こんばんは
赤嶺 アンリ
こんばんはーーー!
ニーカちゃんに八雲くんがジュースにされるとこからでしたな
八雲 乾風
こんb
リチャード
どうしましたか?
赤嶺 アンリ
コンブ
GM
こんばんは
いつもながら何も考えていないGMです!
リチャード
げんきのこ!
赤嶺 アンリ
きのこのこのこ!
守築 茉麻
ボケっとしてた
リチャード
王!
鶴ヶ島 絢子
ダブルでボケっとしてた
衛藤 ゆき
トキのところにあんな機械の子いたかしら……
赤嶺 アンリ
ボケ王! 納得はいく
鶴ヶ島 絢子
王と蕨でダブル防壁
八雲 乾風
カタァイ
赤嶺 アンリ
バリカタ
GM
敵が泣いちゃうか、とんでもないバ火力をずらっと並べなきゃならない。
八雲 乾風
湯気通し
GM
波状攻撃しよう。
阿修雷
出番アル!
GM
OPテーマ流れているのに前回の……すら出ないのは、慌てて確認しているからです!
赤嶺 アンリ
ごゆっくり!
GM
方針が何となく決まって、古賀さん確保しようぜ! みたいな話になっていた希ガス!
赤嶺 アンリ
ですな!
で、その前に八雲くんがジュースになるのと、ニーカちゃんvs鶴ヶ島さんのはず
八雲 乾風
ジュースはコーラだけでお腹いっぱいだっての
鶴ヶ島 絢子
VSするのかなぁ
GM
あーそうだそれもあったな!
赤嶺 アンリ
UGNを転覆するテロリストvsUGNガチ勢金色の獣   vsでは?
鶴ヶ島 絢子
ああ、なるほど
八雲くんを取り合ってのVSではなかった
八雲 乾風
おいおい困るよキミたつぃー

GM
そろそろかな、と呟いた鶴ヶ島が空を見上げると、遙か彼方から風を切る音が聞こえた。
赤嶺 アンリ
「……八雲がジュースになる気配さー」ててっとその場から退避する。
結雲 悠
「ジュース……僕もちょっとそれは勘弁」
ミノリ
「ジュース? ……ああ」
結雲 悠
すすす……と撤退。
ミノリ
「そういう事か」さりげなく退避する。
サオリ
「うまいのか?」
鶴ヶ島 絢子
「あ、来たかな?」
八雲 乾風
「えっ、何みんなどしたの」
GM
ヒィィィィ、と風が啼く。
ヴェロニカ
直後、体重の軽い者の体が浮き上がるほどの衝撃と、押し除けられた空気、跳ねる大地に跳ね上げられた粉塵が舞う
八雲 乾風
「うわっ!」
ミノリ
咄嗟に剣を地面に突き立てて姿勢を保つ。
赤嶺 アンリ
「怖」盛大に距離を取りつつ、思わず素で口にした。
鶴ヶ島 絢子
「うわー」
スクラムを組んだ影に身を守らせて、平然とつぶやく
GM
そこに立っているのは紅の獣だった。
結雲 悠
「えっ、あれが?」
ヴェロニカ
『アナジ!! どこにいるがや!』
野太い、獣のような声が響く
GM
もっとギャグ系にするぅ?
それとももっとピンチにするぅ?
八雲 乾風
お友達が会いに来ただけでなんでピンチになるのカナー?
結局ギャグ系になった
八雲 乾風
「なんだニーカじゃん、おどかすなよ!」応答
赤嶺 アンリ
「目の前であんなの見たのは初めてなんさー、怖」
ヴェロニカ
答えた八雲の言葉が終わらぬ内に、伸びた獣の剛腕が髪の束となってその体をがんじがらめに捉え
八雲 乾風
「ちょ」
ヴェロニカ
常人ならばムチウチ症になるであろう勢いで、獣のそばまで引き寄せた
八雲 乾風
「いっ、ちぎれる!」
結雲 悠
「こ、声はニーカっぽいけど」
ヴェロニカ
アンリさんくらいは顔知っててもいいかな?
GM
いいんじゃないカナ有名人だし。
FHでは恐怖の対象だろうし。
赤嶺 アンリ
半年前下調べしたかもしれませんしね。
ヴェロニカ
過去に何度か戦ってたりして
それは無いか
赤嶺 アンリ
戦ってると酔っ払いがピンチになりそうだし、直接交戦はしてないくらいで
ヴェロニカ
獣時のCVは銀河万丈だよ
結雲 悠
声似てないじゃん!
わかんないよそれじゃあ!?
八雲 乾風
「ぐっ……こっちにいたやつらは、もう倒したから大丈夫だって……」
結雲 悠
「ニーカ、ニーカ、アナジが壊れちゃう」
ヴェロニカ
『そんなんどうだってええがや!』
ミノリ
「久しぶりだな。このやりとり」呆れた顔でその様子を見ている。
ヴェロニカ
『なんで、アヤコとデートしとりゃーすか!』
八雲 乾風
「へ? デート?」
鶴ヶ島 絢子
「へー」
八雲 乾風
「いやいや、ちがうって、ねえ鶴ヶ島さーん!」
鶴ヶ島 絢子
「まぁ、一緒にジュース飲んだり、彼のコーラ飲んだりはしてたけど」
八雲 乾風
後ろから刺された
GM
あらまあ///
ヴェロニカ
『アナジぃぃぃぃ!』
彼を掴んだ腕を振り回す
八雲 乾風
「ぶぶぶぶぶ」シェイクされる
サオリ
「同じナマのメシだな!」ミノリは呆れて引っ込んだ。
ヴェロニカ
『生!?』
赤嶺 アンリ
「うわこわ」とばっちりが来そうになって壁の陰に退避。
結雲 悠
「怖い……」
状態異常『恐怖』になったのでアンリさんの後ろに隠れるね。
ヴェロニカ
『生って、何しとりゃーすか、おみゃーーーー!』
八雲 乾風
(ナマってなに……)
鶴ヶ島 絢子
「まぁ、生ではあるね。作りたてコーラだし」
サオリ
「ちがったか?」
赤嶺 アンリ
「ありゃ怖いんさ……。悠、すごいのと知り合いになったんさねぇ……」壁の後ろに隠れるアンリの後ろに隠れる悠くん。
八雲 乾風
八雲の生搾りコーラ
結雲 悠
「えっだって、僕が知ってるニーカは可愛い女の子だったよ。
……そういえば、やってることは大して変わらない……かも?」
鶴ヶ島 絢子
「女の子にはお化粧一つで変わるから」
結雲 悠
「女の子ってお化粧で巨大化するの!?」
赤嶺 アンリ
「それ戦化粧じゃないさ?
キュマイラなんさ、あいつ。……前にもあったんさ? ああいうこと」
結雲 悠
「ないないない!」
八雲 乾風
これからは肉襦袢がファッショントレンド
鶴ヶ島 絢子
「割と、いっつも八雲くんのお尻捻ってるよね」
結雲 悠
「仲いいの? それ」
サオリ
「ケンカするほど仲がいい、とサオリは聞いた!」
鶴ヶ島 絢子
「喧嘩とか仲っていうか、まぁ押しかけ女房みたいな……」
八雲 乾風
「とっ、まっ、ちっ……」喋れない
結雲 悠
「なんか顔色悪いよ、止めないとまずくない?」
赤嶺 アンリ
オーヴァードだし一発蘇生すりゃ大丈夫なんさ。たぶん」遠い目
八雲 乾風
ブラックアウトする~
鶴ヶ島 絢子
「とりあえず、泥棒猫派じゃなくて、浮気者に天誅するタイプでよかったよ。ニーカちゃんが」
ご無体をされるバービー人形のようになっている八雲の姿を眺めながら、のんびりとつぶやく
結雲 悠
割と珍しいタイプかも知れない。
サオリ
「あ、八雲がとれた」
八雲 乾風
「」
鶴ヶ島 絢子
「やっぱりホラー映画と生は迫力が違うね」
結雲 悠
「ホラーとはちょっと違うけどコワい。
ジュースにはならなくて良かった」
絞られはしたけど。と呟く。
赤嶺 アンリ
「この状況でもやっぱ好きなんさねぇ、グロ」相変わらず壁の後ろに隠れている。
鶴ヶ島 絢子
「エロとグロは人間の欲求だからね」
そんなこんなで、少ししてから落ち着いた、っt感じでどうでしょう

ヴェロニカ
しばらくして
八雲 乾風
「うっぷ……ソーメンになるかと思った」
サオリ
「久しぶりだな、ニーカ!」ひょいと手を振る。
ヴェロニカ
「サオリん久しぶり~」
サオリ
「サオリは嬉しい。ミノリも喜んでいる」
ヴェロニカ
「いや~、わっちとしたことが、とんだはやとちりをしてもうたがや。
てっきり、またアナジの浮気の虫が出たんや無いかと」
サオリ
「八雲はそんなに浮気をするのか?」
八雲 乾風
(してないって)
ヴェロニカ
「そうなんよ、ちょっと可愛い子がいると、すぐほてほてついてっちゃうんだから。失礼しちゃう」
八雲 乾風
蘇れ俺の三半規管
結雲 悠
「えっと……ニーカって、僕たちの所属のこと知らないんだっけ?」(八雲にコソコソ)
八雲 乾風
端っこでorzしてます
結雲 悠
あっ、そんな人に質問はできないから鶴ヶ島にしとこう。
鶴ヶ島 絢子
「そうだねぇ。真正面から自己紹介したことないし」
結雲 悠
「僕名乗るの怖いんだけど」
鶴ヶ島 絢子
「うーん、とりあえずアンリさんで試してみる? どうなるか」
結雲 悠
試してみるwww
赤嶺 アンリ
「いやん。ツミレ確定なんさ」
壁の後ろに引っ込む。
結雲 悠
「……僕はいつまでも、人の後ろに隠れていちゃいけないと思う」
赤嶺 アンリ
「俺は遠慮なく逃げ隠れして話がまとまってから出るんさ~」
鶴ヶ島 絢子
しかしこのまま進むと鶴ヶ島とニーカの一人二役劇場が始まるのでは
サオリ
「ニーカは何をしてたんだ?」
じゃあサオリが話を始めようね
結雲 悠
隙を見て入るね。
ヴェロニカ
「それがやー、聞いてちょーよ、サオリん」
サオリ
「サオリは聞く! どうしたんだ?」
ヴェロニカ
「街は見ての通りの有様だで、ミサイルの飽和攻撃から、一気にN市支部まで攻撃されてもうてや。
もう、あっちゃこっちゃでわやになってもうて、わっちは単独でもある程度動けるから、ちゅうて、遊撃任務で飛び回っとったんだがや」
サオリ
「だが?」
ヴェロニカ
「ほしたら、アナジがまーた浮気しとるって言うでにゃーすか」
鶴ヶ島 絢子
「サオリ、それニーカちゃんの方言」
サオリ
「そうなのか?」
ヴェロニカ
「ほうなんよ」
サオリ
「サオリはわかるようでわからない。わからない寄り」
結雲 悠
「僕もたまに分かんない」
サオリ
「ほうなのか。サオリは覚える。
それで空飛ぶニーカになったんだな」
八雲 乾風
「ォェ……そう、仕事中だろ……いいのかよこんなことしてて……」青い顔
サオリ
「あっ、八雲がジュースにならなかったがジュースを吐く」
ヴェロニカ
「プライベートは任務より大切なんよ」
八雲 乾風
口からコーラが漏れる
サオリ
「じゃあ、ニーカはまた仕事に戻るのか?」
ヴェロニカ
「うーん、そう思ってたんやけど」
結雲 悠
「久しぶり、ニーカ」
ヴェロニカ
「あ、悠くんも久しぶり~。アシュレーは元気?
大丈夫だった? ケガはない?」
>悠
一般人だと思ってるから
結雲 悠
「アシュレーは、うん、元気だよ……」
ニーカが色々大変になってるの、アシュレーのせいなんだけどさ……
「なんか、ごめん」
結雲 悠
そうか、一般人だと思ってるんだ。
きりだしづれぇw
ヴェロニカ
悠に謝られて、
「ええんよええんよ。困っとる人を助けるのも、わっちらの仕事だでや。
見たら、一般の人もいるし、わっちもここ支援駿河屋」
駿河屋って
「するがや」
八雲 乾風
フィギュア買い取ってくれそう
ヴェロニカ
「アナジはレンジやし、フォワードいた方がええやろ?」
八雲 乾風
「レンジっていうか洗濯機だったけどさっき……
ニーカ、それよりえーと、どっから話せばいいんだ」
サオリ
「そうか。サオリたちはアヤコと作戦会議をしてたんだ。ニーカも加わるか?」
ヴェロニカ
「作戦会議?」
ミノリ
「…………要領を得ないな、代わる。久しいな、ニーカ」
ヴェロニカ
「お、ミノリんも久しぶり~。
相変わらず器用やねぇ」
ミノリ
「それなりに一緒にやっているからな。皆のおかげで」
八雲 乾風
「サオリちゃん? なんか雰囲気が」
結雲 悠
「ああ、あの子の中には二人いるんだよ」
ヴェロニカ
八雲くんは二重人格知らないのか
結雲 悠
ワイワイしてたら気付きづらいかもね。
ヴェロニカ
ニーカは一応純正のエージェントだから、情報として知ってたのかな
結雲 悠
女子同士はよく喋ってたのかも知れない。
ミノリ
サオリミノリと一緒に映画観賞会してたけど、あのときも八雲くんとれたりもげたりしてたし
それどころじゃなかったのでは
八雲 乾風
つながってます
結雲 悠
もげてたら悠怖くて話せないよ!
ミノリ
はずれただけでつながってはいたか
ヴェロニカ
「ミノリんとサオリんは、二人で一人のオーヴァードなんよ」
八雲 乾風
「へ、へぇー……」
ミノリ
「そういう事だ。まあ、色々あってな」地面に突き立てていた剣を抜いて担ぐ。
ヴェロニカ
「それはそれとして、悠くんと……そこのオジサンも、びっくりしたやろ?」
結雲 悠
「ん? 何が?」
ヴェロニカ
「一般の人には、ちょーっち刺激の強い出来事やもんねぇ」
結雲 悠
「あー……」
赤嶺 アンリ
「いやんバレバレ。そりゃびっくりしたんさ~、地面にクレーターできてんさ」壁の後ろから手だけ振る。
ヴェロニカ
「わっちが来たからには、もう安全やし、出てきてええんよ。
そこのアヤコも、守るの得意な子やし」
結雲 悠
「えーとね。
作戦会議するなら、先に話しておかないといけないことが」
ものすごく言いづらそうにしつつ。
八雲 乾風
(悠くん、しっかりした子だなぁ)
ヴェロニカ
「何かな?」
結雲 悠
「この状況だもん、みんなで力あわせないといけないよね?」
ヴェロニカ
「そうやね~。そういうこと言える男の子、かっこええがや」
結雲 悠
「実は僕たちもオーヴァードなんだ」
ヴェロニカ
「は?」
八雲 乾風
「俺もさっき聞いてさ」
鶴ヶ島 絢子
「……」
結雲 悠
オーヴァード
言いながら腕の銃を見せる。
八雲 乾風
「うわ」
ヴェロニカ
「うわ、びっくりした」
ミノリ
「驚くと真顔になるんだな」
ヴェロニカ
「わっちはいつでも真面目やって」
八雲 乾風
「痛くないの、それ」
結雲 悠
「ちょっと痛いこともあるけど、痛覚制御してるから平気」
八雲 乾風
(???)
ヴェロニカ
「えぇ~~? そうやったの?」
結雲 悠
「そうそう、そうなんだよ。
僕もニーカがジン……オーヴァードだって聞いてびっくりしたんだよ」
ヴェロニカ
「なるほど~、ブラックドッグか」
八雲 乾風
「ブラック、ドッグ」
ヴェロニカ
「アナジ、こういうシンドロームもあるんよ」
ミノリ
「電流を操るシンドロームだな。機械との親和性がいい」
結雲 悠
「そうそう、ブラックドッグなんだ。データとか通信とかいじったりもできるよ」
八雲 乾風
「あー……なんか、古賀さんから聞いたような、聞いてないような」
ヴェロニカ
「そうか~。知らなかった。
ということは、イリーガルなんかや」
八雲 乾風
「あっ、う、うん……」
ヴェロニカ
UGNのエージェントやったら、顔くらい知ってるはず」
結雲 悠
「僕たちFHなんだ」
ヴェロニカ
「……は?
FHって、ファルスハーツ?」
結雲 悠
「ふぁるす、はーつ。うん」
ヴェロニカ
「……」
赤嶺 アンリ
「……」
ヴェロニカ
しばし、悠の顔をじっと見て
「……まったまた~~~~」
笑い出す
「そやったら、アヤコが平気な顔しとるわけにゃーで」
八雲 乾風
「いや、びっくりしたけどさ。
それが鶴ヶ島さんは前から知ってたみたいで……」
結雲 悠
「ホントだよ」
ヴェロニカ
「悠くん、冗談でもそういうこと言ったらダメやで」
結雲 悠
「冗談じゃないんだ」
赤嶺 アンリ
「うーん、鶴ヶ島の人望に助けられた、んさ? いや助かってないんさ」壁の後ろから脅かされた猫のようにチラッと半分顔を出している。
ヴェロニカ
FHは、オーヴァードの力を平気で悪いことに使う連中なんよ」
鶴ヶ島 絢子
「うーん」
結雲 悠
「それは誤解だよ! 誤解かな? 誤解だと思う」
赤嶺 アンリ
1/4くらい誤解で3/4くらい間違ってない…… と思っている。
衛藤 ゆき
誤解だわ!
結雲 悠
真っ黒の人だー
鶴ヶ島 絢子
「ニーカちゃん、ニーカちゃん。
あと、悠くん」
結雲 悠
「うん」
鶴ヶ島 絢子
「いきなりだとびっくりしちゃうから、ダメだよ」
結雲 悠
「そ、そうかぁ……」
ヴェロニカ
「うん、びっくりした~」
八雲 乾風
「ニーカ……」
ちょっと前に出ておこう
このニーカの笑顔はあんまりよくないやつだ
GM
ニーカの態度がまだ分からないからBGMかけられないGM。
ミノリ
八雲くんがカッコイイこと言ってくれるかもしれないから待とう
GM
土器土器
八雲 乾風
いやなんか動いてからかなーと
ヴェロニカ
「本当にFHだったら、さっきのアナジよりも酷い目見せてまうよ?」
多分、笑顔に弓形になった目の奥に、細い瞳孔見える感じの笑顔
八雲 乾風
「……ニーカ、一旦それはおいといてさ、鶴ヶ島さんの話きいてくんない?」
ミノリ
「話が進まないしな。前提を共有しよう、先に。
ニーカ」
ふっと前に出て、ニーカのまったく目が笑っていない笑顔をじっと見つめる。
「そこの鶴ヶ島絢子は、大それたことを考えている。
俺はそれに賛同している。きっと怒るだろうが、聞いてくれるか」
ヴェロニカ
「何やの?」
八雲 乾風
「それに、悠くんはFHを家出したみたいだし……」
ミノリ
FHや、UGNの話は、その後だ」
結雲 悠
(抜けたってわけじゃないんだけど……)
ヴェロニカ
「……」
八雲 乾風
「とりあえずみんな座ってさ……」
鶴ヶ島 絢子
「いや~、緊張するなぁ。
まず、大前提から話そっか。そこ、大切だから」
ミノリ
「ああ」
赤嶺 アンリ
ようやく壁の後ろから出てきて、悠の後ろに隠れるようにして座る。
八雲 乾風
「……」心配だから悠くんの横に座っとこ
結雲 悠
複雑な顔で空を見上げてる。
僕は今どこにいるんだろう。
阿修雷
「悠くんがいない……?」
鶴ヶ島 絢子
「ここにいる面子は、みんなどこにも所属していない。現状ね」
ヴェロニカ
「所属、していない?」
鶴ヶ島 絢子
「そう。私も含めてね。
……ってことでいいんだよね?」
みんな? と皆の顔をぐるりと見渡す
赤嶺 アンリ
「ん、そう。俺はFHにいたけど、ハメられて仕事を蹴ってきた。悠は」すっ、と悠に話を向ける。
結雲 悠
「僕はアルパインスタイルの一員だ。だけど、いまアルパインスタイルや蕨さんがどういう立場なのかは……
正直、よくわからない。
確かなのは、僕たちは襲撃のとき、関わってないんだ。それだけは言えるよ」
阿修雷
顛末を知らない者にとっては未だアルパインスタイルは急先鋒の過激派セル筆頭ですよ
結雲 悠
(いや、アシュレーは……)
阿修雷
首謀者です☆
結雲 悠
後でまた面倒なことになるじゃないか!
悠は一応アシュレーは庇いたいからここで言及はしないけど!
あと悠そんなに賢くない。
赤嶺 アンリ
「補足するんさ。悠はFHの小規模なセルにいたけど、これまたセルリーダーが今回の襲撃ん時にハメられて、それどころじゃなくなってる」
ミノリ
「俺とサオリは元から、鶴ヶ島絢子の個人的な居候だ。所属はない」
鶴ヶ島 絢子
「そうだねぇ」
八雲 乾風
「俺は……確かに正式なUGNじゃないけど……」
鶴ヶ島 絢子
「私たちは、UGNFHという垣根を全部取っ払った、いわば独立愚連隊ってわけ。とりあえず、今はね」
赤嶺 アンリ
「仲間割れで焼け出されてきた避難民、とも言えるさねぇ」
阿修雷
おいそこの暗殺者
結雲 悠
自分の紹介してないんだよなw
赤嶺 アンリ
「ってことで、やりあうつもりはないんさ。こっちは」
鶴ヶ島 絢子
「重要なのは、今明確な目的があるかどうだよ、アンリさん」
赤嶺 アンリ
「とりあえず敵じゃないってとこからクリアにさせてほしいんさ」両手を軽く挙げる仕草。
赤嶺 アンリ
この中で唯一ニーカちゃんの直接の知り合いじゃないもんで。
結雲 悠
「僕も……」
倣って両手上げとこう。
ヴェロニカ
「……
明確な目的、ね。
その、目的とは?」
八雲は気付くかもしれない
いつしか、彼女の言葉から、いっそコミカルなほどの訛りが消えていることに
いつか、白銀の首を吊し上げた、あの時のような
八雲 乾風
(ニーカ……あんな顔初めてみた)
(頼むから、早まらないでくれよ)
結雲 悠
どうしてもニーカvs鶴ヶ島になってしまうな。
目的……
鶴ヶ島 絢子
「私たちの目的は……」
結雲 悠
オーヴァードが隠れなくてすむように、って答えればそれはFHの言い分に聞こえちゃうような。
ミノリ
どうしてもなぁ 鶴ヶ島さんが相対するのが一番流れが美しい
一人芝居になっちゃうのがやりづらかったらミノリが引き受けますが
鶴ヶ島 絢子
がんばります
適度に鶴ヶ島フォローしてくれたりしていただけると
結雲 悠
ぽつぽつと口を出そう。
鶴ヶ島 絢子
なんか、どっちにしても一戦はやらかさんといけないような気がするw
結雲 悠
そしたら破局のち援軍で。
リチャード
大人が介入しないと
赤嶺 アンリ
嵐降って地面固めよう
ヴェロニカ
破局せんでも、こう思いと思いのぶつかり合いで吐き出しきればこう……(ろくろ
結雲 悠
それもいいとおもいます!
ニーカがニーカの手で彼(チェスニィ)を救いに行くというのもそれはそれでアツいのではないか。
鶴ヶ島 絢子
「すべての軛を取り払うこと」
ヴェロニカ
「軛?」
八雲 乾風
「くび……? えっと、オーヴァードのことを、隠すのをやめるんだって」
ミノリ
「ニーカ。UGNの現状をどう思う。少数のオーヴァードが、何も知らない人々の日常を必死になって支え続ける現状を」
「鶴ヶ島絢子は、それに否を唱えようとしている」
ヴェロニカ
「……」
八雲 乾風
「俺もちゃんとはわかってないんだけど、ただ、今のままじゃ、無理になるって……」
ヴェロニカ
「それは、この穏やかな世界を守るため。
そのために、持つ者が力を尽くすのは当然でしょ」
柳沢 美結
歪んだ存在は表に出るべきではないのよ
赤嶺 アンリ
ちょうどいいとこで半年前の柳沢語録タレこんだろ
柳沢 美結
ちょっとやだハズカシイからやめていただけるかしら
八雲 乾風
「……ニーカ、ショウは引っ越しするかもって」
ヴェロニカ
「……
大丈夫だよ、アナジ。
私たちが頑張れば、また元の世界を取り戻せる」
八雲 乾風
「……見てみろよ、後ろ」
ヴェロニカ
「……」
視線だけで振り返る
八雲 乾風
ボロボロのN市
GM
崩れかけた建造物、穴の空いた道路。
そこには人の営みをぎりぎりで保っている街が見えた。
それはいつ崩壊してもおかしくはない。
八雲 乾風
「もう、俺たちだけじゃ、無理だよ……」
ヴェロニカ
「大丈夫。
これをしでかしたFHの連中を駆逐して……
記憶処理を行えば。
カバーストーリーも豊富に蓄積されてるし」
結雲 悠
「記憶処理……
書き換えて、なかったことにするんだ?」
八雲 乾風
「……何度も繰り返したら、危ないんだろ」
ミノリ
「そうだな、穏やかな世界だ。俺もこの世界が好きだ。でも……、もう元には戻らないよ、ニーカ」
八雲 乾風
ショウくん連れてきていい?w
GM
いいんじゃない?
ヴェロニカ
「戻る!
いや、戻す!
いや、戻さなければならない!
そのために、私たちは戦っているんだから」
ミノリ
「俺達は、UGNにとってずっと隠されるものだった。FHにとってただの都合のいい武器だった。誰かのために、争わされてきた。
それでいいって言わなかったんだよ、鶴ヶ島絢子は」────は。その後に、小さく誰かの名前を呟いた。
八雲 乾風
崩れていない建物で避難してもらってた人達からショウを連れてくる
「悪ぃ、ちょっと来てくれ」
GM
「えー、何何ー? 混ぜてくれる……
……
何だよー、ニーカちゃん、いるじゃん」
ヴェロニカ
「ショウくん……
アナジ、何してるの、ワーディングしないと!」
GM
「どしたのそんなに眉間にしわ寄せちゃってさー」
八雲 乾風
「ああ、さっき話たみたいに、ニーカもオーヴァードなんだ」
GM
「えー!
ニーカちゃんもヒーロー!?
じゃなくてヒロイン!?」
八雲 乾風
「クッソ強い」
GM
「えっ、どんな力持ってるの? 教えて教えてー!」
八雲 乾風
「それはみないほうがいいかも……」

GM
ショウくんこんなので良かったっけか……
八雲 乾風
そもそもでっち上げキャラなので!
赤嶺 アンリ
あの回のNPCの10割はその場のノリでできている

ヴェロニカ
「アナジ!?
何やってるの! インパクトが大きすぎると、記憶を処理しても、トラウマが残ることが……」
八雲 乾風
「ごめんニーカ、さっき、処理班の人たちには帰ってもらった」
ヴェロニカ
八雲の言葉に、ぽかんとする
GM
「八雲みたいに街を守ってるの? すげー! かっこいいじゃん!」
ヴェロニカ
「ち、違うの、ショウくん。これは。
大きな地震があったんだよ」
八雲 乾風
「俺、ショウの頭を傷つけたくないっていうか」
ミノリ
「なあ、ニーカ。もし全部隠すのをやめたら。世界を守ることをやめなかったとしても、俺達が陽の下に出られたとしたら。
どうなると、思ってるんだ」
赤い剣を、世界を分かつようにニーカと自分の間に立てる。それを、とんと指で倒した。
ヴェロニカ
「……!」
GM
「いや、さっき化け物が来て、俺たちみんな殺されそうになってさー!」
ショウはひたすら、いかに彼らがカッコよく自分たちを救ってくれたか、妄想8割で語る。
八雲 乾風
記憶処理いらんかったわ
GM
だって肝心なとき寝てたんだもん。
ヴェロニカ
脳裏に閃くのは、いつかどこかで夢見た光景
チェスニィや、クピド、彼らと制服も、収容のための貫頭衣も纏わず、普通の少年少女と同じオシャレをして、街を散策する光景
何も恐れることなく、ただ楽しく輝かしい日々を、皆で
八雲 乾風
「なんか、ずっとひっかかってたんだよね。チェスニィさんの言うこと。
それから……
やっと分かったんだ、ニーカが、ずっと辛そうだってこと」
ヴェロニカ
「……!」
右手が、勝手に左の下腕を掴んでいた
夏もずっと変わらぬ、長袖に覆われた、自らが刻み続けた傷跡の上を

GM
哀しきキルマークか
阿修雷
お前……なんで私の誘いを断った……
鶴ヶ島 絢子
両方の価値観立ち位置があった方が、動きやすいからさ!
阿修雷
ええいこれだからわがままなご令嬢は!

八雲 乾風
「俺に気をつかってくれなくていいからさ、無理に、ふざけてくれなくて、いいからさ」
ヴェロニカ
袖の上から、爪が突き立つほど握りしめて、顔を伏せる
鶴ヶ島 絢子
「……ニーカちゃん。
私たちは、この世界を、都合の良い嘘で覆われていたこの世界を本当の姿に戻したい」
ミノリ
「きっと最初は穏やかな世界のために。互いに相争わないために。弱い者のために。本当に、そうだったんだろう。
でも。
きっと、そろそろ次の途を探せる」
鶴ヶ島 絢子
「そのために」
ヴェロニカ
「そのために……」

鶴ヶ島 絢子
これ、ニーカは感情爆発させて戦闘しても許される?
GM
いいんじゃない?
曇り空は晴らしておかなくちゃ
赤嶺 アンリ
いいと思う
GM
ちゃんとしたバトルでも演出バトルでもいいけど
ヴェロニカ
まぁ、鶴ヶ島がいる時点でニーカは絶対に勝てないので
ヴェロニカ
相性は特大級に最悪
ミノリ
演出バトルの方が自由にやりやすい気はしますね
ヴェロニカ
ですなですな
八雲 乾風
演出で!

ヴェロニカ
「世界を、一度壊す?」
鶴ヶ島 絢子
「そう。壊す」
ミノリ
「そうだ」
赤い剣を、自らの傍らに突き立てた。
八雲 乾風
「……」
(壊すの?)
ヴェロニカ
「……そっか……」
呟き、顔を上げる
「そうしたら、もう、みんな普通の暮らしを我慢して隠れたり、誰も知らないところで傷ついて、死んだりしなくて良くなる?」
結雲 悠
「そうだよ! だから……」
ヴェロニカ
「そっか……」
呟き
「……今度は、そういう筋書きなんだね」
目を開く
八雲 乾風
「ニーカ……!」

ヴェロニカ
ごめん、アンリさん演出でぶっ飛ばしていい?w
赤嶺 アンリ
いいですよw
ヴェロニカ
ありがとうw

ミノリ
ふと、嫌な予感。剣の柄に一瞬で手を伸ばしたのは、判断ではなく、反応の速度だった。
“ジンノーシェ”はきっと、それより速かっただろう。
ヴェロニカ
八雲が、安堵の息と声で名を呼んだ直後
一人の豪風が、少年のすぐ脇を突き抜けた
そして、赤嶺の体が宙へと舞っていた
結雲 悠
「アンリさん!」
ヴェロニカ
打ち込まれたのは、彼女の頭の脇に垂れるひとふさの髪から編み上げられた金の拳

結雲 悠
あれ、初めて名前呼んだかも。
赤嶺 アンリ
なんと、そうでしたっけ
八雲 乾風
通称おっさん
結雲 悠
いつも「おっさん」とかだったような?
そもそも名前ちゃんと覚えてなかったり。
赤嶺 アンリ
ああー、確かに。
ちょっと感慨深い(吹っ飛ばされつつ)
GM
すっごい最初の頃にもしかしたら「赤嶺……さん」くらいの呼び方はしていたかも知れない? が中のヒトの記憶にない。
赤嶺 アンリ
あったとしてもかなり初期っぽい。

八雲 乾風
「ニーカ! 何やって!」
赤嶺 アンリ
「がっ……!」
一瞬。避ける余裕も、受け止める余裕も、なんならおどける余裕すらなかった。
ヴェロニカ
ついで引きしぼられるもう一方の房が拳を編み上げる
狙うのは、同じ色の髪の少年
結雲 悠
「!」
赤嶺 アンリ
これが、──“金色の獣”の速度。
結雲 悠
身構える。しかし間に合わない!
鶴ヶ島 絢子
「A」
静かに呟く
打ち出される拳の前に、瞬時に現れる影が、悠の代わりに拳に打ち砕かれた
八雲 乾風
「ショウ! 離れてて!」
GM
「うわー! なんでいきなり!?」
言いながら素直に逃げ出しつつ観戦。
八雲 乾風
「やめろニーカ!」
ヴェロニカ
「耳障りのいい言葉で、囁いて、狙うのは世界の崩壊。
破壊者にして、破戒者、FH
そして、それに与する者」
八雲 乾風
「くっそ聞いてない……古賀さん、古賀さん」電話をかける
GM
電話は無情にも、通信状況の悪さを伝えるのみだ。

八雲 乾風
これで支部長の電話が転送されてイケメンにつながったり
GM
あー、そのほうがいい?
八雲 乾風
合流の仕方何かあればそっちにしたがいまっす
赤嶺 アンリ
とはいえこの戦いには冷静なイケメンいない方がイイ想いのぶつけ合いになりそうなので、なんとかなってから合流かな?
八雲 乾風
ですなですな
GM
じゃあ、今電話は繋がらないけど、気になったイケメンがコールバックしてくれる感じで。

GM
電話は自動的に転送される。
UGNを守る最後の砦たる者へ。
八雲 乾風
「くっそ、留守電でもいいから……八雲です、ニーカが、ニーカを止めないと。聞いてたら銀行に来てください! お願いします!」
ミノリ
「ニーカ。聞くつもりは……、ないのか。それとも、聞けないか」
赤い剣を一瞬で構え、ステップ。言葉と同時に、ニーカの懐へと飛び込む。
ヴェロニカ
飛び込むミノリの切先が、金色の獣に迫った瞬間、その両脇から、質量を無視して溢れる髪から生み出された巨大な手のひらが、虫を潰すようにその身を捉える
たちまち金の糸玉に捉われた形となったミノリの前で、さらに溢れる髪が、小柄な少女の体を覆ってゆく
ミノリ
「ぐっ……! ニーカ! 聞け!」
咄嗟に剣を引き、無理矢理に急制動をかけ、髪を切り開いて退避する。剣は、少女に届かない。
ヴェロニカ
腰を、腹を、胸を覆い
八雲 乾風
電話を切る
ヴェロニカ
「その企てに与するとい“う“な“ら“」
徐々に言葉は野太く濁り、
結雲 悠
「うわぁぁぁっ! やめて、アナジ達は関係ないよ!」
八雲 乾風
「ニーカ、やめろって!」剛腕と化した糸玉に縋りつき
ヴェロニカ
『ここで、捻り潰してやる!』
いつしか、その巨大な両腕に捉われていたミノリの眼前で、獣が獰猛な牙を剥き出し、吠えた
結雲 悠
「……!」
その迫力に声も出ない。

赤嶺 アンリ
アンリどのへんで復活しようかな
ニーカちゃんがフルパワーニーカちゃんになりおわったくらい?
結雲 悠
誰かが吹っ飛ばされたらそれをキャッチするとか
赤嶺 アンリ
あ、それはいいですな

ヴェロニカ
『アナジ! 邪魔をするな!』
振り払う
UGN……私は、世界を守る!』
八雲払いのけ、片腕で掴み上げたミノリの体を振り上げ
八雲 乾風
「くそっ、違う、みんな敵じゃない!」振り払われても何度でもその足にしがみつく
結雲 悠
「ニーカ、話を聞いてよ!」
ミノリ
「ぐっ……!」
ヴェロニカ
『―――――!』
潰れろ、という濁り切ったその言葉は、獣のばお、という咆哮にも聞こえ
それと共に、ミノリの小柄な体を、廃墟の壁へと投じる
打ち出されるその瞬間、小規模な水蒸気爆発を引き起こすほどの勢いで
結雲 悠
「ミノリ!」
ミノリ
硬い壁めがけて投じられながら、剣を── 手放さない。
ヴェロニカ
アンリさん、お願い!
結雲 悠
いますごーく、トス! って聞こえた
赤嶺 アンリ
その瞬間。
少女の身体が壁に激突する直前に、壁が盛大に崩壊した。
誰かが先んじて壁を破壊したらしい。
八雲 乾風
「やめてくれよニーカ……くそっ……俺は、俺はニーカにもう二度と友達を殺させない!」
結雲 悠
「友達になれたと思ったのに!」
ヴェロニカ
『世界を……世界を壊す者は、絶対に許さない』
掛けられる声を掻き消すように、獣がうなり、吠える
『“私たちが守ってきた“この世界を!』
結雲 悠
銃口がスライドして現われる。髪の毛に血の色が混ざる。
赤嶺 アンリ
「あーもう、なんで俺が一番先にぶっとばされんさ」
ミノリ
少女は崩壊する壁のあいまで一度ターンし、ついでにその誰かの肩を蹴って姿勢を戻す。
赤嶺 アンリ
「あっが」
ミノリ
「助かった」振り向きもせずに言葉を落とし、少女は前を向く。
鶴ヶ島 絢子
「やっぱ、こうなるか。
みんな、打撃は私の従者がなんとかする。けど、つかみだけは気をつけて!」
赤嶺 アンリ
「ああ、任せたんさ、鶴ヶ島!」
土煙に少し咳き込みながら、前へ飛び出す。
ミノリ
「そうだな。世界の変革ファーストステップ、まずは…… 少し荒っぽい説得!」
八雲 乾風
巨大なコーラ瓶を生成
「悠くん、合図したらこれを撃って!」
結雲 悠
「えっ?」
絶望的な表情をしていた少年は、声をかけられ一瞬あっけにとられる。
ヴェロニカ
『ファルス=ハぁァァァァァァツ!』
猛烈な勢いで、アンリに突進する獣
赤嶺 アンリ
「ってまた俺ー!」
結雲 悠
銃口を上げ、迫る獣に引き金を引きたい衝動と戦う。
鶴ヶ島 絢子
アンリの前に、影の従者が3体、立ち上がる
八雲 乾風
「みんなやめろぉぉぉ!
今!」
結雲 悠
「はいっ!」
コーラ瓶を弾丸が撃ち抜く。
八雲 乾風
その射線を全てメントスに変換
結雲 悠
「えっ」
八雲 乾風
コーラ瓶が大爆発
GM
茶色の泡が盛大に吹き上がった。
八雲 乾風
視界の全てを泡に
ついでに全員を押し流す
ヴェロニカ
『ぐお……!』
至近距離で炸裂する褐色の液体に、まともに獣が巻き込まれる
赤嶺 アンリ
「ぶわっ」
結雲 悠
「わぁっ!」
ミノリ
「頭を冷やせ、ニーカ!」
赤嶺 アンリ
「んにょわぁあああ!?」
八雲 乾風
※ショウもごめんね
GM
「わぁぁぁぁぁぁ!?」
思い切り範囲内にいたショウがなんだか嬉しそうな顔をしながら泡に埋もれていった。
八雲 乾風
全員コーラでべったべた
ヴェロニカ
押し流され、皆を分つ形で距離を空けたその向こうで、衝撃に獣の姿の殻を砕かれた少女が立ち上がる
「くっ……」
ミノリ
「……ニーカ」
ヴェロニカ
「まだだ……!」
衝撃に、破れ散った袖から覗く、並ぶ傷跡の腕を振り払い
八雲 乾風
その手を掴む
ヴェロニカ
「アナジ……!」
いつの間にか接近されていた彼に腕を掴まれ、その名を呼ぶ
八雲 乾風
そのまま彼女を引き寄せて抱きしめる
ヴェロニカ
「……!」
赤嶺 アンリ
いいぞいいぞ
鶴ヶ島 絢子
あらまぁ
ヴェロニカ
「アナジ、離して!
連中を殺さないと―――」
八雲 乾風
「……やだよ、俺、またみんなで映画みたいもん」
ヴェロニカ
「そんなのは、ただのまやかしなんだよ!」
八雲 乾風
「いーじゃん、俺達の世界ってそうだったんだろ?」
ヴェロニカ
「違う!」
八雲 乾風
「ニーカが守ってくれた世界じゃん」
ヴェロニカ
抱きすくめられたままで、首を振る
「違う違う違う!
守らないといけないんだ!
世界を!」
八雲 乾風
「うん、守ろう。一緒に」
ヴェロニカ
「……!
…………」

GM
八雲君がヒーローしててニーカがヒロインしている貴重なイイシーンだ……!
ミノリ
あ~~~これは 本シリーズ最初の主人公!
すごく原点を感じる会話にして、少年少女の物語を感じるシーン!
ミノリ
穏やかな世界を否定せずに被せてくるところも、本当にいい会話 好き

八雲 乾風
「俺達で、守ろう。
……今度こそ」
ヴェロニカ
「違うんだよ……守らなきゃいけないのは……」
八雲 乾風
「これ以上、傷が増えないように。
今度こそ、ニーカが傷つかないように。
守らなきゃいけないのは、ニーカもだよ」
ヴェロニカ
「……」
優しく掴まれた腕の傷が、疼く
「ダメ、だよ。
だって……そのために、みんな……
命を……私が……みんなを……」
八雲 乾風
「みんなはニーカに託したんだろ」
ヴェロニカ
殺して来た、という言葉を遮られる
「だって……
そうしなきゃ、みんな、何のために……
私、何のために……」
八雲 乾風
「今度はさ。
ニーカが決めたらいいじゃん」
ヴェロニカ
硬く閉じた瞼の隙間から、幾つもの透明な雫が溢れる
八雲 乾風
「誰かのためじゃなくて、ニーカのために」
ヴェロニカ
「私のため……」
ミノリ
「……」赤い剣を引きずり、少女はじっと彼女達を見つめている。

「八雲……」
その薄い唇から、横に居た男くらいにしか聞こえない声量で、ほろりと呟きが落ちた。
八雲 乾風
「俺はニーカを信じるから」
ヴェロニカ
「私、そのために生きても、いいのかな……?」
八雲 乾風
「あたりまえじゃん。
それだけでいいから、それだけは俺を信じてよ」
ヴェロニカ
「……アナジ……」
いつしか、体から力は抜けて
少年の胸に押し当てた顔で、少女は嗚咽する
「痛いよ……傷が……。傷がね……ずっと。
痛かったんだよ……」
八雲 乾風
「ごめん。ずっと気づかなくて……ずっと、ニーカに頼ってて。
痛かったよな」
ヴェロニカ
戦いのためか、幾つも並んだ傷から、いく筋かの血が流れていた
「うん……うん……」

『泣いていいよ』が流れる。
GM
いつものエンディングテーマだと明るすぎなんでー
赤嶺 アンリ
久しぶりにちゃんとした所でちゃんと使われた気がする>泣いていいよ
GM
そうねw
元々こういうシーン用だったんだからね!!
『泣いていいよ』は、すっかりBBTで燐君が一人になりたいって泣いてるときに流れているイメージがついてしまった!

ヴェロニカ
「痛かった……すごく、痛かったんだよ……」
八雲 乾風
そっと傷に手を当てる
ヴェロニカ
その優しい手に、視線を落とす
八雲 乾風
「……もう、1人で傷なんかつけさせない」
ヴェロニカ
「……!」
人形のよう、と言われたその顔がくしゃりと歪み、顎と鼻には皺が寄って
曲げられた唇を震わせて、少女はくぐもった声で、嗚咽を漏らし
やがて、それは大きな鳴き声となって、廃墟に響いた
GM
「あっ、八雲ニーカちゃん泣かすんじゃねーよ!」
なんていう声が聞こえたとか何とか。
八雲 乾風
声が小さくなったころ
「……なんか、久しぶりだよな。
ニーカにコーラぶっかけられたの、達成感っていうか……いつもよけられてるから」
ヴェロニカ
「……
今……回、ぶっかけ、たの、アナジやし……」
言って、少女はまだ引き攣った声と顔で、それでも微笑んだのだ
八雲 乾風
「……うん!」
いつものエンディングテーマ『Brandnew Way』が流れる。

GM
二人がかりだったから……
赤嶺 アンリ
かわいいシーンだ
例えすべてが詳らかになっても、くだらないことで騒ぎ合える友達がいればそこに日常は戻るのだ ってことかもしれない>かわいいシーン
おしまい
GM
本日ここまで!!
ヴェロニカ
お疲れ様でした!
八雲 乾風
お疲れ様でした!
GM
いいシーンをありがとうございました。
赤嶺 アンリ
お疲れ様でした! 旋風過ぎて地固まる!!
これは本当にいいシーン 好き
総集編である今回で第一話を彷彿とさせる世界がここにあるのいいと思うんですよ
ヴェロニカ
大人の男性だから、という理由だけでただぶっ飛ばしてすまんかった>アンリさん
赤嶺 アンリ
いいんですよ ニーカちゃんにとっては一番遠慮なくぶっ飛ばせる所だと思うしアンリ
八雲 乾風
くくく、今のUGNにこの規模のコーラ惨事を片付けてカヴァーストーリーを練り上げる余力は残っていまい
ひどいなぁ
赤嶺 アンリ
これはひどい
<春日恭二が言ってた通り、地味に不快感の高い攻撃なんさこれ
ヴェロニカ
コカ・コーラ社によるコーラテロというかバーストーリー
ガス爆発ですよじゃ片付かなくなっちゃった
八雲 乾風
コーラタンク車がガスボンベにつっこんだくらいの荒唐無稽ストーリーが必要
GM
これさー、阿修雷のこと話したらまた何か起こるの?
ヴェロニカ
またブチ切れるニーカ
GM
それを煽る阿修雷。
蕨 洋美
「ちょいと! この暴れ牛なんとかおし! お前も煽るんじゃないよ!」
赤嶺 アンリ
なぜか勢い余ってまたアンリが吹っ飛ばされそう(吹っ飛ばされ枠)
蕨 洋美
氷で弾いた拳がアンリさんを直撃
結雲 悠
また半泣きになってる悠。
怖いから絶対悠の口から言えない。
阿修雷
「こんにちは、FHコードウェル派第四使徒工作員でN市襲撃の首謀者にしてS市UGN施設の破壊とチルドレンの誘拐に携わったオーヴァードです」
赤嶺 アンリ
<これはひどいんさ~~~~
蕨 洋美
言い掛けたアシュレイの頭にげんこつ落とす
「これ以上ややこしくするんじゃないよ」
結雲 悠
ものすごい安心感……!
赤嶺 アンリ
これが大人の安心感
赤嶺 アンリ
そもそも“使徒”の仕事蹴って飛び出してきた酔っ払いがなんのトラブルも持ち込まないはずはないけど、たぶんそれは第三話!
結雲 悠
そうだな!!
阿修雷
向う脛に傷のありまくるひと!
赤嶺 アンリ
アンリの場合、酔っ払って階段にぶつけたみたいだと思ってしまった>向う脛に傷
結雲 悠
今回1シーン扱いにして侵蝕上げりゃ良かった。
八雲 乾風
確かに!
GM
今回正式なバトルないからぜんっぜん増えないんだもの。
赤嶺 アンリ
確かに。今回のバトルも演出だったし。
まあ少ない分にはあとでジェネシフトすれば
GM
ラストバトルくらいはある……はず!
鶴ヶ島 絢子
火力は足りなくても守りはできるから任せてよ!
赤嶺 アンリ
火力は…… 頑張る!
とはいえ低すぎると火力出せないから頑張ってジェネシフトしないと
GM
というわけで事後侵蝕宜しくね!!
赤嶺 アンリ
1d10 はーい (1D10) > 5
[ 赤嶺 アンリ ] 侵蝕率 : 58 → 63
鶴ヶ島 絢子
1d10 (1D10) > 5
[ 鶴ヶ島 絢子 ] 侵蝕率 : 65 → 70
八雲 乾風
1d10 (1D10) > 6
[ 八雲 乾風 ] 侵蝕率 : 58 → 64
GM
今回GMが一番喋ってないんじゃなかろうか。
赤嶺 アンリ
立場的にはわりとキーパーソンでしたし悠くん
結雲 悠
おろおろしてただけだけどねー


ひとこと
GM
現われるのは自らの心を削り、同胞を殺し、平和を守ってきた紅き獣。
彼女はファルスハーツを許しはしない。
その爪がアンリと悠を引き裂くかと思われたその時、少年は彼の全てを投げかける。

第一話メンバーの心のぶつけ合いという激アツなシーンいただきました。
GMなんか要らんかったんやー!


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本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。