TRPGリプレイ CoC『欠落コディペンデント』モニファ&瀬戸 10(終)

こちらには
『欠落コディペンデント』
ネタバレがあります。

本編見る!
KP
ついに最上階にたどり着いた二人。

黒田を文字通り一蹴した、その瞬間。
モニファ
黒田は殺した
KP
埃島が現われた。
彼は儀式を完成させるべく、術者たる黒田の心臓を持ち去り、
おそらく儀式の場と思われる扉の向こうへと消えていった。

モニファが折角格闘技能を持っているので、それを活かしたい、というお話。
モニファ
靴にナイフ装着は結局許されるのだろうか
KP
どうやってくっつける?
括り付けるだけだと吹っ飛んでいきそうだから、下手するとナイフがなくなってしまう。
モニファ
ダクトテープが無理なら
靴紐をできるだけ緩めて、靴の中から外へ向かってぶっさす
KP
【STR】判定および【幸運】判定。
モニファ
CCB<=(17×5) 【STR】倍数 (1D100<=85) > 44 > 成功
CCB<=80 【幸運】 (1D100<=80) > 38 > 成功
やればできる
KP
では1d4+1
モニファ
蹴りに更にダメージが
KP
違います。
モニファ
あれ?
元々のダメージが減ったのかな?
KP
つべこべ言わずに振るが良いのです。
モニファ
まぁ、〈キック〉で判定できたらいいなくらいのもの
KP
ぶっちゃけると〈キック〉での使用可能ターン数が決まります。
モニファ
ターン数?
KP
〈キック〉でそのナイフを扱えるターン数ですね。
つまり問題なく固定されて、動きを阻害せず、足にダメージが入ることもなく使えるターン数。
モニファ
ああ、そういうことね
モニファ
1d4+1 (1D4+1) > 1[1]+1 > 2
2ターン
KP
〈幸運〉半分で判定すりゃ良かったかなと思ったけど、38だからそっちも達成してるね。まあアリでしょ。
モニファ
ダメージ覚悟したら延長も可能か
KP
さてそれはどうかな!

KP
瞬時の判断でブーツに短剣を突き刺すと、埃島を追いかけ、あなたは走る。
モニファ
迷いなく靴を脱いでナイフをぶっ刺した
KP
ドアが開いた瞬間、ひどい腐臭が鼻をついた。
同時に煌々とした炎の灯りに照らされた広い部屋の様子が目に飛び込んでくる。

部屋の中央には祭壇が置かれ、祭壇の両脇にはパチパチと音を立てて火の粉を舞わせるひときわ大きな篝火が一対くべられている。
地下で見た部屋のように、部屋中が楔形文字や象形文字でおおわれており、祭壇の前には棺とほとんど同じサイズの長方形をした極彩色の櫃が置かれている。
モニファ
その中には……
KP
そして、その櫃の前で埃島が熱心に何かを唱えている。
朗々としたその声はあなた方を気にも留めずに紡がれ続ける。
先ほどと同じ圧力で、あなた方の足は止められる。
モニファ
「ぐっ」
瀬戸 赤寧
「なに……これ……こんなのじゃ……」
KP
埃島はこちらを見ずにすっと手に持っていた杖を掲げていた。
さっきと同じだ。
指先一つ動かすこともできない。
あなた方に全く気を払うこともなく、朗々たる詠唱は紡がれる。
ねっとりとしたその響きがやがて終わると、部屋に垂れ篭める重たい空気がより一層の重みを増す。
埃島 及
「おいで下さいませ、聖なる神トートよ。
さあ、私にその神々しいお姿を見せてください」
KP
その声は歓喜に満ちていた。
モニファ
「……そんなもの、トートじゃないぞ! 腐った内臓で喜ぶような神様じゃ無いんだぞ!
そんなことを許す神はエジプトにいないぞ」
埃島 及
「父は素晴らしい人間でした。
ああ、ですからどうか、楽園が滅ぶ前に父に新たな生を……」
KP
あなたの声を無視して恍惚と紡がれていた声は、

ぐしゃり。
湿った音と共に声は途切れる。
同時、あなた方の体は自由を取り戻す。

そして、目の当たりにすることになる。
頭が潰れ、首が180度ねじれた状態で床に崩れ落ちている埃島の姿を。
わずかに痙攣している様子で息があるのは分かるが、どう見ても助からないのは素人目にも明らかだ。
モニファ
「……!」
瀬戸 赤寧
「……ァ」
KP
祭壇の前に揺らめく影がある。
2mはゆうに超える大男だ。
あなたはその姿に見覚えがある。
細く長いくちばしをもつ鳥の頭、篝火に照らされた褐色の肌。

古代エジプトらしい意匠のアクセサリーで身を飾り、手からは血を滴らせている。
モニファ
「お前……何者なんだぞ」
KP
その血を器用に細いくちばしで舐めとりながら、男がこちらを見る。
それはまさに、あなた方を幻影の中で拷問しているモノだ。
KP
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D6
モニファ
CCB<=63 《SANチェック》 (1D100<=63) > 65 > 失敗
1d6 (1D6) > 5
[ モニファ・ナジャ・オサハール・アケナテン ] SAN : 63 → 58
瀬戸 赤寧
CCB<=57 《SANチェック》 (1D100<=57) > 79 > 失敗
1d6 (1D6) > 5
[ 瀬戸 赤寧 ] SAN : 57 → 52
モニファ
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 34 > 成功
1d10 (1D10) > 7
1d10 (1D10) > 3
KP
幻覚あるいは妄想。
3T。36秒
モニファ
死ゾ
瀬戸 赤寧
CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 13 > スペシャル
1d10 (1D10) > 2
1d10 (1D10) > 7
アカネは7Tパニック。逃げだそうとするが、背後は扉だ、逃げられない。
モニファ
〈精神分析〉はない
KP
あなたは今までに何度も受けた幻だったはずの腕の傷を自分の腕に見る。
3Tの間、酷い幻痛をおぼえる。
アカネは壁際に貼り付いて、泣きながら首を振っている。
モニファ
腕を押さえて呻く
トート
「まことにくだらぬ」
KP
『神』は、あなた方を意に介することなくぶつぶつと呟いている。
モニファ
1分半くらい喋って
トート
「まともな供物が心臓だけではないか。
何故いつもいつも、毒で穢した臓物ばかりを贄にするのか……
そんなことをするのは、あまたある教団の中でもここだけであるぞ。
文字が読めぬのか?
まあよい。老いてはいるが、清廉なはらわただ」
KP
鳥頭の男は埃島の身体をあお向けて、鋭い嘴で服を切り裂いた。
それは鋭い刃物のように服ごと老いた肉体を裂く。
びしゃ、ばり、と肉体があっけなく引き裂ける。
あふれ出る内臓を、トート神は貪り食い始めた。
あの飢えた神は、死体の臓物を食い尽くせば、次は自分たちのを食いに来るだろう。
見るからに人間の力で敵いそうもない。
モニファ
「こいつら、ヒエログリフが読めないんだぞ……」
震える手で腰からベルトを抜き取りつつ、強がりに声を絞り出す
「偽物の棺に、コシャリのレシピ書くくらいだからな……」
KP
怯えながらそんな光景を目にしたアカネは追加ダメージのち回復。
1d2 (1D2) > 1
[ 瀬戸 赤寧 ] SAN : 52 → 51
KP
アカネがあなたのそばに戻ってくる。
瀬戸 赤寧
「よ、余裕、ってこと?
あたしたちなんか、いつでも殺せるから?」
モニファ
抜き取ったベルトで、自らの両手首を互いに縛る
歯と震える指先で苦労をしながら
「お前なんか、トートじゃないぞ」
KP
アカネはがたがたと震えながらあなたと『神』を交互に見る。
モニファ
そして立ち上がる
瀬戸 赤寧
モニファの足のナイフを隠すように前に出る。
「なんとか、引きつけてみるからっ。
絶対やっつけてよね……!」
モニファ
「うん。
なんとかやってみるぞ」
KP
――あなたの足には、最後の希望である呪いの短剣がある。
この短剣で切りつけることさえできれば、トートは退散できるだろう。

オペレーション:“ネゴシエーター&アタッカー”

神を相手にする、最後の戦いだ。
ネゴシエイターが神の気を引いている間にアタッカーが不意打ちで神を倒す。
詳しいルールは省略するが、ネゴシエイターは交渉によって神の気を引く時間を延ばすことができ、アタッカーは放棄ターン数により攻撃の成功率を上げることができる。
KP
今回技能は2Tの間〈キック〉での行動が可能である。
初回攻撃時から二回分の攻撃に耐える。

KP
では、神との対話を始めます。
瀬戸 赤寧
CCB<=(14×5) 【POW】倍数 (1D100<=70) > 36 > 成功
1d3 (1D3) > 3
モニファ
最大値
瀬戸 赤寧
やった!
トートはまず3Tの間、アカネの話を聞くため攻撃をしてこない。
KP
老人の臓物を食い尽くした神は、あなた方へと目を向ける。
瀬戸 赤寧
「ど、毒は、あなたの指示ではなかったのですね」
KP
震える声で話しかけながらじりじりと前に出る。
モニファ
幻痛に苛まれたように、よろめく足取りで、巧みに小柄な体をアカネの背中に隠す
瀬戸 赤寧
「い、偉大なる、トートさま。
間違いなのです……この男が、嘘を」
瀬戸 赤寧
説得は得意じゃないんだけど……!
アカネはしばらくへりくだりRPする。
KP
行動モニファ!
モニファ
『何もしない』
苦痛によろめくようなその動きは、しかし左右にリズミカルに揺れるもの
アカネの身振りに沿うように、体を左右に揺らし、遠く中南米で生み出された蹴り技の動きを練り上げる
自ら嵌めた手枷と相まって、それは奴隷にも似た有様
KP
トートは愉しむような目であなた方を見下ろしている。

瀬戸 赤寧
「信じてください、神様。
あたしたちはあなた様に喜んでいただこうと、たくさん、たくさん、たくさん、生贄を用意したのです……!」
震える声ででまかせを紡ぐ。
「足りなければ、あたしたちのを、捧げますから……!」
KP
至近だ。
褐色の肌が目の前にある。
あなたの間合いまであと二歩。
モニファのターン。
モニファ
『何もしない』
焦れるような緊張の中で、手枷のベルトの張りを確かめる

トート
「ふん……貴様は空ではないか」
KP
トートはアカネを掴み上げた。
トート
「戯れにもならぬわ、愚か者が。
その心臓だけでもいただいておこうか」
瀬戸 赤寧
「……!」
KP
アカネの胸に爪を突き立てようと指す。
モニファのターン!
あなたの目の前には『神』の脇腹がある。
『神』はあなたを脅威と感じていないのだろう、ちらとも見やりもしない。
モニファ
「アカネ!」
これまで背後で揺れていただけの奴隷が吠える
瀬戸 赤寧
「モニファ……!」
小さくかすれた声で囁いた。
モニファ
「足開け!」
KP
アカネは言われるままに足を開いた。
モニファ
偽の神の眼前で破り開かれた足の間から見えるのは、限界まで身を低くし、両手を床に突いた姿
しかしその状態で大きく全身を逆エビ反りに逸らしたそれは、奴隷が主人に首を垂れるものではなく、
かつて中南米の奴隷たちが、主を欺くために生み出した、必殺の蹴りの姿勢
KP
なるほどかっこいい。
モニファ
体重を支える腕を幻痛が襲うが、ベルトで結ばれたそれらは、互いを支え合い自らの体躯をバネを支える
限界まで張りつめられた全身のバネを解き放つ

〈キック〉します
2T溜めたので、+20%でいいんだよね
KP
+20、〈キック〉で攻撃判定、どうぞ。
モニファ
CBRB(100,100) 〈MA〉〈キック〉 (1d100<=100,100) > 39[成功,成功] > 成功
せっかくだし、心臓目掛けて放とうかな
モニファ
その一撃は、蠍の尾の一刺し
カポエイラの蹴り技『エスコルピオン』
「ヤッラーーーーーーーーっ!」
KP
短剣は男の胸に突き刺さった。

短剣が刺さったところから血がほとばしる代わりに、
砂がぱらぱらとこぼれ落ちてゆく。
そこから砂像が崩れるかのように、トートの身体が徐々に崩れてゆく。
モニファ
「お前の心臓は、アメミットにもやらないぞ! このまま消えて無くなれ!」
瀬戸 赤寧
「きゃっ!」
KP
アカネが落ちてきた。
彼女を捕まえていた指もまた、砂と化して崩れていた。
モニファ
男の胸をつま先で突き倒すように蹴り足を離し、咄嗟に身を翻してアカネをお姫様キャッチしたい
KP
アカネはあなたの腕に落ちて、震えながらあなたの首に抱きついた。
トートの体は砂と化して急速に崩壊しつつあった。
嘴を打ち鳴らして、トートは笑う。
トート
「……はは、ははは、面白い。
よいだろう、この惑星での信仰はまだ他にもたくさんある。
再び正しい手順で喚ばれるまで、しばしの休暇だ。
いくらでも遭う機会はあろうよ」
モニファ
「お前……何だ」
神や悪魔ですらない、底の知れぬ何かを感じ、震える声で誰何する
トート
「我はトート。ここではそう呼ばれた」
モニファ
「お前……お前なんて、トートじゃないぞ」
トート
「ならば好きな名で呼ぶがいい。
我らには多くの名があるゆえな……」
モニファ
「アペプなんかより、よほど真っ黒な……」
KP
もうほとんどが砂に消えた『トート』は、残った嘴を打ち鳴らして嗤った。
トート
「生者以外、手土産に全てもらってゆくぞ」
KP
もう身体のほとんどが柔らかな砂になった『トート』の笑い声が大きくなる。
最後まで残っていたそのくちばしの先が砂になった刹那、強い風が巻き起こる。
モニファ
アカネを庇うように、小さな体躯でその体を覆う
KP
その砂嵐の中に……
【POW】判定。
モニファ
CCB<=(16×5) POW倍数 (1D100<=80) > 46 > 成功
KP
真っ赤な三つの光を見た気がした。
砂嵐をまともにうけたあなた方は目を閉じるだろう。
息もできないほどの激しい風の中、次第に意識は遠のいていく。
消えかかる意識のなか、突如頭上から太陽の光が差し込むのを見た気がした。
モニファ
「……?
ラー……?」

KP
あなた方は、柔らかく暑い砂地に座っている。
へたり込むように、膝をついて。
それは忌まわしい幻影を思い出させる。
だが、目の前にあったのは、同じように呆然と座り込む互いの姿だった。
その体に拷問の跡などはない。
モニファ
「……ここは」
周囲を見回す
瀬戸 赤寧
「あ、あれ、神さまは?」
モニファ
「消えた……砂になって」
KP
あなたの足からざらざらと砂がこぼれ落ちる。
あなた方が座り込んでいた場所は、大きな繁華街のど真ん中、大きめのビル一つ分の空き地だった。
砂漠のような目の細かい砂が敷き詰められた空き地を見て、通り過ぎる人たちが不思議そうに振り返る。
モニファ
「……ここ、渋谷だぞ」
二人で買い物に来て、エジプト展のチラシをもらって、それで……
自分たちは、確かにここへと訪れたはずだ
そこには、こんな砂だまりなど無かったはずだが
「勝った……んだぞ?」
瀬戸 赤寧
「やった、のかな」
モニファ
きょとん、と腕の中のアカネを見やる
KP
あなたが神を倒すのに使った短剣は、砂と化して崩れていった。
短剣だけではない。
あの建造物内にあった物は全て砂となって散っていった。
モニファ
生者以外、って言ってたけど白波は?
あ、そうか
ふと思い出して、アカネの腹をぐっぐっと指で押す
瀬戸 赤寧
「わっ、いきなりそんな大胆な……ってあっ!」
KP
あなたの指先には、しっかりとした反発が感じられる。
モニファ
「戻ってる。
ちゃんとぷよぷよしてるぞ」
瀬戸 赤寧
「わっ、ほ、ほんとだ! 戻ってる!」
叫んでモニファの顔をぺたぺた触る。
モニファ
「うわわ」
瀬戸 赤寧
「モニファも、無事!
……やったんだ!」
モニファ
戸惑いながら、漏れた声は、次第に
「あははは」
笑みになった
瀬戸 赤寧
「やったね、やったんだね! やっつけたんだ!」
モニファを抱きしめて叫ぶ。
神に頬ずりをして、涙を流す。
神じゃない、髪。でも合ってる!
モニファ
「ぐぇ。
く、苦しいぞ……」
と声を漏らしながらも、笑顔で
気がつけば自然と雫が溢れていた
「良かった……」
瀬戸 赤寧
「ちょっぴり死ぬかも、って思っちゃった」
笑いながら泣き出していた。
モニファ
「死なないぞ。
アカネが死ぬくらいなら、吾輩なんでもするぞ」
その言葉は、きっと、ここに留められていた者たちがそれぞれに思っていたことに違いない
瀬戸 赤寧
「モニファがいれば大丈夫だって思ってた」
これもきっと、ここに留められていたものたちが形こそ違え、思っていたことなのだろう。
モニファ
「うん……吾輩もアカネがいてくれたから」
ただ、底知れぬ悪意に巻き込まれただけ
そんな中で、必死に足掻いて、自分たちは生き延びた
瀬戸 赤寧
「あはは……安心したら、腰抜けちゃって」
モニファ
「吾輩もだぞ……」
瀬戸 赤寧
「立てなくなっちゃった」
今度は笑い出しながら、モニファのオデコを撫でる。
「一杯頑張ってくれて、ありがとう、モニファ」
モニファ
つるりとした褐色の額に、白い砂の線が引く
「うん……アカネのためなら、吾輩いくらでも頑張るから」
瀬戸 赤寧
そっと砂を払って、顔を近づけ
モニファ
「アカネ、吾輩を一人にしないで欲しいぞ……って」
KP
おでこの真ん中に、柔らかな感触。
モニファ
「わ」
慌てて額を押さえる
瀬戸 赤寧
「うん」
KP
アカネはイタズラっぽく微笑んだ。
〈目星〉
モニファ
CCB<=85〈目星〉1D100<=85) > 72 > 成功
KP
あなたは砂に埋もれている見覚えのあるものを発見した。
あなたのポーチの紐が砂から飛び出ていた。
モニファ
「あ」
気恥ずかしそうに視線を逸らした先に、それを見つけた
掴み、砂から引き抜く
瀬戸 赤寧
「あっ!」
慌ててそちらに近寄って砂を掘る。
モニファ
「よかったー、無事だったんだぞ」
瀬戸 赤寧
「あたしのバッグ!」
モニファ
「お、アカネのも」
互いのバッグの砂を払い、手渡す
「ここ、目立つし」
KP
通行人が物珍しげに二人をじろじろと見てゆく。
モニファ
「どっか寄って帰ろう。
……二人で」
瀬戸 赤寧
「そうね。お腹も空いたし喉も渇いたし」
モニファ
「お腹の中、空っぽだったもんな!」
瀬戸 赤寧
「あはは、確かに!」
高らかに笑ってあなたに手を差し出す。
「一緒に行こ!」
モニファ
「……うん」
その手を握って、最初は普通に
でも、すぐに強く握り直して
離さないように繋いだまま、砂山の上を歩き出した

KP
あなたがたは日常を勝ち取った。
そしてきっと、この先も何度も困難に打ち勝って生きてゆく。
手を貸しあい、共に背中を預けあいながら。

あなたがたに欠けているものなど、
もう何もないだろう。


欠落コディペンデント
END 1


モニファ
お疲れ様でした!
KP
お疲れ様でした!
生還報酬
KP
成長どうぞー
モニファ
CCB<=85〈目星〉1D100<=85) > 85 > 成功
CCB<=85〈目星〉1D100<=85) > 34 > 成功
CBRB(80,80) 〈MAキック〉 (1d100<=80,80) > 90[失敗,失敗] > 失敗

これはMAが伸びるってことでいいんだろな
KP
好きな方伸ばしていいや。
モニファ
CCB<=85〈図書館〉1D100<=85) > 1 > 決定的成功/スペシャル
1クリ
KP
【STR】は使用した関連技能。
よって〈キック〉とか〈MA〉とかでよいですよ。
モニファ
なるほど
CBRB(80,80) 〈MA〉〈キック〉 (1d100<=80,80) > 78[成功,成功] > 成功
惜しい
KP
おしいな
モニファ
あ、〈キック〉の分成長の 1d10
1d10 (1D10) > 3
瀬戸 赤寧
CCB<=35〈医学〉1D100<=35) > 96 > 致命的失敗
1d10 (1D10) > 1
CCB<=65〈目星〉1D100<=65) > 6 > スペシャル
CCB<=75〈図書館〉1D100<=75) > 23 > 成功
医学が1だけ伸びた。

KP
今回の裏事情……は大体読み取れたかな。
大本は、埃島が若い頃に訳した聖典が間違ってたのが原因。
モニファ
ニャルが偽トートになりすましてたけど、埃島一族に間違って伝わってた儀式の内容にニャル激おこ?
あいつが勝手に間違ったのか
KP
そんな感じです。
なりすましていたというか、トートとして喚ばれたんですね。
だからこの話誰も幸せになってない。
モニファ
親父の代まではただの信仰だったけど、埃島が間違ってニャルを呼び出したのか
KP
そのへんはよーわからんけど
モニファ
モニファはひっそりキリングホルダーになった
KP
さすがに頭蓋グシャアしたらな。
モニファ
アカネに手を出すなら容赦はしないやべーやつ
KP
本来殺した人にしかダメージ入らないんだけど、目撃者にも等しくお裾分けされました。
エンドパターンとしては、トートの撃退に失敗してふたりとも死んだ場合

これはふたりとも神の虜囚として死の世界に行くこともできずに永遠に拷問を受け続けることになります。
モニファ
てか、合間合間に見えてた拷問は誰視点だったんだろ
KP
あれは「奴隷が拷問されるシーン」としか書いてないんだけど
モニファ
このままだとお前もこうなるぞ、ってことか
KP
死亡エンドの描写見るに、神の虜囚オモチャになった者の視点かな。
前の使い手かも知れないねー
モニファ
それってつまり黒田か
KP
ひとりが死んだ場合は、残された方は相棒が虜囚となる光景を見せられて現実に戻ってきます。
モニファ
ちゃう
蒼井か
なるほどー
KP
個人的には、蒼井さんは神と戦っていないので、拷問受けるほど神の怒りを受けてないんじゃないかなと思う。
モニファ
ただの生贄か
KP
前に神に刃向かってやられたひとなんじゃないかなと。
まあ、KPの勝手な想像だけどね。
それから、神に挑む前のバトルなどで運悪くひとりが死亡してしまった場合
モニファ
今回はだいぶおまけしてもらった
KP
死にそうになっているほうの心臓を切り取って、心臓を交換することで延命することができます。
モニファ
でもそれって一時的なのよな
KP
ただし死にかけ心臓もらった方は気絶してしまうのであくまで死を逃れられる、というだけだし、結局神を退散させないといけないので、無事な方一人で神と戦うという割と無理ゲーな展開になりますが。
二人で戦うときはひとりが気を逸らすことができるんだけど、一人だとそれは無理なので、一発勝負になります。
一応チャンスはある。
モニファ
その1発で決められればか
KP
攻撃されるイコール死ダメージだったので、モニファ偉い!!
モニファ
アカネがきっちり3T稼いでくれたからね!
瀬戸 赤寧
交渉ほぼ無理だったからほんと助かったぁ
KP
といったところで本日お開きといたします。
有り難うございました!
モニファ
お疲れ様でした!

コメント By.KP
虚構に溢れるこの世界を、破壊する刃携えるは偽りの奴隷。
恐怖も怒りも飲み込んで、二人で行けばきっと道は開ける!

コシャリのレシピがまさか伏線になるとは。

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本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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