【♪雨にけむる森】
語り部
前回までのゆうこや
今日は忙しいぞ!
・見つかった恐竜の化石を長谷部さんに見せよう!
・迫る嵐から桜を守ろう!
・ネコ集会に出よう!(ルーク限定)
の三本です。んがぐぐ
ルーク
そう、忙しい!
【♪龍宮】
語り部
降り始めた雨はルークとしのぶのsan値を削る。
ルーク
はいっさい!
語り部
狂気判定行ってみよう。
ルーク
「ニ”ャーッ」
語り部
さて、パーティーはふたてに分かれて進むのでしたね。
ルーク
なのです。
雪花
ですです。
しのぶ
なのです!
語り部
雪花だけ神社だっけ。
しのぶ
! すでのな
ルーク
ルークも神社じゃなかったっけ?
しのぶ
ルークと雪花が神社で、しのぶだけ先生のとこだっけ
語り部
あれ、ルークだけ神社??
雪花
二人で雨よけに行くような。
語り部
了解です。
じゃあ先生宅からいくよっ

しのぶ
シーン登場により、しのぶ のふしぎを+15
シーン登場により、しのぶ の想いを+11
語り部
ばしゃばしゃと水たまりを跳ね散らかして走りながら、翠はぼそりと呟きました。
「あれ、そういえば、電話、すりゃあ、良かったんじゃ、ないかな?」
しのぶ
ケータイなんて持ったことないしのぶである
語り部
それはともかく先生宅にたどり着きました。
しのぶ
ピンポーン
語り部
「はい、どなたです?」
おかあさんが出てきました。
しのぶ
アイホンうぃぽちっと
「あ、先生はいらっしゃ、あ、長谷部さんだった、あ、恐竜がですね、あ、えっと、タオルかなにか、えっとお邪魔してもいいですか?」
語り部
「あらあら、びしょ濡れね。早く入りなさいな」
バスタオルを貸してくれます。
しのぶ
雨でべっしょべしょになった狩衣をまとった身体をふるわせるのは、寒いからではない
「ありがとうございます、失礼します」
狩衣と袴脱いで、ツナギの上はだけてわっしわっし拭いてる
語り部
「長谷部さん? 来てるわよ」
「用事があるならどうぞ……あら、後ろの方は?」
しのぶ
あ、そうか
翠のこと知らないのか
語り部
「すみません、はじめまして、私こういう者ですが」
翠は名刺を差し出します。
しのぶ
「あ、奥様すみません、こちら雪花ちゃんのお友達の翠さんです」
「以前こちらの町にお住まいだったそうで、今回はお仕事でお戻りだとか」
語り部
「……ミラクルトリガーさん?」
おかあさんは首をひねっています。
どうやらそんな名前のサイトのライターやってるらしい。
「翠さん……ああ、もしかして河崎さん」
どどんとふ
「雪花」がログインしました。
語り部
おかあさんは合点がいったという顔で頷きました。
しのぶ
相変わらず見事なログイン芸
語り部
雪花さんはお仕事でお戻りだ。
ルーク
えあこんのお仕事か。
雪花
まって、ログイン芸とは???
しのぶ
翠を紹介する

「ああ、河崎さんね」

そちらにフォーカスした瞬間
「雪花がログインしました」
語り部
というわけでタオルで体を拭きつつ中に入れてもらう二人。
丁度席を立とうとしていた長谷部と目が合いました。
しのぶ
「あ、長谷部先生! よかった!」
語り部
「あれっ、ええと、バイク少年」
「あ、ごめんね、なんかそんなにおいがするからつい」
しのぶ
「スミマセン、ボクいつも自分の整備やってるから……」
なんとなく自分の肌のにおいくんくんしてる
雪花
女子力高い系男子に聞こえる>自分の匂いを確認する系男子。
語り部
「しのぶくん、と……?」
「河崎と申します」
とても大人くさい声で翠が答えます。
「ライターやってます。しのぶくんの……友達かな?」
しのぶ
「はい! 雪花ちゃんのお友達なので、ボクもお友達です!」
語り部
ちょっとした挨拶タイムは早送りだ!
しのぶ
「あ、そうだ、それで長谷部せんせい」
「恐竜です! 恐竜が出ました!」
イキオイ込んで叫び、そのままの勢いで、くちん、とくしゃみひとつ
ルーク
微妙におとなを発揮していないしのぶくん(かわいい)
語り部
「恐竜? 映画? ゴヂラ?」
しのぶ
「あ、シン・ゴジラ面白そうですよね」
雪花
>シン・ゴジラ<
しのぶ
ゴジラ超こわいけど、シン・ゴジラは面白いです
雪花
ライトな感じなんですかね?
ルーク
すごく新幹線が新幹線で東海道だと聞いたけど
雪花
>ぶれないルークさん<
※ルークの中のヒトは電車が好きです。
語り部
うん、新幹線かっこいいよ。在来線もかっこいいよ。馬鹿だけど。
ルーク
馬鹿なのか。
しのぶ
お隣のシネコンとかに来てないのかな、とか呟いてから
語り部
「少年、私が恐竜探してるからっていろいろ探してくれたりしたのかな?」
「ありがとうね」
しのぶ
「いえ、そんなボクは何も……」
ちょっと照れてもじもじしてから、
「いやいや、そうじゃなくて、本当に出たんですよ! 恐竜の骨ですよ!」
「これで町おこしですね!」
語り部
恐竜の折り紙でもくれるのかなぁ、みたいな顔をしていた長谷部は目を丸くしました。
「本当です。冗談や遊びじゃないですよ」
と、翠から援護射撃。
「またまたー、え? ほんと? いやー、でも、ちょっと見せてくれる?」
しのぶ
「あっはい」
言って胸元を探……ろうとして、自分が素っ裸なこと気付き、慌ててタオルで胸元隠したりしつつ、
「胸ポケット胸ポケット……」
背後に垂らしたツナギの胸ポケットを片手で漁って、化石を取り出して渡す。
「お、お待たせしました……」
語り部
「ありがとー。これは草食の歯の化石かなー。こっちは足っぽいかな……んー」
ふんふんと鼻歌を歌いながら化石を見ていた長谷部の目が、太い棒のような化石を調べ始めたとたんみるみる真剣になりました。
【♪謎解き効果音】
【♪真面目にドタバタ】
語り部
「えっ、ちょっ……」
言葉に詰まり、それから、そんなはずない……だの、まさか……だの、ぶつぶつと独り言を言い始めました。
しのぶ
化石をのぞきこんでる長谷部さんの横から、顔くっつけていっしょにのぞきこんでる
語り部
「どうかしたのかい、長谷部君」
先生の言葉もうわの空。長谷部は何かにとりつかれたかのように自分のカバンを開いて分厚いノートを何冊も取り出しました。
「なにこれ、ちょっと、待って」
長谷部はノートをぺらぺらとめくります。
「ねえ、これ、どこで? まさかここで発掘したの?」
「うぅっそ。ええーっ、やだ、信じられない。嬉しいけど悔しい。これ私が見つけたかった!」
「いやいや、タンバティタニスかフクイティタニス。それでもすごい。どこ、これどこで見つけた?」
しのぶ
「え、あ、はい、神社の裏山の滝のとこで……」
たじたじしながら
ルーク
しのぶくんちょっとたじたじとしてそうw
しのぶ
めっちゃたじたじしていますよ
メガネぎらぎらさせたリケジョに迫られるショタっていいもんですね
雪花
長谷部さんの軽くて研究熱心なノリ好き。
ルーク
長谷部さんかわいい。
語り部
「いやいや、そうだよ、そんな簡単に新種なんか見つからないよ。とにかく調べてみなきゃ……神社の裏山!! okいまいこうすぐいこう」
しのぶ
「えっ! ででででも、お外は雨ですよ」
語り部
「ちょっと待って、ちょっと待ちなさい、落ち着き給え、長谷部君」
「そうよねぇ、せっかく体を拭いたのに濡れてしまうわよ」
おとうさんとおかあさんの声に、明らかにぐるぐるした目でアウアウとなにか言葉にならない言葉で答えています。
しのぶ
「そ、そうですよ、あとでシャンプーしてからプレクサスしないと雨染みになっちゃう……」
語り部
「それが恐竜の骨だってのは確かだってことですか」
と翠が言った途端。
「確かも確かも、マクロナリアっていってね、とにかく大きな恐竜よ。ジュラ紀中期バトニアンから白亜紀後期に生息していたの。有名なブラキオサウルスはそのクレードティタノサウルスの一種。ほら、福井のフクイティタンや兵庫の丹波竜もその一種ね」
雪花
>兵庫<
ルーク
兵庫というワードでだれかの中の人が連鎖爆発しそうな予感
>やっぱり<
語り部
「なにこれものすごく保存状態良すぎよ! ちょっと、誰これに落書きしたの」
「すみません俺です」
ルーク
かわいいなもう! w<表
雪花
みどりちゃんの正直さ……!
語り部
「雨! 雨かぁぁぁ! やっだもう、明日出発とかとんでもない!」
それから三十分ほど、長谷部は混乱し続けました。

【♪昨日の夢】
語り部
何杯目かのお茶を飲み干し、あんころもちを口に運び、大きく息をついて、長谷部はしのぶと翠にふかぶかと頭を下げました。
雪花
あんころもちだよルークちゃん……!
しのぶ
ルークの分のあんころもちが!
ルーク
るーく「あんころもち!! いやいやルークはちがいのわかる…… わか…… じゅるり」
雪花
ほーら! もみじ饅頭だよぉ!
ルーク
るーく「もみじまんじゅうは口の中がもそもそするのです」とかいいながら食う
しのぶ
あげもみじ爆弾
雪花
あげもみじは爆弾だったのだ……。
ルーク
ぼがーん。
しのぶ
ルークの顔面にじゅうたん爆撃
語り部
「ありがとう、こんなに早く見つかるなんて悔しいくらい。見つけたかった。じゃなくてありがとう。
明日、もしよかったら場所を教えて。さっそく調査に行くわ」
しのぶ
「あ、はい、晴れてたらぜひ」
笑顔で答えるしのぶの目は笑っていない。
語り部
「晴れるわよ! 私晴れ女だから!」
しのぶ
「長谷部さんは晴れ女さんなんですかー」
なんとなく視線を水平に滑らせて窓の外を見てから、同じ動きで長谷部に戻す。
「そうですかあ」
お茶をすする。
語り部
「晴れには自信あるね!」
「発掘の日が雨だったことないんだから」
しのぶ
(今日は発掘じゃないからなのか……)
(今後も発掘現場までボクに乗ってってくれないかな)
雪花
早く発掘作業に戻りましょう!!!
語り部
「あの、長谷部さん。お願いがあるんですけど、ちょっとお話を聞かせていただいて、記事にしてもいいでしょうか」
「いいよ! 手伝ってくれるならいくらでも話しちゃう」
アドレス交換が始まりました。
長谷部は時計を見てあっと声を上げました。
「先生、すみません、こんな遅くまで場をお借りしてしまって」
「いやいや構わないよ」
先生は微笑んでいます。
「二人とも楽しそうで、見ているこっちまで浮き浮きしてしまうね」
しのぶ
(ルークさんと雪花ちゃん、大丈夫かな……)
なんとなく窓の外見ながら。
いや、見ながらじゃないよ、何か助けを呼ぼうw
「そうだ、先生、もう一つ!」
語り部
「なんだい、しのぶくん?」
しのぶ
「千歳桜さんの件なんですけど! ……もうだいぶお加減が良くないみたいで……今日の雨でもしかしたら……」
語り部
「そうだね、それは気になっていたんだ」
「お加減が良くないって、君は木に詳しいのかい?」
しのぶ
「詳しいっていうか、ご本人に聞いたというか……」
語り部
「樹の声が聞こえちゃう? いいね不思議少年! 私も化石いっぱい見ているとその声が聞こえる気がするよ」
しのぶ
「はい、その龍のお子さんがお母さんのところを教えてくれたんですよー」
「今、雪花ちゃんとルー……ルールールルルー♪」
あわてて誤魔化し
「雪花ちゃんがですね、即席の雨よけをしてくれているはずなんですが、何か、もっと雨よけに使えそうなものとか、お借りできませんか!」
語り部
「そうだなぁ、庭木を守るむしろくらいならあるよ」
雪花
話しのわかる先生。
しのぶ
「ああ、ありがとうございます、お借りしたいです!」
語り部
「よし、事情はよくわかんないけど手伝っちゃう」
しのぶ
「本当ですか! ありがとうございます!」
語り部
「先生は家で待っていてくださいね。ここは若者に任せてください」
長谷部はポンと翠の肩に手を置きます。
「よろしく」
「え?」※いきなり巻き込まれた翠。
というわけでシーン閉じますよ。

【♪雨にけむる森】
語り部
雨はますます激しくなってきています。
まだ陽は落ちていないはずなのに真っ暗な空から大粒の雨がばしゃばしゃと降ってきます。
長い参道の階段はまるで滝のように水が流れてきています。
雪花&ルーク
ルーク
シーン登場:ルーク のふしぎを+13した
シーン登場:ルーク の想いを+13した
登ッ場!
雪花
シーン登場して、雪花 の想いを+11しました。
シーン登場して、雪花 のふしぎを+14しました。
とうじょう!!!
語り部
境内では初老の宮司さんが傘を手に桜の傍で何やら思案してしているようですよ。
桜は雨に打たれてうなだれているようです。
ルーク
フレーバー的使用法ですが「ねこみち」使用! 雨に濡れるのを回避する!
想いを10使用。
あと、人間形態になっておきます。夕方? 夜? >いま
ふしぎを4使用。
語り部
夕方です。
雪花
普通に雨に降られても気にしないぜ!!! 子供は風の子!!!
ではこちらも人間形態に。ふしぎを4使用します。
語り部
人の背丈ほどの桜は暴風雨にさらされて今にも簡単にぽきりと折れそうですし、根っこは激しい雨に洗われて露出しています。
宮司さんがいなくなるのを待ちますか?
とくに話しかけなければ宮司さんは心配そうにしながらもいなくなってしまいます。
雪花
「こんにちは」と声をかけます。引きとめたい。
語り部
宮司さんは驚いて振り返ります。
「おや、こんな時に散歩もないだろう。早く家に帰りなさい。流されてしまうよ」
傘とかさしてます?
雪花
あ、普段使いの傘さしてます。雪はオフ仕様で。
ルーク
ルークはそんな器用なものをさしてなさそう。社殿のかげであまやどりしています。
語り部
宮司さんは「ちょっと待っていなさい」と言って奥から傘を持ってきて、ルークにくれます。
ルーク
「わぁ、ありがとうございます」
「あのねあのね、さくらさんが心配で来たのです。桜さんにも傘あげてください」指さして。
雪花
隣でうんうん、と一生懸命頷いてます。
語り部
「そうだね、私も心配で来たんだけど、なかなかこの風で一人では難しくてね」
雪花
「私たちもお手伝いする!」と意気込んでます。ふんふん!
語り部
宮司さんの手には棒とロープがあります。よく見ると桜の近くに棒が一本付き立っているようです。
ルーク
「あのねあのね、お手伝いするのです。ルークでむりならひとをよびます」
語り部
「……そうか、人を呼んでもらうのはいいかも知れないね」
「しかしこんな天気に先生をお呼び立てするわけにもいかないか……」
しのぶ
「待たせたな!(CV:大塚明夫)」
雪花
ブラックジャックじゃなかったかー。
しのぶ
ソリッドスネークだす
大塚明夫ってブラックジャックもやってたのか……なんかイメージと違うな
雪花
ブラックジャック先生なら桜も治しそうだなって思った。
しのぶ
どのバージョンのブラックジャックなんだろう……
語り部
来る?
しのぶ
さすがに時間が早すぎるかな。
語り部
「駐在所にかけてみようか」
ルーク
「じゃあ急いでよびます! 駄菓子屋のおばあちゃん? おとうさん? おかあさん?」
雪花
「おとうさんあたりが力ありそう!」
ルーク
「ちゅうざいさん」
語り部
ひとりで風に煽られつつ、棒を苦心しながら地面に突き刺そうとしている宮司さんですが、
やはりそこそこのお年だしプロではなのでなかなか難しいみたいですね。
「じゃあ、駐在さんと先生にかけてみてくれるかな」
雪花
「電話なんて持ってない……ルークちゃんは?」
しのぶ
「かけてみてくれるかな」
※この二人は電話使えるのだろうか……?
ルーク
確か前によってたかってみんなで電話してたはず
ルーク
「ルークももってないのです、家にはあるけど。神社に電話はありますか?」
語り部
社殿の横のプレハブ小屋にはありますよ。
「番号は電話の横にあるから、頼むよ」
雪花
(電話……人と話せるえあこんだよね……やっぱりえあこんってすごいや!)
ルーク
「お電話かりるのです」 ではまず先生(おとうさん?)にかけてみましょう。
で、電話がつながったら雪花さんに即パスします。
雪花
はい!!! いただきました!!!(こども3だよ!!!
ルーク
駐在所はここから遠いですか?
語り部
結構距離あるし、長い階段を登らないといけないですからね。
「もしもし」
おかあさんが出ましたよ。
雪花
「もしもし、雪花です!」と元気よく挨拶します。
語り部
「あら、雪花ちゃん? 珍しいわね、電話なんて」
雪花
「電話をする必要性にかられました! あのですね、先生居ますか?」
語り部
「ええ、いるわよ? かわる?」
雪花
「かわりたいです!」
普通に出ましたよ。
語り部
先生に事情を話す?
雪花
話したいですね。純粋に人手が欲しいので。
語り部
「桜のことなら、今長谷部君としのぶ君と河崎君が行ってくれたよ」
「もう少しかかるかも知れないなぁ」
雪花
「ありがとうございます! 百人力ですね!」
「では、そのことを宮司さんに伝えます! ありがとうございます!」嬉しそうに電話を持って跳ねる。
語り部
ちなみに駐在さんは不在でした。見回り中でしょうか。
それじゃ、電話を終えた二人の目に、本殿にあるしのぶの本体が飛び込んできます。
しのぶが言った通り、カバーがかけられているようですね。
雪花
おっ、しのぶくん(本体)じゃん!
しのぶ
雪花
カバーを拝借したいです。本人の許可貰ってても宮司さんが許してくれるかなぁ……。
ルーク
宮司さんとしのぶくん(本体)を交互に見ながら、珍しくちょっと考えるルーク。
あ、そうだ。
まず「ぬきあし」使用します。ふしぎを8使用。
語り部
はい
ルーク
で、社殿のカギを使ってカバーを拝借したいのですが、宮司さんに気づかれずに拝借することはできるかな?
語り部
雨も降ってるし宮司さんは棒と格闘しています。ぬきあし使うなら大丈夫でしょう。
ルーク
では、カバーを拝借。で、社殿の外に持ち出します。カギはかけずに社殿の前に落としておきます。
で、物陰にかくれて猫形態に戻ります。
しのぶ
知能犯ルーク
語り部
ルークは「どろぼうねこ」を使った!
ルーク
どろぼうねこ も使った方がいいですか?
語り部
いえ、どろぼうねこ はあくまで人が見ているものでも取れる能力ですし、今は誰も見ていないので能力使うまでもなく盗り放題です。
ルーク
カバーをくわえて宮司さんと雪花さんのそばにひきずっていきます。「ニャー」
ただの猫のいたずらですよ。
語り部
「おや!? それはご神体のカバー?」
「鍵をかけておいたはずなんだが? おかしいな……」
しのぶ
まぁ、夜ごと行方不明になるご神体ですしおすし
雪花
「おかしいですねー?」
語り部
「しかしこれはお貸しくださるということかも知れないな……」
雪花
「神様って心が広いですね!」しのぶくんを思い出しながら。
語り部
宮司さんは本殿に深々と頭を下げます。
ルーク
「ニャニャッ」 カバーにちょっとじゃれて、ぷるぷると頭を振って、カバーをその場に置いて物陰へカムバック。
あとは物陰でまるくなっておきます。
しのぶ
「……ぃっくし! なんだろう、ちゃんと借りたお洋服着てるのに寒気が……」
語り部
本殿に少し振り込んでいる雨が少しだけかかっているかもしれませんね!
しのぶ
ジーザス
雪花
ジーザス!

語り部
ぺらぺらで今にも飛んでいきそうなむしろ……いや、ルークが姿を消したとき本当に飛んでいきました……のかわりに、カバーを巻き付けようということになりました。
雪花
巻き付けるのをお手伝いします。
語り部
しかし棒はぐらぐらするしカバーは風に煽られるしで、なかなかうまくいきません。
そこに……騎馬隊が!
しのぶ
シーン登場により、しのぶ のふしぎを+15
シーン登場により、しのぶ の想いを+11
雪花
「あっ!!! おーい!!!」と言って、手を振る。
語り部
「やっだー、傘意味なーい」
雪花
「みどりちゃーん! しのぶくーん! はせべさーん!!!」
しのぶ
「待たせた(略」
雪花
「またせられた!!!」
しのぶ
「雪花ちゃん、お待たせしました! ……あれ、ルークさんは?」
ルーク
「ニャッ…… ニャップィ」 物陰でまるくなっている猫がひと鳴き。あ、くしゃみした。
雪花
「ねこだー! 可愛い!」(察してくれというしのぶくんへのあれ)
しのぶ
「ほんとだーかわいーー!」
(一仕事終えたような顔してる……)
「これ、先生にお借りしてきました! むしろ!」
雪花
「ナイスです! しのぶくん!!!」
語り部
ぐしょぬれの援軍は、素人ながらも人数と若さで桜に防壁をテキパキと設置してゆきます(しのぶ&雪花も手伝わされました)
桜はさっきのペラペラの物ではない厚めのむしろと、防水防塵カバーでがっちりとガードされました。
しのぶ
しかし、これで補強しても、これだけ降りが強いと結局アウツになりそうな
雪花
いけると信じよう……。
語り部
「あとは、祈るしか、ないよなぁ」
翠がぽつりとつぶやきました。
「じゃあね、五円。あったからお願いしておこう」
長谷部は賽銭箱に五円を放り込んでぱんぱんと手を打ちます。
「神様、桜を守ってください、お願いします……っと」
しのぶ
「お祈り……」
ルーク
「ニャンニャン」 近寄って行って、猿真似ならぬ猫真似している猫がいる。
語り部
「んじゃ俺も」
翠も穴あきのお金ということで50円放り込んでお祈りしています。
雪花
お金はないけど神様にお願いだけはしておきます。こういうのは気持ちの問題です。
しのぶ
(本当にいるのかな、神様……)
(こないだの絶好のツーリング向きな連休の時も雨降ってきたし、今もこんなだし……)
ずっと社を身近にしてきたせいか、妙に心中でつっかかるしのぶ
語り部
本殿はひっそりとしています。
「へっくし、風邪ひきそう。じゃ、帰るね」
ばいばい、と手を振って長谷部は帰ってゆきました。
翠も雪花に「お前も早く帰れよ」と言って戻ってゆきました。
しのぶ
「あ、ありがとうございました!」
あわててあたまを下げる
雪花
「ありがとう! みどりちゃん! 長谷部さん!」
元気よく手を振る。
語り部
宮司さんも戻っていきましたよ。
雪花
心配なので、雪花は変身を解いてもう少し見ていると思います。どうせ帰る家などないのだし。
傘を桜にむけて。
ルーク
そう言うとなんだか哀愁を感じる>雪花ちゃん
雪花
帰る家ないからもう少し桜でお祭り復活って大きな夢を見ていたいの!!!
しのぶ
じゃぁ、自分が奉納されてきた時に植えられた文字通り【同期の桜】なので、なんとなく木の近く行って桜に傘を差してやっている
ルーク
こちらはそのままススッとどこかへ姿を消して、そろそろ猫集会かな?
語り部
ルークがそう思ったとき、「あ、マジで来てた?」とびっくりしているおにいさんが来ました。
「こんニャ雨だからさー、きっと今晩はないわー。悪かったニャ」
「じゃー、早く帰るといいニャ。わざわざ知らせに来るなんて俺って優しいなー」

【♪「Reset」~「ありがとう」バージョン~】
語り部
さて。
あとは祈るしかありません。
「ふしぎをaaaつぎ込んで一心不乱に祈る」ことができます。
しのぶ
やはり。
ルーク
どれくらい注ぎ込むことができるのかな?
語り部
150~200あたりなら嵐もきっとはじける!
しのぶ
全部つぎ込めばちょうど200くらいになるな
ちょっと足りないか
さっきのお参りで+20くらい入ったとか?
雪花
ふしぎを課金します。
ルーク
ルークが結構たくさん使っちゃったからな。想いで代替することはできますか? >語り部
語り部
判定値あげる能力持ちの人は使っていいよ。
しのぶ
想いまでつぎ込んで良いなら、嵐を退けるどころか向こう半年くらいはかんかん照りにできそうだけど
ルーク
「ニャー、あんころもち持ってきたからひとつ力を貸してほしいニャです」 おにいさんに助力を要求。
語り部
「にゃ?」
「報酬をくれるなら働いてやらんでもないにゃ。楽しいことならにゃ」
しのぶ
協賛:猫集会様 分のふしぎはすごい量ありそう
雪花
スポンサーにつけよう!!!
しのぶ
そして画的にすごくジブリっぽい
ルーク
「この雨で神社の桜さんがピンチなのでおたすけーなのです。雨が晴れて桜さんが生き残ってさくらもち! きっと楽しいのです!」 ニャッニャッ! とジェスチャー。
最後のほう言い切れてない感じ。
語り部
「あんころもち……ルークんちの飯一食分で乗るニャ」
ルーク
「のった!」 >飯
語り部
「何をすればいいんだにゃ?」
雪花
(みどりちゃん……聞こえますか……私です……今すぐ戻ってくるのです……)※絶対来ない
語り部
助けてほしいならさっき帰り際に呼び止めたことにしていいよ。
雪花
じゃあまだ近くに居るかもしれないし呼び止めに行きます。
「みどりちゃんと長谷部さんの力が必要なの!!!」と言いながら
語り部
みどりちゃんと長谷部さんは雪花の必死な様子を見て、一応話は聞いてくれるようですよ
雪花
「この町の人の桜を思う思いで、桜の神様が元気になるぞー! ってなるかもしれないの!」とアバウトな説明をします。
「だから、お願い! 手伝ってください!」と二人に頭を下げる。
語り部
「……よくわからないけど、桜のことを考えればいいのかな?」
雪花
「うん!!!」
「お祭りが復活すると嬉しい!!!」
しのぶ
じゃぁしのぶも街宣活動してくるか
語り部
「いいねー、なんかファンタジーだね。折角だから先生たちにもお願いしてくるよ」
雪花
「ありがとうございます! ありがとうございます! おばあちゃんにも伝えてくる!」といって駆け出したい。
しのぶ
「雪花ちゃん、待って!」
引きとめ
雪花
「およ?」
待つよ!!!
しのぶ
「おばあちゃん家までは少しありますし、どうせやるならボクらも町のひとみんなにお願いしましょう」
懐からキーを取り出して、ニッと笑う
雪花
「そうだね!!! そうしよう!!!」
しのぶ
身体を伝って、腕と指を伝う滴が、キーの先端から滴り落ちるー
語り部
「……お祭りといえば」
「俺らネコにもいろいろおこぼれがあるニャ。町内に声かけてきてやるニャ」
ルーク
「助かりますのです」 ニャコンと頭をさげる。
では、ここで想い14を消費して「おともだち」を使用! みんなの力をオラにくれ!
ニャーニャーニャー、と猫たちとともに空を見上げ、空に向かって鳴く。その声は輪唱。
効果はつぎ込む「ふしぎ」を倍にしてよい、ということでしたかな。>おともだちの今回の効果
語り部
さいです。
しのぶ
90くらいつぎ込もうか
雪花
50pt課金……ではなくつぎ込みます。
ルーク
失礼、さっきの処理は想いではなくふしぎの消費ですね。修正します。
では、そのうえでふしぎ25をつぎ込みます。50になりますね。
語り部
これで190ですね。
しのぶ
じゃぁ、更に10入れようか
ルーク
たのむ。
しのぶ
ゼロになっちゃうけど、まぁなんとかなるだろう
雪花
あ、では私も5点出します。
しのぶくん5点温存しよう???
しのぶ
あ、それは助かる
では5だけのこそう
雪花
分け合いましょう。
語り部
強い想いの力と、不思議な力が二和神社に満ちてゆきます。
皆がそれぞれ祈りをささげる夜。
不器用にしかし強く覆われた小さな桜の木に寄り添う千歳の姿がありました。
嵐の夜はそうしてふけてゆくのでした。
では、本日はここまでといたします。
雪花
お疲れ様でしたー!
語り部
じゃあ次回は嵐の夜をちょっと描写して、翌日にいきますねー

ゆうやけこやけ

第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』

これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。