タグ 要素別
概要 まとめると……
ネタバレ少なめのざっくり解説
リプレイ・関連記事
トップ絵について
ネタバレありPL感想・解説
ネタバレありGM・KP感想・解説
システム
クトゥルフ神話TRPG 6版
シナリオ情報
ゆめたろう 様 作
シナリオデータ(シナリオ紹介より一部抜粋)
日常×死体
PCがKPCの死体に話しかけたりお世話したり、
たまにくる訪問者にドキドキしながら
数日間を”いつも通り”に過ごすシナリオです。
【HO】
KPC:継続推奨。命あるもの。(ロスト者は通過できません)
PC:継続推奨。隣でKPCが死にかけていたらなんとしてでも助けたいと思うPC。
【概要】
人数:KPCとのタイマン
推奨技能:特になし
時間:2~3h
ロスト率:低(PC次第)
概要
どう見ても死体のKPCに、話しかけたりごはん食べさせたりし続けるシナリオ。癖のある人ならとても楽しいと思われる。PCを追い詰めて虐めたいあなたに。
ネタバレ少なめのざっくり解説
死んだKPCとおままごとしながら過ごすシナリオ。すべきことは明確なので、そうそう事故は起きないと思う。たぶん。ただ、とても人を選ぶシナリオ。精神状態に余裕があるときに是非。
KP難易度 低~中
PL難易度 低
危険度 低め(PLさんにすべきことをちゃんと呑み込んだ上で遊んで貰ってください)
以下は購入を考えているKPさん向けの割と容赦ないネタバレを含みます。
これが癖ならおすすめ(ネタバレ)
・死んだKPCを介護できる
・死んだKPC食える
・死んだKPC抱いて病める
・KPCの運命を握れる
ロストについてPC(ネタバレ)
PCは正気度が少なすぎなければ問題ありません。
ロストについてKPC(ネタバレ)
KPCはPCがとある行動を取ると確定ロストします。(普通は問題ないと思われますが)
後遺症についてPC(ネタバレ)
PC
終了時確定で特定の行動を取りたくなる・取れない場合正気度が微量下がる後遺症を特定期間受けます。継続は問題なく可。
後遺症についてKPC(ネタバレ)
KPC
PCの行動によってはHPに数点の永久ダメージを負います。
終了時に確定で、次のシナリオから開始時にCON判定を行って失敗するとHP-1という永続的な後遺症。ただしこのダメージには〈応急処置〉などでの回復が可能。
リプレイ・関連記事
このサイトのリプレイはシナリオ改変の結果
大筋は変わらないものの割と展開が変更されています。
あくまで参考程度にご覧ください。
-
TRPGリプレイ【置】CoC『しんでなんかないよ』 牧志&佐倉 1
何だかちょっと、死を受け入れるまでの古い儀式のようにも思えた。
-
TRPGリプレイ【置】CoC『しんでなんかないよ』 牧志&佐倉 2
「……色々あったよな、佐倉さん」
-
TRPGリプレイ【置】CoC『しんでなんかないよ』 牧志&佐倉 3
「美味しくはなかったよ、塩辛くて、痛かった……、」
-
TRPGリプレイ【置】CoC『しんでなんかないよ』 牧志&佐倉 4
もう、認めるべきではないだろうか? 彼はもうこの世のどこにもいないのだ、ということを。
-
TRPGリプレイ【置】CoC『しんでなんかないよ』 牧志&佐倉 5(終)
知らなかった? 俺は狂ってるんだよ、最初から。
ここから先はネタバレありの感想になります。
トップ絵について
Image CreatorによるAIイラスト。
この絵、出してもらうのにかなり苦労しました。まずAIさんに山小屋頼むと目茶苦茶ゴチャゴチャして綺麗な家具が一杯の別荘じみたものを描いてくれるので、がんばって殺風景にして貰い。
窓の外は高確率で雪山になっちゃうけどここは諦めました。
あと、簡素なテーブルに花が刺さった一輪挿しがひとつ、椅子が二脚、セミダブルのベッドが一脚、小さな棚が一つ……などと具体的に指定してもお花は束にしてくれるし、机と椅子は増えるし、ベッドは小さくなるし……
お花を一本だけ、って全然かいて貰えなくて、それだけでだいぶ時間がかかりました。
あとは、部屋を何となく寒々しくするのも大変でしたね。「明かり描かないで!」って指定しないとビカビカさせるんだもの。
そりゃあ普通山小屋って言えば快適な別荘だよねぇ……
しまいには「そんなに注文するならこれで文句ないだろう」とばかりに建築士さんが描いてくれる断面図みたいなの描きだして、ほんと、困った。
ネタバレありPL感想・解説
PL未経験。
ネタバレありGM/KP感想・解説
クリックすると開きます
「扉を開けず、KPCの『死体』を人間扱いすること」大事なのはこれだけ。それさえきちんとPLさんに伝えられれば大体事故は起こらないと思う。
こんな尖ったシナリオやろうって人はそれだけでもう楽しめるのは保証されたようなもんだと思う! 私はものすごく楽しかった。
PC・KPCともに後遺症あり。PCは時限なので大したことはないと思うけど、KPCは一生付き纏うペナルティになるので注意。(作者さんのふせったーによると〈応急手当〉振ってもいいそうです)
割と途中の行動により発生するペナルティも重めなので、個人的にはPLさんによってはぶっちゃけ気味に遊んだ方がいいと思います。あの永久ダメージは、あとで「手を掴んでいなかったらこうなるかもしれなかった」って開示して、PLさんを「そうならなくて良かった!」とドキドキさせるギミックとして使った方がいい気がします。
楽しかったけど辛かった。
PCの嘆きにも思い出話にも一切乗れないのしんどいぞ!!
しんどたのしい。
PLが全てを把握した上でPCを虐められる楽しいシナリオです。
どうしようもない状況で自覚なくもがくのが好きな方は是非。
雰囲気が静かで不気味、動きもあまりないので、置き卓でじっくり描写するのに向いていると思いますよ!
お約束の「外に出てはいけない」は、PCの解釈によっては盛大な事故が起こる可能性があるし、「扉を開けることを容認する理由」も良く分からないので、単純に「扉開けるな」にした方がいいように思い、回す際には改変させていただきました。
あとはですね。このシナリオPCの行動と感情の決め打ちがものすごく強いんですよね。「君はこう思ったからこうした」ってシナリオに指定されちゃうの。ここはもうちょっとPCに選んだり考えたりする余地がないとしんどいなと思ったので、描写を流すのではなくて行動は割と自由にして貰って、状況や感情指定で誘導する感じに改変させて貰いましたね。
クローズドだからそれだけやっても割とどうにでもなる!
行動の起点になる感情などは指定されてもいいけど、アクションは自分でやりたいよね、やっぱり……
その結果……「KPCが死んでいる」ことを理解した上でままごとをするとかいう、なかなかスリリングな展開になりました。お陰で終盤のイベントが色々変わりました。
でもまあ、ルールは明確だから割とそれでも何とかなる!!