こんばんは
高瀬川の和樹
寒ゥい! こんばんは!
語り手
いまし
こんばんは!
シャーリー
こんばんは~
高瀬川の和樹
ましまし
シロ
ひさびさシロ!!
高瀬川の和樹
らんぼうじゃないシロ!
風馬
しろい!!
シャーリー
white
語り手
カリスはなんかこのメンツに対しては性別不詳になってそうだなって(ボクっ子&オーバーオール&ドぺったん
高瀬川の和樹
なるほど? 確かに

語り手
突然キャンピングカーの中に現れた、サメの変化であるカリスという子は、友達に会ってお話をするために、みんなに不思議な鏡のあるところまで連れて行ってほしい、と話すのでした
でも、その表情は少ししずみがちで、どこか事情があるように思えるのでした
そしてその鏡は、この近くの山の上にあるのだとか(ちびぎつねさま談

語り手
さて、ここから場面が進行します
時間は昼
そして登場人物は、この時点ではカリスだけです

高瀬川の和樹
で、カリスには「おとな」でアピールします。
語り手
カリスはみんなに対してこどもでアピールかな
シャーリー
こちらはへんげで~
風馬
こどもだと思ってるしこどもでアピールかな
高瀬川の和樹
カリスちゃんには「好意」で取ります。
風馬
カミサマゆーてるし「尊敬」にしよう
カリス
尊敬された!
シロ
カリスは「興味」かなー
カリス
笑って笑って
シャーリー
じゃあちょっと心配だから保護……?
風馬
まいどすまない、ワイへのつながりは初期値ゼロなんや
シャーリー
そんな
風馬
>糸ない人
シャーリー
あるな
シロ
アピールはへんげー!
高瀬川の和樹
あるね
ないのはカリスちゃんだけかな
カリス
0だ
高瀬川の和樹
まさかの0チップ!
カリスちゃんからは種別何でいただけるのでしょう>つながり
語り手
皆さんに対しては興味ですね
高瀬川の和樹
はーい、いただきます

語り手
そして、皆さん登場処理をお願いいたしまっす
いきなり激重コストの昼で申し訳ない
シロ
小動物で行くよー
高瀬川の和樹
ズッシリコン ふしぎから3、おもいから5消費して完全変身します。
風馬
ふしぎ1おもい5で半変身
語り手
風馬の半変身って、腰の周りに方向指示器があるんでしたっけ?
風馬
方向指示器はワイの……
腰回りにNSWEが付いてるんじゃないでしょうか
あと髪色がちょっとメタリック
語り手
おっと危ない
カリスが方向指示器をむんずってしようかと思ってた
風馬
やめろよ無機物が目覚めちゃうだろ!
語り手
めざめ
シャーリー
では朝なので鳥のままで居ます。
よし!

語り手
では
今は梓川のSA、駐車場のキャンピングカーの車内です
ゆり
「山の上って言ったって、長野県は山ばっかりよ」
風馬
「そうなのか」
シャーリー
「そうなのですね……」
ちびきつねさま
「それもそうだねぇ」
高瀬川の和樹
「雲外鏡っつってたな。言い伝えとか残ってねぇかな、それかお方様、もうちょっと詳しく覚えてねぇのかい」
ちびきつねさま
「うぅん……私が知っている頃の信濃とはだいぶん様子が違うからねぇ……」
語り手
というわけで、みんなで知識だったり技術だったりを総動員しよう
シロ
そんなものがこの毛玉にあるとお思いか!!
高瀬川の和樹
「まあ、お方様が知ってる頃じゃなぁ……」言いながらスマートフォンを取り出す。
語り手
【おとな】か、【へんげ】【けもの】で5あればヨシとしよう
高瀬川の和樹
お。では、おもい2丁度消費して【おとな】5。
シャーリー
ではおもいをこちらも2払いますか。
語り手
シャーリーは【けもの】
シャーリー
【けもの】ですわね。
風馬
まかした!
シロ
じゃあ【へんげ】じょうほうー
2払うわ。

高瀬川の和樹
「雲外鏡、長野っと……、Xとioのフォロワー連中にも聞いてやろ。今長野に居んだが、雲外鏡って知らねぇか、と……」
シャーリー
「えっくす……?
和樹さん……なにかしてるんですか……?」スパイ活動的ななにかを……。
高瀬川の和樹
「Xは俺が使ってるやつの名前だ名前。旅先の写真上げるくらいしかしてねぇよ」
ゆり
「それ以上知ろうとすると、国家機密に抵触するわよ」
シャーリー
「ピッ!?
こっかきみつ……よくわからないけど怖いです……」
高瀬川の和樹
「遊んでやんなって。
だいたい国家機密はお前のほうだろ」
ゆり
「ほほほ、人気者のあやかしは辛いわねぇ」
シャーリー
風馬くんのポケットで震える鳥になります。
シュポン
風馬
「和樹は電話にきくんだな。こっかきみつ……、ゆりもこっかきみつのなかまか」
カリス
「その板、色々なものが見れるけど、魔法の鏡じゃないの?」
和樹のスマホを無遠慮にのぞき込んでいる
シャーリー
「あれはこっかきみつのアイテム電話だったんですか……!?」
高瀬川の和樹
「鏡じゃねぇかなぁ。電話だし、これ」
風馬
「あんまり自分の顔はうつらないよな」
カリス
「ばあちゃん家にあった黒いのより、小さくて薄いなー」
高瀬川の和樹
「技術革新ってやつだな。進歩するとだいたいちっさくなんのよ」
シロ
ちっちゃいシャーリーとおっきい男衆を見比べている。
高瀬川の和樹
「シャーリーの仲間も昔は恐竜だったしな」
語り手
さてさて、では情報です
シャーリー
はーい。
語り手
【へんげ】の情報から
【へんげ】で成功したもののけは、信濃の国のある山の上に、まるで鏡のように綺麗な丸い池がある、と聞いたことがあります
シロ
「おやまのうえのまるいいけ!
いけってかがみじゃない?」
風馬
「シロ、さがしてるのはいけじゃなくてかがみだぞ」
シロ
「でもすっごくきれいなんだって。みたい」
高瀬川の和樹
「ああ、でも近いかもしれんぜ、鏡が文字通りの鏡とは限らんだろう」
風馬
「きれいないけか! さかなもいるといいな!」
語り手
【けもの】で成功したもののけは、今いるこの辺りから東の方へと飛んだ先、山のてっぺんに近い広いところで、空の上にあるはずのまんまるお月さまが、地面に落ちているのを見たことがあります
風馬
さすが渡り鳥
高瀬川の和樹
さすが渡り鳥!
シャーリー
「あ……そういえば……お月様が地面に落ちていたような……」ぽや……。
ゆり
「何それ、物騒ね」
風馬
「そうなのか? ひろいにいったほうがいいか」
シャーリー
「ここからあっちのほうです……」顔を少し出して、東の方向に向ける。
語り手
そして、【おとな】で成功したもののけは、美ケ原高原という場所の近く、王ヶ鼻という場所に、その名も『鏡池』という池があるという情報を得ました
高瀬川の和樹
「美ケ原高原の近く、王ヶ鼻の鏡池……、王ヶ鼻ってのはまあ山だろう。そうなると、シロが言ってた池が、それかもしれんな。シャーリー、そりゃあもしかして、池に映ってたんじゃねえか」
語り手
シャーリーがくちばしで示す先は、確かに美ケ原高原のある東の方角です
シロ
「いってみよ!!」
高瀬川の和樹
「よし、レターパックで全部詐欺です送っとこ。ありがとよ、っと」フォロワーに礼を言って、地図で高原と王ヶ鼻の位置を確認してスマートフォンを閉じる。
シャーリー
「(こっかきみつこわい……)」
ゆり
ゆりがX-2の開発にも携わっていたことは誰も知らない……
ちびきつねさま
「何か、わかったかい」
高瀬川の和樹
「おう。美ケ原高原の近く、王ヶ鼻って所に「鏡池」って池がある。
シロが言うにゃ、まるで鏡のように綺麗な池があるっつうから、たぶんその池だろう。
で、シャーリーはその山頂近くで月が、たぶん池に映ってるのを見た」
ゆり
「池、ね。なるほど」
高瀬川の和樹
「それが例の「雲外鏡」のおわす所かは分からんが、鏡に絡みそうなのは、それくらいだ。
向かいつつ道すがらに「雲外鏡」の事を調べてっても、悪くねぇんじゃねえか」
カリス
「そこにうんがいきょうがあるの?」
高瀬川の和樹
「分からん、だが他に手掛かりはない」
ちびきつねさま
「まぁ、何もわからずに探すよりはいいだろうね。みんな、お手柄だねぇ」
高瀬川の和樹
「おう、ありがとよ、お方様」
ゆり
「美ケ原高原美術館も面白いところよ。空振りでも観光ついでに行ってみましょうよ」
シャーリー
「行ってみたいです……」
シャーリー
展示気になるからググろ
ゆり
「温泉も近いし!」
シロ
オンセン!!
聞くなりピョンコピョンコしてる。
高瀬川の和樹
「また温泉かよ、ほんっと好きだなぁ」苦笑。
風馬
「いってみよう。かりすも池で泳ぎたいだろ?」
カリス
「面白いのもお風呂もすきー」
風馬
「そうか温泉でもおよげるのか」マナー違反
カリス
「ボク泳ぐの得意だぞ」
言いながら、サメのぬいぐるみを抱っこしている
高瀬川の和樹
「温泉では泳ぐな泳ぐな。ゆっくり入ってる人の邪魔んならぁ」
お勧めスポット
シャーリー
結構面白そう
ゆり
面白いよ
おすすめ>美ケ原高原美術館
シャーリー
遠すぎる
風馬
あ、ここかあ行ったことある!
シャーリー
イイナ
イイナ
イイナ~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいもん上野の森には行ったことあるもん
風馬
妙にリアルな手で魚持った小人の彫刻がお気に入り
シャーリー
上野の森は今モネなんだ……いいな……。

ゆり
「それじゃ、まずは道の駅美ケ原高原ね。途中で美ケ原温泉も入れて……」
高瀬川の和樹
「あー、積もる事情があるらしいから程々にな?」
シャーリー
「はーい……」
語り手
ゆりがウキウキとつぶやくと、ナビが勝手に立ち上がり
『案内を開始します。交通ルールを守って、安全運転で向かいましょう』
と声がしました
シロ
「かがみいけ!! かがみいけがおふろなのか!?」
高瀬川の和樹
「ほらシロが混乱した。説明任せたぜ」
言って、ハンドルを握り直す。
シロ
頭の上でチョコボがくるくるしてる。
カリス
「鏡のお風呂? ツルツルしてそう」
ゆり
「鏡みたいな池に入ると、そのまま違う世界に入り込んでしまうのよ……」
シロ
「ヤダァァァかがみおふろコワイ!」
風馬
「このあいだの火山みたいだな……」
高瀬川の和樹
「はは、違う世界ね。剣と魔法の世界なら面白いかもな」
語り手
キャンピングカーは走り始めました
途中で、高速道路を降りて
ずっと山ばかりだった景色が、ちょっとした都会の景色に代わり
カリス
「なんか、すごいでっかい家が建ってる!」
カリスがリビングの窓に貼りついて、外を眺めてはしゃぎます
シロ
「びるってゆーんだぞ! でっかいいえだぞ!!」
ドヤ
高瀬川の和樹
「お? ああ、結構開けてんだなこの辺」
ゆり
「ビルっていうより、あのお城のことを言ってるんじゃないの。
松本城ね」
風馬
「やまのなかに町があるな」
シャーリー
あー、松本城は行った……
ゆり
「松本市は、結構都会よねぇ。長野県の平野部にみっちり都会が詰まってる感じ」
高瀬川の和樹
「ま、平野は貴重な資源だからなぁ」
風馬
「いけもあるぞ。あれか?」
ちびきつねさま
「あれはお濠じゃないかな?
敵が簡単に攻めてこられないように、水を張ってるのさ」
シロ
「おふろにはいったらけんかしたくなくなるもんな!!」
ドヤァァ
シャーリー
「わかります……」お風呂。
風馬
「てきがさかなだったらどうするんだ?」
ゆり
「魚だったら、陸にあがれじゃないの、バカねぇ」
高瀬川の和樹
「両方上がれんのは河童くらいだなぁ」
風馬
「そうか……でもかえるもいるぞ」
カリス
「ボク、水も地面もいけるよ」
高瀬川の和樹
「蛙もか。サメが濠に居んのは想定外だ想定外」
風馬
「りくもいけるって!」なぜかドヤ顔
ゆり
「このメンツに言った私が悪かったわよ……」
シャーリー
「……」
高瀬川の和樹
「まぁ、大丈夫よ。城なんか作ってドンパチすんのは、大体人間だからさ。偶に狸や狐が真似するがね」
風馬
「きつねもなのか……」悲しい視線
シャーリー
「たぬきさんやきつねさんはどんぱちしてたってことですか……?」
高瀬川の和樹
「たまにな、親父から聞いたことがあらぁ」
カリス
「きつね? ……白露も喧嘩するのかな……」
シロ
「しらつゆ?」
高瀬川の和樹
「……白露?
友達かい?」
シャーリー
「しらつゆ……?」
シャーリー
昔の私だわ……(?)
カリス
「うん! ボクが住んでたとこのお社にいるきつね!」
シロ
そっから過去の仲間のことをかくしかしてくれてもいいのよ!
風馬
「きつねのなかまがいるのか! しろいのか?」
カリス
「白いよ! 髪の毛真っ白!」
高瀬川の和樹
「へぇ、お方様と似てるな。お方様も白狐だよ」
風馬
「きつねといっしょだな!」
ちびきつねさま
「そうだねぇ」
カリス
「おかたさま、は少し青いね。
ボクといっしょ」
ちびきつねさま
「うふふ、そうだねぇ」
ちびぎつねさまは、みんなの話を楽しそうに聞きながら、しっぽをゆらゆらと揺らしています
語り手
まだほんの少しの時間が経っただけですが、カリスは物怖じしない性格なのか、すっかりみんなと打ち解けています
高瀬川の和樹
「まぁなに、みんながみんな喧嘩するわけじゃねぇさ。その白露ってやつは、喧嘩っ早いたちかい?」
カリス
カリスは、んー、と少し唸り
「いっつもお金持ってること自慢したり、いばりんぼうだけど。
ぴーなつとか、リルカとか、ヤタにいちゃんとかと一緒で、みんな友達だよ!」
高瀬川の和樹
「そうか、友達か。じゃあ大丈夫さ、きっと」
風馬
「ともだちがたくさんいるんだな」
カリス
「えへへ、そうだよー」
高瀬川の和樹
「そいつらは、どんな奴なんだい?」
カリス
「えっと、ヤタにいちゃんはカラスで、リルカはモグラで……」
指折り数えながら
「ぴーなつは、なんか、でっかいネズミ」
高瀬川の和樹
「でっかいねずみ」
カリス
「ぢゅって鳴くの」
風馬
「ねずみって普通は小さいな」
カリス
「すっごいでかいよ。このボクのぬいぐるみより少し小さいくらい」
シロ
「でっかーーーー!」
ゆり
「何それ、怖」
風馬
「でかいな……」
シロ
お客様それは別の生物と見間違えたのではございませんか? って顔してる。
高瀬川の和樹
「そりゃでけぇな! 予想外だ。会ってみてぇなあ」
ゆり
「ていうか、それあんたのじゃなくて、私の」
カリス
「でもボクと似てるよ」
風馬
「さめのぬいぐるみだもんな。
にてるのか……オレにはちょっとわからない」
カリス
「うん! すっごい似てる。見せたげよっか」
風馬
「みれるのか、みたいな!」
ゆり
「似てる、ってあんたホオジロザメでしょ。ここで化けたら『はねる』しか使えなくなるわよ」
シャーリー
「見てみたい……です……」
カリス
「じゃぁ、あとでお風呂でね!」
シロ
「わーい」
高瀬川の和樹
「他の人がいるとこではやんなよー」
風馬
阿鼻叫喚

語り手
さてさて、そんな話をしながら、キャンピングカーは、松本の街を抜けて
また少し山の裾野に差し掛かると、ビルや四角い家は減ってゆき
少し落ち着いたたたずまいの狭い道へと入って行きます
高瀬川の和樹
「おっとと、結構狭ぇな」
語り手
和樹なら、その道の途中にある建物についている看板に『旅館』や『美ケ原温泉』と書いてあるのがわかるでしょう
ゆり
「温泉地だからね。ゆっくりいきましょ」
高瀬川の和樹
「おうよ」
語り手
『およそ100m先、経由地点です』
ナビから声が聞こえます
高瀬川の和樹
「おっと」
ゆり
「着いたわね」
シャーリー
「着きました……」
風馬
「かりす、ついたぞ」
高瀬川の和樹
「だな。聞き込みついでにここで一息、と行くか」
カリス
「どこどこ? 鏡のお池、どこ?」
シロ
「やまのうえじゃないからここじゃないぞ」
カリス
窓に貼りついて、きょろきょろしてます
「えー」
シロ
「ひとやすみとじょーほーあつめ!!」
高瀬川の和樹
「その通り。ここで休憩しつつ、辺りの人に雲外鏡の話を聞いて回ろうって寸法さ。
走り通しじゃ、保たねえからな」
ゆり
「そうそう。命の洗濯は大切だからね」
高瀬川の和樹
「ゆり、お前はほどほどにな」
ゆり
「どういう意味よ」
高瀬川の和樹
「放っといたら目的そっちのけにしそうだ」
ゆり
「……」
シロ
クギ刺されてら~
ゆり
「この金宇館はね、大変歴史も趣もある素晴らしい宿で、お食事もおいしい上に、すごく落ち着いた和室でお泊りできるのよ」
シャーリー
「……そうなんですか!?」
ゆり
「そうよぉ。ほら、興味出てきた」
シロ
「ごはん!!」
ゆり
「ね、だからここで一泊……」
シロ
「おいしいごはん!!」
シャーリー
「したいです……!」
風馬
「ここの朝は気持ちよさそうだな!」鳴くのに
ゆり
「それはやめなさい」
ガチトーン
風馬
「………?」
ゆり
「ね、というわけだから、少しくらい寄り道いいじゃないの」
にこにこと和樹に
高瀬川の和樹
「んで、カリスよ。そこのとこどうなんだ。お前、急ぐのか」
ゆりを思いっきりスルーしてカリスに問いかける。
「つもる訳が、あんだろう」
ゆり
「ちょっとー」
カリス
「うーん。
ボク、早く友達とお話したい……
けど。
おいしいごはん、って……お肉?」
ゆり
「ふっふっふっ……信州牛よ!
しかも岩盤焼き!」
カリス
「しんしゅうぎゅう、って何?」
ゆり
「……おいしいお肉よ」
カリス
「……」
高瀬川の和樹
「友情と食欲がせめぎ合ってら」
カリス
「食べる!」
高瀬川の和樹
「はいはい……。ま、お前がそれでいいなら、いいさ」
ゆり
「はい、勝ちー!」
なぜか、助手席で万歳をしながら
シロ
かちー!
食欲は何にも勝る
風馬
友情陥落
語り手
せめぎあいの時間は、短かったという
シャーリー
かなしいね
高瀬川の和樹
ちょっとゆりさん、プレイヤーの腹が減るじゃないの
シロ
おさかなもってこよ……
シャーリー
今日はヒレカツだったから無敵
語り手
ゆうこやは各地のグルメの旅でもあるので
高瀬川の和樹
いいなー かつめし食べたい
シャキシャキのボイルキャベツを添えた、滋味深いデミグラスソースをカリッとしたビフカツにかけたかつめしが食べたい
語り手
飯テロカウンターはやめましょう
高瀬川の和樹
カウンターに見せかけた布教です かつめしはいいぞ
シロ
語り手の一人芝居でテロこういをおこなうのはひどいとおもいます!!
(カツオバーもぐもぐ)
高瀬川の和樹
おっ、カツオバーに陥落している人がいる(布教した人)
シロ
あの直後に買って大事に食べてる。
高瀬川の和樹
かつおにチーズは本当に素晴らしい
シャーリー
なにこれ
おいしそう
シロ
今日のはチーズついてないやつ。
高瀬川の和樹
おっ、チーズないやつですか あれもシンプルかつ滋味深くておいしい
かつめしは本当においしいんだけどいかんせん名物にしている地域がマイナーというか、帰られへんくらいでしか知られていない地域なので一緒にマイナーなところがあって かつめしはいいぞ

語り手
和樹がハンドルを切ると、キャンピングカーは旅館の庭へと入って行きます
カリス
「ボク、お金少しだけ持ってるけど、足りる?」
オーバーオールのポッケから、小銭をじゃらじゃらとテーブルの上に取り出します
カリス
672円
シロ
「いっぱいだ!!」
シロ
お賽銭だもの、さぞやまのように。
高瀬川の和樹
「うーん……。まぁ、そこは言い出しっぺに任せときなよ。そういうのは大人に頼るもんさ」どん、とゆりの肩を叩く。
ゆり
「まぁ、この有様から徴収しようとは思わないわよ」
カリス
「ほんと? ありがとう!」

語り手
さて、キャンピングカーを駐車場へ留めますと
そこには、一台の青いバイクが留まっていました
風馬
「あれ……?」
高瀬川の和樹
「お、ありゃあ。奇遇だねぇ」
シャーリー
「あら……」
シロ
「あっ。あおいしーちゃん」
風馬
「またあったな!」
ゆり
「R1ね。さっきの人かしら」
高瀬川の和樹
「じゃねぇか?
ま、一番拠点にできそうなのはこの辺だろうしな」
ゆり
「まぁ、弾は少ない方ではないけど……本当に同じなら、ご縁だわね」
語り手
などと、バイクを横目に中へ入りますと
これまた落ち着いた佇まいの広い玄関で
「いらっしゃいませ、本日はようこそおいでくださいました」
着物を着た女の人が迎えてくれます
高瀬川の和樹
「今日は、お邪魔するよ。
まだ部屋は空いてるかい? ちょっと人数が多いんだがね」
シロ
あっ。どーぶつ駄目かな?
シャーリー
ポケットの中に隠れるか……。
シロ
へーんしん!
シャーリー
変身します!!!
中変身で。6点消費。
語り手
ありがとうw
シロ
ポッケが急に膨らんでビリッて
シャーリー
ポケットからは出た!!! ヨシ!!!
語り手
「ご予約の籠目さまでございますね。キャンピングカーでお越しとのことでしたから、すぐわかりましたよ。承っております」
高瀬川の和樹
「なんだ、先に予約入れてたんじゃねぇか」
風馬
「かごめ」
ゆり
「ほほほほほ」
笑ってごまかすゆり
高瀬川の和樹
「ゆりだな。……ああいう人らと取引してんなら、そりゃ名前もあるよなあ」
ゆり
「そりゃね。人間としての立場も必要なわけよ」
高瀬川の和樹
「そりゃそうだな」
取り出そうとしていた運転免許証を財布に戻す。
ゆり
宿帳にさらさらと記入しながら、ゆり
シロ
いぬづかしろ!
牡丹の痣はない。
高瀬川の和樹
籠目ゆりと高瀬和樹、かぁ
風馬
苗字組!
高瀬川の和樹
人としての身分があるズ
シャーリー
苗字考えようかな……。

語り手
「どうぞどうぞ、お部屋はこちらでございます」
そして、みんなは宿の人に案内され
いかにも落ち着いた和風の廊下を進み
広い畳のお部屋へと案内されました
高瀬川の和樹
「おお、落ち着くもんだなぁ」
うーん、と大きく伸びをしながら。
ゆり
「いいでしょう?」
シャーリー
「広いです……」
シロ
「うーん、たたみー!」
コロコロする。
風馬
「ここもひろいな……窓がたくさんあるぞ」景色眺め
語り手
畳の良い香りと、柱や天井などの木の香り
お宿の人から、色々お話をされたり、お茶をいただいたり、といったことも
少し慣れてきたみんなでしょう
高瀬川の和樹
「はいはい、そりゃあそうだけどよ」
宿の人と話しながら、鏡池や雲外鏡のことについて話を向けてみる。
語り手
ふむふむ
シロ
「きーちゃんもおちゃのもー」
高瀬川の和樹
「おう、飲む飲む」
語り手
では、うまく伝えられたか、【おとな】【こども】で……3もあれば充分でしょうね
高瀬川の和樹
他に俺が! って人がいなければ、【おとな】3で華麗に話すぜ。
シロ
【こども】3!! ドヤ
大人の横から合いの手入れるね。
シャーリー
任せた~
風馬
同上!
語り手
では、宿の人は和樹の落ち着いた説明に耳を傾け、シロの身振り手振りの様子に少しおかしそうに微笑みながら
一通りお話を聞き終えると
語り手
ちがうちがう
高瀬川の和樹
なんだなんだ
語り手
なんでナラクウィズインなんだ
タイトルちゃんと入れてなかったから間違えた
選曲が物騒になったらしい。
高瀬川の和樹
宿の人が突然変形して襲いかかってくるのか
フジキドの変装だったの?
オスシソバ出てくるの?
シロ
コワイ!
語り手
「行き先は地獄ですよ」
高瀬川の和樹
「なあゆり、火車も乗り物だしなんとかならねえ?」>行き先はジゴクですよ
ゆり
「誰が見ただけで死ぬ車妖怪か」
高瀬川の和樹
「え、葬列に出てきて亡骸を取ってくんじゃねえの?」
ゆり
「あんた、それ以上言ったらスプートニクになって片道切符の宇宙への旅に連れてくわよ」
高瀬川の和樹
サムイ!
「俺は犬じゃねぇからそれはちょっと」
シャーリー
「拙者を呼んだでござるか!?」
語り手
こっちでいいや(探し物の曲見つからなかった
語り手
「ああ……、鏡池でございますね」
宿の人は、なるほど、とうなずきます
高瀬川の和樹
「ああ。それは見事なものだと聞いてさ」
語り手
「そうですねぇ、私どもも見たことは無いのですけれど。
なんでも、満月の晩にだけ、美ケ原高原に湧く池があるのだとか」
シャーリー
月下美人みたいな
シロ
「まんげつ? おちてたっていってた」
語り手
「風の無い、高原のくぼ地に湧くその池は、それはもう見事な、一枚の鏡のようなのだとか。
それで鏡池、なんて呼ばれていると聞くことはございますね」
高瀬川の和樹
「へぇ、満月の晩にだけ……、か。そりゃあ、是非とも目にしてみたいものだなあ。俺達が行っても構わないような場所かい?」
語り手
「ええ、それはもう。その辺りなら、美ケ原高原の道の駅から、ハイキングコースも伸びておりますから。
確か、ちょうど明晩が満月でしたかと」
高瀬川の和樹
「おお、そいつぁ奇遇だ。いい時に来たよ」
シャーリー
「なるほど……」
シロ
「らっきーだ!」
語り手
「お探しになる方が、たまにいらっしゃいますけど、まだ見つけた、と聞いたことはありませんねぇ」
シロ
「ええー、おっきいいけなのに?
しーちゃんならすぐみつかるよね」
語り手
「見つけられましたら、ぜひ教えてくださいね」
宿の人はにこにこと
「池を見た、と言われる方はいらっしゃいますけど、風が出ていたりで、鏡のようではなかったようですねぇ」
高瀬川の和樹
「ああ、その時は。
それじゃあ、今日か明日にでも、まずはそこへ行ってみるか。満月の晩に迷って着けませんでしたじゃあ、話にならんからな」
語り手
「ええ、ええ。ぜひ」
シロ
風を読む人はいるけど、風を止められる人はいないなぁ。
高瀬川の和樹
ないなぁ。
シャーリー
ですわねぇ
語り手
どうかな~
高瀬川の和樹
「ありがとうよ、面白い話が聞けた」
語り手
「美ケ原高原は広い土地ですから、星も月も出ていれば暗くないので。ただお足元だけお気をつけて」
シャーリー
「はい……」
高瀬川の和樹
「ああ、用心するよ」
カリス
和樹たちが、そうしてお話を聞いている後ろで、当のカリスはのんきにお茶で水遊び(妖術)をしていたとか
風馬
「おー、すごいな!」妖術の観客1名
カリス
「いくらでも出せるよ!」
無限海水

語り手
といったお話が聞けたところで、本日はここまでにしましょうか
風馬
お疲れ様でした!
高瀬川の和樹
ですな、ジャストタイム! お疲れ様でしたー!
シャーリー
お疲れ様でした!
語り手
次回はお風呂タイムから
シロ
おつかれさまー
シャーリー
お風呂ですわ
高瀬川の和樹
カポーン
風馬
湯舟から突き出される▲
語り手
お風呂でカリスに「ついてない!?」イベント
コメント
シロ
新たな旅の仲間を加え、一行は新たな目的地を探します。
目的も大事だけど、観光もしたいよね!


ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。