィザードリィの昔からの教訓「確率ものは敵が使うと凶悪、こちらが使うとヘボい」
佐倉 光
そうね……
切り札きられまくるのも厄介!
波照間 紅
よりによってその後出たのがタロンだったから確率でヘボい以前の問題でしたけど……
シナリオ一回ものを乱射されたのはほんとにエグかった
佐倉 光
まあ、あれは「中ボスだ」と思ったときに撤退を進言すべきだったと、今更中の人が後悔していたりするよ。
殴れば何とかなる? とか思っちゃったから。
波照間 紅
パリィして回避あげて即撤退、が一番よかったなと中の人も後悔しています 波照間の死体が回収不能になってカンディする羽目にならなくてよかった
佐倉 光
メガテンにルビーのスリッパはないのだ……
波照間 紅
ないのだ……
RP的には「こいつやばい」っていうのを示せて美味しかったんですけども
面白いイベントがあるとなると血眼で引きに行くPLたちなのがイカン。
佐倉 光
うん、まああれは世界樹の迷宮なら帰って回復してたよなってログ読んで思いました。
波照間 紅
FTしたかった。
まあ全滅しませんでしたし結果はオーライ!
パリィを逃走判定に乗せるのOKしてくれてありがとうございますとお伝えください。
あとRP的には全体的に美味しかったですともお伝えください。たまにはボロボロになって逃走も乙なもの。
佐倉 光
うんうん、負けプレイも楽しい。
言うなれば今回のキルキルも延々負けプレイをしたようなものか……?
波照間 紅
なるほど確かに……?
CoCはLOST演出もまた熱いところはありますしね そう思うと近いところはあるのかもしれない
佐倉 光
一回くらいロストも経験してみたいなー。
いや佐倉がじゃないよ!
波照間 紅
佐倉くんは生きてほしい!
佐倉 光
佐倉が死んだら割と本気で中の人がへこみそうだ。
波照間 紅
メガテンのみんなはほんとに死んで戻らないとすると結構「あああー」ってなっちゃいそうなとこはある
佐倉 光
悪魔と合体して魔界の闇に消えるロストなら許すけど!
波照間 紅
佐倉くんちょっと踏み越えちゃいそうなところありますよね IFとしてはとても見てみたい
佐倉 光
たぶん今のメンバーと一緒に居る限りそのルートはなさそう。
うん、他のみんなもロストは嫌。
波照間 紅
今のメンバーがなにかしら佐倉くんを引き留めてるんだな~って感慨深かったですね
佐倉 光
というかメガテンにロストってあるのかな?
シナリオによる強制退場しかないかな?
波照間 紅
どうなんだろ?TRPGの場合そこはGM采配次第なようにも見えますが、DEADしても復活できる以上ゲーム的なLOSTはあまりなさそう コンピュータゲームチックなとこありますしね
佐倉 光
おかげさまで人間の領域におります。
波照間 紅
波照間が回収不能になってLOSTしたら裏設定として存在してる彼の妹でも出すか? とはちょっと思っていた中の人です。回収不能にならんでよかった。
佐倉 光
それは、相棒が死んだ絶望で闇落ちするか、その遺志を守るためライト佐倉になるかの二択になりそうだなー
今なら後者だろうな。
妹さん居るのか。
波照間 紅
特段どこにも出してないのでPLのお遊びレベルなんですけど、カオスランドのミセラですね。>妹 ちょっと異界どころか世界を跨いじゃった。
佐倉 光
あ、そうなのかー
あのツッコミ体質は兄貴と同じだったのだ……
あの時は(ゲイルが)色々失礼なことを言ってスマンカッタとお伝えください。
波照間 紅
本名は波照間藍、片田舎あるあるでちょっと両親が長男優先だったのにスネてパンクな方向に走っちゃった、という…… 
そういういらんことを考えてました。
波照間 紅
二人してうっかり異界に渡っちゃったのです。ツッコミ気質は兄譲りなのか、あるいはたまにボケに走る兄にツッコんでたのかもしれない。
佐倉 光
なるほどなーーーー>兄へのツッコミ
ああー
二人して異界に渡ってしまったか
思わぬネタを聞いてしまった。

 DX雑談

※ちょっぴりこれから始まるDXファルスハーツ編の話も。
佐倉 光
DXの悠は佐倉にノリが似てますが、もうちょっとダークサイド側に危うい感じでやろうと思ってますよ。佐倉より若いしね。
波照間 紅
そうそう、悠くんもうちょっと明確に危ういですよね。蕨さんが結構ライトサイドなFHセルリーダーなのに対して、ダークサイドな感じ
佐倉 光
蕨さんがライトサイドだからダークサイドにしただけだよ本当だよ!
なんだかんだで冥い設定の少年キャラがもがく様が好きなんだな、と思いました。
波照間 紅
いいなあとてもいいなあ、とGMはニコニコしながら遥くんのシートを見ています。GMPCのデータメイクしてたのでキャラシチェックはもうちょいお待ちください……
いい感じにバランス取れてると思うんですよ、ライトサイドな蕨さんとダークサイドな悠くんとよくわからないアシュレーさんで。
佐倉 光
あとの二人にも良い感じに絡むフックを考えたかったので、出逢い編は渡りに船です。
波照間 紅
あの三人+1が出会ったところ、GMもぜひ見てみたいですしね。
チーム・アルパインスタイル発足秘話はとても楽しみ。
佐倉 光
楽しみ!
遠慮なくダークサイドやれるかと思いきや、割と皆常識人ぽいのでいつも通り抑えられるのかな、と思いつつ楽しみ!!
波照間 紅
アシュレーさん常識人か???とは思うけどそんなダークサイドなわけではないですしね。
佐倉 光
あーうん、うん……
そうだね!
翻弄されるRPも楽しいので良し!!
じゃあもう良い時間ですし、今度こそお開きにいたしましょう……
終わり宣言してから話題振ってスマンカッタ
波照間 紅
ああっと、ついお話が楽しくて!失礼しました。お開きにいたしましょう
いえいえ、その後の話も楽しかった
佐倉 光
ありがとうございました
波照間 紅
またメガテンとかDXの雑談もぜひしましょう
こちらこそ、ありがとうございました!
佐倉 光
したいねー。楽しい。
ではおやすみなさーい
波照間 紅
おやすみなさい!