【♪月の光】
GM
前回のビーストバインド
何某かに巻き込まれ瀕死となった少年、白良浜はその生命を混沌へと送るべく現れたはずの死神、エンデの手によって救われることとなった。
GM
AMEMIYAさんは、真名ってあります?
真名というか、魔物の名ですな
レイレイ
真名は…レイレイです
GM
暗器使いそう
レイレイ
大陸からやってきた龍なのかな
レイレイ
魔物の名前から自分の人間名をつけた、そんな感じの子です
一族が大陸系とかそういうのかもです
GM
了解です
GM
その氷の龍は、微睡から目覚めた。
というわけで、レイレイさん登場です。
レイレイ
はい
GM
周囲は暗闇。
うっすらと開いた視界の中、微かに差し込む銀の色は、月の光か。
湿り気を帯びた、加工された木の香りが、柔らかく空間を満たしている。
レイレイ
「む…なにやら騒がしい気がしたが、気のせいか…? いつもと特にかわらぬか…」
「今更、人間が斯様なところに来るでもなし…ふわぁあ」
GM
未だ微睡を引きずる意識の中、自らを目覚めさせた何某かを探ってみるも、周囲にあるのは静寂ーーー。
あくびをひとつ。
四角い闇がわだかまるそこは、己の住処として人間が奉じた社であったことを思い出しただろうか。
石と氷の狭間のようなものとして眠りについていた身体のあちこちが、わずかに軋む。
レイレイ
「ああ、つまらぬのう。未練がましくここに留まっていた我も我だが、なにか起きるか、誰か来るか、しないものか…」と、伸びをひとつ
GM
体表に積もり、固まっていた埃や、湿気にしっかり固まった埃がぱらぱらと床に落ちる。
溜まっていた塵やホコリ、だ
トモキ
BGMのおかげで優雅なお目覚めシーン
しかし レイレイは ほこりまみれ だった! 
GM
ふと、静寂に唸る耳朶の奥へと、いくつかの音。
それは、喧騒、だろうか。
あまりにも遠くのものであったようで、気付くのが遅れた。
どこか遠く、遠くから人のものか、喧騒が聞こえる。
時折、何かが爆ぜるような音も交じる。
今宵は、祭りの夜であったろうか。
レイレイ
「む…? 騒がしいのは気のせいではなかったか? 祭りのような、よきことではない気がするが…」 と、お社の扉をそっと鼻で押し開けて外を見てみます
GM
ぎし、だの、ぎぎ、だのという不器用な音を立て、扉がかすかに開く。
白良浜 遠矢
ちょっとかわいい>鼻で
レイレイ
お社にぐるっととぐろ巻いて寝てたんでしょうきっと…
陀羅羅
犬みたいなしぐさになってそうw
レイレイ
ゆうこやの後遺症が!
※ゆうやけこやけ でレイレイのPCは犬のキャラクターだった
トモキ
かわいい かわいい
三上 もも
和む
トモキ
脳内でレイレイさんが映画版ネバーエンディングストーリーの幸いの竜とかロードス島戦記アニメの金竜とかフォーチュンクエストのシロちゃん的なふさふさ竜になってしまった!(どれも古い)

GM
ふと、扉へと近づいた身に、何かが触れた。
それは、社の床に転がっていた、木箱だ。
人であれば、一抱えほどはあろうかという大きさの木箱も、大振りな体躯の己からするとひとつかみできそうなちょうど良い大きさ。
その木箱に、自分は覚えがあるような気がするが……
レイレイ
「んん? なんだったかの、これは…むむむ…」
とりあえず爪でカリカリ掻いて開けてみようとしてみます
白良浜 遠矢
アクションがいちいちかわいい
GM
興味を惹かれて、爪で箱をもてあそぶ。
寝起きで器用に動かぬ爪先は、果たしてその箱をはじいて転がしてしまう。
箱はいくつか転がったあとでひっくり返り、その裏側を晒した。
とうに蓋がはずれていた木箱の中身が、まろび出る。
それは一枚の布とひとつかみの綿の塊。
かつては上等な羅紗であったかもしれぬぼろぼろに褪せた布と、その綿。
なんとなく思い出してきた。
この箱には、確かとても大切な何かが納められ、己と共に社に奉じられていたはず。
そう、そこには己の一族に伝わる、龍の秘宝、その宝珠が―――。
―――今は、欠片も姿は見えないが。
レイレイ
「んんん…んんんん? 待て待て、どこに行った!? 我の一族の!」
眠気が吹き飛んでお社の中をぐるぐる見回して捜索します
GM
長い身体で苦労しつつ、社の中にとぐろを巻くように改めてみても、見当たらない。
背を向けた扉の外から、再び喧騒、そして連続して爆ぜる音。
レイレイ
「ええい騒がしい! 我はそれどころではないというに!」 とちょっくら騒ぎの主を脅してやろうと首を外に出します
GM
或いは、祭りにと勝手に借りだされたのだろうか。
長い首を扉に潜らせて外を改める、その鼻腔に何か焦げ臭いようなにおい。
【♪トリニティビット】
GM
朱の明かり。
遠く遠く、社が構えられた山、その苔むした長い長い石段の先、
記憶の果てに、そこにあったはずの一つの集落が、炎に炙られ燃えていた。
微かな喧騒と、爆ぜる音がそこから響いてくる。
レイレイ
「……おお、これはどういうことだ…?」 目を丸く見開いて、のそりのそりと社から出てきます
GM
いくらか様子も変わり、柔らかな三角の形をしていた家々のいくつかは、鋭く四角い建物となり、集落もいくらか広まってはいたが、それらが全て炎の中でゆらめいていた。
己が守護し、己を神として奉じていたはずの集落が燃えている。
炎が起こす風に乗ってやってくる焦げ臭いにおいの中に、いくつかの気配。
覚えがある。
一つは、鬼のにおい。
レイレイ
「大火、か…我を忘れて久しいとはいえ、あの人の子らの子孫が火に苦しむというのはいい気分ではない…」
GM
そして、龍の気配。
それは、たった今喪われていたことに気付いた、至宝の気配。
そして最後に
【♪緊張】
GM
何とも得体の知れぬ気配。
世に流れる気の巡りを感じられる体毛、髭。
それらに虫が這うかのような、不快な気配。
レイレイ
「……何者だ? 我の宝を盗んだ者か? 気味の悪い気配をまといおって。我のものに手を出して、無事に帰れると思うのか」
GM
山を下り、その山腹に貼り付いた森の中から、それらは漂ってくる。
龍の不機嫌な様子に、周囲の空気が張り詰める。
レイレイ
「逃げられると、思うのか」 気配を追って森の中に行きます
GM
龍は、塒であった社から這い出し、暗闇に沈む森の中へと滑り込んでいった。
【♪STOP】
陀羅羅
これでねぐらって読むのね。。
GM
そうなの
レイレイ
ねぐらです
三上 もも
勉強になるぅ


月が見ている

【動画シリーズ】

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ニコニコ動画

【リプレイ】

序章  第一章 第二章 企画 第三章 後夜祭

【続編】

【使用素材など】

「BEAST BIND~魔獣の絆R.P.G.」は井上純弌・藤波智之/
F.E.A.R.(有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ)の著作物です。