語り手
【♪ブランデーヶ丘】
淡雪
「ちょうど良いハイキング日和ですわね」
晴れた空を見上げて、にこにこのんびりと微笑む。
鹿児川の瑞樹
「急ぎじゃなきゃ、弁当のひとつでも欲しいとこだな」 彼の言う弁当とはすなわちキュウリである。
ニハル
きゅうり(夢)投げました
鹿児川の瑞樹
ワーイ
語り手
なるほどパーフェクトヒューマンツヅミの後ろにきゅうり抱いて幸せそうにしている河童がいるのをタクヤは目撃するのだ。
カイト
なんかの怪談ちっくですね
淡雪
和服で山登り……(ちょっと素)
ツヅミのは丈短いのにしたから大丈夫かもしれんが淡雪よ……
カイト
「おれは急いだほうがいいんじゃないかなって思うなあ。タクヤくん、早く助けてあげたいし!」
ニハル
「そうだね」ダッシュは得意だ。
語り手
「うんうん、急ぐ急ぐ!」
つい手を地面について走ろうとしてしまうツヅミである。
あまり人化け慣れしていないらしい。
淡雪
「そうですわねぇ、お山の日はすぐに暮れてしまいますから」
ピンボケの心配
鹿児川の瑞樹
急ぐなら「みずのみち」という最終手段も、と思ったけどふしぎが足りぬ
語り手
けっこうコスト重いからねー
帰りに飼い主心配しているかもしれないわんちゃんを送ってあげるとかw
鹿児川の瑞樹
それはそれでいい使い方だけどコストが重いんですよなー
鹿児川の瑞樹
いま何時くらい?>語り手
語り手
さっきまで昼過ぎで、あれこれ結構時間食ったし
到着するころには夕方かな。
鹿児川の瑞樹
なるほど。
ニハル
早くしないとペットの飼い主が心配する…。
語り手
所で今気づいたんだけどね! 
鹿児川の瑞樹
はい!
ニハル
お?
語り手
シーン登場処理してなかったので、山に到着した時点、夕方における変身コスト支払って登場してください。
鹿児川の瑞樹
アッそういえば。
語り手
ここまでは前回の続き扱いということで! 
鹿児川の瑞樹
はーい!
カイト
了解でーす
鹿児川の瑞樹
タクヤさんに会うことだし、ハンチングは借りたけどきちんと全変身しておこうかな。
ふしぎと想いを2点ずつ消費。
 鹿児川の瑞樹 の想いを-2(想い:12->10)
淡雪
有機ELの実験……
ニハル
夕方だし山奥なのでしっぽだけ出しておきます。ズボンの飾りと言い張る。
想いとふしぎを一点減らします。
変身: 新条 ニハル のふしぎを-1した
変身: 新条 ニハル の想いを-1した
鹿児川の瑞樹
 鹿児川の瑞樹 のふしぎを-2(ふしぎ:8->6)
シーン登場により、 鹿児川の瑞樹 のふしぎを+10
シーン登場により、 鹿児川の瑞樹 の想いを+10
淡雪
シーン登場により、 淡雪 のふしぎを+11
シーン登場により、 淡雪 の想いを+10
同じく不思議と想いを2ずつ消費
 淡雪 のふしぎを-2(ふしぎ:22->20)
 淡雪 の想いを-2(想い:24->22)
カイト
嘘がつけない犬なので姿だけは嘘ついときますか 2点ずつ使います
 三科カイト のふしぎを-2(ふしぎ:11->9)
 三科カイト の想いを-2(想い:16->14)
語り手
ニハルさん以外は皆ヒトになってるわけですね
ニハル
シーン登場により、 三科カイト のふしぎを+11
間違えた!!!
カイト
おおっとw
語り手
毎回やってるw
淡雪
ふしぎがもりもり
ニハル
すみません…
語り手
本当に固定ボタン作れればいいのになァ
ニハル
うん…
私毎回やってる……
カイト
あと1点足せばちょうどなので大丈夫ですw
シーン登場により、 三科カイト のふしぎを+1
シーン登場により、 三科カイト の想いを+11
ニハル
シーン登場により、 新条 ニハル のふしぎを+11
シーン登場により、 新条 ニハル の想いを+10
語り手
これで全員OKかな? 
カイト
大丈夫です!
ニハル
はーい!

語り手
夕方、といってもまだ空が少し紫色になり始める程度。
大体四時くらいかな? 
外で作業するのはそろそろおしまいの時間でしょう。
山の夜は早いのです。
鹿児川の瑞樹
「うえ、陽が傾いてきたな。急げ急げ」
ニハル
「一番星とか見えるね」
淡雪
「あらあら」
語り手
皆がお堂に到着したあとは、ツヅミが先頭に立って急ぎます。
木はまばらなのであまり暗くなってはいません。
語り手
【♪黄昏の神話~エルミナージュ】
カイト
「そろそろ帰らないとだけど、ツヅミちゃん心配だからなあ…」
ニハル
「うん、はるも同じ気持ちだよ」
淡雪
うーん、和服のままだとしんどいだろうし『ふわふわ』使ってドラえもん走法でついていこう
にこにこしながら、背後をすーーーっと道に沿って平行移動
鹿児川の瑞樹
動物組かわいい。
語り手
ツヅミの足がだんだん速くなっていきます。
カイト
夢を渡したいのになんだか今日は挙動が安定しません!!
鹿児川の瑞樹
とふさーん!!
語り手
渡すので増やしてくださいと宣言するとか? 
カイト
実は曲も聞こえてなかったりします!!
語り手
oh
ニハル
oh…
カイト
とりあえずカウンターは動かなかったらロードしなおしてれば
いまんとこなんとかなってますんで…
淡雪
語り手に代わりに投げてもらっては?
語り手
うん
最悪それで
カイト
体調治ったと思ったら、今度はブラウザさんがとは…
ニハル
何故か不意に登山ガイドを読み込んでめちゃくちゃ山に慣れてる淡雪さん想像してしまった…。
淡雪
知識だけはあるかもしれないw
鹿児川の瑞樹
知識だけはあるけど実際にのぼったことないやつや。

ニハル
初めは緩やかについて行くだけだったのが段々早歩きになってくる。
淡雪
「皆さま、足がお速くていらっしゃるのねぇ」
鹿児川の瑞樹
泳いで行きたいところだけど、完全変身中だし「陸を走んのはかったりいなぁ」 と思いながら走ってるかな。
語り手
山に詳しい人瑞樹だけかな。
ニハル
だと思います
カイト
です
淡雪
どちらかというと山岳メシとかそういうのばかり詳しそう
語り手
お堂のわきに昔の作業場みたいなところがあって、そこに青いシートをかけられたなんだか巨大なものがそびえ立っております。
そびえ立つ、というほどじつは大きくもないのですが、夕闇の中で見るとなんか威圧感がある感じ。
鹿児川の瑞樹
「おっと」 少し前で立ち止まって、全員に立ち止まるよう促します。
ニハル
「ここ?
語り手
「うん」
ニハル
「ここ?」
淡雪
「あらまぁ、ずいぶんと大きなものを拵えておいでなのですね」
カイト
「タクヤくんいるかな?」
語り手
「……あっ」
今日の作業は終わっているのでしょうか、しっかりとかけられた青いシートの前に、ぽつんとしゃがみ込んでいる人影が見えます。
随分小柄な人影です。
鹿児川の瑞樹
「ずいぶんでかいもんだな。……あいつか?」
語り手
【♪閉ざされた村】
淡雪
「あの方が?」
ツヅミに問いかける
語り手
ツヅミはこくんと頷きます。
淡雪
ではそれに頷きを返し
「あの、もし?」
声を掛ける。
語り手
人影に? 
淡雪
うむ
鹿児川の瑞樹
少し離れて様子を見ています。
語り手
人影はびくんと肩を震わせます。
チノパンに灰色のパーカーを羽織った少年ですね。
カイト
少年!いくつぐらいでしょうか
語り手
年のころは……小学生低学年。ツヅミと同じくらいです。
慌てて顔をゴシゴシしているのが見えました。
カイト
中の人はびっくりしてますがカイトはたぶんびっくりしてないな
鹿児川の瑞樹
「(案外ちっせえやつだな)」 と思うだけ。いろんなもののけとの付き合いのほうが多いから、あんまり年齢でどうこうしない。
淡雪
「お忙しいところ、失礼をいたします。わたくし、文車堂の淡雪と申しますが……タクヤさん、でいらっしゃいますか?」
語り手
「だれ」
かすれた声で答えが返ってきます。
淡雪
「はい、わたくし、文車堂の淡雪と申します」
丁寧に言い直す。
語り手
「ブン……シャドー……?」
淡雪
ふぐるまw
語り手
失礼した
「フグ?」にしとこう
淡雪
文車妖妃(ふぐるまようき)のふぐるまだよw
「ふぐるまどう、でございます」
「古今東西のお読みものを取り揃えました、古書店でございますのよ?もしよろしければ、お近くにおいでの際はぜひお立ち寄りを」
鹿児川の瑞樹
ブン・シャドー・カラテ
カイト
ごめんなさい私もブンシャドーかと
淡雪
禁断の暗黒カラテ
ニハル
忍殺全然わかんない…
鹿児川の瑞樹
「先に悲しませちまったかあ……」 向こうには聞こえない程度の小声で、ひとりごと。
語り手
振り向いた少年の頬にはべったり泥がこびりついて、眼の下だけ綺麗になってます。
眼は真っ赤ですね。
淡雪
和紙に刷った名刺を差し出しておこう
ニハル
ふしぎを6消費して〈おもいだして〉をつかえませんか?
語り手
知り合いだったことにする荒業ですね。どうぞ
ニハル
〈おもいだして〉 新条 ニハル のふしぎを-6した
語り手
誰だったことにしようー
共通の思い出がある、でしたね。
ニハル
そうですね
語り手
一月に餅つき一緒にやっておもち食べたとか? 
ニハル
そうしましょう
鹿児川の瑞樹
おもいだして、こうやって見ると凄い荒業だな
カイト
うさぎすごいですね どこでもおもちつけたり、記憶を作り上げたり…
ニハル
ですね…

語り手
商店街のイベントで、おもちつかせてもらう行列で前後にいたことでちょっとお話しして仲良くなって、一緒にはむはむしたのです。
ニハル
「あっ、餅つき以来だね」イヤーキグウダナー
語り手
「あ……ええっと……餅つき異様にうまい子」
「ニハル……だっけ」
淡雪
「あら」
ニハルを振り返り
「お知り合いでしたの?」
ニハル
「そうそう、覚えててくれたんだ。それで、今日はどうしたの?」
カイト
「ニハルちゃん知り合いだったんだ!」 疑いを知らぬ目をニハルに向けてます
語り手
淡雪の名刺に警戒した顔をしていましたが、ニハルを見て少し表情がゆるみました。
鹿児川の瑞樹
では、そのへんで瑞樹も姿を現しますが、特に声はかけません。保護者面して少し後ろにいます。
保護者 というより 変質者 に見えそうな気がするがそれはそれ。
語り手
15歳ならいけるいける
鹿児川の瑞樹
確かに。あと5歳くらい上でなくてよかったぜ。
語り手
いやいやいや、ここで思い出を生産したんじゃないですよ? 前からの知り合いだったんですよグーゼン。
ニハル
スゴイナー
カイト
グウゼンッテアルモノデスネ
鹿児川の瑞樹
イヤーグウゼンダナー
ニハル
「餅つきのときにたまたま仲良くなって」
語り手
「おじいちゃんびっくりしてたよな!」
思い出話に表情が明るくなります。
ニハル
「そうそう。あのときのおじいさんの顔が忘れられなくて」
淡雪
二人がにこやかに話しているのをにこにこして見ている
語り手
ちなみにツヅミはまだすみっこで小さくなっていますよ。
四人の後ろにススススス……って
「こんな所に、何しに来たの?」
淡雪
「実は、タクヤさんに折り入ってのお話がございまして」
ニハル
「友達がちょっと謝りたいことがあるんだって」と言ってツヅミちゃんの方を見る。
語り手
「おれに?」
鹿児川の瑞樹
では、そこでツヅミちゃんの背中を軽く押して前に出るよう促そう。
語り手
「あっ、ツヅミ!」
ツヅミは体をカチコチにしています。
逃げ出さなかったのはみんながくれたなけなしの勇気のおかげかも知れません。
淡雪
和装でキメキメのツヅミさんがこちらになります
語り手
逃げ出さなかったのはみんながくれたなけなしの幽鬼のおかげかも知れません。
って変換されてな……
ニハル
別システムの記憶が…
淡雪
なけなしの幽鬼「oooOOOOooOO」
鹿児川の瑞樹
随分懐かしい幽鬼デタ
語り手
シャベッター! 
カイト
いざとなったらカイトがいっしょに「ごめんなさい」できますんで!
ニハル
カイトさんのその心にそっと夢投げておこう…。
語り手
カイトさんよろしく……
語り手
「あっ、あのっ」
ツヅミが口を開きかけたその時。
タクヤはずんずんと近寄って来ます。
「聞いてよツヅミ! 誰かがこれ壊しちゃったんだよっ。酷いよな! おかげで……」
言いかけてその先を飲み込み、「ともかくさぁ」
「犯人捕まえようって思ってさぁ!」
犯人許すまじと鼻息荒くしているタクヤ少年。
ツヅミは勢いに押されて涙目でウンウンしてます。
鹿児川の瑞樹
一発びっくりさせて落ち着かせることはできるけど、もうちょっと穏当な手段は任せた。
語り手
とりあえずびっくりw
淡雪
勢いのある場で文字にできることなど、たかがしれている
カイト
「ええっと、それは大変だけどさ、ちょっとだけツヅミちゃんの話聞いてくれないかな?」
「ほら、ツヅミちゃん…おれもいっしょに謝るから」
「いっしょに謝るけど、まずはツヅミちゃんからした方が、いいと思う」
語り手
カイトに背を押されて、ツヅミはごくんとつばを飲み込み踏みとどまります。
鹿児川の瑞樹
「そら、頑張れ。ここで言わなきゃ、誤解されたまんまだろ?」 と、後ろからそっと声をかけます。
淡雪
微笑みのまま、ツヅミの頭をそっと撫でてやる
語り手
「あのね、あのね、タクヤ」
「それ壊したの。ごめんなさい!」
カイト
「ごめんなさい!」 と一拍遅れて頭下げます
語り手
勢いよく頭を下げるツヅミ。タクヤはぽかんと口を開けます。
「え?」
人のよさそうな男の子が一緒に頭を下げるのを見て目を丸くするタクヤ。
カイト
 三科カイト のふしぎを-8(ふしぎ:21->13)
ふしぎ8で〈ごめんなさい〉使います
カイト
「でも、ツヅミちゃんもわざとじゃないんだよ!そのシートが外れてて、直そうとしたら…!」
語り手
フォローありがとう
「ツヅミが? なんで……」言いかけたところにカイトのフォローが入った。
鹿児川の瑞樹
カイトくんナイスフォロー、&ツヅミちゃん頑張った!
カイト
ツヅミちゃんが怒られないように必死ですよ
淡雪
「先日、大変風が強かった日がございましたでしょう?」
「それをツヅミさんが……タクヤさんのグライダーを、守ってさしあげようとしたのですよね?」
ね?とツヅミに
鹿児川の瑞樹
「まあそういうわけだ。許してやっちゃくれねえか、よかれと思ってやったんだ」
淡雪さんの説明が終わったところで、後ろからニュっと出てくる。
語り手
「うん……うん、壊れちゃったら、大変だと思ったからぁ……」
ニハル
ツヅミちゃんをよしよししてあげよう…。
語り手
「でもそれで、壊れちゃって」
「どうしようって」
泣きそうになったところをニハルによしよしされた。
語り手
皆がアクション打ち込む前にインターセプトしてくる! 
淡雪
ゆうこやあるある
鹿児川の瑞樹
「もちろん、ただで許せとは言わん。できることなら、何でもするさ」
普段のもののけ相手には、間違っても言わない言葉だ。
ニハル
「はるもできること手伝うよ」
語り手
タクヤはしばらく呆然としていましたが。
「ああ……そうか、なんだ……」
「わざとじゃなかったんだ……」
淡雪
「ええ、本日まかり越しましたのは、せめても何かお手伝いになることがあれば、と思いまして」
カイト
「そうなんだ。ツヅミちゃんとおれたちで、なにかできることはある?なんでも手伝うから、ツヅミちゃんは許してほしいんだ!」
語り手
「手伝って、くれるの?」
カイト
「そのために来たんだよ!」
ニハル
「もちろん」
淡雪
「もちろんですわ」

語り手
「あ……でも……」
少年は口ごもります。
「今日は、ちょっと、その、遅いし……」
取ってつけたように言います。
ニハル
「そうだね」
淡雪
「あら、本当」
手首の手巻腕時計を見て。
鹿児川の瑞樹
「あー…… そうだな。もう暗くなる」 空を見上げて。
カイト
「おうちの人が心配しちゃうよね」
語り手
「帰らないと」
ニハル
「早く帰らないと」
あったかいお家が待ってるんだ…
淡雪
「では、お直しするのは明日からにするとしまして……」
鹿児川の瑞樹
「明日から、気合入れて頑張らにゃな」
カイト
「じゃあ、町まで送るから、その間に何を手伝えばいいか教えてもらえるかな?」
鹿児川の瑞樹
「おお、そりゃ名案」
淡雪
「ですわね。入用のものがございましたら、何なりと仰ってくださいまし」
語り手
帰ることに話題が移ってほっとした顔をしていたタクヤですが、カイトの親切な言葉に再び表情が硬くなります。
眼が泳いでいます。
ニハル
「どうしたの?」
鹿児川の瑞樹
「……どうした?」
語り手
「ああ、ええと」
「せ……設計図。設計図がないと……」
ニハル
「言いにくかったら耳貸そうか?」
淡雪
「設計図」
「お持ちではないのですか?」
ニハル
「ゆゆしきじたい」
カイト
「なくしちゃった?」
語り手
「今日は、置いてきちゃった……から」
じゃあニハルさん。
ニハル
はい
語り手
いや、全員彼の様子がなーんかおかしいことは分かりますよね。
ニハル
わかりますね
カイト
さすがのカイトも
語り手
難易度2でなんか能力使って判定してください。
1でいっか……
淡雪
では、【おとな】
3
カイト
【けもの】の直感!3です
ニハル
【おとな】で判定します
【おとな】2です
鹿児川の瑞樹
じゃあ【へんげ】で。もののけの数々と渡り合っている男の嗅覚的な。
語り手
判定終わったらつながり作らなきゃ。
毎度忘れるNPCのつながり。
では、【けもの】で判定したカイトさんは、少年が走ってもいないのにドキドキして周りをしきりに見回しているのに気づくでしょう。これは嘘をついている顔だぜ! 
カイト
なんだろうなあ、おかしいなあ
語り手
【へんげ】で判定した瑞樹さんは、少年の気配がゆらゆらと不安定なことに気づくでしょう。人間の癖に何かに化けたい様子? 
鹿児川の瑞樹
「(……変化じゃあ、ないはずだが)」 ん? と一度眼をこする。
語り手
オットナーなニハルさん淡雪さんは、少年の言葉の裏に、何か隠しておきたい事柄がにじみ出ているのに気づくでしょう。彼は今まさに嘘を積み重ねて大汗を書いているのです! 
みんな、「設計図」だの「夜が来る」なんてものより大きな秘密を少年が抱えているのに気づいてしまうことでしょう。
あんな大きなものを、人間であるとはいえこの少年が一人で組み立てられるのか? 
鹿児川の瑞樹
やっぱり一発びっくりさせとく……?
淡雪
うーん
あまり追い詰めるのもアレだし
こっそり調べようかな、なんて考え
語り手
びっくりした勢いで全部吐いて謝りそうなくらいぐらついてはいるw
淡雪
びっくりさせて進めちゃう?w
ニハル
それはそれでw
鹿児川の瑞樹
タクヤくんの様子を見て決めようw
びっくりさせたら自動的に河童バレするしな!
淡雪
(あらあら)
そのその様子になんとなく察した淡雪は、頤に指を当てて考える。
ニハル
「なにか隠してるなら素直に言ってくれた方が嬉しいな」とストレートに言います。
「不安なことがあるなら素直に言ってくれた方が力になれると思うよ」
カイト
「そうだね。全部話してくれた方が、いい手伝い方思いつくかもしれないし!」
淡雪
「まぁまぁ、ニハルさんカイトさん」
「今日はもう遅いですし、色々こともございましたし、一度お帰りになりませんか」
語り手
ツヅミは首をかしげています。
「どうかしたの?」
きちんと謝れたことで心が軽くなったのか、ふわふわと尻尾を振っています。
カイト
「みんなはその方がいいのかな? おれはやれることはやっちゃいたいけどなあ」 善意の顔で首を傾げます
ニハル
「うーん。はるも同じ気持ちだけど、時間はこれからもあるし」
淡雪
「色々と落ち着かれた方が、お考えがまとまるということもございますわ」
カイト
「そっかー、確かにそうかもしれない!」 淡雪さんに言いくるめられました
鹿児川の瑞樹
「まあ、そうだな。これから何かしようって訳にもいかんだろ」
語り手
タクヤは唇を噛んで下を向いています。
ちらりとツヅミの方を見て、また下を向きます。
ニハル
〈つきのひかり〉(消費ふしぎ20)ってのも兎の技能にあるんだよな…。
語り手
人を動物に変えたりその逆をする技能ですね
鹿児川の瑞樹
ウサギすごいなぁ……
鹿児川の瑞樹
「……俺達はな、お前を困らせようってつもりはない。やらかした埋め合わせをして、力になりたいだけなんだ」
「それだけ、憶えといてくれよ」 とだけ言うかな。
語り手
タクヤは瑞樹をちらりと見て、それからまた視線を落とします。
淡雪
おとな、な淡雪としては、無理に言わせるよりも穏やかにことを進めたい
鹿児川の瑞樹
へんげな瑞樹としては、カイトたちのように真直ぐにつめよるよりは、少し距離を置く感じ。
ニハル
ここの瑞樹さんイケメンなのできゅうりを口に突っ込みたい…。
語り手
イケメンな河童になってしまう
鹿児川の瑞樹
ワー、うまいけど背中の甲羅がみえちゃう!
ニハル
おせっかいが弱点としてあるので、ニハル的には不安の種は早めに取り除いてあげたいかなって気持ち。
カイト
まっしろじゃないのにやたら疑わない犬になってしまう

語り手
では、無言のタクヤを送ってみんなで街に戻る感じでしょうか。
カイト
「じゃあ、明日は早めに集まって、その設計図ってやつを見てなにするか考えよっか!いつどこに待ち合わせる?」
語り手
カイトの無邪気な言葉が痛い……
淡雪
ではタクヤの手に改めて名刺を握らせて
「わたくしはいつでもこちらに居りますから。お気軽にいらっしゃってくださいましね」
語り手
タクヤはカイトの言葉にか、淡雪の言葉にか、こくんと頷きます。
ニハル
「山だと迷子になりそうだから町のほうがいいな」
ニハル
かわいい
鹿児川の瑞樹
みずがくれ と およぎ あるから側溝とか川経由であとをつけることならできそう>表
語り手
川は町の中を流れているし、水場はそこそこいっぱいありますからね。
鹿児川の瑞樹
「ここはちと遠いかんな。町で一度集まった方がいいだろ」
カイト
「じゃあ淡雪さんとことか?」
淡雪
「ええ、よろしゅうございますよ」
語り手
「大丈夫だよタクヤ、みんなが助けてくれるよ!」
ツヅミがにっこり笑って言うと、タクヤはゴシゴシと腕で顔をこすりました。
淡雪
「お茶とお菓子を用意して、お待ちしておりますね」
ニハル
「楽しみ!」
語り手
「おかし! たのしみ!!」
では皆は、タクヤをどこまで送ります? 
淡雪
おとなとしては家まで送ってあげたいが。
カイト
同じくですが、山から下りるまでは送りたいですねえ
ニハル
家まで送りたいですね。
語り手
山を下りたところで「ここでいい」とは言いますが。
淡雪
そう言うだろうと思ったので、
「左様ですか。それでは、こちらで失礼いたしますね。お気をつけてお帰りくださいましね」
無理に送って行こうとは思わない。
鹿児川の瑞樹
こちらも無理に送ろうとはしません。
ニハル
じゃあこちらも普通に帰宅します。
語り手
ツヅミは素直に「また明日ねぇー」とバイバイします。
カイト
うずうずしつつもみんな送らないので送らないでおきます
淡雪
「ツヅミさんは、どうされます?よろしければわたくしのお店にお泊りになりますか?」
語り手
ツヅミは「んー」と考え、「ううん、みんなが心配するからいっかい帰るね」
淡雪
そうか、お山にお母さんいるんだっけ
語り手
タヌキのおうちがございます
カイト
「明日は迷子にならないようにねー!」
淡雪
では、動物に街中は危ないし、お山の入り口までは送ってさしあげよう
語り手
「そうかぁ、返さないとだね」着ている物や組紐を見下ろす。
淡雪
「構いませんよ。もしお気に召したのでしたら、そのままお持ちになってくださいな」
語り手
「でもきっと汚れちゃう」
「明日またここに来るね」
淡雪
「承知をいたしました」
鹿児川の瑞樹
「おう、また明日。気をつけて帰れよ」
ニハル
「ばいばーい!」
語り手
帰り際に「みんな、ほんとうにありがとうねぇ!」とバイバイしていきます。
淡雪
それににこにこと手を振りつつ
語り手
ツヅミはタヌキ姿で帰ってゆきました。
語り手
タクヤを追跡したい人とかいますか? 
淡雪
つながりができたら『おもいのいと』で
こっそりスニーキングしようかなと思っております
ニハル
追跡したいけど家に帰らなきゃ…
鹿児川の瑞樹
はーい、「みずがくれ」で水を経由して後をつけたいでございます。
カイト
さすがに妹とか心配なのでカイトはおうちにかえります
語り手
では追跡については次回ということで
一度ここでシーンを閉じつつつながりを作ったりしましょう。
鹿児川の瑞樹
わーい
ニハル
はーい

語り手
【♪グランヴァレンの伝説】
語り手
ではまず、タクヤ少年。
鹿児川の瑞樹
タクヤへのアピールもシーン中に宣言漏れしてたんですが、ここでしていいですか?
語り手
どうぞ
淡雪
やっぱり【おとな】アピールかなぁ
では保護、で
語り手
タクヤはみんなに【こども】3でアピールしますよ。
鹿児川の瑞樹
おとなっぽい挙動してた割に【おとな】がNON
ニハル
ではこちらもこどもでアピールします。
カイト
【おとな】2でアピールします!
語り手
瑞樹と淡雪には尊敬
鹿児川の瑞樹
では、「対抗」で取りつつ、【おとな】無いから【へんげ】でアピールしよう。
語り手
ああ、【へんげ】
じゃあ瑞樹には憧れにしよう。
鹿児川の瑞樹
お、了解。
ニハル
弱点のおせっかいの効果で保護取ります。
語り手
ニハルには好意
ニハル
好意マスターに俺はなる!!!
カイト
みんなに愛されているニハルさん!
ニハル
おもいだしての効果はどうなるんだろう?
語り手
最初から2でもらえますよ。
ニハル
わーい!ありがたく戴きます。
カイト
タクヤくんには「保護」にします
語り手
カイトには対抗心を燃やした。
カイト
おおっと燃やされますか
淡雪
だいぶツヅミとの距離感近かったからな>カイトへの対抗心
語り手
カイトはかっこよかった&仲良しの女の子二人共と知り合いなんだよ! 
そりゃ燃やすよ。
鹿児川の瑞樹
かわいいのお。
ニハル
かわいい
カイト
なるほど…タクヤくんも男ですねえ
語り手
裏の理由で憧れも多分にあって、そっちどどっちにするか迷ったんだけどね。
鹿児川の瑞樹
タクヤへのつながりを2に、三人へのつながりを3に上げます。これで夢19点消費かな。
あ、三人はPC三人ね。
ちょっと夢をジャンバリ消費しすぎかなぁ
夢を23 → 4。
淡雪
夢はジャンバリ使っていいと思うのよ
ニハル
夢は消費してなんぼだって誰かが言ってた。
淡雪
更に瑞樹、カイト、ツヅミへのつながりを3に上げるよ
つながり強化 淡雪 の夢を-15(夢:16->1)
カイト
じゃあ私も夢をざっくり使います PC3人へのつながりを3に上げて、ツヅミへも3に上げます。夢19消費です
つながり強化 三科カイト の夢を-19(夢:22->3)
鹿児川の瑞樹
で、好意が3になったところを変更します。
ニハルさんは保護、カイトくんへは憧れ。その真直ぐなところがたまに眩しいのさ。
語り手
タクヤからカイトへの対抗を2に上げます
カイト
だいぶ対抗心持たれてますね
ニハル
じゃあ瑞樹さんとカイトくんとツヅミちゃんと…なかよし持ってるからタクヤくんも行けるかな?
全員一段階上げます。
鹿児川の瑞樹
お、ありがとうございます。シートに反映しました。
語り手
ツヅミはニハルと淡雪の段階を上昇
ニハルへのコストは1安いんだったな
ニハル
ですね。1安いです。
淡雪
あと少しでニハルと連結するな
上げやすいから強い
語り手
本当だ、糸まであっという間だ
ニハル
一人で行動できないというデメリットがありますけどね!(おうちがカイトくんと同じ方向だったら…いいな…)
語り手
【♪明日への風】
淡雪
大技のためにふしぎと想いを貯め込まなければ……
ニハル
ふしぎ貯めていきたいね…
語り手
毎回天変地異起こさなくてもいいのよ! って思ったけど今回短いからそんなに溜まってないや。
ちょいとおーばーしてしまいましたが、本日この辺で終わります。
カイト
おつかれさまでした!次はBGM聞こえることを祈っておきます

語り手
【♪限りなき冒険の新天地へ】
語り手
お時間ですね~
カイト
こんばんは~ 今日は音が聞こえて安心です
語り手
それは良かった
鹿児川の瑞樹
それはよかった。
語り手
【♪ボクラノ未来】
語り手
狸少女ツヅミが本当にやるべきだったこと。
自分の失敗を正直に伝えること。
それを手伝った四人は、「飛行機を作っているタクヤ」がどうやら何か秘密を抱えているらしいことを知ります。
しかし彼の心はまだ閉ざされている……
そこで四人はひとまず彼と別れ、それぞれの家路についたのです。
……タクヤの心の内をのぞくにはどうしたらいいのでしょうか。
語り手
【♪グランヴァレンの伝説】
語り手
皆が解散したところで一度シーン閉じたということで、登場判定です。
今回は、タクヤの家までストーキングするぞ宣言した人のみ。
淡雪
はーい
カイト
了解でーす
ニハル
はーい
淡雪
登場処理はもうしちゃっていいのかな?
語り手
どぞん
淡雪
シーン登場により、 淡雪 のふしぎを+15
シーン登場により、 淡雪 の想いを+15
鹿児川の瑞樹
シーン登場により、 鹿児川の瑞樹 のふしぎを+15
シーン登場により、 鹿児川の瑞樹 の想いを+14
語り手
では、おふたりはどのように追跡を? 
あと変身はどの程度? 
ヤカンなのでコストは2~6かかります。
淡雪
私は、タクヤくんにつながりがあるので、直接彼の直近まで現れることができます〈おもいのいと〉
語り手
おっ便利
鹿児川の瑞樹
〈みずがくれ〉(コスト8)で、川や側溝などを伝って尾行します。
変身してもなんかもう側溝泳いでる時点で不審みしかないので、変身しません。
淡雪
おまわりさんに見つかったらアウトだw
側溝に隠れて女性の下着のぞいてたバカが、捕まったときに『来世は道になりたい』とか抜かしてたっけな
語り手
河童のほうがむしろ大丈夫なのでは。
なんか変な生き物が泳いでる! より、不審な奴が泳いでる! のほうがコワイ
カイト
確かに河童の方が自然な気がしてきました
鹿児川の瑞樹
アッ下手に見つかったら覗きだと思われてしまう やっぱり変身しないほうがよさそうだ
再度みずがくれすれば、一瞬チラ見えしても気のせいだったのさってなってくれるかもしれないし…
淡雪
側溝の中にこの世ならざる異形の影を認めてしまった警邏中の巡査はSANチェック
語り手
では瑞樹さんの登場コストは0ですね
淡雪さんは? 
淡雪
ええと
語り手、一つ確認
〈おもいのいと〉ですが、完全に姿を現す前に、つながった先がどういう状況か知ることはできるってことにしてもいいかしら
要は、いきなり現れた先がタクヤくんの目の前で、彼のSAN値がピンチになることを危惧してのことなのですが
語り手
なるほど
鹿児川の瑞樹
いきなり登場したらそこは厠のなかだった とかいう可能性もあるのか
淡雪
そうそう
ニハル
水洗トイレで流されていく河童…?
鹿児川の瑞樹
ジャーーー
カイト
お風呂でもキャー淡雪さんのエッチー!ですもんね…
淡雪
キャー!淡雪サンドウェッジ!
淡雪
それか
せめても、彼が今どこにいるのか(自室とか居間とかトイレとか)教えていただけたら、そのシーンのどの『文字』から姿を現すか選ばせていただければと。
語り手
ふむふむ
そうだね、相手をむやみにびっくりさせない配慮は自主的にできてもいいと思うので
大体周囲の状況から選べることにしましょう。
淡雪さんは変身段階選んでねー
淡雪
では、すぐに姿を現すわけではないので、現時点では無変身で。
頭が銅鏡で、文字だらけの小札で編んだ蓑をかぶった、完全な水木しげる妖怪形態
語り手
ではコストはなし。
まずずっと彼の姿を見ている瑞樹さんからいくよ

語り手
【♪闇夜に踊れ】
鹿児川の瑞樹
暗くなっていく中、するすると川の流れを辿る。水の中は俺のナワバリだ。
 鹿児川の瑞樹 のふしぎを-8(ふしぎ:31->23)
語り手
足取り重くとぼとぼと、タクヤは夕暮れの道を歩いてゆきます。
自分についてくる不思議な生き物に気が付いた様子はありません。そちらを見たとしても魚か何かだとしか思わなかったでしょう。
タクヤは深い深いため息をつきました。
「どうしてあんなこと言っちゃったんだろう」
「どうしてあんなこと……」
「信じる奴が悪いんだよ!」
「そんなわけないじゃん!」
淡雪
側溝に魚が!
田舎特有の、生活用水としても使っている、幅広の水路なのかな
鹿児川の瑞樹
そういう感じだと河童うれしい
淡雪
倉敷的な。
鹿児川の瑞樹
具体的や。
具体的だが脳裏にイメージがポーンした
ニハル
あーあのお洒落区域の。
淡雪
そうそう
鹿児川の瑞樹
ぱちゃん、と偶に水音がするかもしれないが、悩んでいる人が気に留めるほどのものではないだろう。
語り手
川に小石を蹴飛ばして、タクヤは走り始めます。
鹿児川の瑞樹
ぽちゃん「い”っ」 声は我慢した。
急いで追いかける。
淡雪
河童を襲う小石!
ニハル
いいやつだったよ>河童
カイト
ピンポイントに充てるとはタクヤくんやりますね
語り手
当てる気はなかったのにw
語り手
少しばかり季節外れのスイカに道をふさがれたりしつつも、瑞樹は少年を追い続けます。
突然、その足が止まります。
淡雪
水路にはよく冷やしたキュウリが!
鹿児川の瑞樹
いまは河童状態だから、キュウリを失敬するだけで済む!
カイト
今回は河童姿だからセーフ…?
鹿児川の瑞樹
ぽりぽり音がしたらさすがにアウトだから、キュウリ持ったまま追跡になるけど。
鹿児川の瑞樹
スイカをするりとかき分けて、彼が足を止めるとともに止まる。
語り手
道の向こうに背の高い大人の影が見えました。
タクヤの口からかすれた声で「にい……ちゃん」と声がもれました。
「見つかったか?」
タクヤの兄の問いに、タクヤはなきそうな顔で首を振ります。
鹿児川の瑞樹
思わず頭を覆って隠れそうになるが、これは自分のことではなさそうだ。
語り手
兄はこちらもため息をついて、「いいよ、もう。母さんが心配してるから入りな」
タクヤは怯えた顔でちらりと兄の顔を見上げ、その横をさっと走り抜けて脱兎のごとく家に駆けこんでゆきました。
その後ろ姿を見送り、おそらく二十歳よりは若く見える青年は、もう一度ため息をつきました。
「まったく……どうしたもんかなぁ」
青年は頭をがりがりと掻きながら家の中に入っていきました。
さすがに今瑞樹のいる場所からそれ以上家の中の様子をうかがい知ることは難しそうですね。
鹿児川の瑞樹
ぱちゃんと水を蹴って、その場を去る。家の中にも入れないことはないが、隠れられるほどの量の水はなさそうだ。
見つかったか、という所からすると、なくしものだろうか。
語り手
さて、それからほどなくして家の中。
鹿児川の瑞樹
なんかちょうどこれ二人が役割分担してていいな
淡雪
あとはおまかせを、的なアクション入れとこうかw
鹿児川の瑞樹
お、ええんじゃないでしょうか
淡雪
では、
二人を見送る河童、その水路の上にあるとある政党のポスター。
掲げられるマニフェストが描かれた、ゴシック体の文字がぐにゅりと歪んだかと思うと、それらがある一つの形を描き出す。
それは、一つの鏡のような形。
それが見る間に盛り上がり、異形が姿を現す。
様々な国の記号や文字が綴られた小札で編まれた蓑の上から銅鏡めいた頭部を覗かせ、脇から生えた墨で殴り描いたような腕をするりと伸ばし、水路の河童の肩をとんとんとつつく。
鹿児川の瑞樹
「お?」 にゅるんと水路から顔を出し、見慣れた文字の姿を見て一安心。
淡雪
銅鏡の表面には『|ω・`)ノ ヤァ』
という文字
淡雪
『おばんでございます』
『おうちの中はおまかせを』
鹿児川の瑞樹
「確かにあの中はあんたの領分だわな。任せたぜ」 水かきのついた手で、グッとサムズアップ。
淡雪
『( ´∀`)bグッ!』
『それでは、行ってまいりますね』
語り手
淡雪さんは瑞樹が聞いた会話は聞いてないということでお願いしますねー
淡雪
あ、はいな
鹿児川の瑞樹
あ、じゃあ簡単にカクシカしておきます。
語り手
カクシカするところまでやると
淡雪さんに「瑞樹のところへ現れる」コストも払ってもらわんといけなくなるなって
いるよ ということを伝えるだけならオマケする
鹿児川の瑞樹
あ、それはいかんな
淡雪
OK
鹿児川の瑞樹
じゃあ後で話すぜ!ということで、そのまま水を蹴って去ります。
宵闇にぬらりと光る影が、ぱしゃりと音をさせて去る。
淡雪
『はい、それでは』
『ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ』
とだけ表示し、再びポスターの中へと姿を消す。
あとには元通りのマニフェスト。
語り手
通りすがりのヒトが偶然それを撮ってBOW! に投稿したとかしないとか。
鹿児川の瑞樹
そういえばこの状態の淡雪さんと一番コミュニケしやすいのは瑞樹なんだな。漢字使える的な意味で。
淡雪
そうだねw
まぁ、ニハルちゃんとかカイトくん相手だったら、もっと顔文字とかひらがな使ってなんとかw
語り手
【♪Ex Industry – 癒しのとき】
語り手
さてそれからしばし。
淡雪がつたえる文字は家の中には多く、どこにでも現れることはできるでしょう。
どうやらタクヤの周囲に人はいない、という状態になりました。
彼はどうやら個室にいるようですね。
淡雪
自室でOKかな
語り手
壁には色々なポスターや九九表、カレンダーなどが貼ってあります。
タクヤはベッドに寝転がって、見るともなしに漫画を読んでいます。
淡雪
文字が多そうで、あまり彼が見なさそうなところ、あるかな
語り手
では小さな勉強机の横に時間表が。
淡雪
では、ふしぎを使って、その時間割表に。
 淡雪 のふしぎを-4(ふしぎ:35->31)
ぐにゃりと国語やら算数やらの文字が歪んで、そこに文字で形作られた異形の姿。
それは文字の小池の中を動き、部屋の中を伺うようにあちら、こちらへと顔を向けてから、彼の姿に気付いてぴたりと止まる。
語り手
多分彼がそちらを見れば即異常に気づくレベルで不審ですが、今のタクヤはぼやっと漫画を読んでいるのでまったく気づいておりません。
淡雪
(気もそぞろ、といった風ですわね)
語り手
部屋にはベッドが二つ。タクヤのものと、あとひとつはタクヤのものと比べるときちんと整えられています。
よく見ると、タクヤ側と、そうでない側があるようで。
タクヤの方は割と乱雑に散らかっていて、漫画の本やノートなどが積まれています。
淡雪
(おにいさまかどなたかとご同室なのかしら?)
なんとなく先ほどの彼よりも大柄な人影を思い出す。
語り手
もう片方のベッドには航空力学の本が置いてあるくらいで、特徴的なものは多くありません。
ただ、大空に舞い上がる飛行機の写真が何枚か、壁に留められているのが見えました。
タクヤはゴロゴロしています。
淡雪
(飛行機は、おにいさまとお揃いのご趣味なのかしら)
この部屋の中の文字を渡り歩いて、書留とか日記とか、そういうものから情報を得ることはできますでしょうか
語り手
じゃあ、ふしぎを消費したら調べられることにしよう。
淡雪
いくつ?
語り手
視界にあるものなら消費なし、閉じている本など、アクションしないと読めなさそうなものは4消費で。
ただし、消費を軽くすることはできる。
軽くしたふしぎの分だけ、タクヤが異常に気付いてびっくりする……ことがあるかも知れない。
どんなところを調べたい? 
淡雪
では、お二人の日記や書留などから。
ふしぎは4使っておきます
 淡雪 のふしぎを-4(ふしぎ:31->27)
語り手
そうだなー
タクヤの絵日記と、大人の字で書かれたノートが見つかりました。
ノートの表紙には「覚書」って書いてあります。
どっち見る? 
淡雪
そうだなぁ、とりあえずタクヤの方から。
語り手
一冊見るごとに消費してもらうけど大丈夫かな? 
淡雪
いいよ
語り手
OK
ではタクヤの絵日記。
淡雪
(のぞき見はあまりよろしくないですけれど……ごめんなさいね)
語り手
削りが甘い2Bで書かれた文字が乱雑に踊る日記にはほとんど絵はありません。
鹿児川の瑞樹
如何にも子供の日記というかんじ
語り手
けれど、一か月ほど前の日付でしょうか、「にいちゃんの手伝いがしたい」という字と共に飛行機? の絵が描かれています。
「さわったらおこられた」
「きらい」
淡雪
(あらあら)
鹿児川の瑞樹
タクヤもやらかした側かなこれは
淡雪
そんなかんじだねぇ
カイト
そんな気がしてきましたね…
ニハル
同じくです…
語り手
しかしその翌日からも何度も飛行機の絵が出てきます。
「はねをつくってる」
「てつだおうか っていったのに ジュースもってこいいわれた」
「むかつく」
カイト
でも年の離れた兄弟って片方がまだ小さいとこんな感じになりますよねえ。切ない
ニハル
そうなんですね
語り手
そんな感じでしばらく不満げながらもひこうきの製作を見守る日記が続きます。
それから「へんなやつがでた」
これは二週間ほど前の日付。
イラストにはぼっさぼさの髪の子供の絵。
絵のお尻のところには丸いしっぽが描かれています。
「たのしかった」
淡雪
(あらあら、これはツヅミちゃんかしら?うふふ、上手に描けていますわね)
(ツヅミちゃん、しっぽが見えてしまっていましたのね)
語り手
ここから先、日記が描かれた形跡はありません。
鹿児川の瑞樹
ツヅミちゃんだ
カイト
しっぽ把握されてるじゃないですか!
ニハル
切ない
日記の最後切なかったよ…GM…(溶鉱炉に沈む)
淡雪
(なるほど……)
絵日記の上で文字の妖は一つ頷き
(それでは、おにいさまの方も……失礼いたしますわね)
 淡雪 のふしぎを-4(ふしぎ:27->23)
語り手
覚書のノートには、万年筆で書かれた丁寧な字が几帳面にきちんと並んでいます。
内容は、買い物メモのようなものだったり、TODOらしきものだったり、ばらばらの情報ですね。
鹿児川の瑞樹
万年筆とはしぶいな
淡雪
(タクヤさんの元気の良いタッチも好みですけれど、おにいさまのタッチもとても涼やかで心地良いですわね)
語り手
あるページには簡単な設計図のようなものが何度も描きなおされており、そこにいくつもの数字や記号が並んでいます。
淡雪
その見た目には覚えがありますね?
語り手
どうやら必要なパーツの名称のようです。
設計図に描かれているのは、簡単ではありますがグライダーに見えますね。
淡雪
見た目=グライダーの姿
語り手
で、そのうちのひとつにぐりぐりと何重にも丸が描かれています。
その近くには何度もペン先でトントン叩いたような跡もあります。
近くには別の名前を書いては消した跡がありますね。
淡雪
それはどのようなパーツ(?)か図鑑から得た知識などでわかりますか?
語り手
そうですね、変わった形の歯車のようなものに見えます。
一部が欠けたような形をしていますね。
淡雪
ふむ
(なるほど……これは、もしかすると……)
ほんのかすか、ノートの表紙から身を起こして、ベッドの上の彼の様子をうかがう。
語り手
漫画を顔の上にのっけたまま動きません。眠っているのかもしれません。
淡雪
(大丈夫、あんなに小さなツヅミちゃんも勇気を出せたのですもの。あなたにも、きっと……できますわよね)
(ふふ、今日は疲れましたね。おやすみなさい、また明日……)
そう言い残し、ノートの文字は元の形を取り戻した。

語り手
【♪花咲谷】
語り手
では、ここでシーンを閉じて……
つながり成長などありますか? 
なければ翌朝になります。
淡雪
タクヤへの【保護】を2へ上げます
つながり強化 淡雪 の夢を-5(夢:9->4)
鹿児川の瑞樹
淡雪さんへの【信頼】を4に上げます。
夢8 → 3。
淡雪
あざます!


コメント By.

ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。