開始前
シロ
モフゥ
千鳥橋 湊斗
プスゥ
高瀬川の和樹
間違えた
梅小路 未弦
いる
高瀬川の和樹
おる
風馬
ミナト!みっちゃん!
高瀬川の和樹
自分は和樹だしここは北海道
風馬
オレも合法ショタだが?
高瀬川の和樹
風馬くんは普通にショタでは?
と思ったら風見鶏的な意味でか
風馬
物質年齢は100歳超えてるから……
高瀬川の和樹
のじゃショタにならないと
蕨 洋美
おまんたせいたしました
風馬
被らないけどツクハちゃんと被るし
シャーリー
僕も合法です
風馬
メロン!
高瀬川の和樹
こんばんはメロン
シロ
めろんたべる
蕨 洋美
メロンて何だろう、と思ったら、今気づいた
メロンと蕨 洋美……DXの第4話をご覧下さい。
語り手
お待たせいたしました
シャーリー
ほっかいどうだから?
シロ
ゆーばりめろんだな!
風馬
夕張産だったのか
クロ
石炭カラー
高瀬川の和樹
黒い!
シャーリー
かわいい
ペルソナかな
シロちゃんのペルソナ4的なシャドウ、想像すらできない……。
クロ
シャドーシロだぞ。シロと違って昼間に動くぞ。
体毛黒だから日光が暑いぞ。
やっぱねる
シャーリー
ぬいぐるみ欲しい……。
白黒並べて愛でたい。
高瀬川の和樹
白黒並べたい

淡雪
「いいでしょう」
淡雪は振り返り、そう言いました
その顔は、悲しげにも、冷たいものにも見えました
「この町には、新たに生み出された神がおりました」
シロ
くもだっけ……とぼんやり思い出してる
高瀬川の和樹
「蜘蛛か」
風馬
「くもだろ、つくはからきいたぞ」
シャーリー
蜘蛛だなぁ。
淡雪
「遥かな昔から、この地の霊穴を守り続けた、編まれた式の蜘蛛」
淡雪はうなずきました
「それを神上がらせたものです」
風馬
「でもいえにいなかった」
淡雪
「彼女は、遥か雲上に」
「それでも、時折糸を垂らしては地上を伺っていたようです」
シロ
「おうちはくものうえなのかぁ。くもだから?」
風馬
「そのくもじゃ……うん?くもなのか?」
雲上
シロ
雲上なんてことばシロよく知ってたね。
きっとあーちゃんが上を指したりしたんだろう。
風馬
シロのおとなりょくがあがった!
シロ
いとちゃん、雲上にお住まいって事は大好きな式編みのおとーさんと一緒にいるのだねぇ、としみじみ。

淡雪
「……ある時、その蜘蛛を祀る社に1人の女の子が訪れました」
シャーリー
「くも……?」
難しくなってまいりました!
淡雪
「その女の子は、戯れに一つの雪だるまを拵えました。寂しさを埋める、冬の間のひとときの友として」
高瀬川の和樹
「雪だるま……」
シロ
「ゆきだるまか……さっきいたヤツか」
ゆきおんなとどうちがうんだ……? なんて思った。
風馬
「あれ、おんなじだ。おんなじえりまきだ」
淡雪
「しかし、雪から生み出されたものは儚いもの」
「春を待たずとも、ほんの数日陽が照れば、溶け消えてしまうもの」
シャーリー
悲しいね……。
シャーリー
雪花ちゃんも悲しいと言ってます。えあこん。
風馬
おい溶けないぞえあこん女
シャーリー
シャーリーじゃなくてえあこん女が降りてきてる まずい
シロ
あれは雪女であり雪でできてるわけではなく雪を降らせる方なので!
シャーリー
「でも私ここにいるから!」とか言い始めた。
シロ
……でも夏は元気ないんだっけ。
シャーリー
ないっすね。
シロ
えあこんちゃんとゆきだるまちゃんがお友達になればハッピー。
シャーリー
好きなもの……アイス、えあこん(機械はぜんぶエアコン)
あいつモノノケの時傘から雪降らせてたんだ……(キャラシを見直した)
シロ
雪降る傘を雪だるまちゃんに差し掛けてあげれば!
雪だるまちゃんの顔がふっくらするね!

シロ
「そうかぁ……」
淡雪
「女の子は、思ったのです。もう少し多く、もう少し長く、雪が降ったなら、と」
「そして、ほんの些細なもう一つの戯れに、女の子は祈ったのです。……社に」
「地上をうかがっていた糸はーーー生まれたばかりの幼い神は、孤独を知る彼女は、その願いを叶えたのです」
シロ
「ふわぁ……」
「おねがいきいてもらえたのかぁ」
シャーリー
「……良かったん……ですかね……」
淡雪
「もう少し長く、もう少し多くーーー」
高瀬川の和樹
「応えちまったか。神が。幼いが故に」
淡雪
頷き
「その叶え方も拙い彼女が撮り得た、その方法は」
「己の力だけでは足りぬと考えた彼女は、もっと力を得れば、と考えたのでしょう」
高瀬川の和樹
「己が力も、結果も、均衡も、まだ知らんまま。目の前に何気なく手を伸ばすようにして──」
淡雪
「自らの糸を、この町中に伸ばしたのです」
シロ
いとちゃんのうっかりの結果だったのこの惨事。
でっかい目できょろきょろしながらフワフワのおててをパタパタさせながら「えっとえっと」ってやりながら惨事を起こしたと!

淡雪
「この町に住まう者は……」
そこで、ほんのわずか、下唇を噛み
俯いてから、それでもすぐに顔を上げて口を開きます
「この町に住まう者は、皆、蜘蛛神との縁があります」
「蜘蛛神の糸に触れた者は、皆、ひっそりと願うようになったのです」
「ああ、もう少し、雪が降れば、と」
「それは、ほんの小さな小さな、ささやかな願いでした」
シロ
なるほどー
高瀬川の和樹
「だが、皆が皆の分、集まれば」
淡雪
「ええ。ひっそりとした願いであっても、集まれば」
「雪はほんの少しだけ、長く続いたのです」
シロ
話を聞きながら真っ白な世界を見回している。
淡雪
「―――それで、終わり」
シャーリー
「なるほど……」
風馬
「だからみんなとかしたのか? ゆきがふえないように」
シロ
「んん? じゃあカミサマに、ゆきいっぱいでたいへんだから、やめてっておねがいしたらいいのに」

ツクハ
「待て、風馬」
風馬
「つくは?」
ツクハ
「淡雪の話はおかしいぞ。『ひっそりとした願い』によって、『ほんの少し、雪が長く続いた』と言ったな」
シャーリー
「……?」
ニハル
「ほんの少しってレベルじゃないよ」
風馬
「あと、ゆりはここにはじめてきたぞ」
「くもにあったことがない」
しらんけど
シロ
新しいカミサマだし接触したことはないよねー
ツクハ
「そうだ。それも妙な話だ」
シャーリー
「……確かに……」
ツヅミ
「ていうか、どう見てもドカ雪、っていうかドカドカ雪だよ」
淡雪
「……」
シャーリー
「……?」
「淡雪さん……?」沈黙が気になる木!
高瀬川の和樹
「あぁそうだ、端折るない。お前は雪を止めるために、糸に触れた人を溶かして回ったとする。筋は通る」
「だがその後どうするつもりだった。人が来る度に追ん出して、ここをずっと人一人いねぇまま保つつもりだったか」
シロ
ナイス質問ー
ツクハ
「それも尤もな問いだが、なぜ、これだけの雪が降るに至った?」
シロ
・ドカ雪になったのなんで?
・溶かした後どうすんの?
・神様と話通じないの?
風馬
・人溶かせるなら雪くらい溶かせるやろ!
高瀬川の和樹
マトーメサンクス
シャーリー
せやな!?
まとめあざます!

淡雪
和樹とツクハに問われ、
「……もう一つの気まぐれが起きたのです」
高瀬川の和樹
「もう、一つの?」
淡雪
「長く続いた雪と、蜘蛛神の近くにあったことで、その小さな友にまで、霊験が顕れたのです」
「皆さまも、もうお会いになりましたね」
高瀬川の和樹
「変じたか……」
風馬
「ささめか?」
淡雪
もう一つ、頷き
「切っ掛けは、ほんの小さな願いだったのです」
「しかし、新たに生まれた彼女は、更なる願いを掛けたのです」
「いくらか雪が長く降ったところで、春が来れば。夏が来れば。己は消えてしまう」
「わずかでも己が長くあるために、より強い願いを糸に乗せて、町中へと」
「ただ糸を垂れるだけの蜘蛛神では、御しきれぬ程の強い願いを」
「人々は、自らの心を喪うほどに、雪を求め始めました」
「結果は、ご覧のとおり」
シロ
もう雪花ちゃん紹介しよ?
シャーリー
「やっほー!」
シロ
雪花ちゃん住んでるの氷室だし夏でも安心。

風馬
「……」
シロ
「そっかー、ずっとふゆにしたいのか」
「……こまるぞ、それは」
シャーリー
「……ずっと冬……ずっと海外……」
淡雪
「このままでは、この鹿角だけではなく、北海道、果ては海峡を越えて本土や、遠い北の異国にまでその影響は及びましょう」
高瀬川の和樹
「……大層な事をしやがって。そこまで来りゃあ、当然の願いじゃ収まらん」
ぎり、と歯が鳴った。
シャーリー
旧ソ連……。
シロ
「だいじけんだ!!」
「カミサマなにやってるんだよ!?」
「いとおかたづけしなきゃだめじゃないか!?」
シャーリー
「神様……」
淡雪
「……願いそのものを止める必要がある」
「だから、わたくしはこの町に生きる知恵あるものを全て、墨に溶いたのです」
その和樹を正面から見据えて、言い放ちました
高瀬川の和樹
「そこまで来ちまったら、相容れん」
「成程な。筋は通る。俺達はそいつを放っちまったか」
「願いを止め、雪を止めて、そいつの力を断ち」
「春を、待つつもりだったか」
淡雪
淡雪は、こくり、と一つ頷きました。
「この陣の内で霊穴から力を蓄えた彼女は、もはや人々の願いの力など必要としないほど強大なものとなってしまった」
「解き放たれた彼女は、すぐにこの雪威を数多の地へと広げるでしょう」
シロ
雪の女王編が始まってた。
シャーリー
ペルソナ1だった……?
シロ
しかし、雪だるま作った子はどう思ってるんだろうねっていうかどうなってるんだろね?
シャーリー
被害(?)に遭った気がしますね……。
シロ
その子が「ずっと側にいて」ってお願いした結果、雪だるまちゃんが自分の存続を強く願うことになったとか、そーゆーことだったりはしないかと
シャーリー
ふと思ったこと「(割とこのシナリオクトゥルフでもやってみたい)」

淡雪
「それだけは、赦してはならない」
「そして、わたくしがこれまで皆さまに、このお話を語らずにいた理由」
「もう、お分かりになりますね?」
「知れば、それだけで蜘蛛神の威に曝されることとなる」
高瀬川の和樹
「縁を避けたか。結ばれんように」
淡雪
「ええ。あなた方も、時を置かず雪を求めるようになるでしょう」
言い、顔を両の袖で覆いかくし
高瀬川の和樹
「ぞっとするぜ。領分を越えてやがる」
風馬
「女の子って、さきっていうのか」
淡雪
再び現すと、そこには鏡の面
シャーリー
立ち絵ーーー!!!?
シロ
「えっヤダこわい」
「クロくなるのイヤ」
「てゆーか、このままじゃぜんぶゆきになるんだったら、ここでちょっとスミになってもおなじだとおもうし!!」
淡雪
「例え、すでに力を得て解放された彼女といえど、これ以上わずかでも力を与えれば、どれほど抑えが効くものか」
「そうなる前に、皆さまを墨へと溶かせていただきます」
淡雪の体から、得体の知れぬ迫力めいたものが滲み出ます
シャーリー
「……嫌です……」
シロ
「だったらちょっとくらいスミにならなくてもおなじだとおもうし!!」
風馬
「すみになったら、どうなるんだ?」
淡雪
「墨壺の中で、他の皆さまと一つにおなりなさい」
シャーリー
この淡雪さん本物の淡雪さん?
シロ
そうなんじゃないかなぁ? なんかかたくなになっちゃってるけど。
淡雪
本編でも淡雪はこの首だけ鏡モードになってたことがあるよ
風馬
人類補完計画じゃったか
シロ
けるるーけるるー
人類補完計画……新世紀エヴァンゲリオン
けるるーけるるー……LIVE A LIVEの隠呼大仏への祈り。液体人間。
どちらも今の価値観を守りたい一般人からするとたまったものではない。

高瀬川の和樹
「くそ。筋は通ってやがる。しかも、その訳が”在りたいがため”となりゃあ、相容れん」半ばまで墨となった腕を振り、皆を庇うように前に出る。
淡雪
冷たく光る磨き上げられた鏡面に、みんなの姿が映っています
シロ
「ヤダヤダヤダァ」
シロ
淡雪さんを何とか説得して、糸口を見つけないとだめなんだなぁー
風馬
「それで、あわゆきはささめをやっつけるのか?」
淡雪
「ええ。彼女も墨に溶かねばなりません」
風馬
「一人でできるのか?」
淡雪
「そして、他の何某かへと書き換えて差し上げます」
高瀬川の和樹
「っつか、当の蜘蛛神は何やってんだよ」
風馬
「コケ……?」
シロ
能力効かないようなら、逃亡ついでにお堂の方に戻ってみたいなぁ。
シャーリー
こわいこわい。
「嫌です……」
シロ
転べ、転べも!
淡雪に《すってんころり》する!!
シャーリー
《かぜのうた》で転びやすいように補佐できません?
《かぜのうた》/突風レベルまでの任意の強さの風を呼んで吹かせる。ただしそれによって物を破壊できない。
転べも!!……崩して(ブレイク)あれば転ぶ(ダウン)ので、すかさず次(スタン)へつなげましょう。
シロ
なるほど、風。

シャーリー
ハーモニーだった……?
語り手
《すってんころり》、は【けもの】【へんげ】の対抗?
シロ
そだよ
わたしの【へんげ】は3だ
高瀬川の和樹
「……淡雪よ。あの娘は”咲が眠っている”と言っていた。起こすな、と。もう一人、居るんじゃねえのか。登場人物がよ」
【ふしぎ】は使えないけど、シロが《すってんころり》させている間に話しかけて気を引こうとします。
淡雪
「女の子……咲さんは今、お堂で眠っておいでです。その願いを、木雨に吸い出されるために」
風馬
「ねがい」
高瀬川の和樹
「最初に願った娘まで、使ってやがるっつうのか」
ツクハ
「自らを生み出した者に対して、なんという仕打ちか」
ふしぎなちから
語り手
シャーリーはかぜを吹かせますか?
シャーリー
ふかせまーす!
コスト払います。ふしぎ4消費。
シロ
「(うーん、ころべころべころべ)」
いっぱい考える。
こっちも使っておこう。
あと、今の時間はなんだろう
淡雪
夕方かな
シロ
それなら更に《まよいみち》で時間を稼ごうかな。
シロ
とはいえ、お堂に戻って何ができるって見通しも立ってないんだけど
もうどうせ溶かされるなら糸ひっぱがしてやろうか
高瀬川の和樹
寒くて《みずのみち》が使えねぇ!!
風馬
《さむがり》
まよいみち……相手を道に迷わせる
みずのみち……水を通って移動する
さむがり……これを持っていると寒いところでは全力が出せない!
シャーリー
さむいもんね!!!
加古川に行こう!!!
高瀬川の和樹
シッ!それは元ネタ!!
シャーリー
長良川でもいいよ!!!

淡雪
では、
どこからか突然風が吹き抜けました
冷えに冷えた空気にさらさらになった雪を巻き上げて、白い風となって淡雪に襲い掛かります
「およしなさい」
小さくつぶやくと、巻き上げられた目に見えぬはずの風は、ほんの瞬きの間に『風』という字に変えられ、淡雪の指に吸い込まれてしまいました
シャーリー
どうして
風馬
「……そんなことができるなら、ゆきもすみにできるんじゃないのか?」
淡雪
そして、シロが淡雪の足元へと向かうと、その足もまた墨へと変じ、そこを突き抜けてしまいました
※能力としては《すり抜け》を使用しています
シロ
「にゃっ!?」
コロコロコロコロ
雪まくりになってしまうぞ。
高瀬川の和樹
「やるつもりなんだろうさ。全てを断って、春を待って、その末に。そこまでせにゃあ届かんのだろう」
腕を広げ、淡雪の鏡から、視線から皆を庇おうとしながら。
淡雪
「降り続ける雪をいくらか溶いたところで、どれだけ凌ぐことができましょう」
「元から断つほか、無いのです」
シロ
「あのゆきだるまをとかないのはなんでだぁ」
ヘロヘロになってる。
風馬
「でもさきはとけてないぞ」
「さきももとじゃないのか」
淡雪
「……」
風馬の言葉に、小さく黙り、しかしすぐに
「それでは、皆さま」
「痛みや苦しみはございません」
シャーリー
やめろやめろ!!!
高瀬川の和樹
「おい。逃げろ、今すぐにだ。シャーリー、シロ、お前ら程度なら後ろに隠れられらぁ。風馬を持って逃げろ」
淡雪
「まずは、貴方から」
鏡にみんなを庇う和樹が大写しになります
「お父様と同じく、墨へと溶いて差し上げましょう」
シャーリー
「他に……方法はないんですか……」
シロ
「ヤダァァ」
逃げようとしつつ、和樹を気にしてる。
高瀬川の和樹
「急げ!」
KPUチーム? すまんな。
風馬
「オレはいい、シャーリーは飛んで逃げればいいし、シロは走れる」
ツクハ
「くそ、どうにもならぬのか」
ニハル
「墨はイヤだよぅ」
シロ
「カミサマァァァァ! ちゃんとおかたづけ!!! しろよォォォ!」
祈りにもなっていない祈り。
シャーリー
「本当に……」
シロ
もっかい体当たりだ! 今度は怪我させちゃっても仕方ないから、おもいっきりぶつかる!
語り手
みんなの間に、緊張が走った時
ちびきつねさま
「少し、良いだろうかね?」
風馬
「きつね」
高瀬川の和樹
「お方様」
ちびきつねさま
口を開いたのは、蜘蛛ではない稲荷神でした
シャーリー
「お方様……」
高瀬川の和樹
お方様も神だもんな。
ちびきつねさま
「別段、ここにいる皆を溶かずとも、良いのではなかろうかね?」
「風馬がさっき言ったねぇ」
「ゆりは、ここに初めて来たと。それからずっと考えていたのだけれどね」
風馬
実は昔北海道旅行してたゆり
高瀬川の和樹
ありえるからなんとも
風馬
籠で蝦夷地はウルトラハード
シロ
だとしても蜘蛛は昔は神じゃなかったから関わりはないと思うにゃあ。

ちびきつねさま
「ここにいる皆は、そもそもその蜘蛛神との縁が無いのではないのかね」
高瀬川の和樹
「あん? お方様、でもさっき糸──」
ちびきつねさま
「うん、触れたねぇ。シロや風馬が」
「でも、雪を求めることはなかった。そうだね?」
高瀬川の和樹
「そういやぁ……、そうだな。垣間見ただけだ」
シロ
「うん」
「ゆきもういらない」
風馬
「ゆきならもうたくさんふってるぞ?」わかってない
シロ
「ゆきはいっぱいすぎるとたのしくない」
シャーリー
「……確かに……」
ちびきつねさま
「和樹に聞いた、ゆりが溶かれた時の話も思い出してご覧」
ゆり
『ほんの少しでよかったのにね』
ちびきつねさま
「ゆりは、雪を求めてはいなかったろう?」
高瀬川の和樹
「……そうだな。あいつも、見ただけだ。語った、だけだ」
ちびきつねさま
「蜘蛛神との縁」
「かつて、この町で蜘蛛を神上がらせた折、この町の皆に記憶を刷り込んだ、と聞いたね」
「おそらくは、それこそが縁であって、蜘蛛神へのいわば『抵抗力』を奪うものとなっていた、という話なのではなかろうかね?」
シロ
あれ、パパやカイトくん溶かされる必要なかったのでは。
ちびきつねさま
「ならば、ここにある皆は蜘蛛神に縁は無い。そこに座す狐のお嬢さんや狸のお嬢さん、兎のお嬢さんも、そう言った意味では縁はなかろうね」
「なぜなら『刷り込まれて』はいないのだろうから」
淡雪
「……」
高瀬川の和樹
「は、流石ぁお方様だ。いつも、慌てずに、俺らを上から見ていてくれる」
「……なぁ、どう思う、淡雪よ。それでもまだ、俺達を溶かして、独りで戦うか」
風馬
(むずかしくてわからないけどきつねがいうならそうなんだろう)
シャーリー
(そうですね……)
シロ
(よくわかんないけどかざむきがかわった)
ちびきつねさま
「恐らく、和樹のお父上やその友という方々も、文字神どのに抗したが故に、溶かれてしまった……」
「無論、文字神どのもその事実に気付いてはいなかったが故に、ではあろうがね」
淡雪
淡雪は、しばらく黙り込んだ後、スッと袖で顔を撫で
淡雪
元の顔へと戻りました
高瀬川の和樹
詰めていた息を吐く。
淡雪
「……わたくしは」
「わたくしは、また、過ちを犯してしまったのですね……」
白い息と共に吐き出す言葉は、小さく震えていました
シロ
タクヤ「まちがったらごめんなさいって言えばいいんだよ!」
シャーリー
そうだよ……。
かける言葉が見つからないぜ……。
※タクヤにそれを教えたのは淡雪だった。
シロ
まあタクヤも墨よね。
シャーリー
かなしい
高瀬川の和樹
混ざってエントロピー増大してたら分離するには悪魔召喚しないといけないしなぁ
シャーリー
ヨチチチチ……

ちびきつねさま
「溶く必要がないのなら、力を撚り合わせるべきだ。わたしも、和樹と同じように思うよ」
風馬
「あわゆき、ゆりを戻してくれ」
「和樹の親を、もどしてくれ」
シロ
「そうだぞ。とかしちゃったらなんもできないぞ」
高瀬川の和樹
「……追いつめられていたんだろう。追い込まれていたんだろう」
シャーリー
「……」
高瀬川の和樹
「無理は、無ぇ」深く、押し殺すような声で、それだけ一言。
シャーリー
「溶かしたってことは……元には戻せないんですか……?」
ちびきつねさま
「自らが結んだ縁が切っ掛けとなって、町を雪に閉ざしてしまった。そう考えてしまったのだね」
和樹の言葉に、ちびぎつねさまもつづけました
シャーリー
蒸発したら無理だけど液体は固体に戻るし……。
淡雪
「……」
淡雪の白い頬を、一筋、涙が伝います
震える息を、もう一度吐き出して
「……わかりました」
「皆さまを、お戻ししましょう」
シャーリー
「……本当ですか?」
高瀬川の和樹
「……戻せんのか」
シロ
「もどせるのか!!」
風馬
「よかった」
シロ
「もどれるならちょっとスミになってみるのもおもしろいかも……」
風馬
「シロ、また黒くなるぞ……」
シャーリー
「私は怖いので……」パス!
シロ
「クロはヤダッ(正気に戻った)」
シャーリー
ふふwww
淡雪
「どうして、戻すこともできずにこのようなことができましょう。命を奪うことなどできましょう」
「あの素晴らしい方々を」
「……元より、ことが済めば町の方々も含め、お戻しするつもりでした」
高瀬川の和樹
「そうか……」
淡雪
ようやく緊張の解けたみんなの後ろで
「……例え、その後に我が身が引き裂かれようとも」
淡雪は聞き取れぬ程の小さな声で呟きました
というわけで、本日はこれまでといたしましょう

シャーリー
ありがとうございました~!
シロ
またなんか背負ってる。
おつかれさまー
風馬
お疲れ様でした!
高瀬川の和樹
おつかれさまでしたー! ラストの一言《聞き耳》したい
語り手
聞こえていても聞き逃していてもよい
シロ
これ終わった後淡雪さん前のメンバーにおこられるぞw
シャーリー
ニハル「めっ」
シロ
人間チームも「ちょっとくらい相談してくれたって」ってむくれると思う。
風馬
そしてすまんな和樹、お前以外みんな説得ムーブができないんだ!
シロ
ソウナノヨネー
高瀬川の和樹
そもそも説得できる方がイレギュラー
シロ
「ひどいヤダ」しか言えないぞ。
語り手
次のお話では、こどもーズが表で活躍する予定だったり
風馬
少年探偵団!


ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。