こちらには
『DAZEMAZE:IT』
のネタバレがあります。
本編見る!
KP
監視カメラの映像のひとつ、『OF-1-1』と書かれた映像に、誰かが入ってくるのが映った。
牧志の言う通り、見取り図上で『RP-1-1』の隣に位置している。
映像を詳しく見る?
佐倉 光
『ああ、見えた』
何者がどんな部屋で何をしているのか見る。
牧志のことがバレたのか?

KP
そこは事務室のような部屋だった。
事務机が六台向かい合わせに設置され、各デスク上にラップトップパソコンが置かれている部屋だ。

その一つの席に向かった若い女性が、パソコンの電源を入れると、キーボードに何か打ち込んだのが見て取れた。

彼女は通勤カバンを椅子の上に残し、デスクの隅に置かれていた赤いマグカップを手に、スマートフォンをいじりながら再び部屋の扉へと歩いていく。
KP
二人とも【幸運】で判定。
1d100 60 牧志の【幸運】 Sasa 1d100→ 2→決定的成功クリティカル)!
佐倉 光
1d100 75【幸運】 Sasa 1d100→ 74→成功
佐倉 光
気づかれた、わけではないか。
まるで普通のオフィスだな。
あのパソコンもこちらから見られれば……
KP
上司でも不在なのか、彼女は片手にマグカップ、片手にスマートフォンといういで立ちで足で扉を蹴り開け、扉を開け放ったままカメラの視界から消えた。

あのパソコンをこちらから見られれば、と思うなら、あなたは即座に考えるだろう。

今のうちに、あの部屋へ侵入できないだろうか?
あなたの視界があれば、カメラに映りにくいよう遮蔽物などに隠れることもできるはずだ。
KPのひとりごと
隙だらけであることを示すために、ちょっと描写を盛り気味にしています。趣味とも言う。
佐倉 光
ちょろそうだってばっちり伝わりました!
佐倉 光
廊下の1がついているカメラを見て、さっきの女が見えなくなっていれば牧志に移動を指示しよう。
佐倉 光
『扉が開いてる部屋だ。どっちにあるか分かるか?』
KP
この部屋の前の廊下かどうかは分からないが、廊下の監視カメラに女の姿はない。
牧志 浩太
『行ける』
牧志は素早くそれだけ返す。
この部屋は出入り口のすぐ横ということは、隣は一部屋しかないのだ。
牧志 浩太
カメラの視界にほぼ変化はない。
しかし、恐らく牧志は行動を始めた。
応接室のカメラに、一瞬だけ、僅かに外の光が過った。
牧志視点
牧志 浩太
素早く応接室の外に出る。
廊下のカメラを避け、室内に滑り込む。
……冷や冷やするな。
KP
牧志は扉が閉まる速度と対抗ロール。
牧志 浩太
1d100 80 Sasa 1d100→ 37→成功
🎲 Secret Dice 🎲

KP
……カメラの視界に変化はない。
女も戻ってこなければ、うまく隠れおおせているのか、牧志の姿もない。

うまくいったのか、いかなかったのか。
あなたはやきもきしながら、僅かな時間、牧志の応答を待つことになる。
つづく!!
KP
おっと、やきもきするところで1時! ありがとうございました!
佐倉 光
ありがとうございました。
・明日確認すること
 荷物について
ワンチャン、自分の足で勝手に入り込んで寝てたから、まだ施設の人間には来たことが気付かれていなくて施錠されていなかった可能性!
KP
そう、荷物の有無について牧志が思いっきり話しそびれてるんですよね。

佐倉 光
あいつの耳ならそうそう誰かいる部屋に飛び込んだりすることはないはずだけど、俺のほうからは何も聞こえないのが不安だ。
じりじりしながら返信もしくはカメラに何が変化が現れるのを待つ。
牧志視点
牧志 浩太
よし、入れた!
ここ、監視カメラがあるって佐倉さんが言ってたな。
映り込んだらまずい、避けないと。どこだ?
KP
牧志は監視カメラ発見判定。
牧志 浩太
1d100 98 Sasa 1d100→ 50→成功
牧志 浩太
牧志からメッセージが来た。

『入った。誰もいない。PC開けっ放しだ。キャビネットtと彼女の荷物がある』
KP
急いでいるからか少し打ち間違いがあるが、牧志は無事そうだ。
〈事務室の探索ルール〉
彼女が戻ってくるまでに探索を終え、この部屋から退避する必要がある。

ここからは簡易ターン制となる。
1行動につき1ターンを消費し、あなたと牧志の両方が行動を終えると次のターンとなる。

行動以外の相談・牧志への指示・情報交換・RPなどはターン消費しない。

残りターン数(非公開)が0になると、彼女が事務室に戻ってくる。

この部屋から退避するには、カメラの映像に映らないタイミングを見計らう必要があるため、1ターンかかる。

KP
▼1ターン目
佐倉さん。
佐倉 光
パソコンか、キャビネットか。
佐倉のアクション、ということは、彼女が立ち上げているパソコンに侵入する、位しか今はできないかな?
キャビネット・荷物調査などは牧志のアクションですよね。
KP
キャビネット・荷物調査などは牧志の行動になります。

佐倉さんが取れそうな行動は、
 ・牧志にPC名を確認してもらい、パソコンにオンラインで侵入する
 ・別の監視カメラ映像で彼女を探し、彼女が戻ってこないか状況を確認する

などになります。

PCには管理ラベルがついているため、PC名の確認だけならターン消費なしで(佐倉さんの手番中に)牧志に行ってもらえてよい。
佐倉 光
そうだなー、まずは安全確保だ。
監視カメラ映像を見て、あの女の姿を探そう。
入ってきてすぐ出ていったということは、立ち上げの間に何か必要書類、もしかしたら茶などを取りに行ったのかも知れない。
KP
探すなら、【幸運】〈追跡〉〈コンピューター〉のいずれかで判定。
佐倉 光
1d100 75【幸運】 Sasa 1d100→ 43→成功
KP
【RT-1-1】と書かれた映像の中に、彼女の姿を見つけた。

室内はシンクのある広い部屋だ。
その一角で彼女はコーヒーを準備しながら、ポットにたっぷりと湯を沸かしている。
少なくとも、あの湯が沸くまでは戻ってきそうにない。
KP
残ターンが判明する。
このターンを含め【6ターン】だ。
幸運なことに、それなりに行動の余裕がある。
佐倉 光
『牧志、あいつ湯を沸かしてるみたいだ、動きがあったら教える。まだ余裕はある。
PCの名前を教えてくれ、こっちからは入れるかどうか試してみる。
牧志は俺の手が出ない物理的なやつ、手がかりがないか見てみてくれ』
牧志視点
牧志 浩太
PCの名前……、これか。ラベルがあるな。
牧志 浩太
『分かった、頼む。
キャビネット見る。
カメラはいつも映ってる? 映らないタイミングあったら頼む。
PC名はOF06182』
牧志 浩太
牧志はこのターンで、事務室内のキャビネットを漁る。
カメラに映らないよう、あなたが合図をしながら、牧志が方向・タイミングを見計らって手を出すことになる。
牧志 浩太
1d100 60【幸運】 Sasa 1d100→ 41→成功
牧志視点
牧志 浩太
よし、キャビネットの正面がカメラの方を向いてない。
机の下に隠れて近寄って……、
KP
中身は日用品と、いくつかの資料だ。
しかし、資料の中身はビジネス研修の資料だの、事務の書籍だのといった一般的な企業のもので、あなたの現状に関わりそうなものは見当たらない。
救急箱があり、絆創膏と包帯を持っていけそうだ。
牧志 浩太
何かの役に立つかもしれない。
悪いけど、絆創膏と包帯を貰っていこう。
牧志 浩太
『絆創膏と包帯入ってた。
資料はぱっと見ハズレ。
何か紛れてるかもだけど、見てる時間ない』
KP
牧志は応急手当セットを発見する。
〈応急手当〉に1回だけ+20される他、包帯を何か別の用途に使うこともできるかもしれない。
KP
牧志の返答とともに、ターン終了。
KPのひとりごと
この辺2PLだとHO1(牧志)が探したい物(武器代わりの懐中電灯など)を探せたりするのですが、今回1PLで牧志がKPCなので、固定でアイテムが発生しています。

KP
2ターン目、佐倉さん。

室内には、まだ誰も入ってくる様子はない。
佐倉 光
ではこちらは早速PCを探ってみよう。
有用な情報はあるかな。

監視カメラの死角を牧志に教えて、動くとき以外はそこにいてもらおう。
結構忙しいぞ。
OF06182 を調査。その前にネットワークの調査が必要であればそちらを。
KP
PC名が判明しているため、事前調査は不要。
調査した結果、以下のことが分かった。

▼パソコン
百合根会本体のものであろうパソコンは、今までのものに比べて随分堅いセキュリティが敷かれている。
あなたならもちろん侵入可能ではあるが、大いに時間がかかりそうだ。
時間をかけていれば、ネットワーク上に足跡が残るリスクもある。
KP
では、どうするか。
牧志が持つタブレットを物理的に接続してもらうことで、ローカルから侵入できるかもしれない。
こういうガチガチの環境はオンラインをしっかり警戒していても、意外と脇が甘いことがある。
KPのひとりごと
シナリオ展開の都合上、オンラインだけで何でもやってしまうことはできず、牧志が行動しないと佐倉さんの行動範囲(できること)が広がらないようになっています。
その辺にそれらしい理由を盛り盛りするKP。楽しい。
佐倉 光
ガチガチの環境は脇が甘いことがある!
あるある。普通にパスワードその辺に貼ってたりね。
でも佐倉が子供の体である以上、実際牧志がその場にいてくれなければ侵入できなかったので、ここの施設の人は本当に運が悪かったとしか言いようがない。
佐倉 光
万一バレたら助けられなくなっちまうかも知れないしな……
佐倉 光
『牧志、そのタブレットが接続できそうなケーブルを探そう。
見つけたらそのPCに直接刺してみてくれ』
牧志 浩太
『ok』
牧志は放り出された鞄の位置をずらし、椅子の陰から手を出して漁る。
牧志視点
牧志 浩太
まずい、荷物がカメラに映ってるな。
後ろ側から鞄に隠して手を出して、少しずつ鞄をずらして、開け口をこっちに……
牧志 浩太
手が攣る!

牧志 浩太
『佐倉さん、あった。ケーブルだ。
イヤホンの充電用だけど、使えそうだ。繋いだ。

繋いだままにしてたらバレるから、使い終わったら外して元の場所に戻す。
終わったら教えて。

何かファイルが開きっぱなしだ。
佐倉さんがやってる間に見てみる』
KP
牧志の持つタブレットに、『OF06182』が接続された通知が来たのが、あなたの所から分かる。
KP
ターン終了。
KPのひとりごと
「開きっぱなしだ」と描写してしまったものの、直前に「女がPCを立ち上げる」描写があるんですよね。
描写した後で気づいて、「スリープから復帰させたことにしよう」と誤魔化すKP。結局それを書くタイミングがありませんでしたが。
佐倉 光
あんまり気にしてなかった! ルーチンワーク用の自動立ち上げじゃないかな!
KP
なるほど、かもしれない!

KP
3ターン目。
女は湯が沸くのを待ちながら、スマホを見ている。
まだ、シンクの前から動く様子はない。

佐倉さん。
佐倉 光
『TX』
礼を打ち込んですぐさま、そのPCを踏み台にネットワークを調べられないか試みる。
そのPC内に不用心な設定やファイルなどは残されていないか?
KP
〈芸術:ハッキング〉に、直接接続されているので+20の補正を入れて判定。
佐倉 光
1d100 90 〈ハッキング〉 Sasa 1d100→ 44→成功
KP
もちろんファイル転送はセキュリティソフトが記録しているが、牧志あなたは一番下の物理層レイヤーをその手に握っているのだ。どうとでもなる。

タブレットを経由して密かに接続端子のソフトウェアを書き換え、セキュリティソフトの与り知らない場所でツールを実行する。
不可視の巣穴を作ってしまえば、後はやりたい放題だ。

見えない領域で動くバックドアでも仕掛けておけば、ケーブルを抜いても密かに遠隔操作できる。
このパソコンの中身を見るだけでなく、このパソコンの権限でネットワークを見て回ることもできる。

普通の通信に紛れさせて色々と手を出すことも、応接室のタブレットよりやりやすい。

あなたは、このパソコンを使用者に知られることなく密かに遠隔操作できるようになった。
また、このパソコンからネットワーク上を探索できるようになった。
KP
牧志が「開きっぱなしだ」と言ったファイルはスプレッドシートのようだ。
かっこいい!
佐倉 光
おおー、ちゃんとハッキングしてる雰囲気!! 嬉しい!
バックドア仕込む余裕はないかなーと思ったんですよね。やっていいのか!
そういえば自室にいるんだからそれなりにやりようはあるのだった!
KP
なのでした。
(バックドアはシナリオにもちゃんと描写ある)

ここから向こうのネットワークで動かせるPCが手に入ったのもあり、状況が落ち着けば(ターン制が終われば)
提案次第で割と色々できます。
ハッキングしてる雰囲気、シナリオ描写から元々結構しっかり描かれてるんですが、そこからさらにそれっぽく盛るの、楽しい!
楽しめて頂けてるならもっと嬉しい

佐倉 光
『Ok握った』
PCはこちらでも見られることだし、先に牧志には女の荷物や部屋を見て貰った方がいいかな。
佐倉 光
『牧志、ケーブル抜いていいぜ。後始末頼む』
牧志 浩太
『OK』
牧志はケーブルを抜き、元のように始末する。
牧志 浩太
『この荷物、他に大した物ない。
ポーチに座る象の刺繍。また象だ。
部屋にコピー機あるけど、書類は残ってない』
KP
ターン終了。
KPのひとりごと
この象の刺繍は「女が何も知らない末端会社員ではなく、【神】のことを知っている信徒である」という描写でした。
佐倉 光
ああー、なるほど!
知ってるんだなー、程度で流しちゃって、あまり深く考えてなかったです。
保管庫の管理してるんだから当然知っているんだろうなとは思っていた気がします。

KP
湯が沸いたようで、女は楽しげにコーヒーを淹れ始めた。

4ターン目。
佐倉さん。
佐倉 光
ではPCのファイルに注目しよう。一体どんな内容なんだ?
場合によっては次のターンを待たずに撤収してもいいかもしれない。
KP
それは、何かの納入記録だった。
定期的に何かが『保管室』に納入され、早ければ納入翌日の夜間に『対応済み』になっている。

何行もある納入記録のうち、最新の一行だけが『未対応』になっている。
その行の『納入日時』は、……昨夜だった。
KP
それ以外に気になるファイルを探すなら、〈図書館〉または〈コンピューター〉で判定。この行動内で行ってよい。

佐倉 光
今回はデジタル〈図書館〉が使えるからちょっと強いぞ! 寝不足だけど!
KP
そう今回佐倉さんはちゃんとオンラインが使える! 強い! でも寝不足。
佐倉はデジタル犯罪者のデータを使用している。PCを介して使用する場合に限り、〈図書館〉に+10%のバフがつくのだ!

佐倉 光
『これ、多分お前のことだろ。未対応で抜け出せたってわけだ。何されるのか分からねぇけど、良かった』
十中八九ほぼ間違いなく碌でもないことだ。

じゃあどうしてこの時間になっても『対応』されてないんだ?
さっきの女が来たことから考えても、人がいないわけじゃない……いやちょっと待て。
さっきの女にこのファイル見られたら、まずいんじゃないのか?
佐倉 光
『牧志、部屋を出るときお前が持ち込んだ買い物袋なんかはどうなってた?』
問いかけながらファイルを探す。
佐倉 光
1d100 80 〈図書館〉
Sasa 1d100→ 67→成功
牧志 浩太
『荷物、何もなかったんだ。
ご丁寧にポケットも空だ。

服とCOMPだけ残ってる。
ただ反応が不安定で、佐倉さんの話なら俺自身も信用がおけない状態。
いま走らせるのは怖いな』
KPのひとりごと
牧志は【COMP】という特殊武器を持っており、〈こぶし〉技能で1d10+2ダメージを出すことができます。
戦闘系でないシナリオでは、シナリオの都合で取り上げられたりすることも多いです。

この後に回避不可能な戦闘があることが分かっていたので、今回は【COMP】を取り上げなかったのですが、
最初から戦闘しまくって制圧する! 方面に行かれてしまうと、佐倉さんと協力して隠密行動する面白さが味わえないな、と考え、発動にリスクがあることを匂わせました。

が、「敵を拘束して話を聞く」という選択もできるシナリオなので、これは余計でしたね。COMPが使えない(戦闘できない)と思わせてしまいました。
人が大量にいることが匂わされている=特殊武器があっても多数相手では多勢に無勢ですから、そうそう大暴れして制圧! とはならなかったな、と後になって思いました。
佐倉 光
そもそも牧志は武闘派じゃないし、敵のまっただ中で力に物を言わせると危険な(一切怪我をせずに制圧できると思ってなかった)ので、積極的に戦おうという意思はなかったですねー。
一人力業で倒せても怪我を負ったら致命的だなと思ってましたしね。
必須戦闘があるとは聞いていたけど、ラストバトルは避けられないよ、くらいのニュアンスだと思ってました。
KP
実際そういう所はあったでしょうしね。
今回のシナリオは必須戦闘以外HP処理なかったけど、もしそれでHPが減っていたら戦闘時も危なくなっていたわけだし。
KP
他には日用品などの購入記録や、従業員の入退室記録などがある。
これはコピーのようで少し前のデータしかないが、入退室記録があるということは、このPCは入退室関係のシステムへのアクセス権があるのかもしれない。
佐倉 光
牧志についての情報を削除してしまうか、『処理済』にしておくか。
どちらかはしないとまずい気がするな。
とはいえ『処理』の内容が分からない以上迂闊なことはできないけど。
佐倉 光
例えばあの女がこれを確認して未処理個体を処理する場合。
それだと牧志は来ていないことにした方がいい。
佐倉 光
とはいえ今の話から考えるに荷物を取った奴がいるわけで『完全に牧志が来なかった』ことにはできないと考えた方がいいか。
佐倉 光
くそ、処理の内容や牧志の荷物取ったのがあの女かどうか分かればなぁ。
入退室のデータ、干渉できるようならいじっておくか……
佐倉 光
『牧志、そろそろ移動した方がいい』
さっきの応接室あたり、カメラを確認して戻れるようなら移動してもらおうかな。
牧志 浩太
『ok』
あなたにタイミングを見てもらい、このターンで牧志は撤退する。
KP
PC上の入退室のデータを書き換えることはできるが、ここ数日間のデータはPC上には無いようだ。
最新のデータはネットワーク上の、どこか別の所にあるのだろう。
KP
ターン進行終了。
KPのひとりごと
この辺ちょっと泥縄です。
事務室PCを掌握しないとカードリーダーをハッキングできない(シナリオ)→事務室PCにカードリーダーへのアクセス権限がある→入退室データにアクセスできるからだ、としたのはいいのですが、
そうなると「そのデータを書き換えて何かできないか」という発想になるわけですね。
で、その行動への対応をその場でなんとかしようとしています。

PLの発想にどんどん対応するのは楽しい! のですが、うっかりすると矛盾を作りがち。
こういうのは置き卓だとやりやすいですね。
佐倉 光
入退室データについてのコメントが出たので、
牧志の入室について削除したら「そもそも来なかった」ことになって脱出しやすくなる? と思ってました。
カメラにばっちり映っているはずですし、さすがに「全てなかったこと」にはならないよね、という思いが勝って、そのデータについて追求するのはやめた気がします。
KP
ちょっとそれも面白いなとは思ったんですよね。
ただ、牧志はIDカードを持っていないので、そこは別の研究者に連れられて入ったものと思われます。
佐倉 光
さすがにお客さんが入室するまでフルオープンじゃなかったのか!

KP
……少しして、事務室のカメラに女が戻ってくるのが映った。
闖入者がいたことに気づいた様子もなく、そのままPCに向かい始める。
牧志 浩太
『無事に戻れた。今はさっきの応接室。
ファイルによると、俺はまだ『未対応』ってことか。
翌日の夜だから、早ければ今夜には『対応』しに来る、悠長にしてられないな。
このタブレットの時刻、合ってる? 今は朝?』
佐倉 光
『ああ、朝になったとこ……今何時だ』
時計をチェック。
女が帰ってくる前に消すか対応済にしたい気もするんだけど、迂闊なことして侵入がばれるのも怖いよなー
今までの変更履歴ってそのファイルに残ってないかな。
KP
今は朝だ。
タブレットの時刻と、あなたの部屋の時計の時刻は一致している。
ふとPCから視線を外せば、窓の外には嘘のように平穏な朝の風景がある。
朝の光が目に染みて、眠気を覚える……。
KP
※PL向け情報
厳密な時間管理はありません。
KP
ファイルのバージョン履歴を確認すれば、昨夜から数件前までの変更履歴が残っている。
佐倉 光
細工するかどうか迷うなぁー
佐倉 光
戻ってくる前になんかしたかったけど、とりあえず進んでるからいいか……

見取り図の確認をしよう。
KP
おっと、失礼しました、描写を進めちゃった。
女が戻ってくる前(5・6ターン目)に何かするのであれば実行できます。
KPのひとりごと
うっかり意思をちゃんと確認する前に描写を進めてしまっています。置き卓でやらかしがち。
佐倉 光
いや、とりあえずそのまま。ただ、女が戻ってきてどんな操作しているかをチェックしながら牧志と作戦会議しよう。
あ、戻ってくる前のターンで入出記録の元にアクセスできるか、できるなら中身チェックしたいな。
KP
OK。
入出記録の元を探すのに1ターン、中身をチェックするのに1ターンかかる。
両方やるなら、合わせて〈芸術:ハッキング〉で1回判定。
佐倉 光
1d100 70 〈ハッキング〉 Sasa 1d100→ 76→失敗
佐倉 光
オーマイガッ
KP
入出記録の元を見つけ出すことはできた。
カードリーダーが接続されているサーバーから直接落としているようで、そのサーバーを探ればカードリーダーにも手が出せるかもしれない。

しかし少々時間がかかってしまい、サーバー内を探ろうとしたところでちょうど女が戻ってきた。
KPのひとりごと
丁度いいから判定失敗に乗っかって誤魔化したって? そんなことは…… あります。
佐倉 光
タイミングのいい判定の成功失敗に乗っかることあるある。
KP
女はマグを置くと、PCに向かって作業を始める。
問題のスプレッドシートを見ながら、『対応済み』になっている行の消耗品をリストから削除したり、予備品の発注を行ったりしている。
消耗品は何かの薬品や検査服、注射器などだ。
佐倉 光
物品管理か。薬品から何をしているのか分かればいいんだけどな。
佐倉 光
使われている薬品の名前を検索してみたりするけど、想像はつかないかな。

無理なようなら見取り図の確認をしよう。
早いところ牧志の安全を確保したいなぁ。
KP
薬品の名称には麻酔薬や鎮静薬の類があるが、広い用途に使われるもので、それだけでよからぬ用途を想像することはできない。
独自の発注コードで管理されていて、内容がわからないものもある。
KP
見取り図とカメラの映像を突き合わせると、いくつか分かることがある。

廊下は静かだが、ここには意外に人間がいる。
一階にも二階にも先程のような事務室が何室もあり、それらの殆どで人が先程の女のようにPCに向かって仕事をしている。
本格的に仕事が始まったのか、それらの中から人が動く様子はない。

また、二階の情報は不完全だ。

まず、監視カメラの映像が何だか少ない。
そういった人のいる事務室には殆どカメラがあるのだが、それ以外の部屋でカメラのない部屋があるらしい。
例えば牧志が言った【ST-2-2】とやらの映像も見当たらないことに気づく。

また、見取り図に扉の名称が書かれていない部屋がいくつかある。

牧志が見た廊下の様子と、監視カメラの映像、そして見取り図を突き合わせ、探る価値のありそうな……、そして、隙を突いて探れそうな部屋を割り出すことができる。
KP
牧志は〈母国語〉または【知識】
佐倉さんは〈母国語〉または〈追跡〉
でそれぞれ判定。
佐倉 光
1d100 90 〈母国語〉 Sasa 1d100→ 95→失敗
佐倉 光
なぬぅー
寝不足のせいで失敗した。
牧志 浩太
1d100 75 〈日本語〉 Sasa 1d100→ 62→成功
KP
ぐらりと画面が傾いた。
いや、傾いたのはあなたの視界だった。

ぼうっと頭が熱されているような熱が文章の、映像の意味を歪める。
目は画面を見ているというのに、脳がそれを処理できない……。
牧志 浩太
『佐倉さん?』
一瞬意識が飛んでいたらしい。
牧志からのメッセージが何度か来ていた。
佐倉 光
「……ねむ」
まずいな、頭がぼーっとする。冷水を持ってきて、栄養ドリンクを……この体であまり無理すると冗談抜きで死ぬから気をつけつつ。
KP
佐倉さんはMPを-1し、再度判定できる。
佐倉 光
MP 15 → 14
1d100 90 〈日本語〉 Sasa 1d100→ 94→失敗
佐倉 光
眠すぎる。
KP
眠い。
かあっと熱をもつ頭の中で無為な焦りがくるくる回転しているのを、ようやく眠いのだと自覚する。

目の前で視界がぱちぱちと明滅する。
頭が痛む。一瞬でも気を抜くと目を閉じたくなる。
佐倉 光
『牧志ー。イワクラの水もってない?』
牧志 浩太
『佐倉さん?
そうか、もしかして夜中じゅう探してくれてたんだな。

まずいな、ごめん、持ってない。持ってても届けられない』
KP
MPを-1して再度判定可能。
KP
あなたは自宅にいるため、4時間以上ゆっくり眠ると寝不足補正がなくなるが……、
その間に、あなたの助けを失った牧志の状況がどう変化するか、分かったものではない。
KPのひとりごと
本当に寝ていたらどうなっていたか。

ここで、カメラの映像をチェックして人の有無を確認できるのも、カメラの死角が分かるのも、カードリーダーを開錠できるのも佐倉さんだけです。
自分のいた場所(ST-2-2)は一度出ると鍵が閉まってしまうので、応接室なりトイレなりに隠れるしかありませんが、4時間も隠れていたら何かしら人が来るでしょう。
少々遭遇しても何とかなりますが、遭遇し続けて目立ったり、カメラに存在を捕捉されてしまったら……。
佐倉 光
寝たら不調が治る、みたいな情報が出ていたので、牧志を最初の部屋に戻して寝るのもアリなの? とは思いましたが、
あまりにもリスクが高すぎるなと思ったので……
作戦会議するときも最初の部屋に戻ってもらって、万一人が来たら寝ているふりをする、というのも考えましたが、まあ脱出バレるならもうバレているだろうし、無防備で人と遭遇すると面倒だよね、と思ってやめました。
KP
ああー、それはアリだったかもしれませんね。
ただ「念のため足しとこう」とかって追加で薬を盛られるリスクはあったかな。
佐倉 光
『ごめん、ちょっとコーヒー淹れ直してくる』
足早にコーヒーマシーンに向かってスイッチオン。
寝てる場合じゃない。少しでも目を離したくない。
それで牧志になにかあったら俺は一生後悔する。

砂糖とミルク多めのコーヒーを作って啜りながら見取り図を睨みつける。
集中だ、集中。
牧志 浩太
『分かった。待ってる』
佐倉 光
MP 14 → 13
1d100 90 〈日本語〉 Sasa 1d100→ 50→成功
KP
液体の熱さとカフェイン、そして糖分があなたの目をにわかに覚まさせる。
▽見取り図
KP
一階の【RP-1-1】が現在地。
【OF-1-1】は先程の事務室だ。
他の事務室も、監視カメラを見たところ同じようなつくりになっており、それぞれに人がいて仕事をしている。
事務室にはすべてOFから始まる文字が振られており、この文字は部屋の種別らしい。

気づくのは、OF以外のほとんどの部屋には監視カメラの映像が見当たらないことだ。
映像があるのは【RT-1-1】【RP-1-1(応接室)】【HW(廊下)】【ET(出入り口)】くらいだ。

二階は、監視カメラの映像があるのはほぼ人のいる事務室のようだ。
それ以外の部屋には見取り図上で文字が振られておらず、監視カメラの映像も見当たらない。
KP
【アイデア】で判定。
佐倉 光
1d100 80【アイデア】- Sasa 1d100→ 95→失敗
佐倉 光
ずっと 出目が わるい
95ばっかり出てない?
KP
子供の身体に徹夜とプレッシャーはキツかったか……。
佐倉 光
これを前回ラストバトルで出せと。
牧志 浩太
1d100 95【アイデア】 Sasa 1d100→ 80→成功
KP
牧志がいたという部屋にも、監視カメラの映像はない。
それで、あなたは牧志が廊下に出るまで、その姿を見つけることができなかったのだ。

監視カメラの映像は無機質な廊下と、何でもない企業のような事務室の様子を映すばかりだ。
牧志 浩太
『佐倉さん』
牧志 浩太
『この映像、ほとんど事務室と廊下だ。
それ以外の部屋は映したくないのかもしれない。
監視カメラにも隠してるなら、本末転倒な気はするけど』
KP
そう言われて思い当たる。

重要な部屋、または、表沙汰にしたくない部屋にはカメラを設置していないか、別系統にしているのではないか?
恐らく、警備会社にも見せたくないものが、そこにあるのだ。
KP
一階で無人と分かる部屋、気になる部屋は以下の通り。
RT-1-1:無人。社員がコーヒーを淹れていた部屋
PG-1-1:【映像なし】見取り図上で、他と比べて間取りの狭そうな部屋。
SC-1-1:【映像なし】今いる応接室の向かいの部屋。位置的に警備室だろう。
NP-1-1:【映像なし】SCの隣の部屋。
KP
二階は正直、事務室と廊下以外は正体不明だ。
監視カメラの解像度では、廊下のカメラの範囲に人がいるか、いないか程度しか分からない。
牧志が実際に見に行けば、扉の上に書かれている文字が分かるだろう。

KP
というわけで、ここから自由探索になります。
佐倉さんはオンラインでの行動と、
牧志に指示して物理的に探索してもらうことができます。

やりたい行動をお知らせください。
KPから
 ・可能/不可能、及び必要な判定
 ・リスクが想定される行動については、想定されるリスクについて
お知らせします。

思いつく行動がない場合、牧志と相談したり、【アイデア】成功で思いつくこともできます。
▽今あるもの(佐倉さん)
 ・佐倉さんの自室
 ・自分のPC
ONLINE
 ・監視カメラのPC
 ・応接室のタブレット
 ・事務室のPC
 ・百合根会のネットワーク
 ・カードリーダーのサーバー(未探索)
▽今あるもの(牧志)
 ・応接室のタブレット
 ・応急手当セット
KP
あ、今までやろうとしてイベントに流されてしまった行動についても、状況が落ち着いたので再び宣言して頂くことができます。
自由に遊んで(佐倉さんは焦って)いってください。
佐倉 光
※見取り図はそのまま一本の廊下の両脇に部屋があるような構造でしょうか、それとも便宜上そうなっているだけ?

KP
見取り図は、一本の廊下の両脇に部屋があるように描かれている。
建物の外観を見ても、駐車場の脇に細長い建物があるので、この見取り図は実際の構造を描いているようだ。
牧志 浩太
『実際に、長い廊下の両脇にずっと扉が続いてる。
実は地下だっていうんじゃなければ、細長い建物だ』
佐倉 光
そうするとまずは牧志にはカメラで確認できる無人の場所の確認、
俺はオンラインで触れる設備などの確認だなー。
牧志 浩太
『中の様子が分かるのは、あのコーヒー淹れてた部屋くらいか。
さっきの仮説だと、重要なものがありそうには思えないな。
湯でも持っていけば、武器代わりになるかもしれないけど』
佐倉 光
そうか、残るのは給湯室くらいしかないんだな。
なんとか動ける場所を増やしたいところだ。
牧志 浩太
『そういえば、佐倉さん。ここトイレが別室になってるだろ。
誰かがトイレに出てきたりするかもしれない。
廊下に出る前に言うから、カメラの確認頼む』
佐倉 光
『分かった。外に出るときはチェックするよ』

佐倉 光
ONLINEのPCについては調査済み→ただ調べても情報は出ないが、特定の使い方をすると情報が出ることもある
ということなんでしょうか。
KP
おっと、分かりにくくてすみません。
ONLINEの調査済みPCは
・それを使って何かができる(監視カメラの映像を操作する、ウィルスを流す、マイクをオンにして周囲の音を聞くなど)
という意味で一覧に残しています。

例えば監視カメラのPCなら、前に出たように、監視カメラの映像を録画映像に差し替える(差し替えの瞬間を見られるリスクあり)などの行動が考えられます。
佐倉 光
なるほど、手持ちで使えるツールってことですかね。
KP
ですです。手持ちのアイテムとして考えてください。

佐倉 光
まずは動かないでもらってカードリーダーのサーバーを調べてみよう。
牧志 浩太
『分かった、俺はここで外に耳を澄ませておく。
何か分かったら言うよ。頼む』
佐倉 光
『Okちょっと待って』
KP
PCのバックドアからカードリーダーのサーバーを調べるなら、うまく普通の通信に紛れ込ませれば、恐らくすぐに露見するリスクはないだろう。

サーバーのログも、自分のアクセス記録だけ消していけばいい。
KP
実行するなら〈芸術:ハッキング〉で判定。
佐倉 光
1d100 70 〈ハッキング〉 Sasa 1d100→ 62→成功
佐倉 光
今回いちいち出目が高めで怖いなぁ。
KP
カードリーダーのサーバー上で、制御システムが動いているのを見つけた。

入退室記録を見れば、事務室から時折人がトイレに出たり、二階で名前のない部屋の間を行き来しているらしい記録が確認できる。

事務室に人の出入りがあるのは主に夜までだが、二階やそれ以外の部屋は、夜遅くまで人の出入りがあるようだ。
いくつかのセキュリティレベルに分かれており、二階の部屋には一部の人間しか出入りしないらしい。

ここで、二階の名前のない部屋が、【WP-2-1】【DG-2-1】【DV-2-1】【ST-2-1】~【ST-2-5】であることが判明する。
位置関係は不明。
KP
また、あなたは制御システムのデータベースを発見する。

カードリーダーにカードをかざすと照合が行われ、タイムスタンプとともに入退室記録が残るシステムだ。
開けた扉は閉じると自動で施錠される。
中から出る場合はカード不要で退室できる。

データベースを触れる権限は持っていないが、管理システムが脆弱で、細工したログイン要求を送れば認証を突破できる。
データベースに架空のICカード情報を追加し、APIを叩いてやれば、遠隔で開錠操作が可能だ。

履歴については、開けた後に記録を既存のカード情報へ書き換えてしまえば良いだろう。

あなたは今から、1部屋ごとに〈芸術:ハッキング〉+20に成功することでカードリーダー式の扉を開錠可能となる。
佐倉 光
普通に考えれば警備室にも詰めてるよなぁ……
PGにSCにNPか。
倉庫ならストレージとかガレージとか……

ネットワークの中に、この建造物の地図、または内線一覧などのような、部屋の名前が書かれた一覧のような物は見つからないかな。
そういうのがあれば事務室PCから出てきてたかなぁ。
KP
ネットワークを探ると、事務用のものらしい共有ファイルサーバーが見つかる。
中身を探るなら〈図書館〉または〈コンピューター〉で判定。
佐倉 光
ファイル名に素早く目を通してゆく。ちゃんとした構成にしてあるとこなら助かるんだけどな……
1d100 80 〈図書館〉 Sasa 1d100→ 79→成功
佐倉 光
あっっぶね!
KP
危ないなあ!
佐倉 光
(最新版)とかver2とかに惑わされずに済んだ!

KP
ファイルの管理がいまいちだ!
「一時置き場」フォルダに情報を置きっ放しにするんじゃない。
同じファイルを全く違うフォルダに置かれると紛らわしい。どちらか削除しろ。
佐倉 光
くそー、いい加減なヤツが管理してんだな。
俺こういうの許せない。直したい。いやしないけど。バレるし。
佐倉 光
あっくそ、このファイルもさっきのとこにあったヤツのバージョン違いじゃねぇか。ざけんな。
KP
そんなものと格闘しながら中身を探ったが、あまり有用なものはない、
見つけた見取り図は、事務室のPCから見つけたものと同じものだ。
恐らく、二階のそれらに関わる情報は、ここから接点のない場所に格納されている。厳重なことだ。
ネットワークも完全に別系統になっているのか、飛んでいる電波やルーターの接続先から、それらを見つけることはできなかった。

やたらと守秘義務が強調されているのが気にかかった。
KP
アルファベットの正体は従業員には分かっているのか、一階のものも含めて、それらが何を指すのか書かれた情報はない。
従業員になりすましてメールを送るなどすれば聞くこともできるだろうが、違和感を覚えられれば、侵入者の存在が露見するリスクがある。
KP
また、サーバー内から健診車や巡回診療の類の手配スケジュールが見つかる。
……その中に、牧志が通う大学の学校名を見つけた。
佐倉 光
健診車や巡回診療か……特定の条件を持つ人間を探すとかしてたのかな。
対象者に薬射つとかしてたとか。
牧志 浩太
『佐倉さん、どう? こっちは外の物音を聞いてた。
やっぱり、たまに人が出入りしてるな。
時々話し声もしたけど、扉が厚いせいで扉越しに聞くのは無理そうだ』
佐倉 光
『現状部屋の情報抜くのは無理そうだな。動くしかないか。
扉の向こうの人の気配くらいは分かりそうか?』
牧志 浩太
『気配くらいなら探れそうだ。
ただ、廊下にカメラがあるんだよな?
カメラの隙を狙って死角からとなると、あまり悠長にはやれないな』
佐倉 光
それは確かに。牧志の耳でも確実性はないと思った方がいいな。
どこかで高い権限のPCにでも触れれば……

PGってパントリーとか倉庫とか、そういうとこだったりしないかなー。
PGの部屋に侵入を試みてもらう。
ここにもカードリーダーはあるのかな。
佐倉 光
『牧志、PGの部屋にはカードリーダーついてたか?』
オフィスに「パントリー」ってのもなかなか……
いや、今までの事を考えると無いとも言い切れないかな。
牧志 浩太
『待って、思い出す』
少し、沈黙。
牧志 浩太
1d100 95【アイデア】 Sasa 1d100→ 46→成功
牧志 浩太
『ついてた。
カードリーダーのない部屋はここと、階段の扉くらいだった。
そういえば、俺が出てきた部屋にもカードリーダー、あったな。

ここが応接室なら、来客が待てるようにとかか? カードリーダーがないの』
佐倉 光
『倉庫かなんかだったらそうそう人が来ることもないだろうし、そこよりは落ち着けるかも知れないと思った。
あとは上手く行けば隣の部屋の様子も探れるんじゃないかと思ってさ』
牧志 浩太
『確かにな。うまくいけば、隣の様子も探れそうだ。
PGって何だろうな、プログラム室? それはないか』
佐倉 光
『そうかー。何の部屋だろうな……』
牧志 浩太
『分かった、試してみる。カードリーダーと人の確認を頼む』
佐倉 光
『部屋にいないことがバレると面倒だ、考えてばかりもいられない。
サポートはできる限りするから、頑張れよ』

▼部屋侵入の流れ
佐倉 光
おっ。結構踏まなきゃいけない手順があるな。
PGへの侵入を試みてもらいます。
佐倉 光
見える範囲での人の動きを確認する。
PG……パーキングガレージ……いやねーよな。
KP
Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
牧志 浩太
『ああ。ありがとう、佐倉さん。
そうだ。このタブレット、マイクがついてる。
オンにしておくから、聞けそうならそっちで聞いて』
牧志 浩太
牧志はタブレットのマイクをオンにする。
ここからあなたは、望むなら向こうの音声を聞くことができる。
但し、こちらからはテキストしか送れない。
佐倉 光
『サンキュ、助かる』
▼人物の有無を確認
佐倉が使えて高い技能は一回おきにしか使用できない。
佐倉 光
なるほど眠いせいか一回おきにポンコツになる。
KPのひとりごと
本来、使える技能の中で佐倉さんが持っている技能は〈目星〉だけだったので、〈目星〉が使えないターンはほぼ確実に人と遭遇するバランスになっています。
が、今回は牧志がKPCなため、PCができることのない遭遇シーンが増えすぎないよう、佐倉さんの所持技能である〈忍び歩き〉を追加しています。
佐倉 光
成功
佐倉 光
くくく。普通に気付きそうなことに気付かなくてもダイス目が悪くても間抜け行動取っても全て眠気のせいにできる……っ!
でも眠気で牧志をピンチにしたら自責の念ヤバそう。
KP
ヤバそう。牧志も頑張るけど、牧志単体ではできることと情報がだいぶ少ない。
KP
あなたは素早くカメラの映像を確認する。
廊下の映像に……、異常はない!
周囲に異常はない、行くなら今だ。
KP
▼隠れて移動する
牧志 浩太
▼室内の気配を窺う
牧志失敗
牧志 浩太
室内の状況は分からない。
KP
▼カードリーダーを開錠する
佐倉 光
成功
佐倉 光
たかいたかい
KP
あなたはカードリーダーの開錠操作を行った瞬間、何かの『気配』を感じた。
『気配』だ。
あなたのPCが何かを検知したわけではなく、あなた自身の悪魔使いとしての、ハッカーとしての第六感のようなものだ。

眠気のせいかもしれない。気のせいかもしれない。
ただ開けてみて分かったのは、この部屋のカードリーダーだけが別の権限でロックされていたことだ。
佐倉 光
ん……権限が違うヤツだった?
ってことはある程度大事な部屋か?
KP
▼室内の監視カメラから隠れる
牧志視点
KP
そこは、一見して誰か個人の部屋だと思える部屋だった。
薄暗い照明。
机の周囲に並ぶ本棚。一つだけある机。
机の上に散らかった本と、机を埋め尽くす何かの機械とケーブル。
ケーブルの山に埋もれてファン音を立てる、ステッカーだらけのデスクトップPC。
牧志 浩太
何だ、ここ? 会社の中っぽくないな。

牧志 浩太
カツ、とマイクに小さな音が入った。
恐らく牧志がマイクの近くを爪で弾いた音で、うまく侵入したという合図だ。
少し後に、『入れた。誰もいない』とメッセージが来る。
佐倉 光
良かった。
牧志の姿がカメラから消えるとやはりどきどきする。
KP
タブレットのマイクを通して、フィーン……、という扇風機の回るような微かな背景音が伝わってくる。
聞き慣れた音だ。PCの、ファン音。
佐倉 光
『サーバルーム?』
牧志 浩太
『いや、サーバーじゃない。
誰かの部屋、誰かの私室って感じだ。

大きな本棚に囲まれたデスクがあって、ゲーミングチェアが置かれてる。
その横にある、ステッカーだらけのデスクトップPCがファンの音を立ててる。
それなりの性能なんじゃないかな。筐体が結構熱い。

机の上は何かの機械とケーブルまみれだ。読みかけの本もある』
KPのひとりごと
シナリオではPCは起動していないのですが、うっかりファン音を描写してしまったために、起動していることになりました。
ここでは展開に影響するものではなかったのですが、こういう細かい確認不足をしがち。
佐倉 光
ローカルでえっちなAI動画でも生成していたんですかねぇ!
KP
ローカルで神話的なAI動画でも生成していたかもしれない。
佐倉 光
ガチのイケナイ動画だ!
佐倉 光
『私室?
予想外のものが出てきたな。ここはどこかの組織の施設に見えるのに。
局長室的なやつなのか?
それだったらそこは情報の宝庫なのかも』
佐倉 光
『熱くなってるって事はなんか回ってるんだな。
モニタはないか? 何の作業中なのか分からないかな』
牧志 浩太
『そういうことかもしれない。
デスクも一脚だけだし、複数人で使ってそうに見えないんだ。
今から見てみる』

そして、少しまた沈黙が落ちる。
しかし今度は牧志が本を探っている物音が、モニターの電源を入れたらしい僅かなパチッという音が聞こえる。
牧志 浩太
1d100 82 〈図書館〉 Sasa 1d100→ 96→致命的失敗ファンブル
牧志視点
KP
探している途中に、こつんと肘が本棚に当たった。
本棚が揺れ、絶妙なバランスで詰め込まれていた本が雪崩を起こしそうになる!

牧志 浩太
「ゲッ」
沈黙を破って聞こえたのは、牧志の小さな声だった。

佐倉 光
omg
この話ダイス振る機会多いからファンブルも増えそうなんだよなーぁ!
二人で振るから2部屋で1ファンブルしてもおかしくない。
しかし同じだけのクリティカルは何故かでない!
KP
ダイス振る機会のかなり多い話ですからね。
でもなぜかクリティカル連発にはならない!

コメント By.KP(牧志)
ここから本格的に自由探索が始まります。
牧志(KPC)にどれだけ喋らせるか、考えさせるか悩むKP。
KPCが行動の主導権を握ってしまっては面白くない。
しかしせっかくの共闘、何も考えずただ待っているだけの牧志ではらしくない。

プレイ日:2025年6月5日 ~ 2025年12月15日

作者名: citrusPOT/鈴華(りんか)

配布・販売サイト: CoC6版『DAZEMAZE:IT』SPLL:E193533

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【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」



TRPGリプレイ CoC『鱗の眼』牧志 浩太(終)

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