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こちらには
『鬼面夜行』のネタバレがあります。

本編見る!
佐倉視点(ネタバレ)
KP
あなたはサンダを伴い、サンダの家の地下室に入った。
佐倉 光
いい場所だ。ここなら何が起きても外には漏れない。
KP
あなたの手には、牧志の心臓が入った箱がある。
佐倉 光
箱から手が離せない。
KP
「サクさん。それ、置いて下さい。あなたあの人を助けたいんですよね?」
サンダは疑わしそうな顔をしている。
佐倉 光
分かっている。分かっている。これを破壊したら牧志は死ぬのだ。
KP
「わざわざ心臓切り離したのは、死なせるためじゃないでしょう?」
佐倉 光
「そうだよ……ちくしょう」
KP
「大丈夫……ではなさそうですね。その入れ物、預かりましょうか」
佐倉 光
奪われる。反射的に考えてしまった。
奪われる前に。ここから出して。食ってしまえば……

KP
喪失感を埋めるようにあなたは歩みを進める。
向かう先は、自宅の近くにある一軒家だった。

誰が棲んでいるのかも知らない、古びた家の前にあなたは立っている。
家からは恐ろしい気配がする。頭痛がひどくなってきた。
全身総毛立ち、震えが止まらない。今すぐ回れ右をして逃げ出したい。
だがそれと同時に、『それ』の気配もするのだ。

『それ』が必要だ。行かなければならない。
誘われている。行ってはならない。
相反する意志がぶつかり合う。
牧志 浩太
「……」
恐れのように感じているのは、偽物だ。
頭が痛み、全身が総毛立ち、震えが止まらないだけだ。

俺は恐れてなんかいない。
恐ろしい気配なんてしない。

行かなければならないんじゃない。
帰るんだ。

そこに。
牧志 浩太
「佐倉さん」
意識して家の中に呼びかけ、一歩踏み出す。
佐倉視点(ネタバレ)
佐倉 光
牧志の声だ。
佐倉 光
牧志の声だ……!
KP
あなたが声に気を取られた時、サンダはあなたの手から牧志の心臓を取り上げた。
佐倉 光
「……」
KP
「ほら、来ますよ!
しっかりしてください、あれを逃がすわけには行かないんですよ」
サンダは矛先をそらすように音のした方を指さす。
佐倉 光
そうだ。逃がすわけには行かない。絶対に失敗できない。殺さなきゃ。絶対に殺さなきゃ。早く、早くしないと俺は、あいつの心臓を食べてしまう。
佐倉 光
ラミアを召喚する。

KP
鍵は開いていた。
中に入るとわずかに血の匂いがする。
人の気配はなく、静かで暗い家屋の中を進んで行く。
部屋はいたって普通のものだった。

〈目星〉〈聞き耳〉【アイデア】 いずれか
牧志 浩太
1d100 90 【アイデア】 Sasa 1d100→ 1→決定的成功クリティカル)!
KP
『それ』の気配も、恐ろしい気配も自分の足元からしていることに気が付く。
そのまま足元を見れば、家の床に違和感を覚える。
わずかなくぼみに手をかければ、床がスライドし、階段が現れた。
目的地は近い。求めるものは目の前だ。
あなたの心に勇気が満ちる。
正気度回復 1

階段には電気が点いていないが、その奥から光が漏れている。
牧志 浩太
SAN 36 → 37
KP
階段を下りて行けば、広い地下室に出た。

部屋には慌てふためく見知らぬ人物と、佐倉が座っていた。
佐倉はあなたを見て壮絶に笑ったように思えた。
佐倉視点(ネタバレ)
佐倉 光
やっと終わる。この苦しみがやっと終わる。
牧志に巣くう寄生生物を殺して、殺して……

佐倉 光
「やっと来たか。遅ぇんだよ……
もう食いたくて食いたくてさぁ。おかしくなりそうなんだ。
早いとこ死んでくれよ……頼むよ……」
KP
その言葉は狂気そのもの。
この男は狂っている。あなたを殺して喰らう気だ。
危険だ。危険だ。危険だ。

脳内で警鐘が鳴り響く。

この警鐘を鳴らすのは何者だろうか。
牧志 浩太
そこには鬼がいた。
俺を見て壮絶に笑ったように見えた。
ぞくりと背筋が震える。

死ぬ。殺される。喰われる。
俺は判断を誤ったんじゃないか。佐倉さんを信じたくて、それで、でも。佐倉さんは狂っていた。
信じられるわけない、あんなもの。
牧志 浩太
違う。
伝えてくれたじゃないか。
俺に、全部。俺を信じて。

理性だ。
理性で考えろ。

感情を信じるな。それは感覚に振り回される。
声を信じるな。それは耳に騙される。

理性で考えれば、筋の通った答えは一つしかない。
ないんだ!
KP
「サクさん、それじゃあ逃げられる!」
知らない男が慌てたように叫んだ。
牧志 浩太
「佐倉さん」
再度、呼びかける。
まだ自分の意に沿う部分を総動員して、笑みをつくろうとする。

恐れてなんかいない、そう自分に言い聞かせるために。
牧志 浩太
脳の中でひっきりなしに警鐘を鳴らすそれは、俺じゃない。
俺をまた奪おうとしている、“旅するもの”だ。
佐倉視点(ネタバレ)
佐倉 光
まただ。
牧志を殺したいんじゃない。殺すべきは“旅するもの”だ。
さっき声を聞いた。あいつはそこにいる。
そう見えなかったとしても、しぶとく踏み止まっている筈なんだ。

佐倉 光
「クソが……
分かってるよ。ほら。逃げないだろ。お前は、お前は、そういう奴だ……牧志……
聞こえているんだな? お前はそこにいるんだな」
KP
【POW】で日記回収分を足して8との対抗判定。
KP視点(ネタバレ)
KP
本来ここは【POW】×_なんですが、寄生生物との綱引き感が強かったし、牧志の意志は踏み止まる事を望んでいましたので、少しだけ有利になる対抗判定にしています。

牧志 浩太
1d100 65 Sasa 1d100→ 88→失敗
牧志 浩太
ここぞという所でも出目がわるぅい。
KP
あなたの体が危険信号を発した。
あれに近づかれたくない。
あれに殺されたくない。
あなたの心など、感情など知ったことではない。
それより優先すべき命令が脳から発されている。
あなたの意思と裏腹に、あなたの肉体が動いた。
後ずさる。身を庇う。そして踵を返そうとする。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
そこにいるのは牧志浩太ではない。
心臓に惹かれてやってきた、ただの寄生生物だ。

佐倉 光
「……くそ、やるしかないのかよ」
KP
佐倉は吼えた。
佐倉 光
「ちょっと我慢しな、牧志!」
KP
佐倉の背後の闇から、恐ろしい鬼女が起き上がった。
「出番、来ちゃったわねぇ」

KP
▼戦闘開始

あなたの体はあなたの意思に反して生き残ろうと動く。
あなたはあなたのターンに先ほどと同様の【POW】判定を行い、成功すると希望するアクションを取ることができる。その際言葉を発することも可能。

▼佐倉のターン。
佐倉は鬼女に逃がすなと命令。
あの目に睨まれたら今度こそ終わりだ。
あなたの肉体は絶望にうち震える。
牧志 浩太
1d100 40 Sasa 1d100→ 60→失敗
KP
あなたの肉体は麻痺してしまった。
足から力が抜け、あなたは震えて座り込む。
目の前に死が迫っている。
KP視点(ネタバレ)
《悪魔のキス》は人間の男性に対して100%命中です。
抵抗はPOWで行っています。
そしてここで抵抗しているのは牧志を操っている旅するものなので、そちらのPOWで抵抗しています。

KP
▼あなたのターン。
再度【POW】8との対抗判定。
成功したなら動けはしないものの喋ることはできる。
牧志 浩太
1d100 65 Sasa 1d100→ 94→失敗
牧志 浩太
出目がわるぅううい!
KP
駄目か~。
哀しいが仕方ない。
今回はこういう運命だったんだ。
牧志 浩太
牧志のPOW関係、ここぞという所で出目が悪い悪い。

牧志 浩太
脳から、神経から発される命令が身体を震わせる。

分かっている。聞こえている。
大丈夫だ、俺はここにいる。
そう叫びたいのに身体が勝手に動く。

身体が死にたくないと叫びながら、足を折りへたり込む。

絶えず暴れる眼球の中に視線が閉じ込められ、絶えず震える筋肉の中に意志が閉じ込められ、存在しない心臓を叩く危険信号の中に理性が押し流されそうになる。

それでも。
訴えられないけど。言えないけど。視線で伝えることさえできないけど。
牧志 浩太
俺が何もできなくても。
佐倉さんなら、やってくれる。

目の前に迫る恐ろしい鬼の気配に怯えながら、心だけが、どうにか彼を信じていた。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
へたりこむ牧志の目の奥に、今も牧志の意志があるのかどうかはもう、判断ができなかった。
佐倉 光
それでも、きっといる。
だからこそここに来てくれたんだ。

KP
佐倉がため息をついた。
佐倉 光
「そこにいるんだろう、牧志。
本当は説明をしたかったし、お前と話したかったけど」
佐倉 光
「そうもいかないみたいだ。俺の方がもう、限界だ」
KP
佐倉はあなたに近づく。その手には注射器が握られていた。
泣いているような、笑っているような、佐倉の顔が最後の瞬間にはっきりと見えた。
佐倉 光
「早く、終わらせよう」
牧志 浩太
いいよ、そう言いたかった。
身体は動かないし、視線でさえ伝えられない、けど。

けど、全部伝えてくれた。
全部分かった。
全部信じられた。
牧志 浩太
きっとこれで死んでも、後悔はない。
信じていられる。できればそれを伝えたかった、けど。
牧志 浩太
これでいい。
きっと、間違っていない。
身体がどう言おうと、そう、確信している。
KP
『あなた』に『死』を齎す手は、冷たく優しかった。
あなたの意識がぼんやりと遠くなってゆく。
音が急速に遠ざかり、視界は冥く閉ざされ、感覚が失われて行く。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
全身が弛緩し、命を思わせるしるしが消える。
佐倉 光
殺したくなんかなかった。
KP
だがこれは見かけの死である。
これはサンダが作った強力な麻酔薬に過ぎない。

KP
誰かが震える腕であなたを抱き上げた。
誰かの嗚咽が聞こえる。
誰かに指示を飛ばす声が、涙に歪んでいる。
牧志 浩太
やさしい手で齎される死は変に穏やかで。

もしこれで本当に死ぬのなら、生みの親に気持ちを聞きに行く暇くらいはあるのかな、そんなことを考えていられたのに。
KP
……しかし急速に血潮が激しく流れはじめ、頭痛がひどくなる。
無理やりに意識を覚醒させられているのだ。
自分の中にいる、自分ではない何かがいよいよ差し迫った死に全力で抵抗している。
体に力が入らないのに、勝手に腕が跳ねる。足が暴れだす。
何かがあなたの体を勝手に動かしている。
牧志 浩太
不意に意識が呼び戻された。
『死』に抵抗している。身体が、生きようとしている。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
牧志の体が動き出す。骨の堅さも関節の方向も無視したような動きで暴れる。
牧志の体が軋む。
白目を剥いたままに、牧志は生ける屍のようにあなたを蹴りつけ、引っ掻く。

佐倉 光
「いい加減にしろ、このクソ蟲が! ラミア、やれっ!」
KP
素早く這い寄ったラミアが、あなたの耳元に囁いた。
「ちょっと痛いわよ……」

ぼきり。
あなたの左足がへし折られた。
確認
KP
ここから摘出描写になりますが、痛みを感じる版と感じない版があります。どっちがいいっ!?(感じる版だとデータ上(SAN値)もちょっと痛い)
あと、ちゃんと見える版と見えない版。(見えなくてもきっちりダメージは入るので、見えない方が有利って事もありません)

どのバージョンでもちゃんと最後に説明は入ります。
牧志 浩太
ある版で見える版がいいです!
KP
はーい。不定突っ込むぞーこれー

牧志 浩太
絶叫が口から迸った。
KP
激痛が走る。薬が全く効いていない。あなたは痛みを訴えて喚く。
激痛に霞む視界の端に、使い物にならなくなった左足がぶらさがっている。
佐倉 光
「……」
佐倉視点(ネタバレ)
佐倉 光
麻酔が効いていない。
今暴れて懇願しているのは寄生生物だ。牧志じゃない。迷うな。
殺さなければ死ぬ。

KP
ズキズキと鈍い痛みが全身に広がる。
手が勝手に佐倉を押しのけようとする。
その手を何度か振り払った佐倉は、あなたの手がその顔に爪を立てようとしたところで舌打ちをして再度ラミアに命じた。

バキ、と嫌な音が体内から響く。再びの激痛。
あなたの左腕がだらりと垂れ下がった。
次いで全身がカッと熱くなる感覚を覚える。
そのままあなたの利き腕をラミアに抑えさせ、佐倉はナイフを取り出す。
佐倉 光
「……」
KP
迷うな。迷うな。迷うな。
その口が何度も動いていた。
慎重に、しかし大胆に彼はあなたの腹にナイフを突き立てた。
牧志 浩太
絶叫に思考が塗りつぶされた。
絶えず暴れていた眼球が、生存のためではなく、ただ激痛に見開かれる。
涙が次から次へと溢れ出て何も見えない。

勝手に抵抗しようとする腕が激痛とともに動きを失う。動かない、存在しない癖に痛みだけを訴える。
KP
強烈な熱と痛みの次、腹に空気が入り込んだような悍ましい感覚が訪れる。
ショックで意識が失えればいいのに、寄生生物の生存本能なのだろうか。一向に気を失うことができない。
つう、とナイフの切っ先に沿って腹に穴が開く。
喉から、腹から入り込んだ空気が吐き出されるような嫌な感覚と共に、ヒュー、ヒューと音が漏れる。
牧志 浩太
ひとつひとつ、身体が激痛を訴える塊へと変えられていく。
感覚を操れるのなら痛みなど消してくれればいいのに、この状況から逃れさせようとしてか、痛みも喪失感も何一つ消してくれない。

空気が腹から漏れる。身体が穴だらけの役に立たない何かになっていく。
はやく死んでしまいたい、と初めて願った。はやく死んでしまいたいのに、意識を消して貰えない。

はやくはやくはやく、この意識を消して、首を跳ねてほしい、早く、早く。
間違っているもいないもなかった。それしか考えていられなかった。
佐倉視点(ネタバレ)
KP
牧志は痛みを訴え全身であなたに暴行をやめるようにと懇願している。
あなたが切り開いた傷は、端の方からゆっくりと再生を始める。このまま手を止めれば何事もなかったかのように塞がるだろう。
佐倉 光
駄目だ。
KP
牧志の体内に、細い糸のような物がちらと動いたのが見えた。

佐倉 光
「……」
KP
佐倉の口が「ごめん」と動いた。
佐倉の手が震える事もなくあなたの腹に差し込まれる。

ぐちゃ、ぐちゃと聞くに堪えない湿った音が聞こえる。
体内をかき回されるたび体が跳ね、自分の意志に関係なく、激痛と熱に情けない声が何度も漏れた。

不意に手の動きが止まった。
佐倉は、隣にいた人物に「これか?」と尋ねる。

みられている。
みられているみられているみられている!

殺される。

「あ…! それ、それが本体です。
疑似脳を作るために暫くはこの辺りに潜伏して、神経を支配する触肢だけを脊髄に伸ばします。
ひとまずそいつを何とかしてください」

隣の人物の言葉に「わかった」と短く答えた佐倉は、
あなたの腹からのたうち、暴れる何かを引っ張り出す。

それは小さな虫の様な生き物だ。30cm程度の、ねばついた形容しがたい形をしている。
頼りなく蠢く触手のような付属肢を幾本も揺らめかせていて、佐倉の無慈悲な手にあらがうかのように暴れては、付属肢の先のフック状の部品を無遠慮にあなたの内臓に突き立てていた。
KP
佐倉は暴れる寄生生物あなたをブチブチと引き抜いていく。
手加減を知らないのか? もう少し時間があれば、時間があれば……!
逃げられない。逃げられない、殺される!
寄生生物あなたは絶望の断末魔をあげる。
牧志 浩太
殺される、殺される殺される殺される殺される!

首の奥で俺が喚いた。腹の中で俺が喚いた。逃げられない、逃げたい、逃げて、この手を振り払って、こいつを、

こいつを殺して、
牧志 浩太
黙れよ。
それだけは許さない。
牧志 浩太
裂かれた腹の奥で噴き上がる怒りだけが、辛うじて俺だった。
佐倉は牧志の体内の生物を排除する。
KP
そこでようやく、意識がおぼろげに霞んでゆく。
寄生生物が除去されたことで、薬が効き始めたのだろう。

薄れゆく視界の中、佐倉が、申し訳なさそうな、怒っているような、心配そうな……
複雑な表情をしているのが見えた。
牧志 浩太
ようやく、伝えられる。笑える。
大丈夫だって、言える。

全身を苛む激痛と喪失感の中、満ち足りたような解放感と共に意識を手放す間際。
牧志 浩太
『ありがとう』と、きっと声は出なかったけど、そう伝えたくて口を動かした。
佐倉視点(ネタバレ)
佐倉 光
わずかに動いた口は「ありがとう」と言っていたように思えた。
都合のいい思い込みだ。
これだけ酷い事をしておいて、礼を言われるなんてことがあるものか。

折れた腕と足を元の場所に戻して自己修復を助ける。
あとはサンダに任せるしかない。
こいつは術に関しては信頼できると思った。
……酒さえ入ってなきゃあな。
KP
しばし、サンダは牧志の体内からあの忌まわしい生物の残滓を取り除く作業に没頭していた。やがて汗を拭ってため息をつき、牧志の胸に手を差し入れたままであなたに言う。
「サクさん……それ、下さい。私、手が離せないんです」
その声は少し、緊張していた。
佐倉 光
言われる前から心臓を手にしていた。
いつでも戻せるように?
おそらく違う。また俺は、これを食おうと、していた。
おかしな話だ。食ったら牧志は死ぬ。そしてもう二度と会えなくなる。
KP
「サクさん」
焦れたようにサンダが繰り返した。
佐倉 光
「分かってる」
牧志の心臓は小さく、ぴくぴくと動いていて、命を感じさせた。
しかしこれは「全部」ではない。
これを得てもただ一時的な食欲が満たされるだけで、「全部」など手に入りはしない。

何度も深呼吸をして、ようやっと心臓をサンダに渡す。
KP
《治癒》だけかけたら、施術が終わるまで離れてて下さい。部屋の端まで」
サンダは佐倉が離れてしまうまで、こちらに背を向ける気はなさそうだった。
佐倉 光
信用ないな。無理もないか。

牧志に事情説明をしなければならない。恐らく随分と恐ろしい思いをしただろう。あいつに倣ってメモでも書いてみるか。
KP
出来上がったメモは、支離滅裂に見えた。
佐倉 光
あんまりにもあんまりなところは消した。
何だよ。心臓食いたくなったって。意味分からなさすぎだろ。
今もそんな欲求が消えていないなんて、聞かされても困るだろ。
佐倉 光
ラミアに後を任せて、扉の所で牧志が目覚めるのを待つ。
待ち続ける間にも、あいつの無事を祈るだけではない俺の狂った欲望がだらだらと血のようにあふれ出していた。
これでは、会えない。
佐倉 光
話したかったな……少しでいいから。

牧志 浩太
フェティッシュ残った状態でこんなことさせられる羽目になった佐倉さんたら……
そして二人揃って「苦痛のあまりに死を願った」を経験してしまったったら。
KP
後で説明するけど、佐倉も本当に大変だったんですよ……
言葉が不穏だったのもそのせい。
牧志 浩太
佐倉さんサイド何があったのか本当に気になる。
今回は久しぶりに佐倉さん視点が欲しい気がします。

KP
──目を覚ます。
あなたは意識を失う前と同じベッドの上にいた。
牧志 浩太
「……う……、」
失ったと思った意識が戻ってきたことで、自分が死んでいないことに気づいた。
牧志 浩太
「佐倉、さん?」
辺りを見回しながら、自分の身体の状態を確かめる。
牧志 浩太
間違ってなかった、何も。
じわりと安堵と喜びが腹を満たしていく。
佐倉さんが鬼に見えたのはあいつのせいで、狂って聞こえたのもあいつのせいで、一度も佐倉さんは俺を殺そうなんてしていなかった。

信じてよかったんだ、最初から。
牧志 浩太
……佐倉さんには、随分酷いことしちゃったな。
俺を助けようとしてくれていたのに、恐れて逃げたりして。
必死できっと動いてくれてたのに、狂っているなんて思って。

謝りたい、礼を言いたい、なにより話したい。
KP
床では見知らぬ男──サンダと言ったか──が眠っていた。
あなたの体のどこにも傷はなく、体調も至って良好だった。

〈目星〉または〈聞き耳〉
牧志 浩太
……そうだ、この人も手伝ってくれてたんだよな。
命の恩人だ。起きたらお礼を言わないと。

辺りを見回す。
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 88→成功
牧志 浩太
こうなると佐倉さんの方が心配なんだよなぁああ。
KP
扉から誰かが出て行くのが見えた。
部屋の隅からラミアが起き上がる。
「生きてるみたいね。具合はどう?」
悪魔ラミアはにぃっと笑ってあなたに問いかけてきた。

あなたの体に傷はなく、体調も良くいたって健康だ。
牧志 浩太
「ラミアさん。
ありがとう、おかげで俺は無事です。
すみません、手間をかけました」

あの時はあんなに恐ろしく見えた彼女が何をしてくれようとしていたのか、今ならちゃんと分かる。
牧志 浩太
「佐倉さんにも礼を言ってきます。今回、随分世話をかけちゃったから。
礼を言って、謝らないと」

彼女の笑みに笑い返し、出ていったのは佐倉さんだろうか、立ち上がって追いかける。
KP
「残念だけど、そうはいかないわ」
ラミアが突然真顔になってあなたを阻む。
「サマナー命令。あなたを追わせてはいけない」
肩をすくめる。
「『まだ自信がないし、今回のことで大分またぶり返した』らしいから。放っておいてあげてくれない?」
牧志 浩太
「あ……、」
その言葉に足を止める。
俺がどれだけ佐倉さんに酷いことをさせてしまったのか、気づいていなかったことに、その時初めて気づいた。

KP
元シナリオじゃここでKPCと会話できるんだけどね。
牧志 浩太
そうかぁ。あの時話せなかったことの影響はここか。
KP
そうなのです。
牧志 浩太
なるほどなぁ……。

牧志 浩太
「分かり……、ました。
いくつかだけ、伝えておいてくれますか」
牧志 浩太
「あの時は、伝えられなかったけど。

佐倉さんが伝えてくれたことは、ちゃんと全部伝わってました。
ちゃんと、信じていられました。

身体が思うようにならなかったけど、おかげで、確信をもってあそこに行けました。
あの時だって、佐倉さんを信じてました。
だから大丈夫だったって、伝えてください。お願いします」
牧志 浩太
「あと、それから」
自分の意で動くようになった拳を、握る。
牧志 浩太
「あまり長くなるようなら探しに行くから、早く落ち着けて戻ってこい、って」
KP
「分かったわ。……もういつも通りね」
ラミアはふっと微笑んだ。
牧志 浩太
大丈夫だって信じてる+これきり失踪したりするな、の意ですね。>あまり長くなるようなら
牧志 浩太
しかし、殺されてもいいって言えなかったことが寄生生物のせいだったと判明してしまった以上、殺されてもいいって言えてしまう可能性が残っちゃった(と牧志が思ってしまう)わけで、意外と危なっかしい。
KP
「そこの男に謝らせたら私は帰るけど、もうすぐ波照間のボーヤも来てくれることになってるから。
後始末は全部こいつにやらせるわ。
事情説明はそこにある手紙でも読んで頂戴」
ラミアが目線を送った先に机があり、そこには乱雑になにごとか書き散らされた紙が置いてあった。
牧志 浩太
「?」
不思議に思い、その手紙を読む。
KP
随分と乱れているが、佐倉の字だ。
お前がサンダに殴られて倒れたのを見た。
旅するものがお前に入り込んだ。
対処法をサンダから聞き出した
裂いて取り出すしかなかった。

シローは東浪見のところに行ってもらった。

家に戻って、お前の死を防ぐためにカーの分配をさせた。
だが処置前に、逃げられた。
取り出した心臓を何度か■■■■■
(それから数行ぐちゃぐちゃと塗りつぶしてある)

止めるために殺すしかないこれは俺の意志か狂気か
わからない殺したらもうあえない

(そこから先はもう、支離滅裂だ)
KP
「説明になっているとも思えないけど、ね。
大分キてたから」
ラミアがあなたの後ろから手紙をのぞき込んでいた。
たべたい
牧志 浩太
取り出した心臓に何したの???
KP
未遂です大丈夫!
してたら牧志もう生きてない!
牧志 浩太
アッやらかしかけてる!
KP
途中で言ってたじゃないですか。
「食いたい」って。
牧志 浩太
言ってましたねぇ。やらかしかけちゃってたかー。
KP
ハツって美味しいよね。
牧志 浩太
美味しいですねえ。

大事な処理忘れてる!
KP
今ものすっごく大事な処理し忘れている事に気付きました。
まあ……結果オーライ? なんだけど。
牧志 浩太
なんだろ……
KP
最初のKPCとの遭遇時に《SANチェック成功時減少 1D10失敗時減少 1D20》が入るんだった。
鬼を見た衝撃と思わせて、それ心臓とられたショックだったんですよね。
牧志 浩太
ああーーー。
それがあったら不定まったなしでしたね。
そういえばSAN減るってありましたもんね。
KP
そう。「減ってないから違うか」って誤解させるところだったよなぁ。
このダメージは終了時になかったことになるからまあある程度は結果オーライではあるんだけど。うーん。
牧志 浩太
とはいえ情報集めきればほぼ確信できるから、「あれ?」とは思ったけどまあ大丈夫ではありましたね。
KP
何かアーティファクトに身代わりさせた事にしよう……サンダに責任押しつけよう。そうしよう。
あいつがぜんぶわるい。

牧志 浩太
「いえ」
その手紙を読んで、微かに手が震えた。
安堵と、今更に来た恐怖の震えだった。

何か少しでも間違っていたら、俺はここにいられなかった。
その事実への。
牧志 浩太
「大丈夫、分かります。……本当に耐えてくれてたんだって。
俺が逃げおおせてしまっていたら、佐倉さんが耐えきってくれなかったら、俺はここにいなかった」
KP
「後で本人から説明あるでしょ。
ちゃんと正気に戻ったら、ね」
牧志 浩太
「ええ、詳しい事情はその時に聞くことにします」
KP
ラミアは事もなげに言うと、「起きなさい。サンダ」
床に転がっていた男を尾で乱暴に引きずり起こして頬をはった。
KP
「ひゃい!? はあぁぁごめんなさいごめんなさい、これ以上精気吸うのやめ……優しくしてください」
男、サンダはあなたが目覚めているのに気付くと、床にひれ伏した。
「ほ、ほんとうにすみません。全部私が悪いんです……」
牧志 浩太
安堵が来すぎてあまり怒りが出てこない。
振り絞りすぎて尽きたのかもしれない。
不思議な気持ちでその様子を見ていた。
KP
「酔っ払って調査してたらあなたに絡んじゃって殴っちゃったみたいで、そこにアレがきてですね」
サンダは説明する。

サンダは魔術師であった。
同時にサンダは酒癖の悪い男だった。酔って暴行事件を起こす事も多々あった。

ある日、近所に潜伏している『旅するもの』を駆除しにゴミ捨て場付近を訪れていたサンダは、通りすがりのあなたにどうしたことか殴りかかってしまう。
一撃で昏倒したあなたの口にあろうことか『旅するもの』が入り込んでしまった。
そこへ鬼の形相の佐倉が現れた。
KP
「怖いんですよあの人。全部見ていたみたいにものごと言い当てて、突然私に掴みかかってきて、何とかしろと叫ぶんですから……」
牧志 浩太
「…………」
その言葉をじっと聞いていると。
牧志 浩太
いると。
牧志 浩太
「………………何だよそれ」
尽きたはずの怒りがちゃんと湧いてきた。
牧志 浩太
「殴るな。しれっと逃げようとするな。言われなくても後始末しろ」

降ってくる災厄に怒ってもしょうがないが、相手が人間ならちゃんと怒る。
KP
「に、逃げるつもりはなかったです! ほんとです! ちょっと酔っててわけが分からなかっただけでして!」
KP
KPCがここにいる場合「命の危機だったんだからきっちり償わせろ。何か言う事聞かせるのもいいと思う」って言うんですよねw
サンダさん一応反省はしてるよ!
KP
サンダは研究対象である『旅するもの』が万一人間に取り憑いた場合の対処法として、『対象の死を防いでから摘出すれば良い』という力ずくの方法を教えた。
何故なら彼自身もまた心臓を外しており、方法を知っていたからだ。

佐倉はすぐに家に連絡して家族を家から出させた。

二人でぐったりしたあなたを家に運び、
まず死を防ぐためにあなたの部屋のベッドで心臓を取り出した。
だがその次、『旅するもの』を摘出する処置を行おうとしたところであなたは突如がばと起き上がって逃げ出したのだ。
KP
「何度か捕まえられそうになったんですよ。
心臓とっちゃってるし、時間的に旅するものの支配を受けきっていないんですから、マトモに動けるはずがなかったんです。
それなのにあなたは変にすばしこくて、諦めが悪くて……」
KP
「心臓取り戻されたらまずいので、お宅で心臓を回収しました。
その時にサクさんに私の研究ノート取られまして……後で返していただけます?」

そうして、ここであなたが来るのを待っていたのだという。
牧志 浩太
その説明を聞き終わり、暫くの間たっぷり黙った。
それから、低い声と共に大きく息を吐く。
牧志 浩太
「………………お前、禁酒しろ。そのまま置いといたら世の中の害悪だ。禁酒外来行け。

ラミアさん、ちょっと手伝ってもらっていいか。こいつ禁酒外来に放り込んでくる。なんなら措置入院させよう」
牧志 浩太
「安心しろ、俺が死にかけた時よりきっと辛くない。なんならスッキリできるし寿命も延びる」
KP
まともな対処されるwww
牧志 浩太
牧志がサンダに聞かせたいことはこれですね。今の償いより将来の禍根。
KP
「えぇっ、そんな殺生な。ちゃんと我慢しますからそれだけは」
ラミアはサンダの体に巻き付いて、尖った爪で心臓の辺りをなぞりながらその体にのしかかる。
「ボーヤがちょっと心配だからそろそろ行きたいし、これだけね?」
それはまるで蛇が獲物を捕食するがごとく。

「ふにゃああぁぁぁぁ」
サンダは情けない声を上げて白目を剥いて崩れ落ちた。

「これでしばらく動けないと思うから。あとは波照間のボーヤとやってちょうだい」
牧志 浩太
「はい。今回は、本当にありがとうございました。
佐倉さんのこと、よろしくお願いします」
一度彼女に頭を下げて、彼女を見送る。
KP
《悪魔のキス》くらわした上マグネタイト食った。
牧志 浩太
なるほど、それは逃げられない。
牧志 浩太
「諦めが悪いのも良し悪しだな、我ながら」

今ここに生きている安堵を噛み締めて。
そう、苦笑した。


エンドA「鬼面夜行」
・探索者、KPC共に生還


牧志 浩太
ありがとうございましたーーー! 面白かった!
KP
いい感じに収まって良かった良かった。
まず生還報酬!
報酬と成長
生還報酬など。その中に《カーの分配》をしてもらい死にづらい体になるというものはあるのだが……
牧志 浩太
サンダァアアア!w>酔って
KP
セッション中はしななくなるよ? >ぜったいしなないとはいってない
あ、でも今回の場合禁酒外来行きだからこの処置はなしかなw
牧志 浩太
まあサンダはちゃんと措置入院させるので。
KP
そしてまたも上がる〈神話〉知識。
牧志 浩太
なんと40%。
そろそろ《治癒》習得チャレンジしてみても面白いかもしれませんね。
KP
かわりに成長判定とか《治癒》とか貰えるから……
そう、そろそろ貰ってもいい気はするんだな。
牧志 浩太
これは習得挑戦してみたいですね。
KP
確かコスト激重だったはずだし。《治癒》
牧志 浩太
あと牧志の【POW】が上がるチャンスが!
KP
また魔きしくんに近づく!?
牧志 浩太
【POW】上がるかもしれなくて呪文覚えて〈神話〉知識増えて。ちかづく。
P.113の【POW】ロールは「【POW】21-当人の【POW】×5%で判定して成功すれば【POW】+1d3」ってやつかな?
KP
あ、それですね。こちらも今見つけた。
場合によっては佐倉を抜くか?
牧志 浩太
牧志の【POW】12だから、21-11=10×5かな。
50%ですね。
1d100 50 Sasa 1d100→ 56→失敗
1d3 Sasa 1d3→3
KP
ん、失敗
牧志 浩太
あ、間違えた。失敗ですね。増えない。
KP
3点出たのになぁー。残念!
牧志 浩太
いつも通りの牧志です。
残念!
【SAN】報酬ですが、佐倉さんからのごめんねの気持ちはあります…… よね?
KP
あるよ大アリだよ。
あとKPからのごめんねの気持ちもあります。途中で処理間違えて余計なダメージくらわせてるの。
ということで+8にしてください。
牧志 浩太
おおっと。ありがとうございます。
2d10 Sasa 2d10→7,6→合計13
KP
まあまあ……戻ったかな。
初回の《SANチェック》あったらもっとごっそり減ってたかも知れないなぁ。
牧志 浩太
21回復して、34→55ですね。戻った戻った。
あれがあったらだいぶん減ってたでしょうね。不定は間違いなかった。
KP
この直後にモフモフ生物と戯れるシナリオだと悪酔いしそうなので、なんか対話系挟みますかぁ。
牧志 浩太
ですねぇ。お題に沿って話すクローズドがあったような気がする。
KP
成長等どうぞ~
牧志 浩太
【アイデア】3回と〈図書館〉〈目星〉かな。
KP
しかし【幸運】で1クリしたら【POW】成長していいなんてルール今初めて知ったわ。
【POW】代償の魔法ってこうやって使うんだなぁ~
牧志 浩太
なんですよね。意外といろんなルールがある。
KP
佐倉は技能成長はありません。
牧志 浩太
【アイデア】ロールの分、否応無しに自分の肉体の構造を詳しく知らしめられてしまったので、〈医学〉を成長してもいいですか?
KP
なるほど。いいですよ。
牧志 浩太
1d100 47 〈医学〉成長 Sasa 1d100→ 70→失敗
1d10 Sasa 1d10→10
KP
のびた!
牧志 浩太
1d100 57 〈医学〉成長 Sasa 1d100→ 41→成功
1d100 57 〈医学〉成長 Sasa 1d100→ 50→成功
1d100 82 〈図書館〉成長 Sasa 1d100→ 92→失敗
FANBOXもよろしくやで
1d100 98 〈目星〉成長 Sasa 1d100→ 65→成功
1d10 〈図書館〉成長分 Sasa 1d10→3
牧志 浩太
〈図書館〉82→85、〈医学〉47→57(!)で処理終了。
《治癒》の習得ロール、ここで1回やっても大丈夫ですか?
KP
はい、やっときましょう。
こちらも正気度回復判定やっとこうかな……
結局ちゃんと回復判定やってない気がする。
牧志 浩太
ですね、回復して……
1d100 54 習得ロール
Sasa 1d100→ 38→成功
あ、覚えた。
牧志 浩太
あと、鱗はブレスレットに加工して身につけます。今回の件があったので。
KP
はーい
あとは消費MPの問題だけかな。
確か12とかじゃなかったっけ……
牧志 浩太
結構重かったはず。えーと……
KP
12MPと1正気度ですね。
牧志が使うと気絶しちゃうな。
まあないよりは助かる事もあるかも知れない……
死者復活は不可、2D6ラウンド後に全状態異常を解除して2D6点の生命力回復です。
佐倉は一発だけなら使えるな。
ただ、強力すぎるのでシナリオギミックによっては使用不可になるかも知れません。
基本P272
KP
佐倉の記憶障害分のケア
2回。
1d100 Sasa 1d100→4→決定的成功クリティカル)!
1d100 Sasa 1d100→70
よすよす。
2d3 Sasa 2d3→2,2→合計4
それから執着治療で異界にこもっていた分なんですが、これは十分なケアとは言いがたいので、回復値をおとします。
1d100 Sasa 1d100→17
1d2 Sasa 1d2→2
6点回復。以上。

牧志 浩太
これは佐倉さん視点すごいことになってそうで見てみたいな。
牧志視点ではどこまでが本当にそうで、どこまでが思いこまされてたのか分からないので。
KP
元シナリオだとKPCの表情は誤魔化されているけど、声はたまにちょっときこえなくなる程度なんですよね。
ただ今回の佐倉は狂気落ちしているので割とガチでヤバ発言しています。

ぼんやりとしか考えてないけど佐倉視点書いてみるかな。
牧志 浩太
牧志視点だと佐倉さんの狂気が十分に見えないので、ぜひ見てみたいなー。
ギミックの面白さ
牧志 浩太
いやこれは本当にギミックが面白い。捕まったら死ぬ、必死に逃げろ! と思わせて実はそうじゃないっていう。
途中めちゃくちゃ怖いしハラハラする所も含めてこれは面白い。
KP
途中で牧志が殺される事を選んでいたら即終わるから、公園での遭遇時に「終わるかな? どうかな?」ってものすごくドキドキしてました。
面白いですよねこれ!
牧志 浩太
ですよね。早めに終わるかもってこういうことかー!
結果一番面白く最後まで味わえてよかったと思います。

そこは旅するものさんがいい仕事しましたね。>殺されることを選んでいたら

説明に「殺されたら死ぬ」ってあるところまで含めてブラフ入ってるのも含めてこれはめちゃくちゃいいシナリオ。面白い!!
PLまで含めて「うわぁああ死ぬのかー!?」ってハラハラさせられるのも含めてめちゃくちゃ夢中になれる。
牧志 浩太
あと今回ほんとに佐倉さんが狂気落ちしているタイミングにやれたのがよくて、「この状態ならやるかもしれない、何かの異変で狂気を励起されているのかもしれない」と思えてしまうのが余計に面白かったですね。

「どっちに異変が起きているのか」がギリギリまでわからないのがほんとにいいつくり。
KP
そうなんですよ! 正気だったらもっと冷静な喋りしますからね。
そうしたらただ「肝心なところが聞こえないな」ってだけになっちゃうところだったから。
いつもなら「死ね」とか言わない。
牧志 浩太
そうそう。
佐倉さんが冷静だったら、自分の異変にもっと早く気づいたかもしれませんからね。何せ一度経験があるから。

理詰めで「佐倉さんが俺を殺そうとしているとすると、行動がおかしい」という結論に至るまで確信できなかった。
KP
思ったよりシナリオが短いなぁもうちょっと遊びたいなぁ!
とか思ったw
でもまあKPCの発言が正常ならこんなものかもしれませんね。
牧志 浩太
ですねぇ。今回が特殊だから。
発言が正常ならこれくらいが追いかけっこの恐怖を味わうにはちょうどいいのかも。

もっと佐倉さんの狂気を見たかったし味わいたかったのはありますね。
狂気が治りきってないうちに、お話しするだけのクローズドシナリオに強制的に巻き込まれてじっくりお話します?
KP
そうしますかー。
今回のラスト佐倉は帰ってこないので。
今回牧志のピンチにすぐ気付いた理由は遠隔では見ていたからです。
牧志 浩太
ですよね。見ていてくれてよかった。

改変など
牧志 浩太
KPCの強さ次第で難易度が変わるって、こういう意味だったんだなぁ。
佐倉さんが悪魔使いでよかった。
KP
【事情】
だいたい最後に説明されたとおり!

【改変】
佐倉が狂気落ちしていたため、途中で摘出した心臓食う衝動に駆られたり、発言が殺意に満ちたりしています。佐倉が牧志を肉体的な力でどうこうするのは無理なので、KPCの行動をだいたい悪魔に代行させています。
自宅に戻ったとき、探索者はKPCを追って屋内に侵入することになっていますが、ちょっとそれは厳しいかなと思ったので、
・サンダをより迂闊にして屋内の音が聞こえるようにした
・佐倉が「牧志が戻ってきて情報を自発的に得たら解決の一助になるかも」と思って鍵を開けたまま出る
ことにしました。
また、全体的にラミアが本気で追ったら本調子ではない牧志が逃げられなくなってしまい即終わってしまうので、公園での遭遇時2ターン目終了時まで牧志が逃げ出せなかったら、町の人に見られて佐倉が退散するという流れを追加しています。
ラスト、KPCが事情説明をしてくれるべき所で佐倉は牧志と会おうとしませんので、ラミアが代理になって手紙が追加されたりしています。(ラストの【POW】×_で成功していたらちょっと精神ヤバめだがギリ正気の佐倉と話せた)
あと、マカミ呼ぼうとしていたのはマカミが呪殺ムド復活リカームも使えるためです。シナリオの都合でバグりました。
牧志 浩太
狂気
おかげで「これは本当に殺されるのでは!?」ってなってよりハラハラできましたね。
いいタイミングでやれた! ありがとうございます。

>鍵を開けたまま
あのおかげで「佐倉さんが情報を残してくれているんだ!」と牧志がより確信できましたね。

>POW
あそこで失敗するとはなぁ。
でも、それはそれでちょっと寂しい感じにまとまって、綺麗には終わりましたね。

>マカミ
ですよね。呪殺ムドして復活リカームでなんとかなっちゃうもんな。
KP
呪殺ムドして腹さいて復活リカームでお互いそんなに痛い思いもしないで終われたはずだったんだ!
牧志 浩太
ほんとにな!
《治癒》、気絶する代わりに傷を治せるというのはなかなか使いどころを考える感じで面白そう。
KP
復活手段持ってる場合は奪ってからやってね、ってシナリオに書いてある。
そうそう、なんかドラマチックなことできそうですよね!  牧志の《治癒》

復活手段を奪うために腕輪手放させて、アイテムで戦う佐倉でもいいかなと思ったんですが、じゃあ復活アイテムちがえしのたまもあるでしょとか思ったしー
牧志 浩太
ラミアさんはいるけどマカミはいない、はいい案配だったと思います。より佐倉さんが圧倒的に、恐ろしくなったし。
ラミアさんの恐ろしさを知っている牧志でもありますしね。
KP
ラミアも襲ってくることで、怖さ+、ただ佐倉が狂気に落ちているだけではないというヒントでもありました。
牧志 浩太
そうそう、ラミアさんが従っているんですもんね、佐倉さんに。
佐倉さんが勘違いしている場合はちゃんと佐倉さんをたしなめていたし。
KP
ラミアにも意思があるから、いくらサマナー命令でも理由もなく『牧志を殺せ』といったら反抗しますからね。
牧志 浩太
そうそう。
色々すごくいい案配でありがとうございます。
スプーキィ・ポルカの時に一度そういうシーンがあったし。
KP
あとラミアが鬼女だからちょうどいいなって……
牧志 浩太
文字通りの鬼ィ。
あ、そうだ。お題でお話するシナリオは初対面限定の自己紹介シナリオだったので、「骨組みだけの宇宙」なんかいいかな? と思います。

探索ものなんですが、閉ざされた空間を二人でゆっくり歩いていく一本道なので、対話を楽しむこともできそう。
KP
内容ご存じの奴なんですかね?
(KPお任せになるのかな?)
牧志 浩太
ですです、こちらがKPすることになるかと>骨組みだけの
KP
色々佐倉の行動に裏事情はあるけど、それは佐倉視点で出せばいいな!(ハツモグモグ)
牧志 浩太
ああっ次の話するタイミングが速すぎた!? >裏事情

佐倉なにしてた?
KP
簡単に裏の動き。

家を出た佐倉、たまーに牧志の様子をハッキングで見て精神の安定を図っていました。
で、偶然牧志が襲われているのを見てしまい、すごい勢いで加害者を締め上げに行き、そこで寄生の瞬間を目撃します。
文字通り締め上げて乱暴な解決方法を聞き、カーの分配をしますが、取り出した心臓を食べたい衝動としばし戦います。
戦ってる間に牧志に逃げられちゃった。
牧志 浩太
ああー、逃げられたのそれでだったんだ。
KP
で、半分狂気にやられていたので「殺す~!」状態でした。
ラミアにあのとき確認してたのは「頭殴るの禁止」でした。
牧志 浩太
牧志の心臓を目の前にして食べちゃいたくなって衝動と戦ってる間に逃げられたかぁ。キュートアグレッションの話が出てましたもんね。

なるほど。脳を破壊すると術式が解けて牧志は死んでしまうんですもんね。
KP
ラストで「もう(心臓を)食いたくて食いたくてたまらないんだ、はやく(旅するもの)死んでくれよ」でした。
牧志 浩太
なるほどなあぁああ。死んでくれよは牧志に対してじゃなかったけど、限界なのは本当に佐倉さんの狂気だったと。
KP
じつはそう。
牧志 浩太
めっちゃくちゃいい案配でいいですね……!
KP
で、牧志がたまに正気っぽく見えたから自宅に寄ったときにヒント残して鍵開けて出ました。
自宅の鍵開けて出るなんて絶対やりたくないけど、牧志ならたぶんすぐ来ると思ってたから!
あと直接語りかけても邪魔される(聞こえないらしい)ので、色々情報残そうとしてました。
ラスト大分精神状態不味いので台詞がいっちゃってます。
ラミアに後は任せたけど、一応自分の目でも確認したかったので出口のところに一応いた。
牧志 浩太
そう、狂気に追い立てられる中で牧志に必死に情報を残そうとしてくれてたんだなって。
狂気と信頼の綱渡りがすごい。楽しい。

一部聞こえなくされていた&恐れさせられていただけで、佐倉さんが言っていたこと自体は幻聴ではなく、実際に言っていた?
KP
言ってました。
入ってくる情報自体をそんなダイナミックにいじれるほど支配できてないです。
それもあって狂気に落ちているときにやりたかったんですよー

分岐など
牧志 浩太
できるのは妨害して聞こえなく・見えなくする、身体を反応させて錯覚させるとか身体を操るくらいで、情報そのものをいじれるほどじゃなかったと。

ですねー!
狂気があったおかげでより判断が難しくなり、より佐倉さんが切羽詰まった中で戦うことになり、よりミスリードが利いて、これはこのタイミングでやるのが一番楽しかった。
KP
途中で旅するものを目撃したとき、
「あれこれ前に、とりつかれたことあるし、とり殺された自分も見たことあるぞ!?」って気づかれそうになったので、半泣きで妨害していた旅するものさん。
そのせいでめちゃくちゃなんかいることに気づかれる旅するものさん。
そして実は開始時点でどうあがいても積んでる旅するものさん。
牧志 浩太
あれ何か分かっちゃったら即終わっちゃう可能性があるもんなー、なるほどなーってなりましたね。

《カーの分配》の情報が出ていなかったので、あそこで気づいても(憑かれているのがどちらかわからないから)殺されに行こうとはしなかったでしょうけど。
分岐の内容
KP
そもそもPC弱体化されるので、なかなか殺すのには行きづらいと思いますよー
あとじつはKPC装甲5ついてる。
牧志 浩太
ですねー。これもすっごくハラハラするけど実際のロストはしにくい、というのをすごく面白いやり方で実現してて面白いなぁ!
サンダが付与してくれた? >装甲
KP
ちゃんと理にかなっているのも高ポイント! 
具体的な説明はないですが、攻撃されると破壊されます。
付与かもしれない。
牧志 浩太
そうそう!!
シチュエーションもすごく面白くて、これは面白い

このシナリオについて
KP
このシナリオねー、かなり完成度も作り込みも高いんですよね。
牧志 浩太
これはすごいな、いいなぁ。
KP
お手本にしたい。
たからこそなのかなんなのか、規約が多すぎてびびりましたけど。
牧志 浩太
そう、規約多いんですよね。色々あったんだろうなぁ…………って遠い目になった。
KP
PDFに栞入ってるのも超絶便利。
牧志 浩太
ああー、それはありがたい! >PDFに栞
KP
結構色々な行動バリエーションとかフォローしてくれるので、回すのが楽です。
情報も整理されていてみやすい!

そういえば序盤、買い物をすることで色々ステータスアップしたり痛みを感じなくしたりできました。
この辺ゴリゴリに使えば戦えたかもしれない?
自宅で自分の愛用の武器を探す、などもアリだったんですよ実は。
コンビニでワイン買ってボトルを鈍器がわりにしたり。
牧志 浩太
そうそう、シナリオ見てるけどこれは読みやすい。すごい。

序盤のあれ、運が悪い! と思ったけど実は最終的に運がよかったんですねぇ。>お金入手失敗
KP
そう、戦いたくても戦えなかったので最終的に安全になった。
牧志 浩太
〈精神分析〉/〈心理学〉使うとかもできたんだなぁ。今回の佐倉さんは……なのでアレですが。
KP
今回の佐倉さんに〈心理学〉したら殺意と混乱がダイレクトにお届けできたかもしれない。
牧志 浩太
それどころではなかったけど、今回の佐倉さんに〈心理学〉したらえらいものが出てきそう。
KP
あ、あとおねーさんがたのプレゼントが微妙に強化されたのは、ひとつパッケージ開けたであろう飴よりこっちの方が安心して受け取れるかなと思ったからでした。
牧志 浩太
ありがとうお姉さんたち。追われている最中でしたしね。
KP
劇中的な理由はショートカットお姉さんの好みの容姿だったからです。
牧志 浩太
あっあれ本当に好みだったんだ。
このシナリオ、情報そのものやテキスト量は多くないのに行動のフォローが細かくて、ほんとに丁寧な作りだなぁ。
KP
すごいなー!  って思いました。推したい。
牧志 浩太
そう。これは推したい。

楽しかった!
牧志 浩太
はあぁ~面白かったすごかった ありがとうございます これこのタイミングで佐倉さんKPCでやれてよかった
KP
ありがとうございましたー!
楽しかった!
牧志 浩太
楽しかった! ほんとに楽しかった!!
理性の人である佐倉さんがここまでの狂気に翻弄されるのすごいなって思いました。
その間に牧志の方は「唯一支配されないものである理性」で打ち勝とうとしているし。
牧志 浩太
理由は行動に支配され、感情は感覚に支配されて狂わされてしまうから旅するものは恐ろしい、でも理性だけは侵されない。
KP
佐倉は狂気による行動を、牧志は寄生による行動を、それぞれ勝手に理由つけようとしていたの面白かったです!
牧志 浩太
そうそう分離脳の話がきれいに生きましたよね。面白かった。
KP
そうかー。今回佐倉が感情に振り回されて、牧志が理性で頑張る話だったんだなぁ。
牧志 浩太
だったんですねぇ。牧志がそういう頑張り方できたのは、理性を武器にする佐倉さんを見ていたからでもある。

KP
波照間さんと関わらせたら一瞬で事情説明してめでたしで終わっちゃうから、そこだけちょっとドキドキしてました。
牧志 浩太
その点でもお金入手できなかったのはちょうどよかったですね。誰にも連絡が取れない。
KP
佐倉も必死だったんですよーもー。だって旅するものに憑き殺された牧志実際に見てんだものー!
多少強引だろうがなんだろうが、やるしかなかったんですよー!
バッドエンドはもう見たから、繰り返すわけには行かなかったんだ!
牧志 浩太
それはそう、あの時の牧志を見てるし、なんなら佐倉さんはその牧志を自分達で突き落としたし。
佐倉さんが頑張ってくれたおかげで死なずに済んだ!

今回も、牧志の諦めの悪さが良し悪しになってしまう話でもありましたね、そういえば。
普段なら何としてでも共にあるために生き延びる強さになるんだけど、今回はそれが旅するものを利してしまった。
KP
絶対に牧志を助けたい佐倉が波照間さんの助力を得ないわけがないので、波照間さんに連絡取られたらどうごまかそうかなぁ、とは悩んでました。
それで雑にスマホ封じたw
ノートは行けるのにスマホ駄目な理由?
たぶん指と目の同時制御難しかったんじゃない?
牧志 浩太
持ち物なかったおかげで余計に追い詰められた感じ(誰にも頼れず追い詰められる!)が出たし、いいと思います。
持ち物あるとそれこそ警察に通報したりできちゃうし。

スマホのメッセージはやっぱり佐倉さんや波照間からのものだったのかな。
KP
たぶんスマホにも色々ヒントメッセージ来てました。
牧志 浩太
スマホを見た所までは<旅するもの>がなんとか妨害できていたけど、ノートのあたりになって妨害しきれなくなってきたとかかも。>自宅のシーンでスマホ封じ
KP
ノートは雑多すぎて妨害したい情報がどれとか選別しきれなかったんじゃないかな~
牧志 浩太
スマホは明確に「外部に連絡を取られたらまずい」と思えたかもしれませんしね、旅するものが。
スマホにはもっと明確なヒントメッセージが来てたでしょうし。ノートがごちゃごちゃしていてよかった! 
でもサンダお前は禁酒外来な。
大丈夫、禁酒を手伝ってもらえるだけだよ怖くないよ。
KP
異様な事件の落ちがそれで笑っちゃった。
牧志 浩太
牧志の発想が大層常識的に禍根を断とうとしていた。
ああいうとこ、本当に怒るけど恨まない男なんだなと思いますね、牧志。>オチ
牧志 浩太
エンドCの描写読んでるんですが、ここでも意識はほぼ融合しているように見えるので、サンダがいなかったらあの牧志みたいな存在になっていたかもしれませんね。
KP
エンドCそうなんだろうな……

佐倉の勘違い
KP
地味ーに今回の面白ポイントは、牧志への謎の執着を「えっ、これ恋愛感情??」って真剣に悩む佐倉です。
恋愛感情ってこんなグロいの? とか思ってたかも知れない。
牧志 浩太
そういえば。発端の時にちょっと色々ありすぎましたしね。>恋愛感情??
そうじゃない時があったことで辛うじて狂気なんだと気づけたけど。
KP
その辺の経験が全くないのに悪魔に色々ぐちゃぐちゃにされたからそのへんが本気で分かんなくなってる。
牧志 浩太
経験がないのにラミアさんに一足飛びによからぬ経験させられるし、夢の中で大変なことになるし、狂気に感情をめちゃくちゃにされるし、大変だ。基準がない。
本来の恋愛感情を味わわないまま、よくわからないことにばかりなるんだもんなぁ。
KP
本人的には必死の吐露だったんですけどね、あのシーン……
牧志 浩太
あー、その狂気が抜けきってない佐倉さんにこの話(骨組みだけの~)は結構大変なことになるかもしれません。面白いけどごめん。
KP
えっ……えっ? 何があるの??
牧志 浩太
大変なことになるというより、佐倉さんが大変そう。

佐倉視点追加後のお話
牧志 浩太
おおお、ありがとうございます。
佐倉さんがあの時ラミアに命じていた内容とか、佐倉さんが何を考えてどう追い詰められだしていたかとか、牧志がどう見えていたかとかが臨場感に満ちて見られてこれは楽しい。

>導入
なんという酒の抜き方>『殺された』ときに酒気も吹っ飛んだ

>心臓
佐倉さんが早速狂気に呑まれかけてる!

>ゴミ捨て場
佐倉さん視点で見ると牧志は自分の認識よりだいぶまずい状態にあるんだろうなと思っていましたが、案の定かなりだめそうになってる!

牧志が「正気」と思っていたものは、この時点では外に見えていなかったんだなぁ。

>牧志が逃げた後
自宅に戻ろうとしていた理由それ!
佐倉さんがこの時点で既に支離滅裂になり始めている……。
『おまえが猫耳メイドになるんかい』(ネタバレ)
牧志 浩太
猫耳メイドのログを読んでいて、鬼面夜行と猫耳メイドに「牧志の方が幻を見ていた」という共通点があることに気づいて変な笑いがでました
KP
そーなんですよね
別に狙ったわけでも何でもないのに似たような展開……
牧志 浩太
しかも全然方向性が違うのに共通点があって変な笑いがでる

こういうシナリオ、回すの難しいけどうまく決まると本当に楽しい どちらもすごく面白かった
KP
まあ猫耳は完全幻でしたけど、鬼の方はガチ発言でしたから大丈夫!(?)
幻覚のシナリオってやりようによってはPCが道化になっちゃうから作るの大変そうだなぁ、とやりながら思いました。
牧志 浩太
なんですよね。RPがスカったりPCが道化になりかねないからすごく難しいけど、でもそれだけに面白いシナリオは超面白い

KP
鬼面2書きましたー。
佐倉の精神状態がかなり終わってる。
牧志 浩太
ああー、牧志の中に意識が残っていることが佐倉さんからも見えていなかったから、佐倉さんの方も辛いなぁ。
互いに話そうとしていたのに話せない。
あの瞬間だけは佐倉さんも正気に戻りかけていたのに、妨害と支配のせいで牧志が佐倉さんと話せていない。

佐倉さんが「冷静で冷酷」ではないことに、〈心理学〉する余裕があれば分かったかもしれないのになぁ。

牧志がこんな状態でも、佐倉さんの精神状態が大変なことになっていても、それでも佐倉さんが牧志を信じてくれていたから事態を打開できたんだなぁ……。
ありがとう佐倉さん。
KP
2冒頭はまずかったけど、牧志の人間っぽいところ見て正気に戻りかけましたっ!
牧志 浩太
そうそう。佐倉さんにとっても確信がなかったから辛かったんだなって。
心臓を取り出した時も、牧志に逃げられた時も。
KP
でも基本まずいので、発想が止めるイコール殺すになっちゃってる。
牧志 浩太
手段と目的と欲望がゴチャゴチャになってしまってる。
KP
殺したいわけじゃないんですけどね。全部欲しいだけで。
牧志 浩太
でもその心臓食べちゃったら本当に死んでしまいますからね。
ここからラストのPOWロール失敗で牧志と佐倉さんが話せない展開に行くのかぁー、これは佐倉さん大変だっただろうな。
骨組み宇宙ではちゃんとゆっくり話しましょうね……
KP
こうやって裏事情書いてると、結構牧志くん佐倉の狂気からサンダに救われているw
牧志 浩太
ですねぇ。やっぱりサンダは禁酒した方がいいと思う。
KP
飲まなければマトモでいい奴。
牧志 浩太
そうそう。酒さえ入っていなければ。
むしろサンダがいなければ佐倉さんが狂気でやってしまっていたし、サンダがいたから佐倉さんがそこそこ冷静に戻れていたんじゃないかって感じがある。
こういう状況で誰か話す相手がいるか、いないか、って結構違うと思いますしね。
今回のサンダと佐倉さんは即席コンビのように見える。凸凹寄りだけど。
それもあって、立場を追われるような話なのか? というのも少し考えましたね、途中。
KP
なるほどw
サンダさんはとっとと償いをして関わりを絶とうとしか思ってないと思いますけども。
だって機嫌が悪いと殺すような人関わりたくないよぅ。
牧志 浩太
酔っ払っていきなり殴ってくるような人間とも関わりたくないよぅ。
KP
なんと関わりたくない二人組だった。
牧志 浩太
しかも牧志が一発昏倒しているということはそれなりに強かに殴りましたね? だし。
KP
そうですね。しかもいきなり不意打ちで。
牧志 浩太
しかも何らの理由なく。
KP
牧志の何が気に障ったというのか。
きっとターゲットを待ってる時に目の前通ったとかそんな。
牧志 浩太
太陽が黄色いからくらいの理由しかなさそう。
KP
酔っ払いの考える事など分かりません!
牧志 浩太
酒が入っていなければあれだけマトモなのに、酒が入ったらあれだけ問題行動するあたり、酒を飲んではいけないタイプの人だと思うんだサンダ。禁酒しような。
KP
シナリオから盛ったとは言え、シナリオ上でも結構まともな人に見えましたからねー
牧志 浩太
そうそう。シナリオ読みましたが、ほんとにシナリオ上でもまともな人に見えますからね。旅するものだって駆除しようと思っていたわけだし。
しかしながら酒を飲みながら駆除に当たろうとしたり、酔っ払っていきなり殴ったり、酔っ払って心臓破壊したり、完全にダメなタイプの酒乱かつアル中にしか見えない。
KP
そのへんでいっぱい傷害事件起こしてますからね。
牧志 浩太
シナリオギミックのため&<カーの分配>を有利に使わせないためのギミックのためとはいえ酒関係があんまりにもあんまりすぎて。
そうそう。>そのへんでいっぱい
シナリオギミック&呪文奪取防止のためのキャラクターがここまで整合性をもっていい味出してるのもすごい。個人的には好きなキャラだけど牧志はまあ怒ってるので禁酒しよう。
KP
マトモになれば心強い味方になりそうな気すらするサンダさん。
さすがにちょっと規約に引っかかりそうな気がするので今回限りかと思いますが。禁酒しよう。
牧志 浩太
まあガチガチの魔術師のようですし、規約以外にも本格的に味方になってしまうとバランス悪いですしね。>サンダさん
あと措置入院しても魔術で逃げ出しそうな気もちょっとしている。
KP
あーーー。
やりそう。
そしてそっと引っ越しそう。関わりたくないよなもう。
牧志 浩太
ガチガチの魔術師ってことはSANまたは一般常識が減り気味になってそうだし、「我慢するから」とか言っている時点で病識がなさそうで。
引っ越しそうもわかる。関わりたくないよな。よりによって狂気と殺意丸出しのときの佐倉さんと関わっちゃったもんな。
牧志としても再飲酒してるサンダさんとは関わりたくないので引っ越してもらって。
そこで逃げ出して再飲酒してたら本格的にブチキレちゃいそうだし。関わらないのがよい。
KP
ですね! よしお互い平和だ。
牧志 浩太
そうそう平和平和。

牧志 浩太
あっあそこサンダさんの家だったのか>ラストシーン
佐倉さんが本格的にまずいというか、サンダさんいなかったら本当に食べられてましたね!?

この状況で【POW】判定失敗しちゃって喋れなかったの、佐倉さんにとって本当に辛いなぁ!

>家を出た佐倉、たまーに牧志の様子をハッキングで見て精神の安定を図っていました。
よく見ると開始時点でやってることが既にやばいんですよね。牧志がそれを気味悪がらないのでしれっと流されているけど。

はぁああああ~~~面白かった!!!!!
佐倉さん視点ありがとうございます。た~~~っぷりこのお話を味わえた。面白かったー!!
KP
佐倉さんだいぶキてますよほんと。よく見捨てられてないな。
理性がぶっとんだらカオス値一番高いとこが危険な方向に出ますねー
牧志 浩太
佐倉さんがそれでも理性で必死に耐えてくれている、それでも牧志を信じてくれているのもあるけど、牧志の受け入れ幅が広すぎる。

「ああ、佐倉さん無事で俺を見てくれているんだ、よかった」じゃない。
ある意味牧志から佐倉さんへの信頼が強すぎるというか、そこにあるものが害意ではないという信頼がつよい。
それだけに今回はびっくりしただろうなぁ。
KP
そう、冒頭「害意がない視線に安心している」とこで「それでいいの??」とは思った。
牧志 浩太
よくないとおもう!! >それでいいの??
牧志 浩太
あと今回、「全部旅するものの幻聴だった」と牧志が思ってしまっているので、佐倉さんの狂気の一番まずい所をきちんと認識していないですね。
KP
知らぬが仏だ!!
全部見てたサンダは麻痺させられちゃったし!
所詮は狂気なんだから知らなければ知らないでもいいと思いますけども。
牧志 浩太
死ぬ以外は何をあげてもいいみたいだからなぁ。そういうところが今回余計に佐倉さんに辛い思いさせていましたが。

そう、知らぬが仏!!
サンダからも聞いてないですしね、そこ。

いやいや、そこで次回にまだ狂気が残っている佐倉さんと無理やりクローズドで向き合うことによってですよ。
KP
ありがとうございます!

なんか優しく殺すなら良かったみたいな言い方もしてたし牧志……

本人ですらもしかしたらおぼろげな狂気が掘り起こされる!?
牧志 浩太
そうなんですよねちゃんと話せれば殺されてもよかったみたいな言い方してるし…… つられて狂気が掘り起こされてる気がする。
KP
今度の話で発散して、もうちょっと穏当な執着に収まるといいな。(あと二ヶ月もある)
牧志 浩太
見つけよう落としどころ。

コメント By.KP
楽しそうだな、とおもっただけだったシナリオにこんな嫌な合致があるとは。こんなに最高に嫌なタイミングでできるとは。

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【クトゥルフ神話TRPG】
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