ひさしぶりのゆうこやだ!
語り手
すげぇなまる21日空いてんか
直前の日付を見て、ちょっとゾッとした
シャーリー
間違えて女神が転生する会場の方に行きそうだった
すみません……。
シロ
ひさしぶりのゆうこやー
高瀬川の和樹
ひさしぶりだーーー!
ほんとだそんなにあいてたのね
シロ
3かいくらい飛んだのかな?
いや2かいか
語り手
いや、飛んだの自体は2回か
そう考えるとそうでもないな
風馬
ひさびさ!
シャーリー
ただいま!
高瀬川の和樹
おかえり!
シャーリー
全部私じゃなくてコロナって病気が悪いんです(責任転嫁)
高瀬川の和樹
それはそう
語り手
とりあえず内容忘れた(ポカーン)
必死に思い出す
シャーリー
ごめんニキ
風馬
ゆきだるまに追い出された
シロ
そうそう。女の子に接触して背景聞いてたらポイされた。
高瀬川の和樹
ゆきだるまに追い出されてしまい、正直打つ手がないがどうする?ってとこだったな
シロ
正直道を見失っている状態だなぁ。
高瀬川の和樹
ソレナ
シロ
全部の所で全コマンド二回ずつ試そう。
風馬
→→→→←←←←↑↓AB
シャーリー
コナミコマンドのお時間ですか!?
風馬
自爆
シャーリー
すまねぇ……。
高瀬川の和樹
コロナが悪い、なった人悪くない

語り手
えーと、イベントの途中、というか
雪だるまに過去視からおんだされたとこだったかな
高瀬川の和樹
yes
女の子と雪だるまを本当は向き合わせたいんだけど、雪だるまに実力を行使されてしまったところ
シロ
あとなんとかするっていったら、
・神頼み
・もうほどいちゃえ!!
くらいしか見当たらなくて困ってるとこなんだよねー
でもカミサマに声は届かないんだっけ?
語り手
あ、そうだ
一つだけ付け加えようと思っていたところで、お時間が来て
次回までなら覚えてるだろうからいいかー、ってなったんだ
高瀬川の和樹
RPGで途中忙しくなって放置したせいで追加イベントフラグを忘れて詰むやつだ
コレを調べたらイベント起きそうだけど寝なきゃ、明日…… →……多忙……→ ?? どこに行っても何も起きないぞ? 詰んだ?? ってなるアレ
高瀬川の和樹
おっなんやなんや
語り手
ではこどもで3ある方、または3にできる方、はたまた3にする方はおられますか
高瀬川の和樹
ここは和樹がやる所じゃないと思うのでみんな任せた
シロ
はーいあるよー
子供が素で3あるー
シャーリー
おお~!
風馬
今回はまかした!
語り手
では、当人が気付く
シロのもこもこの毛に紛れて、何かが突き刺さっている
シロ
「にゃー、なんかついてる。とってとって」
クルクル走り回る。
風馬
「シロ?動いたらとれないぞ」
シロ
一生懸命逃げる自分の尻を追いかけていたが、毛玉になった状態で
「あっそーっかー」って止まる。
語り手
なんか、語り手の口調を忘れてしまっていた
絵本の語りみたいな語り口を心掛けていたのに
シロが立ち止まり、それをよく見ると
それは、ぺたんこになった一輪の白い花でした
シロ
「おはなだ」
シャーリー
「おはな……?」
シロ
「……フユなのに?」
シャーリー
何のお花だろうとみてみる。
シャーリー
押し花かな?
高瀬川の和樹
「花?」見る。
語り手
手に取って見ると、それは確かに白い花の押し花でした
高瀬川の和樹
「なんだ、押し花じゃねぇか」
シャーリー
「押し花……?」きょとん。
風馬
「花?どこに咲いてるんだ?」きょろきょろ
シロ
「つぶしちゃった!!」
高瀬川の和樹
「ああ、大丈夫だ。こいつぁ最初からこうするもんなんだよ。つぶして水を除いて、ずっと取っておけるようにすんだ」
シロ
つぶしてみずをぬく! なんてコワいことをするんだろう。
高瀬川の和樹
何気なく手に取る。
語り手
それを和樹が手に取った途端
みんなの頭の中に光景が広がりました
高瀬川の和樹
「そういや、大体本で作んなァ、押し花ってのは…… ん?」
シャーリー
「……?」

語り手
境内の前、雪だるまの前で微笑む少女が、雪だるまに一輪の白い押し花を見せています
その表情は自慢げに微笑んでいました
シャーリー
ほっこり……。
語り手
「きれいでしょ?昔、お父さんとお母さんと一緒に、ドライブに行った時に見つけたの」
「春……5月になったらね、咲くんだって。あんたにも見せてあげたいな」
湿原の春の白い花と言えば……
風馬
釧路湿原いったのかな……>ドライブ
高瀬川の和樹
湿原の花だったのか……
シロ
それならエンレイソウあたりかな。
高瀬川の和樹
あら綺麗
>エンレイソウ
風馬
寿命も延びるね!
シロ
別名「森の貴婦人」。
花言葉は「奥ゆかしい美しさ」「叡智」。
高瀬川の和樹
別名カッチョだな
シャーリー
花言葉ネタは私が死ぬ(ちーん)
高瀬川の和樹
しぬの??
シャーリー
花言葉ネタは鉄板……。ワスレナグサとかリコリスとか……。
高瀬川の和樹
リコリスというと「サルミアッキ」とまっすぐ連想してしまうこの頭よ
風馬
キンギョソウ……
高瀬川の和樹
あとラクリッツシュネッケンとか 頭をもっときれいにしないと

語り手
「でも、春になったら……」
少女、咲は少し俯いて
「だから、あんたには、これ、押し花見せてあげるね」
言って、雪だるまの襟巻きにちょんと押し花を挿してやるのでした
高瀬川の和樹
「……本当に、ただの、願いだったんだなぁ。無邪気な、まさかまさかその雪だるまが、心を持つなんて思わん程の」
「それもそうか。俺達はいつも傍にいるが、誰もが知るわけじゃあない」
「それくらいの、距離感だ」
シロ
「でもあんなユキじゃあ、おはなさかないぞ」
シャーリー
これ奇跡を起こして花を咲かせばいいのでは?(短絡思考)
シロ
というか、冬だと花咲かないから全部冬はチョット……って説得する
語り手
「展望台でね。見つけたの」
「翠の中に、ぽつんぽつんって白い花が」
「ほんの小さなお花だし、男子には笑われたけど、私の宝物」
「あんたにだけ、見せてあげるんだからね」
「また、見に行きたいな」
少女がぽつりぽつりとつぶやく言葉と共に、光景は遠ざかり
風馬
「たからものの花」

語り手
やがて、みんなはまた鳥居の前に佇んでいることに気付くのでした
ゆり
「なんていうか、いちいち寂しそうな子ねぇ」
シロ
「ともだち、べつのまちにいるんだろ?」
ちびきつねさま
「お正月だったからね」
高瀬川の和樹
「そうさなぁ。裏事情はわからんが」
今いつ?
シロ
はっ、正月だっけ。
今いつ頃なんだ
語り手
1月の終わりくらいかな
シロ
そら随分長いこと凍ってるんだなぁ。異常事態だ。
外に行った友達も帰ってこられなくなってるんじゃないか。

高瀬川の和樹
「思い出じゃああるんだろうな、こいつも。あの子にとっても、あの雪だるまにとっても」
「すっかり頑なになっちまってるが、こっから話の糸口でも掴めりゃいいんだが……」
風馬
「でも、なんでたからものがシロに刺さってたんだ」
シャーリー
「……なんででしょうね?」そういわれたらそうだ!
高瀬川の和樹
「そういやそうだな」
シロ
「はえたのか(ガクブル)」
シャーリー
「……白くて、雪だるまにそっくりだから?」
風馬
「そうか」
ゆり
「雪だるまの襟巻きに挿してあげてたし、雪だるまにあげたやつだったのかしらねぇ」
高瀬川の和樹
「ああ、かもなぁ。のわりに落としていくなよな」
風馬
「それならあいつに返さないとな」
ゆり
「一等強い風吹かせて行ったものねぇ」
「飛ばされちゃったんじゃないの」
シロ
「うっかりさんだ」
「コワいのにうっかりか」
高瀬川の和樹
「もしかしたら、捨ててった気かもしれんがな。春の花だろう、勝手に見せて、勝手に寂しがってさ」
「まぁどちらにせよ、届けてやらんとな」
シャーリー
「…………」
しょも……。
高瀬川の和樹
「本当はもう一度、面突き合わせて話でもした方がいいんだ、ありゃあ」
風馬
「もう一度家に入るか?」
シロ
「イトにさわって、おーいってやればきこえるんじゃないか」
「だってあいつもいととつながってるんだろ?」
「いとでんわってやつか!!」
シャーリー
賢い……。
シロ
ピコーーーン
シャーリー
「なるほど……です……」
ゆり
「ブッチホンされておしまいじゃないの?」
風馬
「ぶっち……」
ちびきつねさま
「ぶっちほん?」
シャーリー
「……?」Z世代なんで……。
シロ
「ぶち……?」
高瀬川の和樹
「ゆり俺もニュアンスしか分からん……」
シャーリー
「犬……?」
シロ
ブチじゃないもん。
ゆり
「うっさいわね、あたしが年寄りみたいじゃないの!」
シロ
としよりじゃん。
高瀬川の和樹
「こん中じゃ年寄りだわな」
みんなの年齢
風馬
淡雪は知らんけど現状No.2
淡雪
「無視をされてしまうのでは、ということですわね」
淡雪6000歳
風馬
じゃあNo.3
シロ
お方様がいくつかに寄るな。
高瀬川の和樹
シロ&シャーリー<和樹<風馬<ゆり&お方様<<<淡雪 なのかな
シロ
最年少はシロかシャーリーか。
シャーリー
何歳だろうな……?
シロ
シロは2さいくらいだぞ。

どうしたらいいかな?
シロ
異常気象についてはきさめちゃんを何とかすれば直るだろうし、スミになった人たちは淡雪が何とかするとしたら、きさめちゃんの説得に力を入れれば良いって事だよねー
高瀬川の和樹
ですなー
シャーリー
ほほう
高瀬川の和樹
墨になった人たちは淡雪にしかなんとかできないから、なんとかしたら淡雪が裂けちゃうかも!tっていうのはその時考えよう
シロ
まあそれもあるから、余力を残してお手伝いくらいできたらいいかなとは思っているよ。
なんか悲壮な決意固めちゃってるっぽかったしねー
高瀬川の和樹
そうそう
シロ
ただそれは、我々含めもののけみんなで元気玉したら何とかなんないカナー、なんておもってたりもする。
高瀬川の和樹
おなじーく
シロ
あと、「いと」がまちじゅうにひろがっているってことは、「つながり」が町中に張り巡らされてるって事だし、それでなんとかなんないかなって
高瀬川の和樹
ああー、なるほど
それはゆうこやらしいな

高瀬川の和樹
「まぁ、相手に聞く気がなけりゃあ、いくら叫んでもスルーされて終いじゃねえのか、ってとこか」
シロ
「でもさぁ、じゃあどーしたらいいのさー」
シャーリー
「……どうしたらいいんでしょうか……」
ちびきつねさま
「どのようにしてあげるのが良いのだろうね。この凝り固まってしまったわだかまりを解くには」
ちびぎつねさまも、前足を顎に当ててうーん、と唸ります
高瀬川の和樹
「なんとかして聞く気にさせるか、問答無用でカチ込んで相手の面張って聞かせるか、か…… 後者はちとしんどいな」
風馬
「あわゆき、この花はどこに咲くんだ?」
シロ
社のまわりをお花畑にしちゃうとか。
淡雪
「そうですわね……和樹さん、そのお花、お借りしてもよろしいですか?」
高瀬川の和樹
「ん? ああ。そうだ、せっかくだから本にでも挟んどいてくれよ。このままじゃ破れちまう」淡雪に押し花を渡します。
淡雪
「はい、お預かりいたしますね」
淡雪はその押し花をそっと受け取り、破れたりしてしまわないように、ゆっくりと改めます
「大ぶりの花弁が3枚」
「葉の形状は丸みを帯びたひし形で、直径は10-20cm……数は茎を中心に3枚」
高瀬川の和樹
「ああ、もしかして分かんのか」
淡雪
「そうですわね……少々お待ちを」
淡雪の着物の上を、幾つもの文字や文章がするすると滑っては消えて行きます
やがて、羽織の袖の広いところに、ぴたりと文字が止まりました
「エンレイソウ…… シュロソウ科エンレイソウ属の多年草。別名、タチアオイ」
風馬
「えんれいそう」
高瀬川の和樹
「タチアオイ? 水気のある場所の花だな」
風馬
「和樹も知ってるのか」
高瀬川の和樹
「知ってるっつか、名前的にそうかと思ってな」
淡雪
「花期は4-6月。ええ。この辺りでは、特に釧路湿原などで自生しているようです」
シャーリー
「……しつげん?」ってなーに?
淡雪
「北海道の遅い春の先に、咲くお花のようです」
風馬
「そうか……まだ先だな」
高瀬川の和樹
「見せに行けたら、と思ったか」
シロ
「こんなユキじゃなくてもはえてないんだなー」
おもひで
シロ
うちの学校のうらにめっちゃ生えてたから押し花作った覚えがあるな。
風馬
いいですなぁ
シャーリー
楽しそう~!
無難にツツジを吸って美味しいってした記憶しかないです。
高瀬川の和樹
ツツジは吸ったし土筆は採集したし木苺も集めた
シャーリー
確か木苺食べたことないんですよね。姫林檎は渋かった。

高瀬川の和樹
「春の訪れの花、か」
淡雪
「時期では、ございませんね」
心なしか寂しそうに呟きます
シロ
「あーちゃんでもなんともなんないかー」
まほうつかいかなんかだとおもってる。
高瀬川の和樹
「無理して咲かせたら、花が困っちまうだろう」
ちびきつねさま
「そうだねぇ。流石に春を呼ぶことは難しいかもしれないけれど、もしかしたらほんの少しなら……」
シロ
「ほんのすこしなら?」
シャーリー
「ほんの少し……」
高瀬川の和樹
「そうか、あいつらに見せてやれるだけ……」
シロ
「ちょっとだけでいいんだよな」
高瀬川の和樹
「ちょっとだけ、か」
ちびきつねさま
「いずれにしても、きっかけは必要だろうねぇ」
季節は移り替わる
ちびきつねさま
高瀬川の和樹
いう?
ちびきつねさま
ごめん、時間設定間違えた
高瀬川の和樹
おおっと
シロ
えおっ
ちびきつねさま
冬休みちゃうわ、春休みや
高瀬川の和樹
おおっとここで痛恨のフラグミス
ちびきつねさま
いつもの、ではお正月のとこ春休みにしといてください
風馬
はーい
高瀬川の和樹
つまり湿原の花ルートがアンロックされるとこだったのか
ちびきつねさま
流石に花の季節はまだもう少し先w
3月の終わりくらい
高瀬川の和樹
そかw

風馬
じーっと花を見ている
高瀬川の和樹
「どうした、なんか気になるか」
風馬
「いや……」
シャーリー
「どうかしました……?」
風馬
おもむろにしゃがんで雪を手に取る
平たく押し固めたりしている
高瀬川の和樹
「なんだ、雪だるまでも……いや、違うな。雪の花か?」
風馬
「……うまくできない」不格好な三枚の雪のかたまり
シロ
「オハナつくるのか!」
「そうだな、それならユキのなかでもできる」
シャーリー
「……でも……難しそうですね……」
風馬
「雪ウサギなら簡単なんだけどな」ぎゅっと
シロ
「おもしろそー。やるー!」
へーんしんっ!
ゆり
「札幌の雪まつりとかの花の雪像とかならわかるけど、流石に雪で花は無理があるんじゃない?」
高瀬川の和樹
「遠くから見りゃ、それらしく位は見えるんじゃねえか?」
シャーリー
うーん……。
風馬
「冬にお祭りをするのか?」
シロ
「おまつり!!」
「ずーっとしずかだし、おまつりしたらめだちそうだな!」
北国のおまつり(PL雑談)
シャーリー
「ハルも作る」とかどこかの兎が言いそうだったけど今の私は燕。
風馬
北海道には南天がないからナナカマド探さないとな……
シロ
ちなみに釧路はあんまり雪が降らないので、「氷祭り」が開催されます。
風馬
アイス!
シャーリー
へぇ~~~!!!
かき氷!
シロ
街のど真ん中にでっかい滑り台が出現するんだよ。
風馬
巨大な氷柱をチェーンソーで削るという
シロ
今もやってるかどうかは知らないけどね。
高瀬川の和樹
ほ~~~~
シロ
町中が氷像でキラキラして綺麗なんだー(町中は言い過ぎ)
風馬
雪まつりは何度か行ったけど、氷もいってみたいもんですなあ
シャーリー
いいなぁ、そういうイベントの時の北海道は行ったことがないです。
シロ
雪まつりに行くなら早朝にしておくんだ……
昼間に行くと風邪を拾うことになるぞ……
風馬
真夜中に行きましたb
シロ
b
高瀬川の和樹
昼間の方が風邪を拾うのか
シロ
ひとがいっぱいいるからね
高瀬川の和樹
ああー、そういう
混雑要因かあ
シロ
早朝や夜なら人も少ないしいいぞ!
シャーリー
ジンギスカン食べてそのノリで真夜中に行きたい。
けど札幌すぐ迷子になる。
高瀬川の和樹
シャーリーさんだいたいのとこで迷子になってない
風馬
札幌で迷子はなかなかやな
シャーリー
神戸は慣れた。
シロ
札幌は困ったら地下に降りれば大体何とかなる
シャーリー
札幌はね、本当に慣れてないとわかんないと思います。タクシーが最強。
あー、地下。地下の行き方もわからなかったからな……。

シャーリー
「雪まつりですか……?」
風馬
「でかくすれば少しうまくつくれるな」試作二号作成
高瀬川の和樹
「この雪だ、埋もれるのは難儀だが、作ったはしから溶けるようなこたぁなさそうだしな」
「あ、しもやけに気ぃつけろよ」試作二号作るのてつだってみる。
ゆり
「しもやけはもう懲り懲りよ……」
言いながら、ゆりもしぶしぶながら手伝います
「ていうか、雪の花を作って、どうするわけ?」
シャーリー
人間に戻って手伝おう。
シロ
「おもしろい!!」
「あったかい!!」
風馬
「どうする?」
高瀬川の和樹
「正直なんも浮かばねえんだ。作りながらあの雪だるまを驚かせる手を考えてる」
シャーリー
「うーん……」
淡雪
「……」
シロ
ぺたぺたと雪をくっつけてる。雪の塊を「きょうりゅー!」って言い張ってる。
風馬
「雪シャーリーも作ろう」どうみてもペンギン
シャーリー
「可愛いですね……」
シャーリー
ペンギンハイウェイ……。
淡雪
「あの時のように」
「この地の力を借りれば、あるいは……」
淡雪が小さく呟きました
高瀬川の和樹
「この地の……?」
淡雪
「以前に一度、そうしたことがあるのです。和樹さん、あなたのお父様と一緒に」
高瀬川の和樹
「ほう」
淡雪
「その時のことは、皆様も、もうご存じのはずですわね」
シロ
「カミサマのおうちつくったんだっけ?」
淡雪
「ええ。そうです」
高瀬川の和樹
「ああ。その時か」
淡雪
「この地の霊穴の力は、大変大きなものです」
「それこそ、神を喚び、小さな蜘蛛の子を神上がらせることができるほど」
高瀬川の和樹
「成程…… さっき話に出した二番目だ。力勝負で無理やり話を聞かせる」
ゆり
「神様呼ぶ力でぶっ飛ばすっての?流石に乱暴じゃない?」
シロ
おれはかみになるんだ
風馬
「やっつけるのはダメだ」
高瀬川の和樹
「ぶっとばすたぁ言っとらんよ。天岩戸をこじ開けて話くらい聞けってやるだけさ」
「これだけ頑なになっちまってるんじゃあ、それも一つの手だろう」
シロ
「あまの?」
別世界の魂
シャーリー
別世界の人「先生!?」>あまの
風馬
断片にすら反応!
高瀬川の和樹
別世界の人!w
シャーリー
なんか今日過去の魂が元気だな……。
※あまの……ビーストバインド キャンペーン「月が見ている」の登場人物。
シャーリーの中の人は天野先生大好き三上ちゃん。

淡雪
「……ですが」
シャーリー
日本神話判らないって顔。
高瀬川の和樹
「あー、すまん。本当の話だか人間の物語だか知らんが、ずーっと昔にな、太陽の神様が洞窟に閉じこもっちまったって話があんのさ。深い意味はなくて慣用句だよ」
シロ
「???? わかった(イミはないってとこだけ)」
シャーリー
判った様な顔をしている(わかってない)>神話
おとなひくいもん
高瀬川の和樹
ちょくちょく人間の言い回しを出してしまい説明を要する和樹
毎回丁寧に「?」してくださってありがとうございます
シロ
りかいりょくがよわくてすまない。
高瀬川の和樹
いえいえ 丁寧にツッコミくれるおかげで和樹のなんでやねん具合が際立って嬉しい

淡雪
「その力は、今のこうした出来事を引き起こした切掛ともなったものです」
淡雪は、少し辛そうに目を伏せました
「……」
シロ
「でもそれ、なんか、なんとかするためにつかったんだろ?」
「やんなきゃよかったってやつなのか?」
風馬
「やらなきゃわかんないぞ」
淡雪
「今となっては……あるいは」
ちびきつねさま
「ううん」
「力というものは、特に、こうした土地の力というものは、本来良くも悪くもないものだよ」
シャーリー
「まっしろ……って感じですか……?」
ちびきつねさま
「うん、そうだね」
高瀬川の和樹
「この雪みてぇだな」
風馬
「くもの、かみさま?も困ってるみたいだった」
ちびきつねさま
「だから、正しい方向へと導いてあげれば、正しく働くものだ」
「けれど、無理に導いて強い流れとなったところに、思いもかけぬ力が働けば」
「たちまちに思いもよらぬ方へと流れてしまうものだよ」
シロ
「はしってるとこにあしひっかけたら」
「ころんじゃうな!」
シロ
いまきさめが無理矢理作ってる流れに力をかけて崩しちゃえって事かと思った。
ちびきつねさま
「大きな川の流れが、堤に当たって溢れてしまうようにね」
高瀬川の和樹
「話がばらけたな。使えそうなもんはと……、この地の力、いと、雪で花畑を作る、押し花、マフラー。

取れそうな手は、咲をもっぺん起こす、力で対話に持ち込む、咲の思い出を話のきっかけにする。

やりたいことは、咲と木雨を対話させる。

最終目的は木雨を説得する。
こんなとこか? 今の所」
「こっから流れを作らんとな」
ちびきつねさま
「だから、土地の力に頼るというのならば、それに纏わる皆が、同じ方向を向いていなければならない」
シロ
「おんなじほう?」
ちびきつねさま
「うん」
シロ
「おひさまのほうとか!」
風馬
「ひがしだな!」
ゆり
「リアルな方向の話じゃないでしょ」
シロ
分厚い雲が覆う空を見上げてションボリする。
ちびきつねさま
「和樹は、先ほど天照大御神の岩戸隠れのお話をしたけれど」
「あれも、天照大御神が自ら戸を少し開けたからこそ、手力男尊が押し開くことができたんだ。初めから無理矢理にではいけない」
「力ずくでは、きっとあの木雨という子の思いとぶつかって、力はあらぬ方へと流れてしまうかもしれないよ」
シャーリー
「話し合えばいいんでしょうか……」
風馬
「きさめはとけたくない、でも春になるととける」
「でも、春にならないとみんな困る」
シロ
「きょーりゅーいたとこの、せっちゃんって、ゆきおんなだったろ? でもあったかくてもへいきであるいてたぞ」
「あいつ(木雨)はだめなのか?」
ゆり
「なんであの子だけ大丈夫なのかしらね」
高瀬川の和樹
「結局、どうやって話を聞く気にさせるか、に戻るわなあ。天鈿女命に踊っていただくわけにもいかん」
シロ
「ちょっときいてくるー」
「……うーん、みちうまっちゃってるけど」
ゆり
「何かで興味を引く……とか。それこそアハーンウフーンな女神さまみたいに」
風馬
「なんだゆりの鳴き声……」
「さきなら、話すんじゃないか」
シャーリー
「……確かに、素直に話したほうが良いと思います」
高瀬川の和樹
「とはいえ、咲はあの調子だ。もう一度起こしてみるか?」
シロ
雪かきが必要そうだな……
ゆり
「問題は、どうやって起こすかよね」
高瀬川の和樹
「ああ」
風馬
「鳴くか?」
ゆり
「ていうか、なんであの子出てこないの?」
シロ
「ぐるぐるまきになってるからだぞ」
ゆり
「そりゃ、物理的にもそうなんだけどさ」
風馬
「いつもゆりが最初に起きるぞ」
シロ
「うん、ふーちゃんのこえでっかいからおきちゃうよ」
ゆり
「毎朝叩き起こされる身になりなさいよ!」
高瀬川の和樹
「鳴く? ああ、そうか。一番鶏か。成程。たいがいの闇を払う鳴き声でもあるな」
ゆり
「えぇ……そういうもの?」
高瀬川の和樹
「ここにゃ物の怪しかおらんのだし、そういう見立ても案外使えるかもしれんだろ」
「俺達なんて、見立てと物語でできてんだ」
シャーリー
「確かに……」納得。
淡雪
「言い得て妙、かもしれませんわね」
「あるいは、あの木雨という方が咲さんを夢の世界に押し込めているとして」
「それが妖の力によるものであるならば、同じ妖の物語の力であれば、いくらか及ぶことはできるかも……?」
シロ
「モノガタリ?」
「おはなしをつくるのか?」
シャーリー
「おはなし……」
ちびきつねさま
「あの咲という子の意識をいくらかでも目覚めさせることができれば、それが切掛となるかもしれない、ということだね」
シロ
「さっきのはおきてたんじゃないのか。そっかー、ユメのなかか」
高瀬川の和樹
「ああ、そうだ」
淡雪
「そして、鶏鳴は目覚めの象徴。辻褄は合うかもしれませんわね」
「お試しになってみますか?」
シャーリー
その言葉に頷く。
高瀬川の和樹
「ああ。ようやく、少しは流れができてきた」頷く。
ブレーメンする?
風馬
みんなでどうぶつタワーバトルしながら一斉に鳴くブレーメン
シャーリー
どうぶつタワーバトルくっそ懐かしい……。
風馬
文字(スコア)、きつね、籠、河童、すねこすり、燕、鶏
シロ
大声出せるヤツ少なくない?
シャーリー
河童は大声出せる?
風馬
ヨツミワドウなら……
語り手
ブレーメン的にびっくりさせるという意味なら、びっくり要員は結構いるとは思うが
河童もいるし
風馬
キャブコンにクラクション鳴らしてもらおうぜ
語り手
大雪の中で絶賛スタック中
シロ
籠は最後に屋根から落ちてきて潰すヤツじゃないの?
風馬
石臼よりさらに凶悪
シャーリー
こわ

風馬
「どんな話だ?本に書いてあるのか?」
ゆり
「鶏の話?そんなの何かあったかしらね?」
淡雪
「鶏さんが出てくるお話と言いますと……ブレーメンの音楽隊、とか……」
頬に手を当てて、首を傾げます
シロ
「どんなおはなし?」
シャーリー
「動物が病気を治すために音楽家の青年の元に集まる話でしたっけ……?」
シャーリー
ボケたかったんです>表
シロ
ボケ倒し
トラ狩らなきゃ
淡雪
「鶏さん、ロバさん、犬さん、猫さんが音楽隊になって、泥棒をびっくりさせて追い払う、というお話ですわ」
シャーリー
「……全然違う話でした……」
淡雪
「まぁ、絵本というものは時代時代で色々な形に変わりますから……」
淡雪は困ったように微笑みました
シロ
あれもまあ最後に「びっくりさせてやれ!!」な話ではある。
語り手
最後は仕返しに来た泥棒をバイオレンスに撃退しますけどね
シロ
「おいはらわなくていいから、びっくりさせればおきるな!」
ゆり
「それで、その……やるわけ?ブレーメンを」
なんとも言えない表情で、ゆりが漏らします
「びっくり要員もいるけどさ、確かに」
風馬
「音楽って、楽器使うやつか?オレできないぞ」
シャーリー
「……音楽は……なんとかなるでしょう……」適当言う鳥。
淡雪
「実際には音楽、ほとんどやらないのですけどね」
音楽隊とは名ばかりだ!
シロ
結局ブレーメンに行かないしな。
語り手
ブレーメン(には結局行かないで、泥棒の集めた資産で好き勝手)の(み食いして好き勝手に演奏して楽しく暮らす)音楽隊
シロ
なんなら一回も音楽やってない。
高瀬川の和樹
www
風馬
きつね<コーン!
籠<下にィー!下にィー!
河童<ヒョーヒョー!
すねこすり<ワンワン!
燕<ピーチチチ!
鶏<コケコッコー!
シロ
つまり我らここで咲起こしたら、結局その先ドコも行かずここで飲み食いして楽しく過ごすということに。
高瀬川の和樹
雪まみれで飲み食いできないよ

シロ
「んー、とにかくみんなで『おきろー!』ってびっくりさせればいいんだろ?」
「はるがきたぞー! って」
シロ
はっ、むしろオオカミ少年
ゆり
「別に春がきたぞー、じゃなくてもいいような気がするけど……」
シロ
「ごはんだぞー! とか?」
高瀬川の和樹
「飯かよ。まあ効果的だが」
語り手
咲「うわぁ、なんだか大変なことになっちゃったぞ」
シロ
「うーん、ただいまー! とか」
風馬
「みんなのいつもの声でいいんじゃないか?」
シャーリー
「いつもの……」
ゆり
「あたし籠なんだけど……」
高瀬川の和樹
「まあ、起こせりゃいいんだ、起こせりゃ」
風馬
「かごはなんて鳴くんだ?」
シャーリー
「……いつもの……?」
ゆり
「出ないわよ、音なんて!」
シロ
エッサホイサッサじゃないの!?
ゆり
「人足がいるわけじゃなし」
風馬
「じゃあ……ごはん!とか?」
ゆり
「あたしに大食い属性付けんのやめろ」
ちびきつねさま
「なんだか楽しそうだねぇ」
「ものは試し、やってみようじゃないか。それでまた木雨が現れるというのなら、それはそれで切掛にもなろうかもしれないからね」
シャーリー
「ごはん……!」
シロ
「おなかすいたなー」
高瀬川の和樹
「全くだ。これくらいが丁度いいってね」
風馬
「……それならみんなでにわとりのまねをしてくれ」
「たくさんいたほうが大きな声になるんだ」
ゆり
「えぇ……」
シロ
「ココケッコー」
高瀬川の和樹
「皆でかよ。ううん……」気恥ずかしい
シャーリー
「こけこっこー……」
ちびきつねさま
「コケー。いいじゃないか、これも一つのお祭りだよ」
シャーリー
「大声……難しい……」
ゆり
「いいから、やるなら早くしましょうよ。流石に冷えて、おトイレ行きたくなってきたわ」
ゆりがお社の方を指して促します
高瀬川の和樹
「ああ、ったく。そりゃそうだな、コケコッコー!」
風馬
神社に向き直る
シロ
「コーケコッコーーー」
ゆり
「外でやるの!?」
ゆりがびっくりします
「さっきの夢の中に入ってとか、そういう……」
シャーリー
「こけこっこー」一生懸命声を張る。
シロ
「コケコッコーーーだぞ!!」
シャーリー
「こけこっこー!」
高瀬川の和樹
「練習だ練習」
ゆり
「ああ、練習……」
シロ
夢の中にまで現れる目覚ましってヤーダー
風馬
絶対にたたき起こすという強い意思
シロ
「おなかすいたぞーーーーー!」
「さむいぞーーーーー!」
ゆり
「こ……こけ……こっこー」
風馬
「コケコッコー!」
「やっぱり夕方だといまいちだな」
ちびきつねさま
「ケコケコ」
語り手
雪崩起きそう
語り手
などなど、思い思いの鶏の鳴き真似をしながら、お社へと向かうと
そこには、相変わらず絹のような糸で覆われた小さなお社がありました
シロ
イトに触ってみる。
語り手
シロが躊躇いなく糸に触れると、みんなはたちまちにあの不思議な景色に包まれました
境内の前には、女の子が1人
咲は、お社の縁側に腰を掛け、足をぶらぶらとさせながら雪だるまに語りかけています
夢の世界の空は、微かに残る雲から優しく雪が降っています
風馬
咲の姿を認めた後に空を見上げる
「くもー!また糸をかしてくれー!すぐ、おわるから!」
語り手
風馬がそう呼びかける声は、小さなこだまとなって、静かな境内をわたって行きました
そして、気がつくと
風馬は一羽の鶏となっていました
あ、本身は風見鶏か
では、青銅色の鶏になっていたということにしましょう
ゆめのにわとり
シロ
風馬 ゆめのすがた
とおもったら訂正されちゃいそうか。
風馬
せっかく鶏になれるとおもったのに
シャーリー
訂正……。
シロ
かわったいろのにわとりになった。
シャーリー
哀しい

風馬
「!」
「あれ……骨じゃない」
語り手
「え。あれ?鶏……?」
咲が、不思議そうな顔でこちらを見ています
「こんなところに鶏いたっけ……。どっかから逃げ出してきたのかな」
風馬
バサバサっと飛んで屋根の端っこに止まる
語り手
「うわ、飛んだ」
咲は、縁側から飛び降りると、境内の真ん中辺りまでやってきて、屋根の鶏を不思議そうに見上げます
風馬
(うわ、飛べた)
すーっと首を伸ばす
これ鳴いちゃっていいやつ?
語り手
どうぞどうぞ
まずは風馬さん
風馬
「コケコッコーーー!」
語り手
境内に、目覚めを呼ぶ鶏の第一声がのびやかに響いたのでした
高瀬川の和樹
ちょうど0時で鮮やか
風馬
時報鶏

おしまい
語り手
というところで、本日は締めます
高瀬川の和樹
お疲れさまでした! 方針が固まったぜ
シロ
おつかれさまーーーー
風馬
お疲れ様でした!
シャーリー
お疲れ様でした~!


ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。