TRPGリプレイ ゆうやけこやけ 第十五話『旅するゆうこや』海辺の町 12

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こちらには
CoC『キルキルイキル』
かなりガチなネタバレがあります。

女の人 の事情


女の人 の事情(超ネタバレ)
あるところに、加須 茜という女性と、烏座 美穂という女性がルームシェアしていました。
二人は友人で、ずっと一緒にいました。

しかし実はふたりは一人のいびつな処理をされた烏座の体に二人分の意識が無理矢理に詰め込まれた状態であり、『烏座 美穂』は加須 茜が死んだ友人を自らの内に作り出したものだというのでした。

歪んだ体で二人の精神は抱えきれず、どちらかは死ななければ長くは生きられない体だということを知った二人。
烏座は加須のことがずっと嫌いだったと告白。

殺されるのだと覚悟を決めて目を閉じた加須は、烏座の体で現実に目覚めることになります。
烏座が何を思っていたか、加須にはもう分かりません……

何を思っていたか知りたい人は緊張に満ちたリプレイをどうぞ。
ちなみにこの時の加須さんの中の人は語り手、烏座さんの中の人は風馬くん、KPはシャーリーさんでした。


▼カリスの事情▼


カリスともうひとりについて
一柱の女神がいました。
何を思ったかは彼女にしか分かりませんが、ある時彼女は己を二つに裂きました。
それにより彼女は、幼いカリスと、乱暴なサメカリスというふたつの神格に別れました。
カリスが眠ればサメカリスが、サメカリスが眠ればカリスが。ふたりは互いを知ることなく、自分の真の姿も忘れて過ごしていました。

とある事件をきっかけに元に戻った彼女は、それぞれを好いてくれた人たちとの繋がりを大事に思い、再び自分を二つに分けたのでした。


こんばんは
高瀬川の和樹
えっほっほ
風馬
Cocco
高瀬川の和樹
強く儚い者たち?
シャーリー
初花凛々の話しました?
今日も回線がやや死にかけ
風馬
あれま
シロ
キタヨー
遅刻だわ。
語り手
失礼しました
シャーリー
たまに挙動が怪しい>回線
高瀬川の和樹
こんばんはー
回線怪しいの困る 卓民の生命線だというのに
語り手
回線なんていつだっておかしい
高瀬川の和樹
ヒェ

語り手
というわけで前回は誰かがいました
誰か
誰か
シロ
「だれだぁぁぁぁぁ」
誰か
「誰だろうね」
シロ
びっくりで気絶するとこだったんだあたし
高瀬川の和樹
「雲外鏡のおんじかい?」
誰か
「おんじ?」
加須 茜
「そんなお名前だったっけ?」
高瀬川の和樹
「ありゃ、誰がそう呼んでたんだったっけな。まあいいや」
シロ
わたしのせいかな??
高瀬川の和樹
かもしれない
シロの中のヒトがそう呼んでいた。うしおととらである。
風馬
「オレたちいけをさがしにきたんだぞ?」
誰か
「ほう」
シロ
「カガミもさがしてるんだぞ!!」
高瀬川の和樹
「ああ、そうだ。鏡池を探しにここまで来たのよ。会いたい人がいてな」
誰か
「人はいつも見ているが、妖ばかりとは珍しい」
高瀬川の和樹
「人もいるぜ」ほれ、と茜を掌で指す。
加須 茜
「あ、どうもー」
シロ
誰かの足元に寄れるならこする。
シロ
もっふもふ
シャーリー
ふわふわ
誰か
「それで、探し人とやらは見つかったのかね」
高瀬川の和樹
「それがまだでさ。何か知らんかね。
彼女のもう一人の友人と、それからもう一人のこの子を探してんだ」
と、カリスを指す。
カリス
「ボク、カリス」
加須 茜
「もしかして、人違い?」
誰か
「はて。
人探しなら、町でも里でも相応しい場所があろうに。
なぜ、このような山の上まで」
高瀬川の和樹
「普通に探しても見つからんのよ、それが」
シロ
「まんまるおつきさまがうつるいけをさがしてきたんだぞ!!」
高瀬川の和樹
「何せ鏡のあちらとこちら、片方が起きれば片方が寝る。しかも少し前から天岩戸に引っ込んだまま出てきやしない、ときた」
シロ
「あとなー、いるのにいないやつ」
誰か
「ほうほう、それは難儀な」
高瀬川の和樹
「それで鏡にでも映しゃあ、見えんじゃないかと思ったわけよ」
シャーリー
「ですね……」
誰か
「なるほど。
それで、私を訪ねて来たと」
高瀬川の和樹
「そういうことよ」
何となくの予感で、そう口にする。
誰か
「そういうことなら、今君たちの前にあるのは、そうしたものなのかも知れないね。
鏡とは、望みの通りを写すものであるから」
シロ
「……そうなの?
おなかすいててもごはんはうつらない」
ゆり
「どっちかっていうと、真実を写すとか、そういうやつじゃないの?」
誰か
「皆、望みの姿を求めるものだろう? それが好みであるかどうかは別として。
そこには、そうであろうとするものが見えるものだ。
ならば、今の私は、雲外鏡を求める君らが望む雲外鏡なのだろう」
風馬
誰だよお姉さん想像したやつ
シロ
だれかなぁ
会いたい人が二人とも女性だからひきずられたか?
シャーリー
あらあら
シロ
「むー。
うんがいきょならうんがいきょでいーや」
でもこのヒトにはうつらなさそう。
ゆり
「またややこしいお人が出てきた……」
高瀬川の和樹
「そんなものかもなあ。何せ光画すら真実を映すにゃあほど遠いってもんだ」
誰か
「望むなら、覗き込んでみたらいい。
写りはしようさ」
シロ
ドコをみればいいんだ。シロはいぶかしんだ。
高瀬川の和樹
「それが望む言葉を返してくれる幻なのか、真実なのかは分からんとしても、か」
誰か
「聡い者もいるようだね。ならば、それを忘れぬことだ。
そして、それに果たして君らが望む価値がありやなしや」
言いながら、池のほとりを誰かはその水際に沿って、歩いて行きます
シロ
シロにはシロしか見えなさそう。1.1倍もっさりしているかもしれないけど。
高瀬川の和樹
「だそうだが、どうする?」
ひらりと全員を振り返る。
風馬
「なんだかよくわからないけど、みてみたらいいんじゃないか?」
シャーリー
「私も……そう思います……」
シロ
「せっかくきたんだし、みえるならみたらいーよな」
加須 茜
「難しい話はよくわからないよ。でも、きっかけになるならそれで」
カリス
「ボクも!」
高瀬川の和樹
「ついでに俺も覗いてみていいかい? 何が見えんのか気にならぁ」
言うなり、ひょいと水際に立つ。
誰か
「好きにするといい。ただそこにあるものなのだから」
高瀬川の和樹
「入場料がいるでなし、許可はいらんってか。そりゃそうだ」
シロ
みるー
高瀬川の和樹
水際から水面をひょいと覗く。
語り手
和樹が覗き込むと、そこには年若い河童が映り込んでいます
高瀬川の和樹
「ありゃ、親父じゃねぇの」
高瀬川の和樹
「元気かい、なんつってな」ひらひらと水面に向かって手を振る。
シロ
人間じゃない!!
なんてこった!
語り手
シロが覗き込んだら……今のままだとそのまま白い毛玉が映り込みます
シロ
「…………
つまんない」
高瀬川の和樹
「ん、何が映った?」
シロ
「あたしがうつった。
あめのひとおんなじ」
風馬
「シロはシロだもんな」
高瀬川の和樹
「ありゃま。まあシロはシロだもんな」
シャーリー
「そうですね……シロちゃんはシロちゃん……」
ゆり
「特に……変わったものは……」
シロ
なにげにゆりさんも変わらず。
シャーリー
覗いてみますわ。
語り手
シャーリーが覗き込んだら……
お狐さま
なんだろう、美化されたお狐さまでも映るのかな
シロ
美化!
語り手
顎と鼻がとんがってて、瞳に星が散ってて「ウフフフ」って笑ってるやつとか
シロ
元気そうなお方様値千金。
シャーリー
「……わ……!」
池から目を背ける。
ぷい
ちびきつねさま
「?」
風馬
「どうした?」
シャーリー
「なんでもないです……」ちょと朱い。
高瀬川の和樹
「? 何が映った?」
シャーリー
「……なんでもないです……」二回目。
風馬
「オレもみてみるぞ」のぞく
シロ
鳳でもうつるの?
風馬
おおとり
語り手
風馬が覗き込むと、そこには立派な羽の鶏が
風馬
「こっ! かっこいいな!」
語り手
などと、皆がそれぞれに覗き込んでいると
カリス
「あ!」
カリスが小さな声をあげ
加須 茜
「あれ? アタシ? ……いや、ちょっと、待って!」
茜は、言葉と共に池の中に踏み出してしまいます
シロ
「ふわ!?」
高瀬川の和樹
「あ、おい。危ねぇぞ!」後ろから腕キャッチしたい
シロ
「だめー!」
語り手
ザバ、という音と共に水面は掻き乱されて、皆が覗き込んでいた像は波に消えてしまいます
風馬
「あ……」
高瀬川の和樹
「っぶわ」
加須 茜
「……っと。
ごめん」
シロ
「どしたの!?」
高瀬川の和樹
「見えたか」
加須 茜
「うん……
覗き込んだって、この顔が映るのは当たり前……だけど。
向こう側へ、行っちゃった」
カリス
「ボクも……」
風馬
「うごいたのか?」
加須 茜
「……うん、確かに、こちらに背中を向けて」
高瀬川の和樹
「何か……、言ってたか?」
加須 茜
茜は首を横に振ります
シロ
「せっかくあえたのに、だまっていっちゃったのか」
高瀬川の和樹
「そうか……
でも、そんなら、本当にそいつだったのかもな」
誰か
「……望みのものは、見えたかね?」
気がつくと、誰かはみんなのすぐ近くに立って、尋ねました
シャーリー
「……どうですか?」
加須 茜
「見えたけど……」
カリス
「まだ、お話できてない!」
シロ
「もっかい!」
シャーリー
「……ですね!」
ゆり
「同じことして、変わるのかしら?」
誰か
「映り込んだものと、話そうなどと。
おかしなことを言うものだね」
シロ
「だってまえはおはなしできてたんだぞ」
高瀬川の和樹
「いいじゃねぇか。やってみて損もあるまいよ」
誰か
「……」
誰かは、静かに、何かを思うように
その、どこを見ているかもわからないような瞳で少し黙ったあと
「写ったものは写ったもの。
それと交わろうと言うのならば。
君たちが彼方へと行ってみなければなるまいよ」
高瀬川の和樹
「ふうむ。次の旅先は彼方か? それもいいかもなあ」
シロ
「カナタ?」
シャーリー
「かなた……」
ゆり
「え? ヤダ、あの世とか言わないでよ」
シロ
「アノヨ!?」
高瀬川の和樹
「いいじゃねぇの、あの世。俺達には人よりか親しいもんだろう。
勿論、行ったきり帰ってこれねぇのは勘弁だがね」
誰か
「今宵は、月も静かだ」
誰かは空を見上げるように、顔を上へと向け
風馬
「月はいつも何も言わないぞ?」
誰か
「月が語ったところも見たことがないのに、不思議なことを言うね」
シロ
「よくわかんない」
シロ
ニホンゴでOK!? シロはおもった。
誰か
誰かは、やがて顔を下へと下ろすと
ゆったりとした着物の腕を、すっと持ち上げました
その指先が指すのは、池の真ん中
語り手
見ると、そこには不思議なものが浮いていました
目の前の誰かが身につけているような、静かな金色と銀色の飾りと、白い帯に飾られた丸い輪
高瀬川の和樹
「おや。月がもうひとつ」
語り手
大人でもくぐれそうなその輪は、けれどその内側に、暗い道のようなものを映し出していました
シロ
「ヤダコワイ。
ミチだけどコワイ」
高瀬川の和樹
「はてさて、あれがあちらかね。俺らはまだしも、人がくぐりゃあ、帰って来られんかもしれん。
俺らとて、帰って来られるかどうか分からん」
加須 茜
「え? え? どういうこと?」
シャーリー
「どういうことですか……?」
高瀬川の和樹
「鏡に映ったものと話がしたけりゃあ、向こう側へ行け、とさ」
シロ
しかし道があるなら案内するのが道の怪というものではないか。
高瀬川の和樹
間違いない。
風馬
道案内が必要なやつだ
誰か
「向こうは同じだけ広い。
ましてや、隠れようとするのが相手ならば。
案内は要ろうね」
風馬
「なんで隠れるんだ……」
高瀬川の和樹
「ふうむ。案内は頼めるのかい?」
誰か
「これは、ここにあるだけ。
どことも知れぬ場所の案内など、及ぶものではないね」
高瀬川の和樹
「ふうむ、そうか」
シャーリー
「そうですか……」
シロ
ホテホテ近寄ってにおいをかぐ。
高瀬川の和樹
その後ろからてくてくと歩いてゆく。
語り手
匂いを嗅ぐと、それまでに嗅いだことのある全部が混じったような匂いがします
シロ
「……」
ちょいちょい、とミチを前足でつついて。
女二人振り返って。
「いきたい?」
加須 茜
茜は、ふと迷うように、横のカリスを見ますが
カリス
「いきたい!」
カリスはそれに見返すこともなく、大きな声で言って、輪に近づきます
加須 茜
「待って待って、私も行く! 行くってば!」
茜も慌てて、それに並びます
シロ
では、その場の全員のスネをこすって、
フンス! と勢いよく毛を膨らませ、
ぴょーいとミチに飛び込みます。
「ミチがあるからこわくないっ」
高瀬川の和樹
「さてお方様、ここまで来て不義理であるが俺は、行った事のない場所というのが気になるよ。
という訳で、一緒に行ってきます」ひらりと手を振り、その次に続く。
シャーリー
「私も……行ってきます……」
風馬
「そっちだな。いくぞ」
ちびきつねさま
「ああ、行っておいで。この身では理を越えては行けないから、私はここで待つほかないが。
みんなの行く道に幸あることを願っているよ」
シロ
無理なんか
高瀬川の和樹
本体ここにいないもんね
高瀬川の和樹
「もし戻って来られなんだら、申し訳ないが後は頼むよ」
シャーリー
「お願いします……」
ちびきつねさま
「大丈夫。みんなは大丈夫さ」
高瀬川の和樹
「ありがとう。お方様」
シロ
「ミチがつづいていればだいじょぶだいじょぶー」
風馬
「和樹、水に映った道なんだからこっちといっしょだぞ?」
高瀬川の和樹
「とはいえこれ、飛び込める水かどうかわからんしなあ。
っと、スマホの充電あったかな……。よしよし、残ってら」
ゆり
「電波通じるのかしら……」
シャーリー
「どうなんでしょう……」
高瀬川の和樹
「カメラ生きてりゃオーケーよ」
ゆり
言いながら、同じように輪の淵に並び立ちます
シロ
水にうつったミチを、道の怪が導いて、風見鶏が方角を見るんだよ。
帰ってこられないわけないよ。
最悪空からもみられるよ。
風馬
なお北が南
シロ
アルェー
シャーリー
なるほど……?
カリス
「シロ、待ってー」
カリスが続き
加須 茜
「ちょっと待って、当事者を置いてかないでよ」
茜も、くぐります
語り手
そうして、みんながくぐると
輪を抜けた途端、すうっと辺りが暗くなりました
高瀬川の和樹
「ありゃ。普通に暗いのかこっち」
風馬
「よるだからな」
シロ
大後悔時代
半泣きになりながら先頭を歩く。スンスン
高瀬川の和樹
てくてくとその後に続いていく。
シャーリー
続くぞ~!

語り手
では、シロに道案内をしてもらいましょう
案内ができるふしぎはありますか?
シロ
《みちおくり》があるよ。繋がりがある相手を何人でも道案内できるのだ。
[ シロ ] ふしぎ : 37 → 25
語り手
では、真っ暗で、どことも知れないところですが、シロが《みちおくり》を使うのならば、
みんなを連れて行くことができるでしょう
シロ
まーかせて!

語り手
……どこへ?
道の続く先へ
右も左も上も下もわからないような場所ですが、シロは行く先がわかります
それがどこなのかはわかりませんが、わかるのです
シロ
それを不安に思うほどこの道の怪は繊細じゃないのだ。
高瀬川の和樹
ここで《みちおくり》は光るなぁ。いい。
シャーリー
ですねぇ
風馬
導けるもんなあ
シロ
確信に満ちた足取りで歩く脇に、明かりがぽつぽつと灯る。
語り手
そうやって、シロの後ろについて、みんなが歩いて行くと
気がつくと、段々と辺りが明るくなって来ました
ゆり
「なんか……明るくなってきた?」
高瀬川の和樹
「おや」
シロ
「ついた!!」
風馬
「ついたのか!」
加須 茜
「ほんとだ。……やれやれ、本当にこのままあの世まで行っちゃうのかと」


風馬
「……あかね?」
加須 茜
「なに?」
風馬
「だれだ?」
高瀬川の和樹
「おお」
加須 茜
「は?」
シロ
「ピャッ!?
ちがうひとになってる!!」
高瀬川の和樹
カリスの方を見る。
カリス
「どっかで見たことある人だ」
シャーリー
「……ほんとですね!?」
シロ
みんな写真見たっけ?
語り手
確か、なんのかんのでお披露目したような
語り手
カリスは、そのまま
高瀬川の和樹
「ありゃ、そっちはそのまんまだ」
風馬
「かりすはかりすだな」
ゆり
「……鏡の中だから?」
高瀬川の和樹
えーと、ほれ、とスマホの画面に彼女の顔を映す。
加須 茜
「うわ。
びっくりした、誰かと思ったらアタシじゃん。
いや、アタシか? アタシだよな……」
言いながら、鏡を覗き込んでほっぺたやら口やら触ります
風馬
「だれだ……」
加須 茜
「いや、茜だけどさ。
なんか、エラい久しぶりで、ちょっとびっくりした」
シロ
複雑すぎる。
今までの茜の外見は、会いたい人である美穂のものだったのだ。
今の姿が本来の茜のものなのである。
シャーリー
「……」
風馬
「あかねはちがうあかねだったのか? あれ、でも会いに来たのはだれにだ??」混乱
加須 茜
「会いに来たのは、美穂。烏座 美穂」
風馬
「からすか」
高瀬川の和樹
「んで今の茜は美穂の顔した茜?」
ゆり
「ややこしいわね……」
シャーリー
「ややこしいです……」
語り手
などと、みんなが話しておりますと
みんなは、いつの間にか
明るい昼間の街の中に立っていたのでした
風馬
「まちだ!」
高瀬川の和樹
「ぬぉ」驚いた。
シロ
「ココドコ!?」
ゆり
「え? ……うわ」
風馬
「なんだゆりもきがえたのか」
ゆり
「え? あっ」
ゆりも、自分の姿を見下ろして、びっくりしています
シャーリー
「えっ……」
高瀬川の和樹
「山にいた筈なのに突然街じゃねぇの。神戸じゃねぇんだから。びっくり」
言いながら、今更自分の姿を見てみる。
語り手
和樹は、いつものままです
風馬
全裸じゃなくてよかった
語り手
ややこしや
高瀬川の和樹
「おっと俺はいつものままだ。親父じゃなかった。
基準が謎だなぁ」
社会的立場のある河童なので街中で全裸は困る
加須 茜
「ここ……なんで……」
高瀬川の和樹
「ん? 知ってる所かい?」
シロ
「わう?」
語り手
混乱するみんなの中で、茜はポツリと呟きました
加須 茜
「住んでたとこ……美穂と、一緒に」

語り手
というわけで、本日はここまで!
シロ
ありがとうございましたー!
ついに核心!
高瀬川の和樹
お疲れ様でしたー! 核心だー!
これはドキドキ&ドラマチック
シャーリー
ありがとうございました!
シロ
再会どうなるんだか気になりますね……
高瀬川の和樹
ですね~~~ めちゃくちゃ気になる
シロ
罵倒されるの? それとも……
語り手
ここで美穂のコントロールを風馬の中の人に放り投げることにより
シロ
カオスだ!?
風馬
そんな気はしてた!
高瀬川の和樹
本物の美穂だー!
シロ
収拾はつくのかそれはwww
語り手
茜の心を更に抉るのか、それとも隠された本当の心はどこかにあるのか
乞うご期待
私も期待
高瀬川の和樹
ドキドキ
シャーリー
なるほどなー
語り手
そして、輪の中に入ったのを区切りに幕間を挟みまして
次回は繋がり強化から
風馬
はーい!


コメント By.シロ
ついに『雲外鏡』と出会えた(?)一行。
望むものがみえるというその鏡には、会いたい人の姿は映るのでしょうか?

ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。