こんばんは
高瀬川の和樹
ヒサシブリジャー
シロ
おひさし!!
風馬
おひさしコッコ!
シャーリー
ちゅん
語り手
あっ、みんながいる!
高瀬川の和樹
そう、実はいるのです
シロ
椛さま助けたいからなんとかしようぜのかい。

語り手
前回は、ツノを抜くのはウルトラマンの力でやればいいとして、そのままでは死んでしまう紅葉が浮かばれないよね、という話でした
高瀬川の和樹
神上げしてお話残そうぜという案が出ていましたな
語り手
何かいいアイディアを考えましょう、というところで
これだけ時間あったから、きっとスンバラしいアイディアがたくさん出てくるんだろうなぁ~~~
って楽しみにしてました
風馬
住民全員にクーラードリンク配っていっそのこと大噴火させようぜww
シャーリー
何も考えてなかった(小声)

高瀬川の和樹
「北海道…… そうか、蜘蛛のお話だな?」 ゆりの言葉に、はっと思い当たったように。
ゆり
「そうそう、それそれ」
シロ
「えーとえーと、ちょびっとたしたあたらしいおはなしをつくって。
なんかした!」
高瀬川の和樹
「親父らぁ百鬼夜行の連中呼んで、蜘蛛のお話を刻んだ。最初っからそうあったように。書き残した記録がいずれ変わろうと、あれだけの連中の記憶に刻めば、すぐには変わらん。
俺達ぁはぐれた恐竜と真夜中のレースをしでかして、それを祭として人の記憶に刻んだ。そうして、ひとりだけの神はつがいの神になった」
ユニティ
「……何の話だ」
風馬
「もみじもかみさまになるのか?」
風馬
困ったときの神頼み(物理)
高瀬川の和樹
「それが叶やぁ一番いいな。神は死なんし、絶えん。まぁ、岩永姫さまに比べりゃあ神も死ぬろうが、今じゃなくせるかもしれん」
ヨシノ
「モミジさま、悪者にならないの?」
シャーリー
「そうだと……思います……」
風馬
「はじめからわるものじゃないぞ?」
シロ
「おやまをおさえてた、いいひとだろ!」
ヨシノ
「それはそうだけど!」
シロ
「ついでにみんなにちゃんと、おしえてあげればいい」
シャーリー
「そうです……」
高瀬川の和樹
「ああ、そうだ。紅葉様は優しかった。人が困らんように、痛まんようにと話を残してくれた。でも、その話を残した人は辛かったろうな。鬼は悲しかったろうな。そろそろ、本当の話になっていいんだ。
……いいんだよ、それで」
風馬
「まきものたちもそっちのほうがいいと思うぞ」
ユニティ
「……ええと。
とりあえず、何をするつもりなのか、はおおよその推測はできたつもりだが」
高瀬川の和樹
「推測できたって今のでか? すげぇなお前」
ユニティ
「お前たちの非常識さも、大概慣れた……というより、完全な理解は諦めた」
肩をすくめます
シロ
匙投げちゃった
高瀬川の和樹
「そんなもんでいいんじゃねえか。俺達自身もよく分かってねぇし。真面目に考えるとSANチェックだぜ」
ユニティ
「さん……何?」
シロ
「さん?」
高瀬川の和樹
「ああ悪い、話の腰折った」
もんすたーだらけ
シロ
和樹さん下手するとTRPGもやってそうで怖いわ。
高瀬川の和樹
和樹、当人はTRPGプレイヤーじゃなさそうだけど、下手するとTRPG系スラング知ってそう
シロ
それ持ち込むとウルトラマンを見たあなたは……って言われそうなのでやめてください(外宇宙存在)
高瀬川の和樹
それはそうww
風馬
そのうち荒神タクシュラとも縁結びを
ユニティ
SANc(10/1d100)
シロ
1d100 98 (1D100) > 98
風馬
ファンぶってるじゃん!
シロ
あっぶねぇ
高瀬川の和樹
ファンブってる!
シロ
シロなら98くらいあるだろって思ったら98出しおったこの毛玉。
高瀬川の和樹
鮮やか。
クロ
ふー。SAN値がマイナス2だぜ
高瀬川の和樹
シロちゃんが堕ちた!
シャーリー
堕ちないで~~~!!!
1d100 一応振ってみよう (1D100) > 30

ユニティ
「ああ、それはいいが……
いや、よくない。集団洗脳だろう、それは。重犯罪だぞ」
シロ
「せんのー? ちがうよおねがいだよ」
高瀬川の和樹
「まあまあ、堅ぇこと言うない。別に脳味噌プリンにしてやろうってんじゃねぇんだからさ」
いね
「かちこちプリン?」
風馬
「じゅーはん……?」
ユニティ
「ううむ……」
シャーリー
「はん……?」
風馬
「ダメなのか?」
シロ
「でもさ!!!
そしたらもみじさまたすかるんだろ!」
ユニティ
「……コスモス先輩のフルムーンレクトみたいなものか……? いや、しかし……」
ユニティは、何か悩み、迷うようにぶつぶつと呟いています
シロ
「けち!!!」
ユニティ
「け、けち!?
俺はけちなんじゃない、正義感が強いと言え!」
風馬
「和樹、せんのーってなんだ?」
高瀬川の和樹
「思ってもねぇことを人に信じさせることよ」
シロ
「でもほんとのことだぞ???」
ななくさ
「そうでござる! 真実はいつも一つでござる!」
高瀬川の和樹
「まぁまぁ、いいじゃねえか。そう、本当の事だ。元々無かった事じゃねえ、あった事を人に知らしめるだけよ」
風馬
「そうだぞ、最初にうそをかくようにいったのはもみじだしな」
ユニティ
「うう……」
シロ
「オニとヒトがなかよくできたほうがいいにきまってるじゃないか!」
高瀬川の和樹
「それに元々、これは人が受け取るべきだった物語なんだ。俺はそう思うぜ」
みき
「そうですよ。どんな道具も技も、如何に使うかが重要なはずです!」
高瀬川の和樹
「ちゃんと伝えてさ、心の頼りにできるような物語だったんだ。
だから、それを人に返すだけよ」
ゆり
「だいたい、紅葉を悪者のままにするのは気に食わない、って言ったのあんたじゃないのさ」
風馬
集中砲火である
高瀬川の和樹
ポスポスポスポス
シロ
これ「うん」って言わなかったら子供チームが延々と文句言うw
えーなんでだめなのなんでなんでなんでー
ユニティ
「……
……わかった。
これは、いわば緊急避難だ。
火山の噴火を抑え、かつ地元住人の混乱を防ぐための、仕方のない処置だ。
よし」
尚も腕ぐみをしてぶつぶつと呟いた後、ユニティはようやく頷きました
「いいだろう」
高瀬川の和樹
「ありがとよ」
シャーリー
「ありがとう……ございます……」
シロ
(だめってゆわれたらかってにやればいいとおもった)
風馬
(でもそれだとウルトラマンになれないぞ)
シロ
(むー)
ユニティ
「別に、お前らのためじゃない。
だが、問題はまだあるぞ。
それだけの洗脳……じゃない、教育……でもなくて……指導……言葉が悪いな。
刷り込みを行うとしてだ」
シャーリー
「刷り込み……」
シロ
トリさん
ユニティ
「そのための具体的な方法とエネルギーの確保はどうやるんだ」
シャーリー
ここにおもいとふしぎがあるじゃろ?
シロ
「いっぱいおねがいする!」(ドヤ)
風馬
「みんなでやればいいんじゃないか?」
ゆり
「残念ながら、そこは理屈どうこうじゃないのよねぇ」
高瀬川の和樹
「そこは、そうだな…… なぁ、お方様」ゆりの鞄を開けて狐に呼びかける。
ちびきつねさま
「うん、なんだい」
ひょっこりはん
高瀬川の和樹
「俺達が集めてきた縁は、あの街のためのもんだけどさ。ちょっと、ちょいとだけ、ほんのちょいとだけ、縁をお借りしてもいいかなあ。この時のためにさ」
ちびきつねさま
「もちろんだよ、和樹。君たちが紡いだ縁は、君たちのものさ。何より、縁の力はちょっとやそっとですり減ったり途切れたりするものではないさ」
大したことでもないさ、とちびぎつねさまは笑いました
高瀬川の和樹
「そうかそうか。それならよかった。
って訳でさ。旅の間に得た伝手がちと借りられそうだ」と、今度はユニティの方を振り向く。
ユニティ
「伝手?」
シロ
「いっぱいいるんだぞ」
ユニティ
「さっきの、文字のアレみたいなやつか」
風馬
「……それにさっき会ったかみさまもてつだってくれるんじゃないのか?」
ちびきつねさま
「そう仰っていたねぇ」
シャーリー
「そうだと……思います……」
高瀬川の和樹
「そういうこと」
シロ
「だいじょぶだぞ!」

語り手
では、今回もスーパーふしぎタイムといたしましょうか
どのような形で奇跡を紡ぐのか、教えてください
シロ
えーと
みんなをウルトラマンにするのは不思議使わなくても行けるの?
語り手
それは大丈夫です
シャーリー
すげぇ!?
シロ
今回はちゃんと溜まってた
風馬
ウルトラソウッ!
シャーリー
Hey!
高瀬川の和樹
イエーイ
 1. みんなをウルトラマンにする
 2. つのを引っこ抜く
 3. 本当のお話を淡雪さんにゴーストライティングしてもらう
 4. 本当のお話をみんなの記憶と記録に刻む
 5. 神様たちの縁を借りて紅葉様を神上げする
な感じ?
風馬
あわゆきが見せてくれたモミジ様の真実・The Movieすればよいですな
シロ
いいんじゃないかなー
高瀬川の和樹
なるほど The Movie
語り手
劇場版
シロ
あの博物館で観たようなヤツやっても面白いかもねー
シャーリー
あー、人形劇! っぽいやつ!
シロ
「な、なんだってーっ!」役はやるぞ。
風馬
個人的には5.は民衆が劇場版見ることでモミジ様万歳したところを神様たちに救い上げてもらいたいところ
語り手
では、もう一度淡雪を北海道からサモン?w
シロ
忙しいな淡雪さんw
シャーリー
でもワープできたよね?
語り手
できますね
風馬
綴ちゃんにはまだ早い?w
シャーリー
頼みましょうか……!
語り手
綴は文字ではなく書物のつぐももなのでw
シャーリー
つまり文庫本を媒体にすれば呼べる?
高瀬川の和樹
ああー、そういう違いがあったんだ。>文字ではなく書物
語り手
確かそうだったような
風馬
ああそれなら博物館の巻物と鬼の巻物と淡雪さんの共同作業でもええな
シャーリー
あぁ~~~なるほどなぁ!
シロ
彼女はあくまで「図書館にそういう姿が見える」という噂で生まれたものだから
シャーリー
でしたね
語り手
というか、具体的には図書館とか蔵書庫のつぐもも?
シロ
そこまですっごい力は無いんだよ。
風馬
ちょっくら改訂版になっておくんなまし
シロ
というか淡雪さんの格が高すぎなのだ。
みんなで共同作業してー
そういう書物とか物語サイトのページとかをばら撒いてもらえば
なんか昔からあったことにならない?
語り手
高ふしぎに不可能はありませんので
シロ
綴ちゃんに、町中の図書館・図書室にそっと置いといてもらおう
語り手
シロの力が全ての道に通じるように、綴の力は全ての図書館に通じる
では
奇跡の内容はそのような感じでよろしいですか?
風馬
おっけー!
シャーリー
いいよぉ!
高瀬川の和樹
おっけー!
シロ
ok
語り手
では、みんなは、おそらくは紅葉との再びの邂逅の場所となるであろう、浅間山麓へと移動しながら、再び古書店文車堂へと連絡を入れるのでした
淡雪
『なるほど、委細承知をいたしました。それでは、少々お待ちくださいまし』
高瀬川の和樹
「すまんな、何度も」
淡雪
『いえいえ。皆様のお役に立てるのでしたら、これ以上の喜びはございませんわ』
『では、何か適当なお茶などをお注ぎになってお待ちください』
そう言って、電話は切れました
語り手
それから少しして、キャンピングカーが浅間山を見上げる鬼押出しの近くまでさしかかった頃
テーブルのカップホルダーに納められた紙コップがかたかたと震えたかと思うと
唐突にそこから水が吹き上がりました
高瀬川の和樹
「うぉわっと」
風馬
「わっ」
シャーリー
「……!」静かにびっくりしてる。
シロ
予想外の方から来た
おとんか
語り手
まるで噴水のように吹き上がったその中から現れたのは
淡雪
「お待たせをいたしました」
「お、お待たせしました……」
語り手
淡雪と綴でした
高瀬川の和樹
「意外な出方すんなぁ、淡雪さん。河童みてぇだよ」ちょっと驚いた。
シロ
「ピャッ!」
SANチェックのち無事死亡
淡雪
「ええ、この度は綴も一緒に、とのことでございましたので」
風馬
「ああ、よくきた!」
高瀬川の和樹
「おお、綴ちゃん、久しいな」
淡雪
「瑞樹さんに送っていただきました。みずのみちで」
言って、にこりと和樹に微笑みました
シャーリー
「こんにちは……」
「お久しぶりです……先日はお電話で失礼を」
高瀬川の和樹
「ああ、そういうことか。親父にもよろしく言っといてくれよ」
淡雪
「ええ。お伝えさせていただきますわ」
風馬
「そうなのか? みずきはよくここがわかったな」
シャーリー
「河童さんは……そのような能力を……持っているのでしょうか?」
高瀬川の和樹
「おう、河童は水ならどこでも辿れんのよ。旅情はねぇけどな」
弱点忘れちゃう
シロ
こわがりってふべんだな、と思う今日この頃です。
シャーリー
(たまに持ってきている弱点忘れかけるなんて言えない)
高瀬川の和樹
和樹の「こうらぼし」(太陽のでている所で判定を一度もしなかった場合、次シーン開始時に取得ふしぎ2倍)忘れがち
シロ
それは忘れちゃっても仕方ない気がする。
高瀬川の和樹
判定しない方が多いですしねシーンで
シャーリー
(だいぶ私はガバしてる気がする)
シロ
シロの弱点はとりあえずびっくりして騒いだり気絶するだけで良いけど、和樹さんのはシーンまたいで記憶しなきゃだから、長期卓だとどうしたって消し飛ぶわ。
高瀬川の和樹
なんですよね。毎回忘れる。長いシナリオだと忘れてるくらいでちょうどいいバランスって気もしますしね。
弱点の方はいい味出してるんだけど。(寒いとただの人間になる)(語弊)
シロ
寒くなくても……

ヨシノ
「旅するのが楽でいいなぁ」
シロ
「ニャッ!
あっちゃんとつっちゃんなんだぞ! びっくりしたぞ!!」
高瀬川の和樹
「さすがに知らん場所は辿れねぇから、旅は旅かなぁ」
風馬
「あ、シロおきた」
語り手
そうして、改めてみんなで段取りを確認しておりますと
突然、ぐらり、と車が揺れました
シロ
「ワ」
高瀬川の和樹
「ぬぉ、来たか!?」慌ててハンドルにとりつく。
風馬
「じしんか!」
語り手
最初の大きな揺れから続いて、小刻みな揺れが続きます
シャーリー
「ぴゃっ」
高瀬川の和樹
「嫌な揺れだな。こりゃあ来るかもしれん。ユニティ、頼むぜ」
ユニティ
「ああ。来たな。
総員、外へ出ろ! 迎撃するぞ!」
言って、真っ先に飛び出して行きます
シロ
「ワワワワ」
慌てて飛び出す。
高瀬川の和樹
「おう!」車を他の車が来ない場所に停め、飛び出す。
シャーリー
「はい……!」
風馬
「いそがしいな……もみじのおはなし、たのんだぞ」2人に振り返って外に出ていく
語り手
揺れはどんどんと激しくなります
淡雪
「はい。では皆様、手筈通りに。
さ、綴」
「は、はい……皆さま、どうかお気をつけて」
語り手
言って、二人はふわりと宙に浮き上がると
みんなの後の方へと下がります
ココフォリアBGM
語り手
うーん、ココフォリア公式BGMの使いにくさよ
高瀬川の和樹
試聴機能がないのが難点なんですよねぇ 事前にシーン組んでないと使いづらい
シャーリー
視聴ないんですか?
高瀬川の和樹
ないんですよ
シャーリー
試し聞きの方だった
高瀬川の和樹
あれだけ試聴ないのは割と謎
シロ
折角良い曲多くても咄嗟に使えぬ。
高瀬川の和樹
なんですよね。
シャーリー
それはしんどそう……。

シャーリー
しんどいって通じるのか???
シロ
しんどいはわかる。「こわい」と同じ意味だ。
しょうじき「こわい」はいまだにしっくりこない。
高瀬川の和樹
こわい=えらい=しんどい と同じ意味のしんどいなのか、みやすいみたいに別なニュアンスあるのかどっちです? >しんどい
シャーリー
疲れているとか辛いとかいうニュアンスで使ってましたね。
今回は辛そうというニュアンスかな。
シロ
こころしんどい みたいな
風馬
しんどい≒状況が厳しい的な
シャーリー
そうそう
シロ
しんどいって関西なのケ
高瀬川の和樹
ニュアンスのブレはあるかもだけどわかる範囲かも
風馬
(方言、中部の一部・近畿・中国・四国など)体に重い荷物がのしかかっているかのようにだるい。疲れて体がうごかしにくい。くたびれた。
(方言、福井県若狭・淡路島・岡山)息苦しい。
(方言、広島県双三郡・山口県玖珂郡)退屈。寂しい。
(方言、西日本)苦しい。やりにくい。
シャーリー
助かる
高瀬川の和樹
「骨が折れる、難儀である」は標準語の意味範疇でもあるっぽいから、ニュアンスが微妙に違って「説明しがたい!!」ってなるタイプの方言と見た

語り手
そしてついに
みんなのみやる視線の先、浅間山の根本の地面を割って、まず見えるのは巨大な2本のツノ
やがて、それを手がかりに見る間に巨大なトカゲのような体が地面から這い出してきます
赤というよりは遥かに黒い岩の肌の隙間に、火山の博物館で見たマグマのようにちろちろと赤い光を巡らせたその体のあちこちには
杭のように、ツノが突き出しておりました
その数、八本
高瀬川の和樹
「紅葉様……、」思わず、声が漏れる。その正体を知ればこそ、凶悪な姿がひどく苦しげに見える。
シロ
「ピャッ」
気絶したり起きたりした。
ななくさ
「で、ででで出たでござる」
シャーリー
「出ましたね……」
いね
「負けないもん」
みき
「あの隕石に比べれば、このくらい……」
シロ
うんまぁ、隕石に比べれば。
ゆり
「これ、私もやるの?」
風馬
「8こあるな」
ユニティ
「手は多い方がいいだろう」
高瀬川の和樹
「いいじゃねぇか、一緒に乗ってけよ、ゆり」
ゆり
「私はどっちかっていうと乗られる方なの!」
ヨシノ
「モミジさま……あと少しだけ、がんばって」
淡雪
「皆さま」
声をかける淡雪が広げる両手の上には、右にあの絵巻物、左に鬼の絵巻物
シャーリー
「ゆりさん……」
高瀬川の和樹
「おう」
シャーリー
「はい……」呼ばれたら返事するよ。
風馬
「あわゆき」
シロ
「ニャッ」
風馬
頷く
淡雪
「始めて参ります。この地の皆さまに、正しい物語と、正しい今を」
「この国の、皆さまに、正しい物語と、正しい今を」
淡雪
『伝えてまいりましょう』
言うと同時、柏手を一つ。
たちまちに2つの絵巻物は墨へと解けます
シャーリー
「ええ……」
シロ
「わん!」
高瀬川の和樹
絵巻物が墨へと解けていく姿を視界の端にとらえながら、紅葉様の姿をじっと見ている。
ちびきつねさま
ちびぎつねさまがキャンピングカーの屋根の上で、高い声で一つ鳴けば
背負った巻物がするりと解け、皆の周りをぐるりと取り巻きます
そこには、これまでに集めてきた署名の数々
それらの名と朱印は、どれも眩いほどの光を放っていました
高瀬川の和樹
背筋に汗が滲むような状況でありながら、神々しい儀式のようでもあった。
語り手
その気配と様子に気付いたものか
巨大な怪獣―――紅葉は、鬼灯のように爛々と赤く輝く目をこちらへとむけ
ついで首を、体を巡らせてみんなと向き合いました
高瀬川の和樹
じっと、その溶岩のように赤く輝く眼と向き合う。
ユニティ
「……」
ユニティが、上着の胸のところから、何かを取り出します
それは、玩具の銃のようにも見えましたが
シロ
「お!?」
ユニティ
それの中ごろを折り割ると、その断面に光る9つの石
いね
「増えてる」
ななくさ
「ござるな」
高瀬川の和樹
めっちゃ増えた!
ユニティ
ユニティは黙ってそれを改めると、曲がった銃の形から、まっすぐな形へと伸ばします
「行くぞ。覚悟はいいな」
シロ
「カクゴ!?」
風馬
「いたいのとろう」
高瀬川の和樹
「おうよ」一度、息を呑む。
ヨシノ
「モミジさま、助ける!」
高瀬川の和樹
「河童は水のもんだ。火にゃあ負けねえよ」
あまり根拠がないのを分かりつつ、目の前に迫る熱に負けまいと自分を鼓舞する。
シロ
これ巨大化して倒れたらどうなるん。
風馬
大惨事
シロ
ちょっと【おもい】つぎ込んで気絶防ごうね!!
シャーリー
ね!
語り手
では、【ふしぎ】の供出をお願いいたします
風馬
なんぼいるん?
語り手
多ければ多いほど、ですが
100あれば充分、越したらボーナス!
変身してから能力使うために残してもOK!
風馬
あ、ふしぎだけか
シロ
45あるわよ!
今回は道あんまり関係なさそうだから全部でいいや。
[ シロ ] ふしぎ : 45 → 0
高瀬川の和樹
これ一通りの流れ(神上げまで)のぶんまとめてであってます?
語り手
あってます!
シャーリー
30出そう。
[ シャーリー ] ふしぎ : 43 → 13
きいてきいてが何かの役に立つかもだから10は取っておきたい。そんな心。
風馬
《ふしぎのしな》コスト0
「すごいふしぎ」を起こすときのふしぎ、または想いを2倍に換算できる。
語り手
全力投球で構いませんよ!
高瀬川の和樹
風馬くんカッコイー!
語り手
すげー
風馬
25×2で50供出!
[ 風馬 ] ふしぎ : 33 → 8
高瀬川の和樹
演出に使うかもだし、16残して33供出
足らずになるようなら供出分増やします
[ 高瀬川の和樹 ] ふしぎ : 49 → 16
シロ
c45+30+50+33 c(45+30+50+33) > 158
風馬
余裕余裕
高瀬川の和樹
計算感謝
語り手
十二分ですね
シロ
あとシロは【おもい】を10消費して【おとな】を爆上げして、びっくり耐性を上げます。
[ シロ ] おもい : 37 → 27
高瀬川の和樹
大事なところでびっくりしないように対策取っておられる!
めっちゃおとななシロ誕生
シロ
「開幕いたしましょう、皆様」
シャーリー
「シロちゃん……!?」
高瀬川の和樹
「シロがエレガントになった……」
シロ
とはいわない。
シャーリー
私が動揺しました。
シロ
さすがにキャラ変はちょっとー
風馬
大神みたいな大人シロっていうのもなかなか
シロ
困ったら10消費しておとなになっとけってなってもこまるしー
じゃあいつもよりふさふさしてる。
た、耐火性能+Sにしといて……

語り手
では、絶 紅葉救出戦、開幕いたします
シャーリー
FF14ゆうやけこやけエキスパンションですか?
淡雪
淡雪と綴が手を大きく広げ、編み上げられた墨の糸が、晴れ渡った秋空へと広がってゆく下で
ユニティ
手に持った光の剣を天へと振り立て、ユニティが叫びます
「ユニティーーーーーーーー!」
語り手
たちまちに光が溢れ出し、皆は目が眩んでしまうでしょう
高瀬川の和樹
かっこいい。
高瀬川の和樹
「うわっぷ!」
風馬
「まぶしい!」
シロ
「……」ルイゾワスマイル
語り手
しかし、そのすぐ後には、いつもよりも遥かに高い位置から大地を見下ろす視界
そして、自分の周りには、8人の銀色の巨人
風馬
「飛んでる? ……あれ、ちがうぞ」
シロ
「でかーーーーー!」
高瀬川の和樹
「おお、すげぇな。これが巨人化……じゃねえ、巨大化の気分ってやつか」数度足踏みをし、感覚を確かめてから目の前の状況に向き合う。
ユニティ
『説明は省く。お前らは今この瞬間からウルトラマンだ』
風馬
「ゆにてーがたくさんいる!」
シロ
「わー! つるつるー!」
シロ
誰が誰とか確認してる場合じゃないなこれ!
語り手
みんな、それぞれ元身のモチーフデザインのウルトラマンになってると言うことで
高瀬川の和樹
イイネ
風馬
アイ〇ラッガーついてそう
シロ
光が毛みたいに尻尾状になってる。
ユニティ
その中の一人が、聞いたことのある声で話します
高瀬川の和樹
「ユニティ、お前か」
ユニティ
『ああ、俺だ』
『ただし、時間は3分!』
『この惑星上では、それが限界だ』
シャーリー
「3分……!?」
カップヌードルしか作れないじゃん!!!
風馬
「いそぐんだな!?」
ユニティ
『ああ。始めるぞ』
シロ
「ぬくんだな!」
高瀬川の和樹
「慌ただしいな。カップ麺出来るまでに角を引っこ抜けってか? 上等だ!」
高瀬川の和樹
川の中でカップ麺、食べにくそう
風馬
どっか岩に腰かけてずーるずる
高瀬川の和樹
川のへりに置いてたら子供にけ飛ばされて頭からカップ麺 悲しみを味わう
シャーリー
川の中で食べるんだったら醤油が良い
高瀬川の和樹
醤油
シャーリー
醤油のカップヌードル……美味しいやつ……。
つまりプレーンってこと。
ゆり
『なるほどねぇ、だいたいわかったわよ。私のこの姿』
女の人のような形の巨人は、両肩に大きなコンテナのようなものを担いでいました
彼女はそう言うと、
『えぇいっ』
という掛け声と共に、そのコンテナから二本の光の鎖を打ち出します
その鎖は、モミジをたちまちに絡め取り、その動きを封じ込めます
高瀬川の和樹
「うぉ、すげーな!?」
風馬
「すごいな!」
ゆり
『ウィンチってわけ。足止めは任されたわ!』
シャーリー
「すごいです……!」
シャーリー
プロレス用語でしたっけ>ウィンチ
風馬
車についてる鎖巻く装置のことかな。。>ウィンチ
シャーリー
なるほど!?
車用語だった はずかしい
ユニティ
『よし。みんな掛かれ! 楔を抜くんだ! ただし、同時にな!』
風馬
「ゆにてー、合図してくれ!」
ユニティ
『了解した!』
シャーリー
ちゅん、と一回鳴く。
風馬
もみじにとりついて楔にてをかける
高瀬川の和樹
魚のような流線型のボディの巨人は、泳ぐような動きで怪獣へと接近する。
高瀬川の和樹
ディープ巨人ワン>表
シロ
獣のように前屈みの巨人は、足元に滑り込んで足に刺さったものにねらいを定める。
ななくさ
『どりゃーーーでござる!』
両肩に狼のような頭を備えた巨人
高瀬川の和樹
ななくさくんかっこいい!
いね
『それぇぇぇ!』
翼のようなものを備えた巨人
みき
『行くぞっ』
鋭い刃のようなものを備えた巨人
風馬
「ああ!」頭頂部に突起のある巨人
高瀬川の和樹
鶏冠にきたぞ
「うわぁ、かっこいい……いいなぁ」
淡雪
「集中なさい、綴」
シャーリー
『えーいっ……!』若干気の抜けたような声を上げるような巨人もいます。
語り手
動きの取れなくなったモミジの体から生えるツノに
それぞれの巨人が取りつきます
今にも抜け落ちそうになっていたはずの、そのツノ
しかし、それらは
みんなが取り付くと同時に
ぎちり、という音と共に、まるで、怪獣の筋肉に取り込まれるようにして微かにその体にめり込み
たちまちびくともしなくなってしまいます
シロ
「かたいぃ!」
高瀬川の和樹
「くそ、固ぇ!」
風馬
「なんだこれ、抜けないぞ!」
語り手
それはまるで、モミジが抜かれまいとこらえているように思えました
そして、次の瞬間
モミジが、体を捻り、悶え暴れます
風馬
「うわっ」
シロ
「じっとしててぇぇぇぇ」
語り手
ツノに捕まったまま、8人もの巨人の体がふわりと浮き上がり
振り回されます
シロ
「ニャァァァァァァ!?」
ヨシノ
『も、モミジさま……』
高瀬川の和樹
「いいんだ、紅葉様。もういいんだよ!」
叫ぶ。掴んだ角を離さないように、必死に力を込める。
風馬
「もみじ! だいじょうぶだ!」
高瀬川の和樹
「もう守り続けなくていいんだ、紅葉様……」
ゆり
『うわわわ、ちょ、ちょっと……』
シャーリー
「そうですよ……!」
語り手
怪獣は、大きく吠えます
シロ
「モミジさま! じかんないよー!
みんな、いっぱいいっぱいがんばって、いっぱいいっぱいはなして、モミジさまたすけようとしてるんだ!」
ゆり
『ちょっとぉぉぉぉ!?』
自分の鎖に振り回され、ゆりと思しき巨人の体が浮き上がると、いかにも丈夫そうな浅間山の山肌に思い切り叩きつけられます
語り手
途端に、光の鎖は砕けて千切れ、消えてしまいます
風馬
「ゆり!」
高瀬川の和樹
「くそ!」
語り手
それを察したかのように、怪獣はなおも大きく体を振ると、みんなを吹き飛ばし
たちまちに駆け出しました
その先には、みんながパンを味わい、観光した街が遠くに見えます
風馬
「まずいぞ!」
シロ
ああー、不思議残ってれば転ばせられたか?
語り手
できますね! >転ばし
シロ
ふしぎはねー、さっき使い切ったの。
高瀬川の和樹
「もう一度だ!」
《つかまえる》で紅葉様を捕まえます! できますか?
語り手
お、できますよ!
高瀬川の和樹
「くっそ、させるかよ……!」
腕を振り回し、長く伸ばす。銀色の腕が矢のように遠心力で紅葉様めがけて飛んでいく。
[ 高瀬川の和樹 ] ふしぎ : 16 → 12
語り手
ぶわ、とムチのようにしなった巨人の腕が伸び、先ほどまでの鎖の代わりに、怪獣に絡みつきます
その足までにも絡み、たまらず怪獣はその勢いのままに大きく転びました
高瀬川の和樹
「紅葉様、あんたにさせるわけにゃいかねぇんだよ!」
シロ
じゃあ下で受け止めるー
転ばせるときに怪我をさせるのは道の怪の作法じゃないの。
ついでに角にも手をかけ直すぅ
語り手
ふさふさとした光の毛を纏った巨人が滑り込み、盛大な土埃と地響きを立てながら、大地を削り滑って止まりました
その勢いで、気が削がれたものか、確かに自らの肉で繋ぎ止めていたツノが微かに緩み、抜け落ちそうになりましたが、慌てて止めたシロ巨人の手によって、それは止まりました
『ダメだ……』
そんな声が、どこからか聞こえたように思いました
風馬
「もみじ……?」
語り手
『私は倒されなければ……』
『私が、守るのだ……』
『彼らの土地を守るのだ……』
『命を……繋ぐ命を……』
そんな声が、頭の中に響くように聞こえました

語り手
と言うところで、締めますぅ
シロ
おつかれさまですぅ
高瀬川の和樹
お疲れ様でした! クライマックスゥ!
風馬
お疲れ様でした!
シャーリー
お疲れ様でした~


ひとこと
シロ
ついに変身の時!
永の苦しみからモミジさまを救うのだ!


ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。