高瀬川の和樹
暑くなったり梅雨入りしたりする中、避暑だァ! こんばんは
ヴィキ
エアコンがさむい
ヘチナ
no aircon
風馬
おっすおっす
高瀬川の和樹
こんばんはへっちー
風馬
この世界ならへっちーも安心
高瀬川の和樹
でもウルトラマン出てるしあんまり変わりないかもしれない>へっちー
クロ
ストン
風馬
クロだ!
高瀬川の和樹
クロだ!
クロ
泥んこになりましたので今日は不祥私めが。
シャーリー
ぬ
高瀬川の和樹
その黒は泥んこの黒だったのね
語り手
よし
クロ
ULTRAMANユニティ氏に会いに行くところでしたね。
高瀬川の和樹
そうそう
シロ
んでみきくんがえんりょしまくってたー
語り手
前回はウルトラマンが消えるところを目撃して、その足元までみきといねとななくさと共に向かっていったところでした
みき
みきは先頭に立って、息を切らせながら走ります
いね
いねは、溶岩地形に足を取られながら、走り
高瀬川の和樹
「野を越え山越え谷越えて、ってなァ……、っとと」その後ろを下生えに難儀しながらついていく。
ななくさ
ななくさは、そんないねを庇いながら走ります
シロ
トゲトゲいたーい
ゆり
「やだもう、裾が傷んじゃう」
風馬
「くさがすごいな……」
語り手
硬い茎の下生えとその下の溶岩に、みんなは注意しながら走ります
高瀬川の和樹
「車になれんだから、そっちの姿の方も変えらんねぇのか」
ゆり
「できるけど……」
高瀬川の和樹
「けど?」
ゆり
「気に入ってんのよ、着物が。私は」
シャーリー
「まぁ……」
シロ
それなら仕方ないな
高瀬川の和樹
「ああ、アイデンティティってやつか。じゃあしゃあねぇな。
……ってぇ、あー、鎌かなんか持ってくりゃよかった」突き出した茎に引っかかって呻きつつ進む。
……ってぇ、あー、鎌かなんか持ってくりゃよかった」突き出した茎に引っかかって呻きつつ進む。
語り手
それができるであろうみきは、それすらも思い浮かばずか、どんどんと走ってゆきます
シロ
そういえばそうだな……
風馬
草薙に
シロ
くさなぎのナイフ
語り手
やがて、下生えのところを抜けると、茶色と緑色の森が近づいて来ます
シロ
「ツンツンしてるな」
語り手
その中へと踏み入ると、さほど葉も重ならず、日が差し込む森の中
高瀬川の和樹
「はぁ、ようやく抜けた……」
男の子
一人の男の子と
シロ
お、ニューユニティ?
風馬
イケメン!
シャーリー
イケメンだ……。
女の子
一人の女の子が立っていました
シロ
侵略者だぁぁぁ!
シロ
「あれ、だいだらぼちは?」
風馬
「人がいるぞ」
語り手
その二人の周りの樹と下生えだけが、まるで何かに馴らされたように平らになっています
風馬
ふしぎなさーくるかな?
高瀬川の和樹
「ありゃ? もう一人いるな。あいつも知り合いかい?」
先に走っていったみきに呼びかける。
先に走っていったみきに呼びかける。
みき
みきは和樹の言葉に、上がった息のまま頷き
「ユニティくん!」
「ユニティくん!」
ななくさ
「ユニティ殿!」
いね
「ゆにてーくん!」
語り手
3人は、綺麗に揃った大きな声で、その名前を呼びました
シャーリー
「そうなんですか……?」
シロ
「あれがゆーちゃんてことは、あれがだいだらぼち???
ちっちゃい」
ちっちゃい」
風馬
「見つかってよかったな」
高瀬川の和樹
「ってこったな。……会えてよかったなあ。は、いいとして、お方様。反応あるか?」
揃って名を呼ぶ姿を見ながら。
揃って名を呼ぶ姿を見ながら。
ちびきつねさま
「ううん……」
ちびぎつねさまは、ゆりの抱えた鞄から上半身だけ身を乗り出し、手の中の羅盤を改めます
その針は、弱くゆらゆらと揺れています
「反応は……弱い物だけど……」
ちびぎつねさまは、ゆりの抱えた鞄から上半身だけ身を乗り出し、手の中の羅盤を改めます
その針は、弱くゆらゆらと揺れています
「反応は……弱い物だけど……」
シロ
「ちっちゃいからよわいのかー」
高瀬川の和樹
「ねえわけじゃねえけど弱い、か。んー、解釈に困んなあ」頭をかりかりと掻く。
男の子
「お前たち……
何しに来たんだ。それに、そいつらは誰だ」
嬉しそうな3人と違って、ユニティと呼ばれた男の子は、あまり嬉しくはなさそうな顔でそう言い
何しに来たんだ。それに、そいつらは誰だ」
嬉しそうな3人と違って、ユニティと呼ばれた男の子は、あまり嬉しくはなさそうな顔でそう言い
女の子
女の子は、そんなユニティの後ろに隠れるようにして、こちらを窺っています
シロ
「シロだぞ!!!」
シャーリー
「シャーリーです……」
シロ
なんだかんだと訊かれたら 答えてあげるが世の情けッ!
高瀬川の和樹
「俺達は藤葛木の稲荷の神の従者。神の力の気配を追って来たのよ。んで、追ってみたらここに出たってわけだ」
ユニティ
「神、だって?」
シロ
「カミじゃないのか?」
ユニティ
「俺はそんな大それたものじゃない。
ただの……」
ただの……」
高瀬川の和樹
「ただの?」
ユニティ
そこまで言ってから、きゅっと唇を噛み締めると、俯き
「もう、帰れ」
言って、みんなから顔と体を背けると、ざくざくと下生えを踏む音を立てて、歩き出してしまいます
「もう、帰れ」
言って、みんなから顔と体を背けると、ざくざくと下生えを踏む音を立てて、歩き出してしまいます
みき
「えっ」
シャーリー
「ちゅん……?」
シロ
「ん?」
ななくさ
「ユニティ殿?」
風馬
「なんだ、きたばっかりだぞ」
高瀬川の和樹
「訳があらぁって感じだな。こいつらと友達なんだろ、積もる話もねぇのか?」
ユニティ
「無い」
ざくざく
ざくざく
シロ
「こまるぞ。カミにあいにきたし、トモダチにもあいにきたんだぞ。
どっちもないなんてこまるぞ」
どっちもないなんてこまるぞ」
シャーリー
「……」
高瀬川の和樹
「ぶっきらぼうだなぁ。急ぎの用事でもあんのかい?」
いね
「ゆにてーくんに会いに、お山から来たんだよ!」
シャーリー
そうだそうだー!
シロ
そうだそうだー!
「よーじならみんなでやればはやくおわるぞ。そしたらトモダチできるぞ(えっへん)」
「よーじならみんなでやればはやくおわるぞ。そしたらトモダチできるぞ(えっへん)」
ユニティ
「何も頼むことは無い」
シロ
「エー」
女の子
だんだんと遠くなっていくその背中と、みんなの顔を、少し困ったような顔できょろきょろと見ていた女の子は
やがて、みんなの方に、ぺこりとお辞儀を一つして、慌ててユニティを追うように走って行きました
やがて、みんなの方に、ぺこりとお辞儀を一つして、慌ててユニティを追うように走って行きました
風馬
「あっ、おーい……」
みき
「ユニティくん……」
高瀬川の和樹
「おうおう、訳ありって面してんねぇ」
シャーリー
「……そんな……」
シロ
三人の顔を見て「トモダチ?」と首をかしげる。
クロ
人違いなのではありませんでしょうか。
風馬
「もう1人の子は誰だ?」
いね
「ゆにてーくーーーーん!」
いねは、慌てたような声で彼の名前を呼びながら走ってゆきますが
少し走ったところで、すぐにばたっと転び
いねは、慌てたような声で彼の名前を呼びながら走ってゆきますが
少し走ったところで、すぐにばたっと転び
シロ
足元に入り込もう。
モフッ
モフッ
いね
「いたっ……くないけど……」
高瀬川の和樹
グッジョブ
シロ
よくころぶな っておぼえた!
ななくさ
「いね殿、大丈夫でござるか?」
いね
「大丈夫だけど、大丈夫じゃないもん」
風馬
「大丈夫じゃないのか」
いね
ななくさに助けられて起き上がるいねでしたが
その両目には、すぐにふわっと大粒の涙が浮かび
たちまち大きな声でわんわんと泣き始めてしまいました
その両目には、すぐにふわっと大粒の涙が浮かび
たちまち大きな声でわんわんと泣き始めてしまいました
ゆり
「ちょっと! 友達がわざわざ会いに来てくれてんでしょうが!」
ゆりがたまらず小さくなった立ち去る背中に叫びますが
ゆりがたまらず小さくなった立ち去る背中に叫びますが
ユニティ
ユニティは、一度だけ足を止めて、でも背中を向けたまま歩いていってしまいました
シロ
「どうした? ケガしたのか? なくなよぉぉぉ」
高瀬川の和樹
「ショックなんだろ、友達にツンケンされてよ」いねちゃんにティッシュを差し出します。
シロ
「そうかぁ」
ふーちゃんやきーちゃんやりーちゃんやゆーちゃんにツンケンされたり、知らない人みたいにされたら泣いちゃうなって思った。
ふーちゃんやきーちゃんやりーちゃんやゆーちゃんにツンケンされたり、知らない人みたいにされたら泣いちゃうなって思った。
高瀬川の和樹
なんでハンカチじゃないか? 鼻水でずぶずぶになるだろうから。
シロ
ヒューマン的心遣い
風馬
「かなしいのか……」
シャーリー
「……大丈夫ですか……?」
いねちゃんにはねまくらしよう……。
いねちゃんにはねまくらしよう……。
いね
「ずびーーーーっ」
風馬
「でも、またでっかくなったらすぐみつけるぞ。
そしたらまたおいかければいい」
そしたらまたおいかければいい」
高瀬川の和樹
「風馬よう、追いかけたとしても、ツンケンするわけがわからにゃあ一緒だぜ」
つながりたい
シャーリー
ふしぎ12点消費するんでいねちゃんからのつながりを+1ください(物語中に一回って書いてあるけどキャンペーンの場合はどうすればいいんだろう)
シロ
トリのつながり
今回トリトリオできるなー
今回トリトリオできるなー
いね
うーん、風波の3人は一塊なので
シャーリー
駄目ですか……。
いね
シャーリーに+1しておきましょう
シャーリー
やったー
[ シャーリー ] ふしぎ : 20 → 8
[ シャーリー ] ふしぎ : 20 → 8
みき
「ユニティくん……」
みきは、途方に暮れたように、名を呼びます
みきは、途方に暮れたように、名を呼びます
シロ
「またおはなししてくれないひとだ(プンスコ)」
シャーリー
「本当ですね……」ぷんすこ!
シロ
シャーリーと顔見合わせて「ねー」ってやってよう。
シャーリー
「ねー……」
風馬
「あいつ、いつもあんな感じなのか?」
ななくさ
「ユニティ殿は、最初はあんな感じだったでござるけど。
仲良くなってからは、そんなことは……」
仲良くなってからは、そんなことは……」
高瀬川の和樹
「ありゃあ訳ありなんだろ。そうさなあ、木雨もあんなだったな」また、というシロの発言を拾って。
シャーリー
「でも……ちょっと冷たくないですか……」
シャーリー
木雨ちゃんも冷たかったと言われたらぐぅの音もでない。
シロ
またゆきだるまか! とか思ったけど話がしっちゃかめっちゃかになるからお口チャック。
みき
「もしかしたら……」
風馬
「どうした」
高瀬川の和樹
「心当たりかい。
聞いてもよきゃあ、話してくれるかい?」
聞いてもよきゃあ、話してくれるかい?」
みき
和樹と風馬に頷き
「はい……」
「はい……」
ゆり
「まぁ、ひとまず……車まで戻る?
お茶でも淹れるわよ。少し落ち着いてからの方がいいでしょ。その子とか」
ゆりが、いねを視線で
お茶でも淹れるわよ。少し落ち着いてからの方がいいでしょ。その子とか」
ゆりが、いねを視線で
風馬
「……そうだな」
高瀬川の和樹
「賛成。野っ原よりか話にゃ向いてら」
シャーリー
「……そうですね」
シロ
「ここトゲトゲしてていたい」
語り手
そうして、みんなは寂しい再会のあった森の中から、キャンピングカーへと戻るのでした
ゆり
「はい、どうぞ」
ゆりが、みんなに紅茶を注いで配ってくれます
その他に、ジャムの乗ったクッキーも一緒に
ゆりが、みんなに紅茶を注いで配ってくれます
その他に、ジャムの乗ったクッキーも一緒に
高瀬川の和樹
「おう、ありがとよ」
シロ
「オヤツー!」
風馬
「花のにおいがするお茶だ」
シャーリー
「いちごジャムです……」
いね
「甘いの!」
はちみつが垂らされた紅茶を舐めたいねが、先ほどまでの泣き顔もどこへやら、嬉しそうに笑います
はちみつが垂らされた紅茶を舐めたいねが、先ほどまでの泣き顔もどこへやら、嬉しそうに笑います
ななくさ
「いい香りでござるなぁ」
シャーリー
バタフライピーのハーブティー見たらこの子達どうなっちゃうんだろう……。
風馬
あおい!!
みき
「すみません。色々とご面倒を」
高瀬川の和樹
「いいってことよ。横から嘴突っ込んでんのは俺達だしな」
いね
「くちばし!」
シロ
「めんどくさくはないけどわけわかんない」
風馬
「みきはわるくないしな」
ゆり
「そうよ。気にしいっこなしで」
ちびきつねさま
「それにしても、どうにも、どうにもな感じであったねぇ」
風馬
「おこってたのか?」
みき
「ううん……
たぶん、なんですが」
たぶん、なんですが」
高瀬川の和樹
「ああ」
みき
「彼は、何か抱え込んでしまっているのではないかと……思うんです」
風馬
「何にももってなかったぞ」
ゆり
「バカねぇ、慣用表現てやつでしょ」
シャーリー
かわいいねぇ!
シロ
なにももってなかったぞ?
っていうの控えたらふーちゃんがいってたわ。
っていうの控えたらふーちゃんがいってたわ。
高瀬川の和樹
「目に見えるもんじゃなく、事情とか、わけとか、困り事とかを、こうな。一人で抱え込んじまってる、ってことさ」荷物を抱える仕草をしながら。
風馬
「見えないのか、それは困ったな」
高瀬川の和樹
「おう。目に見えんから、どうにかして分けてもらうしかねぇのよ」
みき
和樹と風馬のやりとりに、みきは小さく苦笑
シャーリー
「……」真剣に悩んでる素振り。
「難しい……ですね……」
「難しい……ですね……」
高瀬川の和樹
「そうでなけりゃあ、傍からは訳が分からんし、そいつも重たいままだ」
シロ
「んー……わかった、ゆきだるまのきーちゃんとか、あーちゃんとかもそうだったやつ」
高瀬川の和樹
「ああ。それそれ」
シロ
得意げにシッポパタパタしてる。
みき
「ななくさくん、いねちゃん。覚えてる? あの夜、あの時のこと。
おばさんの家の庭でBBQしていたら、ユニティくんが急に一人で飛び出していって」
おばさんの家の庭でBBQしていたら、ユニティくんが急に一人で飛び出していって」
ななくさ
ななくさといねは、しばらくむむむ、と眉を顰めて唸ってから
「あ! 覚えてるでござる! カルピスのコップが割れちゃったでござる!」
「あ! 覚えてるでござる! カルピスのコップが割れちゃったでござる!」
シロ
こ、こまかい
いね
「覚えてない!」
シロ
そしてトリアタマ。とりあたまもってないけど。
みき
「そ、そう……」
ちょっと怯むみき
「えっと」
改めて、みんなの方に向き直り
「彼は……なんていうか。すごく真面目で」
ちょっと怯むみき
「えっと」
改めて、みんなの方に向き直り
「彼は……なんていうか。すごく真面目で」
シロ
ふんふん、と聞いてる。
みき
「特に、自分に関係のあることや、ウルトラマンとしての自分にできることがあると、なんていうか……」
両手の指先をふらふらと動かし
「自分がなんとかしなきゃーーーーって、思い詰めてしまうようなところがあって……」
両手の指先をふらふらと動かし
「自分がなんとかしなきゃーーーーって、思い詰めてしまうようなところがあって……」
シロ
「かかえちゃうんだな!!」
みき
「そう、そうです!」
シャーリー
「あわわ……」
みき
「以前にも、一度、そういうことがあって……」
シャーリー
「……そうなんですか……?」
みき
「なんだか、その時に似てるような気がするんです」
頷く
頷く
風馬
「そのときは、どうしたんだ?」
高瀬川の和樹
「成程な。そん時ぁ、何を抱えてたんだ?」
言って風馬と顔を見合わせる。
言って風馬と顔を見合わせる。
みき
「えっと……先ほど、旧軽井沢でちょっとお話をした、僕たちの故郷の風波市に、隕石が落ちて来た時に。
それが、自分のせいだから、自分が一人でなんとかしなきゃいけない、って……
その時は、ウルトラマンに変身もできない時だったのに」
それが、自分のせいだから、自分が一人でなんとかしなきゃいけない、って……
その時は、ウルトラマンに変身もできない時だったのに」
いね
「でも、その後でみんなでウルトラマンになって、隕石やっつけたの! ベーゴマで!」
その時の自分の大きさを表そうとするように、両手を広げてぴょんぴょんと跳ねるいね
その時の自分の大きさを表そうとするように、両手を広げてぴょんぴょんと跳ねるいね
ななくさ
「で、ござる!」
ななくさも同じポーズ
ななくさも同じポーズ
風馬
「そうか、みんなでやっつけたのか」
シロ
「みんなでうるとら?」
いね
「そう! シュワッチ!」
高瀬川の和樹
「成程なァ……。そいつぁ、頑張ったな」
ゆり
「なんか、サラッとすごいこと聞いたような気がするんだけど」
シロ
なんだかよくわからないけどがんばったんだなーって思った。
ここに意味分かった人いるの??
ここに意味分かった人いるの??
シャーリー
よく判らない……。
高瀬川の和樹
「深く考えてると話が進まん。後だ、後」
シロ
投げとる
高瀬川の和樹
いちいちSANチェックしてると話が進まないから……。
みき
「えっと……
すみません。突拍子もない話をお聞かせしてしまって」
すみません。突拍子もない話をお聞かせしてしまって」
高瀬川の和樹
「いや、いいってことよ。全部終わったら、ちゃんと呑むさ」
みき
「とにかく」
小さく咳払いをし
「なんだか、その時とさっきのことが、すごく似ているような気がして。
でも、今更僕たちにまで、そんな隠さなくっても……」
みきは、少し寂しそうに呟きます
小さく咳払いをし
「なんだか、その時とさっきのことが、すごく似ているような気がして。
でも、今更僕たちにまで、そんな隠さなくっても……」
みきは、少し寂しそうに呟きます
高瀬川の和樹
「また抱え込んでんじゃねぇか、ってこったな。そうさな、これは何の根拠もねぇんだが、俺もそう思うぜ。
もう帰れ、っつったろう。何か危ねぇ事でも抱え込んでんじゃねぇのか。お前らを巻き込みたくねぇような」
もう帰れ、っつったろう。何か危ねぇ事でも抱え込んでんじゃねぇのか。お前らを巻き込みたくねぇような」
風馬
「あれ? それじゃあの子は誰だ?」
みき
「そう言えば……
あの子は、初めて見る子ですね」
あの子は、初めて見る子ですね」
シロ
「しらないのか?」
シャーリー
「確かに……」
みき
「うぅん……」
シャーリー
北斗と南スタイルだったんだって思ってた>ゆにてーくん
シロ
それはさすがに……
シロ
「きよーりゅーみたいなのもでてたしな!」
ななくさ
「水臭いでござる! 困ったことがあったら、また拙者たちと一緒にウルトラマンになって、怪獣をやっつければいいでござる!」
シャーリー
「うーん……?」
風馬
「おまえたちもでっかくなるんだな」
いね
「ユニティくんと一緒に、おっきくなったの!」
シロ
「えー?」
高瀬川の和樹
「ああそうだ。あいつ、大きくなってた時になんかトカゲみてぇのと戦ってたな。言やぁあんだけで十分危ねぇ事なんだが、ありゃあよくあることなのか?」
みき
「彼は、件の隕石のあと、すぐに飛び去ってしまって……。でも、時折テレビで見かける限り、たまに現れる怪獣をやっつけたりしていたみたいですね」
風馬
そんなしょっちゅう怪獣出るのこの世界
シロ
そうだっけ?
語り手
出てたらしい
シロ
そっかぁー
ななくさ
「ユニティ殿、かっこいいでござる! こう、怪獣をえいや、っと投げ飛ばして」
高瀬川の和樹
「成程な。そんなら、あんだけじゃ抱え込むっつうには弱いって事か……。いちいち話がでかくて、あんま自信ねぇけど」
シロ
「なげてなかったぞ?」
語り手
では、そこで
【おとな】か【けもの】で判定を
目標値は4
【おとな】か【けもの】で判定を
目標値は4
高瀬川の和樹
お。では、おもい1消費して【おとな】4。
シロ
お? どっちも1だぜ??
風馬
【けもの】高い方―!
シャーリー
あ、では僭越ながら
おもい1消費して【けもの】4に。
おもい1消費して【けもの】4に。
シロ
「んーーーー?」
眉根を寄せて【けもの】1!!
眉根を寄せて【けもの】1!!
語り手
ではでは
成功したもののけは、思い出します
おとなの人は、
『そういえば、たまにテレビなどで見かける彼の活躍では、怪獣を千切っては投げ、千切っては投げと活躍していたなぁと』
成功したもののけは、思い出します
おとなの人は、
『そういえば、たまにテレビなどで見かける彼の活躍では、怪獣を千切っては投げ、千切っては投げと活躍していたなぁと』
語り手
けものの人は
『あれ? でもこの間の怪獣は、やっつけたりしないで、ただ押さえ込んでいただけだったような?』
『あれ? でもこの間の怪獣は、やっつけたりしないで、ただ押さえ込んでいただけだったような?』
シロ
ティッシュ箱のことを思い出した。
角って意外と痛い。
判定失敗したからそこから進まない。
角って意外と痛い。
判定失敗したからそこから進まない。
シャーリー
かわいいね。
シャーリー
「……ちゅん?」
高瀬川の和樹
「おう、どうした?」
シャーリー
「そういえば……この前の怪獣は……やっつけたりしてないよな……?」
高瀬川の和樹
「……そういやぁ、最初にテレビで見た時は、ちぎっちゃあ投げ、ちぎっちゃあ投げの大活躍だった。でも、あん時は」
シャーリー
「そうなんですよね……」
高瀬川の和樹
「ありゃあてっきり、後ろに家でもあんのを気にして戦えなかったと思ってたんだ。だが、そうじゃなかったとすりゃあ」
シャーリー
「……怪獣に……なにかあるんでしょうか……」
高瀬川の和樹
「何か、もっと違うもんを後ろに守ってたか。それか、怪獣を投げ飛ばせねぇ理由があったか」
シロ
「そうなのかー」
みき
「なるほど……」
高瀬川の和樹
「ああ。どっちか分からんが、それが、あいつが抱え込んでるもんの正体じゃねぇのか」
みき
「そういうことなのかな……」
ななくさ
「何か、苦手な怪獣だったのかもしれないでござる!」
いね
「すっごい臭いとか!」
風馬
「テレビじゃ臭いがわからないな……」
シャーリー
「……うーん……」
シロ
中の人としては「真っ先に訳あり女子を追求して!!」って思うけどね……
シャーリー
女の子が怪獣なんじゃね? とPLは思ってる。
シロ
そうなのかな~ってきはするけどね。
シャーリー
円谷ってそういうの多いし(勝手な偏見)
高瀬川の和樹
PLも思ってる>女の子が怪獣では?
ただ和樹の位置からはまだ飛躍しすぎててそこまで行けない
それっぽい被り物してたしね女の子
ただ和樹の位置からはまだ飛躍しすぎててそこまで行けない
それっぽい被り物してたしね女の子
シロ
どんくさい(多分草食竜)ヤツだって情報あったなー。
高瀬川の和樹
ありましたねぇ。
高瀬川の和樹
「んー、っつかさ」
みき
「はい」
高瀬川の和樹
「俺ぁ、あの女の子を守ってたんじゃねぇかと思ったんだが、そういう訳でもねぇのかな。
だってあの子がついてくのは、止めんかったろうよ」
だってあの子がついてくのは、止めんかったろうよ」
みき
「ううん……
でも、今回は怪獣、出て来ませんでしたよね……
ただ、ぼうっと立っているだけで」
でも、今回は怪獣、出て来ませんでしたよね……
ただ、ぼうっと立っているだけで」
シロ
「トクベツなんだな!」
高瀬川の和樹
「そういや、そうだな。今回は出てきてなかった」
シロ
「んーーーーー?」
風馬
「何してたんだろうな」
シャーリー
「…………」
高瀬川の和樹
「んー、分からん事が多いなァ」
風馬
「お腹すいてるわけでもなさそうだった」
ゆり
「なんか、ここのところそういうの多いわねぇ」
とっくに頭を捻ることを諦めたのか、ゆりはスマホの上でスイスイと指を滑らせています
とっくに頭を捻ることを諦めたのか、ゆりはスマホの上でスイスイと指を滑らせています
高瀬川の和樹
「ゆりよう、なんか新しい話出てきてるか?」
クロ
では警察にいってそれらしい事件を洗おう!
ってならないのがゆうこや。
ってならないのがゆうこや。
シャーリー
あったかほのぼのTRPG
高瀬川の和樹
「警察案件か? アレ。TV局の方が握ってそうだ」
クロ
「河童さん賢いですね。早速電話してみましょう」
ビーストバインドなのよそれは。
ビーストバインドなのよそれは。
シャーリー
「かしこ好き」
ゆり
「んー~ー。
あ、この先に、火山博物館ていうのがあるらしいわよ。
ちょっと面白そうだわね」
あ、この先に、火山博物館ていうのがあるらしいわよ。
ちょっと面白そうだわね」
シャーリー
「……行ってみたい……です」
どんなのが展示されてるか想像つかない。
どんなのが展示されてるか想像つかない。
ゆり
「ね、面白そうよね」
シャーリー
「…………ちょっと……怖そうですけど」
高瀬川の和樹
「なんだ藪から棒に。そういや溶岩が出てたが、んな場合か?」
ゆり
「なによぅ。相手が話す気がないなら、無関係なあたしたちが頭突き合わせてたって、仕方ないじゃないの」
シロ
「うん」
ゆり
「ちょっと観光してたっていいじゃないの」
シャーリー
「……いいと思います」
シロ
「あしたははなしてくれるかもしれないしな!」
風馬
「そうだな……
お前達も一緒にくるよな?」
お前達も一緒にくるよな?」
高瀬川の和樹
「そりゃそうだがよ。ならどうにかして話でも聞きに行こうって所だろ」
シロ
「だってどこいったかわかんないもん」
ゆり
「それじゃ、あんたはあのウルトラマンの行き先がわかるっての?」
高瀬川の和樹
「……
そりゃそうだがよう」
そりゃそうだがよう」
ゆり
「そうよそうよ」
シロの言葉に乗っかるゆり
シロの言葉に乗っかるゆり
みき
「あはは……」
困ったように笑うみき
「あの、僕たちのことは、お気になさらず……。皆さんはもともと無関係なんですし……」
困ったように笑うみき
「あの、僕たちのことは、お気になさらず……。皆さんはもともと無関係なんですし……」
高瀬川の和樹
「お前ら、これからどうすんだ?」
みき
「そう、ですね……」
いね
「火山! 行きたい!」
ななくさ
「ロマンでござる!」
風馬
「いこう!」
シャーリー
「行きましょう……」
みき
「ちょっと、もう、二人とも……」
高瀬川の和樹
「なんだ、案外呑気だなお前ら」苦笑。
シャーリー
呑気なぐらいがちょうどいいのよ。
みき
「すみません……
ゆりさんの言う通り、ここは車通りもほとんど無さそうですし。
しばらく皆さんとご一緒させていただいて、また街に戻った時にでも、降ろしていただければ」
ゆりさんの言う通り、ここは車通りもほとんど無さそうですし。
しばらく皆さんとご一緒させていただいて、また街に戻った時にでも、降ろしていただければ」
シャーリー
「……良いと思います」勝手に言う。
「……勝手に言いましたけど……」
「……勝手に言いましたけど……」
高瀬川の和樹
「んで、その後は火山博物館かい? そんなら、また行き先は一緒だな」
みき
「すみません、ありがとうございます」
頭を下げるみき
頭を下げるみき
シロ
みんなと別れずに済むのでちょっと嬉しそう。
ゆり
「それじゃ、決まりね。行きましょ、博物館!」
ゆりさん笑って
ゆりさん笑って
高瀬川の和樹
「そうだな。当面すぐに動けんのは、お前らも一緒、か。
悪かったな、ゆり。河童ってなぁ、乗りかかった舟じゃあケツが痒い生きモンなのよ」
悪かったな、ゆり。河童ってなぁ、乗りかかった舟じゃあケツが痒い生きモンなのよ」
ゆり
「まぁ、わかるけどね」
和樹の耳元にそっと顔を近づけ
「でも、お子様たちが難しい顔で、あれこれ悩んでるってのもよくないわよ。
気分転換にもなっていいんじゃない?」
そっと囁きました
和樹の耳元にそっと顔を近づけ
「でも、お子様たちが難しい顔で、あれこれ悩んでるってのもよくないわよ。
気分転換にもなっていいんじゃない?」
そっと囁きました
高瀬川の和樹
「そうだな」軽く目配せをして頷いた。
ゆり
それに頷きを返して
シャーリー
優しい~~~!!!
シロ
独特の言い回し
風馬
けつがかゆい
シャーリー
おちりすぐかゆくなる
大人組の空気感よ。
大人組の空気感よ。
風馬
おとながはいりょしている!
高瀬川の和樹
物の怪としては対等なはずなのに、もう完全にロールに呑まれて保護者ムーブが板についている和樹さん
シロ
してる!!
もう完全におとんおかんなんだよムーブが。
もう完全におとんおかんなんだよムーブが。
高瀬川の和樹
それ。
シャーリー
それ
高瀬川の和樹
物の怪としては対等どころか、みきの方が年上なんですけどね。
語り手
保護者
シロ
一番年上はゆりさんなのでセーフ
高瀬川の和樹
保護者。人間文明近しい組、見た目とロールに呑まれがちなあたり、やっぱり人間の影響が強いのかもしれない。
そう、ゆりはほんとに年上だけど。
そう、ゆりはほんとに年上だけど。
シャーリー
ですねぇ。
(優しさに夢を投げる)
(優しさに夢を投げる)
高瀬川の和樹
ゆりはもしかすると本当に超越存在だからそういうムーブなだけかもしれない。
とすると呑まれてるのは和樹だけということになる。
とすると呑まれてるのは和樹だけということになる。
シロ
かずきさんのもののけしょうきどが
高瀬川の和樹
和樹のもののけ正気度が 0になると人間になるかもしれない
シャーリー
もののけしょうきど
風馬
MON
シャーリー
可愛い言い回しなのでくーなさんに夢投げたいわ。
シロ
お気持ちドリームいただいとこ。
高瀬川の和樹
MONロール
シロ
なんか響きが美味しそう。もんろーる。
高瀬川の和樹
モンロワールみたい
ゆり
「さ、それじゃあんたたち、着席してシートベルト! 行くわよ」
シャーリー
風馬くんのポケットに入る鳥になろう。
鳥だから。
鳥だから。
風馬
「シャーリー小さくなってくれてありがとな」
シャーリー
「大丈夫です……」
シロ
足元で丸まってよう。いぬっぽいいきものだから。
語り手
3人組も、いそいそと座ってシートベルトをします
高瀬川の和樹
「そんじゃあ、出発、進行ってなァ」
語り手
キャンピングカーは、再びまっすぐな道を走り始めます
やがて、道の両側には、見るからにゴツゴツとした黒い岩が転がっている光景が広がります
広く広く、黒い岩が転がり、その間から辛うじて緑の草や苔が覗く光景
やがて、道の両側には、見るからにゴツゴツとした黒い岩が転がっている光景が広がります
広く広く、黒い岩が転がり、その間から辛うじて緑の草や苔が覗く光景
風馬
「黒い石がたくさん落ちてるな」
高瀬川の和樹
「こうやって見ると、溶岩地帯だったんだなァ」
シャーリー
「そうですね……」
ゆり
「そう。来る途中に通った鎌原なんかもそうだけど、ここら辺一体は、浅間山の噴火で出来た溶岩地形だからね。
ここら辺は、鬼押出し、って呼ばれているのよ」
ここら辺は、鬼押出し、って呼ばれているのよ」
風馬
「おにおに……?」
シロ
「オニ? オニいるのか?」
ゆり
「そうよぉ。ここら辺には怖い鬼がいて、そいつらが地底深くから、このゴツゴツした岩や溶岩を押し出して来て、この形になったのよぉ」
シロに、ふふふ、と低い声で笑って囁きます
シロに、ふふふ、と低い声で笑って囁きます
シロ
ピャっ!
ななくさ
「鬼……怖いでござる!」
いね
「オニってなに?」
風馬
「つのがはえたやつだ」
高瀬川の和樹
「三人三様だなァ。反応」
オニへの風評被害
高瀬川の和樹
メガテン卓のせいで、オニというと内股になってそうなイメージになってしまった
シロ
なんでや合体オニかっこええやろ!
高瀬川の和樹
かっこええし、その後もバリバリ活躍したはずなんですけどねぇ
どうしても最初(と、守護天使)の内股の印象が。
どうしても最初(と、守護天使)の内股の印象が。
シロ
スマンカッタ
小説版メガテン3で口直しして……
小説版メガテン3で口直しして……
真・女神転生キャンペーンに最初に出てきたオニが個性的すぎ、またそれを《守護天使》にしてしまったのが悪いんだ。
合体版のオニは強いし格好いいのに全裸になっちゃったし。
小説版のオニは格好いいよ……
合体版のオニは強いし格好いいのに全裸になっちゃったし。
小説版のオニは格好いいよ……
ゆり
「悪い子は、その内地獄に行って、怖い怖い鬼たちに、その罰として延々といじめられるのよぉ……
この中にも、悪い子はいるかしらぁ……?」
この中にも、悪い子はいるかしらぁ……?」
ななくさ
「拙者、いい子でござる!」
シロ
「わるくないもん!!!」
高瀬川の和樹
「鬼の連中も大変だと思うがねぇ、何かあると一切合切連中のせいにされるし」
風馬
「和樹はあったことあるのか?」
高瀬川の和樹
「んにゃ。会ったこたねぇけど、妖怪仲間としちゃ分からいでもない気がしてな」
シャーリー
大変そうだなぁ……。
ゆり
怯えるシロとななくさを、顔芸でさらに煽っていたゆりは、大層満足した様子で前へと向き直り
「割と、人間の社会の中で生きてる鬼っているものよね」
「割と、人間の社会の中で生きてる鬼っているものよね」
シロ
「ひーん」
シャーリー
「……そうなんですか……?」
ゆり
「たまーに、会うこともあるわ」
風馬
「そうなのか!」
シャーリー
どんな鬼さんがいるんだろう……と妄想する。
語り手
シャーリーの頭の中で、人間の大人のようにスーツ姿でメガネを掛けた七三分けの鬼がキリッとしている姿が(ホワンホワン
シャーリー
「……なんかすごいですね……」ほわんほわん。
どっかの
シロ
どっかの先生の事ですか?
どっかのヤクザ少年の事ですか?
どっかのヤクザ少年の事ですか?
シャーリー
「え? やくざってなに?
ボクわかんない!」
ボクわかんない!」
風馬
「人になったはずだが何故か鬼教師と呼ばれるな……」
シロ
弟「比喩なんだけど間違っている気がしないよ……」
優しそうなのにね、真田先生。
優しそうなのにね、真田先生。
どっかの先生……BBTのキャンペーンに出てくる物理学の真田教諭。鬼じゃないんだけどな……
ヤクザ少年……BBTのキャンペーンPC。鬼だな。
弟……先生の関係者だけど鬼じゃない。
ヤクザ少年……BBTのキャンペーンPC。鬼だな。
弟……先生の関係者だけど鬼じゃない。
高瀬川の和樹
「ほぅ。流石千年の年の功だねぇ」
ゆり
「年のこと言わない!
レディに失礼でしょうが」
レディに失礼でしょうが」
ちびきつねさま
「ゆりは私よりも長生きだからねぇ……むぎゅう」
口を滑らせたちびぎつねさまは、鞄の奥に押し込められ
口を滑らせたちびぎつねさまは、鞄の奥に押し込められ
高瀬川の和樹
「いいじゃねぇか。物の怪としちゃあ誉め言葉だぜ、昔から生き残ってるってのは。
連中、なんか外から入ってくる度、すぅぐ俺達の事忘れちまうんだからさ」ちらりとダッシュボードに置かれたVAPEを見やって、そんな事を言った。
連中、なんか外から入ってくる度、すぅぐ俺達の事忘れちまうんだからさ」ちらりとダッシュボードに置かれたVAPEを見やって、そんな事を言った。
高瀬川の和樹
別に車内禁VAPEではないらしいけど、そもそも咥えていると会話ができないのだった。
風馬
「あの石角がはえてるみたいに見えるな」呑気に窓の外
ななくさ
「本当でござる!」
シロ
「わぁ、かいじゅーみたいなのもある!」
いね
「あ、あれシロに似てるー」
ゆり
「それが人間の強かさ、ってやつでしょ。それでも昔はたまに思い出してくれてたものだけれど」鞄をぎゅうぎゅうと押していた手を引っ込めて、ゆり
「最近は、地上の全部が自分のもの、みたいな顔しちゃってまぁ」
「最近は、地上の全部が自分のもの、みたいな顔しちゃってまぁ」
高瀬川の和樹
「そうさな。ああ、でもさあ、最近になって江戸の頃くらいの奴がまた流行ってるぜ。それから新顔が顔見せてさ。なんだっけ、ミャク何とかいう」
シャーリー
「みゃく……?」ミャクミャク様のことか~!
シロ
同類にされちゃった
もはや妖怪ウォッチの世界だな。
もはや妖怪ウォッチの世界だな。
高瀬川の和樹
ミャクミャク様の呪いで検索DA
ゆり
「可愛いもんよね、人間なんて。
でも、たまには思い出してほしいわ。すぐそばの隣人のことをね」
でも、たまには思い出してほしいわ。すぐそばの隣人のことをね」
高瀬川の和樹
「そうさなぁ」
シロ
「あたしあんなにゴツゴツしてないぞ!」
いね
「シロはふわふわのわたあめみたいで美味しそうなの!」
いね
はむはむ
風馬
「シロ食べちゃだめだぞ……」
シロ
「ぬれるぅぅ」
シャーリー
「……駄目ですよ……」ちゅんっ。
高瀬川の和樹
「ま、きっと忘れちゃねえさ。物語の向こうに行ってもな。心の底で、ずっと覚えてやがんのよ」
ゆり
「だといいけど」
肩をすくめて
肩をすくめて
高瀬川の和樹
「そんなもんさ」
ゆり
「ま、とにかく。ここら辺はそういうところなわけよ。
あの浅間山だって、今でも活動してる火山だってのに、その根元に博物館まで拵えて、よくやるわ。
楽しそうだから、いいけどね」
あの浅間山だって、今でも活動してる火山だってのに、その根元に博物館まで拵えて、よくやるわ。
楽しそうだから、いいけどね」
シャーリー
「確かに……」
高瀬川の和樹
「山が火を吹こうが地面が揺れようが熊が出ようが、生きにゃあならんからなあ、人間」
ゆり
「たくましいものだわ」
シロ
子供組と大人組のこの温度差。
風馬
グッピー生命の危機
シャーリー
グッピー!?
シロ
温度差はおかさなの大敵だからな!
語り手
そして更に走ると
やがて、平たい建物が見えて来ました
入り口の屋根のところには
『鬼押出し浅間園 浅間火山博物館』
と書いてあります
やがて、平たい建物が見えて来ました
入り口の屋根のところには
『鬼押出し浅間園 浅間火山博物館』
と書いてあります
浅間火山博物館の写真が表示される。
シロ
今は亡き火山博物館……
高瀬川の和樹
ないのか……
風馬
ないんです?
シロ
面白かったんだけどなー、あそこ
数年前に閉園しちゃった。
数年前に閉園しちゃった。
高瀬川の和樹
悲しい
今はなき火山博物館の姿を卓で味わおう
今はなき火山博物館の姿を卓で味わおう
シロ
最近行けないとこの雰囲気を卓で味わう機会がそこそこあるな。
高瀬川の和樹
「お、あれか」
シロ
「かざんあそこか!」
ゆり
「なんか、随分平べったい建物ね……
意外に、田舎のよくあるしょっぱい博物館だったりするのかしら……」
ちょっとだけがっかりしたような、ゆり
意外に、田舎のよくあるしょっぱい博物館だったりするのかしら……」
ちょっとだけがっかりしたような、ゆり
シャーリー
「……どうなんですかね……」
風馬
「まるいな!」
いね
「火山! 火山!」
ななくさ
「火山でござる! 風鈴でござる!」
高瀬川の和樹
「そりゃ順番が逆だ」
シロ
字が違う……
風馬
「風鈴なのか?」
高瀬川の和樹
「字も違う気がしてきたな」
ななくさ
「風鈴火山でござる! 涼しい音色で火山の熱もヒヤヒヤでござる!」
シロ
そんなきがしてきた!
シャーリー
なるほど! 天才の発想だ!
高瀬川の和樹
「やっぱり」
ゆり
「微笑ましいわねぇ。さ、降りるわよ」
高瀬川の和樹
「おう」
シロ
はっ。へんしんしないとだめなやつだ。
語り手
ダメなやつ
風馬
おおっと
語り手
シーン切るから、変身コスト補充してってね
駐車場へと車を止め、ゾロゾロと
駐車場へと車を止め、ゾロゾロと
シロ
総勢8名(+1匹)だ
語り手
そして、みんなは博物館の中へと入ってゆくのでした
もちろん、ゆりのおごりで
もちろん、ゆりのおごりで
風馬
あざます
高瀬川の和樹
ゆりに礼を言っておこう。
ゆり
「人数増えてんじゃないの!」
みき
「すみません……」
シロ
「ありがとー」
シャーリー
「ありがとう……ございます……」
高瀬川の和樹
「まあまあ、旅は道連れだぜ。お子様料金だし」
シャーリー
そうそう。
ゆり
「まぁ、出してあげるけどさ……」
語り手
そして、みんなが建物へと入ったあと、
あまり車も止まっていない駐車場から、その様子を見つめる人影が一つ
あまり車も止まっていない駐車場から、その様子を見つめる人影が一つ
高瀬川の和樹
なんだなんだ、黒ずくめの男か
女の子
「……」
高瀬川の和樹
女の子だった
シロ
おや
シャーリー
ここだけコナンだった……?
風馬
どこから出てきた
女の子
女の子は、ぶつくさと文句を言いながらゆりがチケットを買って、すっかりと建物の中へと入ってゆくのを見てから、
「……」
隠れるように、さささーっと同じく建物へと向かうのでした
「……」
隠れるように、さささーっと同じく建物へと向かうのでした
幕間処理とおわり
語り手
というところで、シーンを閉じます
幕間処理をして、今日は終わりましょう
女の子とユニティを一つのチームとしまして、追加します
幕間処理をして、今日は終わりましょう
女の子とユニティを一つのチームとしまして、追加します
シロ
おつかれさまー
高瀬川の和樹
ナイスタイムキープ
シャーリー
おつかれさまです~。
お、はい。
お、はい。
高瀬川の和樹
【おとな】でアピール。>女の子とユニティ
こちらからは「保護」で取ります。抱え込んじゃってまぁ。
こちらからは「保護」で取ります。抱え込んじゃってまぁ。
シロ
【こども】アピール
「興味」でもらうね
「興味」でもらうね
風馬
【こども】でアピろう
シャーリー
【けもの】でアピール~。
こちらはおっきいなーって「憧れ」(単細胞)
こちらはおっきいなーって「憧れ」(単細胞)
語り手
女の子からは、皆さんに「興味」で取ります
シロ
あとねー、シャーリーとみきくんチームにそれぞれ2
高瀬川の和樹
んでもってみきいねななくさチーム、ゆりとのつながりを1→2します。ゆめ10消費。
シャーリー
ではこちらはシロちゃんを2に上げておきます。
風馬
女の子ユニティにはまだ興味でとろう
語り手
そして、チーム風波からは風馬を0→1に
語り手
次回は、登場処理からスタートです
シャーリー
はぁい
高瀬川の和樹
はーい
シロ
はーい。次回は人間にならなきゃ。
高瀬川の和樹
お疲れ様でした!
語り手
お疲れ様でしたー
風馬
お疲れ様でした!
コメント By.
第一~二話『龍の眠る滝』『ともだち』
第三話『ふしぎなともだち』
第四~六話『ふたりのかげ』『たそがれのまど』『とびらをひらいて』
第七話 『さくら咲く頃』
第八話 『ふたりの娘』
第九話『みあげればそこに』
第十話『旅するゆうこや』 1 2 3 4 5 6
番外 こどもとTRPG 準備 『まいご』 『たからもの』 『化けニャン』
これは『インコグ・ラボ』が権利を有する『ふしぎもののけRPGゆうやけこやけ』の二次創作物です。