OPENING~SCENE 7
SCENE 8
SCENE 9-1
SCENE 9-2
SCENE 9-3
SCENE 10
SCENE 11-1
SCENE 11-2
SCENE 11-3
ENDING
SCENE 8
SCENE 9-1
SCENE 9-2
SCENE 9-3
SCENE 10
SCENE 11-1
SCENE 11-2
SCENE 11-3
ENDING
キャスト クリフ
張り込みの甲斐もなく、受付嬢との約束の時間になってしまった。ひとまずクリフはサルーンへ向かう。女の子は先に来ていた。
クリフ
女の子の横に座って、酒おごって……このシーンは重要なんだろうか。
女の子(DL)
「見かけないけど、この町の人?」
クリフ
「いや、今そこに止まっているでかい列車に乗ってきたんだ。西へ行くんだぜ」
女の子(DL)
「どうして西を目指すの?」
ヴィクトリカ
その質問はオレにしろよちくしょー(笑)(最近フェイト・〈西の果てを見る〉の使い道に困っていた)
クリフ
今頭の中で声がしたな(笑)
「男を追っているんだ。昼間見せた写真の男さ」
「男を追っているんだ。昼間見せた写真の男さ」
女の子(DL)
「ひょっとして恋人?」
クリフ
「待てよ、俺は両刀じゃない(笑)……ちょっと昔やり残したことがあってな」
女の子(DL)
「そう。それはとても大事なことなのね」
クリフ
「そうだな……今の俺には自分の命より大切かもしれないな……
そんな事はどうでもいいじゃないか。飲もうぜ」
そんな事はどうでもいいじゃないか。飲もうぜ」
何とか女から情報を聞き出そうとするクリフ。しかしうまい質問を思いつかない。
クリフ
うーん、せっかく手繰り寄せたから何か聞き出したいのはやまやまなんだが……。
DL
市長ベンジャミンに会っているロストアース社の社長について訊けばいいんじゃないかな。
クリフ
はっ。天の声が聞こえた。何だかヨハンの声に似ていたような気もするが(笑)
「ロストアースの社長って何をやってるんだい?」
「ロストアースの社長って何をやってるんだい?」
社長と市長は昔からの交友があったらしい。
市長ベンジャミンは元保安官だけあって正義感が強く、町では人気がある。しかし社長、オリバー・プレスの方はいい噂を聞かないようだ。
ロストアース社は鉄鋼・建設などに関わる仕事をしているのだが、それとは別に、社長子飼いの柄が悪いエージェントがいるらしい。
市長ベンジャミンは元保安官だけあって正義感が強く、町では人気がある。しかし社長、オリバー・プレスの方はいい噂を聞かないようだ。
ロストアース社は鉄鋼・建設などに関わる仕事をしているのだが、それとは別に、社長子飼いの柄が悪いエージェントがいるらしい。
クリフ
じゃあ受付のお姉ちゃんが、「アイツら感じ悪いのよ」とか言ってるんだな。
ヴィクトリカ
暴露大会になってる。
クリフ
「流れモンにはどうもピンと来ない話だな……
市長とそのガラの悪い連中にもつながりがあったりするかな。社長に何とかアポ取れないかな」
市長とそのガラの悪い連中にもつながりがあったりするかな。社長に何とかアポ取れないかな」
女の子(DL)
「ロストアース社は今、石炭を掘るプロジェクトで忙しいので、社長は秒刻みのスケジュールで動いているの。面識のない人は無理ね」
ここでディーラーがヴィクトリカとマグノリアを召喚。
ヴィクトリカ
「クリフいるかーっ?」
クリフ
「いねーよ。帰れ」
マグノリア
「あら、いるようね」
クリフ
「何だよお前ら来たのかよ。どっから来た。つーか何しに来た。邪魔だ帰れ」
ヴィクトリカ
「色々面倒なことが起きてな」
マグノリア
「あなたの力が借りたいの」
クリフ
「俺そこまでヒマじゃないから」
ヴィクトリカ
「ああ、そうかそうか(聞いてない)悪いなねーちゃん。こいつ借りてくぞ」
マグノリア
「借りるわ」
女の子(DL)
「どういう事、クリフ」
ヴィクトリカ
「(いきなり可愛い声)今日は私たちと約束してたじゃなーい(笑)」
マグノリア
「……らぶらぶ(笑)」
(一同笑)
クリフ
「ま……待てッ! それは違ッ!」
ヴィクトリカ
「あなた、こんな(女の子を指差して)年増は好きじゃないって言ったじゃない!」
マグノリア
「私たちとは遊びだったの?(無表情)」
クリフ
「お前ら何、何でそんな格好してんだ、ってかお前らオニかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ずるずるずるって引きずられる。
DL
何か技能使って抵抗する?
クリフ
じゃあ、えーと……
ヴィクトリカ
《運動》《怪力》《アイアンメイデン》組み合わせる(笑)
マグノリア
がっつり押さえられてるね(笑)
クリフ
……(笑)女の子の前でかっこ悪い姿は見せるわけにはいかないんだけど、幼女に引きずられるのと幼女にぼてくられるのとどっちがかっこわるいかって言ったら(笑)
(一同笑)
クリフ
「(女の子に)悪いな。オカシイの二人面倒見なきゃいけないから、またの機会にな」
ヴィクトリカ
ストマッククロー(笑)
クリフ
「げふぅッ!」
マグノリア
「自分の趣味をそんなに卑下してはいけないわ」
ヴィクトリカ
担いで行く。
クリフ
マグノリアから今日すっごい敵意を感じるんだけど(笑)
女の子(DL)
「最低ッ!」
マグノリア
「年増がいけないのよ」
泣き出した女の子を放置したまま、呻くクリフを担いだヴィクトリカとマグノリアは店を出た。
ヴィクトリカ
「よし、上手くいったな」
マグノリア
「良かった。これで私の無実を証明できる時に近づいたわ」
ヴィクトリカ
「実にさりげなくさらうことができたな」
マグノリア
「そうね、良かったわ」
クリフ
「良くねぇ。何なんだよお前ら」
ヴィクトリカ
「よし、本題に入ろう。乗り気なようで実に重畳だ」
マグノリア
「良かった良かった。あなたの力が本当に必要なの(鼻と鼻がくっつく勢いで手を握る)」
クリフ
「お前に手を握られると潰されそうで怖い。……ってか指はやめて指は。指はーッ!」
ヴィクトリカ
「まあまあいいじゃねえか旦那」肩を揉む。……《怪力》で(笑)
クリフ
「さっきも言ったけど俺そんなヒマじゃないんだよ」
マグノリア
(近くに貼ってあった張り紙を剥がして見せる)
クリフ
「……何となく面倒なことになりそうなのは分かったが、俺は俺で今人を探しているところなんだよ」
ヴィクトリカ
「まあ、そう言うな。仲間のピンチだ」
マグノリア
「どうかしら。私に協力してくれたら私もあなたに協力するわ。私も協力するという事はマスターも協力してくれるわ……ということは、法王庁の力も動かせるかもしれないわ」
クリフ
「……お前なんかいきなり口が上手くなった気がするな」
マグノリア
「何を言っているの。マスターの泣き笑い聖母像のためよッ! さあ、どうするの!(興奮状態)」
クリフ
コイツをヨハンから離しておくと危険だ!
マグノリア
若干情緒不安定だから(笑)
クリフ
「仕方ないなー、一日だけ手伝ってやるよ」
ヴィクトリカ
「一日でケリがつけばいいがな」
クリフ
「だから俺も忙しいの!」
ヴィクトリカ
「そうだ。故に奮起せよ!」
クリフ
「で、状況は? 5W1Hを的確に教えてもらおうか」
マグノリア
【いつ】解らないね。【どこで】解らないね。【誰が】解らないね。
ヴィクトリカ
【何を】マイコーの父親を【どうやって】……死因は?
DL
後ろから殴られた。
マグノリア
【何故】……さあ?
ヴィクトリカ
聖母像がなくなっていたからね。
クリフ
「聖母像って何だ」
ヴィクトリカ
「そういう名物があるらしいんだ、この町に」
クリフ
「……つまり、どこの誰だか解らん奴が、何が目的かよく解らん殺人を犯したから、その犯人を見つけろ、と?」
ヴィクトリカ
「そういうことだ。実にシンプルだな」
クリフ
「無茶言うな」
マグノリア
「頭がいいわね」
クリフ
「……お前に言われるとすっげぇムカつく(笑)」
クリフはさっきのサルーンで、情報屋についての噂話を聞いていた。
二人並んでいる物乞いのひとりに金を払うと、もう一人に「旦那様、あっしには?」と訊かれるので、「お前に払う金は俺の懐にはない」と答えればいいという。
二人並んでいる物乞いのひとりに金を払うと、もう一人に「旦那様、あっしには?」と訊かれるので、「お前に払う金は俺の懐にはない」と答えればいいという。
クリフ
「ということらしい。ただ、責任は持てないな」
マグノリア
「でも手がかりがないんだもの。藁、掴んじゃいましょう」
クリフ
「藁かー。ところでチーム組まないか?(笑)」ここで私が先頭になるのは変だからリーダーはやらないよ。
クリフ
とりあえず、怪しげなものに頼る前にまずは怨恨のセンとか訊いてみないかね?
マグノリア
そうだね。
ヴィクトリカ
工場に行ってみよう。
残っていた守衛に話を聞くと、どうやら殺された男は恨みを買うような人物ではないらしい。
ヴィクトリカ
「被害者に一方的にからんだりしてた奴はいなかったかな」
守衛(DL)
「そうだなあ、スラムの人間だから……ロストアース社の子飼いの連中はスラムの人間を見下しているけどな」
ヴィクトリカ
「子飼いの連中ってどういう事?」
クリフ
「そりゃさっき俺もあの女の子から聞いたなあ」
守衛(DL)
「ウチの特別営業課みたいなもんだけど、何の仕事をしているかは全くわからないんだ。
社長の昔からのツレらしいんだけど、あまり……社長にああいうツレがいるのははちょっとな」
社長の昔からのツレらしいんだけど、あまり……社長にああいうツレがいるのははちょっとな」
三人は更なる情報を求めて二人の物乞いを探す。
合言葉を言うと、ある一軒家に案内された。何の変哲もない台所の扉を開けると、地下への階段が現れる。
地下室は広く明るい。壁は木で補強され、奥のほうではビリヤードやポーカーなどをしている者がいるようだ。
事件について質問すると、川の上流で誰かのうめき声と、何かを投げ込む水音を聞いた者がいるとの話が聞けた。しかも、当日の夜にその近くでロストアース社の人間、しかも社長の子飼いの人間が目撃されているというのだ。
合言葉を言うと、ある一軒家に案内された。何の変哲もない台所の扉を開けると、地下への階段が現れる。
地下室は広く明るい。壁は木で補強され、奥のほうではビリヤードやポーカーなどをしている者がいるようだ。
事件について質問すると、川の上流で誰かのうめき声と、何かを投げ込む水音を聞いた者がいるとの話が聞けた。しかも、当日の夜にその近くでロストアース社の人間、しかも社長の子飼いの人間が目撃されているというのだ。
ヴィクトリカ
「子飼いの連中についてもう少し詳しく聞きたいな」
クリフ
「聞きたいな。すごく(食いついている)」
ヴィクトリカ
「何でお前乗り気なんだいきなり」
マグノリア
「とうとうこの事件を解決する気になったのね」
クリフ
「ああ、なったんだ。そういや、この新聞の写真に写っている中に見かけられた奴はいるかな」
情報屋(DL)
「知らないね、そんな奴は」
クリフ
ああ、仇の男のことじゃなくて、現場で見られた男が写ってないかって。
DL
写っていない。
クリフ
「そうか、そんなうまい話はないか。そして探し人も見つからず。ちっ(またやる気をなくす)」
ヴィクトリカ
「何なんだお前は。テンションのアップダウンが激しい奴だ」
クリフ
「あ~、ナインボールでもやりてェ」
情報屋(DL)
「沢山払ってもらったし、市長の顔も見たから特別に教えてあげよう。
市長が保安官をしていたころは犯罪者が大勢捕まっていたんだが、それは裏の世界の差し金があったからさ……」
市長が保安官をしていたころは犯罪者が大勢捕まっていたんだが、それは裏の世界の差し金があったからさ……」
どうやら、ベンジャミンが昔捕まえていた「悪党」は、裏の世界で権力争いに破れた者や、掟を破った者が裏の勢力から引き渡されていたものらしい。
ロストアースと市長とのつながりは、高値での独占契約。ロストアースの社長取り巻きの一人が市長とのパイプ役を果たしているという。
ロストアースと市長とのつながりは、高値での独占契約。ロストアースの社長取り巻きの一人が市長とのパイプ役を果たしているという。
ヴィクトリカ
……しかし、証拠がない。
クリフ
きっと、追い詰めて「お前が犯人だー!」ってやったら勝手に喋ってくれるよ。
「はっはっはっ、よくわかったな」
「はっはっはっ、よくわかったな」
ヴィクトリカ
それは法律でやらなきゃいけないって決まっているからね。
「とりあえず誰か一人闇討ちしてとっ捕まえるか」
「とりあえず誰か一人闇討ちしてとっ捕まえるか」
クリフ
「うーん、他にいい方法も思いつかないしな……」
ヴィクトリカ
「そういえば、ダムを崩すとかそういう噂は聞いたことないか?」
情報屋(DL)
「そんな話は聞いた事がないね。けどダムを崩されたらここも大変なことになるな」
ヴィクトリカ
「社長の取り巻き連中がそんな動きをしているらしい。(情報屋に50$渡す)この情報、あんたの情報網で町に広めてくれないかな」
情報屋(DL)
「(金を返す)残念ながらそれはできないね」
ヴィクトリカ
「ここで奴らに逆らったら生きていけねぇってか」
情報屋(DL)
「あまり目立つことをするわけにはいかないんでね」
クリフ
「使えねーなー」
ヴィクトリカ
「仕方ない、殺人現場にでも行ってみるか」
クリフ
「そんな都合よく犯人の手がかりなんか残っているわけねーだろーがー(酔っ払っている)」
マグノリア
「行って見なければわからないわ」
ヴィクトリカ
「わからねえぜ。案外そういうところにぽろっと手がかりがあるかも知れないよ」
クリフ
「いや、そこまで馬鹿じゃないだろ……」
ヴィクトリカ
〈好奇心〉《話術》で《説得》18。
クリフ
あああ、説得される(失敗前提のカードを出しながら)「そうかもしれんなァ……」
(一同笑)
ヴィクトリカ
「単純な奴だな」
クリフ
「手がかりもないことだし、何か面白いことがあるかも知れん。行ってみっかぁ……」〈遊び好き〉
ヴィクトリカ
「よーし、みんな現場に行くぞー!」 マグノリア&
クリフ
「おー」
現場を調べると、何かの破片と血のあとを隠した形跡がある。
マグノリア
「あったわ」
ヴィクトリカ
破片を拾い集めて組み合わせてみる。これはもしかして!
マグノリア
聖母像?
クリフ
三人で頭つき合わせて《観察》駆使してパズルするんだ。そして組み合わせると人の名前が!
ヴィクトリカ
「(あるゲームのネタバレにつき自粛)」って書いてある(笑)
ああでもないこうでもないやっている間に更に破片が細かくなったりして。
「いいから貸せよ! ……あっ」DL:君たちが期待しているような聖母像ではなかったけれど、このへんでは珍しい青磁器だった。
ああでもないこうでもないやっている間に更に破片が細かくなったりして。
「いいから貸せよ! ……あっ」DL:君たちが期待しているような聖母像ではなかったけれど、このへんでは珍しい青磁器だった。
ヴィクトリカ
出来上がったのを見てがっかりしている(笑)
クリフ
「半分組みあがったあたりからお前らのテンション落ちてたのはどういうわけだ?」
ヴィクトリカ
「いやー、まあ、こっちにも色々事情があってさー」
マグノリア
「私はこんな磁器がほしかったわけではないのに」
ヴィクトリカ
(破片を見た段階で気づけオレ)「何で皿がこんなところに?」
マグノリア
「破片に血はついている?」
DL
いくつかにはついているね。
突然、暗闇からライトが照らされた。
声(DL)
「おやおや、こんな所にお尋ね者さんがいらっしゃいますな」
ヴィクトリカ
オレは見覚えある顔? モッヒー?
DL
モッヒー。
ヴィクトリカ
「よう、久しぶりだな。その間抜け面、なかなか笑えたぜ」
モヒカン男(DL)
「お前も一緒か。丁度いい」
クリフ
「なんだよヴィクトリカ。知らないうちに随分と面白いオトモダチができてるじゃないか」
ヴィクトリカ
「なかなか笑えるだろ? ボビーってんだ」
(一同笑)
クリフ
「そうだな、真ん中の奴の顔は結構笑えるな」
マグノリア
「誰を見てお尋ね者なんて言っているのかしら。いやね、低脳な人って」
モヒカン男(DL)
「お前らだよお前ら」
ヴィクトリカ
「ら?」
マグノリア
「どうして増えているのかしら」
モヒカン男(DL)
「ベンジャミンさんに邪魔をする奴は捕まえろと言われているんでな」
クリフ
「ベンジャミン? 今ベンジャミンと言ったな」〈ベンジャミンに真実を問う〉を使って敵の戦力を《観察》。
DL
雑魚10人くらい。
クリフ
「こんなザコの中には探し人はいそうにねえな……」ドがっかりしながら銃を抜く。
モヒカン男(DL)
「この人数相手にやろうってのか?」
マグノリア
「あなたたちが犯人なのね。そうよね、こんな所にやってくるんですもの。
私はね、マスターのところに帰らなくてはいけないの。さっさとつかまって頂戴」
〈真犯人を捕まえる〉で《意志力》。
私はね、マスターのところに帰らなくてはいけないの。さっさとつかまって頂戴」
〈真犯人を捕まえる〉で《意志力》。
モヒカン男(DL)
「そんな願いは聞けねえな。なんたってお前らはここで死ぬんだからな」
マグノリア
「でかい口を叩くのね。まあ、いいわ」戦闘準備を始める。
ヴィクトリカ
今はボビーとザコがいるわけだね。エキストラに攻撃。かっこいい台詞でも吐こうかなっと。
クリフ
抜け駆けはいけないんだぞーぅ(笑)
ヴィクトリカ
いいじゃないか、ボビーには手を出さないんだから(笑)達成値32。
DL
32人吹っ飛んだ(笑)
マグノリア
透明な20人が吹っ飛んでいった(笑)
クリフ
残りは木かもしれないぞ(笑)
ヴィクトリカ
ボビーが「お前らやっちまえー!」って言った後ろで手を叩いてる(笑)
「丁度良かった、オレたちもお前に会いたかったんだ。これでサシで話ができるな」
「丁度良かった、オレたちもお前に会いたかったんだ。これでサシで話ができるな」
DL
それを見ながらボビーは鼻水とよだれを垂らしながら、「死んでるー!」
(一同笑)
マグノリア
三人で囲む。
ヴィクトリカ
「やあボビィ~。いろいろ訊きてぇことがあるんだけど、答えてくれるよなァ? オレとお前の仲だもんなぁ~」
DL
無言で首を縦に振っている。
ヴィクトリカ
「お前らだろ? マイコーの親父を殺したの」
モヒカン男(DL)
「あ、ああ、ああ、そうだ」
ヴィクトリカ
「なんでだ?」
モヒカン男(DL)
「ベンジャミン市長から、自分の地位を危うくさせる男が現れたので、どうにかしてそいつをハメたいと……」
クリフ
「……んっ? 俺?」
マグノリア
「何かしたの?」
クリフ
「……何も」
ヴィクトリカ
「ベンジャミン市長の周りをかぎまわってたから、邪魔になったんだろ」
マグノリア
「この殺人はクリフをはめるためだったのね?」
クリフ
「ついでに仇のことも訊いてみる(笑)」
モヒカン男(DL)
「そんな男は知らないね」
クリフ
「使えねー。好きにしていいぞ(笑)」
どうやら、クリフ自身をはめるネタはなかったが、彼の仲間であるマグノリアが丁度いいいざこざを起こしてくれたので、そいつからはめていこうということになったらしい。
ヴィクトリカ
初めて訪れた町の奴ですらオレたちが仲間だって知ってるんだ(笑)
実際オレらモールやらマリーセレストやらぶっ飛ばしてるから、ペーパーくらいにはなっているだろうしな。
実際オレらモールやらマリーセレストやらぶっ飛ばしてるから、ペーパーくらいにはなっているだろうしな。
クリフ
「巻き込まれかと思ってたら巻き込んでたよ(笑)」
マグノリア
「巻き込んだと思っていたら巻き込まれてたのね(笑)」
ヴィクトリカ
「誰が巻き込まれたかって、オレが巻き込まれてる(笑)オレ何も関係ないもん」
モヒカン男(DL)
「しかも大事な情報を聞いちまったガキを助けた奴がいて、なんとそいつも仲間だっていうじゃないか。こりゃ丁度いいから一網打尽に……」
ヴィクトリカ
「ああ、そういうことね」
マグノリア
「巻き込まれたのは私よ(笑)」
喋り終わったら男の顔を掴んで「ところで、聖母像はどうしたの? 言わないとあなたの頭は林檎のようにくしゃっとなるわよ」
喋り終わったら男の顔を掴んで「ところで、聖母像はどうしたの? 言わないとあなたの頭は林檎のようにくしゃっとなるわよ」
モヒカン男(DL)
「ありがたいモノなんでオリ、オリバー社長に……渡し……」
マグノリア
「あなたはこの町の人間でしょう。三日待ちなさいッ!」
モヒカン男(DL)
「死体には要らねぇモンだろう!」
ヴィクトリカ
「(男を叩いて)とりあえずマイコーに詫びてもらおうか」指パチキで前歯何本か折っておくか。「この十字に詫びよ。……more! more! もっとだッ!」
モヒカン男(DL)
「や、やめてくれ、話したじゃねえかぁー」
クリフ
「とりあえずコイツの足の腱でも切っとくか」ナチュラルに言うよ(笑)
ヴィクトリカ
「そうだな(ニヤリと笑う)」
マグノリア
「(顔面掴んだまま)あなたもいっしょにいらっしゃい。一緒に行って、マイコーに謝るのよ」
ヴィクトリカ
「で、ダムを崩すってのは何の話だ?」
石炭発掘補助とは表向きの話で、そのままトンネルをダムの下まで伸ばし、ダムを支える柱に火をつけようとしているらしい。
ヴィクトリカ
「そんなことをしてお前らに何の得がある」
モヒカン男(DL)
「ダムが決壊すれば街の半分押し流せるんだ。あの薄汚ぇスラムが綺麗さっぱりなくなる」
ヴィクトリカ
「……お前ら、まさかまだマイコーに何かする気じゃないだろうなッ!」
男を一発ぶん殴って、急いでマイコーん家に行くぞ。《韋駄天》と《運動》組み合わせてダッシュ。
男を一発ぶん殴って、急いでマイコーん家に行くぞ。《韋駄天》と《運動》組み合わせてダッシュ。
走り出そうとしたヴィクトリカ。しかし、突然声がする。
シェリフ(DL)
「そこで何をしている」
ヴィクトリカ
「すまねえがヤボ用で急いでる。ここは通らせてもらうぜ」
シェリフ(DL)
「おおっと、そんなに死体が転がっているっていうのに」
クリフ
殺したの?
ヴィクトリカ
殺したのかオレ。そうか……。
クリフ
「ちょっと待ってくれよ。これは単なる事件捜査と正当防衛ってやつだ」
シェリフ(DL)
「(モヒカン男に)市長から、お尋ね者がこの町に来ていると聞いたが、こいつらがそうか」
モヒカン男(DL)
「へへへ、そうなんです。あいつらが俺っチの仲間を!」
ヴィクトリカ
ガントレットを装備したままでシェリフにゆっくり近づく。
シェリフ(DL)
「ええい、この犯罪者どもめ!」
DL
ちなみにこいつらは市長にそう聞かされただけの善良な市民だよ。
ヴィクトリカ
「心の輝き曇らせ、真実を見抜くことができぬ木偶の坊どもがッ! 今ここに神の威光が舞い降りた。今すぐにこの場から居ねいッ!」
シェリフ(DL)
「どこの馬の骨とも知れぬ怪しいオートマータどもめ。この町の治安を乱すものは許さん!」
ヴィクトリカの説得(威圧?)は効果がなく、シェリフは三人を犯罪者と確信している。話は平行線だ。
このままでは埒が明かない。マイケルの身が心配なヴィクトリカは、地面に拳を叩きつけて土砂を巻き上げた。
このままでは埒が明かない。マイケルの身が心配なヴィクトリカは、地面に拳を叩きつけて土砂を巻き上げた。
ヴィクトリカ
《韋駄天》で駆け抜けます。「後は任せたッ!」
クリフ
「ま、ま、ま、ま……」どうしよう。
ヴィクトリカ
「(クリフに)後で極上の酒奢ってやるから勘弁しろよ!」
クリフ
「忘れんなよコノヤロー!」
マグノリア
「まあいいわ。この突破くらいならどうにかなるわ」
クリフ
「戦ったら俺ら本当に犯罪者になるぞ」
マグノリア
「クリフは初めてでしょう? 少々脳が揺れるかもしれないけど、我慢してね」
《テレポート》《マグニファイ》「消えるわ」50m先に飛ぶ。
《テレポート》《マグニファイ》「消えるわ」50m先に飛ぶ。
テレポートも一時しのぎにしかならず、戦うわけにも行かず立ち往生しかかっていた彼らに、救い主が現れる。
DL
物陰から2mくらいのおばあちゃんが。
(一同爆笑)
老婆(DL)
「こっちだよ」
マグノリア
「(クリフに)なあに、あれ。化け物?」
クリフ
「一応……知り合い……かな」
マグノリア
「どうするの、呼んでるわよ」
クリフ
このまま逃げてたら捕まりそう? わかった、ばあちゃんに駆け寄るよ。
マグノリア
「ねえ、食べられたりはしないわよね」
クリフ
「多分な」
マグノリア
「私を食べるよりあなたを先に食べるわよね。私機械ですから」
クリフ
「わけのわかんねぇこと言うな、こんな時に」
マグノリア
びくびくしている。
二人は謎の老婆に導かれて逃げ出した。
二人は老婆の案内で町外れの一軒家にかくまわれた。
マグノリア
「お世話様です」
クリフ
「しかし、何故こんな所に居るんだ」
老婆(DL)
「実はここは私の家でね」
クリフ
「随分と立派な別荘をお持ちで」
老婆(DL)
「あんたら見てるとそんな悪い人に見えなくて」
クリフ
「それはどうも……でもあっちの連中はそうは思ってくれないみたいだな(窓の外を見る)」
老婆(DL)
「あんたらがさっき話していたことを聞いちゃってね。
あいつら前から評判が悪かったからさ……良かったらこの婆やに話してくれるかい? 何か力になれることがあるかもしれないよ」
あいつら前から評判が悪かったからさ……良かったらこの婆やに話してくれるかい? 何か力になれることがあるかもしれないよ」
クリフ
うーん、信用できるかな。《観察》と《イカサマ》を組み合わせて、イカサマしてる奴の目かどうか様子を見よう。
ヴィクトリカ
《イカサマ》は何にでも使えるのか。あらゆる判定にアドバンテージがつくぞ。
クリフ
なにげに凄い能力持ってるな俺。「あっ、UFO!」ってアドバンテージつけて撃てるんだ(笑)で、どう?
DL
君たちに対して協力的な態度であるということに嘘はないね。
クリフ
「じゃあ、話していいか?」
マグノリア
「もちろん。私たちはこの状況をどうにかしなくてはならないわ」
クリフ
「ま、ヴィクトリカも多分OKしてくれるだろ」かくかくしかじか。
老婆(DL)
「まあ、この町でそんなことがねぇ。ダムに何かあったらこの町が……私もこの町に住んでいる者として協力させてもらうよ」
ヴィクトリカ
おばあちやんがこんなキーパーソンだったとは。一発キャラだとしか思ってなかったよ。
マグノリア
「マイケルの家に仲間が一人向かっているの。私たちも行きたいのだけれど」
クリフ
「あいつ一人に任せておくと、また厄介ごとを大きくしてくれそうだからな」
そのころヴィクトリカはマイケルの家にたどり着いた。だが時既に遅く、マイケルの姿はない。
近所の住人がロストアース社の男二人が、マイケルを連れて行くのを目撃していた。
ヴィクトリカはロストアース社へ行ったが、もぬけの殻だった。彼女はダム破壊のための通路が掘られているという石炭発掘現場へ急行する。
その頃クリフとマグノリアもまた老婆に連れられて石炭発掘現場に到着していた。
近所の住人がロストアース社の男二人が、マイケルを連れて行くのを目撃していた。
ヴィクトリカはロストアース社へ行ったが、もぬけの殻だった。彼女はダム破壊のための通路が掘られているという石炭発掘現場へ急行する。
その頃クリフとマグノリアもまた老婆に連れられて石炭発掘現場に到着していた。
ヴィクトリカ
フェンスを突き破る。
マグノリア
「(破れ目を通りながら)まるで猪のようね」
工事現場には大量の土砂が運び出された跡があり、深い穴が口を開けていた。三人はひとまず穴へ入ってゆくことにする。
クリフ
「蝋燭くらい点けようぜ。二酸化炭素が溜まっているかもしれん」
ヴィクトリカ
「オレたち呼吸しないよ」
クリフ
「……二人ともそういうのに疎いなと思ってたら、人間俺だけかよ(笑)」
ヴィクトリカ
「二酸化炭素を代わりに吸えねえのか? 人間ってな不便なもんだな」
マグノリア
「応用力がないのねぇ」
クリフ
(こいつらと行動してたらそのうち死ぬ)
奥に進むと、人の声が聞こえてきた。
声(DL)
「かわいそうだが、余計なことを聞いちまった報いだ。親父の所にすぐに行けるんだから、これも慈悲だな」
クリフ
そういうセリフ聞いちゃったら飛び出すよ。
マグノリア
「もう、みんな堪え性のない人たちねえ」
そこは大広間だった。ダムを支えている柱がむき出しで立ち並び、そこには藁が積まれている。
クリフ
やべ、火をつけたら終わりだ。飛び出す前に蝋燭置いてく。
広間奥の柱にマイケルが縛られている。そして近くには二人の男と人外の影が。
人外の影は、蛇を手にして黒い馬にまたがった悪魔だった。
人外の影は、蛇を手にして黒い馬にまたがった悪魔だった。
ヴィクトリカ
社長に市長か。
クリフ
ここで殺しちゃまずいよな。殺したら本当に犯罪者決定だ。
ヴィクトリカ
身の潔白を証明しようがなくなるね。
クリフ
銃を撃ったらやばいかな。火花とか。
マグノリア
「この町を破壊させるわけにはいかないわ。町が壊されたら泣き笑い聖母像を手に入れることが出来なくなってしまう。
あなたたちを成敗させてもらうわ」
あなたたちを成敗させてもらうわ」
社長(DL)
「その泣き笑い聖母像というのは、これかな?(懐から聖母像を出す)」
(一同笑)
マグノリア
「それよ」
社長(ヴィクトリカ)
「これは私のコレクションなのだ。渡すわけにはいかないな」
マグノリア
「私は今すぐそれが必要なの。わかるでしょう。
それを寄越しなさい。それさえもらえれば、私はダムの件については全てを無視するわ。
もしも嫌だというのなら、力ずくで奪い取るまでよ」
それを寄越しなさい。それさえもらえれば、私はダムの件については全てを無視するわ。
もしも嫌だというのなら、力ずくで奪い取るまでよ」
社長(DL)
「我々の間に交渉などというものは成立しないのだ。貴様らのような弱者とはな」
ヴィクトリカ
「マイコー、どうやら無事だったようだな(一歩前に出る)」
マイケル(DL)
「ヴィクトリカ、助けて!」
ヴィクトリカ
「ところでそこの親玉さんよ、さっき何か言っていたな。重要な秘密を知ったからマイコーには死んでもらうと。オレらはどうしてくれるんだ? そう簡単に殺せると思っているんじゃなかろうな?」
社長(DL)
「ガキよりは手こずるだろうが、死んでもらうことに変わりはない」
ヴィクトリカ
「いい度胸だ」
クリフ
銃を抜きます。マイケルの縄にピンポイントショットしていい?
ヴィクトリカ
マイケル助けるのはオレの役目だからやめて欲しい。
クリフ
了解。
DL
デュエル開始。それぞれ【冷静】は社長が6、市長が9、悪魔が5です。
市長の攻撃にインターセプトで反撃しようとしたクリフは失敗。だが銃弾は彼の服を焦がすにとどまった。
クリフ
「やるな。面白ぇ」
市長(DL)
「市長という任に着いてから退屈だったんだ。歯ごたえのある奴を待ってたぜ」
クリフ
「気が合いそうだな。別の所で会いたかったぜ」
マグノリアは蒸気魔法《ブリット》《ブースト》で攻撃。魔法の弾が社長を頭をかすめた。社長は少しふらついて姿勢を立て直す。
マグノリア
「その像を渡しなさい。それはどうしても本当に必要なものなのよ」
ヴィクトリカ
「後にしろ後に!」
社長(DL)
「俺にとってたいした価値あるものではないが、そう言われては尚更渡せんな」
マグノリア
「……そう。そんなにも私に意地悪をするのね。
……(クリフとヴィクトリカに)マスターには黙っていてね……
(社長に)あなたにはお仕置きが必要なようね。私は怒ったわ。力ずくで行かせてもらうわ」
……(クリフとヴィクトリカに)マスターには黙っていてね……
(社長に)あなたにはお仕置きが必要なようね。私は怒ったわ。力ずくで行かせてもらうわ」
クリフは二丁拳銃で社長と市長を攻撃。社長にはクリーンヒット。
DL
スート違いで失敗だから差分値そのままダメージ。
クリフ
ダメージ……よ、よんじゅってん……♪
ヴィクトリカ
相手にPDなかったらその瞬間爆発四散だな。
クリフ
やべえ殺しちゃうよ! ってかどうして銃でそんなダメージが出るんだよ!
ヴィクトリカ
ら○ま1/2の爆砕点穴みたいにどっかツボに当たるんだろう(笑)
DL
社長の両足が撃ち抜かれた。行動不能。市長の反撃はダメージ21。
クリフ
今回矢面に立ってるな。いつもは後ろから撃って「俺ダメージ受けてねえー」ってやってるのに。
ヴィクトリカ
今回は狙われてるね。
クリフ
そうだね。か弱いんだよ俺……13。ってまた心停止か(笑)パワーチップ3点使って頭部軽傷まで軽減しとく。魂の判定には成功したから気絶はしない。こめかみのあたりから一筋血が伝うぞ。
DL
社長は《蒸気魔法》を使って悪魔に《ヘイスト》。これで次悪魔は2回行動する。
ヴィクトリカ
もろもろ組み合わせて58命中……PD38点下げて78点のダメージ。「まがいものの心を持つものがオレの前に立ちふさがるな!」
40点で四散なのに78点のダメージ。しかも防御点を38下げられると、ダメージ軽減すら出来ません。このゲームに存在するキャラクタのほとんどは一撃で沈みます。
DL
……78? そりゃ死ぬな。同時行動で悪魔の攻撃。ヴィクトリカとマグノリアに呪文が飛ぶ。《意志力》で抵抗。目標値は15。
ヴィクトリカ
20って回避。
マグノリア
18って回避する。
哀れ悪魔は何も出来ずにミンチになった。
市長は至近のヴィクトリカに射撃。その銃口は全くぶれていなかったが、ヴィクトリカはぎりぎりでこれを回避。
市長は至近のヴィクトリカに射撃。その銃口は全くぶれていなかったが、ヴィクトリカはぎりぎりでこれを回避。
マグノリア
ファイアーボール撃ちてぇ~。
クリフ
柱燃えちゃうから。シナリオと一緒にキャンペーンも終わっちゃうから。
マグノリア
25で社長に《ブリット》。「さあ、はやく渡しなさい。それはマスターの物であなたの物ではないわ」
社長の脳に衝撃。しかし踏みとどまる。
クリフは再度二丁拳銃で社長と市長に攻撃。弾丸は社長の腹部を貫通。市長は喉から血を流している。
クリフは再度二丁拳銃で社長と市長に攻撃。弾丸は社長の腹部を貫通。市長は喉から血を流している。
クリフ
「悪いな。俺とカードで勝負して勝てたら無料で治してやるよ」
マグノリア
賭に勝たなくても治してやらないと死んじゃうよ。
社長は市長に《ヘイスト》して倒れた。
ヴィクトリカ
「そろそろ降参したらどうだ」
市長(DL)
「断る!」
ヴィクトリカ
《話術》で説得する。
DL
説得に応じる意思はない。
ヴィクトリカ
今オレの中でスイッチが入った。ヤツはこの地上にいてはいけない存在だ。
クリフ
殺すな~。
ヴィクトリカ
《クンフー》《アイアンメイデン》その他もろもろ組み合わせて41で命中。
DL
41ぃ? ……回避失敗。
ヴィクトリカ
差分値は?
DL
全部。
ヴィクトリカ
……えっ?
マグノリア
[四散]した(笑)
クリフ
ヴィクトリカー!(笑)
ヴィクトリカ
あはははははっ。その手できたか。最大の攻撃だぞそれは。いいよ、じゃあとことんまでやってやろうじゃないか。まずはPDを41下げろ。更にハードガントレット4発全弾ふかして66点。
市長は瞬時に肉片と化して飛び散った。
ヴィクトリカ
「……あ(とまどった顔で)」
クリフ
「おい、それはやり過ぎだろ!」
マグノリア
「全く手加減を知らない子ねぇ」
クリフ
慌ててまだ生きている社長の手当てを始める。
ヴィクトリカ
オレは後ろでおろおろしている。
「いや、だってあいつが説得に応じないって言ったから……」
「いや、だってあいつが説得に応じないって言ったから……」
クリフ
「うるせぇお前は子ども助けてろッ!」
マグノリア
手当てしてる横から社長のふところに手を入れて、聖母像を回収。
「良かった、これさえあれば別にいいわ(血をふいている)」
「良かった、これさえあれば別にいいわ(血をふいている)」
クリフ
それを渡す気か(笑)
マグノリア
聖母像がきれいになったらしまい込んで、「何やっているの、帰るわよ」
クリフ
《医療》判定しようか……って、わーい、すごいカードだ(笑)いいカードなんてデュエルで使い切ったよ。
DL
目標値は37。
クリフ
無理ッ。(即答)
マグノリア
残りのチームチップ全部で達成値を上げよう。22点あるから。
クリフ
いきなり手に神が降りてきた。
ヴィクトリカ
集中しろ。五芒星を描くんだ(笑)
クリフ
あと15か。……自分のパワーチップも全部使ってぎりぎり成功!
DL
死亡は免れた。
マグノリア
必死のブラックジャックがここにいる(笑)自分が追わせたダメージを必死で治療してる(笑)
クリフ
「こいつだけは死なせるわけには! 俺たちが困る! ……そうか、これも自業自得ってヤツか……
おい。お前本当のことを言わないと、どうなるか解ってんだろーな?」
おい。お前本当のことを言わないと、どうなるか解ってんだろーな?」
ヴィクトリカ
そう言って隣の血だまりを指さすわけだな。元市長を(笑)
DL
社長はまだ気絶状態です。
クリフ
ああん(笑)
ヴィクトリカ
じゃあ耳元でささやいてすり込んじゃえ(笑)
ヴィクトリカ
マイコーを助けに行くよ。
マイケル(DL)
「あ、ありがとうお姉ちゃん」
ヴィクトリカ
霧状になった市長の肉片がまとわりついたハードガントレットで。
マイケル(DL)
「ぎゃー!」精神ダメージ、自我の喪失。精神の完全なる死。
(一同爆笑)
ヴィクトリカ
さすがにそれはない(笑)ガントレットは外していくよ。
DL
そうこうしていると、講堂の入り口の方に身の丈2mの老婆が現れた。
(一同笑)
ヴィクトリカ
出るたびに凄いインパクトだな。
DL
ここ狭いから腰曲げてて、角に手だけがパシッパシッと現れ、暗がりからぬーっと首が出る。
マグノリア
怖ぇ!(笑)ヴィクトリカの背中に隠れる。
ヴィクトリカ
オレに隠れるとは器用なヤツだな(笑)
マグノリア
「なに、あれ」
ヴィクトリカ
「オレに訊くな。何だあれは」
クリフ
「(いい加減慣れた)よう、婆さん」
老婆(DL)
「もう終わってしまったのかい?」
クリフ
「面倒かけたな」
老婆(DL)
「ご苦労だったね、あんたたち。市長達の陰謀が暴けて良かったよ」
マグノリア
「でも、それを証言してくれる人がいないの」
老婆(DL)
「(突然口調が変わる)まあ、安心したまえ。君たちの活躍は決して無にしないぞ。君たちのおかげで証拠が大量に集まったからね(変装をとく)」
ヴィクトリカ
ぐわぁぁ! 明智くーん!(笑)
クリフ
そう来たか。
男(DL)
「私は合衆国秘密捜査官のジェイク・コネルだ」
ヴィクトリカ
秘密捜査官て何。
DL
CIAの前身みたいなもんだ。
ジェイク(DL)
「この町で何かが企てられていると知り、住人になって監視していたのだよ」
クリフ
部屋の隅っこで「の」の字を書いてる。「俺の観察眼って……」
ヴィクトリカ
「また随分大人物が出てきたもんだな」
マグノリア
「じゃあ後のことはあなたに任せて大丈夫なのね?」
ヴィクトリカ
「後処理は任せるぜ……色々大変だろうけど(笑)」
クリフ
「バケツが必要だな、こりゃ……」
マグノリア
「血はほとんど吸い込まれているからトングの方がいいんじゃないかしら」
クリフ
「グロい会話を子どもに聞かせるんじゃない!(笑)」
ヴィクトリカ
オレの中では霧になっちゃったってイメージなんだけど。
ジェイク(DL)
「とにかく後のことは私に任せたまえ」
クリフ
「やれやれ、イカサマ士がイカサマにやられるとはね……」
三人の活躍は町中の知るところとなった。しかし信頼していた市長の栄光が紛い物であったことを知った人々にとっては辛い数日が流れた。
そして大陸横断鉄道の出発日。
そして大陸横断鉄道の出発日。
クリフが列車の窓から外を見ていると、大きな影がぬっと出てきた。あの捜査官である。
クリフ
「あんた強いギャンブラーになれるぜ」
ジェイク(DL)
「俺はもう人生というチップを国に預けちまったんだ」
クリフ
「なら、これがあんたの分だ」ポーカーチップを一枚指先で弾いて「あんたの代わりに西部の地に賭けに行く」
ジェイク(DL)
「これが事件解決の報酬だ。仲間と分けるがいい」(なかなか手を離さない)
クリフ
「……くれるんじゃなかったのかよ」
ジェイク(DL)
「普段見慣れない金額なもんでつい」
クリフ
「普段どんだけ貧乏な生活してんだ(笑)」
ジェイク(DL)
「安月給で暮らしているとどうしてもな」
クリフ
「やっぱあんたも旅に出ろよ……ところであの変装、身長は何とかした方がいいと思うぜ」
ジェイク(DL)
「身長だけはどうしても」
クリフ
「じゃなくて、老婆は不自然だからやめろっつってんだよ(笑)」
ジェイク(ヴィクトリカ)
「そうか、じゃあ次はサルーンガールにでも」
クリフ
「(想像している)それはやめた方がいいと思うな」
ジェイク(DL)
「次は別の町で子どもを演じなくてはいけないんだ」
(一同爆笑)
ヴィクトリカ
クリフが言うわけだよ。「……ひょっとしてあんた、飛ばされたんじゃねえのか?」
ジェイク(DL)
「色々不満はあるだろうが、これでおさらばだ」
クリフ
「……あんたの方も色々大変そうだが、がんばれよ」
ジェイク(DL)
「元気でな」
マグノリアが列車の部屋にはいると、窓からヨハンが押し込まれた。
マグノリア
「マスター、お帰りなさいませ。お待ちしておりました。ご注文の品です」
マグノリアは帰ってきたヨハンに、綺麗に梱包した泣き笑い聖母像を渡す。
ヨハン
「ありがとう。せっかくここに来たのだから土産はこれじゃないとな」
マグノリア
「マスターに満足していただけるのなら、それが私の幸せでございます」
ヨハン
「これが泣き笑い聖母像か。初めて見たがいい物だ。だが、私には必要のない物だな」
ヨハンはマグノリアに像を渡した。
ヨハン
「これを必要とする者がいるんだろう?」
しばらく考えていたマグノリアは、やがて何かに思い至ったのか像を持ったまま窓に足をかける。
ホームにはヴィクトリカたちをマイケルが見送りに来ている。
クリフ
しかし、父親は殺されるわ自分は捕まって殺されかけるわ目の前で人間粉砕を見るわ……トラウマもんだな。
ヴィクトリカ
いやいや、人間はあまりに激しいショックを受けると精神の均衡を保つために記憶を封印するんだって。
マグノリア
あの瞬間は見てないんだよ。
ヴィクトリカ
「大変だったな、マイコー」
マイケル(DL)
「お姉ちゃん、ありがとう」
ヴィクトリカ
「いいか、お前のその心の輝きが失われない限り、きっと朝日はまた昇る」
マイケル(DL)
「父さんは死んじゃったけど、僕一人でも生きていけるよ。この町の住人はみんなそうやって生きてきたんだから」
ヴィクトリカ
「お前は強いな、マイコー」
マイケル(DL)
「お姉ちゃん、これ。約束の報酬。これしかないんだけど、受け取って欲しいな」
マイケルが差し出したのは依頼料のきれいな石だった。
ヴィクトリカ
「最高の報酬だ。有り難く頂戴するとしよう」
そこへ突然、窓からマグノリアが直立不動で落ちてきた。彼女は何事もなかったかのように立ち上がると、ヴィクトリカに聖母像を渡した。
ヴィクトリカ
「ではマイケル、オレからもお前がこれからがんばれるようにお守りをやろう」
ヴィクトリカはマイケルに聖母像を手渡した。
ヴィクトリカ
「親父さんがあの日買った最後の一品だ」
マイケル(DL)
「これはお父さんが、僕が元気に育つようにって願って買ってくれようとしたんだ、ありがとう」
ヴィクトリカ
「親父さんの願いが詰まった聖母像だ。強く生きろよ、少年」
マイケル(DL)
「僕にはこの聖母像が笑っているように見えるよ」
ヴィクトリカ
「お前の心の輝きがそうさせるのだろう」
出発を告げる汽笛が鳴った。
ヴィクトリカ
「おっと、もう行かねばならんな。さらばだ」
マイケル(DL)
「ばいばい、お姉ちゃん!」
マイケルは走って列車を追った。窓から乗り出して手を振る不思議な少女の姿が見えなくなるまで。
その小さな体がいつか荒野の風に耐えられる強さを得たとき、彼もまた西へ旅立つのだろう。
彼が見た三人の旅人達のように、輝く心を瞳にうつして。
END
その小さな体がいつか荒野の風に耐えられる強さを得たとき、彼もまた西へ旅立つのだろう。
彼が見た三人の旅人達のように、輝く心を瞳にうつして。
END