カイトくんは……
※前回終了後、今回のお話の元になっている三部作参加PCのカイトよりのコメント。
カイト
カイトさんが淡雪に対してほえるのアップを始めました
高瀬川の和樹
アオーン
シャーリー
わんわんお!
語り手
カイトくん、淡雪に墨から戻してもらったら、まず何をしますか
カイト
どんな状態で墨にされたかによるかなぁ
ゆきを守るために淡雪を止めようとしたとこで墨にされたんならそのまま飛びかかりそうだし
※由希……カイトの飼い主。カイトが大好き。カイトも大好き。
語り手
淡雪はゆきちゃんに糸に触れた際の症状が出た時に、問答無用で墨にしちゃってるんですよな
それはカイトにも理由を説明するわけには行かない(実は勘違いだったけど)からなんだけど

カイトに噛み付かれても文句は言えないな、これw
ゆきちゃんをそのような目に合わせたことで怒ったカイトが襲い掛かって来た時に、カウンターで墨にした感じですね
シロ
説明大変。先におと~さんを解除した方がよさげ。
カイト
それはもう戻してもらったらカウンター確定よw
語り手
だろうなーw
まぁそこは存分に噛んでもろて
シロ
先にゆきちゃんを戻して説明してからにしないとダメぽい
語り手
ゆきちゃんはねぇ、戻せないんですよ
事が片付くまでは
シロ
ゆきちゃんの記憶は改竄されちゃってるのか。一応あの場にいたけど
まあそのへんシナリオに関係あるかもだからつつくのやめとこ。
カイト
がんばって言いくるめてくれw

開始前
高瀬川の和樹
こんばんは!
シャーリー
ただいま!
風馬
こんおか!
語り手
毎度どーも
クロ
シュッ
風馬
クロだ!
クロ
やァ、ススワタリの親戚でございますよ

語り手
前回は、淡雪にもののけたちと戻してもらおうという話でしたね
シロ
そうだったな……
なんかトラブルが起こりそうだなって中の人は思うんだけど、シロがそんなこと知るわけがないのだった。
高瀬川の和樹
「……?」一瞬何か呟きを聞いたような気がして振り返ったが、その内容は聞こえなかった。
語り手
淡雪は、みんなをお店の方へと連れてゆきます
シロ
「まえがみえないぞー」
風馬
「ここは道なのか……?」
シロ
「ミチはミチだとおもう!!」
「タブン……」
「キット……」
語り手
真っ白に埋まってしまった町を、みんなは難儀しながら歩きます
風馬
「『少しだけでよかった』って本当だな」
高瀬川の和樹
「全くだ」
語り手
この寒い雪の中だと言うのに、体はかっかと熱く、息も切らしながら、みんなはようやく淡雪のお店へとたどり着きました
シャーリー
「……寒い……」
高瀬川の和樹
「寒ぃんだが熱ぃんだか分からんな……」
シロ
「サムいのにあついぞ!!」
ちびきつねさま
「寒いのは確かなのだから、服を脱いだ利してはいけないよ」
シロ
お方様はヘーキなのかなぁ
シャーリー
しゅっと風馬くんのポケットにinします。
淡雪
淡雪は懐から小さな本の付いた鍵を取り出し、しばしガチャガチャとした後で
「……!……!」
小さく声をあげながら、苦労して引き戸を開けました
淡雪
「……お待たせいたしました。どうぞ、中の方へ」
言って、お店の暗がりへと入って行ってしまいます
高瀬川の和樹
少しだけ息を呑んでから、敷居をまたぐ。
ニハル
「だいじょぶかな……不意打ちで墨にされたりしない?」
風馬
「大丈夫だ」
高瀬川の和樹
「今更言っても詮無ぇさ」
シロ
あのザワザワと人の声がする墨壷を思い出してちょっとドキドキしながらはいる。
風馬
シャーリーをつぶさないように気を付けつつ雪を払って入ろう
語り手
みんながお店の入り口をくぐって中へと入ると
昨日、みんなでくつろいだ居間のあたりへやってきたところで、淡雪が大きな甕を持ってやってきました
シロ
「あっ」
距離を取る。
高瀬川の和樹
「……」その甕を、じっ、と見る。
淡雪
「度々、お待たせをいたしまして、申し訳ありません」
シャーリー
「……?」ポケットの中からこんにちは。
高瀬川の和樹
「それが、件の墨か」
シロ
「ソコにほんとにいっぱいヒトとかはいってるのか? ゆーちゃんも?」
淡雪
「ええ。みなさまを溶いた墨が、こちらに」
言って、蓋を外します
シロ
「ホントにー?」
ニハルちゃんかツヅミちゃんあたり、カイトくんの怒りに思い当たりそう……かなぁ?
風馬
「……」
淡雪
その中には、まるで中に暗闇が広がっているように暗い液体がなみなみと注がれていました
高瀬川の和樹
「……」無意識に、墨へと解かれた片腕の切れ目を押さえる。
淡雪
「それでは……」
「その前に」
あ、と一つ呟いて
シャーリー
「はい……」
淡雪
袖からかすかに黒く染まった指を差し出して、和樹の文字となってしまった腕を、す、と撫でました
そのひとなでで、腕はたちまち元の通りに戻ります
シロ
「わう!」
高瀬川の和樹
「ひ、」思わず怯えるような声が出た。それを咄嗟に誤魔化して咳払い。
「……相違無ぇらしいな」
淡雪
「ご不便をお掛けしまして、あいすみません」
シロ
「わぁ、すごいな、すごいな、もどった! よかったな!」
シャーリー
「…………」複雑そうな顔をしてる。
風馬
「てがもどった!」
高瀬川の和樹
「おう。両腕のありがたみを感じるぜ」わきわきと指を伸ばしながら。
淡雪
「それでは、改めまして……」
「まずは、お客さまであるゆりさんから、再び編み上げましょう」
高瀬川の和樹
「……」じ、と甕を見据える。
シロ
和樹の手をジーっと見てる。
シャーリー
ポケットの中から様子をうかがう。
淡雪
墨つぼの上へ、指先が墨色に染まった手をかざします
一瞬、風も無いのに、墨の水面に小さな波が
それは、やがていくつも重なり、水面は慌ただしくなります
突然、水面がぐいと持ちあがり、黒い坊主のように膨れ上がります
シロ
「わぁ」
ちょっと怖い。だけど目が離せない。
淡雪
それは、淡雪の手に触れようとしたあたりで、突然スルスルと彼女の指先から吸い込まれて行きます
淡雪の手が、指先からみるみると黒く染まって行きます
袖から見えている部分が、すっかりと黒く染まり、更に幾らかの時間が過ぎてから、淡雪はようやく墨を吸い上げるのをやめました
「皆さま。少し、場所をお開けくださいまし」
シロ
言われるままにちょっとさがる。風馬の後ろに隠れつつ。
風馬
シロといっしょに下がる
高瀬川の和樹
一歩下がる。
淡雪
ツクハやツヅミ、ニハルもそれに倣って、
幾らかの場所が開いてから、淡雪は一つ頷きました
そして、快音を一つ立てて墨色の両手を打ち合わせます
その手を再び開くと、その間に黒い墨がまるで熱した飴のように引き伸ばされます
シロ
「……」コワイ
風馬
じっとみる
シャーリー
見守る!
高瀬川の和樹
少したりとも目を逸らさず、じっとその姿を見据えている。
淡雪
そして、肩幅ほどまで開いた両手を、大きな動作でぶんと振り回しました
宙に、引き伸ばされた墨が舞います
淡雪が身を翻し、折り、腕を振り回す度にその墨の帯は宙で折り畳まれ、編み上げられ
やがて、一つの形となって行きます
それは、文字
複雑に編み上げられた文字は
『籠』
という形をしていました
みんなはどんな字?
シロ
籠なんだ。
この調子で町中の生き物解呪するの大変そー。
初回ムービー限定かも知れないけど。
風馬
つまりそれが過労死
シロ
つまり、我々も一回ほどいて貰えば、一文字で表して貰えると。
シャーリー
なるほど
シロ
シャーリーは「燕」でいいと思うけど、ほかの三人どうなるやら。
風馬
「鶏!」
高瀬川の和樹
和樹は一文字で表しにくそうだなぁ
淡雪
別に一文字でなくてもいいのよw
シロ
そうなのか!
シャーリー
なんだってー!?
シロ
脛! とかにされるかと!
シャーリー
かわいい
もふもふしよ。
シロ
毛!
なんとなく和樹は「河童」とかじゃなくて「高瀬川の和樹」になりそうな気がしました。なんでかわからん。
高瀬川の和樹
わかる>「河童」じゃなくて

淡雪
仕上がった文字を見上げ、淡雪はもう一つ、手を打ちました
すると、文字はその上の方から、色を得ながらまた形を変えて行きます
高瀬川の和樹
「ゆり……」
語り手
それは、和服姿の女の人
シロ
「わぁ! ゆーちゃんだ!?」
風馬
「ゆり!」
語り手
桜色の着物の女の人は、宙で生み出された後、ゆっくりと古書店の床へと下ろされて行きます
ゆっくりと床へと横たえられたゆりは、眠っているように目を閉じています
淡雪
「ゆりさんを、お返しいたします」
シロ
「ホントにでてきたぁ!?」
高瀬川の和樹
「……戻ったか、ゆり」
風馬
「ゆり!」駆け寄ります
高瀬川の和樹
はあ、と、深く、深く、安堵の溜息を、ひとつ。
シロ
「ゆーちゃんだいじょぶ? だいじょぶ?」
語り手
みんながゆりのそばで声を上げると
うん……と小さく呻いてから、その目が開きました
ゆり
「あれ……朝……?」
「ていうか、床冷たっ!?」
言って、飛び起きました
シャーリー
「……良かった……」雀じゃないけど涙を流す。
シャーリー
これが雀の涙の仲間よ!!!
シロ
ツバメのナミダ
シロ
「ゆーちゃんゆーちゃんゆーちゃん!」
わんわん吠えながらぴょんぴょんする。
ゆり
「あら?どうしたの、みんな揃って」
風馬
「どこも黒くないか?」
高瀬川の和樹
「戻ったか……。頭ぁ痛くねえか? 手足は動くか?」
ゆり
「何よ、当たり前じゃない。なんか久しぶりにめっちゃよく寝たみたいにスッキリしてるわよ」
風馬
「そうか」
高瀬川の和樹
「そうか……、……ならいい」
シャーリー
風馬くんの服で涙ぬぐっていい?
風馬
いいのよ
シャーリー
じゃあ風馬くんのポケットの中がじわりと局所的に濡れていく。
シロ
ツバメのナミダけっこう量が多かった。
風馬
しっとり
シャーリー
じと……。
淡雪
「……ゆりさん」
シロ
「はー、よかったーーー」
ゆり
「あ、はい?」
淡雪
「この度は、わたくしの早とちりのために、大変なご迷惑をおかけいたしました」
淡雪が深々と頭を下げます
シロ
「どじか! あたしもよくやる!」
風馬
「あわゆき……」
ゆり
ゆりは、そう言われてしばらくちんぷんかんぷんな顔をしていましたが
やがて、何かを思い出したように顔がさぁぁ、と青ざめてゆき
「ちょわぁぁぁぁぁ!?」
何やら珍妙な構えで後退り、和樹の陰に隠れました
ゆり
「あああああ、あんた、あれでしょ、あたしのこと墨にしたでしょ!?」
高瀬川の和樹
「ああ……。落ち着け落ち着け、訳は話す。今ん所敵じゃねえよ、こうやって戻してくれたろう」
風馬
「ああ、ゆりをもどしてくれて……ありがとう」
ゆり
「今んところ、って何よ、その頼りないフォローはぁ」
淡雪
「お礼など……」
ちびきつねさま
「とにかく、まずはゆりが戻ってくれて何よりだねぇ」
シャーリー
めしょめしょ……。
「はい……」ずびび……。
高瀬川の和樹
「ああ」
シロ
「わん!!」
ちびきつねさま
「ゆり、足はもう大丈夫なのかい」
シロ
ゆりさんのクーラントもほどいて描き直して貰えば治るのでは!?
高瀬川の和樹
なるほど!?
ゆり
ちびぎつねさまに聞かれ、ゆりはちょっと怪訝な顔で自分の足を見たり、トントンとつま先で地面を突いたりしてみてから
「あら?あれ?なんともないわ」
シャーリー
「……本当ですか……?」
シロ
「あし、なおったのか」
淡雪
「お戻しする際に、お直しをさせていただきました。ご不便が無ければ良いのですけれど」
ゆり
「あ、あらそう……便利ね、あんた……」
ちびきつねさま
「それは何よりだねぇ」
風馬
「そんなことができるのか」
淡雪
「一度墨に溶いてしまえば……その箇所の情報を書き換えるだけ、ですので」
盛るかー
シャーリー
さらりととてつもないこと言ってない?この人
記憶とかも弄れたら怖い。
シロ
ここにどろかわさんがいたら……
風馬
巫女→爆乳巫女
シャーリー
やめて
あのぐらいが私の性癖なんですよ!!?
自PCの胸ぐらい自分の好みに盛って(盛ってない)いいでしょ!?
※どろかわさん……真・女神転生TRPGのPC。羽ばたきたい人を幅広く募集中。
 巫女……真・女神転生TRPGのPC、春日のこと。ささやからしい。
シロ
風馬君も本物の鶏に……
風馬
風見鶏→鳳凰
シロ
盛りすぎだーッ!?
シャーリー
盛りすぎ!?
シロ
伝説爆誕しちゃう
風馬
そんな白さんは
脛擦り→だいしゅきホールド
シロ
「!?」
……どんな生き物になるんだろうソレは……
風馬
いろんな意味でヤベぇやつ
シロ
おんぶおばけ?
高瀬川の和樹
なるほどおんぶおばけだ
シャーリー
かわいい
持って帰る。
風馬
子泣きおじさんじゃん
語り手
シロの体がAAの8頭身みたいになって、ハァハァしながら相手に組み付きます
シャーリー
やめて
ふわふわのぬいぐるみみたいなのを持って帰りたい。
シロ
いっとくけどシロさん性別ないからな。
シャーリー
え?
女の子だとばかり。
シロ
人間体は女子だけど。
風馬
たまたま参考にしたのが女の子だっただけでしたよね
シャーリー
風馬くんは?
風馬
股間に立派な風向指示器ついてるでよ
シャーリー
なんだtt
シロ
きまぐれなのかぁ
風馬
>>>—S—N—>
語り手
竿の横んとこに刺青で彫ってあるの?
シロ
イタタタ

これは ひどい(暴走する下ネタ)
シャーリー
ひっでぇ下ネタ思い浮かんでしまったんですが。
高瀬川の和樹
どうぞ>シャーリー
シャーリー
下のポジションも気まぐれなのかなって思ってしまった。
大体男性は固定派が多いって聞いたような気がする。
風馬
今日は東風東風やで
シャーリー
こちこち
語り手
ナニを固定するん
風馬
固定したら風向きわからへん
シャーリー
そっかぁ~~~
大変だなぁ。男の人って。
風馬
というか表の感動シーンの裏で会話の品位が
シロ
落差が……
高瀬川の和樹
雑談窓あるある
シロ
ギャップ……萌え?
語り手
いや、何を固定するんだ?
シャーリー
そちゃもちろんtin-tin……?
シロ
え?
風馬
なんの話してるんですか?
シャーリー
固定するの>tin-tin
えっ
語り手
ちんこ固定、ってどう言うこと
シロ
ごめん本気で分からんwww
シャーリー
tin-poji?
シロ
あー?
風馬
シャーリーさんちょっと頭が桃色でしてよ
シャーリー
いや、だから最初に酷い下ネタいうたやないですか!!!!!!!!!
あとPLの頭がアレなだけです!!!PCは無関係です!!!!!!!!!!!
シロ
みんな、はたらく細胞BLACKのアニメ第三話を見て落ち着くんだ。
風馬
BLACKじゃん……
語り手
別に固定するってわけじゃなくて
右とか左に竿やら玉やら治ってないと、中途半端な場所だと、座りが悪くて気持ち悪いのよ
シャーリー
へぇ~~~……。
語り手
肩掛け鞄とかさ、腰の横とか背中側とか、ある程度治りのいいとこに来てないと気持ち悪いでしょ?
あれと同じ
シャーリー
あ、それはわかります。
自分についてない器官のことはいまいちよくわからない。
シロ
そらそうだ。
高瀬川の和樹
それはそう
シロ
この雑談初期closeにしとくね……(消すとは言ってない)
高瀬川の和樹
人間にシャーリーの羽のことはわからない
シャーリー
ありがとうございます……お手数おかけしますが下ネタ注意のワンクッションもお願いします……。
高瀬川の和樹
タイトルは「これはひどい」かな>close
シロ
そうだねw
その案いただこ
風馬
きっとログにのるときは全てが美しい文学的表現に
シロ
やめてシロが心労でハゲちゃう
シャーリー
だって方向指示器の話してるときに気まぐれっていうから……。
淡雪
お下品な言葉は墨にしてしまいますよ
シロ
削除人来た
高瀬川の和樹
文学的ポジション?
※表とのギャップが酷すぎる。

シロ
「すごいなー!」
高瀬川の和樹
「……まるでメタバースかなんかみてぇだな。それが文字の力か」
シロ
「めだかっす?」
高瀬川の和樹
「あぁ、気にすんな。独り言だ」
シャーリー
「文字って……すごいんですね……」
ちびきつねさま
「元を正せば、文字は万象を記したものだ。およそ想像もつかぬ程の力をもつのだろうね」
「それはそれとして、ゆりも戻ったことだし、彼女にも今の状況を話してやらないといけないねぇ。和樹、頼めるかい」
高瀬川の和樹
「おうよ」
掻い摘んでゆりに状況を話します。
語り手
和樹がゆりに話し、それにシロが興奮気味に付け加えたり、風馬が静かに疑問を投げかけたり、シャーリーがふんふんと頷きながら、みんなはゆりに現状をお話しするのでした
ゆり
「はぇ~~~~」
なんとも間の抜けた声で、ゆりはみんなの話を聞き終えました
シャーリー
色々……あったね……。
ゆり
「この町で、そんなことが起きてたなんてねぇ」
「て言うか、さ」
「淡雪さんも水臭いわねぇ、そう言うことだったら、あたしたちを頼ってくれればよかったのに」
呆れたように腰に手を当て、淡雪に向き直ります
「一宿一飯の恩義を蔑ろにするような、恩知らずじゃぁないつもりよ?」
シロ
「みず……クサい?」
ゆり
「古い水みたいに言わないの!たとえよ、たとえ」
淡雪
「それは……まことに申し訳ございません。……全てはわたくしの不徳の致すところでございまして……」
床に三つ指をついて、淡雪が頭を下げます
シロ
「いそがなきゃなんだろ?」
「あやまるのはあとでやればいーよ」
風馬
「あわゆき、ゆりはきにしてないぞ」
シャーリー
「そうですよ……」
ゆり
「そうよ、お話を聞いたからには、別にどうこう言うつもりもないわよ」
淡雪
「そうですね……」
「今は時がございません。急ぎましょう」
「続きまして……」
つぼの上に手をかざして、少し考えてから
ちらり、と和樹を見遣ります
「瑞樹さん、でよろしいでしょうか」
高瀬川の和樹
「……ああ」
「…………くそ、顔を合わせる気構えが足りん。だが頼む」
安堵したような居心地の悪いような顔をしながら。
淡雪
「それでは……」
風馬
「和樹の親か」
シロ
「おとーさんか!」
シャーリー
どんな人なんでしょう?って思っている。
淡雪
頷き、水面に再び小波が現れ、淡雪が吸い上げた墨と共に舞います
宙に描き出されるのは
『鹿児川』
高瀬川の和樹
ごくり、と息を呑む。
座りの悪さが勝ったらしく、ゆりの背後に隠れる。
シロ
「さっきのよりながい」
淡雪
その文字が色づき、形を変え
現れるのは一昔ほど遡ったような風体に、ハンチング帽を被った青年少年の姿
その姿が、ゆっくりと古書店の床に横たえられます
シロ
「……? おとーさん……?」
高瀬川の和樹
ゆりの背後からちらちらとその姿を見ている。
「……親父」
親父のすがた
高瀬川の和樹
おお、前話で出たやつだ>ハンチング
シロ
見た目年齢逆転してるんだよなたしか
高瀬川の和樹
そうそう
シロ
おとーさん15歳の見た目だっけ
高瀬川の和樹
瑞樹は見た目15才位、和樹は見た目20才位
淡雪
じゃぁ少年だね
そっとお直し
高瀬川の和樹
ありがとうございます

淡雪
淡雪が、その姿にそっと寄り添い、肩を揺すります
「瑞樹さん……瑞樹さん……」
風馬
「和樹そっくりだ」
シロ
「ふわー、……にてるけど……」
高瀬川の和樹
「あぁ……、何年ぶりだかな。久々に顔を見た気がするぜ……」
シロ
「なんかわかい」
語り手
やがて、小さな呻きと共に、少年は目を覚まします
立ち絵がないよ
語り手
※瑞樹さんの立ち絵がnothing
高瀬川の和樹
え、前投げんかったっけ
シャーリー
あ、投げてたような。
語り手
あれ

河童バージョンのやつか
高瀬川の和樹
そうそう、確かに人間バージョンは用意してなかったかも
語り手
そうそう、人間バージョンでお出ししてしまった
高瀬川の和樹
それは失礼した
語り手
いえいえw
風馬
きっと気が抜けて河童に

シャーリー
「……」じっと見ている。
語り手
「うむ……ここは……今はいつだ?」
「どうにも頭がしゃっきりしやがらねぇ」
ハンチングを被った頭を、ふるふると振リます
シロ
「うごいた!」
風馬
「今は夕方だぞ」そうじゃない
淡雪
「瑞樹さん……瑞樹さんは、わたくしが」
辛そうに、淡雪が一瞬黙った時
高瀬川の和樹
「……親父ぃ」情けない声でゆりの背後から話しかける。
語り手
横合いから聞こえた声に、少年がそちらを向きます
ながされて
語り手
和樹さん、幾つくらいの時に流されたんでしょう
高瀬川の和樹
しっかり決めてないんですが、少なくとも流されたときはまだ見た目子供だったと思いますね。見た目青年になったのは人の間に染まってからっぽい。
語り手
なるほど
高瀬川の和樹
文明と大人の間に染まってから見た目青年になったのかなって>和樹
色々決めてNothing
シロ
人間界だと大人の方が便利だもんね。
シャーリー
確かに
高瀬川の和樹
もののけだと本質がどれくらい影響を受けるかで見た目が変わったりしそうだし

語り手
「ん?んん?」
少年は、和樹の顔をまじまじと見てから
「どっかで見た面だな。どっかで会ったかね?」
高瀬川の和樹
「俺だよ。あんたの息子だ。こんななりにゃあなったがね」
語り手
「ああよ。冗談だ」
言って、笑いました
「どこの親が手前の倅の面忘れるかよ」
高瀬川の和樹
「心臓に悪いぜ、親父ぃ。忘れられたかと思ったぜ」
語り手
「へっ、だが随分とナリが変わったもんだなぁ。幾つになった。どこで何してやがったんだ」
シロ
余裕綽々の少年と、普段からは考えられないほど狼狽えている青年の姿を面白そうに見てる。
瑞樹さんRP
高瀬川の和樹
にしかぜにきがやる親父ロールはかっちょいいなあ
語り手
割と瑞樹さんRPは難易度高くて、恐々です
シロ
わかる。なんか難しい感じする。
シャーリー
確かに。
高瀬川の和樹
お世話をおかけします

高瀬川の和樹
「ちと南の方まで流されてたのよ。そんでふらふらふらついて、別の川に棲みついてたよ」
語り手
「ほう、そうかい。良い水んとこか」
シャーリー
「……」見た目は逆だけど、親子なんだなぁ……。
高瀬川の和樹
「おうよ、無論さ。いい流れといい連中がある」
「さてと、懐かしんでる場合じゃねえや。積もる話は後でしようぜ、親父がそこへ引っ込んでる間に色々あってな」
語り手
「ああよ。まぁ、ようやく頭も晴れて来やがったんでな。大方のとこは想像がつくが……」
言って、周りをぐるりと見渡し
シロ
ゆりの足の間でスラロームしてる。
ゆり
「ちょっと、やめなさいよ着物が毛だらけになるじゃない」
言いながら、微笑んでいます
高瀬川の和樹
なにやってんだかわいい>シロ
シロ
全力で好意を示してるだけだよ!
ニハル
「瑞樹さぁぁぁぁん!」
ツヅミ
「瑞樹さん、よかった……」
語り手
「おぅ、久方ぶりか?……見知った顔があるのは何よりだが」
シャーリー
ビーストの時も思ったけど自PCが語り手(GM)の力で動いてるの可愛いな……。
シロ
うちのきつねさんとたぬきさんが苦労してるなぁって思いながら見てる。
語り手
「こちらのお客さんがたは?紹介ぐらいしてくれるんだろ?倅よ」
シャーリー
ではポケットからログアウトします。
高瀬川の和樹
「おうよ」全員を紹介しつつ、住んでいた場所のことと、なぜこちらへ来たかを話します。
シロ
じゃあその間ご挨拶代わりにおとーさんの足のとこでスラロームしよ。
高瀬川の和樹
苦笑しつつスラロームは止めない。
「……まあ、そういうわけさ」
語り手
「なんとまぁ……」
「ひゃはは、やめねぇ、くすぐったいじゃねぇか」
シロの様子を見て微笑みながら
シロ
脛がいっぱいで幸せです!
シャーリー
じゃあ瑞樹さんの頭に居座ろう。
語り手
「そりゃぁ、大層ご大義なこって。ウチの倅が、厄介になっとります」
言って。ハンチングを脱いだ頭を下げると、そこにはつるんとした茹で卵のような頭
シャーリー
ぴちちち……とハンチングを取る動作とともに風馬くんの頭に移動。
シロ
……おやこだった
風馬
「和樹と一緒だな」
ちびきつねさま
「いやいや、お父上。こちらこそ和樹にはそれはもう世話になり通しでして」
高瀬川の和樹
お方様と親父がそんなやりとりを始めると、やっぱり座りが悪くなってそわそわする。
これが三者面談中の生徒の気分ってやつか!
シャーリー
そうだよ!!!
シロ
「きーちゃんすごいんだぞ」
ゆり
「そうですよぉ、お父様。ここまであたしたちが来られたのも、ご子息のおかげですから」
言いながら、和樹の脇腹を肘で突きます
高瀬川の和樹
「おっぷ」
ゆり
(あんた、買ってきたお酒、渡しなさいよ)
高瀬川の和樹
「あー、そうだな、なんやかやあって忘れてたぜ……」
おみやげ買ってたな……
シロ
そういえばそんなのあったなぁ
高瀬川の和樹
PLもまるっと忘れてたのでゆりさんありがとう。
シロ
いつ買ったんだったか。
ゆり
いつかどこかで……
風馬
はて船乗る前か……
シャーリー
わすれてた……。
シロ
心配はしていなかったとは言え、行方不明だった息子が帰ってきて苦境に助力に来たうえ好物を持ってきてくれたら、そりゃもう、嬉しいなんてもんじゃないなぁ。

高瀬川の和樹
ごそごそと荷物を探ると、酒瓶を取り出す。
「親父、手土産だ。挨拶代わりにと思ってな」
「よく飲むろう、こういうの」
語り手
「ほーう。しばらく見ない間に、ちったぁ気が利くようになったじゃねぇか。ご友人方のご指導の賜物かね」
にやりと笑って受け取りますが、どこかくすぐったそうで、嬉しそうです
高瀬川の和樹
「あー、まぁな。くっそ、座りが悪ぃ」
語り手
「おぅ、淡雪よ」
振り向き、受け取った酒を淡雪に差し出します
淡雪
「あ、はい……」
それまで、黙っていた淡雪は、不意の言葉に少し驚いたように答えます
語り手
「お前んとこの冷蔵庫で冷やしといてくれ。まずは冷やで行きたいんでな」
おず、と受け取られてから
「今はどうこう言うこたぁしねぇ。代わりに、後で呑みながら話ぁ聞かせてもらうぜ。コッテリとな。付き合いな」
高瀬川の和樹
「……知己なんだな」その様子を見て、実感するように一言。
語り手
「ああ、まぁな」
和樹の言葉に、小さく頬を掻き
「まぁ、お前らも色々こいつに言いたいこたあるんだろうが、まぁ、それは後にしといてやってくれ」
シャーリー
まるでh……あ、なんでもないです。
シロ
ナンデモナイサ
語り手
「さて、そんじゃ、改めて今んところを聞かせてもらいながら、他の連中も叩き起こしてもらうとするか」
ぱん、と水掻きのついた手のひらで快音を立てて、父―――瑞樹はにかりと笑いました
と言うところで、今日は締めましょうか
次回は、一気にみんな呼び起こします
高瀬川の和樹
お疲れ様でした! 瑞樹と和樹の対面ができてPLうれしい
語り手
新旧チームリーダーの邂逅>和樹&瑞樹
シロ
おつかれさまでしたー
シャーリー
おめでとうカイトくん……。
風馬
お疲れ様でした!
シャーリー
お疲れ様でしたー!
ひどい下ネタ挟んですみませんでした。
語り手
チンポジ小噺でした

ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。