わたしの たからもの
オリジナルシナリオ
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「うーん、最近マンネリ気味であります……」
「お帰りなさいであります、ご主人様っ! お酒? お食事? それとも……」
「頼もうーーーー! いや頼まんがやっぱり頼むかもしれん!」
事故った間抜けなベルトランナーにわざわざ話聞きに来るような奴は、クライアントか荷物を横取りしたい馬鹿野郎だろ?
「む? 私が背負っていけと? 君重そうな見た目の割に軽いな」
「ヤオロズ忍法、柳葉乗術であります」
「行ったことのない場所ってわくわくするでしょ?」
「おー、これ知っているぞ、山狩りじゃ。 後ろから犬で追い立てるんじゃよなー」
「キツツキ作戦でありますな」
「おばかな会話しておったら筵と男がしまわれたでござるが」
「真面目なストーリーがπと歳に流されていった」
「自分と、楽しいとこ行こうであります」
「たのしいの?」
「リシャ、彼女についていってはダメ、楽しいの意味が違うから」
「君も華を解するのだな。いささか意外だ」
「彼女こそ、自分が目指すところ、星でありますからして!」
『キミは楽でいいよねー、言われる通りにやってりゃいいんだからさー』
「無責任かのう? 命があるのなら、それを自分の手で握ろうとするのは当然のことじゃろ。生きてりゃ丸儲け言うしの、そも他人に命握られてるゆうんがおかしいんじゃ」
「なんてぇか、アレじゃな 交通事故ってよりぴっちんぐましーんって感じじゃな、我らの会話」
「会話ストラックアウト」
「ボッコボコにされるよいつも」
「ヒーロー様ご一行か?」
「その通り」
「ひーろー……見習い未満かのう」
「こらこら、勝手に我々をスケさんカクさんにするな」
「角が生えたガキが来ただろう、ここに」
「ジンガならいつも来てるけど、今日はいない」
「他人が人の乳にアレソレするのって、かなりアウトだと思うんでありますが」
「じゃあ小判のしまう場所を変えるがよかろ」
「はん、拙者を人と抜かすか。なら貴様もただの人よ。 拙者はサムライ。人としての生を捨てし者ゆえな」
「接続を解除するよ。便利機能は全部外して……戦闘技能も要らないな。」
「さーて、どこへ行くでありますかな。なんせ、どこへ行ってもいいというのは、初めてでありますから」
【天羅WAR】—————————————————————–
本作は、天羅WAR(2007年4月にエンターブレインから出版されたテーブルトークRPG)の二次創作物です。
「天羅WAR」著者は井上純弌、F.E.A.R.。同じ作者のサイバーパンク時代劇RPG『天羅万象』シリーズおよびスチームパンク西部劇RPG『テラ:ザ・ガンスリンガー』のクロスオーバー作品となっている。
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トゥルフTRPG CoC クトゥルフ神話TRPG