高瀬川の和樹
よっしょ
語り手
いらっしゃいませ
高瀬川の和樹
おじゃましまーす
GETA GETA > 下駄占い > 表はれ
語り手
ステータスは、能力値含めかいていただけるとわかりやすくてベネでございます
GETA GETA > 下駄占い > 裏あめ
高瀬川の和樹
こんなかんじでしょうか パラメータを表示できるとわかりやすいのですが
語り手
ありがとうございます!
風馬
コケコケ
いろ
語り手
コリャケッコー
シャーリー
よいしょ
語り手
みなさまおそろいで
藤葛木町(とうかっきちょう)へようこそ
高瀬川の和樹
キャラクターメモに説明入れるのいいなって思ったのでマネしました
シロ
ああ、色選ばないと
白だよ!
高瀬川の和樹
立ち絵の頭に皿をのせわすれましたが、髪の間にあるということにしておいてください。
風馬
HAGEない
語り手
なるほどなるほど
高瀬川の和樹
HAGEかくし
シロ
脛こすりの絵はさすがに描かないと……

語り手
ではでは
ひとたちが埼玉と呼ぶ大きな土地の小さな片隅に、こんもりとしげった森、野山と、ひとが建てた石のたてものが混ざり合う不思議な町、藤葛木町がありました。
その町に住む、ひととは違う住人たちは、ある日不思議な夢を見ました。
(定番のインタビュー回)
シロ
Interview with MONONOKE
語り手
順番はー
上から、ということで和樹さんから参りましょうか
高瀬川の和樹
おっ。
高瀬川の和樹
はーい
シャーリー
「はい……ちょっと自然と触れ合いたいのであとで合流しましょう……」羽を広げて森へ向かう(訳すみません、トイレに行ってきます)
風馬
いってら!
お狐さま
まぁ、あれだね、インタビューというかみんなのキャラをお互いに、こう、認識する回
ケセランパサランが出た(シロの本体画像が表示された)
シロ
〈こわくない〉持ってるから堂々と街を歩けるもんね!

語り手
和樹は、気付けば一つのお社の前におりました
そこは、いつも皆が集まっている、小さな古ぼけたお稲荷様の境内でした
高瀬川の和樹
いつものように賽銭箱へと雑に五円玉を放り込み、お稲荷様に軽く挨拶。
お狐さま
「やぁ、和樹。いつもありがとう」
不意に背後に気配と声。
高瀬川の和樹
「よう。邪魔してるぜ」
お狐さま
「いいんだよ、いつでも気兼ねなく遊びにおいで」
高瀬川の和樹
驚くこともなく、振り返って一言。ジーンズ姿に小さなリュックを背負って、観光客かハイキング中かといういでたち。
お狐さま
表情変えるのミスったよね
久しぶりのwindowsだから
和樹は、その白髪の青年がここの祭神であるお稲荷様であることは当然しっています
町に住むあやかしやもののけの皆が、この社を憩いの地としているからです
高瀬川の和樹
自分にとっても、ここは慣れた場所だ。勝手知ったる様子でそこらに座り込む。
お狐さま
「高瀬川のみんなは、元気かい?沢蟹や、なまず、タニシたちは」
高瀬川の和樹
「ああ、元気さね。おれも、小っせえ沢蟹たちも、藻好きのタニシらも、大鯰も、みんな」
「こないだ迷い込んできた熱帯魚はちと寒そうだったなあ」
シロ
ねったいぎょ……
高瀬川の和樹
熱帯魚、たぶんわるい飼い主がすてt……
たぶん熱系能力持ちのもののけのところとか、水温が高いところとかを案内してあげた。>熱帯魚
塩分濃度? 川魚系のやつだったんだよ……
お狐さま
「そうかい。もし困っている子がいたら、ぜひ助けてやっておあげ」
高瀬川の和樹
「ああ、勿論さ。持ちつ持たれつだ」
言って、何か瓶のついた機械を取り出し、咥えてもくもくと煙を吹かす。
お狐さま
「和樹はいつもひとの持ち物を持ち歩いているね」
「それは、何だい?」
お狐さまは、ふわりとした笑みで尋ねます。
高瀬川の和樹
「煙草みたいなもんさ。煙を吸って香りを呑むんだよ」
「結構するから、たまの贅沢だがね」
お狐さま
「そうかい。身体に悪いものでなければいいね」
高瀬川の和樹
「なに、身体には悪くとも心に美味いってものさ。それに、煙草よりいいらしいぜ」
シロ
おとーさんと同じことしてるけど現代風なのが面白い
高瀬川の和樹
そうそう、瑞樹とムーブは近いのに対極な方向で行こうと思っております。
お狐さま
「和樹はいつも和樹らしくて良いね」
「どうか、いつまでもそうであってくれるように」
高瀬川の和樹
「それは何よりだ。……なんだ、湿っぽいな。どうした?」
お狐さま
お狐さまは、ふと笑みを潜めました。
高瀬川の和樹
「……?」 【へんげ】で察せない?
語り手
【へんげ】は3か
では、和樹はお狐さまが、どこか何かを案じているような
そんな様子を感じました
高瀬川の和樹
「……なあ。何か抱えてるか?」
お狐さま
「和樹は、聡い子だね」
「和樹は、この町は好きかい?」
高瀬川の和樹
「ああ、ああ、勿論さ。この町の川に流れ着いてから、本気で嫌った日はないぜ。ちと拗ねたことはあってもな」
「……なあ。”困っているやつがいたら、助けてやれ” ついさっき、そう言っただろう」
「おれは、そうするぜ」
お狐さま
「ありがとう、和樹」
「和樹がそう言ってくれるのなら、きっと、だいじょうぶ」
「この町に何があっても。和樹はきっと皆を助けてくれるだろうからね」
「よろしく。……よろしく、頼んだよ」
高瀬川の和樹
「……なあ、白状してくれよ。何があった?」
「おれはあんたにとっちゃ子供だが、子供じゃないんだよ」
語り手
そう告げる和樹の前から、にこにこと微笑むお狐さまが、いえ見えるおやしろの光景全てが、すうっと遠ざかり、やがて霞の中へと消えて行きました。
高瀬川の和樹
「なあ、おい、待ってくれよ!」 叫び、VAPEを放り出して遠ざかる先へ駆け出す。
かつん、とお社の床に落ちる音がした。
語り手
しかし、駆け出す足はまるで宙を掻くようで
やがて和樹の目の前は真っ白になり、その意識もまた、霞の中へと沈んで行ったのでした
高瀬川の和樹
「──!」 叫んだ声もまた、霞の中へと沈んでいく。
語り手
和樹は再び眠りにつき、そして

語り手
今度は、風馬。
風馬
「コケコッコー!」
お狐さま
「やぁ、風馬、おはよう。今日も良い声だね」
ふと気がつくと、小さく古ぼけたおやしろの前におりました。
目の前には、微笑むお狐さまの姿。
風馬
「あれ、ここいたっけ。おはよー!」
お狐さま
「うん、おはよう」
「今日も、良い風が吹きそうだね」
風馬
「ここは高いから、風も街も良く見えるぜ!」
お狐さま
「そうだね。風磨の声は遠くまでよく届くから、この高い場所にあるやしろでよければいつでも遊びにおいで」
風馬
「オレ飛ぶのは得意じゃないから、ここ好きなんだ」
お狐さま
「そうかい、ありがとう」
風馬
「朝にいちばん乗りできたら、その日はいい日になる」
お狐さま
「それじゃぁ、風馬にはいつも早起きでいてもらわないといけないね」
風馬
「まかせろ!他の鶏には負けないよ!」
お狐さま
「そうだね。でも喧嘩などはしてはいけないよ?」
風馬
「コケ…?オレ負けないよ?」
お狐さま
「そうだね。風馬は強いからね」
「……風馬は、この町は好きかい?」
風馬
「好きだぜ!ずっと前から見てたぜ!あれ?いつだ??」
シロ
いつから……
下手すると百年物かなぁ風馬くん
風馬
つくもんだしなぁ
お狐さま
「きっと、風馬が生まれる前からずっと」
風馬
「そうなのか?お前もみてたのか?」
お狐さま
「うん。そうだね」
ゆったりとお狐さまは頷きました
風馬
「じゃあ、一緒に見てられるな!」
お狐さま
その言葉に、ふ、とお狐さまは寂しそうな顔をしました
風馬
「どうした?」
お狐さま
「いいえ、何でも。……風馬」
お狐さまはすぐにまた微笑むと、風磨を呼びました
風馬
「おう!」
お狐さま
「この町をずっと昔から見てきた風馬なら。いつも朝一番に元気な声を聞かせてくれる風馬がいるなら、きっと、だいじょうぶ」
風馬
「大丈夫だぜ?なんか変だぞ?」
お狐さま
お狐さまがふわりと目を細めて微笑むと、だんだんとその光景は遠ざかり、やがて霞んでゆきます。
風馬
「あれ…」
お狐さま
霞はどんどんと濃くなり、やがて、風馬の心も白に沈んでゆくのでした。
語り手
そして

語り手
今度は、シャーリー
シャーリー
「はい……呼ばれましたです」
お狐さま
「やぁ、シャーリー」
シャーリー
「どうも……です」
お狐さま
「大丈夫かい。まだ眠いかな?」
シャーリー
「いえ、私は普段からこのような……あれ?なんだっけ……?」
「……すみませんです、思い出す時間が欲しいですね」(PL:思い出す時間取らなくて結構です)
お狐さま
「そうかい、いいんだよ」
「ちょっとだけ、お話、しようか」
シャーリー
「ええ……構わないですよ」
お狐さま
「どうだい?近ごろの風の具合は」
シャーリー
「はい、とても春らしい……穏やかな空気……ですね?」
お狐さま
「そうかい」
「空の友達は、みんな元気かな?朝、木や電線で囀る雀たちは?道を愉快に歩くハクセキレイたちは?」
シャーリー
「はい、それはもう。みんなお話が大好きですね」
お狐さま
「そうかい。きっと、賑やかなのだろうね」
シャーリー
「キジバトさん達も……とても元気で……嬉しい、ですね」
お狐さま
「空のみんなは、目がとても良いから。誰かが困っていたら、きっと、助けておあげ」
シャーリー
「はい、わかりました……です」
語り手
うん、とお狐さまは頷き
お狐さま
「シャーリーは、この町は好きかい?」
シャーリー
「ええ……好きですね」
お狐さま
「そうかい。ありがとう」
「いつもゆったりとしているシャーリーなら」
「いつも、穏やかでやさしいシャーリがいるなら、きっと、だいじょうぶ」
シャーリー
「いえ、私おしゃべりは好きなので……この時間、楽しかったですね」この口調でお話が好き。
語り手
そうかい、と微笑むお狐さまの声は、しかし、どこか遠くから聞こえてくるようでした。
見えるおやしろの光景も、気づけばすう、と遠ざかり、白く霞んでゆきます
シャーリー
「あらあら……」
語り手
そして、いつしか、シャーリーの心も白い霞の中へ沈んでゆくのでした

シャーリー
ふだんからこのようにぼーっとしてる感じ!
お狐さま
かわいい
風馬
シャキッと起こしてやるぜ!
シャーリー
とりあたまだから……。
高瀬川の和樹
テイストが三人三様でさっそく楽しい
シロ
鳥が二羽いるから、こっちは水棲生物にしようか悩んだんだよねぇ
風馬
陸地にいないPTになってしまう
シロ
そう思って道怪にしたー
風馬
とてもバランスがいいと思います
高瀬川の和樹
確かに 陸地にいないパーティww
お狐さま
陸地適応D
シロ
バランスを取らないと樹海の土になっちゃうからねぇ~
高瀬川の和樹
バランスのいいパーティを組むんだぞ
シロ
チョウチョコワイ
高瀬川の和樹
間違ってもメディック5人とかを組むんじゃないぞ
シャーリー
wwww
風馬
回復はばっちり
シロ
初代ならイケる
シャーリー
前衛も行けるんですよね>書体
初代
風馬
紙5人とかじゃなければまあ
シロ
殴り特化3人と範囲回復と最強の医術防御があればイケるイケる
シャーリー
おおお

語り手
そして
今度はシロ
シロ
ハァイ
高瀬川の和樹
もふもふ
語り手
気づけば、いつも知るおやしろの前の石畳の上に、シロはちょこんと座っていました
シロ
んん? いつからいるっけ。
まあいいか。と大欠伸。
誰かいないかなぁ。
お狐さま
「やぁ、シロ」
シロ
「お方様だー!」
叫んでその足にまとわりつく。
「こんにちはぁお方様!」
お狐さま
「こんにちは、シロ。今日もきれいな毛並みだね」
シロ
えっへん(`・∀・´)
高瀬川の和樹
ちょっとトイレ!
お狐さま
そして川へスポーンと
シャーリー
いってらっしゃい~!
シロ
「暇だよぅ、暇だよぅ、なんかないかなぁ」
お狐さま
「シロはいつも新しいことを探していて、えらいね」
シロ
「そうでしょそうでしょ? 絶好調だぞ!」
えっへんするたび、モフモフがぴんと立って膨れるように見える。
高瀬川の和樹
ただいま!
お狐さま
おかえり!
お狐さま
お狐さまはかがみ込んで、まるまると膨らんだシロの毛並みを撫でてあげます
シロ
「んん? お方様の足ちょっと冷たい? 温めてあげる!」
わーいもふもふー
お狐さま
「ありがとう、シロ」
「どうだい?近ごろは何かまた新しいものを見つけたかな?」
シロ
「昨日転ばせたニンゲンがねー、アタシの上になんか板落としてねー」
「それからなんかウッキウキの音がしてた」
「見たかったのに『わんちゃんごめんね』って言われて取られちゃった」
お狐さま
「そうかい。怪我はなかったかい」
シロ
「ないよっ! ちょっとびっくりしただけ!」
(びっくりしすぎて硬直しているうちに持っていかれたのである)
「あ、えと、ニンゲンにも怪我ないよ!!」
「けがをさせるのはにりゅうなのだ って言われたもん」
お狐さま
「そうかい。ひともシロも、怪我がなくてよかったね」
「それなら、きっとびっくりするのも少しだけさせるのも、楽しかったろうね」
シロ
「うん、とっても! ニンゲンってすごい顔して驚くんだよ! こーんな!」
シロ
「こーんな!!!」
言いながら変身して変顔を披露。
お狐さま
「そうかい。それはそれは、きっと楽しかったね」
ふんわり、とお狐さまは微笑みます
「……シロ」
シロ
「なーに?」
お狐さま
「シロは、この町のことが好きかい?」
シロ
「だいすき!」
お狐さま
「そうかい、ありがとう」
シロ
「お方様もだいすき!」
お狐さま
「そうかい、ありがとう」
お狐さまは、目を細めました
シャーリー
かわよ
シロ
「お方様になでなでしてもらうのもだいすき!!」
言いながら腕の下に潜り込む。
「落ち着くぅ」
お狐さま
お狐さまは、そんなシロをゆっくりと優しく撫でてあげながら
「いつも何か新しいことを見つけてくるシロなら」
「ひとにも、みんなにもやさしい白がいるなら、きっと、だいじょうぶ」
シロ
大好きなお方様だから素直なだけで、人間にはもうちょっと意地悪な感じになるかも。
意地悪まではいかないかな……
お狐さま
ふと、撫でてあげる暖かな手が遠ざかります
語り手
気がつけば、おやしろの光景も、お狐さまの姿も遠ざかり、白く霞んでゆきます
シロ
「んん? どこいくの?」
とろんと目を細めていたシロは
高瀬川の和樹
あっ遠ざかっていっちゃうのなんだか切ない
シロが無邪気な様子だからよけい切ない
シロ
「お方様? お方様、もっとなでなでして」
シャーリー
かわいいいいいいいいい
語り手
そう呼ぶシロでしたが、どんどんと周りは白く霞んでゆき
やがて、白の心も白い霞の中に沈んでゆきました
シャーリー
かわいい この生き物 お家連れて帰る
シロ
足に延々とまとわりつきます。
コケたら笑います。
風馬
ごほうびでは
シャーリー
かわいい
ずっと抱きかかえる。
語り手
その夜。
ひともあやかしももののけも、静かに眠るその夜
どこからか、唸るような、響くような音が地面から聞こえてきた、と僅かに起きていたフクロウたちが気づいた、その時
突然、地面が大きく揺れました
その揺れはたいへん大きく、そして長く揺れました
眠っていたひともあやかしももののけも、たまらず起き出し
ひとの住む家には消えていた明かりが点き、森や野山ではけものやあやかし、もののけたちがその目を光らせました
生き物の区別もなく、慌て、不安に騒ぐその間も揺れは続き
シロ
臆病なシロはパニックになって走り回ってるな
語り手
しかし、段々と揺れも、唸るような音も小さくなり
やがて静かになると、
家々からはまた明かりが消え、けものやあやかし、もののけたちも光る目を閉じたのでした
そのあとは、ひとが走らせる『しょうぼうしゃ』の音だけが、しばらく鳴っていましたが
いつしかそれも静かになりました
シロ
すっかり泥だらけになってどっかの水場にでも落ちてずぶぬれになって、「お方様なでなでしてぇ……」ってスンスンしながら寝る。
高瀬川の和樹
描写がいいなあ 少しずつ沈黙と闇が落ちていく舞台上に、消防車の音とわずかな赤い光だけが見える様子が見える
語り手
よかった
語り手
そして、朝が来ました
風馬
「コケコッコー!」
シャーリー
「おはようございますです」
高瀬川の和樹
いつもより少し早く起きて、自らが棲む水路の護岸をチェックしている。ひび割れていたら軽く石を詰めたり。
すい~~~。
シロ
水路に泥団子が落ちてる。
高瀬川の和樹
「よう。シロ」その泥団子を水路の水で洗う。
語り手
では、和樹がそうしていると、どこからかいつもの元気な1番声が響いて来て、
早起きのシャーリーがすいっと飛んできました
高瀬川の和樹
そちらに水の中から軽く手を振る。
シロ
「ひどいめにあった……」
「りーちゃんおはよう」
「きーちゃんおはよう」
シャーリー
「おはようです」
優雅に一礼。
高瀬川の和樹
「よう、おはよう。昨日は凄かったな、怪我してねえか?」
語り手
風馬は、そうした3人を朝の一仕事を終えた屋根の上から見つけます
風馬
「コケー!おはよう!昨日はなんか揺れたな!」
シロ
「ふーちゃんおはよう」
風馬
屋根からずしん、と飛び降りる
シロ
ビクゥってなるわ。
語り手
シャーリーは、ここまで来る間に、町のそこここで昨日の揺れのことを話すひとの姿を見たことでしょう
シャーリー
「……揺れについては覚えてないのですが、揺れについて話す人なら見ました……です」
高瀬川の和樹
「よう、風馬。揺れたな、お前捥げてねえか? 屋根は大丈夫か?」
風馬
「屋根?別に?」さっきまでいた屋根を見る、壊れてませんよね?
シロ
「あんなに揺れたのに覚えてないの? 世界が裏返ってびょんびょんなったぞ」
シャーリー
「……そうなのですか?」とりあたまだから寝て起きたらたぶん忘れてる。
語り手
風馬のいた屋根は、瓦などがいくつも落ち、屋根そのものの一部も欠けて落ちてしまっています
風馬
「げ、壊れた」
シャーリー
「……あらあら……」
高瀬川の和樹
「ありゃまあ。災難だったな」
シロ
むしろあれしか壊れてないのがびっくりだよ、と思う。
臆病ゆえに昨日の地震は天変地異、世界の終わりレベルに感じたのだ。
高瀬川の和樹
水の中でスマホをポチポチし、昨日の地震の件についてTwitterを追っかけている。
風馬
「消防車も走り回ってたな、火事か?」
シロ
「あっ、へんな板だ」
シャーリー
「なんです……?その薄い板……」
シロ
「触るとビャッてなるやつ」
シャーリー
「ニンゲン達も良く使ってるのを……見ますね?」
高瀬川の和樹
「ああ、これか? 人間たちがこの中で話をしてるのが読めるんだよ。他に写真を載せたり撮ったりとかな」
シロ
「ニンゲンこんなに薄くないぞ、妖術?」
シャーリー
「……ニンゲンはよく判らないのですね」
風馬
「違う違う、人間がこれとしゃべるんだ」
シロ
「何人入ってるの?」
高瀬川の和樹
「新聞とか駅の掲示板みたいなもんだよ。人間がこの中にいるわけじゃない」
シロ
「ニンゲンてへーん」
ケェジバンとかエキとかもよくわかんないけどスルー。
シャーリー
「でも、ニンゲンの住む場所は……とても私達と共存できて……好きですね」
語り手
和樹がTwitterを見ていると、昨日の揺れについての様々な情報が見られます
どうやら、震源はこのすぐ近くであり
震度は5ほどであったことがわかります
シャーリー
うわでか(PL発言)
高瀬川の和樹
「うわ、5か。そりゃ揺れるわけだ」
語り手
「よぅ、あやかしども」
そんなことを話していると、和樹の背後の水面からポカリと浮いてきた鯰が声をかけました
風馬
「コケ、おはよう!」
高瀬川の和樹
鯰の…… おっさん?おばさん?おねえさん?おにいさん?
語り手
おっさんだね
シロ
「ジィだ! おはよー」
シャーリー
「おはようです」
高瀬川の和樹
「よう、鯰のおっさん。大丈夫だったか? 頭ぶつけてねえか?」
スマホをしまって。
語り手
「ゆうべはえらい騒ぎだったな。お前ら、無事か?」
シャーリー
「はい……大丈夫でした……です」
(この台詞回し難しいな……)
高瀬川の和樹
「幸いおれは無事さ、少々寝不足なくらいかね。川はちと欠けたがね」
語り手
「おぅ、まぁ水ん中だからな。人間どもが川辺を漆喰だかで塗りこめてくれたおかげか、石が崩れてくることもねぇんでな。無事よ」
人間のやることも、たまにゃ役に立つんだな、と笑う。
高瀬川の和樹
「そうかそうか、そりゃよかった。草や虫の連中は窮屈だとうるさいが、おれらにとっちゃあれも悪くねえな」
風馬
「屋根が壊れた!」指さし
シロ
「一回死んだかも!」
風馬
「死んだのか!?」
シロ
「たぶん死んだ!!」
シャーリー
「ピンピンしてます……」
シロ
「ピンピンしてる? そうか、勘違いかも!」
高瀬川の和樹
シロにめちゃめちゃゆめが集まってて笑う かわいいもんな
語り手
しまった、語り手もキャラ作らないと、夢がもらえない!
高瀬川の和樹
ほんとだ! 渡せない!
シロ
そうだね、NPCいなくても必要だな
シャーリー
あ、中途半端変身です。
風馬
人間形態で
高瀬川の和樹
そういや つながり をこしらえていいのかしら
語り手
そうだね、ちょっと待ってね
次回1番に繋がりするよ
とりあえず、この場でのふしぎなんかの消費は結構です
高瀬川の和樹
はーい
シャーリー
「元気です……ね」
語り手
「おうよ。あまりうまかねぇが、苔もよく生えやがるしな。食うにゃこまらねぇ」
シャーリー
個人的に時間取りそうだからつながりは宿題だと嬉しい(小声)
シロ
「げんきーーーー!」言いながら、シャーリーの……足があれば足にまとわりつくし、燕形態なら体にすりすりする。
シャーリー
「かわいい……」心が癒される……。
語り手
「ところで、お前らゆうべ妙な夢を見なかったかよ?」
風馬
「夢?ああ、神社の狐と話したぜ」
シロ
じゃあ足にスリスリモフモフ
「変な夢はみてないよ。お方様の夢は見たよ」
語り手
「おぅ、それよ。何だか狐の旦那が何やら話してきてよ」
高瀬川の和樹
「夢…… 夢…… ああ! 見たな。そうだ、昨日のどたばたで忘れてたが、お社様がどっかへ行っちまう夢だよ」
シロ
じゃあ三人の足の間を行ったり来たりしながらスリスリモフモフしてる。
シャーリー
かわいい~~~。
この生き物どこに居ますか???
シロ
夢ありがとうございます……
シャーリー
かわいい ほしい
語り手
「沢蟹やタニシどもにも聞いてみたが、連中も同じようなこと言ってやがった」
シャーリー
「夢……あ、見たような気がしますね……?」
風馬
「狐の神社も屋根壊れてないか?心配だな」
語り手
「ああ。どうにも尾鰭の座りが悪くてならねぇ」
風馬
「みんな狐の夢みたのかー」
高瀬川の和樹
「そりゃあ気になるな。ただの夢とは思えん。ちと見に行ってみるか」
「壊れてねえかも心配だしな」
高瀬川の和樹
言うと、ざばぁと水から上がって、人の姿に変身する。
語り手
「おぅ、頼むぜ。俺らはおかにゃ上がれねぇ」
シャーリー
「ええ……私も、ご一緒……しますね……はい」
シロ
「なでなでしてもらいに行く!」
シャーリー
シロちゃんをそれとなく抱きかかえる。
ああ、まだふしぎが溜まってないから何もできない!!!
シロ
シャーリーの手にスリスリしてうっとりします。
語り手
では、皆がお稲荷様へと向かったところで
本日は〆といたします

風馬
はーい
シャーリー
ありがとうございました!
高瀬川の和樹
はーい! おつかれさまでした! 物語の始まりめちゃめちゃわくわくしますね!
シャーリー
かわいかった。はぁはぁ。
シロ
ありがとうございましたー
風馬
お疲れ様でした!
シロ
毛玉+幼児です。
語り手
次回は、繋がりを結ぶところから始めましょう
高瀬川の和樹
はーい!
シャーリー
はぁ……。この生き物どこに行けばあえるんですか……。
シロ
おかやまー
シャーリー
近い!?
ちょっと岡山に行ってきます
シロ
すねこすりは岡山の妖怪だから、いるんじゃないかなぁ
シャーリー
ついでにフラペチーノ飲んで帰ります
風馬
わりと近くにいるのね
語り手
その生き物は、今でも岡山にいるのです。きっと。
シャーリー
かわいい~~~

シャーリー
しゅっ
高瀬川の和樹
にゅるんぷ
風馬
ドサッ
語り手
うんうん
シロ
■■■■■ 7/20だよ ■■■■■
語り手
お揃いですね
シロ
でーす
風馬
はーい
高瀬川の和樹
デース
あれ? お揃いでないデース?
シャーリー
いまーす
語り手
OK

語り手
前の晩、不思議な夢を見た、あやかしたち
その誰もが、町にずっと昔からいるお狐さまの姿を夢に見たといいます
その様子が少し気になった4人は、高瀬川の鯰の勧めを受けて、お社へ行くことにしたのでした
シロ
またなでなでしてもらう!
風馬
「こっこっこ…階段飛べたら楽なんだけどなー」
シャーリー
「そうですね……そう思うです……」
語り手
歩いてゆく町の中、その空気はいつもの通りでしたが、時折、屋根から落っこちてしまったと思われる瓦であるとか、少し崩れた塀のかけらなどが目に入ります
風馬
「なんか町壊れてるな」
高瀬川の和樹
「結構壊れてんなあ」
語り手
そういえば、繋がりなどなど
しなければいけませんね
高瀬川の和樹
あ、そういえば繋がりとかふしぎとか
ですな
シャーリー
ですね……。
語り手
町の中を歩きながら、みんなでお話ししながら
その間に繋がり処理をいたしましょう
シャーリー
アピールいりますっけ?
シロ
みんなの足の間ちょろちょろしたりよじ登ったりしてる
シャーリー
かわいい
語り手
最初はアピールなしでも良いのでは無いかなー、と
高瀬川の和樹
お社のお方様にはつながり取れますか? 街扱い?>語りて
語り手
そうですね、お狐さまとも結びましょう
みなさんそれぞれの駒のキャラクターメモへ書いておいていただけると助かります
シャーリー
はーい
では、シロちゃんに保護、和樹くんには信頼、風馬くんには家族。
シロ
全員に「好意」ですね
シャーリー
狐様愛情と尊敬で悩むなぁ。
高瀬川の和樹
お狐さまに尊敬、シロちゃんに好意、シャーリーに保護、風馬くんに信頼で取ります。
語り手
アイシテ
シャーリー
じゃあこちら狐様に愛情向けます。
街には好意で
風馬
和樹に信頼、シャーリーに憧れ、シロに家族、お狐様に尊敬で
高瀬川の和樹
更新&記載しましたー
語り手
お狐さまからは
風馬へ好意
和樹へ信頼
シャーリーへ好意
シロへ保護
です
高瀬川の和樹
わーい いただきました
シャーリー
戴きました!
高瀬川の和樹
改めて更新OKです
シロ
メモ完了。ぼちぼちシートに写します
語り手
では、それに基づき登場処理をお願いいたします
語り手
現在、朝でございます
system
[ 高瀬川の和樹 ] ふしぎ : 0 → 6
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 0 → 6
system
[ シロ ] ふしぎ : 0 → 6
[ シロ ] おもい : 0 → 6
system
[ シャーリー ] ふしぎ : 0 → 6
[ シャーリー ] おもい : 0 → 6
system
[ 風馬 ] ふしぎ : 0 → 6
[ 風馬 ] おもい : 0 → 2
system
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 6 → 2
語り手
にわさん使ってた、あの時間帯タイマーいいなぁw
高瀬川の和樹
あれ便利でしたねー
風馬
ですこにはっときますね
語り手
ありがとうございまーす
高瀬川の和樹
想いから4消費して、半変身で登場します。
頭のお皿は帽子でカバー。眼や髪の色がちょっと微妙なのは「光の加減」で通す。
語り手
他のみなさんも変身処理お願いしますねー
風馬
ふしぎ6消費して半変身します
[ 風馬 ] ふしぎ : 6 → 0
朝はハイコスト…
高瀬川の和樹
あ、コスト間違えてた。想いから6消費で。
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 2 → 0
シロ
ひとまず登場だけ。
[ シロ ] おもい : 6 → 2
あたしは小動物だよー
シャーリー
こちらも6消費して半変身。おもいを削り切ります。
[ シャーリー ] おもい : 6 → 0
語り手
頑張って夢稼ごう
シャーリー
ゆめ……稼ぎます……。稼げます……?
シロ
喋れば大体稼げる……とおもう
シャーリー
頑張りますね……。

語り手
では、お話ししながら歩いていると
やがて前方にお山の入り口が見えてきました
シャーリー
きゃっきゃ!
風馬
「コケ…壊れてる?」
シロ
その頃になったらちょっと疲れてるから誰かの肩に乗ってるかな
【けもの】1しかないんで……
シャーリー
俺の肩乗れよ(イケボ)
シロ
わぁぃ
シャーリーさんの首にまきついてる
シャーリー
「わ、もふもふ……あったかいですね……」可愛いねぇ^~~~
シャーリー
ゆうこややるときだけはカウンターリモコンが恋しくなる
高瀬川の和樹
わかる
シロ
チャットパレットで人のも制御できたらいいんだけどね
シャーリー
ですよねぇ。
なんかこの面子の定期卓で女の子をやる回数 増えてきたな。
語り手
鳥居は、以前からこんな感じでした
そして、その前には工事の時のようなフェンスが
風馬
以前から斬新な鳥居ですね
高瀬川の和樹
「ん?」 何か注意書きなどある?>フェンス
風馬
「なんだ、入れないぞ?」
シャーリー
「入れない……ませんか……?」
語り手
注意書きなどはありませんが
その前には何人もの大人たちが集まって何か話しています
その多くは頭に黄色いヘルメットをかぶっています
高瀬川の和樹
「お社に何かあったのか?」大人たちに近づいていって、ダイレクト質問してみます。
シャーリー
羽が生えてるので後方待機してます。
シロ
「入れないの? 空から行けるよね?」
みんな羽根はえてるのにへんなのー
語り手
「ん……」
一人のおじさんが和樹に気が付き、振り向きました。
「あぁ、昨日自身があっただろう?それで山が少し崩れてしまってね」
「危ないから、入ってはいけないよ」
高瀬川の和樹
「ああ、それでか…… 分かった、ありがとよ。おっさん達も気をつけてな」
語り手
「ああ、ありがとう。お父さんやお母さんたちにも、伝えておいてくれると嬉しいな」
高瀬川の和樹
「ああ、帰ったら伝えとく」
語り手
「ああ、頼むよ」
そう言い残し、おじさんは他のおじさんたちと、また話し始めました。
高瀬川の和樹
では、それを聞いたらおじさん達と十分に距離を取ります。
風馬
「えー、神社はいれないのー?」
シャーリー
「……入れないそう……ですね?」
風馬
「むー…」ぴょんぴょんするが見えない
シロ
「上からでも、足下すり抜けてもいけるよ?」
シャーリー
かわいい(かわいい)
語り手
離れる間際
シャーリー
空飛ぶことってできます?>GM
風馬
高瀬川の和樹
お?
語り手
【けもの】【おとな】で判定をどうぞ
高瀬川の和樹
【おとな】3で。
語り手
和樹の背後から、おじさんたちの話す声が少し聞こえてきます
「やはり、あの大岩が……」
「かなり大きく崩れて……」
「工期に影響は……」
「クライアントが……」
そんな声でした
高瀬川の和樹
何か知っていますか?>大岩
シャーリー
目標値は?
おもい使い切ったから素の【けもの】3しかないんだよなぁ。
語り手
ええと、大岩のことはここを憩いの場としていたみんなならば、知っています
話を聞いた人は、参道の途中、お宮の少し手前のところにあった大岩のことを思い出すでしょう
大人が何人も手を繋いでようやく囲むことができるほどの大きな岩で、しめ縄が渡されていました
お狐さまは、その岩のことを『大切な印だから、大切にしなければいけない』といつも言っていました
きっとそのことだろう、と思いつくでしょう
シロ
私たち話聞こえるのかな?
語り手
今の所、和樹だけですね
高瀬川の和樹
おじさんたちと距離を取った後で、シロたちにもかくかくしかじかします。
語り手
では共有できました
風馬
「なんだー?あの岩落ちたのか?」
高瀬川の和樹
「ああ、そうらしい。あの岩がなあ、何が大事なのかはとうとう聞けなかったが」
語り手
何がどう大切なのか、とお狐さまに尋ねても、お狐さまはふんわりと笑って『大切なものなんだよ』としか教えてくれませんでした
シロ
「岩だいじなやつだよ?」
「なくなったらひなたぼっこできなくなっちゃう」
高瀬川の和樹
「ああ。あの横で甲羅干しすんのが格別だったってのに」シロに合わせるように。
「冬にもよく温まって、ありゃあ良かった。……行こうぜ。心配だ」
風馬
「狐、大丈夫かな」
シャーリー
「お方様……」
シロ
「岩ごつんってなってたら大変だもんね」
シャーリー
「……とても……とても心配……です、ね?」
風馬
「コケ…和樹、山からいくのか?」
シロ
道じゃないところを歩けば人にバレずに行けそうかな
語り手
そうですね、では【けもの】で判定を
シャーリー
【けもの】3です!!!
ブーストかけれません!!!
シロ
私は堂々と道を通って人の足すり抜けて行くもんねっ
シャーリー
かわいいよ~~~!!!
高瀬川の和樹
【けもの】1ですが、「およぎ」で川などを遡っていけませんか?>語りて
風馬
【けもの】2ですね。。
シロ
道の怪が道を通らずしてなんとするのだ
【けもの】は1だ!!
語り手
ふーむ
語り手
シロは、その通り簡単に抜けられるでしょう
最初だけ「こら、危ないぞ」とおじさんたちが心配して追いかけられるかもしれませんが
シロ
わたしはイタチだよー
風馬
冬毛かな?
シロ
こういうとき《みちおくり》を使えばショートカットできるんだな
不思議が溜まったらみんなで月旅行に行こうよ!
高瀬川の和樹
月旅行!
シロ
※帰りも「みちおくり」を使わないと帰れません
シャーリー
地球は青かったって言わなきゃ。
シャーリー
何かを物を探す、ならつばさ使います。
語り手
シャーリーの【けもの】いくつ?
シャーリー
3
語り手
ふむ
ならば
シャーリーは、参道がフェンスで通せんぼされていても、【けもの】たちだけが通る道が、お社まで通じていることを知っているでしょう
シャーリー
「あ……」思いついたように風馬くんの服の裾をひっぱる。
風馬
「なんだ?」
シャーリー
「私達が通る道が……お社まで続いて……います」
高瀬川の和樹
「ああ、獣道か!」
シャーリー
頷いて肯定。
風馬
「そうか!いこう!!」
シャーリー
「……はい」
風馬
「シャーリーは飛べるのに、道もよく知ってるんだな」
高瀬川の和樹
「助かるぜ。人に交じってると、そういう嗅覚が衰えてならん」
シャーリー
「飛べるから……ですよ?」なお弱点の影響で知識判定はほぼ不可能なのでよろしくね!
風馬
「いいなぁー!」
シャーリー
「……人には人の良さがあるので……そういうのが一概に悪いこととは言えない……かと」これは和樹くんに。
高瀬川の和樹
「はは、ありがとよ」
シャーリー
「パンくず……美味しいですね……」
語り手
4人は、シャーリーが教えてくれたけものみちを登り始めます
ふもとにいたおじさんたちなら、きっと息を切らしてしまうかもしれないその道も、4人たちにとっては、ちょっとしたハイキングです
やがて、少しすると
そのけものみちが、大きな岩によって塞がれてしまっていました
シロ
「あれれ」
風馬
「行き止まりだ」
語り手
少し横を回り込んで藪を行けば、通ることはできそうです
シロ
その岩って見覚えある?
風馬
例の岩です?
語り手
岩には
藁で編んだ古ぼけた縄が、掛かっていました
でも、今はそれはちぎれてしまい、しかも縦にぶら下がっているような様子です
しめ縄に備えられていた紙垂も、ぼろぼろに破けて垂れ下がっています
風馬
「こんなとこまで落ちてきたのか…」
シロ
「これひなたぼっこの岩!」
高瀬川の和樹
「あれは、件の岩じゃねえか」
「これって、注連縄か? 結び直してやろうと思ってたが、持っていっちまっていいもんかね」
風馬
「和樹、これ持っていけないかー?」押す
あ、持ってくのは岩ね
シロ
「かわいそう」
シャーリー
「……そうですね……可哀相、ですね……」
高瀬川の和樹
「持ち上げるくらいなら何とかなるが、さすがに戻すのはしんどいぜ」
シロ
見上げんばかりの岩ってイメージなんだけど、サイズどのくらいなんだろ
鬼が何人かいたらナントカ?
語り手
大人が何人も手を繋いで、ようやく囲めるくらい、です
高瀬川の和樹
それはでかい
風馬
「うーん、動かないな」
シロ
河童の怪力も運搬はちょっと難しそうだもんね…
高瀬川の和樹
ちょっとこれは運搬できなそう and 和樹は《すもう》持ってないから投げ飛ばせない
シロ
大事なヤツ投げ飛ばしちゃだめぇ
シャーリー
だめぇ!
高瀬川の和樹
注連縄を結びなおしてやることはできますか?>語り手
語り手
縄自体もところどころちぎれてしまっていて、この場で直すのはちょっと難しそうです
シャーリー
無理かぁ。
「残念……ですね……」
高瀬川の和樹
「こりゃ直ぐには無理だな。とにかくお社に行こうぜ、この様子じゃ心配だ」
シロ
「ねえねえ、お方様のとこいこ。大事なヤツなおしてもらおう」
高瀬川の和樹
「ああ」
風馬
「こっち通れるかな」藪のほうに
語り手
薮はみんなの胸くらいの高さです
シロ
「道じゃない……」ションボリ
シャーリーによじ登る。
シャーリー
かわいい。
高瀬川の和樹
では藪をかき分け進んでいきます。
シャーリー
「飛べるなら……飛んで帰りたいですね……」
高瀬川の和樹
「いいんじゃねえか? 見たとこ人はいなさそうだ」
風馬
「(食べられる)虫いないなー」
シャーリー
「私は……パンくずとミミズがあればそれで……」
シロ
シロって何食べるんだ……
かすみ?
風馬
すねこすりの食べ物…
シロ
足跡?
シャーリー
飛んでいい?>GM
語り手
もちろん、飛ぶことはできますよ
シャーリー
じゃあ飛んで帰るぜ!
じゃあな!!!
語り手
住処に帰るの?
シャーリー
獣道の入り口まで。
シロ
もう帰るの?
風馬
帰り道の話じゃなくて?
シャーリー
ああ!まだたどり着いてなかった《とりあたま》
訂正:目的地までです。
高瀬川の和樹
藪を飛んで超えるのだと思ったけど帰るの?
風馬
3歩歩くと忘れちゃうよね
シロ
ああ、後でやるぞって宣言……勘違いでございましたか
シャーリー
うんうん。
語り手
お社はまだ先です
シロ
《とりあたま》かなるほど
シャーリー
もう岩見つけたから目標達成だと勘違いしてた……えへ……。
お社が目的地でしたね。
風馬
狐涙目
シロ
帰ろうとするなら「まってまって、お方様のとこ行く」って騒ぐわ。
シャーリー
お社に向かいます。
語り手
では、シャーリーは空へと舞い上がり、先へ向かいました
風馬
「あっ、ずるい!」
高瀬川の和樹
「刃物の妖なら、ざくざく切っていけるんだろうがなあ。鉈でも持ってくりゃあよかったか」外見20才の身長を武器に藪をかき分けていきます。
シロ
刃物の妖怪いたなぁ
風馬
ここを通り抜ければ草薙になれるんだけどなぁ
シャーリー
刃物の付喪神も居ましたね。
語り手
残る3人も、お社へ向かいますか?
風馬
向かいます
高瀬川の和樹
向かいます。
シャーリー
シロちゃんも軽いからつれていけません?
語り手
そうだね、今のシロくらいならいいことにしましょう
シャーリー
ではつれて行きます。
すいーーー。
シロ
じゃあ背中に埋まってる
あ、半変身で飛翔なら肩でいいか
高瀬川の和樹
シロちゃんいちいちムーブがかわいいからいけない
シャーリー
わかる
風馬
わかる
シロ
ありがとうございます
語り手
本身に戻ってからでは難しいでしょうけど、半変身ならシロを連れて飛べるでしょう
シロ
一応犬猫程度のサイズはあるからねー
シロ
「おそらー!」
シャーリー
「鳥は飛ぶことが主業ゆえ……」
風馬
鶏をディスってはいけません
シャーリー
飛べない鳥も好きですよ……ふふ……。
シロ
風魔さん飛べないタイプの鶏さんかー
風馬
風見鶏が飛べたらそれはそれで一大事
シロ
そうか、基本が付喪神だから。
高瀬川の和樹
羽ばたいてこけーこけーするけど飛べないのね>風馬くん
シロ
風見鶏だって飛べたっていいじゃん、そう思ったけど種族の壁があるのだった
風馬
もちろん重厚な金属製
語り手
では、
シャーリーとシロは一足先にお社へと到着しました
シャーリー
「つきましたね……途中で帰りそうになりましたけど……」PLが。
語り手
PLの忘却を誤魔化せる《とりあたま》便利ですね
シャーリー
気のせいですよ???
語り手
境内に降り立つと、
ところどころ、地面が盛り上がり、石畳が捲れ上がってしまっています
心なしか、お社も少し傾いてしまっているように見えます
お狐さまの姿は見えません
シャーリー
「……いません……」
シロ
「お方様ー? こんにちはー」
「シロとリーちゃんだよー」
「キーちゃんとフーちゃんもきてるよー」
語り手
返事はありません
シャーリー
「空から……お社を……見てみよう……見てみます、か……?」
シロ
「うん……」
シャーリー
《つばさ》って人に対しても使用できますっけ?
シロ
《つばさをあげる》なら
めっちゃコスト重くなかったっけ
語り手
確か結構重たかったような
シャーリー
8は今出せないな。
風馬
えっちらおっちら
シロ
敷地に降りて、あとの二人が来るまでその辺の物陰とか呼びながら探すー
変な道とかないか探すー
シャーリー
「お方様……」では地道に探します。
語り手
では、二人は【けもの】【おとな】のいずれかで判定を
シロ
どっちもないね!
モグラの穴とか顔突っ込んで探してる
お方様とかくれんぼだ! って思ってるね
シャーリー
【けもの】3出します。
語り手
では、空からでも相手を見つける鋭い目が、ふと白い色を見つけます
シャーリー
「……」ふらふらと白い色に突っ込んでいく。
「お方様……?」
語り手
「なんだよ、昨日の地震はオイラのせいじゃねぇぞ」
モグラとごっつんこしているシロをよそに
シロ
モグラとごっつんこしたなら「超びっくり」してるw
(「こわがり」です)
語り手
それは、傾いてしまったために外れかけているおやしろの戸の隙間
さほど大きくもないおやしろの中に白を見つけました
シャーリー
「お邪魔します……です……」そっと入る。
語り手
覗き込むと、お狐さまがいつも着ている白い服の端が目に入ります
シャーリー
クトゥルフじゃないから安心して入れるなぁ。
高瀬川の和樹
我々まだ到着できないのかしら>語り手
風馬
回り道長いん
シャーリー
「お方様……?」
語り手
それは質素な木の床の上に倒れていました
シャーリー
「…………!」
駆け寄りますね。
語り手
駆け寄ると、それは確かにお狐さまでした
目を閉じて倒れているお狐さまの顔は、少し苦しそうに歪んでいます
シャーリー
「……お方様、お方様しっかり」
お狐さま
「うん……?」
シャーリー
あまり揺すらないよう頭を持ち上げて、膝枕する。
語り手
お狐さまは、うっすらと目を開きました
お狐さま
「やぁ……シャーリー。おはよう」
シャーリー
「おはよう……ございます……」
「ちょっと待っていてください……今、シロを呼んできます……」
高瀬川の和樹
こういう時は行動がはっきりするのかっこいい>シャーリー
シャーリー
ちょっとだけ膝枕を解除してシロちゃんだけでも呼んでおこう。
語り手
そうしてお社からちょうど出てきたところに、残る二人もようやく到着しました
シャーリー
わーい
では再び膝枕しますね。
でも頭上げて良かったのかなぁ、とPLは思ってる。
シロ
シロはモグラ穴の側で泡吹いてゾーキンのようにひっくり返ってるよ
風馬
「やっとついた、うわ、ボロボロだ」
高瀬川の和樹
「はあっ、ようやく着いた! ……って、お狐様!?」
ひっくり返ってるシロを肩にのっけて駆け寄ります。
風馬
「狐!大丈夫か!?」
「…シロはどうした」
シロ
「アタシはここぉ……」
和樹の手の中でカの鳴くような声で
お狐さま
「やぁ、みんな……。よく来てくれたね」
高瀬川の和樹
「おい、どうした。何があったんだ」 見た感じ怪我とかないかどうか見ます。>お狐様
お狐さま
「待っておいで……今、お茶を……」
言い、立ち上がろうとするお狐さまですが、ふらりと揺れるとそのまままた倒れてしまいます
見た限りでは、お狐さまにけがなどはなさそうです
風馬
「おいっ!」
支えよう
シャーリー
「……私が淹れてきます……」
高瀬川の和樹
「ああ、おい、無理するな。茶なら俺が取ってくる」
シャーリー
被った。
シロ
「お方様っ!?」
飛び降りて駆け寄る。
シャーリー
「では僭越ながら再度膝枕でも……します……か?」
お狐さま
「ありがとう、シャーリー。もう大丈夫」
シャーリー
「……しかし」
語り手
青い顔で、とてもそうは見えませんが。
シロ
「どうしたの、風邪引いた? だいじなのにぶつけた?」
風馬
「やっぱりどこか怪我してるんじゃないのか?」
シャーリー
「……苦しそうに……見えます……です……」
高瀬川の和樹
「大丈夫には見えんぜ」 お社に飲み水なりあれば、取ってきてお狐様に飲ませます。
お狐さま
「ありがとう。みんな、心配をかけるね」
お狐さまは、汲んできてくれた水を少しのみ
ひとつ、息を吐くと
「みんな、よく来てくれたね」
「道も荒れて大変だったろうに」
シャーリー
「……はい」
風馬
「ゆうべ、夢でお前が出てきたから」
シャーリー
「……そうです……」
シロ
「ナデナデして欲しくてきたの。でもナデナデしてあげる。元気出るよ」
お狐さま
「ありがとう、シロ」
「ああ……よかった。皆には伝わっていたのだね」
高瀬川の和樹
「いいよ、心配だったんだ。何があったのか聞かせてくれよ」
「あれはやっぱり、ただの夢じゃなかったんだな」
お狐さま
「そうだね……」
風馬
「伝わった…?」
お狐さま
「いいかい、みんな。よくお聞き」
シャーリー
「はい……」
お狐さま
「これも、皆がつなげてくれた縁だから。きっと良い印」
「だから、みんなには話しておこうね」
シャーリー
「私は……賢くはない小鳥ですゆえ……覚えられるように頑張りますね……」
高瀬川の和樹
「ああ」一度変身を解いて、居住まいを正して聞きます。
シャーリー
半変身の方がいざというとき支えられるので変身は解きません。
シロ
ひたすらお狐様にスリッスリしてよう
お狐さま
「良いかい。私はもういくらかもすると、消えてしまうだろうから」
風馬
「なんだって!?」
高瀬川の和樹
「……」
シャーリー
「……なんで……ですか……?」
シロ
「きえる?」
シャーリー
信仰の問題?
シロ
力場やご神体が壊れちゃったとか
シャーリー
お方様が消えることに対してキレ散らかすとかシャーリーは言わない(他のPCは言う)
シロ
シロはキレ散らかすよ
お狐さま
「要石が、抜かれてしまったからね」
風馬
「かなめ…いし?」
シャーリー
「要……石……ですか」
お狐さま
「皆も知っているね。この社の参道の大岩を」
高瀬川の和樹
「あの岩か」
お狐さま
お狐さまはうなずきます
風馬
「あの岩!下に落ちてたぞ!」
シロ
「ひなたぼっこのいわ?」
風馬
「重すぎてもってこれなかった…」
シャーリー
「あれは、どうしたら治すことが……できるんです……?」
「お方様が……居なくなると寂しい……です……」
お狐さま
「一度抜かれてしまった要石は、もう二度と戻すことはできない」
「あれが、私の霊験の源であり、町の守りの要でもあったのだけれど」
シャーリー
「…………」
シロ
「山のみんなで運べばだいじょうぶだよ!」
高瀬川の和樹
「……まあ、待て。まずは話を聞こうぜ」と、シロたちに。
その表情は、どこか苦々しい。
シャーリー
「……聞きます……です……」
冷静な大人だぁ……。
高瀬川の和樹
騒いでいたら、話を全部聞ききる前に消えてしまうかもしれないと危惧しているんだよ……
シロ
ああ……
お狐さま
「いつだったか、山に人がやって来てね」
「この山は、人の住む大きな建物に生まれ変わるのだそうだよ」
風馬
「山が!?」
高瀬川の和樹
「ああ……、手をつけちまったか、この山に」
シャーリー
「…………」
「そう……ですか……」
シロ
「山はヒトのじゃないのに」
風馬
「………」
シャーリー
「……パンくずは美味しいので……複雑な心境……ですね……」
胸に手を当てて困った顔。
シロ
「そんなヒドイ事するヒト片っ端から転ばせて邪魔してやるぅ」
お狐さま
「いいかい、皆」
シャーリー
「ええ……」
お狐さま
「人のことを悪く思ってはいけないよ」
シャーリー
「…………」
内心すごい複雑。
高瀬川の和樹
「そいつは無理ってもんさ。人のことを悪く言うつもりはねえが、領分をわからん連中のことは、正直、今、苦く思ってる」
風馬
「町は、大きくなってきた、ずっと」
シロ
「ずっと邪魔してればヒトは山には入れないよ。頑張るよ。頑張るから」
シャーリー
「お方様が恨むなというならば……私は従うのみです……」
お狐さま
「お待ち」
「和樹も、シロも、優しいね」
高瀬川の和樹
「人間臭いだけさ。近くのもんしか見えてない」
お狐さま
「でもね」
高瀬川の和樹
「ああ」
お狐さま
「人もけものも同じ、日々を懸命に生きているだけなのだから。ただ、知らなかっただけ」
「その無知を責めるというのは、酷というものだよ。知る術も無かったのだからね」
シャーリー
「……自然も人間も理不尽……ですから……」
シロ
「やだ! やだ! お方様消えるのやだ!!!」
シャーリー
「……消えてほしくはない……ですよ……私だって……」
お狐さま
「ありがとう、皆」
高瀬川の和樹
「ああ、知っているさ。人はよりうまく生きようとしてきただけなんだ。より穏やかに生きたいだけなんだ」
「それでも、ちと腹を立てるのくらいは許してくれよ」
風馬
「…山は変わらないと思ってたのに」
お狐さま
「ああ、そうだね」
風馬と和樹に頷来ます
「人もあやかしも、山も、森も、皆姿を変えて行くもの」
「この山も、変わる時が来た、ただそれだけのこと」
シロ
「やだ!!!! 変わってもいいからここにいて!」
泣きべそかいてます。
お狐さま
そんなシロを、いつもの柔らかな笑みで撫でてあげながら
シャーリー
「……私も離れて欲しく……ないです……」
「……寂しい……です。とても……すごく……」
離れるな~~~という念を送ってます。
お狐さま
「ありがとう」
「山が変わってゆくのは。私が消えてゆくのは」
「それは仕方のないこと」
風馬
「仕方ないって、それでいいのかよ」
お狐さま
「でもね」
お狐さまは、少しだけ困ったように微笑みます
「それはね。ずっとこの土地で、この国で繰り返されてきたことだから」
「でも、一つだけ」
「心残りがあるんだよ」
風馬
「心残り?」
シャーリー
「なんですか……なんでしょうか……?」
高瀬川の和樹
「何だ。一つと言わずいくらでも聞くぜ」
お狐さま
「要石は、私の霊験の要でもあるけれど、この土地の守りの要でもあるのだよ」
シャーリー
「……はい」
お狐さま
「だから、きっと、この町にはこれから良くないことが起きる」
風馬
「…!」
お狐さま
「きっと、皆困ることだろう」
シャーリー
「……そうなんですか……?」
お狐さま
うなずきます
シャーリー
「……嫌な、感じが……します……」
お狐さま
「だからね。皆には、町のものたちを、助けてやってほしいのだよ」
風馬
「助ける…どうやって?」
お狐さま
「怪我をしたものを、癒してあげたり。失ったものを励ましてやったり」
シャーリー
「……ええ」
高瀬川の和樹
はあ、と空を仰ぐようにして、大きく溜息を吐く。
「まったく、世話の焼ける連中だぜ。まあ、だが、何だかんだで、放っちゃおけねえんだろうな」
シロ
やだ。お方様にヒドイ事するヒトなんか助けたくない。
だけどお方様のお願いはきかなきゃ。
風馬
「悪いことは、止められないのか?」
お狐さま
「……」
風磨の言葉に、お狐さまは少し考えるように黙りました
それから、首を振り
「要石は、もう抜かれてしまったからね」
語り手
そう、お狐さまが呟いたとき
不意に、皆は強く揺さぶられました
地面が大きくうねり、突き上げられるように暴れる地面に危うく倒れそうになるでしょう
風馬
「うわっ!」
狐とシャーリーをかばう
語り手
お狐さまも、咄嗟に体を支えようとしますが、叶わずに床に倒れます
高瀬川の和樹
「!」咄嗟にシロをかばう。
Q: なんでお狐さまじゃなくてシロなの A: 一番近くにいた
シロ
『逃げ出す』でスポーンと飛び出していくところだったから助かった
シロ
飛び上がってめちゃくちゃに走り出しそうになったところを和樹にかばわれたので、胸に張り付いてガクブルしてる。
シャーリー
「……きゃっ」
お狐様まもりてぇな……。
語り手
和樹の懐で、不安を呼び起こすような音が鳴ります
それは、スマートフォンからの音でした
高瀬川の和樹
咄嗟にスマートフォンの画面に視線を走らせる。
語り手
『緊急地震速報』の文字
風馬
「みんな無事か?な、なんだ…?」
シャーリー
「なんの音……ですか?」
シロ
やだやだなにこの音怖い
シロ
「この男ワイ」って変換ヤメテェ
高瀬川の和樹
wwww
風馬
ワイやで
高瀬川の和樹
なんでや阪神関係ないやろ
シャーリー
語り手
『強い揺れに警戒してください』
という声と
『以下の地域の方は、直ちに避難してください』
という声
読み上げられる地名は、どれも藤葛木町のものでした
高瀬川の和樹
「チッ……、木や社から離れろ! まだ揺れが来る!」
シャーリー
「……お方様、手を……」
シロ
シロは恐怖に耐えかねて気絶してる。
風馬
風馬は昔の地震の記憶とかあってもいいのかな?
語り手
風馬の記憶の中でも、この町が地震にさらされたことはほとんどありません
風馬
守られてたんだね
シロ
望郷編かな? と思ってしまった
高瀬川の和樹
気絶してるシロちゃん抱えて建物や木から離れます。
語り手
ひとまずは、社から抜け出したみんなが石畳の上で固まっていると
高瀬川の和樹
お狐様はシャーリーに任せた
シャーリー
任せろ!
語り手
やがてようやく揺れが収まって来ました
高瀬川の和樹
山から街の様子をうかがうことはできますか?
語り手
町の方は、少しざわめいているようです
幸い、火事が起きたりということはないようですが、しばらくするとすぐに消防車や救急車が走る音が聞こえてくるでしょう
風馬
「昨日と同じだな…また、街が壊れてるぞ」
高瀬川の和樹
「燃えてはねえな……、婆さんらが逃げ遅れてないといいが」
シャーリー
「……恐ろしいですね……」
語り手
そして
みんなの中で1番大人であり、人間に近い暮らしをしている和樹は気付くでしょう
これは、余震と呼ばれるものであり
まだまだこうした揺れが続くことを
そして
そうした中で、町のものを守ったりするようなことは
例え、皆が力を合わせたとて、叶わないであろうという残酷なことにも
失われてしまったという、要石のような確かな守りが、再びこの町にもたらされない限りは
風馬
「和樹、シャーリー、シロと狐を頼む。オレ、ちょっとさっきの下の人大丈夫か見てくる。」
高瀬川の和樹
「無理すんなよ、また揺れが来る。そういうもんなんだ」
風馬
「また揺れるのか!?」
高瀬川の和樹
「ああ」
シャーリー
「……私が行きますよ……?」
「……風馬はお方様をお願いします……です……」いっちょ飛んできますよ。
風馬
「…頼む」
シャーリー
飛んで確認しに向かいます。
風馬
羨ましそうに見送ろう
高瀬川の和樹
「……」
飛んでいくシャーリーの姿を見送りながら、青年の表情はどうしてか、ひどく、苦々しい。
それは町の人々を守るという決意というよりは、むしろ、何か苦しいものを呑み込むときの、人間の大人のような。
シロ
空を行けば《とりあたま》でもわすれない!
着地で一歩!
シャーリー
※hint中の人のとりあたまはどうしようもない
シロ
どうしよう!
シャーリー
くーなさんに夢あげたいねぇ……。
お狐さま
「……」
皆が町へと去る中で、和樹の横でお狐さまもまた
顔を痛そうに、苦しそうに歪めていました
風馬
「狐、大丈夫か?」
「みんな助けてやるけど、お前はどうすればいい?」
お狐さま
「駄目、なのだろうか」
風馬
「何がダメなんだよ!」
お狐さま
「守り無くしては、やはり。この土地を救うことは」
風馬
「かなめいし…作り直せないのか?」
「もっとでかい岩持ってくればいいのか?」
お狐さま
「……」
風馬の言葉に、一瞬
は、とした表情で風馬の顔をお狐さまは見ました
お狐さまは、なおもしばらく黙り
そしてしばらくしてから、口を開きました
「皆。この町は好きかい?」
風馬
「好きだぜ!」
シロ
「すき!!」
いつの間にか起きてた。
高瀬川の和樹
「まあな。何だかんだ言って、嫌いにゃなれねえよ」
シャーリー
「好きですよ……」ちょうど戻ってきた。
お狐さま
「そうかい。ありがとう……」
「ではね」
「今日の夕方。もう一度、ここへおいで」
シャーリー
「……はい」
シロ
「うん……」
風馬
「夕方?一緒にいなくて大丈夫か?」
お狐さま
「ああ、大丈夫だよ」
「それまで」
「町を隅々まで見ておいで」
「皆の好きな場所」
「皆の好きなもの」
「それらを、すっかり見て、もし困っているものがあれば助けてやって」
「そうして、夕方になったら、ここへおいで」
シャーリー
「……わかり……ました……」
シロ
「うん……うん、ちゃんと約束、守る」
あとここで一番困ってるのお方様でしょって言おうと思ったけどお話進まないから
シャーリー
まって♡このツバメの好きなものたぶんお方様よ♡
風馬
「みてくるぜ」
シャーリー
「…………」好きなもの……どうすればいいんだろう、って顔をしてる。
語り手
公園のパンくずおじさんでもいいんだよw
シャーリー
優しいパン屋の夫婦に会いに行くかぁ……。
かわいい一人娘がパンくず投げてる。可愛いね。
高瀬川の和樹
「ああ、分かった。……今のうちに、見てくるさ。隅々まで、な」
お狐さま
「ああ……」
シロ
NG「え、えっとじゃあ町中のヒト転ばせてくる!
風馬
困ってる人を作りに行くスタイル
シロ
だって悪戯が好きなんだもの
お狐さま
そうしてみんなが去ったあと
「最後に。ただ一つだけ。私のわがままを」
一人境内に残ったお狐さまは、麓の町を眺めながら、そう小さく呟きました
てところで本日も時間超過〆
シャーリー
お疲れ様でした!
風馬
お疲れ様でした!
シロ
おつかれさまでございました
高瀬川の和樹
お疲れさまでしたーーー!


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ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。