OPENING
SCENE 1
SCENE 2
SCENE 3
SCENE 4
SCENE 5
SCENE 6-1
SCENE 6-2 ~SCENE 8
SCENE 9 ~ ENDING

OPENING

DL
ついに大陸横断鉄道はウエストエンドひとつ手前の最終停留地に到着しました。
ウエストエンドまではまだ大分距離が残っていることと、ウエストエンドにはまだただの居留施設しか存在していないので、ここで大規模な貨物の積み下ろし作業があります。でもあまりにも大量すぎるのか、コンテナの一部が、屋根や外壁にまでくくりつけられています。
更に、ほとんどの乗客がここで降りていきますね。
……(カラミティー・ノワールをクリフにパス)まあいいや。
クリフ
「まあいいや」でまわされたよ(笑)
(一同笑)
マグノリア
違うよ。「まあいいや、主人公で」だよ(笑)
DL
そうそうそう。……それはフォローになっているのかい?
マグノリア
なってるよ。主人公だろ。
DL
……ガンスリンガーだからね。
マグノリア
設定とかもどう見ても主人公だろ。何自分のキャラに疑問を感じているんだ(笑)

DL
ケヴィンやクシィたちも降りていきます。
ヨハン
……やっと降りたか(笑)
(一同笑)
ヨハン
「もう来るんじゃないぞ」って言っておく(笑)
(一同笑)
DL
クシィはともかく、ケヴィンは頭を下げて「お世話になりました」と。
……よく考えたらクリフって接点がないんだよね。クリフがいない時にケヴィンが出てきてるから。
クリフ
全くありません。
マグノリア
俺もほとんどない。
ヨハン
俺も。ヴィクトリカだろ。
DL
ヴィクトリカがメインだったけど、いないから。
マグノリア
クシィとは接点だらけじゃん。クリフも知ってるだろ。最初に連れてきたのはクリフだ。
クリフ
……まあね。でもそんなの覚えてないよ。忌まわしい記憶とともに封印された(笑)
ケヴィン(DL)
「最近見ないけど、ヴィクトリカにもよろしくね」
ヨハン
「ヴィクトリカとはまたいつか逢えるさ」
DL
「いつでも君の「ここ」にいる」(笑)
ヨハン
目を瞑ればヴィクトリカが(笑)
DL
「ごじゅうななー」って倒される(笑)
ヨハン
じゃあチップ使わずに[死亡](笑)
(一同笑)
DL
そんな君にカラミティー・ルージュ(笑)

クシィ(DL)
「いやあ、ヨハン神父、お世話になりましたね」
ヨハン
「お前がこの列車に乗っていて、俺にとって何もいいことはなかった」(笑)
クシィ(DL)
「やだなあ、僕はヨハン神父に会えただけで幸せですよ」(笑)
マグノリア
信者だ(笑)
DL
「ヨハン神父と語らえて良かった」って言うと、花束の少女が涙流してる。最後の最後まで興奮してる(笑)
ヨハン
……誰?(笑)
DL
ヨハンとクシィがデキてんじゃないかなーって妄想して喜んでた腐女子。
ヨハン
あー。いたなそんなの。
クリフ
そんなネタ誰も覚えてないから。
ヨハン
懺悔室に入っていた時のか。酒盛りだったけどな。

DL
それから二週間、貨物の積み下ろしと乗客の降車が続きます。ジョージもこの駅で降ります。
クリフ
普通に乗ってたのかあの人!
ヨハン
……え?(ぴんと来ていない)
DL
乗ってたよ。ジョージ・ブッシュ。
ヨハン
ああ、あの人も乗ってたの。
DL
ジョージが誰かわからなかった? ギリアム・コルト。
クリフ
……もっとわかんないと思う。
ヨハン
俺はまたクリフの兄弟子の方かと思った。
DL
それビリーやん。
クリフ
(第一兄弟子は俺だ(笑))
マグノリア
それにあの人降りたから。
DL
ビリー乗ってるよ。
ヨハン
……へ?
クリフ
え。うっそ。
マグノリア
降りるって言ってなかった?
DL
降りるって言ったかもしれないけど、乗ってるよ(笑)
(一同笑)
ヨハン
何故皆降りるとき俺に挨拶していくんだ(笑)
DL
別に君に挨拶していくわけじゃないよ(笑)
クリフ
世話になったからじゃないの?(笑)
DL
ビリーが降りるときはクリフに挨拶していくよ。「(低い声で)おいクリーフ」
マグノリア
そんなキャラだったっけ?(笑)クリフ:結局鍼教えてくんなかったなあと思いつつ。
マグノリア
わかんないよ。えらい分厚い本一冊渡されて「はいこれ」で終わりかもしれない。
クリフ
ああ、鍼うち十万本って言ってたから、すごい目の下にクマつくって「三万本終わったぜ~」って言ってる(笑)
DL
ほほえましそうに見ている。本当にやってんだなコイツと思いながら。今更嘘だなんて言えねーな、という表情をしているように君は思う。
クリフ
……ここまでやったら意地でもやろうかな。

ギリアム(DL)
「(ヨハンとマグノリアに)そうだ、君たちに渡しておきたい物がある」
ヨハン
「一体何でしょうか」
DL
懐から取り出すのは一枚のカード。(カラミティー・ルージュを手にする)
(一同笑)
マグノリア
何もしていないのに何かが起こるの?(笑)
DL
厚さ1㎜くらいの、俺らが見れば解るが、ICカードだ。
ヨハン
「これは一体」
マグノリア
追ったり曲げたりしちゃ駄目よってね。
ヨハン
「(真顔で)こんな物では腹の足しになりませぬ」
マグノリア
食う気なんだ(笑)
DL
「そう思うなら騙されたと思って食ってみたまえ」
ヨハン
バキっ。
DL
「騙されたーッ!」(笑)

ギリアム(DL)
「これはひとつの切り札よ」
クリフ
文字通り切り札(笑)
ギリアム(DL)
「私はこの駅で降りさせてもらうがね。窮地に陥った時にこれを使いたまえ」
ヨハン
「解りました」
ギリアム(DL)
「ではさらばだ(トランクケースを持って降りてゆく)」
クリフ
使い方聞かなくていいのか?
ヨハン
大丈夫。もうカードを投げつけるという選択肢しかない。
(一同笑)
マグノリア
キャッツアイだー(笑)
DL
じゃあ「かざせ」って書いてある。「リューナイト・ゼファーッ!」て呼べば来るから。
ヨハン
ああそう。書いてあるんじゃ仕方ない。
DL
(笑)じゃあ、使うときはやれよ。

SCENE 1

DL
で、はい。クリフは何をしているかって言うと、ビリーと別れた後は自室で、何故かSFの淹れた茶を飲みつつモイラとテーブルゲームをやっています。
クリフ
なんでえぇッ!?(笑)
マグノリア
いいのかそんな馴れ合ってて。
クリフ
良くない。
DL
モイラの方が放っておかない。
マグノリア
くそぅ、いまだに非人間に対してのフラグは最強な男だな(笑)
(一同笑)
クリフ
しかし奴らとゲームじゃ、素早そうだし、色々ごまかされそうだね。
DL
ところがどっこい、君は連勝に次ぐ連勝中です。
クリフ
そうなの?
マグノリア
ここで疑ったほうがいいって。騙されてるって。
ヨハン
メーターが上がった瞬間人生終わりだって。
DL
勝つまで開放して貰えそうにないね。
でも君がイカサマを使ってこっそり勝たせようとしても何故か負ける。
クリフ
なんだそりゃあ~!(笑)
DL
まあ、要するに馬鹿。
クリフ
「(いっそ俺のカードをブタの連発にするしかないのか……?)」
DL
モイラの頭からだんだん湯気が出てきている(笑)
ヨハン
冷却液が漏れてる(笑)
クリフ
「あ~、モイラ、今日はちょっと調子が悪いみたいだし、ほらあの、運の女神ってのは、そう……しつこい奴が嫌いなんだよ。だから、また明日にしようぜ」
モイラ(DL)
「やだーッ!(ワンペアを出す)」
マグノリア
かっこいい(笑)
クリフ
「……ごめん、ストレート」(笑)
モイラ(DL)
「(突っ伏して)ア、アリス様より強いかもしれない」
クリフ
『アリス様』とカードゲームなんかやるのか、こいつら。
SF(DL)
「お見事です、クリフ様」
クリフ
「ところで、お前ら暇なのか」
モイラ(DL)
「うん、ぶっちゃけ暇だね。帰るだけだし」
クリフ
誰か解放してください(笑)
帰るだけってことは、こいつらについていけば本拠地に案内して貰えるんじゃないのかな。
モイラ(DL)
「いやー、クリフの兄ちゃん本当に強いね」
クリフ
「(お前が弱いんだよ!)ああ、そうだな。今日はちょっと俺の運がいいみたいだな」
モイラ(DL)
「でも、アリス様も、チェスもカードもすごく強いんだよ」
クリフ
「へー、お前んとこのボスってそんなに気さくなのか」
モイラ(DL)
「いっつもモイラたちと遊んでくれてるし」

マグノリア
「どーもー、ヤン・ウェンリーでーす」(笑)
DL
「大変です、ヤン・ウェンリーが気さくです!」(笑)
(一同笑)
DL
「どーもー、ヤンでーす」「艦隊一万が消滅しました」
クリフ
なにそれ(笑)
DL
ヤン・ウェンリーっていう軍師がいるんやて。そいつが奇策を使うんだけど、「ヤン・ウェンリーの奇策です!」じゃなくて、「ヤン・ウェンリーが気さくです!」
マグノリア
銀英伝のゲームで、「ヤン・ウェンリーが奇策を使いました」「艦隊一万が消滅しました」っていう、どんな策だか全然解らないのがあったんだよ。
ヨハン
ああ、なるほど(笑)

モイラ(DL)
「いつか兄ちゃんとも勝負して欲しいな」
クリフ
「……それがどんな勝負になるかわかんないけどなぁ」(笑)
モイラ(DL)
「みんなアリス様のことを誤解しているよね。アリス様はそんな事をする人じゃないよ」
クリフ
あー、困ったなあ。それを否定する材料も肯定する材料もないんだ!
マグノリア
君は否定していいんじゃないのか? 一応君の先生はやられているわけだし。
クリフ
だからね。それは彼女じゃなくて彼女の部下がやってるからね。しかもそれ伝聞だからね(笑)
DL
そうだよな、君ら確固たる情報がないんだよな(笑)
ヨハン
裏づけが全くなし(笑)
DL
アリスは凄く強い……らしい。
そしてその力を使って悪いことをしようとしている……らしい。
(一同笑)
マグノリア
おい、リベンジャー。そんなことを言っていたら復讐なんてできないんだよ(笑)
ヨハン
とりあえず怪しい奴は全員殺せばいい(笑)
クリフ
ああ、いいねそれ(笑)
マグノリア
疑わしきは罰しちゃえ(笑)
DL
なんでそんな君デスクリムゾンみたいなの。
ヨハン
「怪しい。お前だ!」
DL
「デスクリムゾンで皆殺しだ!」

クリフ
「アリスってどんな奴なんだ……じゃない、アリス様ってのはどんな人……いやいや、どんな方なんだ?」
マグノリア
下手に出ている(笑)
モイラ(DL)
「アリス様は凄く優しい人だよ」
クリフ
「優しいって、例えば?」
マグノリア
トンボの羽を一枚千切ってみたり。
クリフ
優しくない優しくない(笑)
モイラ(DL)
「いつも誰かのことを考えていてくれているよ」
DL
話を聞くと、モイラたちは、アリスの相手をするために作られたらしいね。
あとアリスの体が弱いこともあって護衛も兼ねている。
アリスが外に出られないから、その遊び相手をモイラたちがやっていた。
クリフ
「体が弱いって、流行病か何かか?」
モイラ(DL)
「うん……元々体が丈夫な方じゃないから……」
DL
トーンを落とした声で言う。SFも心なしか悲しげな表情をしているような気がする。
クリフ
SFがッ! レアだ写真撮っとこ。

部屋を出るヨハン。
クリフ
すーっと出て行くヨハン(笑)
DL
で、次ヨハンなんだけどー。
帰ってくるヨハン。
DL
あれ、どうした?
ヨハン
次ヨハンって聞こえた。
DL
いや、とりあえず行って行って。
また出て行くヨハン。
DL
で、ヨハンがさぁ。
また戻ってくるヨハン。そして再び出てゆく。

クリフ
他に何か質問しておくことないかなあ。
モイラ(DL)
「みんな誤解してるだけだよ。一度アリス様に会ってほしいな」
クリフ
「ま、会って問いたださなきゃいけないとは思っているよ」
DL
ちょっとだけ悲しそうな顔をするけど、会ってくれるということで元気を取り戻しているね。
と、話しているところで、そろそろ小腹がすいてきたな。
クリフ
うーん、食堂車にでも行くか。
DL
っていうところでシーンが閉じる。
……で、ヨハンが……。
(しばし間)
クリフ
……本当に次ヨハンなの?
DL
うん。
ここでヨハンが帰ってくる。
DL
遅いよ(笑)
ヨハン
遅れてくるのもヒーローの特権だ。

SCENE 2

DL
ヨハンとマグノリア。君たちが食事をしようかなと席を空けている間に……《観察》
ヨハン
とりあえず16。
マグノリア
失敗。
DL
ヨハンは気付きます。
「はっ。さっきのカードがない。確かにここに入れていたはずなのに」
ヨハン
「終着駅の前に切り札をなくすとは!」
マグノリア
切り札っていう自覚はあったんだ。
ヨハン
もちろん(笑)
DL
切り札って言われて渡されたからね。切り札という概念のものじゃなくて、「キリフダ」っていうアイテムだと思ってるんでしょ(笑)
ヨハン
(笑)
「聖人アリスめ。早速この俺に手を回してくるとは抜け目がないな」
DL
と、ヨハンが君の目の前でウフフと笑っている。(ヨハンに〈危険を楽しむ〉分のチップを渡す)
ヨハン
「戦いは既に始まっているようだ(ニヤリと笑う)」
そして俺の頭の中には、顔はシルエットなんだけど体はマッチョな黒人の映像が。
(一同笑)
DL
口のところだけ白い歯がギラーンって光っている(笑)
何故かヨハンは聖人アリスという人物のことを、黒人のマッチョだと思っている。
マグノリア
「(さすがマスター、どんな事でも動じないわ)」
DL
マッチョな胸板に名札がついていて「ありす」って書いてあるんだ。
ヨハン
前回の少女は、黒人男が見せた幻影だと思っている(笑)
DL
君の中ではそう思っているんだね(笑)
さて、どうする?
ヨハン
どうするもこうするも、犯人捜しだ。
俺は懐にカード入れてた。
マグノリア
すられたんだ。
DL
そうだね。
クリフ
誰かにぶつかったとか。
ヨハン
じゃあぶつかった奴を思い出す。
DL
そういえばさっき、すげえごってりした衣装に身を包んだ男女にぶつかったなと思った。
ヨハン
男女? ……ああ、あいつらか。
(一同笑)
あいつら……クリフがディーラーの時に出てくるお邪魔ゲストである、ロバープリンセス・ジータを自称するガンスリンガーとその相棒の盗賊二組。第三話・第六話を参照。

マグノリア
じゃあヨハンの記憶を手がかりに、一部屋一部屋開けていこう。
DL
じゃあ、一つ目開けるとそこは溢れる溶岩が満ち満ちた世界だった。
マグノリア
「(無言で閉める)」
ヨハン
「何をやっているマグノリア。次に行くぞ」
DL
次は熱帯雨林生い茂るジャングル。
クリフ
何そのどこでもドア。
ヨハン
それを見た瞬間に、犯人はザ・ニンジャだと断定する。
(一同笑)

DL
君らがそんな事をやっていると、《観察》
マグノリア
しっぱーい。
ヨハン
え?(笑)
マグノリア
《観察》に使えるカードが来ない。
ヨハン
俺も見事にカード五枚とも外れてる。じゃ仕方ねえ、パワーチップで変えるか。17。
DL
なんか手札がフラッシュなんですけど。
君たちが開けている扉の少し先の扉から、ごってりした衣装に身を包んだ男女が出てくる。
マグノリア
ごってりってどんな感じなの?
DL
西部開拓時代の上流階級が着ているようなでっかいスカートに、フリルのついたパラソルに大きな帽子。男のほうは燕尾服着てシルクハットをかぶって、二人ともマスカレードつけてる。
マグノリア
二人仮面舞踏会だ(笑)
ヨハン
「我々が動き出したのを見て、ついに業を煮やして出てきたな。話が早い。腕が鳴るわ」
マグノリア
「さすがはマスターです。何もかもマスターのお考えの通りに物事は進んでおります」
DL
君らがそっちに気付いたそぶりを見せると、二人ともくるっと壁の方を向く。
クリフ
壁?(笑)
ヨハン
「貴様らの悪事もここまでだッ!(近づく)」
DL
君たちが一歩近づいた瞬間に、カサカサ……と同じ距離遠ざかる。
ヨハン
じゃあ壁にぶち当たるように操作して……
(一同笑)
DL
動き続けて、同じ距離を保ち続ける。
マグノリア
ミニゲーム的だ(笑)
ヨハン
端まで行けば壁に当たるだろうと思ってダッシュ。
DL
(笑)追いついたよ。向こうも君もぜえぜえはあはあいってる(笑)
マグノリア
「そこのご婦人、ひとつ訊いてもよろしいかしら」
女(DL)
「あら、何でございましょうかしら」
ヨハン
「遂に見付けたぞ、アリスの手下め!」
マグノリア
「と、我が主人が申しております」
女(DL)
「はぁ?」
ヨハン
「先ほど私から取った切り札を返して貰おうか」
女(DL)
「何の事かしら」
ヨハン
「ええい、しらばっくれても無駄だ。貴様らが私の懐からカードを盗んだことは既に解っているのだぞ!」ババーン。
女(DL)
「あら、ひどい言いがかりですわね」
ヨハン
(ルールブックをめくり始める)
クリフ
ああ、嘘を見破る《奇跡》を取ったんだっけ。
マグノリア
「ははは、私は嘘を見破る《奇跡》をとったぞー」ってやってたもんね。
DL
まあ、そんなもの使うまでもなく嘘だけどね。
ヨハン
(笑)
DL
そんなクズカードを処分させてたまるか(笑)
ヨハン
「もはや言い逃れはできんぞ」
マグノリア
二人とも手をがっと掴む。
DL
近づくんだったら避けるけど。
ヨハン
「そんなまどろっこしいことはいい!(チェーンソーを構える)」
マグノリア
ヨハンどうした、今日はやけに好戦的だぞ(笑)
クリフ
いつもだよ(笑)
DL
向こうの二人は「ちょwwwwwおまwwwwwwww」って言ってる。
(一同笑)
マグノリア
「(冷静に)我が主人は気が短こうございますので、奪ったものをお返しいただければ私が穏便に処理をさせていただきます」
女(DL)
「あーもー、解ったわよー!(振り向く)」
DL
胸の辺り掴んでばさーてやると、はい、いつもの二人です(笑)
クリフ
いつもの二人で済まされる(笑)
いつもの二人……盗賊女は自称ジータ、その相棒崩れサムライカズマ。
マグノリア
「あなた方が盗んだものは、あなた方には全くもって役に立たない物よ。
何故なら私達だって使い方が解らないからよ」
ジータ(DL)
「でしょうね。だからあなた達に渡しても意味がないの」
マグノリア
「あら、あなた達が持っていてもそうでしょう」
ジータ(DL)
「これは私達が有効利用してあげるわ」
マグノリア
「じゃあ何か知っているのね」
ジータ(DL)
「主にロステクの奴に売ればね」
ヨハン
「馬鹿者、それは貴様らのような者に扱える物ではない! この私でなければな!」
ジータ(DL)
「だから「私は使わない」って言っているでしょ」
マグノリア
「マスターにしか使えないと、受け取った人間から言われましたわ」
ジータ(DL)
「そんなのどーでもいいのよ。こっちは適当にでっち上げて売っちゃえばいいんだから。
……というわけでア~ディオ~ス♪(逃げ出す)」
ヨハン
阻止する。
DL
いいよ、判定して。……あ、いいよ。これあげる(カラミティー・ルージュを出す)
(一同笑)
クリフ
今日は随分赤いカードがひらひらしてるな。
DL
行こうとした君は、足元に仕掛けられたワイヤーに蹴躓いて転んだ。そして自分のチェンソーの上に自分の首が落ちていく。
ヨハン
ああ~。
DL
今ならくっつくかもしれない(笑)
ヨハン
じゃあくっつける。
DL
君は首を拾おうとして近づいて、その足で首を蹴っ飛ばしてしまう。
ヨハン
そして今日この列車に首なし男の伝説が生まれた。
DL
とにかく君らは追跡していったけど、見失ってしまいました。
ヨハン
見失った。くそー、あいつらめー。逃げ足の速い。
仕方ない、この町のロステクエンジニアは片っ端から逮捕だ。
DL
君はビームワッパを振り回しているわけだな。そこでシーンが閉じます。

SCENE 3

DL
さて、クリフはそろそろ休憩しようかとビュッフェへ向かっている途中でございます。
途中で二頭客車を抜けていくんだけど、入ったところで向こうにごってりした格好の男女がいる。
クリフ
さっき脱いだんじゃないのか。まあいいや。
DL
なんか息をきらしている。
クリフ
……見覚えないよなあ。ないね。
ヨハン
最初の撃ち合いに参加してなかったっけ。
DL
そうだ。最初はクリフと撃ち合いしてたんだよな。
クリフ
ああ、そんなこともあったかな。
マグノリア
一番酷い怪我をしたのもクリフだ。
クリフ
爆発という忌まわしい記憶があるから、そんなもん消し去ってるよ。
クリフは第三話にて現れた盗賊に応戦しているので、二人とは全くの初対面というわけではない。ちなみに直後、大爆発に巻き込まれたクリフとサムライのカズマは大怪我で退場している。
DL
クリフは何かする?
クリフ
いや、ただ隅っこでごそごそやってるだけでしょ? 別に気にするようなものでもないし。
DL
男女は、さも何もなかったかのような顔をして君らの横をにこやかな笑顔で通り過ぎていく。
クリフ
さっきまではあはあいってた奴がいきなりシャキーンって?(笑)
DL
汗はだらだら流してるし、息も切れてるけど、にっこり笑って。
クリフ
じゃあお嬢さんにハンカチを貸してあげよう。
女(DL)
「あら、ありがとうございますですわ(去っていく)」
クリフ
「(変な奴……なんか見覚えがあるような?)」(笑)
マグノリア
世界には変な奴が一杯いるよ。
モイラ(DL)
「あの人かっこいいねー」
クリフ
「かっこいいか……?」
マスクがなけりゃ普通なんだよね、一応。
クリフらがいる二等客車にはもう人はいない。荷物の積み下ろし作業の関係か、通路には荷物が積まれているところもある。
クリフ
足元に鉄アレイがッ!
DL
(無言でカラミティー・ルージュを出す)
クリフ
えええー?(笑)自己生産しちゃったよ。
DL
君がそういう風にやっているところに……
クリフ
本当に来るの? これ(カラミティー・ルージュ)。
DL
うん。君はモイラにじゃれつかれて、通路脇の荷物の山にどかーんって突っ込んだ。
クリフ
どかーん(笑)ああ、なんか綺麗な川が見える。
DL
130㎏の体重がまたクリフの腰に(笑)
(一同笑)
マグノリア
そりゃあ重かろうよ。
クリフ
川の向こうに先生が見える(笑)
DL
向こう側で「クリフく~ん」って手を振っている人がいる。「こっちはいい所よ~。君もおいで~」(笑)
ヨハン
呼ばれてる(笑)
クリフ
「せんせぇ~」行こうとしたら腰に激痛が走って起きた(笑)
DL
カツンと音がした。
クリフ
足元?
DL
うん。《観察》してくれ。
クリフ
久しぶりなんで《観察》はどこにあったか……15。
DL
君はモイラにじゃれつかれて尻餅ついてるんだけど、その足の下に君の仇のカードが落ちている。
クリフ
……おう。本人もしばらく忘れていたキーアイテムが。拾う。
(一同笑)
仇のカード……クリフの恩人、クリスタルが殺害されたときに殺害現場に落ちていたもの。一応唯一の手がかりである。

SCENE 4

DL
次またヨハンとマグノリアです。
ヨハン&マグノリア
はーい。
DL
カラミティー・ノワールは、どっちか「俺がヒーローだ!」っていう人。
(しばし沈黙)
DL
じゃあノワールはありませんっ。
マグノリア
俺がヒーローだっ(笑)
DL
はい(笑)
君らはまだ追跡しています。まあ、いきなりだが《観察》してもらおうか。
マグノリア
何度も何度も言わせてくれよ。観察するためのカードがねぇんだっつーの。
ヨハン
(軽いノリで)しっぱーい。
(一同笑)
マグノリア
ああ、わかったよ。1点使ってスートを変えるよ。16。
DL
(クズカードを出して抵抗判定)
クリフ
ディーラーのカードがどんどんチェンジされてゆく。
DL
(笑)君らの前方に、派手な格好をした二人がいる。
マグノリア
じゃあ、ヨハンの目の前に立って「マスタァ、マスタァッ! 私のマスターへの忠誠心が発見させましたッ!」(笑)
DL
いるところは二等客車で、箱が転がっているんだけど、そこでぜーはーぜーはーいいながら、「やっとしつこい馬鹿二人を撒けたわ……」って言ってる。
マグノリア
どのくらいの距離?
DL
まだ今は気付いていないから、15mくらいかな。
ヨハン
「マグノリア、良くぞ見つけた。よし、奴らを逃がしてはならんぞ」
マグノリア
「お任せください、マスター。マスターの喜びは私の喜び」
DL
二人は君らの目の前で、おそらく君らにつかまることを恐れて隠していたんだろうな、カードを荷物の山から取り出している。
マグノリア
ゼエハアともうひとり? じゃあ、ええと……。
DL
いや、もう別に名前で呼んでいいよ。
クリフ
名前誰も覚えてないよ、きっと(笑)
マグノリア
出てきたっけ?
DL
ジータとカズマでしょ?
クリフ
カズマって名前は多分一回も出てきてない。
DL
えっ? カズマじゃなかったっけ?
クリフ
カズマだよ。それは設定上決まっていたからリプレイに書いただけで、ゲーム中はサムライサムライ呼んでる。
マグノリア
じゃあエンジン起動させて、《マグニファイ》《フリーズ》使います。17。
DL
失敗。
マグノリア
「マスター、これで彼らはもう動くことすらできません」
ヨハン
「あとは息の根を止めればバッチリだな」
(一同笑)
マグノリア
「さすがです、マスター。それでこそ私のマスターです」
ジータ(DL)
「これでもうこの列車に用はないわ。あとは降りるだけ……(足が凍ってその場に倒れる)」
ヨハン
あいつらが「何が起こったのかしら」って顔を上げた瞬間に、そこに足がドシャッ!(笑)
DL
じゃあ砕けた(笑)
ヨハン
踏むんじゃなくて(笑)
クリフ
目の前にね(笑)
ヨハン
目の前に足が。「待たせたな」って。
マグノリア
とりあえず二人の背中に乗ってる。140㎏がドーン(笑)
ヨハン
これでダブルで動けない(笑)
マグノリア
うはははー。
ジータ(DL)
「ちょっと、重いのよあんたたちッ! 何の恨みがあってこんなことを!」
マグノリア
「さあ、マスターの大切な切り札をお返しなさい」
ヨハン
「恨みはない。ただ盗られた物を取り返すだけだ」
ジータ(DL)
「あら、何のことかしら」
マグノリア
「今さっき胸にしまったカードをお出しなさい」
ジータ(DL)
「……」
ヨハン
「マグノリア、早速……」
マグノリア
「(何故か嬉しそうに)ジャンプするんですか? ここで」(笑)二人の背中の上でどーんどーんどーんどーん(笑)
(一同笑)
ヨハン
じゃあ俺は否定しない。無言でいるだけ(笑)
マグノリア
「(さめた声で)まあ、なんて跳ねるトランポリンかしら」
ヨハン
マグノリアが跳ねたところで「いやいや、違う違う」(笑)
(一同笑)
マグノリア
「さあ、お出しなさい」
ヨハン
「(マグノリアに)こいつらの懐からカードを取り上げなさい」
マグノリア
ジータの服をひんめくる。うははは、びりびりびりー。
DL
ひんめくるんだったらカラミティー・ルージュ。今日もルージュがよく飛ぶぜ。
マグノリア
俺のマニピュレーターがボーンって飛んでいった(笑)
DL
ボーンって音がしたと思ったら手首から先がなかった(笑)
マグノリア
黙ってヨハンに拾った手首を差し出す(笑)
(一同笑)
DL
治せってこと?(笑)
ヨハン
「右手がなくなったら左手を差し出しなさい」
DL
君らがそうやっていると、ジータとカズマは逃げます。
(一同笑)
ヨハン
「ええい、馬鹿者、逃げられたではないかッ!」(笑)
マグノリア
「申し訳ありません、マスター!」(笑)
DL
腕が吹っ飛んだりはしないけど、めくった布がずるずるっと取れて、それで視界が一瞬ふさがれた。次見えた頃にはもう向こうを走ってゆく。マグノリア:……まあ、精神的なダメージも与えたし。
ジータ(DL)
「ばーかばーか」
マグノリア
「まあ、なんてことを言う人たちなのかしら」
ジータ(DL)
「覚えてらっしゃいあなたたちッ!(突然横から出た炎に吹っ飛ばされる)」
ヨハン
炎の出所を見る。「誰が飛ばしたんだ」
DL
見ると、ひとつの部屋から飛んできたんだけれども、そこから出てきたのはエイスとブレンヒルドでした。
ヨハン
ああ、あの二人か。
マグノリア
サムライの娘っ子と間違った魔女っ子ね。「ありがとう」
エイス(DL)
「ヨハン様、ご無事ですか? 何やらお困りのご様子」
ヨハン
「おお、助かったぞ。サムライは義を見ては捨て置かないものだな。感謝しよう」
エイス(DL)
「義を見てせざるは勇無きなり」
ヨハン
早速その黒焦げになった死体から……
(一同笑)
クリフ
死体なんだ(笑)
マグノリア
どうしたヨハン。本当に今日は過激だな(笑)
DL
じゃあドカーン! の時に「ウルトラ上手に焼けました~♪」って聞こえた。こんがり肉Gが転がってるよ。
ヨハン
じゃあこんがり肉Gからカードを取るよ(笑)
(一同笑)
DL
躊躇しないなヨハン(笑)いや、別に行きてるけどね。あっさり回収できました。
クリフ
カードは無事なの?
DL
うん。たた、持った瞬間にジューってカードの刻印がついた(笑)
ヨハン
これでカードが取られても手がかりは残るな。
DL
それ、レイダース・失われた聖櫃やんけ。
ヨハン
おお、よくわかったな(笑)

ヨハン
「よし、これで対聖人アリス用の切り札が……ふふん、ついに取り返したぞ」
(一同爆笑)
エイス(DL)
「あの、ヨハン様、随分と不穏当な発言が聞こえたようですが」
ヨハン
「おお、いたのか!」(笑)
マグノリア
ヨハンさっき挨拶して礼まで言ったのに(笑)
ブレンヒルド(DL)
「もう少し脳を使って会話しなさいよッ!」
マグノリア
「マスターを侮辱することは私が許しません」(笑)
ブレンヒルド(DL)
「やろうっての?(ディファレンスエンジンを構える)」
ヨハン
「ええい、やめんか。ここでやれば列車が壊れてしまうではないか」
マグノリア
「あら、私はマスターの命がない限り戦わないわ。……私達はここで失礼いたしましょう、マスター」
ヨハン
「うむ。真実は……」
DL
いつもひとつ!
マグノリア
うわー、コナンだー! コナン・ザ・グレートがやってくるー!(笑)
名探偵コナン・ザ・グレート……見た目は大人、頭脳は子供。詳しくは第七話を参照のこと。
ヨハン
「真実はウエストエンドで明らかになるだろう」
エイス(DL)
「はあ、まあよろしいのですが……ところで某達はこれから食事に行こうと思っていたのですが、ヨハン様達は?」
ヨハン
「食事ならここに(足元でコゲている二人組を指さす)」
(一同笑)
ヨハン
「ああ、そういえば腹が減ったな」(笑)
エイス(DL)
「それは何と好都合!」(笑)
「是非一緒に食事に」
ヨハン
「ではビュッフェにでも」
クリフ
ここでもフラグがー!(笑)
DL
そうだね(笑)

SCENE 5

DL
というわけで皆ビュッフェに着きました。
クリフ達とヨハン達は別に来たけど、鉢合わせという形で。
クリフ
「(うわー、濃いパーティーだな)」
マグノリア
人間二人しかいないもんね(笑)
五人ロボっ娘だよ。見た目は「あそこは女の子がいっぱいだなー」だけど、ロボットしかいないんだよ(笑)
(一同笑)
ヨハン
男と女で分かれているけど、同じ割合で人間とロボットに分かれているよ(笑)
DL
わかったわかった。むしろ床が抜けた(笑)
(一同笑)
DL
重量がトン超えてるから。
クリフ
そこは大丈夫ですよ。大陸横断鉄道ですから。
DL
床が抜ける前に、車掌が「やばいなー」って思ったらスイッチを押して、重い客を車外に落とす(笑)抜ける前に抜いた。
(一同笑)
ヨハン
下地面じゃん(笑)
クリフ
重い客が乗ったら警報が鳴るんだよ。
DL
各席ごとに体重計が。
マグノリア
座らないから。俺はヨハンの隣に立ってるから。食べる必要ないもん。
ヨハン
食べる必要ないのにアリス組は食事を始めるんだ。
DL
食う必要あるから。って思ったほうが楽しいだろ。
マグノリア
人生楽しんでるんでしょ。
DL
そうそう。

DL
和気藹々と談笑しながら食事をしているわけですが。
マグノリア
してていいのか?
モイラ(DL)
「アリス様にみんなを紹介したいな」
DL
そんな言葉に、エイスやSFは諸手を挙げて賛成している。ブレンヒルドだけが不機嫌そうだけどね。
ヨハン
「実は私も聖人アリスに会いたいと思っていたところだ」
モイラ(DL)
「肉ダルマも会いたかったの?」
ヨハン
「勿論だとも。聖人アリスとどっちが一体美しい体を持っているか」
マグノリア
主旨が変わってる(笑)
クリフ
ヨハンに《話術》で「それは間違いだ」と説得してみる(笑)
DL
そして失敗する(笑)……やるの?
クリフ
(クズカードを出しながら)〈正義感〉を使って(笑)
DL
〈正義感〉なんだ(笑)あまりにもその暴言は許せなかった。
じゃあヨハン、君の横でまるで説得力は無いけどわめいている奴がいるよ。君の美しさを否定しようとしている(笑)
ヨハン
じゃあ《意志力》で。
(一同笑)
マグノリア
抵抗されてる(笑)
DL
じゃああっさり抵抗した(笑)
ヨハン
「ええい、馬鹿者め。この体は神が作りし体。神の作るものに汚れたものなど在ろうはずがなかろう!」〈神への愛〉。
DL
じゃあ、アリス陣営がみんなで顔の前で手を振ってる(笑)
マグノリア
「(クリフに)マスターの言っていることは正しいと思います。神の作りしものですから。でも、聖人だからマスターより数段上のような気もしますが」(笑)
「ですが、私には美しさを感じる心が無いので」〈鋼の心〉
クリフ
「それは、心が有る無いの問題じゃないと思うぞ」(笑)
モイラ(DL)
「アリス様と比べるな、この肉ダルマ!」

DL
君らがそうやっていると、突然響きわたる破砕音。ガシャパリーン!
クリフ
モールかッ!
DL
じゃあ君は後部車両に走って行った(笑)
クリフ
でもモールのこと知らないしな(笑)
マグノリア
その時君は病院だったね(笑)

モール……第三話で列車がモールに襲われたとき、クリフはシナリオ半ばで爆発に巻き込まれてリタイアしていた。

クリフ
音がしたほうを見ると?
DL
ビュッフェのでっかい窓が砕け散って、欠片がきらきら光りながら飛んでいるのが見える。
クリフ
外から何かが突っ込んできた?
ヨハン
じゃあ俺は食事が乗ったテーブルを窓から離す。
クリフ
そうだよねー。ガラス入ったら食べられないもんねー(笑)
マグノリア
何が入ってきたか観察していい? 16。
DL
人型をした奴が窓から……横からだけじゃなくて、上からも下からも入ってくる。
マグノリア
いっぱい?
DL
そうだね、今のところは5~6体。
クリフ
どんなものかっていうのは《観察》すればわかるかな。17で《観察》《警報》
DL
危険だってことはすげえわかる。何が危険かっていうと、まずこの列車全体に危機が迫っているということがなんとなくわかる。嫌な予感がした。
で、更に入ってきたものが何かっていうと、動くマネキン。
クリフ
すごい嫌な感じ。
DL
わかる人にはわかる。オートマータの素体だろうね。
クリフ
またクリフが見てない物が。
DL
二百年後のあれとは違うよ(笑)
イメージとしては「イノセンス」の奴。髪がないけど。
マグノリア
クリフ。またここでいっぱいフラグが立った! 人格が有るかどうかわからないけど。
(一同笑)
クリフ
冗談じゃありませんよ(笑)
DL
ものすごいサラウンドで好感度が上がる音がした(笑)
マグノリア
何もしてないのに(笑)
ヨハン
「クリフ、新キャラを出しすぎだーッ!」
(一同笑)
クリフ
「冗談言ってる場合かッ!」
マグノリア
「第一まだキャラが固まってないじゃないですか!」
DL
クリフに出会った瞬間、全てのオートマータが恋に落ちる。
クリフ
ええと、とにかく皆に警告する(笑)
マグノリア
「奴らを俺に近づけるな!」(笑)
(一同笑)
クリフ
「俺が危険だー!」(笑)
DL
じゃあクリフはすみっこで縮こまって震えている。
マグノリア
「何も見えない聞こえない」
DL
血が出る勢いで頭かきむしりながら、爪をガチガチ噛みながら。
クリフ
えー、本当にそれやってていい?(笑)
「ロボは嫌ロボ怖いロボ嫌い」
マグノリア
ナイーブな主人公気取ってんじゃないよー!(笑)

DL
奴らは車内に入ってくるとガシャガシゃと立ち上がって、首をくるくる回してる。
クリフ
まあ、危険なのはわかってるから、とりあえず近場の奴を攻撃。
マグノリア
冷静だねー。
クリフ
《警報》使ったから敵意ばりばりなのわかってるからね。
DL
君が《警報》を使ったし、車内にも警報が鳴り響いている。
クリフ
コルトSAAとサンダラーの《二丁拳銃》で範囲攻撃。16。
DL
ああ、そうか。それは素晴らしい。
マグノリア
範囲攻撃を持っていることが凄いね。
DL
じゃあ10で《回避》。差分値6。
クリフ
22。
DL
とりあえず三体打ち抜かれて地に伏した。
マグノリア
「マスター、どうします?」
ヨハン
《サムライ・トランスフォーム》

DL
そういえば、第八話と第九話で忘れていたけど、ヨハンとマグノリアにもパワーアップアイテムを渡すよ。
ヨハンの刀の装填数を5にする。あの工房の最新技術で作られたから、君の刀のシリンダーはスイングアウトするようになった。マグノリア:あと3あれば八連斬甲刀になるよ。
気付いたらいつの間にかリボルバーが太くなってたんですけどみたいな(笑)
クリフ
そうやって強くなったのに今気付いたって事になるよね。
ヨハン
「強くなってるーッ!?」
DL
今思い出した。なんか今まで違うような気がしていたけど、「ああ、そういえば強化されてたっけなー」って。
マグノリアは今更マナ集積率上げてもらっても嬉しくないよね。
マグノリア
うーん、俺は別に強化してもらわなくてもいいんだけど。
DL
……マナ集積率に+4しよう。
クリフ
凄い勢いで溜まるな(笑)

マグノリア
俺はとりあえず手近なマネキンを、《アイアンメイデン》《怪力》で殴る。24。
DL
更に二体吹っ飛びました。
マグノリア
まだダメージ出してないよ。
DL
更にそこからがっしゃがっしゃと数が増えました。
マグノリア
……ダメージを出したかったのに。
DL
じゃあ出してください。
マグノリア
7なんだけどね。
DL
じゃあ更に一体吹っ飛んだ。
それでもお代わりは次から次へと来るよ。
アリス組の連中も応戦しています。
マグノリア
「これは、あなたたちの差し金……ではないの?」
アリス組(DL)
「ンなワケないじゃん!」
マグノリア
「(言い訳がましく)でも、あなたたちといると、私達いつもボロボロになるじゃない?」(笑)
DL
そうやってると、第一話のマリー・セレストの時のように前のほうから窓にシャッターがおり始める。
クリフ
閉まる前に外が見たかったんだけどな。
DL
見るなら見ていいよ。
クリフ
《観察》ー。あのね、窓開けて首出そうかと思ってたんだ(笑)
マグノリア
ギロチンだ(笑)
DL
閉まる窓に挟まれたマネキンが両断される演出を入れようかと思っていた矢先だった(笑)
マグノリア
キャストが両断される(笑)
DL
やっちゃっていいかな(笑)
ヨハン
「あのマネキン、血が出てるぞ」(笑)
DL
遂にクリフの腰が(笑)足が痙攣している。
クリフ
そこまで乗り出さないって(笑)
外に何か見えたかってとこで窓が閉まっていくのを目撃して、やべーって車内に転がり込む。11。別にクズカードを処理したかったわけじゃなかったんだけどね。
DL
前を見たら、車体にびっしりとマネキンがとりついている。
クリフ
うわ、やなもん見ちまった。
DL
君が「やなもん見た」って思って戻ったところでシャッターが目の前で閉まる。
マグノリア
良かったね、最後の光景がそれじゃなくて(笑)
DL
それで車内は真っ暗になるんだけど、すぐに非常灯が点灯する。
そして、暫くすると車掌がやってくる。
車掌(DL)
「皆さん、手を貸してください!」
ヨハン
じゃあ俺は、切羽詰った顔で微笑を浮かべながら、懐のカードを持ってハアハアしてる。「今か? 今か?」
(一同爆笑)
クリフ
え、えーと(笑)
「何があったんだッ!」
車掌(DL)
「皆さんがご覧になったとおりです。現在当列車は正体不明の敵に全車両に渡り攻撃を受けています」
クリフ
「人手が足りないのはどこだ?」
DL
都合よく三箇所。だけど、数車両を一人でカバーしろみたいな。
車掌(DL)
「無茶は承知の上です。皆さんの力を貸してくださいッ!」
ヨハン
「うむ」
クリフ
「んー、まァ、死なない程度にやってみるか(苦笑)」
マグノリア
「私のマスターに頼めば万事上手く行くわ」
車掌(DL)
「お願いします、マスターさんッ!」
ヨハン
「弱き者を守るのは神の僕の勤めである。そのようなことは言われずともッ! 私は一番広い所へ行こう。案内せいッ!」
車掌(DL)
「わかりました、皆さんこれをご覧ください(車内の図面を広げる)こことここと……」
クリフ
「俺はここだ(最初に指された所へダッシュ)」
ヨハン
「ならば、私はここだ!(ダッシュ)」
マグノリア
ヨハンについて行く。
DL
ついて行く?
ヨハン
「私はここ、マグノリア、お前はここッ!」
(一同笑)
DL
さっすが(笑)
マグノリア
マスターの命令だから、しぶしぶ向かう(笑)
クリフ
アリス組もいるのに、どうしてわざわざチーム分散するんだ(笑)
DL
とりあえず、クリフの所にはモイラとSFがついて行く。マグノリアの所にブレンヒルド、ヨハンの所にはエイスがついて行く。
クリフ
何だろう、この偏ったパーティー編成(笑)
マグノリア
どうして皆同じタイプのキャラで固めているんだろう(笑)
DL
ああ、いや、SFがクリフについて行く。モイラがヨハンについて行く。そうだな、エイスもクリフにあげよう。
クリフ
「あげよう」って(笑)
マグノリア
モイラ以外のフラグの立ち方も考えているマスターが(笑)
DL
違うっちゅーの(笑)
ブレンヒルドはマグノリアに着いて行く。
マグノリア
「足を引っ張らないでもらいたいわね」
DL
というわけで君たちは走って行った。「生きて会おうッ!」って言って。
マグノリア
えぇぇぇ? そんな状況なの?(笑)

SCENE 6-1

DL
君らはばーっと走っていきます。行く途中で、シャッター閉めてるんだけど、それを打ち割られて、外からマネキンが押し入ってきます。
ヨハン
サムライブレードとチェーンソーを用意して。
DL
「ハーレールーヤー」って叫びながら走っていくんだ。
ヨハン
走っていく。黒光りのマッチョが。
DL
後ろでモイラがげっそりしている(笑)
ヨハン
「(振り返りながら)ふふん、ここは私一人で十分だぞ(歯を光らせる)」(笑)
モイラ(DL)
「任せていい?」
ヨハン
「マグノリアでも助けに行ってやれ」
DL
まあ、着いて行くけどな。シナリオの都合上(笑)
クリフ
なんで近接と遠距離が固まっているんだろう(笑)
マグノリア
クリフん所が一番パーティーバランスいいよね。
クリフ
そうだね。人数は多いし。
マグノリア
射撃は二人いるし。近接一人いるし。
クリフ
むしろ射撃がいると近接邪魔なんだけどね(笑)
マグノリア
射線通るしね。弾ばら撒けないもんね。
クリフ
まあ、この世界では問題ないけどね。てか、クリフならともかくSFがいる時点で近接いるとすごい危ないんだよ(笑)
SFの武器は二丁の重機関銃。まともに食らうと人間なら一撃死亡。そんなものを乱戦で背後から撃たれた日には……。
DL
大丈夫大丈夫。SF級に強い前衛だから(笑)
クリフ
ああ、当たっても「痛っ。痛っ。痛っ」で済むのね(笑)
DL
避けるって選択肢はないのか(笑)

DL
突然車両がドカァンって揺れます。全員防御リアクションしてもらおう。
ヨハン
《回避》15。
マグノリア
失敗。
クリフ
《回避》12。
DL
判定できた人は成功ということで結構です。
クリフとヨハンは衝撃で投げ出される。横から攻撃が来たような感じがした。
マグノリア
フェイト使って何か言っとけ。いいポイントじゃないか。
クリフ
うーん、使い辛くなっちゃったんだよねー。いろいろ。
DL
結果を見て言えばいい。
クリフ
じゃあとりあえず転がって立ち上がって後ろを見る。
DL
君のところはSFとエイスか。窓を割ってどでかい拳が入ってきて、SFが巻き込まれてる。更にエイスの右腕がそこに挟まれている。拳は引き抜かれて車外に消えた。
クリフ
巻き込まれたっていうのは、もろに叩かれたって意味?
DL
SFは完全に潰されていて君からは見えない。エイスは腕をやられて苦痛にうめいている。
クリフ
……うわー、どうしよう。何も思いつかない。いかん、流れが止まる。
マグノリア
何を使ってるの?
クリフ
〈西部の掟〉。さっきから〈西部の掟〉ばっかりで使いづらいったらありゃしない。
ヨハン
やられたらやり返す。それが〈西部の掟〉だ。
(一同笑)
マグノリア
別に最後に「それが〈西部の掟〉だ」をつけなくてもいいんだよ。〈西部の掟〉っぽいことを言ってりゃいいんだから。
クリフ
えーと、一応仲間がやられたから報復しなきゃなんないかなぁ(笑)
DL
少しだけシーンを進めようか。
腕が抜かれて、エイスはその場にがっくりと膝をついてうめいている。SFは完全に壁に埋まっている。
クリフ
近寄ろうとするんだけど、巻き込まれたらひとたまりもないから、窓のすれすれまで行ってちらっと見る。
DL
大穴から光が差し込んでくるんだけど、君が見た瞬間に影がおちる。
クリフ
顔を引っ込める。
DL
別に見てくれて構わないよ。
クリフ
ああ、そう。
DL
見るんであれば、巨大な目と目が合います。穴から片目だけが見えている状態で、ギョロギョロと動いている。
クリフ
背筋がぞくぞくした(笑)
DL
君の方を見てから、口の端がついっとつり上がって笑う。
クリフ
「くそッ、ここで俺だけ逃げ出すワケにいかねぇんだよ!(銃を抜く)」

DL
ヨハンの方では、モイラが同じようにやられてる。
ヨハン
「モイラ、だから来るなと言っただろう!
(敵の方を見て)試練は重く辛いものであればあるほど、布教への道は確固たるものとなるのだ!」
DL
モイラほったらかしか(笑)ならチップあげない(笑)
マグノリア
モイラに何かからめればいいんじゃない? 一応同じ宗派の子なんだし。
クリフ
でも、新教と旧教で違うんじゃなかった?
DL
うん、一応ね。
マグノリア
そりゃ組織自体が違うからな。
ヨハン
……モイラ相手に〈西部への布教〉は使えない(笑)
DL
違うやろ。同じ神の僕である以上、仲間だろ。
クリフ
仲間、というか……(笑)
ヨハン
まあね。
マグノリア
俺も間違いなく使えないんだよね。〈主人への忠誠〉だから(笑)
DL
主人がいないしな(笑)考えておいて、今のうちに。多分同じ状況になるから。
マグノリア
俺失敗してるんだよね。
(一同笑)
マグノリア
わかるかい、熱い台詞を吐くのは、俺のグチャを見た方だから(笑)
クリフ
言えるんじゃ?(笑)

ヨハン
「同じ神を信じる者を傷つけるとは許せん!」……。
DL
……なんで俺の顔を見るの(笑)
クリフ
「これでいい?」って(笑)
DL
いいよ。あげるよ(笑)
マグノリア
これダメージは受けるの?
DL
食らったら多少は受けてもらおうか。
ヨハン
珠何点くらいかな。
DL
ハードガントレット(笑)
ヨハン
あいつかっ(笑)
マグノリア
俺は失敗してるから。
DL
じゃあ、逆カラミティー・ルージュ。その瞬間、君はブレンヒルドに「危なーい!」って突き飛ばされた。その先ででかい拳に潰された(笑)
(一同笑)
クリフ
殺る気だ。あの子殺る気だ(笑)
マグノリア
確かに最初からそのケはあると思っていたけれど(笑)
じゃあ服ボロボロになってパンチを自分の力で押し返す。服の局所だけが残っている感じで、なんか最近こんなの多いなあと思いながら(笑)
「私はマスターの命があるまで、こんな所で死ぬわけにはいかないの」
ブレンヒルド(DL)
「あんた、生きてんのっ?」
マグノリア
「ええ、あなたの助力のおかげでね」
(一同笑)
DL
「生きてんのっ?」っていうのは、「確かに殺ったと思ったのにっ!」て意味(笑)
いや、そんな風に察しなくていいからね(笑)
マグノリア
「私がそんなヤワなオートマータに見えて? 私の忠誠心は常にマスターのもとにあり、マスターの命がなくては私が機能を停止することはありえないのよ」
DL
何かっちゅうと「マスターは言っていた」
クリフ
青空にマスターの笑顔が(笑)
マグノリア
隅っこに「注)まだ死んでません」って書いてある(笑)
DL
サムライ状態のヨハンが歯を光らせている(笑)
ヨハン
キラーン。
DL
20点。
マグノリア
ダメージ6点しかこないよ。
DL
6点……[顔面軽傷]。かっこいいな。