シロ
■■■■■ 20210831 ■■■■■
高瀬川の和樹
セイヤッ!
今日も元気だ葡萄(産地直送)がうまい
こんばんはー
今日も元気だ葡萄(産地直送)がうまい
こんばんはー
風馬
コケコッコー!
コケコケ
コケコケ
シロ
わんわん!
女
どうもみなさん
あ、シロの解像度が上がった
あ、シロの解像度が上がった
風馬
何奴
シロ
誰だ。名を名乗れ。
語り手
わたしです
風馬
何奴と冷奴って似てるよね
シロ
ひややっこたべたい
語り手
ひややつ!
風馬
シロと冷奴って似てるよね
語り手
どっちかていうと『龍の髭』ぽい
シロ
あたしに似てる冷奴は食べちゃダメだぞ。
お腹イタタで済まないぞ。
お腹イタタで済まないぞ。
風馬
草かと思ったらお菓子だった
語り手
草
シャーリー
おくれました
!!!
すみません!!!
!!!
すみません!!!
高瀬川の和樹
おかえりなさい! マシントラブルは仕方ない、解決なされましたか
風馬
トラブル対応お疲れ様です
シャーリー
はい!
語り手
おいでませ
風馬
すごく旅館です
シャーリー
旅館!
語り手
では、始めてまいります
語り手
前回、みんなは関越道を走り、上里のサービスエリアで休憩をとり、二和という土地を目指したのでした
出発が夕方だったこともあり、すっかりと夜になってしまったので
二和の少し手前のところ、伊香保という土地で今日は休むこととなりました
みんなを乗せたキャンピングカーは、小さな夜の町へと入ってゆきます
かすかに開けていたドアから、なんだか卵の匂いを濃くしたような、不思議な匂いが漂ってきます
出発が夕方だったこともあり、すっかりと夜になってしまったので
二和の少し手前のところ、伊香保という土地で今日は休むこととなりました
みんなを乗せたキャンピングカーは、小さな夜の町へと入ってゆきます
かすかに開けていたドアから、なんだか卵の匂いを濃くしたような、不思議な匂いが漂ってきます
シロ
「おんせん。おんせん入るの初めてだ」
「くさい」
「くさい」
シャーリー
「私も……です……」
高瀬川の和樹
「うお、結構道が狭ぇな。これ擦ったらどうなるんだ?」 擦らないように用心して車を回しつつ、温泉の匂いに鼻を鳴らす。
ゆり
「ちょっと、やめてよね!」
風馬
「知らない町だ……」
ちびきつねさま
「今日はここでゆっくりするのだから、ゆっくり走るといいよ、和樹」
ゆり
「そうね、道を歩いている人も多いし。さすがは温泉街!テンションが静かに上がるわぁ」
風馬
「どっちを向いても、山が見える」
シャーリー
「ですね……」
ちびきつねさま
「そうだね、ここは山の間にある土地だから」
風馬
「どの山にも、きつねがいるのか?」
ちびきつねさま
「いるよ。そりゃもう、たくさん。人の言葉を話せるものも、人の姿を真似るものも。そうでないものも」
風馬
「そうか、すごいな」
ゆり
「和樹、そこ少し行ったところを曲がったら、町営の駐車場あるわ」
ゆりがスマホをいじりながら言います
ゆりがスマホをいじりながら言います
高瀬川の和樹
「おお、これか」
語り手
などとやりつつ、キャンピングカーを駐車場へと停め、みんなは伊香保の町に降り立つのでした
高瀬川の和樹
「……いいねぇ。旅の風情だ」噛みしめるように一言。
風馬
「これが、旅」和樹の言葉に耳を澄ませる
シャーリー
「こういう旅は……初めてで……」
ゆり
「旅情噛み締めてないで、さっさと準備する!温泉閉まっちゃうでしょうが!ホラ、あんたたちも!温泉入るんだから、ちゃんと化ける!」
高瀬川の和樹
「急かすない急かすない、分かった分かった」
シロ
そこらを走り回っている。
語り手
ああ、そうそう場面変わりましたので、登場処理もお願いしますね
時間は夜です
時間は夜です
シャーリー
もう鳥でいいかなって
高瀬川の和樹
完全変身します。おもいから6消費。
[ 高瀬川の和樹 ] ふしぎ : 5 → 12
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 3 → 10
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 10 → 4
[ 高瀬川の和樹 ] ふしぎ : 5 → 12
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 3 → 10
[ 高瀬川の和樹 ] おもい : 10 → 4
風馬
同じく完全変身
[ 風馬 ] ふしぎ : 3 → 10
[ 風馬 ] おもい : 7 → 14
[ 風馬 ] おもい : 14 → 8
[ 風馬 ] ふしぎ : 3 → 10
[ 風馬 ] おもい : 7 → 14
[ 風馬 ] おもい : 14 → 8
シロ
しぶしぶ変身
[ シロ ] おもい : 5 → 12
[ シロ ] ふしぎ : 7 → 14
[ シロ ] おもい : 12 → 6
完全変身だよ
[ シロ ] おもい : 5 → 12
[ シロ ] ふしぎ : 7 → 14
[ シロ ] おもい : 12 → 6
完全変身だよ
シャーリー
こちらは鳥のまま~
[ シャーリー ] ふしぎ : 7 → 14
[ シャーリー ] おもい : 7 → 14
じゃあシロちゃんの肩に止まる。
[ シャーリー ] ふしぎ : 7 → 14
[ シャーリー ] おもい : 7 → 14
じゃあシロちゃんの肩に止まる。
高瀬川の和樹
「ま、皿があっちゃこういう騒がしい温泉にゃ入れねえからな。田舎なら案外スルーしてくれるもんだが」
シャーリー
「……私は鳥なので……このままでも……ちゅん……」
風馬
「夜なのに、歩いてる人間が多いな」
ちびきつねさま
「私は化けられないから、留守番をしているよ」
高瀬川の和樹
「おう、悪いな。土産は何がいい?」と、きつねさまに。
ちびきつねさま
「そうだねぇ。何か甘いものでも頼むよ」
シロ
「なあシャーリー、おふろはヒトじゃないと入れないんじゃないのか?」
高瀬川の和樹
「鳥? 露天風呂の枝にでも止まってりゃいいんじゃねえか」
シャーリー
「お湯だけ浴びれたらそれでいいのです……ちゅん」
ちゅんっ
ちゅんっ
シロ
「ふーん」
シャーリー
「私はアイスが……良いですね……」ちゅん。
高瀬川の和樹
「甘いもんだな。分かった」
「さあて、あんまり道草食ってたらゆりにどやされっから、とっとと行こうぜ」
「さあて、あんまり道草食ってたらゆりにどやされっから、とっとと行こうぜ」
風馬
「どこ行くんだ?」
シロ
「いこーいこー」
ゆり
「ホラ、急ぐ急ぐ。駆け足!うわっと」
着物で駆け出そうとして、蹴躓く
着物で駆け出そうとして、蹴躓く
風馬
「こけてるぞ」裾をつかむ
シロ
「大丈夫か? あたしのせいじゃないぞ」
高瀬川の和樹
「ああ、危ねえな! 急ぐのはいいが、転けちゃ急がば回れだぜ」
ゆり
「ああ、ありがとう……いたた」
語り手
などと賑やかに浴衣姿の人たちの間を抜けて、みんなはお風呂にありついたのでした
風馬
「うぇ、水に入るのか……」
シロ
「あついみず!」
露天風呂で手にお湯すくって、シャーリー風呂作ってる。
露天風呂で手にお湯すくって、シャーリー風呂作ってる。
高瀬川の和樹
「はぁ、肩の凝りがほぐれるねぇ……。
風馬、湯もいいもんだぜ。その姿なら錆やせんだろ」
湯の中でうーん、と伸びをしながら。
風馬、湯もいいもんだぜ。その姿なら錆やせんだろ」
湯の中でうーん、と伸びをしながら。
風馬
「にわとりは水にはいらない……」おそるおそる浸かっていく
シロ
「わあ、二人の声が聞こえるぞ。おーーーーい!」
風馬
「おーい、いるぞー」
シャーリー
「あったかい……」露天風呂で湯気を浴びる。
語り手
閉まる間際だったためか、露天風呂は貸切状態です
ゆり
「ちゃんと肩まで浸かりなさいよー?」
風馬
「肩まで」
高瀬川の和樹
「入ってみな。悪かないもんだぜ」
全力で身体を伸ばして、貸切状態の風呂をエンジョイしている。
全力で身体を伸ばして、貸切状態の風呂をエンジョイしている。
シロ
「熱い水おいしくない……」
ゆり
「よしなさいよ、バッチいわね!外に呑める温泉もあるから、それまで我慢しなさいな」
シロ
「汚いの? そっかー」
シャーリー
すげー煩悩の話していいですか
高瀬川の和樹
どうぞ
シャーリー
ラーメン食べたい
シロ
そういう煩悩
ぽてちたべたい
ぽてちたべたい
高瀬川の和樹
私はいますごく温泉に入りたいですね
語り手
入りたいですね
語り手
せめて皆さん想像の中で浸かってくださいね
高瀬川の和樹
ライトアップされた橋を眺めながら露天風呂で手足を伸ばしたいですね
シロ
好きなだけ入っていていい温泉がいいなぁ
風馬
「……なんか、不思議な感じだ」
シャーリー
「変な感じなんです……?」
風馬
シャーリー男湯に?w
語り手
飛べるからなw
シャーリー
あっ
シロ
鳥だしね
高瀬川の和樹
鳥だし移動できそうw
風馬
「和樹、なんでシロたちと一緒じゃないんだ?」
高瀬川の和樹
「はああ極楽極楽……
ああ、風呂っつうのは裸になるだろ。女と男ってのは、互いに裸を見ちゃなんねえってことになってんだよ」
ああ、風呂っつうのは裸になるだろ。女と男ってのは、互いに裸を見ちゃなんねえってことになってんだよ」
風馬
「そうなのか」
高瀬川の和樹
「おう。まぁ、人の世は色々厄介に出来てっから、隠しとかねえと色々厄介な出来事があんのさ」
空を見上げてぷかぁと息を吐く。
空を見上げてぷかぁと息を吐く。
シャーリー
境目にいよっか///
ごめんね///
ごめんね///
語り手
境目なら両方見られるわけですね
シロ
「そっから向こうが見えるのか」
どれどれ……とばかりにそっちへ行こうとする。
どれどれ……とばかりにそっちへ行こうとする。
シャーリー
「声が聞こえるだけですよ……」
ちゅんちゅん。
私はなにも見ていない。
ちゅんちゅん。
私はなにも見ていない。
ゆり
「バカっ!何しようとしてんのアンタ!」
慌てて引き止める
慌てて引き止める
シロ
「わぁ! なんだよぅ!?」
風馬
「どうした?」こちらも境に近づこうと
ゆり
「アンタも女なら、恥じらいってものを知りなさい!?」
語り手
女湯から賑やかな声が聞こえてくる
高瀬川の和樹
温泉の気持ちよさのあまり、ツッコミだのなんだのを丸々放棄した河童がいる。
シロ
「おんな……?」
「ああ……つけてないやつか」
「ああ……つけてないやつか」
ゆり
「何を!?」
シロ
「この姿になったとき、ついてないやつを見たからこうなっただけで、どっちでもいいんだけど」
ゆり
「花も恥じらいスロー!」
女湯から、ゆりがシロを強制的に湯船に放り込んだらしい激しい水音が聞こえてくる
女湯から、ゆりがシロを強制的に湯船に放り込んだらしい激しい水音が聞こえてくる
シロ
「何するんだ」
ぺっしょりした白い生き物が湯に浮いてる。
ぺっしょりした白い生き物が湯に浮いてる。
ゆり
「人前でそういうこと言わないの!」
シロ
気合いを入れ直すのもたいへんなんだぞ!
ゆり
「まったくもう……」
べしょべしょの毛玉を拾い上げ、湯を張った桶に入れてやる
べしょべしょの毛玉を拾い上げ、湯を張った桶に入れてやる
シロ
桶……悪くない……
シャーリー
かわいい
高瀬川の和樹
「ゆりも人の世に染まってんなあ……、ま、飛乗物なんてそんなもんか」
風馬
「なぁシャーリー、あいつら何してるんだ?」
「それにしてもすごいな、家にこんな大きな池があるなんて」
「それにしてもすごいな、家にこんな大きな池があるなんて」
高瀬川の和樹
「ああ、これは家じゃねえよ。皆で温泉に入るために作ったもんだ」と、風馬へ。
風馬
「水浴びするのに家を建てるのか……」
高瀬川の和樹
「こういうのも、放っとくだけじゃいい風呂にならんのさ。掘ったり落ち葉をさらえたり、いろんな仕事が要る」
「一人でそれをやんのは骨が折れるから、こうやって飯を食ったり泊まったりできる建物を一緒に建てて、皆から金をもらって、皆で仕事をやるわけさな」
「一人でそれをやんのは骨が折れるから、こうやって飯を食ったり泊まったりできる建物を一緒に建てて、皆から金をもらって、皆で仕事をやるわけさな」
風馬
「そうだな、これだけ広いと手伝いがたくさんいりそうだ」
「和樹は良く知ってるな……」
「和樹は良く知ってるな……」
高瀬川の和樹
「おう」
「ま、俺は半端もんだからな。詳しいというか、まあ、好きなんだろうね」
「ま、俺は半端もんだからな。詳しいというか、まあ、好きなんだろうね」
シロ
男湯の会話いいなぁ
高瀬川の和樹
「まあ、それにだ」
「ただ風呂に入って終いより、風呂に入ってほどよく温まった身体で、冷てぇ酒でも一杯やって、そのまますかっと寝られりゃあ余計に気持ちがいい」
「後で試すといいぜ」
「ただ風呂に入って終いより、風呂に入ってほどよく温まった身体で、冷てぇ酒でも一杯やって、そのまますかっと寝られりゃあ余計に気持ちがいい」
「後で試すといいぜ」
シロ
この河童すっかり人間である。
高瀬川の和樹
である。
シャーリー
だなぁ。
ゆり
「あら、いいじゃない。付き合うわよ」
高瀬川の和樹
「お、いいねぇ。後で一杯やろうぜ」
シャーリー
うっ、一人で泊った時の記憶が……。
高瀬川の和樹
いったいなにを……?
シャーリー
お酒飲んだけど緊張で眠れなかったってお話!
高瀬川の和樹
なるほど!
風馬
「わかった……あれ、椅子があるな」じゃばじゃばと湯舟から上がって椅子に座る
「空と山が良く見える…いいなこれ」なお前は隠さない
「空と山が良く見える…いいなこれ」なお前は隠さない
語り手
風馬がそうして色々冷却していると
どこか遠くから、唸り声のようなものが細く聞こえてきます
どこか遠くから、唸り声のようなものが細く聞こえてきます
風馬
「なんだ?山犬か?」
シャーリー
風馬くんだけです?
語り手
静かに浸かっている人は、聞こえてきます
高瀬川の和樹
「……? 何だァ、まさか熊じゃねえよな」 のそりと身を起こして、そちらを確認する。何系の唸り声ですか? 犬系? 熊系? 酔っ払い系?
風馬
酔っ払いはやだな
シャーリー
俺ちょっと飛んできますよ。
シロ
桶の中でおとなしくしているので聞こえたかも。
語り手
深く、しかし太く聞こえてくるそれは小さくなったり大きく唸ったりしつつ、少しずつ近づいてきているように感じます
風馬
立ち上がって音源を探そう
「こっちか?」
「こっちか?」
高瀬川の和樹
風馬とは別方向から、立ち上がって音の源を探します。
語り手
そちらへと目をやれば、風馬が眺めている山の木々の間を、月夜に狼の瞳めいて光る点が山肌に沿って走ってゆくのが見えます
シロ
狐火かなぁ? なんて思ってる。
風馬
「山に何かいるな」指さす
語り手
和樹なら、うねる波のように聞こえるその唸り声が、獣のものでは無いことがわかるでしょう
高瀬川の和樹
獣でないというのは、変化・あやかし・もののけの類ということ? それともそういう意味ではない?
語り手
速度を緩める際に低くなり、伸びやかに駆ける時に甲高く吹き上がるその声は、
紛れもなくエンジン音でしょう
それも、一般的な車などよりも高回転の。
紛れもなくエンジン音でしょう
それも、一般的な車などよりも高回転の。
シャーリー
現代の馬か!?
シロ
鉄馬だな
風馬
峠攻めちゃう人たちかな
語り手
光る瞳は一つだけですね
シャーリー
とうふや……?
風馬
タイヤ2つしかなさそうですよ
高瀬川の和樹
しのぶくんかしら
シャーリー
煩いバイクの音聞いてるとじわじわ来ちゃう
シロ
「なんか賑やかだねー」
高瀬川の和樹
「なんだ車か」ぽてんと湯の中に戻る。
「ありゃ車……、いや、二輪かね。とにかく人が乗ってるモンだ。夜は車が少ねえから、ヤンチャでもしてんのかもな」
「ありゃ車……、いや、二輪かね。とにかく人が乗ってるモンだ。夜は車が少ねえから、ヤンチャでもしてんのかもな」
ゆり
「ぃやぁねぇ。こういうとこにも割と出るのよね」
シロ
「でるのかー」
あまり意味を考えずにオウム返し。お湯が気持ちイイのである。
あまり意味を考えずにオウム返し。お湯が気持ちイイのである。
風馬
「山を登ってるのに速いな」
シャーリー
「何が出るんです……?」
風馬
「ゆりの仲間じゃないのかー?」
高瀬川の和樹
「おう、ありゃあ速いぜ。軽いし速い。速すぎても他の車に危ねえから、難儀なもんなんだがな」
ゆり
「仲間、ねぇ。あまりうるさくするのは趣味じゃないわ」
シャーリー
「へぇ……」
ゆり
「ま、速いは速いわね」
「私が本気出せば、敵じゃないけど」
「私が本気出せば、敵じゃないけど」
高瀬川の和樹
「全くだ。遊ぶのはいいがつけるもんはつけてほしいぜ、狸どもが驚いちまわあ」と、壁越しに。
シャーリー
「もっと大切してほしい……です……ね……」
シロ
ゆりさん男湯と会話してんの?
語り手
してるよ
風馬
シャーリーからは両方見えるよ
シャーリー
どうも、中間の人間です。
あ、いえ。鳥です。
あ、いえ。鳥です。
語り手
山肌を走る光は、やがて町に近づくにつれ、高さも低くなり、見えなくなりました
高瀬川の和樹
「さて、そろそろ出るかね。茹で河童になりそうだ」ざばぁと湯から上がる。
風馬
「おう」
ゆり
「そうね。そろそろ上がりましょう」
「それじゃ、ロビーでね」
「それじゃ、ロビーでね」
高瀬川の和樹
「おう」
風馬
「この服苦手なんだ……」浴衣に悪戦苦闘
高瀬川の和樹
あんまり悪戦苦闘しているようなら手伝う。>風馬
風馬
和樹が手伝おうとしたときにはすでに帯が固結びでしたとさ
高瀬川の和樹
「あーあー、またがっちり結べちまってんなあ……」
ぬぐぐ、とか、むぐぐ、とか言いながらなんとかその結びをほどく。
ぬぐぐ、とか、むぐぐ、とか言いながらなんとかその結びをほどく。
シロ
お湯から上がってぶるぶるっと身体を震わせて、ヒトに戻る。
「ふー、気持ちよかったぁ」
「おんせん、イイな」
「ふー、気持ちよかったぁ」
「おんせん、イイな」
ゆり
「そうでしょう、そうでしょう」
「日本中には、他にもたくさん、いろいろな温泉があるわよぉ」
「日本中には、他にもたくさん、いろいろな温泉があるわよぉ」
シャーリー
「明日の朝に……私も……入ろうかと」
「……でも湯気だけでも暖かかった……ですね……」
「……でも湯気だけでも暖かかった……ですね……」
シロ
「この、筒がいっぱい入ってる明るいハコなんだ?」
指さすのはレトロな自販機。
指さすのはレトロな自販機。
ゆり
「あら、いいところに目をつけたわねぇ」
自販機の前で興味深そうにしているシロにニヤリとほくそ笑む
「男どもはなんだかのんびりしてるし、ちょっと抜け駆けしちゃいましょうか」
自販機の前で興味深そうにしているシロにニヤリとほくそ笑む
「男どもはなんだかのんびりしてるし、ちょっと抜け駆けしちゃいましょうか」
シロ
「おぉっ、なんか楽しそうなヤツなのか」
ゆり
巾着から取り出した小さなガマ口から小銭を数枚、自販機へと入れ、2本のドリンクを購入
シロ
ドリンクが落ちる音で「びっくり」してゆりの後へ逃げ込む。
風馬
ガタタッ
ゆり
じゃぁ逃げ込んだその様子にクスクス笑いながら、背後に差し出す
「どっちがいい?」
差し出す瓶には『フルーツ牛乳』『コーヒー牛乳』の文字
「どっちがいい?」
差し出す瓶には『フルーツ牛乳』『コーヒー牛乳』の文字
シロ
「じゃあ、この、きいろっぽいやつ……」
ゆり
「通ね。はい、どうぞ」
キャップを外してやり、シロに手渡す
キャップを外してやり、シロに手渡す
シロ
瓶の口にかみついて、悪戦苦闘しながらペロペロしてる。
「あまい!」
「あまい!」
ゆり
「アンタ、人の飲み物飲んだことないの?」
シロ
「ないぞ」
シャーリー
ラーメンのデザートにコーヒー牛乳飲みたい
風馬
ラーメンのデザート
シロ
リアルでコーヒー牛乳作ろうかなw
高瀬川の和樹
えっいいなw
シャーリー
人間になってもいい!?
語り手
いいよw
風馬
風呂よりジュースw
シャーリー
なりますね!!!おもい6払います。
「珈琲牛乳……!」目をキラキラと輝かせる。
「珈琲牛乳……!」目をキラキラと輝かせる。
ゆり
「そして、アンタもちゃっかりしてるわねぇ……。コーヒー牛乳ね、はいはい」
シャーリーにも買ってやる
シャーリーにも買ってやる
シロ
「おいしー!」
シャーリー
わーい!
「いただきます……」
「いただきます……」
語り手
などとやりながら、男性陣を待ってますw
シャーリー
ウワアアアアア
風馬
時間がかかりつつ男湯の暖簾から出てこよう
高瀬川の和樹
ちょっと疲れた顔で出てくる。
ゆり
「随分とごゆっくりね」
高瀬川の和樹
「はあ、難儀した難儀した……お、コーヒー牛乳か。いいねえ」
「ちと浴衣で色々あってな」指先がちょっと赤くなっている。
「ちと浴衣で色々あってな」指先がちょっと赤くなっている。
風馬
「この服が悪い」
ゆり
「あら。似合ってるじゃない。悪くないわよ」
高瀬川の和樹
慣れた様子で黒革の小銭入れを取り出し、自販機に小銭をイン。珈琲牛乳をゲット。
「風馬、お前も何か飲むか?」
「風馬、お前も何か飲むか?」
風馬
「…?さっき言ってた冷たい酒か?」
シャーリー
んくんくとコーヒー牛乳を飲んでいる。
ゆり
「それは後のお楽しみ……っていうか、アンタ呑めるの?」
風馬
旅館の人に止められそう
高瀬川の和樹
「こりゃ酒じゃなくて牛乳だな。だが風呂の後に呑むとうまいぜ」
ほれ、と珈琲牛乳買って風馬に渡す。
ほれ、と珈琲牛乳買って風馬に渡す。
シロ
「これ美味しいぞ!」
風馬
「ありがとう」蓋をピッと外す
高瀬川の和樹
自分の分を腰に手を当ててお約束のスタイルでごくごく。
風馬
「煙の臭いがする、甘い水だ……けど、美味しいな」
高瀬川の和樹
「だろう」
ゆり
「悪くないでしょう?」
「旅に出れば、こういう風に色々美味しいものにも出会えるのよん」
「旅に出れば、こういう風に色々美味しいものにも出会えるのよん」
風馬
「そうか……」
シャーリー
「美味しい……」happy.
シロ
瓶を逆さにしてペロペロしてる。
ゆり
「…って、やめてよ、恥ずかしいでしょ!」
シロを慌てて止める
シロを慌てて止める
シャーリー
「恥ずかしい行為なんですか……?」真似しようとしてた己を恥じる。
シロ
「ええー、まだ甘いのに」
「はずかしいって、なんでだ??」
「そうか、ふーちゃんときーちゃん(男)がいるからだな!」
「はずかしいって、なんでだ??」
「そうか、ふーちゃんときーちゃん(男)がいるからだな!」
ゆり
「はいはい、もういいから。狐も待ってるし、何かお土産とご飯買って戻りましょう」
シャーリー
「はい……」
語り手
などとやりながら、みんなはのんびりとキャンピングカーへと戻るのでした
シャーリー
フルーツ牛乳バナナ入ってそうで飲んだことないですねそういえば……。
高瀬川の和樹
あれバナナというか実質謎のフルーツ香料だしそこはどうなんだろ……?
シャーリー
そうなんだ!?
語り手
どうせ香料だけじゃろ
高瀬川の和樹
銭湯にあるようなやつは香料だけだと思うんですが、いろいろメーカーあるみたいですぐにはわからんかったですね……>フルーツ牛乳
ちびきつねさま
「やぁ、おかえり。ゆっくりできたかい」
シャーリー
「ゆっくりできました……」
風馬
「水浴びした」
シロ
「お方様お方様、なんか冷たいの美味しかった」
いそいそとサメの間に入り込む。
いそいそとサメの間に入り込む。
ちびきつねさま
「そうかい。それはよかったねぇ」
シャーリー
新しいシロちゃんもくっそかわいい
かわいい
so cute
かわいい
so cute
シロ
やったぁ
シャーリー
「……今日はここでおとまりですか?」
ゆり
「そうよ。流石に一泊目からお宿じゃぁ、お金も勿体無いしね」
語り手
あ、っとそうだ
ここはコインパーキングなので
ここはコインパーキングなので
ゆり
「和樹。ここじゃお金かかって仕方ないわ。少し山の方へ上がって、無料の駐車場で泊まりましょう」
高瀬川の和樹
「そりゃそうだな。おおい、ちと動かすぜ」全員に声をかけて車を発進。
シロ
スヤスヤ
シャーリー
すぷすぷとつられて寝始める。
シロ
寝る時間になったら外に出て道を走る予定のシロ。
風馬
「さっきの光のほうにいくのか?」
ゆり
「ああ。そういえば……」
スマホで地図を確認し
「そうなるわね。うるさくされなければいいけど」
スマホで地図を確認し
「そうなるわね。うるさくされなければいいけど」
ちびきつねさま
「光、かい?」
風馬
「山の中を何かが走ってた」
高瀬川の和樹
「耳栓でも買っとくか?」
風馬
「オレたちもあそこから見たらああなるのかな」
ゆり
「そうかもしれないわね」
語り手
などと話しながら車は進み
少し山へと上がったところで見つけた、トイレ併設の駐車場へと停車しました
買ってきたお土産を皆で食べ
歯磨きをしてから少し皆でくつろいで
初めての旅1日目のことを色々と話したりしていると、大人組以外は段々と眠くなってきました
少し山へと上がったところで見つけた、トイレ併設の駐車場へと停車しました
買ってきたお土産を皆で食べ
歯磨きをしてから少し皆でくつろいで
初めての旅1日目のことを色々と話したりしていると、大人組以外は段々と眠くなってきました
シロ
私夜行性だよ!
駐車場に他の車は居るのかな?
駐車場に他の車は居るのかな?
語り手
他には車はいないようです
シャーリー
おやすみ……。
鳥の朝は早い……。
鳥の朝は早い……。
風馬
本質的には寝なくて平気そうだけどにわとりに合わせて早寝かな
シロ
じゃあだんだん元気になってきて車の中うろうろしてる。
「そとでたーい」
「そとでたーい」
ゆり
「遠く行くんじゃないわよ。話通じる獣だったらいいけど、食べられても知らないんだから」
言って、リビングのドアを開けてあげる
言って、リビングのドアを開けてあげる
シロ
「わーい」
でも近くに人間がいないんじゃなぁ。ちょっとだけ走ってこよ。
でも近くに人間がいないんじゃなぁ。ちょっとだけ走ってこよ。
高瀬川の和樹
「迷うなよー」
シロ
「みちのけは迷わないよ、大丈夫大丈夫ー」
峠を攻めてきます。
峠を攻めてきます。
風馬
ユーロビート流しながら
シロ
特に何も無ければ、一時間弱ぐらいで戻ってきます。
ゆり
「シャーリーと風馬は後ろの2段ベッドでね」
風馬
「ん……」2段の寝床を準備
シャーリー
「私は鳥の姿に戻って省スペースで寝ます……」
俺は鳥。
鮫のぬいぐるみの横ですやすや勝手に寝始めている。
俺は鳥。
鮫のぬいぐるみの横ですやすや勝手に寝始めている。
ゆり
「私と狐はバンクベッド。和樹、アンタはリビングのベッドで良いでしょ?寝る直前にテーブル片付けてベッドにするから、寝入りまで一杯付き合いなさいよ」
風馬
「なんだ、ゆりと和樹だけずるいぞ…何かするのか………Zzz」
ゆり
言いながら、先ほど土産と一緒に買った『地酒飲み比べセット』と乾き物を取り出す
「お子様には少し早い、大人だけのお楽しみよ。おやすみ?」
「お子様には少し早い、大人だけのお楽しみよ。おやすみ?」
風馬
「お前も…子供じゃ…ぐぅ」
シャーリー
「ぐぅ……」
語り手
ゆりの外見年齢は20代だw
風馬
酒屋の娘じゃなかったのか
シロ
実年齢は……
語り手
4桁ちかく。
さて、そんな風に
少しずつ夜が更けてゆく中
さて、そんな風に
少しずつ夜が更けてゆく中
高瀬川の和樹
「おう、一杯」
ゆり
「はいはい。どれから行く?吟醸酒?焼酎?」
語り手
なんてキャンピングカーの中でやっている頃
語り手
シロが駐車場の中をとてとてと走り回っていると
シロ
「ふー、風が気持ちいい」
語り手
たまーに顔を覗かせる狸や鹿に挨拶したりしていると
シロ
「こんちわー」
「ヒトはいないかぁ、残念」
「ヒトはいないかぁ、残念」
語り手
どこからか、唸り声のようなものが聞こえてきました
シロ
さっき聞いたヤツかな。
語り手
先程と似ているような気がします
シロ
びっくりしたので木の陰に隠れる。
語り手
それは、この駐車場へと登ってきた車の道から聞こえてくるような気がします
シロ
「あ、なんか来るのか」
語り手
段々とその声は近くなり
まもなく、この道へと姿を現すでしょう
まもなく、この道へと姿を現すでしょう
シロ
物陰からじーっと見てる。
ヒトだったらこすりに行こ。
ヒトだったらこすりに行こ。
語り手
やがて、シロが見ている先、黒々としている木々の隙間からチラチラと光が見えてきます
音は段々と大きく、近くなり
音は段々と大きく、近くなり
シロ
あれバイクってのりものだ。あたし知ってんだ。
昼間にきーちゃんに教えてもらったんだ。
昼間にきーちゃんに教えてもらったんだ。
語り手
駐車場の少し前のところでカーブしているところから月の光に姿を現したのは、果たして確かに一台のバイクでした
その前、顔のようなところに、獣のような二つ目を爛々と光らせたそれは、見る間に近づき
大きな音と風を伴って、シロの目の前を駆け抜けて行きました
その前、顔のようなところに、獣のような二つ目を爛々と光らせたそれは、見る間に近づき
大きな音と風を伴って、シロの目の前を駆け抜けて行きました
シロ
「わっ」
どんなバイク?
どんなバイク?
語り手
和樹に教えてもらったことのあるものとは少し違って、剥き出しの鉄の部分はほとんどなく、
いかにも風を切るのに良さそうな鎧、またはカニの甲羅のようなものを身につけたバイクでした
いかにも風を切るのに良さそうな鎧、またはカニの甲羅のようなものを身につけたバイクでした
シロ
「カニだぁ」
語り手
深みのある茶色の甲羅の上で、星の砂を撒いたような金色の光が、月と自分の眼の光を受けて輝き
シロの目の前に天の川のような光の帯を引きながら走って行きました
シロの目の前に天の川のような光の帯を引きながら走って行きました
シロ
「わぁ。キレーなカニだ」
語り手
その上には、黒い服を着た人がまたがり
そして、その人の肩の上には頭が―――乗っていないように見えました
そして、その人の肩の上には頭が―――乗っていないように見えました
シロ
「!!!」
それはさすがに超びっくり。
それはさすがに超びっくり。
語り手
バイクは、お尻のところの赤いライトで光の尾を引きながら、木々の向こうへと去って行きました
シロ
慌てて転がるようにキャンピングカーに戻ります。
語り手
では、戻ろうとしたところで
今度は駐車場の周りに黒々とわだかまる森の中から、一つの大きな影が飛び出し、シロを飛び越えて行きました
シロは、その影の中に、二つの赤く光る目を見たような気がします
今度は駐車場の周りに黒々とわだかまる森の中から、一つの大きな影が飛び出し、シロを飛び越えて行きました
シロは、その影の中に、二つの赤く光る目を見たような気がします
シロ
「にゃーーーーーっ!」
「にゃっ! にゃーーーー!!」
びっくりしすぎて地面に転がっちゃった。
「にゃっ! にゃーーーー!!」
びっくりしすぎて地面に転がっちゃった。
語り手
思わず叫ぶシロのことなど気にするでもなく、影は微かな連続する足音と共に、先に行ったバイクを追いかけるように駐車場を飛び出して行きました
そのシロの叫びは、キャンピングカーで一杯ひっかけていた和樹とゆりの耳にも届きます
そのシロの叫びは、キャンピングカーで一杯ひっかけていた和樹とゆりの耳にも届きます
高瀬川の和樹
「うお、なんだなんだ」
ゆり
「何、今の声!?」
「あの子、熊にでも襲われたんじゃ……」
「あの子、熊にでも襲われたんじゃ……」
風馬
「んー……シロ……」起きた
高瀬川の和樹
「ちと見に行ってくる。何かあったら水伝いに戻る」
と言いつつふしぎ4ほど足りないけど!
と言いつつふしぎ4ほど足りないけど!
シャーリー
「……んっ……?」
「おはよう……ございます……」
「おはよう……ございます……」
ゆり
「アタシも行くわ。風馬、アンタはここでシャーリーといなさい。いいわね?」
風馬
「わかった」
高瀬川の和樹
「おう、車を頼むぜ」言い残して声のしたほうへ向かいます。
語り手
車内の明かりに慣れた目に、森の中の暗闇が覆い被さります
シロ
地面に白い塊が落ちてる。
語り手
しかしその中で、駐車場のアスファルトの上でコロコロ転がっている白い塊が目に入りました
高瀬川の和樹
「おお、いたいた。一体どうした」
ひょいっと拾い上げる。
ひょいっと拾い上げる。
シロ
「音がして、バイクで、こすろうとおもったら綺麗なカニで、光ってたの。光ってた。そしたら首がなくて、いっちゃったらなんかでっかいのが走って」
「にゃー」
「にゃー」
高瀬川の和樹
「カニぃ?」
ゆり
「ていうか、アンタ猫なの?犬なの?」
シャーリー
「かわいいからどっちでもいいのですよ……」※よくない。
シロ
「カニじゃないの。すねこすりなの。バイクだよ」
シャーリー
ねここすりだと思ってました。
風馬
ねここすっちゃった
シロ
ヒトのすねをこするから「すねこすり」なんじゃよ。
シャーリー
ねこみたいに可愛くてすりすりする妖精かと思った……ら……。
シロ
ねこみたいに人の足にまとわりつくので、間違ってはいない。
高瀬川の和樹
へんげ3でシロの発言の意図をどうにか知ろうとする。
ゆり
「ひとまず、車の中へ。あの中ならアタシの結界もあるから安全よ」
風馬
「外は真っ暗だな……明かりをつけよう」運転席のレバーを捻ってハイビームにする
高瀬川の和樹
「お、ありゃ風馬だな。とにかく車に戻るぞ」
シロ
シクシク
「タダイマ」
なんかぐったりしてる。
「タダイマ」
なんかぐったりしてる。
風馬
「シロ、どうした?」
語り手
ひとまず、車内に落ち着きまして
シロ
じゃあ少し落ち着いて、和樹さんのへんげ3で理解できる程度のぐちゃぐちゃ発言になる。
語り手
和樹は、シロが言う話をとりあえず、聞き取ることができました
とはいえ、その内容はどうにも理解し難いものではありましたが
とはいえ、その内容はどうにも理解し難いものではありましたが
シロ
「バイクとなんかケモノはしってった」
高瀬川の和樹
「首のないバイク、なぁ……」
ゆり
「ぃやぁねぇ。夏も終わろうてのに、怪談なんて」
高瀬川の和樹
「妖怪が何言ってんだか。おれも妖怪だがな」
「とりあえず、バイクを転ばすのはやめとけ。ひかれてぺたんこになるぜ」
「とりあえず、バイクを転ばすのはやめとけ。ひかれてぺたんこになるぜ」
シロ
「うん……やめとく」
「怖かったよぉ」
「怖かったよぉ」
ちびきつねさま
「それは大変だったねぇ」
ちびぎつねさまも、いつの間に起きたのかバンクベッドから顔を覗かせました
ちびぎつねさまも、いつの間に起きたのかバンクベッドから顔を覗かせました
シャーリー
「よしよし……」つばさでシロちゃんをいい子いい子する。
「……ふわふわでかわいい……」
「……ふわふわでかわいい……」
ちびきつねさま
「土地のモノだろうかね。乱暴者でないと良いのだけれど」
シロ
「ぜったいらんぼうものだよ……」
「早くかみさまに会って次のとこ行こうよ」
「早くかみさまに会って次のとこ行こうよ」
ちびきつねさま
「ひとまず、ゆりの中なら大丈夫だから。今日は色々あったし疲れたろう」
「そうだね、今日はもう休んで、明日に備えよう」
そう皆を気遣うちびぎつねさまの胸元で、いつも下げているコンパスがゆらゆらと揺れているのに、気付いたものはあったでしょうか
「そうだね、今日はもう休んで、明日に備えよう」
そう皆を気遣うちびぎつねさまの胸元で、いつも下げているコンパスがゆらゆらと揺れているのに、気付いたものはあったでしょうか
シロ
怖いからシャーリーにくっついて寝る。
シャーリー
一緒に寝ようねぇ
かわいい ふわふわのいのち
かわいい ふわふわのいのち
語り手
なんとなく、居心地の悪くなってしまったキャンピングカーの中で、みんなは初めての夜を過ごすのでした
語り手
というわけで今日は〆
高瀬川の和樹
おつかれさまでしたー! 波乱!
風馬
お疲れ様でした!
シャーリー
波乱だなぁ。
シロ
おつかれさまー
語り手
なんとなく旅の日常やりたくて、温泉に時間割いちゃった!
シャーリー
いいよ!!!
高瀬川の和樹
温泉日常とてもたのしかった
風馬
温泉いきてぇなあ
語り手
みんなで旅の思い出をお持ち帰りになって……
シャーリー
持ち帰る……!
シロ
テイクアウト日常
コメント By.
第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』
これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。