クトゥルフ神話TRPG(6版) 真・女神転生 派生シリーズ
光を溶かす水 一覧
参加キャラクター

佐倉 光
サマナーで悪魔退治屋。ハッカーでもある。
基本、知性・理性・効率、そういったものを重視する冷静な青年。とある事件より、体中の痛みに悩まされている。
基本悪魔を召喚して戦うが、悪魔との契約のカードを使ってその力を一時的に借りることもできる。
巻き込まれ体質らしい。
牧志とは一蓮托生の相棒。

牧志 浩太
お人好しで温厚、だが意思は強い好青年だったが……。
とある事情で二年より前の記憶の大半を失い、代わりに悪魔使い波照間紅の記憶を持っている。
首から胸へと続く奇妙な【契約】の痣がある。たまに痛むという。
生贄体質らしく、事件に巻き込まれることが多い。
とある事件以降、胃袋が独立した生命体になってしまった。
佐倉とは一蓮托生の相棒。
KP
では、マップが一部未完成なのでゆるめペースになりますが、メインギミックとチャートは出来てるので、お薬シナリオ回しましょうか。
人間Zipで極限状態な二人見て回したいパッションが高まりました。
人間Zipで極限状態な二人見て回したいパッションが高まりました。
佐倉 光
Zipでは回避された極限状態が!
KP
そう!
今回も出目次第があるのでどうなるかは分かりませんが。
今回も出目次第があるのでどうなるかは分かりませんが。
佐倉 光
溶かされる!(たぶん違う)
KP
物理的に溶けるのは割とやったからなぁ(?)
でもそういうミーニングはちょっと重ねてます。>(佐倉)光が溶ける
でもそういうミーニングはちょっと重ねてます。>(佐倉)光が溶ける
佐倉 光
よろしくお願いします!
KP
よろしくお願いします!
佐倉 光
何が起こるんだぁ

〈シナリオ概要〉
「光を溶かす水」
人数:2PL or 1PC+KPC
舞台:クローズド
雰囲気:薬の禁断症状に苛まれながら、怪しい教団のアジトを探索して脱出する話
システム:脱出、マップ探索
要素:極限状態、違法な薬物(架空)、禁断症状、突然捕まって始まる導入
ロスト率:低
後遺症:出目が悪いとあり
「光を溶かす水」
人数:2PL or 1PC+KPC
舞台:クローズド
雰囲気:薬の禁断症状に苛まれながら、怪しい教団のアジトを探索して脱出する話
システム:脱出、マップ探索
要素:極限状態、違法な薬物(架空)、禁断症状、突然捕まって始まる導入
ロスト率:低
後遺症:出目が悪いとあり
佐倉 光
禁断症状……
KP
開始前に、少しプレイヤー向け説明を。
▼プレイヤー向け説明:薬物について
このシナリオには、架空の依存性薬物・架空の禁断症状が登場します。
登場する禁断症状について、
・実在の薬物離脱症状の描写を意図したものではありません。
・異なる系統の薬物の離脱症状・離脱症状ではないものを混ぜて描写したりしています。
このシナリオには、架空の依存性薬物・架空の禁断症状が登場します。
登場する禁断症状について、
・実在の薬物離脱症状の描写を意図したものではありません。
・異なる系統の薬物の離脱症状・離脱症状ではないものを混ぜて描写したりしています。
佐倉 光
はーい
架空薬物了解ー
エンジェルダストは勘弁な!
架空薬物了解ー
エンジェルダストは勘弁な!
KP
CoC的にブラックロータスならいいんですね?
佐倉 光
正直デュエマのクソ高いカードしか出てこないけど、CoCのお薬なんて人生終了するに決まってるじゃないですかヤダー
KP
ウフフ
KP
あなた達が危うく圧縮ファイルになりかけた、あれからまた、暫く経ってからの出来事。
二人とも、シナリオ外成長を1回行います。
二人とも、シナリオ外成長を1回行います。
佐倉 光

はーい。
〈生物学〉とろうかな。
どこをどうやったら圧縮できんだよ。
1d100 11 Sasa 1d100→ 92→失敗
1d5 Sasa 1d5→3
〈生物学〉 11→14
〈生物学〉とろうかな。
どこをどうやったら圧縮できんだよ。
1d100 11 Sasa 1d100→ 92→失敗
1d5 Sasa 1d5→3
〈生物学〉 11→14
牧志 浩太

こちらはうっかり高電圧にやられかけた恐怖から、電気系の内容について深く学ぶ講義を取ることにした。
〈電気修理〉を成長。
1d100 59 Sasa 1d100→ 82→失敗
1d5 Sasa 1d5→5
〈電気修理〉 59 → 64
〈電気修理〉を成長。
1d100 59 Sasa 1d100→ 82→失敗
1d5 Sasa 1d5→5
〈電気修理〉 59 → 64
KP
では、始めます。
佐倉 光
よろしくお願いします!
KP
よろしくお願いします!
Call of Cthulhu 6th
『光を溶かす水』
KP
とぷ……、とぷ……、とぷ……。
あなたは極彩色の夢を見ている。
ぐるぐると渦巻く雲の曼荼羅を前に、きらきらと蠢く光に酔いしれている。
どこからか、粘ついた重い水の滴り落ちる音が聞こえる。
とぷ……、とぷ……、とぷ……。
極彩色の雲の中心から溢れ出す乳香の煙が、重たい樹液となって得も言われぬ香りを鼻腔に満たす。
あなたはいま、どこにいるのかわからない。
なにをしているのかもわからない。
なにをしていた、のかもわからない。
けれど、とくとくと鼓動する水音が気持ちよくて、そんなことどうだってよくなる。
あなたは極彩色の夢を見ている。
ぐるぐると渦巻く雲の曼荼羅を前に、きらきらと蠢く光に酔いしれている。
どこからか、粘ついた重い水の滴り落ちる音が聞こえる。
とぷ……、とぷ……、とぷ……。
極彩色の雲の中心から溢れ出す乳香の煙が、重たい樹液となって得も言われぬ香りを鼻腔に満たす。
あなたはいま、どこにいるのかわからない。
なにをしているのかもわからない。
なにをしていた、のかもわからない。
けれど、とくとくと鼓動する水音が気持ちよくて、そんなことどうだってよくなる。
佐倉 光

「…………」
俺は今どこにいる。
何をしている。
渦巻く色の中をぼんやりと漂っている。
何か忘れているような。
どう でもいい。
どうでも いい……
俺は今どこにいる。
何をしている。
渦巻く色の中をぼんやりと漂っている。
何か忘れているような。
どう でもいい。
どうでも いい……
KP
あなたは肉体をなくして、心だけになってふわふわと漂っている。
その浮遊感が、どうしようもなく気持ちいい。
体に痛みはない。魂に重さはない。
何かとても素晴らしいところに、あなたはいる。
何か忘れているような、何かとても大事なものを失っているような感覚が、不意にあなたを不安にさせた。
いけない。落ちてしまう。この素晴らしいところから落ちてしまう。
不意に落下を感じそうになって、あなたは焦る。
その浮遊感が、どうしようもなく気持ちいい。
体に痛みはない。魂に重さはない。
何かとても素晴らしいところに、あなたはいる。
何か忘れているような、何かとても大事なものを失っているような感覚が、不意にあなたを不安にさせた。
いけない。落ちてしまう。この素晴らしいところから落ちてしまう。
不意に落下を感じそうになって、あなたは焦る。
佐倉 光

このままでいい。このままでいたい……
痛みも苦しみもない理想を泳いでいる。
痛みも苦しみもない理想を泳いでいる。
佐倉 光

おれは
なにかを忘れているのか?
ほんとうに、このままでいいのか?
なにかを忘れているのか?
ほんとうに、このままでいいのか?
佐倉 光

だめだ、忘れなきゃ、余計な事を考えたら、落ちる。
落ちるのは嫌だ。
考えるのは、俺にとって、どういうこと だっただろう。
落ちるのは嫌だ。
考えるのは、俺にとって、どういうこと だっただろう。
KP
余計な事を考えたら、ここから落ちてしまう。
もっと、もっと喜びを。
そうでなければ落ちてしまう。
落ちて、ここに帰ってこられなくなってしまう。
あなたは不安に駆られる。
極彩色の雲の中心から溢れ出す水があなたに喜びをくれているのだと、あなたは何故か知っていた。
強烈な渇きが喉をひりつかせた。
あの水を、早くあの水を飲まなくては。
もっと、もっと喜びを。
そうでなければ落ちてしまう。
落ちて、ここに帰ってこられなくなってしまう。
あなたは不安に駆られる。
極彩色の雲の中心から溢れ出す水があなたに喜びをくれているのだと、あなたは何故か知っていた。
強烈な渇きが喉をひりつかせた。
あの水を、早くあの水を飲まなくては。
佐倉 光

みず……
みずが、欲しい。
みずが要る。
どこにある……早く、はやくしないと。
みずが、欲しい。
みずが要る。
どこにある……早く、はやくしないと。
KP
水は目の前にあった。
極彩色の雲の中心から、とぷとぷと溢れては奈落の果てへ注ぎ落ちていく。
水はあなたに与えられている。
唇を寄せ、舌を突き出せば、喉いっぱいにその甘露を受けられるだろう。
極彩色の雲の中心から、とぷとぷと溢れては奈落の果てへ注ぎ落ちていく。
水はあなたに与えられている。
唇を寄せ、舌を突き出せば、喉いっぱいにその甘露を受けられるだろう。
佐倉 光

ああ、水。みずだぁ。
だらしない笑みを浮かべて水に口を寄せる。
人間は、水がなければ生きてゆけない。
至極あたりまえの ことだ
だらしない笑みを浮かべて水に口を寄せる。
人間は、水がなければ生きてゆけない。
至極あたりまえの ことだ
KP
とぷとぷと溢れては奈落の果てへ注ぎ落ちていく水に、あなたは唇を寄せる。舌を突き出す。
得も言われぬ香りを漂わせる流れを余す所なく喉へ注ぎ込もうと、いっぱいに喉を開く。
ふわりと体が浮かんだ。
じいんと頭の奥が痺れて、きらきらと蠢く光が視界を埋める。
奈落の底に引きずり込まれそうになっていた魂が、喜びに満ちる。
ああ、これでいい。
これで大丈夫。
これで、落ちない。
これで、不安がなくなる。
これで……、
得も言われぬ香りを漂わせる流れを余す所なく喉へ注ぎ込もうと、いっぱいに喉を開く。
ふわりと体が浮かんだ。
じいんと頭の奥が痺れて、きらきらと蠢く光が視界を埋める。
奈落の底に引きずり込まれそうになっていた魂が、喜びに満ちる。
ああ、これでいい。
これで大丈夫。
これで、落ちない。
これで、不安がなくなる。
これで……、
KP
不意に、わけもない危機感のようなものに襲われて、あなたはふっと目を開いた。
佐倉 光
光溶けてるなぁー。
KP
開幕早速溶けちゃった。
佐倉 光

今目を開けなければ終わるぞ、と誰かが叫んでいる気がした。
とろとろと、てろてろと溶け落ちた意識は、甘やかに溺れていたいと、これこそが全てだと訴えたが、瞼はゆっくりと開いた。
とろとろと、てろてろと溶け落ちた意識は、甘やかに溺れていたいと、これこそが全てだと訴えたが、瞼はゆっくりと開いた。
KP
そこは極彩色の雲の中ではなく、薄暗い地下牢のような場所だった。
地下牢のようだと感じたのは、周囲を覆う湿り気のある岩の壁と、視界に入った無骨な鉄格子のせいだ。
勿論、見覚えのない場所だ。
記憶にない。
記憶にないのかどうかもよく分からない。
頭の奥がぐらぐらと夢の残滓に揺さぶられて、うまくものが考えられない。
あの極彩色の雲が、地下牢の光景と入れ替わりに視野の中で明滅する。
その理由が分かる。
あなたは檻越しに伸ばされた手に顎を支えられ、あの夢の中で口にした「水」を口に含まされているのだ。
あなたは現状を、明らかにまずい状態だと自覚できる。
だというのに、その「水」のせいで意識が心地よく揺れて、考えがまとまらない。
地下牢のようだと感じたのは、周囲を覆う湿り気のある岩の壁と、視界に入った無骨な鉄格子のせいだ。
勿論、見覚えのない場所だ。
記憶にない。
記憶にないのかどうかもよく分からない。
頭の奥がぐらぐらと夢の残滓に揺さぶられて、うまくものが考えられない。
あの極彩色の雲が、地下牢の光景と入れ替わりに視野の中で明滅する。
その理由が分かる。
あなたは檻越しに伸ばされた手に顎を支えられ、あの夢の中で口にした「水」を口に含まされているのだ。
あなたは現状を、明らかにまずい状態だと自覚できる。
だというのに、その「水」のせいで意識が心地よく揺れて、考えがまとまらない。
佐倉 光

暗い。
佐倉 光

ここは最悪の場所だ。
記憶に ない
視界がちかちかとして、目を閉じてあの世界に戻りたくなる。
俺は自由を 奪われている
記憶に ない
視界がちかちかとして、目を閉じてあの世界に戻りたくなる。
俺は自由を 奪われている
佐倉 光

もっと欲しい、みず みず……
ここを出なきゃ
だれだ? いるのは
ここを出なきゃ
だれだ? いるのは
KP
それは簡素な衣装を着た、見知らぬ腕だった。
見知らぬ形の手があなたの頭を犬のように撫で、「いい子だ」とささやいた。
そうされるとあなたの脳は「水」の甘さをその行為と結びつけて、ひとりでに口を開かせた。
見知らぬ形の手があなたの頭を犬のように撫で、「いい子だ」とささやいた。
そうされるとあなたの脳は「水」の甘さをその行為と結びつけて、ひとりでに口を開かせた。
KP
あなたは冷たい地面の上に、両手両足を揃えて座り込んでいた。
佐倉 光

ほしい。
なでてもらえると みずが
その手に身を委ねて、口を開いて水を貪ろうとする。
なでてもらえると みずが
その手に身を委ねて、口を開いて水を貪ろうとする。
佐倉 光

まるで犬だな。
それは唾棄すべき行為である、と誰かが囁いている。
いいこは みずがもらえ る
それは唾棄すべき行為である、と誰かが囁いている。
いいこは みずがもらえ る
KP
いい子だ、別の声が囁いた。
しかしそれはあなたに囁かれた声ではなく、横で同じように従順に座り込む、別の誰かに言っているようだった。
しかしそれはあなたに囁かれた声ではなく、横で同じように従順に座り込む、別の誰かに言っているようだった。
KP
「また明日あげるからね。いい子にしていなさい」
声があなたの耳介を柔らかく噛んだ。
手が顎から離れて、檻の向こうに消えていく。
脳の奥から強い渇望が沸き起こった。行かないでほしい。もっと、もっと水が欲しい。
喉が渇いてたまらない。
声があなたの耳介を柔らかく噛んだ。
手が顎から離れて、檻の向こうに消えていく。
脳の奥から強い渇望が沸き起こった。行かないでほしい。もっと、もっと水が欲しい。
喉が渇いてたまらない。
佐倉 光

「もっと くれよぉ」
手が離れてゆくのを引き留めようと、切なげに縋った。
背を震わせ、わずかでも水を得ようと舌で口の周りを舐めながら。
手が離れてゆくのを引き留めようと、切なげに縋った。
背を震わせ、わずかでも水を得ようと舌で口の周りを舐めながら。
佐倉 光
これはいけません。ポンコツです。
佐倉 光

おれは欠けているんだよ。
足りない。もっと欲しい。
落ちて行きたくない。
足りない。もっと欲しい。
落ちて行きたくない。
佐倉 光

手足は動く?
KP
あなたの手は檻に阻まれて、離れてゆく手に届かない。
手足は動く。
足を動かそうとすると、足首の辺りでぎしりと音が鳴った。
足を何かに縛られている。
手足は動く。
足を動かそうとすると、足首の辺りでぎしりと音が鳴った。
足を何かに縛られている。
佐倉 光

ああ、行かないでくれ。もっと
追おうと身を乗り出すと足首を引かれた。
追おうと身を乗り出すと足首を引かれた。
佐倉 光

こんなの、ついていたかな。
しばらく足を振っている。
とても不快だ、という気もしたし、当然のもののような気もした。
しばらく足を振っている。
とても不快だ、という気もしたし、当然のもののような気もした。
佐倉 光

隣にいるらしいもう一人は視界に入る?
KP
隣に視線をやると、見たことのあるような明るい色の髪をした人間が、同じように舌を突き出しながら檻に縋って呂律の回らない声を上げ、水を求めていた。
視界がずるずると崩れて、喉がひりひりと渇いて、誰なのかよく分からない。
分かるのは、それがあなたと同じ運命にいるらしいことだけだ。
視界がずるずると崩れて、喉がひりひりと渇いて、誰なのかよく分からない。
分かるのは、それがあなたと同じ運命にいるらしいことだけだ。
佐倉 光

無様だな、という感想を持って、やっと「隣にいる人間だ」と認識する。
隣にいるのが誰だという疑問を持つのも難しい。
隣にいるのが誰だという疑問を持つのも難しい。
KP
〈聞き耳〉で判定。
佐倉 光

1d100 79〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 97→致命的失敗(ファンブル)
佐倉 光
あーらら。溶けてる。
KP
1d100 97 Sasa 1d100→ 11→成功
KP
みず、みず、みず が ほしい
あなたはおもいだす。
ここでいいこにしていれば、みずが、もらえる。
あなたはおもいだす。
ここでいいこにしていれば、みずが、もらえる。
あなたは最初にこの檻の外に出る時に、【POW】×5でロールする必要がある。
(最初の1回のみ)
失敗した場合、「水」への激しい渇望と、外へ出ることへの抵抗感に襲われ、外へ出ることができない。
(誰かに連れ出してもらうことはできる)
(最初の1回のみ)
失敗した場合、「水」への激しい渇望と、外へ出ることへの抵抗感に襲われ、外へ出ることができない。
(誰かに連れ出してもらうことはできる)
KP
※痛みチェックは我に返れるタイミングになってから行います。
今は痛みとか分からないので。
今は痛みとか分からないので。
佐倉 光

どうしてここにいる、などと考える理由もない。
佐倉 光

ここにいればみずがもらえる
それだけが頭を埋め尽くしている。
ヒナドリのように口を開けていれば いい
それだけが頭を埋め尽くしている。
ヒナドリのように口を開けていれば いい
KP
あなたはそれから、ぼんやりと「水」を待っていた。
傍らの同居人が「水」を求めて檻を掴んだり、偶にわめいたりするのが少しうるさかったが、大したことではなかった。
傍らの同居人が「水」を求めて檻を掴んだり、偶にわめいたりするのが少しうるさかったが、大したことではなかった。
KP
やがてじわじわと、あなたは地面に落ちていった。
「水」が見せるちかちかとした幻が、頭から抜けていく。気持ちいい浮遊感が抜けていく。
疲れと不快感がそれに代わって、体がずっしりと重たくて、ずきずきと痛い。
あなたは、この忌々しいからだとやらに戻ってきてしまった。
不快で堪らない。はやく「水」が欲しい。
「水」が見せるちかちかとした幻が、頭から抜けていく。気持ちいい浮遊感が抜けていく。
疲れと不快感がそれに代わって、体がずっしりと重たくて、ずきずきと痛い。
あなたは、この忌々しいからだとやらに戻ってきてしまった。
不快で堪らない。はやく「水」が欲しい。
KP
その代わりに少し、頭が回るようになってきた。
心地よく揺れていた意識が落ちる。
幻がたゆたっていた視界が晴れる。
無様な同居人の顔が見えるようになってきた。
心地よく揺れていた意識が落ちる。
幻がたゆたっていた視界が晴れる。
無様な同居人の顔が見えるようになってきた。
KP
ここはどこで、自分はどうなったのか?
この同居人は「誰」なのか?
そんなことが気になってくる。
不快で堪らない。はやく「水」が欲しい。
現状はおかしい。自分は不味い状況にある。
渇望と恐怖、忘我と危機感が入り混じって脳を叩いた。
思考などしたくないのに、思考しなくてはならない。あなたはそう強く感じる。
このままここに横たわっていては、いけ、ない。
この同居人は「誰」なのか?
そんなことが気になってくる。
不快で堪らない。はやく「水」が欲しい。
現状はおかしい。自分は不味い状況にある。
渇望と恐怖、忘我と危機感が入り混じって脳を叩いた。
思考などしたくないのに、思考しなくてはならない。あなたはそう強く感じる。
このままここに横たわっていては、いけ、ない。
KP
「水」への渇望と体の不快感に苛まれているが、ここからあなたは正常に思考することができる。
KP
ここで、痛みチェックをどうぞ。
佐倉 光

1d100 35 【CON】 Sasa 1d100→ 45→失敗
佐倉 光
※正気に戻るのちょっと待ってくださいねー。
痛みまわり治まる・治めるときに正気にもどる予定。
痛みまわり治まる・治めるときに正気にもどる予定。
KP
はーい、もちろん。
佐倉 光

「みず……みずを、くれよ……」
訴えても救いの手は現れない。
早くくれないと落ちちまうじゃないか。
そうしたら思い出してしまうじゃないか……
肉体がどんなに不自由で重くて邪魔なものだったかってことを……
訴えても救いの手は現れない。
早くくれないと落ちちまうじゃないか。
そうしたら思い出してしまうじゃないか……
肉体がどんなに不自由で重くて邪魔なものだったかってことを……
佐倉 光

「痛い、いたいいたい……痛いぃ」
今まで覆い隠されていた痛みが襲ってくる。
お前が生きているのは間違っていると叩きつけてくるような痛みが全身をばらばらに引き裂こうとする。
べちゃりと床に伏して呻きながら震える。
床が冷たい。
ぼろぼろと涙をこぼしながら胸元に手をやった。
お守りは……あるんだろうか?
今まで覆い隠されていた痛みが襲ってくる。
お前が生きているのは間違っていると叩きつけてくるような痛みが全身をばらばらに引き裂こうとする。
べちゃりと床に伏して呻きながら震える。
床が冷たい。
ぼろぼろと涙をこぼしながら胸元に手をやった。
お守りは……あるんだろうか?
KP
手を伸ばせば、辛うじて首のお守りはそこにあった。
慣れ親しんだ感触が、あなたの縋る手に触れる。
慣れ親しんだ感触が、あなたの縋る手に触れる。
佐倉 光

ひんやりとしたお守りの感触は痛みを緩めてくれはしたが、消し去りはしない。
佐倉 光

「みず……」
あの水をもらえさえすれば、こんな痛みは消え去るのに。
雲の世界に戻れれば、忘れていられるのに。
あの水をもらえさえすれば、こんな痛みは消え去るのに。
雲の世界に戻れれば、忘れていられるのに。
KP
無様な同居人が、汗まみれの顔を上げた。
あなたと同じようにすっかり地面に崩れ落ちながら、こちらへ這ってくる。
何がしたいのか、力の入らない手で、痛みにわめくあなたの背に触れる。
一度、二度。
あなたと同じようにすっかり地面に崩れ落ちながら、こちらへ這ってくる。
何がしたいのか、力の入らない手で、痛みにわめくあなたの背に触れる。
一度、二度。
佐倉 光

「…………」
その手に撫でられると、何故か気持ちが落ち着いた。
痛みは変わらないのに、暖かい気がした。
水もくれない手なのに、何故だろう。
何故だ。
お前は考えるべきだ。
そう思う理由を知るべきだ。
その手の主が誰なのか、思い出すべきだ。
さもなくば
その手に撫でられると、何故か気持ちが落ち着いた。
痛みは変わらないのに、暖かい気がした。
水もくれない手なのに、何故だろう。
何故だ。
お前は考えるべきだ。
そう思う理由を知るべきだ。
その手の主が誰なのか、思い出すべきだ。
さもなくば
佐倉 光

「だ……れ……」
わずかに顔を上げた。
わずかに顔を上げた。
牧志 浩太

「……、ら、」
はく、はく、と微かに彼の唇が動いた。
渇きにひりついた唇で、何かを発音しようとする。
指先があなたの背に触れては落ち、背を撫でようとしている。
詰まった耳に少しずつ空気が通るようになってきて、少しずつ、それが何を言っているのか、聞き取れるようになってきた。
はく、はく、と微かに彼の唇が動いた。
渇きにひりついた唇で、何かを発音しようとする。
指先があなたの背に触れては落ち、背を撫でようとしている。
詰まった耳に少しずつ空気が通るようになってきて、少しずつ、それが何を言っているのか、聞き取れるようになってきた。
牧志 浩太

「……、く、ら、……、ん、」
牧志 浩太

「さ……、ら……、」
牧志 浩太

「さくら……、さん……?」
牧志 浩太

それはあなたの手を、弱々しく握った。
佐倉 光

ああ。知ってる。
知っているはずだ。
この暖かさを、俺は知っている。
知っているはずだ。
この暖かさを、俺は知っている。
佐倉 光

「まき……」
口にした途端、脳を叩くなにかが強くなった。
口にした途端、脳を叩くなにかが強くなった。
牧志 浩太

「佐倉さん……、佐倉さんだ。
そうだよ、おれ、牧志」
自分にも言い聞かせるように言って、彼はこくこくと頷く。
そうだよ、おれ、牧志」
自分にも言い聞かせるように言って、彼はこくこくと頷く。
佐倉 光

「う……うう、痛い……おれたち……なんで……」
急速に危機感と恐怖が襲ってくる。
ここは間違っている。
俺たちはここにいるべきではない。
急速に危機感と恐怖が襲ってくる。
ここは間違っている。
俺たちはここにいるべきではない。
牧志 浩太

「わからないんだ、俺も、さっきまでわけ、わからなくて」
佐倉 光

「みず……」
牧志 浩太

「あ……、」
みず。
あなたが呟いた言葉に、彼の眼が急速に曇った。
焦点が消え、瞳孔がひくひくと無意味に拡がって縮む。
みず。
あなたが呟いた言葉に、彼の眼が急速に曇った。
焦点が消え、瞳孔がひくひくと無意味に拡がって縮む。
牧志 浩太

「水……、みず、」
あなたから視線を外し、彼はふらふらと檻に近寄る。
あなたから視線を外し、彼はふらふらと檻に近寄る。
佐倉 光

手が離れてしまった。
牧志の声を聞いていたら、少し頭が、はっきりしたのに。
牧志の声を聞いていたら、少し頭が、はっきりしたのに。
牧志 浩太

「みず……、みず、みず、みずを、」
力の入らない手で鉄格子を掴み、揺すり始めるも、「水」が戻ってくることはない。
力の入らない手で鉄格子を掴み、揺すり始めるも、「水」が戻ってくることはない。
佐倉 光

「あ、ああ……」
牧志。牧志だ。
牧志。牧志だ。
佐倉 光

「牧志……」
ずるずると体を引きずって、鉄格子を揺する彼の服を掴む。
ずるずると体を引きずって、鉄格子を揺する彼の服を掴む。
佐倉 光

「牧志……ここは、どこだ……」
牧志 浩太

「あ……、ああ、そうだ、ここ、ここは」
彼は、うう、うう、と数度唸りながら振り返る。
まだ鉄格子を掴もうとしている手をもう一方の手で叩き、引き剥がしながら、こちらへ向き直る。
彼は、うう、うう、と数度唸りながら振り返る。
まだ鉄格子を掴もうとしている手をもう一方の手で叩き、引き剥がしながら、こちらへ向き直る。
牧志 浩太

「分からないんだ。
記憶が、ばらばらになってる。
気づくとここにいて、何かを飲まされて、それからは夢の中で……、
意識が戻る度に、また、飲まされて、また夢の中で」
記憶が、ばらばらになってる。
気づくとここにいて、何かを飲まされて、それからは夢の中で……、
意識が戻る度に、また、飲まされて、また夢の中で」
KP
少しずつ、ここで目覚めるまでの記憶が戻ってくる。
直前の記憶はずたずたに断たれていて、曖昧だ。
覚えているのは、この地下牢で目を覚ましたこと。
あの簡素な服を着た何者かに捕まっていて、
抵抗しようとすると顎を掴まれ、無理矢理何かを飲まされたことだけだ。
それからは牧志が語るのと同じ。
意識が戻りそうになってはまた、何かを飲まされた。
それを繰り返されるうち、いつしか自分から「それ」を求めるようになった。
直前の記憶はずたずたに断たれていて、曖昧だ。
覚えているのは、この地下牢で目を覚ましたこと。
あの簡素な服を着た何者かに捕まっていて、
抵抗しようとすると顎を掴まれ、無理矢理何かを飲まされたことだけだ。
それからは牧志が語るのと同じ。
意識が戻りそうになってはまた、何かを飲まされた。
それを繰り返されるうち、いつしか自分から「それ」を求めるようになった。
佐倉 光

「……ラズベリー……」
ぽつりと呟いた。
思い出すにつれ、恐怖と嫌悪感が湧き上がってきた。
ぽつりと呟いた。
思い出すにつれ、恐怖と嫌悪感が湧き上がってきた。
佐倉 光

「ラズベリーの匂いは、しない……」
KP
少しずつ、思考が明瞭になる。
あなた本来の感情が、脳の中に戻ってくる。
手を縛られてもいないのに、おとなしく来るものを待ち望んでいた自分の異様さに、ようやく気づくことができる。
あなた本来の感情が、脳の中に戻ってくる。
手を縛られてもいないのに、おとなしく来るものを待ち望んでいた自分の異様さに、ようやく気づくことができる。
牧志 浩太

「ああ……、そうか、あの時も、何か使われたって言ってたもんな」
弱々しかった牧志の声に、微かに怒りが戻る。
弱々しかった牧志の声に、微かに怒りが戻る。
佐倉 光

「俺たちは、薬漬けにされてるんだ……きっと」
あの時とは随分違う、とはいえ。
今回は随分と原始的な欲に働きかけてくる。
少しでも気を抜くと、何もかもを放り出してしまいそうだ。
あの時とは随分違う、とはいえ。
今回は随分と原始的な欲に働きかけてくる。
少しでも気を抜くと、何もかもを放り出してしまいそうだ。
牧志 浩太

「ああ、そうなんだよな……、これ、きっと。
ずっと欲しくて堪らないんだ。くそ。くそ、くそ、くそ」
牧志が何度も悪態をついている。
同じように、怒りを掻き立てようとしていた。
彼もまた、そうしなければ思考を持っていかれてしまうのだ。
ずっと欲しくて堪らないんだ。くそ。くそ、くそ、くそ」
牧志が何度も悪態をついている。
同じように、怒りを掻き立てようとしていた。
彼もまた、そうしなければ思考を持っていかれてしまうのだ。
佐倉 光

「捕まってる。家畜か何かみたいに」
意図的に強い言葉を使って怒りをかき立てようとする。
足はどうなっているんだろう。
意図的に強い言葉を使って怒りをかき立てようとする。
足はどうなっているんだろう。
KP
自身の足に視線を落とせば、鉄格子の一本に片足が縄で繋がれていた。
足首に結わえられた縄は、この牢の中なら歩き回れる程度の長さがある。
縛られているのは片方の足首だけで、両手と首は自由だ。
牢の中には布を重ねた寝床、食べ物を乗せた皿、それから匂いのしない飲み水の容器が置かれていた。
少し距離を置いて、プラスチックの蓋を置かれた穴がある。
いささか臭う所と、横にトイレットペーパーのある所から、あれが便所代わりということか。
足首に結わえられた縄は、この牢の中なら歩き回れる程度の長さがある。
縛られているのは片方の足首だけで、両手と首は自由だ。
牢の中には布を重ねた寝床、食べ物を乗せた皿、それから匂いのしない飲み水の容器が置かれていた。
少し距離を置いて、プラスチックの蓋を置かれた穴がある。
いささか臭う所と、横にトイレットペーパーのある所から、あれが便所代わりということか。
KP
あなた達はどちらも、あの去っていった影が着ていたのと同じような、簡素な木綿色の衣装を身に着けている。
お守りやブレスレットなどの装身具はあるが、着替えの邪魔にでもなったのか、あなたの腕輪(COMP)は無い。
それ以外の持ち物や、元の服は見当たらないようだ。
お守りやブレスレットなどの装身具はあるが、着替えの邪魔にでもなったのか、あなたの腕輪(COMP)は無い。
それ以外の持ち物や、元の服は見当たらないようだ。
KP
喉は今なおひりつくように渇き、肉体は重く怠い。
頭の奥がじりじりと痛む。耳の奥で耳鳴りがしている。
身体はゆっくりと引き裂かれるように痛みを訴えている。
あの「水」さえあればこんな不快、全部消えてなくなる。
この痛みを止めるために「水」が欲しい。
自分達は薬漬けにされて捕まっている。ここにいてはいけない。外へ出て「水」を探さなくては。
頭が痛くて物が考えにくい。脱出を考える前に、「水」を飲んで思考をはっきりさせるべき。
次の「水」を待ってから行動するべき。
「水」。水。水水みずみずみず みず みず……。
頭の奥がじりじりと痛む。耳の奥で耳鳴りがしている。
身体はゆっくりと引き裂かれるように痛みを訴えている。
あの「水」さえあればこんな不快、全部消えてなくなる。
この痛みを止めるために「水」が欲しい。
自分達は薬漬けにされて捕まっている。ここにいてはいけない。外へ出て「水」を探さなくては。
頭が痛くて物が考えにくい。脱出を考える前に、「水」を飲んで思考をはっきりさせるべき。
次の「水」を待ってから行動するべき。
「水」。水。水水みずみずみず みず みず……。
KP
直後、あなたは自身の思考がおかしいことに気づく。
あなたの思考が、油断するとあの手この手で「水」のことを考えさせようとしてくる。
あなたの思考が、油断するとあの手この手で「水」のことを考えさせようとしてくる。
佐倉 光

「毎日」
口にした瞬間、『毎日もらえる』という事に喜びを感じている自分に怖気だった。
それは体の痛みなどより恐ろしいものだ。
毎日何が齎されるかは口にするのはやめた。
口にした瞬間、『毎日もらえる』という事に喜びを感じている自分に怖気だった。
それは体の痛みなどより恐ろしいものだ。
毎日何が齎されるかは口にするのはやめた。
佐倉 光

「それなら、まともに考えられる今が最後のチャンスかもしれない」
一体何のために捕まったのかわからない以上、そう考えておくべきだ。
溺れている時間はない。
一体何のために捕まったのかわからない以上、そう考えておくべきだ。
溺れている時間はない。
牧志 浩太

「ああ。
ここを、ここを出て、家に帰るんだ」
牧志は一度自分の頬を両手で叩いて、強く頷いた。
ここを、ここを出て、家に帰るんだ」
牧志は一度自分の頬を両手で叩いて、強く頷いた。
佐倉 光

「俺達、いつからここにいるんだ」
まずは互いの体を調べて、おかしな点がないか見る。
また、痩せ具合なども。
牧志なら健康状態がわかるだろうか。
気になることがなければ、部屋全体にぱっと見、過去の自分達の痕跡がないかと。
まずは互いの体を調べて、おかしな点がないか見る。
また、痩せ具合なども。
牧志なら健康状態がわかるだろうか。
気になることがなければ、部屋全体にぱっと見、過去の自分達の痕跡がないかと。
KP
互いの身体を調べると、特に痩せこけている、ということはなかった。
栄養状態も悪いようには思われない。
ただ、目の下に酷い隈が刻まれており、消耗を感じさせる。
頭が痒く、身体がやや臭う。
数日風呂に入っていなかったくらいだろうか。
栄養状態も悪いようには思われない。
ただ、目の下に酷い隈が刻まれており、消耗を感じさせる。
頭が痒く、身体がやや臭う。
数日風呂に入っていなかったくらいだろうか。
KP
室内を見回せば、すぐに分かるのは皿の横にあるくず籠の中の、食べ物を食べた跡だ。
中に市販のパック惣菜のケースが見え、やや異臭を放っている。
布を重ねて作った寝床が乱れている。
あなた達はあそこで寝起きしていたのだろう。
室内は清掃されていない。
どうやら、ここに人が清掃に入ってきたことはないようだ。
まだ清掃のタイミングではないのか、清掃を要するほどの期間を考慮していないのか、それとも、単に、囚人は清掃されるような待遇ではないのかもしれない。
中に市販のパック惣菜のケースが見え、やや異臭を放っている。
布を重ねて作った寝床が乱れている。
あなた達はあそこで寝起きしていたのだろう。
室内は清掃されていない。
どうやら、ここに人が清掃に入ってきたことはないようだ。
まだ清掃のタイミングではないのか、清掃を要するほどの期間を考慮していないのか、それとも、単に、囚人は清掃されるような待遇ではないのかもしれない。
佐倉 光

「あまり覚えてないけど、一応食ったり寝たりはしてるし、排泄なんかもちゃんとしてる……
掃除入ってないっぽいのにそんなに部屋汚れてないところみると、生命維持の活動は、あの状態でもできるのか。
前に俺たちがまともな時間にやってたのかも知れないけど」
掃除入ってないっぽいのにそんなに部屋汚れてないところみると、生命維持の活動は、あの状態でもできるのか。
前に俺たちがまともな時間にやってたのかも知れないけど」
牧志 浩太

「みたいだな。全然覚えてないな……。
もしかすると俺達、こうやって気がついては、また忘れてるのかもしれないな。ぞっとする」
もしかすると俺達、こうやって気がついては、また忘れてるのかもしれないな。ぞっとする」
牧志 浩太

「佐倉さん。
あいつらが出ていく時に言ってたことが、少しだけ聞こえたんだ。
『あれなら問題ない』
『八日後が楽しみだ』
あとは、『誓約を喜んで下さるだろう』って。
俺達、何かさせられるのかもしれない」
あいつらが出ていく時に言ってたことが、少しだけ聞こえたんだ。
『あれなら問題ない』
『八日後が楽しみだ』
あとは、『誓約を喜んで下さるだろう』って。
俺達、何かさせられるのかもしれない」
佐倉 光

「八日後の用途までは飼われ続ける、ってことか。
それまでに何とかしないとな」
それまでに何とかしないとな」
佐倉 光

「ただ閉じ込めるんじゃなくて、薬漬けにするのは何か意味があるのか。
……単に逃亡防止かも知れないけど」
……単に逃亡防止かも知れないけど」
牧志 浩太

「もしかしたら、何かさせるためなんじゃないか。
……おかしくなってる時に、何か交換条件にされたら」
牧志は最後まで言わずに、言葉を切って小さく呻いた。
また連想してしまったらしい。
……おかしくなってる時に、何か交換条件にされたら」
牧志は最後まで言わずに、言葉を切って小さく呻いた。
また連想してしまったらしい。
佐倉 光

飲み水の容器から意識的に視線を逸らしながら言う。
佐倉 光

「そこのやつは、普通のである可能性が高いかな……
普通の水みたいに詰めておけばいいのなら、直接飲ませる必要はない、だろうし」
普通の水みたいに詰めておけばいいのなら、直接飲ませる必要はない、だろうし」
佐倉 光

「ま、様子見るついでに飲ませてる可能性は……」
佐倉 光

「……ある……けど……」
飲まされたときの事を思い出すと、ふらりと意識が揺れた。
考えるのをやめて、寝床にでも転がればいい。
飲まされたときの事を思い出すと、ふらりと意識が揺れた。
考えるのをやめて、寝床にでも転がればいい。
KP
飲まされた時のことを思い出すと、ありありと頭の中に光景が、感覚が広がった。
頭を撫でる手の温かさ。
いい子だ、と囁く声に沸き起こる、強烈な期待。
それがすべて、舌にゆったりと広げられる「水」の甘さに結びつく。
ふわりと魂が浮き上がる予兆まで感じられるようで、喉が渇いて渇いて堪らない。
頭を撫でる手の温かさ。
いい子だ、と囁く声に沸き起こる、強烈な期待。
それがすべて、舌にゆったりと広げられる「水」の甘さに結びつく。
ふわりと魂が浮き上がる予兆まで感じられるようで、喉が渇いて渇いて堪らない。
牧志 浩太

「うう、だめ、だめだ、違う、違う」
あなたが何を想像したのか、牧志は分かってしまったらしい。
頭を引っ掻きながら、左に右に振る。
あなたが何を想像したのか、牧志は分かってしまったらしい。
頭を引っ掻きながら、左に右に振る。
佐倉 光

まずは扉調べよう。
KP
外とこちらを隔てる檻には、扉に閂がかけられていた。
外に向かって手を回すと、閂に南京錠が一つついているのが分かる。
こちらからでも触れられる位置だ。
外に向かって手を回すと、閂に南京錠が一つついているのが分かる。
こちらからでも触れられる位置だ。
佐倉 光

「鍵があれば開けられるな……」
確かめるように口に出す。
これを毎日やってる可能性については、考えないことにしよう。
確かめるように口に出す。
これを毎日やってる可能性については、考えないことにしよう。
牧志 浩太

「ああ、あれを開ければ、開けてこの縄をなんとかすれば、出られる」
そう言う牧志の片足にも縄が結ばれていた。
そう言う牧志の片足にも縄が結ばれていた。
佐倉 光

寝台を探って、何かないか探してみる。
KP
布を積んで作られた寝床は、やはり少し臭う。
探ると、捨てそびれたのか細長いプラスチックのスプーンが出てきた。
探ると、捨てそびれたのか細長いプラスチックのスプーンが出てきた。
佐倉 光

「スプーンかー。
金属なら脱獄に使えるかもしんねーけど、それにしたって8日じゃ無理だな」
肩をすくめて寝台に戻す。
何かに使えるかもしれない。
金属なら脱獄に使えるかもしんねーけど、それにしたって8日じゃ無理だな」
肩をすくめて寝台に戻す。
何かに使えるかもしれない。
牧志 浩太

「ナイフならまだ、突きつけて脅すのにでも使えたんだけどな。
スプーンじゃ、いくらなんでも無理か」
スプーンじゃ、いくらなんでも無理か」
佐倉 光

縄は手でほどけそうに見える?
KP
縄の結び目をよく見ると、結び直していないのか、どちらのものも少し緩んでいる。
先程のスプーンの柄を使って抉れば、頑張れば手で緩めることができそうだ。
先程のスプーンの柄を使って抉れば、頑張れば手で緩めることができそうだ。
佐倉 光

「人が来たら、素直にジャンキーのふりをしといたほうがいいな」
事実ジャンキーなのだし。
事実ジャンキーなのだし。
牧志 浩太

「だな、それがよさそうだ」
佐倉 光

結び目には手を付けず、トイレらしきふたを調べに行く。
汲み取りタイプかなー。
汲み取りタイプかなー。
KP
便所の蓋を開けると、あまり嗅ぎたくない臭いが辺りに立ち込めた。
一応消臭剤が放り込まれてはいるが、ただの穴に蓋を被せただけのものだ。
いくらなんでも、あと八日間汲み取り無しで使えるものには思えない。
あと何日か分からないが、どこかで汲み取りに来るのだろう。
一応消臭剤が放り込まれてはいるが、ただの穴に蓋を被せただけのものだ。
いくらなんでも、あと八日間汲み取り無しで使えるものには思えない。
あと何日か分からないが、どこかで汲み取りに来るのだろう。
佐倉 光

「ここは通路に使えるかな……」
鼻をつまんで覗き込んでみるが……
ただバケツ程度の凹みがある感じなのかなこれ。
鼻をつまんで覗き込んでみるが……
ただバケツ程度の凹みがある感じなのかなこれ。
KP
穴はどこかに通じているようなものではなく、バケツよりは大きい程度の凹みだ。
通路では……、なさそうだ。
通路では……、なさそうだ。
佐倉 光

期待して損した。
だけど入れ替えに来るときはもしかしたらチャンスかも。
だけど入れ替えに来るときはもしかしたらチャンスかも。
佐倉 光

食べ物を載せた皿って、食べられる物が乗ってる感じ?
さっきちらっと出た臭いヤツかな。
さっきちらっと出た臭いヤツかな。
KP
皿に乗っているのは、開ければ食べられるパックの総菜だ。
まだ開封した様子はなく、食べ残しでなければ今日の分ということかもしれない。
パックは細長く、恐らく檻の隙間から差し入れたのだろう。
まだ開封した様子はなく、食べ残しでなければ今日の分ということかもしれない。
パックは細長く、恐らく檻の隙間から差し入れたのだろう。
佐倉 光

「牧志、動けるか? 壁や床、何かないか調べよう」
継ぎ目や穴、もしかしたら過去の俺たちが書き残した情報など、あるかもしれない。
継ぎ目や穴、もしかしたら過去の俺たちが書き残した情報など、あるかもしれない。
牧志 浩太

「大丈夫、動ける。
むしろ動いてた方が気が紛れそうだ」
ぐっと拳を握り、牧志は身を起こす。
むしろ動いてた方が気が紛れそうだ」
ぐっと拳を握り、牧志は身を起こす。
KP
壁や床をよく調べる?
佐倉 光

調べます。
KP
壁や床をよく見ても、広げられそうな継ぎ目や穴といったものはなかった。
地面も石張りで、掘れそうな土も、剥がせそうな場所も見当たらない。
岩の凹凸に指をかけた跡がある、しかしそれは途中から無意味に掻きむしった跡に化けている。
日付を数えようとしたのか、食事にあったのだろう豆が部屋の隅に1つ、2つ、と並べられていたが、三日目にきた所でぐちゃぐちゃとしたケチャップの跡になっていた。
地面も石張りで、掘れそうな土も、剥がせそうな場所も見当たらない。
岩の凹凸に指をかけた跡がある、しかしそれは途中から無意味に掻きむしった跡に化けている。
日付を数えようとしたのか、食事にあったのだろう豆が部屋の隅に1つ、2つ、と並べられていたが、三日目にきた所でぐちゃぐちゃとしたケチャップの跡になっていた。
佐倉 光

「Ok考える事は同じ……だけど、問題はこれ、記憶が確実に飛んでるって事だよなー」
佐倉 光

「少なくとも三日はここにいるだろう、ってことなのか?」
惣菜パック開けてみて、中に入っている物で日数カウントできそうなものがあれば四つ目として並べよう。
惣菜パック開けてみて、中に入っている物で日数カウントできそうなものがあれば四つ目として並べよう。
佐倉 光

「さっきのやつからどれくらい時間が経っているんだろうな」
腹は減っている? のどは渇いている?
腹は減っている? のどは渇いている?
佐倉 光

「飲み食い、あまりしたくないけど、肝心な時に動けなくても困るしな」
KP
中に入っていたのはグリーンピースとチキンの和え物、それからご飯だった。傷んでいる気配はなく、美味しそうだ。
並べるとすれば、このグリーンピースだろう。
それを見ていると、どことなく腹が減る気がした。
喉は……、先程からひりひりと渇いてよく分からない。
並べるとすれば、このグリーンピースだろう。
それを見ていると、どことなく腹が減る気がした。
喉は……、先程からひりひりと渇いてよく分からない。
牧志 浩太

「あえて食べ物にまで何か盛ったりしないだろう、と思うんだけど、確証がないんだよな……。
何もかも薬だらけ、ってのも普通にありそうだ」
何もかも薬だらけ、ってのも普通にありそうだ」
KP
一通り調べた所で、扉の突破方法を考えるなら、【知識】で振ってもよい。
振らずに考えてもよい。
振らずに考えてもよい。
佐倉 光

なんとか正気を保って、トイレの交換に来たときに襲って鍵を奪う、くらいしか思いつかないけど。
佐倉 光

1d100 95 【知識】 Sasa 1d100→ 27→成功
KP
南京錠のうちでも安価な小さいものは、体重をかけて強く引きながら本体を叩いて振動を加えると、固定が外れてしまうことがある。
どこかの動画ででも見たんだったか、そんな記憶がふっと思い出された。
そういえば、ここには寝床にされている布と、自分たちの服がある。
どこかの動画ででも見たんだったか、そんな記憶がふっと思い出された。
そういえば、ここには寝床にされている布と、自分たちの服がある。
佐倉 光

なるほど。力業だ。
このままここにいて事態が好転するとも思えないし、脱出してみるか。
このままここにいて事態が好転するとも思えないし、脱出してみるか。
佐倉 光

「牧志、この鍵、外せるかも知れない。
ロープもさっきのスプーンで外せるかも」
ロープもさっきのスプーンで外せるかも」
佐倉 光

「ここを調べ回っているうちにそれなりに時間が経過したはずだ。
一日一度アレが来るとして……
それ以外に見回りはないのかな。
一日ここで様子を見るべきか。
しかしアレを与えられると記憶が飛び、折角の脱出の方法を忘れてここを這いずり回る羽目になるかも知れない。
明日も同じように頭が冴えるか分からない」
一日一度アレが来るとして……
それ以外に見回りはないのかな。
一日ここで様子を見るべきか。
しかしアレを与えられると記憶が飛び、折角の脱出の方法を忘れてここを這いずり回る羽目になるかも知れない。
明日も同じように頭が冴えるか分からない」
牧志 浩太

「そうなんだよな。
薬漬けにされてるとすると、何度も繰り返されたらもっとまずいことになるんじゃないかって気もする。
なんで今頭が戻ったのか分からないけど、今回が唯一のチャンスかもしれない。
正直、無事にまた目を覚ませる保証がなさすぎる。
出られるんなら、出てしまいたくはあるな」
薬漬けにされてるとすると、何度も繰り返されたらもっとまずいことになるんじゃないかって気もする。
なんで今頭が戻ったのか分からないけど、今回が唯一のチャンスかもしれない。
正直、無事にまた目を覚ませる保証がなさすぎる。
出られるんなら、出てしまいたくはあるな」
佐倉 光

鉄格子から顔を出して、周囲の様子をよく見る。出せないようなら見える範囲で。
KP
鉄格子の向こうは、すぐに壁になっている。
どうやら両側に道が続いているようだ。
何者かの拠点として使われているのか、電池式のランタンがかけられていて、その明かりが周囲を照らしている。
ここから見た所、人が見回っているような様子はないように見える。
少し待っていても、誰か来る気配はない。
どうやら両側に道が続いているようだ。
何者かの拠点として使われているのか、電池式のランタンがかけられていて、その明かりが周囲を照らしている。
ここから見た所、人が見回っているような様子はないように見える。
少し待っていても、誰か来る気配はない。
佐倉 光

「……やるか」
牧志 浩太

「ああ」
佐倉 光

寝台からスプーンを取り出す。折らないように慎重に足のロープの結び目にこじ入れてほどこうとする。
KP
元々あった緩みにスプーンをこじ入れ、慎重に揺すっていると、次第に結び目が緩んでくる。
爪が入るほどの緩みができてしまえば、後は速い。
互いの足首に結ばれた縄を解くと、赤い跡だけを残して足が自由になった。
微かな解放感を覚える。
爪が入るほどの緩みができてしまえば、後は速い。
互いの足首に結ばれた縄を解くと、赤い跡だけを残して足が自由になった。
微かな解放感を覚える。
牧志 浩太

牧志はその縄を寝床の布の間に挟み、気休め程度に寝床にいるように見せかける。
佐倉 光

ほんの少しだが、自由になれた気がする。
状況は何も変わっていないが。
状況は何も変わっていないが。
佐倉 光

寝床の布二人分あるなら、一枚取ってその端を南京錠に引っかける。両足を鉄格子に突っ張って、力一杯全体重かけて布を引く。
佐倉 光

「鍵叩いて!」
牧志 浩太

「ああ!」
KP
あなたが布に全体重をかけ、牧志が鍵を叩く。
「〈鍵開け〉での判定」または、
「牧志の【STR】(12)+あなたの【SIZ】(14)の合計(24)と、南京錠の耐久値(12)との対抗ロール」を行うこと。
「〈鍵開け〉での判定」または、
「牧志の【STR】(12)+あなたの【SIZ】(14)の合計(24)と、南京錠の耐久値(12)との対抗ロール」を行うこと。
KP
対抗ロールするなら自動成功かな。その場合は判定不要で鍵が開く。
佐倉 光

やったー! 破壊する!
佐倉 光

両足を踏ん張って力の限り布を引き続ける。
音があまり大きくならないように願いつつ。
音があまり大きくならないように願いつつ。
KP
少しずつ力の戻ってきた両足を踏ん張り、重たい肉体の重量すべてを南京錠の一点にかける。
牧志が鍵を叩く音が、布の軋む音が心臓を跳ねさせた。
高まる焦りとの間で綱引きを演じる時間が、どれほど長く思えただろう。
牧志が鍵を叩く音が、布の軋む音が心臓を跳ねさせた。
高まる焦りとの間で綱引きを演じる時間が、どれほど長く思えただろう。
KP
ガチリ、ついに手応えが変わった。
拮抗する力が一気になくなり、あなたは尻もちをつきそうになる。
勢いよく外れた南京錠は、床に落ちて高く小さな音を立てた。
拮抗する力が一気になくなり、あなたは尻もちをつきそうになる。
勢いよく外れた南京錠は、床に落ちて高く小さな音を立てた。
牧志 浩太

「……行けた……!」
KP
錠は変形してしまっていて、元に戻すことはできそうにない。
佐倉 光

カモフラージュには使えないか。それならもうさっさとここを離れるしかないな!
素早く扉を開けようとする……
素早く扉を開けようとする……
佐倉 光
※さっきファンブったときなんかいただいてましたねぇ……
KP
さしあげてましたねぇ……。
佐倉 光
ここでしくじったらどうするんだもぅ……
スリリング!
スリリング!
KP
出るのやだー!! ってなって牧志に引きずってってもらうことになっちゃいますね。>しくじったら
KP
キイ、と小さく軋んで扉が開く。
開かれた扉の向こうの空間を目にしたとき、あなたは不安に駆られた。
やはり様子を見るべきではないのか、という強い感情を覚える。
勝算がない。
早まった。
もう一日様子を見るべきだ。
もう一日様子を見て……、
「水」を貰うべきだ。
そうだその方がいい、そうすれば見回りの有無も分かる、情報も手に入る、確実だ、早まった、早まった、早まった、早くこの扉を閉じて、いい子にしていなくてはいけない、そうしないと「水」が貰えなくなってしまう!
こんなに喉が渇いてたまらないのに。
開かれた扉の向こうの空間を目にしたとき、あなたは不安に駆られた。
やはり様子を見るべきではないのか、という強い感情を覚える。
勝算がない。
早まった。
もう一日様子を見るべきだ。
もう一日様子を見て……、
「水」を貰うべきだ。
そうだその方がいい、そうすれば見回りの有無も分かる、情報も手に入る、確実だ、早まった、早まった、早まった、早くこの扉を閉じて、いい子にしていなくてはいけない、そうしないと「水」が貰えなくなってしまう!
こんなに喉が渇いてたまらないのに。
KP
それでも外に出るなら、【POW】×5で判定。
失敗した場合、あなたは「様子を見よう」と、その場におとなしく座り込んでしまう。
失敗した場合、あなたは「様子を見よう」と、その場におとなしく座り込んでしまう。
佐倉 光

1d100 75 【POW】 Sasa 1d100→ 2→決定的成功(クリティカル)!
KP
おおっ、すごく抗った!
佐倉 光
そもそも「やだー」イベントが入る事になった理由がファンブルなので、帳尻を合わせた、とも言えるかな!
KP
確かに! >クリティカル
佐倉 光

情報が足りない。ここに残ってもう少し状況を見た方が。
佐倉 光

思った瞬間、その理由に気付く。
俺はアレを欲しがっている。
偽物の、従ってはいけない欲望だ。従えば死ぬ。
俺はアレを欲しがっている。
偽物の、従ってはいけない欲望だ。従えば死ぬ。
佐倉 光

「行こう」
寝ぼけた自分にも聞こえるようはっきりと口に出し、境界を踏み越える。
寝ぼけた自分にも聞こえるようはっきりと口に出し、境界を踏み越える。
牧志 浩太

「ああ、行こう」
KP
頷いて一歩踏み出すと、今度こそあなた達は自由になった。
両側に分かれた廊下を、壁に掲げられたランタンの光が照らしている……。
両側に分かれた廊下を、壁に掲げられたランタンの光が照らしている……。
▼プレイヤー向け説明:ルール
あなた達は、「水」への欲望と禁断症状に悩まされながら、この拠点から脱出するために探索を行うことになる。
▼探索
1部屋につき技能ロールが1回あり、成功で情報などが手に入る。
▼禁断症状チャート
1部屋を探索する(技能ロールを行う)ごとに、成功/失敗に関わらず、禁断症状が悪化する。
※他の部屋で手に入る物が必要だと判明したなどの理由で、技能ロールせず探索をとりやめた場合、禁断症状の悪化はしない。
【POW】ロールを除く全ての技能値に-10%される他、「禁断症状チャート」の結果が適用される。
技能値のマイナス補正、及び禁断症状チャートの結果は累積する。
▼禁断症状の解消
上記の禁断症状は、檻の中に戻って「水」を摂取すると全て解消され、技能値マイナスなし・禁断症状チャート適用なしの状態に戻る。
▼強制摂取
3部屋探索(技能ロールを行う)ごとに、【POW】×5ロールが発生する。
二人とも失敗した場合、欲望に負けて檻に戻り、強制的に「水」を摂取する。
▼時間経過
「水」を摂取すると翌日になる。
最初の檻の中から探索再開できる。(※二度目以降の鍵突破ロールは省略可能)
それ以外の探索では、意図的に待つと宣言しない限り時間経過しない。
▼時間制限
あと8日間。
8日目の終わりに脱出していない場合、時間切れとなる。
あなた達は、「水」への欲望と禁断症状に悩まされながら、この拠点から脱出するために探索を行うことになる。
▼探索
1部屋につき技能ロールが1回あり、成功で情報などが手に入る。
▼禁断症状チャート
1部屋を探索する(技能ロールを行う)ごとに、成功/失敗に関わらず、禁断症状が悪化する。
※他の部屋で手に入る物が必要だと判明したなどの理由で、技能ロールせず探索をとりやめた場合、禁断症状の悪化はしない。
【POW】ロールを除く全ての技能値に-10%される他、「禁断症状チャート」の結果が適用される。
技能値のマイナス補正、及び禁断症状チャートの結果は累積する。
▼禁断症状の解消
上記の禁断症状は、檻の中に戻って「水」を摂取すると全て解消され、技能値マイナスなし・禁断症状チャート適用なしの状態に戻る。
▼強制摂取
3部屋探索(技能ロールを行う)ごとに、【POW】×5ロールが発生する。
二人とも失敗した場合、欲望に負けて檻に戻り、強制的に「水」を摂取する。
▼時間経過
「水」を摂取すると翌日になる。
最初の檻の中から探索再開できる。(※二度目以降の鍵突破ロールは省略可能)
それ以外の探索では、意図的に待つと宣言しない限り時間経過しない。
▼時間制限
あと8日間。
8日目の終わりに脱出していない場合、時間切れとなる。
▼プレイヤー向け説明:つまりどういうことか
・1部屋探索毎に技能値のマイナス補正が増えていく。
・マイナス補正に耐えて探索しつつ、残日数を見ながら自分から「水」を摂取してマイナス補正を消していく必要がある。
ぎりぎりまで耐え続けてもよい。
・1部屋探索毎に技能値のマイナス補正が増えていく。
・マイナス補正に耐えて探索しつつ、残日数を見ながら自分から「水」を摂取してマイナス補正を消していく必要がある。
ぎりぎりまで耐え続けてもよい。
KP
ルールがややこしいので、随時ご質問・ツッコミを受け付けております。
佐倉 光
なるほど数値管理系! 了解です!
省略されるけど鍵突破が毎度あるってことは、毎回雑鍵で閉じ込められるということかー。
ナデナデしてお水をもらえる時間まで大人しく待つ、ということかー。なるほど。
PLはものすごく楽しそう! ふたりは……頑張って。
省略されるけど鍵突破が毎度あるってことは、毎回雑鍵で閉じ込められるということかー。
ナデナデしてお水をもらえる時間まで大人しく待つ、ということかー。なるほど。
PLはものすごく楽しそう! ふたりは……頑張って。
KP
YES数値管理×自分から意図せぬ服従!
鍵が毎回雑なのには微妙に理由があります。
二人とも頑張れ。
あ、マップは最初は開示されません。
何となく全体像が分かってから出ます。
鍵が毎回雑なのには微妙に理由があります。
二人とも頑張れ。
あ、マップは最初は開示されません。
何となく全体像が分かってから出ます。
佐倉 光

では左右の様子を見渡すところからかな。
明るさや物音などに差があればどちらに進むか考えよう。
なければ右から行こうかな。
明るさや物音などに差があればどちらに進むか考えよう。
なければ右から行こうかな。
KP
この一帯に人はいないのか、辺りは静まり返っている。
明るさに差はないが、右側の通路から微かに甘い匂い……、あの「水」の匂いに似た、とても魅力的な匂いがする。
両側の通路の向こうに、曲がり角と扉が一つずつ見える。
明るさに差はないが、右側の通路から微かに甘い匂い……、あの「水」の匂いに似た、とても魅力的な匂いがする。
両側の通路の向こうに、曲がり角と扉が一つずつ見える。

KP
こんな感じです。
人マークがある下の部屋が、最初にいた牢。
(雲マークはまだ見えていない所)
人マークがある下の部屋が、最初にいた牢。
(雲マークはまだ見えていない所)
KP
※draw.ioにレイヤー機能があることを初めて知りました
佐倉 光
どんどん腕が上がっていきますね!
雲は匂いが濃いところだったらどうしようとおもった。
雲は匂いが濃いところだったらどうしようとおもった。
KP
ありがとうございます!
ではない。>匂い
ではない。>匂い
コメント By.佐倉 光
また捕まっている二人。
今回はどうやら実験ではなく、飼われている?
闇司祭ファラリスさん作、怪しい薬に支配されている二人が、溺れながら脱出を目指す話。
ポンコツになってる二人が色々なものに惑わされながらひどい扱いを受けます。
こいつはひどいや!
また捕まっている二人。
今回はどうやら実験ではなく、飼われている?
闇司祭ファラリスさん作、怪しい薬に支配されている二人が、溺れながら脱出を目指す話。
ポンコツになってる二人が色々なものに惑わされながらひどい扱いを受けます。
こいつはひどいや!
メインルート
メインルート
子供佐倉ルート
子供佐倉&デビルシフター牧志ルート
塔牧志ルート
塔牧志&佐倉ルート
Nルート
N牧志&N佐倉ルート
波照間ルート
波照間(&東雲)ルート
佐倉~月影ルート
佐倉・アナザールート
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
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ラズベリーの想い出(ネタバレ)





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