語り手
【♪限りなき冒険の新天地へ】
鹿児川の瑞樹
えいしょ
カイト
おこんばんはー
ニハル
こんばんあ
語り手
本日は晴天なりー
あっ色も直さないと
相変わらず最新一行が見えない謎の症状のため、反応遅れたらごめんなさいです。
鹿児川の瑞樹
難儀ですなぁ
語り手
前回までのゆうこや! 
どうやらこの学校は旧校舎と新校舎が重なっておかしなことになっているらしい。
ともかく詳しい事情を調べるため、学校霊、いわゆる七不思議スポット巡りをしている四人。
トイレの花子さんはいまいち事情を知りませんでしたので、もっと知っていそうな「異次元階段」に向かったのです。
鹿児川の瑞樹
果たして淡雪さんは階段をのぼれるのか!
カイト
昇るという概念が試されていますね
淡雪
もう上ったから、あとは下るだけということには
ニハル
なるほど?
語り手
【♪サッカバスプリンセス】
語り手
階段を数えて12登り、そして降りるだけという段になって、重要なことに気が付いてしまったドラ〇モン。
階段は、そして横のレリーフはわざとらしいまでの夕暮れの中沈黙しているのでした。
淡雪
「でも、上りではご唱和いただいたのですから、大丈夫ですわよね」
ぽん、と手を打ち、
「では続き、参りますわね」
再びほんの数cm程度の浮遊状態へと戻り、一歩を踏み出す。
「いーち」
語り手
ざわざわ。
先ほどまで淡雪の声に合わせて響いていたカウントが、ぶれて波打って聞こえます。
淡雪
「あら?」
その反応に小さく首を傾げ、それでも気を取り直したようにうなずき、
「にーぃ」
鹿児川の瑞樹
「今度は俺は数えてねぇぞ」
語り手
無数の声が、躊躇いなく数えるものと、戸惑いながら数える者と……
「えっ、いいの? 数えるの?」と小さな虫の羽音のようにさざめく声。
カイト
「でも、やっぱりなんか聞こえるよね……?」
ニハル
「………ソウダネ」
淡雪
「さーん、しーぃ……」
ゆっくりと一段一段、着物の裾を気にしつつも下って行く。
語り手
歩数が進むごとにぶれは大きくなります。
階段自体の見える姿も、新旧入り乱れて目眩がするほどです。
淡雪
とはいえ浮いている身では踏み外すこともなく。
「しーち、はーち……」
語り手
「足があるんだから」「でもついてない」「ヒト? 生徒?」「ちがうよ」「チョウチョみたいなものじゃ」
騒ぎは明らかに数字のカウントとは違うことをしゃべり始めていました。
審議中( ´・ω) (´・ω・) (ω・` )
淡雪
「うふふ、なんだか賑やかになってきましたわね」
「でも、数えていただかないと困りますわ。ちゃんと最後まで数えないと、お話できないそうなのですもの」
鹿児川の瑞樹
子供の声?>しゃべる声
語り手
子供の声みたいに聞こえます。
語り手
 淡雪 の夢を+1した
淡雪
「続けてよろしいですか?」
と、なんとなく中空へと向けて尋ねる。
語り手
壁の方、レリーフから「続けられい」と重々しい声がしました。
カイト
「お話しできそうだね! よかったー」
淡雪
「ありがとうございます。それでは
よろしくお願いいたしますね」
鹿児川の瑞樹
「そういう問題かぁ? まあいいが」
語り手
 三科カイト に夢を渡しました(夢:7->8)
語り手
むむー
こっちだとカウンターリモコンが違うのだなぁ
鹿児川の瑞樹
いつもと違うマシンですか
語り手
いつもと違うブラウザです。
こっちなら最新行も見えるのですよね……
淡雪
ひとつ咳払い。
「きゅーぅ、じゅーぅ、じゅーいち」
さて、そろそろ終わるが階段の段数やらに変化はあるだろうか
語り手
そうですね、十三段目、あるみたいですよ。
旧校舎の方の階段がぶれて見えます。ただでさえぶれてるのに。
ニハル
「聞いたとおりだ…」
淡雪
12段まで数え、現れた最後の一段に少し目を丸くする。
「あら、不思議」
鹿児川の瑞樹
瑞樹にも同じように見える?>階段
語り手
そうですね、いつずれたのか分からないのですが、最後の一段が余っていますね。
鹿児川の瑞樹
「うぷ、気持ち悪くなってきた。酔うぜ、こりゃ……」
淡雪
「うふふ、いよいよですわね」
「それでは、皆さまよろしいですかしら?」
ニハル
「楽しそう…」バイブレーションうさぎ。
カイト
「今度はどんな人たちかなー」
語り手
ブルブルブルブル
語り手
 新条 ニハル に夢を渡しました(夢:8->9)
 新条 ニハル に夢を渡しました(夢:9->10)
淡雪
「参りますわね」
鹿児川の瑞樹
「おーぅ」 そのへんの柱に寄りかかりながら。
淡雪
両足をそろえて、少しおどけるようにぴょん、と飛び降りる。
「じゅぅー~~~~さんっ」
語り手
足をつけました? 
淡雪
そうだね、最後は付けようかな。
ニハル
淡雪さん楽しそうだな~
鹿児川の瑞樹
淡雪さんかわいい
カイト
ちゃんとつけてあげるの優しい
語り手
ざわざわ。
ざわざわ。
囁く声が急に高まります。
「12段飛ばしだ! 危ないよ!」
レリーフのカブトムシがモゾモゾしながら言いました。
語り手
「いやそもそもだね、一番上の段でも足をつけていないのだ。あれは蝶などと同じカテゴリではないか」
物憂げに言ったのは「かんがえるひと」。
鹿児川の瑞樹
「……議論呼んでんぜ?」 けだるそうに身を起こしながら。
語り手
「でも最後はつけたよね? よね?」「でも在校生じゃないよ」
ニハル
「在校生限定…?」
語り手
「そりゃそうだよ、おとなのひとは階段でふざけて転んだりしないでしょ?」
淡雪
「あらあら」
「わたくし、ご本の読み聞かせなどで出入りしておりますのよ?生徒さんではありませんけれど、一応、この学校の関係者ではございますわ」
「ダメでしょうかしら?」
語り手
「おとなのひとだよ?」「いやそもそもが人に在らざる者に年齢は意味が……」
鹿児川の瑞樹
「いやァ、最近の大人は結構ふざけるぜ。「いんすた」とかいうのを撮ろうとして井戸に落ちたり」
淡雪
「瑞樹さん、よくご存じでらっしゃるのねぇ」
ニハル
「井戸?落ちるの?」
鹿児川の瑞樹
「あれ引っ張り出すのに難儀したんだ。図体がでかくてよゥ」
「おーい、そこらの議論してる連中ゥ。聞きてえことがあるんだが」 ざわざわしてるのに声をかけます。 
語り手
瑞樹の声に、兎なのかリスなのかよく分からない生き物が「なーに?」と答えます。
鹿児川の瑞樹
「おお、聞いてくれたくれた。いんや、これこれこういう子供を見なかったか?」 由希を見なかった? とまずは聞きます。
語り手
レリーフ達は目を見合わせてモソモソと話し合っていたようですが。
やがて「知ってる」と答えた者がありました。
カイト
「ほんと!? どこにいるか教えてくれる!?」
鹿児川の瑞樹
「おお、教えてくれや。こいつ(カイト)の妹なんだ」
ニハル
「お願いします」ちょっと震えながら頭を下げる。
語り手
顔の付いた林檎が、齧られた跡っぽいものを口のように器用に動かして喋ります。
鹿児川の瑞樹
器用なアポーだ
カイト
そっちが口なんですね……
鹿児川の瑞樹
緊張感あるのがニハルさんしかいねえ
語り手
「一年生のコでしょ。随分前にここ走って登ってった」
「数えて行かないなんて失礼しちゃうよね」
淡雪
「随分前、ですか」
鹿児川の瑞樹
「おうおうそれそれ! どっち行ったかはわかるか?」
語り手
「ここ登ってすぐのとこに一年生の教室があるからそっち行ったんじゃないかな」
「ないかな?」「そうかな?」
「どうかなぁ……」
カイト
「ありがとう! じゃあ行こう! すぐ行こう!!」
語り手
「ちゃんと数えて、段を見て登らないと駄目だからね」
「アブないから」
カイト
「あ、うん、じゃあ数えて行くね!」
ニハル
「いーちー」律儀に数えて昇ろう。
鹿児川の瑞樹
「ああ、ちょい待った!」
「お前ら、ここの現状のことは分かるか? なんか旧校舎と新校舎が重なってんだろう。何か変わったことはあったか」
語り手
「重なってる?」
レリーフはワヤワヤと話し合った後で。
「道理で階段がちょっと変だと思った」
そういえばレリーフたちはぶれて視えはしません。
おそらく場所は動かされていないのでしょう。
鹿児川の瑞樹
「おう。その様子だと、原因は知らねえか」
レリーフをお触りしてみます。
語り手
「そういえばね」
鹿児川の瑞樹
「おう」
ニハル
「ん?」
語り手
「なんかずーっと引っ張られてる感じがするんだぁ」
「ここしばらくここで転んじゃう子も多いしね」
ニハル
「危ないね」
語り手
「だから! ちゃんと数えろと! 言っているのだ!」
と眉の太い達磨。
淡雪
「引っ張られる」
「どうにも、穏やかではございませんわね」
ニハル
「怖いね…」
カイト
「引っ張られる……? カベなのに?」
鹿児川の瑞樹
「ほう。どっちにだ?」
語り手
「上の方。三階の方かなぁ……」
自信なさそうに河童らしきもの。
鹿児川の瑞樹
「おんや、お仲間だ」
語り手
「わぁ、ホンモノだ!」
鹿児川の瑞樹
「おう本物だ。おお、この辺なんか結構よくできてんな」
語り手
河童? はくすぐったそうに誇らしそうにしております。
ニハル
せんせー(DL)といれ!
語り手
ハーイ
淡雪
そこは「先生はトイレではありません」だろ
語り手
しまった
カイト
「大変そうだね……由希が見つかったら、上の方も見てこよっか?」
語り手
「是非ともお願いしたい。我々は階段の安全な通行を護る立場にあるのだが、動くことはできん」
「この階段を一個飛ばしで登ったりしないで数えたくなる気分にはできるんだけど、それ以外のことはちょっとね」
カイト
「階段危なかったら由希もお友だちもきっと困るもんね。どうにかできたら、してあげたいなあ」
淡雪
例の怪しげな気配は3階の方にあるのでしたっけ?
鹿児川の瑞樹
「さて、色々ありがとよ。そんなら、ともかく上へ向かってみるか」
ニハル
「どうすればいいんだろう…」
カイト
そういえばツクハちゃんは……
語り手
ツクハはわちゃわちゃ動くレリーフに気を取られております。
カイト
おきつねさま……かわいい……
語り手
「学校の事なら、「幽霊の窓」が詳しいんじゃないかね」
「うちらと違って窓なら大体いるからね」
鹿児川の瑞樹
「お?」
「幽霊の窓?」
淡雪
「あら、また素敵なお名前」
カイト
「ニハルちゃん知ってる?」
語り手
ニハルは聞いたことがないな。
ニハル
「ううん、しらない」
淡雪
こちらは聞いたことない?
>出入り業者
ニハル
「幽霊の窓ってなんだろう?」
語り手
ひとまずは知らないかな。
レリーフ達によると、窓を覗くと何か見えちゃう系 であるようだけれど。
淡雪
「わたくしも聞いたことがございませんわね……。最近の方なのかしら」
ニハル
「……でも、また七不思議するんだ…」かたかたとしながら小声。
鹿児川の瑞樹
「そりゃ、どうやったら出てくんだ?」
窓をノックしてみる。
語り手
窓はシンとして外のわざっとらしいほどの夕暮れを映しています。
鹿児川の瑞樹
窓の埃で落書きしてみる。
語り手
旧校舎の方に瑞樹の指の跡が付きました。
淡雪
「……」
ふと頤に手をあてて思案顔。
ニハル
「淡雪さん、どうしたの?」
鹿児川の瑞樹
「お?」 下手なカッパの絵を描いていたのを、振り返る。
淡雪
「いえ、窓にいらっしゃらない方が映って見える、ということでしたら」
「もしかして、この旅のように、新旧の校舎が重なっている、というのが関係あるのかしら、などと思いまして」
鹿児川の瑞樹
「違う世界が重なって見える、ってぇことか」
淡雪
「でも、こちらにいらっしゃる皆さまのお知り合いの方だとするなら、そういうただの『現象』というわけでもないのでしょうか」
反対側に小首を傾げる。
カイト
「誰かが窓にいる、のかな?」
語り手
ふりむけばやつがいる
淡雪
「それなら、最近の出来事ということで、わたくしたちが存じ上げないのもわかる、ような気がしまして」
ニハル
「なるほど…」
淡雪
「幽霊の窓、さんとはどのような方なのですか?」
語り手
声が聞こえて、振り向くと窓に何か見える……らしい。
鹿児川の瑞樹
「ぼんやりしてんなぁ…… こっちから呼ぶやつじゃねえのか」
ニハル
なるほどな~
淡雪
「なるほど……」
「ということは、この度のわたくしたちのように『こちら側』に迷い込んでしまった方、あるいは『元よりこちら側の片』が映って見えている、とか……そういうこともあり得るのでしょうか」
そこまで考えを口にしてから、
「あら、いけませんわね。このように答えの出ない思い事をしている場合ではございませんでしたわね」
語り手
「謎解きなどしておる場合ではないのではないか。妹を探しておるのではなかったか?」
カイト
「呼べないなら、とりあえず一年の教室に行く、って感じでいいよね?」
鹿児川の瑞樹
「おう、おう、全くだ。とりあえず行くか」
淡雪
「ええ、そのようにいたしましょう」
ニハル
「そうだね」
カイト
「よし、じゃあ行こう! いーち、にーい……」と律義に数えながらのぼります
鹿児川の瑞樹
「2、4、6……」 と数えながら、一段飛ばしで登ります。
語り手
後ろから「段飛ばすな~!」という声が聞こえた。
鹿児川の瑞樹
「数えてるから勘弁してくれよゥ!」 問題はそこではない。
淡雪
「皆さま、色々と教えていただきありがとうございました」
ひとつ頭を下げて、皆と一緒に数えながら階段を上がって行く。
やはり浮きながら。
カイト
「あ、そうだった! ありがとう!」
ニハル
「にー、さーんー」てぽてぽ
鹿児川の瑞樹
15歳くらいの少年ムーブをしてみたかったのだ。
語り手
階段を数えて登ることで危ない登り方をさせない。
それがここの学校霊の子供たちの守り方なのでした。
ニハル
いい人(?)
カイト
策士ですね(?)
語り手
基本学校霊は子供を守るのが仕事なので……
ついでに脅かして遊んだりするのはご愛敬だよ? 
鹿児川の瑞樹
ツンデレ感のある守り方だ
淡雪
そろそろPCのバッテリーが切れたらごめんなさい
事前通達
鹿児川の瑞樹
淡雪さんのPCがピンチや
ニハル
あわ

語り手
【♪闇夜に踊れ】
語り手
二階には一年生の教室、二年生の教室、教職員室があります。
淡雪
一つ一つ教室を改めて行こうじゃないか
語り手
登ったところから一番近いのは一年生の教室。
カイト
まずは一年生の教室ですよ、カイト的には
語り手
壁の掲示板にはおそらく動物であろう絵が飾られています。
人の気配は相変わらずありません。
ニハル
何の動物だろう?
語り手
動物園見学にでも行ったんじゃないかな、ライオンとか熊とかウサギとか。
 子供たちひとりひとりが描いた絵に文章をつけて飾ってあります。
ニハル
なるほど~
語り手
最後がほぼ必ず「みなさんもぜひいってみてください」で〆られてるやつ。
淡雪
由希の絵を探してみよう
そこが由希の教室だろうし、そこにいるんではなかろうかという推測
ニハル
一緒に探します。
カイト
ひと学年2クラスでしたっけ?顔突っ込んで改めてもさくっと確認できそうです
淡雪
手分けしようか
語り手
読める人ー
全員読めるか。
ニハル
読めるかな?
ひらがなだったら
淡雪
モバイルバッテリーを接続してみた
モバイルPCにモバブというワケのわからん構成
カイト
大丈夫ですか?
淡雪
普通のラップトップならともかく、2in1ならこれでなんとかいけるのではないだろうか
カイト
頑張ってください、淡雪さんのPC……!
ニハル
がんばれ!!!
淡雪
コンビニで買ったやつなのに、こいつ働くなぁ
スマホの急速充電にも対応してるし
ニハル
えらい
語り手
「みしな ゆき」という文字が見えます。
かわいらしい羊の前でニッコリする少女の絵の下に。
どうやらその子は羊が気に入ったのか、羊について三行分語ってあります。
ニハル
かわいい。
語り手
「ひつじはふわふわしています でもカイトもふわふわです」
淡雪
そして気が付くとカイト自慢になっているという
カイト
「そりゃあね! いつもブラッシングしてもらってるもんね!」
ふふーん、羊に勝ったー、みたいな顔です
語り手
というわけでどうやらここがゆきちゃんのクラスのようですね。
ニハル
カイトくんの毛並みに触ろうとするけど人間態であることをおもいだして出した手をそっとひっこめる。
カイト
ちょっと残念そうにする
語り手
ちなみにツクハは狐の絵を見て満足気です。
鹿児川の瑞樹
「ここか。んで……」 誰かいるかどうか見回します。
語り手
「ここにもヒトはおらんな」
カイト
「由希! 迎えに来たよー!」と教室に突入しますが!
淡雪
では、なんとなく窓の方とか気にしながら探索しております
ニハル
由希ちゃんの匂いとか残ってないかな。
語り手
ふむ。
カイト
いないんでしょうか?残り香的なものは……
語り手
臭いをかぐ人はけもの4で判定するのじゃ
窓を見ている人は、相変わらず絵みたいに動かない夕焼けだなーっと思いました。
窓をより観察したい人は、へんげで。
目標値は6。
淡雪
ふむ
鹿児川の瑞樹
ふむ。窓を開けてみることはできる?
語り手
窓は、開きません。
鹿児川の瑞樹
「開かねえな。この夕焼け自体が幽霊だったりしねえよな?」
淡雪
「それを仰ったら、もうこの旧校舎自体が幽霊みたいなものなのでは」
カイト
想い1でブーストしてけもの4です~
 三科カイト の想いを-1(想い:30->29)
語り手
由希のにおい、ありますね。
ほんのりとですが、ここに寄ったのは間違いないみたい。
カイト
ううむ……寄ってどこに行ったやら
ニハル
ではへんげします~
淡雪
へんげは3あるぞ
おk
ふしぎ3つかって6
 淡雪 のふしぎを-3(ふしぎ:35->32)
鹿児川の瑞樹
お、へんげなら4あるからやろうかな
想いを2使ってへんげ6になります。
 鹿児川の瑞樹 の想いを-2(想い:27->25)
ニハル
失敗するので、ふしぎを3消費してたれみみ使用します。思ったより高かった…。
語り手
ニハルさんはじぃっと見ていたら目がチカチカしてしまいました。
目を閉じても夕日が追っかけて来るヨ! 
ニハル
「ぴやぁ……」くらくらしてきた。
たれみみ: 新条 ニハル のふしぎを-3した
語り手
ニハルは誰かに慰めてもらうの? 
ニハル
慰めてほしいな…。
語り手
誰も手をあげないならツクハがやるよw
カイト
「ニハルちゃん、大丈夫? 座る?」
ニハル
「ありがとう…」座る…。
淡雪
たれみみの効果理解してなかった
ニハル
想いを2貰いますね~
語り手
たれみみを使うので誰か慰めて とか宣言したほうがいいと思うw
ニハル
たれみみ: 新条 ニハル の想いを+2した
そうですねw
語り手
そしてへんげ6出すことができた方。空の隅っこが変に白く欠けているのに気づきました。
淡雪
「あら?」
そちらを注視しますと
鹿児川の瑞樹
「おんやァ?」 
語り手
刷毛ですっと撫でた跡のように、そこだけ色がないのです。
そしてほんの一瞬ですが、その白い部分の向こうに夜空が見えた気がしました。
鹿児川の瑞樹
「……夜空? ここだけ元の世界が見えてんのか?」
淡雪
「……綻び、でしょうか」
カイト
「由希、どこ行っちゃったのかなあ……ニオイはあったけど、ちょっと前のやつみたいでさ」
ニハル
「そうなの?」
語り手
【♪STOP】
語り手
ポーン
ピーンポーンパーンポーン
唐突にスピーカーから音がしました。
カイト
「そうなんだよね。忘れ物取りに来ただけなのに、どこ行ったんだろ……」と言いながらスピーカーの方を見ます
淡雪
「あら」
「迷子のお知らせでしょうか」
鹿児川の瑞樹
「ほう」
語り手
「迷子のお知らせです。一年生の? ナナシノゴンベ子ちゃん?」
「ええと、至急図書室まで」
淡雪
「あら、当たりました」
嬉しそうに手を打つ。
カイト
「その子、三科由希じゃない!?」
ニハル
「走ろう」
カイト
「うん、行こう!」
ニハル
「……図書室ってどこだろう?」
鹿児川の瑞樹
「おう」
語り手
「ってこんな時間に? へんなの」
「ていうか今何時??」
パーンポーンピーンポーン
淡雪
「図書室なら、わたくしがご案内いたしますわ」
鹿児川の瑞樹
「おお、助かるぜ」
ニハル
「ありがとう」
カイト
「お願い、淡雪さん!」
淡雪
「ええ、ええ、参りましょう」

語り手
ニハルさんは知っています。図書室にも幽霊が出るという恐ろしい噂が……! 
ニハル
「………」たらりと冷や汗が伝う。
「そういえば、図書館にもおばけでるんだ…」
カイト
ニハルさんの心が一向に休まらない……!
語り手
それはそれは恐ろしい、和服の女性の霊が……
戦時中に亡くなった女性が夜な夜な嘆いているという……
鹿児川の瑞樹
「よし行くぞ」 気づいてない。
淡雪
「そうなのですか?わたくしはお会いしたことがございませんけれど」
うふふ、と笑う
「きっとご本がお好きなのでしょうね。お友達になれそう」
カイト
「その人が由希のこと見つけてくれたんでしょ、きっと。いい人だよ!」
ニハル
「和服の女性の幽霊が出るんだって…」
「戦時中に亡くなった女性が……」
鹿児川の瑞樹
「……」 一瞬何か言いたくなったが、着いてからにしよう。
ニハル
もんぺかなぁ?
鹿児川の瑞樹
というわけで図書室に向かいます。
語り手
では図書室は三階ですのでずずずいーと
向かうところでシーン終了です。
鹿児川の瑞樹
えらい高い所にあるなぁ。
語り手
近所の小学校の構造そのまんまだったり! 
カイト
モデル校が!
語り手
【♪明日への風】
語り手
というわけで成長タイム! 
カイトへのつんでれを2から3へ
うーん、あと今回は保留しておこう。
鹿児川の瑞樹
淡雪さんを2 → 3(5点)、ニハルちゃんを4へ(7点)合計で12点消費。夢0になります。ラストの夢のおかげで4にできたぜ! ありがとう!
カイト
じゃあニハルさん瑞樹さんツクハちゃんをずずいっと3に上げます~ 15点消費で
ニハル
瑞樹さんとカイトくんを4に上げます。夢を14消費。
鹿児川の瑞樹
おっ、ありがとうございます。
淡雪
瑞樹とカイトを4へ
つながり強化 淡雪 の夢を-16(夢:20->4)
カイト
で好意だったニハルちゃんへを信頼へ、ツクハちゃんへを保護に変えます
つながり強化 三科カイト の夢を-15(夢:19->4)
語り手
保護欲あふれるわんこ
カイト
年下っぽいものはつい守りたくなってしまうのです
ニハル
やさしいわんこ
 新条 ニハル の夢を-14した
鹿児川の瑞樹
よっしメモ更新OK
語り手
ところでひっそり七不思議のメモ増えてるから見てやってくださいな。
鹿児川の瑞樹
おお
ニハル
本当だ!
鹿児川の瑞樹
ほんとだ無人放送室も含めて増えてる
カイト
無人放送室!

語り手
【♪ボクラノ未来】
語り手
学校の中は不思議な異世界。
ニハル
異世界!
語り手
過去の風景と今の風景が混ざり合い、人ではないものが跋扈する。
そんな世界でカイトの飼い主の由希を探しつつ、ツクハの頼みで調査を続ける四人。
異次元階段で由希のあしあとを見た四人は一年生の教室へ向かいます。
窓の外の風景はなんだかとてもおかしな感じがしました。
そこへ校内放送がはいります。
それは迷子のお知らせ。
図書館に迷子がいるというのです。
しかしバイブウサギは知っています。そこにも和服の幽霊が出るのだということを……
そんな感じで

語り手
【♪闇夜に踊れ】
淡雪
「さぁさぁ、皆さま、こちらでございますよ」
自らの大好きな仕事場を紹介できるとあって、足取りも軽く先導してゆく。
文字通り浮いているのだが
ニハル
「カエリタイ」バイブレーションうさぎ。
カイト
「今度こそ由希、いるかな!? いるよね!?」
淡雪
「ええ、きっといらっしゃいますでしょう」
鹿児川の瑞樹
「おう、きっといるだろうさ。迷子っつったら、他にいねぇだろうからな」
「今ごろ、幽霊に面倒みられてるかもしれんぜ」
淡雪
「きっとそうでしょう。本が好きな方に悪い方はおられませんから」
ニハル
「コワクナイ?ダイジョウブ?」
カイト
「お父さんとお母さんが帰ってくる前に、二人で帰んないとなあ……」
語り手
図書室は三階。
鹿児川の瑞樹
「さっきの階段やなんかの連中も、悪い奴じゃなかったろ?」
と、ぷるぷるしてるニハルに・
ニハル
「……まぁ、そうだね」
語り手
「トショシツとはそんなに危険な場所なのか」
ニハルの怯えようを見て顔を曇らせるツクハ。
淡雪
「気が付くと時間が過ぎてしまっている、という意味では恐ろしい場所かもしれませんね、うふふ」
ニハル
「なにそれこわい」
語り手
「なんと、時を操る者はそこにいるのだな」
「ならばそ奴をとっちめれば話は早いな」
ニハル
「なるほど?」
カイト
「とっちめちゃだめだよ!由希のこと教えてくれたし、たぶんいい人だろうし!」
淡雪
「そうですわ、乱暴はいけませんよ」
鹿児川の瑞樹
「淡雪ィ、冗談通じてねぇぜ」
淡雪
「あらあら、でも本当のことですし」
うふふ、と口元に手をあてて微笑む
語り手
何故わたしが責められるのだろうか? そう言いたげな顔をしてツクハは口を尖らせました。

語り手
さて、「ろうかははしらない」とヘタクソな字で書かれたポスターを横目に階段を上ります。
ニハル
ちゃんと数えながら登る。
語り手
 新条 ニハル に夢を渡しました(夢:8->9)
語り手
「図書室ではおしずかに」いらすとやさんのシーッとする人のイラストがでかでかと配置されたポスターの横に、図書室の扉がありました。
「次の読み聞かせは 金曜日です」
淡雪
「さぁさ、皆さまお待たせをいたしました。こちらが図書室でございます」
ニハル
「ここが……」
語り手
ツクハが全身の背を逆立たせて
「なるほど、ただならぬ気配だ。強敵がおるのだな」
淡雪
扉に手を掛けてみる。
しかし施錠されていないか。
語り手
施錠はされていますね。
でも……
中には字がいっぱいですしね。
入るのは簡単でしょう。
淡雪
おもいのいと、はつながりのある人のところへ飛ぶものだけど
扉一枚くらいは抜けられる?
語り手
ああ、そうか。
「おもいのいと」だもんなぁ
中に彼女がいたとしてもつながりがないから入れないね。
いやいや、カンタンですよ淡雪さん。
貴方はスペアキーをお借りしています。
鹿児川の瑞樹
おお、さすが微妙に関係者
「開かねぇな」 扉をガチャガチャやっている。
ニハル
ちゃんと入れるのかな、という不安げな目で瑞樹さんを見ている。
語り手
問題は……それが現代のキーである ということですが……
淡雪
そうなのか
では
着物の帯元から、鈴の根付のついた鍵を取り出す。
語り手
やっぱり鈴なんだw
淡雪
ミニチュアの本付き
語り手
なにそれ欲しいどこで売ってんの? 
淡雪
淡雪の自作です
語り手
製作費払うから一個作ってください!! 
鹿児川の瑞樹
そのうちminneとかで売りだすや…つ?
カイト
現代社会に詳しいから既に売っていたり……?
淡雪
本が好きな人なら、文車堂来たら作ってあげる、てかお客さんにあげてるかも
語り手
学校のバザーとかで出てそう
鹿児川の瑞樹
バザーで出してるのかわいい
淡雪
あれかな、
読み聞かせにきてくれた子たちにあげてたり。
バザーで売るのもいいな
カイト
「早く由希のこと助けたいし、もうドアを壊すしか……」
淡雪
ちりり、という小さな音。
「お待たせをいたしました」
「瑞樹さん、そちら、ちょっとよろしい?」
鹿児川の瑞樹
「ん? おう」 ひょいと避ける。
淡雪
鍵を差し込み、捻って開ける。
語り手
かちり、小さな音がしました。
鹿児川の瑞樹
「あぁそうか。普段来てんだったな」
淡雪
「ええ、そうなのですよ」
カイト
「淡雪さんすごい! 早まって壊さなくてよかったー!」
淡雪
「ええ、よかったですわ。うふふ」
ニハル
「よかった。これで入れるね」
淡雪
「はい、どうぞ」
皆を招き入れる。
ニハル
かわい
語り手
扉は開きましたが、空間に手ごたえがあって入れません。
ニハル
「おじゃまします……あれ?」
鹿児川の瑞樹
「おんや?」
淡雪
「どうかなさいました?」
語り手
ツクハが目を細めて鼻をヒクヒクさせます。
「ここは違うようだな……見ろ、壁がある」
ニハル
「壁?」
語り手
彼女が開かれた扉の中をバンと叩くと、そこから波打つように旧校舎の壁が見えました。
ニハル
「…入れないの?」
カイト
「やっと由希を迎えに行けると思ったのに……」 しょぼーんとしてます
淡雪
「そういえば、図書館は最近になって移増築されたものとお聞きしたことがあるような……」
そうなのかな
鹿児川の瑞樹
「ここはあれか、元の世界っつうことか?」 室内の明るさを見てみます。夕焼けの光は差し込んでいない?
語り手
ご明察、開かれた扉の向こうは綺麗な部屋ですね。
淡雪ならきっと、旧校舎の時の図書室の扉の位置を知っているでしょう。
淡雪
「確か以前の入り口はこちらに……」
壁に手をあて、探るようにそちらへ進む。
鹿児川の瑞樹
「成程なぁ」 淡雪についていく。
ニハル
ついてく
淡雪
「うふふ、お役に立てて幸いですわ」
カイト
「みんながいてくれてよかった……おれ一人だったらなんにもわかんなかったよ」
語り手
掲示板の《こんしゅうのおすすめ》と書かれたポスターの中に、淡雪の指と記憶が引っかかります。
淡雪
引っかかりを白手袋を履いた手でなぞり、取っ手を探る。
語り手
《アリババと40人の盗賊》の本のイラストがちょうど取っ手になっていました。
淡雪
カギはかかってる?
語り手
いや、開いています。【さっき開けました】からね。
ニハル
おぉ。
カイト
うーん、不思議空間……
淡雪
「開けゴマ!……なんちゃって。うふふ」
少しおどけつつ、扉を改めて引き開ける。
語り手
ツクハが身構えます。
語り手
引き開けられたポスターは煙のようにぼやけ、ガラガラガラギシギシ、と重い音がしました。
扉は途中まで開いてがくんと引っ掛かります。
まあ、通ることはできるでしょう。
淡雪
「そういえば、わたくしのお店みたいにお年寄り……なのでしたわ……!」
珍しくくぐもった声で、苦労しながら、やっと通れるだけ開く。
「ふぅ、今度こそ皆さま、お待たせしました。どうぞお入りを」
語り手
開いた扉の向こうはやはりわざとらしい夕暮れが黒々と影を刻む風景……が、閉じられたカーテンの向こうにちらちらと見える暗い部屋。
中の様子はよく見えません。
ニハル
「空いてよかった…お邪魔します」お邪魔します。
カイト
「由希ー? 迎えに来たよー!」 入りまーす
鹿児川の瑞樹
「おぅ、邪魔するぜ」ニハルたちと一緒に入ります。
語り手
「なんだ……書庫ではないか」
ツクハがふぅ、と息をつきます。
しくしく
鹿児川の瑞樹
「淡雪んとこと似てるな」
淡雪
「そうでございましょう?とても素敵ですわよね」
自分で自分の店素敵って言ったらあかんだろう
語り手
めそめそ
ニハル
「…何か聞こえる?」
カイト
「まさか由希? ニハルちゃん、どっから聞こえる?」
語り手
くすんくすん
ニハル
何処からか聞こえるかわかります?
語り手
ニハルの鋭い耳には、図書室の奥にある倉庫の扉の向こうから聞こえるのだと分かります。
「歪みは、あそこか」
ツクハが顔を険しくしました。
ニハル
「淡雪さん、倉庫の鍵もある?」
淡雪
あるかな?
語り手
さすがにないな。
しかし。
倉庫の扉の隙間から光が漏れています。
ニハル
「……たぶん、あそこから泣き声が聞こえるよ」倉庫の方角を指さす。
淡雪
「書庫の鍵は残念ながらいただいてはおりませんが……」
白手袋の指で、その光を指す。
「そちらから、中を伺うことはできるかもしれませんわね」
鹿児川の瑞樹
その隙間を確認してみます。
語り手
近づけば皆の耳に、すすり泣く女の声が聞こえることでしょう。
淡雪
では、カイトさんの背に手を当てて、そっと促す。
語り手
カイトは……その声は残念ながら由希ではない気がします。
淡雪
なんだ、そうなのかw
ニハル
心配なので考える前に光の方向に入ってみる。怖いのなんか忘れてる。
カイト
「……声、違う気がする」ニオイはどうでしょう?知らない人ですか?
語り手
しかし……
懐かしいにおいはします。
これは由希いるね! 間違いないね! 
淡雪
「あら」
カイト
「うぅん、でもニオイは由希っぽい……? わかんないけど、とにかく声かけてみる!」
淡雪
「はい、お願いいたします」

語り手
【♪静寂】
ニハル
「だれかいるの?」
カイト
「あのー、由希……かな? 大丈夫?」隙間に向かって声をかけます
語り手
泣き声が「ひっ!」と言って止まります。
「大丈夫だよ、きっと警備の人とかだよ」
慰めるような声。
カイトには聞き覚えのある声ですね。
ニハル
二人いるのかな?
カイト
「あ、びっくりさせてごめん! 帰りが遅いから、みんなに手伝ってもらって迎えに来たんだよ」
語り手
「誰?」
問いかけるのは由希らしき声。
カイト
「カイトだよ!」 嘘つけないぞー
鹿児川の瑞樹
「おぅい。元に戻って鳴いてみな」小声でカイトに言います。
言い終わる前にカイトが返事をしてしまったので、あちゃあ という顔をしている。
語り手
嘘つけないんだもんなw
語り手
「カイト?」
カイト
「うん!……あ」 ヤッチマッターって顔になります
ニハル
「どんまい!」

淡雪
そういえば、由希ちゃんは読み聞かせにきたことある?
語り手
ここの生徒だしね、来た事くらいはあるんじゃないかしら。
淡雪
なるほど、じゃぁ
ドアをトントンとノック
由希ちゃんの苗字は?
語り手
三科さんでは
淡雪
あ、そうか
「あの、淡雪でございます。読み聞かせの。失礼ですが、三科 由希さんでいらっしゃいますか?」
語り手
「そうだよ」
淡雪
「ああ、よかった」
語り手
「あー、カイト大丈夫かな……」
カイト
ここにいるよ!と言い出しそうなお口を両手で塞いでます
ニハル
背伸びしてカイトくんの頭をなでなでしてる。
淡雪
淡雪は
由希のご家族とも知り合いだって言ってたよね
本のお届けとかしてたんかな
語り手
そうね、行った事くらいはあるんじゃないかな
淡雪
なら犬カイトとも面識がある(対外的に)OK
「実は、校門のところで、カイトさんにお会いいたしまして」
語り手
『だれ? だれ??』
不安そうに言うもうひとりの声。
「大丈夫だってば、知ってる人だよ」
「うん」
淡雪
「あのようなところにカイトさんおひとりでいらっしゃったものですから、もしかしたら学校でお迷いになられていらっしゃるのでは、と思いまして、ええ。お探しに参った次第でございます」
語り手
「カイト、ちゃんとおとなしくしてた? 吼えたり怖がったりしてなかった?」
淡雪
「カイトさんは、ちょっと寂しそうではございましたが、お元気でいらっしゃいましたので、まずはご安心をくださいましね」
語り手
「ああ、良かった」
 淡雪 に夢を渡しました(夢:14->15)
淡雪
「それで、由希さん。こちらのカギ、そちらから開けていただくことはできませんか?」
語り手
「鍵? あいてるよ?」
淡雪
「あら?」
語り手
ごそごそ、と音がして扉が向こうから開きました。
淡雪
「あら、あら」
少し目を丸くして、口を手で覆う。
語り手
閉まってるなんて一言も言ってないもんね! 
淡雪
そういえばそうですわね
鹿児川の瑞樹
「おうおう、無事そうだな。よかったよかった」 由希の様子を見るけど、無事そう? 他に誰かいる?
語り手
扉の向こうにはどことなく顔立ちがカイトに似た少女の姿がありました。
カイト
「由希! よ、よかった~!」 
ニハル
「よかったね」よかったよかった~!
語り手
思ったより大勢の人がいたのと、知らない顔も多かったのでびっくりした様子です。
飛びついちゃう? 
イヌ的に。
カイト
安心して脱力しちゃう方です
語り手
じゃあ、カイトの方を見てちょっと首をかしげました。
鹿児川の瑞樹
「おお、悪い悪い、驚かせたな。俺達は淡雪と少年探偵団だ」 無駄にキメ顔を作って由希に言うよ。
淡雪
ちなみに、もう一人は?
語り手
もう一人……本棚の向こうから白い頭がのぞきます。
カイト
「ほんとよかった……すっごく心配したんだからね……」
語り手
「えぇっと、お兄さん……劇団の人……?」
瑞樹の言葉に面食らい、カイトの態度に困惑しています。
二人とも結構年上のお兄さんだからなぁ
鹿児川の瑞樹
「いんや、ただの近所の連中だ。淡雪とは店でよく遊んでてな」
ニハル
「そうだよ」
瑞樹さんの言葉に対して
「一緒におやつを食べる仲間だよ」
淡雪
「ええ、皆さんとご一緒しておりましたところ、こちらを通りがかりまして」
語り手
「劇団だと? とんでもないわたしは」
鹿児川の瑞樹
「で、一緒に探しゃあ話が早いってことになってな」 ツクハをよいしょっと押しのけながら。
語り手
ツクハの言葉はニハルや瑞樹にさくっと遮られました。
カイト
うっかり口を開くとあかんこと言ってしまうと前回学んだのでまた口を押さえます
淡雪
「裏のお山のお狐さまですのよ。ね?」
語り手
「そうだ。娘、この地の守護のものと話がしたい。知っているか?」
淡雪
これでより劇団員らしく。
語り手
ツクハの言葉が台無しにした気がしなくもない。
淡雪
「それで、そちらの方は?」
語り手
淡雪とツクハの視線を浴び、白い頭がピュッと引っ込みました。
淡雪
「あらあら」
語り手
「なんか悪い人たちじゃなさそうだし、出ておいでよ」
白い頭がすーっと本棚の向こうにまた出てきました。
覗いた顔は、なんだか……淡雪に似ていました。
べそをかいていたのか涙でぐちゃぐちゃになった顔です。
ニハル
「あれ?」
いつの間にあんなところに行ったんだろうとおもい、淡雪さんの方を見る。
カイト
口を押えたままあれ?と首を傾げます
淡雪
いや、年のころはだいぶ幼いんじゃない?
淡雪=見た目19くらい
ニハル
なるほど…。
*いまのなし*
鹿児川の瑞樹
「おんやぁ?」
淡雪と見比べる。
語り手
なにこれくりそつ! というほどでもなくて、姉妹かな? 程度に似てる。
鹿児川の瑞樹
「淡雪ぃ、妹か?」
カイト
淡雪さんもおれみたいに妹がいたのかなあ、知らなかったなあ……って顔で淡雪さんを見る
淡雪
その少女に、何か感じるところはある?
語り手
ないし、妹がいた覚えもないね。
ただ、恰好がほとんどそっくりだ。
墨色を隠すための手袋さえしている。
カイト
ニオイも似てたり……?
語り手
においはしない? かな。
強いて言えば古い本のにおいがするかも。
語り手
「だ……誰ですか?」
謎の少女は蒼白になっています。
ニハル
「一緒の恰好…?」
鹿児川の瑞樹
「なァ、淡雪よ。こいつ、もしかしてこの図書室か、ここの本じゃねぇのか」
淡雪
「ええ、もしかしたら」
カイト
それはきっと淡雪さんと似ている!
淡雪
「そうですわね……」
では、しずしずとそちらへ近づいて行こう。
「ごきげんよう、お嬢さん。わたくしは淡雪。あなたのお名前は?」
屈み込んで、目線を同じ高さにしつつ。
鹿児川の瑞樹
一歩下がって淡雪に任せる。
語り手
「わ、わたし? 名前は、なまえは、まだありません」
「皆は私のことを『和服のゆうれい』って呼ぶの」
淡雪
「そう、最初はそういうものですわ」
白手袋の掌を、す、と差し出す。
ニハル
様子を見守る。
カイト
口を押えたままニハルさんに同じく
語り手
ではその手に手を差し出します。
淡雪
その手をとって、
語り手
よく見れば、その手袋はレースでできていて、その下に見える肌は普通に白っぽいですね。
淡雪
「あら、おそろい。うふふ」
と微笑む。
「あなた、ご本はお好き?」
語り手
「本……ええ、たぶん……」
自信なさそうに答えます。
「気が付いたら本を読んでいて、他にすることもなかったから、ここの本は全部4度読んで……」
「五度目を始めようとしていたら、空が変になって苦しくなって」
淡雪
文字ではなく、本なのかな
語り手
「……なるほど、分かったぞ」
ツクハが腕組みをします。
「やはりこ奴はお前だ、淡雪」
ニハル
「……そうなの?」淡雪さんに聞く。
カイト
「?」 と淡雪さんと女の子を交互に見ます
淡雪
いつもの薄く笑みを浮かべた顔。
しかし瞳から表情は失せて、娘の顔をじっと見る。
答えはしないけれど、言葉は聞いている。
語り手
「似ているのは見た目ばかり。そして淡雪はよくここに来ていると言ったな」
「おおかた人間どもが勝手にここに棲む幽霊を『作り上げた』のだろう」
ニハル
「作り上げた?」
語り手
「あの部屋には和服の女がいる。あれは人ではないものに違いない。トショシツに棲む幽霊なのだ、とな」
読み聞かせには来ない子たちが外から見て噂するうち生まれちゃったんだろうね。
鹿児川の瑞樹
「あァ、成程。人間の噂話から逸話が出来ちまって、それからこいつが生まれたか」
淡雪
「なるほど……」
「あなたも、人の想いから生まれたのですね」
空いた手で、その頭を撫でてやる。
語り手
淡雪になでられて、名無しの少女はくすぐったそうに目を細めます。
鹿児川の瑞樹
「物の怪ってなァ、二種類居るんだ。はなからそこに在るものと、人間の想いから生まれるもの」 と、ニハルに。
ニハル
「うーん…ちょっとむつかしい…」レクチャーありがとう瑞樹さん…。
カイト
カイトも瑞樹さんの説明を聞いてわかったようなわからんような顔してます
語り手
「えーっと……つまり?」
由希が困ったような顔で訊きます。
「この子は本物のオバケっていうこと?」
鹿児川の瑞樹
「あァ、すまんすまん。変な話しちまったな」 と、由希に。
淡雪
「おばけなんて、そんな失礼な呼び方はよしてくださいな」
ちょっとだけ険のある声でたしなめる。
「たくさんの人の想いから生まれたあなたは、あなた。決して私の写し身であったり、おばけや幽霊などといった、あやふやなものではありませんわ」
「そんな呼ばれ方ではかわいそう。……わたくしが、名前を授けてあげましょう」
言い、右の手袋を外す。
淡雪
※あ、勝手に演出してもいいやつ?これ
語り手
名前くれるとか? もちろんいいよ。
淡雪
ではでは
鹿児川の瑞樹
由希への説明? まぜっかえし? は名前のシーンが終わってからにしよう>表
語り手
ハーイ
語り手
真っ黒な指先を見て名無しの少女は目を丸くします。
淡雪
第二間接あたりまで、くすんだ鈍く光沢のある黒に染まるその指は、まさに墨の色。
ニハル
腹痛のためちょっといれ
語り手
はーい
ニハル
先生!といれ!
語り手
先生は!  トイレでは!  ありません!! 
鹿児川の瑞樹
いってらっしゃいませお大事に!
カイト
お大事に!
語り手
【♪花咲谷】
淡雪
「人々の想いによって綴られ、この世に生を受けたあなた」
指先で、宙につらつらと線を引く。
それ自体に意味は無いはずのただの線。
しかしそれは編み上げられ、確かに綴られ、やがて意味を持つに至る。つまり、文字。
「文字を綴り、紐で綴り、本を生み出したという、この国の太古の神の名、綴紐之神より一字をいただいて」
綴。
「あなたは、今この時より、つづり、とお名乗りなさい」
指先から引かれた墨が、空中に一つの字を生み出した。
語り手
少女は小さく息を漏らしました。
「つづり つづり いい名前!」
「ありがとう」
淡雪
「いいえ。こちらこそ、生まれてきてくれて、ありがとうございます」
語り手
名をつけられた途端、少女の顔がわずかに大人びたように見えました。
鹿児川の瑞樹
「まァ、なんだ。こいつは本物の物の怪かもしらんし、ただの迷子かもしらんが」 と、由希に。
「とりあえず、綴って名前の女の子らしい。それじゃ駄目か?」
語り手
「なるほど、良い名をつけたものだ。つなぐもの。つくろうもの。これは……」
ツクハがニッと笑いました。
「使えるな」
語り手
由希はにっこり笑いました。
「綴ちゃんだね。……えっと、さっきの話からすると……」
「綴ちゃんの話が出たときに、お名前は綴ちゃんだよって言って回ればいいの?」
鹿児川の瑞樹
「おう、良い子だ」 ニッ、と笑う。
カイト
妹ながらいい子だ……!とほろり(口を押えたまま)
淡雪
「ええ、そうしてくださいな」
「そうすればやがて、この子は『そうしたもの』となる」
語り手
「今は、ここの六人が知っているだけだが、それでも今の名づけは効力があったようだな」
ツクハが周囲を見回しました。
「わずかだが歪みが正されたぞ」
鹿児川の瑞樹
「ほう」
語り手
図書室の風景が、二重にぶれた不安定なものではなくなっていきます。新しい白い本棚やすみっこに置かれた検索用のパソコンがよく見えるようになっていました。
「しかし、まだだ」
「何者かが強い力でこの場を捻じ曲げている」
「私は……この娘がそうなのかと、思ったのだがな」
ツクハの視線は由希の方を向いていました。
由希はキョトンとしています。
ニハル
「どうすればいいんだろう?」
淡雪
話は聞きながら、綴の頭を撫でてやっている。
カイト
「とりあえずおれは由希を家まで送りたいけど、おれのこと手伝ってくれたツクハちゃんの手伝いもしたいし……」と手の隙間からごにょごにょ
語り手
「あっ、それはね、無理だよ。……えーっと、カイトさん?」
「私何回も外に出ようとしたもん。ガラス割ろうとまでしたのに駄目だったよ」
カイト
「……普通に、入った時みたいに裏口から出られないの? おれたちはそっから入ってきたけど」
鹿児川の瑞樹
「どうにかするまで、出られん、ってことか」
ニハル
「…この異常な空間をなんとかしないといけないんだね」
語り手
「美術室……」
綴が呟きました。
鹿児川の瑞樹
「お?」
淡雪
「何かわかるの?綴」
カイト
顔を由希の方に向けます
ニハル
「七不思議はえっと、いくつ残ってたっけ」
語り手
「美術室から何か、強い想いを感じます」
淡雪
「そう。よく教えてくれたわね、綴。ありがとう」
語り手
「はい!」
綴の頬がほんのりと桜色になりました。
鹿児川の瑞樹
「じゃあ、次はそのびじゅつしつだな」
ニハル
「うん、行ってみよ」
語り手
「七不思議巡りしてるの?」と由希は首をかしげました。
ニハル
「びじゅつってなんだろう?」
語り手
「面白そう!」
ニハル
カイトくんの妹さんメンタル強いね!
鹿児川の瑞樹
強い!
カイト
これはきっと怯える人がやっぱりニハルさん一人の流れ……!
カイト
「びじゅつしつ、はなにか七不思議があるの?」
語り手
「美術室はねぇ! 幽霊部員の絵があるの!」
鹿児川の瑞樹
「幽霊部員?」
ニハル
「幽霊部員」響きだけで怖い(PCは)
語り手
「美術クラブならあるけど、美術部っていったら中学校なのにね?」
ニハル
「あ、お兄ちゃんの行ってるところだ」
淡雪
この校舎、かつては中等部だった、とかそういう話あったりするかな
語り手
「誰も描いていないはずの絵が、すこーしずつ描きたされていくんだよ」
「完成するところを見た人は絵に飲み込まれちゃうんだって!」
淡雪
これまでに何枚完成したんだ
語り手
さあw
何をもって完成とするのかも分からないしねー
ニハル
納期の直前が完成ですよ……(暴論)
鹿児川の瑞樹
やめるんda…
ニハル
「お兄ちゃんそんな恐ろしい所に…」バイブレーション再開。
カイト
「幽霊になっても描き続けてるなんて、絵が好きな人なんだね」 口は押えたまま
鹿児川の瑞樹
「だろうなぁ。……器用なことしてんなぁ」 口を押さえたままもごもご言ってるカイト見て。
語り手
怯えるニハルに釣られそうになりつつ、しょーもないオチなんだろうという疑いのまなこをするツクハでした。
といったところで本日はそろそろオワルヨ
鹿児川の瑞樹
お、もうこんな時間ですな
ニハル
モウコンナジカン
語り手
【♪明日への風】
淡雪
では、綴にヨシヨシしてあげてから立ち上がろう。
カイト
嘘つけないのにいつまで隠し通せるやら……
語り手
「ありがとう、淡雪さん」
「綴はここの守護として、子供たちと本を守ります」
淡雪
「こちらこそ。あなたの生に、良きも悪きもたくさんの恵みがありますように」
その決意に、いつもとは趣の異なる、穏やかな表情で頷く。
そして、いつもの柔和な微笑みで皆を振り返る。
「それでは、皆さま参りましょうか」
鹿児川の瑞樹
「おうよ」
ニハル
「うん!」
カイト
片手だけ口から外して、「また迷子になると心配だから……」と由希に手を差し出します
語り手
図書室から出る扉、新しい方がちゃんと開いていました。
鹿児川の瑞樹
ひらりとひとつ手を上げて、綴に挨拶して図書室を出ていく。
語り手
古い本も新しい本も、等しく収められた部屋。
その中から、新たな名を授けられ生まれた学校霊は、深々とお辞儀をしたのでした。

淡雪
綴、今の図書室で生まれたなら、すごくパソコンとかに強そう。>検索用
鹿児川の瑞樹
確かに。
淡雪
後々 店のパソコンのことで、淡雪 綴に泣きついてそう。
語り手
なるほどな! 
カイト
かわいい……
ニハル
かわいい
良い
語り手
ネットワーク という意味にも近い「綴」
淡雪
「もしもし?あぁ、綴?何もしていないのにぱそこんが壊れてしまったのだけれど……」
カイト
妹に教わるお姉ちゃん……
語り手
「何もしていなかったら壊れませんので、まずは落ち着いて電源を確かめてください……」
カイト
おばあちゃんと孫でしたか
ニハル
きゃわわ
鹿児川の瑞樹
かわいい
淡雪
淡雪は間違いなく家電量販店で
「あの、インターネットが欲しいのですけれど」
とか言ってるクチ
ニハル
きゃわたん
カイト
かわいいw
語り手
もはやおばあちゃんキャラが定着したなァ
淡雪
いつもはおばあちゃん
今回はちょっとおかあさん
語り手
というわけで、成長タイムだよ!
と思ったけど次回にするか……
淡雪
良きよ
カイト
次回までに考えときます!
ニハル
はーい!
鹿児川の瑞樹
はいさー!

ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。