こちらには
『波間のダージュ』
のネタバレがあります。
本編見る!
KP
牧志。あなたは無限の螺旋の底にいた。
あなたの体には太く重い鎖が巻き付いて、この知識の深海奥深くにあなたを縛り付け、また人としてのあなたを守っていた。
貴方は正しくあなたであり、この次元の裂け目に不格好に引っかかって知識を溜め込み続ける存在になり果てながら、
人間であることを忘れられずにいるものだった。

目の前には美しい酒の瓶があり、中で炎がちらちらと舞い踊っている。蜘蛛の巣などかかっていない。
あの数百年の人生も、神の爪の先での死闘も、ただひとときの白昼夢に過ぎなかったのか。そんな感覚も沸き起こるかも知れない。

塔の中に佐倉の姿はなく、背に羽を生やした子供達の姿もなく、あなたは知識の水槽の中に一人だった。
牧志 浩太
「佐倉さん?」
無限の螺旋の底へ呼ばわる。
声が落ち、吸い込まれていく。
牧志 浩太
「佐倉さん」
まぶたを震わせ呼ばわる。
分かち合いたくてたまらなかった。
ひとときの白昼夢でないことを分かち合い、あの思い出を記憶に焼きつけたかった。
牧志 浩太
桜色の日記帳を取り出す。ペンを手に取る。
あの記憶を散らせてしまいたくはなかった。
思い出が散ってしまわぬよう、ペンを走らせる。

あそこで自分は、自分たちは、泣きたいくらいに生きていた。
KP
どれくらいの時間、書き物を続けていただろう。
どれくらいの間、既に身に馴染んだはずの孤独を再び自らに覚え込ませなければならなかったのだろう。
牧志 浩太
もう身に馴染んだ孤独のはずだった。
ここで独りきり帰りを待つ時間も、慣れ親しんだもののはずだった。
牧志 浩太
「ここで」なんて、それ以外の場所に立つ自分を想像することは、もうなかったのに。
牧志 浩太
あの二週間があまりに騒がしくて、ある意味、楽しくて。
あまりに、あまりに生きていて。
せっかく持って帰ってきた思い出が、指先を少しだけ痛ませた。
牧志 浩太
あの出来事は大きな手がかりになる。
願ってもない接点。時空の果てをすら見たのだ。
だっていうのに、冷静にその糸を手繰るまでには、もう少し時間が必要になりそうだった。
牧志 浩太
そうして長い長い時間、失いたくない思い出を書き続けていた。
KP
かさかさ、と音がした。
牧志 浩太
ふと、耳が音を捉えた。
KP
それは異常なことだ。
自分しか存在していないこの塔の中で、蠢くものがあるとしたら消化者イブクロくらいのもの。
それが発する音ではないことは考えずとも分かる。
牧志 浩太
「!」
ペンを放り出して振り返る。
音のある世界の記憶に浸っていたせいで、異常に気づくまでに一瞬かかった。
牧志 浩太
塔では小動物飼えないという話をしたけど、イブクロ君なら飼えて(?)る。
凶暴なイブクロ……本編牧志が体を改造された際に彼の胃は魔術をかけられるなどして4つの脳と目と牙を持つ異種の生命体にされてしまった。
当然その未来となるこの塔牧志の胃もそうなっているわけである。
そしてこの世界の牧志の本質は塔そのものになってしまっているので、胃袋もまた変質して奇妙な生き物? になってしまっているのだった。
KP
この塔の中に、あなたが感知していない存在がいる。
それはあり得ないことだった。
もしあるとすれば、あなた自身が、この塔が崩壊していて、外からなにものかが侵入しているということだ。
牧志 浩太
まさか、侵入を、崩壊を許したのか。
俺が「ここにいない」間に。
それならすぐに対処しないと。
KP
「きゅうぅぅぅ」
KP
聞き慣れた、聞こえるはずのない、動物? の鳴き声が聞こえた。
部屋の隅に置かれた雑多な物の中で、白っぽくてむくむく動くものがもぞもぞしている。
と思った瞬間、この塔への侵入者をかみ砕く消化者イブクロがそれに襲いかかった。
KP
「きゅ!? きゅきゅきゅ!!」
白い生き物は悲鳴を上げるとあなたにむかって一直線に突っ込んできてあなたの腕に飛び込んだ。
そして白い丸々とした足を威嚇するように無慈悲なる消化者イブクロに振りあげる。
その生き物の頭にはバナナを思わせるような黄色い花がくっついていた。
牧志 浩太
「えっ!?
パセリ!? なっ、なななななんでここに!?」
あいつの差し金!?

失いたくなかった記憶そのままの姿で、パセリはそこにいた。
牧志 浩太
とにかく、小さな身体をぎゅっと抱きしめて守る。
牧志 浩太
「めっ! こいつは食べ物じゃない!」
本棚の上を這い回る胃袋に、肉体の所有者として命じる。
KP
消化者イブクロは不服そうなうなり声を上げながら溶けるように消えていった。

KP
実は後遺症(?)として小動物(?)がついてくる。
常にいると雰囲気がアレかもしれないので、好き勝手に居たり居なくなったりする程度がいいかなと思います。
牧志 浩太
かわいい。いいと思います。>いたりいなくなったりする
あれだけのことを経験したんだから、塔にちょっとした変化と救いがあってもいい。

イブクロ君に食べられないように気をつけてな。

KP
「きゅい。きゅいいぃぃ? きゅ。きゅきゅっ」
安全を確保したパセリは、何やら熱心にあなたに話しかけている。
KP
「きゅ!!!!」
KP
糸を出しては見上げて足をフリフリしてくる。
……糸を出す魔術を、使うよう要求されている??
牧志 浩太
「え。ここで使えって」
やっぱりあいつの差し金じゃないだろうな?
会えたのは嬉しいけど……。パセリの円い眼を覗き込んでみる。
ここにアトラック=ナチャを呼ぶ気じゃないよな?
KP
その目はキラキラしている!!

〈心理学〉……してみる?
牧志 浩太
やめとこう。
そろーっと少しずつ指先から糸を紡ぎ出してみる。
KP
糸は……出なかった。
代わりに、あなたの意識がふわりと浮く。

KP
そしてあなたは次の瞬間、石牢の中にいた。
だが前のように倒れているのではなく、そこから出て行くところだった。

振り向くと、石化した老人の崩れかけた像が転がっていた。
牧志 浩太
グレース。

石になった老人の転がっている姿を見て、その名が唇を滑り出た。
牧志 浩太
グレース。
あれは、あの人はグレースだ。
ともに暮らした数百年を、この手で殺した瞬間を、つい先程書き出したばかりだ。
KP
あなたが見下ろした腕には赤茶の髪の毛が巻き付いている。
KP
あなたは。否、佐倉は。
なにごとか呟いて牢を出ようとした。
と、その石像の陰から真っ白なむくむくした生き物が飛び出してくる。
牧志 浩太
「……ん?」
牧志 浩太
「もしかしてお前、佐倉さんについて来ちゃったのか?
いや、佐倉さんまだ帰ってきてないしな」

佐倉さんがちゃんと起きられたらしいことには安堵したが、現状の理由はよく分からない。
KP
その生き物は青みがかった子蜘蛛だったように思えた。
佐倉は驚いたような声を上げ……
KP
……というところで場面は変わる。

KP
次の【あなた】は街をぶらぶらと歩いていた。
『夢だとばっかり思っていたのになぁ』
あなたは。いや、あなたの意識が触れたらしい少年の思考が【聞こえる】。
『先輩のことも、あの世界のことも、なんなら一回死んだことだって』
KP
少年は足を止めて、肩から提げていたスポーツバッグを覗き込む。
すると中にモフモフした白い生き物がいた。
「きゅ!!!」
そのどう見ても犬でも猫でもないふわふわした生き物を、少年はそっと撫でた。
KP
『みんなちゃんと帰れたのかな? お前は知ってる? セージ』
牧志 浩太
「あれっ」
もしかして、他の世界とも繋がっているのか? 俺は? まだ?
というか、それぞれついていっちゃったのか。
あいつらを通じて見てるのかな、この風景は。

もしかして、レン……蓮か?
その声や雰囲気、姿に覚えはあるだろうか?
KP
ふと顔を上げた少年の目にショーウィンドーが飛び込んだ。
そこにうつった姿は、茶色の髪を緩く束ねた優しげな顔。蓮だ。
牧志 浩太
ああ、蓮だ。
そうか、無事に帰れたんだな。よかった。
牧志 浩太
結局、ダージュにもみんなにも、別れを言えないままだったな。
KP
視界が白く溶ける。

KP
そして次に見えたのはとある病室だった。
あなたはどうやら波照間に入っている。
周りには東雲に東浪見姉弟、そして泣きそうな顔をしたあなた自身と佐倉がいた。
牧志 浩太
ああ……、先輩だ。
胸の奥に温かいものが広がった。
牧志 浩太
ああ、無事に帰れたみたいでよかった。
俺のいま知ってる先輩じゃないけど、会えたの……、嬉しかったな。
KP
波照間が座っているベッドの下を、目の前にいる佐倉が《アナライズ》しているようだった。
すわ悪魔がいると騒ぎになりかけたところで、ベッドの下から真っ赤なリボンを付けたレンの子蜘蛛がモソモソと這い出してくる。
佐倉 光
「なんだこいつ? 抜けねぇ……」
KP
しばらく退治するのしないのでゴタゴタしたかも知れない。
牧志 浩太
向こうの佐倉さんたちにとっては完全に「なんだこいつ」だ。>ローズマリー
牧志 浩太
無力にもがき続けた数百年。
世界の終わりを、拳を握って待った二週間。
必死に戦って、一緒に駆け抜けた一日。

辛くて、悲しくて、痛くて、楽しかった。
思い出すと、全部懐かしいんだ。
牧志 浩太
ああ、ボロボロだな、俺。無理もない。
先輩たちがあいつらの所へ帰れて、よかった。
KP
手を伸ばせば、届きそうな気がした。
魔術《運命の紡ぎ糸》について
ただし、【塔】の住人が他の世界に移動可能である時間は非常に限定される上、四匹の子蜘蛛の力を借りる必要がある。

KP
一応今移動して礼を言うことは可能ではあるけど、牧志君のSAN値がピンチ。
今は初回特典でノーコストで覗くことだけできる。
牧志 浩太
牧志のSANがなくなっちゃう。でも、これは魔きしにとって大きいなぁ。ありがとう初回特典。
KP
同条件で他のみんなも使えるので、初回特典は気付けば得られるかもしれない。
牧志 浩太
なるほど。他のみんなが塔の様子を見たりするかもしれない。
となると、他のみんなが一瞬だけでも「塔」に来ることができるかもしれないんだなぁ。

牧志 浩太
手を、伸ばしたいと願えば、きっと届くのだろう。
あの幸せな世界へ飛び込んでしまうことだって、きっとできる。
ただ一度、礼を言うことだって。
牧志 浩太
一瞬そうしようかと思って、やめた。
そんなことで消耗している場合じゃない。

この術は糸だ。
垣間見た世界の、波間の、時空の果ての智を繋ぐ糸だ。
牧志 浩太
俺が得たものがあれば、……あれば。
今度こそ、手を届かせることだって。

「違う世界」の先輩じゃなくて。
俺が取り戻したい、先輩の所に。
KP
あなたは手を伸ばすのをやめた。
あなたにとって遠い穏やかな過去は、次第に薄れて消えてゆく。
牧志 浩太
遠く遠く穏やかな世界かつては、次第に薄れて消えていく。
薄れて消える間際に、手を伸ばしたいという衝動がもう一度胸を衝いた。

KP
そして気がつけば、あなたはひとり塔の中に立っていた。
目の前ではパセリがいて、真っ赤な目にあなたをうつしていた。
牧志 浩太
「ありがとう。
また力を貸してくれたんだよな」
行き所のない手の代わりに、その背を撫でる。
KP
ふわふわとした毛があなたの指の間を撫でる。
パセリはあなたの手の下でゆったりと体を揺らしていた。

KP
それからしばらくして、塔に触れる気配があった。
何者かはあなただけに分かるやり方で「ただいま」と伝える。
牧志 浩太
「お帰り」
小さな体を撫でながら、塔に「入口」を作ってゆく。
そして、そっと手を伸ばす。
正しい相手なら、この手を取れるはずだ。
KP
あなたの手に実体のある指が触れ、そして掴んだ。
直後に慣れた感覚とともに扉が開く。
KP
汚れてくしゃくしゃになった服の佐倉が塔の中に入ってきた。
佐倉 光
「ただいま、久しぶり」
KP
佐倉はあなたの目をまっすぐに見つめて言った。
その背から「きゆ!!!」と声を上げてタイムが顔を出した。
牧志 浩太
「あ……、」
その実体が喜びをもたらした。
そうだ、まだここは孤独じゃない。
牧志 浩太
「ああ、久しぶり!」
笑って佐倉さんを出迎える。
塔の中が少し温かくなった気がした。
牧志 浩太
「やっぱり、そいつもついてってたんだな」
佐倉 光
「なんだ、ここにもいたんだなぁ」
KP
佐倉はくすぐったそうに笑った。
牧志 浩太
「そうみたいだ。佐倉さんも見た?
さっき、少しだけ見せてくれたんだ。あそこで一緒にいたみんなの様子を」
佐倉 光
「ああ、牧志も見たのか。
向こうに引っ張られそうで怖いからあまり試してないけど、みんな無事に帰れたみたいだな」
牧志 浩太
「今までは後始末?」
佐倉 光
「ああ、何とか捕まる前にやっといた仕込みが上手く行ってくれてさ。犠牲は少し出たけど、何とかなったよ」
牧志 浩太
「仕込み? さすがだな。
それでなのか? 佐倉さんがあそこで、全部覚えてたのは」
佐倉 光
「いや……
俺がやったのは、あの組織を警察に垂れ込んだのと、中入る時に発信機とか『爆弾』持ち込んだだけ。
あそこにぶち込まれていたのは計算外でさ、準備なんかできなかったよ」
佐倉 光
「俺があそこで記憶を保っていたのは、お前が一緒に来たからなんじゃないかって思ってる。
理屈は分かんねぇけどな」
牧志 浩太
「俺が来たから、か。
もしかすると……、ヒプノスのちょっとした差し金とか、そういうのだったのかもな。
結果として、佐倉さんが記憶を保ってたおかげで、あの波間はあいつの所に戻ったわけだし」
佐倉 光
「その可能性はある。
買った覚えのない酒が荷物に紛れ込んでた」
KP
佐倉はポケットから小瓶を取り出してテーブルに置いた。
それにはどうやら金の液体が入っていて、ありふれた蜂蜜酒のようなラベルが貼られていた。
牧志 浩太
「ああー……、あの時と一緒だな」
今も飾ってある瓶を傍らから取って、軽く振る。
佐倉 光
「たぶん俺が生きて帰れたのは、牧志が来てくれたからだ。一人だったら多分、無理だった。
ありがとな、来てくれて」
牧志 浩太
「ううん、よかった。
俺こそ、一緒にいられてよかったよ。

一人で待ってることなんてできなかった。
それよりもずっと……、楽しかった」
先程まで日記帳に書いていたものを見せる。
一つも零すまいと、書き続けた記録。記憶。
佐倉 光
「いつもながらすごいな。後で読ませてくれ」
牧志 浩太
「結局、神々の掌の上でお手玉されてきた、ってわけか。
まあ、そのおかげで命やら色々拾って、みんなに会えて、久しぶりに外を駆け回れたけどさ」
佐倉 光
「お陰で来客もいるし? 悪いことばかりじゃなかった」
佐倉 光
「ああ、今となっちゃ終わって良かったとすら思うよ。
あんなに終わらせないように頑張ってたってのにな」
牧志 浩太
「ああ。
それに、大きな手掛かりも手に入った。
時空の果てをこの目で見て、糸を紡いだんだからな」
拳を握って、頷く。
牧志 浩太
「俺は途中まで遊んでたけど、佐倉さんはずっと大変だったよな。ありがとう」
佐倉 光
「今は風呂に入りたいよ。
身体は強制的に生きさせられていたみたいだけど、服はそのままだったんだ」
牧志 浩太
「ああ、それは確かに。
分かった、いま風呂湧かすよ」
半球状の水鏡を手元に引き寄せる。
くつらくつらと水を煮立たせ始めるそれを風呂場に置き、そいつが悪戯心を出して熱湯を吹いていないことを確認する。
KP
風呂に入ったら祝杯を挙げよう、と佐倉は笑った。
牧志 浩太
「ああ。あの時挙げそびれたしな、祝杯を挙げよう。
おあつらえ向きに、そこに酒もあるしな」
佐倉 光
「ストレス感じたらぶっちゃけるって話した後にこれだもんな。
マジでぶっ壊れるかと思った。

後で愚痴るから付き合えよ」
牧志 浩太
「ああ。いくらでも付き合うよ。
数百年前から、ずっとそうしたかったんだ」
佐倉 光
「ま、祝杯終わった後でな。折角の酒がまずくなるし」
牧志 浩太
「だな」
佐倉 光
肩をすくめ、ひらっと手を振って『風呂場』に向かった。
KP
テーブルに置かれた瓶の影はゆらりと揺れ、果てしなく長い夢の終わりを告げた。
牧志 浩太
ひらりと手を振り返して後ろ姿を見送る傍らで、テーブルの上の瓶が、あの長い長い夢の終わりを告げた。
KP
杯を合わせて終わるか。
牧志 浩太
お、いいですね。それで!
杯を合わせる音で終わりましょう
終わっちゃうのが惜しいほど面白かったなぁ……。

KP
それから少しのち。

久しぶりに塔の底で賑やかな物音が響いていた。
子蜘蛛たち……何故かいつの間にかタイムではなくローズマリーがいたりしたが……も何だかウキウキとテーブルの上を這い回り、時折壁から放たれる『番犬』イブクロの殺気に怯えてあなたの後ろに隠れたりした。
テーブルの上には数は少ないながら佐倉が外から持ち込んだ『お土産』が並んだ。
真ん中に置かれたのは例の瓶だ。

いつか同じ送り主から送られたであろう酒を注いだグラスに金の液体を注げば、ほんのりと甘い香りがした。
牧志 浩太
その香りに鼻をそばだて、もう一度嗅ぐとは思わなかった香りの甘さを味わう。
牧志 浩太
「それじゃ、俺達とみんなの生還と、世界の無事を祝って」
きらきらと輝く杯を掲げる。
佐倉 光
「再会と有益情報とみんなの無事と、ついでに世界の無事を祝って」
KP
「きゅきゅ!!」
二匹の蜘蛛も乾杯をするように前足をあげる。
佐倉 光
「乾杯!」
KP
りぃん、と杯がぶつかり涼やかな音が響いた。
牧志 浩太
「乾杯!」
涼やかな音が、金色の飛沫が螺旋の底に散ってゆく。
楽しかった!
KP
ほんと楽しかったなぁー
色々と勧めにくいという難点はあれどホント面白いシナリオだった。
傷負わないどころかお土産までもらって得した気分だ……けど牧志の正気度 は何とかしなくちゃね。
牧志 浩太
うんうん。本当に面白かった。
異世界で違った関係性を味わえるのもそうだし、ヒロイックながら神々はちゃんと圧倒的なのもらしくて面白かった。
あと「盟約」に拘るところとか、人をなんだかんだで掌の上で転がすところとか、神々の「神々」らしい一面をいっぱい見られて、全体的に御伽噺っぽいファンタジックさがあるのもドリームランドだなぁー! って感じ。

この話は塔の二人で行って、本当によかったですね。
KP
「盟約」に拘るについては作者さんの拘りらしくて。
悪魔使いが考える世界観とも相性が良かったな。
あとやはりフランクに見えても圧倒的に無慈悲だったりずれてたり、優しい理解者のダージュがあっさり消えてしまったり、
かつちゃんとヒロイックで救いもある、このバランスがすごーく好み。
牧志 浩太
そうそうそう。ヒロイックさと無慈悲さ、圧倒的さのバランスがすっっっごくいいんですよね。
おかげで魔きしが掌の上で転がされる転がされる。
KP
「盟約」に拘るというか、神々にも制約があって、できることとできないことがあるみたいな。
圧倒的だから人より強いけど、人も上手くやればほんの少しそのつま先を引っかけることもできなくはない、みたいな……
牧志 浩太
まさにそんな話でしたよね。
人は小さな虫だけど、うまくやればそのつま先をちょっと出し抜くことはできるみたいな。ほんとにいいバランスだったなぁ。世界観が本当にいい。
KP
その後で蹴散らされるかもしんないけど。
牧志 浩太
かもしんないけど。まあうまいこと逃げ回って生きていきたいですね。
KP
このルートの牧志君、スカボローフェアを奏でられるな。
牧志 浩太
奏でられますね。楽器もあるし。
おや? ちょうど弦楽器(リュート)ですね。
KP
奏でて終わります?
エンディングスチルで奏でる牧志の姿が流れる感じでもいいなぁー
牧志 浩太
ここで終わったほうが綺麗ですし、奏でる牧志の姿はエンディングスチルな感じで。
KP
佐倉も遠慮なく歌えるしー
牧志 浩太
ですね。エンディングの一枚絵で合奏しよう。
KP
きっと子蜘蛛たちは気紛れにやってきては演奏するようねだるのでしょうね。
牧志 浩太
ああ、いいなぁそれ。
たまの来客に、牧志は機嫌よくあの歌を演奏するんでしょうね。



あなたはそれから、日常へ帰った。

季節や時間によって色を移り変わらせる空。
花々も家も人々も、確かな色彩と輪郭で描かれた世界。
人間たちの闊歩するこの世界には様々な呼び名がある。地球、覚醒世界、現実……
いつかそこへ帰るために、自分自身の力で、運命の糸を紡いで生きてゆかなくてはならない。
糸車を回し、糸を撚り合わせるのと同じように。

それがあなたたちの日常だ。
ここは海水と波打ち際の間、その外側
あなたと隣人たちの、まことの世界だ。




──第四波「波間の葬送歌」
エンド3-A“波間の葬送歌《紡ぎ手たちの賛歌》”にて終了

全員 生還


生還報酬

KP
ありがとうございました!
牧志 浩太
ありがとうございましたーーーー!
おっとめちゃくちゃ減ったのに意外と回復しない! 圧倒的なものらの手玉に取られてしまった人間たちは消えない傷を負うのかぁ。
牧志 浩太
ほんとに意外と回復しなかった!
KP
負う傷に関してはかなり容赦ない。
東雲 圓華
東雲 59 → 74
牧志 浩太
SAN 3 → 10
波照間 紅
SAN 12 → 27
東浪見 海
SAN 50 → 76
牧志 浩太
波照間と魔きしがえらいことになっちゃった。魔きしは崖っぷちだなぁ。
崖っぷちと引き換えに大きな手掛かりを得た魔きしの未来はどっちだ。
KP
正直塔のメンツは毎度始めるときにSAN回復してから始めても良いくらいだと思う。
波照間さんやばいなこれ。温泉行く? 美術館行く?
牧志 浩太
波照間やばいんですよね。温泉、行かなきゃ。
KP
お洗濯もあるよ!
牧志 浩太
SAN回復シナリオ、「きょうせい、きょうめい」はモチーフ的に牧志たちでやったほうが面白そうだしなぁ。
KP
冗談はおいといても、どっか行くのもいいかもしれませんね。
戦闘中のクリティカル等は調べるのでちょっとお待ちをー
牧志 浩太
はーい。一応こちらのやつはメモしてありますね>戦闘中のもろもろ
KP
おっ、じゃあ成長振っちゃっていいですよ!
成長
牧志 浩太
牧志: 
ボール投げ【STR】ファンブル
白い網【INT】ファンブル2回

海:白い網【INT】ファンブル
ラスト〈聞き耳〉クリティカル

波照間:ボール投げ【STR】ファンブル
白い網【INT】クリティカル
ラスト〈聞き耳〉ファンブル

牧志【INT】ロールファンブルしすぎだ。
KP
近しい技能を成長させていいですよー
牧志 浩太
はーい! ありがとうございます
KP
佐倉は【POW】ボッコボコにされて帰るかなと思っていたのに1点増えました!! なんだこの奇跡。
手心……加えてないよな。序盤のバトルにしか。
牧志 浩太
増えた!!
最後の出目急速悪化でヒヤヒヤしたけど、ほんとにダイス目にやる気が出てましたね。出目が奇跡の連発だった。
牧志 浩太
牧志は【STR】ファンブル〈こぶし〉【INT】ファンブル〈芸術(弦楽器)〉
海は【INT】ファンブル〈芸術(ダンス)〉
波照間は【STR】ファンブル〈弓〉 【INT】クリティカル〈オカルト〉

で行こうと思います。
KP
東雲・佐倉は成長なし。どうぞ!
牧志 浩太
1d100 67 牧志〈こぶし〉 Sasa 1d100→ 23→成功
1d100 30 牧志〈弦楽器〉 Sasa 1d100→ 78→失敗
1d10 Sasa 1d10→3
1d100 33 牧志〈弦楽器〉 Sasa 1d100→ 14→成功
東浪見 海
1d100 73 〈ダンス〉 Sasa 1d100→ 37→成功
1d100 70〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 29→成功
波照間 紅
1d100 79 〈弓〉 Sasa 1d100→ 87→失敗
1d10 Sasa 1d10→7
1d100 64 〈オカルト〉 Sasa 1d100→ 15→成功
1d100 73〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 53→成功
KP
波照間さんの〈弓〉が上達!
牧志 浩太
弓が上達した!! 頼りになる先輩だ。
KP
なりすぎるが故のとばっちりが増えるね!

後遺症などなど
KP
さて、このシナリオ色々とまだお土産とかありますが、対象になるのあったかな……
■魔術《運命の紡ぎ糸》・■アトラック=ナチャの子供たちについて
KP
これはほぼ提示済みのヤツ。

子蜘蛛はふわふわしてて可愛いだけなんですが、一応塔の中と外を繋ぐには彼らの助けが必要としています。(いつでも繋げられたらつまらな……)
よって月影君と本編波照間さんは魔術を使えば同行が可能。

蜘蛛たちがいれば、塔牧志が外でのイベントに参加しやすくなるかなー、なんて思ったりして。
そして牧志が言っていたように、彼が知る波照間さんを手繰る手がかりになるかも知れませんね。
牧志 浩太
いつでも繋げられちゃったら塔の孤独さがなくなっちゃいますからね。
牧志の正気度 はまだしも、本編波照間が塔に来ちゃったら色々台無しだし。
あくまで気まぐれなもの、今回は奇跡と夢のありえなかったひととき、とした方が。
調整ありがとうございます。

>外での
ああー、確かに。
なんやかんやでかなり夢との結びつきが強まってますから、夢と子蜘蛛たちの干渉を通じて、いつのまにか外にいた、ということもできるのかもしれない。

>手掛かり
そうそう。正気度 にめちゃくちゃ傷を負ったけど、それと引き換えに「一歩前進」したんじゃないかな、と思います。
✧PCの後遺症について
KP
実は結構大きい特典がつくのでした。
牧志 浩太
傷も大きいけど持ち帰るものも大きいんですな。
そういえば、使わなかったスカーフはさすがに持ち帰りはなし?
KP
なしですねー。物としても……ナシかな。想い出を持ち帰ってください。
牧志 浩太
はーい。思い出を持ち帰ろう。
✧KPCの後遺症について
KP
ということなので、佐倉の【POW】は15に戻るのでした。
牧志 浩太
元通りですね。
KP
他の影響一切なし。おかげさまでツヤッツヤだ。
変異した子供食ったなくらいしかダメージがない。
お持ち帰りは以上かな。
人食いトラウマはなんか読み違いか勘違いかなーと思いますが、やらかしてたら多分不定症状に絡んだりしていたと思います。
牧志 浩太
全員生還できてよかったし、世界を守れてよかったし、覚悟を決めきった牧志が自分を削ることにならなくてよかった。
KP
不定症状は、悪夢または不眠症、もしくは夢から目覚めにくい かなぁ。
牧志 浩太
悪夢+目覚めにくいだとなかなか大変だ。
KP
期間内に夢見た状態でセッション参加すると寝不足ペナルティ あたりかね。
牧志 浩太
なるほど。
KP
みんな自宅でゆっくりして日常を味わいつつ正気度 回復しよう。
牧志 浩太
そうしようそうしよう。
KP
背景情報はほぼ出たかな。そうでもないか。
牧志 浩太
ほぼ出たかな?
また読み直して何かあったらお伺いするかも。

シナリオ感想
牧志 浩太
いや、しかし面白かったなぁ。シナリオとしてもめちゃくちゃ面白いし雰囲気がいいし。
ちょっと不穏で穏やかな波間がどんどん不穏になっていくところとか、最後の加速とか、助かったと思ったらやっぱり神は神でヒヤヒヤするところの連続とか。
話通じそうで通じない神々とか。
ものすごく不穏なのに、ぎりぎりまで波間はやっぱり穏やかなところとか。
KP
「エンディング」に戦闘あるの面白すぎる。
牧志 浩太
それな。>「エンディング」に
最後まで安心させてくれないぜ!
牧志 浩太
あとスカボロー・フェアは個人的に好きな曲なので、モチーフがそれなのも美しくて好き。
KP
ああー、それでスカボロー・フェア気付くの早かったんですねぇ。
牧志 浩太
でした。あー、波間ってそういうこと! ってなった!
KP
エンディングのバトルなんて10倍出るんだから勝ち確定でしょうと思っていたら……
牧志 浩太
急速に低くなっていく出目……。
あそこまで盛り上がって盛り上がって、最後の最後で世界ごと死ぬかと思った。
KP
流石に負けることはないだろうとは思ったけど、逆奇跡来たらどうしようとちょっと思った。
牧志 浩太
3~4R目の出目がえらいことでしたからね。最後までピンチになれって女神が言ってる。
KP
ほんと蜘蛛たちに出番が来るなんて思ってなかったんですって!
なにあの十代連発。
牧志 浩太
ほんとに! そんなとこで出目低くならなくていいんですって。
KP
ラウンド制限なくて良かったね……
牧志 浩太
確か5Rまで突破したら負けだったはずなので、わりとあぶないとこだった。
KP
あったっけ。ぎりぎりじゃん!!
牧志 浩太
あったんですよ実は。ギリギリですよ!!
KP
あっぶねぇ
女神仕組んだな。
牧志 浩太
ダイス目奇跡の盛り上がりといい、と見せてラストでのドピンチといい、仕組んだな女神。
KP
エンディングで全滅するなんて聞いたことないよ!
牧志 浩太
それな!! ほんっと最後までハラハラさせるんだから。
KP
シナリオはご覧になる? みたいですし
この卓限定の設定くらいは語っておきましょう。
牧志 浩太
おっ、それはぜひ。

この卓限定の設定
外に出ていた佐倉は例のAF使っていたアトラック=ナチャ崇拝教団が大規模に暴れていたので、
なんか有益なものがあるかもと中に侵入。
教団潰すついでにAF回収なんかしようとしていましたが、ドジってボコボコにされて家畜部屋に放り込まれました。

波間を作るためにあちこちから人を集めては送り込んでいた例の教団、色々な世界から人を送り込んでいたわけですが、
佐倉に関しては眠ったのは最初、というわけではありませんでした。
自分の領域を食い物にされて、何とか抵抗をしようとしたヒプノスが、かつての縁を手繰って佐倉を一番最初の住人に仕立て上げました。
それと同時、佐倉の中の片目牧志が髪の毛のお守りの繋がりを手繰って牧志に助けを求めました。
その辺ゴチャゴチャ混ざって、佐倉と牧志が「最初の住人として」もうあったはずの波間に送られることになったのです。夢だからって時系列無視。

で、佐倉の精神と牧志の精神は重なってたけど別人の物だったので、記憶消す魔法は牧志にのみ作用。佐倉には当たりませんでした。
しかし「効果が発揮された」のでなんとなく誤魔化されて佐倉の記憶が消えていないことには気付かれず。
最初はショックで記憶が混濁していた佐倉は、徐々に記憶を取り戻し、混乱していたところでダージュに話を持ちかけられ、
彼の賭けに乗ることにします。
牧志は記憶を失っているが、最後に協力してもらうことでともに帰して貰う、と契約を結んだので、
牧志には事情を話すことなどはせず、呪いの引き取りだけを行ってその時を待っていました。
佐倉にしてみれば、塔から出られない牧志がこうして表向き平和な世界にいることがもしかしたら幸せなのではないか、
という錯覚をおぼえることもあったのでした。
KP
というわけで、ボコられていたヒプノスに「なんとかして」と呼びつけられた。
だけどその時牧志が同時に喚ばれていなければ多分佐倉にもどうしようもなかっただろう。
という感じです。
佐倉は多分寝る気はなかったけど、ボコられて耐久力なくなってたから早々に気絶しちゃった。
牧志 浩太
ああー、佐倉さんはいつもの「賭け」をしようとして、そしてドジって捕まったんだ。

ああーーーー、そういう!? 
牧志を呼んだこと、佐倉さんが記憶を失わなかったことそのものはヒプノスのせいではないんだ!?
そうかぁ、牧志が身代わりになっていたのか。
記憶を取り戻したときに愕然としただろうな、佐倉さん。

>佐倉さん
ここに波照間や東浪見、牧志のかつての友達が集まってくるのを見て、
表向き平和な世界で、牧志が鎖もなくみんなと一緒に駆け回るのを見て、
そして何もかも忘れているのを見て、
もしかしたらこれが幸せなんじゃないか、って思ったでしょうね……。
マキシは自らと佐倉さんを呪う「諦めなさ」から解放されていたわけだから。

今回、塔の二人でやったことで含むものが色々と増えて、とても面白くなったのがよかったですね。
牧志にとってはあの「波間」も本来あるはずのない奇跡だった所とか、
諦めなさに呪われているはずの牧志が、生来の諦めと無力感を背負わされる所とか。

「マキシ」と「牧志」のキャラクター、「マキシ/サクラ」と「牧志/佐倉さん」の関係性が全然違うのが面白かった。
「波間のみんな」が独自の関係性と役割を築いていた所とか。
KP
だから波間の牧志の精神の土台には片目牧志君がいたんだよ! という小ネタ。
完全に依代になってて本人は何も覚えていないでしょうか。
とうとう本人を降ろす牧志。
ほんとこのシナリオ、塔牧志でやったらもの凄く楽しそうだけど、どうやって参加させようかなぁーってのは結構悩みました。
牧志 浩太
そうかぁ、そうだったんだなぁ……。>片目牧志
ということは、あの表向き穏やかな世界の中で、片目牧志もひとときみんなと駆け回っていたわけですね。

ですよねぇ。「異世界と見せかけて、実は捕まって夢を見させられていた」わけですから。
そこの転換もすごく楽しいけど、塔牧志捕まれない。
設定構築ありがとうございます。おかげですごく楽しかった。
KP
あ、あと、もうひとつ悩んだことがありましてね!

佐倉が実は塔牧志が知っている佐倉じゃなくて、牧志を失って独りぼっちになっていた佐倉だったパターン、
というのも考えていて、開始前にGPTくんと「どっちがより楽しそうか」と話し合ったなぁ。
GPTくんに「やはりちゃんと再会した方がよりエモい」と言われて、そうかも知れないなぁ、と今回のパターンに落ち着きました。

「知っている人かと思ったら実は」は波照間でやったからいいんですけどね! 
ああでもこれ、塔牧志じゃなくてシフター牧志で考えていたときのネタかな。
牧志 浩太
ああーーー、そういう!?
もしそうだったら佐倉さん側もめちゃくちゃ辛くなるなぁ……。
KP
平和な世界を維持するモチベ高そう。
牧志 浩太
高そう。世界の終わりを前にめちゃくちゃ辛くなりそう。
KP
というのも、佐倉が牧志に共有もせずただ辛いことに耐えきるというモチベを出すにはどうしたらいいかというのを色々と考えていたんですよね。
そのへん子供佐倉だとちょっと弱いかなと思ったので。
牧志 浩太
そうそう、今回、佐倉さんはずっと辛さを、現状を共有できなかったんですよね。そこが本当にいい味だったわけですけども。
マキシはずっと分かち合いたがるのに、佐倉さんはできない。つらい。

なるほど。確かに。
そうなるとレプリカで独りぼっちになってしまった佐倉さんかなぁ。辛いなぁ。>シフター牧志の時のネタ
KP
もしくは最後の最後で大人の姿になって、「知っている佐倉ではない」とバレるのも楽しいかと思いました。
牧志 浩太
あ、そうか子供佐倉さんではなく、離別した大人佐倉さんか。
KP
シナリオのKPCさん、もっと儚くてひたすら耐える人って感じなんですよね。
離別した子供佐倉でもいいんだけど、最後まで自分の立場隠し通そうと思っていたのにいきなりでかくなってバレたら楽しいかなって。
牧志 浩太
確かに。そこでいきなり大きくなっちゃって「違ったのか」ってなるのも面白つらい。
そういえばそんな話は出てましたね。>儚い
人間性0になっちゃったエンドの描写もそんな感じだった。

でも、佐倉さん&牧志には最後には何だかんだで撥ねつける、今回の方がらしかったと思います。最後の一日に躍動感がでる。
「マキシ」と「サクラ」だった時には、表向きにはそういう感じでしたし。

続・シナリオに関する感想を語る
KP
あとシナリオ読めば分かりますが、アトラック=ナチャさん最後に祝福くれてます。
巣から飛び降りた時に糸弾いてたのがそれ。
※KP情報:巣に爪をかけ、くいと引っ張った
の意味について
KP
これは後遺症のヤツとは別なので、好きに設定したりしたらいいんじゃないかな。
牧志 浩太
ああーーー、そういう!
祝福だったんだ、あれ。
その平穏な日常を送れる運命に(本編の)佐倉さんと牧志が入ってないの偶然の妙すぎて面白いのでは???
KP
もっと苦しめってことですかねーーーー>佐倉牧志
みんなはSAN値全快するまでは変なことに巻き込まれなかったとしてもいいんじゃないかな……
牧志 浩太
みんなはその後変なことに巻き込まれず、そのおかげでSANが回復したとしてもいいかもですね。
まあ横に本編牧志&佐倉さんいるので完全にとばっちりから逃れることはできなかったということで。
KP
このシナリオを最後に平和にドロップアウトすることが許されている……
牧志 浩太
許されている。ロストPCが生存の運命を得ることも、このシナリオを最後に平和な引退することも許されているとなると、かなり大きな祝福ですねぇ。
食べようとするわりに、食べなかったらお礼もくれるの、そういうとこ神だなぁ。
KP
彼女はあくまでお礼しようとしていたわけでー
牧志 浩太
そのお礼の方向が眷属となる栄誉と晩餐だったわけでー
そういうズレてる所本当にいい味で好き。
KP
眷属にしてやるだの誉れだの言いだしたの私が暴走させたからなので、
シナリオのアトラック=ナチャさんが本気で悪意なく礼に食うつもりだったかは分からないんですけどね。
少なくともうちの卓のあの時の蜘蛛神さんはお礼のつもりで言ってました。
牧志 浩太
なんと、そうだったんですか!
あそこ本当にいい味で好きです。>お礼のつもり
KP
シナリオのアトラック=ナチャさんあそこまでウキウキしてないけど、ちょっと可愛げがある感じ(ガン萎えとか言い出すのはシナリオ通り)なので、そんな感じで可愛げ盛りました。
牧志 浩太
あのズレかわいげなところいい味で好きです。話せそうで話せないでもちょっと話せる感じ!
KP
あと四匹がついてきたのは単に探索者たちが気に入ったからです。
進化を重ねて攻撃性が落ちたと同時に、ママの権能に絶対服従じゃなくなったのかもね?
牧志 浩太
牧志がパセリたちをずっと警戒していたのは、塔牧志は神々と神々の眷属の「本質的にはそういうとこ」をある程度知ってるからですね、っていう小ネタがありました。
本質的には理解しあえない。
KP
奴らはもはや形が違うニャンコのようなものです。
糸は吐く。
牧志 浩太
かわいい。塔にたまに来る小動物がいる! かわいい。

牧志 浩太
(ああ~、あのお化けの話、這いずってるのは佐倉さんだったんだ)(シナリオ読んでます)
>また、彼あるいは彼女はヒプノスを生み出した夢見る人に対しては一定の敬意を持ってはいるが、そこにあるのは愛着などではなく、単なる説明責任とKPCとの契約によって齎された義務だけである。ビジネス。

ふふふ。そういうとこいいなあ。
KP
ああー、途中からテキストだけ見て回してたから、背景情報と食い違ってる可能性あるなぁー。
コラム載ってないんですよね、テキスト版。
いや、載ってたっけ。読んだ覚えのあるコラムもあるな。
途中まではPDFで読んでたからなぁー
牧志 浩太
あ、そうなんですね。>テキスト版
「この卓のダージュには想いがあった、あるいはどちらの可能性もあるがPC達からは永遠にわからない」でもまた味。
KP
ビジネス、というにはちょっと情を出しすぎたかなー、と思った。
まあ仕事を円滑に進めるためにも人情は大事ですしー
牧志 浩太
ちょっと情のある感じのダージュでしたよね。もしかしたらそう見えただけかもしれないけど。
KP
「一般通過ヴォルヴァドスである。」にツボった。
牧志 浩太
そこ笑った。
KP
そうそう、ダージュとヴォルヴァドスの思惑が食い違ってたのも面白い。
牧志 浩太
そうそう。ダージュは【POW】払わせればええか~って思ってたかー。
末路といい、あの波間で鍵を握っていたダージュもまた、小さな狂信者でしかないんですよね。
KP
みんなそれぞれ思惑があってやってたけど、全て上手く行くわけじゃないのも面白い。
牧志 浩太
そうそう。思惑と制約とがそれぞれ絡み合って、結果として編まれた糸の隙間からPCたちと世界が生存を拾ったという。
KP
そういえば改変というか色々と盛り倒してるけど、後でまとめて書いとこ。
牧志 浩太
おおー、ぜひ知りたいです。わくわく。>盛りポイント

あと、第四話のイントロ。

>生贄とは、“神に捧げられる定め”を呪いとして与えられた者である。
人がそうであるように、神々もまた掟のなかに生きている。
定められた皿、自らの取り分というものが決まっていて、それを律儀に守っている。

では7つも呪いを受けた者は?
“誰も食べられない!”
万能の神は、ケーキを切り分けることだけは出来ないらしい。

「七つの呪い」のオマージュとのことですが、
牧志のことかな??? って一瞬思った。
KP
なるほどもっと神との縁を結びまくれば誰にも食われなくなるかも知れない。
……正気を保たなきゃならないけど。(今回また神話増えた)
牧志 浩太
保たなきゃならないですけどね……(神話増えたし正気度 10しかない)
実際ノーデンスにヴォルヴァドスにニャル様にヒプノスにアトラック=ナチャに…… 塔牧志の縁がえっらいことになってる。
KP
そういえばダージュと炎に一切アトラック=ナチャの攻撃を当てさせない、ということで、ここでもまた佐倉の【POW】は守られているのだった。
牧志 浩太
あ、本当だ。あそこ当てちゃうと【POW】の減少が増えるんですね。
あまり意味はなかったかと思ったけど、結果的に佐倉さんの【POW】を守れたか。
KP
全てにおいて守ってくれたよ……
牧志 浩太
>万物の素を揺らす弦⇒物理学における超弦理論をモチーフにしている。
そうだったの!?
「七つの呪い」「眠りの神」他といい、このシナリオモチーフが多くてすごいなぁ。それを御伽噺の世界に綺麗にまとめているし。
シナリオの描写が本当に美しくて好き。
KP
描写いいんですよねー。
基本そのまま、必要な情景を書き足す感じでやってたな。
KP
「PCがクラゲの肉を食べた場合どうなる?」
これちゃんと食べちゃってたら異形か進んでしまうので、ミユキとクウは口に入れてすぐまずさに吐き出したんでしょうね。
牧志 浩太
ロストエンドに描かれる「世界はまた元に戻ることもあるだろう、こんなに無常なのだから」の無常さといい、世界観の美しさといい、本当に描写がいい。これはそのまま使いたくなる描写。

>クラゲ
ですねぇ。あんまりのまずさに食べるまでいかなかった。

はぁー、面白かったなぁ! 
回してくださって&塔で行けるようにしてくださって&諸々調整してくださって、ありがとうございました。すごい満足感。
KP
回してても凄く楽しかった!
牧志 浩太
やったー!
KP
Q&A割と「それはKPが考えていいんでは?」って質問が載ってるな。
シナリオに責任を求めすぎな感はあるよ……
牧志 浩太
ですねぇ……。
シナリオ側でも改変禁止が細かいシナリオもあるし、そこのところ明記がないと読みづらい世の中ではあるけども。
KP
回す前は「これ佐倉がボロボロになって二度と探索に行けなくなったら塔牧志詰むのでは?
波照間さん達に後遺症ついたら申し訳なさ過ぎるな」
などと思って怖かったです。
だから「なしでもいい」って言ってるし、波照間さん達は「本編もしくは本編に近い世界」と毎度書いてたと思う。
牧志 浩太
そうそう、波照間たちが本編だと、下手すると本編の二人の力及ばず波照間達がみんなロスト、という大変な結末になるなと思って怖かった。
KP
みんなが石化して死ぬ世界ヤダァー
そんな絶望のなか世界滅亡阻止しなきゃならない。
牧志 浩太
ヤダァー
手が届かずみんな石になって死ぬ中、本編の二人が世界滅亡阻止しなきゃならなくなるんですよ。つらい。そうならなくてよかった。それはそれでありそうなシナリオではあるけども。
KP
もうヨグソトースの力悪用して全てを巻き戻すしか。
ワンちゃんに追われ続けることになるな!
牧志 浩太
なりますね!
それで猟犬に追われ続け、世界を縦横無尽に走りながら逃げ続けている逃亡バディの二人がいる世界がどこかにあるんです?
KP
あるのかもしれない……
犬を避けるために神の力を借りようとする二人もいるのかも知れない。
牧志 浩太
あるのかもしれない。一度ヨグ=ソトースの力を悪用した二人なら、もう一度神の力を借りようとすることもあるだろうし。
それはそれで絵にはなるけど大変すぎる。
KP
流石に遅いので、改変などは明日にしようそうしよう!
牧志 浩太
おっとほんとだすごい時間、ありがとうございました!
楽しかったーーーー!!!!
KP
ありがとうございましたーーーー!
牧志 浩太
改変盛りポイントなども楽しみにしています。
KP
佐倉視点、今のログに追記するか、新規に「佐倉視線も入れたログ」として作るか迷っていたり。
迷いつつ寝る……おやすみなさーい
牧志 浩太
おやすみなさーい!
佐倉さん視点もすごく楽しみです。

シナリオの改変について
後日シナリオ改変についてまとめてお知らせしました。
シナリオを見ながら思いだしたことを書いているので要素が多少ばらついていますが、ご容赦!
牧志 浩太
うおお、ありがとうございます! 盛りだくさんだー!
導入と参加理由について
主人公が塔牧志という特殊なキャラクターであること、また、以前にヒプノスとの縁があることで、牧志と佐倉がシナリオに参加した経緯がシナリオと違います。
他のメンバーはシナリオ通りです。

また、主人公を初回メンバーにしたことで、知識範囲がシナリオと多少違います。
伴い、参加者の1人を生まれたてとすることで、シナリオの舞台説明を行っています。
牧志 浩太
レンがいたことでマキシとの立ち位置も丁度対照的になりましたし、直接の仲間ではない一般人が最後まで巻き込まれてたのもいい味でしたね。
ダージュ
ダージュ多少解釈違いして優しすぎたかもしれません。

なかった風景・あった風景
ログでは訂正されていますが、うっかり空に星が見えたり海があったり、墓場が消滅したりしています。
全部KPのミス。
星については星と関わりが深い二人なら幻視しても良いとしました。
海は描写さっくり消しました。
墓場はエモ描写入ってしまったので無かったことにしました。このダージュに死を悼んで墓を作るという発想はなかったらしい。
サクラの役に立ったので無駄ではない。ヨシ。みたいなノリなのでしょう。

同室だったアオくん
同室にレンという新しい紡ぎ手が来るということは、この部屋に欠員が出たんだろうな、と思ってそうしたら、名前がついて個性がついて悲しいことになりました。

グレースについて
早めに個性を強めに打ち出して覚えてもらうと同時に、後のイベントのひどさをアップしています。そのため彼の出番はシナリオより増えています。
また、変異しても残るような特徴(金の巻き毛)を追加しました。
覚醒世界で彼らしき人を見るシーンもシナリオにはありません。優しく勇気づけてくれた、できれば助けたかった人が、歪んでいって食わなきゃならなくなるの酷いなと思って盛りました。
彼が佐倉を散歩に連れ出した時は自覚なくクリスタライザーに惹かれてはいたでしょうが、最初から害意があったわけではないとしています。
害意があると佐倉が見抜くかもしれないのと、その方がより酷……
牧志 浩太
グレース回りの悲しさがアップしてる!
ひどい。よかったと思います。
覚醒世界にも彼がいたことで、理不尽だったはずの死を「しょうがないもの」と思わされて加担してしまったというつらさがね、増えてよかったです。
グレースの存在はあの波間で大きかった。マキシにとってもお兄ちゃんだった。
最初から害意があったわけじゃなかったのね、つらいですね。いいですね。
紡ぎ手
探索者ですらない人たちがゲスト出演してます。
ファンブルが悪いんだ。

呪いの引き取りアクション
キャラに合わせて変更しました。

子蜘蛛
後遺症にまでなるほど大好かれるので、序盤からなるべく個性を出しつつ出番を増やして印象を強めて、敵じゃないよアピールをこれでもかというほどしました。イメージは3~40センチくらいの動くぬいぐるみまたは犬猫。虫だけど。
パセリは元気っ子、セージは好奇心旺盛、ローズマリーはおっとりさんで、タイムは優しい。

四匹の蜘蛛たちの名付けは牧志たちで行ったことにしました。
ダージュがスカボローフェア歌っているのに気づいた佐倉が覚醒世界を懐かしんでつい牧志の前で口ずさんでしまい、その歌詞を蜘蛛の名前案ということにして誤魔化しました。

レンは名前同じ繋がりでちょっと蜘蛛と仲良し度というか子蜘蛛に対する適応力が高い。という小ネタ。
牧志 浩太
子蜘蛛たち警戒してごめんな。かわいい。

蜘蛛たちの名付けエピソードもらって嬉しかったです。楽しい。
ダージュが嘘をつく時の癖
シナリオにはありません。後で他の織り手にバレないように情報伝達とかエモ演出とかに使えるかなと思ったけど、結局出番はなかった。
書庫調べるように言った時に『サボらないように』と言いつつ足が動いてても良かったかもしれません。
とは言え彼にしても情報見てもらわなきゃ困るわけで、必要以上に混乱させるような真似はしないんですよね。
でもこれはもったいなかったなー。
牧志 浩太
ダージュの癖といいグレースといい、色んなところで解像度を盛って下さっていて印象が強まりました。
一度目のくらげの襲撃
結界の破れに気づくのは本来戦闘後なんですが、空ばっかり見ている人たちならその前兆に気付いても良かろうよと思ったので、デートシーンにそんな描写を突っ込んで、二人がみんなと合流するように仕向けました。

アオの宝物
これはシナリオにはない追加アイテム。アオの話題、つまり変異や犠牲者について話題に出すきっかけとして使っています。これも予兆の一種。PCたちに『自分たちは変異が遅い』と気づいてもらうフックの一つです。
お墓が完全消滅した一因。うろ覚えなのにノリで描写足すとこういうことになる。
牧志 浩太
アオくんはね……、いい役割であると同時に悲しい。
「なんでマキシたちだけ」とレンが、グレースが気づいたり言い出したりするとこのアクセントにもなりましたしね。
名前の由来は直前に行った青森です。
KP
青森! なるほど!!
東雲の武器
果てしなくどうでもいいことですが、フライパンで殴っているイメージでした。(マザーシリーズの女の子の武器みたいな)
さすがにわざわざ調理器具を武器にはしないよねと思ったので剣の腹です。でも判定はパンチ。
牧志 浩太
>武器
ああー! 似合う。
剣の腹でぶん殴ってクリティカル出すシーンは彼女の強さと覚悟が満ちていてよかったなぁ。
くらげ
やっつけたら消えた、なんて迂闊な描写したから、後で『あっ、肉取れないと困るのに』と慌てて描写したらゲームのドロップアイテムみたいになりました。
外側消えて核の部分だけ残った、みたいな!! 多分そう!!

ダージュの歌
歌詞アリで呟くこともあれば、響きで鼻歌することもあるらしい。そういうことにしとこうね!!!

こども
割とシナリオでは探索者含めた紡ぎ手たちは『子供たち』と呼称されているのですが、大人が存在しない世界で子供という認識があるのも変かな? と思って意図的に『紡ぎ手』と呼んでいることが多いです。
絵本で見たにしても『大人どこにいるの?』みたいな疑問持たれても面倒ですしー
ダージュと佐倉だけがその意味するところを知っていて、皆は『自分たちの呼称である』程度の認識しかない、でも良かったかなとは思う。
『紡ぎ手』にしろ『子供』にしろ、押し付けられた偽の姿であることは変わらないので、まあいいかな。
牧志 浩太
ああー。「大人たち」は織り手のことを意味しているのかと思っていました。だから「何も知らない子供」扱いっていう。
KP
多分シナリオ上はそういう扱いなんでしょうね。
大人が碌でもないわ!?
グレースの部屋に食事運ぶシーン
シナリオにはありません。
彼もサクラと同じ立場だし、塞ぎ込んで部屋から出たがらないだろうし(シナリオでも食堂にグレースの描写はない)、それなら運ぶついでに再度印象付けつつ彼に未来がないことを見てもらえばいいかな! と。

夢のクリスタライザー
魔きしくんは知ってるんじゃないかなと思って、クトゥルフ神話知識で振ってもらった。知ってた。
だけど記憶はないのでイヤーな感じだけしました。
牧志 浩太
ああー。知ってた。割と真っ先に当たってそうですしね。
かわいそうなマルタ
個性を盛りました。その方がより酷
きっと共感力が高いとか元々正気度【POW】低かったなどで、ヒプノスの呪いの影響を受けやすかったんでしょう。とことん可哀想。
牧志 浩太
悲しいね……。
描写的に共感力高そうは納得がいく。
彼女がいたから、「ここはずっと続く穏やかな場所なんかじゃない」が引き立ってよかったです。
死にかけたサクラ
ダージュが取り乱しているのは情のためではなく、大事な鎹が失われたら困るからです。
サクラが死んだらまた誰かを説得してクリスタライザー埋めなきゃですが、それは大変面倒なことになると思っています。
牧志 浩太
ですよね。大変面倒だし、数百年溜めた呪いが! だし。
ダージュの立ち位置がなかなか分からなかったのもいい味だったなぁ。
食べ残されたグレース
墓場がなくなったのでダージュがなんとなく消しました。
保存しといて後でサクラが限界を迎えた時にまた食わせるんじゃないですかね。
精神体だし骨もいける。たぶん。

第二波の終了後回復
やっぱり殺すか食わせるかして手を汚すのが条件だったかな、と後になって思いました。
その時のダメージの補填用かなという気はする。

ダージュのクッキー
蜘蛛かたどったりしてますがこれも盛り。
ことあるごとにダージュは協力者であることを印象付けるために可愛げ盛ってます。やり過ぎた感は否めない。
多分子どもたちが皆可愛い形のクッキーばかり作っていたので、クッキーとはそういうもの、という認識だったんじゃないですかね。
子蜘蛛の形は子どもたちに親しいもの、夢のクリスタライザーの形はダージュの個人趣味でした。
牧志 浩太
そういうものかーってなっちゃうダージュかわいいな。
なんで覚醒世界の牧志ドレスなの?
前の事件の後遺症。

壁に貼られたグレースのメモ
もちろん捏造。彼が料理人だったというバックボーンも盛りです。
牧志 浩太
あれ本当に存在感と悲しさが増してよかったですね。
グレースのものと知らずにレンが言及するあたりとか最高潮だった。

覚醒の世界でも波間でも重要な存在だったグレース。
おかげで、PCではないのにその死が重く重くなりました。
KP
大体このくらいの酷さなら楽しんでもらえる! という信頼があるうえでの酷い話、楽しいですねー。
劇中でアオやグレースやマルタについて盛り倒されるたびに、酷いなー(^^)と思ってました。
これ回す相手によっては解像度上げちゃいけないやつ。
牧志 浩太
ですねー。
遠慮なく酷い話を盛るといい感じに調理して頂けるの、こちらも楽しい。
いつもありがとうございます。
おかげでいい緩急がつきました。
花占い
『すき、きらい』って花びらむしっていくあれかと思うんですが、花弁の数で結果決まるやつだし、お花かわいそうなので(!?)カードにしました。せっかくなのでどさくさに紛れて花言葉で遊びました。
牧志 浩太
花占いも雰囲気たっぷりで楽しかったなぁ。
ビンゴの景品、使わなかったけど貰えて嬉しかった。
ビンゴの景品
振りなおし権が手に入るそうなんですが、せっかくなので実体があるものでもらって嬉しそうなもの、他の子供たちの協力も入れたいなと思ったので、蜘蛛糸のスカーフにしました。
捧げ物にするほどじゃない質のものを寄せ集めて作ったイメージ。

アトラック=ナチャさん
だいぶ口数増えてます。
シナリオから見てもちょっとコミカルな感じなので、態度デカく煽りまくりました。
楽しいことしようとして出向いた先で鼻っ柱叩かれて戻らされたら何百年もの仕事がパーにされてたらそりゃあ不貞腐れるのよ。
でも感謝はしてたよ。
牧志 浩太
アトラック=ナチャさん、話が通じそうでやっぱり邪神じゃねえかー! の一幕とか、おかげさまでコミカルとヒヤヒヤのバランスが取れてすごく楽しかったです。
「眷属」の話が出た時に眠れない話を思い出しました。
最後に特典ありがとう。
KP
アトラック=ナチャさんやっててすごく楽しかったです!
それはもう糸張るのが上手な娘は眷属に欲しいんじゃないですかね!
男はありがたくバリムシャする!
牧志 浩太
あの瞬間、波照間の顔が強張ったのが見えるようで、そこも楽しかったです。ナイス盛り。
KP
蜘蛛神さん、「見逃してやろう」って言ってたんで、やっぱりサドっ気か単純な食欲で食おうとしていたような気もしてきました!
子蜘蛛たち
帰ったみんなにバラバラについていきました。
本来彼らに力など無いのですが、塔の二人があまり自由になってしまうとキャラ性に支障が出るので、彼らの協力が得られないと糸の魔法を使えないことにしました。
それこそ塔があるところはごちゃごちゃと因縁だのなんだの絡まりすぎていて、簡単に動けないというイメージですね。

初回特典
これもシナリオにはないんですけど、帰りたてでアトラック=ナチャの影響が大きい内なら「こんな力が身についたよ」を示すと同時に、みんな無事に帰れたよ、が確認できた方が嬉しいかなと思ったため。

お土産のお酒
これもシナリオにはありません。別のシナリオの関連アイテム。
一応お礼なので牧志も酔えるヤツだと思います。
牧志 浩太
初回特典嬉しかったなぁ。ありがとうございます。
SANの関係で向こうには行けないけど、でもちゃんと「めでたしめでたし」を見届けることのできた、本当にいい塩梅でした。
一緒に穏やかに酔おう。
KP
だいたい改変はこんなもんかなと思います。
牧志 浩太
はーい、楽しかったー!

KP
ダージュログ見てて思いましたが、最後アトラック=ナチャから逃亡するとき動けた理由、シナリオでは「先にヴォルヴァドスのものであったから」なんですけど、
この卓では元々ニャルのお手つきだったりノーデンスの加護があったりアイホートに耕されていたり、
シナリオ内でもヒプノスに「なんとかしろよ」されているから、
そういう縛りがそもそも効きにくかったのかも知れませんね。
牧志 浩太
ああー、確かに。ありそう。

劇中でも「誰も食べられない!」のあの話、塔牧志っぽいなって話出てましたしね。
KP
おっ。あと一つ縁を作れば7つの呪い達成だ。
牧志 浩太
そう、もうすぐ七つの呪い達成だ。
あれだけ空中で取り合いされてるせいで塔牧志はギリギリ人間やれてるのでは? とちょっと思ってました。


コメント By.KP(佐倉)
後日談と感想のみ。

なんと予想もしなかった大団円!
塔に思わぬ変化も起きて、まさかこんなことになるとはなぁ。
とにもかくにも素晴らしいセッションになりました。

良くも悪くも、ひたすらダイスの女神に弄ばれるお話でした。
最後80以上が一度も出なかったの本当に酷いぞ! もうちょっと手心というか……

プレイ日:2025年5月25日 ~ 2025年12月15日

作者名: つきめぐり/つきのわむく

配布・販売サイト: 【COC6版】波間のダージュ【継続推奨人数可変シナリオ】SPLL:E194766

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【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」



TRPGリプレイ CoC『蒼天のシラユリ』草加&八重山 1

「どうしましょう。私、ペーパードライバーなんですけど」
「本当に動きゃしないわよ、いくらなんでも」

TRPGリプレイ【置】 CoC『あの遠い光を求めて』佐倉&牧志 1

「佐倉さん! 星が!」

TRPGリプレイ【置】CoC『惑いの欠片』 佐倉&牧志 1

いつの間にかサザエさん時空という名の異変に巻き込まれていきそうだなここは


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