【♪月の光】
GM
お待たせしております
白良浜 遠矢
よいしょよいしょ
GM
ももが来ないな
ひとまず、他の皆さまは集まっているし、本日はトモキからなので、ぼちぼちと始めてまいりましょうか
どどんとふ
「三上 もも」がログインしました。
雨宮レイ
揃いましたな!
陀羅羅
ですな!
三上 もも
申し訳ありませんでした…

【♪夜風に佇む】
GM
未だ名を持たぬ刃は、人の姿をして森の中にあった。
無銘の刀
どんな姿でも良いのかな? 
GM
いいよ
無銘の刀
獲物を求めてこんな森の中まで来てしまった……(でいいのかかな?)
GM
そうではなく。
目の前には、倒れた少年の姿。
無銘の刀
ほう
ダレだ。
近づいて触れたり起こしたりしないと誰だか分からない? 
そもそも興味を持つ対象であるか、というのはあるが……
GM
それは、変わり果てた友の姿。
無銘の刀
あっもう死体になってた
無銘の刀
「トモキ」
少年の名をなんとなく呟く。
GM
もはや言葉を口にすることもなく、ただ力なくその瞳を虚ろに開けたまま、一本の木の根元に力なく座り込むようにして、彼は事切れていた。
その顔や四肢に異常は無く、ただ血のめぐりを失ったその顔が白くある。
無銘の刀
「友樹?」
よく笑い、よく喋る、鬱陶しい人間が。動かない。
GM
返事はない。
無銘の刀
「壊れた……?」
ぽつりと呟いて友の冷たい肌に触れる。
GM
答えるための空気を送り出すための肺腑が納められた、その胸だけが、まるで抉られたように潰れ、周囲にはそこからたちまちにあふれ出したのであろう、液体が山中の地面を黒く染めていた。
無銘の刀
人間は勝手に壊れない。こんな壊れ方はしない。
白良浜 遠矢
「壊れた?」 って言うのいいな
無銘の刀
心筋梗塞かな? とかNG書こうと思ったら心臓なくなってた件。
GM
造り身である己の身体ならば、どうということでもないその損傷も、人間にとっては致命的なものであることを、ついぞ最近になって知った。
無銘の刀
そうか。
人間は脆い。脆すぎるのだ。
眩しい笑顔を押しつけがましく向けて、避けようとも逃げようとも追ってきて好意とやらを勝手に押しつけてきた人間は、もういなくなった。
誰が壊したのだ? 
GM
「この者の存在は、この場にはもはや無い」
傍らの闇の中からの声。
見れば、闇の中に白い顔が浮かぶ。
無銘の刀
「お前か?」
相手は鬼ですか? 
陀羅羅
ボクジャナイヨ
GM
「この者の存在を母なる混沌へと送り返したるは、吾に相違ない」
白い顔だけが闇の中に浮かんでいる、と見えたのは、闇と溶け合うほどに黒い装束を纏った、男とも女ともつかぬ細面の何か。
無銘の刀
鬼ではない相手を今初めて、斬りたい、と思った。
それは自らの存在の根幹を揺るがす思いだ。
白良浜 遠矢
死神?
(発言的に)
雨宮レイ
っぽそうな感じが
GM
「終を迎えた存在を混沌の帳の向こうへと送りやるが吾の努め」
夜気が凍り付くほどに張り詰めた殺気の中、その存在はまるで意に返さぬようにそこに佇む」
三上 もも
僕の友達だ
無銘の刀
「導き手か……?」
殺気を収め、問いかける。
GM
「吾はあるべきものをあるべきところへと送るのみ」
無銘の刀
相手は死の臭いに満ちながら、ただ静かな『なにか』だ。この人間を壊したのは『これ』ではない。
GM
「この存在の費える間際、こぼれたる一滴を届けるために。吾はここで待った」

どどんとふ
「三上 もも」がログインしました。
無銘の刀
ももちゃんが届けられた
三上 もも
ただいま…(気付いたらホーム画面に行ってた)
白良浜 遠矢
ももちゃんがデリバリーされた
雨宮レイ
タイミングww
白良浜 遠矢
おかえりなさいませログイン芸
三上 もも
ログイン芸したくないよぉ!!!
陀羅羅
芸達者な…
雨宮レイ
ももちゃんはトモキくんの一滴だったのかあ…

無銘の刀
「こぼれたる一滴?」
随分持って回った言い方するなじれったいとっとと言え……なんて感情もとくに沸かない……けどちょっと苛ついたかもしれない。
GM
その存在は、人で言うならば首、喉にあたる部位へと闇色の手をあてがい、口を開いた。
※トモキはトモキとなる前、何て名乗っていた?
無銘の刀
ムメイ にしとこ
この魔剣、人間に溶け込む気ゼロである。(現状)
GM
『ムメイ……』
その存在の口から、これまでのものとは異なる声色が漏れた。
それは、確かに友の声。
白良浜 遠矢
でも声を届けてくれるのか やさC
GM
『こんなところに、来るんじゃなかったよ……』
無銘の刀
「トモキ」
その存在と、ぬけがらの遺体を交互に見やる。
GM
『お前は、無事……な……かな』
潰れた肺腑から絞り出すようにかすれた声。
無銘の刀
「お前なのか」
「聞こえるか」
我知らずその存在に半ば掴みかかるように手を伸ばす。
録音だとは思うけど。
GM
『ダメだな……。悪い……もし生きてたら……お袋と、親父に……ごめ……て』
『…………』
最後は、掠れ消えゆく中で、何かを呟いたように思えたが、それきり、友の声が聞こえることは無かった。
無銘の刀
人間は脆いのだ。人間は繋がらなければ耐えられぬものだ。
GM
胸元をつかまれたまま、それでも白磁のように白い顔色をひとつも変えることもなく
「確かに届けた」
無銘の刀
「待て」
「この人間を【殺した】のは誰だ」
GM
「吾の預かり知らぬところ」
無銘の刀
知らないかぁー
犯人については思い込んで良いのかな? 
こんなことすんのは鬼に決まってらぁ! って
GM
「終の一滴、確かに届けた。これにてさらば」
つかんでいたはずの手が、気が付けば外れていた。
無銘の刀
「……感謝……する」
人なれば言うであろう事を口にした。
よくトモキがそうしていたからだ。
GM
まるで、最初から闇そのものを捉えていたかのような。
「今宵この地は、人ならぬ鬼もまた騒ぎ立てる」
無銘の刀
ヒント(?)きたw
陀羅羅
誤解を招くような言い方はやめてほしいなぁ!
無銘の刀
「おに」
GM
「お前という存在もまた、今宵終えるのならば、吾がその一滴を掬いに現れることもあろう」
無銘の刀
「鬼どもか」
GM
「これにてさらば」
滑るように、白い顔が闇の奥へと消えてゆく。
無銘の刀
「鬼どもが、やったのか」

雨宮レイ
先生がどんどん四面楚歌に…
陀羅羅
鬼が何したっていうんだ(少女に奇襲攻撃
三上 もも
なんかこう…親近感感じる…>先生
陀羅羅
少年にトドメさそうとした子がいましたね。。
無銘の刀
いましたねぇ
三上 もも
いたんだよなぁ

無銘の刀
鬼は斬る。それが我を打った者の望みであり我の存在意義である。
なれば好都合ではないか。
冷え切って冷たい友の遺体を再び見やる。
この人間はこのまま土に帰るだろうか。
それは何故かとても、気に入らないことに思えた。
GM
友はただ、虚ろな瞳で下草もまばらな地を見つめている。
無銘の刀
死体食べちゃって良い? 
GM
止める者はいないだろう。
無銘の刀
おもむろに、刃を、我が身を肉塊に突き立てる。
人を斬ったこともなければ喰ったこともない。
だが今はそれをせねばならぬと思った。
GM
もはやただひと塊の肉に過ぎぬそれが、抗うこともない。
陀羅羅
なかなか倒錯的なシーン
白良浜 遠矢
でも人間的な感情の結果なんだと思うと切ないものがある
雨宮レイ
ですね…
三上 もも
うん…
無銘の刀
肉は灰に、骨は塵に。
GM
燃やすのか
無銘の刀
吸収できるならするかな。
生命力吸い取る技持ってたっけ……
うん、ない! 
GM
やり方は知らぬ。
しかし、そうせねばならないと思った。
そう思ったその時、ぎゅ、ぎち、という音。
自然と力のこもった刃先が肉へとねじ込まれたその動きに巻き取られるように、その肉が骨がうねり鋼の表面に絡みつく。
無銘の刀
生命力吸う特技持ってないけど死体から吸い取る! 犯人はオープニングだから許されると思ったと供述しており……
GM
蛇が獲物を絡めとるように肉は鋼を這い上がり、
柄を握る作り物の肉へとたちまちの内にまとわりついた。
無銘の刀
刃が肉をまとう。
今までそれは最低限、鬼を斬るに不都合ではないように、というものでしかなかった。
白良浜 遠矢
ちょっと違和感があるというか、無機質な雰囲気の人体だったりしたのかな>最低限の
無銘の刀
目は死んでるし、人のふりする気これっぽっちもなかったと思いますよ。
GM
まるで巨大な肉の毬の有様のそれが、不意に引き絞られるように捩じりあげられた次の瞬間
そこには、もはや一振りの鋼を地に突き立てた一人の男があるのみだった。
深い山中にあって、それを見る者はもはや無かったが、その姿は確かに―――。
トモキ
おれは。
白良浜 遠矢
ここで立ち絵変わるのむちゃくちゃいいな
三上 もも
えも
白良浜 遠矢
えもえもえも
雨宮レイ
すばらし…
陀羅羅
うつしみ。。
白良浜 遠矢
無銘の刃+無機質な人からトモキになった……
雨宮レイ
名前も変わった…

トモキ
こんなことをして何になるだろう。人間は戻らないのだ。
それでも、あの人間が生きた証を残したかった。あの人間が守りたいものを守りたかった。
白良浜 遠矢
人間が戻らないことを理解していてなお、その生きた証を残したいと望むのが…… そんなことも初めてなんだろうなたぶん……
トモキ
「友樹……お前を【殺した】鬼を」
残らず殺してやる。
トモキ
こんなところかな? 
白良浜 遠矢
yoi
GM
己のあり方、その存在の拠り所であった、それ
鬼を斬るという、ただそれだけの現象にすぎなかったそれに、いま明確な意識を向ける。
その灼熱の意識の中、鋼は一つのにおいを感じ取る。
それは、熱せられた鉄に似たにおい、いや、気配か。
それは、過つこともない鬼のにおい。
トモキ
鬼は残らず、この刃で塵芥にしてくれよう。
GM
「今宵は、人ならぬ鬼もまた騒ぐ」
先刻の存在の言葉が、意識の内に蘇る。
いるのだ、ここに。
においが漂う先が、はっきりとわかる。
トモキ
地を蹴って走る。
自らの使命を果たすために、自らの狂おしいまでの心を満たすために。
GM
鋼を携えた男は、闇の中へと駆け出した。
白良浜 遠矢
存在意義だったものが個人的な殺意になるの最高


月が見ている

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【リプレイ】

序章  第一章 第二章 企画 第三章 後夜祭

【続編】

【使用素材など】

「BEAST BIND~魔獣の絆R.P.G.」は井上純弌・藤波智之/
F.E.A.R.(有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ)の著作物です。