ひさしぶり!
シロ
シロいときます!
風馬
コッコ
高瀬川の和樹
イマース
シャーリー
いまーす!
高瀬川の和樹
うおおおおおお久しぶりゆうこや
シャーリー
うおおおお
風馬
ひゅう!
高瀬川の和樹
ゆうこやが! やれる!!!!!!!
語り手
お久しぶりですー
シロ
一ヶ月経ってたんだなぁ!
高瀬川の和樹
一ヶ月!
驚き
シロ
そりゃめっちゃ前だなーって思うわけだよ……
高瀬川の和樹
しかし一ヶ月経っていても昨日の事のように再開できる、そう、いつものがあれば!(有難い)
シロ
えっへん!!
シャーリー
ですねぇ
語り手
しかし、やはり弊害はありまして
館内で、ヨシノと風馬の方で、イベント考えてる、セリフあるくらいだけど、って言ってたその内容が皆目思い出せない
高瀬川の和樹
これからやろうとしていたシーンはいつものに残らないので、GMが何やろうとしてたかを一番忘れちゃう、非常にわかる
語り手
というわけでですね
風馬
鬼と鶏でやることといったらきっとダンスパーリィ
シロ
踊ったら仲良くなれるね!
高瀬川の和樹
Discordに自分用サーバー作って、「次これやろうとしてる」「このイベントのときこんなことが起きてた」とか忘れそうなことはメモってる>これからやろうとしてたこと忘れちゃう問題対策
語り手
いつもは、よほど忘れやすいことがあれば、メモアプリ使って残すんですけどね
シャーリー
自分用サーバーあるとくっそ便利ですよ……。
語り手
よもやここまで時間が空くとは思ってなかったので
シロ
たまーーーーにやってる。
そしてメモしてた事を忘れる。
風馬
メモがどっかいくあるある
高瀬川の和樹
さすがに一ヶ月空くとは思わないのもわかる
Discord、どっかいきにくいのが利点

語り手
前回は、和樹とユニティの問答をしていたところでした
それが終わり、館内の方へとカメラは戻そうと思いますが、風馬やシロ、シャーリーの方でヨシノと何か話したりしたいことはありますか?
シャーリー
「お話し……」じっとヨシノちゃんを見つめる。
シロ
ヨシノっていうより、人間側でもっと詳しい人いないかさがしたーい。
語り手
とりあえず、ヨシノからは鬼の間で伝わるお話とかは聞かせてもらえますね
シロ
「モミジさまとあったことあるのか?」
語り手
それは無い、って言ってたよ
シロ
「あの、かいじゅになってるときじゃなくてさ」
シロ
あ、そか。
語り手
直接会ったことがあるのは、ヨシノの祖父母の世代だけど、もう亡くなってる
シロ
じゃあ今の質問ないない。
語り手
人間側の話をよく知っている人……
シャーリー
誰だろう……?
語り手
要は、人間サイドの当時の状況を知りたいということですよね
シロ
そうそう
モミジ様の事だけじゃなくて、オニのことでもいいんだけどさ。
語り手
鬼側のは、ヨシノの持ってきた絵巻があったけど
人間側のは、とりあえず絵巻は残されてる状態、と
ひさしぶりだから
シロ
私もシロの喋りを失いかけている。
憑依させねば……
シロが漢字を使ってはいけないのだ!!
漢字を使わずクッッッソ読みづらい喋りをするのがシロのアイデンティティ!
シャーリー
リーさんはとりあえず三点リーダーと敬語だとそれっぽくなる。
高瀬川の和樹
シロォォ!
和樹はそのてん楽
シロ
思考まで人間だしなぁ。

ヨシノ
「ワタシ以外の鬼は、ほとんどこの場所から離れちゃったから……」
風馬
「どこいったんだ?」
ヨシノ
「モミジさまが裏切られてから、みんな人と離れようって考えたから……」
シャーリー
「……そうなんですね」
シロ
「じゃあヨッちゃんはなんでのこってるんだ?」
ヨシノ
「ワタシは、お爺ちゃん、お婆ちゃんやみんなと暮らしたここが好きだから」
シロ
なるほどつまり噴火すると……こまるね。
ヨシノ
「獣はまだいるし、時々お手伝いすると、キャベツとかもらえるから」
風馬
「そうか……そうだな」
ヨシノ
「いい人、たくさんいるから、この場所……守りたいな」
シロ
「そっかー。とーかっきちょー、どうなってるかな……」
語り手
だいぶお時間が経ってしまっていたので、一応リマインドとして
シャーリー
はい
語り手
人間が残した絵巻に、風馬の《どうぐがたり》を使ってみるとか、淡雪なら、なんていうお話は出ていましたね
シロ
ヨシノちゃん、人間なんて!! って言ってるけど、土地の人との関わりはあったんだね。
そんな話今まで出てたかな?
語り手
直接、人間と交流があった、という話は今初めてですね
シロ
だよね。大事なとこだ。
風馬
お手伝いする子は好感度高いよ!
語り手
あと、人間なんて! と言うよりは、鬼の中で伝わってきた口伝をそのまま話した感じでしたね
彼女自身は、人間のことは好きなようです

風馬
「オレもお手伝いしてお菓子とかもらうぞ」
シロ
「ニンゲン、きらいなのかとおもってた」
ヨシノ
「キライじゃないけど……お話や絵巻では、そういうことになってるから……」
シャーリー
「……哀しいですね」
ヨシノ
「お手伝いして、みんなに喜んでもらえると嬉しいよね!」
シャーリー
「ええ……それは嬉しいです……!」
ヨシノ
「でも、たまに怖い人もいるから……
人は、本当はどっちだったんだろう……
本当に、モミジさま裏切ったのかな……」
シロ
「うーーーーん」
風馬
「誰か知ってたらいいんだけどな」
シャーリー
「……わかりません……ね……」
シロ
「ニンゲンっていっぱいいるしさー。
すねげぼーぼーなのもいるしー、つるつるなのもいるしー、くさいのもいるしー、そーじゃないのもいるしー。
すぐころぶのもいるしー、ころばないのもいるしー、びっくりするのもいるしー、なでてくれるのもいるしー。
うらぎったのはきっとくさいやつだな。でもくさくないのもいる。たぶん」
ゆり
「独特な視点ね。まぁ言いたいことはわかるけど」
作戦会議
風馬
《どうぐがたり》しようにも原本に触れないといかんからねえ
語り手
しかしそうか、どうぐがたりは要接触か
シロ
かしてもらわないとね
そういうときに強い能力の持ち主がいないのである。
猫とか犬とかそういうの強そう。
語り手
ちなみに、淡雪はすりぬけ使えます
元データが幽霊なのでw
別にそうしろというわけではないですがw
シロ
でてこい、僕の友だち! 淡雪!!
語り手
淡雪は何属だろうなぁ
フシギ属っぽい
シロ
手段としてはアリかな。
※妖怪ウォッチネタです。
風馬
ちょっとルルブ再確認
高瀬川の和樹
展示ケースの中に湿度保持用の水入りコップが置いてあったりしない?w
(ケースが小さいとムギュッてなるけど)
シロ
www
語り手
あるねw
シロ
みんなで気を引いている間に
高瀬川の和樹
とはいえさすがに二人はいったらムギューってなるか
シロ
壁にデーンって展示してあるようなやつなら……
風馬
どうぐがたり、接触しろとは書いてないけど調べるとかって書いてましたね
高瀬川の和樹
お、接触せんでもいい可能性
シロ
あとリアルのやつだと、「触っちゃ駄目」って書いてるけど触れそうなのはあったと思う。
語り手
あったっけ
シロ
文献は難しいかな……
風馬
風馬のイメージでは道具との会話なのでガラスごしは微妙
シロ
当時の壁とか、農具とかなら素で置いてなかったっけ。
高瀬川の和樹
やっぱりケースの中に大侵入するしか
風馬
学芸員憤死
シロ
気を引く人員はいっぱいいるんだけどねー
語り手
現物こんな感じでガラスケース入りだったな
風馬
ああ、こういう感じかあ
しかもこれ印刷では?
高瀬川の和樹
「連れて行く」だから和樹も入らなきゃいけないのよね、みずのみち
なるほどなぁ 会話ならケース越しでも会話できないかな
語り手
ていうか、古文書の実物は流石に触れるようになってることはないかと……
語り手
あ、これはそういうやつ
現物のもあったよ
風馬
なるなる
シロ
お願いするしか!! 〈言いくるめ〉するしか!!
高瀬川の和樹
なるほど現物のもある
語り手
まぁ、工夫するのも楽しいけど、どうしても難しいなら、ガラス越しでもOKとしちゃいますが
風馬
まぁ声くらいは聞こえるかな
防音ガラスだったらむーりーってなるけど
シロ
さすがに防音硝子はないだろう……
というか「音声」ではないのでは
語り手
防音する必要ないからなぁ
シャーリー
あぁ~~~
語り手
夜毎囁き声が聞こえるから、防音……
シロ
怪奇現象ッッ!
風馬
ホラーかな?
シロ
夜な夜な楽しそうな童歌が
風馬
じゃああれかな、文字よめないから直接聞いてみた
高瀬川の和樹
なるほど、それはうまい>読めないから
《どうぐがたり》はしてみてほしいな
読める和樹ちょうどいないですしね
語り手
なるほど
《どうぐがたり》って
あくまで道具としての言葉ですよな
風馬
ですです
語り手
ホイホイ
風馬
どんな人がなんのために書いたみたいなことがわかるだけなので、はっきり客観的事実が分かるとは限りませんけれども
語り手
いわゆる、でこでこでこりーんな感じですよな
風馬
ただまあデマを広めるため、みたいな悪意があるなら気付けるかもですね
語り手
カモですな
では、お使いになるようでしたら表でどうぞ!
風馬
はぁい!
シロ
でこでこ懐かしいなおい。
分かる人は30~40年前に幼児だった事がバレる番組。
シャーリー
しらない……だと……?
高瀬川の和樹
そりゃ世代が……
語り手
あ、ちなみに
皆さん的には、淡雪に助け請うのはアリ? ナシ?
🐜🍐
シロ
方法が無理な感じでなければアリ。
シャーリー
私としてはどちらでも~。頼れるものは頼れたらhappyって感じなんで。
風馬
ありあり!
高瀬川の和樹
同じく。和樹としても頼れるものは頼りたい。
風馬
何のためにつながったと思ってるのよ!
シロ
そうだね!
語り手
OKです、ではでは

風馬
ガラスケースの中の古紙を眺める
「見たことある字が全然ないな……お前、だれが書いたんだ」
ふしぎ6消費してどうぐがたり!
語り手
風馬の目の前には、ガラスケースに収められた古い紙が横たわっている……
みんなの前で、風馬はガラスケースの前で、じっとその中の紙を眺め始めました
風馬の視界が段々と狭まってゆき、気がつくと、どことも知れない真っ暗なところに浮いていました
どうぐに語りかける時、いつも訪れる場所です
そこは、もしかしたらどうぐたちの意識がつながり合った世界なのかも知れません
高瀬川の和樹
どうぐたちの集合意識の海!
語り手
そして、目の前には、ガラスケースの中にあったはずの絵巻が浮いているのでした
風馬
「こんにちは。オレは風馬」
語り手
「あ~~~~~~」
声をかけられると、絵巻がひらひらと風も無いのにゆっくりとはためきました
「あ?」
風馬
「どうした? やぶれたか?」
語り手
しばらくぼうっとしている様子でしたが、ぴらり、と絵が書いてあるところを、風馬に向けてはっきりと言葉を発しました
「ああ、だいぶんボロくなってきちまったからなぁ」
風馬
「でも絵はきれいだぞ」
語り手
「そうか? へへへ、ありがとうよ。
俺に話しかけてくるやつなんて、今までいなかったから、ちょいとびっくらしちまったぜ」
風馬
「そうなのか? あっちのせんぷうきとかずっとお前のほうみてるぞ」
語り手
「ああ、あいつは人間が決めた方しか向けないやつだからな。
いっつも朝から晩まで、この部屋の空気を混ぜっ返してるのよ」
風馬
「そうか……オレ、おまえに書いてある字がよめないんだ」
語り手
「おかげで、湿気ないで済むけどな。
そうなのか? まぁ、昔はそういうやつばかりだったよ。
そんなお前が、俺に何の用だ?」
風馬
「おまえに絵と字をかいたひとは、おにがあばれて困ってたのか? しりたいんだ、むかしのこと」
語り手
「う~~~~ん」
聞かれて、紙は何かを考えるように、一度くるくると丸く巻かれたと思うと、また元の一枚に戻りました
「どうなんだろうな……。俺はただの紙だし、あちこち自分で見に行ったりできるわけじゃないからな……
ただ」
風馬
「ああ」
語り手
「俺にこの絵やら字やらを書いたやつは、描くときは手慣れてるくせに、なんか……随分とゆっくりでな。
なんか、辛そうな顔だったのは、何となく覚えているな。
それが、鬼が暴れたからなのかはわからんが……」
風馬
「つらそうなかおって、おこってたのか?」
語り手
「いや、怒ってたわけじゃぁないな……あれは……」
紙は、また丸まって、戻り
「あれは、そうだな……。迷ってたんじゃないのかな……」
風馬
「まよってた」
シロ
なんか事情があって真実をかけなかったかな?
シャーリー
なんだなんだ~~~
高瀬川の和樹
かな? 人側の絵巻は真実ではない可能性が高そう
鬼側の話が真実なのか、それとも鬼側にも人側にも伝わっていない真実が別にあるのかはまだ不明
語り手
「ああ。既に描き終えられた仲間の話を聞いたことがあるが、人間てやつは迷いながらだと筆が滞るんだ」
風馬
「かきたくなかったのかな」
語り手
「描きたくなかったのか……それとも、どう描こうか迷いながらだったのか……
ただ、やたら辛そうな顔をしていたのは、確かだ」
風馬
「そうか、でもかいたあとはみんながお前を読んだんだろ」
語り手
「ああ。そこの領主の蔵だったり、寺だったりに預けられたりしたことはあったが、何かある度にお披露目されたなぁ」
風馬
「みんなどんな顔するんだ? こわがるのか?」
語り手
「まぁ、そうだな。暴れていた鬼の話だからな。
悪さすると浅間の鬼が来る、とか子供に言ってたやつもいたっけなぁ。
それで、いつだったか、確か最近になってからだが、学者センセイたちに他の鎌原村の紙とかと一緒に集められて、今はここで日がな一日昼寝してる」
風馬
「寝てるのか。オレは読めないけどみんなは読んでるぞ」
語り手
「ああ、有難いことだ。俺たちの役目って言ったら、できるだけ長くあって、書いてあることを見せてやることだからな」
風馬
「そうだな。むかしの本はたくさん仲間がいるよな。
ここにもいっぱいあるし、まえにもっとたくさんあるいえにもいったことあるぞ」
語り手
「そうなのか。たまに、新しいピカピカな本だかが、センセイがたに連れられてここにも来ることがあるが。
世の中には、そんなにたくさん、本や描かれた紙があるもんなのか」
風馬
「たくさんあるぞ。お前も仲間にあえるといいな」
語り手
「まぁ、そうだなぁ。他の連中に会ったら、自分がどれだけ働けたかもわかるだろうしなぁ」
風馬
「オレももう少し字を覚えたらまた読みに来るぞ」
風馬
風馬が古文崩し字を読めるようになる日はくるのか
シャーリー
いけるいける!
シロ
風馬くんは割と行けそうな雰囲気はある。
でも話した方が早いなってなりそうな気も、する。
語り手
「そうかい、それは有難いな。俺はあくまでただの紙。書いてあることを伝えるのまでは、俺には荷が勝ちすぎるってもんだ。
読んでもらえるなら、それでようやく一仕事だからな」
紙は、その角の部分を少しだけ曲げました
それは何だか少し嬉しそうにしているように見えました
風馬
「しゃべってくれてありがとう。オレはお前の話をみんなにしないといけないから、またな」
語り手
「ああ。ここのセンセイがたのおかげで、まだ暫くは破れたりはしないだろうから、まぁ気長に待ってるよ」
風馬
こくりと頷く
語り手
紙の姿が、暗い空間の向こうに遠ざかってゆきます
風馬
傍から見ると絵巻に釘付け
高瀬川の和樹
勉強熱心! >釘付け
和樹はどの辺で戻ってくるのかな
語り手
あ、ご希望でしたら、もう合流していただいてOKですよ
ちょうど風馬の《どうぐがたり》が終わったあたりで

語り手
ふと気がつくと、風馬はガラスケースの前で立っていました
周りのみんなからは、ほんのわずかな間、風馬がじっとしていたように見えたことでしょう
風馬
「見たことをかくのに、なにをなやむんだろうな」ぼそり
シロ
「どした?」
ゆり
「どうしたの、随分熱心に見てたわね……何か言った?」
風馬
「これをかいたひとは、いつもよりゆっくりだったんだ」
シロ
「ゆっくり??」
シャーリー
「ゆっくり……?」
風馬
「なやんで、つらそうだったらしい」
シャーリー
「ゆっくり……」よく判ってない顔!
シロ
シロと違う意味で、風馬くんも独特の伝達しづらさがあるよな。
風馬
人間社会を表面的にしか理解してないからねえ
高瀬川の和樹
「ふぅ、フカしたフカした」そんなことをいいながら、丁度戻ってくる。
「おぅ、何の話だ?」
ユニティ
「おい、待て、さっきの話はどういう意味だ」
などと、和樹に食い下がるようなユニティも一緒に戻ってきました
ヨシノ
「あ、ユニティ」
高瀬川の和樹
「そりゃ文字通り、じゃねぇな、言った通りよ」
風馬
「おかえり、これかいた人がまよってたんだ」
シャーリー
「(フカ……? 子供ですか……?)」
シャーリー
☆ちょっとしたボケを挟みたかったと犯人は供述しており――
語り手
ふかふか
シロ
ふっかふか
シロ
「けんかはだめだぞ!」
高瀬川の和樹
「迷ってた?」
いね
「迷ってたの」
高瀬川の和樹
「あぁ、その絵巻に話を聞いたのか。迷ってた、ねえ」
ユニティ
「喧嘩してたわけじゃない。和樹に絡まれていただけだ」
高瀬川の和樹
「そりゃ、何か書きづらそうにしてたとか、そういう奴かい?」
風馬
「トイレでからまれたのか?」
高瀬川の和樹
「んにゃ、外。カツアゲなんてしてねぇよ」
シロ
ふおんなゆうこや!!
風馬
「……?」
ユニティ
「なんで揚げ物の話になるんだ」
高瀬川の和樹
華麗にスルーして風馬に話を聞く。
高瀬川の和樹
和樹がいらんこと追加するせいで話がくっちゃくちゃになるのだった
ゆり
「ああもう、話がくっちゃくちゃになる」
風馬
会話内容はかくかくしかじかで!
ゆり
ゆりが、かくしかします
風馬
風馬のペースをリアルにやると日が暮れるよ!
シロ
大丈夫もう夜中!
高瀬川の和樹
既に暮れてた!
シャーリー
夜だ!
シロ
たしかにぃ!
高瀬川の和樹
「ふぅん、成程ねえ……
なあ風馬、そういやその絵巻とは話せねぇのかい?」ヨシノが持つ鬼の絵巻に目をやって。
風馬
「よしののか?」
ヨシノ
「ワタシの?」
高瀬川の和樹
「おう。それ書いたやつはどんな風に思ってたのか気になってな。
話聞くんなら、両方に聞いたがいいだろう」
風馬
果たして鬼製品と言語通じるのか
語り手
むしろ風馬の能力だからこそ、双方の話を聞ける
のでは
シロ
異文化コミュニケーションだ
風馬
じゃあ聞くか
ふしぎリッチメン
「よしの、さっきのまたみせてくれるか?」
ヨシノ
「すごいね、巻物とお話ができるんだって」
嬉しそうにユニティに語ります
風馬
これがにわとりの力
ユニティ
「……サイコメトリーというやつか」
腕組みをして、何やらわかったような顔のユニティ
シロ
「さいころ?」
風馬
残念ながら石ころ触っても何もわからない
ヨシノ
「うん。これでいい?」
言って、風馬の前に絵巻を広げて見せます
変な顔が書いてあるところを。
風馬
その絵と目? を合わせる
じーっ
語り手
みんなの前で、変な顔とにらめっこを始める風馬
風馬の意識が再び狭まり、気がつくとそこはやはり暗い空間でした
目の前には、変な顔が描かれた革製の紙
風馬
「こんにちは。オレの声がわかるか?」
語り手
他の部分は、くるくると巻かれた状態で。
「ん……? おお。
これは驚いた、人と話すことができるなんて。キミは不思議な力を持っているんだねぇ」
絵巻がくるくると閉じたり広がったりしています
風馬
「ひと? オレは風馬。にわとりだ!」
シャーリー
風馬くんってすげー
語り手
顔があるせいで、まるでその顔と話をしているように思えます
「そうなのかい? にわとりも随分と見た目が変わったものだ」
風馬
「おしえてくれないか。おまえがかかれたときのこと」
語り手
「私に、この絵たちが描かれた時のことかい? ……そうだなぁ。今より少し前のことだよ」
風馬
彼が描かれた時代にニワトリいたのかと思ったけど弥生時代にはいたらしいのでセーフ
語り手
このお話自体は江戸時代だからねぇ
シロ
せふせふ
すこしまえ っていつかしら。
高瀬川の和樹
絵巻基準だからなぁ
シャーリー
いつだろう
語り手
さっきの絵はすごく昔、鬼の絵巻は少し前、と言ってましたから
それぞれの書き手の種族基準なのではないかと
高瀬川の和樹
なるほど
語り手
「鬼たちが私にたくさんの絵を描いてくれたんだ」
風馬
「そうか、おには絵がうまいんだな」
語り手
「ああ、そうだよ。どうだい、素晴らしい色使いだろう」
言って、絵巻全体を見せるようにくるくると解けます
風馬
「きれいだ。この絵もゆっくりかいたのか?」
語り手
「ゆっくり?
いや、鬼の絵師は絵が大変得意だからね。一晩もあれば描き上げてしまったよ」
風馬
「そうなのか? どんな顔でかいたんだ?」
語り手
「うーん、どんな風だったかな……」
広がっていた絵巻がくるくると元に戻り、さっきの紙と同じように考えるようにしてから
語り手
「難しそうな顔をしていたかな。まぁ、絵というものは心で描くもののようだから、他の絵巻の仲間に楽しい話を描いている時は、楽しそうな顔をしていたね。
ということは、私に描かれていることは、難しいお話ということなのかも知れない」
風馬
「難しそうなかおか……難しいな」
語り手
「ただ……」
風馬
「ただ?」
語り手
革の紙は、少し悩むように、くしゃっと丸まりました
「難しい話なのと、ほら、彼らは自分たちが語る話を全部描くことができないだろう?」
文字が書かれていないことを言っているのかも知れません
「だからなのかな……後から私を見た鬼たちは、私に描かれていることを間違って理解しているように思うんだなぁ……」
風馬
「まちがってるのか」
語り手
「何となく何だけどねぇ」
風馬
「難しいはなしだからわからなかったんだな」
シロ
ふむぅー
高瀬川の和樹
ふうむ
やっぱりどちらでもない真実がありそうな気配
シャーリー
んだんだ
シロ
オニは誤解として、人間側の事情も気になるにゃ
高瀬川の和樹
もしかすると真実は鬼側の描いた通りで、それでも鬼たちは人間を許すつもりだったというだけなのかもしれないけど
語り手
「これを描いた鬼たちは、難しく、悲しい話ではあったけれど、記録のために描いた様子だったんだけれど。
その後で私のことを開いて伝える鬼たちは、随分と恐ろしい顔で、恐ろしい話として伝えていたんだ」
風馬
「かいたおには、おこってたか?」
語り手
「いや、怒ってはいなかったよ。ただ悲しんでいたさ。
怒っていたのは、後の鬼たちだねぇ」
風馬
「そうか、よんだおにがおこったのか」
語り手
「たとえば、ほら」
言って、くるくると絵巻が解けます
風馬
目で追う
語り手
そこには、鎖に囚われたモミジが描かれています
「ここに、鎖に巻かれた鬼が描かれているだろう」
風馬
「もみじか。ああ」
語り手
「ああ、そんな名前だったねぇ。
私を描いた頃の鬼たちによれば。
この鬼は、仲間たちに言って、自分で自分を鎖に巻かせたんだ」
風馬
「えっ」
語り手
「なのに、後の鬼たちは、それを人がしたんだ、ってすごい怖い顔で言っていてねぇ」
風馬
「そうなのか……なんでだ」
語り手
「さぁ……私はあくまで描かれただけ。本当のことまではわからないよ」
風馬
「そうか、そうだよな……ひとがかいた本もそういってた」
語り手
「そうなのかい」
語り手
「人が描いたものは、もっと詳しく描かれているんだろう? ほら、なんか……字とかいうのがあって。
それなら、きっと間違って伝わることはないんだろうねぇ。少し羨ましいよ」
情報伝達
シロ
やっぱそんなかんじの……
風馬
自縛プレイ
語り手
鎖でギッチギチに
シロ
これはもう、プロに読んで貰うしかないな!
風馬
おっとストーリーの雲行きが怪しく
シャーリー
お?
フラグが
シロ
和樹さん! お願い!!
まあシロでもいいけどさっ。
水渡る能力使った事ないし。
高瀬川の和樹
水から水へ! GO! そして旅が台無しに
語り手
淡雪は自前でテレポートできるよw
高瀬川の和樹
おおっとw
シャーリー
プロ……
シロ
シャーリーさん、あわゆきさんにメッセージ伝えられないかなっ
和樹さん電話持ってるじゃん……
高瀬川の和樹
持ってますねぇ
文明の……力!
シャーリー
文明を頼ろう。
風馬
書店の電話番後くらい一発で出てくるさ!
シャーリー
リーさんも北海道までは流石に数日かかると思う!
風馬
燕の最高速度が200km/hなのでおばけのリーさんなら5時間かからずに!
シャーリー
おもったより早いな!?
おばけなの?
シロ
ツバメははやいね
風馬
通常は50kmくらいだそうだけど。。
シロ
それでも休憩込み一日チョイで行けそう。
語り手
モンエナでハイカロリー補給しながら飛べば、1日でいけそう
高瀬川の和樹
カフェイン中毒にきをつけてね

風馬
「そうなのか? でもひとがかいたほうもひとがもみじをうごけなくしたってかいてたぞ」
語り手
「そうなのかい?」
風馬
「オレは字があんまりよめないから、よんでもらっただけだけど」
語り手
「じゃぁ、後の鬼の方が本当のことを言っていたのかなぁ」
風馬
「でも、かいたおにはちがうんだろ?」
語り手
「ああ、違うことを言っていたねぇ。
本当がどちらなのかはわからないけれど、間違って伝わってしまっているなら、残念だよ」
風馬
「難しくてまちがって書いたかもしれないな。
絵も、字も」
語り手
「ううん、そうなのか。
難しいものだなぁ」
風馬
「むずかしいな……オレたちみたいにしゃべれたらいいんだけどな」
語り手
「でも、言葉を直接残すことはできないからなぁ。
鬼たちも、話を聞かせて伝えているけれど、それでも中身が変わってしまうことはあるようだし」
風馬
「でも、まちがってることがわかったぞ。ありがとう」
語り手
「ううん、そうかぁ。私としては、スッキリしないことではあるけれど。まぁ、仕方がないねぇ。これ以上は何をすることもできないし」
風馬
「だいじょうぶだ」
語り手
「私を見て、キミが何かを知ることができたのなら、良かったよ」
風馬
「もし、ほんとうのことがわかったら。もみじに、お前にあたらしいえをかくようにお願いするぞ」
語り手
「そうかい。今度は正しいことが描かれるといいなぁ」
風馬
「ああ。そうしたらオレもまた見せてもらうぞ」
語り手
「嬉しいね。私たちは見てもらって初めて意味があるものだから。
いつかまた、会えるといいね。にわとりの子」
風馬
「ああ、またな!」
語り手
風馬の前で絵巻はくるくるとまるまり、暗い中に消えてゆくのでした

語り手
と言ったところで、今日はここまでかな?
風馬
はあいほとんどソロでごめんなさい!
シャーリー
おつかれさま!
高瀬川の和樹
お疲れ様でした! 風馬くんキーパーソンかっこいいぞ!
風馬
あとはこれをみんなに伝えるだけだな!
語り手
情報収集パートは風馬の出番
シロ
風馬くん無双回だった
風馬
むずかしくてむずかしいらしいぞ>伝達
シロ
伝達頑張れ!!
シャーリー
ふぁいおー!
シロ
そうかむずかしいんだな!!
風馬
ゆりと和樹のエスパー力が試される
語り手
風馬「鬼の絵巻は嘘でした」
ヨシノ「何だと」
風馬
あっあっ金属球にされてまう
高瀬川の和樹
風馬くんがにわとり改めボールの付喪神として
語り手
青銅球
これを黄金四角形の回転で投げることにより
風馬
ブロンズってもともとは金色でぇ
シャーリー
そだねぇ
高瀬川の和樹
ゴールデンボー……
語り手
風馬の金玉
風馬
あれですよ、風見鶏の下ってときどき風車がついてるじゃないですか、あのまr
語り手
たまがくるくるしている
風馬
ここはよいこのゆうこや、これ以上はいけない
高瀬川の和樹
いけないいけない

ひとこと
シロ
道具は語る。
自らに何が記されたかを知らずとも、
それを見る者たちの表情でもって、ことばでもって。

風馬が過去に描かれた絵巻たちと語り合う回。
そこで分かる真実は、争いを止めるきっかけになるだろうか。


ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。