MIDNIGHT DEJAVO
TRPGリプレイとかゲーム関連
第一部 魔都・渋谷異聞
今、この地に一つの変化が訪れようとしていた。混沌の街に、それを知らせる鶏鳴が響く―――
「さっきは…こんなものなかった、のに」「ああ、こんな夢みたいなよく分からない人たちに付き合ったのが間違いだったんだ!」
『これで終わりではない』これまでの日常の中、そここに潜む陰がじわりとその濃さを増したような、そんなひと時だった。
「やはり、適度な距離、ってやつはお互いに必要だろう?って話さ」
「……ええと、僕、帰ります」 今日は酔っ払いのオトナしかいないようだし。
「専門書当たって駄目で、最後になんとなく月刊アヤカシパラパラしてたら見つけちゃった、みたいな」「なるほど月刊アヤカシのバックナンバーだったか」
「多分さ……あんたは悪くないよ」
「見慣れたものが変質していると、ぞっとするな……」
「感謝する。今後とも、よろしく頼む」
「こンにチ覇!撲、ペッぱーDeath!おはな死しまShow!」
「えっ、サクラ、ってあのサクラ?」「死にかけ病のサクラ?」
彼は、先ほどバナナミルクを作り出したミキサーを流水でざっと洗い、再び本体へとセットする。そして、ためらいなくその中へと二枚のカードを放り込んだ。「えっ」
「離せ!私が死ぬときは、清い乙女の腕の中と決めているのだ!」
「まぁスパイクロッドの見た目は要は釘バットですけど。」「フルーレから釘バットに転身ってすごいな」
がんばれ女好きウマちょっぴりあの生意気な白馬が好きになれそうな気がした佐倉である。
「文字も読めるし、普通に人間の物っぽく思えるよな……」
「り”ょうがィ……射殺します……」
「君も、これからもよろしく頼む」『短い付き合いになろうがな』
「飛沫だろうが夢だろうが、俺たちはここの住人だぞ」
「我が加護を、清なる乙女に」
ほどほどの刺激でしっかり楽しんでお帰りいただくのが、俺の信条なのに……
君たちは実に歪で面白い。面白すぎる。我が主のうたた寝、そのほんの一時、慰撫するに足る程度には、ね。
真・女神転生キャンペーン第一話。三人の若者が渋谷を駆け巡る。女神転生からペルソナにかけての大キャンペーン・女神転生派生CoC全ての始まり。
第二部 東京侵食
第一話
第二話
続編
番外編
関連フリートーク
キャラクターデータ
ティティ
オニオンメーカー
ねぎ玉
藤江 綾
PLオリジナル
徳間 克也
スマイルメーカー
スマイル