こちらには
『身首どころか意さえ異にし』
のネタバレがあります。
参加キャラクター

牧志 浩太
よろしくお願いします。
KP
よろしくお願いしまーす!
KP
走る、走る。
背後から何者かの声が飛んでくる。
走る、走る。
足取りの覚束ない誰かの手を取って走り続ける。
走る、走る。

…………。
……………………。



身首どころか意さえ異にし

入須間 様 作



KP
ぺたりと、リノリウムの床に腰を下ろす。
部屋の隅で大きく息をついたところで、ようやく幾ばくかの落ち着きを取り戻した。
牧志 浩太
息を吸う、吸う、吸う、吐く。
心臓が胸から出そうなくらいに鳴っている。
KP
あなたは現状について少しのことを知っている。
ここは見知らぬ研究所……のようだ。
あなたは自らここを訪れたわけではない。
平和な日常を送っていたはずなのに、気がついたら仰々しい機械の立ち並ぶ部屋の中で白衣の者どもに囲まれていたのだ。
それだけでも恐ろしいのに、さらに信じられないものを目撃し、そしてこうして逃げてきた。
何を目撃したのか。それは考えるまでもない。

あなたのすぐ隣には、もうひとり誰かが床にへたり込んでいる。
検査着を思わせるゆったりとした衣服から、投げ出された素足が覗く。
胸元には「佐倉」と、覚えのある名前のネームプレートがつけられていた。
その誰かの腕はこちらに伸ばされており、怯えるように、あるいは離れないようにあなたに縋り付いている。
見覚えのある身体のような気がするが、その持ち主を確信できないのには理由があった。

──頭がない。

肩から続くその先の、首、そして頭部が乗るはずのその場所には、何もなかった。
ちょうど付け根を覆うように、銀色の何かが部屋の光を反射して鈍く輝いている、それだけである。
だというのに、自分に縋り付くその腕は動き、身体は落ち着きなく揺れている。
目の前のものが”生きている”らしいということは嫌でも理解できた。

そうだ、自分はそれと一緒にここまで”走ってきた”のだ。
KP
正気度ロール成功時減少 1失敗時減少 1d4
牧志 浩太
1d100 51 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 97→致命的失敗ファンブル
SAN 51 → 47
牧志 浩太
おやおやおやー。佐倉さんじゃない可能性もあるなぁ。

状況が落ち着いたら蚯蚓腫れの有無チェックしよう(可能なら)
佐倉の体にはとある事件で受けた傷跡が残っている。
蚯蚓腫れ(ネタバレ)

牧志 浩太
「佐倉さん」
掠れた声で名を呼ぶ。聞こえないだろう。聞こえないかもしれない。
だっていまの佐倉さんには頭がない。
頭がなければ目だって、耳だって、鼻だってない。

縋りつく腕を離さないように腕を絡め、しっかりと抱きかかえる。
その手に手を伸ばし、強く握った。
牧志 浩太
息を吸う、吐く。
周囲の様子を窺いながら、どこか身を隠せる所を探す。
それから、自分達に起きたことを思い出そうとする。
KP
【アイデア】
牧志 浩太
1d100 90 Sasa 1d100→ 58→成功
KP
またゆっくりと思い出す。
仰々しい機械の立ち並ぶ部屋の中で、白衣の者どもに囲まれて、そこで目撃したのは首の切断された佐倉だったのである。

テレビや漫画の中でしか見ないようなその光景に、何を思ったのだろうか。
あろうことか自分はその腕を掴んで、ここまで闇雲に逃げてきてしまったのであった。

さらに、他にも何か信じられないものを見たような気がする。
しかし、ぼんやりとしてしまって思い出せない。
牧志 浩太
あ、ああ、ああ。
そうだ、思い出したんだ。
佐倉さんが。佐倉さんが……、佐倉さんの首が。

佐倉さんが。
その時俺は動転して、とにかくどうにかしなきゃいけないとしか思えなかったんだ。
それで……、佐倉さんの体を掴んできてしまった。

単に信じたくなかったんだ。
それさえ考えてなかった。考える余裕なんてなかった。何も。
KP
目の前にある『佐倉』の身体はあなたの記憶にある通り、ひょろりと痩せていて、猫背だ。
あなたの手にしっかりと掴まり、左手を胸の辺りでそわそわと彷徨わせている。
牧志 浩太
「佐倉さん」
その姿は確かに佐倉さんだろうと思えた。
彷徨う左手はきっと、ヒランヤを探している。
そうだよな、何も見えないし聞こえないし首取れてるもんな、不安だよな。

でも生きてる。
佐倉さん、生きてる。俺の思い違いでなければ。
牧志 浩太
反対の手で佐倉さんの背中を撫でる。感触、通じるかな。
合わせて、その胸や腕にあの縫い跡があるか、さっと探す。
KP
あなたに背を撫でられると一瞬びくりと体を震わせ、それから力を抜く。
彼が探しているであろうヒランヤは、検査着のような服の胸にかかっておらず、それの指先が探り当てたのは「佐倉」と書かれた青いネームプレートである。

胸と腕には蚯蚓腫れのように縫合跡があった。ほんの少し盛り上がった様子まであなたが知る通りだ。

その肉体には首から上がさっぱり存在せず、断面となる部分を覆うように何らかの装置が取り付けられている。
装置はまるで首の続きであると言わんばかりの円柱で、その高さは10cm程度のものである。
ごくごく小さな穴が数個あいていたり、小さなランプがついていたりすることから、これがこの身体に影響を及ぼす何らかの装置であることは予想できた。
しかし基本的にはボタンなどはなくのっぺりとした見た目であり、こちらから何かしらの操作をすることはできないように思える。

佐倉は周りが見えないといった様子で、あなたの腕を片手で掴みつつ、空いた手を揺らして床や壁を撫でていた。
牧志 浩太
……ああ。佐倉さんだ。
その仕草とあの縫い目で、佐倉さんだと確信できた。
その様子に少しだけ安心して、詰めた息を吐く。
牧志 浩太
ここにいるのが俺だってどうやって伝えよう。
いや、そんなこと後回しかな。
俺が名前を呼びたいだけで、そんなに重要じゃない。
牧志 浩太
改めて周囲の様子を確認する。
俺達を追う足音はしないか? 人の姿は見えないか? 周囲には何があるか?
牧志 浩太
あの白衣は何か喋っていただろうか? 合わせて思い出す。
牧志 浩太
まさかこのまま首から下だけで帰るわけにいかない。
そもそも、帰り道も現状不明だし、あいつらに俺をそのまま帰してくれるつもりがあるとも思えないけど。
少なくとも、佐倉さんの頭を取り戻さないと。
本編見る!
KP
周囲に意識を向ける。
広くてごちゃごちゃと物が置かれた部屋であり……
身体がやや重く、背中から脇あたりにかけて肌が突っ張るような違和感がある。

ぱさ。

背後から異音がして、赤いものが視界に入り込んできた。

それは一見して蝙蝠の翼のように思えた。
しかし大きさは蝙蝠の比ではなく巨大で、自身の身長の半分程度の大きさであった。
既存の生物のものではないことは明らかである。

節のようなものに薄い膜が貼られているが、それはまるで羽化したものの羽を伸ばしきれなかった蝶のように皺だらけで粗末なものであった。
牧志 浩太
PCもなんかおかしいー!
KP
なんでしょうね?
牧志 浩太
今度は牧志がサクラになっちゃった(?)
牧志がサクラに(ネタバレ)

牧志 浩太
「?」
何だこれ、邪魔だな。
赤くて布みたいなそれは皺くちゃで、筋が張っていて、何だか邪魔だ。
深く考える前にそれを振り払おうとする。
KP
払うとあなたに今まで感じたことのない奇妙な感覚があった。
少しぬるついた粘液をまとった、ゴムか何かのような手触り。
ぺち、と叩かれたような『背触り』。背、と言うには少し遠い感覚を触覚は伝えてくる。

あなたは『推定佐倉』と同じように、検査着のようなものに身を包んでいる。
牧志 浩太
うわ。
その感覚には何か……、覚えがあった。
『自分の一部』に触れた時の感覚だ。
ぶつぶつの塊になった自分を伸ばした時と、なんとなく感覚が似ていた。

それを手探りして、自分の背中との『継ぎ目』を確かめる。
もしかしてこれ……、これ……、俺の背中から生えてるな!?
KP
節の先から付け根まで辿ってみれば、それはどうも自分の背中へと伸びていることがわかる。再度身をよじると、それに合わせて羽が床を這った。

触れれば、硬い感触とともに、それが自分の背から生えていることを間違いなく確認することができる。
また、背の大部分がなにやら鱗のようなものに覆われているのか、デコボコと硬い感触が指に伝わってきた。
牧志 浩太
やっぱり俺だ。
えっ? もしかして、今度は俺があの鳥にされるのか!?
思わず自分の胸に触れる。俺の心臓、動いてる?
今度は俺があの鳥に

KP
服の下を覗けば、脇の辺りまで侵食しているピンクがかった色のそれを目視する。
鱗……というよりはむしろ甲殻類の甲のそれに近い質感。
鱗のように思えたのは、通常の甲が背を覆うほどに大きなものであるのとは異なり、細かく張り付くように身体を覆っているからであろう。
殻は羽に近い程大きく、人間としての肌に近いほど小さくなるといったグラデーションになっているようだ。
異形の部位と自分の身体に、縫合したような痕はない。

心臓は動いている。胸のあたりがぼんやりと赤い。
あの痣は滲んだようになっていた。
KP
正気度ロール成功時減少 0失敗時減少 1d3)
KP
※ダメージ軽減(いい加減改造され慣れしてるよな……って
牧志 浩太
され慣れてますねぇどちらも……。ありがとうございます。
牧志 浩太
1d100 47 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 27→成功
〈奇妙な羽〉について
牧志 浩太
えっ佐倉さん脳缶にされちゃった?
うわー成長したらしたで困ったことになりそうだけど、使わないならないで困りそうなやつ。
牧志 浩太
「うわ」
その様子を見て思わず声が出た。
なんだかこのピンク色、覚えがあるようなないような……。
あの時に似ているようで似ていない。

羽が生えてるだけ、とは思えなかった。
否応なしにあの時の佐倉さんを思い出す。
ほっとくとまずいやつじゃないのか、これ。
牧志 浩太
くっついているのを目にしてしまうと、思わず背の筋肉が動く。
これ……、動くのか?
牧志 浩太
羽を動かそうと試みる。
KP
では【INT】×1で判定。
牧志 浩太
1d100 18 【INT】 Sasa 1d100→ 48→失敗
KP
あなたにはその器官の動かし方が良く分からない。
力を込めてみるとそれを構成する筋肉や繊維などといったものがぎしぎしと震えはするのだが、
広げる、畳む、などといったはっきりとしたイメージが動きと繋がらない。

首から下しかない佐倉が、ふと動きを止め、あなたの方に手を伸ばす。
その指先は放っておけば鱗や翼に触れるだろう。
牧志 浩太
あ。
まずいな、このまま触ったら俺のこと化け物だと思うよな?
俺の手だってちゃんと分かるかな、俺だって仕草を見るまで自信がなかったのに。
情報共有はしておきたいけど、佐倉さんが逃げ出したら困る。
牧志 浩太
ちょっと迷いつつ、佐倉さんの手を取って制止し、人の肌のほう……、心臓の方に手を導こう。
それでもやっぱり気にするようなら、今度は触れさせよう。
KP
佐倉はあなたに手を取られてまた驚いたように体をこわばらせたが、
あなたが心臓に手を触れさせると、そこをしばらく撫でるようにしてからゆっくりと手を引いた。
そのまままた先ほどまでと同じように床をぺたぺたと触り始める。
牧志 浩太
よし。
佐倉さんにはまあ首がないし、俺も明らかに様子がおかしいわけだけど、
他に体に異変や、気にかかる所、持っている物などはないだろうか?
ネームプレートの裏側を見て、検査着にあればポケットを探る。
KP
あなたも佐倉も簡素な検査着以外は身につけていない。
裸足の足がペタペタと床に触れるたびひんやりと冷たい。
あるものといえば胸にある名札くらいだ。
あなたの胸には「牧志」とある。
あとはティッシュ一枚もないようだった。
KP
佐倉はあなたと手を繋いだままで触れられる範囲には全て触ったようで、
手を離そうか逡巡してやめた様子が見える。
「まいったな」と言いたげに小さく肩をすくめたが、
少なくとも隣にいるのは警戒すべきものではないと感じているように見えた。
牧志 浩太
その小さく肩をすくめる様子に、やっぱり佐倉さんだなと確信する。
牧志 浩太
とん、とん、と軽く肩を叩いて合図をし、佐倉さんと一緒にそろりと立ち上がる。
KP
佐倉はあなたに縋るようにして立ち上がった。
牧志 浩太
改めて周囲を見回す。部屋の広さは? 周囲には何がある? 扉はあるか、あったとして何か所?
KP
そこは広い部屋のようであるが、あちこちに【水槽】やそれに付属した大型機械が設置されているため、
やや狭い印象を受ける。
自分は部屋の一番奥にいるようで、一番遠い反対側の壁に重厚な【扉】があることが分かる。

また、扉の近くには【人影】のようなものがあった。
ようなもの、というのは、それが立っている人間の影ではなさそうであったためである。
蹲っているようにも見えるが、機械に隠れてしまっているため近付かなければ詳細は確認できない。
牧志 浩太
誰か……、いる?
俺達ずっとごそごそやってたのに、気づいていないのか?
それに気づいて立ち上がるのをやめる。
押し下げるように佐倉さんの肩を叩いて、佐倉さんと一緒に姿勢を低くする。
牧志 浩太
近づく前に、まず近くにある【水槽】を改める。
中に何かいるか? 機械の傍に資料などが置いてあったりしないか?
KP
1d100 85 Sasa 1d100→ 38→成功
KP
佐倉はあなたの手の動きに準ずるように腰を低くした。
体が緊張している。
KP
【アイデア】 を振ってください。
牧志 浩太
1d100 90【アイデア】 Sasa 1d100→ 63→成功
KP
ようやく冷静さが戻ってきたか、この部屋に逃げ込んだ時のことを思い出した。
ちょうど扉が開いていたこの部屋に慌てて走って入ったが、その際に何かに強く衝突した記憶がある。

何だったかまでは、よく覚えていない。

とても何かを思い出すような、3m程の高さはあろうかという筒状の水槽がある。
部屋のあちこちに設置されており、おそらく水槽内の環境を制御しているのであろう大型の機械が取り付けられていた。
ぽこぽこと小さなあぶくが立っており、部屋の照明と内蔵ライトの光を受けて怪しく輝いている。

これが水族館のクラゲ水槽であれば美しいものであったであろうが、そうとはいかない。
その中には様々な動物、人間、そして、これから何になるかも分からない未発達の“何か”が収められていた。
KP
正気度ロール成功時減少 0失敗時減少 1d2
牧志 浩太
1d100 47 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 12→成功
KP
この辺の《正気度ロール》軒並み軽減されてしまうあたり、あまりにも今までの経験が酷い。
牧志 浩太
まったくだ。経験がひど過ぎる。
牧志 浩太
そういえば……、ぶつかったのはあの人影か?
ぶつかったのに気づかないってことはないよな。いや、でも分からない。
牧志 浩太
……その様子は、俺が生まれた場所を思い出させた。
未発達の何か。そして……

目が留まる。人間だ。人間が入っている。
一瞬昔の記憶に気を取られて、その事実を見逃しそうになった。
そこにいるのが『人』──『誰か』だってことを。
牧志 浩太
もしかして、俺達と同じように、ここで何かされているのか?
姿勢を低くしたまま手を伸ばし、水槽を軽く撫でてみる。人に意識はありそうだろうか?
機械を見てみるが、人を外に出したりするような方法は見つかるだろうか?
KP
人間の下半身に大きな海老の尾のようなものが移植されているようで、接合部に縫合痕が見える。
拒絶反応を示したのか、身体は壊死しドロドロと体内の臓器が水槽内に流れ出ている。

また別の水槽には、胎子のようなものが収められているが、それが何の種であるかは分からない。
鳥のような脚が見えるものの、胴と頭はむしろ鼠のように見えた。

これは生きているのだろうか。到底外で生きてゆける状態には見えなかった。
水槽は冷たく固い。機械は操作法が想像もつかない。
牧志 浩太
「う……、」
一瞬助けられないかと考えてしまっただけに、その姿は許しがたく感じた。

握った手が震える。
『誰か』だったはずの人を、勝手に弄って、ちぎって、くっつけて、壊したんだ。
牧志 浩太
くそ、くそ、くそ。
悪態を声に出したくなって堪える。
到底外で生きていける状態には見えなかった。
水槽から目をそらして、奥の扉を見る。
人影らしいものに動きはあるだろうか?
KP
人影は扉の近くに蹲っており、動かない。
近付いて確認してみれば、それは白衣の男性であった。
人間であり、特段おかしなところは見られない。気を失っているようだ。
社員証のようなカードを首から下げている。
牧志 浩太
「……?」
気を失ってる……、な。
あれだけぶつかっても目を覚まさないってことは、随分したたかに気を失ってるようだけど……。
牧志 浩太
ふと社員証が目に入った。
それはカード式のものだろうか?
牧志 浩太
持っていけば使えるんじゃないか?
ふと思った。

犯罪? まあ犯罪だけど、人を勝手に攫って首を切るのも、無許可で身体を弄くるのも犯罪だろ? 窃盗より重い方の。
自己防衛の範疇だよ、この現状。

毒されてるな俺。すごく毒されてる。
KP
カードには「最上 はじめ」とある。
カードは分厚く、電子ロックを解除するキーの役割も果たしているのではないかと考えられる。
牧志 浩太
男の様子を確認する。
起きてきそうだろうか?
また、近くに男を拘束できそうなものは落ちている?
KP
近くの壁に長い延長コードが束ねてある。多少伸びるが拘束具として役立つかも知れない。
ネームプレートを外そうとしても男は反応しない。余程衝撃が強かったらしい。
KP
〈目星〉を振ることができる
牧志 浩太
1d100 99〈目星〉 Sasa 1d100→ 45→成功
KP
男の首に小さな黒々とした字のような物が見えた。
よくよく見ると「0217」と刺青のように刻まれている。
牧志 浩太
何だこの番号……?
刻まれた番号は妙に禍々しく思えた。
この位置、自分で見るためのものじゃないだろ。
牧志 浩太
まず男の首から社員証を取って自分の首にかける。
それから、白衣を脱がせて俺が着る。
KP
白衣を腕から引っこ抜くときに男は微かに唸ったが、それ以上反応することはなかった。
牧志 浩太
自分と佐倉さんのネームプレートを外せそうなら外して、代わりに男の服につけておく。
牧志 浩太
ここまでのどこかで目を覚ます素振りがあったら、そこで中断して扉に向かう。
KP
ネームプレートは針を通す一般的なもので、簡単に着脱できる。
男は白衣の下にシャツを着ているので、それにつけることはできるだろう。
牧志 浩太
そこまで済んでなお目を覚まさなさそうなら、男の腕を後ろ手に拘束しておいてから、持ち物を漁る。
KP
拘束されても男は正体を失ったままだ。
牧志 浩太
……ここまで目を覚まさないとなると、ちょっと心配になるな。
俺達がちゃんと去った後で、誰かが見つけてくれるのを祈っておいてくれ。
牧志 浩太
状況の分かるような物や、番号を控えておける筆記用具などは見つからないか?
KP
ポケットに大きめの付箋が一冊、ゲルインキのボールペンが一本入っていた。
牧志 浩太
それに先程の番号を書き留めて、ペンと一緒に白衣のポケットに入れる。
佐倉さんの脇を軽く押し上げて合図をし、一緒に立ち上がる。
KP
佐倉はあなたの意図を理解したか、一瞬遅れてスムーズに立ち上がった。
牧志 浩太
扉に向かう。
佐倉さんの手を扉に触れさせ、そこに扉があることを知らせる。
牧志 浩太
扉を見る。
手をかけて開きそうか、カードリーダーや暗証番号の類があるか確認する。
KP
扉は重厚な金属製だ。
扉の横にはセンサーが取り付けられており、カードキーで開閉する仕組みであることが分かる。
牧志 浩太
分厚そうだな。
一応扉に耳をつけ、向こうの様子を窺う。
KP
この部屋にある機械の唸りがかすかに響いてくるほかは、全く音が聞こえない。
この扉が分厚いせいだろうか。
牧志 浩太
状況が分からないの怖いな。
佐倉さんと一緒に壁に隠れ、その状態でカードリーダーに社員証をかざす。
扉が開いたら、すぐに出ずに室内から向こうの様子を確認する。
KP
ピ、という電子音と共にカチャリと解錠音が聞こえてくる。
扉を開けると何もない小スペースが広がっていたが、そのすぐ先は上へと続く階段とエレベータがあった。
この空間はそれだけのようだ。
牧志 浩太
こういう時のエレベーター、いい思い出がないんだよな。
エレベーターの表示を見て、行き先の手がかりを掴む。
KP
エレベーターには▲の表示しかない。
何階、というような記載もない、ユーザビリティの低いものだ。
KP
突然、ぴたりと佐倉の動きが止まる。
全身を緊張させその場で立ち尽くす。手を引こうとしても反応しない。
まるで獣に注視され怯える小動物のようでもあった。
牧志 浩太
「佐倉さん?」
呼んでも聞こえないのに、つい呼んでしまう。
牧志 浩太
何があったんだ。向こうで何が起きている。
佐倉さんの頭に、何が起きてるんだ。
勢いこみ上げてくる焦りを押し殺す。
牧志 浩太
自分がここにいることを知らせるように、佐倉さんを支える腕に力を入れる。

佐倉さんの指先に自分の手のひらを置き、その状態で嵐が過ぎるまで待つ。
牧志 浩太
そうだ、佐倉さんの方の状況を聞けていない。何も。
何が、起きている? 指文字でもなんでもいい、佐倉さんが落ち着いたら状況を聞かないと。
KP
しばらく固まっていたかと思えば、ゆっくりと自分の手を自らの首元へ持っていく。
もちろん、首から先は存在しない。
持ち上げた手は虚しくも空を切る。何度も、何度もそれを繰り返す。

そしてようやく事を理解したのか、大きく身体を揺らして辺りを探りだした。
伸ばされた腕があなたの腕を掴み、肩を掴み、離し、また掴み、自分の頭に触れようとし、左右を見るように大きく肩を揺らし…………パニックに陥っているのは明白である。
佐倉 光
1d100 58 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 100→致命的失敗ファンブル
SAN値 58 → 52
1d100 85【アイデア】 Sasa 1d100→ 66→成功
1d10 Sasa 1d10→6
1d10 Sasa 1d10→5
KP
佐倉の体は暴れ出した。
9R 自殺癖/殺人癖
KP
腕を自らの首に回すが、金属塊に阻まれる。
それを掻き毟り、引き剥がそうとし、そしてよろよろと動き回ろうとした。
牧志 浩太
「佐倉さん、佐倉さん。佐倉さん」
佐倉さんの身体を背後から抱いて押さえつける。
佐倉さんの背中に身を寄せて名前を呼ぶ。
落ち着くまで、じっと抱きしめている。
KP
二分ほどもそうしていただろうか。
佐倉の動きが止まった。荒い呼吸が胸を揺らしている。
そして、あなたの体を軽く叩く。

そしてあなたの体を探り、手を出させると、
掌を上に向けさせ、人差し指を立ててそれを撫でた。
その軌跡に意識を集中させてみると、何か文字を書いていることが分かる。
KP
『だれ』
牧志 浩太
ああ、名前を言える。呼べる。
牧志 浩太
今の今まで伝え損ねてたもんな。怖いよな。
向こうでは何が起きてるのか。佐倉さんはどうなってる。
指文字で追いつくはずもないのに、聞きたいことが溢れ出す。
牧志 浩太
佐倉さんの手のひらに指先を当てる。
ゆっくりと文字を描く。

『まきし』
KP
あなたが書き切ると、掌が震えた。
そして、あなたの手をそっと取ると、ゆっくり大きく字を書き始める。
おそらく分かりやすいよう、単語ごとに手を開いて区切りを伝える。

『めかくし とられた はくい かこまれてる』
KP
『おれたち さがしてる かくれろ。
おれ あたまだけ いきてる』
KP
『はくい にんげん? ちがう?』
牧志 浩太
その問いに、『人』と書いて、その後に? を描き足す。
KP
『はくい にんげんじゃない かも?』
その指は躊躇うようにわずかにゆっくりになっていた。
『ふしぜん?』
牧志 浩太
『たのむ ふしぜん なに』
慎重に佐倉さんの言うことを辿っていく。
……会話ができる。
それだけで少し、心が和らいだ。
牧志 浩太
『なに みた あたま どこ』
KP
『あたま のみ はくいに かこまれている
ばしょ ふめい』
KP
『おれたちを さがしてる きをつけろ
わかること あれば つたえる』
KP
※この調子で意思疎通を続けても構いませんし、簡略化してお伝えすることもできます。
いずれも、【アイデア】成功することで、ある程度詳しく情報が聞き出せたとして纏め情報お出しします。
また、移動中にも佐倉は情報を得たりやりとりすることが可能です。
牧志 浩太
では、冗長になりますし、この辺で簡略化した情報をください。

【アイデア】で判定?
KP
【アイデア】どぞー
牧志 浩太
1d100 90【アイデア】 Sasa 1d100→ 62→成功
KP
今佐倉の首がある部屋には白衣の男が数人いる。正確な人数は不明。
ひときわ大きな機械があり、男たちはそれを随分気にしているようだ。
窓から見える景色から言って二階か三階だと思う。

佐倉はそのようなことを伝えてきた。
『ここは研究所 それだけ言われた』
佐倉に質問させたいことがあれば、問いかけてもらうことも可能だ。
牧志 浩太
そうか、佐倉さんは頭だけだから、手で俺と会話してるのはあいつら分からないんだな。
あいつらが佐倉さんの脳の活動とか、

そうなると、下手なことを聞いて俺の関与がバレるのは避けたいな。
佐倉さんが単体で聞きそうなことにするべきだ。
牧志 浩太
・お前たちは何者だ
・何の研究をしているのか
・ここ(佐倉さんの頭がいる場所)はどこだ
・自分(佐倉さん)に何をした
・牧志に何をした
・自分(佐倉さん)の首についているこれは何だ
牧志 浩太
現状聞いてほしいのはこのあたりだ。
牧志 浩太
何かに喰われるのはもちろん嫌だけど、こういう時はあったら便利だったのにと思うな、心が繋がる力。
KP
>お前たちは何者だ
>何の研究をしているのか
『「偉大なる研究中だ」』

>ここ(佐倉さんの頭がいる場所)はどこだ
『「研究所だ。早く戻ってこい」』
『これには いる場所が分からない と答えた』

>自分(佐倉さん)に何をした
>自分(佐倉さん)の首についているこれは何だ
『「首を切った。機械を外すと死ぬぞ」……笑ってやがる』

>牧志に何をした
『近くにいないのか? いるなら状況を教えろ』
佐倉は状況をぽつぽつと伝えてくるが、時折その手が単語の区切りと関係なく握ったり開いたりしていた。
牧志 浩太
『ありがとう そろそろ移動する』
KP
『わかった 何かあったら伝える』
牧志 浩太
これは、軽はずみに情報を漏らしてくれるタイプじゃないな。
自分でどうにかするしかない、か。
KP
監視カメラ類は見当たらない。
佐倉の視界にもそれらしきものはないそうだ。
事実、現状は逃げ出したあなた方を見失っているのだから、そうした設備は少なくともここにはないのだろう。
牧志 浩太
佐倉さんの肩を軽く叩いて合図する。
階段は上りのみだろうか?
それなら、階段の上の様子を窺いながら、階段を上る。
監視カメラの類がないかは注意しておき、見つかるようならカメラの視界を避ける。
KP
肩を叩くと、あなたの手につかまる指に力が入った。
あなたの手に引かれ、つま先をするようにして歩き出す。
この調子では必然、移動に時間がかかるだろう。
牧志 浩太
時間がかかるのは仕方ないな。
急な時は背負って……、いや、抱え上げるか?
最悪、見つかったらどうするか考えとかないとな。
KP
頭がない分機械が乗っているので、体重はいつもとさほど変わらないかも知れない。
さすがに頭がない人間が歩いていたら目立つだろう。
牧志 浩太
佐倉さん……。
振り返って目が合わないと、やっぱり時々当惑する。
牧志 浩太
あいつら、笑ってやがったって言ってたな。
少なくとも性格は悪そうだ。
KP
佐倉の方に注意を向けた時、背後の扉、先ほどまでいた部屋の扉に『B2 - 保管庫』と書かれていたのに気づいた。
牧志 浩太
『B ほかんこ』
そこにいたらしい、と伝える。
伝える余裕があるうちは、なるべく状況を伝えよう。
KP
階段を登ると、先程と同じような狭い空間にたどり着いた。
目の前には扉があり、『B1 - 倉庫』と書かれている。
扉脇にはこれも先ほどと同様のカードリーダーが設置されている。
牧志 浩太
B……、あれは一番下だった。地下のBか?
牧志 浩太
倉庫か。
何かありそうではある。

倉庫以外に、道や階段は続いているだろうか?
KP
おっと書き忘れ。エレベーターはここまでのようだが階段は更に上にも続いている。
牧志 浩太
周囲の様子を確認し、誰もいないようなら「倉庫」の扉を開ける。
扉の脇に隠れ、扉を開けたらまず中の様子を窺う。
KP
カードキーを用いれば問題なく扉は開き、中に入ることができる。
牧志 浩太
この辺は倉庫ばかり、ってことか。
何かあったら隠れられそうだな。

場合によっては、上に人がいるなら、佐倉さんをここに置いて、ってことも考えた方がいいな。
上で何か見つけても一緒にいなかったせいで……、ってこともあるから、悩む所だけど。

KP
倉庫内は保管庫と同様にとても広いが、雑多に物が置かれていた。
棚、床、そこかしこにコンテナや段ボール箱が積まれている。

人の姿はない。隠れるには持ってこいの場所でもありそうだ。

※二回〈目星〉を振ることができる。また、探したい物があれば探すこともできる。
牧志 浩太
『B1 そうこ 人 いない』
佐倉さんに現状を伝える。
牧志 浩太
佐倉さんに着せる分の白衣はないか?
それか、パーカーのような被れる物があれば、それを着せた上で何か詰めれば、頭がないのを誤魔化せないだろうか?
自分の羽? は白衣で隠す。
KP
白衣は問題なく見つかる。何着か畳んでおいてあった。他にも統一されたデザインのワイシャツとスラックスも保管されていた。
とはいえあなたの翼はそこそこの大きさがあり、隠し仰せるようなものではない。(あなたが連想した佐倉に生えたものよりずっと大きく、床に引きずるほどもあるのだ)
牧志 浩太
佐倉さんと一緒に、白衣とワイシャツ、スラックスに着替えておこう。
佐倉さんの検査着は段ボール箱か何かの中に隠しておく。
牧志 浩太
あとは振り回して威嚇できるような、軽くて長い棒状の物があれば持っていく。
KP
棒として使えそうなのは新しいモップだ。
所詮は掃除用具、あまり丈夫そうには見えない。
牧志 浩太
モップは持っていく。どうせ威嚇程度だ。
牧志 浩太
気にかかる物がないか探す。
牧志 浩太
1d100 99〈目星〉 Sasa 1d100→ 89→成功
1d100 99〈目星〉 Sasa 1d100→ 35→成功
KP
畳まれた段ボール箱がいくつか出てきた。
大きさはさまざまで、自分や佐倉が入ることのできる程度の大きさのものもある。
牧志 浩太
段ボール箱があるな。
いくつか畳んであるのを元に戻しておき、扉の近くに置いて中に隠れられるようにしておく。
牧志 浩太
さすがに段ボール箱、持っていったら目立つよな。ううん。
KP
佐倉は動きを止め、指先を胸元に触れている。左右に体が揺れたりかすかにひねったりしていて、向こう側で誰かと話したり様子をうかがったりしているであろうことが見て取れる。
牧志 浩太
佐倉さん、向こうの様子を窺ってくれてるのか。
心配になるけど……、どうしようもないな。
俺は俺で動くしかない。
佐倉さんの様子が落ち着いたら、何があったか聞こう。
KP
『何人か羽がある奴がいる』
佐倉はそう伝えてきた。
佐倉 光
1d100 41 〈神話〉 Sasa 1d100→ 81→失敗
1d100 42【アイデア】 Sasa 1d100→ 26→成功
KP
『見覚えがある気がする。どこかで。思い出せないな』
『それから、この部屋にあるでかい機械は、牧志に関係あるかもしれない。
詳しくは分からないけどそんな感じがする』
牧志 浩太
『なに はなしてた?』
KP
『牧志の話題が出るとき、視線がよく行っている。
無関係ではないと思う。
質問は無視された』
牧志 浩太
『ありがとう 先に上の様子見る』
牧志 浩太
佐倉さんに段ボールの中に隠れていてもらい、先に階段の上の様子を窺う。
KP
あなたが佐倉を段ボールの中に隠し、外に出ようとしたとき。
人の話し声と気配が近づいてくるのに気付いた。
この部屋に複数の人間が入ろうとしている!
牧志 浩太
まずい!
急いで段ボールの中に隠れ、外の音に耳を澄ます。
KP
扉の方から「ピ、」と電子音が鳴る。
入ってきたのは白衣の男2人であった。
自分たちがいる場所とは離れた棚に用があるようで、このままじっとしていれば見つかることはないだろう。

何かする? それともこのまま耳をそばだてる?
KP
このシナリオ、結構色々なパターン想定されていて楽しいです。
牧志 浩太
ほほう。いいですね。
色々工夫したり考えたりしていきたいな。
牧志 浩太
段ボールに僅かに隙間を開け、彼らの様子を窺おうとする。
KP
では〈聞き耳〉を振ってみてください。
牧志 浩太
1d100 97〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 56→成功
KP
二人の白衣の男が会話をしているのがはっきり聞こえてくる。
男A
「聞いたか? Cチームの被験体が逃げ出したって話」
男B
「ああ。機動部隊が総出で外を探してるんだって?」
男A
「そうなんだよ。今日は搬入もあって力自慢が欲しいというのに……」
男B
「しかし……今回の実験内容は把握していないが、本体? は逃がしてないとも聞いたぞ。最悪そっちを殺してしまえば始末できるのではないのか」
男A
「ああ、そうらしい。だからこそ俺たちのような低級層や他チームまでは情報が回ってきてないんだろう」
牧志 浩太
まずいな、時間をかけすぎたら佐倉さんが殺される。
牧志 浩太
でもあいつら被験体が何かも分かってないみたいだ、それなら誤魔化しようがある。
牧志 浩太
情報が回る速度にしろ、佐倉さんのことにしろ、急いだ方がいいな。
牧志 浩太
そのまま様子を窺い、耳をそばだてる。
KP
二人はあなたが潜むダンボールのすぐ側にかがんだ。

〈目星〉
牧志 浩太
1d100 99〈目星〉 Sasa 1d100→ 13→成功
KP
彼らの首筋に4桁の番号が書かれていることに気が付く。
『0245』『0313』だ。
牧志 浩太
番号が……、何だ、最初の桁に何か意味があるとかか?
KP
二人は必要な物資らしい物を適当にダンボールに詰め込むと、運んで行った。
がしゃん、と音を立てて扉が閉じ、沈黙が訪れる。
牧志 浩太
彼らが出ていったのを確認し、少しおいて段ボールを出る。
佐倉さんに『人きてた ようすみてくる』と伝え、佐倉さんを段ボールに隠したまま改めて上の様子を確認する。
KP
佐倉は箱の中で親指を立てて見せた。
箱詰めになっている首なしの体はなかなか異様な光景である。
頭がないので収まりが良い。
牧志 浩太
親指を立て、その親指とぶつけ合わせた。

コメント By.KP(佐倉)
いつの間にか佐倉の首がない。
一体どこに落としてきてしまったんだ?

とんでもない状況から始まるスリリングなシナリオ。

プレイ日:2025年8月13日 ~ 2025年12月15日

作者名: あやめがさね/入須間

配布・販売サイト: 身首どころか意さえ異にし

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本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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それでもいいって思ってたんだ、独りになってもいいって。
なのに、日常がそこにあると失うのが惜しくなるなんて、弱いなと苦笑する。

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