開始前 ~ SCENE 3
SCENE 4 ~ SCENE 6
SCENE 7 ~ SCENE 9
SCENE 10
SCENE 11
ENDING 1
ENDING 2
ENDING 3
終了後
SCENE 10

ウォン(DL)
「なかなかの覚悟を見せてもらったよ、諸君。随分辛い戦いだったろうね。
だが、それでも私ならば君たちを救ってやることができる」
クリフ
「……お前にはひとつ感謝をしておいてやろう。あんな形でも、先生ともう一度言葉を交わすことが出来たことに関しては」
ウォン(DL)
「君が一言「うん」と言えば、私は君の側に先生をずっと居させてやることもできるのだ」
クリフ
「(肩をすくめて)ごめんだね。この痛みは俺のモンだ。てめぇなんかに弄くられたくねえよッ!」
いやー、あと弾丸1発しかないけど、1発じゃケリがつかないぞ、きっと。
……あ、倒れている先生の手からサンダラーを取って。
DL
あ、先生を倒した時に君のサンダラーは砕け散った。で、先生のサンダラーが残っている。
クリフ
やった。弾丸5発補充(笑)
DL
それはない。弾丸はもうない(笑)

ウォン(DL)
「ヨハン、君はどうだね」
ヨハン
「まさか、この俺が直隆を殺す日が来るとは……。これは俺にとって悪夢でしかなかった」
ウォン(DL)
「今一度その悪夢を払拭したいとは思わないかね」
ヨハン
「……思わない。お前がいくら直隆を生き返らせようと、私はまた直隆を斬るだろう。そうしなければならない。この苦しみから目を背けるわけにはいかんのだ」
ウォン(DL)
「……なるほど。マスターはああ言っているが、マグノリア君はどうかね」
マグノリア
気絶中だって。
ヨハン
シーンの終了時には目が覚める。
マグノリア
いいよいいよ。静かに寝かせといて。何かあったときには「誰か助けてくださーい」ってセカチューばりに言うから(笑)

DL
さあ、最後の応酬をかまそう。
ウォン(DL)
「……君たちがなんと言おうと構わない。既に世界創世の準備は整ったようだ……外を見たまえ」
ウォンの言葉とともに、壁が一面モニターとなり、浮いているレヴィアタンを映し出す。
戦闘は沈静化している。壮絶な戦いの末、勝利したのは連合軍側のようだ。掃討戦となっている。
ウォン(DL)
「どうやら、下のほうも決着がついたようだ。だが、十分に時間を稼ぐことが出来た。
それでは始めよう。世界の創世を」
レヴィアタンの周囲の空間が歪み始めた。
ウォン(DL)
「今宵、このレヴィアタンは虚無へと堕ちる。さあ、ともに創世の旅へ出かけようではないか」
ヨハン
「させはせん。これだけ大きな犠牲を払ってきたこの戦、必ず勝たなければならん! 貴様の思い通りにさせるものかッ!」
クリフ
「(不適に笑う)いいのかい。幸運の女神さんってのは意地悪が大好きなんだぜ。調子に乗っていると足元をすくわれるぞ、あんた」
俺はすくわれまくりだ(笑)
DL
いつもスパーンスパーンって払われてるからな。
マグノリア
畳返しのように(笑)
DL
マグノリアは?
マグノリア
いいの? 僕は気絶してるけど言っちゃいたいわ。
「(立ち上がりながら)あなたにはできないわ。あなたがその行動をとる度に、私たちがあなたを阻止するからよ!」
ウォン(DL)
「はたして、それは可能かな?」
マグノリア
「あなたは人間の身だからこそ人間を過小評価している。人間ではない私だから正当に人間の持つ力の価値が解るのよ。あなたは過小評価によって、やはり負けるのよ」
ヴィクトリカ(DL)
「その通りだ……もういいだろう、ウォン。君があえてその娘のために人間をやめる必要はない。さあ、もう終わりにしよう」
ウォン(DL)
「残念だが、もはや止まりはしないよ。……さあ、あと数分でいい。じっとしていてくれたまえよ」
クリフ
「やなこったッ!」
クリフが動くよりも早く、ウォンは片手を振り動かした。途端、空間全体に振動が走る。次元震である。
DL
最後の一撃です。皆さん全員に(手札を全部出して)70で攻撃。
クリフ
無茶言うな(笑)
ヨハン
無茶言うな。
クリフ
それは生き残ればいいのか、それを上回らなければいけないのか。
DL
生き残ればいいです。
マグノリア
差分値は入るの?
DL
差分値のみがダメージになると考えて。
クリフ
つまり、これをいかに40以下まで削るかってことか。無理だよ(笑)
《回避》のみ? 《インターセプト》に失敗すると70くるわけだよね。
DL
いや、この際いいよ。ただ、このダメージにPDは効かないと思ってくれ。
クリフ
いま絶望的な一言を聞いたよ(笑)
ヨハン
《ルカ六章二十七節から二十九節》《マタイ四章四節》と、《マタイ第二十四章二十八節》を使って35。
DL
じゃあ35ダメージで[胸部重傷]。助がへし折れた(笑)
マグノリア
29点くらった。眼が見えなくなった。
DL
君はその衝撃を受けて視覚素子が弾けとんだ。
クリフ
《ガンフー》使っていいの? じゃあ70から7引いて63。……(計算中)
マグノリア
がんばれクリフ。みんな減らせるね。
クリフ
意外にね。いっぱいいっぱいまで頑張れば何とかなるんだよね。27まで減った。
DL
[発声器官重傷]。喉が傷つき声が出なくなる。
クリフ
あ、サンダラーは使わない。
DL
普通の銃弾で撃ったってことね。
クリフ
あっ。[発声器官重傷]になっちゃったら喋れないじゃないか。
DL
そうなんだよ。治せ治せ。
クリフ
じゃあチップで1点下げて[心停止]!(笑)
DL
クリフが「はうッ!」て言って倒れた(笑)
クリフ
じゃあチップ1点使って割り込み行動して自分の喉治療するわ(笑)
ヨハン
「ここで、ここで死ぬわけにはいかん! 人々の未来を守るためにッ! ここで死んでは人々の未来を守れんではないかッ!」

DL
はい、とどめの台詞を吐きつつ攻撃してください。これで本当に最後です。
クリフ
本当に最後の最後までカラミティー・ルージュ飛ばなかったね。
DL
今回は『概念』が使えなかったからね。
カラミティー・ルージュが飛んでいるような状態が、レヴィアタンに入るときに起こりまくっていたけど。モビルスーツがわんさか出てくるあたりなんか飛びまくってたな(笑)
クリフ
じゃあ3点くれよ(笑)全員に3点ずつだ!(笑)
DL
じゃああげよう(笑)
クリフ
えぇっ(笑)
ヨハン
終わりだからって大盤振る舞いだ(笑)
DL
まあまあ、持っていきなよ(笑)
マグノリア
ありがとう(笑)
クリフ
本当にもらってチームチップに供出しちゃうぞ。最後のサンダラーでダメージ上昇に全部使っちゃうぞ(笑)
DL
いいな、それ。
クリフ
やるって言ったら本当にやるぞ~。手札がしょぼい分がんばっちゃうぞ。
DL
誰からいく?
マグノリア
攻撃するのには何の問題もないけど、スートが違うから当たらないよ。
DL
そのチームチップは何のためにそれだけあるんだよ。
マグノリア
それはクリフのためにあるんじゃない?
クリフ
使えばいいじゃん。ここで当たらなきゃかっこ悪いでしょ。
マグノリア
まあね。2点使って先に行くぜ。

マグノリア
「私は、誰かに用意された世界よりも、今ここにいる人たちと一緒にいる世界が好きなの。今あなたが用意しようとしているものは私には不要なの。だから、あなたはここで眠ってちょうだい」
ヨハン
「人々は、ただ過去の苦しみで生きているのではない。明日があると信じられるからこそ生きられるのだ。
お前は明日を信じられず、悪夢から覚めることが出来なかっただけだ。最早お前が悪夢に苦しむ必要はない」
マグノリア
かっこいいなぁ。
DL
悪夢から覚めた男だからな、ヨハンは。
ヨハン
そしてまた悪夢が始まる。
(一同笑)
マグノリア
やっすいホラー小説か(笑)
クリフ
うーん……。
マグノリア
一番最後って一番大変だよね(笑)
DL
クリフの台詞でコケたら全てが台無しになるからな(笑)
「ええい、もう面倒臭ぇ、死ねッ!」って言ったら、もう一回次元震70点がくるから(笑)
ヨハン
俺はもう今度は生き残れない(笑)

クリフ
「人間っていうのはみんな運命に抗って生きているモンだ。俺は、その中でも一番諦めが悪い医者なのさ。この世界は死を望んじゃいない。俺が治してやるッ!」
DL
おお、かっこいい。
クリフ
って言ってチームチップを全部積んで「俺がやった」って顔をする(笑)
(一同笑)
ヨハンの刀の切っ先がウォンの喉に飛び込み、マグノリアのファイアーボールが胸部に命中する。ウォンはかすれた声で嘲笑う。
ウォン(DL)
「無駄だよ……もうレヴィアタンは止まらん。……さらば。新世界で逢おうッ!」
そして、最後のサンダーフェローがウォンの眉間に吸い込まれていった。

SCENE 11

ウォンは倒れた。だが、レヴィアタンは揺れ続けている。あの男の言葉通り、虚無へと落ち続けているのだ。
クリフ
「で、これどうやったら止まるんだ?」
マグノリア
「さあ……」
クリフ
「あ、壊せばいいんじゃねーか? 落とせばいいよ、落とせば」
ヴィクトリカ(DL)
「……無理だ。もはや虚無に墜ち始めている。お前たちは先に脱出しろ」
クリフ
ええい、お約束を言うなっ。
ヴィクトリカ(DL)
「心配するな。オレが悪いようにはしねえって言っただろう」
ヨハン
「……ヴィクトリカ、また明日逢おうッ!(駆けてゆく)」
ヴィクトリカ(DL)
「そうだな、ヨハン。また明日逢おう」
DL
マグノリアは? マスターが行ったからつい行っちゃう?(笑)
マグノリア
そんな事はしない。最後でそんなお笑いを取ったりはしないよ(笑)
「あなたと一緒に旅をしたこの数ヶ月、楽しかったわ。あとこれから復路もあるじゃない? またあんな楽しい旅ができるといいわね。駅で待っているからね」
ヴィクトリカ(DL)
「じゃあな、マグノリア。また逢おう」

クリフ
……うわー、どうしよう。いや、ここでね、フラグを立てたらお話的には美しいんだけど……。
マグノリア
立てればいいじゃないか。
ヨハン
いいじゃないか。
DL
ヨハン、鼻息荒い(笑)
崩れてゆく船の中ですよ、今は。
マグノリア
今はヴィクトリカ大きいけど、また帰ってきたときロリっ娘だったらどうするの?(笑)
クリフ
まあねぇ、お話的にはそういう展開にしたほうが盛り上がるよなぁ……うん……。
マグノリア
君だけ一人ラブコメ状態だよ。頑張れよ(笑)
クリフ
ラブコメは嫌~。
マグノリア
行くときにクリフに「先に行っているわ」って言っておく。
ヨハン
じゃあ俺は去る前にクリフに「素直になれよ」って。
(一同笑)

ヴィクトリカ(DL)
「お前は行かなくていいのか?」
クリフ
ヴィクトリカは諦めきったというか、決意に満ちた表情をしているわけでしょ。
DL
大人びた表情をしている。
クリフ
身長は向こうのほうが低いかな。……よし、抱きしめてしまおう(笑)
マグノリア
うわー、ついにポリシーを捨てた(笑)
DL
ヴィクトリカは背中を向けているから、背中のほうから抱きしめられる。
クリフ
「お前一人不幸全部背負ってますって顔してんじゃねぇよ」
ヴィクトリカ(DL)
「(呆れて、しかし嬉しそうに)やっぱりお前ェは甘ちゃんだな」
クリフ
「お前と同じでな」
ヴィクトリカはクリフの手を払うと、背を向けたまま顔をわずかに上に向ける。
ヴィクトリカ(DL)
「早く行けよ……(かすかに呟く)オレの決意が鈍る」
クリフ
いつも何かっちゅーと弾いているコインがある。で、それに幸運の女神が彫られていると思ってくれ。そいつをぴーんと弾いて投げ渡す。
「俺のお守りだ。持っとけ」
クリフのお守りってロクなもんじゃない(笑)
マグノリア
いやいや、こういう時はロクでもないものの方がいいのかもしれない。
クリフ
「俺はそいつを持っていて何度も死にかけたが、まあ、こうして生きているよ。それは本当に幸運のコインなのかも知れないぜ」
ヴィクトリカ(DL)
「(コインを受け止めて)……行けよ」
クリフが部屋を出ようとした時、背後からヴィクトリカが叫ぶ。
ヴィクトリカ(DL)
「おい、クリフッ!」
振り向いた瞬間、クリフの唇にやわらかいものが重なった。短いキス。呆然とするクリフは部屋の外へと軽く突き飛ばされた。閉じ始めた大扉の向こうに見えたのは、ヴィクトリカの泣き笑い。
クリフ
これからできるウエストエンドの町って名前決まってる?
DL
サンフランシスコにしておこうか。
クリフ
「サンフランシスコで待ってるからなッ!」
彼の声に応えるように、ヴィクトリカはコインを握った手を振りかざす。ドアが重々しい音を立てて閉じた。
クリフ
で、クリフの足元がどーんと抜けるわけだよ(笑)

DL
君ら(ヨハン&マグノリア)が走っていると、クリフが上から降ってくる(笑)
(一同笑)
マグノリア
じゃあ落ちない程度の高さで襟首掴む(笑)
クリフ
白目むいてぷらーんとしてる(笑)
彼らの行く手に、あの『天使』たちが立ちはだかる。彼らには最早戦う力など残っていない。
ヨハン
「ここまで来てもう一戦か。しかし、この戦い、必ず生き残るぞ!」
マグノリア
「Yes, Master」
身構える三人の前に、気合を発しつつ誰かが飛び降りてくる。赤毛の女、エイスだ。
エイス(DL)
「ここは某に任せて早く脱出をッ」
ヨハン
「すまん、頼むぞ」
マグノリア
「あなたとも、また逢えたらいいわね」
エイス(DL)
「(去りかけたマグノリアに)……マグノリア殿ッ! ヨハン様を宜しくお頼みいたします!」
マグノリア
「(見送りながら)任せなさい。私に任せておけば、マスターは常に正道を往くわ!」

三人は、作業用通路に差し掛かっていた。だが、行く手の道が崩れ落ちてしまい、向こう側までは跳んでも届くまいと思われた。
ブレンヒルド(DL)
「困ってるみたいね?」
マグノリア
「あら、どうしたの」
ブレンヒルド(DL)
「つべこべ言ってンじゃないわよ」
マグノリアはマナに包まれて瞬時に向こう岸に渡っていた。ブレンヒルドがテレポートの蒸気魔術を使ったのだ。
マグノリア
「あなた、何をやっているの、あなたッ!」
ブレンヒルド(DL)
「いいからさっさと行きなさいよッ!(ヨハンを飛ばす)」
ヨハン
「かたじけない……」
クリフ
「お前、もうちょっと笑えよ! そしたらいい女なんだからさ!」
ブレンヒルド(DL)
「(真っ赤になって)最後にそんな事言ってんじゃないわよ、この馬鹿! とっととどっか行っちゃえばいいのよッ!」
クリフ
「……サンキュ!」
マグノリア
で、俺らが向こうについて振り向いたところで、ブレンヒルドがいた方は崩れ落ちる。
「笑えば、いい顔してるじゃない……」

行く先の巨大な隔壁が下り始めている。このままでは閉じ込められてしまう!
マグノリア
支えられる距離まで走る。
DL
間に合わないね。
マグノリア
「ま、間に合わない……ッ!」
彼女の横を猛スピードで走り抜けて滑り込む影。華奢な腕で隔壁を支える。たちまち金属がねじれる嫌な音が響く。
だが、そんな状況でも彼女の声は冷静だった。
SF(DL)
「皆様、お早くお通りぬけください」
マグノリア
「あなたは後方支援型のはず。そんな事をしたら壊れてしまうわ!」
SF(DL)
「失礼ながら、マグノリア様。SFは優秀なメイドなれば」
マグノリア
「……こんな時にもそんなセリフを言うのね」
SF(DL)
「いかなる雑務もこなして見せるのが優秀なメイドの証といえましょう。
さあ、早く。SFのボディはもうもちません」
マグノリア
「本当に優秀なメイドだというのなら、この場を切り抜けてちゃんと帰ってくることね。そうしたらあなたを本当に優秀なメイドだと認めてあげるわ」
SF(DL)
「(微笑んで)かしこまりました、マグノリア様。サンフランシスコでお逢いいたしましょう」
マグノリア
「必ずよ。待っているわ」
ヨハン
「お前の意志を曲げさせることは難しいだろうな。一緒に連れて行ってやりたいが、しかし……お前はそこから動きはしないだろう」
SF(DL)
「ありがとうございます、ヨハン様。主の信頼こそがメイドの本懐でございます。さあ、早くお通り抜けを」
ヨハン
「それほどまでの忠義、天羅の地にもそこまでの武士はいなかった(通り抜ける)」
SF(DL)
「おそれ入ります」
クリフ
「(抜けながら)今まで俺が撃たれた中で、お前のが一番効いたぜ」(笑)
SF(DL)
「(皮肉混じりに)クリフ様、SFのサービスはご堪能いただけましたか?」
クリフ
「だから前にも言ったろ、サービス過剰だって。……お前のサービスは最高だったぜ」
SF(DL)
「おそれ入ります、クリフ様。いずれまたお逢いいたしましょう」
クリフ
「じゃ、またな!」
駆け出す三人の背後で、何か重いものが落ちる音と、金属音がした。

出口を目の前にして、完全に障壁が降りてしまった通路があった。
ヨハン
「ここまで来て……ッ!」
マグノリア
「私の力でも、この障壁を取り除くことは不可能のようです、マスター。こんな大事なときにお役に立てず、申し訳ありません」
クリフ
そのへん叩いて、ブラックジャックがやってたみたいに配線とか探してる。
モイラ(DL)
「兄ちゃん、困ってる?」
クリフ
「凄ぇ困ってるよ。……なんでお前がこんな所にいるんだ」
モイラ(DL)
「ボクにはもうあまり時間が残ってないんだ」
DL
アリスがいなくなったことで、自我ってものが消えてきているらしい。片足が上手く動かないらしくて、引きずっているね。
モイラ(DL)
「じゃ、行くよ。ボクはもう消えちゃうけど……」
クリフ
(気がついた)ああ、そうか。もう時間がないのか。
「どうやら約束は守ってやれなかったみたいだな」
モイラ(DL)
「(笑う)馬鹿だな、兄ちゃん。ボクらがどれだけ兄ちゃんのおかげで救われたと思ってるの。また逢ったら、遊んでね!」
モイラは歯を見せて笑うと、隔壁へとまっすぐ走って行った。モイラの全身からパージされた部品が床に散らばる。そして、彼女が壁にぶつかった瞬間、大爆発が起こった。
散らばる破片の中、彼女が走りながらパージしたのであろうレースボンネットが爆風に吹き飛ばされて舞った。
隔壁に開いた穴から夜空が見える。だが、その現実の風景は虚無の中に遠ざかりつつあった。
マグノリア
「さあ、二人とも行くわよ。ここまで来て、あの子の好意を無にしてはいけないわ」
クリフ
レースボンネットをキャッチして、無言で顔をぎゅっとこすって穴の向こうへ行く。
ヨハン
「モイラ、お前たちのことは決して忘れることはないだろう。……さらばだ、友よ」

穴の向こうは現実の世界。三人は虚無を越えて跳んだ。だが、わずかに届かない。
マグノリア
届かなさそうなの? じゃあ二人の服を掴んで思いっきり……
DL
えぇっ!? 君がやるんか?(笑)
クリフ
誰かを踏み台にする用意があったらしい(笑)
マグノリア
あるならそれでいいけど、それはクリフにやって。俺はマスターを助ける。
マグノリアはヨハンの手を掴む。
マグノリア
「マスター、これが最後のご奉公でございます。……マスターにお使え出来たこの五年間、私は幸せでございました」
ヨハンを投げて、自分は虚無へ落ちていく。
ヨハン
「マグノリアァーッ!」
祝福された聖衣のはしを持って、「掴まれ、クリフッ!」
墜ちかけたクリフの手を誰かが掴んだ。
クリスタル(DL)
「ほら、クリフくん、男の子でしょ。もうひと頑張り!」
クリフ
「(苦笑して)五十年先に逢いに行くって言ったのになあ……」
クリスタル(DL)
「先生はせっかちなんです。
だけど、もう当分はいいからね。手間のかかる弟子の世話はもうこりごりです」
クリフ
じゃあ、卒業免状くれよって言う(笑)それがさっきのサンダラーかな? ……医者の卒業免状が銃?(笑)
DL
先生が使っていた医者の道具……メスとか。
クリフ
万年筆にしよう(笑)
DL
じゃあ、先生がいつも使っていた万年筆を、クリフの胸ポケットに刺す。
クリフ
「俺は先生が誇りに思えるような弟子だったかな」
クリスタルは微笑むと、クリフの頭を軽く叩いた。
クリフ
じゃあ、投げられるときに「さようなら」って言っておくか。……さようなら、ありがとう。
クリスタル(DL)
「またね」
クリフ
「……またな、先生……」いや、どうしようかな。
「またな、おふくろ」って言っておこうか。
クリスタルはクリフの言葉に少し驚いた顔をし、目じりに光るものを浮かべて消えていった。
DL
君らは通常空間に戻ってきたところで気を失った。
ENDING 1

クリフが目覚めたのは病院のベッドの上だった。ヨハンは既に目覚めている。彼は沈痛な面持ちだ。
クリフ
起き上がって、ああ、ヨハン無事だったんだな、俺たち生きてるんだなみたいに普通に言ったところで、ふと気付いて
「あれ、マグノリアはどうした? 一緒だったんだろ?」って訊く。
ヨハン
「…………マグノリアは、もう帰ってこない……。
この俺を救い出すために犠牲になった」
クリフ
「……そうか。愛されていたな、お前。あいつは本当にいい女だった」
ヨハン
「何だ、お前は今更気付いたのか? ……出会った時から、知っていたよ」

レヴィアタンは消え、レヴィアタンから出てきたオートマータたちも駆逐され、戦いは終わりを告げた。
レヴィアタンから生還した二人が目覚めたのをきっかけに、祝賀会が開かれた。
様々な思いを払拭するかのように。全てを忘れてただただ飲み、騒ぎ、笑う。
DL
何故かアスモデウスなんかも普通にいるけど。
クリフ
会場の隅っこで膝抱えて座ってるの?(笑)
DL
あぐらかいて(笑)
マグノリア
体のサイズくらい変えてくれよ(笑)
クリフ
彼は人造悪魔だからな。
ヨハン
俺はアスモデウスと飲み比べをしている。
クリフ
アスモデウスが酒飲んでげっぷしたらそれが毒なんでしょ(笑)
DL
そこはちゃんとコントロールしてるから(笑)
アスモデウス(DL)
「ほお、やるな、人間」
ヨハン
「お前こそなかなかいけるクチよのう」
DL
で、そこにクシィが混じり、それを見た花束の少女がハァハァし(笑)
(一同笑)
DL
クリフと一番繋がりが深いのは誰かな。
クリフ
そうだね……イザベラとかエッセルとか……ビリーかな。
DL
じゃあ君が酒飲んでるんだったら……
ビリー(DL)
「隣開いてるか?」
クリフ
「勝手に座れよ」
ビリー(DL)
「座ってるがな……(ジョッキを突き出す)」
クリフ
「(ジョッキをぶつける)……俺は、先生に逢ったよ」
ビリー(DL)
「そうか……ま、向こうでよろしくやっているだろうさ」
クリフ
「先生はいい女だから向こうでもモテるぞ、きっと」
ビリー(DL)
「それは心配だな。俺は一足先に行ってくるかな」
クリフ
「(半眼になって)……俺、お前が親父なんて嫌だよ」(笑)
ビリー(DL)
「ま、そう言うなよ。俺にとっちゃあ、お前だってガキみてぇなモンなんだからよ」
クリフ
で、しばらくそこでシリアスな話したところで、女あさりに行くから(笑)
DL
じゃあ、イザベラさんと花束の少女と、受付嬢がいて……
(一同笑)
マグノリア
いたなぁ(笑)
クリフ
何しに来てんだよ、彼女は(笑)
DL
イリアさんもいるな(笑)
クリフ
ああ、ライラさんもいるな。片っ端から声かけるわ。

DL
さて、一夜明けます。別れの朝ですね。
二百年前から来た人たちは帰るし。
クリフ
いいじゃん、このまま住み着けば(笑)
イリア(DL)
「そうはいきません。私たちはヨハン様やヴィクトリカ様と、西へと向かうことを約束したのです。次は私たちの戦いが待っています」
クリフ
律儀だなー。
イリア(DL)
「それでは皆さん、またお逢いしましょう!」
DL
で、また不思議空間が口を開く。
クリフ
ライラさんやりたいほーだいだな(笑)
マグノリア
平行世界があるんだよ。
DL
アスモデウスも「よっこらしょ」って帰っていく(笑)
(一同笑)
マグノリア
聞き分けのいい人だ(笑)
アスモデウス(DL)
「いささかあっちの世界も楽しくなってきてな。余は一度世界を滅ぼしたらしいが、何ともったいないことをしたことか。
それではさらばだ、人間! 二百年後にまた逢おう!」
クリフ
また逢いたくないよ、そんなの(笑)
マグノリア
その前に二百年も生きてねーよ(笑)
ヨハン
「ああ、さらばだ、アスモデウス。だが、再び逢えるとしたら、伝説の中で、かな」
クリフ
ヨハン様伝説だね(笑)
DL
それを聞いてニヤッと笑ってから消えていった。

DL
さて、これから大陸横断鉄道Zephyranthersをもう一度回収して、駆けつけたみんなを東部へと送り届ける旅に出る。
で、ジョージが来るよ。
ジョージ(DL)
「皆、ご苦労だった。様々なことがあり、辛い思いもしただろう。ただ私は君たちに礼を言いたい。君たちには本当に迷惑のかけ通しだった」
ヨハン
「ジョージ神父。では、戦の前にお話したとおり、私は神父という職を退きます」
ジョージ(DL)
「ヨハン、君は一回りもふた周りも大きくなったようだな」
ヨハン
「ええ、この通り。列車に乗っている間ずっと戦っていましたから」
ジョージ(DL)
「なるほど……わかった。だが、君が再び信仰の道に戻ることがあったら、いつでも声をかけてくれ。教会の門は常に開いているから」
ヨハン
「私が神父の職をやめるのは、決して信仰を捨てたためではありません。これから私はこのテラの地を守る人々を育てていこうと思います」
ジョージ(DL)
「そうか」
ヨハン
「私の作った学園で育った者たちが、このテラという地に根付くのです」
ジョージ(DL)
「頼もしい言葉だ、ヨハン。かつての君からはそんな言葉は聞けなかっただろう。きっと、あのシスターの存在が君を大きくしたのだろうな」
クリフ
……シスター?
ヨハン
イリアかと思った(笑)マグノリアか。
「私はなくしてから初めてマグノリアがどれだけ大切だったかを思い知りました」
ジョージ(DL)
「期待しているよ、ヨハン神父……
おっと、今はもう神父ではなかったか。期待しているよ、弦乃丞」
ヨハン
「はい。これからはどんなことがあろうとも、人と人の繋がりが大きな力となるのです。私はそのための学園を作ります」
そこで、ジョージが「学園の名を聞き忘れたな」と(笑)
ジョージ(DL)
「何という名前にするつもりなのかね?」(笑)
ヨハン
「『テラガン学園』と……」
(一同爆笑)

DL
クリフは会いに行く人とかは?
クリフ
会いに行く人はいないけど、駅のすぐ近くに小屋をおっ建ててですね。入り口に「ドクター・クリフの診療所」って看板を出す。
で、今回の戦いで人がたくさん死んでるから、孤児がたくさんいるわけじゃん? そいつらを引き取りに行くよ。
……借金いっぱいの身でそんな事してていいのか?(笑)
ENDING 2

それから数年の時が流れた。
クリフ
いい加減おっさんになったけど、まだ女日照りです、みたいな(笑)
マグノリア
懐かれるのはオートマータのみであり(笑)
クリフ
なんで俺の診療所にはオートマータばっかり来るんだろうなと思っている(笑)
マグノリア
オートマータが自分とこの主人の子供とか連れてくるんだって。
クリフ
うちは保育園じゃねぇ~!

DL
ヨハンは学園の理事長なわけだね。サンフランシスコの町も随分発展していいて、その高台に学園は建っています。
クリフ
「先生、『ムキッ』ての、いつまでたっても出来ません!」(笑)
マグノリア
「先生、黒光りしません!」(笑)
教頭(DL)
「そういえば、理事長、今日新しい先生が赴任してくる筈ですな」
ヨハン
「ああ、そうだったな。教会の紹介だった。人手不足のこの地に来てもらえるとは、有難い話だ」
DL
というふうに話していると、向こうの方から足音が聞こえてきて……
教頭(DL)
「おや、どうやら来られたようですな。……理事長、あまり興奮しすぎて服をお脱ぎにならないように」
(一同笑)
教頭(DL)
「入りたまえ」
DL
ドアが開いて、いるのは君。
マグノリア
俺?
DL
以前の記憶はないし、オートマータでもない。角もない普通の人間。教会から派遣されてきた新任の教師です。
マグノリア
「初めまして。私、マグノリアと申します。これから、宜しくお願いします」
ヨハン
「…………」
教頭(DL)
「理事長。どうしました、理事長?」
ヨハン
「ああ、いや、すまん。昔知っていた人に似ていたものでな。
君ならばきっと生徒たちに慕われるいい教師になってくれるだろう。宜しく頼むよ」
マグノリア
「はいっ、力いっぱい頑張ります!」
クリフ
なんとなく、人間マグノリアってドジっ子属性がついてそう。
DL
俺も考えたんだよ(笑)
来るときに、ガン、ガシャガシャガシャ「きゃー!」
「どうやら来たようですな」
マグノリア
それでもいいんじゃない?(笑)
ヨハン
「あまり、力まないようにな」
マグノリア
「はいっ、わかりました! 失礼します!」
って出ようとしたら、向こうからドアが開いて顔ぶつける(笑)
「す、すみません、みっともない所を」(笑)

DL
はい、クリフ。
クリフ
まあ、チビどももそれなりに育って仕事手伝ってくれるようになったよ。でも何故か相変わらず俺の忙しさは減らないよ!
DL
そうしていると、突然腰に衝撃が。
クリフ
げふ。なんだ、この懐かしい衝撃は(笑)
DL
軽い。ぽすって。腰の後ろにでっかいリボンをつけた元気そうな女の子が君の腰にしがみついている。初めて見る子だね。
クリフ
「また増えたのか……誰のお友達だ?」
DL
見た目は完全にモイラです。気難しそうな顔をしてるけど。
クリフ
「(頭を撫でようとした手が止まる)……君は?」
DL
人見知りするのか、君の腹に顔を押し付けている。
クリフ
腰に激突しといて人見知りってどういう事だ(笑)
女性(DL)
「モイラ、ちょっとお待ちなさい、モイラ!(駆け寄ってくる)申し訳ございません。私の連れがご迷惑をおかけしました」
クリフ
とりあえず、腰のところに重機関銃がないか確認する(笑)
女性(DL)
「……先生、どうかなさいましたか?」
クリフ
「いや……そうだな、最近白昼夢をよく見るようだ」
女性(DL)
「申し訳ございません。私の妹が失礼を」
クリフ
「そうか、妹なのか……」
女性が差し出したのは、彼が貼り出しておいた「助手(看護士もしくは保育士)募集」の張り紙だった。
女性(DL)
「これに応募するために来たのですが」
クリフ
「……ああ、それは大歓迎だ。ところで、君はどこから?」
女性(DL)
「私は東部の町から」
クリフ
「そうだよな……昔知っていた人に似ているような気がしたものだから、つい……まあ、とりあえずそこに座ってくれ。話を聞きたい」
女性はザインフラウと名乗った。モイラはもう周りの子供たちに溶け込んだようだ。
ザインフラウ(DL)
「こら、モイラ、そんなに走り回るんじゃありません!」
クリフ
話して、おお、この人なら助手によさそうだ! 優秀とか言い出さないけど、かっちりした所は似てるな!(笑)
ザインフラウ(DL)
「(はにかみ笑い)私、絶対に優秀な保育士になって見せます!」
マグノリア
なって「みせる」だから(笑)
クリフ
「なれるような気がするよ」(笑)

DL
エイスとブレンヒルドどうしよう(笑)
クリフ
別に無理に出さなくたっていいじゃないか。二人出たんだから、他の連中もどっかで元気にやってるだろう。
ヨハン
学園の生徒になればいい。
DL
ああ、そうだね。マグノリアの初めての授業の日に、
「今日転入生が来るらしいZe!」
クリフ
「カワイイ女の子だといいNa!」
DL
って言っていると、マグノリアとヨハンの前に女の子が二人来る。
ブレンヒルド(DL)
「随分シケたツラしてる先生ね」
マグノリア
傷つくわぁ(笑)
エイス(DL)
「ブレンヒルド殿、初対面の人にそれはあまりにも無礼ではござらんか」
ヨハン
「(豪快に笑って)おお、元気でよろしい。そこまで元気ならばすぐに友達も出来るだろう」
ブレンヒルド(DL)
「友達? 私には必要ありませんわ」
マグノリア
「まあ、皆さん、仲良く頑張りましょう」
ブレンヒルド(DL)
「あんたは黙ってなさいよ」
マグノリア
「…………(ショックを受けている)」
ヨハン
「(ブレンヒルドの頭をぐしゃぐしゃにしながら)いいものだぞ、友は!(歯を見せて笑う)」
(一同笑)
ブレンヒルド(DL)
「熱っ苦しーのよッ!」
エイス(DL)
「まあまあ、ブレンヒルド殿」
マグノリア
「…………(まだショックを受けている)」
ENDING 3

更に半年ほど経った。クリフとヨハンは、二人が出会った不思議な人たちのことはたまに話していた。そして、今年もレヴィアタンが沈んだ日が来る。
DL
で、いつも通り君たちは飲み食いする約束でもしているんだろう。
だが、待ち合わせ時間にクリフは遅れそうです。
クリフ
「ああっ、もうこんな時間か! ザインフラウが鞄にまとめておいてくれたのに! 
……しまった、休診の札を出してくるの忘れた」
DL
で、また戻ったりして遅れているわけだ。
クリフは雑踏の中を約束の場所へ向けて走る。と、突然その喧騒の中に懐かしい声がした。
声(DL)
「クリフ、幸せか?」
クリフ
「(立ち止まって)……俺は幸せだ。最高に幸せだよ。……お前は、いないけどな」
視界の端に白いフリルがちらついた。クリフは思わず後を追う。
フリルは角の向こう側に見え隠れしながら丘の公園へと進んでゆく。一本の大きな木の下で目標を見失い、クリフは足を止めた。
周囲には何の気配もない。クリフは大木に寄りかかって息を整える。
クリフ
「……俺としたことが。どうかしているな(苦笑)……(懐中時計を開いて)……ああ、遅刻だよ」
声(DL)
「相変わらずルーズだな、クリフ」
クリフ
「……誰のせいだと思ってるんだよ。早く行こうぜ。ヨハンが待ってる」
クリフは幹の向こう側に立つ少女に手を差し伸べる。

DL
じゃあ、スタッフロールが流れているバックにカットインで、協力して掘り進んでいる二百年後の皆さんとか、新しい町で新たに教会を開いているジャンセン神父とか、同じように東で孤児院を開いているイザベラさんとか。
クリフ
土木工事手伝っているアスモデウスさんとか。
マグノリア
うわー、すげぇフレンドリーになってる(笑)

そして、街のパブではヨハンが待っていた。
酒場の主人(ヨハン)
「クリフさん、来ませんね」
ヨハン
「どうせ休診の札出し忘れて戻ったりしているんだろう。俺はちゃんと閉園の札を出してきたぞ」
(一同笑)
クリフ
生徒がいるのに(笑)
マグノリア
君理事長なのに、何雑用までやってるんだ(笑)
外から重い足音と軽い足音が近づいてくる。
スイングドアが勢いよく開き、新たな客はヨハンに手を振った。
「すまん、ヨハン! 遅れちまったな!」


“Zephyranthers”
Thanks and Farewell!



終了後

DL
長らく皆様お付き合いいただきましてありがとうございました。これにてテラ・ザ・ガンスリンガー「Zephyranthers」はこれにて一巻の終わりでございます。
いつかまたお逢いできる日まで、皆様ご機嫌宜しく。

クリフ
そーいや、新世界って結局止めちゃったわけで、最終戦の歌のナムカプと同じ事やってるね。
DL
いや、新世界は発動したんだよ、実は。
クリフ
発動したから生き返ってきましたってオチ?
DL
そう。それをヴィクトリカはやってのけたってこと。
マグノリア
なるほどね。
クリフ
じゃあ、ウォンとアリスの親子もどっかに記憶を失った状態で。
DL
最後のスタッフロール一番最後のカットで、元気なアリスとお父さんのウォンがいるよ、きっと。

DL
最後に皆さん何か一言ください。今回のキャンペーンを振り返って。ヨハンさん、どうぞ。ヨハンとしてでもいいし、プレイヤーとしてでもいいし。

ヨハン
そうだな……ヨハンらしく戦えたんじゃないかな。
DL
ヨハンは初めからぶっ切れたキャラクターでしたけれども。徹頭徹尾あんな感じで。でも、いつも熱いところは元気にかっさらっていってしまうという。
クリフ
いや、ヨハンは第二話あたりまではすごいかっこ良かったよ。第三話でカネカネ言い始めたあたりからおかしくなっていったよね(笑)
マグノリア
泣き笑い聖母像の時の連れて行かれ方もおかしかったね(笑)
DL
どれくらい大切かといえば、具体的には1000$くらいだと思えッ!(笑)
ヨハン
あの時は多分ちょっとお金がなかったんだ。
あそこらへんで、ヴィクトリカに戦闘を任せるって方法も覚えたしね。
(一同笑)
ヨハン
《奇跡》一本でやってお金を貯め始めてから……
DL
カネカネ言う必要がなくなったのか(笑)
マグノリア
金を持ち始めてから変わってきた(笑)
クリフ
人間変わっちゃったんだね。

マグノリア
真面目にやるぞと思い始めた頃にはもう最終回だったね(笑)
ギャグばっかり担当しているわけじゃねぇってところを見せてやろうと思ったら終わってたね(笑)
DL
最後は熱かったし、いいんじゃないですか?
マグノリア
最終回くらい、変なまま終わっていくのも悪いかなと思って。これだけ長くやってるのにさ。
DL
マグノリアもかなりいいはっちゃけたキャラクターでしたね。
クリフ
ギャグとシリアスのバランスがとれていたと思うよ。
DL
というかね、境界線が無かった。常に同じテンションでギャグもシリアスもやってのけるから。
マグノリア
真面目にやるぞと思ったら熱いセリフも出てくるね。クリフだったら言えるのにー(笑)

クリフ
最初はどうなる事かと……(笑)でも、最初の目標の2.5枚目ヒーローはできたからいいんじゃないかなと思う。
まあ、かっこ良くもなく、かっこ悪すぎもせず。
マグノリア
かっこ良かったと思うよ。
クリフ
《医術》が活かせたのが良かったね。ネタキャラで終わらなくて良かったなと。
それから、本人が一生懸命真面目にやってるのに、周りとかカードとかがよってたかってギャグにしやがるのがね(笑)
DL
カード運の悪さは凄まじかったね(笑)
クリフ
呪いだね。
DL
特にクリフさんはリプレイを通じてこのキャンペーンに多く関わってきた方ですね。
クリフ
愛着はあるんで、これで終わるとなると寂しくもなるね。

DL
まあ、皆さんが不満も無く終われたのであれば、私としても……
クリフ
ヴィクトリカは? ヴィクトリカは? なんか言えよ(笑)
DL
そうですねー。まぁ、あの、元機械だった皆さん生身になれて良かったですね。
(一同笑)
クリフ
何他人事のように(笑)
DL
逆999みたいな感じで。良かったんじゃないでしょうか。ちょっとひ弱になっちゃいましたけれども。これからのヴィクトリカ、モイラ、SF、エイス、ブレンヒルド、皆さんを宜しく。
あそこまでみんな帰ってくるんだったら、本当にクリスタル先生とか藤堂帰って来いよという話ではあるんですけれども(笑)
マグノリア
どうなんだろう。その二人は帰ってくる必要性がないと思う。
クリフ
それで帰ってきちゃったら、あの熱いセリフの大半が無駄になるよ(笑)
マグノリア
そうそうそうそう。あの二人は越えるべき階段のうち。
ヨハン
あの戦いで死んだ人を全員生き返らせてくれ! 悪人を除いて!(笑)
DL
まあ、最終回で少しでも皆さんの涙腺を刺激できていれば良かったかなと、私は思っていますが(笑)
クリフ
涙腺……は刺激されないが(笑)
面白かった。
DL
何と言っても、我々の中では始めて完結を迎えたキャンペーンでございますから。
皆さん、本当にありがとうございました。
一同
ありがとうございました!
DL
また何かあったら、キャンペーンをやりましょう! お疲れ様でした。

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