TRPGリプレイ CoC『奇妙な京都』神谷&嵐山 3


こちらには
奇妙な京都(※シナリオ改変あり)
キルキルイキル
のネタバレがあります。

一回目/二回目/三回目/四回目/五回目/六回目/七回目

本編見る!

 五回目

KP
ススッ こんばんは
GM
こんばんは!
KP
ちゃうがな こんばんは
嵐山カエデ
KPとGMで支配者がカブッてしまった
KP
カブってしまった
神谷 舞
やー!
こんばんは1
KP
こんばんは! 音声差し支えなければ入れますがどうしましょう?
神谷 舞
もうショットお待ちください
嵐山カエデ
ショット
KP
はーいワンショット待ちます 開始そのものはしても大丈夫ですか?
嵐山カエデ
私はOK!
神谷 舞
ok

KP
──「奇妙な京都」

進む方向を定めた二人。
夜は明け、そして次の朝が来る。
──三日目、朝。
神谷 舞
朝ご飯食べたらロビーで待ち合わせよう。
KP
スムーズに待ち合わせられてよい。今日はニルヤの自宅に向かうということでよろしいですか?
八岐遠呂智
そうか、一晩明けたんだ
KP
そうなんですよオロチさん
八岐遠呂智
もー、名前保持されるのも良し悪し
神谷 舞
すごいイメチェンだ。
私ももうちょっと頑張った方が良かったかな。
神谷 舞
なんかオロチさんマシントラブルみたい
KP
あらら
神谷 舞
とりあえずニルヤさん宅に向かう予定だよ。
KP
OK。カエデさんが戻ったらすすめます。
八岐遠呂智
お待たせしました、すみませ
KP
おかえりなさーい
準備できたらお知らせください
嵐山カエデ
「お、おはようっす……」
ロビーで舞さんに朝の挨拶
KP
おおおカエデさんも変装している
神谷 舞
かわいいな!
カエデさんいつイメチェンしたの?
昨日の昼間一緒に? それともその後で?
嵐山カエデ
その後だね
神谷 舞
晩ご飯は早めに切り上げて別れて
そのあとって感じかな?
嵐山カエデ
ですです
神谷 舞
カエデさん赤系似合うなぁ。
嵐山カエデ
パーソナルカラー、のつもりだったからね!
神谷 舞
「あら、あらら、カエデさん!?」
嵐山カエデ
「そうっす、アタシっす」
神谷 舞
「可愛いー!」
嵐山カエデ
「あ、は、いや……え?かわいい?」
神谷 舞
「ええ、すっごく可愛い! 素敵ー!」
嵐山カエデ
「ありがとう、っす……」
頬を掻きながら、照れる
「舞さんお髪まで切って気合い入れてんのに、アタシだけ元のまま、ってぇのは、ちょっと何だったんで……」
神谷 舞
「似合うっ!」
嵐山カエデ
「でも、ご存じのとおりアタシはバッサリ短髪だったもんで、これはウィッグ……あとはコンタクトで。一つ勘弁してやってください」
KP
こういうちょっとしたRP吸いたいのでつい長くなるけどでも吸いたい……
神谷 舞
いいのかい? 我々止めるまで延々とやるぞ?
おや、なんか同じ事前にも言ったような気が。
KP
前にも同じことを言ったような気が。
嵐山カエデ
我々はRP星から来たRP星人……RPしなければ死んでしまう
神谷 舞
RP大好きな人種はどんどん減ってるけど、どこに消えたんだ、と言ってる人がいたが、多分こうやって固定になって出てこなくなるだけだなぁ。
KP
それは思いますねぇ。RPの方向性が人に寄ってバラバラだからどんどん固定卓になっていく。
神谷 舞
「これなら遠目だったら誤魔化せる……かな?」
「よしっ、お洒落して気合いも入ったところで!」
嵐山カエデ
「ええ、行きますか」
神谷 舞
「いくぞ、おー!」
嵐山カエデ
「お、おー」
(テンション高ぇー)

神谷 舞
では張り切って駅へ。
嵐山カエデ
「今日は布袋氏のお宅探訪っしたね」
神谷 舞
「うぅん、どなたかお話を聞ける方がいると良いのだけれど」
KP
ニルヤの自宅まではスムーズに移動できる。京都駅から少し南に行ったあたりのアパートだ。ここからはそう遠くない。
嵐山カエデ
「っすね。本人が在宅なら良いんすけど」
神谷 舞
「本人がいたら話が早いけど、警察の方が即気付くよね……」
嵐山カエデ
あ、そうだ
やる美にLINE入れとこう
KP
何と送りますか?>LINE
嵐山カエデ
『これから布袋氏宅へ向かう。現着予定○時○分』
『そっちも着いたら、教えること』
KP
すっ、と既読がつく。
嵐山カエデ
「OK、乗りましょうか」
KP
あ、京都駅のそばなので電車乗らなくても大丈夫なやつです。言葉不足で失礼しました。
嵐山カエデ
あ、なるほど
では歩いていこう
神谷 舞
はーい
本当は護身用に、ハンドバッグに砂詰めたりしたかったけれど、とてもムリだった。
武器になりそうなのはカメラだけど……これをどうこうするのは、嫌だなぁ。
KP
さすがにカメラでなぐるのはなぁ……
神谷 舞
確実に壊れちゃうし攻撃力もなさそう。
KP
それ。
嵐山カエデ
ミルウォールブリックにしよう
KP
いい新聞紙買わなきゃ
KP
てくてくてく。しばらく歩くと、アパートの類が狭い範囲にひしめく路地が見えてきた。現地に着くと、わりと空家が目立つとわかる。──しばらくすると、LINEに到着した旨の一報。
嵐山カエデ
「お。向こうさんも着いたみたいっすね」
神谷 舞
「なんだかんだ、心強いわ」
嵐山カエデ
『了解。これから、アプローチする』
布袋さんのアパートは、オートロックとかあるやつ?
神谷 舞
こちらも周囲の写真をとって、「お友達と町を散策してまーす」
って旦那に送ろう。
忙しいから返事はないだろうけどね。
KP
見た感じ古いアパートという趣だ。便利なわりに家賃が安いというやつだろう。京都駅周辺の華やかさからは取り残されたような印象の、古ぼけた二階建てだ。
詳しくはわからないが、見た感じではオートロックがありそうな感じはしない。
神谷 舞
「昼にやってるドラマで見たことある~」
嵐山カエデ
「あまり裕福って感じじゃぁ無いっすね。一つ発見をして、これから、ってとこか」
神谷 舞
とりあえずお約束で郵便箱見てみようかな。
嵐山カエデ
集合ポストを改めてみよう
KP
郵便受けには郵便物がなにかと突っ込まれており、しばらく開けられていない印象を受ける。
嵐山カエデ
「ふむ……」
神谷 舞
「ご不在かしら……」
ご家族もいないのかな、とちょっとがっかり。
嵐山カエデ
監視カメラとか、ありますか?
KP
みたかんじ部屋の前には無さそうですね。集合ポストの前にひとつだけそれらしいものがあるが、本物かどうかは不明だ。>カメラ
嵐山カエデ
ふむふむ
よくあるチラシとか捨てる用のゴミ箱無いかな
KP
ゴミ箱はないですね。
嵐山カエデ
OKです
神谷 舞
他のお部屋に人気はありそうかしら。
ヒトケ
嵐山カエデ
特に布袋さん宅の両隣
KP
今は朝か…… 人気はないですね。ほとんど留守みたい。
嵐山カエデ
郵便物取り込まれてるかな
KP
集合ポストを見るなら、両隣は空家とわかる。
嵐山カエデ
「空き家……?」
その他で空いてる部屋はあります?
KP
わりとこのアパート自体が、空家が目立っているようだ。便利な場所ではあるのだが、いかんせん古いせいかもしれない。
ちょっと時代に取り残された感じで、建物の間に残っている古いアパートをイメージしてください。>おアパート
嵐山カエデ
なるほど……
神谷 舞
錆びた三輪車とか置いてそうだなって思った。
嵐山カエデ
扉の横に洗濯機あるやつだ
神谷 舞
それも仕方ないかも……と、少し失礼な感想を抱く。
じゃあ部屋の前に行ってみるかな。お部屋は二階?
KP
二階。
嵐山カエデ
ではお部屋へ
神谷 舞
周囲を見回して、あの物騒な人たちがいないか確かめて……
KP
周囲を確認するなら、そうですな。《聞き耳》を。
神谷 舞
CCB<=90 《聞き耳》 (1D100<=90) > 37 > 成功
嵐山カエデ
CCB<=25 《聞き耳》 (1D100<=25) > 55 > 失敗
KP
周囲に彼らの気配はないようだ。誰かがこちらを窺っている、と思って視線をずらすと、やる美の姿が少し離れた所に見えた。
神谷 舞
カエデに耳打ちする。
「やる美さんはいてくれているみたい……あの人たちはいないと思う」
嵐山カエデ
「……了解っす」
そちらへと視線は向けないようにしながら、頷く
では、まずは扉の前で
電気メーターの動きを見てみましょう
神谷 舞
「(あの人たち色が目立つし、来たら分かると思いたいな……)」
カエデさんが調べているなら、こちらは不審な人や、単純に住人が来たりしないか目を配っておくね。
KP
電気メーターはわずかに動いている。家電などは稼働しているのだろう。
嵐山カエデ
「せいぜい冷蔵庫か……。留守かな」
「ピンポン。鳴らしますね」
神谷 舞
「はい!」
KP
ピンポーン…… 音が響く。返答は……、ない。
嵐山カエデ
「返事は無しか」
神谷 舞
「そもそもが行方不明なんだものね……」
嵐山カエデ
一応、ドアノブをガチャガチャ
神谷 舞
周囲のお宅で出入りがあれば呼び止めて訊いてみるんだけどなぁ。
家の中に《聞き耳》してみたい。
KP
ドアノブをガチャガチャとやるも、返答はない。《聞き耳》、どうぞ。
神谷 舞
CCB<=90 《聞き耳》 (1D100<=90) > 10 > スペシャル
スペシャルは対象外だったよね。
KP
スペシャルは適用無しです。
……ブーン…… 冷蔵庫だろうか、わずかな稼働音。それ以外には、不気味なほど物音がない。中の住人が立てるだろう、生活音もだ。
神谷 舞
「うーん、本当に人はいないみたいだけど」
ドア開いてたりはしないね?
嵐山カエデ
二階の廊下から、下を覗いてみます
大家さんらしい、大きな部屋とか無いかな
KP
では、そこで《聞き耳》
嵐山カエデ
CCB<=25 《聞き耳》 (1D100<=25) > 80 > 失敗
神谷 舞
CCB<=90 《聞き耳》 (1D100<=90) > 77 > 成功
神谷 舞
ここぞとばかりに働く!
嵐山カエデ
聞き耳担当はお任せした
神谷 舞
弟と違って仕事するな姉の耳。
KP
これは<匂い>に関する判定だ。……あなたの鋭敏な感覚が、かすかに感じ取ったものがある。
それは、ひどく嫌な臭いだ。何か、生ごみか何かが腐ったような匂いが、室内から微かに漂った。
神谷 舞
「……ねえ、何か臭わない……?」
嵐山カエデ
「え?」
すんすん、と鼻を鳴らす
神谷 舞
「かなりきつい……生ゴミ放置したみたいな」
嵐山カエデ
言われたら気付きますか?
KP
言われれば、あなたも気づく。
嵐山カエデ
「……オイオイ」
神谷 舞
「普通にゴミが放置されているだけかも……だけど」
嵐山カエデ
「事実は小説よりなんとか、って、そういうの勘弁してほしいな」
神谷 舞
「万一……があったら嫌だものね……」
KP
そして、大家の部屋はないが、連絡先の掲示がある。すぐ近くに住んでいるようだ。
嵐山カエデ
スマホを取り出します
「……当たってみましょう。大家さんにTELするっす」
神谷 舞
お願いします。
両隣がいないから、今までそのままになっていたのね。
嵐山カエデ
掲示されている番号を改めながら、テンキーをタップ。
通話を押して、耳にスマホを当てる。
KP
大家は幸い在宅のようで、すぐ連絡がつく。
神谷 舞
周囲の警戒は続けるよ。LINEに「物が腐ったみたいなにおいがします ><」って送っておく。
刑事物の主人公になったみたいでドキドキするなぁ、なんて暢気なことも少し考えながら。
嵐山カエデ
大家さんのお名前は何かな
KP
東川さん。>大家 特にこれまで出てきた人たちと関係がありそうな名前ではないね。
神谷 舞
微妙にメタぁい
嵐山カエデ
「突然のお電話、失礼いたします。こちら、東川様のお電話でよろしかったでしょうか」
KP
「ええ。どちらさまでしょうか」
京都訛りの強いイントネーションで、そう返ってくる。
KP
KPは関西弁を文字化するのをあきらめた。
神谷 舞
関西弁の八割はイントネーションなので仕方ない。
KP
それ。
嵐山カエデ
「申し遅れました。私、物書きしております、嵐山と申しますが―――」
「今、実は布袋ニルヤさんのご自宅の前に来ておりまして」
「この度は先生への取材の件で。ええ」
「ただ、ちょっとお部屋のご様子がですね、少し―――。お忙しいところ、恐縮ではございますが、こちらへご足労いただくわけには参りませんでしょうか」
少し―――、のところで、深刻そうな声とタメを作って話す
KP
なるほど。では、そう説得するなら、《説得》+20%で判定を。
いいRPがあったので、説得が振れるようになったということですね。
嵐山カエデ
やったぜ
CCB<=110 《説得》 (1D100<=110) > 57 > 成功
神谷 舞
お見事
KP
では、大家に来てもらうことができる。大家を伴ってニルヤの部屋のドアを開ける?
嵐山カエデ
そうですな、すっと開けてもらえるようなら
KP
華麗な説得成功があったので、開けてもらうことができます。
嵐山カエデ
やったぜ!
神谷 舞
本当に何か起きていたらどうしよう、おろおろしつつ。
後で一応カメラ構えておこうかなっ
神谷 舞
映画で、いきなり飛び出す化け物にカメラのフラッシュ浴びせて撃退する、なんてのがあったなって。
なんかあって写真撮れるようならそれに越したことはないけど、オートないんだもんな。
KP
マニュアル機はそういうときの機動性がわるいんですよね。
嵐山カエデ
緊張感は持ちつつも、大家さんには笑顔で対応
顔こわばったままだったわ
KP
扉を開けた瞬間、あなたたちが嗅いだのは、生ごみの臭いではなかった。
ふうっとコーヒーの香りが溢れ出す。入り口にはまずキッチンがあり、細長い廊下が続いている。入り口から部屋の奥は見えない。
神谷 舞
「……あら……?」
カメラを下ろす。
レンズカバーははめないけど。何事もないお宅にカメラを向けるのはさすがに失礼すぎる。
嵐山カエデ
コーヒーの香りは、新しいもの?
それとも酸い感じかな
KP
……静寂。冷蔵庫のブーンという音。ゴミ箱にコーヒー滓が大量に捨てられており、コーヒーの香りはそのせいと分かる。新しいものではない。
神谷 舞
さっき嗅いだのはこのにおいを勘違いしたのだろうと納得がいく?
KP
いや。その臭いではない。
神谷 舞
「……おかしいわ。さっきはこの臭いじゃなかったはずよ」
嵐山カエデ
「……布袋さーん?」
奥へ声を掛ける
KP
大家をそのままにしておくなら、「布袋さあん」と声をかけながら部屋の奥へ向かう。
嵐山カエデ
率先して入ろう
神谷 舞
やはりカメラを構え直し、後に続く。
嵐山カエデ
「舞さんは、大家さんと少し後から」
KP
カエデさん、あなたは率先して部屋に入る。
嵐山カエデ
重心を腰の下へ落としながら、軽く摺り足気味に進む
神谷 舞
カメラのシャッターに指をかけて、警戒しつつ続く。
KP
そこには、乱雑な印象と生活感を残した部屋があった。
そこには、ベッドが一つあった。
そこには、人が一人、横たわっていた。
嵐山カエデ
「……布袋、さん?」
ベッドの人影に声を掛ける。
KP
──その人は、苦悶の表情を浮かべ、胸を搔きむしり、こときれていた。
嵐山カエデ
「……!」
KP
SANチェック。1/1D5。
嵐山カエデ
「舞さん、止まって!」
神谷 舞
CCB<=78 《SANチェック》 (1D100<=78) > 77 > 成功
[ 神谷 舞 ] > SAN : 78 → 77
嵐山カエデ
CCB<=84 《SANチェック》 (1D100<=84) > 27 > 成功
見せないようにしようと思ったのにw
[ 嵐山カエデ ] > SAN : 84 → 83
KP
<シークレットダイス>
SCCB<=55 大家のSANチェック (1D100<=55) > 52 > 成功
神谷 舞
踏み込んでしまっていた。見えてしまった。
「きゃっ!」
「な、亡くなってるの?」
KP
あなたは、その饐えた臭いが、死んだ人間のものだと、気づいてしまう。
神谷 舞
鼻をさす臭いに顔を歪める。
嵐山カエデ
近づき、顔を改めます
布袋ニルヤ本人ですか?
KP
顔を照らしあわせるなら、それはニルヤ本人です。
KP
大家は悲鳴を上げてへたり込む。
神谷 舞
choice(気持ち悪い。ムリ。,なんとか……) (choice(気持ち悪い。ムリ。,なんとか……)) > 気持ち悪い。ムリ。
吐いちゃった。
口元を抑えて、外へ。
そしてLINEに「しんでる」
と投げる。
嵐山カエデ
「東川さん、通報をお願いします!」
神谷 舞
「つうほう……」
やっとのことでボタンを押す。
嵐山カエデ
部屋の中に視線を巡らせる。
舞と大家の反応に、なぜか己の脳髄は冷えてゆく
神谷 舞
「事件です……ええと、○○アパートの……二階、◎◎号室……」
KP
その声に我に返った大家が警察に通報する。
さて、警察が来るまでいましばし時間があるだろう。探索する?
嵐山カエデ
職業癖か、観察、分析をしようと意識が働く
神谷 舞
少しだけ外の空気吸ったら中へ。
嵐山カエデ
します
KP
大家は顔を青くして室内からまろび出てしまうので、探索してもとがめる者はいない。
OK。では室内を描写します。
神谷 舞
トイレに酸っぱい物吐いて、口元抑えて。
嵐山カエデ
「通報ありがとうございます」
舞に
神谷 舞
「大変なことになっちゃったわね……」
嵐山カエデ
室内を歩き、まずは視線で異常の有無を改めながら。
その表情は、こわばってはいるが冷静なものだ
「しんどかったら、外で休んでていいっすよ」
神谷 舞
「ううん、二人でやれば早く終わるし……警察の人来ちゃったらもういられないでしょ?」
神谷 舞
毒殺かしらぁ
神谷 舞
服毒自殺かしらぁ
KP
ここは1Kで、バスルーム(ユニットバス)と台所がある。ベッドのある部屋には本棚と、机がひとつ。室内には所狭しと本が置かれ、雑然としている。
嵐山カエデ
机の上には、何がありますか
神谷 舞
部屋にあらされた様子ってある?
なるべく部屋の余計な物には触れないようにするけど、まあ素人だからね、仕方ないね。
KP
メモや書類が乱雑に広げられている。あと日記帳がひとつ。部屋は雑然としていてわかりにくいが、見た感じ荒らされたという雰囲気ではない。
嵐山カエデ
日記帳を手に取り開く
神谷 舞
一応部屋の写真撮っとこ。
ニルヤさんも映るようにしつつ……
うう、怖いなぁ、やだなぁ。
家中の、なるべく色々な物を、カメラに収めて。
KP
日記はそれなりに分量がある。じっくり読むか、斜め読みすることができます。ななめ読みするなら、《図書館》で3回判定。成功した数だけ1D6を振り、その出目に応じた箇所が目に留まる。
嵐山カエデ
じっくり読むと、どのくらい掛かりそうですか
神谷 舞
一緒に読むべき?
読んでたら写真は撮れなさそうだな。
部屋の他の部分に、黄色い物や、気になる物があれば写真に集中したい。
KP
じっくり読むと数時間はかかる。あと、そうですね。家の中を撮影していた舞さん。
神谷 舞
はーい
数時間……警察来ちゃうね。
もってっちゃう?
KP
死体が何か持っているのに気づきます。メモの断片のようだ。
神谷 舞
じゃあそーっと抜き取る。
写真撮ってから読むね。
KP
比叡山 廃墟 
神王
本 儀式 → 召喚

それから、明日の日付。
嵐山カエデ
日記帳は斜め読みかなー
流石に証拠物件持ってったら、後が面倒臭そうだ
神谷 舞
そうね……
嵐山カエデ
いや……今ならチャンスか?>持ってっちゃう
神谷 舞
じゃあメモも写真に撮っておくし、カエデさんが見つけたとこも写真に収めておこう。
この本がここにあったのを知るのは我々だけだな……
大事そうならもってっちゃってもいいかと思う。
嵐山カエデ
では、日記帳はショルダーバッグに押し込んじゃいます
舞さんと目があったら、唇に人差し指を当てて
「シーーっ」
ってやる
神谷 舞
メモは……戻しておこうか。
指紋残っちゃってるかな? うん、メモもないないしよ。
嵐山カエデ
拭き取ればOK
神谷 舞
他に気になる物はないかなぁ。
嵐山カエデ
本棚はどうかな
何か怪しい……黄色の装古い丁本とか無いかな
KP
素早く調べるなら《図書館》でロール。
嵐山カエデ
CCB<=90 《図書館》 (1D100<=90) > 16 > スペシャル
SP
KP
スペシャルは非適用だけど、ナイス。では、手書きのメモの中に、「日本神王会」という言葉を見つける。
嵐山カエデ
「また神王会か……」
神谷 舞
カエデさんが本見てる間に、風呂場と台所に何か無いか見てみたい。
警察の方が来たときに中にはいたくないから、一応耳はそばだてながらね。
KP
風呂場と台所にはこれといった物はない。
神谷 舞
薬のような物って見えるところに置いてあったりしないかな。
KP
死因を探すならば、薬のたぐいは何も見当たらない。外傷もなく、突然死したようにしか思えないだろう。
嵐山カエデ
そのメモの中や、そのほか本棚に気になるものはありますか
KP
本棚には考古学や日本の歴史に関する本、とりわけ専門書が数多くある。道真公についても、これまで図書館で見たような本が色々とある。
──机の上に、色彩に関する本が多く広げられている。
嵐山カエデ
「やっぱり、色は気になるか……そうだよなぁ」
KP
そして、気づくことがある。本棚に、オカルト本の類がいくつもある。うさん臭いものから少しは格調高い歴史系の本まで、数多く。
神谷 舞
オカルト!
嵐山カエデ
「……」
しばし、顎に手を当てて考えてから
「……舞さん!」
神谷 舞
「はいっ」
嵐山カエデ
「すんません、ちょっといいっすか」
神谷 舞
「えっ、何?」
嵐山カエデ
「この蔵書なんすけど、何か思い当たるとこはないっすか」
神谷 舞
「うーん……」
ざっと見た感じ本の共通点とか、ないかな。
同じ話題、とか、同じ人物、とか、同じような事件関係、とか。
もしくは、比叡山・京都、あたりの。
神谷 舞
呪殺かしら。怖い怖い。
KP
嵐、雷── 黄色。共通点はそれらだ。ニルヤもあなたがたと同じものを追っていたのだろう。そうですね、《クトゥルフ神話》でロール。
神谷 舞
CCB<=0 《クトゥルフ神話》 (1D100) > 5
ムリよ?
私の武器は《聞き耳》《オカルト》だけさ!
嵐山カエデ
流石に振ってない
CCB<=0 《クトゥルフ神話》 (1D100) > 35
KP
それ以上のことは分からない。そうこうしていると、警察が到着するだろう。警察とのやりとりは、特に必要がなければ大家が行ってくれる。
嵐山カエデ
「……っと」
サイレンに気付き、慌てて本を戻す
神谷 舞
ないないしたのバレたら怖いし、警察の方との関わりはほどほどにしておきたいな。
嵐山カエデ
尋ねられるだろうし、一応名刺は渡しておく
お巡りさんに読者いないかなw
神谷 舞
かえってめんどくさいことにならんかしらw
ひとまずホテルに戻って、調べてみるか。
KP
流石に死人いるし読者がアレコレという話にはなりませんねw 名刺は受け取られ、あなたたちは短い事情聴取をされるが、大家の証言もあり長時間は拘束されない。
神谷 舞
ごもっとも

嵐山カエデ
では、警察署から出てきて
神谷 舞
コンビニでご飯買って帰ろう。
嵐山カエデ
「……思った通り、とは言わないっすけど」
コンビニの棚から一つ取った握り飯に視線を落としながら
神谷 舞
「……」
現場では、調べなくてはならないという気持ちでいっぱいだったが、今になって思い出されるあれこれ。
「……予想していなかったわけではないのだけれど……」
KP
……あなたたちの間に、重い空気が流れる。
彼の最後の苦悶の表情。大家の悲鳴── 饐えた臭い。
神谷 舞
「当たっていて欲しくなかったわ……」
嵐山カエデ
「……とりあえず、拾ってきたコイツ」
親指で背中のショルダーバッグを示し
「宿で勉強会と行かないっすか」
神谷 舞
「ええ。このままじゃ終われないわ」
「ねえ……やる美さんにも声をかけてみない……?」
「あの人、何か知っているんじゃないかしら」
嵐山カエデ
「アイツは、マークされてるんすよ?」
神谷 舞
「……」
それは確かに、その通りなのだ。
「……そうね、私たちだけで……やるしかないんだ」
嵐山カエデ
「いやいや」
慌てて舞の発言を改める
「ぶっちゃけ、これ以上はいかんでしょ」
「日記帳は改めさせてもらう。でもコイツはそれこそアイツに渡して、それでおしまい」
神谷 舞
「……でも」
舞は拾ったメモを出す。
嵐山カエデ
「……なんすか、それ」
神谷 舞
「彼が握っていたもの。明日の日付、「儀式」「本」。そして彼自身の死。きっと望んだわけではない死」
不穏な言葉を口にするときは周囲に漏れないよう囁く。
嵐山カエデ
「儀式て……」
「そんなもん、本当に信じてるんすか?」
神谷 舞
「予感がするの。とても、とても嫌な予感」
KP
ごめんな(見守るKP)
神谷 舞
「オカルトって、ほとんどが思い込みや、人々の願望や恐怖でできあがったまがい物だし、だから楽しめる娯楽なんだけど」
「そうじゃない感じがするの……これからは」
「だから、ね。きっと私たちたいな素人の手には負えない物だとは思う」
「だけど、日記帳は読んでおきたい。何が起こるのか知りたい。でないと……」
「きっとこれから、ずっと後悔することになるのよ。何かが起きても、起こらなくても」
少し困ったような苦笑い。
「言うべき時に言わないと、やるべき時にやらないと、ずっと、一生、後悔することになるわ……」
「はい、好奇心で殺されそうなおばさんの戯れ言でした!」
KP
舞さんの言葉がめちゃめちゃ探索者
神谷 舞
過去にですね。弟の友人にヒドイ事言っちゃったらしいんです。
あとは普通に好奇心強すぎるだけです。
これはもう解決のしようがないから、時が癒やしてくれるといいね。
嵐山カエデ
静かに、しかし一気に捲し立てられ、気圧されるように黙っていたカエデは、その区切りでようやく息を吐いた
(取り憑かれてる)
頭の中で、呟く
この人は、過去の出来事をずっと、心の中にわだかまりのように抱えてしまっているのだ
それで躍起に、意固地になって前を向いてみても、この人はずっとこのままなのだろうな、とも。
この人がわだかまりから解放されるためには、過去に決着をつけなければいけないのだ
そして、その決着が見られないままならば、きっと一人でもやろうとするのだろう
「はーーーーっ」
肩を落として、長い息を吐く
「わかりました」
「じゃぁ、まずは日記を改めてみましょう」
神谷 舞
「……ありがとう!」
「えっと、いや、きっとね、八割方、何も出ないと思うの」
言い訳をするように。
嵐山カエデ
それでも、足は止めないくせに、と心の中で呟く
神谷 舞
カエデさんの方が完全に舞の狂気に巻き込まれる感じになってないかこれ?
KP
そんな気がする
神谷 舞
なんかあったらごめんなカエデさん……
カエデさんになんかあったらもう立ち直れなくなるぞ
神谷 舞
おにぎりとお茶を多めに……あっ重い。お婆ちゃんカートにかごを乗っけて。
嵐山カエデ
スマホを取り出し
ZOOMでミーティングルームを作成する
『ネタ拾ったんで、ミーティングしましょう。ただしオンライン』
と書き、ZOOMアドレスをやる美に送る
KP
──やる美の姿が画面の向こうに現れる。変わらず、帽子とマスク姿だ。
嵐山カエデ
あ。部屋戻ってからね、一応w
神谷 舞
そうだねw
さすがに今の会話も外でするのは危ういなぁと思った。
嵐山カエデ
とりあえず、宿へ戻る道すがら
KP
確かにそれはそうw 戻ってから話してたということでOKです。
嵐山カエデ
舞さんに、手帳の1ページを見せる
神谷 舞
何が書いてあるの?
嵐山カエデ
そこには、人名と思しきものが並べて何人も記載されている
神谷 舞
何かしら。
嵐山カエデ
「弟さんの……迅さんの件ね」
神谷 舞
「……」
「うん……」
嵐山カエデ
「とりあえず、ツテに初手だけっすけど、当たってます」
「作家、編集、記者、弁護士、探偵、etc,etc……」
神谷 舞
思いも寄らぬ話題が来てプレイヤーがおたおたしているw
KP
リアリスト寄りのカエデさんと舞さんのバランス、KPはめちゃめちゃ好きです
神谷 舞
やつら名前も顔も隠してないから、本気で探せばすぐ見つかるなw
KP
それはそう。>隠してないから しかも両方名乗ったままですもんねぇ。
神谷 舞
「……うん、うん……ありがとう……」
嵐山カエデ
「警察みたいに表立って動けるところや、ネットでどうこう、ってんじゃなく、裏の方まで手ぇ伸ばせる連中っす」
神谷 舞
「すごいのね、さすが作家さん、顔が広いんだ」
嵐山カエデ
「茶化さんでください」
神谷 舞
だって、笑っていないと泣いてしまいそうなんだもの。
嵐山カエデ
「コイツらと、アタシとで」
「必ず、お知らせするっすから」
「舞さんは、今の現実を生きてください」
「旦那さんも、いるんすから……」
KP
諭し方がめちゃくちゃいいんだなあ ごめんな(再)
神谷 舞
「……」
「ごめんなさいね、カエデさん」
「もっと冷静にならないとって思っているの」
嵐山カエデ
「アタシは、持って回った言い方苦手なんで。はっきり、そうお願いさしてもらうっすね」
少し怒ったような顔で、そう告げた。
神谷 舞
「……」
感謝は言葉にならず、目から涙があふれ出した。
嵐山カエデ
「すんませんね。アタシ不器用なんで」
泣かせちゃったことに、目を逸らして
神谷 舞
カエデさんの言葉が温かい。
痛みを伴う暖かさが、心地よい。
この人のためなら、こんなに言ってくれる人のためなら、私にできることなら何でもしたい。そう思った。
「すぐには、ムリだけど」
「前向きに考えるように、努力してみるね……」
嵐山カエデ
「……ええ」
自分で勝手に立てた腹が、まだ少し収まらず、仏頂面のまま、前を向いたまま、小さく頷いた
神谷 舞
でもそれはそれとして! 日記は調べたいのだ。
興味が止まらない。
嵐山カエデ
日記は調べる

嵐山カエデ
というわけで、宿まで帰ってきました
神谷 舞
まずはzoomかね。
嵐山カエデ
こちらのお部屋でいいかな?
神谷 舞
いいよー
一応荷物も持ち込ませて貰おう。
嵐山カエデ
では、部屋のデスクにiPad置いて
あ、一応カーテンも閉め、ドアにはチェーンを下ろしておきます
KP
OK。問題なく封鎖できる。
神谷 舞
少し多めに買ったティッシュでしきりに鼻をぬぐったりかんだりしている。
嵐山カエデ
「もー、泣き止んでくださいよ、舞さん」
神谷 舞
「……あー、うん」
それもあるけど、昼間の臭いがね、気になっちゃってて。
言葉にすると思い出しそうだから誤魔化すけど。
嵐山カエデ
ああ、そっちかw
神谷 舞
ただ死んでる、じゃなくて苦悶だったりにおいだったり、なかなか記憶に強烈に残っちゃいそうなの、見たからなぁ。
嵐山カエデ
ウィッグも外し、上着もとり
上はTシャツ、下はパンイチで、回線に繋ごう
神谷 舞
zoomするのに!
嵐山カエデ
まぁ相手も女性なのでw
KP
ちょっとうっかりするとzoom事故するやつだ>下はパンイチ
神谷 舞
zoomには一応画面端で参加。
嵐山カエデ
iPadには、やる美が映ったところかな?
KP
はい。やる美の姿が映ったところです。
嵐山カエデ
「ご無沙汰」
片手を上げて、挨拶
神谷 舞
頭を小さく下げる。
KP
「ええ、ご無沙汰」
嵐山カエデ
「大方んとこは、そっちも把握してるっすかね。説明は?必要?」
KP
「いいえ。中で何があったのかは…… あの様子を見れば、想像がつきます」
彼女の声は少し沈むが、大きく動揺はしていない。
嵐山カエデ
「あそ。んじゃとりあえず、中で撮ってきたモン送るんで。それまず見てもらいましょか」
事前に舞さんからいただいていたファイルを、送信する。
神谷 舞
写真はカエデさんに共有してるよ。
日記帳と、メモも。
嵐山カエデ
「外傷はなし。えらいお顔だったっすけど、毒か、心臓発作か……」
KP
「……」 彼女はその写真を見て、微かに俯く。ニルヤ、と小さな声が届いた。
それも一瞬のこと、見つかったものについての説明をあなたに促す。
嵐山カエデ
知己だった、というのは本当、か……。
その様子を見て、思う。
悪いことしたか、と少し態度を軟化させる
神谷 舞
「お気持ち、お察しします……」
神谷 舞
ニャルっぽい名前の人だから大丈夫、そんなことを思っていた時期が、私にもありました。
嵐山カエデ
「とりあえず、こちらがお持ち帰りの品」
カメラに映るように、日記帳を見せる
「ページを写したものも、一緒に送ったっす。ぶっちゃけ、アタシらじゃよくわからんとこもあると思ってね。アンタと一緒に拝見しようと思ったんさ」
というわけで、改めて日記帳の中身を改めます
KP
やる美と一緒に数時間かけて読むなら、技能ロール不要で日記の内容が分かります。
嵐山カエデ
おっ
神谷 舞
やったぜ
KP
──以下、日記帳の内容の概要。
個人的な手記らしく日付が飛んだり、あちらへこちらへ行ったり、偶に空きページを再利用したりしている、手書きの日記帳。
あなたたちは彼の生活感に溢れたその手記の中から、気になる内容を拾い出していく。
──まず最初に気になったのは、数年前、他の研究者とともに調査・研修のため渡英したという内容だ。数週間に渡り、文献を渉猟し、現地の日本学の権威と議論を交わした。

いや、正確に言うと、気になったのはその後に続く内容だ。
数週間の滞在であるため、現地のダウンタウンにも詳しくなり、行きつけのパブもできたという。フィールドワークを得意とする彼は現地の路地を歩き回ったり、店を覗いて回ったりすることも好んだようだ。
そのパブで常連と飲んでいたとき、浅黒い肌の男が声をかけてきた。その男は東洋系の顔立ちで、ローカルなパブに東洋系の人間は珍しく、つい気を引かれて返事した。
──ここから、雰囲気が変わってくる。
嵐山カエデ
「……」
ページを捲る
KP
──その男は、よく見ると肌の色以外、自分にそっくりだった。自分と似ている人は世界に三人いるというが、こんなところで出くわすとは思わなかった。
神谷 舞
「ドッペルゲンガー……?」
嵐山カエデ
「顔を合わせたら死ぬ、ってやつっすね」
神谷 舞
「あら、よくご存知なのね」
嵐山カエデ
「そりゃもう、定番と言えば定番のネタっすからね」
KP
偶然に驚きつつも、話をするうち意気投合し、それから2人で周囲の連中をからかいながら、飲みに出かけることが増えた。曰く、彼は占い師だという。
ちょうど研究手法に悩んでいることを、彼に愚痴った。彼は得意の占いで占ってくれるという。興が乗って聞くことにした。
嵐山カエデ
「占い、ねぇ……」
KP
──彼は妙に具体的なことを言った。
──道真公の最後の領地に向かうといい。その中庭、入り口から向かって右下から数えて、西に5歩、北に10歩の位置、スコップで五分ほど掘り進めるといい。きっと、そこで黄金に出会える。
そこだけ、ひどく流暢な日本語で。
そのときだけ、彼の眼は何か深く、深く、暗い── 底なしの闇のように見えた。
神谷 舞
「具体的すぎる……有能ってレベルじゃないわ」
嵐山カエデ
「んな、ドラクエみたいな……」
神谷 舞
笛が出てきそう。
嵐山カエデ
「……」
神谷 舞
「かくしてパンドラの箱は開かれた……と」
なんだか茶化さないと恐ろしい。
嵐山カエデ
「何者なんだ、コイツ……」
KP
──それからはまた雑多な研究の記述になるが、少し離れて小さな字で、短い記述。

「あれ<彼>はなんだったんだ」

それからは加速度的に記述が乱れてゆく。整理されていた記述は動揺した走り書きへ、「おかしい」「考えられない」「僕が、」「──道真公は」「嵐と雷の主、黄衣の王」「周囲に誰かの影がある」

まるでどう書いていいか分からず、漏れだした言葉だけを書き留めたように。
嵐山カエデ
「黄衣の王」
ちら、とモニタのやる美を視線で窺う
KP
そして最後、記述が切れる直前のページに、地図が一枚貼りつけてある。それは奥比叡ドライブウェイの地図のようだ。その一角に、点が打ってある。
「これは……、」その地図を見て、彼女は小さく声を漏らす。
神谷 舞
「比叡山……」
「明日? ここで何が起こるの……」
KP
「これはきっと、彼らの本拠。ニルヤが……、ニルヤが最後に書いていた、あのメモと、”The King of Yellow” の件を考えると」
「彼らはきっと、あの本を使って、ここで儀式を行う。”────” を、招来するための」
その言葉を彼女が口にした瞬間、Zoomの画面にノイズが走る。あなたがたは、その声を聞き取ることはできない。
嵐山カエデ
その耳障りなノイズめいた名前に頭を振り
神谷 舞
「それが来たら、何か起きるの?」
嵐山カエデ
「そいつが招来されると、どうなる?」
KP
彼女は小さく首を振る。「大きくは分かりません。少なくとも、──少なくとも、公の時代の大災害が、再び起こるでしょう。

けれどきっと、それだけではない」
「”────” は、 ”──” だから」 
神谷 舞
よく分からないけれど、良くないことが起きる、ということは分かった。
嵐山カエデ
頭を振り、舌打ち
「だから、それ止めろや!」
「わかる言葉で話せ!」
KP
彼女は再び話そうと試みるが、その度にノイズが走る。
嵐山カエデ
「……あー、もういい。わかった」
神谷 舞
「私たちの方に問題があるのよ、きっと……」
KP
「我々は今夜、そこに行く」
あなたたちはどうするのか、と、彼女の眼が問いかけてくる。
嵐山カエデ
「こっち見んな」
「なんなら来るんでしょ、みたいな目ぇしやがって」
神谷 舞
ええー、これは、どうだろうw
自分たちが行って何かできるとも思えないしなw
なんか必殺の呪文とか本に載ってないですかw
神谷 舞
「……」
嵐山カエデ
「いいか、アタシらはただのパンピーなんだよ!変身ベルトも魔法のステッキも、無限ロケットランチャーも無ぇんだ」
神谷 舞
無限ロケラン欲しいなー
あっ、舞の筋力じゃ持てないや。
気になる……だけで行くにはちょっとハードル高いねぇ。
KP
ではKPから開示。ここで撤退を選ぶと、今夜にもう1展開あります。
嵐山カエデ
世界滅亡エンドか!
神谷 舞
彼女らが全滅したり、なんかよくないこと起きそうではあるなぁ。
KP
すぐ滅亡エンドにはなりません大丈夫!
神谷 舞
あくまでひと展開だからな!
KP
ここでさすがにすぐ向かうぜ!とはなりにくいのはわかるので。
神谷 舞
そこまでイノシシでは……ない。さすがに。
嵐山カエデ
PL的にはめっちゃ気になるw
神谷 舞
自分が強ければまあ突っ走れるけど、何しろ筋力3は如何ともしがたい!
気になるけどねw
PL的には、後回しにするとやる美さんたちがやられてしまい不利な戦いになりそうだから、とっとと行こうぜーって思うけどね!w
嵐山カエデ
そうなんだよな~~~~
明らかにオカルトな事件が起きていたら……!
KP
あんがい直接的なオカルト事件起きないんですよね、ここまで。
嵐山カエデ
比叡山て、京都府でしたっけ?
KP
県境ですね 延暦寺は滋賀県側
嵐山カエデ
ふむふむ
嵐山カエデ
「万歩譲って、アンタの言うオカルト話が本当だとして、だ。菅公の再来ったって、暴風雨だろ。そんな山奥で起きたところで、どうってこた無ぇだろう」
「幻魔大戦ごっこなら、手前らだけでやってろぃ」
腕組みして鼻息を吐きつつ、椅子にどっかと腰掛ける
KP
「……」一度、画面の向こうで彼女は沈黙する。
「わかりました」
「……ありがとう、ございました。よい観光を」少し気落ちしたのが悟れるだろう。少し声はかすれて、通話は切れる。
嵐山カエデ
「……ふん」
神谷 舞
やる美さんは向かうのだ。
きっと、知った人が得た恐ろしい物の情報を携えて。
起きるかどうかも分からない禍を止めるために。
「どうしてやる美さんたちは信じられるのかな」
「災厄があることを。自分たちでそれを止められることを」
嵐山カエデ
「……」
神谷 舞
……ちょっとだけ、良くない考えが浮かんだ。
「あくまで今起きているのって、普通の人間に凄まれたくらいのこと」
《何か》が起きるまでは、きっと、普通の人間が相手」
「それなら、数を集めれば何とかなるって思ったから」
「やる美さん達は私たちに声をかけたの……?」
もうおかしなことが起きる前提で考えてしまっている。
嵐山カエデ
「……少なくとも」
「こないだみたいな連中はいるんだろな」
神谷 舞
「どう、思う? あの、変な名前の、何か」
「いると思う?」
嵐山カエデ
「止めてくだせぇよ、舞さんまで」
神谷 舞
「だって。おかしいんだもの。何度名前を訊いても分からない何か。
それに関する巻物や本のありかをピタリと当てる変な占い師。
掘り出した途端、お役御免とばかりに死んでしまう人」
「小説だってこんな立て続けに事件が起きたら、『リアリティがない』って言われてしまいそう」
神谷 舞
私、生きて帰って、行方不明の弟とっ捕まえるんだ……(フラグ)
嵐山カエデ
「……説明はできるっすよ」
神谷 舞
zoom会議が長かったのでお腹が空いている。おにぎりを開封しながら話を聞く。
カエデの前に無言でいくつかおにぎりを並べる。
嵐山カエデ
「件の占い師とやらは、例の絵巻物を菅原さん宅に埋めた連中の関係者。血縁かもしれないっすね」
「それを掘り起こしたいが、神王会は怖い。だから、布袋氏に目をつけて、情報を流す」
「布袋氏はあっさりそれに乗せられて、掘り起こすが、それを神王会に察知され、襲われる」
「……どうです」
用意してもらったおにぎりを一つ手に取り、一口に頬張る
神谷 舞
「親王会絡みの人が、布袋さんに生き写しなの?」
嵐山カエデ
「いや、多分直接は関係無ぇでしょう」
「もし神王会と絡みのある人物なら、自分で掘り起こせばいい」
「顔については……その本や絵巻物がどれほどの価値があるかはわからんすけど、得難いものであるなら、整形くらいしてのけるんじゃ無いっすかね?」
神谷 舞
「襲われた、にしては……部屋が荒らされていないし、メモや日記が残っていたのがおかしいわ」
「そんな都合の悪い物、残しておかないでしょ?」
「現に、それを見たやる美さんたちが邪魔しに行ったわ」
嵐山カエデ
「それじゃ、誰が殺った、ってんです?」
神谷 舞
「毒ってセンもあるかもと思ったけど、少なくともそれっぽい物は……」
「……えぇっと……」
「人知を超えたなにか?」
怒られそうだな、と思った。
嵐山カエデ
じっとりとした視線をその笑顔に向けつつ、おにぎりをもう一個
「あの黄色い本ね」
「結局、あそこにも無かったでしょう」
神谷 舞
「そうね」
嵐山カエデ
「あれが、連中の経典、のようなものだとして」
「それを探し出した人物が変死。そしてそれが現場に無かった、ってんなら、やっぱり連中の仕業なんでしょうよ」
神谷 舞
髪の色、黄色っぽい色じゃなくて、もっと違う色にしたら良かったな、と今更思った。
嵐山カエデ
「手段はとりあえず置いておいて、ね」
神谷 舞
「……うん」
KP
──ひゅう、と外で風の音がした。雨が降り出しているようだ。
神谷 舞
やだ、出たくない!
こんな話になってるのに更に雨なんておんもに出たくない! おふとんかぶって寝る!
外に出るって流れにはならなそうだな、この会話。
嵐山カエデ
「この際、殺しの手段は舞さんが言うチョージョーゲンショーでもいいっすよ」
「とにかく、連中が、それをした」
神谷 舞
「うん」
嵐山カエデ
お茶を一口……でがばりと飲み込み
「問題は」
「そこに超常的な何かがあろうがなかろうが」
「そう言うことを平気でやらかす、そんな連中が確かに存在するってことっす」
「でなきゃ、昼日中に街中で人襲ったりせんでしょう」
神谷 舞
「そういう人たちがやることって、きっと、さぞや、ろくでもないことなんでしょうね」
嵐山カエデ
「……カルトが毒物精製して、なんて事件がありましたっけね」
「……そういう連中がいるとこに、アイツは行こうとしてる」
神谷 舞
少なくとも警察に通報したい案件ではある。
「……」
「今なら、人の手でも何とかなるのかも知れない」
嵐山カエデ
「……」
「あーもう!」
ぼさぼさの頭を両手でわしわしと掻きむしりながら、席を立つ
「結局、そうなんだよなぁ!畜生!」
「拳骨で黙らせられる相手なら、ボコってやりゃいいのか!?」
神谷 舞
「ちからこそパワーね」
嵐山カエデ
「ちっきしょう、思わせぶりな顔でZOOM閉じやがって、あん畜生!」
「舞さん、アイツが一人で出てかねぇように、足止めしといてくだせぇ!」
神谷 舞
「了解」
嵐山カエデ
机に放り出していたスマホを手に取る。
神谷 舞
「あと、レンタカー借りておくね」
嵐山カエデ
「足くらい、アイツがなんとかするでしょうよ!カチコミ掛ける気なんだから!」
通話アプリを立ち上げ、短い番号をタップする
110。
KP
OK。その短い番号はすぐに通じる。
神谷 舞
まあ、クトゥルフのNPC警察は役に立たないって噂で聞いているけどさ!
やる美さんにコールしよ。
KP
──雨は次第に強さを増し、やがて激しい風雨になる。
嵐山カエデ
「あ、もしもし?もしもし!?」
切羽詰まった風を演出する
KP
「はい、落ち着いて、どちらですか、何がありましたか」
嵐山カエデ
「す、すみません、友達が、拉致されて、その……!」
KP
電話口の向こうの警察官は驚いた様子で、あなたの話を聞く。
神谷 舞
そちらには声が漏れないように、やる美さんに「ちょっと待ってください、まだ動かないで」と、LINEと通じれば通話で。
嵐山カエデ
「この間、街中で暴漢に襲われまして……!あの、その時調書も取っていただいたので、お判りになると思うんですが……!その時に一緒にいた友人が、彼らに、攫われて……!奥比叡のなんとか、ってところに連れて行かれるとかで……!お願いします、助けてください!」
神谷 舞
あっ、攫われたの私だったわ。
KP
先日の調書があるために、警察官はあなたの証言を無下にしない。問題の地図の場所を同時に伝えるなら、件の場所に急行することだろう。
嵐山カエデ
「よし……と」
通話を切り、息を吐く
KP
──あなたがたより遥かに制圧力のある警察という組織が、動くのだ。
これで、いくら相手が怪しげな組織といえども、安心だ。
神谷 舞
安心だな! 日本の警察は優秀なはずだしな!!
嵐山カエデ
「表立って警察沙汰にしてやりゃぁ、ことが済んだ後も連中にゃ無茶はできめぇ」
「んじゃ、ボコしに行きますかねぇ。……面倒に巻き込みやがって、一発二発じゃ済まさねぇぞ」
獰猛な顔で、手指の関節を鳴らす。
KP
予防線は張りつつ、それはそれでちゃんとボコしにいくカエデさん、めちゃめちゃかっこいい
嵐山カエデ
カエデさん、マジリアリスト
KP
カエデさんマジリアリストなので、KPがこんなよくわからん事件に巻き込んですまん…… すまんな…… って気持ちになる
神谷 舞
私はボコすのはムリかなぁ……とか考えている。
やる美さんには連絡ついた?
KP
OK。連絡はつきます。
嵐山カエデ
「舞さん、一応、言っとくっすね?」
「ここで、待っててください」
神谷 舞
「えっ、どうして?」そんなひどい。
嵐山カエデ
「はい、警告責任は果たしたんで、これで」
神谷 舞
「じゃあ、私も行くことにしたので」
嵐山カエデ
「……でも、危ねぇと思ったら、一人ででも車で逃げてくださいよ?」
神谷 舞
「うん、悪いけどそうさせて貰うから」
残念ながら私はそんなに強くない。けれど、耳には自信があるし……
何か別のことで役立てるかも知れないから。
うーん、運転手、くらいなら?
嵐山カエデ
オカルトかどうかはともかく、ヤベェ奴に知った顔が絡みにゆく、ってんなら、一肌脱いでしまう江戸っ子
KP
かっこいい
KP
──あなたがたは決意を定める。外では、嵐の音が響きはじめていた。
本日はここまで、としましょう。
嵐山カエデ
お疲れ様でした!
KP
ありがとうございました! 次回11/18 22:30-、よろしくお願いします。
嵐山カエデ
よろしくお願いしまーす!
神谷 舞
ありがとうございます。宜しくお願いします!

神谷 舞
くそ、STR3がこんな「かっこいいロールプレイしづらい」要素になるとは。
最弱人間って。
KP
戦闘技能要求シナリオではないから仕方がないのだ でも舞さんもめちゃかっこいいですよ
嵐山カエデ
ぶっちゃけステータスは人間兵器なので、相手が人間ならなんとか……
神谷 舞
カエデさんの後ろからフラッシュたきまくってよ。
KP
カエデさんが三次元寄りのリアリストとしてのかっこよさなら、舞さんは探索者としてのかっこよさだと思う
神谷 舞
ありがとうございますw
それってもう狂気に半分落ちてるよね!
KP
探索者としての業を背負い済み
嵐山カエデ
正味な話、今回カエデが独白してたけど、過去のせいで半分狂気に入り込みかけてるのは事実では
神谷 舞
それは言えてる。
完全トラウマと化してるからな。おかしい。ここまで絡める予定無かったんだ。
うまいことコトが進んだら、カエデさんのお陰で、奴らが消える前にちょっとだけ会えるんじゃないか、なんて考えていたりもするよ……
がんばろ……
KP
えっそれいいな……
嵐山カエデ
一つ目論んでるんですが
KP
おっ
嵐山カエデ
次回のキルキルのその後プレイのとこに、カエデ絡めませんかね?
調査の果てにお二人(一人)まで辿り着いた、って体で
神谷 舞
生きて帰れたらやりたいなぁそれ!
さっきも言ったけど本気で探せば即見つかるはずだからね。
KP
おっじゃあ次回のやつ奇妙な京都完結後に持ってきますか?
(のっかる)
神谷 舞
お、お願いしたい!
KP
おっぜひ
嵐山カエデ
やったぜ
神谷 舞
一応次回で消えるほど削れてはいないから、後味悪いことにはならないと思うし
KP
それにまだ人形あるから、0になってもただちに使えば踏みとどまれるはず
神谷 舞
なるほど。いけるいける。
KP
いけるいける あとは奇妙な京都でお二人が生還するだけ
神谷 舞
さすがに消滅にカエデさん巻き込むとカエデさんまでなんか傷を負いそうだし。
よしがんばる。
嵐山カエデ
相手が人間なら……
下手すると毎攻撃ノックアウト宣言しないと、殺してしまいそうな人間凶器なので
KP
ノックアウト宣言忘れてないか確認するようにしますね ぷるぷる
嵐山カエデ
ダメージ2d6+1d4ですからね
KP
へたな大型ナイフよりダメージでかいんですよねぇ。
シロ
人間兵器レベル
嵐山カエデ
期待値だけで間違いなくショック判定いける
KP
というか、ほとんどの下手な武器よりダメージでかい
シロ
達人だった
KP
というわけで、そろそろ失礼いたします ありがとうございました!
嵐山カエデ
おやすみなさい!
シロ
おやすみなさーい
KP
シロちゃんが! おやすみなさい

 六回目

KP
こんばんは~
神谷 舞
ずざー
こんばんは!
嵐山カエデ
どうも~
KP
どうもどうも でははじめていきます
嵐山カエデ
Ya
神谷 舞
はーい
KP
──風は強まり窓を叩く。雷は窓ガラスを明るく照らし出す。
宣言を。廃墟へ向かう? 向かわない?
神谷 舞
向かうよ!
運転手必要なら運転するよ!
嵐山カエデ
向かいます
やる美と合流して
おっと、服をちゃんと着てから
神谷 舞
出かける前に旦那にはひとこと「ライトアップ観に比叡山に行ってきます」って投げて。
KP
あなたたちは覚悟を決め、やる美ほか、数人の男女──大学生か、もう少し上の二十代── と合流して、車で山を登っていく。
神谷 舞
やる美さん以外の人も腕が立ちそうなのかな、それとも一般人っぽい感じ?
嵐山カエデ
「……これが、アンタのお仲間?」
なんとなく、そちらの面々を見やって
KP
「ええ」 彼女は頷く。腕が立ちそうなのは彼女一人といっていい。残りは一般人か、一般人に毛が生えたようなものだ。
嵐山カエデ
「みんな事情は知ってるわけだ」
KP
「おう。あいつに共感して集まった連中や」と、少しいかつい印象の青年が言う。
嵐山カエデ
「共感、ね。……信じてんの?彼女の話?」
KP
「ああ。……ま、信じるしかない目にあっとんのや。俺ら全員な」
嵐山カエデ
「……なるほど」
神谷 舞
「そう……」
「……がんばりましょうね」
彼らに一体何があったのだろう。
興味はあるが、聞き出すのは悪趣味というものだろうか。
(終わったら聞かせてね! なんて言ったらそれはもう、死亡フラグってやつなのよね……)
嵐山カエデ
作家としては即取材!なんだけど
原典クトゥルフにおける作家って、それだけでもう死亡フラグなので、あまり絡みたくないなぁ
神谷 舞
なるほどw
職業が死亡フラグってなかなかきついな。

KP
問題の場所は、奥比叡ドライブウェイの道沿いから少し木々の間を分け入った場所。続く道は獣道になりはて、喫茶店の看板がむなしく倒れる。いまは廃墟ばかりが残る、そんな場所だ。
彼女らの表情は一様に硬い。
少なくとも、今はあまり話をしようというムードではない。終わった後なら分からないが。
嵐山カエデ
手持ち無沙汰に荷台を覗き込み
「で、得物とか、どんなの持って来た?まさか丸腰じゃないっしょ?」
KP
ん、と青年が荷台を指す。そこには野球のバットだの、申し訳程度の凶器が積まれている。……おっと、バーべキュー道具に交じって、新聞紙にくるまれた包丁。
嵐山カエデ
「ま、“一般人“じゃこのくらいが関の山か」
KP
やがて、ぬうっと闇の中に立つ廃墟が見えてきた。半分以上は崩れており、入れそうな部屋はひとつふたつしかないようだ。
彼女らは車の入れる位置で車をとめ、おのおのに様子をうかがう。
様子をうかがうならば《目星》または《聞き耳》で判定。
神谷 舞
(怖い……雰囲気だけで既に怖い)
CCB<=90 《聞き耳》 (1D100<=90) > 94 > 失敗
なんじゃと……?
恐怖で高鳴る鼓動と自分の歯が鳴る音がうるさすぎた。
嵐山カエデ
CCB<=90 《目星》 (1D100<=90) > 7 > スペシャル
KP
S1d100 (1D100) > 38
お見事。あなたは叩きつける雨に煙る中に、一瞬、人影をみたような気がした。
神谷 舞
「きゃっ!」
この雨じゃカメラは壊れてしまう……車に置いてゆくしかなさそうだ。
嵐山カエデ
「……居やがんな」
ぽそりと呟く
神谷 舞
「えっ」
嵐山カエデ
「車のライトで気付かれてるかも知れねぇ」
KP
不意に風が強くなる。
神谷 舞
「中に……いるのね」
嵐山カエデ
車の中で巻いていたバンデージに覆われた拳を、ぎゅ、と握り込む
神谷 舞
とりあえずあの本を奪ってしまえば、儀式は失敗するのだろうか?
儀式がどんなものか分からないから、なかなかイメージも涌かないが……
嵐山カエデ
「んで?作戦は?」
KP
「裏から入れる所を探しましょう。二手に分かれてもいいけど、見つかったときのことを考えると微妙ね」
神谷 舞
例の日記には儀式が具体的にどんな物か、みたいな記述はなかったのかな?
KP
そうですな、思い出すなら《図書館》で判定。
神谷 舞
CCB<=25 《図書館》 (1D100<=25) > 66 > 失敗
うぅん、わかんない。
嵐山カエデ
CCB<=90 《図書館》 (1D100<=90) > 18 > スペシャル
SP連打
ぽちぽちぽちぽち
神谷 舞
カエデさん凄い!
このへん車で移動中に済ませといたことにしていいですか、GM
KP
OKです。
神谷 舞
さすがに豪雨の中で泥縄打ち合わせはしんどぃょ
KP
それはそう>豪雨の中で
<”黄衣の王” その戯曲を演じきったとき>
そんな一文を思い出す。
嵐山カエデ
「“戯曲を演じ切った時“……か」
「黄衣の王ってのは、台本か何かなのか……?」
神谷 舞
今このとき邪魔するだけで大丈夫なのか、何か破壊したらokなのか……
「台本……? 演劇……お能とか?」
嵐山カエデ
「神楽舞、ってのがありますな」
「自ら神や、近しいものに扮して、それを舞うことで、神を降ろす」
「それと同じってことっすかね」
神谷 舞
「黄色の本が台本だとして、演者が全部覚えていたら、今ここで邪魔してもいずれ同じ事が起きるかも知れないのね……」
KP
呟いたあなたの声に、やる美が応える。
「きっと……、それはない。あれは、人の頭で理解しきるには異なりすぎているから」
嵐山カエデ
「カンペ見ながらの学芸会か。笑えるな」
隣に立ってる、一般人ぽいお仲間を肘で小突いて笑う
KP
「はは。言いよるなぁ」小突かれたのはさっきの青年だ。
神谷 舞
「本を奪って焼いてしまえば……何とかなるということかしら」
火をつける道具はあるかな?
私煙草のみじゃないからライターはないなぁ。
KP
バーベキュー道具に交じって、彼女たちが持ってきている。チャッカマンとか油とか。さすがに建物に火を放つほどの量はないが。
神谷 舞
ひとつ火をつける道具をお借りしよう。
奪った本を受け取って燃やす準備くらいはできる。
嵐山カエデ
「そうだ。魚津さんよ」
「これだけは しちゃなんねぇ、っつう注意ごとはあるかい?」
「知らずにしでかして、連中の手伝いをしちまった、なんて笑えねぇぜ」
神谷 舞
例えば本を燃やすとか?w
嵐山カエデ
そうw
神谷 舞
本を青いペンキにつけるとか
……燃やすより確実では?
KP
彼女らの持ってきたもの的に、そもそも本を燃やすつもりだったのだろうとはなんとなく分かる。
KP
彼女は首を振る。「彼らの演劇に入るか、彼らを放置することくらい。あれは生贄が要るものでもないし」
さらりと、生贄。という言葉が出てきた。
神谷 舞
「生け贄……」
神谷 舞
そう考えると随分お手軽な召喚だな。
嵐山カエデ
「生贄要らずか。神様も最近はお得プラン提示しなきゃお客も集まらねぇご時世たァね」
神谷 舞
演技力は無くても大丈夫なのかな。
KP
演技力はなくていいけどSANとかMPはいっぱいいる。
KP
「そのかわり、彼らは発狂するでしょうけど」
神谷 舞
「……」
いまいちぴんとこない。
KP
それはそう。>ぴんとこない
嵐山カエデ
「……それって生贄なんじゃねぇの?」
少し呆れたように
神谷 舞
「うーん、とにかく演技の邪魔をして、本を奪って読めないようにしてしまえばいいのね」
KP
「かもしれない」
神谷 舞
「演技に夢中なら……攻撃されないかも……」
そんな都合のいいことにはならないわよね、とも思うけれども。
KP
「作戦…… そうね。演劇を止めれば、しばらくは止められる。本を奪えば、少なくとも今回のやつらは、儀式ができなくなる」
嵐山カエデ
「今回の奴らは、って、そんなヤバい本が他にいくつもあるって?」
神谷 舞
考えたくもない……
火をつける道具と油、墨なんかもあれば一本持って行こう。
読んでみたい気も、するのだけれどね。
KP
墨もあってよい。
「燃やしてしまえれば、一番いい。……この街の裏には、色々眠っているから。知られているもの、知られないもの。知られない方がいいもの」
嵐山カエデ
「……さすが、魔都。京都らしいや」
肩をすくめる
KP
その言葉には彼女は応えない。
あ、そうだ。移動中に、この廃墟について調査しますか?
嵐山カエデ
それができるなら、ぜひ!
神谷 舞
私も可能なら
KP
調査するなら<図書館>どうぞ。
神谷 舞
図書館
嵐山カエデ
CCB<=90 《図書館》 (1D100<=90) > 63 > 成功
危ねぇ
神谷 舞
CCB<=25 《図書館》 (1D100<=25) > 90 > 失敗
むりぃ
KP
では、あなたは見えてきた廃墟の特徴をもとに、ネットで軽く調査する。バブル時代のホテルの廃墟で── 地下に、劇場があるという。
嵐山カエデ
「打ってつけの物件ってわけだ。このご時世、儀式するのも一苦労だな」
神谷 舞
「今時劇場があるホテルも珍しいものね」
KP
この廃墟はシナリオ都合優先なので、オリジナルです。
KP
そうこうしているうちに、廃墟に辿り着く。彼女はライトを絞り、廃墟に光が届かないうちに車を止める。
神谷 舞
といったところで豪雨の中に降り立ちましょうか。
そしてカエデさんが人の影を見ると。
KP
ここで人影を見たシーンに続きます。
激しい雨があなたたちを叩く。彼女たちは黄色い雨合羽を用意してきてはいるが、それでも冷たさが手を痺れさせる。
早いうちに移動するべきだろう。
嵐山カエデ
「さて、そんじゃそろそろ行こうぜ。風邪ひいちまわァ」
では、裏口へ
KP
裏口を探すなら<目星>をどうぞ。
S1d100 (1D100) > 33
嵐山カエデ
CCB<=90 《目星》 (1D100<=90) > 20 > 成功
神谷 舞
CCB<=85 《目星》 (1D100<=85) > 34 > 成功
KP
廃墟の裏手に、大きく開いた穴を見つけた。室内は崩れかけているが、なんとか通れそうだ。
周囲に人の気配はない。
嵐山カエデ
「経年劣化様々だぜ」
油断なく身構えながら、内部へ入る
明かりはついてます?
神谷 舞
荷物が雨に濡れないように合羽の下で抱きかかえて、なるべく足音を立てないように気をつけてはいる。
KP
灯りはない。彼女たちは小さめの懐中電灯を持ってきている。
それは懐中電灯というより自転車用のライトか何かのようで、握りこめば隠せる大きさだ。
神谷 舞
隠せるのはいいけど、目潰しにはならなさそうね。
嵐山カエデ
「目立つなぁ…… アンタら、ナイトビジョンとか持ってねぇのかよ。今時Amazonでも買えンだろ」
KP
「今度があったら検討するわ」と、青年。
嵐山カエデ
「おぅ、忘れずメモっとけよな」
神谷 舞
「今度なんてあったら困るわ……」
「こんな『冒険』なんて一度で十分よ」
嵐山カエデ
「舞さん、列の真ん中に居ってくださいよ」
神谷 舞
「ええ、出ないわ」
KP
さて、ここは客室のような部屋だ。一角が書斎ふうの作りになっており、本棚がある。本棚には真新しい本がいくつかあり、どうも誰かが使っているらしいと分かる。
嵐山カエデ
ざっと改めますが、気になる本とかあります?
神谷 舞
黄色い背表紙の本とかないよね。
KP
ざっと見るなら《図書館》/2をどうぞ。黄色い背表紙の本はない。
神谷 舞
CCB<=25/2 《図書館》 (1D100<=12) > 82 > 失敗
むーりー
暗いしよく見えないよ
嵐山カエデ
CCB<=90/2 《図書館》 (1D100<=45) > 44 > 成功
あぶね
神谷 舞
ぎりぎりを攻めるカエデさん
KP
本の合間に置かれているのは、布袋ニルヤの論文を印刷したものだ。
嵐山カエデ
「マメだねぇ……こんな本棚にちゃんと置いとくもんかね」
言いながら、ペラペラと改めます
神谷 舞
「儀式の事なんて書いてないかしら」
嵐山カエデ
「さーて、どうかな?」
KP
それは”King in Yellow”──”黄衣の王” と絵巻の考察を付した論文だ。戯曲の概要が書かれているのが目に留まる。
嵐山カエデ
「おっ、ビンゴ」
KP
しっかり読むなら1時間かかる。ざっと読むなら《図書館》/2で判定。
神谷 舞
今演じているのだとすると、時間が経つほどに止めるのは困難になるだろう。
心ははやる。
嵐山カエデ
ざっと読もう
CCB<=90/2 《図書館》 (1D100<=45) > 79 > 失敗
無理だった
神谷 舞
CCB<=25/2 《図書館》 (1D100<=12) > 53 > 失敗
無理よね……
書いてあることが難解すぎる。
理解して演じること自体難しいのでは。
KP
この短時間で斜め読みするには、その内容は極めて難解であった。分かるのはそれがカルコサなる場所を舞台にしていること、それから、──二部構成であることだ。
神谷 舞
目が滑る滑る。
嵐山カエデ
「なんでこうも難解で持って回った書き方するかねぇ。さっぱり要点が頭ン中入ってこねぇぜ」
「赤入れてやろうか」
「翻訳版のランドルフ・カーターの小説みてぇだぜ。全く」
神谷 舞
「本が二冊ある……ということだったりしないかしら」
嵐山カエデ
「2冊あれば、複合化できる?」
神谷 舞
上巻だけ奪っても、既にそれが演じきった後なら意味は無い、ということに。
嵐山カエデ
「……これ、どうする?燃しとくかい?」
やる美に差し出す。
KP
彼女は首を振る。「論文なら、既に発表されているでしょうし」
この部屋には他にはめぼしい物はない。
嵐山カエデ
「そうとも限らねぇぜ。論文てな、提出した後で考査があって、そこで認められて初めて学会誌に載るんだ。ここにあるのは、提出前のやつかも知れねぇよ?」
KP
あなたの言葉を聞いて、成程、と彼女は頷く。そして、それなら念のため、とライターと油を取り出した。
紙はあっさりと燃え尽きる。冷えた手足にちょっと温かい。
神谷 舞
「急ぎましょう……嵐が来てから随分時間が経っているもの」
「演劇がどれくらいの長さなのかは分からないけれど……」
「ニーベルングの指輪並ってことはないでしょう」
嵐山カエデ
「違いない。急ぐっすかね」
神谷 舞
全部で15時間だもんなぁ。指輪。
KP
指環のほうがよっぽど儀式らしいと思った
神谷 舞
世界が滅びて神が……現れる神はバルドルかな?
神谷 舞
急ごう急ごう。
一応本が二冊ある可能性もみんなに共有しとこ。
処分する前に二部とも入ってるか要確認!
KP
さて、部屋を出ると廊下がある。客室のほとんどは崩れている。崩れていない部屋は以下に示すものくらいだ。
嵐山カエデ
「2冊、で思い出したが、魚津さんよ」
移動しながら、小声で
「こういうヤベェ本、てな、写本であってもヤベェのかい?」
「なんかそういう、オリジンにだけ宿る魔力的なやつとか、あんのかと思ってさ」
KP
「物によるわ。写本でもまずいのもあるし、そういうのもある。……”黄衣の王” は、戯曲の中の狂気と呪文を、再現できているかどうかによる」
嵐山カエデ
「てこたぁ、写本でもヤベェのか……。難儀だな、こりゃ」
神谷 舞
胡椒でも撒いてやろうか。
嵐山カエデ
「それか、塩と砂糖をすり替えといてやるか」
神谷 舞
割と真面目にそんなのの方が妨害になる気がすんのよね!
KP
へっくしょん!びぇっくしょん! ってなって戯曲どころじゃなくなるやつだ。

KP
・台所
・生活部屋(客室のひとつに寝袋などが並べられている。何者かが生活に使っているようだ)
・エントランスホール
・地下への階段
神谷 舞
手分けして一部屋ずつくらい探すか?
嵐山カエデ
手分けはどうかな~
神谷 舞
地下が本番だろうけど。
胡椒残ってれば……って思うけど廃墟じゃあないよなそんなの。
嵐山カエデ
どうかな?
連中がここを拠点にしてたなら、ありそう
寝袋あるらしいし
台所から行ってみるか
神谷 舞
KPの反応から言ってシナリオ想定外じゃないかと思うのだがw
探してみたいな。
嵐山カエデ
胡椒爆弾
小麦粉あれば粉塵爆発いけるな
神谷 舞
アブナイ
KP
台所を探す?
嵐山カエデ
では、台所から
神谷 舞
さっと使えそうなものがないか観てみよう。
KP
台所。それは廃墟の台所なのだが、カセットコンロや鍋などが持ち込まれ、何者かが生活を営んでいる様子が見受けられる。
神谷 舞
騒音を立てる鍋ヤカンも役に立つ可能性がなくもない。
カセットコンロもらい!
持てるかしら……
嵐山カエデ
カセットコンロ爆弾
神谷 舞
ちゃうわw
KP
胡椒探すなら<目星>を。
神谷 舞
CCB<=85 《目星》 (1D100<=85) > 44 > 成功
嵐山カエデ
CCB<=90 《目星》 (1D100<=90) > 25 > 成功
胡椒が二袋見つかった
KP
塩コショーの瓶を見つけた。
神谷 舞
蓋開けたらどばっと出そうなヤツ?
KP
蓋をあければどばっと出るだろう。ただ、塩コショーなので、単体のコショーほどは舞わないかも。
神谷 舞
微妙だけどないよりはましだ。
嵐山カエデ
ふたをあけて、トントンして少し中身を出して改める
ヤバい薬品とかじゃないかな
KP
普通に塩コショーであってるみたい。近くにおむすびの作り置きなどを見つける。
嵐山カエデ
それは新しい?
カビカビとかだったりするかな
KP
新しい。
嵐山カエデ
「学芸会前の腹拵えか」
神谷 舞
「微笑ましいけど笑えないわ」
カセットコンロにはボンベセットして、ひねれば火が出るか確認しとこ。
KP
問題なく火が出るね。
あと、カセットコンロを持ち上げたり塩コショーをあれこれしたりしていると、不意にチャリッと音がした。
神谷 舞
何の音だろ
嵐山カエデ
「んあ?」
KP
そちらを見る?
神谷 舞
観るよ
嵐山カエデ
みるみる
KP
それは小さな鍵だ。誰かが忘れていったのかもしれない。
神谷 舞
鍵とな。
嵐山カエデ
「なんだこりゃ……鍵?」
KP
Yes、鍵。扉の鍵っぽいつくりだね。
神谷 舞
「持って行きましょうか。何かの役に立つかも」
KP
「ええ」
神谷 舞
「バイオハザードか何かみたいになってきたわ」
嵐山カエデ
「っすな。ガメといて損は無いでしょう」
「この鍵はもう必要ないようだ……」
では、お次は生活部屋に
KP
このシーンわりとRPGっぽい構成なんですよね、マップは大きいのに部屋の大半が崩れてるとことか。
神谷 舞
全部見る余裕はあるのかなぁ。
手早くヒント探しだ!
KP
寝袋がいくつか並べられているだけの部屋だ。人はいないようだ。寝袋をゴソゴソする?
嵐山カエデ
そうですな
また忘れ物があるかも
KP
では<目星>で。
神谷 舞
片っ端からひっくり返そうか
CCB<=85 《目星》 (1D100<=85) > 38 > 成功
嵐山カエデ
CCB<=90 《目星》 (1D100<=90) > 79 > 成功
KP
いつぞや見たような黄色い雨合羽がある。それ以外には、寝袋がちょっとにおうことくらいしか気になることはない。
嵐山カエデ
「くさっ」
神谷 舞
時間を無駄にしてしまった……
雨合羽には何も入ってないかな。
KP
何もないね。>雨合羽
嵐山カエデ
「あ~、でもなんか懐かしいわ。縦走とかしてる時って風呂入れんから、最後の方こんな感じなんすよね」
神谷 舞
「そうなの……」ちょっと縁が無い世界だ。
よし次だ次!
嵐山カエデ
この部屋には、他に何もない?
KP
他には特に何もないね。
神谷 舞
エントランスは?
KP
エントランスホールには華やかなつくりの階段があったようだが、二階ごと崩れてしまっている。
嵐山カエデ
エントランス……入り口に何かあるかなぁ
神谷 舞
玄関が開いているかどうかの確認位かしら。
KP
入り口の扉は鎖で閉じられているが、扉そのものがほとんど朽ちているため、申し訳程度のものだ。
神谷 舞
逃げなきゃいけないときにこっちに逃げて大丈夫か……くらい?
KP
この鎖は古びており、ここが廃墟になったときに管理者なりが閉じたものだろう、と分かる。
神谷 舞
蹴破ることはできそうかな。いや、舞には無理だろうけど。
KP
やろうと思えば蹴破れるだろう。>玄関扉
嵐山カエデ
「てことは、連中も裏から出入りしてんのか。不便だろうになぁ」
KP
住みついている連中も、あんがいさっきの裏口から出入りしていたのかもしれない。
神谷 舞
いざという時はこっちもありと言うことで、地下に向かおうか……
嵐山カエデ
ですな
KP
そして、ここには階段のかたわらに扉がひとつある。劇場、という古い書体の案内看板が割れた状態で残っていた。
神谷 舞
KP
これが地下への階段ね。
神谷 舞
ああ、そういうことか。
嵐山カエデ
鍵は……
神谷 舞
とするとさっきの鍵ココのかな。
KP
扉は鍵が閉まっているらしい。そう、先程の鍵が合うようだ。
嵐山カエデ
そっと差し込んで、回してみよう
KP
鍵が外れる微かな音。扉を確かめると、開くようだ。
扉を開ける?
嵐山カエデ
では、ドアノブを回してから、そっと背後の面々を見渡す
って、なんで私が先行してるんだw
神谷 舞
アクションしているからだッ!
KP
あとあれ、PCだから。
(メタい)
神谷 舞
鍵をひろったからだ
ガスコンロには「火をつける道具」は必要なく火がつくんだよね。
KP
そうですね。持っていると両手ふさがるけど。>コンロ
神谷 舞
まあ私戦えるわけじゃないからそれでいいや。
嵐山カエデ
では、そっと押し開けよう
KP
青年が包丁を構えた。彼女はわずかに身構えている。残りの二人も慣れなそうな手つきでバットなりを持っている。
神谷 舞
他の道具はカバンなんかに入れておこう。
神谷 舞
ガソリン用意した上で会場焼き討ちします♪
なんて過激なPCもいそうだな。
嵐山カエデ
火炎瓶何個か投げ込んでやれば終わりそうではある
KP
きい、と扉がわずかに、古びた音を立てた。
──扉を開くと、低く唸るような声が溢れ出した。
朽ちた小規模な劇場を、薄暗い灯りが照らしている。
そこには黄色い装束をまとった数人の男女。舞台の上に、羊飼いの衣装を着た男と、そして。
仮面を身に着けた、男とも女ともつかぬ、ひとりの人影。
──あなたたちは一瞬、その人影が、常人の倍もの背丈をもつように思えた。
神谷 舞
「ひっ」
声は押し殺した。
KP
黄の衣装をまとい、その仮面は蒼白、そして── 視線を吸い込むかのような、縞瑪瑙の留め金。
あなたたちは一瞬、その向こうに、異なる世界の狂気を見た。
SANチェック。1D3/1D4+1。
嵐山カエデ
CCB<=83 《SANチェック》 (1D100<=83) > 89 > 失敗
なにぃ
1d4+1 (1D4+1) > 4[4]+1 > 5
[ 嵐山カエデ ] > SAN : 83 → 78
神谷 舞
頭の芯がぐらりと揺れた。
CCB<=77 《SANチェック》 (1D100<=77) > 68 > 成功
1d3 (1D3) > 1
[ 神谷 舞 ] > SAN : 77 → 76
KP
S1d100 (1D100) > 33
「”────”」 彼女がカエデさんの傍らで、何か小さく呟いた。その言葉は、やはり、形あるものとして耳に届かないのだ。
さて、カエデさん。<アイデア>をどうぞ。
嵐山カエデ
CCB<=90 《アイデア》 (1D100<=90) > 7 > スペシャル
そりゃぁスペシャルに気付く
神谷 舞
おぉっと
嵐山カエデ
私は盛り上げるところを間違わないよ
神谷 舞
何だか分からないが、何かが背筋をこすり上げていった。
幸いにも(?)それは理解の範疇を超えていた。
KP
あなたは気づく。それは人間ではない。朗々と歌い上げられる声のなか、それは我々が垣間見るべき世界のものではなかった。
それはカルコサのあるじ。羊飼いを従える者。黄衣の王。──舞台の上に立つのは、その似姿なのだ。
1d10をどうぞ。内容決定のダイスです。
嵐山カエデ
1d10 (1D10) > 3
KP
”肉体的なヒステリー、あるいは感情の噴出” あなたは大笑いする、泣き叫ぶなど、感情を抑えられずに行動あるいは声に出してしまう。
嵐山カエデ
作家としての観察力が。
想像力が。
洞察力が。
その有様をそのままに捉え、理解する。
しかし、それは理解してはならないものだったのだ。
嵐山カエデ
ほら見ろ、作家だ
KP
作家だ
神谷 舞
ほんとうだ!!
嵐山カエデ
クトゥルフの作家って、大体こんなもん
神谷 舞
気付いてしまった、垣間見てしまったのね……
KP
辿ってはならなかった。形容してはならなかった。描写してはならなかった。想像しては、ならなかった。
1D10+4戦闘ラウンドの間継続します。
嵐山カエデ
ええと
突っ込んでってもいいですか?
神谷 舞
けっこうながい
KP
どうぞ。
嵐山カエデ
ほとばしる感情のままに、演者に襲い掛かろう
駆逐してやる!
1d10+4 (1D10+4) > 3[3]+4 > 7
神谷 舞
「か、カエデさん!?」
常に冷静だった彼女の豹変に驚く。
KP
「!」あなたの行動に、舞台の上にいる二人を除く数人の信者たちが、あなたの方を振り向く。飛び込むならば、信者たちとの戦闘となる。
嵐山カエデ
お、という叫びと共に、舞台の上へと躍り出る
KP
あなたの行動を見て、やる美が構えを取る。他の三人の間に動揺が走る。
神谷 舞
驚きながらも追う! 戦闘に巻き込まれない程度の距離を取りつつ、本らしきものを探そう。
ガスコンロ手に入れた時点で、本見つけたら燃やすからパスして!って伝えておいたことにして……
嵐山カエデ
小柄な骨を覆う、鍛え上げられた筋肉が、その軽さ故に身体を弾丸の如く撃ち出す
KP
S1d3+4 (1D3+4) > 3[3]+4 > 7
ではDEX順で処理します。信者たちは舞台の上の二人を除いて5人。信者たちが間にいるので、舞台の上へ突撃するなら彼らに阻まれる。
神谷 舞
胡椒は前衛さんの拳に握り混んで貰っといた方が良いな。
客席には誰もいないのかな?
嵐山カエデ
DEXマキシマム
KP
あ、客席に信者5人がいて、舞台上に二人です。
彼らのDEXは14・14・14・9・9ですが、やる美がうち二人を、残る三人がうち一人を引き受けてくれます。
神谷 舞
あ、失礼見落としてた。
やるみさんつよい
KP
舞さんは本を探す場合、自分の手番で探せます。
神谷 舞
はーい、
嵐山カエデ
ということは
演者と信者2人が相手か
結構キツイな
KP
演者二人は戯曲の継続に専念しているため、行動しません。
神谷 舞
弾よけのために、敵が減るまで戦闘に参加すべき?
嵐山カエデ
なるほど、まずは信者2人か
どんな二人?
装備とか体格とか
KP
どちらも黄色い雨合羽を着ている。DEX低い方が体格は逞しいように見える。
DEX高い方はわりと細身。
嵐山カエデ
得物は何かお持ち?
KP
装備だが、DEX低い方が何やら斧を持っているようだ。
嵐山カエデ
斧か
KP
高い方は素手。
嵐山カエデ
素手……
いっそ素手のが何かヤバそうだなw
では素手マンにダイレクトアタック
神谷 舞
なんかの達人感ある
KP
発狂の勢いで突っ込んだということなので、POW*5で成功すれば目標を選べます。>カエデさん
嵐山カエデ
CCB<=(17*5) 《POW》 (1D100<=85) > 40 > 成功
まずは手前だ!
KP
では、あなたは衝動をどうにか制御して、素手の信者に突撃した。
判定どうぞ!
嵐山カエデ
迸る激情に茹った瞳で、ドロリと相手を見やる
CCB<=85 《マーシャルアーツ》 (1D100<=85) > 23 > 成功
KP
フードの奥から返される視線はどこか胡乱に見えた。正気をてばなし── てばなしかけている者の眼だ。
嵐山カエデ
その視線に、背筋を何かが這い上がる。
しかし今の己にとっては、それが激情に更なる薪をくべる
神谷 舞
彼女が一瞬、野生の獣のように見えた。
嵐山カエデ
突進の勢いそのままに、その信者の眼前でぎゅん、と身体全体をコンパクトに回転させる。
それはもはや旋回。
同時に、身を大きく、地を擦るほどに屈める。
離れた者からは、そうした大きな動きに見えただろう。
だが、相手にとっては、ただでさえ小柄なカエデの身体が、目の前から消え失せたと見えたことだろう
KP
「!」相手が一瞬、目を見開いた。
嵐山カエデ
そのまま、屈めた身体を伸ばし行く。
山行で鍛え上げられた全身のバネと、旋回の勢いで以て撃ち出されるのは、蹴り足の弾丸。
身体中で最も硬度のある踵の骨、さらにそれをカーボンで補強した登山靴の一撃が、突き刺さる
2d6+1d4 (2D6+1D4) > 7[3,4]+4[4] > 11
KP
S1d100 (1D100) > 21
嵐山カエデ
あ、ノックアウト宣言
KP
まってまって回避させて
神谷 舞
w
嵐山カエデ
あ、はいw
え~回避するのかぁw
KP
するよおw
嵐山カエデ
いいのかい、このターン攻撃できないぜ?w
KP
だってそれ受けたら木っ端みじんになっちゃうじゃないですか
神谷 舞
www
嵐山カエデ
切実だった
KP
で、さっきのシークレットダイス回避だったんですよ
嵐山カエデ
なるほど
神谷 舞
よし、急いで本を探すぞぉ
カエデさんをひとごろしにしないためにも……
KP
「──!」 その一瞬、相手はわずかに上体をずらした。
旋風が、そいつの髪をかすめた。はら、と数本髪が切れて落ちる。明るい色の茶色い髪だった。
ごめん回避した。
嵐山カエデ
ええ~~
KP
というわけで、DEX14の方はこのターン攻撃不可。舞さん、本を探すなら<目星>。
神谷 舞
CCB<=85 《目星》 (1D100<=85) > 7 > スペシャル
よっしゃ仕事してる
コンロを合羽の下に抱えたまま、視線を巡らせる。
やはり、舞台の上か?
神谷 舞
果てしなくどうでもいいことですが、舞はびみょーなオッドアイだったりします。
単なるミスなんだけれども。
KP
かわいい。
KP
──あなたの眼は薄暗い中、それを見つけた。
舞台に正対する位置に置かれた読書台。その上に、本が、二冊そろえて置かれている。
神谷 舞
あれか。
そこへ行くのに邪魔は入りそうかな?
KP
次の手番に回収できる。回収するならDEX11(14と9のだいたい合間)と対抗判定し、成功すれば邪魔されない。
神谷 舞
とりあえずあからさまに道を塞いでいる敵はいないって事かな。
それなら、近くの仲間に合図をして移動したいな。
そちらを視認したことを気付かれないよう、距離を測っておこう。
ということでアクション終了。
KP
では次、DEX9。斧を構え、カエデさんを阻止しようと動く。カエデさんに攻撃。
S1d100 (1D100) > 21
あれ? 出目がいい。成功した。
嵐山カエデ
マーシャルアーツで受け流し!
KP
鈍く光る斧の刃が、あなたに向かって振るわれる。
どうぞ!
嵐山カエデ
CCB<=85 《マーシャルアーツ》 (1D100<=85) > 9 > スペシャル
KP
お見事!
神谷 舞
すごいね!?
KP
明確な害意をもって振るわれた斧の刃を、あなたは受け流す。
嵐山カエデ
躰道の体捌きは、全て次の一手へとつながる。
避けられた蹴り足の勢いのまま、再び身を旋回させると、斧の持ち手を叩き逸らす
その際も、雄叫びを絶やさない
自分は今、こいつを駆逐せんとしている。
その邪魔をするな、と凶暴な獣の如き視線で、斧持つ相手を射抜く
KP
舞台上の二人が詠う、低く重い声。カエデの雄叫び。それらの声が劇場の壁に反響し、渾然一体となって渦巻く。
次ラウンド。DEX18、カエデさん。
嵐山カエデ
再び素手マンに攻撃
CCB<=85 《マーシャルアーツ》 (1D100<=85) > 92 > 失敗
うーん、予感はしてた
神谷 舞
荒れてるな
嵐山カエデ
麻雀してるとさ、場の流れってものがわかるじゃない?
アレを感じる
神谷 舞
ううーむ。
何とか流れをこちらに向けたいな。
しかしこれ、人数的にやる美チームだけで行ったら勝ち目無かったよな。
嵐山カエデ
というか、戦力的に言って、現時点の我々もかなりしんどい
素手マン、多分魔術使うと思うんだけど
神谷 舞
本焼けば終わり、なんてことじゃないだろうしなぁ。
嵐山カエデ
CoCの魔術はSWの魔法みたいに優しくないから
食らったらほぼ壊滅まである
だから潰しときたかったんだけどな
KP
DEX14。
低い唸り声のような、人の声とはかけ離れた声が目の前の相手の喉から漏れる。カエデさん、あなたはまるで、その声が砂か何かのように、あなたの耳にざらざらと注ぎ込まれるのを感じた。
《支配》の魔術。POW11と対抗ロールを。
神谷 舞
あぁぁぁ
嵐山カエデ
ほれみろ
神谷 舞
カエデさん支配されたら終わるぅ
嵐山カエデ
res(17-11) (1d100<=80) > 100 > 致命的失敗
神谷 舞
きっつい
嵐山カエデ
ほらな
流れが完全に来てない
ここまで出るのは、完全に流れだ
KP
あらあら。《支配》は効果時間が1ラウンド(次の手番まで)なのですが、効果時間が1ラウンド延びます。
神谷 舞
ヒエェェ
KP
──あなたは不意に、自分がどこにいるのか分からなくなる。
嵐山カエデ
Kindle読んでるから、落ち着いたら起こして
神谷 舞
あぁっ、カエデさん帰ってきてえ
嵐山カエデ
多分この流れでは、何してもあかんw
神谷 舞
《精神分析》は持ってねぇや……
KP
どこに、いや、誰に。自分はどこにいて、誰で、何だった?
──自分は、誰だ?
分からない。耳の奥にざらざらと声が注ぎ込まれる。分からない。自分は、誰と、戦っていた?
2ラウンドの間《支配》されます。
続いて、舞さん。本を奪うなら、DEX11との対抗判定を!
神谷 舞
res(13-11) (1d100<=60) > 91 > 失敗
うーん
KP
──奪えない!
神谷 舞
届かない……!
あと一歩、踏み込めない……!
逡巡した背後で、カエデさんのただならぬ声がぴたりとやんだのを感じた。
神谷 舞
どうしようこれ。
KP
DEX9。舞さんを阻止したため行動回数を消費、今ターン行動不可。
神谷 舞
次のターン3人からタコ殴りじゃないですかヤダー
KP
次ラウンド。カエデさん、ここでPOW11と対抗ロール。成功すれば、指示に逆らって<動かない>ことができます。
神谷 舞
カエデさん離席中だけど、見てるかな?
KP
おっとKindle読んでるのか。ってかもう1時ですな。今回も終わらなくてすみません、今回はここで切りましょうか。
嵐山カエデ
失礼、トイレ行ってました
KP
お帰りなさい~
神谷 舞
今日はアカン流れだというなら、ここは振らずに次へ回すべきかもね。
嵐山カエデ
流れはな……そう簡単には変わらんのじゃ
res(17-11) (1d100<=80) > 99 > 失敗
ほい、致命的
KP
そんな予言しなくても。
嵐山カエデ
もう1ターンおかわりいただけると聞いて
KP
あ、POW対抗のファンブルも成長欄にメモしておいてください。
嵐山カエデ
さて、誰を殴ろうかな
KP
強力な支配はあなたの精神を歪める。もう1ターンおかわりはしませんが、そのかわりにSANチェック。1D2/1D4。
嵐山カエデ
仲間何人でしたっけ
ワンチャンもう一個来るで
CCB<=78 《SANチェック》 (1D100<=78) > 39 > 成功
チッ(チッ)
1d2 (1D2) > 1
[ 嵐山カエデ ] > SAN : 78 → 77
舞さんと、やる美と、ガタイの良い兄さんと
後何人いましたっけ
KP
やる美、一般人ズ3人、それから舞さん。で、舞さんが本を奪いに来たので…… 舞さん、幸運で判定。失敗したら舞さんが標的になります。
神谷 舞
CCB<=80 《幸運》 (1D100<=80) > 76 > 成功
あぶにゃい
嵐山カエデ
では、やる美を蹴ろう
KP
では、危険そうな相手であるやる美が標的になる。
嵐山カエデ
この流れなら、決定的ある
CCB<=85 《マーシャルアーツ》 (1D100<=85) > 27 > 成功
影の如く、姿が掻き消えるほどの速度で、やる美に肉薄する
KP
やる美は不意打ちで回避できない。ダメージどうぞ。
嵐山カエデ
勢いのまま、跳躍。
空中で体操選手よろしく前回転。
何処から来るかを相手に読ませぬまま、最短距離で撃ち抜く
2d6+1d4 (2D6+1D4) > 6[1,5]+3[3] > 9
低い
神谷 舞
これで低いのか
嵐山カエデ
だがショック判定は間違いなく起こせる
鋭い飛び突き蹴りで踵が突き刺さる
KP
S1d100 (1D100) > 28
なんだかKPの出目がいい、ショック判定成功。やる美は苦し気に呻きながら、驚いた顔で己に突き刺さるあなたの踵を見た。
神谷 舞
「……えっ?」
視界の端で思いがけないことが起きた……気が。
いけない。集中しなくては。
嵐山カエデ
そのまま、やる美の身体を蹴って背面跳躍。
柔らかに着地をすると、油断なく残心
「墜とす」
KP
その声は確かなカエデの声だった。ただ、対象が異なるだけだ。
続いてDEX14。魔術の維持のため、行動不可。
DEX13、舞さん。
神谷 舞
本奪うよ!
奪えば何か変わるのかな……?
KP
どうぞ!
神谷 舞
今後の防止だけというなら放置して邪魔に走るべきかも知れないけど……
哀しいかな力が無い!
res(13-11) (1d100<=60) > 93 > 失敗
もーーーーー!
KP
なんだか出目が!!
神谷 舞
60って無理な数字じゃないでしょうが!
なんか荒れてるぅ
KP
DEX9、舞さんを阻止したため今ターンも行動不可。
嵐山カエデ
完全に流れが下り坂
底打ちするまでは変わらんなこりゃ
KP
ラウンド終了したところで、本日は終了とさせていただきます。
神谷 舞
お疲れ様でした!
嵐山カエデ
オツサマー
KP
今回の戦闘終わったら本当に終わりなので、もう1日だけください……
嵐山カエデ
終わる……
神谷 舞
次回までにダイスの女神様にお供えしとこう。
KP
次回ですが20・21夜がちょっと空いていなくて、24日水曜日の夜はいかがでしょうか?
神谷 舞
私はOKです
KP
お供えしてください ほんとなんだこの出目
嵐山カエデ
私は最初のSANの時点でこの流れは読めていました(預言者
神谷 舞
高くも低くも荒れまくってる
KP
あ、そうだ 舞さんにひとつお願いが
神谷 舞
はい
KP
中盤~終盤にかけてシナリオめちゃくちゃ改変しているので、ログ冒頭にシナリオを改変している旨の記載をお願いします……
神谷 舞
あ、了解です。
KP
ありがとうございます PCが独自に動いてくれると追従したくてシナリオ改変しちゃう
そういえば権利表記も追加しなきゃならなかったな。
纏めてやろうと思って忘れてる。
神谷 舞
表に出てないと気を抜いてしまう……
KP
わかる
あ、カエデさんも11/24夜だいじょうぶでしょうか?
22:30からで
神谷 舞
仕事次第なので確定はできませんが……とのことです。
嵐山カエデ
今の所、会食とかの予定はないので、いつも通りなら大丈夫です
KP
では11/24 22:30~、よろしくお願いします 何かあったらご連絡ください
神谷 舞
はい、了解です!
ありがとうございました!
KP
こちらこそ、ありがとうございました!
嵐山カエデ
お疲れ様でした!
KP
では失礼します
おやすみなさいませ~

 七回目

KP
案の定ッ!! というわけで、夕食中につきしばらく音声は聞き専でまいります
本日のお夕食は明石鯛のほほ肉の煮つけでございます(アラ
神谷 舞
アラ美味しそう
こんばんは
KP
美味しいです 1日経過しても眼が濁らない新鮮な鯛アラ
澄んだ味がします
嵐山カエデ
いました
KP
お、ねこはいました こんばんは!
神谷 舞
にゃー
KP
では早速始めてまいります 音声はKP聞き専ですがボイスチャンネルへどうぞ
神谷 舞
そういや前回のログ作ってなかったっけ? と今更思った。
ちとこちらもモグモグ中でして
のちほどインします
KP
おっとなるほど飯食う者達 開始そのものは大丈夫ですか?
嵐山カエデ
大丈夫です!
KP
では始めてまいります!
神谷 舞
絶望のターン開始からだね
KP
──3ラウンド目。このラウンドまで《支配の魔術》は継続する。
まず、カエデさん。POW10との対抗に成功すれば、「動かない」ことができる。(今回は10なので注意)
嵐山カエデ
res(17-10) (1d100<=85) > 77 > 成功
踏みとどまった
KP
では、あなたはその場に立ち止まることができる。
嵐山カエデ
「手癖の悪い手品使いやがって、手前ぇ……覚えてろよ……」
KP
続いて、DEX14。ここで《支配の魔術》が切れる。
あなたはようやく、己の身体を、意識を、完全に己がものとして取り戻す。
魔術が切れたことを知ったそいつは、再度同じ詠唱を試みるだろう。
《支配》の魔術。目標はカエデさん。

ただし、同じ相手に2回試みる場合、対抗判定の目標値が1減る。
カエデさん、改めてPOW10との対抗判定をどうぞ。
嵐山カエデ
res(17-10) (1d100<=85) > 79 > 成功
上がってる上がってる
KP
危ないな!?
神谷 舞
やった
嵐山カエデ
天井はまだかーーーー
KP
あなたは不可視の触手を跳ねのける。相手が小さく、舌打ちした。
──DEX13、舞さん!
神谷 舞
今度こそ本を奪う!
KP
判定を! DEX11との対抗!
神谷 舞
深く息を吐いて、しっかりと相手を見据える。
隙を見つけるのだ……
res(13-11) (1d100<=60) > 70 > 失敗
ちょっとぉ!?
真面目にやって!?
嵐山カエデ
カバディカバディ
KP
舞さん出目でかいな!?
神谷 舞
ずっとでかいんだよねぇ。
嵐山カエデ
データによると、次は下がる
神谷 舞
60%を3回連続外しかぁ……とくに運が悪すぎるって程でもないんだけど、哀しいなぁ。
KP
DEX9、舞さんを阻止したため行動なし── ここで、イベント発生。
嵐山カエデ
警察かな
KP
半分その通りであり、半分はその通りでない。
──外からけたたましいサイレンの音と、警察官の声。
ようやく、といっていいか、警察が到着したのだ。

それと同時に。
彼らの動きが停まった。警察に怯んだ? いや、そうではない。
台の上に置かれた本が、勝手に捲れた。
一冊目の本が、閉じる。
二冊目の本が、開く。
神谷 舞
これもまた台本のうちか?
神谷 舞
第一部が終わってしまったのだろう。奪うべきは、今開いている二冊目。
KP
──戦闘をそっちのけに続けられていた劇が、第二部へ、入ったのだ。
彼ら全員が舞台の上を見る。
あなたたちは舞台の上を見るか? それとも、目を背けるか?
神谷 舞
えーっと、PL的にはそらしたいw
でも観ちゃう!
やっぱり変化があったら焦って見ちゃうと思うんだよね。
SANやられる流れだよなーこれ
嵐山カエデ
よかった、やる美の方向いてたわー、見れないわー
KP
POW*4で判定。失敗すると、つられて舞台の上を見てしまう。>カエデさん
嵐山カエデ
CCB<=(17*4) 《POW》 (1D100<=68) > 17 > 成功
KP
──舞さん。
あなたはその一瞬、舞台の上を見る。
そこにいたのは、彼らの一員ではない。
あなたはそう感じた。
神谷 舞
(あれは……だれ? ……なに……?)
考えては、いけない。
呼吸が止まる。視線が、吸い寄せられる。
半分復活しちゃったかな……
嵐山カエデ
背筋を冷たいものが伝うのを感じる
何か、想像などおよびもつかない何かがそこに顕現した
ただそれだけはわかる
KP
常人の二倍もの背丈を持ち、黄の衣を纏い、羊飼いをしたがえ、──風と雷を踏むもの。縞瑪瑙の外套留めを光らせて、蒼白の仮面で顔を隠し── なぜだろう。背の高い人間にすぎないはずのそれを、あなたは ” 異なる世のもの ” だと、強く感じるのだ。
一瞬、あなたは、それを道真公だと思ったかもしれない。
あるいは、歴史、時間など遠く及びもつかない、どこからか異なる場所から降り来たものだと思ったかもしれない。
SANチェック。成功1D3/失敗1D10。
神谷 舞
CCB<=76 《SANチェック》 (1D100<=76) > 74 > 成功
1d3 (1D3) > 1
[ 神谷 舞 ] > SAN : 76 → 75
KP
お見事。では、あなたは<それ>を目の当たりにしながら、心を保つ。
神谷 舞
脳髄に刺しこまれたそれを、強引に追い出す。
これは、触れてはいけないもの。
KP
──ふと気がつけば、彼らが動きを停めている。芝居に戻ったかのように、<それ>を全員で振り仰いでいる。

さて、舞さん。カエデさん。
神谷 舞
今がチャンスか?
KP
ここで、判定なしで本を奪う、または、燃やすことができます。
どちらも行わなければ、彼らは本を持って逃げようとしますが、警察に制圧され、本は警察の押収物となるでしょう。
どうする?
嵐山カエデ
咄嗟に、引き攣った顔で視線を横へとやる
そこには譜面台
神谷 舞
燃やしちゃえ
視線を戻す。今なら……
嵐山カエデ
先刻まで、敵へと向けていた敏捷力を、目一杯にそちらへと向ける
神谷 舞
「本を!」
叫んでその場に膝をつく。
抱えていたガスコンロに火をつけよう。
KP
シュボッ、と微かな音を立てて火が上がる。
嵐山カエデ
視線の端に映る舞台の、その上へとは決して見ないよう、心を押さえつけながら走る
神谷 舞
カエデさんに声をかけながらも、少しでも譜面台に近寄る。
(さっきは様子がおかしかったけれど、今はいつものカエデさんみたい。良かった……)
じつのところカエデさんが何をされて何をしたのか、いまいちよく分かっていないのだが……
嵐山カエデ
譜面台を蹴り飛ばし、浮いた本を空中でキャッチ
そのままダンクシュートを決めるように足元で炎をあげるコンロへと叩きつける
「こんちくしょうが!」
神谷 舞
焚書焚書ー
神谷 舞
燃える本を見て、少し心が痛む。
どんなに禍々しいものでも本は本。
知識を焼くのは、罪深いことだ。
それでもきっとこれは、残しておいてはいけないもの……
神谷 舞
中の人は本の書き込みにも雑誌のドッグイヤーにもすごい罪悪感を覚えるので、本を焼くのは辛い。
KP
あっそれはすまない……
神谷 舞
いえいえ、お話はお話。
KP
クトゥルフ、人が見るべきでない知識があるという前提のお話だからね……
KP
──そのとき、すべての音が停まった。
本は炎へとまっすぐに投じられ、火を上げる音だけが、響いた。
乾いた薄い書物は、あっさりと灰へと変じてゆく。ページがちぎれ、火を上げる。舞台上の動きが停まる。彼らの叫びが響いた。
神谷 舞
負けないように声を上げる。
やってくる警官に聞こえるように。
KP
──舞台上の気配が霧散した。
嵐山カエデ
そちらを見やる
KP
彼らは雪崩を打つように逃げようとするが、ようやくやってきた警官たちと、やる美たちが彼らを包囲する。
舞台の上には、
羊飼いも、<風と雷を踏むもの>も、いなかった。
薄い影だけを残して、どちらも、演じていた人物ごと、消え去っていた。
嵐山カエデ
「逃すか、この野郎!」
神谷 舞
「終わったの……?」
嵐山カエデ
逃げようとしてる連中を蹴たぐり倒す
KP
──終わった。舞さん、あなたはそう感じるだろう。
カエデさん、あなたは<終わった>と感じながらも、彼らを逃がすまいという最後の仕事に精を出すだろう。
嵐山カエデ
カエデはまだ狂気に囚われているんですよ
神谷 舞
狂気なの?
嵐山カエデ
7ターン持続。
神谷 舞
あー
「カエデさん、カエデさんっ」
KP
やがて彼らが全員捕縛され、なおも暴れるあなたを、やってきた警察官がなだめつつ取り押さえる。
神谷 舞
「終わった、終わったんだよ」
「終わったんだよ……」
カエデさんを抱きしめたい。
嵐山カエデ
2d6+1d4のキックでストンピング
神谷 舞
ノックアウトされるぅ
KP
そろそろ我に返って大丈夫です。>カエデさん
嵐山カエデ
己の心に侵入をしてきた不届ものを、丁寧に全身を蹴り上げ、蹴り落とし、踏みしだき
しっかりと股間まで踏み砕き終えてから、ようやく動きを止めた
KP
「ボグァ」
KP
とっても丁寧だぁ
神谷 舞
イタタタ
神谷 舞
「な、何が、あったの……?」
近寄りたくとも近寄れず、少し離れておろおろ。
あっ、やる美さん怪我してたな。応急手当てしとくか。
嵐山カエデ
全身を荒い息に上下させながら、口と鼻から獰猛な息を吐き出し
やがて、その息も治ると、ようやく深い息を吐いた
神谷 舞
「だ、大丈夫? 怪我とか、してない?」
嵐山カエデ
「……ナメてんじゃねぇ、次そのツラ見たら殺すからな」
唾を吐きかける
神谷 舞
本当に、何があったんだろう……
うめき声を上げることも許されない男を見下ろして、そそくさとやる美さんの様子を見に。
KP
「大丈夫……。なんとか生きてる。ありがとう」やる美の帽子とマスクが少しずれた。その向こうから覗くのは、切れた厚ぼったい唇と、人というより…… 少し魚に似たような貌。彼女はそれを気にするようにそそくさとマスクで隠すと、あなたに礼を言った。
嵐山カエデ
インスマウスの人?
神谷 舞
「……」
うぅん、なんだか見てはいけないものを見た気もするが……
「無事で良かった!」
見なかったことにしたい。
(多分、悪い人じゃなかったと……思うし)
嵐山カエデ
「やる美さんよ、悪かったな」
ようやく怒りを落とし込んでから、戻ってくる
KP
「いいえ。勝手に巻き込んだのは、事実だから。でも……、一緒に阻止してくれて、助かった。いいえ、嬉しかった」
「ありがとう」
神谷 舞
「う、ううん、こちらこそ」
嵐山カエデ
「構わねぇよ。ていうか、アタシは結局大して役にも立てなかったからな……」
「けどまぁ、アンタが言ってるコトが本当に存在しているということはよくわかったぜ」
「全くもってけったくそ悪ぃぜ。また何かあったら言いな。暇だったら手伝ってやらぁ」
「ただし」
「拳骨でなんとかなってる内にな」
KP
「……ありがとう、助かるわ。あなたに声をかけることが、ないことを願ってる」
神谷 舞
「なんだかとても恐ろしい思いもしたけれど……」
「えぇと……」適当な言葉を探すが、どれもしっくり来ない。
「楽しかったわ!」
本当に?
「えーと、今のナシ」
あまりにも不謹慎すぎた。黙り込んでしまう。
KP
ふふ、と彼女ははじめて、少し笑った。
「そう、楽しかった。そうしておくくらいが、いいかもしれないわね」
神谷 舞
それじゃ、やる美さんの怪我を手当てして帰ろうか……
嵐山カエデ
その前に警察署でしょ
KP
その通り。
神谷 舞
行かなきゃダメかぁ。
KP
さて、あなたがたは警察官に保護され、それからしばらく事情聴取のお時間となる。彼らとあなた達を襲った暴漢の関係性、廃墟にあった彼らの痕跡から余罪がいろいろと明らかになったことから、あなたたちが襲撃者として大きな罪に問われることはないが、それでもいささかの悶着にはなるだろう。
拉致された友達どこいった、とか。
神谷 舞
あははー
嵐山カエデ
友達
やる美を指差す
そこら辺は口裏合わせて置いてもらわんと
ついでに、武装状態と同義として扱われる格闘家による過剰防衛も厳重注意にしておいてもらおう
KP
なるほど? では、《説得》成功すればうまいこと口裏を合わせられたことにしてよい。
神谷 舞
「やる美さん、無事で良かった!」
嵐山カエデ
CCB<=90 《説得》 (1D100<=90) > 13 > スペシャル
神谷 舞
すごい!
完璧な説得だった。
KP
お見事。スペシャルは非適用だけど、うまく口裏を合わせることができた。地下でドタバタしていたので、痕跡が紛れたこともうまく働いただろう。
カエデさんの大暴れは色々と痕跡が残ってしまったので、もちろん厳重注意となる。あと、やる美の仲間たちはバットなどを構えて突入したせいで、こちらも似たようなことになったようだ。
嵐山カエデ
(チッ、うっせーな……)
「反省してまーす」
国母
神谷 舞
「ごめんなさい……でも心配で心配で……」
「やる美さんが殺されるじゃないかと思って」
だって相手はオノなんか持ってたのよ!?

KP
何だかんだでそれなりに疲れ、あなたたちは街に戻った。まずやることはホテルに戻ってひと眠りすることだろう。
神谷 舞
はーい
帰って寝まーす
KP
やる美たちは、特に引き留めることがなければあなたたちと別れる。
神谷 舞
悪い人たちじゃなかったけど、積極的に関わりたいような人たちでもないんだなぁ。
興味は……あるけれども。
嵐山カエデ
「色々世話んなったな。……いや、違うか世話したのはこっちだわ」
ニヤリと笑って右手を差し出す
KP
「ええ。色々世話になったわ」同じく、右手を差し出した。
神谷 舞
「一回助けて貰ってるから、まあ、お互い様ということでいいかな」
私働いてない気がするけどね!?
KP
「さようなら、お元気で」
嵐山カエデ
「おぅ。面倒のないとこだけでいいから、今度取材させろよな」
神谷 舞
「ごきげんよう」

KP
──そうして彼女らと別れ、ホテルでひと眠りすれば、もう四日目だ。
神谷 舞
帰る日かな?
KP
カエデさんはある程度自由になりそうだけど、舞さんは確かそのはず。>帰る日
神谷 舞
駅で夫と待ち合わせて、帰ることになっている日だ。
嵐山カエデ
じゃあ駅の大伽藍のとこでお別れかな
KP
京都駅。中央口の大伽藍に、よく晴れた空の燦々と輝く日光が舞う。
大きなスーツケースを引きずる旅行者、足早に歩いてゆくビジネスマンや地元の老人たちが、あなたたちの傍らを通りすぎてゆく。
神谷 舞
見上げる。
「綺麗だなぁ。晴れて良かった」
嵐山カエデ
「っすね。台風一過ならぬ、嵐神一過ってとこか」
神谷 舞
「昨日の《あれ》がもし現れていたら、どうなっていたのかな……」
KP
雷神は京の都に降ることはなく、空は鮮やかに晴れている。
嵐山カエデ
「結果オーライっすよ。連中も、ブチ込まれた上にタマまで潰されちゃ、当分大人しくしてるっしょ」
ガハハと笑い
「……下品で失礼」
神谷 舞
「ふふふ」
「楽しかった。この四日、カエデさんに逢えて良かった」
「色々、いっぱい、本当にありがとう」
深々と頭を下げる。
嵐山カエデ
「こちらこそ。色々ありやしたが、舞さんと京都を巡れたことは、最高の思い出になったっすよ」
頭を下げる
神谷 舞
「どうしてかな、来る前より随分と、ここが軽くなった気がする」
言いながら押さえるのは、胸のあたり。
「ねえ、カエデさん」
嵐山カエデ
「ええ、何です?」
神谷 舞
「良かったら、なんだけど……」
「友達でいて貰える?」
嵐山カエデ
「そりゃぁ……」
「もちろん。喜んで!」
KP
ああ~~いいやりとりだ
神谷 舞
「ええ!」
「良かった!」
嵐山カエデ
「こんな喧嘩っ早い文字通りの山ダシで良ければ」
神谷 舞
「作家・嵐山先生の次回作も楽しみにしてるからね!」
嵐山カエデ
「っと、そうすなぁ。そろそろ次のに手をつけにゃ」
神谷 舞
「なんか書いたら教えて。カエデさん色々名前変えちゃうから、見落としてないか心配なんだもの」
嵐山カエデ
「たはは……確かに」
言って、頭を掻いてから
メモにサラサラと何かをかきつけ、それを破って手渡す
神谷 舞
「なぁに?」
嵐山カエデ
「アタシの別ペンネームっす。もし興味があれば、探してやってくだせぇ」
神谷 舞
「あっ、これもそうなの!」
「雰囲気似てるけど、どうなのかなーって自信持てなかったんだ!」
嵐山カエデ
「さすがというか何というか……そちらも読んでいただいていたとは」
神谷 舞
「一番のファン自称しちゃう!」
嵐山カエデ
頭を掻く。
続く他愛もない会話。
何だか、別れ難く次々と話題を見つけては、話してしまう。
神谷 舞
「あっ……そろそろ時間だわ……」
嵐山カエデ
しかし、それも徐々に短くなり。
「あ、そっか。旦さんとの待ち合わせっすもんね」
「それじゃぁ……」
神谷 舞
「うん、それじゃあ……」
別れがたいが、もう行かねばならない。
嵐山カエデ
「また、どこかで」
神谷 舞
「うん、またね」
嵐山カエデ
傍に置いた巨大なサックを背負う
神谷 舞
こちらはおばあちゃんカートに色々お土産を詰め込んで。
細腕でいかにも重そうに引きずりながら、改札の方へと歩き出すのだ。
KP
かわいい
嵐山カエデ
軽く手を挙げて、同時に背を向けた
神谷 舞
何度も何度も振り返って手を振りながら。
KP
奇妙な京都での、奇妙な出会い。

「また、いずれ」
そうして二人は、それぞれの道を行く。

 ──「奇妙な京都」 END.
嵐山カエデ
件のお二人の今の居場所ってどちらでしたっけ?
神谷 舞
千葉あたりでいいかしら?

KP
さて、SAN報酬と成長のお時間です。
やる美と共闘した:1d3
探索者全員生還:1d3
『黄衣の王』の奪還ないし破壊:1d3

それから、思いきり動いてくれた! 1d3。
合計4d3どうぞ。
神谷 舞
4d3 (4D3) > 7[1,2,2,2] > 7
[ 神谷 舞 ] > SAN : 75 → 80
嵐山カエデ
4d3 (4D3) > 9[3,3,1,2] > 9
[ 嵐山カエデ ] > SAN : 77 → 85
KP
あ、お二人に大事なものをあげ忘れていました!
初神話事件ということで、クトゥルフ神話を5%どうぞ。
成長ですが、SANチェックは対象外。
POW対抗は、このシナリオで使用した技能いずれかの成長としてかまいません。
成長は技能ロールして、失敗した場合1d10成長します。
嵐山カエデ
そしたら聞き耳くらいしかないなぁ
CCB<=90 《心理学》 (1D100<=90) > 50 > 成功
CCB<=90 《目星》 (1D100<=90) > 93 > 失敗
おっ
やったぜ
KP
おっ、カエデさんの目星が成長した!?すげぇ
神谷 舞
CCB<=90 《聞き耳》 (1D100<=90) > 17 > スペシャル
KP
あるある>ここで出目低い
神谷 舞
CCB<=85 《目星》 (1D100<=85) > 7 > スペシャル
KP
あるある
神谷 舞
何意味ないところで頑張ってるの。
嵐山カエデ
CCB<=25 《聞き耳》 (1D100<=25) > 28 > 失敗
1d10 (1D10) > 7
1d10 (1D10) > 2
目星が97、聞き耳が27になりました
KP
では、これで以上ですね。ありがとうございました!
リアリストで現実寄りなカエデさんと、心を燃やす舞さんの一幕、KPも固唾を呑んで見つめていました。あれはよかった。
嵐山カエデ
じゃぁ最後に少しだけ入れていいですか?
スピンアウトへの
つなぎだけしとこう

嵐山カエデ
「さて、どうすっかなぁ」
舞と別れ、京都駅からロータリーまで出てきたは良いものの。
ここ数日の贅沢で、懐もだいぶ寂しくなった。
そろそろ次の仕事のことを考えなくてはならない。
「そろそろ山にでも篭るか……」
そう呟いたちょうどその時、パーカーのポケットでスマホが鳴る。
取り出し、通話ボタンを押して耳に当てると、やたらガラガラとした濁声が響いてくる
「おぅ、辰さん。……何だい、藪から棒に。……どこにいるんだって、京都だよ」
「うっせぇな、京都だって山はあらぁ。……いや、今回は山じゃねぇよ。取材……うっせぇな、色々あったんだよ」
当てた手で腰を苛立たしげにとんとんと叩きながら
「で、何だい、冷やかしかよ?……あ?何?……ああ、例の!?……おぅおぅおぅ、待ってたんだよ!」
「焦らすんじゃねぇよ、チャキチャキ話しな……」
スマホを肩に挟みつつ、メモを取り出す。
「おぅ……千葉の……鋸山……何だってそんな辺鄙な……いや、何でもねぇよ」
「おぅ。おぅ。海野迅ってお人がそこにいんだな?おぅ……何だよ、妙なことって」
「ああ、もういいよ、あとは手前で調べらぁ」
「……おぅ。わかったぜ。あんがとよ。……あ?礼?がっつくんじゃねぇよ、適当に酒でも買ってってやっから、待ってやがれ。おぅ、んじゃな」
通話を終えたスマホをポケットに戻し。
「千葉……か」
「待ってな、舞さん。アンタが前向けるように、してやっからな……」
別れたばかりの友の顔を思い出し
「さて、んじゃ……大阪まで出て、粉もの食って伊丹、かねぇ」
サックを背負い、再び歩き始めた。
こんな感じで。
KP
────……..

KP
いいな 伏見のお酒買ってってあげて
神谷 舞
ちなみに迅はおねーちゃんのことはいろいろあって忘れてたし、思い出さないようにしてたよ。
いろいろについては、書こう書こうと思いつつ早くも一ヶ月が経過したよ!
KP
その いろいろ めちゃくちゃ気になるのですが????????
ぜひとも ぜひともそのいろいろをください
カエデさんほんっっとかっこいい
神谷 舞
ありがとうありがとう、本当にありがとう。
KP
あと江戸っ子が似合いすぎて伏見じゃなくて灘の酒を押しつけたい
神谷 舞
家族に棄てられたと思い込んでるヤツにも救いがいただけそうで、中の人としては本当に嬉しいんだ……
KP
京の中の人もめちゃくちゃ嬉しいよ………… (KPの顔を投げ捨てる)
神谷 舞
ありがとうございました!
KP
ありがとうございました!(KPの顔を被り直す)
嵐山カエデ
ありがとうございました!

この先のお話

嵐山は宣言通り神谷の弟を探し、その行方を知ることとなる。
だがその男はどうにも奇妙な生活をしているのだった……
▼キルキルイキル 海野&渡川 後日談へ続く


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