OPENING 1
OPENING 2
OPENING 3
OPENING 4
SCENE 1
SCENE 2 ~ SCENE 7
SCENE 8 ~ ENDING

DL
今日も途中までできてます。
クリフ
申告しなくていいから。
ヨハン
じゃあ途中までやろうぜ。
クリフ
そんな中途半端でいいのかい今日の主人公(笑)
ヨハン
(笑)
DL
じゃあオープニングが終わったところで終わるぞ。
(一同笑)

OPENING 1

DL
ここは列車内の教会です。
ヨハン神父はちょうど今日のお勤めを終えたところです。
ヨハン
終わったなら酒を飲みに行く。
DL
ええー、うそーん。
マグノリア
どんどんやさぐれていくなあ。
ヨハン
いや、キリストの血を飲みに行くだけ(笑)これも信仰、おつとめの一つとして。
DL
今日も疲れたなあといったところです。
ヨハン
「今日もいい説教をしたな」
マグノリア
とりあえず肩をもみながら
「さすがです、マスター」
ヨハン
「マスター、バーボン」
DL
じゃあワインを置かれる(笑)
ヨハン
(笑)そうだったな。
キリストの血を飲みに来たんだった。
ひとり納得している。
DL
フランスパン出される。
ヨハン
「こりゃたまんねぇ」
(一同笑)
ヨハン
フランスパンをちびりちびりとかじりながらワインを豪快に飲んでる。
DL
逆だろ(笑)……じゃあ、そうだなあ……《意志力》で判定して。
ヨハン
《意志力》は強いぜ。

「飲めば飲むほど神の声が聞こえる」
〈神への愛〉。
12。
(一同笑)
マグノリア
怪しい(笑)アル中みたいになってきてる。
DL
ヨハン神父はマグノリアの目の前で
「飲めば飲むほど神の声が聞こえる」
って言ったまま倒れた。
マグノリア
「ま、マスター? マスター?」
って揺すってるわ。
……頭を揺すってる。
(一同笑)
マグノリア
「マスター! マスタァーッ!」
ヨハン
「やめるんだマグノリア」
DL
安らかな寝息が聞こえる。
マグノリア
「……ふう、良かった」

ヨハンを背負って、
「ではここにお代は置いておきます」
とマスターの財布からお金を出して(笑)

「それでは失礼いたします。
お騒がせいたしました」
DL
するとそこに、
「すみませーん、ヨハン神父はいらっしゃいますか?」
マグノリア
「ヨハン神父はいるわ。
でも魂はこの世にいないわ」
クリフ
死んでるよ(笑)
ヨハン
死んでる(笑)
メッセンジャー(DL)
「ちょっと荷物の引き取りをお願いしたいんですが」
マグノリア
「マスター。
マスター」
ヨハン
俺は目が覚めていいかな。
DL
いや。
ヨハン
(マグノリアに)駄目だって(笑)対応は君に一任する。
マグノリア
「送り主は誰かしら」
メッセンジャー(DL)
「法王庁です」
マグノリア
「なら、受け取っておくわ。
今すぐここに持ってきなさい」
メッセンジャー(DL)
「いやあの(笑)来てください」
マグノリア
「なんて無精な男なのかしら」
メッセンジャー(DL)
「二度手間じゃないですか」
マグノリア
「何を言っているの。
あなたが持ってくればここですぐサインをしてあげるわよ……仕方がないわね、行ってあげるわ」
メッセンジャー(DL)
「持ってこれるようなサイズではないので」
マグノリア
「……あら。
また何か厄介事を頼まれているのかしら、マスターってば。
うふ」

マスター担いでいくよ。

「サインは代理人でも大丈夫なのかしら」
DL
受け取りの所を見ると、ミウラさん方ヴィクトリカ様って書いてある。
マグノリア
「……あら、あの子の荷物じゃない」
かついでるヨハン思い切り揺らして
「マスター、早くヴィクトリカを探してきて」
(笑)
DL
ヨハンは何とか目を覚ました。
マグノリア
「マスター、マスター」
ヨハン
「そのうちあいつが来るだろうから、受け取るだけ受け取っておこう」
マグノリア
どのくらいの大きさなの?
DL
1m×2mのコンテナ。
マグノリア
「あの子の荷物はコンテナが多いわね。
大小様々な」
(笑)
クリフ
本人入りじゃないの?(笑)
ヨハン
「貨物列車の中に置いといてくれ」
マグノリア
「私が運んでおきます、マスター」
うぉりゃー。
DL
はい、ヨハン。
マグノリアを見送った後でまた寝始めた。
ヨハン
寝始めた。
いい気分で
「ぅえぇ~(酔っぱらい声)」
って。
クリフ
そういう眠りなの?(笑)
ヨハン
酔っぱらってるからね(笑)ワインを抱いて。
(一同笑)
DL
君はいつしか夢の中へ。
ヨハン
「ああ……これが神の愛か……キリストの血は美味いなぁ」
DL
そして君の記憶は昔へ飛ぶわけだ。

OPENING 2

DL
そういえば、弦乃丞(ヨハン)って、どうして神宮家と戦ったの?
ヨハン
無二の友が、神宮家の勢力争いか何かに巻き込まれて、無実の罪で投獄されたから、それを助けるために一軍勢率いて戦ったけれども、当然負けた(笑)
クリフ
悲しいな。
神宮家とは、テラとは別の大陸、天羅という世界を不思議な力で支配している勢力です。

テラにおける貴族と位置的には一緒。
ただし、戦いに敗れて西へと排斥された貴族とは違い、今なお圧倒的な政治力と軍事力をもって天羅の全てを支配している点が全く違います。
ヨハン
友を助けることもできず、全てを失い。
マグノリア
ああ、俺はもう駄目だ、と船に乗り込んじゃったわけだ。
ヨハン
乗り込んだ。
クリフ
負け犬仲間だねぇ(笑)
DL
君の目の前にはその友がいる。
赤毛の短髪の男が。
女にしとこうか? 女にしとこう。
ヨハン
天羅の人間なのに赤毛?
DL
そんなのいくらでもいるがな。
井上純弌ゲームだもん。
ヨハン
いるんだ(笑)珍しくない? ああ、そうだね。
DL
君の目の前にはその赤毛の女が。
ヨハン
「藤堂ッ!」
DL
藤堂なんだ(笑)
マグノリア
そうか、名字は藤堂なのか(笑)
DL
じゃ、藤堂兵衛ね。
マグノリア
女の子なんでしょ?
DL
そうだけど(笑)江田島平八のライバル。
マグノリア
赤フンか……。
DL
君はそうやって夢の中にいる。
どうしようかな……。
(しばし間)
ヨハン
俺はそれを夢だと気づける?
DL
ううん。
ヨハン
それは気づけないね。
マグノリア
どうしたんだいきなり(笑)
ヨハン
俺が何かできることないかなって思ったけど、ディーラーが駄目だって言うから(笑)
マグノリア
手助けを探しちゃったわけだ。
DL
君はその友から今使っている珠刀を託されたわけだ。
ヨハン
なるほどこの刀にはそんな由来が。
(一同笑)

DL
って思い出しながら目を覚ました。
クリフ
じゃあ目が覚めたところで、
「おい、何やってんだこんな所で」
ってがすがす蹴(《ウェイクアップ》を使)ってるから(笑)
DL
OK、じゃあクリフ君《観察》
クリフ
……えっ? ああ《観察》
15で〈正義感〉で
「こんな所に寝てたら通行の邪魔だろ」
(笑)
DL
とりあえずヨハン起きていいよ。
ヨハン
うん、目が覚める。
クリフ
「おい、起きて退け」
ヨハン
「悲しい夢をみた。
だがどんな夢かは忘れてしまった」
DL
じゃあ、泣いてる。
クリフ
「……何だ、珍しくヨハン神父がテンション低いな」
DL
上げるに上げられない。
ヨハン
いきなりこんな所で上がっていたらおかしいじゃないか(笑)
マグノリア
そうね。
そこらへんで酔いつぶれて、起きた瞬間にテンションハイだったらおかしいよね。
DL
クリフは気付く。
あれ、ヨハンに何かが足りない。
(一同笑)
マグノリア
そりゃいっぱいあるがな。
DL
知恵が足りないなと思った(笑)
マグノリア
信仰とかも足りんやろ(笑)
クリフ
ついでに言うとマグノリアも足りないな、今のところ。
DL
それもある。
ヨハン
「なんだクリフ、いつの間にこんな所に」
クリフ
「ヴィクトリカの部屋に乱入しようと思ったら鍵がかかってたんで」
DL
部屋追い出されたからね(笑)
クリフは第七話で自分の部屋で銃撃戦を行い、相手が重機関銃を乱射したので非常に風通しが良くなってしまいました。
ゆえに部屋管理の人に怒られて部屋を追い出されてしまったのです。
クリフ
「で、ヒマつぶしにうろうろしてたらお前がこんな所に転がっていたから、邪魔だなーと思って起こしただけだよ」
ヨハン
「わざわざ人の部屋に入って脅かすな」
クリフ
「何言ってんだ、ここは廊下だぞ」
ヨハン
「ああー? 何言っているんだ、ここは紛れもなく俺の部屋……ん? なんだここは」
クリフ
「俺みたいなことしてんじゃねーよ」
ヨハン
「何故私はこんな所で寝ているんだ。
クリフ、貴様ァーッ!」
(一同笑)
クリフ
鞄から気付け薬出して嗅がせる。
くっさいヤツを(笑)
DL
あれでしょ(靴を脱いで鼻先に持って行く仕草)
クリフ
うわあ(笑)それやるんだったらヨハンの脱がせてやるよ。
マグノリア
ヨハンは草履じゃないの?
ヨハン
草履だよ。
DL
水虫知らずだ。
マグノリア
風通しいいねぇ。
DL
そうだね。
そんな事やってると、クリフはヨハンに何かが足りないのに気付いた。
それは主に腰の物だ。
クリフ
腰の物……
「おい、いつも下げてる長物はどうした?」
ヨハン
「長物? ここにあるじゃないか(ワインを指さす)」
(一同爆笑)
クリフ
「寝ぼけんな」
ってぶん殴る(笑)
マグノリア
酔ってる(笑)
ヨハン
「なにぃ~?:(腰のあたりを触って)……はッ。
ないッ! クリフ貴様、一体どこへッ!」
クリフ
「だから全部俺のせいにするなっつーの! 大体お前がこんな所で寝こけてるから悪いんだろう」
ヨハン
「貴様ぁ、こんな所まで連れ出して腰の物まで盗んでゆくとは!」
クリフ
「……あのなぁ……」
マグノリア
かみ合ってねーなー(笑)
クリフ
「(とりあえずもう一回気絶させて、こいつの部屋まで引きずっていこうかなあ)」
DL
実際、ないよ。
友から託された刀が。
クリフ
「俺は知らないっつーの。
マグノリアに預けたとかじゃないのか?」
ヨハン
「マグノリアか。
あいつは何か持って行ったけど、腰の物まで持って行くわけないしな」
DL
そこにマグノリアが帰ってくる。
マグノリア
「あら、マスター。
まだお部屋に戻られていないのですか?」
ヨハン
「まずお前には一つ言っておく事がある」
マグノリア
「何でしょう、マスター」
ヨハン
「ちゃんと部屋まで連れて行け」
マグノリア
「マスターが荷物を運べと言ったから、頼みを聞いて荷物を運んでいたのですわ」
ヨハン
「荷物より俺が先だ!」
(一同笑)
マグノリア
「ならばそのように言っていただかないと困ります、マスター」
ヨハン
「それと、この腰の長物は、もう無いんだが」
マグノリア
「……もう無い、と言われましても……ありませんね」
ヨハン
「お前何か気付いた事は? 何か見なかったか?」
マグノリア
別れるときは持ってたの?
DL
うん、間違いなく持ってた。
ちなみにサムライ・ブレードってのはやっぱり骨董の価値があるからね。
狙われる事もある。
マグノリア
「さあ……」
クリフ
「ほらみろ、答えはシンプルだ。
盗られたんだよ、お前がこんな所で寝てっから」
ヨハン
「友から譲り受けた大事な刀を。
武士の魂を。
見つけ出して八つ裂きにしてくれるわ」
(一同笑)
マグノリア
「いつも以上に直情的ですね、マスター」
ヨハン
友から貰った大切な刀だからね。
よし、私の盗られた刀を取り返すぞ! チームを組む。
(一同爆笑)
DL
いや別に組むなら組んでもいいけど。
マグノリア
もうちょっと待たないかい?
クリフ
「えー。
俺はそんな自業自得の間抜けのために協力するのは嫌です」
ヨハン
「何を言っているんだ。
こういう時こそ助け合うのが仲間だろう。
さあ、みんなで刀を探すんだ」
マグノリア
「マスターはどのくらいここにいたのですか?」
ヨハン
「お前が貨物室に行って帰ってくるまでの間だ」
DL
全部手続きが終わって帰ってくるのに四十分くらいかな。
ヨハン
「四十分か。
ここを通った奴全員怪しいな」
マグノリア
いっぱい通るんじゃないの?

「そんなの調べていられませんよ」
ヨハン
「骨董品なり盗品なり扱う店をおさえておけば何とかなる」
クリフ
「あんな長物持って行ったんなら嫌でも目立つんじゃないのかな」
ヨハン
そうだよね。
じゃあ周りから訊いていこう。
マグノリア
聞き込みだー。
聞き込みだー。
ヨハン
聞き込みをする。
クリフ
「というわけで依頼料は後で酒一本な」
ヨハン
「解った、酒一本。

「いいちこ」
をやろう」
DL
なんで焼酎なの(笑)
クリフ
いいちこ(笑):「天羅の酒はうまみがよく解らん」
ヨハン
いいちこって青森の方言で
「美乳」
って言葉らしい。
DL
へー。
(BGM用の曲を選んでいる)

(しばし間)
クリフ
なんかNow Loadingしてる(笑)
DL
ちょっと待って(笑)
(しばし間)
以降、ロード中のDL待ちで、本編とはそれほど関係ない雑談が少し続きます。

閑話休題して OPENING 3 へ飛ぶ

クリフ
じゃあヒマだから鍼(はり)うちの練習してる(笑)
クリフは前回のシナリオで出会った医師に鍼灸治療の鍼(はり)を教えてもらった。
もちろん実用レベルではないので、マニューバ扱いではない。
クリフ
「おいヨハン、ちょっと来いよ」
ヨハン
「何だ」
クリフ
「ちょっとじっとしててくれな」
ってうりゃーって刺す(笑)
DL
ヨハンの肩が上がった。
クリフ
「おかしいな、ここは腰痛の経穴のはずなんだが」
(笑):「ヨハンは天羅生まれなのにそれくらい知らないのか?」
ヨハン
「天羅だから鍼とはまた……」

鍼治療があることは解るけれども、知識がない。
クリフ
そんなのは知らん。
天羅の人間はみんな知ってると思ってる(笑)
ヨハン
「これが本物の鍼治療じゃ」
って言って小柄でクリフをつつく(笑)
クリフ
「それで刺されたらちょっと痛いんだが」
(笑)
ヨハン
首の皮残してつんつんて。
(一同笑)
マグノリア
つんつんじゃなくてばっさりいってるって(笑)
クリフ
ぶらぶらしてるから(笑)
ヨハン
「クリフ、クリフー!」
(一同笑)
マグノリア
自分でやっといて何だそのさも
「今部屋に入ったらやられてました」
みたいな(笑)
クリフ
生活ランク下げるのやめました。
穴だらけの部屋を掃除しつつ住んでます。
DL
追い出されるんじゃないの?
クリフ
穴だらけで? じゃあ隣の部屋に行くなり、それこそ本当にヴィクトリカの部屋を占領するなりしますよ。
ある日いきなりヴィクトリカの部屋に
「Dr. Cliff」
って看板が下がってる。
ヴィクトリカ(DL)
「何やってんだお前ー」
クリフ
「いいじゃねーか減るもんじゃなし」
ヴィクトリカ(DL)
「おォ? このやろ。
酸素が減るんだよ」
クリフ
「お前は酸素吸わねーじゃねえか」
DL
「ちっ」
て言う(笑)
クリフ
いるのかヴィクトリカ。
DL
いないいない(笑)
ヨハン
いないから別にいいんじゃね? これから全員がたむろする場所はここだな。
DL
どこだよ。
クリフ
ヴィクトリカの部屋(笑)
ヨハン
迷子になったらここで集合。
マグノリア
ヴィクトリカの部屋というより、ドクター・クリフの診察所でしょ(笑)
クリフ
格安で診るけど、たまに鍼治療の実験台にされます。
マグノリア
嫌だなー、研修医の試しの手術に付き合わされている感じがして凄く嫌だ。
ヨハン
何そのアミバ様。

「ここだったかな」
って言いながら。
ヨハン
……Now Loading 長いな。
DL
ちょっと待ってね(笑)
マグノリア
たまにあるじゃん。
ずーっと Now Loading してる、壊れちゃってるやつ(主にディスクタイプのコンシューマゲーム機)。
クリフ
熱暴走か(笑)
ヨハン
リセットしないと。
マグノリア
またやり直しかよ。
クリフ
下から小型扇風機で強制冷却だよ。
ヨハン
三時間戦ったデータが一瞬でばしっと止まったりするからね。
クリフ
でも、蓋開けて閉めたら回復したりするよね、たまーに。
マグノリア
あと、立てるとかね。
プレステ2出たとき、今更縦置きって言われても、俺のプレステは縦置きだったぜ、みたいな。
DL
縦にすると実際動くんだよね。
でもああなるともう助からない。
マグノリア
そう。
あとは縦で動かなくなるのを待つしかない。
DL
末期症状ですな。
ヨハン
K(友人)はずっと立ててたって話だけどね。
クリフ
最終的には裏返したって。
(一同笑)
DL
あいつ、プレステに殺されそうになったって話だぞ。
動いてる状態でロードしないから、オープンを押した瞬間に、顔かすめてディスク飛んでった。
(一同笑)
マグノリア
怖ぇ(笑)良かったね、目とかじゃなくて。
クリフ
目はほんとやばいよね。
マグノリア
「目が、目がぁー!」
って誰も笑ってくれない状況でひとりムスカしなきゃならないんだぞ。
DL
……よし、OK。
ヨハン
「よし、ヴィクトリカの部屋で作戦会議だ」
DL
今ヴィクトリカの部屋ないよ。
あいつ降りちゃってるから。
クリフ
「ちッ。
じゃあちょっと風通しいいけど俺の部屋で」
ヨハン
追い出される前にヴィクトリカの部屋とクリフの部屋と表札かえとけばいい。
クリフ
ナイスアイデア。
※閑話休題。

OPENING 3

DL
聞き込みするんだっけ?
マグノリア
ああ、そうそう。
DL
具体的にどう聞き込みする?
マグノリア
とりあえずヨハンが寝てるときにそのくらいの長さの物を持っていた人がいないかを訊きたいんだけど。
DL
この近辺で?
マグノリア
まずはそうなんじゃない? この近辺って普通の客車?
DL
ここは荷物の受取所。
マグノリア
出てすぐってこと?
DL
目の前に係員が。

「いましたよ、人なら。
四人ぐらいで」
マグノリア
「どっちへ行ったの?」
DL
「あっちの方に」
って後ろの方を指す。
ヨハン
貨物列車のほう?
クリフ
係員は、ヨハンから盗ったって言うのは別に見ていなくて、長い物を持った人を見ているだけ?
DL
ヨハンが寝ているところを四人の男が囲んでたってだけだ。


「介抱しているのかなと思っていましたけど」
ヨハン
奥に行く。
マグノリア
「奥に行きましょう」
れっつごーれっつごー。

DL
奥の方に行くと一種のスラムみたいな所になってて、この中には質屋とかたくさんあるね。
ヨハン
じゃあそれぞれの店に、これこれこんな物は持ち込まれなかったか、と。
故買屋(DL)
「ああ、それならさっき来たぜ。
まァ、あんな物は買い取れねぇからな。
突っぱねてやったよ」
ヨハン
人相とかは。
どんな四人組だったか。
故買屋(DL)
「ひとりリーダー格の男がいて、全員ガンマンだったね」
クリフ
「身なりはどんな感じだった?」
故買屋(DL)
「全員ならず者って感じだ」
マグノリア
「それからその人たちはどこへ行ったのかしら」
故買屋(DL)
「さんざん悪態なんかついてやがったけどよ。
向こうの方行ったぜ(階段の方を指す)」
ヨハン
上か。
じゃあ上の方へ行く。
マグノリア
くっついて行く。
DL
《観察》
ヨハン
「あれがなければ西部への布教の旅は終わってしまう」
マグノリア
ほら、ほら、クリフもカラミティー・ノワールまわして。
クリフ
えー? 誇りにかけて探すの?(使用スートのフェイトは《誇り高い》だった)
DL
ヨハンはどうでもいい所でフェイトを使うからあげるのを忘れてしまうな。
ヨハン
フェイトは判定の時は毎回使いますよ。
DL
無理にでも使うもんね(笑)
クリフ
まあ、前回の(第七話)で身につまされてっから、

「仲間の誇りをまもるために協力してやるか」
マグノリア
偉いなぁ。

「マスターの大切な物です。
私が! 見つけてみせます」
ってマスターにドアップで迫っちゃう迫っちゃう。
ヨハン
「よし、命にかえても見つけろ」
DL
ちなみに達成値は。
クリフ
10。
ヨハン
失敗。
クリフ
おいっ。
探す気ないのかっ(笑)
DL
えー。
じゃぁどうしよっかなー。
ヨハン
マグノリアは?
マグノリア
失敗。
クリフ
えー。
こいつらやる気ねぇ~(笑)
マグノリア
やる気ないんじゃあない。
スートが合わないんだ。
ヨハン
スートが合わない。
クリフ
協力すんのやめようかしら。
DL
クリフ君。
風が吹き込んできた。
クリフ
風が来る方は?
DL
天井が開いてる。
今ここ三階。
クリフ
よっし。
帽子だけ出してみる。
DL
……ばさばさばさばさばさ(笑)
クリフ
とくに狙われるってことはないね?
マグノリア
後ろから見るとちょっと変な行動だよね。
DL
そうだね。
マグノリア
「クリフ、何をやっているの? とうとう頭にウジが湧いたのかしら」
クリフ
「阿呆。
いきなり顔出して撃たれたらどうするつもりだ」
って上に頭を出す。
ヨハン
じゃあ撃たれる(笑)
(一同笑)
マグノリア
「クリフ! クリーフッ!」
DL
クリフが上半身出したところでやられたから、列車の揺れに任せてがっくんがっくん(笑)
クリフ
「あー、なんか突然急用を思い出したから、帰っていいかい?」
(一同笑)

DL
少し前の方行った所の屋上に男が四人いるね。
クリフ
「(ヨハンに)おーい。
袋小路に四人い……」
ヨハン
(クリフの言葉も終わらぬうちに)飛び出す。
DL
クリフをどーんと弾き飛ばしてヨハンが行った(笑)
クリフ
じゃあ、鯉のぼりみたいになってる(笑)
ヨハン
そいつら何か持ってる? 走って行ってそっちを見る。
DL
男が
「ん?」
って振り向く。
手には抜かれた珠刀が。
距離は10mくらい。
ヨハン
「貴様らぁーッ!」
刀泥棒(DL)
「お、やべぇ」
ヨハン
「そこへなおれ! 今楽にしてやるから!(む゛いいいいいいん(チェーンソーを回す))」
(一同爆笑)
DL
む゛いいいいいいいんって回そうとしたら、カラミティー・ルージュ。
む゛ぃ、む゛いぃぃぃぃぃぃぃ…………(止まる音)。
ヨハン
電池切れた(笑)
(一同爆笑)
マグノリア
電池なんだ(笑)
DL
途端に鋸歯が止まってしまった。
マグノリア
電池式だったのか。
クリフ
マグノリアがぐるぐる回してゼンマイ巻いてるんでしょ(笑)
DL
暇なときはゼンマイ巻いてる。
マグノリア
変な聖書だよ。
もう本の体裁すらとっていないよ(笑)
ヨハン
じゃあチェーンソーが止まったのを見て更に激怒。
(一同笑)
刀泥棒(DL)
「なんだおめぇら、何がしてぇんだぁ?」
ヨハン
「貴様ら、その刀は私の大切なもの! おとなしくこの私に返せ!」
刀泥棒(DL)
「ああ、残念だがこれァ俺のモンだ。
これがアンタのモンだっていう証拠はあンのかい?」
ヨハン
「貴様らが今もっているからといって貴様らのものだという証拠すらないだろうが!」
刀泥棒(DL)
「いや、これは俺の刀だぜ。
ほら、ここの所に傷が」
ヨハン
「それは俺の刀にもあった傷だ!」
刀泥棒(DL)
「なァに言ってるんだ。
出任せ言うのはやめてもらおう」
クリフ
「そんなぐだぐだ言ってないで、大事な物なら取り戻せばいいだろう!」
って、起き上がる(笑)
攻撃しようかと思ったんだけど、ヨハンが使い物にならなくなっちゃったし。
ヨハン
使えるって。
チェーンソーはたぶんダメージ落ちるだろうけど。
DL
まあ、武器としては使えないね。
ヨハン
……じゃあ、武器がない。
(一同笑)
クリフ
しょうがないなあ。
《小火器》持ってるよね。
予備の銃を貸してやろう。
ヨハン
スキルはあるけど(笑)
マグノリア
ディファレンスエンジン起動させる。
フリーズでその四人を固める。
20。
DL
抵抗。
首領格は耐えた。
ほかの連中は動けなくなった。
マグノリア
「さ、早くそれを返しなさい。
それは私のマスターの物なの」
DL
とりあえずそのカラミティー・ルージュを。
(買い戻している)
クリフ
また飛ばされる(笑)
DL
警戒しすぎ(笑)
マグノリア
「マスターの大事な物を早く返さないと、あなたたちの身のためにならなくてよ。
さあ、さっさとお返しなさいッ!」
そう言いながら近づいていくわ。
男(DL)
「あ、兄貴ィ、俺の脚が動かねぇ」
刀泥棒(DL)
「馬鹿野郎、てめえらの事なんか知ったことか」
クリフ
こっちも射程まで近づくから。
マグノリア
十分射程距離なんじゃないの、10mなら。
刀泥棒(DL)
「よっしゃあ、来い!(珠刀をかまえる)」
ヨハン
「馬鹿め、それは貴様のような素人に使える物ではないわ」
DL
明らかに素人の持ち方で切っ先をふらふらさせて
「あちょー」
とか言ってる。
クリフ
指差して笑う。
刀泥棒(DL)
「こいつはゴキゲンだぜェ」
クリフ
「しっかし、あんなヘタクソに使われたんじゃ刀が泣くんじゃねーか?」
マグノリア
最悪折れるね。
クリフ
「ああ、折れるな」
マグノリア
「どんな名刀でも、使い手がヘボであれば折れますからね」
DL
って言ってるよ。
ヨハン
まあ、あれは折れないから大丈夫。
マグノリア
すごい自信を持って言ってる(笑)
クリフ
「いや、折れないでもいいけどさぁ、ここで攻撃して叩き落すってのは簡単なんだが、そうすっと、列車から落ちるぞ。
刀が」
ヨハン
いや、落ちないから大丈夫。
DL
(笑)
マグノリア
すごい自信だ(笑)
クリフ
「撃っていいか?」
DL
どうする? 向こうは何もしないなら逃げるけど。
ヨハン
取り押さえる。
刀泥棒(DL)
「おっと、近寄るなァ」
近づくなら近づいただけ逃げる。
ヨハン
じゃあ列車の端まで追い詰める。
DL
そういう風にのんびりやってるなら本当に逃げる。
マグノリア
一気に間をつめる。
クリフ
撃つよ。
うーん……当てていいかね。
当てていいスか? 当てるよ?
マグノリア
いいんじゃね?
ヨハン
どうぞ。
クリフ
っていうか当てる気で撃つよ。
当たるかどうか知らんけど。
17。
DL
じゃあはい、カラミティー・ルージュ。
ヨハン
早ぇ(笑)即死しなければ大丈夫。
DL
クリフが撃った弾を男が
「おぉっとォ!」
って刀で弾いた。
クリフ
うん……素人技って怖いね。
ヨハン
「クリフ、あんな素人相手に何を手間取っている」
(一同笑)
クリフ
いきなり武器を無力化された奴が何を言うか(笑)

「あれはお前のだろうが! もっと本気にならんかボケ!」
ヨハン
「さすがは私の刀だ。
あんな素人にも力を与えるとは」
クリフ
「今日は女神の機嫌が悪いようだ」
マグノリア
一気に間をつめて掴みかかるよ。
真剣に押さえよう。
13って掴みかかる。
DL
じゃあ(4を出して)14ってかわす。
ヨハン
速ぇ。
クリフ
能力値10あるんだね。
マグノリア
「あら、あなた、随分やるわね」
DL
といったところで、刀を取り落とす。

「あっ」
マグノリア
「あら」
クリフ
「ほらみろ落ちた」
ヨハン
どっちに落ちた? 外に?
DL
いや、屋根の上に切っ先から。
ヨハン
じゃあずざーってスライディング。

「2ゲットー!」
って言いながら(笑)
DL
じゃあ滑り込んだ頭に刺さる。
縫いとめられた(笑)
(一同笑)
クリフ
ああ ヨハン しんでしまうとはなにごとだ。
ヨハン
じゃあその刀を中心にくるくるーって回る(笑)このままヨハンは風見鶏として(笑)
DL
とにかく、君が走っていった目の前で屋根に向かって落ちた刀が、屋根に突き刺さってそのまま真ん中からパキン……ガシャーン。
ヨハン
俺の魂もパキン……。
(一同爆笑)
マグノリア
黒々していたひげと髪も真っ白になってふわーっと抜け飛ぶ(笑)
クリフ
じゃあヨハンに《ウェイクアップ》使うわ(笑)

OPENING 4

DL
実際、刃は折れて使い物になりそうにない。
クリフ
あーあ。
DL
こう柄と刃を合わせてみて、(手をはなすと刃が落ちる)だーっと涙を流してる(笑)
ヨハン
それを見て、柄と折れた刃を素手でぐっと握り締めて、

「すまん、藤堂……! 俺はお前との絆をこんな事に……ッ!」
DL
とりあえず、さっきのクリフの銃弾でヒビがはいったみたいだね。
ヨハン
認めない。
魂の入っていない銃弾ごときにこの刀が傷つけられるなどとは。
クリフ
失礼な事を言うな(笑)
DL
それを言うなら、大陸横断鉄道の屋根に負けたんだけどな(笑)
マグノリア
いや、大陸横断鉄道の屋根には作った人の魂がこめられているわけでしょ(笑)
ヨハン
「これは……神が私に与えた試練だ! そうでなければこの刀が折れるわけがない!」
マグノリア
すごく盛り上がっているところをとんとんと肩をたたいて

「マスター、まずその刀が本物かどうかを確かめたほうがよろしいのでは?」
クリフ
男が逃げようとするなら、威嚇射撃でも何でもして止めようとしてるけど。
刀泥棒(DL)
「けっ、なんだよ。
折れちまっちゃあ何の役にも立ちゃしねーや。
要らねぇよ、そんなゴミクズ」
って逃げてく。
クリフ
はーい。
逃がさないってことはできるかい?
DL
できない。
クリフ
(笑)じゃあ顔すれすれに《紙一重》撃っとく。
DL
どうぞ。
さあ、くずカードを処分するがいい。
クリフ
はい失敗。
マグノリア
とりあえず、その刀が本当にこの人の物なのか……
DL
間違いなく同じ。
マグノリア
切ないねえ。
ヨハン
とりあえずガンナーとサムライのあの二人組を探すか。
DL
雑魚三人は残ってるよ。
ヨハン
そいつらは縛り上げておく。
サムライから珠刀を取り上げて……。
DL
サムライいないよ。
クリフ
いや、盗賊二人組でしょ(笑)
DL
ああ、あの二人。
※盗賊二人組……
「ロバー・プリンセス・ジータ」
を自称する女ガンスリンガーとその相棒であるサムライ・カズマ。
クリフがディーラーをすると出てくるお邪魔ゲストである。

サムライである以上、おそらくカズマも珠刀を持っているだろう。
性能は不明だが。
DL
君はそんなのでいいの?
(一同笑)

ヨハン
残った奴からリーダーの氏素性を聞いておく。
男(DL)
「いや、お、俺は奴のことは詳しく知らねぇんだ」
ヨハン
「では何故つるんでおった!」
ばーん。
DL
じゃあ、
「ばーん」
ゴロゴロゴロ
「あぁ~(落下)」
一人消えた(笑)
クリフ
「だから、屋根の上でやるのはやめろって」
ヨハン
「(振り向きざまに)……お前たちはこの私を納得させてくれるのかな?」
(一同笑)
マグノリア
「マスター、今日も素敵すぎます」
DL
じゃあ口からでまかせを言う。


「あいつはですね、あいつはストイッコビッチっていって……」
ヨハン
おぉっと残念だったな。
もう嘘を見破る《奇跡》は覚えてしまったのさ(笑)
(一同笑)
DL
じゃあ嘘だとわかった。
二人目が
「あぁ~」
って落ちていった(笑)残り一人。
残る一人は発狂して自分から
「あぁ~」
って落ちていった(笑)
クリフ
あーあ。
ヨハン
これは情報を得られないという暗示のようだ。
DL
(笑)実際何も知らないよ。
クリフ
で、本当に死んだの?
DL
いやいや、死んではいないけど。
ヨハン
電車のふちでガキッてつかまえて。
DL
いやいや、落ちてねえ。
マグノリア
「なんて根性のたるんでいる人たちなのかしら」
DL
どうするヨハン。
ひとりで浸るかい?
ヨハン
できるかどうかわからないけど、この刀を直せる人を探しに。
マグノリア
列車降りるの?
ヨハン
……列車の中で探す。
DL
(笑)ガンスミスとかに行っても、そういう人はいないね。

どこへ持ち込んでも、
「いやー、うちは銃専門だからね。
サーベルってのは扱っていないんだよ」
……

「そういう事できるぜ、やってやろうか?」
って人は、いかにも溶接しますよって感じでバチバチバチバチ(笑)
ヨハン
「ええい、この私を誘惑するな!」
(一同爆笑)
クリフ
誘惑って(笑)
マグノリア
精神力弱っ。
ヨハン
火花を見たら、それでもいいかなって、ちょっと目の色が曇ったりもしたけど(笑)
DL
ヨハンヨハン、いいかい、お前今回主人公やからな。
かっこよく行けよ。
クリフ
じゃあヨハンの肩掴んで
「お前の魂はそんなもんでいいのかぁぁぁ!」
(笑)
ヨハン
「ああ、藤堂、すまん!」
マグノリア
本当にすまないよ(笑)
クリフ
「もう一回やったら俺の魂(サンダラー)をぶっ放すぞこの野郎」
(笑)
DL
あまりそんなことやってると藤堂の呪いがかかるぞ(笑)

DL
結局、見つからないね。
ヨハン
「一体どうすれば……」
DL
そうこうするうちに、君のその折れた珠刀が重くなっていく。
ヨハン
重く?
マグノリア
藤堂が死んだってことだよ。
DL
既に死んでるちゅーの。
クリフ
魂まで死んじゃったね。
DL
抜く?
ヨハン
抜いてみる。
DL
既にヒヒイロカネ……オリハルコンの輝きを失い始めている。
ヨハン
「ただの鉄になりかけているというのか」
DL
まあ、なんというか、くず鉄になろうとしている。
濁り、鈍く光っているだけです。
ヨハン
「むぅ、一体どうすれば」
クリフ
オリハルコンに詳しいヤツに見せれば何とかなるかもしれないよね。
ヨハン
じゃあオリハルコンに詳しい人に会いに行く。
クリフ
(笑)いや、もっと具体的に言おうよ。
DL
君がそんな風にやっているとだ。
刀越しに外の風景が見える。

はるか向こうのほうに何条もの煙があがっているのが見える。
まるであちこちに付け火をしたかのようにも見えるが。
ヨハン
「何だ、窓の外が騒がしいな」
アナウンス(DL)
「まもなく次の停車駅。
マザータウン・ミマスに到着いたします」
ヨハン
「うーむ、仕方ない。
藁をも掴む気持ちで……」
DL
「ミマスは鉱山の街……」
って言ってる。
ヨハン
お。
鍛冶師がいっぱいいるはず。


「何とかしてこの珠刀を直せる人間を探さなければ」
クリフ
天羅の人間がたくさん働いているこの列車でも見つからなかったのにな。
マグノリア
まあ、鍛冶師ってのはね。
ヨハン
「ゆくぞ、マグノリア。
……とうッ!」
マグノリア
「Yes, M……」
えっ(笑)
クリフ
「とうっ」
って(笑)
マグノリア
「とうっ」
ていうなら、髪の毛掴んで
「もう少しで着くので、もう少し待ちませんか、マスター」
クリフ
マグノリアが冷静になってるッ!
ヨハン
「とうッ!」
びたーん。
(一同笑)
マグノリア
「もう少し待ちましょう」
クリフ
「相変わらず愛情表現が激しい二人だな」
マグノリア
ラブラブだよラブラブ。

SCENE 1

DL
ミマスの街に着きました。
サプリメントに
「ヒックジャセット」
って町があったでしょ。
あんな感じの、広いホーム、立派な駅に大陸横断鉄道は入っていきます。
君らが昇降口から降りた途端、すごい騒音に包まれる。
マグノリア
うるさいんだ。
どんな音?
DL
じゃあ、今回唯一書き込んだところを読み上げるよ。
(一同笑)
ミマスは鉱山の街。
いつでもどこからか槌と金床がかちあう音が鳴り響き、その快音は深夜になっても鳴り止むことがない。

広大な都市ながら、メインストリートも全て路地も同然と言われてしまうほど、建造物が乱立している。

それだけでは足りなかったのか、昔から培ってきた鍛冶技術に物を言わせ、縦方向にまで伸びに伸びた建造物は、その上方が木々が枝葉を広げるがごとく横へと広がり、互いに絡み合い、さながら鉄と石の密林といった風情だ。
マグノリア
計画性なく作っているということか。
DL
そうだね。
鉄でできた九龍城といったところ。
マグノリア
迷子になったらサヨウナラみたいな。
クリフ
ヴィクトリカなら壊して進むだろうな。
DL
えらい誤解をされているな、ヴィクトリカ(笑)
街路は昼であっても暗く、終日混みに混んでいる。

また、客引きも盛んで、道々の片隅に立っている彼らの声もまた、周囲の金音や雑踏に負けず劣らず大きい。

何を勘違いしたか、肌のあらわな女までが鍛冶屋の客引きをしている有様だ。
クリフ
なんだそりゃ(笑)とりあえず財布の紐は締めておこう。
マグノリア
「マスター、この街ならきっと、その折れてしまった鉄くずを直してくださる方がいらっしゃるはず」
ヨハン
じゃあこの街のホテルに行って、

「この街一番の鍛冶師は誰だ」
ホテルマン(DL)
「いやあ、みんなそう言ってますからなあ……ああ、どこそこに行けばこんな腕のいい鍛冶師がいるよ」
ヨハン
どこそこに行って訊いてみる。
DL
行くその道すがらも、

「よう、そこの兄さん、寄って行きなって。
今ならサービスしとくよ」


「立派な剣だねぇ、綺麗な剣もしっかり手入れしないと宝の持ち腐れだよ」
マグノリア
「売り手市場ですよ」
クリフ
「どっちかっていうと、天羅生まれっぽい目の細い奴を探したほうがいいんじゃねえか?」
ヨハン
じゃあ天羅生まれの鍛冶師を。
DL
そんな奴はいませんがな。
天羅人なんて数えるほどしかいないんだから(笑)
ヨハン
じゃあ天羅人をピックアップして。
DL
(笑)無理っ。
クリフ
いや、きっと上の世界から夫婦で降りてきた鍛冶屋がね(笑)
DL
何だっけそれ。
クリフ
ドラクエ3(笑):「おうじゃのけん」
をオリハルコンでね。


「まあ、その刀を片っ端から見せて回ってみるっていうのはどうだ? 日が暮れそうだが」
マグノリア
運が良きゃムラクモさんも見つけられるよ。
ヨハン
うーん、じゃあ片っ端からあたるか。
DL
あたっていく? でもそういう連中はいい加減なことしか言いません。

中には鞘から抜くことすらままならない連中もいます。

「おや、なんだこりゃ、固ぇなおい」
危うく指を落としそうになる奴まで出てきた。
そんな有様。
ヨハン
「ええい、この街でも駄目なのか!」
マグノリア
「いいえ、マスター。
まだこんなものは序の口なのかもしれません。
もう少し探してみましょう。
何しろここには腐るほど手があるのですから。
腐るほど、ね」

DL
全員、《観察》
ヨハン
ダイヤがないでーす。
DL
失敗することは許さん。
ヨハン
うーん、まったくもって〈危険を楽しむ〉というフェイトが使えない。
これでスートを変えて、19。
DL
おお、ばっちりだね。
ヨハンの視界にちらりと何かがうつる。

炎のように真っ赤な髪。
背負うのは一振りの刀。

ヨハンの脳裏に天羅の大地の記憶が蘇る。
それは、ともに戦い果てることを誓った記憶だ。
ヨハン
「藤堂? 藤堂じゃないか!」
赤い髪を追いかける。
その珠刀をくれ。
マグノリア
そのヨハンを追いかける。

「Master? Master? Master!」
って言いながら。
DL
すごい人ごみなので、《観察》してください。
マグノリア
やっていい?
DL
ヨハンがその赤い髪を追いかけるのを知っているのであれば。
ヨハン
「あの、あのかま、あのかみ、あかいかみの……」
(一同笑)
マグノリア
あっぷあっぷになってるよこの人(笑)
ヨハン
「あの赤い髪の男を追うんだ!」
DL
そうしている間に人ごみにまぎれていった。
クリフ
男なの?
ヨハン
男。
DL
男なの?
クリフ
「俺の鼻はあれは女だと言っているが」
DL
フォームは女だったよ。
ヨハン
じゃあ女だ。

「あの赤い髪の女を追いかけろ。
珠刀を背負っている! ……今すぐ!」
DL
「NOW!!」
って叫んでるんだろ(笑)
クリフ
13。
ヨハン
失敗。
マグノリア
「私はマスターのために、その赤い女を探します!」
失敗。
クリフ
おいっ。
さっきからお前らクリフ頼りか!(笑)
ヨハン
違います。
ダイヤが来ないんですっ!
DL
成功するのは良いけど、13じゃ足りないので……。
クリフ
あのねー、私はねー、一番部外者なんですよ~。
DL
じゃあ君がだーっと走って路地を抜けた瞬間にものすごい雑踏に包まれて……いない。
クリフ
「ほら見ろ、お前らが後ろでぐすぐすしてっから見えなくなっちまったじゃねえか。
探す気あんのかお前ら」
マグノリア
「あら、そうかしら。
あなたがしっかり目をつけていなかったのが悪かったのではなくて?」
クリフ
「お前のそのワンダフルエンジェルアイってのは飾りモンか?」
マグノリア
「あら、そんな目は私は持っていないわよ。
そんな目を持っているのは多分ヴィクトリカだけよ」
DL
持ってない持ってない(笑)