クトゥルフ神話TRPG・新クトゥルフ神話TRPG 目次

「貰って行くぞ」
全部俺のものだ。

「ふざけてんな。ああ、そういう存在なんだよな。知ってた。なんで知ってんだろうな」

「悪魔使いに悪魔を殺せって？　オッケー、ねじ伏せてやるよ」

「正直俺にもわかっていないよ。たまに俺は自分か何なのか分からなくなる」

「これも『俺』。これは、俺へのメッセージだ」

「大丈夫、今俺そういうのも何とかできる気がするから」

今なら手を伸ばせば届くだろう……伸ばさない理由があるものか。

失ったらまたどこかから同じのを拾って来れば良い、いくらでも転がっている。

｢悪魔使いの鉄則だろ、忘れた？」
｢忘れてたなぁ……、忘れてたよ。すっかり忘れてた。」

自分の過ちを悟った。
ではどうすれば良かった？
わからない。
何もわからない！

これでようやく枷が外れた。俺は自由だ。

（こいつ……、俺の胃袋じゃないか？）
「外れちゃったのか」

文字が音という無数の卵を産んで、頭蓋の奥から産み落とされる。

「ここだってそう悪いとこじゃないです。……まあ、外は暗いけど」

（佐倉さん、何というか……、そういう女の人に縁があるな？）
「……正直、贅沢言わないからまともな相手に口説かれたい」

「ああ、最初にちゃんと警告してやったのに、笑えるくらいあっさり吐いてたな。 そんなに辛かったのかよ、あの程度のこと」

「大丈夫だって、さっきは10回に1回は当たったんだ」
（当てるなら胴体にしてほしいなー）

訊かれもしないのに現状を伝える必要はないだろう。彼にとって、もはや関わりのないことなのだから。

「そうしよう。ちょっとだけ見ていこう。ちょっとだけ。 これは素通りできない」
「そう、ちょっとだけなら大した時間もかからないって。背表紙見るくらいならさ」

俺は、とんでもなく愚かなことをしようとしている。

『「うるせぇよ」』
『聴覚への干渉入力は行っていないが』

吐き出したい。吐き出したらきっと、すっきりする……。

「い、いえ、そんなことないです、突然爆発しただけで」

「いっそ全部俺の悪夢であって欲しいよ」

もうすこしがんばりましょう、ってとこだな。

「そろそろかな。じゃ、行ってくる」

「変な状態で喚ばないでくれる！？」 モニターにはBOYCOTTと表示されている。

『クルーシュチャ方程式　どう考えて・どう理解するか』という本があった。 「ああ、あれか。前に借りたことがあるな」

本日二度目の……　BOYCOTT！ やがてCOMPから、すんすんと泣く声が聞こえてきた。

プライドのため耐久を選んだ二人は、メロスもとい牧志を待ち続けていた。

「大丈夫、ほら、動いてるし笑ってる」 「怖ぇぇぇぇぇ！　無理！　むりむりむり！」

「俺もうどんな感情になったらいいのかわかんねぇ……」 「俺も正直頭がついていかない」 「俺もだよ。とりあえずこの状況殴りたい」 「ええと……、ありがとう？　君のおかげで助かった」

『コフディース』へようこそ! 漫画をシナリオにできるか、という実験卓。性質上、一般公開はありません。

「す、すみません、当時って何のことだか。この会社に来たのも最近で」

「何よ、それ。物の怪？　幽霊？　まさか……」

「いや、なん……冗談、ですよね」
「そんな悪趣味な冗談、言いませんよ」

「いや、今サブドックの方に誰かが……」
「え？　人はいないはずでしょ？」

「……どんどん、嘘が塗り重なっていく。 だとしたら、俺があなたに正しい報告をする必要もないということですね」

「いまんとこ死んだの全員非メガネじゃない？」
「眼鏡かけてないと……ｼぬ？」

「きっと……、そう形容する程の何かが行われていたのよ。何か、悍ましい事が」

「理屈が通らない」
「そんな……あれが、俺の妄想……？　そんな」

「おシャークさまのお姿で空を飛ぶなどと、なんて破廉恥な」

「なんでこんなとこにチェーンソウ持ってくる奴二人もいんだよ！」

「サメ神さまのご加護です。ハレルヤ」
「はぁ……、最高だ、全員生きてやがる」

「必ず、無事で戻っていらして」
「アリーシァ、ありがとう。無事を祈る」

「いいね、アンタたち最高だよ。やってやろうじゃないか」 「やれやれ、とんだミッションになったな」

本格的にサメ教が広まりつつあるんだが大丈夫かこの町

「良かった。話せるのだな。私は氷凪。きみは何者だ？」

優先順位は、もう決まってしまってるんだ。佐倉さんが言った通りだ。俺は、そんな奴だ。

「そうか……私は選択を誤ったのかもしれないな」

「さて置いて少し話しません？」
「君のいた世にも興味はある。そうしようか」

「まさか、あんな目に遭うとは、思わなかったよ」
「……なるほど。悪意まみれだ。碌なものじゃないな」

「すまない……、すまない。一度だけ、選んでみても、構わないだろうか」

ああ。彼女は死者だと言っていたじゃないか。それならば在るべき姿に戻ったに過ぎないだろう。

「何だこれ☺☺☺ちょっと面白すぎる☺☺☺」
「☺☺☺って何だよわっかんねぇだろ☺☺☺」

思い出せない。不自然なほどに極彩色で幸せな想い出に繋がっている。

「あっ、あああ、あああぁああああぁ」
「うううううぅぅぅぅ」

「そのひとちょっとだけ、うみちゃんに似てたな」
「え、あたしに？」

「ならば……、何処へでも、行けば、いいだろうに」

火？　火なら目の前にある。それは命の熱で十分に熱されている。

「死なぬものは、生きてもおらぬのだよ」

ああ、語れば語る程、懐かしくて涙が出そうだ。
何よりも、こうやって人と向き合い話す時間というものが、尊い。

……覚悟を決めながら、今は目の前の物を追うしかないのだろう。兎を見つけた狼のように。

「そなたの望みにそれほどの価値があるのか、よくよく考えることだ」

「命あるものにとって、時が経つのは早いな」
「ああ。それ故に人は不死を求むのだろう。この日がもっと続けばと、望んでしまうんだ」

「幾島ちゃん危なっかしそう」
「そんなことないですって！」

理解しがたい。なぜそうまでして、満足ではなく憎しみを呟くのか。
奢り高ぶり誇り笑うのではなく、憎いと吐くのか。

「……月刊アヤカシ？」
「……前世友募集欄？」
「そ、そうだけどっ、ちがいます！！　そうじゃなくて！」

「俺は狂ってなんかいない。悪魔はいるし魔法もある。一刻も早く生き返らせないと、間に合わない……」

泣かなきゃいけないのは俺じゃなくて、浩太の筈なんだけどな……

これは……ちょっと、待て。 考えなきゃいけない。これは多分、大事なことだ。

俺は俺のエゴでこれを始めたらしい。 それなら俺のエゴで最後まで見届ける。

気がつけば喉の奥で嗤っていた。 滑稽だ。

感情を殺せ。自分を殺せ。

「なんかノリノリだな」
「いいだろ。たまには俺だって悪事をやらかしてみたいんだ」

「ファミチキもいいけど俺ケンタ食べたい」
「俺唐揚げ食べたくなってきた。イン＆ヤンのヤンニョム唐揚げ」

本当にこれが最善か？　俺は自分の身かわいさに、牧志を生贄にしようとしていないか？
「牧志。俺は死にたくない。実験に協力してくれ」

俺は何のために生きている？ もう遅いのか。 俺はどこで間違えた。

本能的に両手で首を掴み、必死で首を反らそうとする。 激しく浅い呼吸をし、喉を掻きむしる。 どんなに暴れようとも逃げ出せない。

「ほら、美味しそうだ。塩胡椒欲しいな」
「そりゃ俺も腹は減ってるけど、それ俺から切り離したばかりだろ」

「動物か何かみたいに首輪つけられて尊厳踏みにじられて、変な改造されて苦しんでる親友の横で最悪の気分を味わっていた方の被検体ちゃんです」

一蓮托生か。 まあそれも、悪くはない。

それは、まるで。まるで……、もう生きてない、ような。

「またミョーなもん持ってきたね。どしたのこれ」

それが、『佐倉さん』だったからだ。 『佐倉さん』の声と心で、俺を呼ぶからだ。

「佐倉さん？」
「ァアイィ」

「そうですか、それはいい時に来られました。二人きり……」
「静かで……いいですね」

「異常の原因が分かったのだもの。 これでまた旅行の続きが楽しめるわ」

「東雲さん……！」
「ずっと、ずっとこんな日が来るのを、わたしは」

「不安ではあるけど……なんか、こう……」
「こう？」
「ワクワクしない？」

「パパは何も知らない。ok？」
「okかどうかはその時による」

（注文決めてから呼べよクソが……っ！）

「……なんでも、って本当になんでもなのかな」
「人とか？」 「臓器とか」

「大丈夫か？　……大丈夫じゃなさそうだな……」
「ご……、めん、大丈夫、いや、大丈夫じゃない……」

「現実的に考えると俺達の命か精神かどっちか死にそうだなーって」 「ダイジョブダイジョブ、短期的には命に危険ナイネー」

「じゃあおれ、もっとばかになる」
「……そうか」

「ねーねー、ハッキングの仕事ないかなー」

「ちょっと思ったんだけど今の佐倉がそういう気分になれるのかどうか」
「それは全くその通りなんですよね」

「割とこういう事多いんだよな……」
「手掛かりの事がなかったら、それこそ火つけでもなんでもできるんだけどさ」

「むしろそれまでは大丈夫ってあたり逆にすげぇな」
「人体の適応力ってたまに凄いしな」

「くそ、この話題になるといつもこれだ、まともに考えられなくなる」

「その腕輪もあまりいいものじゃないかもしれない、ってこと、だな……」
「全部、根は一緒なのかもしれない」

「楽器って何かしら籠もりやすいからな。こういう空洞のあるやつは特に」
「物理的空洞に溜まるもんなのか、念は」

「もう無理。叩く」
「ああああ、無理。俺もやる」

「懐かしい夢を見たよ」
「そうか……、邪魔されたくなかったな、その夢は」

「一曲やるか」
「ああ、やろう」

「やべぇ……」
「やべぇ？　……やばい」

「何に巻き込まれたんだよ俺達、って気分だ」
「ったく馬鹿馬鹿しい」

「いや、幽霊とか悪魔とかって、そんなに日常じゃないよな、って思った。俺達は慣れてるけど」

これは、いつかの夢か。 それとも、現実という悪夢か。

「あ、ああ、ああ、ああ、……ああ、あは、あはは、あははは、」

何も忘れてなんかいなかった。 刻み込まれて、いる。

「牧志ー！？　そこにいるのか！？」
「佐倉さん……、俺、俺、俺ぇ、食べちゃった、食べちゃったんだ」

「そっか、そうだな、おれ、ここにいるもんな」
「そうだよ。大丈夫だ。もう泣くな」

そうしないのは、あいつが牧志浩太っていう底抜け野郎だからだよ、くそ！

「マグネタイトは有限です！　 真面目にやること！　 これサマナー命令！！」

「牧志、俺は……俺は、お前を自分の物にしたい……」

考えてはならない。内容を聞いてはならない。口を閉じていなければならない。理由は分からない。忘れた。もう強迫観念になっている。

あれだけ、あれだけ頑張ったのに。子供みたいに泣きたくなった。ひどい、ひどいよって、声を上げて泣きじゃくりたい。

協力なんて存在しなかった。最初から、対話も、制御も、協力も。 できなかったのだ。

欲しいのは、青じゃない。

「おはよう佐倉さん。何これ？」 「俺にもわからん。起きたらこうなってた」

「まきしがさいた！」
「シロー人間は咲かない」

皆を並ばせて写真撮るわ。 良く考えたらこの状況面白すぎるし。

分かるけど何やってんだよそんな場合じゃなかったろあの時は！！
「帰ったらそっちの俺に『爆発しろ』って伝えといて」

しまったぁぁぁ！　これ弁償案件だ！

焼けば終わる。幸い彼女らに抵抗の意思はない。

「我々を牧志さんから救ってください！！！！」

「こんちはぁー。教祖様いいよねー。先輩方教祖様のどんなとこが好きー？」
「カリスマとパワーがあるとこ～」
「ちょっと強引なとこ～」
「守ってくれそうなとこ～」

「駄目なヤツだったかー」
「駄目なヤツだったな……」

何やってんだよ。何やってんだよもう。 暢気に偶像（アイドル）やってる場合じゃねぇだろう。

「もし、辛いことを洗ってしまえるとしたら、どうする？」 「あまりに酷い記憶なら忘れてもいいと思うぜ、たまには……」

「よかったのか悪かったのか分からないけど、なんだかほっとする光だ」

またかよ。またかよ。準備してもこうなるのかよ。 意味ねーじゃん！？

「高度に発展した科学は魔法と変わらないなんて言うけど、高度に発展した魔法はどうなんだろうな」 「割と興味あるテーマだけど後にしようぜ」

やれるだろうか、じゃねぇ……やらないと殺されるぞ、佐倉光！ 俺は元サマナーだ。COMPのことなら、知っている！

おーしおし、落ち着けよ。 今の俺は戦えるんだ。何とかなる。 最悪牧志が来るまで生き延びればいい……

「ふたりともうっかりしてて助かった！」 「助かった！」

「覚醒した……いや、させられた、のか？」

「いつ！？　何があったんだよ！？」
「あー……、そうなるよな。また何かに巻き込まれたみたいなんだ、俺達」

牧志の胸の中の鼓動を掴むように軽く引っ掻いた。 今まで、追い出そう、忘れようとしてきた執着を呼び戻さなくては、壊れてしまうと思った。

「不定に陥ったら、しばらくプレイから外れることになるだろう、みたいな記載もある。」
「おかしいな？　不定に陥っているのに容赦なく巻き込まれてるんだけど。」

かつて望み、かつて拒絶したものを得た。 得て、壊された。膨らみすぎた風船が破裂するように呆気なく。 最後にぽつりと残ったのは、人の側にいたいという根拠も失われつつあった欲望だった。

「よかった。ほんとに、よかった……、こういうのが一番、怖かったんだ。 追いかけられないまま、知らないまま、気づけもしないままどうにかなるのが、一番怖かった」

「こんなのそれこそ波照間さんや春日さんのほうが適役だろ！？　なんで俺なんだよ！？」

「……大丈夫だよ。手を握ってても大丈夫。だから、いつもみたいに話そうよ」
「ああ……努力する……」

「帰ったら、前にやったあれ、やってみる？」
「ああ」反射的に答えてから、一呼吸置いた。「今度な」
「ああ、今度」

俺が佐倉さんをあんなに壊して、傷つけて、痛めつけたからだ。 殺されてもいい。殺されたくない。

冷静で、冷酷で、冷徹な、いつもの佐倉さんだった。 ただ、俺の敵だってこと以外は。

「もう食いたくて食いたくてさぁ。おかしくなりそうなんだ。早いとこ死んでくれよ……」

どうして、また、佐倉さんを、これだけ多くの人達を。 巻き込んじゃったんだ、俺は、あいつは！

本当に余裕がなかったのかもしれない、俺は。 まあ、今はまた余裕がなくなることが起きてるわけだけどさ。

やあ奇遇ですねトリプルファンブル仲間。

「逆恨みする先が違うのほんと困る……」

「……どう、なってんだ？　牧志？」
「俺のこと、分かってくれるんだな」

夢魔スライム緊縛臓物BL（？）って盛りすぎでもはやグロ一歩手前だよ。（手前で済む？）

それらはあなた達にとって大いに見覚えがあった。 何ならあなたはそれらを男が半狂乱で取り出している映像を見た。 牧志はその握り拳大の塊を自分の手で抉り出した。

人間の子供に対してはアリなんだけど、こういう存在に対してはナシの提案を考えついてしまった。

彼を抱え込むようにして、その実すがっていた。 離したら、自分がばらばらに砕けそうな気がしていた。 「いかないでくれよ……」

確かめに行くって決めたんだ。

「……いてぇ……」
目が覚めたのにうれしくない。かなしい。
「…………おはよう……」

こんな状況だけど正気だ！　正気の佐倉さんが、いる！ 助けを求め、巻き込まれた俺を助けようとしてくれている！ ……大変だろうな正気でこの状況。後で憤死しないかな。

「ちくしょう、どうしたらいいんだよ！　俺達大ピンチなんだってばーー！」

「生きてて良かったけど……」 見た目が大分やべぇなこれ。

トイレに行きまくりクソを連呼する佐倉……うーんこの。

自分はいつでも取るに足らない存在で、だからこそ動けるのだ。 まっすぐに見られたら、逃げられない。

「さーて。鶴は機織りに行ってくるかな。決して覗いてはいけませんよ。フリじゃないからね、これ」

佐倉さんは、物を知らない子供じゃない。……どうして、忘れかけていたんだろう。どうして、俺は。

なんだか見覚えのあるような倒れ方だ。三連ファンブルかもしれない。

泣いている時間はないんだ、まだ。

「分かった。じゃあ今から俺の誕生日は10月31日」
「便利ィ」
「そんなひどい」

「おはよう牧志。……どうしたのさ、怖い顔しちゃって。また悪い夢でも見たの？」

俺みたいに、元の記憶なんてなくなっていて。 だとしたら、随分酷なことをしている。……でも。

「大体佐倉さんのことを忘れたら、俺の記憶だって大半欠けちゃうじゃないか」

曲げるなよ。せっかくちゃんと悲しんだんだ。俺も、彼女も。

それでもいいって思ってたんだ、独りになってもいいって。
なのに、日常がそこにあると失うのが惜しくなるなんて、弱いなと苦笑する。

「甘えたになる＋キス魔になる。すごい組み合わせが出たぞ。」
「牧志さん！？」

「夢で満足できない程度には、強欲なんだよ。人間って」

「酷い想像しか浮かばないな……」がりがり。

「トイレを何に使ってたんだよここの連中は」

越えちまったらもう終わりなんだ。 俺達は生き残らなきゃならない。 同情はしてやらない。

は？？？？

「クイ……テー……カラ……アゲ…… 喰いてぇ……唐揚げェっ！　 ニクやマガツヒと違って唐揚げは来ねぇんだよ……どうして唐揚げは来ないッ！」

「何も入っていないよ、大丈夫。 それは確実に気のせいだ。 唐揚げは手から出るもんだぜ、百歩譲って鼻から出ても、耳から出るわけないだろ？」

牧志は唐揚げにされた自分自身の手足を想像して、恐怖すると同時にどうしようもなく興奮してしまっている。 だめだ。戻ってきてほしい。戻ってきてくれない。

「僕の仕事、何だったんですか？」
「悪魔退治屋。報酬の多寡は分捕った金次第」
「え？　悪魔って言った？　退治？　ぶんどるってそれ強盗では？」

この手を離さなければきっと、大丈夫なのではないかという気がした。 牧志が居る限り、きっと大丈夫だ、と。

「幽霊がいるかどうかは分からないけど、近いものなら佐倉さん、見たことがあるし」 真面目な顔で何言ってるんだろうこの人。優しくてまともな人かと思ったんだけどな……

「知らないよ！　知らない！　僕は何も知らない！　分からない！　もう放っておいてくれ！」

「行ってらっしゃい、佐倉さん」
「サンキュ、牧志！」

気のせいだなんて思えるほど、猫の第六感は鈍くはないのだ。

あなたは《月への跳躍》ができる特別な猫だ。
いつもより少し難しくはなるが、夢の世界へ行くことはできるかも知れない。

「涙が出るほど美味しいと思うんだけど味がわかんない……」
「奇遇だね。あたしも美味いのに砂喰ってるような気分さ」

「知ってるよ、こういうのを誰も幸せにならないって言うんだ」

全く、ちょっと遅いよ。
さあて、お帰りって言わなきゃ。

いつの間にかサザエさん時空という名の異変に巻き込まれていきそうだなここは

「そうそう振らない〈神話〉知識でジャストクリファンしたらせっかくだから成長チェックしていいよ」って書いてるんですが、まさか適用者が出るとは

「暢気だなぁ」
「暢気だって、言った？」

クライマックスの発狂がまさかこんなことになるとは。

底抜け野郎め。ふと、そんな言葉が浮かんだ。

「お、佐倉さん」
「よう、東浪……見るなっ」

「さーて、実験……じゃなかった、食事を始めよう」
「い、いただきます。佐倉さん、こぼさないように頼む」

「あんまり人前で牧志に話しかけんな」
「だめなの？」
「普通服は動かないし喋らないの」

「畜生、勝手に死んでんじゃねぇぞ！　 畜生、畜生、畜生！」

何だかちょっと、死を受け入れるまでの古い儀式のようにも思えた。

「……色々あったよな、佐倉さん」

「美味しくはなかったよ、塩辛くて、痛かった……、」

もう、認めるべきではないだろうか？
彼はもうこの世のどこにもいないのだ、ということを。

俺、最初から、狂って生まれてきたんだよ。
だからもう一度狂ってしまっても、いいんだ。

「……随分……平和そうな異変だ」

「えっ、そういうのもあるのか？」
「おっしゃあ御用だァ！ 俺達の安眠のために観念しろ！」

「酢醤油vsカラシ編もやりきっちゃったし、いい加減マンネリでさー」
「なんだか独特なヒーローだな」

クラウドウォーカーで階段で防具なしでずっこけたら死ぬなぁ。 なんつーもんに乗ってるんだペルソナの連中は。

反対側の席に、虚ろな目をしてぶつぶつと判別しがたい言葉を吐き続ける牧志がいた……。
「おーい牧志？　まきしー？　それやめろってこえーから」

「アァァァァァァァァァァァ！」
「うわっ！？　ちょ、佐倉さん！？」

「悪魔じゃなくて友達で」
「誰が悪魔だコラ（僕は悪魔じゃありませんよ）」
「あっ」

「じゃあな……おやすみ」
「じゃあな、おやすみ」

「随分、静かな夜ですね」

「あなたはその時まで一緒にいてくれる？」
「もし、一緒にいられるのなら」

捕まえるべきは物語の尻尾じゃなく、名もない悍ましい何かの尻尾だ。

「あなたが導いてくれ。 あの、北極星を指した日のように」

「どうしましょう。私、ペーパードライバーなんですけど」
「本当に動きゃしないわよ、いくらなんでも」

『うっさいわね。我に返ったらやってらんないでしょうが』 『ハイパーーーー折檻！！！！』

「現代社会から切り離されて、わけも分からずに戦え、って言われる以上にクソなこと、あります？」

「何か、言えない事情があるかもしれませんし」
「下手に悪気があるよりクソだけど」

「おっスーツに入らないやつができるよエミーリアさん」
「やったぜ！　読者サービスは重要だからね」

「そうよ。人が死ぬような事故って、大概そういう所から起きんの。 見間違いだろうって見過ごした所からね」

「魔法は存在するよ、エミーリア。 好ましい物も、そうではない物も、ね」

『……加奈！　無事なの！？』 『無事じゃないですわ！　髪が泥水まみれですわ！』 『生きてんだからいいでしょ』

「落っこちちゃったら、死んじゃうかもしれないのよ？ 私に今、勝つためだけに、そんな無茶をするの？」

そもそもロボのマニピュレーターでパンチするのがおかしい

「つくづく、シラユリなんて名前の割にクソな奴ね」

正味なところ、どうなんだろうね

「結局お前は何がしたいねん、ってなってる」
「所詮狂人の言う事など……って突っ走ろうとしたKP涙目」

「せめて、足掻いてみたいじゃない。勝率、上げてみたいじゃない。だから、任せなさい」

「お二人とも、大丈夫ですか！　生きてます！？」
「……もう目と口しか動かないんだけど。でも、……生きてる。ギリギリセーフってとこ……」

「それじゃ、またね。相棒。いいえ今度は、友達、かしら」
「ええ、また。必ず」

「こんな人も回復させて貰えるって本当ですか？」 「本当ですよぉ　ウフフ」

大事な親友の牧志。 とびきり良いマグネタイト、血液、精神力、最高の生け贄体質。 便利な奴だ。使わない手はない。

「まさに狂気だな」

「や……、めろ……、やめて、死ぬ、死ぬ、から、」

「お、落ち着こう。まずはいったん落ち着こう。なっ。 なんかお前取り乱してる気がするから」

「ダメだったら……何とかしてくれ」
「分かった,何とかするよ」

知れば世界を滅ぼせるもの。知れば神に触れられるもの。
知りたい。浴びたい。喰いたい。

今回二度もロストしてんだよなぁ。

俺にできることはないのか、何か……

「ごめん、ありがとう。今はもう大丈夫」

「カラオケ行くか。ストレス発散しようぜ」
「いいな！　思いっきり歌おう」

「どうして、こんな夢ばかり見るんだろうな……」

危険な悪魔を排除し、牧志を救う。 それしかない。

これは諦めではないんだ。

「今回のことは、ずっと覚えとく」

こんな時、ああ生きててよかったな、なんて思うのだ。

「佐倉さん、俺は牧志浩太。牧志、って呼んでよ。」

COMPのことを覚えていたのは、このためだったのか……！

焦りに追い立てられる心は、絶えず周囲に気を配らせ、次はどうする、と追い立てる。そこに思いの入る余地はなかった。

「……確証がない、危険、か。俺、何度そう考えてるんだろうな」

佐倉さんは、俺は。 雛鳥なんかじゃない。

「俺さ、今……すっごく怒ってる」 「俺もだよ！」

「ちょっとやりすぎたみたいなんだよ……」

がりがり。 がりがり。

理性をやすやすと無視する激しい欲求、衝動、強迫観念。

戦うことも逃げることも、ましてや衝動に従うことも許されず……

「ここで飯にしよう！」言って指すのはお子様ランチセットだ！　だって玩具がついてるんだぜ！

するっと手を抜いてー。 大丈夫大丈夫、すぐ戻るから！

「その人もきっと『困ってる』んじゃないかな」

「こいつらが何なのかは全然分からないんだけどさ。何をさせたいのかだけは、分かる気がするんだ……」
「やだ。分かりたくない」

「オレに分かるのは、オレが佐倉で、お前を守らないといけないって事さ」

「アァァァァアアァァァ！？　人の物取ったら泥棒だぞ！？」

「明日の昼まで休む暇ねーからな！　覚悟しとけ！」

「いっそ悪魔なら、どうとでもできたのにな……」

あの映画じゃん。あれじゃん。馬鹿じゃないのか？　あんな映画観たからってこんな夢見ちゃってる俺馬鹿じゃないのか？

滅びた同胞の魂が、今地上に繁栄する子孫達の命が、俺に強い力をくれる！　気がする！

「佐倉さん……！　俺、ここだよ！」

「いるのか？　牧志」「佐倉さん……、俺、いるよ。ここにいる」

やることはやるんです。それが最終的に誰かを優先するということだから。

いいだろもうラッキーってことで！ 本能には逆らえない。

酷い冗談だ、悪魔使いが悪魔に成り果てるなんて。

牧志、俺と契約してくれ。

「ふざけんなふざけんなふざけんな！　なんで俺と牧志なんだ！」

この生餌は俺のだ。

「明日はさ、外、出られるといいな」

どうしてか、錠の降りる音がはっきりと聞こえた気がして、一度振り返った。

佐倉さんも「こう」なったら、佐倉さんを殺さずに済むかな。

「そりゃ誰だって死にたくないよ。俺だってそうだ」

こんなの殺された方がマシだ！

ああ、楽しみだ。楽しみで、憎い。 どうして逃げたりしたんだよ、佐倉さん。 俺の獲物なのに。

早く終わってくれ、早く、朝を。 もっと味わいたい、もっと、夜を。

理解できない。佐倉さんが逃げた？ 俺が佐倉さんを殺した？

「星が綺麗な夜ですね。お会いできて嬉しいわ」

彼女は。 彼女は、また来るだろうか。

……見えてしまうから、下手に向こうの世界を知っているから。 未練がましく、なっているだけなのかもしれない。

「私の事を覚えている？　波照間さん」

「この奇跡は明日でおしまい。 大丈夫、私にはずっと『あなた』がついていてくれるから」

一緒に、行きたかったのにな。

「奇跡の果てにいるのが、伸びた雪女か。いいな、買っていこうかな」

温かい湯は強張っていた肩をゆっくりとほぐし、空気も風景もひどく冷たいのに、身体だけが温かいという体験をあなた達に与えてくれる。

「あんたが、……じゃない。あなたが、兄貴の、牧志浩太の友達か」

「隠したいと思う理由って大体碌でもないでしょ？ で、今回の事件に関係があるとしたら。だいぶキナ臭い」

お前ら割と似てるよ。

「オマエ、あのバカがどこにいるか知ってるか」

「いい加減死ぬのにも慣れてきたけどな」
「……慣れたくないな、それは。俺も一度しか死んだことなんてないしさ」

「お前が悪いんじゃない」

「名前……すみません。 やっぱり僕たち知り合いなんですよね？ そんな気は、します。ごめんなさい」

何度切り抜けてきた危機だって、一歩間違えればああなっていた、運が良かっただけだった、そんな恐怖が背筋を震わせた。

この確信が伝わるように。 そこにいたあいつが、佐倉さんにも“見える”ように。

「いってらっしゃい、職員さん」 「いってらっしゃい、職員さん」

「私、職員さん。あなたみたいな歪んでしまった都市伝説から、世界を守るのがお仕事なの」

「大丈夫です。私達も、職員さんですから！」

世界のため、なんて言い訳はしない。 ボクはただ、枇榔を守るために存在しているんだ。

「私たちのことも含めて、本当に全部分かってる人なんて、いませんよ。―――都市伝説なんですから」

メタで煽るなｗｗｗ

「鏡よ鏡。世界で一番イケてる悪魔使いは誰。なんつってな」

もしかしなくても、牧志が覚えている範囲ではファーストキス……。

「やだ。なんでこう、得体の知れない物を飲み食いしなきゃいけないんだ」

「単純に俺が嫌だからだ。お前のためじゃない」

「馬鹿野郎！」

チャンスは、一度きりだ。

「その場その場でベストを尽くせ、ってのはいつだって変わらないさ」

「神頼みか、皇津様かこっちかどっちに声が届くかちょっと自信ないなー……」
「いっそどっちでもいいよ。助けてくれるなら」

「次の出し物は何だよ。何か見せてくれるんだろ？」

本編よりダークサマナー臭い台詞吐いてるなって思いました。

「ああ。俺達は戦友だ」

エゴで何が悪いんだ。

覚えてるとCoC的には不都合かと思ったので忘れときました。

マジですか。戦闘で俺ができることなんてないよ！？

結果。情緒がぶち壊れました。

もしかして：戻ったときにえらいことになる＞服装

「波照間さんは左腕が疼いたりUFO喚んだりしても割と普通な気がして」

「あー……、もしかして佐倉さん、牧志のグラスに盛ったな？」 「盛ったなんて人聞きの悪い。入れ物変えてもらっただけですけど？」

で、早く住所教えてくれよ。真っ先に会いに行きたいんだ。

ナニカはナニカ囁いてくるかい？

「いやぁお金ほとんど持たされてなくて……」

「まぁ、心残りがあるぐらいがちょうどいいんじゃないんですかね」

「今回俺の一部どころか大半ない……」

※※※　さわってしまった！　※※※

佐倉さんがあの時休むのを嫌がったのは、きっとこんな気持ちだった。

（くそ、何が不安だ……、それどころじゃなかった！）

PLは超クリアリングしたいけど牧志がNOって言う

殺人癖あるいは自殺癖ですね。

おいていかないで

「行こうぜ、相棒」 「ああ。行こうか、……相棒」

「アカネ、おっぱい丸見えなんだぞ」 「わっ、やだちょっとなに、ヘンタイ！　こういう事があるならこっちからって思ってたのに！」

モニファちゃんとお出かけだからってちょっと気合い入れたのに台無し。

メタいメタいメタい

「これ、最後まで行ったら我輩どうなっちゃうんだぞ」 「どうにもならない！　その前に解決するの！」

「ちなみに、吾輩のスマホのはアカネの誕生日」 「うぅっそ。やっだ、見放題。見ないよ！？」

「もう吾輩を一人にしないでほしいぞ……」

「あわわ、違うぞ、何も無かったんだぞ」

「どっちかっていうと腹が立って仕方ないぞ」

「判断が速い。」
「大方予想はしてたからな」

「こいつら、ヒエログリフが読めないんだぞ……偽物の棺に、コシャリのレシピ書くくらいだからな……」

「正直俺にもどっちが正解かわかんねぇよ……」

「面白かったか？　見物料払えよ」

あ～～～あっくんだ！

「タコと生地をおにぎりみたいに握って、油で揚げればいいんですよね」

事実は小説より『とびきり』奇妙なものなのだ。とはいえここまで『とびきり』のものにはお目にかかったことがないが

「もう、一つは見つけちゃったからね」

「電車を……、乗り間違えたんだ」

生きて欲しいと願うことが、どれだけ無責任か知っている。

「もー、これだから酔っ払いは」

「波照間さんっ！　俺を《アナライズ》して！」

俺は、牧志？　紅？　波照間さん……？

「……なんか牧志、雰囲気変わった？」

「俺たちはおかしいんだ

佐倉マジ佐倉。お前さぁー。

「誕生日、おめでとう」

「死んだ隙に、か？　大胆過ぎる手口だな」 「死んだとかさらっと言うじゃん」

仲良しデートの邪魔するのはどこのどいつだ。

「牧志。この一件、『貸し』な」

『お前に電話して良かったよ』

「佐倉さん？　俺、何かやっちゃったのか？」

なんだかすごく既視感のある状況だ。俺が僕の敵じゃなくてよかった気がする。

もうやめた方がいいんじゃないのか？

「そんなに守りたいものが増えたのですか？」

力はここにある。俺の手元になくても、ここにある。

この嬉しいという気持ちは大事にしたかった。

「……これ、本当に俺の名前だったかな」

行かなければ。

「とても、大事な夢だった」

顔芸残したい！

猫とこっくりさんやっている奇妙な青年は、おおいに人目を集めたようだ。

黒猫が貴方の手の甲を舐めて、顔をこすりつけていた。

猫とこっくりさんやっている奇妙な青年は、おおいに人目を集めたようだ。

黒猫が貴方の手の甲を舐めて、顔をこすりつけていた。

「……そのうち見つかる、か。そうだな、そうかもしれない。なくして忘れても、それはそれで何とかなることもあるしな」

「狭いところってのは落ち着くよな……」

（俺は、俺でしかない。俺ができることを、やるんだ）

「ああ。根源がどうあれ、彼らは仲間で、友だ。君も」

「どれだけ悲しかったとしても、世界を巻き込んでいいものかどうかは、僕には分からないよ」

「頼りになるよ、君は。……なんだか、兄ができたような気分だ」

「あークソ、今日なんなんだよ。COMP持ってたらなー、って思ったの4度目くらいだぞ？」

気になるものだらけで世界を救うとかどうでも良くなってるね。

「っくそ、こんなの俺の仕事じゃねぇ！」

「ああ成程。体が弱いから家でお姫様になっとけってか」

「自ら、交わるか。此方と。彼方と」

あなたにとって「ロック」とはなんですか？

「なんか想像よりヤバい感想来たな……」

「前に動画のこと聞いた時と同じ反応してますよセンパイ」
「うわああああああああああ！！！！　しっかりバレてるじゃないか！！」

「うーんオタクって感じ」
「同じ波動を感じた気がする」

「負けてらんねーよな。悪意に屈して膝をつくなんて……そんなの、全然ロックじゃねえ」

女神！？　ちょっと女神ーーーー！？

「これ、科学の敗北、ってやつじゃない？　ひょっとして」

「これからも、一緒に、生きていこうね」

「ふはははは！　俺はやられたらやり返す人間だということを忘れていたな！」

「ね、相棒。―――今日のことは、秘密にしちゃわない？」

不安と恐怖が、べったりと思考にこびりついていた。

「知らない相手だから不思議に思うだけで、そんなものなのかもな」

ふと色々な気になることがもやもやと頭の中に浮かびかけたが、全部投げ出して目を閉じた。

「……大丈夫だよ。もう、大丈夫」

「勿論だよ」 「一度目も、二度目もね」

その食べ物は、すっかり俺の好物になってしまった。──その一杯には、相棒と駆け抜けた夜の思い出まで一緒についてくるから。

俺たちには何の関係もねぇんだよ。

こ、この無自覚コンビ……ッ！！！

「ナナシでこめん」
「いいよ、なんとなくわかった」

「なぁ！？　俺のツッコミ聞いて！？」
「正気じゃやってられないからでは？」

ここまでこれだけお祭り騒ぎだったのに、突然のガチホラー。

異常事態中にこんなに気が抜けたのは初めてだ。

「私が戻ってくるまでせいぜい生きていろ」

「『どちらでもない』だったら……ちょっと怖いですね」

自分は容赦なく裏切ってくるのだ。心という不確かなものは。感情は。トラウマを起因とした何もかもは。

「ちゃんと自己紹介からやり直しますか」

「……あれ？　俺の体、なんか……変じゃない？」

「……私のこと、信じてくれる？」

「年の瀬になんてものを……」

「いやちょっと待って田尾さん春さん、俺なんかヴィキのこと大好きすぎてなんか変」

「くすぐったりしたらダメですか？」

「入る方を間違えたんですけど」

（そう、ゼロではない……可能性がないわけではない）

「……クオリア、あるじゃあないですか」

「必ず、幸せになれるだなんて、そんなこと言い切れないよね」

どきどきしますね。皆どんな導入してるんだろ　どきどき

「やれるよ、俺だって」

「これは、禅問答でしょうか」

「そっか、それはいいね。応援してるよ。」

レトロだからこそのロマン、みせてやりますよ……！

「……それは、仕事と関係ありますか」
「いえ。一般知識に基づく会話、雑談にあたるものです」

「女の子ってのはなんでもかんでも記念日にするからね。」
「わ、女ったらしの言葉だ。」

救助に邪魔なので一旦四肢を折りたたみましょう（ばきばき）

人質に危害を加えるようなら容赦はしないぞ、伸びろ電子うどん。

感情が無いにしても感情があるようには振る舞えるので哲学的ゾンビ案件なんだよなあ

「……結城巡査は、VOIDがお嫌いですか」
「嫌いだ」

現場検証と取り調ｂ……聞き込み。 VOIDの頑固職人師匠はずるい説

みんな仲良しだから…… NPCはちゃんと働くし、 一緒に盛大な判定失敗して慰めるし 女子だけど男子トイレに侵入しようとしちゃうんだ☆

首とか不安定になるヴィキ、 変なコミュニケーション学習してしまう春、 そして発生するVOIDハワイ編！ 残念そちらはバッドエンドだ。

個性はそれぞれ、ありますよねー。 ヴィキ　ガンダム：S 田尾　スルースキル：S 春　おしゃべり：S 結城　サングラス：S おい最後!!

「積み重ねも無く、人の振りをする私は、何者なのでしょうか」
「VOIDだろ？」

「アンドロイドは本当に世界に必要だったのかって、たまに考えちまうんだ」

「スタックの抜き取りだけでも、さっとできたりは……」
「生首にしてゆっくりしてもらうとか？」
「咄嗟に生首考えちゃったよ」
「テイクアウトしやすさと捥ぎやすさからいくと生首になりますよなぁ」

「昔に泣けなくなった時期でもあったりした？」
「まあ、30年も生きててこんな仕事してたら涙も枯れるってものだね。」

「あぁぁぁぁあああ！　よくもっ、よくも……！　よくもおぉぉぉぉ！」

「俺は良い相棒を持ちました。（顔が見える野菜的な丸窓から）」
「警察アンドロイドとしては確実に相棒に育てられました」

「想像だろう……根拠もない、楽観的な」「はい。想像です。根拠はありません。あくまで状況からの楽観的な推測です……いけませんか？　VOIDである私が、そんな考え方をするのは」

「俺が簡単に割り切ってると思ったら間違いだ！」
「……なん、だ。ちゃんと、怒れるんじゃ……ないですか……」

「30分で、面白い……とすると、やはりライトでパンチのある……となるとGガンダム……いやいや、ガンダムを勘違いされてしまうかもしれないので、もう少しソフトな……」

「……なんか、見つけてしまいました……なんか、ごめんなさい」

「……ほら、ゆっくり息をしましょう。……大丈夫、大丈夫です。わたしは、ここにいます」
「ああ……そう、だよ。ここに……ここにちゃんといる……。」

「……どうして……？」
「ごめんね……」

……わたし達は道具だ。道具とはいえ、望みくらいは、持っている。意思を持たせておきながら、その意思を完全に無視してしまうのは―――わたし達自身の存在意義への侵襲に他ならない。

「……肯定、して、ほしかった」
「そうか……今もまだ、そう思ってる？」

「私が、あなたの命令を受け付けないのは―――それは、私の心が、自由だからよ」

あなた達は選択を迫られていた。選ぶのはあなた達自身だ。

「──どうか、後のことは任せたよ、未来ある若者達」

「いつもいつも……、大事なことは、言わないで…………言わないと、わかんないのに。ばか」

「公安局刑事課アンドロイド事件捜査係です！　神妙に縛につけ！」

「……女の子傷物にしたんだから、責任とってよね」

アットホームな職場はここにあったんや……！！

CoC VOID open close 開始準備

CoC VOID open close HO1導入

CoC VOID open close HO2導入

CoC VOID open close HO3導入

CoC VOID open close HO4導入

CoC VOID open PC1&PC2導入

CoC VOID open PC3&PC4導入

CoC VOID 3日目 open

CoC VOID 4日目 close

CoC VOID 4日目 open

CoC VOID 5日目 open ■ガンダムは一般知識か。 牛乳は配備されるか。

CoC VOID 6日目 open ■現場検証と取り調ｂ……聞き込み。 VOIDの頑固職人師匠はずるい説

CoC VOID 7日目 open ■みんな仲良しだから…… NPCはちゃんと働くし、 一緒に盛大な判定失敗して慰めるし 女子だけど男子トイレに侵入しようとしちゃうんだ☆

CoC VOID 8日目 open ■首とか不安定になるヴィキ、 変なコミュニケーション学習してしまう春、 そして発生するVOIDハワイ編！ 残念そちらはバッドエンドだ。

CoC VOID 9日目 open ■個性はそれぞれ、ありますよねー。 ヴィキ　ガンダム：S 田尾　スルースキル：S 春　おしゃべり：S 結城　サングラス：S おい最後!!

CoC VOID 10日目 open

CoC VOID 11日目 close

CoC VOID 12日目 open ■色々な情報が見えてきたVOID。あいつも怪しい、こいつも怪しい! どう考えてもPCの戦闘力がCoCじゃねぇ!

CoC VOID 13日目 open

CoC VOID 14日目 open ■世紀末、休暇、狂気にストーカー。 いやー、 何も言えないね!

CoC VOID 15日目 open ■情報で殴り合ってみんな血反吐を吐く回。

CoC VOID 16日目 open ■情報で殴り合ってみんな血反吐を吐く回。

CoC VOID 17日目 open

CoC VOID 17日目 open

CoC VOID 18日目 open

CoC VOID 19日目 open

CoC VOID 20日目 open

CoC VOID 21日目 open

CoC VOID 22日目 open ■物語の終幕に向けて、様々なものが噴出してきます。 悍ましいものも、そして……

CoC VOID 23日目 open ■再会。そして物語は最終局面へ。 三人、不定の狂気に冒されました……。 大丈夫かな、これ。

CoC VOID 23日目 open ■再会。そして物語は最終局面へ。 三人、不定の狂気に冒されました……。 大丈夫かな、これ。

CoC VOID 25日目 open

CoC VOID 26日目 close

CoC VOID 27日目 ■

「……女の子傷物にしたんだから、責任とってよね」

アットホームな職場はここにあったんや……！！

『うん。ちょっと横断歩道渡れなくて困ってるお婆さんと、気分悪そうにしてるおじいさんと、風船取れなくて困ってる子がいて』 『……イベント起きすぎじゃない？』

やさしい朝をくださいね 唐木&春日

「デートは、普通男の子からお誘いするものじゃないの？」

「ダメ、なんだよ……。私じゃ……あなたの人生を……幸せにできない」

「俺の想いを甘く見るなよ。そんな浮ついたものじゃないこと、証明して見せるから」

「こーいうのは誰かに肯定されて初めて、それに価値を認識し始めるものなんだから」

「こういう時に春を信じられないようじゃ、相棒として立つ瀬がないだろう。」

「『戦国メロス』の嵐山先生ですか!」

「多少酒は入っててても、アタシぁ交わした約束は忘れやせんぜ」

カエデさんの方が完全に舞の狂気に巻き込まれる感じになってないかこれ?

『心臓がちょっとはやく動くだけ』 唐木＆横瀬

『心臓がちょっとはやく動くだけ』 越生＆夏木

（ちなみにエロ本はどちらに）
拘りますな

「そりゃもう怖いオニイサン達が危ないことしてるガキどものお尻ペンペンよ」

二人が幸せならそれがベストエンドだよ。

「たのむでファミリー」
「包丁のこと普通はファミリーって呼ばない」

こうやって声をかけるとき、毎回背筋が冷えるような心地になる。

「なんかの罰ゲーム?　いや、美味いもんなら罰じゃねぇのか?」

キルキルイキル 海野&渡川 二次創作ショートストーリー 『あの日の君へ』『独りの帰宅』『壊れた日』

キルキルイキル 海野&渡川 二次創作ショートストーリー 日々の欠片

キルキルイキル 海野&渡川 『キルキルイキル』-after 1

キルキルイキル 海野&渡川 『キルキルイキル』-after 2

キルキルイキル 海野&渡川 『キルキルイキル』-after 3

キルキルイキル 海野&渡川 『キルキルイキル』-after 4

キルキルイキル 海野&渡川 『キルキルイキル』-after 5＆ss

こうやって声をかけるとき、毎回背筋が冷えるような心地になる。

「なんかの罰ゲーム?　いや、美味いもんなら罰じゃねぇのか?」