こちらには
『欠落コディペンデント』
ネタバレがあります。

本編見る!
KP
ついに3Fへとたどり着いたふたり。
ここに黒田と白波はいるのか?

相も変わらず建物内は静まりかえっている……
といったところで3FのCを探索し終わったところです。
モニファ
うーん
Aから行くか
D開いてなさそう
KP
メタい。
モニファ
まぁ挟み撃ちにされてもつまらないしな
Aから行ってみよう
KP
この扉には鍵がかかっているようだ。
モニファ
さっきの鍵使えるかな
KP
鍵はすっと鍵穴に潜っていく。
そして、回った。
モニファ
「当たり」
KP
そこには今まで見てきた部屋から考えると驚くほど清潔な部屋があった。
人の姿はない。
モニファ
調度品は何があるかな
KP
清潔な個室には使用されている形跡はあるが綺麗に整えられたベッド、ロッカー、机にはノートのようなものが置かれている。
奥の方に扉が見える。
瀬戸 赤寧
「随分綺麗な部屋ね。
ここも使われてるのかな?」
モニファ
「使われてるような感じはするぞ」
ノートから確認してみよう
KP
机に置かれたノートには、丁寧で読みやすいが全体的に右に傾いだ字体で日記が書かれていた。
半年前ぐらいの日付で書き始められている。
1日目
僕らはいつものように潜入調査を首尾よく行っていたはずだった。
埃島という男はどういう理屈か、僕らを動けなくすることができる。動けない状態で薬を嗅がされて、次に目覚めると僕は手術台のような椅子に縛り付けられていた。

僕の後ろで一人で勝手に喋っている埃島は、目の前の黒田を煽るだけ煽ったあとで僕の口を金属製の杖のようなもので無理やりこじ開けた。
そして小瓶の中身、「内臓を壊死させる猛毒」を流し込んだ。
モニファ
まさかのボクっこだった
僕は確実に一度死んでいる。
死に際があんなだったから幻覚でも見たのか、あちらの世界で鳥の頭をした不気味な神に帰りの道を示されて戻ってきた。

目を開けると無機質な天井が見えて、天国って案外殺風景だなと思ったところで黒田に気が付いてそれどころじゃなくなった。
黒田の両手は血まみれだった。

何をしたのか問いただすと、黒田は穏やかな顔で笑いながら僕の足元を指さした。
腹を裂かれた男が転がっている。
刑事が殺人を犯したのかと、暑苦しいくらいの正義感はどこに消えたんだと、僕は思わず黒田を怒鳴りつけた。

けれど男の腹の傷は見る見るうちに塞がり、男は起き上がって震えながら黒田から距離を取った。
黒田 真斗
「胃が、ダメになってるからほら、替えたんだ。
大丈夫だから。俺が責任もってちゃんとメンテナンスする。
おかえり白波」
なんだよそれ。
説明させたかったけれど、僕は気絶するように寝入ってしまった。
死んだように眠って、気づいたら日付が変わっていた。
モニファ
槍の穂先みたいなナイフ
2日目
どう考えてもやっぱり僕は死んだはずだ。死んだときのことを思い出すと吐き気がして辛い。
黒田はそんな僕の体調を気遣い、どこに行くにも離れようとしない。気持ち悪いやつだなと軽口を叩いたら本気で傷ついたようで、錯乱しだしたから慌てて宥めた。

何とか聞き取った内容をまとめるとこうだ。

・目の前で僕を毒殺した後、埃島は黒田に『延命』の提案をした
・特殊なナイフで切り取った臓器は『交換出来る』(交換って何?)
・3日かけて僕の身体にその臓器が馴染むと、代わりに僕の壊死した臓器が入った人間は当然死ぬ
・僕はこれからずっと、壊れる度に臓器を交換し続けなければ生きていけない

やってられるか。早く使えない上に報告をして応援を要請するぞ。

携帯を探したけど見つからない。埃島に処分されたようだと黒田は言うが、黒田が隠しているんじゃないだろうか。
今夜は夢を見た。僕を延命させたと思しき神がこちらを見て何か言っている。
瀬戸 赤寧
「あっ。だから隠して捨てられてたんだ」
モニファ
「どっちがそうしたのか……はまだわからないぞ」
3日目
連絡が取れないのならせめて、あとから報告する時に困らないようにしよう。そう思い立って日記をつけることにした。
昨日と一昨日の日記もまとめて今日書いている。

にわかに信じ難いことだけれど、僕は生きている。

今夜も鳥の頭の神の夢を見る。

神が僕に話しかけてくる。最初は聞き取れなかったけれど、こう言っている。

『汝は生者か』
『それとも屍者か』
4日目
僕と胃を交換した男が死んだようだ。

曖昧な表現になったのは、僕が倒れたからだ。胃は大丈夫だけれど、今度は僕の体の中にわずかに残った毒にやられて腸がダメになったと。
だからそれも『交換』したんだと笑顔の黒田に聞かされた。

やっぱり足元には腹を裂かれた男がいて、化け物でも見るような目で僕らを見たあと、もつれた足で立ち上がって逃げていった。

冗談じゃない。

やめろ黒田。

やめてくれ。

夢の神は詰問調になり僕に判断を迫る。

眠れない。
どこにも安寧はない。
KP
続きの文字は、少し乱れていた。
傾きが激しくなり、列全体がかしいでいる。
5日目
埃島はどこだと問い詰めても黒田は吐こうとしない。
どこにも出口は見当たらず、
この施設からは出られない。

うとうとすると鳥の頭の神が脳裏にちらつく。
『どちら』なのか答えたら、いなくなるんだろうか。

だけど僕は、『どっち』だ?

わからない。
答えて取り返しのつかない事になっても困る。
モニファ
「この中で出てくるのは、本物のトートっぽいような気がするぞ」
KP
そこから日記は、困惑に満ちた様子で悪夢を見続けていることを記録している。
6日目、7日目、8日目……
そのうち「悪夢を見た」の一言しか記載されないページが数ページ続いた。

次に纏まった文章が現れた日に記されていたのは、【13日目】。
13日目。
らしい。やっぱり日記をつけるべきだ。

もう何日もひのひかりをみていない

僅かな毒はどんどん臓器を蝕んでいる
だから脾臓が、肝臓が、僕のものじゃなくなった

片時も僕のそばをはなれなかったはずの黒田が

黒田、なんで

黒田が、狩りを、してる 人間を 狩っている

そうか

たりないのか

ここの人間じゃもう
黒田 真斗
「消えたって誰も気づかないやつなら腐るほどいるんだそうだろう白波。
白波が生きてればなんだっていいんだ。」

「なんだっていいからとにかく生きていて」
ああ

やっぱり黒田は僕がいないとだめだな黒田は僕がいないと僕が息をするのをあきらめたらこいつは
僕がいないとだめなこいつは、だから
僕は生き続けないといけないなんだっていいから生きていなければじゃないと黒田がダメになってしまう傍にいるならいつもの黒田がいい
黒田

きみがいきていればもうなんだっていい
モニファ
「とんでもない共依存だぞ」
瀬戸 赤寧
「あ、あたしもモニファは好きだけど、
こういうのはちょっと違う気がする……
だって友達が自分のために人殺ししてるわけでしょ」
モニファ
「うん……」
瀬戸 赤寧
「で、でも死にたくはないよね……うん」
モニファ
「……違うぞ。こいつは自分が死ぬことなんて、きっと恐れてはいないんだぞ。もう」
瀬戸 赤寧
「黒田って人のため?」
モニファ
「……」
瀬戸 赤寧
「で、でもさ、この儀式って最後に」
モニファ
それには答えずにページを捲る
自分が黒田と同じ立場だったら、どうするだろうかという考えがどうしてもよぎる
そして、その瞬間は、刻一行と近づいているであろうことも
否定や詰る言葉が出てこないのは、多分、そのせいだ
KP
14日目以降は日付がなく、乱雑な字で断片的に記載されている。
もはや理性や知性が抜け落ちてしまったかのような、記号にも思える言葉。
読み解くには〈母国語(日本語)〉で判定。
モニファ
CCB<=95 〈母国語〉 (1D100<=95) > 38 > 成功
瀬戸 赤寧
CCB<=75 〈母国語(日本語)〉 (1D100<=75) > 41 > 成功
KP
文章にもなっていない単語の羅列で、埃島が黒田に「良い働きだ」と賛辞を贈ったことが読み取れる。
白波は黒田が褒められたことを素直に喜んでいるようだ。
日記にはそれ以外、埃島らしき存在は書かれていない。
どうやら日記を書いた者も、黒田も、埃島には興味がないようだ。

えもの つかまえるのてつだう

そんなことばが読み取れた。
やがてそれを楽しむような様子も。

いや、それは恐らく、黒田と一緒に何かをするのが。
黒田が何かをするのを見るのが。
黒田が。黒田が。黒田が。

全てはその付随に過ぎない。

黒田が自分のために何かをする。
黒田が自分のために。
黒田が。

徐々に文字は読み取れなくなっていき、やがて文字と認識できないほどの崩れ方をしていく。
新しいページに最後に書かれていたのは、ページいっぱいの殴り書きだった。


くろだ あしが

くろだの

かえせ かえせ



KP
【日記】は終わった。
モニファ
ばん、と叩きつけるようにして、ノートを閉じた
彼らについてのことを考えたり、その心中を追うのを振り払うように
自分にできることは、既に堕ち切ってしまったであろう彼らを、全て否定することだけだ
彼らの浸っている闇は、あまりに色濃く質量が高いように感じる
少しでも彼らと自分を重ねたら、彼らの側に諸共に引き摺り込まれてしまうような
瀬戸 赤寧
「もう同情とかできない……
ちょっと可哀想とか思ってたけど、違う、そういうのと違う。
自分たちのこと考えなきゃ」
モニファ
「そうだぞ。
こんな奴らのこと、知るもんか」
モニファ
後はロッカーと何だっけ
KP
ロッカーと扉だね。
モニファ
じゃぁロッカーから
KP
ロッカーには女物の着替えが数枚入っていた。
それなりに使い込まれてはいるが、綺麗に洗濯されている。
ベッドもあるが、こちらもとくに気になるようなものはなさそうだ。
モニファ
ふむ
Aの部屋は施錠してからBの扉に向かおうかな
KP
施錠か。
Aの部屋、何故か内鍵がない。
この部屋は外からのみ施錠できるようになっているのだ。
モニファ
監禁できるのか
「……」
瀬戸 赤寧
「……これ。
蒼井さんがいた部屋と同じだ」
モニファ
「黒田が白波を閉じ込めておくためか。
どこかに行ってしまったりしないように」
瀬戸 赤寧
「そうか、鍵も黒田の部屋にあったね。
なんなんだろうもう、わけわかんない……」
モニファ
「こんな奴らのこと、理解できるわけないぞ」
瀬戸 赤寧
「うん、ちょっと理解越えてる。
何か家具挟んどこ」
モニファ
あ、それできる?
KP
できるよ。
モニファ
じゃぁそうしておこうか
KP
あなた方は扉に適当な物を挟み、扉を開けたまま固定する。
モニファ
我々がここにいること丸わかりになるけど
とりあえずBへ
KP
扉は動かなかった。
いや、あなたの力なら少しずつ動くかな。
モニファ
ん?
中で何かがつっかえてる?
KP
かなり重い扉だ。歪んでいるのだろうか?
モニファ
何かずってるような音がするのかな
KP
軋むような音がする。
モニファ
あれ、そういえば
KP
ほい
モニファ
エレベーターからここまで血痕があったけど、Aの中には無し?
KP
そうだな、少しくらいは床についているかな。
モニファ
ふむ
KP
ただ恐らく想像はつくだろう。
ここを黒田が歩いたためだ。
モニファ
ああ、往復する足跡でできた血痕か
KP
他人の足をつけてバランスの悪い状態で、血のついた足を引きずって歩いたのだろう。
奥の扉の方には血は続いていない。
ここまでは入っていないのだろうか。
モニファ
理解
とりあえず、Bを少し開けたら中を覗き込んでみよう
KP
人が通れるくらいの隙間が空いた途端、扉は勢いよく開いた。
モニファ
ほう
KP
あなたは不意を打たれて部屋の中に転がり込んでしまうだろう。
モニファ
じゃぁ敢えて自分から転がり込むことで、バランスを崩すのは抑えられないかな
KP
姿勢が崩れた瞬間に自ら前転するみたいな?
モニファ
そうそう
カポエイラの使い手だし
KP
では【DEX】×6で判定。
モニファ
CCB<=(16×6) 【DEX】倍数 (1D100<=96) > 92 > 成功
モニファ
あぶね
KP
あなたは自ら部屋に飛び込んだ。
床は木が張られて体へのダメージはない。
部屋は散らかっている。
倉庫のような部屋に見える。
瀬戸 赤寧
「だ、大丈夫!?」
KP
赤寧が慌てて部屋に入ってきた。
モニファ
えっと
とりあえず転がり込みつつ、いつでもエスコルピオンを放てるよう、身を丸めた倒立のような状態でドアの後ろを改める
KP
扉が閉じた。
モニファ
え、閉じた?
KP
扉の向こうから声がする。
白波 繰世
「いらっしゃい、散らかっててごめんね」
モニファ
「白波!」
白波 繰世
「ん、ぼくの名前知ってるの?」
モニファ
ドアに取り付き、引開けようとする
KP
おっと、という声とともに扉の向こうでガン、という音がした。
モニファ
おっ。【STR】対抗か
白波 繰世
「危ない危ない、薬が要るよね」
KP
扉がきしんでいる。無理矢理開けようとする?
モニファ
開けられそう?
力で引き合ってるだけなのかな
KP
いや、おそらく扉の歪みを操作されたのだろう。
先ほどよりさらに開きづらくなっている。
モニファ
では、それを察した瞬間、切り替える
KP
ほんとはここ、白波と話ができるけど、それどころじゃなさそうね。
モニファ
白波の言葉と現在の状況に、これまでの情報が頭の中でフラッシュバックする
体は、部屋の奥へと側転するように地面に手をつき移動する
ダクト破壊を試みる
KP
判断が速い。
モニファ
大方予想はしてたからな
KP
※白波を逃がすために呪い判定取っといたら使うの忘れちゃった。
今回は良し!!
KP
では足音が遠ざかって行く。
ではあなたは即時、ダクトの破壊にかかった。
判定とダメージをどうぞ。
モニファ
命中判定必要?
KP
一応クリティカルファンブルだけ採用する
モニファ
なるほど
CBRB(80,80) 〈MAキック〉 (1d100<=80,80) > 62[成功,成功] > 成功
KP
ダメージをどうぞ。
モニファ
側転の視界で、天井、床、壁が転回する
しかし、それらは日頃の鍛錬で慣れたものだ
2d6+2+2D4 MA安全靴キック (2D6+2+2D4) > 3[1,2]+2+2[1,1] > 7
モニファ
弱い
KP
ダクトが大きく凹んだ。
もう一撃加えれば壊れそうだ。
アカネになにか指示する?
モニファ
この部屋、何かある?
KP
物置のように色々物がある。
よく見れば何かあるかも知れない。
指示をしないならダクト破壊に協力するよ。
モニファ
あ、じゃぁコンビネーションアーツをかましてもいいかな
緊張に強張っていた体が、十分な威力を発揮できず、ダクトが蹴り足を押し返すのを瞬時に理解し、叫ぶ
「アカネ、背中貸して!」
瀬戸 赤寧
「え、うん!」
モニファ
アカネに即席の壁になってもらって、体勢整えて即キックできないかなって
バディアクション
このシナリオ、バディでカッコよく危機を乗り越えるシナリオだし、まあアリかなと判断。
サイズ対抗に成功でそのまま二回攻撃、失敗したら、ダメージ半分での攻撃か完全失敗かの判定をすることにしました。
KP
では、まずサイズの対抗判定。
これに成功することでモニファをしっかり受け止められ、二回行動に力を貸せます。
80%での判定。
モニファ
頼んだ
瀬戸 赤寧
CCB<=80 (1D100<=80) > 88 > 失敗
KP
では姿勢を崩したので、再度判定。
瀬戸 赤寧
CCB<=(13×5) 【CON】倍数 (1D100<=65) > 90 > 失敗
KP
アカネはあなたの勢いを殺しきれずに転んだ!
モニファ
こちらの【DEX】判定で、もう一回判定させてあげられないかな?
アカネが体勢を崩し切らないように、フォローしてあげたい
KP
さすがに二度目はサービスだったので、おとなしく2T目にやってくださいッ
モニファ
はーい
KP
2T目。
瀬戸 赤寧
「うわ、うわわわ!」
瀬戸 赤寧
こういう時のダイス運の悪さよ。
モニファ
アカネに背中を預けるが、その姿勢が崩れてゆく
しかしそれを無理に立て直そうとはせず、二人組ストレッチをするように、その背中の上を勢いのまま転がる
その先には、Bの部屋の壁
着地はせず、転がる勢いのまま、曲げた足でその壁面に着地
ため足のエネルギーを解き放ち、壁面を蹴って今度は逆側、つまり元の方向へとアカネの背中の上を転がる
瀬戸 赤寧
慌てて足をしっかり踏ん張る。
モニファ
着地と同時に、転回の勢いのまま身を屈めて両手を床へと
カポエイラの基本姿勢の一つ、ケーダジヒン
全身の筋肉が、充分に力を溜め込むのを感じる
イメージは、子供の頃に作った竹ひごと輪ゴムの人形だ
くるくると巻き上げられ、捻り上げられた輪ゴムが、力を解放するイメージ
CBRB(80,80) 〈MAキック〉 (1d100<=80,80) > 32[成功,成功] > 成功
KP
OKダメージどうぞ。
モニファ
2d6+2+2D4 MA安全靴キック (2D6+2+2D4) > 8[6,2]+2+6[2,4] > 16
「ヤッラーーーーー!!」
叫び、それらの力を反転キックの踵へ集中する
KP
一撃でダクトがひしゃげ、大きな穴が開いた。
破壊音が空間にいんいんと響き渡る。
モニファ
毒蠍の尾の如き一撃で撃ち抜いたまま、その中を覗き込む
KP
風が吹き上がってきている。下の方がわずかに明るい。
瀬戸 赤寧
「え、ええと、ええと……」
CCB<=65 〈目星〉 (1D100<=65) > 39 > 成功
モニファ
例の即席ロープ掛けられるとこあるかな
KP
かけられそうな場所はある。
モニファ
そこへロープを掛け、更に自身の体に一巻きして穴の中へ垂らして叫ぶ
「アカネ、先に!」
瀬戸 赤寧
「わ、わかった!」
CCB<=50 〈登攀〉 (1D100<=50) > 22 > 成功
KP
赤寧は器用にロープを伝って降りて行く。
では【幸運】+20をどうぞ
モニファ
CCB<=100 【幸運】 (1D100<=100) > 18 > スペシャル
KP
ロープは保ってくれたようだ。
モニファ
やったぜ
KP
赤寧が降りるまで待機する?
モニファ
穴の上からアカネの上にダイブするわけには行かないからな
KP
ここ【幸運】勝負失敗すると3フロア落ちるかんな!
KP
では3T目の行動は放棄で。
4T目。赤寧は下に降りきった。
瀬戸 赤寧
「いいよー! 来て!」
モニファ
その声を聞くや、一度ロープの張りを確かめてから降下
KP
〈登攀〉で判定。
モニファ
CCB<=40 〈登攀〉 (1D100<=40) > 35 > 成功
モニファ
いけるもんだ
KP
お見事。そして【幸運】で判定。今度は修正なし。
モニファ
CCB<=80 【幸運】 (1D100<=80) > 35 > 成功
ちなみにこの【幸運】は、手製のロープが壊れないかの判定です。
二人同時に降りようとしたらマイナス修正が入るところでした。
KP
ではあなたは危なげなく1Fに降り立った。
ぎりぎりロープの長さが足りてくれたようだ。
穴まで少し距離があったが、飛べば何とかなるだろう。
モニファ
猿のごとく、ダクトをするすると降りた
壁面を蹴って穴へと転がり込む
「……よし。何とかなったぞ」
ベレーを脱いで、額の汗を拭う
KP
あなた方がいるのは1F、蒼井の遺体がある部屋だ。
モニファ
「アカネ、大丈夫か」
瀬戸 赤寧
「よ、よかった……!
うん、大丈夫よ。
ちょっと手が痛かったけど」
モニファ
「即席のロープだったからな。手、見せてみるんだぞ」
KP
少し赤くなっている。
モニファ
では、抜け目なくくすねておいたロープを作った時の切れっ端を鋭い八重歯で噛み裂き、その手に巻きつける
ダメージもなかったし、演出だけど
瀬戸 赤寧
「ありがとう。ちょっとだけましになったわ」
モニファ
「うん。無いよりマシだぞ」
白く柔らかなアカネの手に対して、陽の色に焼けて豆がいくつも潰れては治った無骨な手
KP
布を巻かれた手のひらをひらひらと振って見せた。
モニファ
「アイツ、とんでもないぞ。今更だけど。
多分、吾輩たちに例の薬を使おうとしてたんだぞ」
瀬戸 赤寧
「あいつのなかにあるんだね、あたしの内臓!」
モニファ
「……うん、多分」
瀬戸 赤寧
「あのひとやっつけたら……どうなるんだろ」
モニファ
「ただやっつけるんじゃダメだぞ。やっつけるのは、偽物のトートの方だぞ」
瀬戸 赤寧
「……うん。
そしたら、左の方にあった部屋かな……
もうあそこしかないよね」
モニファ
「でも、多分アイツら邪魔してくるぞ。
もし来たら、吾輩が頭蹴っ飛ばしてやっつけるぞ」
瀬戸 赤寧
「うん……!」
今までに色々なものを破壊してきたモニファへの信頼は強い。
モニファ
とりあえず、1FのBの部屋から外をそっと覗いてみよう
連中は来たりしてるかな
KP
とくに気配はない。
モニファ
では、さささーっと階段で2Fまで
瀬戸 赤寧
「来てないんだ」
モニファ
「まだ気づいてないのか、こっちを探してるのか、待ち受けてるのか……
でも行くしかないぞ」
KP
あなたが階段へ向かおうとすると……
目の前が砂嵐に覆われる。
SANチェック:成功時減少 0失敗時減少 1D2
モニファ
CCB<=70 《SANチェック》 (1D100<=70) > 77 > 失敗
1d2 (1D2) > 1
[ モニファ・ナジャ・オサハール・アケナテン ] SAN : 70 → 69
KP
あなたは砂漠にいた。
全身に傷を受け、熱い砂の上に横たわり、体を動かす気力もなく、打たれる度にうめき声を上げるだけだった。

現実と夢の別に意味はあるだろうか。
あなたの体はこうして傷つき、痛み、苦しみを吐き出し続けている。

ナイフがあなたの膝に突き刺され、骨が砕ける音がする。
とうに力など失われているはずなのに、叫び声は喉を裂いて飛び出した。

再び目の前は薄暗くなる。
モニファ
その幻痛によろめき、倒れそうになるが、転がって受け身をとり、先を急ぐ
KP
今回呪いが全然怖くないな。
モニファ
護符のおかげで
KP
いろいろ失敗してないし、正規の呪いだからな。
護符の複製までしてるから。
おっと。今のダメージの前にSANリセット入れていい。
モニファ
はーい
KP
階段で行けるのは2Fまでだ。ここから先はエレベーターを使わなければならない。
モニファ
そうなんだよなー
エレベーターは今どこの階にあるかな
KP
3Fかな。
モニファ
動いてないのか
待ち受けてんなー
しょうがない
KP
エレベーターに乗る?
モニファ
乗る
KP
エレベーターは3Fから降りてきて扉を開く。
中は相変わらず血生臭いが、誰も乗ってはいなかった。
モニファ
「アカネ、そっちに」
一応、それぞれ操作パネルのあるドア横のとこに身を隠しておこう
瀬戸 赤寧
「やだなぁ……絶対上で待ってるんだ」
言われるままに身を隠す。
モニファ
「でも、行くしかないぞ」
瀬戸 赤寧
「そうだね!」
KP
エレベーターの扉が閉じた。
ボタンを押す?
モニファ
押します
KP
エレベーターは、ぐん、とあなた方の体を下に引く。そして独特のふわりとした動きで上へ。
扉が開いた。
廊下に、黒田と思しき男が寄りかかっている。
モニファ
一瞬だけリーニングして、状況を把握したい
KP
リーニングとは。
モニファ
チラッ
KP
一瞬外を覗くって事ね。
モニファ
SWATとかがやるやつ
モニファ
白波の姿は?
KP
廊下には二人の人間が立っている。
モニファ
銃とか持ってんのかなー
流石に取り上げられてるかなー
KP
さて、一瞬だとさすがに分からない。
モニファ
まぁ、日本は刑事こそ常時携帯してないしな
KP
まあ普通に考えて、こんな状況で飼ってる人間に銃器は持たせないんじゃないかな。
モニファ
普通に考えればね
モニファ
2人は黒田と白波ということでOK?
KP
そのように見える。
モニファ
相手は待ち受けてた感じだよね
KP
そう。
モニファ
では、自分から姿を現す
相手を睨みつけたまま
KP
横で赤寧があなたの判断を待っているが
一緒に出ていい?
モニファ
一応、自分の姿を見せて相手の動向を伺ってから。
黒田 真斗
「クソ。大人しく寝てりゃいいものを」
KP
あなたが姿を見せると、男は舌打ちをして壁から身を離した。
右足と左足で違う靴を履き、右足の膝から下はズボンが吸いきれないほどの血液で汚れている。
モニファ
「そこの間抜けな女が教えてくれたから、助かったぞ」
白波 繰世
むっとしたように言う。
「黒田、いっそ殺してしまう?」
黒田 真斗
「もう一人の方はダメだ、アンタの臓器と繋がってる。
そこのチビは…… まあ、いいか。殺してもすぐ新しいのを狩ればいい」
瀬戸 赤寧
「チビとは何よ! 人殺しの泥棒にそんなこと言われたくないし!」
KP
エレベーターから赤寧が降りてきた。
モニファ
「そうだぞ。こっちも、あんたは適当にのしてやってもいいんだぞ」
黒田に舌を出す
白波 繰世
「きみがこれをくれたんだ。
ありがとう、だんだん馴染んできている。
僕の内臓…… は、入れる前に横取りされてる感じかな。
よかったね、あれ猛毒だから身体に戻したら死んじゃうよ。
じゃ、逃げられたら面倒だし……」
モニファ
「つくづくみっともないぞ。さっさとドゥアトに行けばいい。
あんたの心臓には、重しでもつけといてやるぞ。
……そんなもの、必要ないだろうけどな。オシリスの天秤が壊れちゃわないか心配になるくらい、あんたの心臓はドス黒くて重たいぞ」
瀬戸 赤寧
「そーよそーよ!」
黒田 真斗
「うるさい小娘だな。
早いところ片付けよう、相棒」
白波 繰世
「もう聞きたくないよ、この声!」
モニファ
「いくらでも聞かせてやるぞ。あんたが大人しくドゥアトに行くまで! 行くんだぞ、相棒」
瀬戸 赤寧
「うんっ!
絶対負けないから!」
KP
二人はあなたに襲いかかってくる!
モニファ
両足で全身から力を抜くように軽く跳躍してから、リズミカルに、交互に足を引く舞うようなステップ
隠すつもりもない、容赦のないカポエイラの構え
あいてがわるい
KP
どうしてこんなの拉致っちゃったんだろうな、白黒コンビ……
モニファ
下手したら攫う時にノックアウトされてエンディングだったな
KP
不意を打ちすぎて手強さが分かんなかった。
カメラのチェックしてればヤバさがわかっただろうな……
白波さん、ダクトぶっ壊されたよって黒田さんに教えてあげなかったのかな……
モニファ
まさか素手で壊されるとは思ってないだろうから、傷んでたのかな、くらいだったのでは
KP
ふたりがかりでがんばってこわしたのかなっておもった。

KP
では戦闘です。
瞬殺の予感。
あなたから!
モニファ
左足を引いたところから、全身にしなやかな力を込める
そこからの動きは、流れる水のように
標的は黒田
CBRB(80,80) 〈MAキック〉 (1d100<=80,80) > 80[成功,成功] > 成功
ぴったり賞
KP
黒田が目を見開いた。
あなたの動きが達人のものであると気付いた、その瞬間。
黒田 真斗
「この……!」
モニファ
時折両手を付き、舞うように手足が転回する、独特の連続側転で幻惑するように左右へ振りながら接近する
カポエイラ独特の攻守を兼ねた側転『アウー』だ
KP
黒田は咄嗟に防御姿勢を取った。(演出)
モニファ
回避は無し?
KP
ダメージをどうぞ。
モニファ
2d6+2+2D4 MA安全靴キック (2D6+2+2D4) > 10[4,6]+2+5[2,3] > 17
KP
これはひどい。
モニファ
「ヤッッッッラーーーーーーーーッ!!!」
怒気と力を吐き出す、今日一番の雄叫びと共に、転回蹴り
カポエイラの蹴り技の代表格、メイアルーアジコンパッソだ
その名の通り、床を舐めるほど低い姿勢から振り回されコンパスめいて伸びた踵が、黒田の顎を狙う
KP
人体は脆いものだ。
ぐしゃっ、という嫌な音がして、黒田の頭が砕けた。
モニファ
安全靴だしな
踵には鉄入ってるしな
KP
SANチェック:成功時減少 1失敗時減少 1D3
初めての殺人によるものです。
モニファ
あ、そうか手加減ていうの忘れてた
まぁ、この瞬間当人は殺したと思ってないだろう
KP
顎が砕け、その体がぐるりと回って吹っ飛ぶ。
モニファ
CCB<=69 《SANチェック》 (1D100<=69) > 95 > 失敗
あぶね
1d3 (1D3) > 3
[ モニファ・ナジャ・オサハール・アケナテン ] SAN : 69 → 66
瀬戸 赤寧
CCB<=60 《SANチェック》 (1D100<=60) > 96 > 致命的失敗
[ 瀬戸 赤寧 ] SAN : 60 → 57
モニファ
パカァん、という陶器の花瓶が割れるような音
瀬戸 赤寧
「きゃっ!?」
白波 繰世
「くろだぁぁぁぁぁ!」
KP
悲痛な悲鳴に返事は帰らない。
モニファ
少女の瞳に、黒い炎が灯ったように閃く
「殺すつもりで来たんだろ!? じゃぁ、逆の覚悟もできてるよな!?」
振り抜いた足の勢いのまま体を閃かせると、その場で直前と同様、舞うようなステップ
たっ、たっ、というリズミカルかつ軽快な足音が、不穏なものに聞こえてならないかもしれない
KP
突如、あなた方全員の体がずしりと重くなった。
モニファ
「……っ」
KP
白波すら声も出せずに倒れてしまう。
黒田の体がドアにぶつかってずるりと落ちかけたその時、左手のドアが開いた。
高価な靴をカツンカツンと鳴らしながら歩いてきたのは、初老の男。埃島だ。
古代エジプトの装飾品と思われる金のアクセサリーをつけ、エジプトらしい意匠の肩掛けでその細い体を飾っている。
モニファ
「お前……」
KP
指一本動かすこともできない……
埃島は手早く黒田の胸を服ごと切り裂いた。
目を閉じたままの黒田は、何の反応もせずに横たわったままだ。
不思議なことに、血も出ない。
けれど臓器は重みで押し出され、どろりと床にあふれてくる。
埃島はあふれてきた臓物のなかから心臓をつかみ取ると、繋がっている血管を手際よくナイフで切った。
そこでやっと、身体のほうに残された血管から鮮血があふれ出した。
モニファ
「最後の……仕上げ……」
KP
埃島が手に握った心臓は、切り取られてもなお僅かに脈動している。
臓物が散らばって辺りが血に染まっても、心臓だけは血を一滴も零さないまま弱々しく動き続けている。
SANチェック:成功時減少 1失敗時減少 1D4+1
モニファ
CCB<=66 《SANチェック》 (1D100<=66) > 89 > 失敗
1d4+1 (1D4+1) > 2[2]+1 > 3
SAN : 66 → 63
瀬戸 赤寧
CCB<=57 SANチェック (1D100<=57) > 55 > 成功
SAN-1
KP
埃島は片手で心臓を揉み、無理やり動かしながらほくそ笑む。
埃島 及
「ああ、よかった。ギリギリ動いてますねぇ。
狂犬を処分する手間が省けました。お礼を言いますが、ちょっとやりすぎですよ」
KP
足元に転がった黒田を跨いで歩きながら、男は白波を一瞥することもなく部屋を出て行った。
扉が、閉じる。
モニファ
体は動く?
KP
全てが凍てついたまま、沈黙の時が流れた。
動けはしないあなた方の前で、黒田の体から溢れた体液が、臓物がゆっくりと床に広がり、汚して行く。
どれだけの時間が流れたのだろう。
不意に、あなた方は解放された。
白波 繰世
「……ろ、だ、。
くろだ、くろだ……!
いやだ、……いやだよ、おいていかないでくろだ、だめだよ、いかないで、やだ、まって」
KP
悲痛な悲鳴が響き渡った。
モニファ
「……わかってたはずだぞ。
最後は、こうなるって」
KP
到底助かる見込みのない、心臓の抜かれた体を揺すって白波は叫び続ける。
血と、臓物のにおいが、鉄臭いにおいがあたりに立ちこめる中、あなたの声だけが静かに響いた。
モニファ
ようやく解放された体を床から引き剥がし、腰の後ろから短剣を抜き取る
「最初から、こうすべきだったんだ。
あんたたちが出来なかったことを、私がやってやる」
白波 繰世
「うわぁぁぁぁぁ!!」
KP
最後のよりどころを失った叫び声。
モニファ
おかしなこと出来ないように、白波に当身でも食らわせておこうかな
自殺でもされたら困る
KP
当て身をするならあっさり気絶する。
モニファ
じゃぁ、さっきのセリフは、白波の頭を手加減で無造作に蹴っ飛ばして気絶させながら吐いたことにしよう
言って、Dの扉に向かって行こう
瀬戸 赤寧
「……」
モニファの後に続こう。
「怖いけど、あたし、逃げない。がんばるよ……」

KP
といったところで本日ここまで!
モニファ
お疲れ様でした!

ひとこと
KP
ついに彼女らは対峙する。
オープニングの時からこの運命は決まっていたに違いない……


CoC『VOID』7 PC3&PC4導入

「女の子ってのはなんでもかんでも記念日にするからね。」
「わ、女ったらしの言葉だ。」

【置】CoC『ワンナイトショット』牧志&波照間&佐倉 1

もしかして:戻ったときにえらいことになる>服装

【置】CoC『青白い馬』 波照間&東雲 3

捕まえるべきは物語の尻尾じゃなく、名もない悍ましい何かの尻尾だ。



本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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