シロ
シロもいまーす
■■■■■20211207■■■■■
■■■■■20211207■■■■■
高瀬川の和樹
ぷすー
語り手
ぴすー
風馬
にゃんぱすー
シャーリー
のんのんびより見たことないんですよね
風馬
おなじく
語り手
ワイも
高瀬川の和樹
われも
語り手
じゃぁ、みんなで見よう
高瀬川の和樹
なるほど?
シャーリー
???
語り手
「毎度ありゃーとやしたー!」
大将の元気の良い声を背後にラーメン屋さんを出たみんなは
山道へとやってまいりました
大将の元気の良い声を背後にラーメン屋さんを出たみんなは
山道へとやってまいりました
シロ
「ふーおいしかったー」
風馬
塵一つ落ちてないようにしかみえない背景
高瀬川の和樹
「はぁ、ラーメンっつうのはつくづくいいもんだな」
語り手
こう見えて、アスファルトの剥がれたかけらとか落ちてるから、ライダーにとっては油断できない
風馬
なるほど
シャーリー
「おいしかったですね……」さっきまで食べていたあっさり系の塩ラーメンを思い出しながら。
風馬
「不思議な味だ……」
雪花
「おいしかったけど……お腹が燃えるようだよ……」
青い顔で呟く雪花と
青い顔で呟く雪花と
ルーク
「なんか、びろびろとでろでろでよくわからなかったのです」
最後の最後までラーメンをふーふーし続けたルークは微妙な顔でした
最後の最後までラーメンをふーふーし続けたルークは微妙な顔でした
高瀬川の和樹
「冷やし中華でもありゃよかったんだがなあ」その様子を見て苦笑。
シロ
ムチャシヤガッテ
風馬
猫舌だもんなぁ
高瀬川の和樹
「ままならんねぇ」
シャーリー
その話を聞いて苦笑している。
なんでこんなことをしたんだ!
なんでこんなことをしたんだ!
河崎 翠
「あの店、少し前までは潰れそうだったんだがな。最近は、人も増えて立派に繁盛してる」
「恐竜さまさま、ってとこだな」
「恐竜さまさま、ってとこだな」
風馬
「恐竜もラーメン食べるのか」
シロ
「へー、そういうふうになればいいんだな」
河崎 翠
「どうだろうなぁ。恐竜ってな、肉しか食わないんじゃないか?」
高瀬川の和樹
「まあ、ラーメンなんぞ大概の獣にとっちゃ、訳わからんもんだろうしなあ」
シロ
シロは猫舌じゃないんだな。
高瀬川の和樹
ねここすりじゃなくてすねこすりだしね。
シロ
「恐竜が見つかれば、お方様元気になるのか……?」
ちびきつねさま
「僕がかい?」
シロ
※地元で恐竜が出れば、フタワみたいに土地が元気になるんだな!って思いました。
ちびきつねさま
「そうだねぇ。お話ができたら楽しいのかもしれないね」
語り手
あ、っと翠ちゃんいるから、今のおきつねさまのセリフはコッショリで
シロ
コソコソ
風馬
はぁい
シロ
翠ちゃんは昔自分が妖怪と親しかった記憶をなかったことにしてしまったからねぇ
風馬
そうなんだ
シロ
コドモミドリは雪花が雪女だ! って気付いて悩んだけど、割とすぐ引っ越しちゃった。
大人になって、「ありゃ子供の思い込みだった」って思っているし、雪花もとくに訂正しなかった。
大人になって、「ありゃ子供の思い込みだった」って思っているし、雪花もとくに訂正しなかった。
雪花
「恐竜って、昼間は何してんだろね」
風馬
「この辺にはいないな……」見渡して
高瀬川の和樹
「寝てんじゃねぇのか? 夜行性の連中は」
ゆり
「そこらへん恐竜が歩いてたら、パニックだわよ」
河崎 翠
「そういや、最近町でゴミを荒らされてるらしいけど」
高瀬川の和樹
「ゴミ?」
河崎 翠
「もしかしたら、腹をすかせた恐竜が、飯食いに出てるのかもしれないな!」
言って、緑はシャーリーとシロを脅かすように笑いました
言って、緑はシャーリーとシロを脅かすように笑いました
風馬
「恐竜ってカラスと同じなんだな」
シロ
「しってる!! きょうりゅうってカラスのおじーちゃんなんだぞ!」
翠に対抗するようにほっぺを膨らませる。
翠に対抗するようにほっぺを膨らませる。
河崎 翠
「そうなのか?」
風馬
「そうなのか?」
シロ
「きゅーべーちゃんが言ってたもん」
河崎 翠
「きゅーべー……?」
高瀬川の和樹
原型消滅。
シロ
※キュレーターの長谷部さんのこと
ゆり
「キュレーター、でしょ。もう」
シャーリー
(キュレーターって横文字かっこいい)
高瀬川の和樹
「ああ、恐竜は鳥の先祖だっつうな。長谷部先生が言ってたぜ」
河崎 翠
「ああ、長谷部センセか。なるほどな」
「あの人、ほんと恐竜バカだからなぁ」
「あの人、ほんと恐竜バカだからなぁ」
シロ
長谷部さん今晩の競争に連れてきたら大興奮なのでは。
風馬
間違いない
語り手
そんなことを話しながら、みんなでゴミ拾い。
気がつけばお昼も回り
もうおやつの時間も間近になっていました
気がつけばお昼も回り
もうおやつの時間も間近になっていました
シャーリー
キャッキャ
高瀬川の和樹
「おお、やったやった。こういうのはたまにやると達成感あるな」
シロ
「ごみー!」
言いながら袋一杯の木の枝と虫を得意げに掲げている。
言いながら袋一杯の木の枝と虫を得意げに掲げている。
風馬
「なんでこんなに手袋(軍手)が落ちてるんだ……」
ゆり
「トラックドライバーの暗号なのよ」
>手袋
>手袋
シャーリー
「……そうなんです……?」
風馬
「あんごー?」
ゆり
「うそよ」
シロ
うそなんかーーーーい
高瀬川の和樹
「真顔でホラを吹くな、ホラを」
シャーリー
「……なんで嘘ついたんです……?」きょと。
これはね、純粋な疑問。
これはね、純粋な疑問。
風馬
ボケ殺しがおる
高瀬川の和樹
「ほら、ノリが通じてねえだろうが」
シロ
「なんだ! うそか!!」
ゆり
「うっさいわねぇ。疲れてんのよ。こちとら、着物に草履なのよ、草履!」
高瀬川の和樹
「履物くらいなんとかなんねえのかよ」
風馬
そういえばみんな何履いてるんだw
ゆり
「このかっこにスニーカー、っておかしすぎるでしょ!」
シャーリー
「……おしゃれ……」足元のブーツを見ながら。
「これは……おしゃれじゃないんですか……?」
「これは……おしゃれじゃないんですか……?」
ゆり
「アンタのは、なかなかいいセン言ってるわよぉ」
シャーリーの頭をにこにこと撫でてあげるゆり
シャーリーの頭をにこにこと撫でてあげるゆり
シャーリー
「……ありがとうございます」
シャーリー
今の時代は和服にブーツでしょとか一瞬思った私が。
シャーリーはブーツですね。
シャーリーはブーツですね。
風馬
あるねぇ
シャーリー
たぶんエンジニアブーツ。
シロ
シロはスニーカーだぞ。俊足! だ!
シャーリー
かわいい。それに夢あげたい。
そういえば今の子って俊足通じるんですか?
そういえば今の子って俊足通じるんですか?
風馬
風馬は知識のアップデートに失敗して革靴かもしれない
語り手
普通にあるぞ
シロ
子供の靴は俊足かスーパースターかってカンジだよ。
俊足の中二心溢れるデザインや設定や売り方はさすがだと思うよ。
俊足の中二心溢れるデザインや設定や売り方はさすがだと思うよ。
シャーリー
スーパースター知らない子だ。
くっそかっこいいなぁスーパースター!!!
くっそかっこいいなぁスーパースター!!!
シロ
キラキラしてカッコいい靴は大体俊足かスーパースターだ。
高瀬川の和樹
「実用性を優先しろよ実用性をよ」
ゆり
「お洒落をわかってないわねぇ。そんなんだから、独り身なのよ」
高瀬川の和樹
「独りのほうが気楽だね、俺ぁ。落ち着くのはジジイんなってからでも遅くねえ」
風馬
「ゆりにはつがいがいるのか?」
真顔
真顔
ゆり
「……ぐっ」
「い、今はフリーよ」
「い、今はフリーよ」
雪花
「ふりんてなに?」
ゆり
「人聞きの悪いこと言うんじゃないの!」
風馬
「シャーリーの靴は長いな」興味の外
高瀬川の和樹
蜂のように刺してさくっと興味移動するあたり風馬くん見事
シロ
ああもうぐちゃぐちゃだよ
ルーク
「おとなのかいわなのです」
高瀬川の和樹
「一文字で大違いだな」
シャーリー
「……プリンはおいしいですね……」
「結構ぽかぽかするんでいいんですよ……これ……」
「結構ぽかぽかするんでいいんですよ……これ……」
河崎 翠
「エンジニアブーツっていいよな。バイクにも乗れるし、実用にも向いてる」
シロ
「ぷりんが?」
ゆり
「もう、それから離れなさいよ!」
シャーリー
「えんじにあぶーつ……」
シャーリー
NG「プリンって大人の味なんですね……?」
シロ
混ざってる混ざってる。
風馬
昔プリンにしょうゆをかけるとウニの味になるとかなんとかいう
高瀬川の和樹
ありましたねえ
語り手
きゅうりに蜂蜜
風馬
メロン!
語り手
バニラアイスに醤油
シャーリー
みたらしでしたっけ?
語り手
YES
語り手
などとしながら
河崎 翠
「でも、おかげでだいぶ綺麗になったな」
腰に手を当てて伸びをしながら、翠はあたりを見回しました
「どのくらい走るのかはわかんねぇけど、まぁ元々綺麗な道だからな。このくらいでいいだろ」
腰に手を当てて伸びをしながら、翠はあたりを見回しました
「どのくらい走るのかはわかんねぇけど、まぁ元々綺麗な道だからな。このくらいでいいだろ」
風馬
「これで速く走れるか?」
河崎 翠
「ああ。だいぶ攻められると思うぞ」
シロ
「ころばなくて済むな!」
河崎 翠
「しかし」
顎に手を当てる、翠
顎に手を当てる、翠
シャーリー
「しかし?」
河崎 翠
「なんでこんなとこ、わざわざ夜走りするんだ?街灯も無いし、危ない思いしなくても、昼間走りゃいいのに」
風馬
「ああ、それは」余計な事をいいかける
シロ
「走るのはよるがいいぞ!」
「冷たくてきもちいいし!」
「眩しくてころんだりしないからな!」
「冷たくてきもちいいし!」
「眩しくてころんだりしないからな!」
シャーリー
シロちゃんかわいいねぇ……。
高瀬川の和樹
「そうさなあ。暗くて、空気が澄んでて静まり返ってよ。まぁ、確かに危ないっつわれたら弱ぇんだが」困ったように。
シロの言葉に乗っかろうとする。
シロの言葉に乗っかろうとする。
河崎 翠
「親御さんに心配かけないようにな?」
シロの言葉を受けて、ゆりの方を見る
シロの言葉を受けて、ゆりの方を見る
ゆり
「なんで、あたしを見るのよ!」
河崎 翠
「だって、お母さん……」
シロ
シロの親御さんゆりだったか!
ママンか!
ママンか!
風馬
なるほど!
高瀬川の和樹
わりとどう見てもゆりと和樹が保護者枠
シロ
そうね。
ゆり
「んな訳あるか!こんなピッチピチの子持ち、そう居ないわよ!」
風馬
「ゆりはシロの親じゃないぞ?」
シロ
「ぴっちぴっち?」
ゆり
「サイズオーバーなセーター着てるみたいに言うな!」
>ぴっちぴっち
>ぴっちぴっち
シャーリー
「おさかな……?」
シロ
ですよね
ゆりさん大きいから
ゆりさん大きいから
風馬
しかし狐を除いて最年長である
シロ
さすがに年齢四桁のおかーさんは遠いなぁ。
河崎 翠
「あちゃ、そうだったのか、失礼……。じゃぁ、お父さん……」
和樹を見る
和樹を見る
高瀬川の和樹
「はっは、残念ながら独り身だ。ただの引率ってとこよ、こいつらの親とは知り合いでなぁ」
河崎 翠
「ははぁ、なるほどね。町内会の集まりか何かか」
シロ
さらっと誤魔化す人間力
高瀬川の和樹
「そんなとこ。独り身だとなにかと駆り出されるのさ」
河崎 翠
「なるほどね。ご苦労様です」
シロ
「ちょーないかい!」
(ってなにかな??)
いちいち口に出してたら話進まねぇな、と思った中の人であった。
(ってなにかな??)
いちいち口に出してたら話進まねぇな、と思った中の人であった。
河崎 翠
「さて、と」
「それじゃ、そろそろ引き上げるか。小腹もすいたしな」
「バイト代に、駄菓子ご馳走してやるよ」
「それじゃ、そろそろ引き上げるか。小腹もすいたしな」
「バイト代に、駄菓子ご馳走してやるよ」
高瀬川の和樹
「おっ、いいねえ!」
シロ
「わぁい! ワタ?」
河崎 翠
「わたあめか?あー、どうだろうな」
語り手
そんなことを話しながら、山道を降りてゆきます
語り手
町へと降りてきて、民家もある辺りまで来たところで
河崎 翠
「っと、いけね。ゴミを捨てていかないとな」
「ちょっと寄り道するぞ」
「ちょっと寄り道するぞ」
風馬
「どこに捨てるんだ?」
河崎 翠
「ま、言っても駄菓子屋の裏なんだがな」
高瀬川の和樹
「お、了解」
河崎 翠
「集積所があるんだよ。ほら、みんな自分の袋にこのシール貼って」
ゴミ出し用のシールを皆に手渡しながら
ゴミ出し用のシールを皆に手渡しながら
シロ
「くっつく!!」
シールで遊ぶ。最終的にはちゃんと貼るよ!
シールで遊ぶ。最終的にはちゃんと貼るよ!
風馬
(しのぶの紙、ちゃんと貼れてるか)
高瀬川の和樹
「こらこら遊ぶな。なくしたらゴミ捨ててもらえねぇぞ」
シロ
「きーちゃんホゴシャ!」
河崎 翠
「どうした?うまく貼れないか?」
風馬の様子に、翠が声をかけます
風馬の様子に、翠が声をかけます
風馬
「いや、貼れる。これで全部だ」
河崎 翠
「お、よしよし。完璧だ」
シロ
ぺろんと剥がれかけたシールをゴミ袋にくっつける。
語り手
そんなことを話しながら、歩いていると
がしゃん!
という音
がしゃん!
という音
高瀬川の和樹
「お?」振り返る。
風馬
「なんだ?」音のする方を見る
シャーリー
「なんでしょう……?」
語り手
そちらへと目をやると、そこには金網でできた箱
その中には、みんなが持っているようなゴミ袋がたくさん詰まっていました
その中には、みんなが持っているようなゴミ袋がたくさん詰まっていました
シロ
「なかま!!」
恐竜の話を思い出す。
恐竜の話を思い出す。
語り手
そして
その金網の箱の蓋は開けられ、そこから誰かが体を突っ込んでいました
ちょうど、干されている洗濯物のように、
お腹から上だけを突っ込んで、ゴミ箱の中をゴソゴソと。
そして、その奇妙な光景は、さらに奇妙なことに
歳のころは、今のシロと同じくらいの子でしょうか
その金網の箱の蓋は開けられ、そこから誰かが体を突っ込んでいました
ちょうど、干されている洗濯物のように、
お腹から上だけを突っ込んで、ゴミ箱の中をゴソゴソと。
そして、その奇妙な光景は、さらに奇妙なことに
歳のころは、今のシロと同じくらいの子でしょうか
風馬
魚ならぴちぴちしてないと
語り手
ピンク色のジャンパーの裾からは、丸くて白いお尻が覗いており
そのお尻の上のところからは、すらっとした尻尾が伸びて、バランスを取るようにふりふりと揺れていたのです
そのお尻の上のところからは、すらっとした尻尾が伸びて、バランスを取るようにふりふりと揺れていたのです
高瀬川の和樹
その尻尾、恐竜的なやつ? きつねたぬき的なやつ?
語り手
恐竜的なやつですね
高瀬川の和樹
「……」
風馬
「何やってるんだ?」
シロ
「あそんでるのか? おーい」
語り手
シロが声をかけると
女の子
その子は、ゴミ箱から頭を上げました
シロ
女子だったー!
風馬
なかなかにパンキッシュ
シャーリー
かわいいねぇ……。
女の子
首輪にジャンパーで、あとはすっぽんぽん系女子
風馬
<映倫>
高瀬川の和樹
アカンみが高い系女子
シロ
えー……どこかに監禁されてたのが逃げ出してきたんですか??
女の子
「なんだ」
シロ
「おもしろいカッコだな!」
高瀬川の和樹
「……」
女の子
「いいだろ」
「……やらないぞ」
「……やらないぞ」
風馬
「ごみならさっき捨てたぞ?」
シロ
「いらない! 何やってるんだ?」ニッコニコだよ。
女の子
「メシ!」
シロ
「メシかー」
まれに似たようなことしてたからソッカーとしか思わない。
まれに似たようなことしてたからソッカーとしか思わない。
シャーリー
そっかぁ
高瀬川の和樹
「いや……」
風馬
「カラスか」
女の子
「オマエらも食うか?」
「きょうは、いっぱいあるぞ」
「きょうは、いっぱいあるぞ」
高瀬川の和樹
「……どう反応すりゃいいんだよこれ……」 ここで自分はどう反応すべきなのか。平然とツッコミ入れていいのか? 駄目だろ? っつか目立ちすぎだろお前。色々考えた末に、頭を抱えた。
ゆり
「あたしも迷ってる」
高瀬川の和樹
「だよなあ……」
シロ
ガンバッ
「なにがあるんだ?」
「なにがあるんだ?」
女の子
「サカナ、肉、骨」
「なんでもあるぞ」
「なんでもあるぞ」
高瀬川の和樹
一人だけビーストバインドみたいなことしてる和樹さん
シロ
そういえばそうだねw
ゆり
「どっから突っ込んでいいのかしらね……順番間違えたらえらいことになりそうだし」
高瀬川の和樹
「あとそもそも突っ込んでいいのかこれ? 驚いて逃げるとか写真とるとか いや写真はいかんわ。あああ」
風馬
「人に見つかると箒で追いかけられるぞ」
女の子
「そうなんだ、追っかけられる」
「ケチなやつらばっかしだな」
「ケチなやつらばっかしだな」
シロ
「しっぽでてるからだろ?」
女の子
「しっぽないと、走れないだろ」
シロ
「うーん。転びやすいかも??」
高瀬川の和樹
ちなみにその声は昨夜の恐竜と同じ? 別恐竜?>語り手
語り手
夜に出会った恐竜は、声も低くくぐもっていたので、よくはわかりませんが、話し方は似ているように思えます
高瀬川の和樹
翠くんの反応を見る。
シロ
あっ。一緒にいたっけ。
河崎 翠
「……」
「役場の番号……何番だっけ」
「役場の番号……何番だっけ」
シロ
あっ、まともな大人の反応!
高瀬川の和樹
「役場…… ああ役場。そうだなゴミは荒しちゃいかんし明らかやべえ状況の子供は保護するべきだな。役場」
シロ
おとなのはんのうぱーとつー!!
高瀬川の和樹
ただし和樹はおめめぐるぐるしている。
女の子
「なんだオマエら。オレサマのジャマすんのか」
風馬
「邪魔なんてしないぞ?」
シロ
「ごみよりラーメンのほうがおいしーぞ!」
女の子
「ラーメンてなんだ」
風馬
「あとこれからお菓子だ」
女の子
「お菓子ってなんだ」
シロ
「ラーメンはちるちるだ! あったかい!」
風馬
「お菓子は……いろいろあるな」
シャーリー
「おやつは美味しいです……」
女の子
「うまいのか!」
シャーリー
「美味しいです……」
女の子
「どこでくえる?オレサマのエサ場も教えてやるから、こうかんだ!」
シロ
「じゃあアタシのと半分こーかんだ!」
風馬
「みどり、こいつにもお菓子くれないか?」
河崎 翠
「わ、わかった」
翠はポケットから千円札を取り出し、和樹に渡す
「すまん、俺ひと呼んでくるから、見といてもらえるか」
翠はポケットから千円札を取り出し、和樹に渡す
「すまん、俺ひと呼んでくるから、見といてもらえるか」
シロ
「わかった!」しゅたっと手を上げて、女の子をじろじろ見る。
この子と恐竜、シロは結びついてないよ……
この子と恐竜、シロは結びついてないよ……
シロ
翠さんちゃんと稼げてるのかな……
シャーリー
たぶん……?
高瀬川の和樹
「あああ……。分かった見とく。菓子かなんかやっとくわ」千円札を受け取る。
語り手
そう言って、翠は携帯電話を耳に当てながら、そそくさと去って行きました
高瀬川の和樹
翠が去ったのを見届けてから、はあああー……、と大きく肩を落として溜息。
シロ
「はしるの好きなのか? でもシッポは出てるとおこられるぞ」
女の子
「はしるのは大好きだぞ!」
シロ
なんだかシンパシー。
高瀬川の和樹
「お前、ずっとゴミ漁ってたのかよ…… よく人に見つかって騒ぎにならなかったな」
と、恐竜少女? に呼びかける。
と、恐竜少女? に呼びかける。
女の子
「見つかる?」
「見つかっても、オレサマにゃ追いつけないから、かんけいないぜ!」
「ノロマばっかだよな!」
「見つかっても、オレサマにゃ追いつけないから、かんけいないぜ!」
「ノロマばっかだよな!」
シロ
「はやいのかー!」
高瀬川の和樹
「……見つかるたんびに逃げてたのかよ……」なんで今回に限って。げんなりした様子でそう呟く。
女の子
「はやいぞ!やまでもだれにも負けないぜ!」
風馬
「そうか、走るのが速いんだな」
シロ
和樹さんの胃に穴が開いちゃう……
高瀬川の和樹
「まあいいわ…… 駄菓子買ってくる。ゆり、こいつが逃げんように見といてくれ。いやまあ逃げてもいいか。いいわ」
「このまま人前で騒ぎになる方が困る」
「このまま人前で騒ぎになる方が困る」
シロ
なげた
シャーリー
胃に穴空かないで……
語り手
では
和樹が駄菓子屋の表の方へと行こうとすると
ホウキを持ったおばあさんが、ちょうどその角から出てきたところでした
「おや、ごめんなさいねぇ」
うっかりぶつかりそう……というほどでもなかったのですが、お婆さんはそう言って謝りました
年季の入ったエプロンには『駄菓子舗 みやもと』という刺繍が入っています
和樹が駄菓子屋の表の方へと行こうとすると
ホウキを持ったおばあさんが、ちょうどその角から出てきたところでした
「おや、ごめんなさいねぇ」
うっかりぶつかりそう……というほどでもなかったのですが、お婆さんはそう言って謝りました
年季の入ったエプロンには『駄菓子舗 みやもと』という刺繍が入っています
高瀬川の和樹
「おっと、悪い悪い。駄菓子屋、今やってるか?」
風馬
早速追い回されちゃう
語り手
「えぇ、やってますよ。お買い物?」
にこにことおばあさん
にこにことおばあさん
高瀬川の和樹
「おう。子供と一緒にゴミ拾いしてきた後でさ、一緒に菓子食うんだ」
語り手
「そうなの?みんなえらいわねぇ」
言い、和樹の背後のみんなへと目をやると
言い、和樹の背後のみんなへと目をやると
シャーリー
ドヤ顔してる。
女の子
「げっ!ババア!」
女の子が、しっぽをピンと立てて驚きました
女の子が、しっぽをピンと立てて驚きました
風馬
きょとんとしている
語り手
「あら。あらあら。あなた、また来たの?」
おばあさんも、少し驚いたように。
おばあさんも、少し驚いたように。
シロ
「しりあいかー」
女の子
「あいつ、やたらオレサマにからんでくるんだ!」
シロ
(シッポでてるからだろ???)とまた思った。
風馬
「ごみ散らかすからじゃないか?」
女の子
「ぱんつだの、ずぼんだの、はけってウルサイんだ!」
シロ
ああー、すっぽんぽんなんだっけ。そりゃ心配だな。
あいてがヒトじゃないと気付いたとしても世話焼きたくなっちゃうかんじ……
あいてがヒトじゃないと気付いたとしても世話焼きたくなっちゃうかんじ……
高瀬川の和樹
あー…… と察して気づかないふりする。
語り手
「またそんな格好で……。ほら、今おズボン持ってきてあげるから……」
女の子
「うっせ!しっぽはいらないんだよ!」
「オマエらわるいな!こんど、エサ場おしえろよ!」
「オマエらわるいな!こんど、エサ場おしえろよ!」
シャーリー
「エサ場……?」
女の子
そう一方的にみんなへと言うと、おばあさんに 力一杯あっかんべーをして、ぴょんと塀の上に飛び乗りそのまま走っていってしまいました
シロ
「あれ?いかないのか?」
「まあいっか、こんど競争しよー」
「まあいっか、こんど競争しよー」
女の子
「おぅ、いいぞー」
という声が、遠ざかってゆきます
という声が、遠ざかってゆきます
風馬
「シロやシャーリーみたいな服にすればしっぽも入るのにな」遠ざかってから
シロ
「なー」
シロ
シロの競争 → ひたすら足音だけで追いかける
風馬
怪談でしかない
シャーリー
こわい
高瀬川の和樹
「あー……。わるい、婆さん。さっきの子、なんだったんだ?」
語り手
「全くもう……」
困ったように息をつくおばあさんは
「ううん……最近、ここによく来るのよ」
「たまに、お菓子あげたりしてたら、気に入ってくれたみたいなんだけど……」
「あんな格好でしょう?せめて何か着せてあげようと思ったら、嫌われてしまったみたいだねぇ」
困ったように息をつくおばあさんは
「ううん……最近、ここによく来るのよ」
「たまに、お菓子あげたりしてたら、気に入ってくれたみたいなんだけど……」
「あんな格好でしょう?せめて何か着せてあげようと思ったら、嫌われてしまったみたいだねぇ」
シロ
「かわったカッコだよな!」
シャーリー
「……ですね」
ゆり
「問題山積みな格好よ」
風馬
「人になるの下手なのか?」
高瀬川の和樹
「そうだったのか。なんか理由ありかねえ…… 河崎さんが人呼びにいっちまったが、呼ばない方がよかったか?」
シロ
ああー、いつもの子ね
ってなりそう。
さすがにそのレベルだと騒ぎになってるか。
ってなりそう。
さすがにそのレベルだと騒ぎになってるか。
シャーリー
かわよい……
語り手
おばあさんにもしっぽ見えてるけどね
シロ
ここ結構妖怪がウロウロしてるから慣れっこなんじゃないかな!?
シャーリー
背中さすりてぇ
ゆり
「そうは言っても、あれが普通の反応でしょ」
語り手
お婆さんは、小さくため息をついていましたが
「あら、まぁまぁまぁ」
何かに気付いたように
「お買い物だったねぇ。立ち話も何だから、お店の方へおいでなさいな」
「あら、まぁまぁまぁ」
何かに気付いたように
「お買い物だったねぇ。立ち話も何だから、お店の方へおいでなさいな」
高瀬川の和樹
「ああうん。お邪魔します」
「……ゆり。俺は正直この状況でどう返していいかで一番困ってる。っつかあいつ目立ちすぎだろ……」
「……ゆり。俺は正直この状況でどう返していいかで一番困ってる。っつかあいつ目立ちすぎだろ……」
風馬
彼女がこぼしたごみを戻してからついてきます
ゆり
「ある意味で、1番もののけらしいもののけだったわね……あたしたちの方が、そういう意味では異常なのかしら……」
シロ
異常だよ! でも妖怪は時代時代でばんばん生まれるものだって妖怪ウォッチが教えてくれたよ!
高瀬川の和樹
「かもしれんなあ…… お婆さんもその辺おおらかみたいだしな……」
シロ
「あ、しっぽとか見えてるのにギャーってなってないな!」
語り手
「しっぽ?」
風馬
妖怪慣れしている
語り手
そうして、みんなは駄菓子屋さんで思い思いのお菓子を買い、店先で少しくつろぎました
語り手
「みんなは、あの子とは初めて?」
高瀬川の和樹
「おう」
シロ
「そうだぞ。さっき会ったばかりだ。おかしおいしい!」
風馬
「さっきあった」
語り手
「そうかい」
「ちょっと変わった子だけれど、悪い子ではないみたいだから、仲良くしてあげてねぇ」
「お父さんもお母さんも、いないらしくてねぇ」
「ちょっと変わった子だけれど、悪い子ではないみたいだから、仲良くしてあげてねぇ」
「お父さんもお母さんも、いないらしくてねぇ」
シロ
ゴミをあさるのはわるいこじゃないのかな?? と思ったけどシロもあさってたから突っ込んで考えるのはやめよう。
風馬
そういう習性かーとしか
シロ
「そうなのかー。どうぶつじゃないのかな?」
シャーリー
「大変……ですね……」
語り手
「どうかしらねぇ。かわいいしっぽだったけれど」
お婆さんは、お茶をみんなに淹れてくれます
お婆さんは、お茶をみんなに淹れてくれます
シロ
にがい……
高瀬川の和樹
「ああ、ありがとう。はあ、温かい茶が身にしみる」
悪い子じゃないかというと異議があるが、口をはさむのはやめておこう。茶をすする。
悪い子じゃないかというと異議があるが、口をはさむのはやめておこう。茶をすする。
語り手
「寒くなってきたからねぇ。あの子も風邪ひいたりしないと良いのだけどねぇ」
シロ
「このカッコだと服がないと寒いんだよな。あいつはヘーキなのか。なまえきくのわすれた」
風馬
「いつもどこにいるんだ?」
語り手
「山の方だ、って言ってたけれどねぇ」
高瀬川の和樹
「山ねえ」
シロ
色々察してそうな和樹さん。
風馬
狐や狸だと思ってる
シロ
あれ、察してんの和樹さんだけ?
風馬
シャーリーどうだろう
シャーリー
察してなさそうな気がする
シロ
逆にこの高いコドモ力で強引に結びつけても良かったかなとか思った…
語り手
「皆さんは、見ないお顔だねぇ。他所から来たのかい?」
風馬
「車で来た」
高瀬川の和樹
「ああ、俺達旅行中でさ」
語り手
「そうかいそうかい」
「明日から、お祭りだからねぇ。ゆっくりしておゆき」
「明日から、お祭りだからねぇ。ゆっくりしておゆき」
シロ
「おまつりたのしそうだな!」
高瀬川の和樹
「ああ、楽しませてもらうよ」
シロ
「あいつのなまえ知ってる?」
語り手
「それがねぇ、お名前も無いみたいなのよ」
シャーリー
「……?」
高瀬川の和樹
「……」
風馬
「そうか」
シロ
「ないのか?」
ちょっぴり不便かも……と思った。
ちょっぴり不便かも……と思った。
語り手
「かけっこがとにかく大好きだそうだけれど」
シロ
「夜に来たらいいのに」
高瀬川の和樹
「……はぐれ子かねえ。ああいう連中なんか見たことねえから、親子がどうしてるのか分からんが」小声で、横のゆりに言う。
ゆり
「あれが本当にアレなんだとしたら、親も何も無いでしょ……。ていうか、なんで今生きてるのか、って話よね」
小声で返す
小声で返す
高瀬川の和樹
「まあそうだな。なんで今生きてるのか分からんし、分別がどうこういう話でもねえわな」
「本当にアレなら、分別なんてもんが生まれる前の生き物だ」
「本当にアレなら、分別なんてもんが生まれる前の生き物だ」
シロ
また迷子なの?
風馬
そもそもここのメンツも名前は自分で付けたのか果たして
シロ
どうなんだろう。
和樹さんは河童だから持ってるだろうけど。
和樹さんは河童だから持ってるだろうけど。
風馬
お狐様にもらってもいい気がする
語り手
お狐様が付けたとか……
被った
被った
シロ
それいいなー
風馬
じゃあそれで
高瀬川の和樹
ああ~ それいいな
シロ
おきつねさま、見た目でつけた……?
高瀬川の和樹
なるほどな??>見た目
風馬
お狐様のネーミングセンスが問われる
ちびきつねさま
「白いから、シロだねぇ」
シロ
お方様とお揃いだぞ!
ということで特に疑問は抱かなかったし、お方様にいただいた名前ならもう何だってハッピー
ということで特に疑問は抱かなかったし、お方様にいただいた名前ならもう何だってハッピー
ゆり
「というか」
「個人的な感想なんだけど」
「個人的な感想なんだけど」
高瀬川の和樹
「おう。感想歓迎」
ゆり
「あたし、ちょっとやりづらくなったわ」
微妙な表情で、ゆり
微妙な表情で、ゆり
高瀬川の和樹
「やりづらくなった?」
ゆり
「ただの暴れ者だったら、正直とっちめてやってもいいか、と思ったんだけどね」
「なんというか、無邪気?……な感じで、少し毒気抜かれちゃった気分よ」
「なんというか、無邪気?……な感じで、少し毒気抜かれちゃった気分よ」
高瀬川の和樹
「……」
「同感だよ。くそ」
「交わるべきじゃなかったってだけなら、責められるもんか」
溜息をついて、でかい煎餅に歯を突き立てる。いささか乱暴にバリバリ。
「同感だよ。くそ」
「交わるべきじゃなかったってだけなら、責められるもんか」
溜息をついて、でかい煎餅に歯を突き立てる。いささか乱暴にバリバリ。
ゆり
「それでも、一歩間違えば、大変なことになってたのよ」
高瀬川の和樹
「そうなんだよ。あいつのやってるこたぁ洒落にならん」
「洒落にならんが、言うなら山の熊だ。だから俺は困ってる」
続いて酢イカに手をつけだす。がじがじ。
「洒落にならんが、言うなら山の熊だ。だから俺は困ってる」
続いて酢イカに手をつけだす。がじがじ。
シロ
大人はムツカシイ話をしているな…
シャーリー
ほんとにね
風馬
むずかしいね
風馬
「シロ、お菓子何にしたんだ?」
シロ
「わた!!」
「はむはむするとなくなるんだ。ふしぎだな!」
「はむはむするとなくなるんだ。ふしぎだな!」
風馬
「あいつ、わたがし食べるかな……」
「オレのまめがしも食べるかな……」
「オレのまめがしも食べるかな……」
シャーリー
パチパチキャンディー買っておきたかった!
語り手
「皆さん方は」
おばあさんが、和樹とゆりの茶碗にお茶を淹れながら
「違ってたら、ごめんなさいねぇ」
おばあさんが、和樹とゆりの茶碗にお茶を淹れながら
「違ってたら、ごめんなさいねぇ」
高瀬川の和樹
「おあ?」
語り手
「もののけさんかしらねぇ?」
高瀬川の和樹
「おぶ」不意を打たれて酢イカを吹いた。
シロ
「そうだぞ!」
風馬
「にわとりだ!」
ゆり
「素直か!」
シャーリー
「そうです……かね?」
高瀬川の和樹
「っぶ、げほ、げはっ、っぶ、茶!」茶をあおる。熱い!
語り手
「おやおや、ごめんなさいねぇ」
高瀬川の和樹
「っっっっっ」無言でうずくまって悶える。
語り手
ハンカチをそっと出してくれる
シャーリー
シャーリーは何を思って……?
ふと思ったんですけど酢イカってポン酒に合いそうですよね
ふと思ったんですけど酢イカってポン酒に合いそうですよね
風馬
わりと定番のおつまみでは?
シロ
そだねー
シャーリー
そうなんだ……
風馬
でも確かに最近おつまみコーナーでは見ない気がする…
シャーリー
イカの軟骨も酢イカといえば酢イカ……。
風馬
さっぱり系
シャーリー
明日元気なら飲みたいな
風馬
元気になるんだよ胃……
シャーリー
うん……。
風馬
そういえばこちらも旨口が残ってたな
シロ
「どうした? だいじょうぶか? バンソーコはるか?」
高瀬川の和樹
「……っはぁ、せめて酢イカは食ってからにして欲しかったぜ。あと絆創膏はいらん。婆さん、知ってんのか」
語り手
「あたしがびっくりさせちゃったら、これじゃあべこべだわね」
笑うおばあさん
笑うおばあさん
高瀬川の和樹
「俺は気がちっせぇんだよ、婆さん大物だなあ」
風馬
「和樹のほうが大きいぞ?」それは身長
高瀬川の和樹
風馬にツッコミ入れる余裕はない。刺激物が気管に入るといたい。
語り手
「そりゃぁねぇ、こんなところで何十年もお店やってるとねぇ」
「ここにはいろいろな子が来るもの」
「ここにはいろいろな子が来るもの」
シャーリー
「たぬきとかくるんです……?」
語り手
「たぬきさんもくるし、狐さんも。熊さんや猪さんも、たまにねぇ」
シロ
「へー、ニンゲンなのにびっくりしないんだな」
シャーリー
僕ここに暮らす
おばあちゃんのお手伝いする。
おばあちゃんのお手伝いする。
語り手
「子猫ちゃんと、雪ん子の子もいるわよ」
あ、雪花とルークは、先ほど翠と一緒に行ったということに。
あ、雪花とルークは、先ほど翠と一緒に行ったということに。
シロ
「セッちゃんとるーちゃんか」
語り手
「あら、お知り合い?」
高瀬川の和樹
「ああ、ちょっと前に会ってな。一緒にゴミ拾いしてたんだ」
語り手
「あらあら、そうなの。ありがとうねぇ」
「近頃では、オートバイの子なんて変わった子もいるけれど」
「近頃では、オートバイの子なんて変わった子もいるけれど」
シロ
「しーちゃんだな。けがなおったかなぁ」
風馬
「しのぶも知ってるのか」
語り手
「しのぶくんねぇ。知ってるわよぉ」
「ちょっと背伸びしちゃってて、少し心配だけれど」
「ちょっと背伸びしちゃってて、少し心配だけれど」
高瀬川の和樹
「すげえなぁ。この町のことならなんでも知ってそうだ」
語り手
「そんなこと、ないわよぉ」
「もののけさんのことは、やっぱりもののけさんでないとねぇ」
「もののけさんのことは、やっぱりもののけさんでないとねぇ」
シャーリー
ここにすむ
シロ
いいね、住みたいな。フタワ。
風馬
ダイバーシティばっちりフタワ
語り手
「だからねぇ、皆さん」
「あの子のことも、このまちにいる間、ちょっとだけでいいから」
「気にかけてやってくれないかねぇ。あたしたち窮屈な人の身だと、どうしても角が立ってしまうから」
「あの子のことも、このまちにいる間、ちょっとだけでいいから」
「気にかけてやってくれないかねぇ。あたしたち窮屈な人の身だと、どうしても角が立ってしまうから」
シロ
「がってんしょうち!!」
さっき大人がなんか悩んでたって? しらないしらない
さっき大人がなんか悩んでたって? しらないしらない
シャーリー
「はい……」
風馬
「オレじゃ追いつけないから、シロとシャーリーたのんだ」
シロ
シロはけっして早くはないぞ……
風馬
持ち前のストーキング能力が
シャーリー
ほよ???
シロ
シャーリーさん超素早い燕じゃないですか
シャーリー
気のせいですよ
高瀬川の和樹
「……はは、そうさなぁ。そんな風に言われちまったら、邪険にはできねえや」
ゆり
「気軽に言ってくれるわねぇ」
高瀬川の和樹
「なに、危ねぇ事はちゃんと危ねぇって雷落としてやりゃいいのさ。それから」
「気にかけてやれりゃいい」
湯飲みを、どこか愛しそうに両手に抱く。
「気にかけてやれりゃいい」
湯飲みを、どこか愛しそうに両手に抱く。
ゆり
「やってること結局人と変わらないじゃないの……」
「でも、根っこのとこは、同じものなのかもしれないわね」
「でも、根っこのとこは、同じものなのかもしれないわね」
高瀬川の和樹
「ああ、そうかもなあ」
ちびきつねさま
「形は変わっても、同じ生き物なのだもの。そりゃぁそうだよ」
シャーリー
「任せてください……」
語り手
「お願いねぇ」
高瀬川の和樹
「ああ」
語り手
頭を下げるおばあさんの駄菓子屋さんで、みんなはその後も少し時間を潰したのでした
高瀬川の和樹
「……人に交わろうとしすぎて、逆に目が曇っ
ちまってたかねぇ……」 駄菓子屋を出た後、その裏で水蒸気をくゆらせるのだった。
ゆり
「多様性ってやつでしょ。最近、人間がよく言ってるわよ」
そう言って、ゆりは和樹の肩をぽんぽんと叩きました
そう言って、ゆりは和樹の肩をぽんぽんと叩きました
シャーリー
ぽんぽん!
高瀬川の和樹
「はっ、そうだな。極論すりゃ、人だろうがもののけだろうが、それぞれがあるようにあるだけだ」
「ありがとよ」
「ありがとよ」
ゆり
ゆりは、小さく肩をすくめて微笑みました
高瀬川の和樹
同化しようとしすぎて逆に境界線を意識しすぎてしまうこと、あるよねっていう。(また一人ビーストバインド)
シロ
ひとり人間性を守る和樹さん。
エゴ炸裂しかしてない我!!
エゴ炸裂しかしてない我!!
高瀬川の和樹
ここはゆうこやだからね!
シャーリー
ゆうこやだから!
ゆり
ってところで、きょうは締めましょう
シロ
おつかれさまー
高瀬川の和樹
はーい! ありがとうございました!
語り手
今日はゆっくり回でした
風馬
お疲れ様でした!
シャーリー
お疲れ様でした!すみません
高瀬川の和樹
シャーリーさんお大事に 結局時間まで走り切ったしノープロブレム
シロ
おばーちゃんのツッコミシーンがみんなそれぞれで面白すぎた。
高瀬川の和樹
ゆりと和樹が一歩間違うとラブコメにエントリーしそうだがエントリーしないあたりが非常に味わいヨシな
風馬
独り身同士だもんね!
シロ
河童と乗り物がラブコメったら召雷何が生まれるんです?
ピシャーン
ピシャーン
語り手
ラブというよりは、精神的にも肉体年齢的にも近いので、相棒感、ダチ感
シロ
その距離感がいい。
風馬
じつに
高瀬川の和樹
そうそれ 人間に寄ってる&大人同士の相棒感 とても味わい深い
あとなんか二人とも酒が似合う
あとなんか二人とも酒が似合う
語り手
かなり似合う
そして、PL側に和樹がいて、こちら側にゆりがいてくれるので、語り手として信仰がとても楽
そして、PL側に和樹がいて、こちら側にゆりがいてくれるので、語り手として信仰がとても楽
シロ
心置きなくもののけムーブができるのはお二人のお陰です…
語り手
和樹だけだと、振りにくいし、ゆりだけだと強引な誘導役になりそうだし
風馬
ありがとう、ありがとう……
高瀬川の和樹
たまにもののけーズを置いて人間進行してしまって「ここはゆうこやなのにスマン……」ってなることはあるけど、そうそれ話が進めやすいんですよね
ゆうこやなのに ふつうに はなせる(?)
ゆうこやなのに ふつうに はなせる(?)
風馬
好対照でいいんでないかしら
語り手
和樹とゆりはそういうポジションなので、全く問題がない、と語り手は認識しています
シロ
たまにはいいじゃないか、そんなゆうこやがあったって。
風馬
子供目線と大人目線で二粒おいしい
高瀬川の和樹
どちらかというとPL諸氏にすまないきもち
シロ
ぜんぜん。むしろ進行任せきりですまないねぇって思ってるよ。
コドモムーブで進められそうなとこはなるべくがんばる!
コドモムーブで進められそうなとこはなるべくがんばる!
高瀬川の和樹
ありがとうございます うれしい
和樹はほんと人間のように話せるので進行するの楽なんですよね NPC側にゆりがいてくれるし
和樹はほんと人間のように話せるので進行するの楽なんですよね NPC側にゆりがいてくれるし
語り手
いつもと一味違うゆうこやなので、進行が楽うんぬんを置いといても、このキャラの並びすごく好きだよ個人的にも
高瀬川の和樹
わーい
語り手
和樹とゆりが大人ポジションで、子供なシロ、多感な感じなシャーリー、密かな熱血漢の風馬という若々しい勢がある、というのは非常に好バランスだと思います
コメント By.
第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』
これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。