こちらには赤い糸
ネタバレがあります。
ご注意ください。

シナリオ

※シナリオ作者のクサリさんに回していただけることになりました。


こんばんは
GM
PC1のとこに置いてある「いきすぎた狂気」カードは初期配布狂気なので
右クリック→自分だけ見るで受け取ってもらえると助かります~!
蘇芳 累
もらいました。
GM
ありがとうございます! GMからは手札が見える安心設計なのだ
蘇芳 累
自分にも分からない心の内が丸見え…
GM
ふふふふ 神の視点
一応ですがインセイン故に、展開がキツいとかちょっと待ってほしいとかあったら気軽にご相談くださいねー!
蘇芳 累
あ、多分大体平気ですのでご心配なくー
参加するのは蘇芳であって私じゃないんで。
GM
んふふふふwwww
その辺の切り離しがしっかりしていると強い!
ではでは、お時間となりましたので準備よろしければ始めてまいりましょうか
蘇芳 累
はーい、よろしくお願いします。
にしかぜ
こんばんは~
GM
はーい! ではでは、よろしくお願いします!
こんばんはー!
にしかぜ
見学失礼致します
見学席こちらですね
正気度高いなー

常盤 葦乃
「それじゃあ、始めよっか! 一夏の夢、後悔を滲ませる蜃気楼の夢物語。私達の、『    』の話を!」
僕達は運命を信じていた。
出会いは必然で、好意は当然で、今はまだただの幼馴染でも、きっといつかは運命の赤い糸に導かれて惹かれあうんだって、無邪気に信じていたんだ。
———あの日。君が目の前で死ぬまでは。


inSANe「赤い糸」


5年
にしかぜ
ここの幼馴染さんは元気がいい
GM
今回の幼馴染は5つ年上なのですが、シナリオ開始までに5年経過して年齢差がなくなっておりますふふふ
にしかぜ
おお? 5年になったんだ
常盤 葦乃
あ、そうだ。累さんの趣味の天体観測とかカメラって5年前も趣味としてやってました?
葦乃が知ってていい感じかな?
蘇芳 累
やってたことにしよう。
むしろ、彼女が語る星の話から興味を持ったとかで。
常盤 葦乃
はーい! ありがとうございます! ふむふむ

PC/NPC

ある日、目覚めたあなたの目の前には死んだはずの幼馴染が立っていた。
あの日、あの時の姿のままで笑いかけるその顔は間違いなく幼馴染のものだ。
幼馴染とは友人であったが、いずれはそういう仲になるのだろう、と漠然とした予感をお互いに抱いていた。
その幼馴染を目の前で失った過去はあなたの後悔として残り続けている。
あなたの使命は【今度こそ幼馴染と平穏に暮らす】ことだ。

蘇芳 累

17歳/男/学生

誰彼なく明るく接するが、とくに女性には優しくを心がけている。
自分が冷静でいられなくなることに恐怖する。
トラウマから行事系を毛嫌いしている。
趣味は天体観測と、それをカメラに収めること。

【特 技】〈恋〉〈我慢〉〈手触り〉〈カメラ〉〈生物学〉〈天文学〉
【好奇心】〈知覚〉
【恐怖心】〈殴打〉
【アビリティ】
《大胆》正気度+1
《錯覚》「自分の本当の気持ちに気付く」狂気を獲得した時、手持ちの狂気を破棄して同数の狂気を取り直す。

【アイテム】お守り×2

死亡当時、PCは中学一年生、お姉さんは高校二年生。
あれから5年が経過し、年齢は並んでいる。
隣に住んでいた年上のお姉さん。
優しくて良いにおいがして、強くて美しい、完璧な女神に見えた。
小さい頃はよく遊んでくれたけど、高校に入ってからは忙しくなったらしく、あまりかまってくれなくなった。

そんなある日にバレンタインデーに真意の分からない微妙なチョコをもらったので、
ホワイトデーにガチのお返しと告白をしようとしていたらその前日に亡くなった。

プレゼントを用意して持って帰る途中に偶然遭遇、買い物の内容について問われたのを隠そうとしてきつい言い方になった。それでのぞき込まれそうになったので突き飛ばしたことだけを覚えている。

自分が彼女を殺したのだ。


明るく人付き合いとノリの良い性格。何も考えてないようなノリに合わせることもできれば、一線を超えた悪ふざけには冷静にツッコミを入れることもできるコミュニケーション強者。大体騒がしく過ごしているものの静かな時間も嫌いではない。
優しく面倒見の良い側面もあり、歳の離れた累さんをよく気にかけている。基本的に物怖じしないが、にやにや笑った本人曰くは「臆病な人見知り」らしい。

傷つくことがあれば「傷ついた!」と叫んでおおげさに笑い、悲しいことがあればオーバーに悲しそうな笑みを浮かべ、つらい時には「つれぇ~!」と眉を下げて笑いと感情表現をストレートにすることでなんだかんだ立ち上がる柔軟さの持ち主。感情を吐き出した後にはすっかり前向きな現状認識を見出せるつよいひと。

累さんへの態度は面倒見の良くノリの軽いお姉さんと言った印象。なんでも本気になって(あるいはそう見せながら)良く遊び、矢継ぎ早に話しかけながら累さんの日常を聞き出して優しく微笑んでいる姿が多かったという。

食は細い方らしく痩せ型で、突き飛ばしたその感触は軽かった。


導入フェイズ
GM
ここから導入に入ります。まだ赤い糸は見えてないのでそこだけご注意をお願いします!
RP等はいつでも大丈夫です!
シーン目的は提示される現状の確認&質問タイムって感じかな!
やりたいこと終えたら〆に向かうので教えてくださいね!

とある夏の朝のこと。
胸を掻きむしるような後悔と寂しさと共にあなたは目を覚ます。
夢を見ていたのか。しかし、それがどんな夢であったのかあなたには思い出すことができない。

―――『    』


不意に、自分を呼ぶ声が聞こえて。思わずあなたが振り返ると。
あなたの目の前に、もう見ることができなくなったはずの姿がそこに立っていた。



常盤 葦乃
「累くん、やっほ! ただいま!」
蘇芳 累
「……」
「……姉……」
思わず呟いて、止まる。
すみません、質問。
彼女と出会ったのは、「目覚めてから」ですか?
GM
そうですね、目が覚めたらなんか目の前に立っていました
蘇芳 累
では、目をこすって、額を叩いて。
こめかみをもんで、ため息をつく。
「まったく……疲れてるのか?」
自分のせいで、いなくなってしまったはずの人の声を聞き、まず来たのは驚きからの、放心。
そして否定。
そんなはずは、ない。
アシ姉は俺のせいで死んだ。
おれがころした。
再度、目を開く。
目の前の許しがたい『幻』をじっと見つめ、消えるのを待った。
夢ではないかと思ったが、目覚めた先が夢、はないだろう?
常盤 葦乃
「おやまあ、累くんったらお疲れ? ダメだよー、夜更かしはほどほどにしないと」
軽い感じに笑って、額を人差し指で突く。
蘇芳 累
彼女は、少し小さくなっていた。
違う。俺が、大きくなったんだ。彼女がいない間の5年分。
と、思ったところで指につつかれる。
「いてっ」
懐かしい響きが脳を揺さぶる。声が、やわらかい指先が。
……ちょっと、待て。
目の前の少女の肩に触れる。
彼女との最後の記憶がよぎり、指が触れる一瞬前に躊躇う。
そして指先で少しだけ。
常盤 葦乃
「わっとと、ごめんごめん、痛かった?」
こーさんこーさん! と慌てたように両手をあげる。
……触れた指先からは、確かに体温が伝わってくる。
あの頃よりも小さく見える彼女は、あの頃よりも華奢に見える。
実際は、その体格に変化はない、のだろうけれど。
蘇芳 累
「……痛くは、ない、けど」
「わけがわからない」
「アシ姉? アシ姉なの?」
「……おばけ?」
言いながら指先でその肩に再度触れる。
GM
わけがわからない、そりゃそう
常盤 葦乃
「あっはっはー、残念ながらちゃーんと足はついてるよ」
ほら、と片足を軽く叩く
「……というか累くんで合ってるよね? 呼び方的に間違ってないと思うけどすっかり大きくなってない?」
蘇芳 累
「あ、ああ、俺、累だよ……」
「生きて……んの?」
「なんで? なんで俺のとこに……」
よりによって、殺してしまった俺の所に。
「生きてる……」
肩を掴んだ。
そのまま、手を握る。
「……なんでだよ、なんで、今なんだよ」
「もっと早く帰って来いよ! 皆心配してたし!」
理不尽な怒りをぶつける。言葉と裏腹に、涙が溢れてくる。
お姉ちゃん
にしかぜ
こちらもお姉か
常盤 葦乃
おねーさんです。17歳!
にしかぜ
年上!
蘇芳 累
情緒不安定。

蘇芳 累
「俺、葬式にまで、出たのに。アシ姉の家族とか、友達とか、泣いてるの、見たのに」
常盤 葦乃
しばらく、混乱を受け止める様に、少し緊張した面持ちであなたの言葉を聞いていた、のだが。
その言葉には思わず声をあげる。
「えっ待って私死んだことになってるの!?」
蘇芳 累
「……えっ?」
葬式で彼女の遺体とか見たのかな?
常盤 葦乃
遺体は……残念ながら見つかっていません。
行方不明のような状態ながら、生存は絶望的とされているのでその関係でお葬式もしたのでしょうね
蘇芳 累
なるほど……
オカルト好き
常盤 葦乃
なので空っぽの棺でのお葬式。
蘇芳 累
なるほどなるほど。累はオカルト系興味あるかなぁ。
choice オカルト好き そうでもない (choice オカルト好き そうでもない) > オカルト好き
常盤 葦乃
お、せっかくなのでこちらも
choice オカルト好き そうでもない (choice オカルト好き そうでもない) > オカルト好き
二人とも結構好きだったんですね……星の話から神話とかに流れていったのかもしれない
蘇芳 累
なるほどなぁー
にしかぜ
オカルトマニア姉弟で笑う

蘇芳 累
「あれから何があったのさ……えぇと……俺と、話して、から」
常盤 葦乃
「いやーそれがね? よくわかんなくて」困ったように眉を下げて、笑う。
「累くん見かけて声かけた……はずなんだけど。なーんかそこから今に至るまでの記憶はもー、さっぱり」
「どっか遠くに行ってた気はするけど……気づいたらここに立っててさー。なんなんだろうね?」
蘇芳 累
「バミューダトライアングル、みたいなやつかな……神隠しとか」
「……良かった」
そのまま彼女の体を抱きしめて、良かった、と繰り返す。
常盤 葦乃
「……えっちょっ」戸惑った様子で抱きしめられる。
蘇芳 累
「俺、俺、アシ姉を……した、と、思ってて」
「ずっと、ずっと、謝らないと、って」
「けど、棺には、誰も居なかった、から」
もう言葉にならない。潰れた声で呻くように泣き続けた。
常盤 葦乃
「ちょっとちょっと、近いし何がなんだか……っ……!?」
忙しなく泳いでいた目が、その声を聞いてぴたりと止まる。
「……あーもー。ほらほら、すぐに泣いちゃ色々台無しだぞー?」
せっかく男前になったのに、なんて優しい声色で言って、背中をぽんぽんと優しく叩く。
「ごめんね、心配かけちゃったよね。でもほら、ちゃんとここに居るから」
蘇芳 累
「ほんとに、もっと早く、帰ってきてくれよ……」
常盤 葦乃
「やー、そうできればそーしたんだと思うんだけどねー。なんせ私にもなにがなにやら」
ふたりっきりだ!
蘇芳 累
ところでここはどこでしょう。
常盤 葦乃
あなたのお部屋です
蘇芳 累
憧れのお姉さんが俺の部屋にぃ!?
常盤 葦乃
実家を出てればちゃんとそっちのお部屋。昨日寝起きした場所ですね
蘇芳 累
なるほどそりゃ一人暮らしのお部屋でしょう。
常盤 葦乃
お、なるほど。一人暮らし……地元は出てるのかな?
蘇芳 累
出てることにしよう。でないといろいろめんどくさい(小声)
常盤 葦乃
んふふふ、諸々了解です
蘇芳 累
近所なら、まず家族に連絡取れ! 会いに行け! って言っちゃうもの。
常盤 葦乃
それはそう(それもそう)

蘇芳 累
はた、と周囲の状況に気付き、自分が彼女を抱きしめてしまっていることに気付き。
「あ、ああっ、ごめん!!」
彼女を放して、ドタバタと服を着よう。
「向こう向いてて!」
常盤 葦乃
少し感情が落ち着いたのを感じたのか、からかうように「甘えん坊のあわてんぼ~」なんて声をかけてきますが、素直に部屋の隅の方に移動します
蘇芳 累
部屋に積まれた雑誌や、乱雑に置かれていたゴミ袋を慌てて隅に寄せ、テーブルの上の昨日飲んで飲みっぱなしだった空き缶をバケツに放り込む。
で、何とか座れる場所と、茶卓を確保。
「ごめん、お待たせ、アシ……常盤さん」
常盤 葦乃
「前みたいにアシ姉でいーのに」くすくすと笑いながら振り返る。
蘇芳 累
「……ちっちゃくなってるし、姉って感じでも」
常盤 葦乃
「ちっちゃくなってないし。累くんがでっかくなっただけだし」
蘇芳 累
「相対的には同じ事だし」
常盤 葦乃
ナマイキ~、なんて人差し指だけを立てて両手で指してくる。
蘇芳 累
「ペットボトルの茶でいいかな」
常盤 葦乃
「はーい、お構いなく! ……というかもしかして一人暮らし?」
部屋をきょろきょろと見回す。
蘇芳 累
「あ、ああ、そうだよ。高校から家出てるんだ」
常盤 葦乃
「へえー! 凄いじゃん!」
蘇芳 累
部屋には、無数の天体写真が貼ってある。
だが一枚だけ、ぶれた人物写真。
初めてカメラを持った時に撮った、彼女の写真だ。
「って、常盤さん、『その』時から、『ここ』にワープしたって事?」
「変んないな……当たり前か、あの時から、ここに来たっていうなら」
常盤 葦乃
「うーん……どうだろね?」
眉を下げて笑う。葦乃がなにか困ったときの、お決まりの表情だ。
「どこか遠ーくに行ってた感覚だけはあるから、むしろ浦島太郎みたいな?」
蘇芳 累
「うーん。遠くか。宇宙人に浚われてたりして」
「それにしたって、なんで俺のとこなんだろ」
「……あのさ、5年前」
「俺の買い物のこと訊かれた時のこと」
「本当にごめん。怒ったんじゃなかったんだ……」
常盤 葦乃
「……ん? あの時なんかあったっけ?」
不思議そうに首を傾げる。
蘇芳 累
「覚えて、ないのか」
「(こっちは五年も、夢に見て、精神病むかってくらい悩んでたのに)」
覚えていなくて、ほっとしたような、釈然としないような。
「あー、じゃあ、この話はやめやめ」
常盤 葦乃
「ええっ!? なになになに、その反応はむしろ気になるっていうか怖いんだけど!?」
蘇芳 累
「プライバシー! はい、おわり!!」
常盤 葦乃
「話的に私も関わってることでしょそれ! ちょっとー!」
ぺしぺしと肩を叩いてくるが全然痛くない。
蘇芳 累
懐かしい。懐かしいが、彼女は記憶よりもずっと小さく、細かった。
じゃれあい
蘇芳 累
言った方が良い?
常盤 葦乃
累さんが好きなようにするのが一番!
蘇芳 累
じゃあ今は言わない!!
常盤 葦乃
おっけー!!
にしかぜ
くそっ
イチャイチャしやがって……
常盤 葦乃
一人暮らしの高校生男子の部屋で男女二人ですからね……
蘇芳 累
そっちだっていちゃついてたんでしょ、しってるんだからね!!!
にしかぜ
イチャイチャ……
うん
GM
してましたねえ
蘇芳 累
そうだなぁ、何か確認できることあるかなぁ。
GM
思いつかないならメインフェイズ中にも聞いたりはできますし、無理にしなくても大丈夫ではある
蘇芳 累
なるほど。じゃあ……

蘇芳 累
気分が落ち着いて、安堵が押し寄せてくると同時に、
二人きりである。
という事実が重くのしかかってくる。
嬉しい。この状況は嬉しい。けど……
「あのさ、家族に連絡とか、しq」
動揺のあまり噛んだ。
「した?」
蘇芳 累
ただのTYPOである。
常盤 葦乃
タイポあるある
常盤 葦乃
ちょっとだけ笑いながら、手をひらひらと振る。
「してない……というかする暇なかったかな! 累くんが起きた時にここに居たって感じだしー」
そういいながらポケットを漁って。
「……あ、ケータイもないや」
いめーじです
常盤 葦乃
立ち絵はスマホもってるだろ! と突っ込んではいけない
蘇芳 累
もってるね。
モックかな?
常盤 葦乃
※画像はイメージです
って入れなきゃいけない
蘇芳 累
イメージで服も替わるから大丈夫!
どっかの警察官制服で「私服ね!!」って言い張ってる。
常盤 葦乃
あるある。どっかのVOIDも私服で「これ水着です!」って言い張ってた
どっかの警官とどっかのVOID……結城と春。CoC『VOID』参照。

蘇芳 累
思えばあの日、彼女にホワイトデーのプレゼントを買って、それが……きっかけだったのだ。
「じゃあ俺の携帯……あ、充電忘れてら」
常盤 葦乃
「あー……それなんだけどー……」バツが悪そうに頬を掻いて。
「累くん、今高校生って言ってたよね。……ぶっちゃけ何年経ってる?」
蘇芳 累
「5年。5年だよ。あれから」
常盤 葦乃
「そっかー……累くんが超絶成長期で実はあんまり時間経ってないって線はなかったかー……」
あちゃーと頭に手を当てる
「というかマジで意味わからないんですけど! 絶対みんなすっごい心配しちゃってるじゃん!?」
蘇芳 累
「だからぁ……葬式まであがっちゃってるんだよ」
「心配通り越してんだよ」
常盤 葦乃
「そういや言ってたねそんなこと! ……え、じゃあ絶対新しい都市伝説になっちゃうじゃん!?」
さすがにそんな勇気はないよ私! と頭を抱える
蘇芳 累
「うん。実は俺ものすごく興味ある」
「覚えてること全部教えて欲しい」
常盤 葦乃
「お、面白がられてる……!?」
ちょっとした分岐
GM
さて、実は、なんですが
蘇芳 累
はーい
GM
葦乃を部屋に匿うか、実家に帰すかでフレーバー的なテキストがちょっと追加されたりされなかったりします
データ的な違いはないので好きな方で大丈夫!
蘇芳 累
ほぉー。じゃあいったん帰すかな。
家族の嘆きを見ていたし、それが自分のせいだということが居たたまれなかったから。
GM
お、了解です。
では導入後にその辺をちょっと入れますか
にしかぜ
オカルト好き2人がオカルトの真っ只中にいて興味津々なのが草
常盤 葦乃
オカルトもオカルトな状況ですからねww
蘇芳 累
何も覚えていないなんてひどい!!
常盤 葦乃
私に言われてもなー、覚えてないものはしょーがないじゃん?

常盤 葦乃
「……とは言ってもなー、さっき話したので全部なんだよねこれが。どっか遠くに行ってた気がして気が付いたらこの部屋に、ってだけ」
「びっくりするくらい情報がないね! 参った!」あっははー
蘇芳 累
「気にはなるけどさ……まず家に戻った方がいいよ」
真剣な顔で言う。
「なんでここに来ちゃったのかは分からないけど、帰るとこは、家だろ?
本当に皆、心配して、たから」
記憶が、胸を突く。痛みは5年たった今でも強い。
「電車で一本だからさ。送ってくよ」
常盤 葦乃
「……そっか。じゃあ……お願いしちゃおうかな?」
少し、逡巡したように目を伏せた後。ついと視線を合わせる。
それは身長差から自然と上目遣いのようになった。
帰りづらい
常盤 葦乃
5年経った死人が帰っていくのさすがに気が重いなあ~! って内心
蘇芳 累
そうかもしれないけどー、さすがにね!!
常盤 葦乃
そう、さすがにコトがコトなのだ!
中1~高2の5年は大きい……
蘇芳 累
結果家近くになった。
さすがに一駅は近すぎるから修正しよw
乗り換えなしで行ける、になりました。(最初「一駅だから」と書いていた)
常盤 葦乃
ふふふwwww
一駅、下手したら歩いて行ける距離
蘇芳 累
都内だと普通に歩けるな……

蘇芳 累
(なんだろう。あの頃と変っていないはずなのに)
(アシ姉、こんなに……こんな感じだっただろうか)
いいにおいがする。やわらかい。
無数の言葉が頭の中を駆け巡る。
「駅前のマックで飯でも食ってさ」
「それからでいいから、行こう」
常盤 葦乃
「お、いいね。あー……っと」
ごそごそとポケットの中身を漁るものの、その中身は外から見てわかるほどに平たい。
「……ごめん、お金貸して?」
帰ったら返すから! と両手を合わせる
蘇芳 累
「いいよ、それくらい奢るから」
「帰還祝い、って、ことでさ」
常盤 葦乃
「お、いいの? じゃあ遠慮なくゴチになっちゃおっかな! ありがと!」
オットナー! なんて囃しを入れながら笑う。
蘇芳 累
彼女が戻ってきた喜びが、ようやっと実感できてきた。
にしかぜ
くそっ
イチャイチャしやがっ(ry
GM

そうして、和やかに外出の準備を進めていると
突如として割れそうな程の頭痛と酷い耳鳴りが君を襲う。
思わず頭を抑える君を心配して覗き込む葦乃に応えることもできず、ただその痛みに耐えていると。
じわり、と。
まるで染み出すように、君の右手の小指に赤い糸が結びついた。
―――それは夢か現実か。
あなたの小指に結ばれた赤い糸は、葦乃の手には結ばれていなかった。

GM
これにて導入終了となります。お疲れさまでしたー!
はみでる糸
蘇芳 累
おお、糸だー。
GM
糸です。なんか生えてきた
蘇芳 累
血管かな???
GM
体外にまで生える血管、怖すぎる
蘇芳 累
ぴってひっぱったら目が見えなくなるヤツ。
あれは白いヤツか。
GM
ピアス穴の奴!?
視神経は耳にはねえよ! ってツッコミもらう奴だ!
蘇芳 累
耳に視神経あるなら指にもきっとあるよ!
GM
某格闘漫画曰く、首筋にもあるらしいからなあ
蘇芳 累
全身走ってるのあれ全部視神経かー。

本編見る!
GM
そうだなあ、メインフェイズ始まる前に葦乃返します?
蘇芳 累
そうだなぁ、一度帰します。

GM
はーい! では、葦乃を帰した結果どうなったかですが
蘇芳 累
なんか可愛そうなことになりそうな気がしなくもない。
GM
当然まず騒ぎになりました。葦乃の両親は最初は疑っていたようですが、あまりに変わらない葦乃の様子にひとまず飲み込んで受け入れた模様。
蘇芳 累
おっ、普通に帰れたのか。
GM
もちろん警察もやってきましたが、葦乃に失踪期間中の記憶がない、ということに加えて歳を取った様子もないので事情聴取は長引いていた様子。
一応病院にも通されたものの結果は健康。……やはり、17歳当時のパーソナルデータと誤差レベルしか変動のない数値が出てまた騒ぎにはなったのですが……
蘇芳 累
そういったことがある間、常盤に会えない時間をそわそわと過ごす。
彼女がまた幻のように消えてしまうのではないかと怯えながら。
GM
ある時を境に、急激に騒動は静まっていきます。
いえ、周囲の人間はそりゃあ騒がしいままでしたが
警察や役所といった公的機関からの連絡はぱったりと途絶えてしまいました。
蘇芳 累
なにがあったんだろうなぁ。
GM
といった感じで。どこか違和感はありながらも葦乃は帰ってきました。
当然退学したことになっている高校をどうするかとかでまた忙しくはなりそうですが……
蘇芳 累
最初からやり直しもきついけど、教育内容変わってそうだしなぁー
GM
……ひとまずは、一人にしない方がいい、というちょっと過保護になったご両親の判断で累さんの元に遊びに来る頻度は高くなりそうです
蘇芳 累
そんな連絡を受けて、「はい、分かりました」と平静を装いつつ、内心ガッツポーズで跳ね回る累が居たとか。
GM
かわいい
という感じで、しばらくお父さんの送迎を受けて遊びに来る日がしょっちゅうあります
蘇芳 累
日常が戻ってきた。
そうすると気になるのは、彼女がいなくなり、また帰ってきた経緯である。
そういった怪しげなサイトや動画を調べまくる日々になるだろう。
あと、彼女の写真を撮りまくるね。
GM
ではでは、メインフェイズに向けてすでに開示されてるものも含めてHOを開示!
【常盤葦乃の失踪】【赤い糸】【変調】【常盤葦乃】
にしかぜ
うーん
この展開がたまらん
蘇芳 累
【変調】
自分のかな。
GM
ですね。累さんの変調
HOをマップ上にも配置しまして。
【赤い糸】の秘密に関してはメインフェイズ中は気にしなくても大丈夫です。
なので現状調べられるのは後者二つ!
葦乃はしょっちゅう入り浸ることになるので拒否されなければデフォルトでシーンに出てきます。
ここからは調査するもしないも自由!
シーン表も好きなのを振ってみるも振らないでおくのもありです!
蘇芳 累
むしろいてください。いてくれないと不安。
そうか【失踪】に関しては「秘密はない」からですね。
GM
ですです、【失踪】はそのまんま開示HO
シーン表、合ったやつではないのでとりあえずとして設置してる
説明はこのくらいかしら。大丈夫でしたらメインフェイズ入っていきましょ~
シーン表
蘇芳 累
シーン表って、ホラーな追加イベントが起きるヤツでしたっけ。
GM
現代日本シーン表は実際そんな感じ。なんか不穏な場面が描写されます
蘇芳 累
ふむふむ。じゃあ最初はなしでー
にしかぜ
おお、シーン表振るのか
GM
HJST 本当は怖い現代日本シーン表(3) > ぴちょん。ぴちょん。ぴちょん。どこからか、水滴が落ちるような音が聞こえてくる。
雨漏りという現実的な恐怖……
蘇芳 累
一人暮らしで雨漏りなんて最悪ー
にしかぜ
緩んだパッキンのせいで水道料金が有頂天という、現代社会の恐怖……
GM
怖すぎる……


1サイクル目

GM
さてさて、それでは1サイクル目。
蘇芳 累
【常盤葦乃】について調べます。
〈カメラ〉を使って。
彼女が帰ってきたうれしさのあまり、とりまくってます。
常盤 葦乃
最初はノリノリでしたが、枚数の多さに苦笑するようになりながら被写体を受け入れてます。
にしかぜ
「いいぜぇ~これ、いいぜぇ~」
って言いながら立ち膝になったり寝転がって低いアングルから狙ったりしてそう
常盤 葦乃
ローアングラー!?
蘇芳 累
「ちょ、ちょっと待って、今のぽーずもっかい」
2D6>=5 (判定:〈カメラ〉) (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
こうかな?
GM
ですね! そして判定は成功! お見事!
ではでは、【常盤 葦乃】の秘密を開示します。
【常盤 葦乃】
 突然PCの前に現れた、死んだはずの幼馴染。
失踪中の記憶こそないものの心身ともに健康な状態であり、昔の日常そのままを繰り返すかのようにPCへと接する。
あなたの使命は【PCと平穏に暮らすこと】だ。
【常盤 葦乃の秘密】
ショック:なし
 肌は暖かく脈打ち、瞳は生気を湛えてきらきらと輝いている。
間違いなくあなたの知る葦乃だ。失踪前と何も変わった様子が見られず、どう見ても生きている。

―――確かに、あなたの目の前で死んだはずなのに。

疑念に記憶は混濁し、焼き付いたあの日の影が揺らいで霞む。

錯綜するあの日の記憶の中、ちりりとあなたの脳裏にぼんやりとシルエットが浮かび上がる。
それは昔、あなたと葦乃がよく遊んでいた裏山のように思えた。
※HO【裏山】【神隠し】を公開する。
蘇芳 累
死んでなかったんだよ! 死んでなんかいなかった。
俺がどうして死んだなんて思い込んだか分からないけど、間違いなく生きてる。
それなのに、どうしてこんなに不安なのだろう。
彼女は生きているのに。
どうして『彼女の死』を俺は拭い去れないのだろう。
彼女の影響で、ねだりまくって買って貰った中古のカメラ。
星ばかり映っていたデータに、ある日を境に彼女の姿ばかりが焼き付けられる。
今までの分を取り返そうとでも言うように。
「あの日……山に行ったっけ……?」
質問が口を突く。
常盤 葦乃
「おっけーおっけー、リクエストならどんどんこーい!」
なんて、快活に笑いながらポーズを取りつつ。
いちゃつこう。
蘇芳 累
あっ、かわいい
GM
ふふふ。幼馴染布教シナリオでもあるのでメインフェイズは好きにいちゃつきましょう(?)
蘇芳 累
なるほどー。でーとすりゃいいんだな!!
常盤 葦乃
外に出ても良いしおうちでーとでもいい!
蘇芳 累
お、お出かけokなのね。了解です。
GM
好きなように好きにやるのが正攻法ですです。ふふふ。
なんたって夏休み!
蘇芳 累
そうか、お休みだった!!

常盤 葦乃
「……んー? あの日って、私が失踪した時のこと?」
蘇芳 累
「そう、俺もあまり覚えていないんだけど」
彼女の、糸が繋がっていない指先を見つめる。
俺が、あの時突き飛ばしたから。
常盤 葦乃
「んー……どうだろ。私も買い物帰りの累くん見かけたとこまでしか覚えてないしー」
その後になにかあったっぽい、というのは察しているのか、ちょっと意味深に視線を送ってくる。
GM
ちなみにシナリオとしては行っててもいいし、行ってなくてもいいです。お好きな方で!
蘇芳 累
なるほど。では、買い物の後だから行ってなかったかな。
軽く突いただけのつもりだったのに、その体がとても軽くて驚いたのをはっきり覚えている。
なるほど、【神隠し】か。それはまず食いつくな……
最高の一枚を選び出し、それを常盤のスマホに転送……持っていれば。
まだないなら、印刷して渡すかな?
常盤 葦乃
そうですね、前のスマホは失踪時に紛失してしまっていたようですが
連絡用にと新しいものを親から渡されているようです。5年での技術躍進に目を輝かせていた一幕があったとか
「お、きれいに撮ってくれてるじゃーん! やるねえ」
蘇芳 累
「人を撮るのはあまりやってないから……」
あからさまな照れ隠しをしつつ、選ばれなかった写真のデータを「保存」フォルダに移動。
常盤 葦乃
「あははは、でも良いの? 人を撮るなら私ばっか撮ってちゃあ経験が偏らない?」
蘇芳 累
「(他の人撮る予定ないから)」
ほとんど聞こえないくらいの呟き。
「いーんだよ、別にそれで!!」
GM
ふふふふ。この感情の大きさがかわいい
蘇芳 累
「常盤、明日あいてる?」
「『甘い家』の新作がやっててさー、観たいんだよね」
「興味ある?」
遊んであげて、と言われているより多く、遊びに行こうとしている。
彼女の父親は許してくれるだろーか。
スイートな家
蘇芳 累
多分映画で、ジャンルはホラー?
常盤 葦乃
甘い家=お菓子の家ならヘンゼルとグレーテルをモデルにしたみたいなメルヘンホラーなのかも

常盤 葦乃
「空いてる空いてる。チョー空いてる!」
「あの頃の友だちみーんな社会人とかダイガクセーになっちゃっててさー、連絡取れた子たちも皆忙しそうなんだよねー」
常盤 葦乃
タチの悪い悪戯とか詐欺だと思われて話す間もなくブロックされた子も何人かいる模様
蘇芳 累
Oh…確かにそうなるよね。
蘇芳 累
「あ……そうか……大変だな」
「俺で良ければ、付き合うから」
常盤 葦乃
「あはは、ありがと! ……まあ、あの頃高校で忙しくなってたのは私も一緒だし、あんま累くんとも遊べてなかったしねー。ごめんねあの時は」
蘇芳 累
あのチョコレートの真意を訊きたい、と思った。
義理に決まっているのだ。
どう考えてもあの頃の自分は子供で、彼女は『姉』だったのだから。
「いや……しょうがないよ。今正に俺がそんな状態だし」
「ま、友達いないからそういう意味では暇だけどさ」
「だから、いつでも声をかけてくれれば、うん」
蘇芳 累
おい累。自分が会いたいとちゃんと言えw
常盤 葦乃
ふふふふwww
常盤 葦乃
「なんだなんだー、人よりも星の方に興味あるのは相変わらず~?」
肘でつんつんと突っついてきながら、ありがとね、と笑う
蘇芳 累
触れたところがとても熱く感じてしまう。
「星は綺麗だし……(いきなりなくなったりしないし……)」
常盤 葦乃
「おっけーおっけー、ばっちり明日はお父さんを説き伏せてきますとも」
ぶっちゃけ黙ってればバレないだろうけど、なんてことも言う。
みえる
常盤 葦乃
なんならなくなってもしばらくは距離の関係で残像が見えてるもんな……
蘇芳 累
なくなっているのに見えるってなんか怖くないですか。
常盤 葦乃
こわいですね
調べたら5年前、ちょうど「来る。」がやってたのか……
あ、でもホワイトデー前日に死んでるから見てないな
蘇芳 累
ホラー映画かー。
てか女子とのデート一発目のチョイスがホラー映画ってどうなん?
常盤さんが余程のホラー好きならともかく。
常盤 葦乃
んふふふ。オカルト好きなのが嵩じたか、前作を一緒に見てたかだ

蘇芳 累
「うん、じゃあ明日、ここで待ち合わせよう」
常盤 葦乃
「りょーかい。おーっし、5年で映画がどれだけ進化したか見せてもらおうじゃーないの!」
蘇芳 累
「CG使ってる映画ならびっくりするかも」
「モデル代に奢るよ」
常盤 葦乃
「悪いね、ゴチになりまーす。じゃあおやつは私が出そうかな?」
「映画館近くのサテン、まだやってればいいけど」
蘇芳 累
「あー……どうかなぁ」
スマホで調べてみよう。
「あるみたいだ。5年前と同じ店かはわかんないけど」
常盤 葦乃
「おっけおっけー、それじゃあ私たちの溜まり場―――あ、元か。改め、いきつけにご招待しましょう」
蘇芳 累
以前は見えなかった、彼女の姿が見えてくる。
それは予想を裏切ることも多いが、嬉しい驚きがほとんどだった。
「行ってみたいな!」
あの店は、ある、ということしか知らなかった。
彼女との再会がなければ、立ち寄ることなどなかったに違いない。
常盤 葦乃
「よーし、累くんもあそこのたまごたっぷりパンケーキの沼に沈めてやるから覚悟しろぉ~?」
蘇芳 累
「ぬま?」
常盤 葦乃
「一度知れば抜け出せない、経験者がどんどん口コミで被害者を増やしていく……あのお店はそうやって繁盛してきたのさ……」
甘い物はお好き?
蘇芳 累
choice 甘いの好き そうでもない むしろ苦手 (choice 甘いの好き そうでもない むしろ苦手) > むしろ苦手
おぉっと。
常盤 葦乃
ふふふ。コーヒーとセットと行きましょうか
蘇芳 累
食わず嫌いかも知れないしね!
常盤 葦乃
choice[好き,そうでもない,苦手] ブラックコーヒー飲める?  (choice[好き,そうでもない,苦手]) > 好き

蘇芳 累
そうやって、知る気もなかったものに触れ、世界が広がってゆくのを。
彼女がもたらす、変化の全てを。
愛しいと、思った。
この幸せがいつまでも続けば良い。そう思った時、その考えに冷や水をかけるように、視界が歪む。
耳鳴りがする。
「ごめん、今日は、少し疲れたから、帰るよ……また明日」
常盤 葦乃
「ん、大丈夫? 無理せずゆっくり休むんだよ」
蘇芳 累
優しい声が、ぼやけて聞こえる……
今このときが、自分の夢なのではないかという不安が拭えない。
『彼女は死んだのだ』という思いが消えてくれない。
どうしても彼女の体に触れて確かめたくて、ふざけた感じで軽く肩を叩く。
常盤 葦乃
触れたその体はやっぱり華奢で、軽くて。
軽く叩いた感触に簡単に揺れてしまうけれど、それでもしっかりと温もりを返す。
蘇芳 累
ここにいる。
彼女はここにいる。
生きている。
頭の中でとなえる。繰り返し繰り返し、自分を納得させるように。
彼女の肩に触れた感触が、あの日の記憶と結びつかないように。
じゃ、家まで送ってこ。
常盤 葦乃
もー、とじゃれあいに高い声をあげて、送られて行きます。
シーン終了
蘇芳 累
そんな状態でなんでホラーチョイスしたの???
常盤 葦乃
本当になんで??????
蘇芳 累
次のシーンで映画見に行ってついでに図書館デートで【神隠し】調査もしよ。
不穏な気配が見えたらシーン表振るよてーい
GM
ふふふ
実はこのシーンのあとね、マスターシーンがあります
蘇芳 累
お。
GM
ということでメインのシーンは一旦切ってもいいかな~?
蘇芳 累
はーい
GM
ありがとうございます! ではでは

GM
基本的にこのシナリオのマスターシーンは、先にどかっと描写を流して、したいことがあればシーンをお任せ、なければ次のサイクルに続く感じになります!
蘇芳 累
ふむふむ。アクションは可能なのですね。
GM
ですです!


1サイクル目/マスターシーン


そうして、明日の楽しみを話し合いながら帰路に着いていると。あなたの耳に、突然
———ばつん

そんな異音が飛び込んでくる。
つづいて、ぱさりと胸元から何かが落ちる軽い音。
追った視線の先に落ちたその物体にあなたは見覚えがある。葦乃の失踪後、過保護といっても過言ではないほど心配性になったあなたの親が押し付けてきたものだ。

……黒塗りの「厄除け」のお守りが、真っ二つに弾け飛んでいる

お守り以外に異常が起きた様子はない。ただ。
どこか、だれかに。呼ばれたような気がした。

GM
このシーンはGMからは以上となります~。
こんな感じで進めていくことになります
蘇芳 累
「……?」
お守りを拾い上げる。
さすがに外れ方がおかしい。
周囲を見回してみるが……声をかけてくるような人は見当たらない。
「なんだろ……俺、呪われてる?」
冗談交じりに呟いてみた。
もしかするとここ最近の耳鳴りはそのせいかもしれないな……
首をひねってお守りをポケットに入れる。
そのうち機会を見て、神社に返しに行かないとな……
蘇芳 累
オカルト好きだからさらっと呪われてるなんて発想になってしまう。
GM
普段の思考がそっち側に寄ってる!
GM
拾うのであれば、お守りの断面がやけにごわごわとしていることに気づく。
切り裂かれたような感じではない。……まるで、内側から自ずとはじけ飛んだような……
蘇芳 累
「(何これこわ。爆弾でも入ってたみたいだ)」
中には何も入っていないんですね?
お守り本体のかわりに変なのはいってたりはしないかな。
GM
紙で出来たお札のようなものは入っていましたが、それ以外には何も入っていた様子はありません。ついでに言うと、火薬のような臭いもありませんでした。
蘇芳 累
「(変なの入ってた方がなんぼか良かった)」
「(いやそれだと家族がなんか仕掛けたことになるからそれはそれで謎怖い)」
GM
それは本当に怖い(家族がなんか仕掛けてたことになる)
蘇芳 累
「……最近変なことが多いな」
変なことの筆頭である常盤については、考えないことにした。
彼女は『喜ばしい異常』なのだ。
恨みかった覚え、について考えながら帰宅しよう。
GM
ふふふ。異常についての考え方がスムーズなのがオカルト好き現れてますね……
にしかぜ
ちょっと目を離してる隙に、めっちゃデートしてる
不穏になってきましたねー
GM
デートの予定が立ちました


2サイクル目

GM
なんかお守りははじけ飛びましたが、それでも日常は続いていきます
蘇芳 累
今回はシーン表振ろうかな。
異常は起きたし、呪われているかも知れない。
HJST 本当は怖い現代日本シーン表(9) > 茜さす夕暮れ。太陽は沈みかけ、空は血のように赤い。不安な気持ちが広がっていく……。
GM
合わねえなってなったらやっぱないことにしてもいいです
蘇芳 累
夕方になっちゃった。
帰りに使おう。


蘇芳 累
待ち合わせ場所に30分早く来て待ってる。
GM
はやい。
GM
立ち絵がめちゃくちゃにこにこしてて笑っちゃった
にしかぜ
累くんは糸目なのかな
蘇芳 累
ストレス受けてなければ割と糸目だよ。
常盤 葦乃
ストレス注記!?
蘇芳 累
待つのには慣れている!
常盤 葦乃
まあ五年も待ちましたしね……
蘇芳 累
流星待ったり、シャッター開けてタイムラプス撮ったり。
そう、それもあるのだ!
GM
なるほど天体観測も!
蘇芳 累
二重の意味で待つのに離れてるから平気平気。
常盤 葦乃
葦乃は待ち合わせ10分前くらいにやってきます。
「あれ、累くん早いじゃーん! 待った?」
蘇芳 累
「少しだけ。まだ待ち合わせ時間じゃないし」
常盤 葦乃
「おっけーおっけー、随分と楽しみにしててくれたごよーす。おーし、それじゃあ今日はめいっぱい楽しんじゃうか!」
蘇芳 累
「うん、行こう」
しかしホラー映画である。
常盤 葦乃
そう、ホラーなのである。
蘇芳 累
じゃあ、チケット売り場まで行って、(ホラーってどうよ)と思ってしまった。
「あのー、こっちにしようか?」
隣に掲示してあるアクション映画を指す。
常盤 葦乃
「にしても甘い家ってあれだよね、前に一緒にDVDで見た奴。私視点だと続編までの間隔を大分スキップしちゃってお得な感じ」
蘇芳 累
「あ、そうそれ。常盤さん好きだって言ってたからさ……」
「随分続編出る出る詐欺してて、結局やるまで5年かかったんだよ、これ」
ちなみに当時、半泣きで見てました。
常盤 葦乃
かわいい
「しっかり覚えててくれたんだ。……じゃあさ、せっかくなら予定通りこっち見ようよ」快活に笑って腕を引く。
「5年でどれだけ男ぶりが上がったかも見たげる!」
蘇芳 累
「今更ホラー映画くらい、どうってことないからっ」
常盤 葦乃
「おっとー、頼もしい言葉。ふふふ、今日は楽しみにしちゃうぞー?」
ホラーはお好き?
蘇芳 累
フラグかなぁ?
choice 全然平気 普通に楽しい 無理!!  (choice 全然平気 普通に楽しい 無理!!) > 無理!!
駄目だったわー。
常盤 葦乃
フラグだったか~
choice 全然平気 普通に楽しい 無理!!  (choice 全然平気 普通に楽しい 無理!!) > 普通に楽しい
さすがホラー映画に突っ込んでいくだけある
蘇芳 累
これで二人とも無理だったら、「何故ホラー選んだ!?」ってなるよ。
常盤 葦乃
無理! ってなるのが楽しいんじゃん、みたいな狂人セリフ言わなくて済んだぜ
蘇芳 累
それはそれで面白いし、ある意味ホラーを全力で楽しんでいる感じはするけど!

蘇芳 累
映画視聴中はカッチカチになってて、出る時は汗だく無表情になってる。
五年では、人は変われなかった……
常盤 葦乃
ビックリさせてくるようなシーンでは大きく体を揺らしているし、恐怖シーンでは小さく悲鳴をあげさえするのだが……
上映が終わり、出てくるときにはにこにこと楽しそうに笑っている。
蘇芳 累
「お、面白かったなー!」
映画館を出て、心底ほっとした顔をしている。
まあ、常盤が楽しそうだったから、目的は達成した。
常盤 葦乃
「ねー、前作のあの子があの場面に出てくるところとかもう、オオーってなったし! お話の雰囲気もちゃんと引き継いでて良かった……」
しみじみと頷いて。
「……それに。一度も悲鳴上げなかったじゃん。やるぅ」
カッチカチに強張ってることには触れずに肘でつついてくる
蘇芳 累
怖すぎて叫ぶこともできなかったのである。
元ネタ
常盤 葦乃
累くんかわいいな~
にしかぜ
甘い家、見たいな
GM
気になりますね、甘い家
にしかぜ
割と元ネタ好きだったんですよね
常盤 葦乃
元ネタ、なんだろう。黒い家かしら
にしかぜ
スウィートホームでは
蘇芳 累
さいです。
常盤 葦乃
ははあ、そういう映画があったのか
にしかぜ
伊丹十三監督作品です
和洋折衷な感じのホラーでした
常盤 葦乃
ホラー苦手だけど今度探してみようかしら……
にしかぜ
あ~
割とグロもあるので、ホラー苦手だと厳しいかもしれないです
常盤 葦乃
あ、スプラッタは平気です
ジャンプスケアが本当に苦手
にしかぜ
ああ、びっくり系ならそんな無いかも!
蘇芳 累
ちなみに私スイートホームは観たことないよ。
にしかぜ
じゃぁ今度見てみましょう
蘇芳 累
わたくし、映像のグロはちょっとなぁー。
文章でなら割と平気なんですけどねぇー

蘇芳 累
「そ、そうそう、あのシーンで出てくるなんて、ファン心理ちゃんと分かってるよな!!」
誤魔化すように早口で答える。
脳の奥に焼き付いている恐怖シーンは忘れよう。
夢に見そう……
常盤 葦乃
「あははは、喉乾いたっしょ。何かのもーよ」
蘇芳 累
「うん、そうしたい……」
「……あ、そうだ」
ふと立ち止まる。
そしてポケットに入れっぱなしにしていた、裂けてしまったお守りを出す。
「見てこれ」
常盤 葦乃
「えー、何これ。前衛芸術?」
蘇芳 累
「なんか昨日いきなり破裂した」
常盤 葦乃
「えっなにそれこわっ」
蘇芳 累
「なんだろうなー。呪われてんじゃないかと思ってさぁー」
常盤 葦乃
「ホラー映画の後にもっとホラーな現実が出される……これはこれでちょっと贅沢かも?」
蘇芳 累
「なるほどー。いや、リアルではあまりホラーは味わいたくないけど」
常盤 葦乃
「あはは。まあ本当に呪われてるならお祓い行った方がいいかもねー」
蘇芳 累
「そうするかなー……」
不安を人と分け合って、少しだけほっとする。
ちょっとしたネタには良かったかも知れない。
常盤 葦乃
「日本のホラー映画とかじゃ結構ありがちじゃん。つよーい呪いとか怪物が近づいてきたから耐えきれなくてバン! みたいなの」
蘇芳 累
「おお、じゃあそろそろ魔物退治のマジックアイテムが出てきてもいい頃だ」
「バッドエンドは嫌だなー」
常盤 葦乃
「あっはっは、お祓いついでに破魔矢でも売ってもらう?」
蘇芳 累
「効きそう」
そうこうしているうちに喫茶店に到着かな。

常盤 葦乃
サテンです。
おすすめのパンケーキはたまごをたっぷり使っておりふわふわやわらか。
生地にやさしい味がついているのでお好みでメープルシロップをかけて甘さを調節するスタイルのようです。
蘇芳 累
「おぉっ、甘そう」
今日のデート、苦手な物二連続になっちゃったw
常盤 葦乃
ふふふwwww
「メープルシロップで甘さ調整するんだよ。私は甘いの好きだからたっぷりかけるけど!」
蘇芳 累
「コーヒーも頼もう」
こちらはメープルシロップを少しずつかけて食べる。
常盤 葦乃
「お、やるねえ。ここはコーヒーも美味しいし、パンケーキに合う豆使ってるから……」
「合わせて飲むと累くんも食べやすいんじゃない?」
食べたい
GM
たまに本当にそこで売ってるケーキに特化した風味の豆を扱っているケーキ屋さん(喫茶店併設)がある
蘇芳 累
いいなぁ。合わせた豆ってどんなのだろう。
ちなみに中の人は甘い物大好きなので、甘い物と苦い珈琲あわせるの大好物です。
常盤 葦乃
苦味が控えめで少し酸味が強い、でも全体的にマイルドな味わいで甘さの控えめな生クリームを使用したケーキと良く合う感じだったかな……近所のお店は……
牛乳を混ぜるとマイルドさが一層上がってとても合う
蘇芳 累
いいなぁ、食べたい。
常盤 葦乃
ふふふ……なおその豆はコロナ禍で喫茶店が運営中止になったせいで入荷しなくなった……!(嘆き)
蘇芳 累
えぇぇぇぇぇー
それは哀しい
常盤 葦乃
おのれコロナ……

蘇芳 累
「そうか、じゃあお勧めのやつで」
常盤 葦乃
「おっけーおっけー! トッピングは基本的に甘いのばっかだしまずはシンプルなのでいこー!」
店員さんを呼び止めて慣れた様子で注文を通す。
蘇芳 累
そんな姿を、半ば感心して見つめる。
さすがに一緒に喫茶店に入ったことはないかも。
基本甘い物は苦手だが、ここはやはりお勧めを味わってみたい。
気合いを入れて覚悟をする。
(なんでこんなにクリームが盛ってあるんだ……雪かき後みたい)
ふわふわのホットケーキに大胆にナイフを入れ、少しクリームをつけて、口に含む。
「あれ、美味い」
常盤 葦乃
「でしょ。砂糖ギトギト! って感じの奴じゃないんだよ」
蘇芳 累
甘い。甘いことは甘いのだが、上品な甘さというヤツだ。
もう少しクリームを盛って、シロップを追加してみる。
「ああー、美味いなー、これ」
珈琲との相性がまた最高だ。
「俺、甘いの苦手だったんだよ、実は」
言いながらもう一口。
「店、残ってて良かったね」
常盤 葦乃
にっこにこでかわいいな………
常盤 葦乃
「うちでお菓子出した時もポテチとかから食べてたもんねー」
「ふふふ……これからは累くんもこのお店を継続させる常連の一人になるんだよ。他のお店じゃ満足できなくなったでしょ?」
蘇芳 累
「そうだなー、ここのホットケーキならまた食べたい」
「……あ、そうだ、この後まだ時間ある?」
常盤 葦乃
にこにこと上機嫌に自分もパンケーキを頬張りながら、その言葉にちょっと目を丸くする。
「んむ、あるけど、なになに? どこかいい場所へのお誘い?」
蘇芳 累
「ちょっとお勉強ー」
「学生らしく、図書館に行こうかと思ってさー」
常盤 葦乃
「わお、感心な発言が飛び出てきた。いいよ、なんかいい本ないか見てみよっか」
蘇芳 累
実のところ、彼女が帰ってきたことが気になっていた。
だから、それに関した話を探したいと思っていて……
彼女にも居て貰った方が、何か思い出して貰えるのではないかと思ったのだ。
単純な興味だ。ただ、知りたいだけ。
この耳鳴りや、お守りのこととは関係ない……
そう思いたかった。
調査技能
蘇芳 累
判定しようと思ったら、それっぽい技能が……
うーん、〈天文学〉でキャトルミューティレーションについて調べるか(オカルトだった)
GM
んふふふ。こじつけでもおっけーおっけー
蘇芳 累
〈手触り〉で調べたらHentaiになってしまう。
GM
手触りで女性に関する秘密を調べる、字面がやばい
蘇芳 累
大丈夫、今回調べるのは葦乃ちゃんではない!

蘇芳 累
では、一緒に図書館に来て貰って、【神隠し】について調べます。
大量の資料や、新聞記事など、大変だけど〈我慢〉してやろう!
GM
はーい! 大変だろうけどガンバッテ! では判定をどうぞ!
蘇芳 累
2D6>=5 (判定:〈我慢〉) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
おしおし
GM
お見事! ではでは
資料や新聞記事のバックナンバーをいくつもいくつも探っているうちに、とある資料に行き当たる。
古めかしいそれは仰々しい字体で、一面に「行方不明者の帰還。神隠しか?」の見出しが躍っていた。
【神隠し】
 地元に伝わる伝承。
この地を治める神様に魅入られた者が姿を隠し、時を経て現れる…という概要くらいは地域の誰しもが知っている。
【神隠しの秘密】
ショック:なし
 この地域では昔から度々失踪した人間がある時唐突に発見される事件が発生する。
発見されるまでの時間は人によってさまざまだが、彼らは失踪当時と変わらない様子で現れ、再び人の営みの中に戻っていくのだという。
どの事例でも失踪期間中の記憶がないこと、彼らが「死んだ」と言う目撃者が居ること、失踪者は失踪期間中の成長や老いが見られないことから、超常の何かの仕業と囁かれ、「神隠し」として扱われていたようだ。

また、事例の中には失踪者と特に仲の良かった者と共に再び失踪したものもあり、「神の国に連れていかれた」とも「人食いの鬼が化けて出た」とも言われている。
GM
以上となります!
蘇芳 累
なるほどねー
GM
ちなみに、急に公的機関からの連絡がなくなった理由でもあります
地元が神隠しの記録残してあったので前例見ながらの対応に切り替わった
蘇芳 累
なるほど。
蘇芳 累
「へぇ……昔からこういう話、よくあったんだ」
それなら安心だな、と思った。
「でも、またいなくなるなんてこともあるのか……」
常盤に言う、というほどでもなく、呟く。
「もう、いなくならないでくれよ」
みんな、死んだことになっているのに帰ってきた。
そして、また居なくなることもあるが、そうでなければ普通に生きて行ける。
もし、また居なくなるのなら……
俺も、連れて行ってくれたら。
そんな思いがふとよぎった。
GM
累さん………
蘇芳 累
大体調べ終わって、資料を片付ける。
こうした話にはきりがないものだ。
「ごめん、ひたすら読んでたら遅くなっちゃって」
常盤 葦乃
「おーっす。チラっと見たけどすっごい量読んでたねえ。お疲れっ」
蘇芳 累
「疲れた。さっき食べたホットケーキの糖分使い切った」
「居なくなってた時のこと、全然覚えてないんだよね?」
常盤 葦乃
「……ん。そだねえ、失踪する前と累くんの部屋で立ってた記憶の間はすっぽり抜け落ちてる感じ、かな」
蘇芳 累
「そうか……なんかそれ、割と良くある事みたいだよ」
「地元にこんなオモシロネタが転がってたなんて、知らなかったな……」
常盤 葦乃
「えっこんなオカルト事象が!?」小声で驚くという器用な真似をしている。
蘇芳 累
「灯台元暗し。地元の名所は知らない、っていうけど、こんな大きなネタがあったなんて」
「世界は広いなぁ」
うんうん、とうなずく。
常盤 葦乃
「ええー、ツングースカ大爆発とかバミューダトライアングルとか海外にばっか憧れてたのがすっごい間抜けみたいじゃん……!」
蘇芳 累
「もしかしたら知ってる人の中に、シレッと過去から来た人が混ざってるかも」
常盤 葦乃
「バイトで渡航費稼ぐぞとかやってないで地元調べておけば良かったな……!」
悔しそうに拳を握る
蘇芳 累
「すげ。ガチ勢だ」
常盤 葦乃
たぶん高校で急に忙しくしてた理由です(バイトで渡航費)
蘇芳 累
海外の浪漫を求めていたのか。
にしかぜ
海外遠征も考えていたとはさすが
蘇芳 累
「いやいや、日本にも色々あるじゃん。某トンネルとか駅とか」
常盤 葦乃
「それはそーだけど、やっぱり一個は世界的なメジャーどころ行っとくべきじゃん?」
蘇芳 累
「すっごいなぁ……」
常盤 葦乃
ロマンのためには一個おっきい経験したほうが楽しいかなって
蘇芳 累
「……あの、さ」
常盤 葦乃
「ん。どした?」
蘇芳 累
「遠くに行きたくなったら、俺にも教えてくれよ、な」
どこに、とは言わない。
常盤 葦乃
きょとんと目を丸くして。
「あったり前じゃん! 二人分の旅費稼ぐぞーってバリバリバイト入れてたんだから!」
蘇芳 累
「え、えぇぇ?」
あまりの行動力への驚きと、予想外の回答に対するうれしさがごちゃごちゃになって、何を言っていいか分からなくなってしまう。
「えっすご」
語彙が死んだ。
「今なら俺もバイトくらいしてるし。旅費、稼ぐよ」
「そうかぁ……二人分……」
「そうかぁー」
常盤 葦乃
「そうそう。せっかく海外まで行くんだからどうせなら誰かと感動を分かち合いながら行った方が絶対楽しいっしょ?」
「まー、お姉さんの甲斐性的なものを見せようと二人分稼ごうとしてたわけですが……こうして同い年になっちゃったしなー」
バイトしたい
にしかぜ
アシ姉さん、その言葉にどこまでの意味を持っているのだろうなぁー
常盤 葦乃
以前勤めていたバイトももちろんすべてぶっ飛んでいるので、実は一人の時にバイト先検索したりしてたらしい(実行はまだ親から許可下りないので検索だけ)
蘇芳 累
なるほどー
がんばってねーさん……
常盤 葦乃
夜に食い込むバイトも禁止になるだろうしどうすっかなー……と思案中な模様
蘇芳 累
そりゃ親は心配でならないよなぁ。

蘇芳 累
「頼りにしてくれていいよ」
常盤 葦乃
「ふっふっふ。じゃー遠慮なく頼りにしちゃう」
蘇芳 累
「あ、お、おう」
あまりにストレートな返答に、こちらが怯んでしまう。
そうだ、あの頃とは違う。
子供だった俺じゃない。
もし彼女に何かあれば、今の俺なら守れる。
常盤 葦乃
「ほら、シャンとしてないとまた頭撫でちゃうぞー?」
同い年の女子になでなでされるのは屈辱だろー、なんておどけてみせながら背伸びをして頭に手を置く。
蘇芳 累
「やめろって!」
言うが払いのけはしない。
そういった行動にはまだ怖さがある。
常盤 葦乃
「ならほら、しゃんと胸張って! 遠慮なく寄っかかれるくらい堂々としとけばいーの」
数秒だけ撫でて、勝気に笑いながら背中を一発叩く。
蘇芳 累
「かわんないよなぁ……」
そして、やっぱりかなわない気がする。
常盤 葦乃
「そりゃもー、私ですから。てか体感じゃあんまり時間経過感じてないしね」
蘇芳 累
「そりゃ、そうか……」
にしかぜ
くそっ(ry
常盤 葦乃
関係性が変わってるような変わってないような、でも近くはあるので不思議な糖度
蘇芳 累
くそっ、次回当たりあのチョコの真意を訊いてやるっ
常盤 葦乃
ふふふ
次回、明日というか今日である。
にしかぜ
チョコとな~
GM
実は今回、喧嘩の内容と死までが結構詳しく設定されてるんですよね
チョコもそこに関わってくる……
にしかぜ
ほほうほほう
我々の時とは違いますな
GM
そこはPLさん次第ですからな~

蘇芳 累
図書館を出ると、夕日が真っ赤だ。
胸を締め付けるように……
綺麗ではあったが、何故か不安になった。
どうして、「まるで血のようだ」などと思ってしまったのだろう。
その中に、常盤が溶けて消えてしまいそうに思えた……

おしまい
GM
ちなみにですが、この後にもマスターシーンは入ります。
なので次回はマスターシーンからだ!
蘇芳 累
はーい。
このへんで終わっておきましょうか。
GM
はーい! ではでは、2サイクル目終了という所で今日は終わりましょうか。
蘇芳 累
長々とオーバーしてしまいすみません、ありがとうございました!
GM
いえいえこちらこそ、長くお付き合いいただきありがとうございました!
お疲れさまでしたー! 次回は明日の21時からです!
にしかぜ
お疲れ様です!
蘇芳 累
はーい
にしかぜ
ですなー
GM
では後は自由解散です~
蘇芳 累
はーい、ありがとうございました!
GM
ありがとうございました!

それぞれの赤い糸
蘇芳 累
葦乃ちゃん守りたい。
GM
守られる!
常盤 葦乃
今回はコミュ強のやさしくてつよいおねーさんです
にしかぜ
真逆だ!
蘇芳 累
逆なのか
GM
前回は……コミュニケーションできるけどクールビューティーでしたからね……
蘇芳 累
ほほうほほう
にしかぜ
空姉かっこいいわよ


白浜 空
こんな感じの子
蘇芳 累
おー、かわいい
にしかぜ
かわいいしかっこいいんですよ
白浜 空
結構PCさんへの当たりが雑だけど面倒見は良いので口うるさくなってるお姉さんです
常盤 葦乃
基本的にノリが軽くて優しい葦乃とは属性的には結構反対方向
蘇芳 累
お、それは終了後に見比べるのも楽しそうだ。
常盤 葦乃
ふふ。それぞれ関係性があるので楽しいですよ、見比べ
蘇芳 累
今回思ってたより累が明るくなったなぁ。
ねーさんに引っ張られた。
常盤 葦乃
累くんかわいい
でもちょくちょく湿度を見せてくる
蘇芳 累
だってなんか『死んだはず』って感情が消えないみたいなんで……
常盤 葦乃
しかたないね……死んだはずだもんね……
蘇芳 累
帰ってきたからヨシ!! とは思えなかったよ。
常盤 葦乃
葦乃、こんな感じの子なので……死ぬ前に誰か葦乃に好意を寄せてる男子ひとりくらいは居たんだろうな……
あいつの魅力は俺だけが分かってるって顔した男子
蘇芳 累
ひとりで済むのかなぁー。
モテそうだもん。
そういう男の子が彼女の死で泣いたり、その後別の彼女作ったりしているのを見てるんだよこっちは。
常盤 葦乃
唐突な死で失恋して傷を負った男子たち……
蘇芳 累
はっ。一気にライバルが消し飛んだ!!
常盤 葦乃
彼らにとってももう過去でしょうしね、葦乃は
にしかぜ
その辺り、こちらは女子2人ということもあって、ちょっと違ってましたね
GM
ですねー。女子二人かつ、累さんみたいに突き飛ばした記憶とかはなかったので
蘇芳 累
そうかー。目の前で死んだだけだもんね。
にしかぜ
こちらはその記憶も曖昧になってましたからね
蘇芳 累
再会した時の反応も大分違いそう。
白浜 空
そもそもこいつが速攻で憎まれ口叩くのでそういう意味でも違いましたね……
にしかぜ
そうそう
「やっぱりあれは気のせいだったのかぁー」
って感じからのスタートだった
でしたねw
白浜 空
ほんとに空? って聞かれて、毎朝顔合わせてんのにちょっと会わなかったくらいで忘れるのはあんたの頭が心配になるわ、まで言う
にしかぜ
こっちはアホの子だったから、そう言われて「むむむ」だけで終わったw
>出だし
常盤 葦乃
なので全然チクチク言葉を吐かない葦乃はかなり優しいのだ!(当社比)
蘇芳 累
き、きのせいで済んでる!
にしかぜ
アシ姉さん優しいなぁ
蘇芳 累
やさしいおねぇさんだ!!
にしかぜ
いやいやいや、空姉もめっちゃ優しいんですよ
常盤 葦乃
たぶん素直な葦乃と素直じゃない空の差
にしかぜ
空姉のそういうところが大好きなのよ>司
常盤 葦乃
とまあこんな感じにラブラブカップルが出来上がることもあります(シナリオ中の出来事かは不明)
にしかぜ
うふふふふ
常盤 葦乃
うふふふふ
蘇芳 累
後日談で成立した例を見たばっかりだった……
常盤 葦乃
後日談かもしれないし、与太話かもしれない
蘇芳 累
ラブラブかっぶるになりたいと!! 思ってる累!!
心の引っかかりがなくなれば……
GM
IFの幻覚を見ることなどオタクには造作もないことよ……
蘇芳 累
ifなの!?
GM
累くんねー、どうなるかなーって楽しみにしてます
IFかもしれないし正史かもしれない
そもそもインセインはロストがめっちゃ軽いので別世界線の出来事かもしれない
蘇芳 累
やだぁお姉ちゃんおいてかないでぇぇぇ
常盤 葦乃
私はずっと……累くんの心の中で生きてるよ……
蘇芳 累
実体でいてくれw
もっと堂々と頼れる男になりたいね!
(映画館での結果から目を逸らしつつ)
常盤 葦乃
ふふふ。ホラー耐性はそこまで重要なとこじゃないので
でも天体観測に出かける前にホラー見せたらどうなるかな? って悪戯心はいつか芽生えそう
にしかぜ
お姉ちゃんから離れられなくなる!
蘇芳 累
やめてぇぇ
常盤 葦乃
甘い家ももしかしたらそういう理由が混ざってたかもしれない
蘇芳 累
二人とも「苦手」を出していたら、そんな悪戯心のせいで二人揃って苦手なホラーを見る羽目になってしまっていたかもしれない。
常盤 葦乃
でも苦手を出した場合は「そのどうしようもなく無理! ってなるのが楽しいじゃん」とか言い出す子になってたから……
暗い夜道を闇の先を見通そうと二人目を凝らして歩いていく
蘇芳 累
手を繋いで歩くよ……離れないように
常盤 葦乃
君の震える手を握れなかったあの日、なんてことにはならなかった!



インセイン『赤い糸』明石&敷島 3

「僕はね……六花と結婚したいんだ」

インセイン『赤い糸』鳩山&白浜 3

「これからも、色なこと、たっくさん教えてね。あたし、空姉と一緒にいきたいから」

インセイン『遺産』 2

「あははー、雲を掴むような話で申し訳ない。
雲どころか五里霧中ですねぇ~」



【マルチジャンル・ホラーRPG インセイン】
本作は「河嶋陶一朗」「冒険企画局」「新紀元社」が権利を有する『マルチジャンル・ホラーRPG インセイン』の二次創作物です。