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こちらには『蒼天のシラユリ』
ネタバレがあります。

また、展開にそこそこ大きめの改変が入り、
シナリオから離れてしまっています。
絶対にプレイ参考にはしないでくださいね!

本編見る!
こんばんは
八重山 アカネ
こんばんはー!
裾丸
こんばんは!
八重山 アカネ
スソマル!
エミーリア
こっち!
八重山 アカネ
確かに裾丸もヒーローだから大層似合うけど
KP
こんばんはー
八重山 アカネ
こんばんはー! 星壊すぞー!
エミーリア
スターデストロイヤー
八重山 アカネ
星がコマに出るの強烈すぎんねんな
エミーリア
宇宙って狭いなぁ
星かってぇ
KP
これ太陽どこなんだろう?
まあいっか。
エミーリア
金星と水星の場所が逆のような気もする
なんかグランドクロス状態に並びつつあるのか
KP
そうなんだろうね。正しいときが来ると復活するのだし。
エミーリア
時間制限とかあるのかな
KP
ありません。
以前、同じマスには入れない と申し上げましたが。
入れるよ!!
ごめんね!!
八重山 アカネ
いえいえ!

KP
正しき星を破壊する。
それにより、平行世界全てを滅ぼす邪神の復活を阻止する。
シラユリが最後の希望だ。
KP
シラユリが駆ける距離は人間の想像を超える。
星々を渡るなど、ほんの一瞬。
エミーリア
周囲に見えていた星々の点々とした光が、意識を目的の星へと向けた瞬間、線のように引き伸ばされ、前方へと収束してゆく
やがて、それらは赤いただ一つの光点となるだろう
知識はなくとも、理解はできる
シラユリは今、目的の星へと向かっているのだ
人智の及ばぬ速度で
KP
宇宙に舞う緑色の粒子の一部から触手が飛び出す。
それはシラユリに向かい襲ってくる。
八重山 アカネ
「ゲッ、何あれ」
シラユリ
『ここでは ぼくが ぼくの ちからを せいぎょできない』
『ぼくは むすうの クトゥルフのけしんコラジンを うみだしてしまう』
『にげてほしを つぶすんだ』
エミーリア
「毒を以て毒を制すってやつですね」
八重山 アカネ
「そういうことね」
エミーリア
いくつかは演出で躱してもいいんかな
KP
データ上じゃないコラジンならご自由に。
スキルの情報変更
KP
追加ルール加えてあらためて戦闘ルール纏めました。
エミーリア
ありがとうございます
八重山 アカネ
おお、ありがとうございます。
八重山 アカネ
「ゲッ、また増えたし。リア、“シラユリ”の反応を展開する! 避けて!」
エミーリア
漆黒となった視界の中、緑色の粒子から伸びる触手が迫る
しかしもはやその視界は、コクピットのモニターのものではなく、自身のものとして認識される
虚空を蹴って、身を捻る
重加速の最中、白い機体が膝を抱え込んだ姿勢で側転
身は軽い
サイドフリップ、フロントフリップ、織り交ぜつつ駆け抜ける
「すごい、まるで本当に翼が生えたみたい」
八重山 アカネ
コックピットに固定された身体のうち、動くのはもはや指示する腕と叫ぶ口だけだ。占い、いや、“予測” で、緑色の触手の軌道をエミーリアの視界に示していく。
エミーリア
アカネが示してくれるそれらの線、方形は、パルクールで地上を、屋上を駆け抜ける際のオブジェクトのそれと同じように感じられる
ヴォルト、ディセント、スピン
時に大胆に全身で飛び込み、オブジェクトに対して表面積を減らしつつ、隙間を抜ける
八重山 アカネ
「はっ、ほんっとエグい動き! 車酔いしなくてよかった」
エミーリア
この加速の中、これだけ身を振り回せば、四肢は引き伸ばされちぎれ飛びそうなものだが、慣性制御の賜物か、それらはむしろ身体の制御にメリットとして働く
「大丈夫、まだいけます……でも」
躱すことがどう足掻いても難しいオブジェクトの群が3つ
八重山 アカネ
「うわ、何あれ、デカ。星と比べてもデカいんじゃないの?」
KP
緑色の粒子は使い手に抗い、襲いかかってくる。
エミーリア
「あれからは、距離を取るか、迎え撃つしかなさそうですね。
どうします、アカネさん。
予定通り、水星から破壊するか……それとも。
そちらへ向かうと、後で火星へ向かう時に回り込まれてしまうかもしれません」
八重山 アカネ
「相手が多すぎる。どれか一つでいいから、数減らしときたい所ね。
あいつらなんとかする程度の時間はあんでしょ、シラユリ」
シラユリ
『まだ だいじょうぶ
 でも いそいで』
エミーリア
「わかりました。ではまずは水星へ向かいましょう。
駆け抜けつつ水星を攻撃しますので、アカネさんはビームで射程内のあれを抑えてください」
八重山 アカネ
「あー、ごめん、逆! あの触手ども減らしときたいって話!」
エミーリア
「先に、ですか」
八重山 アカネ
「そう。後ろから三匹来るってのは考えたくない」
KP
星図は「光年」という距離をほんのひととびのように表示する。
触手は小さな星を文字通り星屑へと変えながら迫り来る。
KP
勝利条件は「惑星を破壊せよ」です。
また、当然ですが惑星は動かないし攻撃してきません。
作戦会議
エミーリア
リアル作戦会議だけど、まずはA2へ移動してコラジンAから攻撃していこうか
八重山 アカネ
賛成。で、コラジンAをやったら惑星破壊に向かうでどうでしょう
エミーリア
そして相手の攻撃時に《緊急回避》で距離取りつつ、星か触手か届く方にビームで攻撃、でどうです
OK
八重山 アカネ
賛成。>《緊急回避》で距離取りつつ
KP
戦闘を開始してよろしいですか?
エミーリア
はーい!
八重山 アカネ
OK!
あっ質問、この戦闘で《惑わす瞳》は使えますか?
KP
惑星以外には使えます。
八重山 アカネ
はーい!
やっぱり惑星には無理か
KP
それができるなら潰すまでもなく軌道を変えて終了できちゃう。
エミーリア
それはそう
KP
では、バトル、開始!
エミーリア
移動スキルが惑星破壊時回復する、ってあるけど、その対象は《緊急回避》《惑わす瞳》ってことでOK?
KP
《惑わす瞳》は「支援スキル」ですね。
エミーリア
あ、なるほど
まぁいずれにしてもどちらも回復するってことね
回復回数は1と2で違うけど
KP
そういうことですね。
八重山 アカネ
お、コマが星になった

この戦闘「どうぞ」などの確認メッセージはざっくり削除しています。
KP
【DEX】35 シラユリ
エミーリア
はーい
では、A2へ移動
そして、《ビームソード》でコラジンAに攻撃
シラユリの攻撃
エミーリア
CCB<=80 《ビームソード》 (1D100<=80) > 39 > 成功
KP
コラジンは〈回避〉しません。
シラユリ
それは助かる
1d50+1d30+10 《ビームソード》ダメージ (1D50+1D30+10) > 13[13]+27[27]+10 > 50

シラユリ
オブジェクトを回避しつつ、触手に囲まれる位置から離れ、駆け抜けざまにひと薙ぎ
KP
緑色の粒子はなぎ払われてくらやみに霧散してゆく。
エミーリア
「よし、まず一つ!」
八重山 アカネ
「はっ……、やんじゃない!」
エミーリア
「シラユリさんが、私の体のように動いてくれるからです!」
KP
コラジンB、シラユリを攻撃。
緑の触手が意志を持つように広がってシラユリを包み込もうとする。
コラジンの攻撃
コラジンB
CCB<=80 【近接攻撃】 (1D100<=80) > 44 > 成功
エミーリア
移動スキルの使用タイミングって、任意だっけ
八重山 アカネ
任意って書いてある
エミーリア
あ、じゃぁ作戦変更のご相談
とりあえず、《盾カウンター》試していいですか?
それでダメージ無効化できれば、この位置取りならCの攻撃は届かないし、次のアカネさんの攻撃でBを落とせるかも
《盾》失敗したら、《緊急回避》
八重山 アカネ
おっ、いいすな賛成。ちょうどBが横に来てますしね
エミーリア
そうそう
じゃぁ、《盾カウンター》行きます
シラユリ
CCB<=80 《盾》 (1D100<=80) > 43 > 成功
よっしゃ
1d10 《盾カウンター》ダメージ (1D10) > 10
シラユリ
やったぜ!
KP
おお

エミーリア
追う触手に対して、不意に目の前に自らコラジンの壁を生み出し、両手両足でカエルのように着地
こちらの急減速について来られず的を外す触手の群が、自らの周囲を駆け抜けるのを肌で感じつつ、振り向きざまに追跡の勢いのまま迫る🐙の塊の部分へ盾を突き出す
エミーリア
🐙=触手
なんで絵文字優先で変換されるんだ
KP
かわいいな。
八重山 アカネ
かわいいwww
KP
緑色の光が視界を包む。
エミーリア
「かかった……!」
KP
壁に衝突する緑の光は、あなたが操る粒子とぶつかり相殺し、数を減らした。
だが、その全てが消えたわけではない。
KP
コラジンC、移動して《遠隔攻撃》を行います。
コラジンの攻撃
エミーリア
おっと、遠距離もあったか
コラジンC
CCB<=70 《遠隔攻撃》 (1D100<=70) > 92 > 失敗
エミーリア
やーいやーい
八重山 アカネ
ナーイス

KP
粒子は盾に反らされていった。
KP
アカネのターン。
エミーリア
「アカネさん、お願いします!」
緑の光で触手の群を抑えつつ、胸部を対象へと向ける
八重山 アカネ
「はっ……、最高! 後は任せなさいよ。
行くわよ、シラユリ。ままならない自分自身なんて、ぶっ飛ばしてやりましょう」
口にするのは鼓舞するような言葉だけ。鼓舞するのは、彼であり、自身。
酷く重い腕を上げ、口元に挑戦的な笑みを浮かべる。
八重山 アカネ
《レーザー砲》でBに攻撃!
シラユリの攻撃
シラユリ
CCB<=90 《レーザー砲》 (1D100<=90) > 17 > スペシャル
エミーリア
やったぜ
KP
〈回避〉はないので、成功したらダメージを出して構いません。
シラユリ
1d30+1d30+10 《レーザー砲》ダメージ (1D30+1D30+10) > 13[13]+23[23]+10 > 46

KP
コラジンはレーザーに灼き尽くされて光を失う。
ぼっ、ぼっ、と宇宙に穴が開く。
エミーリア
「お見事!」
八重山 アカネ
「ナイス、シラユリ」こめかみを大きな冷汗が落ちた。腕が重くてならない。でも、まだ、動ける。
KP
惑星は行動しない。
1d4 (1D4) > 1

KP
2ターン目
シラユリの行動ターン。
エミーリア
眼前の対象が消滅したのを確認し、盾を下げる
警戒
エミーリア
C先に行きます?
C潰したらラスボス出てきたりせんかな
八重山 アカネ
そうなんですよね、全部潰してから惑星をゆっくり料理するのは想定されてそうだし、何かイベントがありそうで怖い>C潰したら
エミーリア
とはいえ
回数回復のチャンスをまるまる残しつつ、ラスボスに対峙するというメリットもあるかも
八重山 アカネ
中とってどれか1つだけ星を潰してからC潰すでどうでしょう?
A-3に入ればCの射線も外せるし
エミーリア
ふーむ
移動スキル、支援スキルまだ残してますけど、それでいいです?
八重山 アカネ
それがC潰した結果予期せぬことが起きた時に一番対処しやすいかなと
エミーリア
じゃぁ、隅っこでガンになりそうな金星から行きますか
八重山 アカネ
賛成
エミーリア
遠回りして距離も取りやすいし

エミーリア
ではA3へ移動して、金星に攻撃
シラユリの攻撃
エミーリア
ヒサツ=ワザ使っちゃいます?
150HPありますからな
八重山 アカネ
使っちゃいましょうか
エミーリア
では、金星に《衝撃波》で攻撃
KP
必中です。ダメージどうぞ。
シラユリ
2d50+1d25+1d30+10 《衝撃波》ダメージ (2D50+1D25+1D30+10) > 53[21,32]+13[13]+30[30]+10 > 106
お、なかなか
1d10+3 (1D10+3) > 10[10]+3 > 13
MAX
[ 金星 ] HP : 150 → 44
[ シラユリ ] HP : 480 → 467
八重山 アカネ
反動もデカァイ
KP
正直、一撃でこれだけ持って行ければ
軌道ずれるしサイズも削れるし、問題なさそうなきもするけど
と思ったが、問題なくなる最低ダメージが150なのかな。
星自体のHPは万単位とかか。
八重山 アカネ
かもしれない。星だし。

シラユリ
なおもこの宙域に蠢く触手の群を掻い潜りつつ、その名の通り金色に輝いて見える惑星へと迫る
減速はしない
望む通りに答えてくれる白騎士へと祈れば、手の中のビームソードの柄が、その白の装甲の上を滑り、右足のつま先へと移動した
そのまま、身を強く捻る
イメージは、フィギュアスケートの大ジャンプ、トリプルアクセル
重力の束縛を受けぬ空間で、さらに緑の粒子の噴出で加速を受けたその有り様は、白い矢、あるいは槍
十分に加速した時点で、その切先、つま先に装着されたソードから緑の刀身が再び現れる
エミーリア
「イヤーーーーーーッ!!」
気合いと共に、そのままわずかに表面を覆う硫酸の雲を一瞬で突き抜けて、惑星の肌へと突き立つ
KP
フォボスがあっさりと砕け散る。
美の女神の名を冠する地球の姉妹星は、その表面を醜く抉られ、真新しい傷を晒した。
通信の向こうから酷いノイズが聞こえる。
KP
さすがにめっさ近いときに金星でドンパチしたら地球に響くだろうなって。
エミーリア
そりゃなぁ
KP
KP宇宙にはあんまり詳しくないから、間違ってたら「でも辺獄だし」で流してください。
きっとおふたりのほうがくわしい。
八重山 アカネ
「はっ……、最っ高に意味不明。蹴りで星ぶっ壊すですって?」
くつくつと、どこか愉快そうに笑う。
「実感なんて持てやしない。考えたらお終いね」
KP
しかし金星はいまだ健在である。
そのサイズはほぼ地球と同等。シラユリなど小さな塵のようなもの。
エミーリア
「私たちは、疑わない。ただ願い、挑む。
応えて、シラユリさん!」
KP
シラユリは、自らに呼びかける声に応と答えた。
わずかに緑の光がその力を増す。
エミーリア
超天元突破シラユリさんになればいいの?(サイズ約1500億光年)
KP
コラジンの行動ターン。
コラジンC
CCB<=70 《遠隔攻撃》 (1D100<=70) > 81 > 失敗
エミーリア
やーいやーい
コラジンC
あれ、私ポンコツ?
エミーリア
そう動くだろうことは予想していた
水星の陰に巧みに入るコースだ
クリアランスは極めて狭い
KP
遙か遠くで緑の輝きが星を包み砕く。
KP
アカネの行動ターン。
作戦と範囲の謎
八重山 アカネ
44か~~。どうしようかな、ヒサツワザして確実にやっとく?
エミーリア
1d30か、確かにギリですが
八重山 アカネ
出目によっては壊せるけど微妙なライン、ただこの位置だと範囲攻撃の意味が薄いからそれも微妙
エミーリア
むしろ水星へ向けて撃って、Cも巻き込む?
44なら、次の騎士の手番で金星壊せるかも
八重山 アカネ
ああー、それはアリ
それで行くか
エミーリア
ちょっとKPと認識すり合わせ中
八重山 アカネ
お、了解
エミーリア
・一斉射撃は、攻撃マスが任意
・攻撃マスの左右2マス(計3マス)
KP
要は長い三マス、縦でも横でも攻撃可能ってことだな!?
OKOK
エミーリア
ということは、例えばB3に着弾させれば、A 3~C 3が範囲になるってことだよね、と確認してる
多分
ていうか
むしろ、左右、と横方向しか広がらないような言い方してるのが謎
KP
左右って書き方がわけわからんのだ。
エミーリア
どんな攻撃なんだ
八重山 アカネ
ボンバーマンのアレ
エミーリア
それだと5マスになっちゃうけど
攻撃マスが任意だし、イメージ的には、ガンバスターの「ホーミングレーーザーーーーーァ!!」なのかな、って思ってる

KP
そもそも宇宙に左右とかナンセンス。
エミーリア
それはそう
かといって、 昔の宇宙艦隊戦SLGみたいに3次元マスにされると我々の脳がバグる(四次元人なのに)
八重山 アカネ
それはココフォリアが二次元の世界だから困る
KP
データが多ければ混乱の元なのだ。それは当たり前なのだ。
エミーリア
昔、XY方向の二次元MAPと、XZ方向の二次元MAPで 3次元MAPを再現しようとしてるゲームがあって、そりゃもう脳みそトコロテンになったものだ
KP
シラユリから見て横方向にしか広がらないと解釈していたけど、「任意マス」だったら「シラユリから見る」もクソもないわね。
エミーリア
そうそう

KP
ようは1×3でどこにでも撃てるよってことじゃな!
着弾どうのこうのって表現だから訳わかんないのだ。
エミーリア
そういうことかと

八重山 アカネ
「……」ニッ、と笑みを深くする。
「ああ、いい。最高。頭空っぽにして、何も考えないで突っ走るって、突っ走れるって、最高。
シラユリ、応えてよ。一緒にぶっ飛ばしましょ、このクソみたいな現状をさ」
呟いて、拳を握る。
KP
キン、と透き通った音が響いた。
八重山 アカネ
叩き落とすようなジェスチャーを一つ、そこから無数の色に遷移してゆく光が迸る。
それは宇宙にきらめく花火に似ている。
シラユリの攻撃
八重山 アカネ
というわけで、B-3中心でB-3・C-3対象に《一斉射撃》
2d50+1d25+1d30+10 《一斉射撃》ダメージ (2D50+1D25+1D30+10) > 50[11,39]+24[24]+9[9]+10 > 93
1d10+3 必殺技HP減少値 (1D10+3) > 3[3]+3 > 6
[ シラユリ ] HP : 467 → 461
[ 水星 ] HP : 150 → 57
エミーリア
良いダメージ
エミーリア
良い反動
これで衝撃波の分がチャラ!

八重山 アカネ
「ふふ、ふふ、何これ。宇宙に花火が出たじゃないの。
ねぇ、四人とも、見えてる? 綺麗でしょ」
エミーリア
ようやく螺旋運動を止め、深く抉った金星の表面から水星とその向こうの異形を睥睨する視界の中で、幾つもの火花が弾ける
「すごい……なんて……綺麗」
八重山 アカネ
無数の色に変じてゆく火花は降り注ぎ、破壊の翼となって星を砕く。
KP
岩石の惑星が、シラユリの攻撃を受けて赤熱する。
ザザッ、とノイズがかすれた音を立てる。
ノイズの隙間から悲鳴が聞こえた気がした。
八重山 アカネ
「いいわよね。花火って結構好き。人混みは嫌いだけどさ、ここ誰もいないし」

KP
シラユリの行動ターン。
の前に
1d4 (1D4) > 4
八重山 アカネ
なんやなんや
エミーリア
さっきから、なんだこの1d4は
KP
A4にコラジンがリポップしました。
リポップ
八重山 アカネ
なるほどリポップするのか
エミーリア
なるほどなーーー
でも、これで相手の目論見はわかったし
すぐに回復できる可能性のあるポイント2つできたし、まぁまぁ
八重山 アカネ
ですな
エミーリア
1d4振って、いくつか以上の出目でリポップ、って感じかな
さっきは1で復活しなかったし
八重山 アカネ
かな

KP
シラユリの行動ターン。
シラユリが攻撃を行って噴出した緑の光が、その制御を外れる。
シラユリの攻撃
エミーリア
移動と攻撃、1度ずつ(攻撃は騎士と姫で実質2回)、ってことは
移動と攻撃の順番は任意でいいのかな
KP
いいよ。
どちらも1ターンに1度という制限しかない。
エミーリア
OK
んー
じゃぁ、まずは攻撃で金星墜としを狙って
上手くいったらA2に離脱しますか
で、コラジンの攻撃に合わせてB2に《緊急回避》して、水星か火星への射線確保、でどうでしょう
八重山 アカネ
お、賛成。
KP
くくく。コラジンの攻撃が当たると思うのかね。
がんばってほしい。
エミーリア
これまで溜めてるんでしょ

エミーリア
では、金星に攻撃
1d50+1d30+10 《ビームソード》ダメージ (1D50+1D30+10) > 7[7]+22[22]+10 > 39
[ 金星 ] HP : 44 → 5
シラユリ
ゲッ、たりねぇ
堕とし失敗したので、現在位置を維持して、盾カウンターなどで対応しつつ、アカネさんに繋ぎますね
KP
星はさらに砕かれる。だがその軌道をずらすにはまだ足りない。
エミーリア
銀幕に広がる火花に、思わず見惚れていた
八重山 アカネ
「リア? ちょっと、リア」
エミーリア
「ご、ごめんなさい!」
コラジンの攻撃
コラジンA
攻撃。
CCB<=80 【近接攻撃】 (1D100<=80) > 87 > 失敗
エミーリア
ふふふ

KP
緑の光は寄り集まりつつある。
エミーリア
ハッとした身じろぎで、幸運なことに触手の突き込みを避けた
ター
KP
アカネのター行動ターン。
エミーリア
ターッ!
KP
ター行動はなしですね?
ではアカネの行動ターン。
エミーリア
陰嚢広げて滑空するジャングルの王者かと思った
KP
奥さんの変貌激しい王者じゃねーか
シリアスなときに変な誤字やめて欲しいよね!
ジャングルの王者ターちゃん……昔ジャンプでやってた漫画。

八重山 アカネ
流れ落ちる汗で前髪が張りつく。それを振り払った勢いで眼前の星を睨む。
「止めは貰うわよ。この瞬間、きっと最高に爽快よね」
エミーリア
「……お願いします!」
ミスは振り返らない
跳躍し、金星への斜線だけは確実に確保する
八重山 アカネ
レーザー砲で金星に攻撃!
シラユリの攻撃
八重山 アカネ
CCB<=90 《レーザー砲》 (1D100<=90) > 54 > 成功
1d30+1d30+10 レーザー砲ダメージ (1D30+1D30+10) > 9[9]+6[6]+10 > 25
[ 金星 ] HP : 5 → -20
エミーリア
惑星〈回避〉しないけど、必中じゃないの
八重山 アカネ
〈回避〉しないけどレーザーが詰まって出ないとかはあるんでは
エミーリア
コラジンも回避しないから必中、て話だから、必中かと
エミーリア
あ、そうか
ごめん、勘違いしてた
必中だったのはヒサツ=ワザだったからだね
八重山 アカネ
ヒサツワザは必ず出る、それ以外はファンブルすると尻から出る
KP
失敗したらコラジンが逃げちゃうんじゃないかな。
エミーリア
シラユリは本当にそうなりかねない(想いに応える)から困る
KP
うっかり想像しないようにしてね。
エミーリア
尻から出ようがなんだろうが、当たりゃいいんだよ!
八重山 アカネ
陰嚢広げて滑空する姿も想像しちゃだめよ
シラユリ
えっ///
エミーリア
あの人なら、『さぶ』ミッションで惑星も破壊してくれそう
ジャングルの王者ターちゃん……下ネタが多い。
尻から出る……「魔法陣グルグル」ネタ。

KP
今までの攻撃で削られていた部分への更なる打撃。
それは惑星の軌道を大きくずらした。
多数の破片をまき散らしながら、金星は自転を早めてゆっくりと外宇宙への道を取る。
そこに残るのは最早、制御を失った緑の輝きばかり。
八重山 アカネ
「……ふふ、あは、あはははは。やった、やってやった」欠けた星の軌道がずれ、予測しえない方向へとそれていくのを見て、くつくつ、くつくつと笑う。
エミーリア
「やった……! これで、一つ」
惑星ほしが死ぬ
エミーリア
万が一地球直撃コースだったら、流転の地球するしかなくなるし、太陽に落としちゃえ
太陽さんなら、惑星の2つや3つ、飲み込んでくれるだろう
むしろ核融合の燃料にして、どうぞ
KP
あ、演出で落したかったら落としてもいいけど
八重山 アカネ
アカネ的には外へ飛ばす方が爽快かな
エミーリア
すかーん
惑星があっち飛んだりこっち飛んだり、太陽系がえらいことに
KP
ここ辺獄だから!
辺獄で星を墜として意味あるの? と思わなくもないが、そういう行動をするのが大事なんだきっと。

KP
美の女神は死んだ。
エミーリア
すかーん
惑星があっち飛んだりこっち飛んだり、太陽系がえらいことに
八重山 アカネ
割と理屈で考えると「???」ってなる所多いから勢いで突っ走ろう
KP
勢いが大事なんだー!
裏でJAXAやNASAの解説ページ開きまくっているKP。
KP
1d4 (1D4) > 2
変化なし。

KP
シラユリのターン。
シラユリの攻撃
八重山 アカネ
おっ。今度こそ星落としいけいけリアさん
エミーリア
では、B3へ移動しまして
これで壊しちゃうと、回復チャンス1回しか無くなっちゃうのが痛いが
壊さないと始まらない
エミーリア
水星へ攻撃
CCB<=80 《ビームソード》 (1D100<=80) > 50 > 成功
1d50+1d30+10 ビームソードダメージ (1D50+1D30+10) > 21[21]+17[17]+10 > 48
[ 水星 ] HP : 57 → 9
エミーリア
微妙に残る
まぁ、これはこれでAの行動に備えられるしベネ

KP
水星は無数の破片をまき散らす。
自転が早くなり、真っ赤に灼けた面がこちらを向く。
八重山 アカネ
「なんかさっきから、芯のとこ妙に固くない? そういうもん?」
エミーリア
「す、すみません、なんだかさっきの金星がどっか行っちゃうのを見ていたら、下手に吹っ飛ばすと地球に飛んでいっちゃいそうで……」
八重山 アカネ
「ああー……。それは嫌ね。嫌すぎ」
コラジンの攻撃
KP
コラジンの行動。
攻撃。
CCB<=80 【近接攻撃】 (1D100<=80) > 25 > 成功
エミーリア
ふーむ
ご相談です
八重山 アカネ
《盾》使うか《緊急回避》でC-3に移動しておくか?
エミーリア
いや、むしろ
《緊急回避》でB2、アカネさんの射線を確保して、火星に通常攻撃してもらう
・とりあえず《盾》使って、アカネさんには水星にトドメしてもらう
《緊急回避》でB2へ移動しつつ、通常攻撃で水星を潰してもらう
どれがいいかな、って
次の私の攻撃もあるし、 3番目かな
《緊急回避》使っても、水星潰せれば回復するし
八重山 アカネ
火星が比較的遠いから、3番目で賛成
移動で手数食ってる間にリポップしそう
エミーリア
ですな
では 3で!
エミーリア
《緊急回避》でB2へ移動しつつ、攻撃を回避します
KP
ok。

シラユリ
異形からの殺意を肌で感じ、咄嗟に水星の表面を蹴り、さらにバーニアを吹かして遠ざかる
KP
緑の粒子が急激に遠ざかる。
KP
どう考えても光速以上で動き回っているから肉眼でまともに物を見るのは不可能だな。
概念バトルだ。
エミーリア
光速で移動するような蹴りで水星蹴ったら、それだけでそれなりのダメージが出そうだ
なんたって質量無限大だぜ
KP
柳田理科雄がアップを始めました。
エミーリア
理科雄「ひと蹴りで光速に到達するようなエネルギーは、大体〇〇Jくらいになるんですよね。ということはー」
八重山 アカネ
ステイしてもろといて
コラジンA
アカネのターン。
八重山 アカネ
「それじゃ……、景気よくもう一発、行きましょうか」
エミーリア
「お、お願いしますっ……」
八重山 アカネ
レーザー砲で水星に攻撃!
シラユリの攻撃
八重山 アカネ
CCB<=90 《レーザー砲》 (1D100<=90) > 24 > 成功
1d30+1d30+10 レーザー砲ダメージ (1D30+1D30+10) > 21[21]+13[13]+10 > 44
[ 水星 ] HP : 9 → -35
エミーリア
えらーい
水星粉砕! 無惨!
無理を通して道理を蹴飛ばす
KP
一番ちっちゃいし砕いてもいいかなって思う。

KP
月に似た重い惑星は、知恵の象徴でありながら暴力に屈した。
八重山 アカネ
「疑わず、願い、挑む、か。それってさぁ、理性やら科学に真っ向から喧嘩売る態度よね」くつくつ、くつくつと笑うその視線の先で、星が── 砕けた。
エミーリア
「わ、私物理科学が赤点でしたので……」
あまり関係のない言い訳
八重山 アカネ
「いいじゃない。科学より強い暴力で全部ぶっ飛ばすんだから」
KP
太陽系の星々が消えてゆく。
残るは、火星。
KP
1d4 (1D4) > 4
コラジンBがC2に湧きました。
エミーリア
あー
エミーリア
「お嬢様とは程遠いですけどね。加奈に怒られそう」
小さく苦笑して
八重山 アカネ
「いいじゃないの。来世でお嬢様になりゃいいのよ。
ま、来世なんて信じてないけどね」
KP
星を砕いた力の一部があらぶる触手と化す。
砕かれた星々の欠片が飛び去ってゆく。
エミーリア
「それもそう……また!」
進路を塞ぐように再び現れた異形を睨みつける
八重山 アカネ
「あの子達が死んでるってことも、来世も、生まれ変わりも、信じてない。だから、これ何とかしたら、とにかく何かいいことになんのよ」
エミーリア
「そう、ですね……
私たちは、ただ願い、挑む。
結果なんて、後からいくらでもついてくる!」
八重山 アカネ
「そうそう!」
KP
シラユリのターン。
エミーリア
意識を、ただ前へ
その向こうの未来へと目掛けて
シラユリの攻撃
エミーリア
もう一発、火星には必殺しときますか
八重山 アカネ
ですな
エミーリア
では、C2へ移動

エミーリア
群がる触手へ、むしろ突き進む
KP
緑の光がシラユリの体を包み、蝕もうとする。
その光の向こう側に、火星が見えた。
シラユリ
彼らの動きは、まるで粘菌のようにシンプルだ
この星々が散らばる広大な空間で、ただ一点、この白い光点だけを狙ってくる
エミーリア
「それなら、いくらでも付け入る隙は……ある!」
八重山 アカネ
粘菌「誠に遺憾である」
シラユリ
思ったけども。
シラユリ
左腕を伸ばし、身体を捻る
この機体の中で、最も質量が集中する、盾
それが装着された左を伸ばして転回すれば、自然と身体は左の肘を中心に回転する
こちらの一点へ殺到する触手
エミーリア
その『瞬間』を慎重に見定めるように、触手の先端を引きつけ
「……今っ!!」
吠え、意識の閃きと同時、一瞬の緑の粒子が爆ぜ、盾が左腕を離れた
シラユリ
重心がずれた身体が、泣き別れた盾と離れるように軌道が変わる
目標を失った触手が、虚空を突き抜けるのを確認するのもそこそこに、意識を盾へと向けると、ただの板であったはずのそれが、緑の粒子を吹き出して加速、宇宙を滑るように飛ぶ
赤い星、軍神の名を持つ惑星へ向けて
八重山 アカネ
「っは……、何あれ。かっ飛んでった。フリスビーかっての」
シラユリの攻撃
シラユリ
というわけで、ダメージ出します
KP
必殺技をどういう範囲で出します?
シラユリ
これも範囲《一斉射撃》と同じか
KP
一歩も動かずにバトル可能なんだなこれが。
八重山 アカネ
ですな
延々と必殺技を撃ち続けて全く移動しないものぐさバトル
KP
残りHP10の敵に撃ったらシラユリが『さすがにそれは』っていうかもしれん。
シラユリ
では、C2とD2対象に
2d50+1d25+1d30+10 《衝撃波》ダメージ (2D50+1D25+1D30+10) > 8[3,5]+12[12]+25[25]+10 > 55
ひっく!
[ 火星 ] HP : 150 → 95
八重山 アカネ
なんて出目だ
シラユリ
1d25は最大だけどさぁ
八重山 アカネ
2D50で3,5は異様に低い

シラユリ
盾は、触手の真芯を穿って、火星へ飛ぶ
エミーリア
衝突する瞬間、触手がまるで身を守るように群がり集まるのが見えた
触手の塊が、解け消えるのは良い、しかし
KP
火星が真っ赤な血を流す。
鉄のにおいをまき散らして悲鳴を上げる。
エミーリア
「……勢いが、殺された……! そんな、今まではただの獣みたいだったのに」
予想した動きに反する反応に、歯噛みする
シラユリ
『ときがちかい いそいで……』
八重山 アカネ
「はあぁ? 何よあれ、庇った……? シラユリ自身の要素が、いよいよ制御を外れかけてるっての?」
エミーリア
「……!」
噛み締めた、歯が鳴る
シラユリ
『もう ぼくの ちからでは』
八重山 アカネ
「クソ、時間が近いんだわ。このままじゃシラユリごと奪い返される」
シラユリ
『おさえきれない』
KP
シラユリの悲鳴が聞こえる。
KP
コラジンのターン。
C4に移動して攻撃。
コラジンの攻撃
コラジンA
CCB<=70 《遠隔攻撃》 (1D100<=70) > 62 > 成功
エミーリア
《盾》カウンターします
盾は今投げたって? 大丈夫
シラユリ
CCB<=80 《盾》 (1D100<=80) > 65 > 成功
1d10 (1D10) > 7
[ コラジンA ] HP(数) : 50 → 43

エミーリア
不意に、遠く離れた緑の光点空の鋭い殺意
「……!」
それに対応したのは、シラユリ自身の自衛反応だったかもしれない
シラユリ
火星を微かに削り弾かれた盾が、不意に砕けるように分解すると、それぞれが小規模となったことで容易になった加速で以て本体へと帰還する
それらの1つ1つが、殺到する触手の群を切り裂き、防ぎながら
やがて1つの役目を果たしたそれらは再び合一し、左腕に収まった
エミーリア
「……あ、ありがとう、シラユリさん……」
シラユリ
『……』
KP
シラユリの苦しさが伝わってくるようだった。
エミーリア
「ごめんなさい……」
自分の読みが甘かったことを、詫びる
シラユリ
『もうすこしだから がんばって』
八重山 アカネ
「とっとと決着……、つけましょ。それが、いいわ」
KP
アカネのターン。
八重山 アカネ
レーザー砲で火星に攻撃!
シラユリの攻撃
シラユリ
CCB<=90 《レーザー砲》 (1D100<=90) > 9 > スペシャル
1d30+1d30+10 レーザー砲ダメージ (1D30+1D30+10) > 22[22]+26[26]+10 > 58
[ 火星 ] HP : 95 → 37

KP
シラユリの悲鳴に呼応するように、アカネの体を蝕む痛みが増す。
エミーリア
やったぜ!
でもごめんなさい!
八重山 アカネ
「クソ。……クソ。今更動けなくなって、たまるもんですか」
エミーリア
「アカネさん……シラユリさんも、大丈夫ですか」
八重山 アカネ
動かす度に引き裂かれると錯覚する程の苦痛をもたらす腕を、もう一度掲げ、振り下ろす。
骨が砕け、神経がずたずたに引き裂かれている。灼熱と激痛と痺れと倦怠感とあらゆる不快感が詰まっている。
KP
ガスをまき散らし、赤い惑星は砕ける。
その終わりを予感させる震動がシラユリにも響いてくる。
うるせぇ俺の宇宙では
エミーリア
真空なのに!?
KP
うん。
エミーリア
ダークマターか、そうか
八重山 アカネ
シラユリ粒子が振動しているのかもしれない
KP
突っ込まれるかなと思いながら勢いで書いたらやっぱり突っ込まれた。
エミーリア
トミノ「うるせぇ、俺の宇宙では振動来るんだよ!」

八重山 アカネ
辺りに漂う緑の粒子が振動し、終わりの気配を伝えてくる。その振動が身を引き裂く激痛をなお強める。
八重山 アカネ
「大丈夫じゃ……、ないわよ。だから」
声を、絞り出す。
「頼む」
KP
1d4 (1D4) > 4
エミーリア
「……!」
終わりが、近い
それは、星々のみならず
それは、相手も理解しているのだろう
なればこそ、自分は前を向くしかない
KP
コラジンがC3に湧きました。

KP
シラユリのターン!
シラユリの攻撃
エミーリア
37か
頼むぞ
2d50+1d25+1d30なんやぞ
シラユリ
一応、包囲を避けるためにD2へ移動します
CCB<=80 《ビームソード》 (1D100<=80) > 47 > 成功
1d50+1d30+10 《ビームソード》ダメージ (1D50+1D30+10) > 20[20]+9[9]+10 > 39
シラユリ
あぶねぁな
KP
ナイスダメージ。
八重山 アカネ
あっっぶねぇ

シラユリ
覚悟を決めて、踏み込む
後ろで蠢く触手からはあえて意識を外し、ただ一点、目の前の赤い星へと
KP
いくさのかみは真っ赤な血を噴き出しながら、さいごのトキを待っている。
エミーリア
「だーーーーーーーっ!!!」
盾を背中へと背負い、両手でソードの柄を握れば
「この一太刀で!」
噴き上がる緑の粒子で、刀身がこれまでに見たものより遥に伸びる
「もっと!」
伸びる
漆黒の空間で、一筋の光線となったその刃を、縦一文字に振り抜いた
シラユリ
その一撃は、冗談のように、コミックやアニメのように
赤い星を真っ二つに断ち割った
八重山 アカネ
「……はは……、何あれ。スイカ割りじゃない」
次から次へと垂れてくる汗で霞む視界に、激痛のあまりに震える眼球に、それでもその、冗談のようなありさまははっきりと映った。
KP
マルスは死んだ。
二つに割れた真っ赤な破片は、ぶつかり合いながら軌道を外れてゆく。
KP
戦闘終了。

エミーリア
「すみません、私、最後に無茶を。
お二人とも、大丈夫ですか! 生きてます!?」
八重山 アカネ
「……もう目と口しか動かないんだけど。でも、……生きてる。ギリギリセーフってとこ……」
シラユリ
『やった これで』
KP
シラユリの光が失われてゆく。
エミーリア
「シラユリさん!?」
八重山 アカネ
「……シラユリ? ちょっと、シラユリ?」
KP
コックピットの明かりも消え始め、数秒立てば真っ暗になるだろう。
緑色の粒子も消え、力を失ったコラジン達も粒子へ戻っていく。
シラユリ
『きみたち だけは……』
エミーリア
重さを感じなかったはずの、自身の四肢に重さが帰ってくる
スーツ背部のマウントに吊り下げられるような状態で、真っ暗な空間の中を見えぬ視線だけで
「そんな……ダメ。
あなたも帰るの! みんなのところに!」
八重山 アカネ
椅子にもたれた背骨が崩れ落ちる。背を丸めた格好で、辛うじて眼を開いている。
KP
シラユリの声が途切れる。
その瞬間、機体に震動と警告音が響いた。
シラユリの顔を何かが貫いている。
それは地球から伸びている細長い触手。
エミーリア
これまでの戦闘で感じたことのないような、衝撃
それは、暗い空間の中、頭の上から
「……今のは!?」
八重山 アカネ
「……ねえ……。何これ。やったんじゃあ、ないの」
KP
それは眠りを汚された神の一手。
クトゥルフはコラジンになり得た粒子を吸い、その姿を顕現する。
八重山 アカネ
「間に合わなかった、っての?」
KP
その姿は地球よりも大きく。
だが銀河よりも小さく。
あなた達を呑み込むべく、黄金の瞳を開いた。
エミーリア
それ、見えてるの?
KP
見えている。
八重山 アカネ
「そう……、そっか。
クソでしょ」
苦しげに、ひとこと呟く。崩れ落ちた背骨に、激痛を訴え続ける手足に、静かに絶望が降ってくる。
エミーリア
「なんで……
星の並びは、確かに乱した、はず」
刺し貫かれ、ひび割れた様子を表示する、モニターの向こう
金色の瞳に背筋が、全身が凍りつく
KP
キン、と甲高い音がした。
シラユリの装甲はボロボロと崩れ始め、宇宙に流れていく。
シラユリ
『まけないよ』
KP
暗くなったコックピットに声が響く。
シラユリ
『ぼくは
きみたちを まもるんだ』
エミーリア
「でも……だって……
あなた、そんな姿で……」
シラユリ
『だれひとり しなせない』
八重山 アカネ
「何言ってんのよ……。折角一緒にやる気だったのにさ。覚悟、決め損じゃん」
力なく、笑う。
KP
エミーリア。
あなたの前にスイッチが浮かぶ。
それはシンプルなものだが真っ黒で、どこか不吉を感じさせた。
エミーリア
暗い空間に浮かび上がった、スイッチ様のホログラムの光が、下から顔面を照らす
エミーリア
何か、表示あります?
KP
ない。
エミーリア
「……これは?」
なんとなく、それが放つ気配を感じながら、問う
八重山 アカネ
「……?」エミーリアの呟きに、眼球だけをそちらへ向ける。
シラユリ
『きみたちがぼくを しんじてくれるなら
 それを おしてほしいんだ』
八重山 アカネ
「……何、するつもり?」
シラユリ
『きみたちの いしで』
『のろいを はんてんさせる』
エミーリア
「それを、したら」
シラユリ
『きみたちには いきてほしいんだ』
エミーリア
KP、確認ですが
メタですけど、押さないという選択肢はあります?
KP
押さないなら、あと数秒でシラユリは光を失い、クトゥルフの第二の攻撃で死ぬだろう。
エミーリア
「……あなたは、どうなるの」
宙空に浮かぶ、そのホログラムを見据えながら
シラユリ
『わからない
 だけど このままだと おわりだ』
八重山 アカネ
「そう……
それが、あんたの、覚悟ってわけ……」
エミーリア
「……」
蠢く異形の頂点の触手を見やる
放っておけば、第二撃が来るだろう
「……わかった」
片手を、小さく上げながら
「でも、私たちだけでは、瑞彩ちゃんたちの元へは帰れない。
何が起きても、諦めない。あなたがそれを約束するなら。
やるわ」
シラユリ
『あきらめたことなんか ないんだよ』
エミーリア
そうだった
彼は、いつもただ一人、真正面で戦いながら
何よりも、先を見据えていたのは、彼だ
八重山 アカネ
「そうね……。あんたはずっと、ずっと、諦めなかったん、だもんね。
あれだけあの子振り回してまでさ……
悪かったわね、ヤンデレとバンドマンなんて、言って……。信じるわ。信じましょう、リア」
エミーリア
「……ええ。
やりましょう。
これが、私たちの覚悟」
八重山 アカネ
「疑わない。願い、挑み、そして。
諦めない」
エミーリア
小さく挙げていたその腕を、改めて高く掲げる
その先で、拳を握る
シラユリ
『みらいのために いまのために』
エミーリア
モニターの向こう、怒りと呪いを称えながらも勝利を確信して疑わない、異形の頂点を見据え
「……勝負!」
振り上げた拳を、ホログラムへと叩きつける
KP
シラユリの装甲は、黒く、黒く染まっていく。
それは怪物達の体液にも。騎士や姫の体液にも。
自分達の体液にも思えた。
エミーリア
「裏返る……シラユリさんが」
遠く離れた地で待つ、皆の姿が思い浮かぶ
「受けなさい……私たちの覚悟を!」
♪The Unsung War
from Ace Combat 5
KP
全宇宙を呪い殺してきた機体は、自分自身を呪う。
あなた達に生きて欲しいが為に。
その身勝手な理由で呪いと祝福を反転させる。
KP
アカネ。
あなたの体に力が満ちる。
奪われていた力が戻ってくる。
KP
HPを全快してください。
[ 八重山 アカネ ] HP : 2 → 11
八重山 アカネ
丸めていた背が、伸びる。引き裂かれていた手足が繋がる。
それは忘れるくらい昔に味わったきりのような気さえする、本来の力。
伊藤 加奈
『がんばってくださいまし』
KP
不意に声が聞こえた。
片瀬 瑞彩
『負けないで、シラユリ!』
獨芹 希
『君たちが最後の希望だ』
KP
銀髪の少女の、祈る姿が見えた気がした。
エミーリア
声が、聞こえた気がした
皆の姿が見えた気がした
そして、その向こうに
いつか、自分たちが生きていたあの星、地上の光景が思い浮かぶ
その世界は、知らないのだろう
この戦いが、たとえどのように終わろうとも
知らずに生きるか、滅ぶか
この戦いは、決して謳われることのない戦い
それでも、願う
それでも、挑む
全てを諦めずに
エミーリア
BGMタイトル回収完了
八重山 アカネ
ナイス
KP
実際誰も知らない戦いだからね。
世界の命運を握っているというのに。
クロユリ
ちょうどこの背景、クロユリが鷲掴みにされそうになっているな。
エミーリア
それをバシーンて跳ね除けるんだな
エミーリア
誰に知られずとも、謳われずとも
あの遠い地で、自分たちの勝利を願う少女たち
それだけで、充分
その未来を守るだけで、充分
臨む価値はある
どこまでも、腹の下から、熱い気持ちと勇気が湧いてくる
ふと、遠く離れた父と母の姿が脳裏をよぎる
そして、生まれてくるはずだった、妹のことが
いつしか、こわばった頬からは力が抜け、微笑みが浮かんでいた
八重山 アカネ
声が、聞こえた。
皆の姿が、見えた。
久しぶりに力が満ちる足で床を鳴らし、汗を払って。
前を、向く。

ひどく晴れやかな気分だった。
諦めないということを、信じていられた。
ああ、この瞬間のために、自分はここまで来た。
それなら後は、この、間違いなく平行世界で一番ビッグになる夢見野郎と。
こんな時に笑える相棒と。

運命を、共にするだけだ。
KP
クロユリは紫色の粒子を宇宙そらに広げながら、あなた達と共にクトゥルフに挑む。
クロユリ
『ぼくは かみをもしてつくられたもの
 かみさまは しんじてもらえれば つよくなれるんだ』


『ぼくを しんじてくれる?』


エミーリア
「信じるわ」
八重山 アカネ
「勿論。……ここまで来てないわよ、信じてなきゃ」
クロユリ
『いこう』
エミーリア
「いきましょう」
その言葉に、2つの意味を込めて
八重山 アカネ
「ええ、行きましょう。……あの夏を終わらせに」
エミーリア
「……そして、新たな夏をみんなで巡るために」
KP
漆黒の呪われた騎士は祝福を抱いて神に挑む。
みずからも神として、その限界を超え使命を果たすために。
八重山 アカネ
「黒百合の花言葉は、呪いと恋。
どっちも強烈過ぎて、きっと神だって倒せるわよ」
エミーリア
「恋……そうですね」
それは、ある少女の
それは、ある白い騎士の
それは、光溢れる、もう一度の未来への
八重山 アカネ
それは、いちど世界を諦めた女の
もう一度未来に恋するための。
エミーリア
いつしか、纏うスーツも、騎士と同じ黒に染まっていた
黒曜石の輝きを以て、我らは臨む
最後の戦いへ
金色の瞳を、正面から見据える
「人の恋路を邪魔する奴は……
我らの剣を受けて、地獄へ堕ちろ!」
紫の輝きを放つ剣を抜き放ち、盾を構える
八重山 アカネ
「……こんなの落としたら地獄が迷惑しそう」小声で漏らしたのが聞こえた。


次回最終話

夏のあした
「誰だって 今日を生きる」



KP
本日終了です!
エミーリア
お疲れ様でした!
八重山 アカネ
お疲れさまでしたー!
KP
うーん多分エンディングまで収まるんじゃないかなーって……
八重山 アカネ
ここだけ「次回もよろしくシラユリ!」が入らないやつだ
KP
今日はこの曲のまま特殊エンディングだな!
八重山 アカネ
最終話の一話前のやつだ!
エミーリア
多分、今の最後のセリフのところで、スタッフ表記も表示されてて、EDが無いやつ
KP
そうそう。
八重山 アカネ
そうそうそれそれ
エミーリア
で、次回予告もなくて、最終話のタイトルコールだけで終わるやつね
KP
次回予告で無音になるヤツ。
八重山 アカネ
台詞と一緒にスタッフ表記が流れだすやつ
KP
そうそれ。
いよいよ終わるかシラユリ! というわけで本日はここで閉めまーす
ありがとうございました。
エミーリア
お疲れ様ー!
八重山 アカネ
お疲れ様でしたー! 最高に疾走感!
エミーリア
絶対複数回攻撃とか、回避無効攻撃で《緊急回避》封じてくるんだろうなー
八重山 アカネ
複数回は間違いなくありそう、なんせ触手だし
一旦「えっ」で落として最終話に突っ込むの最高
KP
もう秘匿版のログ出していい? 終わってないから駄目か。
エミーリア
どうなんじゃろ
最終話の言動に活かせるならそれもアリかと
八重山 アカネ
大体事情見えてるから、まだ見えてないものがもうなければ出しても差し支えない気はする
KP
よーしめんどくさいから出しちゃえ!
八重山 アカネ
秘匿ログの取り回し大変ワカルゥ

コメント By.KP
この上ない力業。
果てなく広いバトルフィールドをシラユリは駆け巡る。

TRPGリプレイ【置】CoC『blood red decadence』Side:B 牧志&佐倉 2

佐倉さんも「こう」なったら、佐倉さんを殺さずに済むかな。

TRPGリプレイ CoC『ペルソナ 勝利の塔』1-9

「新たなライバルの誕生に、その面を拝みに来たのさ」

TRPGリプレイ【置】CoC『俺の恋人が庭からボコボコ生えてくるんだが!?』佐倉&牧志 6(終)

「結局……なんなんだ?」



本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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