波照間 紅
催し物フロアか
悪魔に包囲されそうだなァ
エレベーターは11Fまで行けるんですっけ?
GM
エレベータ自体は11Fまで続いてるね
現在FTできるのは9Fまで
波照間 紅
モンスターハウスだ!ってなりそうだし、催し物フロアスルーして11Fまで行く?>総員
春日 晴姫
いくー!
佐倉 光
そうしよー
波照間 紅
というわけで、エレベーターシャフトに不審なモノ・コト・アクマがなければエレベーターで11Fまで行きます。>GM
GM
了解
エレベーターはするすると2階層を飛び越え、11Fへと到達した
『びぃん』
佐倉 光
「今度こそ何もないだろうな!?」
波照間 紅
「さすがにもうシェイクされたくはないな」
GM
いつもの異音と共に開かれると、これまでの薄暗いフロアと打って変わって、明かりが差し込んでくる。
春日 晴姫
おっ
GM
見れば、EVから降りたすぐ左手から、壁伝いに床から天井までを覆うガラスがはめ込まれており、
霧に沈む渋谷の街が見て取れる
どうやら展望フロアのようだ
エレベータロビーは広く、その先へと視線をやれば、更に上へと上がる2つのエスカレーター。
右手にはカフェレストランのような空間があるのがパーティション越しに見える
波照間 紅
「こちらが異界なのに、こうやって見ると向こうが異界みたいだな……」
春日 晴姫
その言葉を聞いてこくりと頷いている。
佐倉 光
そんな波照間に手をかざして、何やら集中してみる佐倉。
「こうか? いや、こうか……」
暫くそんなことをやってみてから、「なるほど……」と呟いて何事もなかったかのように謎の動作をやめる。
波照間 紅
「それは?」 不思議そうに佐倉に聞くよ。
佐倉 光
「ええと……」何か言おうとして、首を振る。
「いや、何でもない。くだらないことだから」
「さっさと行こう」
波照間 紅
それ以上は追及しない。
エレベーターはありそう?
GM
今ここから見える範囲には見当たらない
波照間 紅
手元のフロアガイドを確認して、エレベーターっぽい絵を探すよ。
GM
スカイロビー、と書かれた表記の奥に、エレベーターらしき表示が見れるだろう。
おそらく、3人が5Fまで登ってきたエレベーターに違いはなさそうだ
佐倉 光
下りだけってことかな
GM
そうだね
手元のパンフレットで確認できるのは、今MAPに表示されている部分までだ
案内によれば、4番の階段からはシアターオーブ、という施設へ。
3からはオフィスエリアへと続くらしい
佐倉 光
シアターに行っても仕方なさそうだし、オフィスエリアにゴーだな
波照間 紅
ゴーですな
春日 晴姫
ゴーゴー!
GM
では、3人はちょうど地図でいう3番の前、スカイロビー、と文字が書かれている辺りへと到着した
目の前には、ホテルのフロントを思わせるカウンター。
そしてその両脇には、駅の自動改札を思わせるゲートが設置されていた。
カウンターの中には、二人の少女の姿が見える。
さて、どうするか。

春日 晴姫
オフィスの入口まで首都はお洒落だなぁ。
波照間 紅
厳重かつ洒落ててすごいですな。扉があるだけじゃないんだ
セキュリティの必要な企業もごあんしんということかな
GM
だねぇ
かなりきれいでオシャンティだったよ
波照間 紅
入居料高そう

佐倉 光
悪魔かな
波照間 紅
その少女たちはどんな見た目で、何をしてる? 何か話してたりしてますかな?
春日 晴姫
様子を観察します。
GM
特徴的な、頭の両端でツンツンと尖らせた髪型が、マンガ鉄腕アトムのウランを思わせる。
OLスーツに身を包んだ彼女らは、隣の相手と何やらおしゃべりをしたりしながら、時折笑い会ったりしている。
佐倉 光
じゃあ普通にその前を通って入ろうかな
軽く会釈してw
波照間 紅
「受付嬢……? にしてはファンキーだ」
そんな感想を小声で漏らしつつ、佐倉のあとに続く。
春日 晴姫
その更に後に続く。
GM
改札を抜けようとする。
「あ、お客様」
そうしようとした佐倉の耳に、彼女らの声が届いた瞬間。
【♪ZONE TIME】
GM
佐倉の目の前で、左右の改札機器と床から、拘束具めいたものが飛び出し、続いて天井から『いかにも』といった体のギロチンの刃が眼前を通り過ぎて行った。
がしゃぁん、という金属同士がぶつかりあう物騒な騒音が響いた。
少女らの声に一瞬気をとられていなければ、首でなくとも少なくともどこかは飛んでいたかもしれない。
春日 晴姫
やべーやつじゃん…。
GM
「……こちらで受付をお済ませの上でご入場ください」
波照間 紅
「トラップまであるのか!?」
佐倉 光
「ああ、じゃあ受付頼む」
GM
「これより先はオフィスフロアとなっておりまして、関係者の他、アポイントメントがおありの方以外のご入場はお断りしております。物理的に。」
波照間 紅
「物理的に」
佐倉 光
「アポはないけど用ならあるぜ」
めちゃめちゃびっくりしたけど表情には出さないよう努力してるよ! 
春日 晴姫
「……まだ生きていたい…」小声
【♪Reasoning-another version-】
GM
「それでは、ご関係者の方でしょうか?それでしたら、IDカードをお使いの上、ご入場ください」
少女らはにこにこと案内を続ける。
波照間 紅
思わず呆気にとられたが、すぐに表情を引き締める。
春日 晴姫
「も、ってる?」二人を見る。
波照間 紅
春日の発言に首を振る。
佐倉 光
「ID忘れてきたなー」
「いつもならちゃんと持ってるんだけどなー」
GM
「IDをお持ちでない方は、ギロチンの露となっていただくしか……」
困ったような表情の少女
佐倉 光
穏やかじゃないですね
春日 晴姫
穏やかではない。
佐倉 光
「ちょっと出直してくるよ」
二人に声が聞こえないあたりまで退散
GM
「はい、またのお越しをお待ち申し上げております」
二人そろって綺麗におじぎする少女。
波照間 紅
1. FTしてアッタに相談する 2.突破する。物理的に。>総員
一緒に退散。
佐倉 光
「これがゲームのダンジョンなら、そのへんの箱に入ってるんだろうけどな」
波照間 紅
「IDカードを持った悪魔がうろついているのも定石だな」
佐倉 光
「何度か顔見て何も言われなかったから知ってるとは思えないけど……アッタに相談してみるか……」
春日 晴姫
「うん…」
波照間 紅
「そうしよう。今回の相手は筋が通ってるから困る」
佐倉 光
「駄目ならこのへん探してみて、最悪あいつらぶっ殺して仕掛けを止めよう」
波照間 紅
「賛成だ」 考え方が暴力的になりつつある。
佐倉 光
いやいや、いきなり「おしてまいる」と言い出さないあたりまだ全然平和的。
GM
今、皆はカウンターから少し離れている?
佐倉 光
勿論w
波照間 紅
離れているね。
春日 晴姫
離れてます。
GM
では、皆が相談をしている背後で、カウンターの方から何やら会話が聞こえてくる。
佐倉 光
みんなでぼそぼそこそこそと話してたらカウンターの会話が聞こえた
GM
「……ですから、IDの無い方は……」
「え~そこをなんとか頼むよ~。ほら、オレオレ、オレだよ。何度もこの改札通ってるじゃん。万魔建設のサワダだよぉ」
「申し訳ございませんが……」
佐倉 光
設計図とかなさそー(万魔建設)
あと通路ばっかりの建物作ってそー
GM
先ほどの受付の少女と、サラリーマン姿の男が会話している。
サラリーマン姿とは言っても、その姿はよれよれの背広、ズリ落ち掛けたズボン、はみ出したシャツの裾、といった乱れた姿だ。
ついでに言えば、何やら肌の色は土気色で、地面にぼたぼたと何かを滴らせている。
佐倉 光
サワダさんゾンビさんかしら
それにしては言葉がはっきりしていらっしゃる
波照間 紅
「……本当に悪魔なのか? 思ったより普通……(チラッと様子を確認)……やっぱり人間じゃなさそうだった」
GM
やがて、あきらめたのか、男は受付から離れると、皆の横を通り抜けてふらふらと歩いて行く。
波照間 紅
男の様子を目で追う。
GM
「……参ったなぁ、どこかで落としたのかなぁ……。仕事の前に時間あるからって、映画なんて見るんじゃなかったよ……やっぱりサラリーマンは死んでも仕事に命賭けないと……」
佐倉 光
なんというあからさまなヒント台詞。
春日 晴姫
この上がシアターフロアでしたよね…。
波照間 紅
「……」 佐倉に目くばせする。
佐倉 光
「映画でも観てきますかー」
春日 晴姫
「そうですねー」
波照間 紅
「そうしよう」
GM
「でも遅刻すると部長にどやされるしなぁ……よし、イチかバチか!」
彼はそう叫ぶと、改札へと特攻。
佐倉 光
あつ。
波照間 紅
あっ。
GM
たちまちがしゃぁん、という音と「アイェェェェェエ!」という悲鳴があがった。
佐倉 光
南無。
GM
「またのお越しをお待ちしております」
そろってお辞儀する少女。
波照間 紅
思わず目を覆う。悪魔殺しておいてなんだが、案外相手が人間っぽかったので「うわっ」って気持ちになった。
佐倉 光
「真面目にカード探しましょうか」
真顔になっている。
波照間 紅
「あ……、ああ。真面目に探そう」
春日 晴姫
「……うん」

佐倉 光
部長のドヤしはギロチンより恐ろしいのか
GM
というわけでヒント提供の屍鬼ワーカーホリック氏でした。
ゲーム原典のワーカーホリックは見るからにドカチンな感じの見た目なんだけど、舞台に合わせてサラリマンにしてみました。
佐倉 光
ありがとうワーカーホリックさん。貴方のことは今日は忘れない。
波照間 紅
原典にもいるのね。
佐倉 光
今は割と笑えないネタだよなぁ
佐倉 光
24時間戦えますかとかやってた頃のネタだねー
GM
ワーカーホリックなサラリマンというと、マケグミって感じだけど、ヒカリエのオフィス勤務なら、むしろカチグミだよね
佐倉 光
所詮悪魔、カチグミマケグミの別までコピーはできなかったらしい。
……種族の問題という気がする。
GM
でも仕事でミスをやらかせば、たちまちムラハチにされるか、ただちにセプク、あるいは首をケジメされてしまうのだ!ナムサン!
波照間 紅
アバーッ!
佐倉 光
ワーカーホリックさんカード1枚しかないと思われるけど、二人余るぞw
波照間 紅
改札の中から外に向けてカードを投げるんだ。
佐倉 光

佐倉 光
今日は映画を観に行く日だ
波照間 紅
ですな~
【♪A New World Fool】
GM
前回、ゾンビサラリマンの尊い犠牲によって、IDカードの件が明らかになったのでした
佐倉 光
ありがとう先週で忘れたサラリマン
「この映画館、ソルティラッシュなんかは……やってないんだろうなぁ」
「いやいやしかし、会話できる程度に感覚が似てるんだから、面白い映画やってる可能性も……」
波照間 紅
「ここでやってるのは悪魔向けの映画なんだろうか?」
佐倉 光
どうせポスター見たって字は読めないからなぁ
波照間 紅
ないからなぁ。
春日 晴姫
せやな…>文字
GM
佐倉の指摘通り、壁や柱にポスターの類は貼られていたが、その文字までを読み解くことはできない
しかし、泣いたり笑ったり、といった人間の表情を切り取ったような色とりどりの仮面が虚空を舞っているような、不気味なテイストのイラストだけは伺うことができる
佐倉 光
ペールソナァ
「気は進まないな……」
波照間 紅
「含蓄深そうではあるが……」
春日 晴姫
「うーん…」
GM
手元のパンフレットを覗くなら、ちょうどオフィスエントランスに向かって左手の奥に、シアターオーブ、という劇場施設があることがわかる。
もちろん、現実のヒカリエならば、だが
佐倉 光
ちらっと背後の窓口を見てため息をつく。
「行くしかないよなー……」
波照間 紅
「観客と鉢合わせても困るし、さっさと探そう。それにしても、どこに落としたんだか……」
GM
シアターオーブへは、階段を上って入場する必要があるようだ
佐倉 光
よし行くぞー
波照間 紅
行くぞー
春日 晴姫
おー!
波照間 紅
大阪駅みたいな建物だな
春日 晴姫
新大阪しか知らない事に気付いた僕は
波照間 紅
斜めのデカい屋根があるのよ>大阪駅
GM
階段を一つ登ると、やや開けた空間へと出た。
その眼前に、まさにシアターオーブの名にふさわしい球状の施設の外壁が見える。
幸い、こちらではチケットなどを要求されるようなことは無いようだ。
球状の劇場の表面に、四角い入口が口を開けている……
波照間 紅
「何というか、すごいな。この一件が終わったら、一度映画を見に来てみよう」
佐倉 光
「リアルの方では何やってるのかな」
足元をチェックしつつ行こうかなー
春日 晴姫
進もう。
GM
内部へと進入するならば、暫く暗い回廊めいた通路を抜けることになる。
やがて、前方に見えてきた明かりへと更に進むと―――
【♪Omen】
GM
広大な空間が広がっていた。
佐倉 光
映画館じゃなくて舞台なのか……と思ったら映画もやるんだそうで。
波照間 紅
映画と舞台両方に使えるようになってるのかな?
佐倉 光
他の客はいる? 
GM
客席に人の姿は見えない。
舞台の上には、テーブルが一つだけ。

波照間 紅
「今の所、誰もいないか?」
GM
その派手に赤いテーブルの上に、何か白い小さなものが載っているのが、舞台照明に晒されて遠目にも見える。
佐倉 光
「うー……わー……」
「アレだと思います?」
「何アレ。何このあからさまなトラップ」
波照間 紅
「何かすごくあからさまだよな。落としたって感じじゃない」
と言いながらユニコーンをじーっと見る。
GM
「……なんだ」
春日 晴姫
「どうしよう……」
波照間 紅
「あなたの打たれ強さを買って、頼みたいことがある」
GM
「断る」
佐倉 光
佐倉がやろうとしたことを波照間が先にwww
波照間 紅
「即答だな」
GM
「元よりむさい男の言葉など我が耳朶に触れることも許されぬからな」
ふん、と鼻息を一つ。
佐倉 光
春日をじーっと見る
春日 晴姫
視線を受け取る。
「えっと…お願い、聞いてあげて?」
GM
「……貴女の頼みならば」
佐倉 光
「いいヤツだなお前」
GM
「紳士だからな」
「で、アレを取ってこいと言うのだな?」
波照間 紅
「ああ」
GM
「臆病者どもめ。見ているがいい」
鼻息をもう一つつくと、白馬はひづめの音を響かせて通路を下って行く。
春日 晴姫
「帰ってきたら頭なでなでしてあげるからね!」
GM
「任せておきたまえ。貴女はそこでくつろがれていると良い」
佐倉 光
がんばれ女好きウマ
ちょっぴりあの生意気な白馬が好きになれそうな気がした佐倉である。
佐倉 光
一緒にアズミ行かせようかと思ったけど、
一網打尽にされたら困るから様子見w
波照間 紅
天井がオチてきたりしたら困るし単独でいいんじゃないかな
波照間 紅
「ありがとう。何だか出しにしてすまない」 白馬が通路を下っていく間に、春日さんに礼を言う。
春日 晴姫
「大丈夫だよ。私に出来ることがあると嬉しいな」と返しておきます。
GM
特に妨害も無く、白馬は舞台へと辿り付く。
舞台に上がる手前で、軽く左右へと首を巡らせ、警戒をするが、特に何も無い様子を受けて舞台へと上がる。
佐倉 光
シャンデリアとか……つってない? 
GM
そしてちょうど舞台へと上がりきろうかと言うところで、不意に変化が訪れた。

【♪The Genesis】
GM
突如、劇場中の照明が落ち、全体が暗闇に包まれる。
波照間 紅
「うわっ」
GM
しかしそれも一瞬で、すぐに一つの光が現れる。
それは、一筋のスポットライト。
暗闇の中で、白い白馬を照らし出す。
不意打ちに戸惑う様子の白馬の足元に濃い影が落ち、次の瞬間にはそこからぞろりと這い出した触手が、たちまちに白馬を絡め取ってしまった。
どこからかマイクが拾っているのか、抗おうとする白馬のいななきが劇場に響く。
BIND → ユニコーン
触手は、まるで影そのものが伸びだしたように漆黒であり、それが白馬の白に絡み憑く様はいっそ芸術的でもある。
波照間 紅
しょくしゅ!
波照間 紅
「!」
佐倉 光
スポットライトはどこから? 
もし光源が分かるならそのあたりに何者かいないかチェック
GM
光源を見上げるならば、それは3人が侵入してきた壁面のはるか上方。
おそらくは舞台装置としての設備なのだろう。
光は強く、その光源に何がしかが潜んでいるかどうかは見えない。
そして、不意に怒濤の如き音の群れ。
それは、割れんばかりの拍手であった。
気が付けば、劇場中の席という席に人影が。
しかしそれは文字通りの人影といえるもので、漆黒の人型のモノで劇場は満席となっていた。
春日 晴姫
こわい
波照間 紅
「な、んだ、これは。幻か? 先程のやつみたいな悪戯か?」
GM
彼らは皆仮面を身に付けており、それら喜怒哀楽を模したような様々な表情、色とりどりの仮面の下で、全く同様の姿勢で以て舞台へと拍手を送る。
波照間 紅
自分が差し向けたものとはいえ、憎まれ口ばかりのユニコーンとはいえ、戦友といえる悪魔を目の前で絡めとられて動揺する。
GM
気が付けば、雰囲気を盛り上げるかのようなBGMがオーケストラで奏でられ始めていた。
波照間 紅
お、いつものBGMのアレンジかこれ
GM
P4のラスボス戦のやつだ
波照間 紅
なるほど
佐倉 光
バインドなら一回だけ回復できる
波照間 紅
持続型トラップみたいなのじゃなければぜひお願いしたいとこだけど>BIND回復
佐倉 光
ユニコーン戦力だしね。
近づかないと駄目なんじゃないかと思うが。
アイテムだからー
GM
その様子を伺っているならば、舞台には更なる変化が訪れる。
スポットライトが更に一つ、二つ、と点灯し、舞台の上を照らす。
そこには、観客と同じような仮面を身に付けた異形の姿たち。
※シャドウのビジュアルを何体か提示
佐倉 光
シャドウがでーたー
GM
彼らはそれぞれに役を持っているのか、何やら踊るように一つの舞台を展開してゆく。
特に音声などは聞こえてこないが、その仕草や時折舞台に投影される映像から、あるサラリーマンの日常を描いたもののようであるらしかった。
日々の激務に耐え、挫折と成功、そしてまた挫折、と物語は進み、
波照間 紅
さっきの屍鬼ワーカホリックさんかね
GM
そしてどうやら彼は何か一つの忘れ物をしたらしく、オフィスに締め出されてしまったらしいことが伺える。
そして、BGMはクライマックスへと向けて盛り上がりを見せる。
強いスポットライトがユニコーンを照らし出し、
佐倉 光
あっやばい。
舞台に駆け寄るわ。
間に合うようならヒランヤを使用してユニコーンのBINDを解除。
悪魔と言えど、さっきの刺激的な光景をもう一度見るのは勘弁だ! 
GM
もう一つのスポットライトが映し出すのは、あれは―――某かの自動改札めいたゲート、だろうか。
ユニコーンを捉えた触手は、彼を引きずるようにゲートへと向けてじりじりと進みはじめる―――。
波照間 紅
嫌な予感がして、たまらずに弓を構え、触手めがけて撃つ。
あ、佐倉さんに当てないようにちゃんと位置取るよ。
春日 晴姫
わぁ……。
GM
アイテムを使用するならば、舞台まで上がる必要があるだろう。
そして弓でユニコーンの触手を狙うのならば、ユニコーンにも命中する可能性を考慮しなければならないだろう。
波照間 紅
ちょっと当たるかもしれないが、彼の打たれ強さならきっと大丈夫だ。撃つ。
佐倉 光
仕方ないなー。アズミ従えてのぼる。
いや、アズミは下で待機。
GM
舞台に上がるのは佐倉だけ?
佐倉 光
そういうことになる。
春日 晴姫
下手に動くと大乱闘になりそうなのでステイしておきます。
GM
では、佐倉から行こう。
佐倉が舞台へと駆け上がる。
舞台へと上がりきったところで、佐倉はまるで何か気圧の壁めいたものを抜けるような感覚を覚える。
佐倉 光
今はあれこれ考えても仕方ないから、ユニコーンに近づいてお守りを押し付ける。
何故そうしたかはよく分からない。何とかなりそうな気がした。
何ともならなかったらアッタのヤツを祟ってやる。
GM
では、ヒランヤが強い光を放つと同時、それに萎縮したように触手は影の中へとするすると引っ込んでいった。
そして、波照間の放った矢はまっすぐに飛ぶ。
しかしそれは舞台と客席の境界の部分で、何かに阻まれたようにはじかれ、床へと転がった。
さて、では舞台に上がったということなので、戦闘が開始される。
佐倉 光
アナラーイズしとくんだったね!? 
まあそんな余裕なかったし。

【♪Theater】
波照間 紅
舞台に上がらないと戦闘できないっぽいな。
GM
舞台上には、3体の異形。
対するのは、佐倉とユニコーンの2体。
いや、正確には2体だったが、出演者が増えたことを受けてか、白いものを乗せたテーブルのテーブルクロスがめくりあがり、その下から同じような仮面が現れた。
テーブルも異形であったのだ。
佐倉 光
アズミには来いって叫んどく。
春日 晴姫
加勢してもいいですか?
波照間 紅
舞台に上がって加勢することはできる?
GM
アズミは近くにいたので、このターンから戦闘に参加可能。
波照間と春日は次ターンから。
佐倉 光
「シュレッダーにかけられなくて良かったな。一生恩に着ろよ」
とユニコーンに。
GM
「礼は言わんぞ。まずはこの窮地を切り抜けてみせよ」
佐倉 光
「聞こえてんじゃん……」



真・女神転生 TRPG 魔都東京20XX 第二部『東京侵食』第二話 42

忘れなくてはならない……
■魔王討伐したら魔反鏡が出たぞ、ラッキー!
そういえば、鏡っていえばさ……紫の

真・女神転生 TRPG 魔都東京20XX 第二部『東京侵食』第一話 17

拳で語り合う

真・女神転生 TRPG 魔都東京20XX 第一部『魔都・渋谷異聞』 20

「我が加護を、清なる乙女に」



魔都・渋谷異聞

東京侵食


続編 CoCペルソナ