こちらには
『DAZEMAZE:IT』
のネタバレがあります。
本編見る!
牧志視点
牧志 浩太
うわっ、まずい、本崩した、倒れる……!
咄嗟に本を押さえる!

牧志 浩太
1d100 60【幸運】 Sasa 1d100→ 24→成功
牧志視点
KP
どうにか間に合ったが、身体でなんとか本を支えている状態だ。
本がばらばらと机の上に落ち、読みかけの本がどれだったか分からなくなってしまった。
牧志 浩太
あ、あ、危ない!
本を崩さないように、そろそろと本を押し返して身体を放す。

牧志 浩太
「ぐっ、ううう」
牧志の呻き声。
何か小さなものが落ちる、コツンという微かな物音。
牧志からのメッセージは、来ない。
佐倉 光
『どうした!?』
ああーくそ、こっちから状況わかんねーのヤキモキするなぁ!
じりじりしながらカメラをチェックしつつ牧志の返事を待つ。
待ち時間に、慌てて開いたせいでいまいち整理できていなかった情報配置を見やすいように弄る。
KP
……
KP
……
牧志 浩太
『ごめん。危ない所だった。
本が崩れかけたんだ。崩れるのは防いだけど、周囲に聞こえてないか?』
KP
幸い、カメラをチェックしていると周囲に動きはなかった。
佐倉 光
『……多分。カメラに動きはないよ。
部屋の主が帰ってきたら一発アウトだから、手早く調べて出たほうがいいな』
部屋の主がここに帰ろうとして廊下に出た時点でもうアウトなんだよなぁ。
佐倉 光
『モニタが点いたら何がうつってるか教えて。そういやそのタブレットカメラなんかはついてないのかな』
ソフトが入ってないだけならこっちから使えるようにしてやる手もあるんだけどなぁ。
牧志 浩太
1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 49→成功
牧志 浩太
『ああ。
画面なんだけど、ロックされてて処理内容が見えない。
パスワードと指紋認証だ。
パスワード無しになってないか試してみたけど、無理だった。

それから、このPCにはLANケーブルが刺さってない。無線かスタンドアロンだ。
タブレット繋ごうにもコネクタの形が合わない。あのケーブル持ってくればよかったな。

ただ、さっきの雪崩でPCの裏にUSBメモリが刺さってるのを見つけたんだ。
こっちをタブレットに繋ぐことならできそうだ』
KPのひとりごと
ここ、本来は事務室か警備室を探索して、変換アダプタを見つけないとUSBメモリを接続できません。
ただ、牧志がここで警備室に単独突撃して制圧するのも、『人がいる』と明言されている事務室を探索しにいくのもリスクが高い行動なため、武闘派でない二人にとって現実的ではありません。

これは必須情報(取得しないと完全生還エンドに行けず、シナリオの流れもスムーズにならない)情報なのですが、リスクが高すぎると取ってもらえない可能性が高くなります。
このシナリオがシビアな難易度のシナリオではないことも考慮し、ここはバッサリカットしました。

他の事務室を探索可能にしてしまうと、ボリュームが増えすぎますしね。
佐倉 光
ここはカットしていただいて助かったなと思います。
PCの性格的にも、探索に向かう難易度的にも。
牧志 浩太
『セキュリティのためかな、カメラは物理的に殺されてるみたいだ』
佐倉 光
USBメモリか……ちょい怖いけど、仕方ないな。
佐倉 光
『やってみてくれ。刺したらあとはこっちでやる。そっちではめぼしい本なんかがないか見ておいてくれ』
牧志 浩太
『分かった』
KP
牧志が持つタブレットに、USBメモリが接続される。
暗号化がなされているが、こちらは簡易なもので、あなたが知っているツールで展開できそうだ。
KP
〈芸術:ハッキング〉+20で判定。
佐倉 光
1d100 90 〈ハッキング〉 Sasa 1d100→ 41→成功
佐倉 光
俺ほど性格の悪い奴じゃないみたいだ、良かった。
KP
展開されたUSBメモリの中には、幾つかのデータが格納されていた。

ひとつめは、オフラインで使用出来る[日記アプリのようなもの]だ。
スマートフォン用のアプリで SNS 風のメモアプリがあるが、あれに近い。
恐らく自作だろう。

ふたつめは[何かのプログラムファイル]。

みっつめは、[監視カメラの録画データ]だ。
佐倉 光
全て自分のPCにコピーを取る。
まずはプログラムのチェックだ。何をするためのものだろう?
このUSBに仕掛けをして、俺のPCと通信できるようにできねぇかな……
KP
回線の細さで少し時間はかかるが、問題なくコピーを取ることができる。
また、USBメモリに細工をすることも可能だ。
細工をして、タブレットからPCへのハッキングを試みる?
佐倉 光
可能なら試してみる。
あ、だけどその前に「何のためのプログラムか」を確認してからかな。
通信関係ならそこに紛れさせた方がバレにくいかもしれないし。
時間がかかるようなら普通にハッキングしてみよう。
KP
内容を確認すると、『βEACON(ビーコン、と読むのだろう)』というフォルダに、 300MB弱のデータが格納されている。
実行ファイルの他に、コードが書かれているのであろうファイルがいくつかある。

プログラムを読み解くなら、
〈コンピューター〉〈芸術:ハッキング〉〈製作(コンピューターウィルス)〉+20
のいずれかで判定。
KPのひとりごと
佐倉さんの所持技能ではあるものの、普段そうそう振れることのない〈製作(コンピューターウィルス)〉が振れるだと!?
せっかくなので振ってほしい! ので、補正を追加しました。

コンピューターウィルス作成の専門的な技能なんだから、全般的なハッキング技能より低い技能値でも詳しいことが分かるはず、という意味合いの補正です。
佐倉 光
キャラクターのアイデンティティを表現する得意スキルなんて振りたいに決まってます!
ありがとうございます!
KP
「振る機会ないけどフレーバーで……」と思って取ったそういうスキル、振れるとめっちゃ嬉しいですよね!
佐倉 光
それなら 〈〈製作(コンピューターウィルス)〉〉
佐倉 光
1d100 80 〈製作(コンピューターウィルス)〉 Sasa 1d100→ 66→成功
佐倉 光
発信装置ビーコン
KP
ファイルを開きコードを読み解いて行くと、このデータは2つのプログラムで構成されているようだとわかる。
片方はフラクタル動画エンジンだ。
一時期スクリーンセーバーなどに使うのに流行ったもので、このプログラム自体に怪しい所はない。

しかし、もう片方のプログラムの存在意義がわからない。
何かのハードウェアを制御するコードのようにも思えるが、書きかけで終わっている。
PCの電圧を密かにいじって発火させるコードなどは見たことがあるが、見たところそういうものではない。

制御対象が分かれば、コードを完成させることもできそうだが、現状では何なのかよく分からない。
少なくとも、あなたがよく見るような、これ単独で増殖したり、通信したり、感染したり、そういうコードではない。
佐倉 光
何だか良く分からないな。
とりあえず牧志のタブレットを経由して侵入できるようにするプログラムを仕込んでみよう。
仕込んだらUSBを戻してもらう。

牧志は崩しちゃった本を戻すのに忙しいかな。
牧志 浩太
『佐倉さん、どう?

本を改めて探してたんだけど、医療の専門書と生物学の本、プログラミングの本、コンピューターの研究書が一杯だ。
ここにいるのは、研究者なのかもしれない』
牧志 浩太
プログラムを仕込み終わったあたりで牧志から連絡が来る。
牧志 浩太
『それにしても絶妙な散らかり方で、それらしく元に戻すのに苦労した』
佐倉 光
『お疲れさん。とくに書き込みが多い本とか、お約束の研究ノートみたいなのは見つからなかったか?』
牧志 浩太
『正直数が多くて探しきれないし、また崩れそうで手を出すのが怖い所もある。
研究ノートの類はなかったな。あるとしたらPCの中なのかもしれない』
佐倉 光
『USB戻しておいてくれ。収穫はあったけど、早いとこそこを出た方がいい』
牧志 浩太
『分かった。
侵入を試すなら、それが終わるまではここにいた方がいいよな?』
佐倉 光
『有益そうなのいくつか見つけたから後で確認しよう』
KP
USBメモリ自体のチップに通信機能はないため、USBメモリそのものに通信をさせることはできない。
細工したUSBメモリを使って侵入を試み、データを抜いてタブレットで確認するか、PCに通信機能があればPCから応答させることになるだろう。
佐倉 光
このPCからの通信回数はなるべく減らした方がいいだろうし、データを抜いてタブレットで確認するか。
牧志 浩太
牧志はUSBメモリをPCに刺す。
それから少し待ち、終われば牧志にUSBメモリをタブレットへ刺し直してもらうことになる。
KP
USBメモリの中を見ると、何かのデータがある。
佐倉 光
『そういえば読みかけの本があるんだっけ。可能なら題名と読んでいるページを教えてくれ』
牧志 浩太
『ごめん、崩れかけたせいでどれか分からなくなった。
何かの雑誌らしかったんだけど』
佐倉 光
USBメモリのデータをチェックする。
KP
中を見ると……、そこには、ファイルが一つだけ。
『こんにちは侵入者くん。
このファイルは、USB経由でPCに侵入しようとした人に自動でお届けしている。
知りたいことがあるなら、俺の所に来るといい。
面白い目的なら、警備員は呼ばないでおいてあげるよ』

そんなメッセージが書かれているだけだ。『俺』がどこにいるのかも書かれていない。
侵入をブロックされてしまったようだ。

新たなものは手に入らなかった。
先程のデータ(日記・監視カメラデータ・プログラム)はあなたのPCにコピーされたまま、手元にある。
佐倉 光
「ちぇ、やられた」
当然持ち主に届いてんだろうな、間抜けな泥棒の侵入。
KPのひとりごと
本来ここでこのPCをハッキングする描写はない(ネットワークに繋がっていないからハッキングできない扱い?)のですが、事務室の所で手元からタブレットを接続してハッキングできる描写を追加したため、このPCには侵入してもブロックされるという扱いにしました。
itoはHO2(佐倉さん)の侵入にも気づくような人物であり、かつ凄腕のプログラマーであるという描写から、他の社員と違ってハッキングを検知してブロックすることもできるという解釈です。
佐倉 光
ただ「ハッキングできない」より、「なんかやべーのがいるな」という感覚が得られて楽しかったですね。
KP
ああー、なるほど!
具体的な敵が見える瞬間ですもんね。
とすると挟んでよかったな。
このPCはスタンドアロン(ネットワークに繋がっていない)のため、実はこの時点ではまだ侵入がバレていません。
その後の〈芸術:ハッキング〉技能失敗などにより警戒度が上がり、ネットワーク上の動きを気づかれたことでitoに侵入が発覚しています。
佐倉 光
『悪い、ドジった』
頭をガリガリやりながら牧志に情報共有。
牧志 浩太
『いや、これは仕方ない。気づかれてたのか。
ここの奴、こういう手口を知ってる奴だったんだな』
佐倉 光
『俺の所に来い、ということは別の部屋にいるってことかな。
もうバレてんならむしろこの部屋の方が安全かも知れない』
牧志 浩太
『面白ければってのは引っかかるけど、
今の所警備員を呼んで俺を捕まえるつもりがないらしいのが、まだ幸運だな……。
独自の思惑で動いてるのかもな』
佐倉 光
『データ一気に確認しちまうか。
そっちのタブにもデータ送るから手分けしよう。
監視カメラは俺、日記は牧志頼む』
牧志 浩太
『ああ、そうしよう。
分かった、日記はこっちで見る』
KP
テキストのメッセージからは、牧志が動揺しているのか、今何を思っているのかは十分に推し量れない。
それでもあなた達は、今まで同様に動くほかない。
KP
▼監視カメラの録画
データの名称はそれぞれ、『WP』『DG』『DV』から始まっている。
どれも、いまあなたが見ている監視カメラの映像にはないものだ。
どうやら、あなたが見ている中に映像のない部屋にも、別系統の監視カメラがあるものがある。
佐倉 光
それぞれ何の部屋に見える?
KP
データを開いて映像を見てみる?
佐倉 光
観てみる!
KP
まず『WP』と『DV』の映像。
映像が暗くてよく見えない。
映像を加工するなりして、明度を上げる必要がありそうだ。
あなたのPCにあるツールで明度を上げることができる。

続いて『DG』の映像。
カメラの設置位置が悪く、その映像の大半がパーティションで隠れてしまっている。
が、壁の色などは施設内のものと同様に見える。
よく見れば何か分かるかもしれない。
佐倉 光
適当なヒトコマを抜いて、画像を見やすく加工するなどして何があるのか把握しようと試みる。
明度調整、コントラスト調整……やり過ぎると画像が狂うけど輪郭検出なんかも役に立つかも知れないな。
DGは分かりそうな予感がする部分を何度も見つめる。
……心霊写真でもチェックしているみたいな気分だ。
KP
『WP』の映像。
明度を上げコントラストを調整していくと、そこは倉庫のようだと分かる。
無機質なスチールラックに、段ボールが整然と詰め込まれている。
最上段に置かれている段ボールの上に、何か紙の束が乗っている。
KP
〈目星〉または〈コンピューター〉で判定。
佐倉 光
1d100 94 Sasa 1d100→34
〈目星〉!!
KP
あなたは目を皿のようにして不明瞭な映像を見つめる。
輪郭検出をかけ、何度もコントラストを上げ下げし、薄暗いノイズの中に顔が見えるような気分になってきた時、スチールラックの下に置かれている『何か』の正体に気づく。

それは、買い物袋だ。
そして、その中に突っ込まれているのは……、大ぶりのベルトポーチ!
KPのひとりごと
牧志は普段持ち物をベルトポーチに入れているため、牧志の荷物=ベルトポーチという描写になっています。
佐倉 光
「あった!!」
佐倉 光
自分のPCに部屋名とあるものをメモしていく。
佐倉 光
警備から隠されてるんなら、ただの倉庫じゃないのかな?

他の画像も見てみよう。
KP
『DV』の映像。

(略)
佐倉 光
暗いな……明かりが点いていないのか? でも人はいるみたいだな……人かな?
佐倉 光
祭壇……?
KP

(略)

不鮮明な映像の中でも、それは何か……、何か、禍々しさすら感じる何かであるように思えた。
その理由は分からない。それを禍々しいと思うのは、あなたのハッカーとしての勘ではない。

悪魔使いとしての勘だ。

佐倉さんは、《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1》。
佐倉 光
祈り子人形にされたりしてー
KP
ふふ
佐倉 光
「…………!」
嫌な感じがする。これは悍ましい悪魔に繋がる何か、かもしれない。
あまり追い求めると危険な何かだ。
牧志はそんなもののために連れ出され、『処理』されるところだったのかも知れない。
佐倉 光
1d100 68 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 70→失敗
SAN 68 → 67
佐倉 光
俺がしくじれば、牧志は死より恐ろしい運命に転がり落ちる可能性がある。
佐倉 光
もう、あんなのはごめんだ。
KP
こうやってともに会話ができるようになっても、やはり牧志は窮地の内にある。
そんな彼とあなたを繋ぐのは、このか細い通信の糸だけなのだ……。
佐倉 光
最後の動画の特徴を掴むべく慎重に観察する。
KP
〈目星〉で判定。
佐倉 光
1d100 94〈目星〉 Sasa 1d100→ 32→成功
KP
やはりパーティションが邪魔で、部屋の全貌は確認できない。
しかしその僅かに見える映像の奥の方で、何かが……、動いた。

植物の蔓のように細く、しかし、まるで動物の舌のようにうねり、蠢く……、何か。
それは怖気を感じさせる動きで、ずるりと伸びて……、縮む。

あれは、何だ?

佐倉さんは、《SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3》。
佐倉 光
1d100 67 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 34→成功
SAN 67 → 66
佐倉 光
ローパーみたいなのもおるー
KP
にょろにょろ……。
佐倉 光
なんだ? 悪魔がいる。
ここにはやはり悍ましいなにかが存在している。
ちくしょう、また牧志を生け贄にする気だ。
佐倉 光
冷水を飲んで我知らず乱れていた呼吸を落ち着ける。
佐倉 光
『この施設、悪魔を飼ってるぞ。気をつけろ』
自分が見た物を簡単な言葉で共有する。
牧志 浩太
『扉の向こうにそんな奴がいるのか。
いる、って先に分かっただけでもましだな……。
佐倉さん。
俺がここに来た理由が分かったかもしれない。

この日記、何かプログラムの開発中の日記だったんだ。
その中に、
「変異種だ。地味だが凄いのが出来た。
自分から来てくれるようになるなんて。この噛み合いは神がかってる」
ってあった。
プログラムだか装置だか分からないけど、俺はこいつの影響を受けてるのかもしれない』
佐倉 光
「変異種?」
場合によってはまた呼び寄せられる可能性がある、ってことだよな。
気の付けようがないけど。
さっきの作りかけのプログラムが関係してんのか……?
佐倉 光
『ここのヤツが元凶か。
なんとなく、なんだけど、俺の同類のような気もする。
このPCの持ち主のことを調べる必要がありそうだな』

この部屋にまだ調べていないものはあったっけ。
牧志 浩太
『佐倉さんの同類、ハッカーか。
確かに、侵入に気づいてるようだったしな。

この部屋にあるのは、あと大量の本だけだ。
PCを探れればよかったんだけど、その様子だと厳しいな。
こいつ、どこにいるんだ?』
佐倉 光
『わっかんねぇ』
気になる本ってのはなかった、のかな。まだ未探索だっけ?
佐倉 光
『部屋にそいつのネームプレートとかなかったか?』
監視カメラの画面を見てみる。
カメラの向こうで手なんか振ってたら笑うけど。
KP
おっと、紛らわしくてすみません。
気になっていた読みかけの本ですが、牧志が探索でファンブルしたことで紛れて見つからなくなってしまいました。
牧志 浩太
『いや、なかった。
ただ、PCのユーザー名が【ito】だった。こいつの名前かもしれない。

色々分かったかと思ったんだけど、相変わらず分からないことだらけだな……。
そいつの影響をなんとかする方法が必要だ、ってことが分かったくらいか』
KPのひとりごと
ここでユーザー名を出したのは「全く無しもなんだしちょっとくらい情報出してもいいか」程度で深い意味はなかったのですが、この後なんやかんやでこの情報が役に立つことになります。
佐倉 光
めちゃくちゃ役に立ちましたね!
あと、何もかも掴み所がなかったところに、itoという名の凄腕がいるらしい、という情報が見えたことでぴりっと締まって探索に張り合いが出た気がします。
KP
監視カメラの映像に映るのは、スーツ姿の従業員ばかりだ。
佐倉 光
『itoか。伊藤か? そんな簡単じゃないかな。
他の所調べに行くか……
隣の部屋、誰かいそうかってのは分かるか?』
牧志 浩太
1d100 48〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 18→成功
牧志 浩太
『NPの方だよな?
ここの壁、結構厚みがありそうなんだ。
だから確実じゃないけど、物音や気配は感じない』
佐倉 光
『WP-2-1って部屋を探したいんだよな。
そこ行けば武器が手に入るかも知れないんだ』
牧志 浩太
『WP-2-1、倉庫か。
わざわざ警備員から隠すような倉庫、しかも悪魔を飼ってるような会社なら、そこに武器を握ってるかもしれないってことだな?

俺がいた【ST-2-2】も、この見取り図には名前ないけど、扉には名前が書いてあったんだ。

実際に行ったら、同じように場所を特定できるかもしれない』
佐倉 光
『推定警備室……早いところ握った方がいい気もする。
誰もいなさそうなら、先に中の様子見ておこうか?
気配なんかは俺の方からは分からないから、実際中に入るかどうかは、最終的には牧志に任せるけど』
牧志 浩太
『警備室か。
確かに、誰もいないうちに押さえてしまえれば。色々できるな。
カメラの映像の差し替えや、
警備員のふりができるかもしれない』
牧志 浩太
『いや、』
牧志 浩太
『応接室の向かいでSC、こっちが警備室か。

今いるPGの横のNPは、警備室の一つ横の部屋だ。

📹 【RP-1-1】/【SC-1-1】※警備室?
📹【OF-1-1】/【NP-1-1】※無人そう
📹【RT-1-1】/【PG-1-1】※今ここ』
牧志 浩太
『警備室の横だし、警備関係の部屋の可能性はある』
牧志 浩太
『さっきの映像に俺の荷物があったなら、無人のWPは最近の録画だ。
まだ無人かもしれない』
牧志 浩太
『状況整理。
WP: 倉庫。二階。俺の荷物がある。武器がある? 無人?
NP: 警備室の横の部屋。すぐ横。無人?

すぐ横だし、俺はNPの様子を見たい。
ただ、武器なしで警備員と鉢合わせたらまずい(最悪COMP起動する手はある)

佐倉さん、どう思う?
様子見られそうなら頼む』
佐倉 光
『そうだな、まずは隣の部屋の様子を見よう』
チャンスは逃すべきじゃない。
佐倉 光
『あれ、今COMP持ってるのか?』
牧志 浩太
『ごめん、伝え損なったか。
慌ただしい時に伝えちゃだめだな。

COMPだけは持ってるんだ。ただの腕輪だと思ったんだろう。
ただ、反応が不安定だ。
俺も正直自分で自分を信用できない状態だし、このまま起動するのは少し怖い』
KPのひとりごと
KPCとPCが別行動のため、KPCが取得した情報はそのまま出ず、KPCの会話を通して伝えられるのですが、
これが描写と情報が混じってしまい、しばしば見落とされる結果になってしまいました。
情報は情報で、こまめにまとめておかないとだめですね。
佐倉 光
今回見落としまくってましたね!
我ながら見落とし酷いなぁと思ってました。
佐倉 光
『ないよりはいいな』
佐倉 光
『それじゃ、廊下の様子見て伝えるから移動頼む』
監視カメラに映らないタイミングをはかる。
牧志 浩太
『分かった。
合図があったら、
この部屋の横、NP-1-1の部屋に入る』
牧志は改めて認識のズレがないようにか、部屋名を書いてきた。

KP
Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
KP
▼人物の有無を確認
佐倉 光
成功
KP
廊下に…… 人の姿はない!
出るなら今だ!
佐倉 光
『今』
牧志 浩太
牧志は恐らく、合図を見て飛び出しただろう。
微かに、牧志が動く音がマイクに入った。
KP
▼隠れて移動する
牧志 浩太
▼室内の気配を窺う
成功
牧志 浩太
※一度隣の部屋から様子を見ていますが、廊下側から改めて確認しました。
佐倉 光
牧志が廊下に出ると同時、カードリーダーのハッキングの準備をする。
牧志視点
KP
飛び出して扉にとりついた所で、あなたは異変に気づく。
カードリーダーに、×印をするようにテープが張られている。
そして……、稼働中を示すランプが、点灯していない。
牧志 浩太
何だ、カードリーダーの電源が入ってない?
扉に軽く手をかけてみる。
KP
扉に手をかけても、開くことはない。
そこであなたは、扉の鍵穴に気づく。
他の扉ではカバーとコントローラーで封じられていた鍵穴が、露出している。
ここは、物理的な鍵で閉じられている!

KP
▼カードリーダーを開錠する
❗ カードリーダーを開錠……しようとしたところで、あなたは異変に気づく。
カードリーダーの電源が入っていない!
牧志 浩太
『鍵』
同時に、牧志から短いメッセージ。
KP
その意味にすぐに気づくことができるだろう。
この部屋は、カードリーダーが壊れているのか何なのか、
カードリーダーを使わず、恐らくは物理的な鍵で施錠されている!
佐倉 光
くそ、不覚だ!
それくらい先にチェックすべきだったんだ!
牧志視点
KP
あなたは飛び出したまま、廊下で宙に浮いてしまった。部屋の中に入ることもできない。
鍵開けに慣れているか、工具でも持っていれば鍵開けを試みることもできたかもしれないが。
牧志 浩太
まずい。どこかへ逃げ込まないと。

牧志 浩太
このまま廊下にいては、誰かが来たときに見つかってしまう。
牧志は工具を持っていないため、即座に方針を切り替える。

(略)
KPのひとりごと
牧志の所持品には『工具』が入っています。
この工具は彼の過去に関わるもので、ここで鍵開けに使えるのは全くの偶然なのですが、ちょっと面白いなと思っていました。
この時点ではまだ荷物(工具)を取り戻していないため、牧志は鍵開けを実行できません。
佐倉 光
折角なので使ってみたい気もしましたね。
KP
それは思ったんですよね。
ちょっとやってみたかった。
KP
……牧志は物理鍵に道を阻まれ、
恐らく自身の判断で、どこかへ逃げ込もうとしたのだろう。
いくらカメラの死角に逃げ込んでいようと、廊下であなたと連絡を取っていては、誰かが出てきた瞬間に見つかる。

微かに布擦れの音。

沈黙。
佐倉 光
牧志が生き延びていることを祈りつつ、カードリーダーが作動している扉を調べる。
KP
確認したところ、他の部屋のカードリーダーは、そもそもカードリーダーのない応接室を除いてすべて作動している。
カードリーダーが作動していないのは、問題の部屋【NP-1-1】だけだ。
運の悪いことに、あなた達はちょうどカードリーダーのない部屋への侵入を試みてしまったようだ。
佐倉 光
監視カメラに牧志の姿はある?
KP
ない。うまく逃げおおせたのか、それとも……。
佐倉 光
心臓に悪いなぁ。
落ち着きなくカメラにちらちらと目を配る。
何か動きはないだろうか。
牧志がもし捕まってあのタブレットを取り上げられたら、こちらから手がほぼ出せなくなってしまう!
パニックになるな。
佐倉 光
自らの頭を押さえて、頭蓋の中のやつに集中する。
落ち着かせてくれ。
ずっと冷静でいられるように。
KP
頭の中にいる「それ」は微かに蠢いた。
あなたの意を汲んだのか、そうでないのかは分からない。
けれど少なくとも、あなたは「それ」に集中することで、少し落ち着くことができた。

牧志視点
牧志 浩太
とにかくどこかに……、いや、今から佐倉さんにどこか開けてもらう時間はない。くそ、扉の前で時間をロスした。
牧志 浩太
咄嗟に元来た階段へ逃げ込む。

KP
それからは、ながい、ながい沈黙があったように感じられただろう。
恐らく、気のせいだ。
牧志 浩太
『LD』
沈黙の後、とうとうメッセージが来た。
牧志は……、無事だ!
その向こうにいるのが、ちゃんと牧志なら、だが。
佐倉 光
いつの間にか詰めていた息を吐いて、胸に手を当てる。
牧志 浩太
『階段。人いないでもすぐ動く。二階に行く。OK? 合図頼む』
その断片的なメッセージの後、ようやくそれらしい方針が来た。
佐倉 光
『二階だな』
牧志 浩太
『→WP。頼む』
そう返ってくる。
牧志 浩太
こういう時に符牒やスラングの類を使ってこないのが、あなたが以前ちょくちょく一緒に悪魔退治しごとをしていた同業者ハッカーとの違いを感じさせた。

……そういえば波照間もあなたとPCを並べて、アマラ経絡なんか操作したくせに、そういう世界の符牒にはとんと疎いのだった。
佐倉 光
再び監視カメラの画面に視線をやりながら、いちいち文章をカチカチ打ってたらいざって時困るよな、などと思った。
監視カメラ映像を見て、二階の動きに目を配る。
KP
Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
KP
▼人物の有無を確認
佐倉 光
成功
KP
あなたは二階の監視カメラ映像に目を走らせる。
……まずい!
この階段へ向かって、廊下を歩いてくる白衣の人物がいる!

幸い、その人物は階段へ向かう前に、事務室の前で何か中の人間とやりとりをしている。

 ・その人物がここへ来る前に、隙を突いて目的の部屋へ向かうか
 ・一階へ逃げるか

する必要があるだろう。

(略)

一階へ逃げる場合、改めて、一階の監視カメラで廊下の状況を確認することになる。
KP
牧志に状況を伝えると同時に、行き先を指示することができる。

佐倉 光
+50でも60かー。なかなかにスリリング。
といって一階にも人が発生したら終わるな。
目的の部屋の場所分かってないですよね。
一階今のところの安地が遠いんだよなぁー
KP
一階に逃げる場合、
一階の状況は変わっているので、一階に人がいる可能性はありますね。

目的の部屋の場所は分かっていません。
二階に出て視認する必要がある。
佐倉 光
一階の様子を確認する。
KP
Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
KP
▼人物の有無を確認
佐倉 光
ああー。こっちも佐倉の確認の確率考えると全然分は良くない!
失敗
KP
カメラの映像がタイミング悪く移り変わる。
あなたはこの一瞬で、一階の様子を十分に捕捉できない。
一階の廊下の状況は分からない……!
この一瞬で、あなたは牧志に行き先を指示せねばならない。
さあ、どうする?
佐倉 光
確実に人間がいる二階に出るより、一階の方がまだましか?
佐倉 光
一階ならまだしも安全地帯になり得る部屋は分かっている。
……遠いけどな。

確認。カメラに映っているヤツはトイレのすぐ側にいる?
KP
Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
KP
YES。トイレのすぐ横の事務室の前にいる。
佐倉 光
では仕方ない、一階だ。
佐倉 光
『一階 PGへ』
牧志 浩太
『OK』
KP
▼隠れて移動する
佐倉 光
これ人がいたらアウトだな。
牧志 浩太
失敗
KP
🎲 Secret Dice 🎲
🎲 Secret Dice 🎲
佐倉 光
人いたかなーこれ

牧志視点
KP
隠れてPGの前へ戻ろうとしたが、一階の廊下で人と鉢合わせてしまった!
牧志 浩太
ゲッ!
KP
相手は白衣を着た研究員らしい姿だ。
あなたの姿をじろじろと見たと思うと、不審そうに眉根を寄せる。
KP
「業務員…… じゃないな? どうしてこんな所に一般人が?」
牧志 浩太
まずい。けど、もしかしてこいつ、直接俺を知らないのか。
俺がここに呼ばれて来た、推定生贄だって知らない?

KP
……マイクに音が入る。
「業務員…… じゃないな? どうしてこんな所に一般人が?」
不審そうな、見知らぬ声だ。
まずい状況だ。牧志は従業員と鉢合わせてしまったらしい。

あなたはもし手持ちの物で可能なことを思いつくならば、実行してもよい。
しかし大きな音を出すような手段を取れば、他の人間の注意まで惹いてしまうだろう。
困った
佐倉 光
そういえば真っ先に試すべき事を試してなかったなー、などと思いました。
現実的には一階の出口からの逃走を試すべきだったよな。
KP
なかなか探索者モードに入ってしまうと思いつかないですよね。>出口から逃走
佐倉 光
今回は自らの足で来ちゃってるから、放置するとまた来てしまうだろうし、というのはあるにせよ。
しかし途中に挟まる判定目茶苦茶多いし、これある程度遭遇前提の話かなー
KP
放置するとまた来てしまうだろうし、侵入が【誰か】にバレている状態で逃走してから再侵入ができるかどうかというと……、ということは思いつくでしょうね。
一旦扉を出て、外の敷地に隠れることくらいはできるかもしれないけど。
佐倉 光
itoの客だと言う、というのは思いついたけど、まだ何も面白いことは思いついてない!
一般人がいるのを不審がられるってのは、二階に拉致被害者がいるのを知らないと言うことか、
それとも「目覚めるはずがなかったから」か。
給湯で火災警報を誤作動させる……のは余計な人が来るな。
KP
というめちゃくちゃ怖いところで一時です。ありがとうございました!

一応、ここで「佐倉さんが何かする」は必須ではなく、
「佐倉さんが何かするのは難しい状況だけど、もし何かやりたいことがあればやってもいい」くらいのニュアンスだとお知らせしておきます。
佐倉 光
正直騒ぎを起こすくらいしかやれることがないからなぁー!
KP
こういう時にまずできることって派手に騒ぎを起こすことですけど、今回は警備員がいるのと人がいるのが分かってますからねぇ……。
佐倉 光
判定的には二階の自分が最初にいた部屋に行った方がマシだったかなー
KP
一階未知数でしたからね。二階に行っても14+50=64%の判定で、一階は人がいない可能性もあったから、それを考えると微妙な所ではあるけども。

KP
一応、ここで「佐倉さんが何かする」は必須ではなく、
「佐倉さんが何かするのは難しい状況だけど、もし何かやりたいことがあればやってもいい」くらいのニュアンスだとお知らせしておきます。
KP
表にも書いておきました。>ニュアンス
※特にすることがなければ、描写だけ頂ければそのまま進みます。
佐倉 光
まずい。何とか気をそらして……警報……駄目だ、人が増えたらそれこそ逃げられなくなる!
佐倉 光
しかしこの反応、外から勝手に人が入り込んできているんだからいて当然、ではないのか?
牧志がこの時間に起きているのはやはりアクシデント?
そもそもここに人が入ってくるのは全員を把握しているわけではない?

廊下の様子を見て逃げられそうな部屋を探しつつ、思わずきつく拳を握っていた。
牧志視点
KP
あなたの姿は相手から露になっていて、相手はあなたを不審に思っている。
どうにか言い逃れるか口を封じるかしなくては、あなたの存在を人に連絡されてしまうだろう。
牧志 浩太
口を封じるったって、こんな廊下で乱闘なんかしたら確実に、人にばれたりカメラに映ったりする!
くそ、どうすればいい……、そうだ! 咄嗟の思いつきを口に出す。

牧志 浩太
「ごめんなさい、待っているつもりだったんですが、いとうさん遅いので」
KP
「イトウ? ああ、あの人の個人的な関係者か……。
直接呼びつけるなんて珍しいな」
KP
牧志は「ito」の客人を装うことにしたようだ。
佐倉 光
よし、いいぞ!

牧志の機転にガッツポーズをする。
KP
牧志は〈交渉技能〉で判定。

本来なら〈言いくるめ〉の局面だが、今回は〈心理学〉〈説得〉の組み合わせロール(いずれか低い方の値で判定)でも素早く言い伏せることができるものとする。
1d100 75〈心理学〉説得 Sasa 1d100→ 56→成功
佐倉 光
えらい!!
KP
「……」
流れる沈黙。タブレットの向こうでは、じろじろと相手が牧志の姿を見ているのだろう。
KP
「全くあの人も……。
腕が立つのはいいが、個人的に動くのは程々にしてほしいものだ」
溜息とともに落とされた声が、マイクに入った。
KP
「トイレくらいしか入れないから、応接室で待っていなさい。
あの人からなんて聞いているのか知らないが、ここは企業内で、個人情報だって扱っているんだから」
牧志 浩太
「は、はい」
KP
……沈黙と、足音。
KPのひとりごと
ここは「交渉技能なり戦闘技能なり、ダイス1~2回で切り抜けてよい」箇所なのですが、
それはそれでどう切り抜けたのかは描写したいもの。
しかし、思いっきり人と遭遇し、かつ不審に思われてる状態なので、割と苦し紛れな感じになっています。

ここで先程出した「PCのユーザー名」の情報が役に立っています。
itoは佐倉さんの侵入に気づいていても上層部に言わず、この後で自身の楽しみのために探索者達を利するような行動も行う人物ということで、この卓では個人行動が多く制御しづらい人物として描写しています。
牧志視点
牧志 浩太
危なかった……、出任せが通じてよかった。
意外となんとかなったな。itoって、そんなに個人行動が多いのか。
とはいえ、毎回これでなんとかなるとは思わない方がいいな。

牧志 浩太
『ごめん、見つかった。
何とかやり過ごしたけど。
今は応接室に戻ってる』
佐倉 光
『ああ、良かった。
あの部屋に行っといてラッキーだったな』
牧志 浩太
『ああ、あの部屋に行っててよかった。
普通に人が行き来してるの、厄介だな。

二階に人が来ない部屋があればいいんだけど。
俺のいた部屋に入れれば、あそこが逃げ場所になるか?

俺が目を覚ました時はまだ朝早かったし、
今も状況同じかは分からないけど、
少なくとも【対応】は夜のはずだしな』
佐倉 光
『廊下から人がいなくなるのを待って動こう』

それにしたって、ここ普通に企業くせぇから、いつ人が出てくるか分からない。
トイレに逃げ込めれば一番いいと思うんだけど、それにしたって正面衝突なんて危険もあるわけだしな。
佐倉 光
そういえば、この施設の人間、白衣とか制服とか、そういった決まった服は着ているかな。
KP
事務室や廊下などのカメラを見ていると、スーツ姿の人間と白衣の人間が混在している。
一階の事務室には比較的スーツ姿、二階には白衣姿が多いが、きっちり分かれてはいない。
佐倉 光
下の『会社』の人間は詳細を知らずに働いている可能性もなくはないか。
なんなら牧志が呼び寄せられたのも、itoの単独判断での実験っぽいしな……
佐倉 光
『白衣。遠目に誤魔化せるかも』
佐倉 光
そういうのも倉庫にあるといいんだが。
牧志 浩太
『そうか、白衣着てれば遠目に誤魔化せるかもしれないな。
さっきの奴も白衣だった。
倉庫に入れたら探してみる。

ああ、頼む。
もう一度、二階のWPへ向かってみる』
KPのひとりごと
なるほど白衣の奪取。それは面白い。

WP(倉庫)か、RT(給湯室)あたりにならあるかな? と想定していました。
白衣姿の研究員を拘束・威圧して手に入れることも想定していましたが、この後で意図せずその手段を取ることになります。
佐倉 光
発言しといて良かった!
佐倉 光
『再チャレンジしよう。待って』
佐倉 光
廊下のカメラを慎重に確認する。上にも下にも人気がなくなるタイミングを見計らうのだ……

佐倉 光
一階でも二階でも観察判定いるから、フロアまたぐときはめちゃくちゃ危険なんだよなぁー。
KP
あ、フロアをまたいで移動時の観察判定ですが、通常のケース(すぐ目的の部屋へ直行する場合)は1回でOKです。

先程のはアクシデント発生時の例外的処理
(アクシデントにより階段に逃げ込む羽目になり、行き先を選択することになったため)です。
佐倉 光
なるほどっ!

KP
▼人物の有無を確認
KP
Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
佐倉 光
成功
KP
今だと思って合図した直後、なんと突然トイレから人が出てきた。危ない!

佐倉さんは判定に成功すれば、牧志を制止することができる。
失敗した場合、牧志は廊下に出てしまうため、牧志の技能での判定となる。
佐倉 光
成功
佐倉 光
血の気が引いた。さっきのようなラッキーが何度も起こるとは思えない!
佐倉 光
『stop』
牧志視点
牧志 浩太
扉を開けようとした直前に、念のために目を走らせたタブレットの画面にメッセージが見えた。
誰か出てきたのか。くそ、ここ人が多すぎるな。

牧志 浩太
『ok』
KP
あなたは……、間一髪の所で間に合った。
扉を開ける音はしない。危ない所だった……。
KP
人がいなくなるまでこのまま待つ場合、先程の人物が応接室に様子を見に来る可能性がある。

牧志が【幸運】で判定し、成功すれば先程の人物は様子を見に来ず、人がいなくなってから安全に出ることができる。

失敗した場合、応接室の中に隠れるか、危険を冒して(牧志が技能で判定)外に出る必要がある。
KP
このまま待つよう牧志に指示する?
佐倉 光
『少し待って』
牧志 浩太
『ok』
KPのひとりごと
時間が「夜間まで」と比較的余裕があるため、廊下に人がいなくなるまで応接室に居座ることができてしまいます。
というわけで、居座ったところから追い出すイベントなどをアドリブしています。
牧志 浩太
失敗
KP
問題の人物が応接室に向かっている……!
牧志 浩太
失敗
KP
「まだいたのか。
全くあの人は……、いや、本当に客人か?
おい、そのタブレットで何をしている」
牧志視点
KP
応接室のタブレットを操作しているところを見つかってしまった!
相手は明確にあなたに不審を覚えており、今にも人を呼ぼうとしている! 
牧志 浩太
まずい、見つかった……!
KP
もはや言い逃れはできそうにない。殴るなり押さえ込むなり、何とかして相手を止めるしかない!

KPのひとりごと
ここは佐倉さんに怖がって頂こうと思ったのと、たまには戦闘技能で切り抜けるシーンも見たいよねということで、言い逃れできない牧志のピンチを演出しました。
こういう恣意的な演出は片方がKPCのケースならではですね。
佐倉 光
怖かったんですけど!?
KP
てへ。
佐倉 光
ある程度大丈夫なのが分かっていればこそのピンチ演出、やりますね。
KPCなら割合何とかできることもありますし。
KP
KPCなら裏でどうにかすることもできますしね。
結果的ですが、延々と探索する所の空気がうまく変わってよかったなと思います。
牧志 浩太
「くそ!」
牧志視点
牧志 浩太
使うのも怖いけど、仕方がない……!
COMPを発動して、機械の腕でノックアウト攻撃する!

牧志 浩太
成功
1d3 Sasa 1d3→1
KPのひとりごと
ここの1d3はCOMP不安定チャート(追加要素)です。
 1: 発動するが、耳障りな高周波音を発する。HO1警戒度+1。
 2: 発動するが、自分の肩から胸を侵食し始める。SAN-1。
 3: 発動しない。戦闘ラウンド中でなければすぐに再発動できるが、再度MPを消費する必要がある。
佐倉 光
ちょっと二番!?
数値的に大したことなくても怖すぎなんですけど!
KP
てへ。
あのCOMPならやりそうだなって。
牧志視点
KP
幸い、COMPはあなたの思う通りに動き、あなたの腕を正体不明のエネルギーに満ちた凶悪な機械の腕へと変じさせた。
しかし、軸の不安定な機械は耳をつんざく高周波音を発し始める!
牧志 浩太
うわっ!? ま、まずい、鳴くな鳴くな!
KP
ダメージ算出は不要。
あなたの腕は相手をうまく昏倒させるが、COMPの動作を解除する前に音を誰かに聞かれたかもしれない。

KP
不審の声。牧志の声。
叩く音。
何かを殴るような音。もがく不明瞭な呻き声。
耳をつんざく何かの高周波音。
何かを引き裂く音。

音。音。音。
タブレットには何のメッセージも来ず、ただ、音が。

音だけが、ひっきりなしに聞こえる。
佐倉 光
牧志!

響く殴打に自分が殴られている気分だった。
牧志は今まともに戦えるかどうかも分からない状態、殴られているのがどちらかも分からない!
声をかけることも状況把握もできず、ただただ無意味にカメラの画像を観て、他の人間に動きがないか観るくらいしかできない!
KP
音。音。音。……。沈黙。
音。

応接室のカメラの映像をよぎる薄暗い影は何が何とも判別がつかず、あなたはこの時、まったく無力だった。
佐倉 光
くそ、ドローンでもあればいいのに!

牧志のCOMPに接続でもできれば少しは……!
KP
自身のCOMPが使えれば、牧志のCOMPに接続することが、あるいはできたかもしれない。

しかしあなたのCOMPはあの時から、ずっと沈黙を保ったままだ。

……ああ。

あなたはもう一度、牧志を失ってしまうのだろうか。
KP
佐倉さんは《SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3》。
佐倉 光
1d100 67 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 15→成功
67 → 66
佐倉 光
取り乱している、場合じゃない。
俺は相棒として、求められた時にすぐ答えられるように、冷静でいなきゃならない!
佐倉 光
牧志を信じるんだ! あいつが今までそうしてくれたように!
唇を噛み締め、騒ぎの中の状況をできるだけ把握しようとする。

コメント By.KP(牧志)
それなりの頻度で人と遭遇するようになっているシナリオなので、まぁ人に遭遇するする。
敵が【アイデア】に成功しなければ不審に思われないはずが、なんだか敵の出目がいいぞ。
PLを必要以上に混乱させないことと、状況が分からない怖さがあることのバランスはなかなか難しい。

プレイ日:2025年6月8日 ~ 2025年12月15日

作者名: citrusPOT/鈴華(りんか)

配布・販売サイト: CoC6版『DAZEMAZE:IT』SPLL:E193533

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【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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TRPGリプレイ CoC『わすれんぼうのおうさま』(終)

「ナナシでこめん」
「いいよ、なんとなくわかった」

TRPGリプレイ【置】CoC『おまえが猫耳メイドになるんかい』 牧志&佐倉(終)

こんな状況だけど正気だ! 正気の佐倉さんが、いる!
助けを求め、巻き込まれた俺を助けようとしてくれている!
……大変だろうな正気でこの状況。後で憤死しないかな。

TRPGリプレイ BEAST BIND トリニティ 第二話 渇望の楽園 1

渇望の楽園 1


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