これは、VOIDのHO3とHO4による
やさしい朝をくださいねです。
両方のネタバレがあります。
十分ご注意ください。

二日目

本編見る!
KP
あなたはパイの中に入っていたカプセルを開けて中身を取り出した。
中には紙が入っており、それにはこう書いてある。

今までの人生で後悔していることは?

「今までで後悔してることは、だってさー」
人ではない自分が居るので意図的に人生という言葉を省略する。
「後悔ねえ、後悔……」
そりゃまあ、色々ある。ただ、それらがなければ今のわたしはないわけだし、後悔と呼べば怒られてしまいそうな予感も、ある。
「……相棒はどう? わたしに話していいって思えるレベルの奴、ある?」
キョウのこととかこころちゃんのこととか、子供たちのこととか、後悔って呼んだら本人たちからめっちゃ怒られるイメージあるんですよね……
KP
新手の地雷チェック方法ですね
本人たちはめちゃ怒りそう分かるんですよね……
田尾 麗
「そうだな……俺は後悔ばかりだったからな。」
「あはは、色々あったし、歳を重ねるとどうしてもって感じかなあ。『後悔ばかりの人生だ』って歌う曲もあるくらいだしね」
後悔にしてくれるな! って怒る子も居そうだし、自分の決めた行動をお前に背負われる謂れはない、みたいな言い方する人も居そう
KP
分かりみが深い
田尾 麗
「あまりにもありすぎて一番なんて言われてもあんまりぴんと来ないんだよな。」
心ちゃんの失踪、元相棒との別れ、警察組織への反逆そのどれもなにかしらの順序を付けることはできないくらいの出来事だった。
「この書き方なら一番の奴じゃなくても良いんじゃないかなあ~?」
「笑える奴でも良いし、笑えないやつでも良いしさ。この相棒がどーんと聞いちゃうよ?」
田尾 麗
「……そうだな。」
本来、人間ならばすぐに出てくるものなのかもしれない。
自分は感情に疎い自覚はあったが、そういったことに慣れてしまったのだろうか。
「強いて言うのなら……」
「自分の力不足……かな。」
「……そっか」
力不足。それにつまづいた経験は、ほとんどが失われてしまったわたしの記憶の中にも、ある。だから、理解とまでは言わなくとも……共感くらいはできているはずだ。
田尾 麗
「心ちゃんのことも、恭雅のことも、ドロ課やアンドロイドのことも、以前の俺たちがしっかり調べられていたら、俺がもっと知識や力があったら違うやりようもあったのかもしれない。」
「でもそんなことを考えるのも、みんなに失礼なんじゃないかとか思ったりもしてね。」
自嘲気味に笑い、手元でフォークを遊ばせながらつぶやく。
「わかるよ、相棒。揃いも揃って、後悔にしちゃったらすっごい怒ってきそうなヒト達だもんねえ」
先ほどまで考えていたことがするりと口を流れていく。
田尾 麗
春の言葉に彼らを思い出す。
きっと後悔として思い出されることを彼らは望んでいないだろう。
「だから俺はできるだけ後悔しないように生きていこうと、思ってる。」
「ああ、でももう少し身長は伸びてほしかったかな。」
「あははは、学生時代に不摂生でもしちゃった?」
田尾 麗
「成長期がこなかったんだよ。」
「ワオ。じゃあお揃いだ」
わたしも成長期は永遠にこないし~と大げさに肩をすくめる
田尾 麗
「お揃いか。それも悪くないかもな。」
軽くなれ
KP
最後にあんまり重くなりすぎない話題を放り込んで空気を一生懸命軽くしようとした男の図
ふふふふwwww 意を汲んであんまり触れずに軽い感じで返してる女
これ以上身長離れてたらまた職質の可能性がね、上がっちゃうしね……(
KP
サードシーズン始まっちゃう

田尾 麗
「……春は何かあるか?」
「んー……同じ感じで怒られちゃいそうだから迂闊に後悔と呼べないってのはあるんだけどー……」
「あえて言うなら、この点に関しては相棒と真逆かも。後悔にできないのが後悔、って言えばいいかな」
「……個人の名誉を守るために名前は伏せるけど、前に力不足云々でお話した子が居てさ。その時は『能力の不足を責めてもみんなが苦しいだけ』、みたいな言葉で返したんだけど」
「でもそれって、完全に割り切った考え方なんだよね。過去は変えられないから、参考にする以外の活かしようはない、っていう」
くるりと行儀悪くフォークを回す。
「欲張るって決めたわたしはまだ、『あの時こうできていたなら』って言う欲張り方が出来てないんだ。その辺がちょっとなあー、まだまだだなって」
田尾 麗
「そうか……」
少しだけ安堵したような色を感じるかもしれない。
「そうだよな、欲張るって言ってたもんな。」
「そうだよー、じゃんじゃん欲張っちゃう!」
びしっと回していたフォークを止めて相棒を指す
「だから今なーにをほっとしてたのかも気になるな~?」
田尾 麗
「……なんのことかな」
おもむろにはぐらかす。
「あ、ごまかした」
不満げにちょっと頬を膨らませて、パイを一口ぱくり
変化
なおスパイ時代だとこの辺絶対に踏み込まなかったので、本人も気づいてないうちに成長はしてる
KP
にっこりしちゃいますね
中の人:つっこんでいいのよ、バレたことへの一旦のポーズだから
ふふふwwwww

おいしいかしら!
KP
噛めば、焼きたてのパイ生地が音を立ててほどけるように口内へ広がっていく。
その層の間に挟まれたアーモンドクリームが、滑らかに舌の上を滑りながらナッツの香ばしさを伝えていく。
つまり、おいしい!!
いえあ!!!
「あ、おいしい。結構上品だけど……」
「……うん、もし生身だったら絶対カロリー気になっちゃう贅沢な味だねこれは……!」
パイ生地は基本的にとってもカロリーが高いのだ。というかさっきからバターをたっぷり使ったような品目ばかり出てきてるので相当なエネルギーを摂取していることになるだろう。
田尾 麗
「俺のも食べるか?」
自然とそう口に出していたが、
ついでにさっきの追及をはぐらかそうとか言ってから少し思ったり
「……相棒、前から思ってたんだけどわたしのことを食いしん坊だと思ってない……?」
田尾 麗
「そういうことはない。……癖、みたいなものかな。」
「んもー、生身の子にあんまりそういうことするとぶくぶく太っちゃうんだからね! ……その子がそうなってなかったなら絶対裏ですごい努力してたんだろうし」
「それにわたしは相棒と一緒に食べるのが好きで食べてるの。本来は別に食べなくてもいーんだし」
ここで返答もらったらもっかい突っ込んでみようかな~
KP
にっこり
田尾 麗
「……そうか。それじゃあこれはいただこうか。」
そういえばそんなことも言っていたなと思いだしながらパイを口に運ぶ。
「それで結局、さっき何ごまかしたの? 別に安心されるようなこと言った覚えないんだけどなー」
田尾 麗
「……忘れてなかったか。」
「えっへん。こう見えてハイスペックですから」
田尾 麗
「……ないとは思うが」
と前置きを一つしたうえで
「……俺に拾われたこと、とか言われたらどうしようかと思っただけだ。」
「………………」
明らかに冷え込んだ視線を向けて数秒の沈黙。そのあと、大きくため息を吐いた。
「そんなとこまで似なくてもいいでしょうに」
そんなことを言うなら、こちらだって不安は抱えているのだ。わたしを拾ったことを後悔しないかどうか。
…………というか、一度直球で伝えておいたはずなんだけど。
田尾 麗
「だからないとは思うと言っただろ。」
「それでも……多少は不安になるんだよ。」
気になる
KP
自己肯定感の低さというか自分自身の優先順位の低さがね
ふふふ どうしても思っちゃうのはあるよねー
KP
ふとした拍子とかにどうしてもね、みたいなことありますからね

田尾 麗
「……俺も春のこと、大事だと思ってるからな。」
ん゛っとまたむせかけるが、二度目なのでさすがにどうにか〈回避〉する。
「ふ、不意打ちは卑怯ですよ相棒っ!!」
田尾 麗
「言葉にしないと伝わらないんだろう? 欲張りさんにはちゃんと言っておかないとな。」
KP
そういう田尾の表情は少しだけ楽しそうかもしれない。
「過去の言動がわたしを追い詰めている……だと……!?」
慄然とした様子で肩を震わせる。この相棒、薄々感じてはいたものの実にいい性格をしている。いつもの感情なんて枯れ切っていますといった表情はいったいなんなのか。
人たらし
KP
感情の死滅であれだっただけでもともと人たらしの才はあったのかもしれない。
ひとたらしにからめとられた心ちゃんだったかぁ~~~
KP
でもそんなに交友関係広いわけじゃない、むしろ狭いから発揮される機会少なかったんじゃないかなとも思うのだった
KP
主に心ちゃんが浴びてた可能性は大いにありそう
交友関係が狭い分、事前情報がなくて不意打ちのように襲い掛かってくるひとたらし……!
絶対「好きだよ(妹として)」みたいな残酷なことしてたでしょ……!
KP
やってそう。
心ちゃん、たぶん違う意味合いだと分かっていてもなお大変だったと思いますね。
女の子を泣かせるな
こころちゃんの男性観を破壊していく田尾さん

「じゃあ欲張りついでに言わせてもらうと、さすがにあんな約束したんだからそこは信じてほしいなー」
いなくならないと、ずっと一緒に居ると言ったのだ。拾われて後悔してるくらいならそんな約束するはずないし。
「…………わたしだって、相棒のことは大切ですし」
春にしては珍しく、呟くように言葉を放つ。
田尾 麗
少し面食らった表情をした後、微笑む。
「ああ、信じるよ。俺が信じた相棒が言うんだから。」
KP
その表情は今まで見たことのないほど穏やかだったかもしれない。
「…………ん」
どうしてか、その顔を真正面から見ていられずにふいと視線を逸らす。
口からこぼれたのも消え入るような、かすかな1音だけ。
嬉しかった。嬉しい、それは間違いない。
ただ、なんでだろう、なんだかとても落ち着かない。
せわしなく体が左右に揺れながら、未だに名前を付けられない感情がじわりと広がる。
…………少なくとも、嫌な感覚ではない。
落ち着かないけど、今はそれで良いと、なんとなくそう思った。
「そ、それよりっ、そっちのカプセルには何が入ってたの?」
そわそわしながら話を逸らしましょう
KP
そう言えば、田尾は取り出して横にどけていたカプセルに目を向ける。
田尾 麗
「そういえばこっちにも入ってたんだったな。」
カプセルを開けて中身を確認する。
KP
中には同様に紙が入っており、こう書かれている。

自分がこの世に生まれてきた意味は?

「ワオ、哲学的」
田尾 麗
「スケールが大きすぎてまたちょっと面倒くさい内容だな。」
「はっはっは、わたし……というかVOIDなら明確なんだけどねー」
「『人の役に立つため』。大なり小なり製造目的は違っても根幹はそこだろーしね」
田尾 麗
「まあ、VOIDだからな。」
「……春個人としても同じか?」
赤星さんを羨ましいと言った春のことをふと思い出す。
「そだねえ、『生まれた意味』はそうだと思うよ。人の役に立って、人を愛して」
人差し指を立てて、言葉と共に軽く振る。
「でも『生きる意味』とか、……あー……」
ちょっと言葉を濁して
「……ちょっと語弊生みそうで怖いけど、『死ぬ意味』は別にあってもいいんじゃないかなーとは思ってる」
田尾 麗
「『死ぬ意味』か。」
「赤星さんだって結城さんを庇うために作られたわけじゃなかったでしょ?」
田尾 麗
「そうだな。」
むしろ目的としては……と考えて止めた
「そういう、なんて言えばいいかなあ。いのちの使い道……というか、そのためならば躊躇なくいのちを天秤にかけられる、というか」
「いのちという一種のワイルドカードを、何の目的になら悔いなくベットできるか……っていう『いのちのこたえ』を持つのは、正直ちょっと憧れるかな」
田尾 麗
「すごく大きな決断だし、その人の見つけた答えなんだ。誰にも否定できないことだろうしね。」
「そんな答えを見つけられたらいいなとは、思うかな。」
「ねー。言ってしまえば完全にエゴだし、すっごい自分勝手なことなんだろうけど」
遠くを見る瞳に、過ぎ去っていった人物の影が浮かんでは消える。
彼らは皆、最後の最後まで悲壮な顔を見せずに、去っていった。
「……でも、だからこそ究極の自己肯定なんだろうなって思うよ」
田尾 麗
「ああ、そうだな。」
「……あ、でも実際にそういうことする気はないし、相棒がするのも許さないからね!」
一緒に居るという約束と、その憧憬は決して相容れることはない。
だからこそ、憧憬は憧憬のままに。そうしておくのが、きっと一番いいことなのだから。
おもいで
KP
ヴッ………………
自己破滅を含んだ願望は想うだけならいいけど実行はゆるしませーん!
そういう自己犠牲はもうおなかいっぱいでーす!
KP
それはそうなんですよ……

田尾 麗
「分かってるよ。約束したからな。」
「……ん! ならよろしー」胸を張ってなぜか偉そうに頷きを返す
「あー、なんか思いっきり語っちゃってちょっと恥ずかしーなー。これは相棒にも同じくらいの熱量で話してもらわないとなー?」
わざとおおげさに言葉を盛りつつちらちらっとこれ見よがしに視線を送る
田尾 麗
「そんな期待されてもな……」
「人間には生まれた時点での意味なんてないと思ってるし。……その時点で決まってる意味とか俺はなんか嫌だし。」
「……VOIDの存在意義とか人間が優れてるとか、そういう話じゃないってことだけは先に言っておくぞ。」
こういう話をすると政治の話レベルで話がこじれることもあるので一言入れておく。
「おっけーおっけー、大丈夫、その辺は単に性質の違いって思ってるし」
ひらひらと手を振る
田尾 麗
「もし生まれた時点でその意味が決まっているというのなら、極論、蔑ろにされるためだけに生まれた人間もいるってことになる気がしてな。」
「なら今生きている意味は何かって考えたら、結局は『自分が何をしたいか』なんじゃないかと思う。」
「自分の生まれた意味も、生きる意味もわからないから自分で探して決めるしかないんだろうな。」
「俺の場合、そうだな……今は『VOIDにとって安心できる場所を作る』かな。」
ふんふん、といつもの笑みを浮かべて聞いていた春が、最後の言葉ににっこりと笑みを深くする
「なーんだ、じゃあやっぱりわたし達、似たもの同士でしたね」
田尾 麗
「そうだな。案外ずっと近いものなのかもしれないね。」
「結局、生まれた意味のあるなしは明確な創造主の有無ってだけですし」
「あとは自分次第、という所が一致してるならスパローの方針でもモメなさそーで安心かなあー」
田尾 麗
「それで揉めたりした暁には内部崩壊しかねないからね。」
「ふっふっふ。これでも人望ありますから、わたし」
※胡散臭いとは思われた上の話
田尾 麗
「ああ、頼りにしてるよ。」
KP
ふと、視界の端で見覚えのない色が踊った。
見れば、テーブルの中央。
何も入っていなかったはずのガラスのカップで、赤いコスモスが一輪、揺れている。
花言葉
おっとさすがにうろ覚え花言葉知識が対応できなくなってきた!((
KP
調べてもいいですし、後でこちらから出すでもいいですし、いまKPジャンプしろよでもいいんですよ!
ふふふ せっかくだから後の楽しみにしておくぜ!!!!
フリージアはね、たまたまその花をイメージにしたPCが居たので覚えてたんですよねー
KP
なるほどですね!

「あ、また同じギミックなんですねこれ」
コスモスを手に取って、立ち上がる。
「この様子だとまた次の部屋もありそうですし、行きましょう?」
手を差し伸べる
田尾 麗
「そうだな、行こうか。」
いつものように伸ばされた手を取る。
小さく、やわらかな少女の手が男の手を握る。
もう片方の手に握った花を軽く弄びながら、ドアに近づきます
KP
花を手に扉へと近づけば、かちゃり、と錠の回る音がした。
扉の向こうからは何の音も聞こえない。
お花はせっかくなのでぽっけに茎を突っ込みつつ 一緒にドアの向こうへ!
KP
花を手にして扉を二人でくぐれば、その先も、先程までとほぼ変わりのない部屋だった。
そうしてやはり、その部屋の詳細を頭に入れる前に、
―――かちゃり。
背後から、錠の回る音がした。
二枚目の扉を抜けた先の部屋も、今までの部屋とよく似ているように思えた。
白い壁、白い床。部屋の中央にはテーブルが置かれ、その上にはティーカップやポットが見える。
けれど、部屋にはそれ以外の家具はない。
ただ、殺風景な部屋の向こうに、一枚の扉だけが待っている。
ここでもまだ、絶えず、時計の秒針の音が降りそそいでくる。
見上げれば、自分たちがくぐった扉の上のアナログ時計が、二時過ぎを示していた。
うーんこの進まされてる感、と思いつつ部屋の様子を見回す。
午前二時、おおざっぱに丑三つ時か
探索可能箇所(三部屋目)
テーブル
「あらま、今度はとっても質素ですねえ」
相棒の手を引いたままテーブルに向かいまーす
田尾 麗
「本当に何なんだろうな。」
■テーブル
見慣れ始めたデザインと大きさのテーブルだろう。
その上にも、見慣れた2つのポットと2つのティーカップに砂糖やミルクピッチャーが置かれ、
更に机の中央には、空のガラスのコップが一つだけ置かれている。
けれど、その下に今までのようなメモは無い。

テーブルの両側には今まで通り椅子が二脚あるが、テーブル上には片側の一人分だけ皿が置かれ、
その皿の上に、白い封筒が一つ置かれている。
これは誤魔化すの難しそうだなあ。
ひとまずちょっとすっとぼけてみるか
「あれ、今回は食べ物はないんですねえ」
田尾 麗
「そうみたいだな。……もう書類は勘弁なんだけどな。」
白紙しか見てないため、若干辟易という感じである。
「もー、げんなりしてたら相手の思うつぼですよ、思うつぼ」
堂々と封筒から便箋を抜いてみせて(一応念のために文字のある方を自分側に向けている)、封筒を破いて形を整える
「どうせこの部屋には何もないんだし、遊んで時間つぶしてましょ。折り紙リベンジ!」
KP
頑張れー! どうぞ!
封筒はいくつかに破いて相棒分の紙も作っておきましょうね
CCB<=17 おりおりおー (1D100<=17) > 60 > 失敗
妥当な出目
折りながら読んでよ
KP
多少原形をとどめた何かが生まれたかもしれない。
封筒に封はされておらず、中を開けば、便箋が三枚入れられている。
◆テーブルの上の手紙3-1
準備は整った。
君に、全てを話そう。

僕たちは、ある神様と対抗している組織だ。
あの夜、その神様を呼ぼうとしていた集団がいて、僕らの仲間はそれを止めようとした。
―――結論から言えば、止めることに仲間たちは失敗した。
 
正確に話せば、神様はもう退散させたから既にこの世界にはいない。
でも、『神様を呼ぶことを止める』こと自体は叶わなかった。
退散の呪文が成立するまでの十数秒だけ、確かにあの神はこの世界に姿を表してしまった。
あの森林公園の、木々を突き抜けるほど巨大な姿をもって。

……もう少し、話を続けよう。

神様を退散させた後の仲間たちは、公園の近くの道路で君たちを見つけた。
気絶して横たわる君と、その隣で―――いわゆる、発狂状態にあった彼だ。
そして理解した。その状態のどちらもが、あの神の仕業だと。
全ては、君たちを守れなかった僕らの責任だ。
◆テーブルの上の手紙3-2
仲間たちが君たち二人を運んできたのが、僕がいる病院だった。
組織の研究施設でもあるこの病院で、僕は一つの研究をしていた。 

「人間を狂気に至らせた記憶を封印すれば、人間は狂気ごと忘れることができるのか」
 
出来る訳ないと思うかい? 同じことはたくさん言われてきた。
でも、人間の脳は思うより不思議と可能性でできている。
僕はそこに賭けて実験を続けてきて、だからこそ仲間たちもこの病院を選んだんだろう。
君たちを、―――狂気に落ちた彼を、救いたいと僕らは願った。

この部屋の話をしよう。君たちがいるのは、いわゆるバーチャル空間だ。
難しいことを説明する時間はないから、簡単に言ってしまえば、
君たちが意識だけで操作しているゲーム空間だと思ってくれていい。
僕たちは今、その空間の外側で君たちの脳を軽く制御していて、
そして、ここまで君たちのことを見守っている。

最後に、君に頼みたいことがある。
ううん、君に選んで欲しいことがある。

―――彼を連れてこの部屋を出るか、彼を残したこの部屋に鍵をかけるかだ。
◆テーブルの上の手紙3-3
この部屋での行動は、現実世界の君たちの脳に強く影響を与えるようにできている。
ここにいる彼は、「あの神様を見てしまった前後の記憶」と同一と思って欲しい。

君がこの部屋に彼を残し、そして鍵をかける場合。
僕らは同じようにその記憶に鍵をかける。彼が二度と思い出せないように。
僕の仮説が正しければ、現実世界での彼はその記憶と共に、そこから至った狂気をも忘却する。
それから、この部屋で君と過ごした記憶も一緒に忘れるだろう。
 
君が彼を連れてこの部屋を出る場合。
話した通り、この部屋にいる彼は狂気に至った記憶と同一だ。
あの神様を見た時の記憶を、現実世界の彼は取り戻すことになる。
そこからは彼次第だ。その記憶とそこからの狂気に、彼の精神は打ち勝つかもしれない。
その場合は、ちゃんと君と過ごしたこの夜の記憶も思い出すことができる。
けれど―――あの神に因って、彼の精神が永久に失われる可能性も十分にある。

タイムリミットは夜明けまでだ。
それ以上は、君たちの脳がこの機械との接続に耐えられない。
時間切れになった場合の彼の処置は、その時の状況でまた判断するだろう。
でも、発見した時の状態のままの彼を、そのまま社会に戻すことはできないとだけは言える。

今、君の記憶のロックを解除して、彼の記憶のロックを緩和した。
この部屋の中であれば、これまでの手紙に書いてきたことを話しても構わない。
いくら話されたところで彼は明確に思い出すことができないから、発狂することはない。
でも、きっと理解はできる。忘れていても、覚えていることはあるから。

だからどうか、二人で選んで欲しい。

この部屋で彼と過ごして、君が知った彼のために。
―――彼のための優しい朝を、どうか。
KP
手紙の最後の一文を読み終わって。

―――あなたは、思い出す。
 
そこに在ったことさえ忘れていた景色が、鮮明な色彩を纏って焼き付いていく。
聞こえていたことさえ覚えていなかった声が、鮮烈な感情を伴って響いていく。

あの月の無い夜。確かに自分たちは隣を歩いていて、いろんなことを話していた。
そうして、ある森林公園の近くを通りかかったその時だった。
聞こえた諍いの声。不審に思った自分たちは、様子を見に行こうかと話して、それから、

まず聞こえたのは、何かが軋むような巨大な音。
夜の静寂を引き裂いた音は、森林公園の中から続く。
地面が割れていくような鈍い轟音、木々の太い枝が呆気なく砕けていく悲鳴。
疑いようの無い異変に、二人してそちら側に意識を向けようと、して。
 
視界の端、木々の輪郭が大きく蠢いて、
田尾 麗
「―――春!!」
KP
思考にノイズが走る。
響いたその音が自分の名前だと気が付いたのは、身体が大きく傾いた後だった。

ひどく強い力が己の後頭部を押さえ付ける、夜の地面を映した視界がぐらつく。
アンドロイドのあなたにとってはそれは不可思議な体験だったかもしれない。
スタック壊れなくて良かった!!!!!
KP
二人分の靴が見えて、自分を抱き寄せた手のひらの熱を感じて、
本来VOIDとしては不必要なはずの呼吸という行為を必死にしようとするかのように唇が開く
仮に自分が人間であったならばそこにあるはずの心臓が穿つと表現するような嫌な感覚に無理矢理頭を上げようとして、
 
その瞬間―――システム全てを塗り潰すような悪寒が襲う。

バイオマテリアルのみならず全身の回路が焼け落ちる感覚、剥き出しになった内部機構が全て引っくり返されたような痛みと嫌気、
天地を見失う、頭部システムやスタックが握り潰されるような恐怖、最後に残ったのは指先で縋ったもう一人の体温で、
 
―――逃げ出すように、あなたは意識を放り投げる。

あなたは、思い出す。
 
ああそうだ、あの瞬間自分の意識は途絶えた。
姿こそまともに見ずとも、其処に在るだけで生命を放棄したくなるほどの絶望に。
……ならば?

ならば、自分をかばったことで、あの存在を直視したかもしれない田尾は?
 
彼は、今、どうなっている?

解錠された記憶が、手中の手紙の文字と結び付いていく。
開いた視界へ、不思議そうに自分を見やる田尾の顔が映る。
その姿の向こうの壁に、この夜を刻んで終わりに近づく時計の針が見えた。
 
SANc 1/1d6
KP
僕はね、また怒られ案件だなっておもいながらKPしてます
CCB<=62 SANチェック (1D100<=62) > 2 > 決定的成功/スペシャル
!?
KP
なん…だと…!?
覚悟、キメてますね……
[ 春 ] SAN : 62 → 61
田尾 麗
「……それ、何が書いてあった?」
KP
手紙を読み終えたあなたに、田尾が声をかける。
長い間、紙の上であれだけの文量に視線を滑らせていた自分を見ていたのだ。
白紙と言い張って誤魔化し切るには厳しいだろうことは分かる。

時計の針は、今もなお終わりゆく夜の残量を削っていく。
―――あなたは、どうするだろうか。
「…………またこういうパターンですか」
頭を押さえながらぽつりと素の口調でつぶやく。
一枚目を折りながら読み終えて、その内容の深刻さに思わず二枚目三枚目を普通に読んでしまっていた。そりゃバレる。
はあ、と思わず息を吐く。
わたし、ちょっと記憶を失ったり弄られたり、そういう目に遭いすぎじゃないかしら。
……後輩やその相棒の姿が連想的に浮かび上がり、余計に頭を抱えたくなった。ダメだ、身近に似たような体験をした相手が多すぎる。
「あー……っと。もう大丈夫だそうなので、相棒。大事なお話があります」
糸目にしていた瞼を持ち上げて、まっすぐに田尾さんの瞳を見つめる。
本気の度合いは、わかってくれるはずだ。
田尾 麗
「……分かった、聞こう。」
それを理解して受け止める。
「まず、最初に。ここは現実じゃありません」
ピン、と人差し指を立てて言う。
どう話すべきか、話しながら頭の中で順序を考える。
田尾 麗
「……俄かには信じがたいが、続けてくれ。」
信じてないわけではないがあまりにも非現実な内容に話を止めかけるが、今は話を聞くのが先決と続きを促す
「バーチャルリアリティ、いわゆるVRって知ってます?」
「フルダイブ型の登場も久しくなった今じゃあゲームとかでもよく使われてる技術なんですけど」
田尾 麗
「ああ、それはわかる。」
一時的とはいえドロ課にいたのだ、その辺の知識はあるだろう。
「なら話は早いですね。この技術はゲームや軍事分野でもよく利用されていますが、その中でも最も注目を受けた分野は……」
はあ、と重たい息をひとつ。
「……医療です。わたし達は今、“治療”を受けているのです」
田尾 麗
「治療……ってことは怪我でもしたってことか?」
「あはは、ある意味では間違ってませんね。どっちかって言うと本来は、視力のない人に『視覚』の体験を与えたり、外傷で上手く体を動かせない人に『正しい運動の感覚』を覚えさせるリハビリで使ったりするんですが……」
「今回は“精神治療”です。まだ発表されてない理論らしいのでわたしもよく理解してませんが、特定の神経に作用して精神的外傷を忘却させる、のだとか」
田尾 麗
「精神的外傷……所謂トラウマってやつか。」
「たぶん、その認識で合っているんでしょうね」
さすがに門外漢なので、すこし自信なさそうに目を伏せて。
「つまり、わたし達は―――相棒は、その元凶となった出来事の記憶を一時的にロックされています。これは取り除いた……忘却したわけではないので、ちょっとややこしいですが」
「……その上で、ここからが本題です」
「狂気に陥るほどのその記憶を、完全に忘却させてなかったことにするか」
「それとも、その記憶を抱えたまま、狂気に立ち向かうか」
「わたし達は、選択を迫られています」
KP
そう、あなたたちは「選択」を迫られているのだ。
いつかのあの時と同じように。
怒られる
相棒~~~~~~~~!! また大変なことに!!!!
KP
相棒、いなくならないとはいったけど、庇わないともいってないので
たぶん体が勝手に動いたんだと思うんですよね
先に異常を起こした以上文句言えない……! くっ!
これスパローがテロ集団認識のままだったら助けてくれなかっただろうなあ
KP
やはり名誉の回復は必要……!

「……一応、素人意見ながら補足入れておきますね」
「認知症……特にとある型のものに特有の現象の一つに、『感情の残像』と呼ばれるものがあります」
「以前嫌な思いをさせられた人物を、その記憶を忘れても嫌ったままでいる、というもの。要するに、記憶を取り出せなくても印象は残ったままになる、という現象です」
「なので、忘れる道を選んでも……現場となった場所や連想させるものに対して、恐怖や嫌な感覚を引きずる可能性は、あります」
「……相棒は、どうしたいですか?」
田尾 麗
「うーん……あんまりピンとこないね。俺は何をやったんだ?」
自分の置かれている状況は分かったが、実感がないからわからないため判断しかねるといったニュアンスで聞いてみる。
何度か口を開閉して、…………記憶を認識できない彼にも通じるであろう、一つの例を、口にする
「あの事件での、……最後に戦った機械、覚えていますよね」
田尾 麗
「……ああ、覚えてる。」
「わたしは、あれを見た時に背筋に氷柱を差し込まれたような感覚を覚えました。見た目のおぞましさや存在の異常さ以上に、直接心をやすりにかけられるような」
「………………たぶん、それと……」
「それと同類を、わたしたちは感知してしまった。わたしは直接認識する前にシャットダウンを起こして、相棒は……直視してしまった」
田尾 麗
「……なるほど。春は無事なのか?」
何があったのかというのは理解した。
いや、正確には想像できたというべきだろか。
そのうえでまず確認したかったのはその一点だろう。
む、と眉が吊り上がる。ここまで話して第一声がそれなのか、この男は。
「先も言いましたけど、わたしは直接は認識してませんから」
「……というかそこはまず自分の心配してくださいよ。どう聞いても一番危なかったの相棒だったでしょう、今の話」
同時に起きた事故
やさ朝で対神話機関っぽいのが居る世界観と直結した結果
彼らを欺いて行動していたっぽいEMCと有馬社長の格が相対的に上がり続ける……!
KP
たしかに!
春の行動範囲で活動してるってことはおそらく対神話の人たちも同じ地域で活動してるんだろうに……恐ろしい奴ら……!
KP
PCが歩けば神話機構に当たる世界線……!
探索者が量産されてそう!
おそらくこれ、違う方向からヴィキさん達も通りがかって同じ目に遭ったんだろうなあ……
KP
そんなほいほい呼ばれてたまるか! という顔をしたKP
ほいほい呼ばれてたらもう日本滅んでる!
KP
なのできっと実質ダブルデートだったんだ
実質ダブルデート! 本当の意味のダブルデートはハワイへ続く……
そうだ、伝えそびれてましたけどVOID風に描写変換してもらってるのめちゃくちゃありがたいです 好き
KP
めっちゃ時間かかってすんませんって感じですけど、たのしんでいただけていたらKPも嬉しいのです!
いえいえ! 超楽しいですありがとうございます!!

田尾 麗
「想像はできたけど、実感があんまりなくてね。」
こうして今話してるっていうのもあるのかもしれないけど、と続ける。
「もー、本来庇うはずのわたしが庇われたら色々立つ瀬ないじゃないですか。……感謝はしてますけど、むぅ」
「……実感がないのは記憶にロックかかってるからですね。実感あったらまた心にダメージ入るでしょうし」
田尾 麗
「春を庇ったのか。たしかに、それならやったとしてもおかしくはないな。」
「無茶して庇うのは本当にやっちゃダメなんですからね!?」
念押し
田尾 麗
「分かってるよ。一人にしないって約束だろ。」
まあ、どうやら結果的には約束を反故にする危機に瀕しているみたいで言葉もないのだが。
不満そうに頬を膨らませ、半目で睨みつけているものの
結局、自分が先に倒れてしまった自覚はあるのであまり強くは言えない。
「……まあ、現状は伝えられたと思います。忘れる場合はお出かけ自体全部忘れちゃうのでまたリトに蹴りだされる予感はしてますけど」
「こればっかりは、相棒が決めるしかありません。答えを決めるためにお話をするくらいはできますが、わたしが決めていいことではないでしょう」
「忘れる道を選ぶならわたしも同じようにしますから。相棒は、どうしたいですか?」
スタックを弄るのは……たぶん、得意な方だ。少々手間はかかるけれど、手動で削除することも不可能ではないだろう。
ここでの会話を忘れるのは少し惜しい気もするけれど、わたしだけが覚えていても仕方がない。
田尾 麗
「そうだな……」
「春は忘れるのと忘れられるのどっちが悲しい?」
唐突にそんな話をする。
「俺は自分が忘れるのが悲しい。俺の記憶にしか残っていない人が消えてしまうのが悲しいから。」
「だから春と過ごした今日をなくしたことも、どこかで悲しいと思うのかもしれない。」
「だけど、無理に記憶を持ち帰って春との約束を反故にするようなことになるのも悲しい。」
「ぼんやりとしか思い出せないせいなのかもしれないけどね。」
「だから少し狡いかもしれないけれど、春がどうしたいかで決めてくれたらといい思う。」
「相棒が選んだ選択なら、後悔はしないよ。」
あなたは選択しなくてはならない。
逝ってしまった人があまりにも多すぎる……
KP
これはメメタァな話ですが
最終的には春ちゃんの好きな方をお選びになってね
というやつですね。
ふふふ シナリオ的にはそりゃそうなるよなあ~~~~というのもあるし
田尾さんが実際に言いそうなのが……にくいバランス……!
KP
僕はあくまでKPCなので
こういう話したいとか、こういう方向性で考えてるとかあれば話してくれればいくらでも出しますぜ! って顔はしてるので
やったーーー!! ありがとうございます!
KP
我々に時間制限はありませんからね!
※リアルスケジュールはあるけどw
PL的にはね、春が出すであろう結論はもう想定してるのでね
ふふふwwwww
KP
おっおっ
とりあえずまずは積み重ねていこうかなーと
KP
本当にVOID組には結構マッチするなどと思いながらぶんぶんしてます。
KPアイコンをそっと変える
メジエドさまー!?
KP
ごメジェドさま
文言:私は寝坊しました。ゴメンね!
ミスの告白ー!?!?
KPは寝坊して本日開始が遅れてしまったらしい……

言葉に、詰まる。
わかる、わかってしまう。去って行ってしまった者への答えとして、追想の愛を選んだ春だからこそ、忘れた果てに子供たちを手にかけてしまった春だからこそ……忘れてしまう悲しみを、恐怖を痛いほどにわかっている。
忘れられる方が、まだマシなのだ。相手が幸せにしていてくれれば、それで満足なのだから。
「……ほんとにずるいよ、そんな言い方。肉体は無事かもしれないけど、……相棒の命だってかかってるんだよ?」
肉体のみが生命の条件であるというのであれば、わたしやヴィキちゃんは生きていないことになる。それは、受け入れられないから。
この言葉は、決して大げさなものではない。
田尾 麗
「その時はその時だろう。それに……」
「こういう時に春を信じられないようじゃ、相棒として立つ瀬がないだろう。」
ずるい
相棒~~~~~!!!!
ずるいぞずるいぞずるいぞ相棒~~~~~!!!!(暴れる)
KP
大暴れしている

それは。
それは本当に、本当に、ずるい。
へにゃりと眉が下がる。こういう時の聞かん坊っぷりは、最近なんとなく理解し始めてきた。
本気でわたしにいのちを握らせるつもりなのだ、この男は。
「…………んもう! じゃあどうなっても文句言わないでよ!?」
明るい声を感情から切り離してあげながら、内心で困り果てていた。
―――つい最近までのわたしなら、迷うことなんてなかった。
即決で忘却の道を取っていただろう。だって、相棒の命だ。命なんだ。取り返しのつかないそれとなんて天秤にかけることができるはずがない。
でも、でも。
『春が好き』って言ってくれたんだ。『大切に思っている』って、……言ってくれたんだ。
説明不可能な情動が胸の奥から湧き出てくる。
胸を締め付けられるようで、何が欠けているかもわからないのに何かを求めているような、途方もない寂寞と、焦燥がぐるぐると渦を巻いて
これを失ってしまうと大きな穴が開いてしまうような、不思議な予感が、判断を鈍らせている。
考えて、考えて、考えて―――
―――不意に、いくつもに並列して行われていた思考処理のひとつが、いっそ簡潔にすら見える答えを投げだした。
『どうせなら欲張っちゃえばいい。彼がいのちをわたしに賭けるのなら、自分のいのちもベットしよう』
水に一滴の絵具を落としたかのように、その思考は他の思考処理を染め上げていく。
そうだ、そうだ。こうなればあとはエゴのぶつかり合い。どちらを選んでも後悔が残るのなら、そういう選択は既に慣れっこでしょう?
KP
春ちゃんがどんどん目標に近づいていく…!!
この感情を、春はまだ知らない。
その選択基準を、春はまだ採択したことがないはずだった。
人はその行為を、こう呼ぶ。―――ヤケクソだ。
「あーーーーーーもう!!!! 重たい選択はもうおなかいっぱいなんですよわたしは!!!!」
爆発したように叫んで、頭を抱える。
いやに据わった目で相棒にずんずんと近づき、その手を掴んだ。
「……行きましょう、相棒。相棒が死んだらわたしも死にます。どうせ賭けるなら二人分ベットしましょう」
新しい感情に めざめた!
田尾 麗
「分かった。それじゃあ……」
「これ。―――お互い、頑張らないとな。」
KP
そう言って、彼があなたへと手を差し出す。
そこへと注いだ視線の先で―――黄色いヒヤシンスが一輪、その手の中で咲いていた。
その花ごと、包み込むようにその手を取る。
「責任も選択も賭ける代償も二人で、ですよ相棒。絶対一人にはしてやりませんから」
どこか奇妙な解放感と、どこに向けているのかもわからない怒りがじわりじわりと滲みだす。もう知らない。もう知るものか。
世界の突きつける残酷な選択に、いつもいつも悩み続けてたまるものか。
わたしは、これでいい。これがいい。
わたしは、相棒のためなら無意味に勝手に命をベットできる。
―――これが、わたしの『いのちのこたえ』だ。そういうことになった。それで、いい。
ぷんすこと怒気を全身から放出しながら、その手を引いてドアに手をかけます
KP
ドアに手をかけるとかちゃりと鍵が外れる音がする。
ノブも問題なく回るだろう。
開けますか?
ちょっと乱暴に開けます!

KP
扉を開けば、その先にもう部屋はなかった。
ただ、真っ白な空間だけが果てを知らずに続いている。
少し乱暴だが二人で一歩、踏み出した。
けれど地につくはずのつま先から―――溶けるように、感覚が消えていく。
つま先、脚、胴体。上へ上へと水に浸っていくように、順々に感覚はおぼろになって、
田尾 麗
「春、せっかくこんなに話し合ったんだ。勿体ないことはしたらダメだよ。」
KP
最後にそんな声が聞こえた気がした。
ドキドキ
田尾 麗
sCCB<=79 【SAN値チェック】 (1D100<=79) > 19 > 成功
s1d6+4 (1D6+4) > 5[5]+4 > 9

KP
音が、降る。
曖昧な感覚が、遠く、濁ったような音ばかりを聞いている。
無機質な音、ばたばたと激しい足音と、いくつもの言葉を繋いだ誰かの声。
鼓膜に届く音を引き寄せて、……意識も明瞭になっていく。
身体がひどく重いように感じた。
そこに腕や脚があることは分かる。でも指先の輪郭を思い出せないほど、肢体の感覚は鈍く、重い。
それでも感覚をひとつひとつ拾い上げて、自分自身を思い出して―――そっと、目を開いた。
どうなった……!?

KP
―――目を覚ました。
見知らぬ部屋。白い天井。
そこまではあの記憶と一緒で、けれど、視界を焼くような強い照明に目が眩む。
横たわる自分を見下ろすいくつもの機械が、無機質な電子音を絶えず降らせてくる。
周囲を見回そうとして、でも、身体がなんだかひどく重い。
せめてと視線だけを動かして、自分の体にいくつも繋がるコードの数々に気が付いたとき、
??? 
「―――おはよう。気分はどうかな」
KP
唐突に聞こえた声の方を向けば、白衣の見知らぬ男性が立っていた。
一瞬の忘我。
……普段は少しずつ組み立てていく自己の存在意義を手繰る作業すら忘れて、なんだかむかむかとした感覚が勢い任せに自己認識を確立する。
思わず一瞬、剣呑な表情をして―――思い出したように、いつもの笑みが浮かんできた。
「おはようございます。ええと……ご迷惑をおかけしました」
ぺこりと頭を下げる
??? 
「こちらこそ……色々とすまなかったね。」
KP
白衣の男は一瞬驚いた表情をするが、すぐにばつの悪そうな顔をして謝る。
「いえ、そもそも事を起こしたのはあなた方ではなかったのでしょう? それなら、何も責任はないはずです」
??? 
「それはそうなのだけど……」
「あはは、ちょっとずるい言い方ですけど」
「わたしを、助けようとしてくれた方を非難する恥知らずにはさせないでくださいな。まだお天道さまに顔を向けて生きていたいですから」
ね? と柔らかな音声を意識して出す。
??? 
「……わかった。なら、そういうことにしておこう。」
菱川 深白
「あぁ、そうだ。僕は菱川 深白(ひしかわ みしろ)という。あの手紙を書いたのも僕だ。」
「あらまあ。それはそれは、その件でも大変お世話になりました」
もう一度、頭を下げる。
「………それで……彼は、どうなりましたか?」
KP
あなたがそう問えば、彼は少し眉を寄せる。
それから、何も言わずに一つの方向を指さした。
彼の指が示した先には、ひどく大きなガラスがはめられた壁がある。
そのガラスの向こうでは、大勢の白衣の人間がひどく慌ただしい様子で動き回っている。
そうして、その白衣の隙間から―――自分よりも多くのコードに繋がれて眠る、KPCが見えた。
菱川 深白
「……今、あの時の記憶を彼へと戻している。」
「状態が落ち着くまで投与している薬が切れて……、……その結果が分かるのは、朝になると思う。」
―――機体への接続状況を確認。構造と接続位置を把握し、ぱちん、とコードを外していく。
「……ベッド、一つお返ししますね。わたしは、相棒の傍に居ますから」
菱川 深白
「ああ、それがいいだろう。その前に少しだけ検査させてもらってもいいかな?」
「VOIDといえど、長時間あんな場所にいたんだ。最低限のチェックはさせてほしい。」
「……あー………」
少し、返答に困る。…………まあ、助けてもらったわけだし、悪意のある存在じゃない、とは思うけど……。……口止めしておけばいいかな?
「……ちょーっとわたし、特殊な機体なので……色々オフレコというか、秘密にしてもらえます?」
菱川 深白
「ああ、構わない。検査結果を確認できたら、君のデータを破棄してもいい。」
「それでお願いします。申し訳ないんですけど、色々事情がありましてー……」
あはは、とごまかすように笑いながら重ねてお願いしておきましょ!
ひみつ
触れただけでハッキング能力辺りはバレたらロクなことにならない予感しかない!
KP
確かに!
たぶん菱川さんはいい人だから見逃してくれるだろう!
証拠抹消じゃなくて助けてくれる側の判断するあたり完全に善性ですよほんと

KP
菱川はあなたをメンテナンス室へと案内する。
あなたは部屋を去ることになり、眠り続ける田尾の姿は遠ざかっていく。
名残惜しそうに何度も振り返りながら、足を踏み出す。
KP
いくつかの検査を終えて、あなたは「異常無し」と診断された。
その頃にはもう早朝で、そのまま田尾の検査が終わるのを待っていた。
なにがあるかわからないということで、隣室からガラス窓越しに待つことが条件になっている。
特に反発する理由もなく、大人しくその条件を飲み込む。
……ほぼスリープ状態にあったおかげで、連続稼働時間の心配はない。夜通し起きて様子を見守っていた。
そもそもメンテがスリープ状態でやってた場合は早朝まで実質寝てた!
KP
たしかに!
KP
ふと、ガラス越しの田尾の指が動いたような気がした。
「……相棒」
つい呼びかけて、ガラス越しに覗き込む。動いた? ……動いたはずだ。
あの部屋の扉はどこだ。そこからつながる廊下は―――
推測される間取りを組み上げて、走りだそうとする。
KP
思わず廊下を抜けて、結論としてはじき出した部屋へと最短で到達する。
KP
開けてもいいし、ドア前で悩んでもいい
はっはっは 今更何を悩むことがあろうか!!!(施設の人ごめん!!)
ドアを勢いよく開け、普段は感度を抑えているセンサー類を最大限に働かせる。
相棒の動きを、熱を、呼吸を、脈拍を、取れるだけのバイタルを片っ端から拾い上げながら、駆け寄った。
KP
扉を開く。その音に応えるように、一番最初に振り返ったのは菱川だった。
意識が戻ったことに気がついて様子を見に来たのだろう。
彼が立っていた場所のすぐ近くにはベッドが見て取れて、その上には一つの人影がある。
窓の外をぼんやりと見ていたその人は、やがてゆっくりと振り返り、
田尾 麗
「―――おはよう、春」
KP
開いた窓の先の、うつくしい朝のひかりと淡い青の空を背景にして。
ベッド上の田尾は、あなただけをまっすぐに見つめて、笑う。
その言葉を受けて、駆ける速度が目に見えて落ちる。
ゆっくりとベッド横にまでおぼつかない足で近寄って、……膝からぺたりと崩れ落ちた。
「……おはようございます、相棒。心配させないでくださいよぉー……」
理不尽だと自覚のある言葉を、ベッド柵に手をかけながら言う。
田尾 麗
「心配かけてすまない。でも、ちゃんと戻ってきただろう?」
良かった!
KP
おめでとうございます。大丈夫でした!
よかったーーー!!!
KP
KPもドッキドキしながらロールしました!
ドッキドキ!

KP
少しだけ疲れたような顔をしているかもしれないが、それはあなたの知る田尾そのものだろう。
「それはそうですけど……」
どこか釈然としない表情でよろよろと立ち上がり
「……あ! 最後に言い捨てていったこと、わたし納得してませんからね!?」
何も言い返せないタイミングで言っちゃって! と頬を膨らませる
田尾 麗
「一体どれのことだろうね?」
とすっとぼけて見せる。
「あ、相棒が、相棒がグレたーーーー!!!! 悪いすっとぼけ方ばっかり覚えちゃって!!!」
わなわなと震え、やかましく騒ぐ
KP
その様子を見ながら、ベッドサイドにいた菱川は多少驚きはしたようだがVR世界でのやり取りを見ていたからだろうか、穏やかに口を開く。
外面だけは大人しいからね、外面だけは
菱川 深白
「このあと検査は必要だろうけど。見たところ何も心配いらないようだね。君たちが望んだ、朝が来たんだ。」
「僕たちがやったことは全部、おせっかいだったのかも知れないね。……僕らを裏切ってくれて、ありがとう」
KP
その後、田尾もまた検査のため別室へと連れられて行く。
しばらくして検査結果を確認してみればこちらも「異常なし」とのことだった。
菱川はというとあなたたちの退院手続きをしてくるということで席を外している。
あなたたちは二人、手続きが終わるまで病室で待機となった。
病室待機!
KP
さて、最後のPRの場ですぞ。
存分に楽しんでください!
お。じゃあ最後の方でやりたいことあるとは先に宣言しときます
KP
了解です!

「はー全く、この後リトに連絡するのが怖いねえ……」
田尾 麗
「それもそうだな……」
「心配させちゃっただろーし。連絡とったらお詫びのケーキでも買ってご機嫌取りしよっか」
田尾 麗
「そうしようか。」
どのみち俺は怒られるなぁなどと思いながら
「息抜きに出たはずなのにすごいことになっちゃったよね。なんかすごい技術も体験しちゃったし」
田尾 麗
「そうだな。こういうのにはちょっと抵抗あったけれど、使う人次第なのかなとも改めて思ったよ。」
「一般にもうまいこと流通したらすごいことになりそうだよね。ちょっと楽しみかも」
座ったままぶらぶらと足を揺らして、ちょっと言いよどんだあとに、こんなことを言い始める
「あのー、……あのさ、相棒。えっと、色々話したこと、覚えてるんだよね?」
田尾 麗
「そうだな。紅茶を思いっきり誤飲したこととか。」
当たり障りのなさそうなところをピックアップして証明する。
「そこは忘れていいんだってばっ」
なんかちょっと意地悪になってきてない!? なんて騒ぎつつ
KP
ワイ「あたり障りありすぎや」
ほんとそれ
「……あーもう、そういうのは置いといてね」
「正直、嬉しかったよ。命を預けてもらえて」
「そりゃずるいとか色々言ったけど……相棒としての信頼なら、わたしも応えたいし」
たくらみ
ちょっと最後に一方的に言い放っていきたいことあるので、後で呼びに来てもらうタイミング依頼してもいいですか!!
KP
おっおっいいですよ!
ヤッター! ありがとうございます!!! よーしそこまでの導線を積み上げていくぞ……

「……文句もそれなりにあるけどね?」
じっと目を見つめてくる
田尾 麗
「うん、それはひしひしと感じてる。」
茶化すような言葉ではなく、そのまま事実として受け止める。
「だけどまあ、うん。今色々いってもしょーがないし、相棒も疲れてるだろーしだから、ひとつだけ―――」
ここで呼びに来ていただけると助かりますー! ドアノック形式で!
積み上げるといったな 直で行けることに気づいた
KP
やっちゃえやっちゃえー!
KP
その時、あなたたちのいる病室にノックの音が響く。
あ、と声をあげる。なんて間の悪さ……と思ったけど、逆に都合はいいかもしれない。
はーいと声を上げて、ドアに手をかけて……振り向く。
「わたしに命をかける覚悟決めさせたんだから、しっかり責任は取ってね?」
べ、と舌を出して、囁くように言い放ち
有無を言わせる暇もなく、ドアを開けた。
田尾 麗
走り去っていく春の発言に驚きの表情を見せながらも、笑みをこぼす。
「そのつもりがなければ、最後まで付き合うなんて言わないさ。」
かわいい
KP
んがわいいぃ~~~~
こんな感じで!!!!
KP
了解しました~
いやぁよいですね
ふふふ 距離は確実に近づきましたね
KP
ですねぇ!
そうだ、春ちゃんはこのまま走り去っていく感じでいいですかね?
そうですね、春もちょっと恥ずかしいので去っていきます ちょっと距離離れたら振り返る感じで
KP
了解しました~
じゃあ病室に取り残される田尾でシナリオは〆ましょうかね。
ふふふ 取り残される田尾さん
KP
じゃあ〆ちゃいますが、よろしいですかね?
相棒さあ……ほんとさあ………………(女ったらし!!!)
はーい! 大丈夫です!
KP
はーい! 女たらし度があがった!
くっ、ほぼ情緒幼女には対抗が難しい……!


世界と神様はどうしたって残酷で、理不尽に人から奪い去る。
そして人は何かを失い、忘れ、神様を前に嘆くことしかできないけれど。
それでも、春が俺を信じてくれたから。
春と朝を迎えたいと思わせてくれたから。
二人なら存外、―――神様なんて、怖くないのかもしれない。
二人があの夜に選んだこの朝は、
そうして、確かに俺達がこうやって笑い合うこの朝は、
春がくれたやさしい朝だって、信じてもいいだろう?



CoC「やさしい朝をくださいね」
エンドC


KP
お疲れ様です! 両生還でございます!
お疲れさまでしたーーー!!! やったーーーーー!!!
KP
では先に報酬をば
SAN値報酬】
 PC生還:1d5
 KPC生還:1d5

【技能成長】
 〈クトゥルフ神話〉:+3%(KPCのみ)
system
[ 田尾 麗 ] SAN : 79 → 70
ありがとうございますーー! 早速振っちゃお
結構減ってた!
1d5+1d5 生還報酬 (1D5+1D5) > 4[4]+5[5] > 9
わーい
初期値まで戻った!!!!
[ 春 ] SAN : 61 → 70
KP
もしかして:おそろっち
最終的におそろっちに収束するのすごいですねこの二人
KP
なんなんでしょうねこの二人
やっぱり似た者同士なんでしょうね
だんだん相棒も口がうまいというか悪いごまかし方を覚えてきてる気がする……
KP
ですねぇ~お互いの特徴を吸ってる
ぎゅんぎゅん
KP
お互い命かけられることが分かって関係性も前進しましたしね。
ですねー。春もヤケクソ気味とはいえ欲しがってたいのちの答えを自覚しましたし!
KP
春ちゃんなら一緒に出るの選ぶ可能性もあるなーって思ってはいました。
だって欲張りに生きるって決めてきたんだもん!!
ふっふっふ 欲張りに生きるって決めましたからね!!!!
VOIDのエンディングで欲張るって決める前だったら間違いなく記憶封印選んでましたねえ
即断してました
KP
そこはほんとキャラによる&その時の方向性に寄りますからね~
KPも命張るよぉ~頑張るよぉ~という顔
ついでにヤケクソも覚えちゃったので、今後は決断が合理性一辺倒じゃなくて揺れが出てくる、かも
KP
それは今後が楽しみですね!
ふふふ 花結び前にやってよかったとなる日もあるかもしれない(???)
シナリオ全然知らないんでわかんないけど!!!
KP
これは面白いことになるかもしれない! という顔はしますね!
あ、そうだお花!!(忘れんうちに)
やったーおはな!!!
KP
花の種類はシナリオで設定していないため、KPの好みや花言葉などで選出してもらって構わない。
一部屋目
フリージア 花言葉「信頼」、「親愛の情」

二部屋目
赤いコスモス 花言葉「愛情」、「調和」

三部屋目
黄色いヒヤシンス 花言葉「あなたとなら幸せ」
その他候補(雰囲気で差し替えようとか思ってた)
ハルジオン 花言葉「追想の愛」
白いポピー 花言葉「眠り」、「忘却」
アルストロメリア 花言葉「未来への憧れ」
ふむふむ、KPチョイスだったのか……!
お、ハルジオンあるー!!
ふふふ どれの花言葉も良いですけどヒヤシンス………
KP
持ってこない手はありませんからね~>ハルジオン
花つながりですからね、実際機会があれば使ってみたいとこはある!
KP
いつか使われる日が来るのかもしれない!
あとはクッキーチャレンジで、セルフでなんで言わないんだよ案件を増やそうとしていました。
セルフで!?!?!
なんだなんだー、何をかくしているー(つんつん)
KP
あのーあれです、誕生日はいつ? ってやつがありまして
お! それは気になりますねえ
KP
じゃあ山羊座縛りでーって性格診断漁った結果、12/26日になりまして
>>>明日やん<<<
>>明日<<
警察データベース引っ張ってた頃のログから思い出して慌てて準備する春、いるかもなあ………
KP
そんなこともあるかもしれないですね。
ニトリトちゃんも巻き込んで盛大に祝いましょうね
二人にももっと打ち解けてほしいし~
KP
一応リーダー代理ですからね
今後とも仲良くやってあげてくださいの顔
正直春をうまくいなしてるし大分いい感じに関係築く腕はありそう(偏見)
KP
いいぞ、その調子で色々皆で取り戻していきましょうや
よーし 相棒もだいぶ良い性格とりもどしてきてるし!
春のおとめごころが耐えきれるかはちょっと心配ですが!!
KP
春ちゃんには苦労を掛けております
いえいえこちらこそ……
春も現在進行形で情緒が育ってるところあるからなあ~
KP
二人三脚で大事に育てていきましょう!
すくすく……


CoC『VOID』11 5日目(秘匿オープン版)

CoC
VOID 5日目 open
「……結城巡査は、VOIDがお嫌いですか」
「嫌いだ」

CoC『VOID』継続『咆哮するバンダースナッチ』 本田&結城&ヴィキ&海虹 2

「タコと生地をおにぎりみたいに握って、油で揚げればいいんですよね」

CoC『VOID』32(秘匿オープン版)

CoC
VOID 25日目 open
「──どうか、後のことは任せたよ、未来ある若者達」



本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」