MIDNIGHT DEJAVO
MIDNIGHT DEJAVO
TRPGリプレイとかゲーム関連
こんばんは
高瀬川の和樹
ヌゥーッ! こんばんは!
シャーリー
世界よこんばんは
シロ
こんばんは!
神川 環
こんばんは
シロ
たまきちゃんだ
風馬
風紀と風馬って似てるよねこんばんは
高瀬川の和樹
確かに……?
シャーリー
環ちゃん!
語り手
こんばんは
ちょっと舌を噛み切ってしまったので少しお待ちを
ちょっと舌を噛み切ってしまったので少しお待ちを
高瀬川の和樹
え、痛そう お大事に
シャーリー
お大事に!
風馬
ひえお大事に
語り手
まぁその内止まるでしょうから、キャラメルコーン食べつつ始めます
シロ
そんなに!?
高瀬川の和樹
痛そう度を自ら上げに行っているだと
風馬
せめて生菓子にして
シャーリー
やめて
痛そう
痛そう
語り手
実際ちょっと痛い
キャラメルコーンがしみる
キャラメルコーンがしみる
高瀬川の和樹
痛いじゃん 血が止まってからにしようよ>キャラメルコーン
シャーリー
ほんまよ
語り手
いちご味のキャラメルコーンなんだ!
やめられない止まらない
やめられない止まらない
高瀬川の和樹
いちご味がより赤くなるってか
シャーリー
痛そうだからやめようよ(真顔)
語り手
前回
高瀬川の和樹
・おじいちゃんが倒れた
・和樹は動転した
・ねぶたにリテイクが入った
・和樹は動転した
・ねぶたにリテイクが入った
語り手
事情を聞いたおじいさん=田澤八郎さんは、孫の一郎さんが作ったねぶたに原因があると突き止め
あ、そうです
それです
あ、そうです
それです
シロ
略されたー!?
語り手
ではそう言うことで
高瀬川の和樹
ああっ風情あるあらすじが引っ込められてしまった
シャーリー
そんなぁ!!!
語り手
まぁ、だらだらやっても仕方ないのでw
みんなの前で倒れてしまったおじいさんを、みんなで介抱をしているところです
おじいさんを涼しいところに寝かせて、煽いであげたりしていると
みんなの前で倒れてしまったおじいさんを、みんなで介抱をしているところです
おじいさんを涼しいところに寝かせて、煽いであげたりしていると
シャーリー
心配そうにおじいさんを見つめる。
シロ
オロオロしてる
ゆり
「どう? 具合は。落ち着いた?」
語り手
ゆりとシャーリーが冷たい飲み物を持って戻ってきました
「いや……皆さん、お恥ずかしい……」
「いや……皆さん、お恥ずかしい……」
シャーリー
戻ってきて見つめたよ!
「大丈夫……ですか……」
「大丈夫……ですか……」
高瀬川の和樹
「いんやいんや、無理もねえ。結構歩いたからなぁ」
語り手
「ちょっと、年も考えずにはしゃぎ過ぎましたかな……」
「なに、ちょっと休んだら、すぐに取り掛かりますのでな」
「なに、ちょっと休んだら、すぐに取り掛かりますのでな」
風馬
「むりはだめだぞ」
高瀬川の和樹
「もう少し休んだらどうだい? 無理は体に毒だぜ。熱当たりは身に残るしよ」
シロ
「そうだぞ、やすまないとだめだぞ!!」
シャーリー
「だめです……」
一郎
「そんだ! そったごどでぎるわげねびょん」
語り手
一郎さんがおじいさんにそう言うと
「ほじなし!」
「わーがやねで、だぃがやるどしゃべるんだが!」
おじいさんは体を起こして怒鳴りますが、すぐにまた横になってしまいました
「ほじなし!」
「わーがやねで、だぃがやるどしゃべるんだが!」
おじいさんは体を起こして怒鳴りますが、すぐにまた横になってしまいました
シャーリー
「無理しないでください……」おじいさーん!
シロ
「おにーさんがやるんだろ!!」
一郎
「そ、そんだ。わーがやるんだ」
「見てへ、じっちゃ! あれはわのねぶただ。だはんでわー直すんだ」
「見てへ、じっちゃ! あれはわのねぶただ。だはんでわー直すんだ」
高瀬川の和樹
「ああ、ああ。だから無理すんなって。……任してやりなよ、たまにゃあ。後ろで見ててやって、どうにもならんなら、そん時考えりゃよかろ」
嘴を突っ込みすぎかね、と肩をすくめる。
嘴を突っ込みすぎかね、と肩をすくめる。
シャーリー
「そうです……」
「おじいさんが無理したら……駄目ですよ……」
「休める時には休まないと……お兄さんもそれを真似するじゃないですか……」
「おじいさんが無理したら……駄目ですよ……」
「休める時には休まないと……お兄さんもそれを真似するじゃないですか……」
語り手
おじいさんは、青い顔で むむむと唸り
「……しょうがね。おめがやっでみへ」
シャーリーの言葉に、おじいさんはゆっくりと目を閉じて、体を横たえました
そのおじいさんに、工房のおじさんたちが薄いタオルケットをかけ、代わりばんこに風をあおぎ始めます
「……しょうがね。おめがやっでみへ」
シャーリーの言葉に、おじいさんはゆっくりと目を閉じて、体を横たえました
そのおじいさんに、工房のおじさんたちが薄いタオルケットをかけ、代わりばんこに風をあおぎ始めます
シャーリー
休める時には休もう(人生の標語)
高瀬川の和樹
それな
高瀬川の和樹
親父も俺に泳ぎを教えながら、じれったそうな面してたなアなんて、その様子を見ながら思い出す。人にものを教えるなんてのは、たいがい自分がやったほうが早いように思えてくるもんだ。
シロ
(よかったー)
一郎
それをしばし見守ってから
「よし……。やるべ」
一郎さんは、膝を叩いて立ち上がりました
「よし……。やるべ」
一郎さんは、膝を叩いて立ち上がりました
高瀬川の和樹
「おう、頼まぁ。爺さんの様子は俺達で見とくからよ」
一郎
「ああ、頼んだ」
一郎さんはノミや槌のついたベルトを締めると、1人、木像に向かいました
一郎さんはノミや槌のついたベルトを締めると、1人、木像に向かいました
高瀬川の和樹
こういう工具ベルトの類、実用の美を感じて好き かっこいい
シロ
わかる。
幕間
語り手
さて、ここから少し時間がかかります
その間に、一度幕間を挟みましょう
その間に、一度幕間を挟みましょう
高瀬川の和樹
イエーイ
シロ
5かー。
今回はシャーリーにあげとこ。
今回はシャーリーにあげとこ。
風馬
特になし!
シャーリー
ああ、ではこちらもシロちゃん上げときます。
高瀬川の和樹
お兄さんやお爺さんたちNPCズはおじさん所に一括?
お狐様&ゆりを2→3、シャーリーを2→3で10消費。
お狐様&ゆりを2→3、シャーリーを2→3で10消費。
シャーリー
お、ありがとうございます。
高瀬川の和樹
そういえば今回は寒くないのでふしぎが使える
風馬
それだ
シャーリー
それだぁ!
高瀬川の和樹
とはいえ今の所特段の用途はない
シロ
おじさんを《つかまえ》て《なげる》!!
高瀬川の和樹
なげる!?
おじさんが逃げ隠れしたり暴力沙汰になったら検討する
おじさんが逃げ隠れしたり暴力沙汰になったら検討する
語り手
みなさん、OKですか?
シャーリー
こちらはおkです。
高瀬川の和樹
okkです
シャーリー
ぶんぶん!!!
風馬
OKです!
シロ
ok!!
シロ
10年以上前から持ってる素材の曲なのにこの曲フルコーラス聴くの初めてだ!!
風馬
いい機会だ!!
一郎
お兄さんは、木像に取り付くと、
まず木と同じ色の粘土のようなものを取り出し、それで隙間を埋めながら、新しい木を継いで行きます
まず木と同じ色の粘土のようなものを取り出し、それで隙間を埋めながら、新しい木を継いで行きます
高瀬川の和樹
完全変身で登場! お時間は? 昼?
語り手
おっと、そうだ
失礼、登場処理を
今は昼です
失礼、登場処理を
今は昼です
語り手
その間お兄さんは木工してます
高瀬川の和樹
ではふしぎから2、おもいから6消費。
[ 高瀬川の和樹 ] ふしぎ : 37 → 35
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 19 → 13
んでシーン登場分
[ 高瀬川の和樹 ] ふしぎ : 35 → 49
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 13 → 24
[ 高瀬川の和樹 ] ふしぎ : 37 → 35
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 19 → 13
んでシーン登場分
[ 高瀬川の和樹 ] ふしぎ : 35 → 49
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 13 → 24
system
[ シロ ] ふしぎ : 31 → 44
[ シロ ] おもい : 20 → 33
完全変身っ!
[ シロ ] おもい : 33 → 25
[ シロ ] おもい : 20 → 33
完全変身っ!
[ シロ ] おもい : 33 → 25
風馬
44で完全変身!
[ 風馬 ] ふしぎ : 32 → 28
[ 風馬 ] おもい : 19 → 15
[ 風馬 ] ふしぎ : 32 → 28
[ 風馬 ] おもい : 19 → 15
シャーリー
おもいから8払って完全変身します。
[ シャーリー ] おもい : 18 → 31
[ シャーリー ] ふしぎ : 26 → 39
[ シャーリー ] おもい : 31 → 23
[ シャーリー ] おもい : 18 → 31
[ シャーリー ] ふしぎ : 26 → 39
[ シャーリー ] おもい : 31 → 23
高瀬川の和樹
お爺さんの介抱をしながら、ちらちらとその様子を見ている。
高瀬川の和樹
和樹とコドモーズは見た目の年齢が違うだけで対等のはずなんだけど、旅に出てから保護者役することが多いせいか、和樹が保護者のロールにちょっと呑まれかけてる
風馬
人間力の差がね
シャーリー
パパー!!!
人間生活に溶け込みすぎてるからね……。
人間生活に溶け込みすぎてるからね……。
高瀬川の和樹
こんな状況ではあるが、ねぶた造りの現場が間近にあるのだ。そりゃ思わず見もする。
シロ
じーーーーーーー。
近づきすぎって怒られるほどのぞき込んでた。
近づきすぎって怒られるほどのぞき込んでた。
風馬
あんまり介護できることないのでほとんどそっち見てる!
一郎
「な、なんか、ずっと見でらぃるどめぐせな」
高瀬川の和樹
「あ、そうだよな。すまん、こんな現場近くで見ることそうそうねぇから、つい目がいっちまう」
「おうい、あんま見てると落ち着かんてよ」
「おうい、あんま見てると落ち着かんてよ」
風馬
「そうか、見ちゃだめなやつか」
シロ
言われて少し離れるけど、やっぱり見てる。
一郎
「いや、構わねじゃ」
「いい機会だ。ねぶた師の仕事、見でいげじゃ」
「いい機会だ。ねぶた師の仕事、見でいげじゃ」
高瀬川の和樹
「おお、そうか。ありがとうよ、そりゃあいい機会だ」
シャーリー
「ありがとう……ございます……」
風馬
「ありがとう」
シャーリー
シロちゃんの手を繋いで見守ろう……。
一郎
お兄さんは、大きさを取り戻した木の塊に、ノミを当てて、槌を振います
おいのり
シロ
これやっぱりおいのりすべき?
うまくいきますよーに。って。
うまくいきますよーに。って。
シロ
おにいさんの思いが『通じ』ますように、でご祝儀『おもい』を投げとこ。
[ シロ ] おもい : 25 → 20
[ シロ ] おもい : 25 → 20
一郎
大切な思いはとっておいてw
シロ
返却されたw
[ シロ ] おもい : 20 → 25
[ シロ ] おもい : 20 → 25
高瀬川の和樹
コドモーズはべつだん子供ではないはずなんだけど、ちょっと和樹からコドモーズへの視線が保護対象を見る目になりかけてるから、たぶん指摘したら当人驚くやつ
一郎
カン、カン、という小気味の良い音と共に、削られた木の破片が宙を舞います
シャーリー
珍しい物を見るような目でその光景を見つめる。
風馬
「ほんとにおじさんそっくりだな」
一郎
ふわり、と立ち昇る爽やかな木の香り
「ああ。こぃが、わの心の中にある坂上田村麻呂だ」
「ああ。こぃが、わの心の中にある坂上田村麻呂だ」
風馬
「でも、なんでみんな怒った顔なんだ?」
彫る
シャーリー
よい……>表の描写
風馬
木の匂い……
シャーリー
木の匂い好きだけどトゲは嫌い。
高瀬川の和樹
木の匂いいいよね
シャーリー
とてもよい
高瀬川の和樹
おお、風馬くんメッチャいい質問だ
一郎
「武人だはんでな」
シロ
「おっかないかおばっかりだ」
高瀬川の和樹
「勇ましい面ってやつかな」
シロ
「ぶじんか!! おじさんもそーいってた!!」
風馬
「ぶじんは怒るのか?」
一郎
「怒ってらんでねじゃ」
風馬
「おこってないのか」
一郎
「こうやってわりもの睨んで、遠ざげでらんだ」
高瀬川の和樹
「成程、魔除けか。おっかないもんを睨んで、遠ざけてくれるんだな」
一郎
「ながわり童っこだはんで、おっかねぐ感ずるのがもすれねぞ」
言って、シロにニヤリと笑います
言って、シロにニヤリと笑います
風馬
「そうか……そうだな……」
「でも、せっかく二人いるんだからもっといい顔(失礼)すればいいのにな」
「でも、せっかく二人いるんだからもっといい顔(失礼)すればいいのにな」
シロ
「なー」
なんでこっちに笑われたのかはよぐわがんながったな。
でもなんかからかわれたよーなきはするぞ。
なんでこっちに笑われたのかはよぐわがんながったな。
でもなんかからかわれたよーなきはするぞ。
高瀬川の和樹
思わず、その新鮮な香りに鼻を鳴らす。
ゆり
「いい香りねぇ。まるでお香みたい……。これは、『ひば』ね」
シャーリー
「ひば?」
ゆり
「青森の名産の木よ。世界遺産に指定された、白神高地なんかでよく採れるのよ」
シロ
スンスン
シャーリー
「へぇ……」段々言いたいことがわかってきた気がする。
「……青森名産の……木」
「……青森名産の……木」
一郎
「そんだ。お姉さんはよぐおべでらな」
ゆりの言葉と、シャーリーの言葉に、頷いて微笑みます
ゆりの言葉と、シャーリーの言葉に、頷いて微笑みます
高瀬川の和樹
「名産の木、か。青森の高地の香りなんだなぁ、これが」
一郎
「ひばは、このいかまりで魔除げにもなるんだ」
風馬
「まよけ」
シャーリー
「魔除け……?」
一郎
「いかまりだびょん? お土産でフレグランスも売ってらはんで、買っていぐどいじゃ」
高瀬川の和樹
「いい香りや強い匂いのものは、魔を遠ざけるって言うんだ」
ゆり
「あら、素敵。後で寄ってみようかしら」
シロ
「おふろにはいるとまよけになるのか」
めっちゃ飛躍した。
めっちゃ飛躍した。
ゆり
「そうよ、お風呂に入らないで不潔にしてると、オバケが寄ってくるわよ」
シロ
ぴゃっ
(ソンナコトナイモン。ヒトのふりするまえはおふろはいってなかったけどへいきだったもん)
(ソンナコトナイモン。ヒトのふりするまえはおふろはいってなかったけどへいきだったもん)
風馬
「雨ふったらきれいになるぞ」
高瀬川の和樹
「……そういや大蒜も名産だっけなぁ。どの辺か知らんが」
シャーリー
「……にんにく……?」
一郎
「大蒜だか。そぃなら、田子だべな」
高瀬川の和樹
「おう大蒜。魔除けの代表格」
シャーリー
「なんですか……それ……」
シロ
「にんニク??」
高瀬川の和樹
「田子、んーーー、結構遠いな」地図に指を滑らせて。
一郎
「ホワイト六片ってしゃべんだ」
高瀬川の和樹
「大蒜は野菜よ。臭いがうまい。脂ものや塩気と合わせるとよりうまい」
一郎
「アウガでも売ってらはんで、買っていげじゃ」
高瀬川の和樹
「おお、じゃあ是非とも」
シャーリー
「……」
「(どこで食べれるんでしょう……)」
「(どこで食べれるんでしょう……)」
おいしい
シャーリー
ぺぺろんちーの……。
あひーじょ……。
まるやき……。
あひーじょ……。
まるやき……。
シロ
やめろ腹が減る。
青森のにんにくはおいしい。
青森のにんにくはおいしい。
高瀬川の和樹
PLはにんにく大好き
シロ
シャーリーさんもとの姿で食べたらダメよ……
高瀬川の和樹
そうね……>ダメよ
シロ
人間に変身できるって、「大抵のものが食べられるようになる」ってだけですごいアドバンテージだ。
高瀬川の和樹
確かに……
シャーリー
そっか!!!
高瀬川の和樹
アボカドにチョコレートに玉ねぎに大蒜に
シャーリー
PLはにんにく味のポテトチップスとペペロンチーノが好きです。
高瀬川の和樹
PLは天使のはねを食べ過ぎて大変なことになったので塩ものスナック自粛中です
風馬
ペペロン
高瀬川の和樹
ペペロンチーノおいしいですよね 好き
一郎
そんな風に話しながらも、一郎さんの手は動き
たちまち、坂上田村麻呂の姿が掘り上げられました
たちまち、坂上田村麻呂の姿が掘り上げられました
語り手
それは、確かにみんなが出会ったあのおじさんの姿に似ています
シロ
「すごーい! さっちゃんのかおだ!!」
高瀬川の和樹
「おおお……。すげぇな、あっけないくらいだ。外から見てると、最初から内にあったようだ」
語り手
細かく彫刻刀を入れると、その目鼻や表情は、ますますにてゆきます
風馬
「きがおじさんになった!」
一郎
「へへへ、めもんだびょん」
シロ
「めもんだ!!」
一郎
「さて……そぃじゃ」
「……阿弖流為が」
「……阿弖流為が」
高瀬川の和樹
「……もの作りかあ……」そういや山の化け狸やなんか、木をつつきまわしては、不格好な人形を作って遊んでた。あれくらい気軽でいい、何か作ってみても面白いかもななんて、そんなことを思った。ねぶた作りも楽しかったし。
シャーリー
「……」
一郎
一郎さんは、改めて木に向かいます
シロ
そうだ、おじさんがつくったミニねぶた置いとこ。
シャーリー
見守っておこう……。
一郎
一郎さんは、しばらく木と睨めっこをしてから
また、ノミと槌を振い始めました
カン、カン、と音と木屑が散ります
段々とそれは人の形になり―――
大雑把にではありますが、どこか、あの最初にあったおじさんの姿に似てきたような、気もしますが
でも、どこか、違うような
知った顔のはずなのに、何か違うような
そんな感じがします
また、ノミと槌を振い始めました
カン、カン、と音と木屑が散ります
段々とそれは人の形になり―――
大雑把にではありますが、どこか、あの最初にあったおじさんの姿に似てきたような、気もしますが
でも、どこか、違うような
知った顔のはずなのに、何か違うような
そんな感じがします
風馬
「……ちょっとねむそうなおじさん」
シロ
「んーーーーー」
シャーリー
「ううん……?」
シロ
「んーーーーーーーーーー」
「にてない」
「にてない」
一郎
「ーーー!」
シロの言葉に、一郎さんの肩がびくりと震えました
シロの言葉に、一郎さんの肩がびくりと震えました
風馬
「もっとむーっとしてがっはっはってするぞ」
一郎
「たはは……失敗、失敗」
一郎さんは、その木像をどけると、新しい木を継ぎました
一郎さんは、その木像をどけると、新しい木を継ぎました
高瀬川の和樹
「ふうむ……。なあ、思い出話していいかい。俺達がここに来てすぐ会った、熊みてぇなおっさんのさ。豪放でとぼけてて、カラスどもを一撃でのしちまって、濁ってねぇ青森の酒を見て驚いてた、そんな話」
一郎
一郎さんは、それには答えず、再び手を動かし始めます
立ち昇るひばの香りと、ノミの音
立ち昇るひばの香りと、ノミの音
シロ
「こえとからだがでっかいんだよな」
高瀬川の和樹
「そうそう。大体やることなすことでかくてさ」
シロ
「おこるとこわいんだけど、あんまりおこらないぞ」
高瀬川の和樹
「そう、豪快じゃあるが、すぐ怒ったりはしなかった。ああいうのを肝がでかい、って言うのかもな」
「……ああ、そうだ。ただ、言わにゃあならんことがあるって、そう言ってたっけなあ。首をもいでやりたいでも、とっちめてやりたいでも、なくてさ」
「……ああ、そうだ。ただ、言わにゃあならんことがあるって、そう言ってたっけなあ。首をもいでやりたいでも、とっちめてやりたいでも、なくてさ」
一郎
「……」
和樹が語る声を背中に浴びながら、
和樹が語る声を背中に浴びながら、
風馬
「ちょっとこわいかおしてたけど、あいたそうだったよな」
シロ
「おさけすきなんだよな」
シャーリー
「ですね……」
高瀬川の和樹
「水代わりに呑んでた、っつってたなあ。偏見はいかんが似合うと思ったよ」
一郎
それでも手を動かし
その間に、一郎さんは、2度、3度と失敗を繰り返し
その度に新しい木を継いで、ノミを振います
木の香りと、音
その間に、一郎さんは、2度、3度と失敗を繰り返し
その度に新しい木を継いで、ノミを振います
木の香りと、音
シロ
「このねぶた、あーちゃんがつくったんだぞ!!」
「どこいっちゃったんだろうな」
「どこいっちゃったんだろうな」
語り手
気付けば、一郎さんは腰から下がすっかりと木屑に埋もれてしまっていましたが、それでもノミを振います
一郎
「おめんど」
「……よぐおべでらんだな。阿弖流為のごど」
「……よぐおべでらんだな。阿弖流為のごど」
高瀬川の和樹
「ん、まあ色んな意味で記憶に残るお人だったからなあ」
シャーリー
「……そう……ですね」
風馬
「いっしょにいたな!」
シロ
「トモダチだからな!!」
一郎
「おめんどの話聞いでらど、なんだがまなぐに見えるみだいだ」
「そんだ。阿弖流為は、きっど恨みづらみ伝えでんでね」
「そんだ。阿弖流為は、きっど恨みづらみ伝えでんでね」
シロ
「ん」
風馬
「うらみ……へんだな」
「さかの……はこわがってなかったぞ」
「けんかしそうなのにあいたがってた」
「さかの……はこわがってなかったぞ」
「けんかしそうなのにあいたがってた」
一郎
一郎さんは、ああ、と頷きます
「何伝えでんだ。阿弖流為」
呟きながら、槌を振います
「何伝えでんだ。阿弖流為」
呟きながら、槌を振います
語り手
その後ろで
みんなが一郎さんを取り囲んでいるその後ろで、おじいさんは首だけを起こして、その様子を見ていました
みんなが一郎さんを取り囲んでいるその後ろで、おじいさんは首だけを起こして、その様子を見ていました
シロ
これやっぱり敵対関係の勇ましい図として描いたねぶた師のねぶたが魂を持ったら、やっぱり組んずほぐれつ大げんかになるんですかね。
シロのぎもん。
シロのぎもん。
高瀬川の和樹
おっといかん、頼まれたんだ。
「おう、大丈夫かい」
「おう、大丈夫かい」
語り手
「そんだ……。問いがげへ、一郎」
和樹の手を借りて、身を起こしながら、おじいさんは一郎さんの背中に、囁き続けます
「ふとのなり想像すて、語りがげでへば、答えが聞ごえでくる」
そうして、やがて
彫刻刀の、しゃり、しゃり、という音がしばらく聞こえ
和樹の手を借りて、身を起こしながら、おじいさんは一郎さんの背中に、囁き続けます
「ふとのなり想像すて、語りがげでへば、答えが聞ごえでくる」
そうして、やがて
彫刻刀の、しゃり、しゃり、という音がしばらく聞こえ
一郎
「でぎだ……」
一郎さんは、ポツリと呟きました
一郎さんは、ポツリと呟きました
高瀬川の和樹
その声に、思わずそちらへ視線が吸い寄せられる。
語り手
その手の中には、木彫りの勇ましいおじさんの姿がありました
その姿、顔かたちは、紛れもなく
あのおじさんの髭面のようでした
その姿、顔かたちは、紛れもなく
あのおじさんの髭面のようでした
シロ
「おおおーーーー! おじさんだ! かっこいい!!」
風馬
「そっくりだ!!」
シャーリー
「……!」すごーい!
高瀬川の和樹
「おぉ、おっさんだ。今にも喋りそうじゃねぇか」
語り手
一郎さんは、ああ、と頷き
けれど
けれど
一郎
「ばって……まいねだ。阿弖流為の答えは聞ごえねがった」
悔しそうに、言葉を漏らしました
悔しそうに、言葉を漏らしました
高瀬川の和樹
「ううむ、そうかぁ……」
語り手
「そりゃぁ、そんだびょん」
おじいさんは、少し体の調子が戻ったのか、体を起こして言いました
おじいさんは、少し体の調子が戻ったのか、体を起こして言いました
高瀬川の和樹
何かあったら支えられるようにスタンバイ。
語り手
「答え出すこどがでぎるのは、当人だげだはんでな」
シロ
「トーニン?」
語り手
「皆さん」
高瀬川の和樹
「おう」
語り手
おじいさんは、みんなに向き直ります
シャーリー
「……はい」
語り手
「坂上田村麻呂どのは、夕方に、待っておられると言うことでしたな」
シロ
「そうだぞ!!」
高瀬川の和樹
「ああ。夕刻、アスパムの頂上で。そう言ってた」
風馬
「てっぺんにいるな」
語り手
おじいさんは、ゆっくりと頷いて
「行ってやってくれませんか。……彼らのところに」
「行ってやってくれませんか。……彼らのところに」
シャーリー
「……ええ」
シロ
「カレラ??」なんで複数形? なんて疑問、シロは浮かぶかなぁ。
高瀬川の和樹
「勿論よ。そうしたいと思ってたさ。折角だから、俺も聞きたい」
一郎
「わ、わも行ぐじゃ」
風馬
「でも、さきにおじさんみつけないと」
シロ
シャーリーが噂ばら撒いてくれてるんだよね
語り手
そうです
シロ
じゃあ来てくれてるかも! って思っていいと思うの。
風馬
「おじさんもくるのか!」
高瀬川の和樹
「今度こそおっさんは、ちゃんとここに来る。なら、噂を聞きつけて来るんじゃねえか?」
語り手
おじいさんは、一郎さんの手の中の像を見て
「ええ。もしかしたら、今ならば、きっと」
「ええ。もしかしたら、今ならば、きっと」
高瀬川の和樹
「ああ」
シロ
「そっかー!」
結局翌日食べた
シロ
ペペロンチーノが食べたくて仕方なくなったのでシャーリーさんに謝罪と賠償を要求したい気分です。
スンスン
スンスン
シャーリー
ごめんね
でも私も和樹さんのせいでにんにく食べたくなったんで(責任転嫁)
でも私も和樹さんのせいでにんにく食べたくなったんで(責任転嫁)
シロ
気分だけなので要求はしてない。
でもありがと。
でもありがと。
語り手
などとみんなが話していると
「あーーーーっ!」
小屋に詰めていた、おじさんの声
「あーーーーっ!」
小屋に詰めていた、おじさんの声
シロ
なにごとですか
高瀬川の和樹
「おあ?」
語り手
そちらを見ると
小屋のカーテンを開けているおじさんの姿
「もう、夕方になっちまってる……!」
小屋のカーテンを開けているおじさんの姿
「もう、夕方になっちまってる……!」
シャーリー
「あら……」
風馬
「じゃあ、いそがないとな」
シロ
「たいへんだ!!」
高瀬川の和樹
「あらま、急がにゃいかんか」
語り手
「あーあ、今年は結局、ねぶだは無すか」
おじさんたちは、ひどくがっかりとしていますが
おじさんたちは、ひどくがっかりとしていますが
一郎
「いや、まだわがんね!」
「おめんど、えぐべ!」
一郎さんも、像を持ったまま、小屋から一歩踏み出して、みんなを振り返ります
「おめんど、えぐべ!」
一郎さんも、像を持ったまま、小屋から一歩踏み出して、みんなを振り返ります
シロ
「おーーー!」
風馬
「いこう!」
高瀬川の和樹
「……そうか、そうだったな、そういうことなら。おう!」
シャーリー
「行きましょう……!」
語り手
※夕焼けのアズパムが、ない
シロ
夕焼けのアスパムは貴方の心の中に……
語り手
みんなは小屋を飛び出して、すぐ隣のアスパムへと急ぎます
中へと飛び込んで、降りてくるエレベーターをもどかしげに待って
中へと飛び込んで、降りてくるエレベーターをもどかしげに待って
ゆり
ゆりが苛立たしげに最上階『展望台』と書かれたボタンをガチガチと連打し
シロ
シロが意味なくエレベーターの中で足踏みして怒られ。
語り手
ようやく動き出したエレベーターは、最上階の展望台へと登ってゆきます
風馬
高いとこうれしい
シロ
高すぎない??
語り手
エレベーターから見える地面がどんどんと遠ざかり、海が広く見えるころ
ちん、という音と共に、ドアが開きました
ドタドタとその外へと転がり出ると
そこは、大きな窓がぐるっと取り巻く展望台でした
ちん、という音と共に、ドアが開きました
ドタドタとその外へと転がり出ると
そこは、大きな窓がぐるっと取り巻く展望台でした
高瀬川の和樹
「はぁ、さて……」
シロ
「てっぺんってどこからいくんだよぉ!」
「ガラスばっかだぞ!!」
「ガラスばっかだぞ!!」
ゆり
「落ち着きなさいよ、ここがてっぺんでしょ、たぶん」
風馬
「いつの間にか山の上だ!」
シロ
えっ、さんかくのとこまで行くんじゃないの??
シロびっくり。
シロびっくり。
ゆり
「バカね。危ないでしょ」
シロ
「そうか!!」
風馬
ノボル「遺憾である」
シロ
思い出してたw
こう、▲のとこにおっさんがまたがっている様を思い浮かべていたシロ。
こう、▲のとこにおっさんがまたがっている様を思い浮かべていたシロ。
シャーリー
鳥の姿ならいけますよ!!!(行かなくて大丈夫)
某漫画家のおじいさまだ>ノボルさん
某漫画家のおじいさまだ>ノボルさん
シロ
ノボルくんはね、登るくんなんだよ。
※昔そんな話をゆうこやでやった
※昔そんな話をゆうこやでやった
語り手
などと話しながら、たまたまでしょうか
誰もいない展望台を、ぐるりと回って
ちょうど、エレベーターの反対側まで来た時
さ、っとみんなの顔に朱色の光が差しました
誰もいない展望台を、ぐるりと回って
ちょうど、エレベーターの反対側まで来た時
さ、っとみんなの顔に朱色の光が差しました
シャーリー
「……綺麗……」
シャーリー
幼子が眠くなる時間帯だ……。
風馬
「うみのまちだ……」
高瀬川の和樹
「──おお、おお。こいつぁ見事だ……」
「海が、燃えるようだ」
「海が、燃えるようだ」
シロ
「うわーーーーー、たかい!!」
「たかいな。こわれないよな?」
「たかいな。こわれないよな?」
坂上田村麻呂
「む……何やら賑やかな一団が来たと思えば」
そこに、彼はいました
ーーー1人で
そこに、彼はいました
ーーー1人で
シロ
「さっちゃんだ!!」
風馬
「いたな!」
坂上田村麻呂
「おお、昨日ぶり、と言ったところかな」
ははは、と笑います
ははは、と笑います
シャーリー
「……こんばんは……」
坂上田村麻呂
「こんばんは、お嬢さん」
高瀬川の和樹
「おう、今晩は。待ち人は……、まだかい?」
坂上田村麻呂
和樹の言葉に、彼はふと顔を曇らせます
「ああ……まだ、だな」
「ああ……まだ、だな」
シロ
「なんだぁ」
坂上田村麻呂
「そろそろ日が落ちようと言うところだが……」
「やはり、そううまくは行かぬか」
「やはり、そううまくは行かぬか」
風馬
「……あ、でももうひとりいるぞ」
一郎の方をふりむいて
一郎の方をふりむいて
一郎
「あ、あああ、あああああ」
一郎さんは、坂上田村麻呂を指さして、ぱくぱくと口を開けたり閉じたりしています
一郎さんは、坂上田村麻呂を指さして、ぱくぱくと口を開けたり閉じたりしています
高瀬川の和樹
「おう、おう、落ち着いて」
シャーリー
「落ち着いてください……」
一郎
「あ、ああ……」
一郎さんは必死に何度も頷いてから、深呼吸をスーハーと何度か繰り返して
「な……なが坂上田村麻呂さんだが……?」
一郎さんは必死に何度も頷いてから、深呼吸をスーハーと何度か繰り返して
「な……なが坂上田村麻呂さんだが……?」
シャーリー
くっ、シャーリーにもっと人間力があれば……。
坂上田村麻呂
「いかにも、その通りだが……」
「初めて見える顔だな」
「だが、不思議と他人のような気がしないのは……不思議なものだな」
首を傾げます
「初めて見える顔だな」
「だが、不思議と他人のような気がしないのは……不思議なものだな」
首を傾げます
一郎
「は、初めますて! わは……いや、私は田澤一郎と申しますっ!」
ぶんっと音がするほどの勢いで頭を下げます
ぶんっと音がするほどの勢いで頭を下げます
坂上田村麻呂
「そうか。田澤一郎くん。私は坂上田村麻呂だ」
「初めまして。……ひょっとして、彼らの友達かな?」
「初めまして。……ひょっとして、彼らの友達かな?」
シロ
(おやこみたいなもの? なのかな??)
たぶんちがう。
たぶんちがう。
一郎
「は、ははっははい! 自分は……」
語り手
と、いっぱいいっぱいに挨拶を始めようとしたところで
ゆり
「ねぇ、そんなこと言ってる場合じゃないんじゃないの?」
ゆりが、静かに呟きます
ゆりが、静かに呟きます
シャーリー
「……?」
シロ
「?」
ゆり
「ここに、阿弖流為さんが来てくれないと、意味ないじゃない」
「今日がねぶたの最終運行日なのよ?」
「今日がねぶたの最終運行日なのよ?」
風馬
「まいごになってるのか」
ゆり
「それか、やっぱり2人になるのは、無理だったとか……」
一郎
「そ……そっか……」
一郎さんが、ひどく落ち込んだ様子で、手の中の木像に視線を落とします
一郎さんが、ひどく落ち込んだ様子で、手の中の木像に視線を落とします
シロ
「んーーーーーそれって、その像がだめなのか?」
「すっごい似てるんだけどなぁ」
「すっごい似てるんだけどなぁ」
風馬
「そっくりだ」
シャーリー
「……ええ」
シロ
ふーちゃん、その像に何が足りないのか訊けないかなw
どうぐじゃないからだめか。
どうぐじゃないからだめか。
語り手
そういう別はあるのかなw
シロ
一応ねぶたの部品 というどうぐとゆー、こう
風馬
そもそも風馬が彼らをモノと認識してないからなあw
シロ
いや、お兄さんが持ってるほう。
風馬
あーそっちか
高瀬川の和樹
「あのおっさんのことだから、またどっかで迷子になってたり……、なあシャーリー、ここから呼んでみちゃあできんか? もう一度、よ」
「それか、俺がそこら中の水伝いに探してみるか……」
「それか、俺がそこら中の水伝いに探してみるか……」
シャーリー
「……さがしてみます……?」
高瀬川の和樹
「正直、もうそれくらいしか……」
ちびきつねさま
「うーん」
「一郎氏の像は、確かな出来であると思うのだけれどねぇ」
「かすかに、神気の燻りのようなものは感じるのだけれど……」
「一郎氏の像は、確かな出来であると思うのだけれどねぇ」
「かすかに、神気の燻りのようなものは感じるのだけれど……」
風馬
「おじさんのすきなお酒でももってくるか?」
シロ
「よんでみたらどうだ?」
「おにーさんが、あいたいっておもってよんでみたら」
「おにーさんが、あいたいっておもってよんでみたら」
シロ
おじさんショーカンだ!
ゆり
「そうねぇ」
「これが、その核だって言うのなら」
「『想い』を伝えてみるのは、手なのかもしれないわね」
「これが、その核だって言うのなら」
「『想い』を伝えてみるのは、手なのかもしれないわね」
シャーリー
「確かに…………お兄さんの力じゃないと……無理な気がしますね……」
シロ
これか? これか?
つ「さっき返却されたおもい」
つ「さっき返却されたおもい」
高瀬川の和樹
「じゃあ── 呼んでみるか、皆で」
青年が、子供たちのたわ言とも思えるその言葉に、さらりと賛同する。
青年が、子供たちのたわ言とも思えるその言葉に、さらりと賛同する。
一郎
「へ……? おもい……?」
シャーリー
「……はい!」
【私はNPCのエモいシーンが見たいですのプラカード】
【私はNPCのエモいシーンが見たいですのプラカード】
風馬
「あいたいだろ、おじさんに」
一郎
「あ、ああ……」
シロ
「かえってこないとこまるんだよな。おじさんもおじさんにあいたがってるし、おじさんもおじさんにあいたがってるから」
一郎
「でも、わーよりも彼さ会いでのは、きっと……」
一郎さんは、ちら、と彼の方を見やります
一郎さんは、ちら、と彼の方を見やります
高瀬川の和樹
その言葉に、坂上田村麻呂の横顔を振り返る。
坂上田村麻呂
「……」
坂上田村麻呂は、その視線と言葉に
「……ああ。そうだな」
「私こそが、誰よりも彼に会いたいと思っているだろう」
「……どうすれば良いんだね?」
坂上田村麻呂は、その視線と言葉に
「……ああ。そうだな」
「私こそが、誰よりも彼に会いたいと思っているだろう」
「……どうすれば良いんだね?」
高瀬川の和樹
「呼ぼうぜ、一緒に。来いよ、会いたい、来てくれよ、話しようぜ、ってさ。思いを、願いを込めて呼べば、俺達はその後押しができるかもしれん」
具体的に言うと、【ふしぎ】のこと。
具体的に言うと、【ふしぎ】のこと。
語り手
ありがとうございます!
坂上田村麻呂
「……そうか」
「至極簡単なことのようで、それを叶えるのは難しいものだ」
「だが、不思議なものだな。君たちがそう言うと、それができるような気がしてくる」
「いいとも。呼ぼう。彼のことを」
「至極簡単なことのようで、それを叶えるのは難しいものだ」
「だが、不思議なものだな。君たちがそう言うと、それができるような気がしてくる」
「いいとも。呼ぼう。彼のことを」
シロ
「あとちょっとなんだぞ、きっと」
風馬
「せっかく一緒にさがしたんだからな!」
シャーリー
「……出来ます」
坂上田村麻呂
坂上田村麻呂は、頷くと一郎さんに近づき
「これは、私たちの像……か」
「よくできたものだ」
小さく微笑んで、その像にそっと
その大きなごつごつの手を添えると
「これは、私たちの像……か」
「よくできたものだ」
小さく微笑んで、その像にそっと
その大きなごつごつの手を添えると
風馬
「なんかいもやりなおしたんだぞ」
シロ
「うん。たいへんそうだったよな」
坂上田村麻呂
「そうか……世話を掛けたな」
頷いて
「我が友、阿弖流為よ」
語り始めました
頷いて
「我が友、阿弖流為よ」
語り始めました
語り手
と言ったところで、不思議タイムもあるし、今日はここまでといたしましょう
高瀬川の和樹
ですな、お疲れさまでした!
これが大詰めね
これが大詰めね
風馬
お疲れ様でした!
シロ
おつかれさま!
語り手
大詰めです
シャーリー
お疲れ様でした~!
MIDNIGHT DEJAVO
MIDNIGHT DEJAVO
TRPGリプレイとかゲーム関連
コメント By.
第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』
これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。