こんばんは
高槻 玲音
ひっさびさーな気がする
アイ
ひっさびさー! こんばんは
二宮 信
色々死んでてすみませんでした
怒涛の一月だった もうこんな一月は嫌だ
KP
お久しぶりです
ヘチナ
ひっさびさー
アイ
平和な二月を祈る
ヘチナ
まず開幕大雪
アイ
スン
二宮 信
今年は六曜が悪いよ六曜が
神津 樹
こんばんはー
アイ
こんばんはー!
ヘチナ
こんばんは!
二宮 信
こんばんは~
KP
えーと
秩父を撮り逃したところだったか
神津 樹
ファン宣言されたところだったね
ヘチナ
大神くんの告白シーンから
高槻 玲音
ファン宣言からだったな
KP
そこまで行ってたな
アイ
そうそう それで実は俺……お前のファンだったんだ! から
KP
天羅用のえっちな絵を作っていたので、大神くんは未だにカオナシです
高槻 玲音
ひどい
アイ
ひどいんwwww
ヘチナ
大神くんのえっちな絵が……
神津 樹
悪魔合体してる

KP
大神は、精一杯の覚悟を込めて、真っ赤な顔で目を力一杯瞑って神津に頭を下げていた
下げた頭の勢いで、ポンパドールがゆわんゆわんと揺れている
神津 樹
何を言い出すんだこいつは?
困惑のあまり二歩下がった。
高槻 玲音
まあそうだろうなあって顔してる
神津 樹
「頭上げてくれ。なんか……面白ぇから」
やっとの事でそんなことを言った。
ヘチナ
ふぅんおもしれー男
神津 樹
「なんかの間違いだろ?」
KP
「間違いなんかじゃねぇッス!」
ばっと顔を上げる
反動でポンパドールが上に振り回される
二宮 信
おもしれぇ~~~!!!
高槻 玲音
(ぼよんぼよんしてる……)
神津 樹
笑えない。笑えるはずがない。なんか……怖い。
KP
「俺、アンタがジュニアクラスの大会に出てたのを一目見た時から……!」
ジュニアクラス=小学生の部
神津 樹
「た、大会?
ボクシングの?」
KP
「ッス!」
ヘチナ
一目ぼれやん
高槻 玲音
一目ぼれだなあ
神津 樹
「あー……」
いごこちがわるい。
KP
「あれは、忘れもしねぇ、2年前……」
斜め上、空を見上げて遠い目
ヘチナ
(回想シーン!?)
神津 樹
逃げ場を求めて仲間に目をやる。
二宮 信
どうしようもできないの目。
高槻 玲音
なまあたたかいめ
アイ
聞いてやったらいんだねの目。
ヘチナ
CCB<=60 〈制作(薄い本)〉 (1D100<=60) > 17 > 成功
恍惚とした目
できちゃった
神津 樹
できちゃったじゃないか。
高槻 玲音
タブレット取り出してなんか描いてるんしょ
アイ
へっちーwww 何かできてるwww
神津 樹
どういう方向の薄い本なんだよ。
薄い本と言っても色々あるんだぞ!
高槻 玲音
どういう方向なの、へっちーの専門は
ヘチナ
どうなんだろう
アイ
いつでも原稿作業できるの便利だなVR
神津 樹
なんなら本人その場で下敷きにして描けるな。

KP
ずしゃしゃしゃーっと、仮想ウィンドウの上をVRペンが走る音が響く
KP
※ちょっと秘匿中
へっちーの本
アイ
えっ、へっちーの本の詳細!? >秘匿
高槻 玲音
KP
違うますw
神津 樹
やめろよ照れるだろ
KP
でも、へっチーが望むなら、その内容についての秘匿も受け付けます
神津 樹
おま、それをこのシリーズ終わるまで秘匿にする気かよ!?
ヘチナ
choice[BL, TL, 夢, 解説, マニアック] (choice[BL,TL,夢,解説,マニアック]) > 夢
夢だった
高槻 玲音
男二人の間に挟まる夢描いてるの???????
ヘチナ
やめて! 私のために争わないで!!
KP
へっちーが左右から拳を受けてる絵が浮かんだ
神津 樹
そんな夢!?
新しいジャンルだな。
アイ
それはなかなかの新ジャンル
ヘチナ
ドMやんけ

KP
「相手は学年が上、しかも、神津サンは今と同じチビ……小柄な体格で、相手はジャイアン級」
高槻 玲音
ジャイアン
剛田さん!?
KP
ジュニアクラスに体重制は無いから、平気でスネ夫vsジャイアンみたいな試合もある
高槻 玲音
そういうことかw
二宮 信
(ヘビー級? ぐらい?)
神津 樹
「……あー。うん。ああ」
目の光が失せてゆく。
高槻 玲音
「……なんか嬉しくなさそうだけど、どうかした?」
KP
「残念ながら、試合はジャイアンの勝利……」
大神は、まるで我がことのように悔しげに拳を握り締め、歯軋りをする
神津 樹
「負けた試合の話が面白いわけない」
目の光が泥のようだ。
二宮 信
ほうほう
KP
「……だが!」
くわ、と目を見開く
二宮 信
「だが?」
KP
「あのジャイアンの野郎、とんでもねぇ卑怯者だった!
サミングに肘打ち……! 巧妙に審判の死角で繰り出される、反則技の数々……!
俺でなきゃ見逃しちまったね」
高槻 玲音
「小学生でそれはなかなか素養があるね……」ダメな方の
神津 樹
「……」
あれを卑怯と呼ぶか。
戦いにそんな言い訳が通用するのか。
KP
「アンタは、瞼を切っちまって、ジュニアクラスとは思えぬ血みどろの戦いの末、相手の策にハマって負けちまった!」
ヘチナ
テクニシャンな相手だった
KP
「誰もが、その体格差に当然の結果と、諦めのようなため息をついていた。
だが!」(2回目)
神津 樹
ヘッドギアの上から耳を押さえて座り込みたい気分だ。
KP
「試合後のチンケな雑誌のインタビューで、アンタが言った言葉!」
大神は咳払いを一つ
神津のモノマネのつもりか、半眼のような力を抜いたような眼差しと表情で
神津 樹
やめて。
高槻 玲音
KP
「『次は負けない。どんな技も、俺には二度は通じない』」(キリッ
神津 樹
「…………」
ヘチナ
ぴたっ……
カリカリカリカリ
KP
「くぅぅ~~~~~~ッ」
痺れたように、身震いをして、噛み締めるように身を縮める
「正直、痺れたぜ……」
神津 樹
「…………」
二宮 信
かっこいいとは思うけど本人に言ったら地雷もいいところかもしれないから黙ってよ。
高槻 玲音
>そっとしておこう…
二宮 信
それ
神津 樹
「何だよ人の恥さらして何が嬉しいんだよ。
負けは負けだ」
KP
「いや!
試合は確かにアンタの負けだった! ジュニアクラスだから、TKOこそねぇものの、もう文句なしでTKOレベルに、そりゃもうボッッッッ……」
力をためて
「……ッッッコボコにされながら、アンタの目は負け犬の目じゃなかった!」

神津 樹
慌てる絵とかまだ無いんだよなー。
いい加減描かねば。
ねーねー、話に一段落ついたら逃げていい?
二宮 信
いいとおもう!
ヘチナ
www

KP
「俺は、あの頃ただのモヤシだった……」
アイ
「モヤシ……」想像した。
KP
「ただ、男と男がタイマンでボコしあう、あの空気に触れると、なぜか自分も強くなれるような気がして、その場にいた。
そして、アンタを見た。アンタのその覚悟と姿勢、心意気に惚れちまったんだ!」
びし、と指を突きつける
神津 樹
「オレに惚れたぁ?」
ヘチナ
「~~~ッ!!」
アイ
「うわ、ヘチナどしたんね?」
ヘチナ
「でゅひっ……な、なんでもねっす」
KP
ばばばばばば、とヘチナの周囲に仮想ケント紙が描かれては舞い散っていたかもしれない
ヘチナ
芸コマやなAR
アイ
ペーパーライク感は大事ですからね
二宮 信
うんうん

高槻 玲音
大神くんっておいくつでしたっけ、お年
神津 樹
年上だよなぁ
KP
3~4歳年上ですね
高槻 玲音
年下小学生に惚れるって……
神津 樹
CWつけてるのをいいことに逃げよう。そうしよう。
アイ
逃げるならちょうどうっかり退路を塞ぐ位置に立ってようかな
神津 樹
ひどい
高槻 玲音
しかし まわりこまれてしまった!

神津 樹
どうにもならない負け犬だったよ。
強がりを口にして、悔し泣きして、無駄な特訓して。
あの時のことはもう思い出したくもないんだ。
KP
「そして、俺は気合を入れ直した。自分を鍛え直した。
気がつけば、通っていた中学で、誰にも負けぬ程になっていた。
ようやく、アンタの強さに少しは近づけたか……。そう思っていた……
……のに!」
くわっと目を見開く
「何やってんだ、アンタは!」
神津 樹
「う」
高槻 玲音
「突然の批判」
KP
「気がつきゃアンタは、碌でもねぇ馬鹿どものパシリ!
風の噂でそう聞いた時にゃ、耳を疑ったぜ……」
高槻 玲音
(……確かに、なんでパシリなんてやってんだろ)
神津 樹
「そんな、ことは……してねぇ」
KP
「あぁ!?
毎日毎日、大して考えもせずにダラダラと暮らしてるヤツらの鉄砲玉もどきだろうが!
見損なっちまったよ……」

高槻 玲音
言われてみればなんでパシリになってたのか気になるけど(戦いの場を求めてたにしろ人の下につくかなあっていうアレ)、聞くほどの勇気がない高槻
ヘチナ
最初の1回だけ焼きソバパンくれたとか

神津 樹
「オレはただ、必要な力を」
逃げ場を探す。
KP
「探してたのか? 本当に?
ただ、流されてそこにいただけじゃねぇのかぃ?」
大神の目に、それまでの憧憬の光は無い
高槻 玲音
「……神津くん、これはあれだ。あのー、厄介なファンだ。
答えないと、ストーキングされるよ」
二宮 信
「……可哀想……」ぽそ。
神津 樹
大神のまっすぐな賞賛や憧憬も、批判も、つらい。
神津 樹
逃げたいです!!
アイ
「ん」神津が逃げようとした一方向に、【DEX】14でするりと滑り込む。
KP
凄みのある視線で神津の目を射抜き
「ストーキング、大いに結構」
高槻 玲音
「ほら、本気だよこの人」
KP
「やりきれなかったぜ。
目の前の光が、急にいなくなっちまったような、そんな感覚」
神津 樹
「うるせぇぞ、ジジィかよ!
オレがどうしてようがどうなろうが関係ねぇだろうが!」
厚くなる薄い本
ヘチナ
どうなってもいい!?
神津 樹
www
高槻 玲音
あーあ、またへっちーが捗っちゃう
二宮 信
あーあ
ヘチナ
前面の狼後門のアイに側面で気持ち悪い顔したへっちー
アイ
へっちーwww
ヘチナ
逃げ場ないな
神津 樹
逃げたいって宣言してるだルルルォ
高槻 玲音
青少年育成法だかなんだかに引っかからないように、そういうのを描くときは※この作品の登場人物はみんな成人してます て注釈入れるんだぞ
二宮 信
昔のギャルゲじゃん
ヘチナ
※この作品の登場人物はみんな超人してます
アイ
間違ってない
高槻 玲音
まあそれはそう
二宮 信
ペルソナ使いって割と基本的に全員超人では
KP
ペルソナ使いってだけで、フィジカルエンチャントされますしね(P5感

KP
「オゥ、手前のみっともねぇとこ突かれて八つ当たりか」
アイ
「何かと思ったけど、いいやつじゃんね」
言う声に少し羨望の色が滲んだような。
KP
「まぁ、人のこた言えねぇがな。
やさぐれていた俺は、塔の噂を聞きつけて、闇雲にそれを追う内に、気がつけばペルソナ使いになっていた。
そうしたら、アンタまでペルソナ使いになって、塔に登るっていうじゃねぇか」
神津 樹
「……」
そうだな。流されるままにだ。
KP
「ちょうどいい。
ようやく俺はアンタと同じ土俵の上に立つことができたんだ。
いつか、アンタと当たることもあるだろう。
その時、まだ生半可な気持ちでいてみろ……
そん時ゃ、容赦なく潰すぜ」
ギラリと大神の目が光る
神津 樹
「…………」
会いたくない。心底思った。
高槻 玲音
たぶん会うよ(予定調和)
二宮 信
この回で会いそう(謎予想)
KP
さて、大神の自分語りはそろそろおしまいなので、彼は去ろうかと思いますが、何か聞いたり話しておきたいことはありますか?
……まぁ、彼が神津を擁護した動機は、何のかんのでわかったと思いますが
高槻 玲音
こっからは俺が口出しするのも野暮だからそっとしておこう
アイ
大神くんは秩父のことは知らないっぽかったかな。
神津 樹
「なにマジになってんだよ……」
色々聞かされて聞かれてもう感情ぐちゃぐちゃなんで何も言えないよ。
KP
「俺は、アンタを初めて見た時からずっとマジだぜ」
攻めの反対語?
ヘチナ
それは負けセリフぅー!
神津 樹
えっここは負けとかなきゃ駄目なシーンじゃないの?
高槻 玲音
自分の中で乗り越えられてないなら負けムーブに落ち着きそう
神津 樹
ここで言い返せるくらいならパシリなんかしてないんだよ。
ヘチナ
いんですか右辺のままで!
高槻 玲音
そっちかよ!!!!!!!!!!
神津 樹
ってそっちか。
ヘチナ
あ、いや夢なんで辺とかないっすわ
神津 樹
こんな似たような属性の二人に取り合われても面白く無くない?
夢良く分かんないけど。
ヘチナ
いやぁそれはそれで正統派甲乙つけがたく
アイ
神津くんの成長を眺めるお助けキャラになるタイプの夢ならアリ
高槻 玲音
どういう夢なんだ


KP
では
大神は、丸めた指を唇に当てると、息を吹き当てた
甲高い音が、校舎の屋上に響き渡る
それから数秒と置かず、じゃっ、ガシャ、という音が連続する
大神が背にしていたフェンスの向こう、幾つもの人影が、まるで壁面を走ってきたように、跳躍して現れる
それらは、皆一様に短ラン、ボンタンというヤンキールックの少年たち
ただ、その全てが犬を模したペインティングが施されたフルフェイスヘルメットをかぶっていた
アイ
「あー。同じセンスのチーム」
ヘチナ
「じゅる……ん……うえぇぇ!?」
高槻 玲音
「……ええっと、宣戦布告的なやつ?」
神津 樹
「ハウンド……」
二宮 信
「……ああ」
KP
「俺は、チーム・ハウンドドッグの頭、大神一郎太。コードネームは……」
現れた一人が差し出してきた、ヘルメットを受け取り被る
それは、一際大きく高さのあるデザインの犬の頭部を模したヘルメット
両脇には、さらに一頭ずつの犬頭の装飾がなされていた
「……『ケルベロス』
ヘルメットの奥からのくぐもった声で、名を告げた
アイ
「犬だ」
神津 樹
やはりそうかー
アイ
オルトロスと聞くとタコが浮かんでしまう精神汚染
高槻 玲音
やっぱ犬じゃん、そう口に出かかった言葉は呑み込んだ
神津 樹
ハウンドにケルベロスはデジタルデビルサーガ的に熱いのよ……
KP
「アンタらは、俺らがロックオンした」
高槻 玲音
「巻き込まれた……」
ヘチナ
「ろ、ろっく……」
KP
「地獄の猟犬は、しつこいぜ……。次は無ぇ。今度は情けは掛けねぇ。
俺らに当たるまで、せいぜい潰されねぇようにするんだな!」
吐き捨て、男たちは次々に屋上から身を躍らせて行く
アイ
「っは、巻き込まれたんねぇ」
二宮 信
「高槻、何か宣戦布告受けてるよ」他人事にするな。
高槻 玲音
「俺案件じゃなくてこれは神津くん案件です」
二宮 信
「お、そうだな」
神津 樹
「……」
当の本人は放心してる。
高槻 玲音
「……がんばれ」肩ポン
KP
「お前ら、仲間だろうが! 一緒に面倒みてやれよ!」
高槻と二宮の言葉に、思わず決めシーンも忘れて吠える大神、ケルベロス
高槻 玲音
「ええ……」
KP
それを周囲に残った面子が『まぁまぁ』となだめ
神津 樹
大神くんいい子だなぁ。
ヘチナ
アフターもばっちり
KP
「それじゃぁな! あばよ!」
ったく……、と呟いてから、彼は捨て台詞を残して
二宮 信
「じゃあなー」手を振る。
アイ
「おう、あばよー」
KP
改めて、大神と犬の集団は屋上から飛び去った
高槻 玲音
「そういう湿った感情は当人間で……って行っちゃった」
ヘチナ
「いっちゃった……」
KP
秩父が去り、大神が去り、屋上には皆だけが残された

神津 樹
「どうしてこんなことに」
困惑してる。
アイ
「っは、いい奴じゃんね」
姿が消えていくのを見送りながら笑う。
神津 樹
「おかしいだろ……」
アイ
「え、おかしかねぇんじゃないね?」
高槻 玲音
「まあ、好きが裏返るとこうなるって好例だね……
とりあえず、帰ろうか……」
高槻 玲音
よその学校ですし
神津 樹
ですな
アイ
「だねぇ。派手に目立ったし」
神津 樹
つまり最終的に、お前は俺が叩き潰す、って宣言されたんだよな?
勝手に持ち上げて勝手に失望して。
「わけわかんねぇ」
KP
仕方がない
彼は馬鹿だったのだ
しかし、それだけに紆余曲折を経ながらも一直線な感情だけは伝わったかもしれない
ヘチナ
「風高は恐ろしいところっす……」
アイ
「え、見ててくれたやつがいたってことじゃねぇんね?
アイは詳しい事情知らんけどさ」
二宮 信
にこにこしちゃう
神津 樹
消化しきれなかったからもうちょっとだけモヤモヤしとこう。
想いが重い。
高槻 玲音
「まあ、彼の様子からして、喧嘩で勝っても収まりそうにない気がするけどね……」
KP
では、皆がそうしていると、高槻の目の前に一件のノーティスがポップアップ
マークからのLIMEの着信だ
『何かわかったか?』
タイミングが良いと言おうか、進捗を尋ねるものだった
高槻 玲音
『えーっと、愛でした』って返しとこ
アイ
愛でしたwwwそうね
二宮 信
そうだね!
愛かぁ。
神津 樹
過去の恥さらされてケンカ売られただけじゃないか……
KP
それに既読がついてから、しばし、相手の側に『入力中…』と出ては消えてを繰り返してから
『まるでわからん』
ようやくそれだけ返ってきた
神津 樹
わかんないよ。
KP
『とりあえず』
『一回帰ってこいや』
高槻 玲音
『そうします……』
「マークさんから一度帰って来いってさ」トーク画面を落として
アイ
「ん、丁度いーとこだったね」
ヘチナ
「は、はひ」
神津 樹
「……ああ……」
やっと帰れる。
KP
では、皆は風波高校を後にした
二宮 信
帰るか~
KP
MAP上をマーカーが移動するアニメーション
アイ
お約束のやつだ!
高槻 玲音
        〇
りじちょーしつ ▽三三 かぜこー
KP
三角がくるくるしてる

KP
皆が理事長室に戻る頃には、日は傾き朱の色となっていた
そういえば、ここへ来るのは夕刻が多いような気がする
神津 樹
理事長常にいるのか
ヘチナ
珍しい学園
KP
まぁ、車椅子ですしね
KP
マホガニーの重厚な扉を開けると、いつも通りマークと南条が待っていた
マーク
「お、来やがったな」
ヘチナ
「も、もどりました……」
高槻 玲音
「戻りましたー……」
アイ
「おう、ただいまなんね」
マーク
「お前ら、何があったんだ? 愛ってなんだ、愛って」
挨拶もそこそこに、納得の行かぬ顔のマークが尋ねる
神津 樹
「わからない」
高槻 玲音
「マークさんがわかりやすいように言うなら……過激なファン、っすね……」
マーク
「なんだそりゃ」
二宮 信
「激重の愛だったなぁ」
高槻 玲音
「信者が信仰裏切られてキレた感じ……」
アイ
「普通にいいやつだった、ってことだね」
マーク
「大神がか?」
神津 樹
「宣戦布告された……」
マーク
「いいやつが宣戦布告、って矛盾してねぇか、それ」
高槻 玲音
「信仰を確かめる儀式です」
ヘチナ
「屋上で殴り合って……じゃ、ダメみたいっす」
アイ
「ん、いいやつ。発破かけてくれてたよ。
まぁ、ガチだったけどね」
南条圭
「……まぁ、まずは報告を聞こうか」
メガネのリムを片手で押し上げ、南条が尋ねる
心なしか、南条もわずかながら困惑しているように思える
高槻 玲音
まあかいつまんで説明はしておこう……
KP
かくかくしかじか
神津 樹
まるまるうまうま
アイ
しかくい
神津 樹
ムゥゥゥブ
アイ
ありがとうございます
南条圭
「ふむ……」
高槻 玲音
「……ああそうだ、一個聞きたいんですけど」
南条圭
「何だろうか」
高槻 玲音
「ペルソナ使いって、一人で色々使い分けられる人もいるんですか?」
南条圭
「……今、なんと?」
アイ
「あ、そうだ。あいつのことだよ」
高槻 玲音
「こないだのサーバー侵入事件の犯人がそういうやつ……うーん、っていうかなんだろう、ヘンなペルソナで」
神津 樹
そういえばそんな話もあったなー。
高槻 玲音
「最初は仮面がいっぱい張り付いたやつだったんだけど、なんか別のペルソナに切り替わって……」
ヘチナ
「あ……昔の中国の人みたいな恰好の」
アイ
「そうそう。手袋した手のやつだったのが、別のやつになったんだよ」
マーク
「……!」
マークの体に、わずかに緊張が走るのに気づいたかもしれない
南条へ、顔を向ける
南条圭
そのマークの動揺めいた動きを片手で制し
「……それは事実かね?」
二宮 信
「ですね」
アイ
「事実だよ、この目で見た。ここにいる全員がね」
神津 樹
いやオレは見てないですけど……
高槻 玲音
「眼鏡は伊達なので、俺視点からではそうだとしか言いようがないです。
変化後は……たぶん廖化だと思います。三国志の。でも、変化前のは全然わからなくて……って、なんか心当たりあるんですか?」
マーク
「南条」
南条圭
「ああ。
なるほど。
順番に、そしてまずは一つ目の問いの結論から言おう。
ペルソナを切り替えることができる能力。それは、確かに実在する」
高槻 玲音
「それって、俺たちとは違うんですか?」
南条圭
南条は、頷く
「人が、相手や状況に対して、態度や表情を変えるように、ペルソナを付け替えることができる能力……」

高槻 玲音
いやーやっぱほら フィレモン世代のペルソナ使いから直接そういう話聞きたくない?(中の人心理)
ファン心理ってやつだ……
二宮 信
ワイルド?
神津 樹
ワイルド……っていうのかなあれは。
南条圭
「それは、いわばカードゲームのジョーカーのようなもの、として、『ワイルド』―――と呼ばれている」
アイ
果たしてアレがワイルドなのか怪しいところ
高槻 玲音
ワイルドとは違うかな 一応本人の性格で相性がある
神津 樹
相性悪いのは喚べもしないしなぁ。
SPバカ食いするし。
二宮 信
なるほどなぁ

高槻 玲音
「ワイルド……」
ヘチナ
「ブルーさん、キャラも変わってましたっすけど……」
南条圭
「実のところ、私やそこにいる稲葉もその能力者だ」
高槻 玲音
「聞きかじりだけど、心理学用語としてはそっちの『ペルソナ』の方が正しい意味な気がする……」
ヘチナ
「えっ」
高槻 玲音
「え、そうなんです?」
南条圭
「確かに」
アイ
「そういや、アイらとは違うっつってたね」
ヘチナ
(理事長さんたちもキャラ変するっすか!?)
神津 樹
ワイルドの人は全ペルソナつけられて発動できるん?
←3~5やってないひと
高槻 玲音
できるできる まああれは「拾った仮面」じゃなくて「内側から掘り起こした仮面」みたいなもんだし>3~5のワイルド
マーク
「だがまぁ、当人のキャラってやつは、突き詰めればそう変わるもんじゃないだろ?」
二宮 信
「そうですよね」
マーク
「結局は一等相性のいいとこに落ち着いちまうもんさ。俺のスサノオみたいにな」
高槻 玲音
「なるほど」
南条圭
「だが、君たちは違う。
厳密に言えば、我々とは力の使い方、その根本的なところが異なるのだ」
高槻 玲音
「そんなレベルで違うのか……」
南条圭
「稲葉」
マークに視線を送る
マーク
「ああよ」
頷いて応え、
「来い、スサノオ!」
気合いの声と共に現れるのは、あの時の異形
高槻 玲音
「……改めて見ると、ずいぶんパンクっすね」
神津 樹
ヒーロー番組の悪役みたいだ。
南条圭
「ペルソナは、その者の内面を映す鏡だ」
神津 樹
さっきから茶々がメインとの食い合わせ悪いから黙ろうかなw
高槻 玲音
南条さんは? って聞いたらヤマオカ出てくるのかな
神津 樹
エンジェルおじいちゃん出てくるの、事情知らなかったら「なんで?」ってなるな。
南条圭
「人々が認識する、その集合無意識の海から、近しい名と存在が充てがわれているに過ぎず、実のところ、名は同じでも姿が異なる者さえいる」
高槻 玲音
「ああ、じゃあこれはマークさんが思うスサノオ、って感じ……?」
マーク
「ま、そういうこった。イケてるだろ」
アイ
「ふぅん。魔界とかそういうやつから来んのかと思ってたけど、そうじゃないんだ」
二宮 信
「イカしてますね」
神津 樹
独特だな、と思った。
アイ
「納得感あんね」
南条圭
「君たちも、見たはずだ。
ティンダーを使用した際に垣間見えるテキスト」
高槻 玲音
てきすと?(痴呆
二宮 信
あったっけ……?
南条圭
「”I am thou, thou art I”。
我は汝、汝は我。
ペルソナとはつまり、君たちの本質そのものであるとも言える」
二宮 信
「本質」
アイ
「ふぅん?」
南条圭
「真のペルソナ使いは、皆、契約の際などにその言葉を耳にする」
高槻 玲音
「……聞いたっけ?」記憶喪失
南条圭
「だが、我々と君たちとで異なる点。
おそらく、君たちはその声を聞いたことは無いだろう。そうして、テキストで見たことがあるのみ……」
KP
そうだろうか
自分たちは、確かに聞いたことがある
その言葉を
アイ
「…………んーーーー。
すっきりせんね」
KP
それは、塔のことを知る、それよりも前ーーー
神津 樹
「……いや……」
KP
※こういう時に【アイデア】ロールを挟めばいいと思います!(反省
アイデア
高槻 玲音
CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 30 > 成功
神津 樹
CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 97 > 致命的失敗
アイ
CCB<=70 【アイデア】 (1D100<=70) > 8 > スペシャル
二宮 信
CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 76 > 失敗
ヘチナ
CCB<=13×5 【アイデア】 (1D100<=65) > 9 > スペシャル

高槻 玲音
お、なんか頭からにゅるっと出てきたわ(成功
神津 樹
あっれー?(致命的失敗
二宮 信
おしい(失敗
なんも覚えてないけど覚えてるフリをしよう。
高槻 玲音
魔型三人(高槻、アイ、ヘチナ)が思い出すのおもろいな
KP
自ら応えてくれてありがとうw
では、成功した者は、確かにその奇妙な夢―――最初に見たその夢を思い出す
アイ
「あ」
高槻 玲音
「うーん…………その言葉はもっと前から知ってる、ような……?」
ヘチナ
「……言ってた」
神津 樹
もうなんもわからん。
南条圭
「……何?」
滅多に表情の変わらない南条の眉が、ぴくりと跳ねた
アイ
「んにゃ、聞いたよ。なんでお前がそうなんだって、アイは思ったんだ」
高槻 玲音
「聞き覚えがある……」
マーク
「おいおいおい。
マジか」
高槻 玲音
「もしかして結構な問題?」
マーク
「そりゃ、いつのことだ。
や、問題っつーか……」
困惑したように、再び南条を見やる
アイ
「最初に会った時だったよ、あいつと」
ヘチナ
「す、すみませ……聞いたっていっても、たぶん夢で」
神津 樹
「聞いたのは確かなのに、思い出せない」
高槻 玲音
「いつだっけ……塔が見え始めたよりは後?」
南条圭
「……夢とは、自意識と無意識、そして集合無意識との境界である、という説がある」
二宮 信
後方知ってる側ヅラ(何もわからん)
南条圭
「……すまない、結果的に少々脱線してしまったな」
二宮 信
(やべー覚えてねー)
南条圭
「改めて、整理して順番に説明しよう」
高槻 玲音
「いや、聞いたの俺ですし……そうですね、順番にお願いします」
KP
南条は、車椅子の上で居住まいを正し、デスクの上に両肘をついた

KP
ちょうどいいところなので、本日はここまで!
ヘチナ
お疲れ様でした!
高槻 玲音
わーいフィレモン世代のペルソナ使いからペルソナのお講義だ!!
アイ
お疲れ様でしたー! 次回、説明編!
アイ
やったー! これは豪華
二宮 信
お疲れ様でした! ありがとうございます!
南条圭
「はい、ここテストに出まーす」
神津 樹
テストってフィレモンとの殴り合いかなぁ。
高槻 玲音
名前言えるようにしとかないと
KP
正解したら人間ステータスが上がるんだよ

♪♪♪↑
神津 樹
「伝える力」は人間ステータスにありますか!
KP
魅力、とか、かな……
神津 樹
今日魅力で大神にボロ負けしたな。
高槻 玲音
伝達力……
KP
ペルソナとは打たれて強くなるもの……
ともあれ、ログとり侍!
神津 樹
はーい、ありがとうございました!

ひとこと
神津 樹
大神から一途な『愛』をぶつけられ、その重さに戸惑う神津。
それを見ながら薄い本を厚くするヘチナ。
これは面倒臭修羅場か地獄か愛の坩堝か。


CoC『ペルソナ 勝利の塔』1-0

『勝利の塔』グランドオープニング

CoC『ペルソナ 勝利の塔』3-5

よかったね、【APP】14二人のサンドイッチだぞ♡

CoC『ペルソナ 勝利の塔』2-15

「もしブルーが、他のチームのメンバーで、このクエスト受けてたら……どうすると思う?」