高瀬川の和樹
こんばんワワワン
洞川尼助
コココ
風馬
コケ?
波照間 紅
コケーーー
シロ
おまつりー
高瀬川の和樹
おまつり当日!
風馬
おまつり!
シャーリー
部屋がわからなくて迷子になるかと思った。
風馬
空から探してもろて
語り手
わっしょいわっしょい
シャーリー
今日えらい迷子になる
語り手
お祭りを楽しみながら、みんなは神社へとやってきました
シロ
「ワター!!!」
ニッコニコでわた飴食べてる。
ニッコニコ!!
ニッコニコでわた飴食べてる。
ニッコニコ!!
語り手
参道にも露店は並び、美味しそうな匂いや色とりどりのおもちゃなどが誘惑します
シロ
「なんかふわふわしたのひっぱりたい!!」
「みずにタマがぐるぐる回ってるぞ!!」
全部に引っ掛かるよ。
「おめんだ!!」
ここに何しに来たかなんてもう覚えてないぞ。
「みずにタマがぐるぐる回ってるぞ!!」
全部に引っ掛かるよ。
「おめんだ!!」
ここに何しに来たかなんてもう覚えてないぞ。
高瀬川の和樹
「おお、お面だなぁ。一仕事終えたあとの祭りってのはいいもんだ」
風馬
「全部ハズレだ……」くじびき
ゆり
「微笑ましいわねぇ」
満面の笑みで毎度、と言う店主と風馬の姿を見て、ゆりが何とも言えない表情で呟きます
満面の笑みで毎度、と言う店主と風馬の姿を見て、ゆりが何とも言えない表情で呟きます
高瀬川の和樹
「ありゃま。お、吹き流しだ」一度だけ引いてこちらもハズレ。入手した吹き流しをぷーと吹く。
シャーリー
choice[アタリ,ハズレ] (choice[アタリ,ハズレ]) > アタリ
当たった!!!
当たった!!!
風馬
おめでとう!!
シロ
何が当たるんだろ
シャーリー
何が当たるんですか!?
シロ
分からないで引いたらしい
シャーリー
GMの裁量かなって……。
語り手
「よかったねぇ、お嬢ちゃん。はい、これ景品」
言って差し出されるのは、カメレオンの形の模型の口先から、ベタベタのゴム紐が垂れたおもちゃでした
言って差し出されるのは、カメレオンの形の模型の口先から、ベタベタのゴム紐が垂れたおもちゃでした
ちびきつねさま
「よかったねぇ、シャーリー」
高瀬川の和樹
「お、服につくと取れねぇやつだ」
シロ
ケモノ状態のシロがからまるとひどいことになるやつだ。
シャーリー
「……風馬さん……これ……」それを聞いて横流し……。
風馬
「なんだこれ……」
語り手
そんなことを皆でやっていると
どこからか、すぐ近くからエンジンの音がします
どこからか、すぐ近くからエンジンの音がします
シロ
「ばいくだ」
風馬
「!」
語り手
そちらへと目をやると、そこは境内にあった石舞台、或いはアスファルト舞台でした
高瀬川の和樹
「お」
語り手
※画像はイメージです
一台のバイクが、狭い舞台の上でタイヤを鳴らしながら、走り回っています
一台のバイクが、狭い舞台の上でタイヤを鳴らしながら、走り回っています
シロ
乗ってんの翠さんだっけ
語り手
ヘルメットを着けているので、誰なのかはわかりませんが
乗っているのは、狩衣を着た少年のようです
乗っているのは、狩衣を着た少年のようです
シロ
ちがった
彼は代理だった
彼は代理だった
河崎 翠
「よぅ、みんな来たな」
石舞台を眺めているみんなに、翠が声をかけてきます
石舞台を眺めているみんなに、翠が声をかけてきます
シロ
「あれ? みっちゃんバイクにのってないのか」
高瀬川の和樹
「おう。そういや神楽ぁ舞うんだったか、本当は」
河崎 翠
「ああ」
シロ
「じゃああれだれだ? 」
河崎 翠
「主役がしっかり持ち直しちまったんでな。補欠はお役御免だ」
言って肩をすくめるその顔には笑顔
「もちろん、忍さ」
言って肩をすくめるその顔には笑顔
「もちろん、忍さ」
風馬
じーっと舞台の上を見ている
シロ
「へーーーはしるだけじゃないのかー」
シロ
そうそう、忍が不調で神楽舞えないから代わりに乗るとか言ってたね
語り手
バイクは、御神楽の笛や鐘、太鼓の音に合わせて、踊るように走り回ります
時折首をもたげるように、立ち上がり、コマのように回っては走る様子は、一匹の龍がのびのびと宙を舞っているようでした
時折首をもたげるように、立ち上がり、コマのように回っては走る様子は、一匹の龍がのびのびと宙を舞っているようでした
風馬
「しのぶ、楽しそうだな」
シャーリー
「そうですね……」
風馬
その様子を見て
高瀬川の和樹
「あぁ。すっきりしたんだろうさ、自分のやりたいことが分かって」
「お前も、忍もな」VAPEを吸うときの手つきで、ふう、と吹き流しを吹く。
「お前も、忍もな」VAPEを吸うときの手つきで、ふう、と吹き流しを吹く。
シロ
「ふぅん? よくわかんないけど」
「よくわかんないけど、よかったな、ふーちゃん!」
「よくわかんないけど、よかったな、ふーちゃん!」
シロ
シャーリーさん燕なの
シャーリー
コスト払うから人間にこっそり戻ってたってことに……。
今の時間帯どこでしたっけ
今の時間帯どこでしたっけ
シロ
エンディングかな?
風馬
シーン的には夕方?夜?
シャーリー
夜か。減らしておきます。
おもいを減らすぞ!
おもいを減らすぞ!
語り手
この後に及んではコストはいらないわよw
シロ
私も減らした覚えなーい
語り手
やがて
周りの人々が不意に、どよめきます
見ると、石舞台の端の方の階段のところの人ごみが、ススっと割れ
そこに一人の巫女さんが立っていました
周りの人々が不意に、どよめきます
見ると、石舞台の端の方の階段のところの人ごみが、ススっと割れ
そこに一人の巫女さんが立っていました
シロ
「おっ、だれかきた」
シャーリー
「来ましたね……?」
風馬
「だれか?」
語り手
大きなキラキラとした冠で顔の隠れたその巫女さんは、しずしずと四段ほどの階段を登り、
高瀬川の和樹
「おお?」
語り手
石舞台の反対側から大きく回り込んできたバイクが、ちょうど目の前を通り過ぎようと言う時に
ひらりと軽やかに緩やかに飛び上がると、バイクの後ろの席へと飛び乗りました
ひらひらとした巫女さんの衣装には、金糸銀糸が織り込まれているのか、揺れる篝火の灯りを照り返して、不思議に煌めきます
ひらりと軽やかに緩やかに飛び上がると、バイクの後ろの席へと飛び乗りました
ひらひらとした巫女さんの衣装には、金糸銀糸が織り込まれているのか、揺れる篝火の灯りを照り返して、不思議に煌めきます
風馬
「乗った」
シロ
「うわー、ケモノみたいだ」
「すごいぞあのニンゲン」
「すごいぞあのニンゲン」
シャーリー
おおー
語り手
バイクは、これまでよりも更に大きな動きをし始めます
巫女さんが振り落とされてしまうのでは、とお祭りにやって来た人たちはみんな息を飲みますが
巫女さんは、巧みにバイクの上を時に前側のカウルの上に、時にタンクの上に、時にライダーの首へと腕を回し、軽やかにバイクの上で舞います
巫女さんが振り落とされてしまうのでは、とお祭りにやって来た人たちはみんな息を飲みますが
巫女さんは、巧みにバイクの上を時に前側のカウルの上に、時にタンクの上に、時にライダーの首へと腕を回し、軽やかにバイクの上で舞います
高瀬川の和樹
「見事なもんさなぁ。風馬以外に、ああも見事に乗れる奴がいたとはな」なんらかのフラグ
風馬
「……そうか、あいつ」
シャーリー
「……」
シロ
「すごいなー、カッコいーな」
高瀬川の和樹
「……ああ、ああ、そういうことか」
語り手
ガスとタイヤの焦げる煙が立ち込める中、その様子は雲海の上で二匹の龍が睦まじく戯れているように見えたかもしれません
少し、煙たいですが。
少し、煙たいですが。
シロ
どっかの悪魔使いたちも今週煙まみれになってたな
高瀬川の和樹
やだーこの卓排ガス臭いー
語り手
ぶおんぶおん
※前日にやった女神転生の方でも排ガスまみれになってた
語り手
時折、篝火の光を遮った龍たちの影が、もやに長く伸びるその光景は、すごく幻想的な眺めでした
昨日見た、不思議な夢をなんとなく覚えている町の人たちは、みんな、ため息をこぼしてその様子を見つめています
昨日見た、不思議な夢をなんとなく覚えている町の人たちは、みんな、ため息をこぼしてその様子を見つめています
風馬
「これが、神様か」
高瀬川の和樹
「あぁ。これが、龍神だ」
シロ
「あ、そーか。カミサマにあいにきたんだった」
シャーリー
「神様……」
高瀬川の和樹
「っつかあれよ。頼み事忘れねぇようにしないと」今更思い出した。
シロ
「おねがいかー。お方様に元気をわけてくださいっておねがいすればいーのか?」
シャーリー
「……そうですね……お願いしましょう……」
ゆり
ゆりが無言でぱんぱん、と手を打ち、小さく頭を下げました
語り手
その音と仕草に、周りの人たちも倣うように、バラバラではありましたがそれぞれに頭を下げました
シロ
「おねがいしますっおかたさまがーげんきになってー、みんなたのしくできますよーに。あと、すっごいながいみちはしりたいです」
高瀬川の和樹
「神様。あぁ、神様たちよ。俺たちの街に力をくれ。俺たちのお方様に、もう少しだけ、共にある力をくれ」柏手を打ち、小さく頭を下げる。
「俺ぁそのためなら野の獣になってもいい。頼む」
「俺ぁそのためなら野の獣になってもいい。頼む」
シロ
和樹の「野の獣になってもいい」は重いぞー
高瀬川の和樹
そうなんですよ>和樹の
風馬
野良河童
高瀬川の和樹
カエルとかかなあ、野良河童
ちびきつねさま
「……」
風馬
「きつね?」隣にしゃがむ
シャーリー
頭を下げます。
シロ
「えっとそれからー」お願い事欲張ってたせいで周囲のことには気づかなかった。
高瀬川の和樹
ここで欲張るシロかわいい
シロ
みんながちゃんとやってくれるおかげでフザけられるのでした。
ちびきつねさま
「うん」
「すばらしいものだね。これが、心を紡ぐということだよ」
「誰かが機で織ったり紡ぐんじゃぁない」
「みんなが自然と思いを寄せる」
「だから、この国の神は等しく尊いんだ。神だからじゃぁない。えらいから、じゃぁない」
ちびぎつねさまは、ふい、と鼻先をあげ、風馬の顔を見上げました
わかるかな、とでも言うように
「すばらしいものだね。これが、心を紡ぐということだよ」
「誰かが機で織ったり紡ぐんじゃぁない」
「みんなが自然と思いを寄せる」
「だから、この国の神は等しく尊いんだ。神だからじゃぁない。えらいから、じゃぁない」
ちびぎつねさまは、ふい、と鼻先をあげ、風馬の顔を見上げました
わかるかな、とでも言うように
風馬
目を閉じて、故郷の風景を想う。
青々とした木々に朝焼けの靄がかかる。
やがて陽に照らされた杜の朱が。
風に乗って、杜の上を1対の龍が駆け抜けた気がした。
青々とした木々に朝焼けの靄がかかる。
やがて陽に照らされた杜の朱が。
風に乗って、杜の上を1対の龍が駆け抜けた気がした。
語り手
そして、風馬が次に目を開けたとき
御神楽は終わっていました
まるで、全てが幻の中の出来事であったかのように、もやのような煙が漂う中、町の人は散ってゆき、それぞれに話をしたり、露店へ向かったりしてゆきます
御神楽は終わっていました
まるで、全てが幻の中の出来事であったかのように、もやのような煙が漂う中、町の人は散ってゆき、それぞれに話をしたり、露店へ向かったりしてゆきます
風馬
まだ舞台に二人はいますか?
語り手
舞台の上には、バイクが一台と、一人の禰宜と巫女の姿
シロ
「すごいすごいすごーい! だれ??」
高瀬川の和樹
「よう。お疲れさん」
語り手
少年はバイクから降り、巫女に手を差し出すと、その手をとって、巫女がピョンと飛び降ります
少年は、ヘルメットを取りました
少年は、ヘルメットを取りました
シャーリー
「お疲れさまでした……」
しのぶ
「皆さん!来てくれたんですね」
石舞台を降り、みんなの元へやってきます
石舞台を降り、みんなの元へやってきます
シロ
「しーちゃんすごー!」
風馬
「しのぶ、たつみ、すごかった」
高瀬川の和樹
「おうよ。前夜祭だけ出て、当日祭りに行かねぇなんて勿体ねぇからな」
タツミ
「どうだ!俺様たちすごかっただろ!」
巫女さんの服をバサバサとうっとおしそうに脱ぎながら、タツミもやってきました
巫女さんの服をバサバサとうっとおしそうに脱ぎながら、タツミもやってきました
※タツミのグラフィックが服を着ている!!
風馬
やっと服をきてくれた
シロ
いくら神でもスッポンポン助の舞いではちょっとキワモノすぎるからなぁ。
風馬
ウズメとかいう人が……
高瀬川の和樹
それは割と古いタイプの神ではなかろうか
シロ
古い時代はむしろ巫女もそんなんだったよーな。
シロ
「たっつーだったのか!!」
タツミ
「おぅ!俺様だ!」
シロ
「ふくだ!!!」
シャーリー
「……お疲れ様です……」
服だ~!
服だ~!
タツミ
「凄さを見たか!?ちゃんと見てたか!?俺とヨメの踊り!」
高瀬川の和樹
「おう! すごかったぜ!」
「みんな、お前らを見てた。お前らに祈ってた」
「みんな、お前らを見てた。お前らに祈ってた」
しのぶ
首ったまにしがみつかれたまま揺さぶられ、目を白黒としたまま、しのぶが力なく笑います
「本当ですか」
「本当ですか」
風馬
「ああ、みんな、おまえたちを見てた」
雪花
「見てた!」
シロ
「かっこよかった!!!」
ルーク
「みてたのです」
河崎 翠
「即興にしちゃ、なかなかのモンだったぜ、お前ら」
長谷部
「二和の二大名物、その一翼の華麗なる復活ねぇ」
シャーリー
「あらあら……」
しのぶ
「もし、そうだったら、嬉しいです。……すごく」
語り手
気がつけば、この町で出会った人たちも集まってきました
高瀬川の和樹
「ああ、ああ」
「……皆でする旅ってのも、いいもんだなァ」周囲を見回して、感慨深げに、ひとこと。
そして煙に紛れて、久しぶりにVAPEを咥えて、バニラの香りの煙をぷかり。
「……皆でする旅ってのも、いいもんだなァ」周囲を見回して、感慨深げに、ひとこと。
そして煙に紛れて、久しぶりにVAPEを咥えて、バニラの香りの煙をぷかり。
シャーリー
「楽しいです……とても……」
ゆり
「今までも旅してきたんでしょうに、やっと気づいたの?」
高瀬川の和樹
「あぁ、ようやくさ。こんなに、」
「人の近くで旅したこたぁ、一度もねえんだ」
「人の近くで旅したこたぁ、一度もねえんだ」
ゆり
「もったいない……いえ、逆に羨ましい、って言うのかしらね。これから思う存分味わえるんですもの」
肩をすくめます
肩をすくめます
高瀬川の和樹
「はは、そりゃあそうだ。一緒にしこたま味わうとしようぜ、ゆり」
ゆり
「当然!」
腰に手を当てて、微笑みます
腰に手を当てて、微笑みます
風馬
「しのぶ」
しのぶ
「なぁに?」
風馬
「オレたちの、お願いだ」
彼らの街の話をしのぶにする
「……きれいな、ところなんだ」
彼らの街の話をしのぶにする
「……きれいな、ところなんだ」
しのぶ
「そう、なんだね」
「うん。わかるよ」
しのぶは頷いて、胸に手を当てました
「キミが僕に乗っている時、ずっと、どこかの町の、山の、風景が見えていたんだ」
「すごく綺麗で……いつも、緑と土と、人の生活の、良い香りの風が吹いていた」
「うん。わかるよ」
しのぶは頷いて、胸に手を当てました
「キミが僕に乗っている時、ずっと、どこかの町の、山の、風景が見えていたんだ」
「すごく綺麗で……いつも、緑と土と、人の生活の、良い香りの風が吹いていた」
シャーリー
えもい
風馬
「きつねがいて、なまずがいて、ねこがいて……」
雪花
「なまずとねこなら、ここにもいます!」
ルーク
「ふるさとじまんではないのです」
風馬
「そうか、よかった」
高瀬川の和樹
「お? こっちにも鯰がいんのか。大鯰の爺さん婆さんてのは、ひとつの街に一匹はいんのかもなぁ」
シロ
いるものらしい。
そして河童にあれこれ言うものらしい。
そして河童にあれこれ言うものらしい。
高瀬川の和樹
ものらしい。
風馬
河童のお目付け役
シャーリー
カッパー
しのぶ
「僕が、何をどこまでできるのかは、わからない」
「でも、僕を助けてくれたキミだもの。何でもするよ」
「でも、僕を助けてくれたキミだもの。何でもするよ」
風馬
「たつみ」
タツミ
「お、お?なんだ?」
なんとなく不思議な話に、キョロキョロしていたタツミが答えます
なんとなく不思議な話に、キョロキョロしていたタツミが答えます
風馬
「おまえがしのぶとオレたちを手伝ってくれれば、何にも負けない」
タツミ
「なるほど、そうか!俺様が手伝うんだからな!」
「いいぞ、お前もヨメと一緒に速かったからな!」
「いいぞ、お前もヨメと一緒に速かったからな!」
高瀬川の和樹
「おお、そりゃあ頼もしい!」
シャーリー
「さすが……ですね……」
シロ
よく神楽覚えられたね……
風馬
ふと思いついて手を出す
タツミ
「?なんだ?」
風馬の差し出す手を、不思議そうに見つめて、匂いを嗅ぐ
風馬の差し出す手を、不思議そうに見つめて、匂いを嗅ぐ
風馬
かすかな錆びの香
しのぶ
「握手だよ、タツミ」
タツミ
「アクシュ」
シロ
「あくしゅー!」
しのぶ
「風馬くんの手を握って。仲間の挨拶」
タツミ
「そうか!群の挨拶だな!」
シャーリー
「握手……ふふ、いいものですね……」
タツミ
あっさりと納得し、風馬の手をぎゅう、と握ります
風馬
「頼んだぞ、ともだち」
タツミ
「おぅ!トモダチ!」
何かの挨拶のように、繰り返します
何かの挨拶のように、繰り返します
風馬
ユウジョウ!
しのぶ
しのぶも、その握手の上から手を重ねます
シャーリー
「握手……です」
シロ
「ともだち!」
背伸びして手をひらひらさせる。
背伸びして手をひらひらさせる。
高瀬川の和樹
「ああ。友達だ」シロを持ち上げてあげよう。
シロ
わぁいありがとう
ちびきつねさま
「お」
ふいに、ちびぎつね様の驚いたような声
見ると、ちびぎつね様の背負っていた巻物がふわりと浮き上がり、自然にスルスルと解けると、まるで帯のようにどこまでも長く伸び
この場に集まったみんなをぐるぐると取り囲みました
その真ん中には、風馬とタツミとしのぶ。
ふいに、ちびぎつね様の驚いたような声
見ると、ちびぎつね様の背負っていた巻物がふわりと浮き上がり、自然にスルスルと解けると、まるで帯のようにどこまでも長く伸び
この場に集まったみんなをぐるぐると取り囲みました
その真ん中には、風馬とタツミとしのぶ。
語り手
3人の前に、滑り込むように巻物の先端が滑り込むと、未だ何も書かれていない面を誘うようにしのぶとタツミへと晒します
二人は、まるで何かを知っていたように、その表面に手を伸ばし―――
二人は、まるで何かを知っていたように、その表面に手を伸ばし―――
※金銀の龍の背景
高瀬川の和樹
龍だ!
風馬
Riseのラスボス!
語り手
煌びやかな瞬きの中、絡み合う二匹の龍の幻が見えたように思えた次の時には
空白であったはずの巻物の上に2つの名が記されていました
空白であったはずの巻物の上に2つの名が記されていました
風馬
友人帳じゃったか
語り手
『風邇夜須毘古神』
『風邇夜須毘売神』
『風邇夜須毘売神』
高瀬川の和樹
「おお」
語り手
そしてその下に、ぽん、という音とともに朱色の印が押されたと思うと、巻物は伸びた時よりも速くスルスルと巻き戻ってゆき
やがてすっかりと元の巻物に戻ってしまいました
やがてすっかりと元の巻物に戻ってしまいました
シロ
なんかむずかしいなまえだ
風馬
かぜによすひこ&ひめ?
シロ
どっちがひめなんです??
風馬
ヨメのほうでは?
シロ
どっちが(ry
風馬
どっちってそりゃあ……
シャーリー
性別なんて些細な問題なのです。
風馬
「なんだったんだ……?」
ちびきつねさま
それを恭しく前足で受け取り
「これで御二柱との結縁がなった」
「これで御二柱との結縁がなった」
高瀬川の和樹
「神様たちとの── ”つながり”」
ちびきつねさま
「有り難や」
それをそっと背負い直しました
「御二柱の御縁、幾久しく、共にあらんと畏み畏み申し上げ奉る」
それをそっと背負い直しました
「御二柱の御縁、幾久しく、共にあらんと畏み畏み申し上げ奉る」
シャーリー
見守ってる生命です。
しのぶ
「これで、よかったんですか」
タツミ
「おぅ、俺様のサイン大切にしろよ!」
シャーリー
ダンナのサイン……?
シロ
「ありがとなー!」
高瀬川の和樹
「ああ、ありがとよ!」
雪花
「よかったね!」
風馬
「ありがとう」
シロ
「そっかぁ、つぎのとこいかなきゃなんだな」
河崎 翠
「今のは……一体……」
風馬
人いたわ
長谷部
「また……夢……?」
シロ
ひっそり翠ちゃんと長谷部さんがSAN値減らしてーら
ルーク
「夢なのです」
シャーリー
「夢……ですね……」残念ながら……。
雪花
「でも、ちょっとだけ、現実」
「それでいいじゃん?」
「それでいいじゃん?」
シャーリー
生きてれば色々あるのです。
せっちゃんがなんかいいこと言ってる
ニハルの立ち絵作ってないや。
せっちゃんがなんかいいこと言ってる
ニハルの立ち絵作ってないや。
シロ
言ってる。
河崎 翠
「うん……御神酒飲みすぎたかな」
長谷部
「私も……徹夜のせいかしらね……帰って寝るわ」
語り手
言いながら、二人は帰ってゆきました
高瀬川の和樹
「おう。──またな。また、いずれ」その背に、手を振る。
旅をするものの挨拶。でも、今度こそ、今度こそは本当に、”また、いずれ” そう願う。
旅をするものの挨拶。でも、今度こそ、今度こそは本当に、”また、いずれ” そう願う。
シロ
「またねーーーー!」
シロ
長谷部さん、あなたの愛する龍が目の前にぃぃぃ
風馬
竜の背にのってかえしてあげたかった
ゆり
「やれやれ。とりあえず、ようやっとノルマ一つ達成か」
シロ
「たのしかったーーーー」
ゆり
「そいじゃ、そろそろ行きますか?」
シロ
「ともだちもいっぱいできたぞ!」
「きっとつぎのとこでもいっぱいいっぱいできるな!!」
「きっとつぎのとこでもいっぱいいっぱいできるな!!」
高瀬川の和樹
「おう。行くとしますか」
しのぶ
「えっ」
風馬
「………」
しのぶ
「も、もう行っちゃうんですか?もう一晩くらい、ゆっくりして行かれたらいいのに」
高瀬川の和樹
「悪ぃなぁ。あんまりゆっくりしてると、……腰が上がんなくなっちまうんだわ」
「いい所だからなぁ、ここは」
「いい所だからなぁ、ここは」
ゆり
「本当にね」
風馬
「ああ……また、くる」
しのぶ
「うん……」
「きっと、だよ」
「きっと、だよ」
シロ
「みちはつながってるからな! いつでもあえるさ!」
いやほんとに。
いやほんとに。
シロ
あ、風馬のセリフ待てばよかったな。
風馬
だいじょうぶ!
そして結局使わなかったふしぎと思いが唸っている
そして結局使わなかったふしぎと思いが唸っている
シロ
ぶおんぶおん
シロ
すごいふしぎをつかって、幸せでも撒いてけばいいんじゃないかな
タツミ
「なんだ、お前ら出かけるのか?」
「ちゃんと戻ってこいよ!ここはお前らの巣なんだからな!」
「ちゃんと戻ってこいよ!ここはお前らの巣なんだからな!」
高瀬川の和樹
「ああ!」
風馬
「ああ……そうだな」
タツミ
「次来た時は、もっと賑やかになってるぞ!俺様とヨメの子どもたくさんいるからな!」
ルーク
「わーお」
高瀬川の和樹
「はは、そりゃあ楽しみだ!」
シロ
こどもか!!
シャーリー
「楽しみ……ですね!」手を振る。
待ってどっちが生むの。
待ってどっちが生むの。
風馬
「そうか、タマゴたくさん産むんだぞ」
シャーリー
卵生なの?
シロ
(ばいくと龍のコドモって何になるんだ??)
高瀬川の和樹
「……バイクと恐竜の卵……」
雪花
「しのぶくんとタツミちゃんの子供かぁ。差し引きゼロですごく普通の子になりそうだね」
シャーリー
「この世は……不思議でいっぱいですね……?」
しのぶ
「生みません!」
「ていうか、そういう話じゃないでしょ!ボクら!」
「ていうか、そういう話じゃないでしょ!ボクら!」
シロ
なんかせっちゃん大人になりましたね
シャーリー
そうだね!
風馬
そりゃ二人の子供なんだし仮面ライダー龍騎に
シャーリー
中の人が違うだけでここまで大人になるのかせっちゃん。
ドライブかもしれないし!?
ドライブかもしれないし!?
高瀬川の和樹
なるほど!!(納得)>竜騎
シャーリー
……楽しそうだな、車の付喪神で表向き自警団の青年PC……。
シロ
BBTでやればいいんじゃないかなw
シャーリー
なるほどぉ!
語り手
などと話しながら
その間も、出発の準備だけは進み
元のキャンピングカーに戻ったゆりに荷物も。
みんなも。
その間も、出発の準備だけは進み
元のキャンピングカーに戻ったゆりに荷物も。
みんなも。
高瀬川の和樹
「なんだか、ここに座るのも久々な気がするぜ」運転席に滑り込みながら。
シロ
「ふー、おちつくーーー」
風馬
助手席に座る!
ゆり
「実家に帰ってきたような、ってやつ?」
シロ
サメの間でゴロゴロしてる
ゆり
「風馬、ウィンドウのボタン、そこよ」
ゆりが、窓の操作の仕方を教えてくれます
ゆりが、窓の操作の仕方を教えてくれます
風馬
「ああ、これか」ウィーン
シロ
おちつくーーー
しのぶ
「風馬くん、皆さん、どうかお気をつけて」
タツミ
「またな!」
シャーリー
「……また!」
シロ
「またなー」
風馬
「ああ、お前達も、仲良くな」
シャーリー
じゃあね~!
「……大丈夫でしょう」
「……大丈夫でしょう」
ルーク
「これ、おみやげなのです。みなさんでたべてくださいなのです」
差し出すのは、あんころ餅
差し出すのは、あんころ餅
シャーリー
「……牡丹餅……?」
高瀬川の和樹
「おお、ありがとよ。餅か、いいねぇ」
シロ
「おもちだ!」
雪花
「ルークちゃん、どうしたの!?大好物あげるなんて、お腹痛いの!?」
ルーク
「しゃらっぷ」
シャーリー
おはぎ食べたい
しのぶ
「みなさんの旅の安全と成功を、ボクはずっとお祈りしてますから」
「二和神社の祭神ですからね、きっと御利益ありますよ!」
「二和神社の祭神ですからね、きっと御利益ありますよ!」
風馬
こくり、と頷く
高瀬川の和樹
「ああ、そりゃあ心強い」さりげなく買っておいたお守りをダッシュボードから吊る。フロントガラスには貼らない。視界に差し支えるので。
語り手
なおも幾らか言葉を交わし
ゆり
「……和樹」
表も中も、どうにも名残の尽きないその空気を振り切るように、ゆりが和樹をそっと促します
表も中も、どうにも名残の尽きないその空気を振り切るように、ゆりが和樹をそっと促します
高瀬川の和樹
「おう」
シロ
「しゅっぱつだー!」
シャーリー
後部座席に座る。
高瀬川の和樹
「おぉい、行くぞ!」後部座席にひとつ声をかけて、サイドブレーキを解除。ブレーキに添えた脚をずらし、少しずつ車が動き出す。
語り手
車が、ゆっくりと滑り出し
お元気で、またこいよ、という言葉を背に受けながら
鳥居はミラーの向こうで小さくなってゆきます
お元気で、またこいよ、という言葉を背に受けながら
鳥居はミラーの向こうで小さくなってゆきます
風馬
前に向き直る
窓ガラス「ウィーン」
窓ガラス「ウィーン」
語り手
二和の山の、夜気がそっと窓から入ってきます
シャーリー
「……牡丹餅食べましょうか……」
……すっごいおはぎの口になってしまった……。
……すっごいおはぎの口になってしまった……。
高瀬川の和樹
「俺にも取っといてくれよ」
ゆり
リビングと運転席の間のところに腰をかけ、背中越しに
「……寂しい?」
そっと、風馬に尋ねました
「……寂しい?」
そっと、風馬に尋ねました
シャーリー
口に運び、小豆と糯米の程よい甘さを堪能する。
風馬
「……ゆり」
ゆり
「ん?」
風馬
「道を光らせるのはどうやるんだ?」
ゆり
「夕べみたいのは、特別よ」
シロ
あたしのでばんか!!
違う。
たぶんライトのことを知りたいだけでは
違う。
たぶんライトのことを知りたいだけでは
ゆり
ライトか!
風馬
「……そうか、また、あのふたりが走りたくなるように」
「山の道を、光らせようと思ったんだ」
「山の道を、光らせようと思ったんだ」
高瀬川の和樹
「あいつらなら、自分で照らしていくさ」
ゆり
「そうね」
シロ
やっぱりあたしのでばんだった!!
ゆり
「じゃぁ、彼らの照らす道と、もう一度繋がるように」
「少しだけ、特別よ」
ゆりがそっと風馬の肩に触れると、不思議な力が流れ込んでくるような気がしました
「少しだけ、特別よ」
ゆりがそっと風馬の肩に触れると、不思議な力が流れ込んでくるような気がしました
語り手
ふしぎと想い使って、ちょっとだけなら演出いいですよ
シロ
《みちおくり》を使って、風馬が照らしたい道を照らせるようにしようか。
風馬
じゃあちょっとだけ
《ふしぎのしな》
「すごいふしぎ」を起こすときのふしぎ、または想いを2倍に換算できる。
47+57*2 = 161
どや
《ふしぎのしな》
「すごいふしぎ」を起こすときのふしぎ、または想いを2倍に換算できる。
47+57*2 = 161
どや
シロ
きっかけだけを渡すからこっちからは出さないでおくね……
高瀬川の和樹
ちょっとだけとはなんだったのか
シャーリー
ちょっとだけ……?
語り手
照明も無かったはずのその道に、その時だけ照明が灯ったように
ガードレールと、道に沿って星のような灯りが灯ってゆきました
ガードレールと、道に沿って星のような灯りが灯ってゆきました
風馬
神戸ルミナリエくらいでよろしく
シャーリー
ド派手じゃん?
高瀬川の和樹
「いいねぇ」道に沿う灯りを見ながら。
「空も飛べそうだ」
「空も飛べそうだ」
シロ
ついでに次の神様のところへみちおくり
高瀬川の和樹
和樹の「空も飛べそうだ」は空港を連想してるんだけど、わかってくれるのゆりしかいなそう
シロ
わかんなーい
風馬
鉄の塊が飛ぶわけないし
高瀬川の和樹
ないし
シャーリー
ないし!(ET思い出したのは内緒)
風馬
ウチヘデンワしちゃったか
シロ
結局タツミちゃんがなんだったのかは分からずじまいであった。
風馬
カラスだ!
シロ
カラスかー
しのぶ
「きれいだ……きっと、風馬くんかな」
境内で、そっと呟くしのぶ
境内で、そっと呟くしのぶ
タツミ
「しのぶ」
隣に立つしのぶの手をなんとなく握り
「群……トモダチ、っていいな」
隣に立つしのぶの手をなんとなく握り
「群……トモダチ、っていいな」
しのぶ
「……うん」
頷き、その手を握り返すのでした
頷き、その手を握り返すのでした
風馬
あら~
語り手
そして、最後に少しだけ
キャンピングカーが光る山道を走り、ようやくその光も落ち着いた頃
キャンピングカーが光る山道を走り、ようやくその光も落ち着いた頃
ゆり
「……?誰かいるわよ」
語り手
走るヘッドライトの向こうに、誰かが道端に佇んでいるのが見えました
風馬
「なんだ?」
高瀬川の和樹
「あ? こんな場所にか?」
そちらを見る。
「幽霊じゃねぇだろうな」
そちらを見る。
「幽霊じゃねぇだろうな」
シロ
こっからだとみえない
宮司さん
それは、宮司さんでした
風馬
「ぐーじだ」
シロ
「じーちゃんか」
高瀬川の和樹
速度を下げて、窓を開ける。
シロ
ひょいと飛び降りる
高瀬川の和樹
「おお、世話んなったな!」
宮司さん
止まった車に、頭を下げます
「やぁ、みなさん」
「私だけ、ご挨拶がまだだったのでね。このようなところで申し訳ない」
「一言だけ、お礼を言いたくてね」
「あの社に、古く因縁のある者として」
「やぁ、みなさん」
「私だけ、ご挨拶がまだだったのでね。このようなところで申し訳ない」
「一言だけ、お礼を言いたくてね」
「あの社に、古く因縁のある者として」
高瀬川の和樹
「なぁに、こっちこそさ。あの時抑えてくれなけりゃあ、こうはならなかった」
シロ
あっ、ばけるの忘れた。犬の振りしとこ。
「にゃー」
「にゃー」
宮司さん
「いやいや……」
少しはにかむように微笑み
そして、居住まいを正し
「一人、寂しくしていたあの娘を救っていただいて、本当にありがとう」
深々と頭を下げました
少しはにかむように微笑み
そして、居住まいを正し
「一人、寂しくしていたあの娘を救っていただいて、本当にありがとう」
深々と頭を下げました
シロ
「どーいたしまして! ニャー」
風馬
じーっと宮司さんを見ている
宮司さん
風馬のその視線に、ふ、と笑い
「それだけです。それでは、道中お気をつけて」
「それだけです。それでは、道中お気をつけて」
風馬
「ぐーじ」
宮司さん
「なんでしょうかな」
風馬
「あの木、早く花が咲くといいな」
宮司さん
「そうですな。あと幾らかもすれば、きっと」
「ありがとう」
「それだけです。それでは、道中お気をつけて」
小さく頭を下げ、宮司さんは車の後ろの方へと歩いて行きました
「ありがとう」
「それだけです。それでは、道中お気をつけて」
小さく頭を下げ、宮司さんは車の後ろの方へと歩いて行きました
シャーリー
もぐ……。
宮司さんには手を振ります。
ほっこり……。
宮司さんには手を振ります。
ほっこり……。
語り手
そして、和樹がなんとなくミラーを見たその時には、宮司さんのその姿はどこにもありませんでした
風馬
「……なんでオレ、木のこと思い出したんだ?」
高瀬川の和樹
「さあてなぁ」
「一体、何者なんだか」
「一体、何者なんだか」
ゆり
「不思議なおじいさんだったわね」
シロ
シロは木?なんのことだろ???って思ってる。
シャーリー
燕?おはぎ食べてるよ。
ちびきつねさま
「……行こうか」
シャーリー
「不思議……だったのです」
「はい……」
もぐ……。
「このココア牡丹餅はなかなか……」もぐ……。
「はい……」
もぐ……。
「このココア牡丹餅はなかなか……」もぐ……。
シロ
サメの所にまたよじ登ってる
語り手
そして、車が出発した、その背後の夜空
まん丸のお月様の光の中を、何か大きな長い胴体を持った生き物が、影だけを残して、飛んでいったのに気づいた人はいたでしょうか
走り出し、ウィンドウを閉じた和樹の膝には、気がつくと薄桃色の花びらが一枚、乗っていました
まん丸のお月様の光の中を、何か大きな長い胴体を持った生き物が、影だけを残して、飛んでいったのに気づいた人はいたでしょうか
走り出し、ウィンドウを閉じた和樹の膝には、気がつくと薄桃色の花びらが一枚、乗っていました
シャーリー
あら~。
高瀬川の和樹
機嫌よさそうに鼻歌をこぼしつつハンドルを握る和樹は、その姿に気づくことはなかったのでした。
語り手
旅するゆうこや
第一話
ふたわ
完
第一話
ふたわ
完
高瀬川の和樹
あら~~先代様かしら
風馬
美しい……
シロ
おつかれさまー
高瀬川の和樹
お疲れさまでした! このタイミングで終わるの見事では?
シャーリー
こんな感動的なシーンなのにNGシーン作っていいですか?
風馬
ほほう
高瀬川の和樹
どうぞどうぞ
シャーリー
>NGシーン「GM!目星したいです!」
高瀬川の和樹
wwwwwwww
シロ
目撃しちゃったらSANチェック案件だよ
シャーリー
本当に一瞬思い浮かんだから毒されてる。
高瀬川の和樹
NGシーン2「GM、<アイデア>で気づけませんか」
語り手
では、アイデアロールを
シャーリー
d100<=45 アイデア
振れないかぁ。
振れないかぁ。
語り手
宮司さんの正体に気づいてしまったあなたはSANチェック
(1d5/5)
(1d5/5)
シャーリー
1d100<=45 アイデア (1D100<=45) > 13 > 成功
1d5 (1D5) > 1
1d5 (1D5) > 1
風馬
失敗時確定発狂わろ
シャーリー
発狂しませんでしたね!
風馬
お疲れ様でした!
シャーリー
お疲れさまでしたー!
シロ
みちおくりでかみさまのとこつれてくぞ!ってやったら、ここのかみさまみたいなのについちゃった。
※BGMがエンディングに
風馬
ED始まった
語り手
4人のもののけを乗せたキャンピングカーは、再び走り始めました
ゆり
「それで、次はどこなのよさ」
風馬
「Zzz…」珍しくガチ寝
シロ
「わーいもふもふー」
ちびきつねさま
「うーん……」
不思議なコンパスの頼りなく揺れる針をむずかしそうに眺めていた狐様は
「……北……多分」
不思議なコンパスの頼りなく揺れる針をむずかしそうに眺めていた狐様は
「……北……多分」
ゆり
「多分て……」
高瀬川の和樹
「あっちょん…… もとい、多分? 頼りねぇもんだな。ま、どっかしらに着きゃあそれでいいか」
ちびきつねさま
「きっと遠いんだよ、ものすごく」
シロ
「みちいっぱいはしれるな!!」
ゆり
「いい加減ねぇ……」
「ま、ふらふら旅もいいか。そのためのキャンピングカーだしね」
「ま、ふらふら旅もいいか。そのためのキャンピングカーだしね」
シャーリー
お、そうだな……。
語り手
すごく遠くの北。
そこは、どこなのでしょうか
そして、どんな神様との出会いがあるのでしょうか
みんなの旅は、まだ始まったばかりです
旅するゆうこや、続く
そこは、どこなのでしょうか
そして、どんな神様との出会いがあるのでしょうか
みんなの旅は、まだ始まったばかりです
旅するゆうこや、続く
※画面いっぱい「つづく!」の字
シロ
つづく!!
高瀬川の和樹
To be continued!
風馬
めっちゃつづく
シロ
サメのことにいたのが豪快にバレましたわね
コメント By.
第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』
これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。