こんばんは
語り手
のんびり待つ
高瀬川の和樹
ノビーン
語り手
おっと、お早いお越しで
シャーリー
生命です
語り手
アミノ酸
風馬
遅らせてもらってすみません!
語り手
いらっしゃいましー
高瀬川の和樹
お疲れ様です!
シロ
きたー
あれ、もっと早くきたらよかったね。
あれ、もっと早くきたらよかったね。
語り手
揃ったようだな……
風馬
裏でりゅうちゃんのお世話とかしてたので!
シロ
中の人が風呂に入っててもできる、それがココフォリア!
語り手
シロは釜茹でです
シロ
ぶくぶく
風馬
お風呂嫌いじゃない系わんこ
シロ
音声入力すると、 テキストオンリーなのにボイスセッションに!
語り手
ではでは
1人目のおじさんは何処かへと行ってしまい、それを探しに来たという2人目のおじさんも、何処かへと行ってしまいました
みんなの前には、2人目のおじさんと出会った場所に大きなねぶたがあり、その案内板と題目には
『坂上田村麻呂 蝦夷征伐』
と書かれていました
そして、そのねぶたの顔と、つい先ほど見た新聞記事に写るねぶたの顔は、2人目のおじさんの顔に、大変よく似ていたのです
1人目のおじさんは何処かへと行ってしまい、それを探しに来たという2人目のおじさんも、何処かへと行ってしまいました
みんなの前には、2人目のおじさんと出会った場所に大きなねぶたがあり、その案内板と題目には
『坂上田村麻呂 蝦夷征伐』
と書かれていました
そして、そのねぶたの顔と、つい先ほど見た新聞記事に写るねぶたの顔は、2人目のおじさんの顔に、大変よく似ていたのです
シロ
「あれぇ?」
じろじろと見上げて、「そっくりおじさん!!」
じろじろと見上げて、「そっくりおじさん!!」
風馬
「あのおじさんも光るやつやったのか?」
シャーリー
「そうなんですか……!?」
ゆり
「そんなわけないでしょ、これは本物のねぶたなんだから」
「でもまぁ、確かに似てるわね
「でもまぁ、確かに似てるわね
高瀬川の和樹
「そんなに似てたのか?」
シロ
かまわず叫ぶ。
「おーじーさーーーん!」
「おーじーさーーーん!」
語り手
ひろい空間に、シロの声が響き渡ります
周りの人が、ざわざわとしながら、こちらの方をチラチラ見てきます
周りの人が、ざわざわとしながら、こちらの方をチラチラ見てきます
シロ
で、「おじさんじゃわかんないな。おなまえかいてる?」
語り手
シロはひらがな読めたっけ?
シロ
よめぬ
犬 はよめる!
犬 はよめる!
語り手
保護者の方ー!
高瀬川の和樹
「ねぶたの名前ならあるがね」案内板読んであげようね。
風馬
「さ、さか……」限界だ!
シロ
「さっちゃん!!」
シャーリー
「さっちゃん……ですね……」
語り手
では、和樹はこのねぶたのモデルの人物の名前が、『さかのうえのたむらまろ』と読むのだと教えてくれました
シロ
「さっちゃーーーん!」
高瀬川の和樹
「さかのうえたむらまろ、あーあ遅かった……」の 入ったっけ? なんてスマホで検索している間に出遅れた。
ゆり
「ちょっと、やめなさいよ、恥ずかしいでしょ!」
ゆりがあわててシロの口を塞ぎます
ゆりがあわててシロの口を塞ぎます
シロ
もがもが
高瀬川の和樹
「恥ずかしいのはともかく、見てるみんながびっくりしちまうぜ、シロ」周囲に人いたのか
語り手
もちろん、この施設にお客さんはたくさんいます
めいわく
高瀬川の和樹
いたのね他に人
語り手
あれ、居ないって言っちゃってたかな
高瀬川の和樹
たぶん写真のせいであんまりいないと思ってしまってた感
語り手
ああ、そういうことですね
人の入り具合は、画像と同じくらいだと思っていただければ
それだとしても、シロの叫びは大きすぎました
人の入り具合は、画像と同じくらいだと思っていただければ
それだとしても、シロの叫びは大きすぎました
シロ
普通にいると思ってた上で叫びました!!(胸張り)
高瀬川の和樹
なるほどスーパーラウドボイス!
語り手
などとやっておりますと
「あの……お客様……」
制服に身を包んだお姉さんが困った顔で近寄ってきました
「申し訳ありません。他のお客様のご迷惑となりますので、もう少し静かにお楽しみいただけますでしょうか」
「あの……お客様……」
制服に身を包んだお姉さんが困った顔で近寄ってきました
「申し訳ありません。他のお客様のご迷惑となりますので、もう少し静かにお楽しみいただけますでしょうか」
風馬
「そうか、ごめんなさい」
シロ
ションモリ
高瀬川の和樹
「ああ、悪いな。シロ、見てるみんながびっくりしちまうってよ」
シロ
「もっがー」
語り手
お姉さんは、みんなが謝ってくれたので、困ったように微笑みながら、頭を下げながら戻って行きました
シャーリー
「ふふ……」くすくす。
ゆり
「やれやれ。しかし、頼み事だけして連絡先も言わずに何処か行っちゃうなんて、困ったものね」
「その探し人もいなくなっちゃったみたいだし」
「その探し人もいなくなっちゃったみたいだし」
高瀬川の和樹
「全くだ。どこ行っちまったもんだかねぇ」
シロ
「といれじゃないのか?」
高瀬川の和樹
「変なとこで迷子になってりゃせんだろうな、トイレにゃもうおらんかったぜ」
シャーリー
「……困りました、ね……」
ゆり
「そうねぇ。あの様子じゃ、あまり街のことも知らなそうだし」
シロ
「でてきてないぞ??」
ゆり
「え?」
風馬
「トイレじゃなくてこっちにきたんだぞ」今いるねぶた
「……おじさんをさがしてるおじさんをさがすか?」
「……おじさんをさがしてるおじさんをさがすか?」
シロ
「さっちゃんじゃなくておっちゃんだぞ」
シロ
ええい紛らわしい!
シロ
「にてるのになーー」
ねぶたを見上げて首かしげてる。
ねぶたを見上げて首かしげてる。
高瀬川の和樹
「まぁいいや、おらんものは仕方ない。ねぶた見てようぜ」
ゆり
「まぁ、それもそうね。出口のお土産売り場にでもいるのかもしれないわよ」
言って、ゆりは早くも目の前に案内板に目を落とすのでした
「なになに……このねぶたを造ったのは……田澤 八郎、さんって言うらしいわね。結構長いことねぶた師をしてる人みたいね」
言って、ゆりは早くも目の前に案内板に目を落とすのでした
「なになに……このねぶたを造ったのは……田澤 八郎、さんって言うらしいわね。結構長いことねぶた師をしてる人みたいね」
高瀬川の和樹
ふむ、と案内板を見てみる。
風馬
「ひとりでつくったのか? すごいな」
シロ
「こんなでっかいの、ひとりでぺたぺたしたのか!!」
高瀬川の和樹
「いやぁ、さすがに代表とかデザインとかで、造るのはみんなでやってんじゃねぇか?」案内板を見ながら。
シロ
みんながつくったねぶた、持ち歩いてるのかな。
おじさんのは外にいたヒトが預かってるかな?
おじさんのは外にいたヒトが預かってるかな?
語り手
案内板も見ると
シャーリー
じーっ
語り手
このねぶたを造ったのが、田澤 八郎というおじいさんのねぶた師であること
とても有名なねぶた師であること
この坂上田村麻呂で、大きな賞をもらったけれど、ふさわしくないという理由で取り下げられてしまったこと
などが書いてありました
ちなみに、ねぶた師は和樹の言う通りのお仕事であることも書かれていました
案内板に書いてあることは、そのくらいです
とても有名なねぶた師であること
この坂上田村麻呂で、大きな賞をもらったけれど、ふさわしくないという理由で取り下げられてしまったこと
などが書いてありました
ちなみに、ねぶた師は和樹の言う通りのお仕事であることも書かれていました
案内板に書いてあることは、そのくらいです
シロ
ほうほう
中のヒトは気になるけど、外のヒトは気にならないやーーつ!
中のヒトは気になるけど、外のヒトは気にならないやーーつ!
シャーリー
わー!
シロ
音読してくれてるかなぁ?
語り手
和樹が読まないなら、ゆりが読んでくれます
高瀬川の和樹
気になってるようなら読みます。
シャーリー
読んで~♡
シロ
ヨンデー
語り手
では、みんな書いてあることがわかりました
おみず
シャーリー
あの、とても喉が渇いたので水分取ってきていいですか……。
低気圧許さねぇ……。
低気圧許さねぇ……。
シロ
いいよー(水浴びながら)
高瀬川の和樹
いや許可を求めずに水分は摂取しにいっていいのよ
シャーリー
行ってきます!!!
高瀬川の和樹
いってらっしゃいませ!!
シロ
「つくるとなんかもらえるのか! あたしもつくったぞ!!」
シャーリー
「私も……です……」
「何がもらえるのでしょう……」
「何がもらえるのでしょう……」
シロ
「トリサゲがもらえるのか?」
風馬
「いや、これはもらったのにとられちゃったんじゃないか?」
ゆり
「違うわよ、シロ……っと、そうそう。風馬正解」
「何があったのかしらねぇ」
「何があったのかしらねぇ」
高瀬川の和樹
「ふさわしくない、ねぇ……。祭りでも、そんな事でモメたりすんだなぁ」
ひとつ溜息。
ひとつ溜息。
シロ
「かっこいいのにな」
高瀬川の和樹
「ああ、全くだ。かっこよけりゃあ、それでよかろうにな」
風馬
じーっと見上げてる
ゆり
「まぁ、古いお祭りだから、色々あるんでしょ……。さ、そろそろ先に行きましょうよ」
あと、どこ?
シロ
まだ調べてないとこあるっけ?
語り手
展示としては、あとは他のねぶたがいくつかあるくらいで、お土産屋さんくらいですね
シャーリー
お土産物屋行こう
シロ
おみやげ!!
高瀬川の和樹
「じゃあ、他見て回って土産物屋といくか」
風馬
「おみやげがあるのか」
シロ
土産物。美味しいものとおもちゃが売ってるパラダイス!
高瀬川の和樹
「ああ。こういう場所の最後には土産物屋があるって決まってんだ」
人のいねぇような小さなとこだと、そうでもねぇけどな。なんて言いつつ土産物屋へGO。
人のいねぇような小さなとこだと、そうでもねぇけどな。なんて言いつつ土産物屋へGO。
シャーリー
「楽しいです……」
語り手
みんなは、そんなことを話しながら、坂上田村麻呂の前を通り過ぎ、先へと進みます
みんなはその後、先ほどのものよりは少し小さなねぶたたちを見て、
先ほどとは別のトンネルを抜けますと
そこは、色々なお土産が売っているお店でした
先ほどみんなで造ったような金魚ねぶたや、それを作ることができるキット、ねぶたが描かれたペナントやお財布、お菓子などが並んでいます
みんなはその後、先ほどのものよりは少し小さなねぶたたちを見て、
先ほどとは別のトンネルを抜けますと
そこは、色々なお土産が売っているお店でした
先ほどみんなで造ったような金魚ねぶたや、それを作ることができるキット、ねぶたが描かれたペナントやお財布、お菓子などが並んでいます
シャーリー
「……」色々あるなぁって顔をしている。
シロ
「おみやげ!!」
ぱーっと走ってく。
ぱーっと走ってく。
高瀬川の和樹
「おーい、走ると人にぶつかんぞ」制止。>シロ
シロ
ぷらーん
高瀬川の和樹
「案内板はぶつかっても俺がいてぇだけだが、人にぶつかったら危ねぇからな」案内板にもぶつかってはいけない。
シロ
「はーい」
シャーリー
「そうですね……」
「いいこいいこ……」
「いいこいいこ……」
語り手
「わぃー、めごぇ女ワラシっ子だな」
そんな風にぶら下げられているシロを見て、レジに立っていたおばさんがニコニコと話しかけてきました
そんな風にぶら下げられているシロを見て、レジに立っていたおばさんがニコニコと話しかけてきました
シロ
「めーご?」
風馬
「? シロだぞ」
高瀬川の和樹
「おう」
ちょっとヒアリングに難儀しながら、笑い返して雰囲気でなんとかしようとする。
とりあえずシロは下ろす。
ちょっとヒアリングに難儀しながら、笑い返して雰囲気でなんとかしようとする。
とりあえずシロは下ろす。
シロ
着地!!
シャーリー
「?」
「めご……」
「めご……」
語り手
「い土産さ見づがったんだが?」
シロ
「おじさんみっかんない」
高瀬川の和樹
「いんや、これから見るとこよ」
風馬
「そうだ、おじさんみなかったか?」
高瀬川の和樹
「おじさんだけじゃ分からんろう、ああそうだ、似顔絵だったか」おじさん1の似顔絵誰が持ってたっけ?
シャーリー
「……あ」
誰だっけ?
誰だっけ?
シロ
風馬のポッケだよ
風馬
ワイのポッケ
シャーリー
そっかぁ
語り手
「おずさん?」
風馬
「こんなおじさんだ」紙を広げる
ホンヤク
シロ
『まあ、可愛らしい女の子ですねぇ』
『良いおみやげは見つかりましたか?』
『おじさん?』
『良いおみやげは見つかりましたか?』
『おじさん?』
語り手
おばあさんは、北国の厳しい寒さに縮んでしまったようなシワの入った顔を、目を凝らすようにしかめてその絵を眺めて
「こぃはすごぇ髭面だな」
言いながら、おばあさんは「んんー?」と首を傾げました
「こぃはすごぇ髭面だな」
言いながら、おばあさんは「んんー?」と首を傾げました
シロ
真似している
高瀬川の和樹
「知ってんのか? 一緒にいたんだが、はぐれちまってな」
語り手
そして、ポンと手を打ちました
高瀬川の和樹
「お」
シャーリー
「……ちゅん?」
語り手
「ああ、なんどが探しでらふとが分がったよ」
シャーリー
「……???」
日本語って難しい言語だとシャーリー(とPL)は思った。
日本語って難しい言語だとシャーリー(とPL)は思った。
語り手
「わっきゃおべでらよ」
おばあさんはそう言って頷くと
狭いお土産売り場の通路を奥の方へと歩きながら
「こっちさ来へ」
小さく振り向いて、と言いました
おばあさんはそう言って頷くと
狭いお土産売り場の通路を奥の方へと歩きながら
「こっちさ来へ」
小さく振り向いて、と言いました
ホンヤクシナイ
シロ
『これはすごいお髭の顔ですね』
シャーリー
なんでさがしてらっしゃるかわかったよ???
わかんねぇ
すごく……え? 何?
わかんねぇ
すごく……え? 何?
シロ
次のは待機しとこw
高瀬川の和樹
さすがに全然分からず、つい困惑した顔をしてしまう。
シロ
「わっきゃあー?」
風馬
「奥にいるのか?」ついてく
シャーリー
「あ……はい……」さすがにわかったのでついてく。
高瀬川の和樹
同じくついていく。
シロ
ついてく
語り手
おばあさんは、お土産売り場の一番奥のところまで来ると、
「ああ、こぃだこぃだ」
言って立ち止まりました
おばあさんが見ている先にあるのは、一つのねぶたの模型でした
「ああ、こぃだこぃだ」
言って立ち止まりました
おばあさんが見ている先にあるのは、一つのねぶたの模型でした
高瀬川の和樹
「ん?」そのねぶたを見る。
語り手
「ほれ、このふとだびょん」
津軽弁
シロ
『ええ、あなたが探している方が分かりましたよ』
『私、覚えていますよ(?)』
『こちらへおいでなさい』
『私、覚えていますよ(?)』
『こちらへおいでなさい』
シャーリー
一行目と二行目はマジでわからんかった
語り手
私は知っていますよ、だね
シロ
『ああ、これですこれです』
『ほら、この方でしょう?』
くっ、パーフェクトならず。
『ほら、この方でしょう?』
くっ、パーフェクトならず。
語り手
知っている、を津軽弁では『おべでる』
覚えてる、って言うのさ
覚えてる、って言うのさ
シャーリー
どうして
風馬
「これ?」のぞき込む
語り手
それは、1人の厳つい顔をしたおじさんのねぶたでした
シロ
「おじさんだーーー!」
おじさん
その顔は、確かにあのおじさんの顔に似ています
風馬
「ほんとだ、よくにてる」
高瀬川の和樹
「おお、おお、こりゃあ似てんなあ。婆さん、これって誰かに似せて作ったりされてんのかい?」
語り手
和樹にそう問われ、おばあさんはいかにも意外そうに
「なっきゃこのふとおべねんだが?」
と尋ね返しました
「なっきゃこのふとおべねんだが?」
と尋ね返しました
シャーリー
「……?」
語り手
「名前っこ読んでみろじゃ」
高瀬川の和樹
名前を読んでみる。
シャーリー
読めるかなぁ……。
シロ
「なっきゃ??」
語り手
模型には、先ほどのねぶたと同じように、題目が据えられており
そこには
『阿弖流為』
と書かれていました
そこには
『阿弖流為』
と書かれていました
高瀬川の和樹
「アテルイ、か」読み上げた。
シャーリー
「あてるい……」
よめへん。
よめへん。
風馬
「あてるい?」
語り手
「い土産っこだべ?」
高瀬川の和樹
「ああ、蝦夷征伐の坂上田村麻呂と、阿弖流為が相揃ったって所か」何気なく口に出す。
シロ
「あて? るい?」
風馬
「おばあちゃん、これかっこいいけど、オレたちが探してるのはさっきまで一緒にいたおじさんだぞ」
語り手
「こぃ奥さんにプレゼントすろじゃ」
おばあさんは、和樹の脇をつつきながら、そっと囁きました
おばあさんは、和樹の脇をつつきながら、そっと囁きました
シロ
「んんー???」
ヒューヒュー
ヒューヒュー
シャーリー
ひゅー!
かぞく
シャーリー
我々は和樹さんとゆりさんの子供だった。
そしてしれっと和樹さんを瑞樹さんと間違えてしまった(反省文)
そしてしれっと和樹さんを瑞樹さんと間違えてしまった(反省文)
風馬
パパのパパー
シロ
おじいちゃんか!!
シャーリー
アテルイ検索したけど〇脳ってゲームの島に似てる顔だなぁ……。
シロ
『あなたはこの方をご存じないのですか?』
『いいお土産でしょう?』
『これを奥さんにプレゼントなさい』
『いいお土産でしょう?』
『これを奥さんにプレゼントなさい』
高瀬川の和樹
「さっき話にあったろう、昔ここで戦があったって話…… え? あ?」不意を打たれてめちゃくちゃ意外そうな顔をする。
「あー、そういうんじゃねぇけど、じゃあ買うわ」お高くなければ一つ買います。>ねぶた模型
「あー、そういうんじゃねぇけど、じゃあ買うわ」お高くなければ一つ買います。>ねぶた模型
語り手
そう言って、和樹が値札を見ると
『¥90,000-』
『¥90,000-』
シャーリー
くっそたけぇwwwwwwwwwwwwww
高瀬川の和樹
「んぎゃ」思わず変な声出た。
シャーリー
「丸が……いっぱい……」
シロ
「おだんご!!」
高瀬川の和樹
「あー、すまん。こっちの写真集にしとくわ」
シャーリー
「ふふ……お団子食べたい……」
シャーリー
食べ物の話ノルマを達成してすまない……。
シロ
お土産やさんなんだもの。
ゆり
「お待たせー。いやーここでもねぶた漬買えるのねぇ」
言いながら、お土産売り場の入り口ではぐれたゆりが戻ってきました
言いながら、お土産売り場の入り口ではぐれたゆりが戻ってきました
高瀬川の和樹
「おお、どこ行ってたんだ」色んな方向で心臓をドキドキさせながら。
風馬
「ゆり、おじさんににたねぶたがあるぞ」
ゆり
「……何、どうしたの……って、おじさん?」
シロ
「おじさんちっちゃくなったのか??」
シャーリー
じーっと和樹さんを見てる。
高瀬川の和樹
「ん、どうした?」じーっと見てるシャーリーに。
シャーリー
「……いえ……」ゆりさんとやっぱり夫婦だと勘違いされてるのかなぁとか邪推する鳥。
語り手
和樹の後ろで、おばあさんが悔しそうに指をパチンと鳴らしているのが見えました
高瀬川の和樹
「そういう売りつけ方はもうちょいとマシな値段ので頼むぜ、俺達ドバイの石油王じゃねぇんだからさ……」おばあさんの様子を見て、心を落ち着けるように、はぁー、と息を吐く。
高瀬川の和樹
この和樹はゆりの路銀の出所を知らないタイプの和樹です。
シロ
ゆりさんにどげざしたらだしてもらえるの??
語り手
おばあさんは、なおもぶつくさと言いながら、それでもゆりの会計の時だけはしっかりと笑顔でお仕事をしています
もちろん、和樹が写真集を買うときもスマイルです
もちろん、和樹が写真集を買うときもスマイルです
高瀬川の和樹
「あ、これアレか、フット・イン・ザ・ドアってやつか」買った後で気づく和樹である。
語り手
その和樹の言葉に、おばあさんがニヤリと笑ったとかそうでなかったとか
高瀬川の和樹
「あれ? 逆か。まあいいや」
テクニック
高瀬川の和樹
フット・イン・ザ・ドアは小さな依頼で足をねじ込んで居座、もとい、小さな依頼から始めて大きな依頼を通させるヤツなので、和樹が言ってるのは逆ですね。
シロ
なんていうんだっけね
ゆり
むしろ、松竹梅戦術とも言う
松の良さを散々説いて、相手が欲しくなったところで値段オープンして、ビビった相手に竹を売る
松の良さを散々説いて、相手が欲しくなったところで値段オープンして、ビビった相手に竹を売る
高瀬川の和樹
一応逆にも英語の名前はあるみたいですが、あんまり聞きませんな
シロ
当たり前のようにリンゴ抱えた熊さんのぬいぐるみと飴をもってならんで、横から出す。
ゆり
では、シロのその買い物も、
「仕方ないわねぇ」
と苦笑しながら買ってくれます
「仕方ないわねぇ」
と苦笑しながら買ってくれます
シロ
やさしい!!!
シロ
「わぁい、ありがとー!」
シャーリー
じゃあしれっとりんごが丸々入ったパイも置いとこう。
あとなんか可愛いゆるきゃらのマスコット。
あとなんか可愛いゆるきゃらのマスコット。
ゆり
「それじゃ、あんたたちも、何か好きなもの、適当に選んでいいわよ。買ったげる」
風馬とシャーリーに。
風馬とシャーリーに。
シャーリー
「……ありがとう……ございます」
風馬
「うーん、これおじさんにあげたらよろこぶかもな」9万のそれに手を……
シロ
「そっくりだもんな!!」
ゆり
「馬鹿なこと言ってんじゃないの」
風馬の頭にコツンとゲンコツを落とし
風馬の頭にコツンとゲンコツを落とし
風馬
「コッ」
ゆり
「ほら、これで我慢なさいな」
ねぶたを彫刻したキーホルダーを風馬に差し出す
ねぶたを彫刻したキーホルダーを風馬に差し出す
シロ
自分じゃなくておじさんへの買い物しようとするのやさしい!!
ゆり
「さて、と。どれどれ……? あー、確かにそっくり、っちゃそっくりねぇ」
お買い物を終え、改めてねぶたを見たゆりも、似ていることを認めます
お買い物を終え、改めてねぶたを見たゆりも、似ていることを認めます
高瀬川の和樹
「あれかねぇ、あいつがここらへんの標準的な勇ましいおっさんのイメージに似てるとか」
シャーリー
「なるほど……」
ゆり
「青森ついてここまで来たけど、流石にあんなクマ見たいのは他にいなかったわよ……」
高瀬川の和樹
「うーん、それもそうか」
シロ
「変わったヒトだよなーー」
語り手
「なんどは、阿弖流為さんが好ぎなんだが?」
シャーリー
「……どうなんでしょう?」
「(初めて聞いた名前の人ですから……好きとかよく判らないんですよね……)」とぼーっとした顔で考えてる。
「(初めて聞いた名前の人ですから……好きとかよく判らないんですよね……)」とぼーっとした顔で考えてる。
高瀬川の和樹
「いやぁ、さっきまで一緒にいた奴がこのねぶたにたいそう似てたのよ。それで盛り上がっちまってな」
シロ
「へんだけど、いいヒトだぞ!」
「ぺっとぼとるもしらないし、はだかだったし」
「いくさいくさっていってたぞ」
「ぺっとぼとるもしらないし、はだかだったし」
「いくさいくさっていってたぞ」
風馬
「ぶじんだな!」
語り手
「そぃは男前だな。津軽の英雄さんだはんでね」
高瀬川の和樹
「英雄? ちょっと詳しく聞いてもいいかい?」
「俺達来たばっかでさ、あんま詳しく知らんのよ」
「俺達来たばっかでさ、あんま詳しく知らんのよ」
語り手
和樹がそう尋ねると、おばあさんは嬉しそうに話してくれます
語り手
ずっと昔、この東北地方がまだ別の国だった頃、大和と言われる大きな国から軍隊がやって来て、この土地を奪おうとしたけれど
それを守るために、みんなと一緒に立ち上がった、英雄なのだと
それを守るために、みんなと一緒に立ち上がった、英雄なのだと
高瀬川の和樹
「ああ……、そういうことか。相応しくない、ね」微かに呟いた。
語り手
結局、彼は負けてしまったけれど、彼はただ1人大和の国の将軍に捉えられることで、この国の人たちを守ろうとしたこと
しかし、彼はその約束を違えられて、大和へと連れられた後に殺されてしまった上、この国は大和に飲み込まれてしまったこと
しかし、彼はその約束を違えられて、大和へと連れられた後に殺されてしまった上、この国は大和に飲み込まれてしまったこと
シロ
言葉は良く分かんないので雰囲気で何となく楽しんでる。
「あーのひと、やられちゃったのか」
「あーのひと、やられちゃったのか」
風馬
「やっぱりけんかしたのか……」
語り手
だから、今でも彼は英雄としてねぶたとなって毎年必ず登場すること
最後の方は、おばあさんは少しだけ寂しそうに話しました
最後の方は、おばあさんは少しだけ寂しそうに話しました
シャーリー
「……」
風馬
「そうか、あのねぶたのでかいやつがあるのか」
シロ
あとのさーのおじさんがさがしてて?
ということはあーのおじさん、みつかったらやられちゃうのでは!?
すごいひととおじさんが頭のなかでごっちゃになった。
ぶるっと身を震わせた。
ということはあーのおじさん、みつかったらやられちゃうのでは!?
すごいひととおじさんが頭のなかでごっちゃになった。
ぶるっと身を震わせた。
高瀬川の和樹
「成程なぁ、凄ぇお人だったんだな……。ありがとうよ、いい話が聞けた。模型は買えんが、この酒貰えるかい?」
話代として利き酒セット買っていきます。大瓶は荷物になるので。
話代として利き酒セット買っていきます。大瓶は荷物になるので。
語り手
おばあさんは、それこそ阿弖流為が描かれた小瓶が3つ並んだお酒のセットを、少し嬉しそうにレジを通して、渡してくれました
シャーリー
お酒いいなー
シロ
いいお土産になるな、これは……
語り手
「へば、ねぶだ楽すんでけへ」
シャーリー
「はい……」
「あ……なにかねぶたの見どころはありますか……」
「あ……なにかねぶたの見どころはありますか……」
高瀬川の和樹
「ああ、そうさせてもらうよ。その凄ぇお人のねぶたも、見てかにゃあな」
瓶の中で揺れる液体に土産物屋の灯りを透かして、何かもの思うように、寂しげに目を細めた。
瓶の中で揺れる液体に土産物屋の灯りを透かして、何かもの思うように、寂しげに目を細めた。
語り手
「ハネトさなっで、跳ねでいきへ」
シャーリーの言葉に、おばあさんは教えてくれます
「ラッセラー、ラッセラーって」
そう楽しげに歌い、おばあさんはにっこりと笑いました
シャーリーの言葉に、おばあさんは教えてくれます
「ラッセラー、ラッセラーって」
そう楽しげに歌い、おばあさんはにっこりと笑いました
シロ
あっ、鈴!!
鈴ほしい!!
おばーちゃんの指すほうにあったはねとの鈴を持ってきて、「やりたい!!」と
鈴ほしい!!
おばーちゃんの指すほうにあったはねとの鈴を持ってきて、「やりたい!!」と
シャーリー
「じゃあ……跳んでみますね」ぴょんぴょんとその場で軽く飛ぶ。
語り手
「そいだば、こぃ持って行げじゃ」
おばあさんは、売り物の鈴をとって、シロとシャーリーと風馬の分、3つ、渡してくれました
鈴は、薄いピンク、薄い青の綺麗な帯に8つほど結えられて、受け取ると微かに しゃん、と鳴りました
おばあさんは、売り物の鈴をとって、シロとシャーリーと風馬の分、3つ、渡してくれました
鈴は、薄いピンク、薄い青の綺麗な帯に8つほど結えられて、受け取ると微かに しゃん、と鳴りました
シャーリー
「ありがとうございます……」やったぜ。
風馬
「ありがとう!」
シロ
「わぁい!!」
この商売上手!!
跳ねまくってる。
この商売上手!!
跳ねまくってる。
シャーリー
ぴょんぴょん!
高瀬川の和樹
「ふうむ」その様子を見ながら唸る。
「婆さん、鈴がありゃ大人も混ざっていいのかい?」財布の中身をチェックしながら
「婆さん、鈴がありゃ大人も混ざっていいのかい?」財布の中身をチェックしながら
語り手
「着物っこも売っでらよ」
おばあさんが指を指す方を見ると、そこには女性もののような白と薄いピンクの着物が売っていました
おばあさんが指を指す方を見ると、そこには女性もののような白と薄いピンクの着物が売っていました
おきがえ
シロ
着物なら普通に変化で とか言ってはいけない。
風馬
なんだよねw
シロ
多分ハネト衣装と普通の着物は違うので真似っこは難しいのだ!
自分で何とかしなさいって言われたら頑張る。
自分で何とかしなさいって言われたら頑張る。
シャーリー
「かわいい……」
語り手
売っている、という言葉に、ちょっと躊躇したのを感じてか、おばあさんは別に着物じゃなくても大丈夫だけど、と言って笑いました
楽しそうに飛び跳ねるシロとシャーリーの腰で、鈴はシャンシャンと賑やかに鳴りました
そんなこんなしていると、お客さんが何人もやってきて、おばあさんはレジへと戻って行きました
楽しそうに飛び跳ねるシロとシャーリーの腰で、鈴はシャンシャンと賑やかに鳴りました
そんなこんなしていると、お客さんが何人もやってきて、おばあさんはレジへと戻って行きました
高瀬川の和樹
おばあさんに礼を言って、今度こそ土産物屋を出ましょう。
語り手
お土産売り場を後に、ワ・ラッセから外へと出ると、いよいよ日は沈みかけ、空は青とオレンジに染まっています
ゆり
「すっかり良い時間になっちゃったわね」
風馬
「おじさんいなかったなー」
高瀬川の和樹
「ああ。おっさんのこたぁ気になるが、見るもん見に行くか」
シャーリー
「ですね……」
シロ
「おじさんさがさないと」
やっつけられちゃうんだよな、おぼえてるおぼえてる。
やっつけられちゃうんだよな、おぼえてるおぼえてる。
語り手
では、ねぶたを実際に見にゆくと言うことで
ここでシーンを切りましょう
ここでシーンを切りましょう
高瀬川の和樹
はーい!
シロ
おきがえおきがえ
シャーリー
はぁい!
語り手
ゆめで強化タイム
風馬
おじさん2はなし?
語り手
おじさんは1と2セットです
おじさんs
おじさんs
高瀬川の和樹
20点払ってPC3人+ゆりを2に上げます。
風馬
今回はPC3人を1→2で15点
シャーリー
じゃあシロちゃんと和樹さんを2に。10点消費で。
シロ
うーん、たりない。
じゃーねー、シャーリーと風馬さんあげとくね
じゃーねー、シャーリーと風馬さんあげとくね
シャーリー
わーい
語り手
おじさんから、和樹に2へ上げましょう
高瀬川の和樹
お、ありがとうございますおじさん
シロ
人間に変身だー!
風馬
完全変身!
高瀬川の和樹
おもいから4、ふしぎから2払って完全変身。
シャーリー
じゃあふしぎとおもい3ずつ払って完全変身。
語り手
みんなは、買ったばかりの鈴を腰に付け、ねぶた祭の会場へと向かいます
綺麗にライトアップされた、三角形のアスパムを背中にして、夜の青森の街を歩いて行くと
前の方に、着物を着たたくさんの人が歩いて行くのが見えます
そして、その向こうからは、楽しげな音と音楽が聞こえてきました
そして、その声に混ざって、人の声も
なんとなく、その光景と音に心の中がざわざわとしてくるのを感じながら更に進むと
たくさんいる人たちの頭の向こう、ビルとビルの間に、ちらっと提灯やぼんぼりのような
しかしすごく大きなものが滑るように動いて行くのが見えました
綺麗にライトアップされた、三角形のアスパムを背中にして、夜の青森の街を歩いて行くと
前の方に、着物を着たたくさんの人が歩いて行くのが見えます
そして、その向こうからは、楽しげな音と音楽が聞こえてきました
そして、その声に混ざって、人の声も
なんとなく、その光景と音に心の中がざわざわとしてくるのを感じながら更に進むと
たくさんいる人たちの頭の向こう、ビルとビルの間に、ちらっと提灯やぼんぼりのような
しかしすごく大きなものが滑るように動いて行くのが見えました
高瀬川の和樹
「しかし、結局どっちがどうして起源なんだか……、お? おう。おお!」背を伸ばしてそちらを見やる。
シロ
「なんかあるぞ!!」
風馬
「ひかってるな!」
シャーリー
百鬼夜行かな!?
語り手
背の高い和樹からは、人たちの頭越しに、厳つい顔のおじさんの顔や龍などといったものが通り過ぎて行くのが見えたでしょう
シャーリー
普通にねぶただ(座る)
ゆり
「それにしても凄い人……。あんたたち、ちゃんと手を繋いで、はぐれないようにするのよ」
言って、シロの手を握ります
言って、シロの手を握ります
シロ
「うん」
シャーリー
「そうですよ……」風馬くんのポケットに入るのが一番の安心だと思ったのであった……。
語り手
そうして、更に進み
ようやく、人の垣根を越えると
そこには、すっかりと車が通れなくなった大きな道路の上を、本物のねぶたがまるで船が海を行くように微かに揺れながら進んで行くのが目に入りました
ようやく、人の垣根を越えると
そこには、すっかりと車が通れなくなった大きな道路の上を、本物のねぶたがまるで船が海を行くように微かに揺れながら進んで行くのが目に入りました
シロ
「おおー、でっかいのがはしってるぞ!」
語り手
その前や後ろには、更にたくさんの人がいて、みんな着物を着て、花飾りのついた笠を被り、
「ラッセラー」
と言う掛け声と共に片足でぴょんぴょんと、お囃子のリズムに合わせて飛び跳ねているのが見えました
「ラッセラー」
と言う掛け声と共に片足でぴょんぴょんと、お囃子のリズムに合わせて飛び跳ねているのが見えました
高瀬川の和樹
「おお、見事なもんだなぁ…… 飾ってあんのも見事だったが、やっぱ祭りの場で見んのがいっとうらしいや」
語り手
そこにいる人たちは、ねぶたと一緒に歩きながら、飛び跳ね、楽しそうに笑いながら声を上げていました
シャーリー
「ですね……」
シロ
「らっせーらー らっせーらー」
風馬
「みんなおまつりみたいな服着てるな」
シロお着替え
ピクルーを使っているシロは、急遽着物バージョンを作成。
シャーリー
可愛い!?
高瀬川の和樹
さりげなくシロの衣装がチェンジしてる!
風馬
着替えてる!
シロ
ちょっと目が違うんだけど、もうこれどう作ったか覚えてない……
語り手
その景色とお囃子に、みんなの心が楽しげにざわめくのがわかります
気がつくと、他の人に混じって一緒に飛び跳ねていることでしょう
気がつくと、他の人に混じって一緒に飛び跳ねていることでしょう
風馬
「ラッセーラー」
シャーリー
「らっせーらー……」
高瀬川の和樹
「俺も!」しばらくは皆の様子を見ていたが、やがて我慢がならなくなって混じっていく。
シロ
「らっせーらっせーらっせーらー!」
ゆり
「ラッセーラー! ラッセーラー!」
ゆりも着物で跳ねます
ゆりも着物で跳ねます
高瀬川の和樹
「ラッセーラー! ラッセーラー!」見よう見まねで、声を上げながら飛び跳ねる。
ちびきつねさま
「ラッセーラ……舌を噛んだよ」
語り手
みんなの腰で、お囃子に合わせるように鈴がしゃんしゃんと賑やかに鳴ります
ねぶたとハネトたちは、道路をゆっくりと進んで行き、やがて交差点へと差し掛かると、ねぶたの進行を管理するおじさんが吹く笛の音に止められ、そこでぐるーんと回って、また新しい道へと向かって行くようです
ほんの少し、足を止めての休息の時間
ねぶたとハネトたちは、道路をゆっくりと進んで行き、やがて交差点へと差し掛かると、ねぶたの進行を管理するおじさんが吹く笛の音に止められ、そこでぐるーんと回って、また新しい道へと向かって行くようです
ほんの少し、足を止めての休息の時間
高瀬川の和樹
「はー、勢い余っちまった!」汗を拭きながら楽しそうにしている。
語り手
そこで、本日最後、【おとな】か【こども】で判定をお願いします
目標値は4
目標値は4
シロ
ならば安定の1点強化だ!
【こども】!
【こども】!
シャーリー
じゃあおもい2払って【おとな】で。
風馬
おっと、じゃあ【こども】!
高瀬川の和樹
3点払って、あえて 【こども】 で判定します!
いつもの大人っぽさをほり投げてるから。
いつもの大人っぽさをほり投げてるから。
高瀬川の和樹
旅の空で混ざれるものは混ざっていく性格が出ている和樹さん
シロ
イイネ!!
ここであえて子供ってのがイイ
ここであえて子供ってのがイイ
語り手
では、こどもで成功した人は、楽しげに昂った心で、ねぶたと一緒に辺りを見渡すと
そして、おとなで成功したシャーリーは、風馬のポケットの中から、静かに辺りを見渡すと
そして、おとなで成功したシャーリーは、風馬のポケットの中から、静かに辺りを見渡すと
シャーリー
ちゅんちゅん。
語り手
ふと、通りの道沿いに並ぶ人混みの中、その一番前のところに
1人のお兄さんが立っているのを見つけました
彼は、周りの皆が楽しそうにしているのに、1人だけ悔しそうな顔で、ねぶたの運行を眺めているのでした―――
1人のお兄さんが立っているのを見つけました
彼は、周りの皆が楽しそうにしているのに、1人だけ悔しそうな顔で、ねぶたの運行を眺めているのでした―――
シロ
「あれ……」
高瀬川の和樹
「あん?」
シャーリー
「……?」
高瀬川の和樹
あのねぶた小屋のお兄さんかぁ 結局事件解決してないもんな
語り手
ってところで本日はてっぺん回って〆ましょう
風馬
お疲れ様でした!
高瀬川の和樹
おつかれさまでしたー!
シャーリー
お疲れ様でした~!
シロ
わん!
おつかれさまー
おつかれさまー
コメント By.
第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』
これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。