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こちらには
FF XIV TTRPGスターターセットに付属の
LV30シナリオ『クリスタル奪還』のネタバレがあります。

モーラ

黒魔道士。アラミゴ出身者だが本人特に思い入れはなく、「だいたいアラミゴの仕業」という言葉にイライラしている。



モーラ
将来有望な黒魔ですわ。宜しくお願いいたしますわ。
GM
どうもこんばんは、GMです
ランドレン
コンバンハ! 本日はよろしくお願いします
ヤッター
ウオオオオオ
GM
お待たせしました
色々チェックしながらになりますので、ところどころ躓くところもあるかと思いますが、よろしくお願いいたします
ランドレン
こちらこそ、初ルール故にエッチラオッチラアタフタドッコイショしながらになると思いますが、よろしくお願いします
モーラ
D&Dやったことないよー
あ、中身くーなの黒魔です。
GM
基本は、D&Dベースですので、お気楽に
基本はステータスにD20足して、相手の防護点アーマークラスを越えられるかどうかで判定です
回避とかは基本無いです
基本判定もこんな感じです
20が出たらCRT
モーラ
フルアーマー戦士がバトン持ったフェアリーの群れやゴキの群れに殺されるタイプのヤツだ!
GM
そう、FF XIVの基本システムを踏襲しており、攻撃されると必ずある程度のダメージは受けます
基本ダメージは必ず通る
防護点を超えたらダイレクトアタックで追加ダメージ(追加効果)
CRTクリティカルしたらダメージダイスが倍加

GM
モーラさんはヒューランですね
モーラ
アラミゴ人ならヒューランかなって
GM
ですな
土地柄、日に焼けた浅黒い肌が特徴
地球で言うと、中東とかあっちの文化圏に近い
拳神ラールガーの信仰者が多い
ラールガーズリーチにある、どデカい石像の神様
モーラ
まあー、アラミゴの血は引いてるけど、それだけ だから。
詳しい設定は忘れちゃってるから大目に見てよね!
本人(モーラ)もあんまり気にしてないし。

GM
ランドレンさんは、出身どちらです?
エレゼンだと、グリダニアが多いですが
ランドレン
グリダニアです。街の外周部に細々と住んでいて、フォレスターのエレゼン達につんつんされる程度のシェーダー。
ウルダハにいると同族以外は細けぇ事言わないのでちょっと気楽、かもしれない。
GM
なるほどなるほど

モーラ
私たちはもう知り合ってるの?
GM
知り合いでも、not知り合いでも構いません
どうしますか
ランドレン
せっかくだから出会いやりたい気はしますね ただ尺は食いそうなので尺想定次第?
モーラ
まあー、知り合いの方がスムーズではありますわよね。
GM
まぁ、そこらへんはお気楽に
この3人なら、割と尺気にしなくてもマーイーカって思ってますけど、どうでしょう
モーラ
よろしいんじゃなくって?
ランドレン
こちらは問題ありませんわ

GM
ちなみに、今回のシナリオ、一話につき慣れてない人なら3、4時間ほどだそうです
モーラ
TRPGに慣れてない人なら、なのかな?
GM
ダブルの意味でかな
では、出会いから始めましょう
まぁ、あまりゴテゴテとしてもアレですから
巻き込み型で参りますが
モーラ
はーい。まだどんなキャラにするか決め兼ねてるから、キャラブレするかもしんないけど
いつものこといつものこと
GM
それはそう
それでは、FF XIV TTRPG、テストラン
始めてまいります!
モーラ
宜しくお願いしまーす! たのしみー!
ランドレン
イエーーーーイ! よろしくお願いします!

GM
冒険者に、母なるクリスタルの導きがあらんことを―――
モーラ
盛り上がるねー
ランドレン
ウオオオオオオ
この背景で立ち絵が出るとまさにFF XIV
ウルダハの画像が出る
モーラ
ウルダハだー
GM
三大州の西方、都市国家群の1つ、ウルダハ
砂の都と呼ばれる、富と力を旗に掲げる、石造りの堅牢な都市
エオルゼアと呼ばれるこの地、やがてはオサード大陸全て、更にはこの星全てを巻き込み、遥な過去からの陰謀とそれを退ける光の戦士たちによって紡がれる大きな物語

今はまだ、表立ってはその影のつま先ほどが窺えるほどの時代
その背後で、名も知られることのない、ある二人の冒険者のもう1つの物語が幕を開けようとしていた
GM
砂漠気候の、強い日差しが石造りの都を焼く
そのところどころでは、それに負けまいとするかのように、乾燥した風にいくつもの旗がはためいていた
古くは、この国ウルダハの源流となった2つの古代国家ベラフディア、シラディハの時代から受け継がれた、力を表す灯火
そして、現在のこの国家を支える砂蠍衆に代表される、富の象徴、宝石
天秤の皿にそれらを乗せた有様を、金糸で描いた旗
ギミックにも歴史
モーラ
えーと、元の国の残骸が裁判所のダンジョンに残ってるのよね。
GM
シラディハだね
モーラ
みんなこの天秤無視していくのよね。かく言う私もちゃんと隠し部屋開けてみたことまだないわ。
GM
昔は、剣の国シラディハと、魔法国家べラフディアが戦争をしていたけど
この両国家が併合して、ウルダハの基礎となった
カルン埋没寺院にあるのは、このべラフディアの天秤のギミックだね
ランドレン
クリアに直接関係ないギミックって、複数人だと行きづらいですよね
みんな慣れてるから無関係な物すぱすぱスルーしていっちゃうし。

GM
日差しに輝く黄金の都市の街路は、高く堅牢な城壁に守られ、輝く
しかし、この都市を訪れ幾らかの日を過ごした者は皆知っている
都市の内部までも遮り区切るように聳える壁の向こうで、輝かしいこの都市の暗部が潜んでいることを
それらを覆い隠していることを
そしてそれは、その石造りの城壁の中に据えられた1つの酒場の中にも、外の日差しと乾燥と同様に届くことはない
GM
ウルダハ、ナル回廊は、ナル大門の正面に存在する酒場『クイックサンド』
日夜、多くの客が訪れるこの酒場には、同様に多くの冒険者もまた訪れる
そう、ここは冒険者同士の互助組織である『冒険者ギルド』としての顔も持っているのだ
GM
しかし、今この店にいる『冒険者』は2人のみであった
モーラ
わたくしですわね。
ランドレン
僕かな。
GM
そう、あなた方です
それぞれ、近いながら別のテーブルについている、といった感じです
周りには、チュニックなどの軽装を纏った、この都市の民の姿ばかりで、武器や鎧といったものを帯びているのは、君たちだけのようだ
モーラ
「ふぅ」
切なげなため息をつく。
ランドレン
「違います、やってません、盗ってません! 僕は泥棒じゃな…… はっ。なんだ夢か」
うつらうつらと転た寝をしていたようで、頬にテーブルの跡をつけて起き上がる。
モーラ
「どうしましょう……このままではわたくし……
ふぅー……」
またため息。
「すみませぇーん、エールお願いいたしますわ~」
もう、呑もう。呑むしかない。
GM
カウンターの向こうで、バーテンが片手を挙げて応える
ランドレン
「あっ、僕にも……」おずおずと挙手してエールを頼む。
モーラ
山盛りのチョコレートをバリバリと食べながら。
ランドレン
チョコレートの山がみるみるうちに減っていく様子を、恐々と見ている。あの人すごい。
モーラ
友人の猫耳コックからの差し入れですわ。
GM
「あらあら、若い娘さんが、昼日中から思わせぶりなため息をついて、どうしてしまったのかしら?」
そこへ、声を掛けられる
ララフェル族特有の背の小さな体から掛けられる声は、それなりの年の女性のものだ
ララフェル族の年齢は分かりづらいが、その女性がこの酒場を切り盛りする女主人、モモディであることは知っている
ランドレン
おおーーー
モーラ
「んー。
人が何を悩んでいようといいじゃありませんのぉー。
いいえ、これは人類共通の悩みですもの。
いつだって誰の心にもあるはずの悩みですわ。
皆そうに決まってますのよ!」
既にちょっと酔ってる。
GM
「随分と大きなお話みたいね。さぁ、お待たせ、どうぞ」
トレイに乗せたマグをテーブルへサーブする
この砂漠の中にあって、マグが汗をかくほどよく冷えたエールだ
モーラ
「ありがとぅ~」
GM
「はい、こちらもエールですわね」
隣の卓の背の高いエレゼンの青年にもエールを差し出す
ランドレン
「あっ、ありがとうございます」
遠慮がちな手つきでエールを受け取り、代金を渡す。
モーラ
ヒカセンはまだ活動してないんだっけ
だとしたら単に不景気。
してたら、仕事は皆どっかのお人好しがやっちゃうからない。
GM
活動というか、暁にはすでに加わってる
この頃は、ちょうどそろそろイフリート討滅戦が近い頃だ
モーラ
「ねえモモディさん」
エールを一口飲んで代金を渡しつつ潤んだ目で。
GM
「何かしら?」
モーラ
「いいオシゴトありませんかしら?」
GM
「あら、懐のご事情ということかしら」
青年からギル硬貨をトレイに受け取りつつ、巻毛の女性に尋ねる
モーラ
「そうよぅ。ねっ」
決してふくよかではない胸を示す。
ランドレン
冷えたエールを大事そうにちびちびと飲んでいたが、女性とモモディが仕事の話を始めたのを聞いて顔を上げる。
モーラ
「安全でお手軽で、壊すだけで済むお仕事ないかしらぁー」
GM
「随分と真逆な注文を付けたものね」
少し、困ったように童顔の眉を顰める
モーラ
「言い方を変えるなら『ラクなオシゴトないですかしら、できれば砂漠じゃないところで』なのですけれど」
GM
「このウルダハで、また無茶を言うわね。砂漠がお気に召さないなら、グリダニアやリムサロミンサにでも。
飛空挺に乗ったことが無いわけではないでしょう?」
モーラ
「移動するにもお金が必要なのですわ……」
ランドレン
「あ、あのっ」そんな話をしている二人に話しかける。
GM
「ふむ……はい?」
女主人は顎に丸く小さな手を当てて、考えるようにして、青年に振り返る
モーラ
「なんですの? ナンパなら間に合ってますわ」
ランドレン
「あっ、いえ違います。仕事の話をされてたみたいなので。あの、僕も仕事を探していて。砂漠でもいいので、何かないでしょうか」
GM
「あら、こちらは随分と素直な方なのね」
くすくすと笑う
「そうねぇ……
ちょうど今、一つ仕事のお話はあるのだけれど……」
女主人は、君たちを見遣ってから、酒場の中を見渡す
「術士が二人だけ……では、ちょっと。どうかしら」
ランドレン
「あ……」周囲を見回して、かくりと肩を落とす。
GM
「冒険者は、小隊規模で行動するもの。守る者、癒す者、攻める者、それぞれの力が必要となるのは、あなたもご存知でしょう?」
モーラ
「何か文句ありますのぉ?
チョコボに乗って走りながら撃てば何とかなるものですわ。
うちのポコアちゃんはそれはもう足が速いんですのよ!」
GM
フリーカンパニーという、小規模のギルドに加わる者も多くありながら、基本的に一人旅をすることが多い冒険者にあって、チョコボという鳥馬をその足のみでなく戦いの相棒として扱う者も多い
チョコボという騎乗獣は、人と共に長くあるその歴史のためか、非常に頭も良く、馴れた者の良き相棒となることは広く知られている
GM
「チョコボ……。そう、相棒がいるのね」
ランドレン
「あ……、チョコボならいます。一人で仕事する時に、いつも前に立ってもらってて。
コッパっていうんですけど」
GM
「あなたもなのね」
ランドレン
※コッパ
FF14の自PCアンリのチョコボがシルバーなので。
モーラ
ああー、銅!
こっちはFF5の「ボコ」をいじりました。
ランドレン
なるほど!
聞き覚えのある雰囲気だと思ったら。
モーラ
それと音楽用語のpoco-a-pocoですね。「少しずつ」の意。
ランドレン
ゆっくりしてそう。
モーラ
「チョコボがいれば結構何とかなりますもの」
ランドレン
「はい、故郷だとあんまり組んでもらえなくて」
モーラ
鳥類だけがお友達の二人が出会ってしまったらしい。
ランドレン
らしい。
GM
「ふむ……」
女主人は、なおもしばし考えてから
「わかったわ。そういうことなら、紹介してあげる」
にこりと微笑んで頷いた
「でも、決して無理はしないこと。……と言っても、あなたたちくらいに旅慣れた人には、大きなお世話かもしれないけれど」
ランドレン
「はい。……ありがとうございます。モモディさんのお仕事なら安心できます」
高い背を折り、グリダニアの様式に少しウルダハ交じりのスタイルで一礼する。
モーラ
「あはは、そりゃそうよ。お墓にお金入れたって使えないじゃない」
GM
そのチグハグな二人組の様子に、女主人はまた一つ、くすくすと笑った
「それじゃ、お話しましょう。
鉄灯団からの依頼よ」
ランドレン
元の席に置いたままだったエールを引き寄せ、テーブルにつく。
モーラ
「鉄灯団」
GM
鉄灯団。
このウルダハの経済を支えるいくつもの企業の一つ、アマジナ鉱山社。
それが抱える、自警組織だ
ランドレン
「ということは、鉱山で何か?」
GM
「いいえ、鉱山でというわけではないの」
首を振る
「アマジナ鉱山社が管理する、ナナワ鉱山からウルダハまでクリスタルを運んでいた、キャラバンが襲撃されるという事件が起きたの。この事件の調査と、クリスタルの奪還が、今回の依頼よ」
「興味はあるかしら?」
ランドレン
「何か分かっていることはありますか? その、襲撃相手の規模とか、襲撃された時に何人いたか、とか……」
モーラ
「うーーーーーん。
暑そうっ」
ランドレン
「えっ、そこ?」
GM
「気になるところも、またそれぞれね……」
モーラ
「あと地味……
だけど最後は悪者ぶっ倒して終われそうだし……
背に腹は代えられないのだわ……」
モーラ
こんな性格だから黒魔にまでなれたのにヒカセンではないのだ。
ランドレン
なるほどォ。
GM
「働かざるもの、食うべからず、よ。これがお嫌なら、そこのカウンターで、リーヴでも発行してもらいなさい。ちょうど、逸れた地質調査員をウルダハまでエスコートする依頼があったはずよ」
GM
誰もが面倒くさがるので、あまりがちなリーヴだ
モーラ
行く手のモンスター全部倒したはずなのに、どうして護衛対象が通ろうとすると湧くんですの!?
お人好しのヒカセンですら放置するアレですわ!
モーラ
「護衛クエストなんて絶ッッッッ対イヤっ!
イヤったらイヤですわ!!」
GM
「はいはい、いいお返事ね」
女主人は肩をすくめる
「それじゃ、仕事のお話なのだけれど……」
ランドレン
「はい」
GM
「実は、この件は飛び込みも飛び込みなの。私のところにも、まだ詳しい話は入ってきていなくて。
詳しいお話が聞きたければ、ブラックブラッシュ停留所にいる、鉄灯団のウォーリンさんを訪ねてみて」
モーラ
「ブラックブラッシュ……」
哀しい顔で呟く。
わたくしやっぱりグリダニアに引っ越したいのですわ……
モーラ
たぶん引っ越したら引っ越したで蟲が多いとか文句を言う。
GM
中央ザナラーンのこれまた中央に存在する、元銅刃団の駐留地にして、現アマジナ鉱山社が運営する鉄道の停留所だ
ランドレン
「そうなんですね……。あの、もし途中でその、手に負えないと分かった時は」
GM
「もちろん、破棄をしてもらっても構わないけれど……。その判断は、できるだけ早めにね。
先方もお急ぎのようだったから」
ランドレン
「はい」
モーラ
「はぁい」
GM
「それと、これは私からのおごり」
言って、カウンターのスタッフに手を振ると、ミコッテ族の女性がしっぽを揺らしながら、トレイに何かを載せてこちらへとやってきた
トレイの上には、青と黄色の水薬のボトルが2本ずつ
ラベルに、ウルダハに本拠を置く錬金術ギルドの名と品名が記されている
ポーションとエーテルだ
「今回の仕事がうまくこなせるように、良かったら持っていってちょうだい」
ランドレン
「えっ、ありがとうございます!」
驚きつつ、恐る恐る受け取る。
モーラ
「ありがとう。
タダで貰えるのでしたらなんでも嬉しいですわ」
モーラ
錬金術ギルドの練習用のやつが流れてきてるのかな。
新人錬金術師が山のように作らされるヤツ。
GM
ギルドマスターの人体実験名目で作らされたやつ
ランドレン
なるほどォ。
モーラ
なんだったらギルドの床に大量に破棄されてるヤツ。
GM
それぞれのアイテムデータは、以下の通り
ポーション:サブ・消耗品
基本効果:3点のHPを回復

エーテル:サブ・消耗品
基本効果:1点のMPを回復
GM
それぞれ各2本あり、戦闘中でなければ受け渡しも可能だ
それぞれを誰が何本持つのか、この時点で決定しておくこと
ランドレン
ふむふむ。わーい
どちらも術士だし、今の所1本ずつでいいかな?
モーラ
そうですねー
GM
では、君たちはひとまずブラックブラッシュ停留所へと向かうことになるだろう
移動手段は、徒歩、自前のチョコボ、
更に、ブラックブラッシュ停留所には、その経緯もあって、地脈を利用し短時間での移動を可能とする魔法、テレポの起点および終点として定義できるエーテライトも設置されている
もちろん、熟練の冒険者である君たちならば、そのエーテライトとの交感も済ませていることだろう
モーラ
エーテライトはお金がかかるのですわ!
近いしチョコボで……と言いたいところですけれど、お急ぎなのでしたっけ。
ランドレン
お急ぎという話でしたな。
GM
モモディの話では、そういうことだ
ランドレン
所持金にもよるけど、涙を呑んでエーテライトで向かいましょうか。
モーラ
エーテライトの代金メモしといて後で請求しよっと。
ランドレン
経費で落とそうとしてる
モーラ
経費ですわ! 当たり前でしょう!?
でもこれなら砂漠を歩かなくても済むのですわ。
ランドレン
というわけでエーテライトでGOします。

ランドレン
うっかり転送中にコバエが混入
モーラ
ザ・フライは勘弁ですわよ!?
別のお話が始まってしまいますわ!
GM
君たちは、早速移動魔法テレポの起動を行う
北方のガレマール帝国のガレアン族と違い、エオルゼアの民である君たちにとって、魔法は手足を使う技と同じだ
意識を凝らし、エーテルを練り上げると、たちまちに君たちの体はふわりと浮き上がり、白く眩い光に溶け、一瞬意識が地の底へと吸い込まれるような感覚を覚える
モーラ
初めてこれを体験したときは、死ぬのかと思いましたわ……
GM
そして次に気づいた時には、強い日差しの中にあった
モーラ
「やだあつい」
帽子のつばを深く引っ張る。
顔は完全に影に隠れてしまう。
ランドレン
うわっ、と思わず一瞬手で目を覆う。暫くそうしてから、恐る恐る目を開ける。
モーラ
「イヤですわ、お化粧が崩れてしまいますわ……」
心底憂鬱そうなため息をついて、横の青年を見上げる。
モーラ
「そういえばわたくしたち、自分の職も伝えていないのではなくって?」
ランドレン
「あっ、そういえば……。術士ってことは、ええと。
そういえば、お名前もまだなような」
GM
君たちは、それなりの冒険の中で、過去の魔道士の技が秘められた不可思議なソウルクリスタルも継承していることだろう
モーラ
「わたくしはモーラ。黒魔道士ですわ。
覚えなくてもよろしくてよ。そんなに長い付き合いでもないでしょうし」
ランドレン
まあ、ヒカセンでも「白さん」とか「黒さん」なんて方が多いですしね。
ランドレン
「いえ、そんな。
白魔道士の、ランドレンです。あの、よろしくお願いします」
似合わないだの、穴蔵の泥棒が烏滸がましいだの、それはそれは故郷で色々言われたので、自己紹介するとき卑屈気味になってしまうのだ。
モーラ
「あら、自然……白魔道士の方ですの。
ふーん、それはそれは……」
ランドレン
「は、はい。あの?」視線を避けるように、思わず高い背を丸める。
モーラ
「いえいえ、こちらの話ですわ。
ここでなら心配もないでしょうしね?
宜しくお願いしますわね?」
ランドレン
「……? は、はい」
モーラ
黒魔術使ってるとー、結構自然破壊とかしちゃうからぁー
白の人と組んだときにあれこれ言われて心底うんざりしたことがありましてねー?
ランドレン
なるほどォ。互いにめんどくさい人に嫌な思い出がある。
モーラ
だから白は「強火の自然保護活動家だ」と思っている。
まあモーラさんの戦い方にも問題があるんだけど、そこはきにしてないよ!!

GM
などと、君たちが話していると
「お話中のところ、失礼。お二人、ウルダハからだね。それぞれ130ギルだ。皆さまの円滑な移動のため、設備維持にご協力を」
銅刃団の紋章をあしらった甲冑のララフェルが、手を差し出す
ランドレン
「あっ、はい。すみません」代金を支払うと、懐がまたちょっと寒くなった。
モーラ
「はぁい……」
しぶしぶ残り少ないお金を出す。
GM
「毎度どうも。それでは良い旅を。あ、そこの方、ホライズンからですね―――」
代金を受け取ったララフェルは、新たにテレポでやって来た者をところへ短い足をせっせと動かして走っていった
GM
なお、この演出はゲーム本編では省略されている記号だが、公式設定的にはつまりそういうこと、とPLLで解説されているものを参考にしました
モーラ
勝手に消し飛んでるわけじゃなかった。
ランドレン
なるほど!! それはありがとうございます 雰囲気が出るゥ
ギルを火にくべるとエーテライトが点火するわけじゃなかった。
たまに偽者出そう。>集金
ランドレン
背景といい、FF XIVやってる感がゴンゴン盛り上がって楽しい 細かくありがとうございます
モーラ
「一度くらい誤魔化せないものかと思うのですけれど」
ランドレン
「だ、だめですよ」
モーラ
「瞬時に察知して襲って……じゃない、やって来るのですよね……徴収」
ランドレン
「これを維持するためのお金なんですし……」最後の方は自信なさげに語尾が消える。
モーラ
「本当かしらぁ……」
GM
同盟関係にある三国間、ひいては遠く東方の国とも結ばれているという契約によるものだ
無視しても、つまらぬ思いをするのは、きっと自分たちなのだろう
モーラ
なお、そのお陰で銅っぽかったエーテライトの飾りが、キラッキラの金になった模様。>画質向上アプデ
ランドレン
その金飾りは俺達のギルだった!
この頃丁度画質向上アップデートについての紹介動画が出ていた。
モーラ
放送時「俺達のギルで飾りが金に!!」みたいなコメントついてて笑った
エーテライトもめっちゃ反射入ってもの凄い綺麗になってた!
ランドレン
エーテライトも磨かれた!

GM
おそらくは多くの冒険者がこぼしているであろう言葉に、君たちが唸っていると
「なぁ、おい。てめーら」
ランドレン
「は、はい」振り返る。
モーラ
「何ですのぉ?」
GM
ぶっきらぼうな声に振り返ると、そこには砂漠では辛そうな金属鎧を纏った、ヒューランの男が立っていた
「ウルダハから、っつったな。てめーらがクイックサンドから来た冒険者か?」
モーラ
「そうですわ?」
ランドレン
「はい」
GM
「おお、やっぱりそうか。モモディさんから話は聞いているぜ」
言って、耳をトントンと指で叩く
そこには、一粒の真珠の耳飾りが揺れている
遠く離れたところと声を交わすことができる、リンクパールだ
モーラ
わたくしたちぼっちには無縁の品ですわ。
ランドレン
「あっ、では、あなたがキャラバンの件の」
GM
「ああ。俺はウォーリン。今回の襲撃事件の現場管理を任されている」
頷き、金属鎧の胸甲を叩く
ランドレン
「あの、ランドレンです。この度は、よろしくお願いします」
モーラ
「モーラですわ。宜しくお願いいたしますわ」
GM
それに、軽く手を挙げて答え
「来てもらったばかりで、急かすようで悪いな。早速仕事にかかってもらいたいんだが……。どこまで聞いてる?」
ランドレン
「その、キャラバンが襲撃に遭ってクリスタルを強奪された、ということしか。詳しくは、こちらで聞いてほしいと」
モーラ
「ほとんど何も」
GM
「なるほど、そうか。何せ事が起きたのが昨日の夕方でな。こっちも手配を掛けるのがせいぜいで、済まねぇな」
ランドレン
「いえ、詳しく聞かせてください」
GM
ああ、とウォーリンは頷き
「現場は、ここから南へ少し行ったところでな。ナナワ鉱山からクリスタルを運ぶキャラバンが襲撃を受けた。
積荷を根こそぎ奪われた、ってとこまでは聞いてるな? ……ひでぇもんだ。護衛から御者まで皆殺し、生存者は無しだ」
ランドレン
「それは……、その、聞いていませんでした。あの、キャラバンの規模は?」
モーラ
「積み荷に何か変わった物でも載っていましたのかしら。
クリスタルになにか差などあって?」
モーラ
皆殺しだから情報がないんだよってことかー
GM
「いや、特に変わったものじゃない。金属の精錬に使うための、炎のクリスタルが運搬用の木箱に満載。それだけだ。
規模は荷車に数台ってところだな。
あんたらみたいな、荒事が得意な冒険者ほどじゃないが、ウチの護衛もそれなりの腕利きが4人、付いてたんだがな」
ランドレン
「えっ……」四人と聞いて、思わずモーラと顔を見合わせる。
GM
「ああ、ただ……」
ふと、気付いたようにウォーリンは顎を撫でる
ランドレン
「ただ……?」
GM
「奇妙な点といえば、そうだな―――
奪われたのは、綺麗にクリスタルだけだ。護衛や御者の持ち物やギルは一切手付かず。クリスタルもそれなりに纏めてマーケットに流せば手離れがいいが、金目的だってんなら、金品に目もくれずっていうのは……ちょっとな」
モーラ
「ふぅん……
クリスタルが欲しかっただけ、他には何も要らない……変わってますわね」
ランドレン
「クリスタル、だけが……。クリスタルそのものを、その、何かに使おうとして……?」
GM
「クラスターならともかく、シャードやクリスタル程度なら、それこそマーケットでいくらでも手に入るからな。敢えてキャラバンを襲ってまで、ってのは」
モーラ
「それにわざわざ全員殺してまで?
うーん。きな臭いですわぁ」
ランドレン
「です、よね。それに、同じ襲うなら、他の物も奪って、その、マーケットに流して資金源にすれば。
より多くのクリスタルが手に入る、はず」
モーラ
「わたくしなら絶対にそ……いえ、一般的にはそうですわよね」
ランドレン
「だから、マーケットを使えないような連中で、それに、クリスタル自体で何かをしようとしてる」
GM
「クリスタルなんざ、街の外じゃ職人が加工に使う程度だろう。街で大袈裟な機械を動かそうってんならともかく、何が目的なのか……」
モーラ
魔法ぶっぱできそうな気配を感じてちょっと嬉しくなってる。
まだ蛮神なんてカケラも知らないもんね。
GM
知らないねぇ
モーラ
あんな物取って何に使うのよって感じね。
GM
地球で言えば、灯油とかガソリン、電池みたいなものだからね
その気になればそこらへんでいくらでも買えるだろ、ってシロモノ
ランドレン
何もない所でなんに使うんぞ? っていうわけですな
モーラ
だれだろうねぇー。そんなのわざわざ危険を冒して盗むなんてねぇー。
GM
推理するように、しばし俯き考えてから
「ああ、すまねぇな。他に、何か聞きたいことはあるか?」
モーラ
「現場に足跡など残っていなかったのかしら?」
ランドレン
「いえ、あの。何か痕跡とか、その、木箱を引きずっていった跡とか、ありましたか」
モーラ
あら。とランドレンをちらと見る。
ランドレン
同じ事を同時に口に出し、思わずまた顔を見合わせる。
GM
そんな二人を、訝しげに見遣ってから
「ああ、それなんだがな。
実は、犠牲者の遺体の回収や身元確認を優先したから、現場調整がまだ進んでねぇ。手間をかけて悪いが、依頼の一環として調べてくれねーか?」
ややばつが悪そうに、ウォーリンは頭を掻く
モーラ
「そういうのはディレッタントの仕事なのですわ」
ぷー、と膨れて。
ランドレン
「いえ、ですよね、まだ昨日の話ですし。
あの、わかりました、お調べします」
モーラ
「報酬に反映していただきますわよ」
GM
「わかったわかった。上に掛け合ってみるから、早期解決、頼むぜ」
GM
ああ、そうだ、と一つ気付いたように
「こいつを、てめーらに渡しておく」
言って、腰の小袋から取り出し差し出すのは、2つの真珠のような球だ
モーラ
おっ。
GM
「これで、俺と連絡が付く。パールの使い方はわかるよな?」
モーラ
「も、ももも、勿論分かりますわよこれくらい!?」
ランドレン
「は、はい。……あの、試してみてもいいですか」
モーラ
使ったことなどない。
GM
本編でも一方的にミンフィリアとかから呼び出されるばっかだし
モーラ
そういえばそうね。
GM
「ああ、構わねーぜ」
言って、少し離れて手を耳に当てる
モーラ
耳につけて、叩いてみたりしている。トントン
「どうやって呼び出すんですの……??」
ランドレン
こちらも使ったことがないらしく、ちょっと顔を赤らめながら試してみる。
「あの、聞こえますか?」
モーラ
皆使う時耳に手を当ててるから、何らかの操作がいるんだろうなー
GM
まぁ、意識を向ければOKなんだろう
エオルゼアの魔法的な意味で
GM
すると、耳のすぐ側で何か唸り共振するようなささやかな音が聞こえた
その音に、耳の真珠に触れると
『ああ、聞こえる。問題無さそうだな』
まるですぐそばでウォーリンが話しているように声が聞こえた
ランドレン
「わ、わっ」びっくりして足元の段差につまずきそうになった。
モーラ
「きゃっ!?
び、びっくりなんてしておりませんわ!?」
GM
『声がでけーよ。何のためのリンクパールだ』
少し離れたところで、思わず耳を覆ったウォーリン
ランドレン
「す、すす、すみません、びっくりして」
モーラ
「き、きき、聞こえてますわ!!!
側で囁かれているみたいですわ!?」
GM
「『だからでけーって!』」
肉声とパールの二重の声が返る
モーラ
「と、殿方に囁かれるのはちょっと、そのっ。
こ、心の準備が……」
GM
ウォーリンは、顔を顰めて耳をさすりながら戻ってくる
「ったく……。大丈夫なのか、てめーら」
モーラ
「大丈夫に決まっていますわ!!」
ランドレン
「す、すみません、大丈夫です」
モーラ
「ですが! 一応!!
起動方法を確認していただいてもよろしくてよ!?」
GM
「うるせー! わからねーならわからねー、って言いやがれ!」
どなり返されつつも、ウォーリンから使い方を教わった
モーラ
ごまんえつ
ランドレン
世話の焼ける冒険者である。
モーラ
ごめんなウォーリンさん。アホで。
モーラ
この子本当に黒魔か?
ランドレン
なんかもう既にいいコンビの予感がして楽しい
モーラ
最初はもっとちっちゃい、ララフェルにしようかと思ってたんだ。
アラミゴ設定入れたからヒューランになったけど。
ランドレン
なるほど。ララフェルだと互いに首を痛めそう。
モーラ
タルとかによじ登って「もっと屈んでくださらないかしら!!」ってやろうかと
モーラ
常識人のランドレンとアホのモーラか……
ランドレン
あとツッコミのウォーリン。
モーラ
ウォーリンさん来てくれなさそうだから通信でツッコミをして貰うのか。

モーラ
組み合わせ的にポコアがタンクでコッパがDPSかな
ランドレン
ぽいですな
白とタンクじゃ火力が無いし、黒とDPSじゃ持続力が無いですからね
GM
中央ザナラーンの砂漠地帯を歩く
砂漠地帯と言っても、南ザナラーンの更に南方に広がる、砂ばかりの平地とは違い、この辺りは剥き出しの岩山が続く
GM
そうそう
お二人には、バディを呼び出してもらわないとね
ホイッスルで
モーラ
お野菜を出して笛を
ぴるるるるー
GM
笛を口に咥え、息を吹き込むと
甲高い、どこかチョコボの鳴き声に似た音が響き渡る
モーラ
大昔のゲームブックによると「くるっくーくるっくーくるるるるるぅ」と鳴るらしいチョコボ呼ぶホイッスル。
ランドレン
グリダニア産のお野菜を出して、石でできたホイッスルを吹く。
何か違う笛ではないか? そんなことはない。
モーラ
やっだ。ビヤーキー喚ぼうとしてる。
ランドレン
ばれた。
GM
しばしすると、白い光の空間の歪みを経て、それぞれの愛鳥が傍に現れた
ウルダハの厩舎に預けられていたチョコボたちは、相棒からの呼び出しに、嬉しそうに頬擦りをし、嘴で軽くその頭を噛む
モーラ
空間を割る笛なんだ。
GM
ウルダハの方からドドドドド、と走ってくるのも考えたけど、ゲーム中では明らかにテレポのエフェクトだし、時には距離が離れすぎていることもあるし、ここまでどうやって来るんだよ!? ってこともあるので
ランドレン
「コッパ」嬉しそうに愛鳥を迎え、野菜を与えながら抱きしめるように背を撫でてやる。
モーラ
「はいはい、ポコアちゃん元気だった?」

GM
君たちは、それぞれの愛鳥に跨ると、中央ザナラーンの道を進む
アップダウンの激しい地形に、時に回り道をさせられながらも、徒歩よりも遥かに軽快に進んでいると
やがて、遠くに数人の武装姿が、街道沿いに居るのが見えた
彼らはあるいは周囲を見渡すようにし、あるいはしゃがみ込んで何かを探っているような素振りをしており、その足元には遠目からも何かの破片が散乱しているのが見て取れる
おそらくは、あれが襲撃の現場なのだろう

GM
と言ったところで、今日はここまでにいたしましょうか
モーラ
はーい
ランドレン
はーい、ありがとうございました!
モーラ
ありがとうございました!

GM
描写してみると、FF XIVってゲーム的に色々な記号化がされているんだなぁ、って思う
ランドレン
細かい背景ワークで本当にFF XIVやってる感がすごいし、早速凸凹コンビの予感がするし、これは楽しい
GM
やったぜ、楽しんでいってね!
ランドレン
ですねぇ。そういうところの行間をみっちり描写できるし、していただけるのはTRPGならではの楽しさ!
モーラ
そのぶん中の人が設定忘れているせいでアホの子が更にアホの子になります!
ごめんねランドレンさん! 胃袋お大事にね!
ランドレン
大丈夫、胃袋なら痛め慣れている!(めんどくさいフォレスター達からのイケズで)
GM
設定のところは、エンサイクロペディアやらPLLで勉強した内容で説明補完していくから!
モーラ
やったぜ!
ランドレン
ありがてぇ!!!!!
モーラ
元々のゲームの情報密度がすっごいからねぇ
GM
実際、ブラックブラッシュ停留所絡みだけでも、すんごい情報量なんですよね
なんでこの地にこんな施設があるのか、なぜ鉄道が引かれているのか、なぜ今はアマジナ鉱山社が保有しているのか
歴史だけでも相当濃い
モーラ
私呪術師と黒のクエストやり直さないとイカンかもしれん。
なーんも覚えてない。
GM
呪術師のクエスト周りは、それこそシラディハとベラフディアのお話も登場するし、面白いかもね

コメント By.モーラ
お馴染みのFF XIVの世界で遊べるTTRPGのルール。D&Dが基礎なんだそうですよ。
まだ本番のルールブックは未発売ですが、そのお試し版のようにスターターセットが出ています。
公式サイトには必要最小限のルールを参照できるPDFがあるので、スターターセット一個と必要な人数が確保できれば、LV30、40、50のシナリオがすぐに遊べます。